JPH11232958A - 車両用防水プッシュスイッチ - Google Patents

車両用防水プッシュスイッチ

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JPH11232958A
JPH11232958A JP10029754A JP2975498A JPH11232958A JP H11232958 A JPH11232958 A JP H11232958A JP 10029754 A JP10029754 A JP 10029754A JP 2975498 A JP2975498 A JP 2975498A JP H11232958 A JPH11232958 A JP H11232958A
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JP
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screw
waterproof
switch
hole
push switch
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JP10029754A
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Tsunesuke Takano
恒助 高野
Koji Mikami
浩司 三上
Takeshi Sato
武 佐藤
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TEEANTEE KK
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    • H01H13/183—Operating parts, e.g. push-button adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift for actuation by moving a closing member, e.g. door, cover
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    • H01H9/02—Bases, casings, or covers
    • H01H9/04—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings
    • H01H2009/048—Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof casings using a sealing boot, e.g. the casing having separate elastic body surrounding the operating member and hermetically closing the opening for it

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 防水キャップを被せた状態でネジのネジ止め
が可能であると共に、防水状態が完全に行われ、かつ、
ネジが容易に脱落することがないようにした車両用防水
プッシュスイッチを提供する。 【解決手段】 車両のドアのようなボディーＡに対して
開閉する部材によってオン・オフするスイッチ１に一体
的に形成された鍔体１１に、マイナス電極板２が一体的
に固定され、かつ、鍔体１１およびマイナス電極板２に
形成された孔１１ａ，２２に、スイッチ１を車両のボデ
ィーＡに固定するためのネジ３が挿入され、また、鍔体
１１の周縁に前記スイッチ１およびネジ３を覆う防水キ
ャップ５が取付けられた車両用防水プッシュスイッチに
おいて、防水キャップ５のネジ３を覆う部分に開口部を
形成すると共に、開口部の上縁に前記ネジ３の頭部の径
より小さな径となる肉薄の抜け止め片５２ｂを一体に形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等のドアの
ヒンジ側が取付けられるフロントおよびリアーピラー
（以下、単にピラーという）に固定され、あるいは、ボ
ンネットやトランクリットが取付けられたボディー側に
取付けられ、前記ドアやボンネットあるいはトランクリ
ットを開放することによってオン状態となり、室内灯等
の電球を点灯し、あるいはセキュリティの信号を送出す
るための車両用防水プッシュスイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来における車両用防水プッシュスイッ
チの一例（実公平６−２９８６１号公報）を図７、図８
と共に説明する。なお、従来例はドアを開閉することに
より、室内灯の点滅を行う場合について説明する。Ａは
ピラー、Ｂはドアのヒンジ側が取付けられるピラーＡの
比較的下部に固定される車両用防水プッシュスイッチに
して、ドアが閉じられると押圧されてスイッチがオフと
なり、ドアが開放されるとオンとなり室内灯を点灯させ
るものである。
【０００３】この車両用防水プッシュスイッチＢは樹脂
製のスイッチ１と、該スイッチ１のケースと一体成形さ
れた鍔板１ａに固定されるマイナス電極板２と、該電極
板２および鍔板１１に開口された孔２ａ，１１ａに挿通
されるネジ３と、前記鍔板１１に着脱自在に取付けられ
前記ネジ３とスイッチ１の上部を覆う防水キャップ４と
から構成されている。
【０００４】前記したスイッチ１は、ケースより突出し
た押圧体１２の頭部１２ａを、ケース内に収容されたス
プリング（図示せず）のバネ力に抗してドアを閉めるこ
とにより押圧すると、前記マイナス電極板２とケースか
ら外部に導出されたプラス電極板１３とが離開されオフ
状態となり、また、ドアを開放することにより前記押圧
力が解除されると電極板２，１３が接触してオン状態と
なるように構成されている。
【０００５】前記した防水キャップ４は、前記スイッチ
１の押圧体１２を覆う中空部４１と、前記ネジ３の頭部
を覆う中空部４２および前記鍔板１１の周縁の凸部１１
ｂに係合される凹部４３ａが形成された覆い部４３が形
成されている。なお、４４は前記中空部４１，４２の境
界部分に嵌合された係止ピンにして、この係止ピン４４
の部分から中空部４２を起立できるようになっている。
【０００６】そして、前記防水キャップ４の中空部４１
によってスイッチ１の押圧体１２を覆い、かつ、中空部
４２でネジ３を覆った状態で、覆い部４３を鍔板１１に
係合して取付ける。この状態において、部品メーカから
自動車メーカに販売される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、部品メーカ
から購入した自動車メーカにおいて防水ドアスイッチを
自動車のピラーＡに取付けるには、先ず、スイッチ１の
下部をピラーＡに形成された孔Ａ1 に挿入し、次いで、
ネジ３をピラーＡに形成されたネジ孔Ａ2 にネジ込み固
定するものであるが、ネジ３の上部は防水キャップ４に
おける中空部４２によって覆われているので、該中空部
４２を前記係止ピン４４を支点として図７に示すように
めくってネジ止めする必要がある。
【０００８】そのため、防水ドアスイッチを車両に取付
けるためには、中空部４２をめくってネジ止めした後、
再び、該中空部４２の覆い部４３を鍔板１１に嵌め込む
といった作業が必要となので、作業性が悪いといった問
題があった。
【０００９】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、防水キャップを被せ
た状態でネジのネジ止めが可能であると共に、防水状態
が完全に行われ、かつ、ネジが容易に脱落することがな
いようにした車両用防水プッシュスイッチを提供せんと
するにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用防水プッ
シュスイッチは前記した目的を達成せんとするもので、
その手段は、車両のドアのようなボディーに対して開閉
する部材によってオン・オフするスイッチに一体的に形
成された鍔体に、マイナス電極板が一体的に固定され、
かつ、前記鍔体およびマイナス電極板に形成された孔
に、前記スイッチを車両のボディーに固定するためのネ
ジが挿入され、また、前記鍔体の周縁に前記スイッチお
よびネジを覆う防水キャップが取付けられた車両用防水
プッシュスイッチにおいて、前記防水キャップの前記ネ
ジを覆う部分に開口部を形成すると共に、該開口部の上
縁に前記ネジの頭部の径より小さな径となる肉薄の抜け
止め片を一体に形成したものである。
【００１１】また、請求項２は前記抜け止め片が内側に
突出した１個以上の凸片状であることを特徴とし、さら
に、請求項３は、前記抜け止め片が内周に突出した肉薄
のリング状、あるいは該リング状部分に多数のスリット
が形成されていることを特徴とする。
【００１２】また、請求項４は、前記マイナス電極板の
前記ネジが挿通される孔は起立孔に形成され、この起立
孔の外周に前記防水キャップの一部で覆い、前記ネジを
螺合することにより、該ネジの頭部裏面と前記起立孔と
の間を防水するようにしたことを特徴とし、さらに、請
求項５は、前記ネジが収容される防水キャップの孔を、
鍔板側に向かって径が小となるテーパー部となし、ネジ
を締め付けた状態で、該ネジの頭部外周と前記テーパー
部が圧接されることにより防水するようにしたことを特
徴とする。
【００１３】また、請求項６は、前記マイナス電極板の
起立孔径および鍔体に形成したネジ挿通孔径を、前記ネ
ジが緩く挿入されるような大きな孔としたことを特徴と
し、さらに、請求項７は、前記起立孔の内周に、前記鍔
板の一部から延長された補強起立部を入り込ませたこと
を特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用防水プ
ッシュスイッチの第１の実施の形態を図１〜図４と共に
説明する。なお、図６、図７の従来例と同一符号は同一
部分を示し説明は省略する。
【００１５】本発明にあっては、スイッチ１と一体的に
形成された鍔板１１におけるネジ３を挿通するための孔
１１ａは、該ネジ３が緩く挿通される大きな径の孔に形
成されていること、また、マイナス電極板２の前記鍔板
１１における孔１１ａと一致する部分には、前記孔１１
ａと同じ大きさの内径を有する起立孔２２が形成され、
ネジ３の頭部裏面とリング状に接触するように形成され
ていること、さらに、防水キャップ４のネジ３の頭部を
覆う部分に開口部を形成し防水キャップ５の上からドラ
イバーを挿入できるようにし、かつ、ネジ３の頭部裏面
において防水が行われるようにしたことである。
【００１６】すなわち、防水キャップ５は従来例と同様
にスイッチ１の頭部を覆う中空部５１が形成されると共
に、鍔板１１の周縁に形成された凸部１１ｂと係合する
凹部５３ａを有する覆い部５３が形成されている。そし
て、ネジ３の頭部を覆う中空部５２にはネジ３の頭部が
収容される孔５２ａが形成され、かつ、孔５２ａの上端
には孔５２ａの内側に突出した肉薄のネジ３の脱落を防
止するための抜け止め片５２ｂが数個（図示のものは４
個）一体的に形成されている。なお、前記した実施の形
態にあっては、抜け止め片５２ｂを４個突出したものを
示したが、この抜け止め片５２ｂは１個でもよい。
【００１７】また、防水キャップ５の底面には前記マイ
ナス電極板２から突出して形成された起立孔２２の外周
に嵌合される防水部５２ｃが一体的に形成され、マイナ
ス電極板２の起立孔２２に挿入されたネジ３の頭部裏面
と接触するように形成されている。
【００１８】なお、前記した実施の形態における抜け止
め片５２ｂは、４個の凸片状のものが内側に突出して形
成されたものを示したが、図５の実施の形態のものは、
孔５２ａの内側全周にわたって突出したスリット５２ｂ
1 が形成されたリング状の抜け止めとしたものである。
この場合において、リング状抜け止め片５２ｂが非常に
薄肉の場合は、スリット５２ｂ1 を形成する必要はな
い。
【００１９】そして、部品メーカからの出荷状態は、ネ
ジ３が孔５２ａ内に収容された状態となっている。この
状態における防水プッシュスイッチＢを車両のピラー等
のボディーＡに取付けるには、以下の手順によって行
う。
【００２０】すなわち、ボディーＡに開口された孔Ａ1
にスイッチ１を挿入すると共に少し浮かした状態で、ネ
ジ３をネジ孔Ａ2 にドライバーを利用してネジ込むので
あるが、この時、ネジ３は抜け止め片５２ｂによってネ
ジ３の頭部が部分的に覆われているので脱落することが
なく、また、ネジ３はマイナス電極板２の起立孔２２お
よび鍔板１１の孔１１ａに対して緩く挿入され、かつ、
抜け止め片５２ｂがゴム等の軟質材で構成されているの
で、鍔板１１が傾いた状態にあってもネジ３はネジ孔Ａ
2 に対してネジ先端が入り込みネジ締めを容易に行うこ
とができる。
【００２１】そして、ネジ３をネジ込んでいくと、防水
キャップ５の覆い部５３が横方向に逃げてボディーＡと
密着し、かつ、ネジ３の頭部裏面が防水キャップ５の防
水部５２ｃを押圧してネジ３の頭部裏面との隙間を塞ぎ
密着状態となり、さらに、ネジ３を締め込むとネジ３の
頭部裏面と起立孔２２の上縁とが接触して、アース状態
となっているボディーＡとネジ３を介してマイナス電極
板２とは電気的に接続された状態となり、防水プッシュ
スイッチＢはボディーＡに固定される。
【００２２】従って、車両のドアやボンネットあまいは
トランクリッドを開閉することにより、押圧体１２が押
圧および開放されることにより、マイナス電極板２とプ
ラス電極板１３との間は接続状態と開放状態となり、ス
イッチ１としてオン・オフを繰り返し、室内灯等の電球
やセキュリティのための信号を送出する。
【００２３】なお、前記した実施の形態にあっては、ネ
ジ３の頭部裏面側との防水を防水部５２ｃと圧接するこ
とによって行うものについて説明したが、図６に示すよ
うに、ネジ３の頭部が収容される孔５２ａの下側を径が
小さくなるようにテーパー部５２ｄとなし、ネジ３を締
め付けた状態で該ネジ３の頭部外周がテーパー部ｄに圧
接するようにして防水状態としてもよい。
【００２４】また、前記マイナス電極板２における起立
孔２２に対応する鍔板１１の一部を起立孔２２内にまで
延長した補強起立部１１ｃを入り込ませることにより、
ネジ３を締め付けた時の起立孔２２の座くつを防止する
ことができる。
【００２５】
【発明の効果】本発明は前記したように、ネジの頭部側
における防水キャップに開口部を形成し、ネジを該開口
部側から挿入できるようにすると共に、開口部に内側に
突出するネジの脱落を防止する抜け止め片を形成したこ
とにより、スイッチの車両への取付け時などにおいてネ
ジが抜け出ることがなく、従って、作業性が向上すると
いった利点を有する。
【００２６】また、ネジの螺合によってネジの頭部が防
水キャップの防水部と接触して防水状態となるので、防
水キャップのネジ頭部側が開口状態であっても雨水など
がネジ側に侵入することがなく、従って、錆などによっ
てネジやボディーのネジ孔が腐食することがない。
【００２７】さらに、ネジが挿入されるマイナス電極板
の孔および鍔板の孔をネジの径より大きくし、かつ、抜
け止め片がゴム等の軟質材で形成したので、ネジが孔内
で自由に傾くことができ、従って、ボディーへの取付け
時において鍔板が傾いた状態であっても、ボディーのネ
ジ孔に対してネジの螺合が容易に行え、また、マイナス
電極板における起立孔の内周に鍔板から延長した補強起
立部で補強したことにより、ネジの締め付けによって起
立孔が座くつされることがなく、ネジと起立孔との電気
的な接触不良が生じることが少なくなる等の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る車両用防水プッシュスイッチの一
実施の形態を示す断面図である。
【図２】同上の平面図である。
【図３】ネジを分離した状態の要部断面図である。
【図４】ピラーに取付けた状態の要部断面図である。
【図５】防水キャップに形成した抜け止め片の他の実施
の形態を示す断面図である。
【図６】防水キャップに形成した防水部の他の実施の形
態を示す断面図である。
【図７】従来例の断面図である。
【図８】同上の平面図である。
【符号の説明】
Ａ 車両のピラー等のボディー Ｂ 防水プッシュスイッチ １ スイッチ １１ 鍔板 ２ マイナス電極板 ２２ 起立孔 ２３ 補強起立部 ３ ネジ ５ 防水キャップ ５２ 中空部 ５２ａ ネジ頭部を収容する孔 ５２ｂ 抜け止め片 ５２ｃ 防水部 ５２ｄ テーパー部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 車両のドアのようなボディーに対して開
    閉する部材によってオン・オフするスイッチに一体的に
    形成された鍔体に、マイナス電極板が一体的に固定さ
    れ、かつ、前記鍔体およびマイナス電極板に形成された
    孔に、前記スイッチを車両のボディーに固定するための
    ネジが挿入され、また、前記鍔体の周縁に前記スイッチ
    およびネジを覆う防水キャップが取付けられた車両用防
    水プッシュスイッチにおいて、 前記防水キャップの前記ネジを覆う部分に開口部を形成
    すると共に、該開口部の上縁に前記ネジの頭部の径より
    小さな径となる肉薄の抜け止め片を一体に形成したこと
    を特徴とする車両用防水プッシュスイッチ。
  2. 【請求項２】 前記抜け止め片が内側に突出した１個以
    上の凸片状であることを特徴とする請求項１記載の車両
    用防水プッシュスイッチ。
  3. 【請求項３】 前記抜け止め片が内周に突出した肉薄の
    リング状、あるいは該リング状部分に多数のスリットが
    形成されていることを特徴とする請求項１記載の車両用
    防水プッシュスイッチ。
  4. 【請求項４】 前記マイナス電極板の前記ネジが挿通さ
    れる孔は起立孔に形成され、この起立孔の外周に前記防
    水キャップの一部で覆い、前記ネジを螺合することによ
    り、該ネジの頭部裏面と前記起立孔との間を防水するよ
    うにしたことを特徴とする請求項１記載の車両用防水プ
    ッシュスイッチ。
  5. 【請求項５】 前記ネジが収容される防水キャップの孔
    を、鍔板側に向かって径が小となるテーパー部となし、
    ネジを締め付けた状態で、該ネジの頭部外周と前記テー
    パー部が圧接されることにより防水するようにしたこと
    を特徴とする請求項１記載の車両用防水プッシュスイッ
    チ。
  6. 【請求項６】 前記マイナス電極板の起立孔径および鍔
    体に形成したネジ挿通孔径を、前記ネジが緩く挿入され
    るような大きな孔としたことを特徴とする請求項１記載
    の車両用防水プッシュスイッチ。
  7. 【請求項７】 前記起立孔の内周に、前記鍔板の一部か
    ら延長された補強起立部を入り込ませたことを特徴とす
    る請求項１記載の車両用防水プッシュスイッチ。
JP10029754A 1998-02-12 1998-02-12 車両用防水プッシュスイッチ Pending JPH11232958A (ja)

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