JPH11233068A - 高圧放電灯及びその製造方法 - Google Patents

高圧放電灯及びその製造方法

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JPH11233068A
JPH11233068A JP10345769A JP34576998A JPH11233068A JP H11233068 A JPH11233068 A JP H11233068A JP 10345769 A JP10345769 A JP 10345769A JP 34576998 A JP34576998 A JP 34576998A JP H11233068 A JPH11233068 A JP H11233068A
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conductive material
electrode
container
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧放電灯の導電性を十分維持するととも
に、その気密性を十分に保持する。 【解決手段】 第1の複合電極6aを、電極14が容器
4の内部空間に露出するとともに第1の複合電極6aの
一端が容器4の外部に露出するように、閉塞材11の開
口部に挿入した後、容器4及び第1の複合電極6aを一
体焼成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧ナトリウムラ
ンプ、メタルハライドランプ等のような高圧放電灯及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような高圧放電灯は、イオン
化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成さ
れるとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導
電材料(例えば、アルミナ)製の容器と、この容器の一
方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する導電
材料(例えば、モリブデン)製の略円柱形状の電流導体
及びこの電流導体に電気的に接続した電極を有する複合
電極とを具え、電流導体と容器との隙間が気密封止され
ている。
【0003】このような高圧放電灯では、電流導体を形
成する導電材料と容器を形成する非導電材料との間に熱
膨張係数差があるため(例えば、アルミナの熱膨張係数
は8×10-6-1であり、モリブデンの熱膨張係数は6
×10-6-1である。)、高圧放電灯点灯時のように高
圧放電灯が加熱されると、電流導体と容器及びプラグと
の間に隙間が生じるおそれがある。この際、容器内のイ
オン化発光物質及び始動ガスの運動が活発になるので、
これらイオン化発光物質及び始動ガスが、このようにし
て生じた隙間から容器外部に漏洩するおそれがある。
【0004】このような不都合を回避するために、特開
平2−132750号公報に記載された高圧放電灯で
は、電流導体を、導体材料のみで形成する代わりに、容
器と同一材料で、略円柱形状の非導電材料(例えば、ア
ルミナ)にタングステンをほぼ均一の厚さで被覆したも
ので形成している。この場合、複合電極を、この電流導
体の底面に凹部を設け、この凹部に電極を埋設すること
によって構成し、又は、キャップのような他の部材とと
もに電極を電流導体に接続している。また、この電流導
体を容器の開口部に挿入した後、容器及び複合電極を一
体焼成している。さらに、複合電極を、電極が前記内部
空間に露出するとともに複合電極の一端が前記容器の外
部に露出するように、一方の端部における開口部に挿入
した後、容器及び複合電極を一体焼成している。このよ
うに電流導体の大部分を容器と同一材料の非導電材料で
構成することによって、導電材料(この場合、タングス
テン)と非導電材料との間の熱膨張係数差の影響がほと
んど及ぼされないようにしている。
【0005】また、特開平7−211292号公報に記
載された高圧放電灯では、電流導体を、容器と同一材料
で、略円柱形状の非導電材料に白金及びアルミナ混合物
の層、白金層、並びに白金及びアルミナ混合物の層を順
次均一の厚さで被覆したもので形成している。この場合
も、複合電極を、電流導体の底面に凹部を設け、この凹
部に電極を埋設することによって構成し、又は、キャッ
プのような他の部材とともに電極を電流導体に接続して
いる。したがって、電流導体の大部分を容器と同一材料
の非導電材料で構成することによって、導電材料と非導
電材料との間の熱膨張係数差の影響がほとんど及ぼされ
ない。
【0006】また、特開平8−273616号公報に記
載された高圧放電灯では、電流導体を、容器と同一材料
で、略円柱形状の非導電材料にニオブ、タングステン等
の耐ハロゲン性を有する金属をほぼ均一の厚さで被覆し
たもので形成している。この場合も、複合電極を、この
電流導体の底面に凹部を設け、この凹部に電極を埋設す
ることによって構成し、又は、キャップのような他の部
材とともに電極を電流導体に接続している。したがっ
て、電流導体の大部分を容器と同一材料の非導電材料で
構成することによって、導電材料と非導電材料との間の
熱膨張係数差の影響がほとんど及ぼされない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平2−132750号公報に記載された高圧放電灯
は、アルミナの融点(2015℃)に比べて融点の高い
(3400℃)タングステンメタライズを被覆した電流
導体を有する複合電極を、容器と一体焼成している。こ
の場合、メタライズ中、タングステンとアルミナとは融
点が大きく異なるため、燃焼速度状態が異なり、また、
互いの濡れ性が悪いので、気密性のあるメタライズ層を
形成しにくい。したがって、このような高圧放電灯は、
十分な気密性を有しない。
【0008】また、上記特開平7−211292号公報
に記載された高圧放電灯及び上記特開平8−27361
6号公報に記載された高圧放電灯は、少なくとも一方の
端部において容器及び複合電極を一体焼成していないの
で、容器の非導電材料と複合電極上のメタライズ層との
間に、一体焼成した場合に比べて強固な接合がない。し
たがって、このような高圧放電灯も、十分な気密性を有
しない。
【0009】また、上記特開平2−132750号公報
に記載された高圧放電灯、特開平7−211292号公
報に記載された高圧放電灯及び特開平8−273616
号公報に記載された高圧放電灯は、製造容易であるとと
もに電流導体表面に形成されるメタライズ層の厚さが均
一であることが好ましい。
【0010】一方、従来の高圧放電灯では、容器の一方
の端部における電流導体と容器との隙間を気密封止する
に当たり、フリットシールを用いているが、この場合、
容器の一方の端部の開口部付近が所定の温度(例えば、
1500℃)以上に加熱されるので、容器内に充填され
たイオン化発光物質及び始動ガスの運動が活発になって
これらイオン化発光物質及び始動ガスが容器のフリット
シール部から容器外部に漏洩しないように、容器の他方
の端部を冷却している。しかしながら、このような冷却
にもかかわらず容器内が所定の時間(例えば、1〜3
分)所定の温度(例えば、300〜400℃)以上に加
熱されるので、イオン化発光物質及び始動ガスが、フリ
ットシールを充填した端部から容器外部に漏洩するおそ
れがある。
【0011】さらに、電極を電流導体に接合して複合電
極を形成するに当たり、電極と電流導体との間の接合強
度、耐蝕性及び導電性を高くすることが好ましい。
【0012】本発明の目的は、十分な導電性を維持しな
がら十分な気密性を保持する高圧放電灯及びその製造方
法を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、気密封止の際に容器
内に充填されたイオン化発光物質及び始動ガスが容器外
部に漏洩するおそれのない高圧放電灯及びその製造方法
を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、製造が容易であると
ともに電流導体表面に形成されるメタライズ層の厚さが
均一になる高圧放電灯及びその製造方法を提供すること
である。
【0015】本発明の他の目的は、電極と電流導体との
間の接合強度、耐蝕性及び導電性の高い高圧放電当及び
その製造方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による高圧放電灯
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成されるとともにこの内部空間の両端に開口部を
有する非導電材料製の容器と、この容器の一方の端部に
おける開口部の径とほぼ同一径を有する略円柱形状の電
流導体及びこの電流導体に電気的に接続した電極を有す
る複合電極とを具え、前記電流導体を、前記容器と同一
材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属及び非導
電材料の混合物を被覆したもので形成し、前記混合物中
の金属部分がモリブデンを50容量パーセント以上含
み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記容器と同一
材料を50容積パーセント以上を含み、前記複合電極
を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに前記複
合電極の一端が前記容器の外部に露出するように、前記
一方の端部における開口部に挿入した後、前記容器及び
複合電極を一体焼成したことを特徴とするものである。
【0017】本発明による高圧放電灯によれば、容器の
一方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する略
円柱形状の電流導体を、容器と同一材料の略円柱形状部
材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したもので形成
し、このような電流導体を具える複合電極を一体焼成し
ている。このような一体焼成によって、容器及び電流導
体の略円柱形状部材の非導電材料が、略円柱形状部材の
表面に形成された混合物の層に十分拡散し、容器と電流
導体の略円柱形状部材との間に強固な接合構造が形成さ
れる。
【0018】ここで、このような強固な接合構造を形成
するためには、混合物中の金属部分が、略円柱形状部材
及び容器等の融点に比較的近い融点を有するとともに耐
ハロゲン性に富んだ金属を含むとともに、その非導電材
料部分が、容器及び電流導体の略円柱形状部材の非導電
材料と同一材料を含む必要がある。このような条件を満
足するために、本発明による高圧放電灯は、混合物中の
金属部分は、耐ハロゲン性を有するとともにタングステ
ンに比べて融点の低い(2623℃)モリブデンを50
容積パーセント以上含み、混合物中の非導電材料部分
は、容器と同一材料を50容積パーセント以上含む。
【0019】したがって、複合電極の電流導体を、容器
と同一材料の略円柱形状部材に金属及び非導電材料の混
合物を被覆したもので形成するとともに、複合電極及び
容器を一体焼成して容器と電流導体の略円柱形状部材と
の間に強固な接合構造を形成することによって、本発明
による高圧放電灯は、十分な導電性を維持しながら十分
な気密性を保持するようになる。
【0020】なお、略円柱形状とは、円柱形状そのもの
だけでなく、円柱の底面に凹部をそれぞれ設けたもの
や、後に説明するように底面が軸線に対して傾斜したも
のも意味する。
【0021】好適には、混合物中の金属部分の容積パー
セントを30〜70容積パーセントとする。混合物中の
金属部分の容積パーセントが高くなるに従って、高圧放
電灯の導電性が向上する。それに対して、混合物中の非
導電材料部分の容積パーセントが高くなるに従って、高
圧放電灯の気密性が向上する。本発明者が種々の実験を
行った結果、導電性を維持しながら十分な気密性を保持
するためには、混合物中の金属部分の容積パーセントを
30〜70パーセントとすればよいことが確認された。
【0022】さらに好適には、混合物中の金属部分をモ
リブデンとし、混合物中の非導電材料部分を容器と同一
材料とする。複合電極及び容器を一体焼成して容器と電
流導体の略円柱形状部材との間に強固な接合構造を形成
するためには、混合物中の金属部分のモリブデンの容積
パーセントができるだけ高く、かつ、混合物中の非導電
材料部分の容器と同一材料の容量パーセントができるだ
け高いことが好ましい。したがって、混合物を、モリブ
デン及び容器と同一材料で構成するのが最適である。
【0023】なお、モリブデンとは、純粋なモリブデン
だけでなく、少量の不純物が含まれているものも意味
し、容器と同一材料とは、容器と全く同一の材料だけで
なく、少量の不純物が含まれているものも意味する。
【0024】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径より小さい径を有する略円柱形状の電流導体及びこ
の電流導体に電気的に接続した電極を有する複合電極と
を具え、前記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱
形状部材の少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合
物を被覆したもので形成し、前記混合物中の金属部分が
モリブデンを50容量パーセント以上含み、前記混合物
中の非導電材料部分が、前記容器と同一材料を50容積
パーセント以上を含み、前記複合電極を、前記電極が前
記内部空間に露出するとともに前記複合電極の一端が前
記容器の外部に露出するように、前記一方の端部におけ
る開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙
間を、金属層又は金属及び前記容器と同一材料の混合物
の層によって気密封止したことを特徴とするものであ
る。
【0025】本発明による他の高圧放電灯によれば、容
器の一方の端部における開口部の径より小さい径を有す
る略円柱形状の電流導体を、容器と同一材料の略円柱形
状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したもので
形成し、このような電流導体を具える複合電極を、容器
の一方の端部における開口部に挿入した後、電流導体と
容器との隙間を、金属層又は金属及び容器と同一材料の
混合物の層によって、例えば溶接気密封止する。このよ
うに金属層又は金属及び容器と同一材料の混合物の層に
よって気密封止すると、容器の一方の端部における開口
部付近のみが一瞬加熱されるだけであり、従来のように
フリットシールを用いて気密封止する場合のように容器
内が所定の時間(例えば、1〜3分)所定の温度(例え
ば、300〜400℃)以上に加熱されないので、容器
内に充填されたイオン化発光物質及び始動ガスが加熱さ
れてこれらの運動が活発にならず、その結果、これらイ
オン化発光物質及び始動ガスが容器外部に漏洩するおそ
れがなくなる。
【0026】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有する略円柱形状の電流導体及びこ
の電流導体に電気的に接続した電極を有する第1の複合
電極と、前記容器の他方の端部における開口部の径より
小さい径を有する略円柱形状の電流導体及びこの電流導
体に電気的に接続した電極を有する第2の複合電極とを
具え、前記第1及び第2の複合電極の電流導体を、前記
容器と同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金
属と非導電材料との混合物を被覆したものでそれぞれ形
成し、前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積
パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材
が、前記容器と同一材料を50容積パーセント以上含
み、前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に
露出するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器
の外部に露出するように、前記一方の端部における開口
部に挿入した後、前記容器及び前記第1の複合電極を一
体焼成し、その後、前記第2の複合電極を、前記内部空
間に露出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記
容器の外部に露出するように、前記他方の端部における
開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間
を気密封止したことを特徴とするものである。
【0027】本発明による他の高圧放電灯によれば、第
1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料の略円柱形
状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したもので
形成するとともに、複合電極及び容器を一体焼成して容
器と電流導体の略円柱形状部材との間に強固な接合構造
を形成することによって、容器の一方の端部において十
分な導電性を維持しながら十分な気密性を保持するよう
になる。
【0028】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属及び前記容
器と同一材料の混合物の層によって気密封止してもよい
が、従来のようにフリットシールを用いて気密封止して
もよい。
【0029】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有する円柱形状の電流導体及びこの
電流導体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のう
ちの一方に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
の混合物によって接合した電極を有する複合電極とを具
え、前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部
材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被
覆したもので形成し、前記混合物中の金属部分がモリブ
デンを50容積パーセント以上含み、前記混合物中の非
導電材料部材が、前記容器と同一材料を50容積パーセ
ント以上含み、前記複合電極を、前記電極が前記内部空
間に露出するとともに前記複合電極の一端が前記容器の
外部に露出するように、前記一方の端部における開口部
に挿入した後、前記容器及び複合電極を一体焼成したこ
とを特徴とするものである。
【0030】本発明による他の高圧放電灯によれば、電
流導体を、容器と同一材料の略円柱形状部材に金属及び
非導電材料の混合物を被覆したもので形成するととも
に、複合電極及び容器を一体焼成して容器と電流導体の
略円柱形状部材との間に強固な接合構造を形成すること
によって、容器の一方の端部において十分な導電性を維
持しながら十分な気密性を保持するようになる。
【0031】この場合、電極を、円柱形状部材に金属及
び非導電材料の混合物を被覆した電流導体の底面又は側
面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合
物によって接合しているので、電流導体の底面に設けた
凹部に電極を真移設する場合に比べて、容器と同一材料
の円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を、円柱
形状部材表面に均一の厚さで被覆することができ、キャ
ップのような他の部材を設ける場合に比べて、複合電極
を簡単に構成することができる。
【0032】なお、電極を電流導体の側面に溶接し又は
金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
すると、電流導体と電極との接合面積、又は電流導体及
び電極に対して混合物が接触する面積が増大するので、
電流導体と電極との間の接合強度を更に高くすることが
できる。
【0033】好適には、前記電流導体の少なくとも前記
容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極
を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって前記
電流導体の丸みをつけた端部に接合する。
【0034】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との間の接合強度を更に高くするこ
とができる。また、電流導体と電極との接合に用いる混
合物が円柱形状部材を被覆した混合物に接触する面積が
増大するので、複合電極の導電性が増大する。さらに、
このように端部に丸みをつけることによって、端部付近
の応力集中を防止することができる。
【0035】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
その近傍に被覆する。
【0036】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0037】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も前記容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記
電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって
前記電流導体の丸みをつけた端部に接合し、その金属又
は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
する。
【0038】このように丸みをつけることによって、混
合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に丸みを
つけない場合に比べて増大するので、電流導体と電極と
の間の接合強度を更に高くすることができる。また、電
流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状部材を
被覆した混合物に接触する面積が増大するので、複合電
極の導電性が増大する。また、このように端部に丸みを
つけることによって、端部付近の応力集中を防止するこ
とができる。さらに、電流導体と電極との接合に用いた
混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混合物
を用いることによって、電流導体と電極との間の接合強
度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0039】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径より小さい径を有する円柱形状の電流導体及びこの
電流導体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のう
ちの一方に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
の混合物によって接合した電極を有する複合電極とを具
え、前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部
材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被
覆したもので形成し、前記混合物中の金属部分がモリブ
デンを50容積パーセント以上含み、前記混合物中の非
導電材料部材が、前記容器と同一材料を50容積パーセ
ント以上含み、前記複合電極を、前記電極が前記内部空
間に露出するとともに前記複合電極の一端が前記容器の
外部に露出するように、前記一方の端部における開口部
に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を、金
属層又は金属及び前記容器と同一材料の混合物の層によ
って気密封止したことを特徴とするものである。
【0040】本発明による他の高圧放電灯によれば、容
器の一方の端部における開口部付近のみが一瞬加熱され
るだけであるので、イオン化発光物質及び始動ガスが容
器外部に漏洩するおそれがなくなる。
【0041】また、電極を、円柱形状部材に金属及び非
導電材料の混合物を被覆した電流導体の底面に溶接し又
は金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接
合しているので、電流導体の底面に設けた凹部に電極を
真移設する場合に比べて、容器と同一材料の円柱形状部
材に金属及び非導電材料の混合物を、円柱形状部材表面
に均一の厚さで被覆することができ、キャップのような
他の部材を設ける場合に比べて、複合電極を簡単に構成
することができる。
【0042】好適には、前記電流導体の少なくとも前記
容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極
を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって前記
電流導体の丸みをつけた端部に接合する。
【0043】このように端部にまるみをつけることによ
って、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部
に丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体
と電極との間の接合強度を更に高くすることができる。
また、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形
状部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するの
で、複合電極の導電性が向上する。さらに、このように
端部に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中
を防止することができる。
【0044】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
その近傍に被覆する。
【0045】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることにによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0046】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も前記容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記
電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって
前記電流導体の丸みをつけた端部に接合し、その金属又
は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
する。
【0047】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることかできる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が向上する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の集中応力を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0048】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有する円柱形状の電流導体及びこの
電流導体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のう
ちの少なくとも一方に溶接し又は金属若しくは金属と非
導電材料との混合物によって接合した電極を有する第1
の複合電極と、前記容器の他方の端部における開口部の
径より小さい径を有する円柱形状の電流導体及びこの電
流導体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうち
の少なくとも一方に溶接し又は金属若しくは金属と非導
電材料との混合物によって接合した電極を有する第2の
複合電極とを具え、前記第1及び第2の複合電極の電流
導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材の少なく
とも側面に金属と非導電材料との混合物を被覆したもの
でそれぞれ形成し、前記混合物中の金属部分がモリブデ
ンを50容積パーセント以上含み、前記混合物中の非導
電材料部材が、前記容器と同一材料を50容積パーセン
ト以上含み、前記第1の複合電極を、前記電極が前記内
部空間に露出するとともに前記第1の複合電極の一端が
前記容器の外部に露出するように、前記一方の端部にお
ける開口部に挿入した後、前記容器及び前記第1の複合
電極を一体焼成し、その後、前記第2の複合電極を、前
記内部空間に露出するとともに前記第2の複合電極の一
端が前記容器の外部に露出するように、前記他方の端部
における開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器
との隙間を気密封止したことを特徴とするものである。
【0049】本発明による他の高圧放電灯によれば、第
1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料の略円柱形
状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したもので
形成するとともに、複合電極及び容器を一体焼成して容
器と電流導体の略円柱形状部材との間に強固な接合構造
を形成することによって、容器の一方の端部において十
分な導電性を維持しながら十分な気密性を保持するよう
になる。
【0050】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と容器との隙間を、金属層又は金属及び前記容器と
同一材料の混合物の層によって気密封止する代わりに、
従来のようにフリットシールを用いて気密封止すること
もできる。
【0051】また、電極を、円柱形状部材に金属及び非
導電材料の混合物を被覆した電流導体の底面に溶接し又
は金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接
合しているので、電流導体の底面に設けた凹部に電極を
埋設する場合に比べて、容器と同一材料の円柱形状部材
に金属及び非導電材料の混合物を、円柱形状部材表面に
均一の厚さで被覆することができ、キャップのような他
の部材を設ける場合に比べて、複合電極を簡単に構成す
ることかできる。
【0052】好適には、前記電流導体の少なくとも前記
容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極
を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって前記
電流導体の丸みをつけた端部に接合する。。
【0053】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流どうい
たと電極との間の接合強度を更に高くすることができ
る。また、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円
柱形状部材を被覆した混合物に接触する面積が増大する
ので、複合電極の導電性が増大する。さらに、このよう
に端部に丸みをつけることによって、端部付近の応力集
中を防止することができる。
【0054】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
その近傍に被覆する。
【0055】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0056】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も前記容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記
電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって
前記電流導体の丸みをつけた端部に接合し、その金属又
は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
する。
【0057】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することかできる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0058】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有するとともに前記容器内部に露出
した側の底面が軸線に対して傾斜した略円柱形状の電流
導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出した側の底
面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合
物によって接合した電極を有する複合電極とを具え、前
記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材の
少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合物を被覆し
たもので形成し、前記混合物中の金属部分がモリブデン
を50容量パーセント以上含み、前記混合物中の非導電
材料部分が、前記容器と同一材料を50容積パーセント
以上を含み、前記複合電極を、前記電極が前記内部空間
に露出するとともに前記複合電極の一端が前記容器の外
部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
挿入した後、前記容器及び複合電極を一体焼成したこと
を特徴とするものである。
【0059】本発明による他の高圧放電灯によれば、電
流導体を、容器と同一材料の略円柱形状部材に金属及び
非導電材料の混合物を被覆したもので形成するととも
に、複合電極及び容器を一体焼成して容器と電流導体の
略円柱形状部材との間に強固な接合構造を形成すること
によって、容器の一方の端部において十分な導電性を維
持しながら十分な気密性を保持するようになる。
【0060】この場合、電極を、混合物を用いて傾斜し
た底面に接合しているので、電流導体の軸線に対して垂
直な底面に接合する場合に比べて、混合物が電流導体に
接触する面積が増大するので、電流導体と電極との間の
接合強度が増大する。
【0061】好適には、前記電流導体の少なくとも前記
容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極
を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって前記
電流導体の丸みをつけた端部に接合する。
【0062】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0063】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
その近傍に被覆する。
【0064】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0065】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も前記容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記
電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって
前記電流導体の丸みをつけた端部に接合し、その金属又
は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
する。
【0066】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。さらに、電流導体と電極との接合
に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
い混合物を用いることによって、電流導体と電極との間
の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0067】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径より小さい径を有するとともに前記容器内部に露出
した側の底面が軸線に対して傾斜した略円柱形状の電流
導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出した側の底
面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合
物によって接合した電極を有する複合電極とを具え、前
記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材の
少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合物を被覆し
たもので形成し、前記混合物中の金属部分がモリブデン
を50容量パーセント以上含み、前記混合物中の非導電
材料部分が、前記容器と同一材料を50容積パーセント
以上を含み、前記複合電極を、前記電極が前記内部空間
に露出するとともに前記複合電極の一端が前記容器の外
部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を、金属
層又は金属及び前記容器と同一材料の混合物の層によっ
て気密封止したことを特徴とするものである。
【0068】本発明による他の高圧放電灯によれば、容
器の一方の端部における開口部付近のみが一瞬加熱され
るだけであるので、イオン化発光物質及び始動ガスが容
器外部に漏洩するおそれがなくなる。
【0069】また、電極を、混合物に対して傾斜した底
面に接合しているので、電流導体の軸線に対して垂直な
底面に接合する場合に比べて電流導体と電極との間の接
合強度が増大する。
【0070】好適には、前記電流導体の少なくとも前記
容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極
を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって前記
電流導体の丸みをつけた端部に接合する。
【0071】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0072】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
その近傍に被覆する。
【0073】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0074】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も前記容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記
電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって
前記電流導体の丸みをつけた端部に接合し、その金属又
は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
する。
【0075】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。さらに、電流導体と電極との接合
に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
い混合物を用いることによって、電流導体と電極との間
の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0076】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有するとともに前記容器内部に露出
した側の底面が軸線に対して傾斜した略円柱形状の電流
導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出した側の底
面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合
物によって接合した電極を有する第1の複合電極と、前
記容器の他方の端部における開口部の径より小さい径を
有するとともに前記容器内部に露出した側の底面が軸線
に対して傾斜した略円柱形状の電流導体及びこの電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合
物によって接合した電極を有する第2の複合電極とを具
え、前記第1及び第2の複合電極の電流導体を、前記容
器と同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属
と非導電材料との混合物を被覆したものでそれぞれ形成
し、前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パ
ーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、
前記容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前
記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出す
るとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外部
に露出するように、前記一方の端部における開口部に挿
入した後、前記容器及び前記第1の複合電極を一体焼成
し、その後、前記第2の複合電極を、前記内部空間に露
出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器の
外部に露出するように、前記他方の端部における開口部
に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気密
封止したことを特徴とするものである。
【0077】本発明による他の高圧放電灯によれば、第
1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料の略円柱形
状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したもので
形成するとともに、第1の複合電極及び容器を一体焼成
して容器と電流導体の略円柱形状部材との間に強固な接
合構造を形成することによって、容器の一方の端部にお
いて十分な導電性を維持しながら十分な気密性を保持す
るようになる。
【0078】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と容器との隙間を、金属層又は金属及び前記容器と
同一材料の混合物の層によって気密封止する代わりに、
従来のようにフリットシールを用いて気密封止すること
もできる。
【0079】また、電極を、混合物を用いて傾斜した底
面に接合しているので、電流導体の軸線に対して垂直な
底面に接合する場合に比べて電流導体と電極との間の接
合強度が増大する。
【0080】好適には、前記電流導体の少なくとも前記
容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極
を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって前記
電流導体の丸みをつけた端部に接合する。
【0081】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0082】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の前記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一
方に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
その近傍に被覆する。
【0083】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0084】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も前記容器内部に露出した側の端部に丸みをつけ、前記
電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によって
前記電流導体の丸みをつけた端部に接合し、その金属又
は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
する。
【0085】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。さらに、電流導体と電極との接合
に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
い混合物を用いることによって、電流導体と電極との間
の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0086】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有する円柱形状の電流導体及びこの
電流導体の前記容器内部に露出した側の側面に溶接し又
は金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接
合した電極を有する複合電極とを具え、前記電流導体
を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の少なくとも側
面に金属と非導電材料との混合物を被覆したもので形成
し、前記電極の軸線を、これに対向すべき電極の軸線と
ほぼ一致させるようにし、前記混合物中の金属部分がモ
リブデンを50容量パーセント以上含み、前記混合物中
の非導電材料部分が、前記容器と同一材料を50容積パ
ーセント以上を含み、前記複合電極を、前記電極が前記
内部空間に露出するとともに前記複合電極の一端が前記
容器の外部に露出するように、前記一方の端部における
開口部に挿入した後、前記容器及び複合電極を一体焼成
したことを特徴とするものである。
【0087】本発明による他の高圧放電灯によれば、電
流導体を、容器と同一材料の略円柱形状部材に金属及び
非導電材料の混合物を被覆したもので形成するととも
に、複合電極及び容器を一体焼成して容器と電流導体の
略円柱形状部材との間に強固な接合構造を形成すること
によって、容器の一方の端部において十分な導電性を維
持しながら十分な気密性を保持するようになる。
【0088】この場合、電極を電流導体の側面に溶接し
又は混合物によって接合しているので、電極を電流導体
の底面に溶接し又は混合物によって溶接した場合に比べ
て、電流導体と電極との間の接合強度が高くなる。
【0089】また、高圧放電灯の点灯を良好に行うため
には、電極の軸線は、これに対向すべき電極の軸線とほ
ぼ同一であることが好ましい。このように、電極の軸線
を、これに対向すべき電極の軸線とほぼ一致させるよう
にしているので、高圧放電灯の点灯を良好に行うことが
できる。
【0090】好適には、前記電極を、前記電流導体の前
記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金
属又は金属と非導電材料との混合物によって接合し、そ
の金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高
い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料と
の混合物を、前記電極と電流導体との接合部及びその近
傍に被覆する。
【0091】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0092】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径より小さい径を有する円柱形状の電流導体及びこの
電流導体の前記容器内部に露出した側の側面に溶接し又
は金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接
合した電極を有する複合電極とを具え、前記電流導体
を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の少なくとも側
面に金属と非導電材料との混合物を被覆したもので形成
し、前記電極の軸線を、これに対向すべき電極の軸線と
ほぼ一致させるようにし、前記混合物中の金属部分がモ
リブデンを50容量パーセント以上含み、前記混合物中
の非導電材料部分が、前記容器と同一材料を50容積パ
ーセント以上を含み、前記複合電極を、前記電極が前記
内部空間に露出するとともに前記複合電極の一端が前記
容器の外部に露出するように、前記一方の端部における
開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間
を、金属層又は金属及び前記容器と同一材料の混合物の
層によって気密封止したことを特徴とするものである。
【0093】本発明による他の高圧放電灯によれば、容
器の一方の端部における開口部付近のみが一瞬加熱され
るだけであるので、イオン化発光物質及び始動ガスが容
器外部に漏洩するおそれがなくなる。
【0094】また、電極の軸線を、これに対向すべき電
極の軸線とほぼ一致させるようにしているので、高圧放
電灯の点灯を良好に行うことができる。
【0095】好適には、前記電極を、前記電流導体の前
記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金
属又は金属と非導電材料との混合物によって接合し、そ
の金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高
い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料と
の混合物を、前記電極と電流導体との接合部及びその近
傍に被覆する。
【0096】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0097】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成され
るとともにこの内部空間の両端に開口部を有する非導電
材料製の容器と、この容器の一方の端部における開口部
の径とほぼ同一径を有する円柱形状の電流導体及びこの
電流導体の前記容器内部に露出した側の側面に溶接し又
は金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接
合した電極を有する第1の複合電極と、前記容器の他方
の端部における開口部の径より小さい径を有する円柱形
状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出し
た側の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料
との混合物によって接合した電極を有する第2の複合電
極とを具え、前記電流導体を、前記容器と同一材料の円
柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混
合物を被覆したものでそれぞれ形成し、前記第1の複合
電極の軸線を、前記第2の複合電極の軸線とほぼ一致さ
せるようにし、前記混合物中の金属部分がモリブデンを
50容積パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材
料部材が、前記容器と同一材料を50容積パーセント以
上含み、前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空
間に露出するとともに前記第1の複合電極の一端が前記
容器の外部に露出するように、前記一方の端部における
開口部に挿入した後、前記容器及び前記第1の複合電極
を一体焼成し、その後、前記第2の複合電極を、前記内
部空間に露出するとともに前記第2の複合電極の一端が
前記容器の外部に露出するように、前記他方の端部にお
ける開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との
隙間を気密封止したことを特徴とするものである。
【0098】本発明による他の高圧放電灯によれば、第
1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料の略円柱形
状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したもので
形成するとともに、第1の複合電極及び容器を一体焼成
して容器と電流導体の略円柱形状部材との間に強固な接
合構造を形成することによって、容器の一方の端部にお
いて十分な導電性を維持しながら十分な気密性を保持す
るようになる。
【0099】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と容器との隙間を、金属層又は金属及び前記容器と
同一材料の混合物の層によって気密封止する代わりに、
従来のようにフリットシールを用いて気密封止すること
もできる。
【0100】また、電極の軸線を、これに対向すべき電
極の軸線とほぼ一致させるようにしているので、高圧放
電灯の点灯を良好に行うことができる。
【0101】好適には、前記電極を、前記電流導体の前
記容器内部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金
属又は金属と非導電材料との混合物によって接合し、そ
の金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高
い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料と
の混合物を、前記電極と電流導体との接合部及びその近
傍に被覆する。
【0102】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0103】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成さ
れ、この内部空間の両端に開口部を有し、少なくとも一
方の開口部付近に金属又は金属と非導電材料との混合物
を被覆した非導電材料製の容器と、前記内部空間に露出
するように、金属又は金属と非導電材料との混合物によ
って前記開口部付近に接合した電極と、前記少なくとも
一方の開口部とほぼ同一径を有する非導電材料製のプラ
グとを具え、前記混合物中の金属部分がモリブデンを5
0容積パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料
部分が、前記容器と同一材料を50容積パーセント以上
含み、前記プラグを前記少なくとも一方の開口部に挿入
した後、前記容器及びプラグを一体焼成したことを特徴
とするものである。
【0104】このように電極を開口部付近に接合するこ
とによって、電極及び開口部付近に対して混合物が接触
する面積を十分確保することができるので、電極の接合
強度を高くすることができる。
【0105】好適には、前記金属又は金属と非導電材料
との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金
属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記
開口部に被覆された混合物との接合部及びその近傍に被
覆する。
【0106】このように、前記金属又は金属と非導電材
料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0107】本発明による他の高圧放電灯は、イオン化
発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形成さ
れ、この内部空間の両端に開口部を有し、少なくとも一
方の開口部付近に金属又は金属と非導電材料との混合物
を被覆した非導電材料製の容器と、前記内部空間に露出
するように、金属又は金属と非導電材料との混合物によ
って前記開口部付近に接合した電極と、前記少なくとも
一方の開口部よりも小さい径を有する非導電材料製のプ
ラグとを具え、前記混合物中の金属部分がモリブデンを
50容積パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材
料部分が、前記容器と同一材料を50容積パーセント以
上含み、前記プラグを前記少なくとも一方の開口部に挿
入した後、金属層又は金属と前記容器と同一材料との混
合物によって気密封止したことを特徴とするものであ
る。
【0108】このように電極を開口部付近に接合するこ
とによって、電極及び開口部付近に対して混合物が接触
する面積を十分確保することができるので、電極の接合
強度を高くすることができる。
【0109】好適には、前記金属又は金属と非導電材料
との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金
属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記
開口部に被覆された混合物との接合部及びその近傍に被
覆する。
【0110】このように、前記金属又は金属と非導電材
料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0111】本発明による高圧放電灯用の複合電極は、
円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に非導電材
料及び金属の混合物を被覆した電流導体と、この電流導
体の底面に溶接され又は金属若しくは金属と非導電材料
との混合物によって接合された電極とを有し、前記混合
物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセント以上
含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記非導電材
料部材と同一材料を50容積パーセント以上含むことを
特徴とするものである。
【0112】電極を、円柱形状部材に金属及び非導電材
料の混合物を被覆した電流導体の底面に溶接し又は金属
若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合して
いるので、電流導体の底面に設けた凹部に電極を埋設す
る場合に比べて、容器と同一材料の円柱形状部材に金属
及び非導電材料の混合物を、円柱形状部材表面に均一の
厚さで被覆することができ、キャップのような他の部材
を設ける場合に比べて、複合電極を簡単に構成すること
ができる。
【0113】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0114】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0115】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0116】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0117】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0118】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。さらに、電流導体と電極との接合
に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
い混合物を用いることによって、電流導体と電極との間
の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0119】本発明による他の高圧放電灯用の複合電極
は、少なくとも一方の底面が軸線に対して傾斜した略円
柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に非導電材料
と金属との混合物を被覆した電流導体と、この電流導体
の傾斜した底面に溶接され又は金属若しくは金属と非導
電材料との混合物によって接合された電極とを有し、前
記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセン
ト以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記非
導電材料部材と同一材料を50容積パーセント以上含む
ことを特徴とするものである。
【0120】このように、電極を、混合物を用いて傾斜
した底面に接合しているので、電流導体の軸線に対して
垂直な底面に接合する場合に比べて電流導体と電極との
間の接合強度が増大する。
【0121】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0122】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0123】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0124】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0125】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0126】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。さらに、電流導体と電極との接合
に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
い混合物を用いることによって、電流導体と電極との間
の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0127】本発明による他の高圧放電灯用の複合電極
は、円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に金属
と非導電材料との混合物を被覆した電流導体と、この電
流導体の側面に溶接され又は金属若しくは金属と非導電
材料との混合物によって接合した電極とを有し、この電
極の軸線を、これに対向すべき電極の軸線に一致させる
ようにし、前記混合物中の金属部分がモリブデンを50
容積パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料部
分が、前記非導電材料部材と同一材料を50容積パーセ
ント以上含むことを特徴とするものである。
【0128】このように、電極の軸線を、これに対向す
べき電極の軸線とほぼ一致させるようにしているので、
高圧放電灯の点灯を良好に行うことかできる。
【0129】好適には、前記電極を、前記電流導体の一
方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物によっ
て接合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よ
りも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と
非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合
部及びその近傍に被覆する。
【0130】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0131】本発明による高圧放電灯の製造方法は、イ
オン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空間が形
成され、この内部空間に開口部を有する、非導電材料製
の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料の略円
柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混
合物を被覆した電流導体及びこの電流導体に電気的に接
続した電極を具える複合電極を形成し、前記混合物中の
金属部分がモリブデンを50容積パーセント以上含み、
前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と同一材料を
50容積パーセント以上含み、前記電流導体が前記容器
の一方の端部における前記開口部の径とほぼ同一径を有
し、前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出す
るとともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出
するように、前記開口部に挿入した後、前記容器及び複
合電極を一体焼成することを特徴とするものである。
【0132】本発明による高圧放電灯の製造方法によれ
ば、複合電極及び容器を一体焼成して容器と電流導体の
略円柱形状部材との間に強固な接合構造が形成されるの
で、本発明によって製造された高圧放電灯は、容器の一
方の端部において十分な導電性を維持しながら十分な気
密性を保持するようになる。
【0133】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料製の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料
との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体に電気
的に接続した電極を具える複合電極を形成し、前記混合
物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセント以上
含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と同一
材料を50容積パーセント以上含み、前記電流導体が前
記容器の一方の端部における前記開口部の径より小さい
径を有し、前記電流導体を、前記電極が前記内部空間に
露出するとともに前記電流導体の一端が前記容器の外部
に露出するように、前記一方の端部における開口部に挿
入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層
又は金属と前記容器と同一材料との混合物の層によって
気密封止することを特徴とするものである。
【0134】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、金属層又は金属及び容器と同一材料の混合物の
層によって気密封止することによって、容器の一方の端
部における開口部付近のみが一瞬加熱されるだけである
ので、イオン化発光物質及び始動ガスが容器外部に漏洩
するおそれがなくなる。
【0135】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料製の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料
との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体に電気
的に接続した電極を具える第1及び第2の複合電極を形
成し、前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積
パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が
前記容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前
記第1の複合電極の電流導体が、前記容器の一方の端部
における前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記第2
の複合電極の電流導体が、前記容器の他方の端部におけ
る開口部の径より小さい径を有し、前記第1の複合電極
を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに前記第
1の複合電極の一端が前記容器の外部に露出するよう
に、前記一方の端部における開口部に挿入した後、前記
容器及び複合電極を一体焼成し、その後、前記第2の複
合電極の電流導体を、前記電極が前記内部空間に露出す
るとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器の外部
に露出するように、前記他方の端部における開口部に挿
入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気密封止
することを特徴とするものである。
【0136】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、第1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料
の略円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆
したもので形成するとともに、第1の複合電極及び容器
を一体焼成して容器と電流導体の略円柱形状部材との間
に強固な接合構造を形成することによって、容器の一方
の端部において十分な導電性を維持しながら十分な気密
性を保持するようになる。
【0137】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と前記容器との隙間を従来のようにフリットシール
を用いて気密封止してもよい。
【0138】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に金属と
非導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流
導体の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しく
は金属と非導電材料との混合物によって接合した電極を
具える複合電極を形成し、前記混合物中の金属部分がモ
リブデンを50容積パーセント以上含み、前記混合物中
の非導電材料部分が前記容器と同一材料を50容積パー
セント以上含み、前記電流導体が前記容器の一方の端部
における前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記複合
電極を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに前
記複合電極の一端が前記容器の外部に露出するように、
前記開口部に挿入した後、前記容器及び複合電極を一体
焼成することを特徴とするものである。
【0139】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、複合電極の電流導体を、容器と同一材料の略円
柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆したも
ので形成するとともに、複合電極及び容器を一体焼成し
て容器と電流導体の円柱形状部材との間に強固な接合構
造を形成することによって、容器の一方の端部において
十分な導電性を維持しながら十分な気密性を保持するよ
うになる。
【0140】この場合、電極を、円柱形状部材に金属及
び非導電材料の混合物を被覆した電流導体の底面と側面
のうちの一方に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材
料との混合物によって接合しているので、電流導体の底
面に設けた凹部に電極を埋設する場合に比べて、容器と
同一材料の円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物
を、円柱形状部材表面に均一の厚さで被覆することがで
き、キャップのような他の部材を設ける場合に比べて、
複合電極を簡単に構成することができる。
【0141】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0142】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0143】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0144】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0145】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0146】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0147】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に金属と
非導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流
導体の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しく
は金属と非導電材料との混合物によって接合した電極を
具える複合電極を形成し、前記混合物中の金属部分がモ
リブデンを50容積パーセント以上含み、前記混合物中
の非導電材料部分が前記容器と同一材料を50容積パー
セント以上含み、前記電流導体が前記容器の一方の端部
における前記開口部の径より小さい径を有し、前記電流
導体を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに前
記電流導体の一端が前記容器の外部に露出するように、
前記一方の端部における開口部に挿入した後、前記電流
導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と前記容器
と同一材料との混合物の層によって気密封止することを
特徴とするものである。
【0148】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、容器の一方の端部における開口部付近のみが一
瞬加熱されるだけであるので、イオン化発光物質及び始
動ガスが容器外部に漏洩するおそれがなくなる。
【0149】また、電極を、円柱形状部材に金属及び非
導電材料の混合物を被覆した電流導体の底面と側面のう
ちの一方に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
の混合物によって接合しているので、電流導体の底面に
設けた凹部に電極を埋設する場合に比べて、容器と同一
材料の円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を、
円柱形状部材表面に均一の厚さで被覆することができ、
キャップのような他の部材を設ける場合に比べて、複合
電極を簡単に構成することができる。
【0150】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0151】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0152】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0153】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0154】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0155】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0156】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に金属と
非導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流
導体の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しく
は金属と非導電材料との混合物によって接合した電極を
具える第1及び第2の複合電極を形成し、前記混合物中
の金属部分がモリブデンを50容積パーセント以上含
み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と同一材
料を50容積パーセント以上含み、前記第1の複合電極
の電流導体が、前記容器の一方の端部における前記開口
部の径とほぼ同一径を有し、前記第2の複合電極の電流
導体が、前記容器の他方の端部における開口部の径より
小さい径を有し、前記第1の複合電極を、前記電極が前
記内部空間に露出するとともに前記第1の複合電極の一
端が前記容器の外部に露出するように、前記一方の端部
における開口部に挿入した後、前記容器及び第1の複合
電極を一体焼成し、その後、前記第2の複合電極の電流
導体を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに前
記第2の複合電極の一端が前記容器の外部に露出するよ
うに、前記他方の端部における開口部に挿入した後、前
記電流導体と前記容器との隙間を気密封止することを特
徴とするものである。
【0157】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、第1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料
の円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆し
たもので形成するとともに、複合電極及び容器を一体焼
成して容器と電流導体の円柱形状部材との間に強固な接
合構造を形成することによって、容器の一方の端部にお
いて十分な導電性を維持しながら十分な気密性を保持す
るようになる。
【0158】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と前記容器
と同一材料の混合物の層によって気密封止する代わり
に、従来のようにフリットシールを用いて気密封止する
こともできる。
【0159】また、電極を、円柱形状部材に金属及び非
導電材料の混合物を被覆した電流導体の底面と側面のう
ちの一方に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
の混合物によって接合しているので、電流導体の底面に
設けた凹部に電極を埋設する場合に比べて、容器と同一
材料の円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を、
円柱形状部材表面に均一の厚さで被覆することができ、
キャップのような他の部材を設ける場合に比べて、複合
電極を簡単に構成することができる。
【0160】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極5、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0161】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0162】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0163】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0164】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0165】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0166】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、少なくとも一方の底
面が軸線に対して傾斜した前記容器と同一材料の略円柱
形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混合
物を被覆した電流導体及びこの電流導体の傾斜した底面
に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物
によって接合した電極を具える複合電極を形成し、前記
混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセント
以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と
同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流導体
が前記容器の一方の端部における前記開口部の径とほぼ
同一径を有し、前記複合電極を、前記電極が前記内部空
間に露出するとともに前記複合電極の一端が前記容器の
外部に露出するように、前記開口部に挿入した後、前記
容器及び複合電極を一体焼成することを特徴とするもの
である。
【0167】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、複合電極及び容器を一体焼成して容器と電流導
体の略円柱形状部材との間に強固な接合構造が形成され
るので、本発明によって製造された高圧放電灯は、容器
の一方の端部において十分な導電性を維持しながら十分
な気密性を保持するようになる。
【0168】また、電極を、混合物を用いて傾斜した底
面に接合しているので、電流導体の軸線に対して垂直な
底面に接合する場合に比べて、混合物が電流導体に接触
する面積が増大するので、電流導体と電極との間の接合
強度が増大する。
【0169】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極5、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0170】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0171】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0172】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0173】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0174】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0175】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、少なくとも一方の底
面が軸線に対して傾斜した前記容器と同一材料の略円柱
形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混合
物を被覆した電流導体及びこの電流導体の傾斜した底面
に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物
によって接合した電極を具える複合電極を形成し、前記
混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセント
以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と
同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流導体
が前記容器の一方の端部における前記開口部の径より小
さい径を有し、前記電流導体を、前記電極が前記内部空
間に露出するとともに前記電流導体の一端が前記容器の
外部に露出するように、前記一方の端部における開口部
に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を、金
属層又は金属と前記容器と同一材料との混合物の層によ
って気密封止することを特徴とするものである。
【0176】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、金属層又は金属及び容器と同一材料の混合物の
層によって気密封止することによって、容器の一方の端
部における開口部付近のみが一瞬加熱されるだけである
ので、イオン化発光物質及び始動ガスが容器外部に漏洩
するおそれがなくなる。
【0177】また、電極を、混合物を用いて傾斜した底
面に接合しているので、電流導体の軸線に対して垂直な
底面に接合する場合に比べて、混合物が電流導体に接触
する面積が増大するので、電流導体と電極との間の接合
強度が増大する。
【0178】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極5、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0179】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0180】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0181】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0182】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0183】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0184】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、少なくとも一方の底
面が軸線に対して傾斜した前記容器と同一材料の略円柱
形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料との混合
物を被覆した電流導体及びこの電流導体の傾斜した底面
に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物
によって接合した電極を具える第1及び第2の複合電極
を形成し、前記混合物中の金属部分がモリブデンを50
容積パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料部
分が前記容器と同一材料を50容積パーセント以上含
み、前記第1の複合電極の電流導体が、前記容器の一方
の端部における前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前
記第2の複合電極の電流導体が、前記容器の他方の端部
における開口部の径より小さい径を有し、前記第1の複
合電極を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに
前記第1の複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
ように、前記開口部に挿入した後、前記容器及び第1の
複合電極を一体焼成し、その後、前記第2の複合電極の
電流導体を、前記電極が前記内部空間に露出するととも
に前記第2の複合電極の一端が前記容器の外部に露出す
るように、前記容器の他方の端部における開口部に挿入
した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気密封止す
ることを特徴とするものである。
【0185】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、第1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料
の略円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆
したもので形成するとともに、第1の複合電極及び容器
を一体焼成して容器と電流導体の略円柱形状部材との間
に強固な接合構造を形成することによって、容器の一方
の端部において十分な導電性を維持しながら十分な気密
性を保持するようになる。
【0186】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と前記容器との隙間を従来のようにフリットシール
を用いて気密封止してもよい。
【0187】また、電極を、混合物を用いて傾斜した底
面に接合しているので、電流導体の軸線に対して垂直な
底面に接合する場合に比べて、混合物が電流導体に接触
する面積が増大するので、電流導体と電極との間の接合
強度が増大する。
【0188】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0189】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。さらに、このように端部
に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防
止することができる。
【0190】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0191】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0192】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0193】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が増大する。また、このように端部に
丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を防止
することができる。さらに、電流導体と電極との接合に
用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
混合物を用いることによって、電流導体と電極との間の
接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0194】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料と
の混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体の側面に
溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物に
よって接合した電極を具える複合電極を形成し、前記混
合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセント以
上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と同
一材料を50容積パーセント以上含み、前記複合電極の
電流導体が、前記容器の一方の端部における前記開口部
の径とほぼ同一径を有し、前記電極の軸線を、これに対
向すべき電極の軸線とほぼ一致させるようにし、前記複
合電極を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに
前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出するよう
に、前記開口部に挿入した後、前記容器及び複合電極を
一体焼成することを特徴とするものである。
【0195】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、複合電極及び容器を一体焼成して容器と電流導
体の略円柱形状部材との間に強固な接合構造が形成され
るので、本発明によって製造された高圧放電灯は、容器
の一方の端部において十分な導電性を維持しながら十分
な気密性を保持するようになる。
【0196】この場合、電極を電流導体の側面に溶接し
又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって
接合しているので、電極を電流導体の底面に溶接し又は
金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
した場合に比べて、電流導体と電極との間の接合強度が
高くなる。
【0197】好適には、前記電極を、前記電流導体の一
方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物によっ
て接合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よ
りも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と
非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合
部及びその近傍に被覆する。
【0198】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0199】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料と
の混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体の側面に
溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物に
よって接合した電極を具える複合電極を形成し、前記混
合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセント以
上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容器と同
一材料を50容積パーセント以上含み、前記複合電極の
電流導体が、前記容器の一方の端部における前記開口部
の径より小さい径を有し、前記電極の軸線を、これに対
向すべき電極の軸線とほぼ一致させるようにし、前記電
流導体を、前記電極が前記内部空間に露出するとともに
前記電流導体の一端が前記容器の外部に露出するよう
に、前記一方の端部における開口部に挿入した後、前記
電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と前記
容器と同一材料との混合物の層によって気密封止するこ
とを特徴とするものである。
【0200】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、金属層又は金属及び容器と同一材料の混合物の
層によって気密封止することによって、容器の一方の端
部における開口部付近のみが一瞬加熱されるだけである
ので、イオン化発光物質及び始動ガスが容器外部に漏洩
するおそれがなくなる。
【0201】また、電極を電流導体の側面に溶接し又は
金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
しているので、電極を電流導体の底面に溶接し又は金属
若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合した
場合に比べて、電流導体と電極との間の接合強度が高く
なる。
【0202】好適には、前記電極を、前記電流導体の一
方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物によっ
て接合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よ
りも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と
非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合
部及びその近傍に被覆する。
【0203】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0204】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間に開口部を有する、非導電
材料性の容器を形成するとともに、前記容器と同一材料
の円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材料と
の混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体の側面に
溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料との混合物に
よって接合した電極を具える第1及び第2の複合電極を
形成し、前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容
積パーセント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分
が前記容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、
前記第1の複合電極の電流導体が、前記容器の一方の端
部における前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記第
2の複合電極の電流導体が、前記容器の他方の端部にお
ける開口部の径より小さい径を有し、前記第1の複合電
極の電極の軸線を、前記第2の複合電極の軸線とほぼ一
致させるようにし、前記第1の複合電極を、前記電極が
前記内部空間に露出するとともに前記第1の複合電極の
一端が前記容器の外部に露出するように、前記開口部に
挿入した後、前記容器及び第1の複合電極を一体焼成
し、その後、前記第2の複合電極の電流導体を、前記電
極が前記内部空間に露出するとともに前記第2の複合電
極の一端が前記容器の外部に露出するように、前記容器
の他方の端部における開口部に挿入した後、前記電流導
体と前記容器との隙間を気密封止することを特徴とする
ものである。
【0205】本発明による他の高圧放電灯の製造方法に
よれば、第1の複合電極の電流導体を、容器と同一材料
の円柱形状部材に金属及び非導電材料の混合物を被覆し
たもので形成するとともに、第1の複合電極と容器を一
体焼成して容器と電流導体の円柱形状部材との間に強固
な接合構造を形成することによって、容器の一方の端部
において十分な導電性を維持しながら十分な気密性を保
持するようになる。
【0206】この場合、容器の他方の端部における電流
導体と前記容器との隙間を従来のようにフリットシール
を用いて気密封止してもよい。
【0207】また、電極を電流導体の側面に溶接し又は
金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
しているので、電極を電流導体の底面に溶接し又は金属
若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合した
場合に比べて、電流導体と電極との間の接合強度が高く
なる。
【0208】好適には、前記電極を、前記電流導体の一
方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物によっ
て接合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よ
りも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と
非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合
部及びその近傍に被覆する。
【0209】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0210】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間の両端に開口部を有すると
ともにその少なくとも一方の開口部付近に金属又は金属
と非導電材料との混合物を被覆した非導電材料製の容器
と、電極と、前記少なくとも一方の開口部の径とほぼ同
一径を有するプラグとを形成し、前記混合物中の金属部
分がモリブデンを50容積パーセント以上含み、前記混
合物中の非導電材料部分が前記容器と同一材料を50容
積パーセント以上含み、前記電極を、金属又は金属と非
導電材料との混合物によって前記開口部付近に接合し、
前記プラグを、前記内部空間に露出するように前記少な
くとも一方の開口部に挿入した後、前記容器及びプラグ
を一体焼成することを特徴とするものである。
【0211】このように電極を開口部付近に接合するこ
とによって、電極及び開口部付近に対して混合物が接触
する面積を十分確保することができるので、電極の接合
強度を高くすることができる。
【0212】好適には、前記金属又は金属と非導電材料
との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金
属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記
開口部に被覆された混合物との接合部及びその近傍に被
覆する。
【0213】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0214】本発明による他の高圧放電灯の製造方法
は、イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべき内部空
間が形成され、この内部空間の両端に開口部を有すると
ともにその少なくとも一方の開口部付近に金属又は金属
と非導電材料との混合物を被覆した非導電材料製の容器
と、電極と、前記少なくとも一方の開口部の径より小さ
い径を有するプラグとを形成し、前記混合物中の金属部
分がモリブデンを50容積パーセント以上含み、前記混
合物中の非導電材料部分が前記容器と同一材料を50容
積パーセント以上含み、前記電極を、金属又は金属と非
導電材料との混合物によって前記開口部付近に接合し、
前記プラグを、前記内部空間に露出するように前記少な
くとも一方の開口部に挿入した後、前記プラグと前記容
器との隙間を、金属層又は金属と前記容器との同一材料
との混合物の層によって気密封止することを特徴とする
ものである。
【0215】このように電極を開口部付近に接合するこ
とによって、電極及び開口部付近に対して混合物が接触
する面積を十分確保することができるので、電極の接合
強度を高くすることができる。
【0216】好適には、前記金属又は金属と非導電材料
との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金
属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記
開口部に被覆された混合物との接合部及びその近傍に被
覆する。
【0217】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0218】本発明による高圧放電灯用の複合電極の製
造方法は、円柱形状の非導電材料部材に金属と非導電材
料との混合物を被覆した電流導体を形成し、この電流導
体の底面と側面のうちの一方に電極を溶接し又は金属若
しくは金属と非導電材料との混合物によって接合し、前
記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセン
ト以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記円
柱形状部分の非導電材料と同一材料を50容積パーセン
ト以上含むことを特徴とするものである。
【0219】電極を、円柱形状部材に金属及び非導電材
料の混合物を被覆した電流導体の底面に溶接し又は金属
若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合して
いるので、電流導体の底面に設けた凹部に電極を埋設す
る場合に比べて、容器と同一材料の円柱形状部材に金属
及び非導電材料の混合物を、円柱形状部材表面に均一の
厚さで被覆することができ、キャップのような他の部材
を設ける場合に比べて、複合電極を簡単に構成すること
ができる。
【0220】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0221】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が更に増大する。さらに、このように
端部に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中
を防止することができる。
【0222】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0223】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0224】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0225】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が更に増大する。また、このように端
部に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を
防止することができる。さらに、電流導体と電極との接
合に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の
高い混合物を用いることによって、電流導体と電極との
間の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0226】本発明による他の高圧放電灯用の複合電極
の製造方法は、少なくとも一方の底面が軸線に対して傾
斜した略円柱形状の非導電材料部材に金属と非導電材料
との混合物を被覆した電流導体を形成し、この電流導体
の傾斜した底面に電極を溶接し又は金属若しくは金属と
非導電材料との混合物によって接合し、前記混合物中の
金属部分がモリブデンを50容積パーセント以上含み、
前記混合物中の非導電材料部分が、前記円柱形状部分の
非導電材料と同一材料を50容積パーセント以上含むこ
とを特徴とするものである。
【0227】このように、電極を、混合物用いて傾斜し
た底面に接合するので、電流導体の軸線に対して垂直な
底面に接合する場合に比べて電流導体と電極との間の接
合強度が増大する。
【0228】好適には、前記電流導体の少なくとも一方
の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導
電材料との混合物によって前記電流導体の丸みをつけた
端部に接合する。
【0229】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が更に増大する。さらに、このように
端部に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中
を防止することができる。
【0230】さらに好適には、前記電極を、前記電流導
体の一方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物
によって接合し、その金属又は金属と非導電材料との混
合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は
金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体と
の接合部及びその近傍に被覆する。
【0231】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0232】さらに好適には、前記電流導体の少なくと
も一方の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属
と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸みを
つけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材料と
の混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属
又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電流導
体との接合部及びその近傍に被覆する。
【0233】このように端部に丸みをつけることによっ
て、混合物が電流導体に対して接触する面積が、端部に
丸みをつけない場合に比べて増大するので、電流導体と
電極との間の接合強度を更に高くすることができる。ま
た、電流導体と電極との接合に用いる混合物が円柱形状
部材を被覆した混合物に接触する面積が増大するので、
複合電極の導電性が更に増大する。また、このように端
部に丸みをつけることによって、端部付近の応力集中を
防止することができる。さらに、電流導体と電極との接
合に用いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の
高い混合物を用いることによって、電流導体と電極との
間の接合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0234】本発明による他の高圧放電灯用の複合電極
の製造方法は、円柱形状の非導電材料部材に金属と非導
電材料との混合物を被覆した電流導体を形成し、軸線を
対向すべき電極の軸線に一致させるように前記電流導体
の側面に電極を溶接し又は金属若しくは金属と非導電材
料との混合物によって接合し、前記混合物中の金属部分
がモリブデンを50容積パーセント以上含み、前記混合
物中の非導電材料部分が、前記円柱形状部分の非導電材
料と同一材料を50容積パーセント以上含むことを特徴
とするものである。
【0235】このように、電極の軸線を、これに対向す
べき電極の軸線とほぼ一致させるようにしているので、
高圧放電灯の点灯を良好に行うことができる。
【0236】好適には、前記電極を、前記電流導体の一
方の側面に金属又は金属と非導電材料との混合物によっ
て接合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よ
りも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と
非導電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合
部及びその近傍に被覆する。
【0237】このように、電流導体と電極との接合に用
いた混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い混
合物を用いることによって、電流導体と電極との間の接
合強度及び/又は耐蝕性が一層向上する。
【0238】以上、これら複合電極の製造時又は発光管
焼成時に、複合電極のメタライズコート側に外部リード
等(Mo,Ni等)を(例えば、メタライズによって)
取り付けて、一体焼成してもよい。
【0239】
【発明の実施の形態】本発明による高圧放電灯の第1の
実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、
図面中、同一部材には同一符号を付すものとする。
【0240】図1は、本発明による第1の実施の形態を
示す図である。石英ガラス又は硬質ガラスによって構成
された外管1内に、セラミック放電管2が収容されてお
り、外管1の中心軸線及びセラミック放電管2の中心軸
線とは一致している。
【0241】外管1の両端は、口金3a,3bによって
密閉されている。セラミック放電管2は、アルミナ性の
管状容器4と、この管状容器4の端部5a及び5bの開
口部にそれぞれ挿入した第1複合電極6a及び6bとを
具える。セラミック放電管2を、二つのリード線7a,
7bを介して外管1によって保持し、これらリード線7
a,7bをそれぞれホイル8a,8bを介して口金3
a,3bに接続する。
【0242】図2は、図1に示すセラミック放電管2の
端部5aの周辺を拡大して示す断面図である。図2にお
いて、容器4は、本体10及びアルミナ製の閉塞材11
aを有する。第1の複合電極6aは、閉塞材11aの開
口部の径とほぼ同一径を有する円柱形状の電流導体13
aと、この電流導体13aの容器4内部に露出した側の
側面に溶接した電極14aを有する。この場合、電極1
4aはコイル15aを有する。
【0243】第1の複合電極6aの電流導体13aは、
アルミナ製の円柱形状部材と、モリブデン及びアルミナ
の混合物からなるメタライズ層とを有する。図3に、円
柱形状部材、メタライズ層及び容器4のアルミナ及びモ
リブデン含有率の遷移を表す図を示す。
【0244】このセラミック放電管2(図1)は、第1
の複合電極6aを、電極14が容器4の内部空間に露出
するとともに第1の複合電極6aの一端が容器4の外部
に露出するように、閉塞材11の開口部に挿入した後、
容器4及び第1の複合電極6aを一体焼成したものであ
る。
【0245】図4は、図1に示すセラミック放電管2の
端部5bの周辺を拡大して示す断面図であり、図5は、
図4の断面図の一部拡大図である。図4及び5におい
て、容器4は、アルミナ製の閉塞材11b及びキャピラ
リ16を有する。第2の複合電極6bは、閉塞材11b
の開口部の径より小さい径を有する円柱形状の電流導体
13bと、この電流導体13bの容器4内部に露出した
側の底面に溶接した電極14bを有する。この場合も、
電極14bはコイル15aを有する。なお、第2の複合
電極6bとキャピラリ16との間の隙間は、フリットシ
ール17を充填することによって気密封止されている。
【0246】第2の複合電極6bの電流導体13bも、
アルミナ製の円柱形状部材と、モリブデン及びアルミナ
の混合物からなるメタライズ層とを有する。図6に、円
柱形状部材、メタライズ層及び容器4のアルミナ及びモ
リブデン含有率の遷移を表す図を示す。
【0247】本実施の形態によれば、第1の複合電極6
aの電流導体13aを、容器4と同一材料(アルミナ)
の略円柱形状部材にモリブデン及びアルミナの混合物を
被覆したもので形成するとともに、第1の複合電極6a
及び容器4を一体焼成して容器4と電流導体13aの略
円柱形状部材との間に強固な接合構造を形成することに
よって、容器4の一方の端部において十分な導電性を維
持しながら十分な気密性を保持するようになる。
【0248】この場合、端部6aにおいて十分な気密性
を保持するので、端部6bを気密封止する際に容器4内
部の温度が高くなっても何ら不都合がない。
【0249】さらに、電極15a及び15bをそれぞ
れ、円柱形状部材にモリブデン及びアルミナの混合物を
被覆した電流導体13a及び13bの底面に溶接してい
るので、電流導体の底面に設けた凹部に電極を埋設する
場合に比べて、容器と同一材料の円柱形状部材に金属及
び非導電材料の混合物を、円柱形状部材表面に均一の厚
さで被覆することができ、キャップのような他の部材を
設ける場合に比べて、複合電極を簡単に構成することか
できる。
【0250】図7及び8は、第1の実施の形態のセラミ
ック放電管の他方の端部の周辺を拡大して示す図であ
る。図7に示すように、容器として樽状容器を使用し、
第1の複合電極として、電流導体の底面に設けた凹部に
電極を埋設したものを用いることもできる。また、図8
に示すように、第2の複合電極として、電流導体の底面
に設けた凹部に電極を埋設したものを用いることもでき
る。
【0251】図9は、本発明による第2の実施の形態を
示す図であり、図10は、高圧放電灯に用いられるセラ
ミック放電管の一端の気密封止を説明するための図であ
る。なお、図10において、端部5c及び5dは同一構
成であるので端部5cについてのみ説明する。
【0252】図10において、容器4は、本体10、ア
ルミナ製の閉塞材11c及びキャピラリ16cを有す
る。複合電極6cは、閉塞材11cの開口部の径より小
さい径を有する円柱形状の電流導体13cと、この電流
導体13cの容器4内部に露出した側の底面に溶接した
電極14cを有する。この場合も、電極14cはコイル
15cを有する。なお、第2の複合電極6cとキャピラ
リ16cとの隙間は溶接によって気密封止されている。
【0253】第2の複合電極6bの電流導体13bも、
アルミナ製の円柱形状部材と、モリブデン及びアルミナ
の混合物からなるメタライズ層とを有する。本実施の形
態によれば、容器4の端部を一時的に加熱するだけであ
るので、容器の他方の端部が十分な気密性を有しない場
合でも、イオン化発光物質及び始動ガスが容器の他方の
端部から容器外部に漏洩するおそれがなくなる。
【0254】図11〜17は、第2の実施の形態の容器
の端部の他の例を示す図である。図11において、複合
電極として、電流導体の底面に設けた凹部に電極を埋設
したものを用いており、溶接によって複合電極と開口部
との隙間を気密封止している。図12及び13は、キャ
ピラリ内にメタライズ層を形成し、複合電極とキャピラ
リとの間にモリブデンをろう付けしたものである。図1
4及び15は、キャピラリ上のアース用拡張導電層と複
合電極との間に溶解用層を設けたものである。図16及
び17は、端部にキャピラリを設けないものである。
【0255】図18は、本発明による高圧放電灯の第3
の実施の形態の容器の大部の一例を示す図であり、図1
9は、その一部拡大図である。この場合、電極21は、
金属(例えば、モリブデン)又は金属と非導電材料との
混合物(例えば、モリブデンとアルミナとの混合物)か
ら構成されたメタライズ部22によって、容器23の開
口部付近に被覆された(例えば、モリブデン又はモリブ
デンとアルミナとの混合物から構成された)メタライズ
コート部24に接合され、これによってリード線25に
電気的に接続する。また、容器23の内部空間に発光物
質を封入後、開口部の径より小さい径を有するアルミナ
製のプラグ26を封入し、このプラグ26と容器23の
開口部との隙間にフリットシール27を充填する。
【0256】このように、電極21をメタライズ部22
によって開口部付近に接合する場合、混合物22が開口
部付近に接触する面積を十分に確保することかできるの
で、電極21の接合強度が高くなる。
【0257】図20は、本発明による高圧放電灯の第3
の実施の形態の容器の大部の他の例を示す図であり、図
21は、その一部拡大図である。この場合、メタライズ
部22及びその近傍に、メタライズ部22を構成する金
属又は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及
び/又は耐蝕性の高い材料(例えば、タングステン又は
タングステンとアルミナとの混合物)を被覆することに
よって、電極21の接合強度及び/又は耐蝕性を更に高
くすることができる。
【0258】図22は、本発明による高圧放電灯の第3
の実施の形態の容器の大部の他の例を示す図であり、図
23は、その一部拡大図である。この場合、電極31
は、金属(例えば、モリブデン)又は金属と非導電材料
との混合物(例えば、モリブデンとアルミナとの混合
物)から構成されたメタライズ部32によって、容器3
3の開口部付近に被覆された(例えば、モリブデン又は
モリブデンとアルミナとの混合物から構成された)メタ
ライズコート部34に接合され、これによってリード線
35に電気的に接続する。また、開口部の径とほぼ同一
径を有するアルミナ製のプラグ36を挿入し、これらを
一体焼成している。この場合も、電極31をメタライズ
部32によって開口部付近に接合するので、電極31の
接合強度が高くなる。
【0259】図24は、本発明による高圧放電灯の第3
の実施の形態の容器の大部の他の例を示す図であり、図
25は、その一部拡大図である。この場合、メタライズ
部32及びその近傍に、メタライズ部32を構成する金
属又は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及
び/又は耐蝕性の高い材料(例えば、タングステン又は
タングステンとアルミナとの混合物)を被覆することに
よって、電極31の接合強度及び/又は耐蝕性を更に高
くすることができる。
【0260】図26〜36は、本発明による高圧放電灯
用の複合電極を示す図である。図26は、棒状の電極を
電流導体に溶接したものである。図27は、棒状の電極
を電流導体にメタライズ接合したものである。図28
は、棒状部及び円盤部を有する電極を電流導体に溶接し
たものである。図29は、電流導体の一端にニオブ棒を
接合したものである。
【0261】図30は、一方の底面が軸線に対して傾斜
した非導電材料(例えば、アルミナ)製の略円柱形状部
材の側面のみに金属と非導電材料(例えば、モリブデン
とアルミナ)との混合物を被覆したものの傾斜した底面
に、この混合物によって電極を接合したものである。こ
のように底面を傾斜させることによって、径が同一であ
る場合には底面が軸線に対して垂直である場合に比べて
混合物が底面に接触する面積が増大し、電極の接合強度
が増大する。
【0262】図31は、非導電材料(例えば、アルミ
ナ)製の円柱形状部材の側面のみに金属と非導電材料
(例えば、モリブデンとアルミナ)との混合物を被覆し
たものの側面に、この混合物によって電極を接合したも
のである。このように側面に電極を接合することによっ
て、底面に接合する場合に比べて電極の接合強度を増大
させることができる。
【0263】図32も、非導電材料(例えば、アルミ
ナ)製の円柱形状部材の側面のみに金属と非導電材料
(例えば、モリブデンとアルミナ)との混合物を被覆し
たものの側面に、この混合物によって電極31を接合し
たものであるが、この場合、電極31の先端部を切り欠
いて、この電極31の中心軸線からずれて延在する先端
部32を接合している。この場合も、側面に電極を接合
することによって、底面に接合する場合に比べて電極の
接合強度を増大させることができる。また、このような
電極31の軸線を、これに対向すべき電極の軸線に容易
に一致させることができる。
【0264】図33は、非導電材料(例えば、アルミ
ナ)製の円柱形状部材の側面のみに金属と非導電材料
(例えば、モリブデンとアルミナ)との混合物を被覆し
たものの底面に、この混合物によって電極を接合し、こ
の接合部及びその近傍に、混合物よりも融点の高い及び
/又は耐蝕性の高い材料33(例えば、タングステン又
はタングステンとアルミナとの混合物)を被覆したもの
であり、図34はその一部拡大図である。これによっ
て、接合強度及び/又は耐蝕性を更に高くすることがで
きる。
【0265】図35は、端部に丸みをつけた非導電材料
(例えば、アルミナ)製の略円柱形状部材の側面のみに
金属と非導電材料(例えば、モリブデンとアルミナ)と
の混合物を被覆したものの底面に、この混合物によって
電極を接合したものであり、図36はその一部拡大図で
ある。この場合、混合物が略円柱形状部材に接触する面
積が増大するので、電極の接合強度が増大し、かつ、接
合に用いた混合物が側面に被覆された混合物に接触する
面積が増大するので、導電性も増大する。この場合も、
図33及び34に示したように、接合部及びその近傍
に、混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い材
料(例えば、タングステン又はタングステンとアルミナ
との混合物)を被覆してもよい。
【0266】次に、モリブデンとアルミナとの容積パー
セントと、導電性及び気密性との関係を〔表1〕に示
す。〔表1〕において、例えば、20/80は、モリブ
デン及びアルミナの容積パーセントがそれぞれ20容積
パーセント及び80容積パーセントであることを表す。
【0267】
【表1】
【0268】〔表1〕から、好適なモリブデン及びアル
ミナの容積比率は30/70〜70/30であることが
わかる。
【0269】次に、メタリック層の厚さと導電性及び気
密性との関係を〔表2〕に示す。なお、気密性は、He
リークディテクタを用いて判定した。
【0270】
【表2】
【0271】〔表2〕から、メタライズ層の好適な厚さ
は、20〜400μmとなる。
【0272】次に、第1の実施の形態の高圧放電灯の整
合工程を、図4を用いて説明する。第1の複合電極6a
を、電極15aが容器4の内部空間に露出するとともに
第1の複合電極6aの一端が容器4の外部に露出するよ
うに、閉塞材11aの開口部に挿入した後、容器4及び
第1の複合電極6aを一体焼成し、その後、第2の複合
電極6bの電流導体13bを、電極15bが容器4の内
部空間に露出するとともに第2の複合電極6bの一端が
容器4の外部に露出するように、閉塞材11bの開口部
に挿入した後、電流導体13bと容器4との隙間を気密
封止する。
【0273】次に、第2の実施の形態の高圧放電灯の製
造工程を、図10を用いて説明する。電流導体13c
を、電極14cが容器4の内部空間に露出するとともに
電流導体13cの一端が容器4の外部に露出するよう
に、閉塞材11cの開口部に挿入した後、電流導体13
cと容器4との隙間を、モリブデン層又はモリブデン及
びアルミナの混合物の層によって気密封止する。
【0274】次に、複合電極の製造方法を、図37〜3
9を用いて説明する。先ず、アルミナ粉を混練し、押し
出し成形した後、これを切断加工し、脱バインダし及び
仮焼する。この仮焼体に、アルミナ粉及びモリブデン粉
のペーストを塗布した後、仮焼する。この仮焼体に、モ
リブデン粉のペーストを塗布してタングステン電極を組
み立て、本焼する。
【0275】図41〜45は、従来の高圧放電灯と本発
明による高圧放電灯との比較を説明するための顕微鏡写
真である。これらは、図40の部分Xの拡大図である。
図41は、メタライズ層としてタングステンを用いたも
のを示す。図42は、モリブデン/アルミナ比が50/
50で厚さが30μmのものを示す。図43は、モリブ
デン/アルミナ比が50/50で厚さが50μmのもの
を示す。図44は、モリブデン/アルミナ比が70/3
0で厚さが30μmのものを示す。図45は、モリブデ
ン/アルミナ比が30/70で厚さが30μmのものを
示す。
【0276】図41は、容器と円柱形状部材との接合が
良くないことがわかる。図42及び43は、容器と円柱
形状部材との接合が良いことがわかる。図44は、容器
と円柱形状部材との接合が良くないことがわかる。図4
5は、メタライズ層が連続しないことがわかる。
【0277】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、容器及び円柱形状の非導電部材として、アルミナ以
外の非導電部材(例えば、サーメット)を用いることも
できる。また、上記実施の形態では、メタライズ層を、
モリブデンとアルミナとの混合物としたが、混合物中の
金属部分は、モリブデンを50容積パーセント以上含め
ばよく、混合物中の非導電材料部分は、容器と同一材料
(すなわち、アルミナ)を50容積パーセント以上含め
ばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示す図であ
る。
【図2】図1に示すセラミック放電管2の端部5aの周
辺を拡大して示す断面図である。
【図3】円柱形状部材、メタライズ層及び容器4のアル
ミナ及びモリブデン含有率の遷移を表す図である。
【図4】図1に示すセラミック放電管2の端部5bの周
辺を拡大して示す断面図である。
【図5】図4Aの断面図の一部拡大図である。
【図6】円柱形状部材、メタライズ層及び容器4のアル
ミナ及びモリブデン含有率の遷移を表す図である。
【図7】第1の実施の形態のセラミック放電管の他方の
端部の周辺を拡大して示す図である。
【図8】第1の実施の形態のセラミック放電管の他方の
端部の周辺を拡大して示す図である。
【図9】本発明による第2の実施の形態を示す図であ
る。
【図10】高圧放電灯に用いられるセラミック放電管の
一端の気密封止を説明するための図である。
【図11】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図12】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図13】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図14】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図15】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図16】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図17】第2の実施の形態の容器の端部の他の例を示
す図である。
【図18】本発明による高圧放電灯の第3の実施の形態
の容器の端部を示す図である。
【図19】図18の一部拡大図である。
【図20】本発明による高圧放電灯の第3の実施の形態
の容器の端部を示す図である。
【図21】図20の一部拡大図である。
【図22】本発明による高圧放電灯の第3の実施の形態
の容器の端部を示す図である。
【図23】図22の一部拡大図である。
【図24】本発明による高圧放電灯の第3の実施の形態
の容器の端部を示す図である。
【図25】図24の一部拡大図である。
【図26】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図27】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図28】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図29】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図30】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図31】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図32】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図33】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図34】図33の一部拡大図である。
【図35】本発明による高圧放電灯用の複合電極を示す
図である。
【図36】図35の一部拡大図である。
【図37】複合電極の製造工程のフローチャートであ
る。
【図38】複合電極の製造工程のフローチャートであ
る。
【図39】複合電極の製造工程のフローチャートであ
る。
【図40】従来の高圧放電灯と本発明による高圧放電灯
との比較を説明するための図である。
【図41】従来の高圧放電灯と本発明による高圧放電灯
との比較を説明するための顕微鏡写真である。
【図42】従来の高圧放電灯と本発明による高圧放電灯
との比較を説明するための顕微鏡写真である。
【図43】従来の高圧放電灯と本発明による高圧放電灯
との比較を説明するための顕微鏡写真である。
【図44】従来の高圧放電灯と本発明による高圧放電灯
との比較を説明するための顕微鏡写真である。
【図45】従来の高圧放電灯と本発明による高圧放電灯
との比較を説明するための顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 外管 2 セラミック放電管 3a,3b 口金
4 管状容器 5a,5b 端部 6a 第1の複合電
極 6b 第2の複合電極 7a,7b リード線 8
a,8b ホイル 10 本体 11a,11b,11
c閉塞材 13a,13b,13c 電流導体 14
a,14b,21,31,41,42 電極 15a
コイル 16,16c キャピラリ 17,27フリッ
トシール 22,32 メタライズ部 23,33 容
器 24,34メタライズコート部 25,35 リー
ド線 26,36 プラグ 43 材料

Claims (94)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべ
    き内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端に
    開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一方
    の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する略円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体に電気的に接続した電
    極を有する複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材
    の少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合物を被覆
    したもので形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容量パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上を含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記容器及び複合電極を一体焼成したことを特徴とする
    高圧放電灯。
  2. 【請求項2】イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべ
    き内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端に
    開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一方
    の端部における開口部の径より小さい径を有する略円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体に電気的に接続した電
    極を有する複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材
    の少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合物を被覆
    したもので形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容量パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上を含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属及
    び前記容器と同一材料の混合物の層によって気密封止し
    たことを特徴とする高圧放電灯。
  3. 【請求項3】イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべ
    き内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端に
    開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一方
    の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する略円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体に電気的に接続した電
    極を有する第1の複合電極と、前記容器の他方の端部に
    おける開口部の径より小さい径を有する略円柱形状の電
    流導体及びこの電流導体に電気的に接続した電極を有す
    る第2の複合電極とを具え、 前記第1及び第2の複合電極の電流導体を、前記容器と
    同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非
    導電材料との混合物を被覆したものでそれぞれ形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
    挿入した後、前記容器及び前記第1の複合電極を一体焼
    成し、その後、前記第2の複合電極を、前記内部空間に
    露出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器
    の外部に露出するように、前記他方の端部における開口
    部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気
    密封止したことを特徴とする高圧放電灯。
  4. 【請求項4】イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべ
    き内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端に
    開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一方
    の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する円柱形
    状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出し
    た側の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しく
    は金属と非導電材料との混合物によって接合した電極を
    有する複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の
    少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被覆し
    たもので形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記容器及び複合電極を一体焼成したことを特徴とする
    高圧放電灯。
  5. 【請求項5】前記電流導体の少なくとも前記容器内部に
    露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は
    金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸
    みをつけた端部に接合したことを特徴とする請求項4記
    載の高圧放電灯。
  6. 【請求項6】前記電極を、前記電流導体の前記容器内部
    に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金属
    と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又は
    金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/又
    は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項4記載の高圧放電灯。
  7. 【請求項7】前記電流導体の少なくとも前記容器内部に
    露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は
    金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸
    みをつけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電材
    料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い
    金属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と電
    流導体との接合部及びその近傍に被覆したことを特徴と
    する請求項4記載の高圧放電灯。
  8. 【請求項8】イオン化発光物質及び始動ガスを充填すべ
    き内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端に
    開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一方
    の端部における開口部の径より小さい径を有する円柱形
    状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出し
    た側の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しく
    は金属と非導電材料との混合物によって接合した電極を
    有する複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の
    少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被覆し
    たもので形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属及
    び前記容器と同一材料の混合物の層によって気密封止し
    たことを特徴とする高圧放電灯。
  9. 【請求項9】前記電流導体の少なくとも前記容器内部に
    露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又は
    金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の丸
    みをつけた端部に接合したことを特徴とする請求項8記
    載の高圧放電灯。
  10. 【請求項10】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項8記載の高圧放電灯。
  11. 【請求項11】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電
    材料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
    い金属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と
    電流導体との接合部及びその近傍に被覆したことを特徴
    とする請求項8記載の高圧放電灯。
  12. 【請求項12】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出
    した側の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若し
    くは金属と非導電材料との混合物によって接合した電極
    を有する第1の複合電極と、前記容器の他方の端部にお
    ける開口部の径より小さい径を有する円柱形状の電流導
    体及びこの電流導体の前記容器内部に露出した側の底面
    と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しくは金属と非
    導電材料との混合物によって接合した電極を有する第2
    の複合電極とを具え、 前記第1及び第2の複合電極の電流導体を、前記容器と
    同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非
    導電材料との混合物を被覆したものでそれぞれ形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
    挿入した後、前記容器及び前記第1の複合電極を一体焼
    成し、その後、前記第2の複合電極を、前記内部空間に
    露出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器
    の外部に露出するように、前記他方の端部における開口
    部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気
    密封止したことを特徴とする高圧放電灯。
  13. 【請求項13】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合したことを特徴とする請求項1
    2記載の高圧放電灯。
  14. 【請求項14】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項12記載の高圧放電灯。
  15. 【請求項15】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電
    材料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
    い金属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と
    電流導体との接合部及びその近傍に被覆したことを特徴
    とする請求項12記載の高圧放電灯。
  16. 【請求項16】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有するとと
    もに前記容器内部に露出した側の底面が軸線に対して傾
    斜した略円柱形状の電流導体及びこの電流導体の前記容
    器内部に露出した側の底面に溶接し又は金属若しくは金
    属と非導電材料との混合物によって接合した電極を有す
    る複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材
    の少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合物を被覆
    したもので形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容量パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上を含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記容器及び複合電極を一体焼成したことを特徴とする
    高圧放電灯。
  17. 【請求項17】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合したことを特徴とする請求項1
    6記載の高圧放電灯。
  18. 【請求項18】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項16記載の高圧放電灯。
  19. 【請求項19】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電
    材料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
    い金属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と
    電流導体との接合部及びその近傍に被覆したことを特徴
    とする請求項16記載の高圧放電灯。
  20. 【請求項20】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径より小さい径を有するとと
    もに前記容器内部に露出した側の底面が軸線に対して傾
    斜した略円柱形状の電流導体及びこの電流導体の前記容
    器内部に露出した側の底面に溶接し又は金属若しくは金
    属と非導電材料との混合物によって接合した電極を有す
    る複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の略円柱形状部材
    の少なくとも側面に金属及び非導電材料の混合物を被覆
    したもので形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容量パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上を含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属及
    び前記容器と同一材料の混合物の層によって気密封止し
    たことを特徴とする高圧放電灯。
  21. 【請求項21】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合したことを特徴とする請求項2
    0記載の高圧放電灯。
  22. 【請求項22】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項20記載の高圧放電灯。
  23. 【請求項23】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電
    材料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
    い金属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と
    電流導体との接合部及びその近傍に被覆したことを特徴
    とする請求項20記載の高圧放電灯。
  24. 【請求項24】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有するとと
    もに前記容器内部に露出した側の底面が軸線に対して傾
    斜した略円柱形状の電流導体及びこの電流導体の前記容
    器内部に露出した側の底面に溶接し又は金属若しくは金
    属と非導電材料との混合物によって接合した電極を有す
    る第1の複合電極と、前記容器の他方の端部における開
    口部の径より小さい径を有するとともに前記容器内部に
    露出した側の底面が軸線に対して傾斜した略円柱形状の
    電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出した側
    の底面と側面のうちの一方に溶接し又は金属若しくは金
    属と非導電材料との混合物によって接合した電極を有す
    る第2の複合電極とを具え、 前記第1及び第2の複合電極の電流導体を、前記容器と
    同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非
    導電材料との混合物を被覆したものでそれぞれ形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
    挿入した後、前記容器及び前記第1の複合電極を一体焼
    成し、その後、前記第2の複合電極を、前記内部空間に
    露出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器
    の外部に露出するように、前記他方の端部における開口
    部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気
    密封止したことを特徴とする高圧放電灯。
  25. 【請求項25】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合したことを特徴とする請求項2
    4記載の高圧放電灯。
  26. 【請求項26】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項24記載の高圧放電灯。
  27. 【請求項27】前記電流導体の少なくとも前記容器内部
    に露出した側の端部に丸みをつけ、前記電極を、金属又
    は金属と非導電材料との混合物によって前記電流導体の
    丸みをつけた端部に接合し、その金属又は金属と非導電
    材料との混合物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高
    い金属又は金属と非導電材料との混合物を、前記電極と
    電流導体との接合部及びその近傍に被覆したことを特徴
    とする請求項24記載の高圧放電灯。
  28. 【請求項28】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出
    した側の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材
    料との混合物によって接合した電極を有する複合電極と
    を具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の
    少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被覆し
    たもので形成し、前記電極の軸線を、これに対向すべき
    電極の軸線とほぼ一致させるようにし、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容量パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上を含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記容器及び複合電極を一体焼成したことを特徴とする
    高圧放電灯。
  29. 【請求項29】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項28記載の高圧放電灯。
  30. 【請求項30】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径より小さい径を有する円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出
    した側の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材
    料との混合物によって接合した電極を有する複合電極と
    を具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の
    少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被覆し
    たもので形成し、前記電極の軸線を、これに対向すべき
    電極の軸線とほぼ一致させるようにし、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容量パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上を含み、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属及
    び前記容器と同一材料の混合物の層によって気密封止し
    たことを特徴とする高圧放電灯。
  31. 【請求項31】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項30記載の高圧放電灯。
  32. 【請求項32】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成されるとともにこの内部空間の両端
    に開口部を有する非導電材料製の容器と、この容器の一
    方の端部における開口部の径とほぼ同一径を有する円柱
    形状の電流導体及びこの電流導体の前記容器内部に露出
    した側の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材
    料との混合物によって接合した電極を有する第1の複合
    電極と、前記容器の他方の端部における開口部の径より
    小さい径を有する円柱形状の電流導体及びこの電流導体
    の前記容器内部に露出した側の側面に溶接し又は金属若
    しくは金属と非導電材料との混合物によって接合した電
    極を有する第2の複合電極とを具え、 前記電流導体を、前記容器と同一材料の円柱形状部材の
    少なくとも側面に金属と非導電材料との混合物を被覆し
    たものでそれぞれ形成し、前記第1の複合電極の軸線
    を、前記第2の複合電極の軸線とほぼ一致させるように
    し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部材が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
    挿入した後、前記容器及び前記第1の複合電極を一体焼
    成し、その後、前記第2の複合電極を、前記内部空間に
    露出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器
    の外部に露出するように、前記他方の端部における開口
    部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間を気
    密封止したことを特徴とする高圧放電灯。
  33. 【請求項33】前記電極を、前記電流導体の前記容器内
    部に露出した側の底面と側面のうちの一方に金属又は金
    属と非導電材料との混合物によって接合し、その金属又
    は金属と非導電材料との混合物よりも融点の高い及び/
    又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電材料との混合物
    を、前記電極と電流導体との接合部及びその近傍に被覆
    したことを特徴とする請求項32記載の高圧放電灯。
  34. 【請求項34】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間の両端に開口部
    を有し、少なくとも一方の開口部付近に金属又は金属と
    非導電材料との混合物を被覆した非導電材料製の容器
    と、前記内部空間に露出するように、金属又は金属と非
    導電材料との混合物によって前記開口部付近に接合した
    電極と、前記少なくとも一方の開口部とほぼ同一径を有
    する非導電材料製のプラグとを具え、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記プラグを前記少なくとも一方の開口部に挿入した
    後、前記容器及びプラグを一体焼成したことを特徴とす
    る高圧放電灯。
  35. 【請求項35】前記金属又は金属と非導電材料との混合
    物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金
    属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記開口部に
    被覆された混合物との接合部及びその近傍に被覆したこ
    とを特徴とする請求項34記載の高圧放電灯。
  36. 【請求項36】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間の両端に開口部
    を有し、少なくとも一方の開口部付近に金属又は金属と
    非導電材料との混合物を被覆した非導電材料製の容器
    と、前記内部空間に露出するように、金属又は金属と非
    導電材料との混合物によって前記開口部付近に接合した
    電極と、前記少なくとも一方の開口部よりも小さい径を
    有する非導電材料製のプラグとを具え、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    容器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記プラグを前記少なくとも一方の開口部に挿入した
    後、金属層又は金属と前記容器と同一材料との混合物に
    よって気密封止したことを特徴とする高圧放電灯。
  37. 【請求項37】前記金属又は金属と非導電材料との混合
    物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金
    属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記開口部に
    被覆された混合物との接合部及びその近傍に被覆したこ
    とを特徴とする請求項36記載の高圧放電灯。
  38. 【請求項38】円柱形状の非導電材料部材の少なくとも
    側面に非導電材料及び金属の混合物を被覆した電流導体
    と、この電流導体の底面に溶接され又は金属若しくは金
    属と非導電材料との混合物によって接合された電極とを
    有し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    非導電材料部材と同一材料を50容積パーセント以上含
    むことを特徴とする高圧放電灯用の複合電極。
  39. 【請求項39】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合したことを特徴とする請求項38記載の高圧放電灯用
    の複合電極。
  40. 【請求項40】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆したことを特徴とする請求項38記載の
    高圧放電灯用の複合電極。
  41. 【請求項41】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆したことを特徴とする請求項38記載
    の高圧放電灯用の複合電極。
  42. 【請求項42】少なくとも一方の底面が軸線に対して傾
    斜した略円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側面に
    非導電材料と金属との混合物を被覆した電流導体と、こ
    の電流導体の傾斜した底面に溶接され又は金属若しくは
    金属と非導電材料との混合物によって接合された電極と
    を有し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    非導電材料部材と同一材料を50容積パーセント以上含
    むことを特徴とする高圧放電灯用の複合電極。
  43. 【請求項43】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合したことを特徴とする請求項42記載の高圧放電灯用
    の複合電極。
  44. 【請求項44】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆したことを特徴とする請求項42記載の
    高圧放電灯用の複合電極。
  45. 【請求項45】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆したことを特徴とする請求項42記載
    の高圧放電灯用の複合電極。
  46. 【請求項46】円柱形状の非導電材料部材の少なくとも
    側面に金属と非導電材料との混合物を被覆した電流導体
    と、この電流導体の側面に溶接され又は金属若しくは金
    属と非導電材料との混合物によって接合した電極とを有
    し、 この電極の軸線を、これに対向すべき電極の軸線に一致
    させるようにし、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    非導電材料部材と同一材料を50容積パーセント以上含
    むことを特徴とする高圧放電灯用の複合電極。
  47. 【請求項47】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆したことを特徴とする請求項46記載の
    高圧放電灯用の複合電極。
  48. 【請求項48】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料製の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と
    非導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流
    導体に電気的に接続した電極を具える複合電極を形成
    し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流
    導体が前記容器の一方の端部における前記開口部の径と
    ほぼ同一径を有し、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記開口部に挿入した後、前記容器及び複合電
    極を一体焼成することを特徴とする高圧放電灯の製造方
    法。
  49. 【請求項49】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料製の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と
    非導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流
    導体に電気的に接続した電極を具える複合電極を形成
    し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流
    導体が前記容器の一方の端部における前記開口部の径よ
    り小さい径を有し、 前記電流導体を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記電流導体の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と
    前記容器と同一材料との混合物の層によって気密封止す
    ることを特徴とする高圧放電灯の製造方法。
  50. 【請求項50】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料製の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と
    非導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流
    導体に電気的に接続した電極を具える第1及び第2の複
    合電極を形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記第1
    の複合電極の電流導体が、前記容器の一方の端部におけ
    る前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記第2の複合
    電極の電流導体が、前記容器の他方の端部における開口
    部の径より小さい径を有し、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
    挿入した後、前記容器及び複合電極を一体焼成し、その
    後、前記第2の複合電極の電流導体を、前記電極が前記
    内部空間に露出するとともに前記第2の複合電極の一端
    が前記容器の外部に露出するように、前記他方の端部に
    おける開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器と
    の隙間を気密封止することを特徴とする高圧放電灯の製
    造方法。
  51. 【請求項51】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側
    面に金属と非同伝材料との混合物を被覆した電流導体及
    びこの電流導体の底面と側面のうちの一方に溶接し又は
    金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
    した電極を具える複合電極を形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流
    導体が前記容器の一方の端部における前記開口部の径と
    ほぼ同一径を有し、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記開口部に挿入した後、前記容器及び複合電
    極を一体焼成することを特徴とする高圧放電灯の製造方
    法。
  52. 【請求項52】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項51記載の高圧放電灯の
    製造方法。
  53. 【請求項53】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項51記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  54. 【請求項54】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項51記載
    の高圧放電灯の製造方法。
  55. 【請求項55】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側
    面に金属と非同伝材料との混合物を被覆した電流導体及
    びこの電流導体の底面と側面のうちの一方に溶接し又は
    金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
    した電極を具える複合電極を形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流
    導体が前記容器の一方の端部における前記開口部の径よ
    り小さい径を有し、 前記電流導体を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記電流導体の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と
    前記容器と同一材料との混合物の層によって気密封止す
    ることを特徴とする高圧放電灯の製造方法。
  56. 【請求項56】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項55記載の高圧放電灯の
    製造方法。
  57. 【請求項57】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項55記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  58. 【請求項58】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項55記載
    の高圧放電灯の製造方法。
  59. 【請求項59】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の円柱形状の非導電材料部材の少なくとも側
    面に金属と非同伝材料との混合物を被覆した電流導体及
    びこの電流導体の底面と側面のうちの一方に溶接し又は
    金属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
    した電極を具える第1及び第2の複合電極を形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記第1
    の複合電極の電流導体が、前記容器の一方の端部におけ
    る前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記第2の複合
    電極の電流導体が、前記容器の他方の端部における開口
    部の径より小さい径を有し、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記一方の端部における開口部に
    挿入した後、前記容器及び第1の複合電極を一体焼成
    し、その後、前記第2の複合電極の電流導体を、前記電
    極が前記内部空間に露出するとともに前記第2の複合電
    極の一端が前記容器の外部に露出するように、前記他方
    の端部における開口部に挿入した後、前記電流導体と前
    記容器との隙間を気密封止することを特徴とする高圧放
    電灯の製造方法。
  60. 【請求項60】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項59記載の高圧放電灯の
    製造方法。
  61. 【請求項61】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項59記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  62. 【請求項62】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項59記載
    の高圧放電灯の製造方法。
  63. 【請求項63】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、少なくと
    も一方の底面が軸線に対して傾斜した前記容器と同一材
    料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材
    料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体の傾
    斜した底面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料
    との混合物によって接合した電極を具える複合電極を形
    成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流
    導体が前記容器の一方の端部における前記開口部の径と
    ほぼ同一径を有し、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記開口部に挿入した後、前記容器及び複合電
    極を一体焼成することを特徴とする高圧放電灯の製造方
    法。
  64. 【請求項64】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項63記載の高圧放電灯の
    製造方法。
  65. 【請求項65】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項63記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  66. 【請求項66】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項63記載
    の高圧放電灯の製造方法。
  67. 【請求項67】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、少なくと
    も一方の底面が軸線に対して傾斜した前記容器と同一材
    料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材
    料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体の傾
    斜した底面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料
    との混合物によって接合した電極を具える複合電極を形
    成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記電流
    導体が前記容器の一方の端部における前記開口部の径よ
    り小さい径を有し、 前記電流導体を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記電流導体の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と
    前記容器と同一材料との混合物の層によって気密封止す
    ることを特徴とする高圧放電灯の製造方法。
  68. 【請求項68】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項67記載の高圧放電灯の
    製造方法。
  69. 【請求項69】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項67記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  70. 【請求項70】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項67記載
    の高圧放電灯の製造方法。
  71. 【請求項71】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、少なくと
    も一方の底面が軸線に対して傾斜した前記容器と同一材
    料の略円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非導電材
    料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導体の傾
    斜した底面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料
    との混合物によって接合した電極を具える第1及び第2
    の複合電極を形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記第1
    の複合電極の電流導体が、前記容器の一方の端部におけ
    る前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記第2の複合
    電極の電流導体が、前記容器の他方の端部における開口
    部の径より小さい径を有し、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記開口部に挿入した後、前記容
    器及び第1の複合電極を一体焼成し、その後、前記第2
    の複合電極の電流導体を、前記電極が前記内部空間に露
    出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器の
    外部に露出するように、前記容器の他方の端部における
    開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間
    を気密封止することを特徴とする高圧放電灯の製造方
    法。
  72. 【請求項72】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項71記載の高圧放電灯の
    製造方法。
  73. 【請求項73】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項71記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  74. 【請求項74】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項71記載
    の高圧放電灯の製造方法。
  75. 【請求項75】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非
    導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導
    体の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
    の混合物によって接合した電極を具える複合電極を形成
    し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記複合
    電極の電流導体が、前記容器の一方の端部における前記
    開口部の径とほぼ同一径を有し、前記電極の軸線を、こ
    れに対向すべき電極の軸線とほぼ一致させるようにし、 前記複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記複合電極の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記開口部に挿入した後、前記容器及び複合電
    極を一体焼成することを特徴とする高圧放電灯の製造方
    法。
  76. 【請求項76】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項75記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  77. 【請求項77】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非
    導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導
    体の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
    の混合物によって接合した電極を具える複合電極を形成
    し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記複合
    電極の電流導体が、前記容器の一方の端部における前記
    開口部の径より小さい径を有し、前記電極の軸線を、こ
    れに対向すべき電極の軸線とほぼ一致させるようにし、 前記電流導体を、前記電極が前記内部空間に露出すると
    ともに前記電流導体の一端が前記容器の外部に露出する
    ように、前記一方の端部における開口部に挿入した後、
    前記電流導体と前記容器との隙間を、金属層又は金属と
    前記容器と同一材料との混合物の層によって気密封止す
    ることを特徴とする高圧放電灯の製造方法。
  78. 【請求項78】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項77記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  79. 【請求項79】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間に開口部を有す
    る、非導電材料性の容器を形成するとともに、前記容器
    と同一材料の円柱形状部材の少なくとも側面に金属と非
    導電材料との混合物を被覆した電流導体及びこの電流導
    体の側面に溶接し又は金属若しくは金属と非導電材料と
    の混合物によって接合した電極を具える第1及び第2の
    複合電極を形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、前記第1
    の複合電極の電流導体が、前記容器の一方の端部におけ
    る前記開口部の径とほぼ同一径を有し、前記第2の複合
    電極の電流導体が、前記容器の他方の端部における開口
    部の径より小さい径を有し、前記第1の複合電極の電極
    の軸線を、前記第2の複合電極の軸線とほぼ一致させる
    ようにし、 前記第1の複合電極を、前記電極が前記内部空間に露出
    するとともに前記第1の複合電極の一端が前記容器の外
    部に露出するように、前記開口部に挿入した後、前記容
    器及び第1の複合電極を一体焼成し、その後、前記第2
    の複合電極の電流導体を、前記電極が前記内部空間に露
    出するとともに前記第2の複合電極の一端が前記容器の
    外部に露出するように、前記容器の他方の端部における
    開口部に挿入した後、前記電流導体と前記容器との隙間
    を気密封止することを特徴とする高圧放電灯の製造方
    法。
  80. 【請求項80】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項79記載の
    高圧放電灯の製造方法。
  81. 【請求項81】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間の両端に開口部
    を有するとともにその少なくとも一方の開口部付近に金
    属又は金属と非導電材料との混合物を被覆した非導電材
    料製の容器と、電極と、前記少なくとも一方の開口部の
    径とほぼ同一径を有するプラグとを形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によ
    って前記開口部付近に接合し、前記プラグを、前記内部
    空間に露出するように前記少なくとも一方の開口部に挿
    入した後、前記容器及びプラグを一体焼成することを特
    徴とする高圧放電灯の製造方法。
  82. 【請求項82】前記金属又は金属と非導電材料との混合
    物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金
    属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記開口部に
    被覆された混合物との接合部及びその近傍に被覆するこ
    とを特徴とする請求項81記載の高圧放電灯の製造方
    法。
  83. 【請求項83】イオン化発光物質及び始動ガスを充填す
    べき内部空間が形成され、この内部空間の両端に開口部
    を有するとともにその少なくとも一方の開口部付近に金
    属又は金属と非導電材料との混合物を被覆した非導電材
    料製の容器と、電極と、前記少なくとも一方の開口部の
    径より小さい径を有するプラグとを形成し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が前記容
    器と同一材料を50容積パーセント以上含み、 前記電極を、金属又は金属と非導電材料との混合物によ
    って前記開口部付近に接合し、前記プラグを、前記内部
    空間に露出するように前記少なくとも一方の開口部に挿
    入した後、前記プラグと前記容器との隙間を、金属層又
    は金属と前記容器との同一材料との混合物の層によって
    気密封止することを特徴とする高圧放電灯の製造方法。
  84. 【請求項84】前記金属又は金属と非導電材料との混合
    物よりも融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金
    属と非導電材料との混合物を、前記電極と前記開口部に
    被覆された混合物との接合部及びその近傍に被覆するこ
    とを特徴とする請求項83記載の高圧放電灯の製造方
    法。
  85. 【請求項85】円柱形状の非導電材料部材に金属と非導
    電材料との混合物を被覆した電流導体を形成し、この電
    流導体の底面と側面のうちの一方に電極を溶接し又は金
    属若しくは金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    円柱形状部分の非導電材料と同一材料を50容積パーセ
    ント以上含むことを特徴とする高圧放電灯用の複合電極
    の製造方法。
  86. 【請求項86】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項85記載の高圧放電灯用
    の複合電極の製造方法。
  87. 【請求項87】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項86記載の
    高圧放電灯用の複合電極の製造方法。
  88. 【請求項88】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項87記載
    の高圧放電灯用の複合電極の製造方法。
  89. 【請求項89】少なくとも一方の底面が軸線に対して傾
    斜した略円柱形状の非導電材料部材に金属と非導電材料
    との混合物を被覆した電流導体を形成し、この電流導体
    の傾斜した底面に電極を溶接し又は金属若しくは金属と
    非導電材料との混合物によって接合し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    円柱形状部分の非導電材料と同一材料を50容積パーセ
    ント以上含むことを特徴とする高圧放電灯用の複合電極
    の製造方法。
  90. 【請求項90】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合することを特徴とする請求項89記載の高圧放電灯用
    の複合電極の製造方法。
  91. 【請求項91】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項89記載の
    高圧放電灯用の複合電極の製造方法。
  92. 【請求項92】前記電流導体の少なくとも一方の端部に
    丸みをつけ、前記電極を、金属又は金属と非導電材料と
    の混合物によって前記電流導体の丸みをつけた端部に接
    合し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも
    融点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導
    電材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及
    びその近傍に被覆することを特徴とする請求項89記載
    の高圧放電灯用の複合電極の製造方法。
  93. 【請求項93】円柱形状の非導電材料部材に金属と非導
    電材料との混合物を被覆した電流導体を形成し、軸線を
    対向すべき電極の軸線に一致させるように前記電流導体
    の側面に電極を溶接し又は金属若しくは金属と非導電材
    料との混合物によって接合し、 前記混合物中の金属部分がモリブデンを50容積パーセ
    ント以上含み、前記混合物中の非導電材料部分が、前記
    円柱形状部分の非導電材料と同一材料を50容積パーセ
    ント以上含むことを特徴とする高圧放電灯用の複合電極
    の製造方法。
  94. 【請求項94】前記電極を、前記電流導体の一方の側面
    に金属又は金属と非導電材料との混合物によって接合
    し、その金属又は金属と非導電材料との混合物よりも融
    点の高い及び/又は耐蝕性の高い金属又は金属と非導電
    材料との混合物を、前記電極と電流導体との接合部及び
    その近傍に被覆することを特徴とする請求項93記載の
    高圧放電灯用の複合電極の製造方法。
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