JPH11232681A - 光学的情報記憶装置 - Google Patents

光学的情報記憶装置

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JPH11232681A
JPH11232681A JP10031362A JP3136298A JPH11232681A JP H11232681 A JPH11232681 A JP H11232681A JP 10031362 A JP10031362 A JP 10031362A JP 3136298 A JP3136298 A JP 3136298A JP H11232681 A JPH11232681 A JP H11232681A
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JP
Japan
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recording medium
power
laser beam
read
sector
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JP10031362A
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English (en)
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Masaki Otsuka
正起 大塚
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/0045Recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体交換可能な光学的情報記憶装置に関し、
レーザパワーを制御することにより、記録媒体の傾きに
よらず、最適レーザパワーが得られる光学的情報記憶装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 設定テーブルに、セクタ毎にレーザパワ
ーが最適となるデフォルト値に対するオフセット値を設
定しておき、アクセス時に設定テーブルを参照し、設定
テーブルから対応するセクタのオフセット値を読み出
し、デフォルト値に加算して、セクタ毎にレーザパワー
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学的情報記憶装置
に係り、特に、媒体交換可能な光学的情報記憶装置に関
する。光ディスクは、近年、急速に発展するマルチメデ
ィアの中核となる記憶媒体として注目されている。ま
た、光ディスクでは、大容量化が望まれており、例え
ば、3.5インチのMOでは、最大で640MBと大容
量となり、これに伴い、ビームのスポットの小さくな
り、フォーカスサーボの精度、レーザパワーの精度が要
求されている。
【0002】
【従来の技術】一般に、媒体交換可能な記憶装置の場
合、記録媒体ロード時のスピンドルモータに対するメカ
ニカルなずれや、媒体保持部のメカ的な公差がある。ま
た、記録媒体にも物理的な形状ムラや歪みがある。この
ため、記録媒体が光学ヘッドに対して傾いてセットされ
る場合がある。いわゆる、ティルトやスキューが生じ
る。
【0003】図21に記録媒体の再生状態の一例を示す
図、図22に記録媒体の再生状態の一例のヘッド位置に
対する記録媒体の位置の特性を示す図を示す。図21
は、スピンドルモータ100の回転軸101に対して記
録媒体102の面が垂直ではなく傾いてセットされた状
態を示す。このような状態で、スピンドルモータ100
により記録媒体102が回転すると、トラック104上
を光学ヘッド103からのビームスポット105が走査
すると、光学ヘッド103が射出するレーザビームの光
軸と記録媒体102の面との傾きの関係は図22に示す
ように正弦波的に変移する。
【0004】また、図23に記録媒体の再生状態の他の
一例を示す図、図24に記録媒体の再生状態の他の一例
のヘッド位置に対する記録媒体の傾きの特性を示す図を
示す。図23は、記録媒体110が皿状に変形した状態
を示す。このような状態では、光学ヘッド103が矢印
A2方向に移動すると、光学ヘッド103が射出するレ
ーザビームの光軸と記録媒体110の記録面との傾き量
が図24に示すように変移する。
【0005】しかし、図21や図23に示すような状態
になると、光ヘッドからレーザビームが垂直に入射され
ないので、期待した反射光が得られなくなる。すなわ
ち、レーザスポットの形状歪みにより、期待したレーザ
パワーが得られなくなる。期待したレーザパワーが得ら
れなくなると、トラックピッチやBPIの条件が緩い場
合、すなわち、記録密度が低い場合には、影響は小さい
が、トラックピッチやBPIの条件が厳しい場合、すな
わち、記録密度が高い場合には、無視できなくなり、エ
ラーレートが増大する。
【0006】このため、ティルトやスキューなどをスピ
ンドルモータの傾きを補正する等のメカ的な方法により
補正する方法が既に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、ティルトや
スキューなどをスピンドルモータの傾きを補正する等の
メカ的な方法により補正する方法では、傾きを制御する
ためのメカ的な構造が必要となるため、スペースが必要
となるとともに、メカ的に変移させるので、高速回転に
追従できない等の問題点があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、レーザパワーを制御することにより、記録媒体の傾
きによらず、最適レーザパワーが得られる光学的情報記
憶装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、レ
ーザビーム照射手段から円盤状記録媒体にレーザビーム
を照射し、該記録媒体に光学的に情報を記憶する光学的
情報記憶装置において、前記レーザビーム照射手段から
前記記録媒体に照射される前記レーザビームのパワーを
前記記録媒体の回転角に応じて制御するビームパワー制
御手段を有することを特徴とする。
【0010】請求項1によれば、記録媒体の回転角に応
じて記録媒体に照射するレーザビームを制御することに
より、記録媒体が回転軸に傾いて装着された場合など
に、例えば、レーザビームと記録媒体の傾き量が垂直で
なくなった場合には、ビームパワーが大きくなるように
制御することにより、レーザビーム照射手段から記録媒
体に照射されるレーザビームパワーを最適なパワーに保
持できるため、記録媒体への情報の記憶を最適に行え
る。
【0011】請求項2は、請求項1において、前記ビー
ムパワー制御手段が、前記記録媒体のセクタ毎に前記レ
ーザビーム照射手段から前記記録媒体に照射される前記
レーザビームのパワーを制御することを特徴とする。請
求項2によれば、記録媒体の周方向を分割した領域であ
るセクタ毎にレーザビーム照射手段から記録媒体に照射
されるレーザビームのパワーを制御することにより、記
録媒体の回転角度に応じたレーザビームのパワー制御と
同等な制御が行えるため、レーザビームと記録媒体の傾
き量が垂直でなくなった場合には、ビームパワーが大き
くなるように制御することにより、レーザビーム照射手
段から記録媒体に照射されるレーザビームパワーを最適
なパワーに保持できるため、記録媒体への情報の記憶を
最適に行える。
【0012】請求項3は、請求項1において、前記ビー
ムパワー制御手段は、前記記録媒体の隣接する所定数の
セクタ毎に前記レーザビームパワーが制御することを特
徴とする。請求項3によれば、隣接する所定数のセクタ
毎にレーザビームパワーを制御することにより、レーザ
パワーの設定値の数を低減でき、小さい回路規模で実現
できる。
【0013】請求項4は、請求項1〜3において、前記
ビームパワー制御手段が、前記記録媒体の半径方向に応
じて前記レーザビーム照射手段から前記記録媒体に照射
される前記レーザビームのパワーを制御することを特徴
とする。請求項4によれば、記録媒体の回転角だけでな
く、半径方向に応じてレーザビーム照射手段から記録媒
体に照射されるレーザビームのパワーを制御することに
より、記録媒体の傾斜だけでなく、記録媒体の変形に対
しても記録媒体に照射されるレーザビームのパワーを制
御できる。
【0014】請求項5は、請求項1〜4において、前記
ビームパワー制御手段が、前記記録媒体の領域毎のレー
ザーパワーの設定値が格納された設定メモリと、前記レ
ーザビーム照射手段によりレーザビームが照射されるセ
クタに応じて前記設定メモリから前記設定値を読み出
し、前記レーザビーム照射手段から前記記録媒体に照射
するレーザビームパワーを切り換えるパワー切換手段と
を有することを特徴とする。
【0015】請求項5によれば、レーザビームが照射さ
れるセクタに応じて設定メモリから設定値を読み出し、
レーザビーム照射手段から記録媒体に照射するレーザビ
ームパワーを切り換えることにより、セクタに応じてレ
ーザビームパワーを制御でき、レーザビーム照射手段か
ら記録媒体に照射されるレーザビームパワーを最適なパ
ワーに保持し、記録媒体への情報の記憶を最適な条件で
行える。
【0016】請求項6は、請求項5において、前記設定
メモリが、前記設定値として、前記レーザパワーの初期
値に加算された用いられるオフセット値が格納されるこ
とを特徴とする。請求項6によれば、レーザビームパワ
ーを制御する設定値としてオフセット値を格納すること
により、レーザパワーそのものを設定値として格納する
場合に比べて記憶容量を小さくでき、小さい回路規模で
実現できる。
【0017】請求項7は、請求項5又は6において、前
記設定メモリが、前記記録媒体にテストパターンを書き
込み、書き込まれた該テストパターンを読み出した結果
に応じて設定されることを特徴とする。請求項7によれ
ば、記録媒体にテストパターンを書き込み、書き込まれ
た該テストパターンを読み出した結果に応じて設定メモ
リの設定値を設定することにより、装着された記録媒体
に状態に応じてレーザパワーを制御できるので、装着さ
れた記録媒体毎に最適な条件で情報の記憶が行える。
【0018】請求項8は、請求項5〜7において、前記
設定メモリが、前記記録媒体が装着されたときに、設定
されることを特徴とする。請求項8によれば、設定メモ
リの設定値を記録媒体が装着されたときに、設定するこ
とにより、記録媒体毎に設定値を設定できるので、各記
録媒体の状態に応じてレーザパワーを最適状態に制御で
き、最適な条件で情報の記憶が行える。請求項9は、請
求項5〜8において、前記設定メモリが、前記記録媒体
が装着された状態で、所定の時間毎に設定されることを
特徴とする。
【0019】請求項9によれば、記録媒体が装着された
状態で、所定の時間毎に設定メモリの設定値を設定する
ことにより、記録媒体が装着されて、設定メモリに設定
値が設定された後に、回転軸に対する記録媒体の装着状
態が変化しても、所定時間毎に記録媒体の状態に応じて
設定値が設定されるため、常に記録媒体の状態に応じて
レーザパワーの制御を行うことができ、装着された記録
媒体の状態に応じた最適な条件で情報の記憶が行える。
【0020】請求項10は、請求項1〜9において、前
記ビームパワー制御手段が、前記記録媒体に記録された
情報を読み出すときに前記レーザビーム照射手段から前
記記録媒体に照射するレーザビームを制御することを特
徴とする。請求項10によれば、記録媒体に記録された
情報を読み出すときにレーザビーム照射手段から記録媒
体に照射するレーザビームを制御することにより、記録
媒体に記録された情報を最適なパワーで読み出すことが
でき、読み出した情報のエラーを低減できる。
【0021】請求項11は、請求項1〜10において、
前記ビームパワー制御手段が、前記記録媒体に情報を記
録するときに、前記レーザビーム照射手段から前記記録
媒体に照射するレーザビームを制御することを特徴とす
る。請求項11によれば、記録媒体に情報を記録すると
きに、レーザビーム照射手段から記録媒体に照射するレ
ーザビームを制御することにより、記録媒体に情報を記
録する際に、最適なパワーで記録を行うことができるの
で、記録媒体に確実に情報を記録できる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施例のブロ
ック構成図を示す。本発明の光ディスクドライブ1は、
主に、コントローラ10とエンクロージャ12で構成さ
れる。コントローラ10には、光ディスクドライブ1の
全体的な制御を行うMPU14、上位装置との間でコマ
ンド及びデータのやり取りを行なうインタフェースコン
トローラ16、光ディスク媒体に対するデータのリー
ド、ライトに必要な処理を行うフォーマッタ18、MP
U14、インタフェースコントローラ16及びフォーマ
ッタ18で共用されるバッファメモリ20を有する。
【0023】フォーマッタ18には、データライト系統
としてエンコーダ22を介してレーザダイオード制御回
路24が接続される。レーザダイオード制御回路24の
制御出力は、エンクロージャ12側の光学ユニットに設
されたレーザダイオードユニット30に供給される。レ
ーザダイオードユニット30は、レーザダイオードとモ
ニタ用の受光素子とが一体化された構成とされている。
【0024】MPU14には、リードパワーをセクタ毎
に制御するためのリードパワー設定テーブル14a及び
ライトパワーをセクタ毎に制御するためのライトパワー
設定テーブル14bが内部メモリ内に設定されている。
MPU14は、レーザダイオード制御回路24に接続さ
れ、リードパワー設定テーブル14a及びライトパワー
設定テーブル14bに設定された設定値に応じてリード
パワー及びライトパワーが制御されるようにレーザダイ
オード制御回路24を制御する。
【0025】また、MPU14には、フォーマッタ18
が接続されており、MPU14は、装着された媒体が1
28MBまたは230MBか、540MBまたは640
MBかを種別を認識し、フォーマッタ18に通知する。
フォーマッタ18は、MPU14から通知された媒体の
種別の認識結果に応じて、128MB媒体であれば、P
PM記録に対応したフォーマット処理を行い、230M
B、540MBまたは640MB媒体であれば、PWM
記録に従ったフォーマッタ処理を行う。
【0026】また、フォーマッタ18には、データリー
ド系統としては、リードLSI回路28がデコーダ26
が接続される。リードLSI回路28には、エンクロー
ジャ12に設けられたディテクタ32によりレーザダイ
オードユニット30からのビームの戻り光の受光信号
が、ヘッドアンプ34を介して供給される。受光信号に
は、ID信号及びMO信号を含む。リードLSI回路2
8にはAGC回路、フィルタ、セクタマーク検出回路、
シンセサイザ及びPLL等の回路機能が設けられ、ヘッ
ドアンプ34から入力されたID信号及びMO信号から
リードクロック及びリードデータを作成し、デコーダ2
6に供給する。
【0027】また、スピンドルモータ40による媒体の
記録方式としてゾーンCAVを採用していることから、
リードLSI回路28に対してはMPU14より、内蔵
したシンセサイザに対しゾーン対応のクロック周波数の
切替制御が行われている。ここで、エンコーダ22の変
調方式及びデコーダ26の復調方式は、フォーマッタ1
8による媒体種別に応じ、128MBについてはPPM
記録の変調及び復調方式に切り替えられる。一方、23
0MB、540及び640MBの媒体については、PW
M記録の変調及び復調方式に切り替えられる。
【0028】MPU14には、ヘッド部12側に設けた
温度センサ36から温度検出信号が供給される。MPU
14は、温度センサ36で検出した装置内部の環境温度
に基づき、レーザダイオード制御回路24におけるリー
ド、ライト、イレーズの各発光パワーを最適値に制御す
る。また、MPU14は、ドライバ38によりヘッド部
12側に設けたスピンドルモータ40を制御する。MO
カートリッジの記録フォーマットはZCAVであり、ス
ピンドルモータ40が、例えば、3600rpmの一定
速度に回転するように制御する。
【0029】さらに、MPU14は、ドライバ42を介
してヘッド部12側に設けた電磁石44を制御する。電
磁石44は、装置内にローディングされたMOカートリ
ッジのビーム照射側と反対側の面に配置されており、記
録時及び消去時に媒体に外部磁界を供給する。なお、今
後、実用化される超解像記録を用いたものにおいては再
生時にも外部磁界が供給される。
【0030】DSP15は、媒体に対しレーザダイオー
ド30からのビームの位置決めを行うためのサーボ機能
を実現する。DSP15には、FES検出回路(フォー
カスエラー信号検出回路)48からフォーカスエラー信
号が供給されるとともに、TES検出回路(トラッキン
グエラー信号検出回路)50からトラッキングエラー信
号が供給される。
【0031】エンクロージャ12側の光学ユニットに
は、媒体からの戻り光を受光するディテクタ46が設け
られている。ディテクタ46は、複数の領域に分割され
ており、媒体からの戻り光の形状に応じて異なる信号レ
ベルが得られるように構成されている。FES検出回路
(フォーカスエラー信号検出回路)48が、2分割ディ
テクタ46の受光出力からフォーカスエラー信号E1を
作成してDSP15に入力している。
【0032】また、TES検出回路(トラッキングエラ
ー信号検出回路)50が2分割ディテクタ46の受光出
力からトラッキングエラー信号E2を作成し、DSP1
5に入力している。トラッキングエラー信号E2はTZ
C回路(トラックゼロクロス検出回路)45に入力さ
れ、トラックゼロクロスパルスE3を作成してDSP1
5に入力している。
【0033】更にエンクロージャ12側には、媒体に対
しレーザビームを照射する対物レンズのレンズ位置を検
出するレンズ位置センサ52が設けられ、そのレンズ位
置検出信号E4をDSP15に入力している。DSP1
5は、ビーム位置決めのため、ドライバ54,58,6
2を介してフォーカスアクチュエータ56、レンズアク
チュエータ60及びVCM64を制御駆動している。
【0034】ここで、光ディスクドライブ1のエンクロ
ージャの概略について説明する。図2に本発明の第1実
施例の概略構成図を示す。ハウジング66内にはスピン
ドルモータ40が設けられ、スピンドルモータ40の回
転軸のハプに対しインレットドア68側よりMOカート
リッジ70を挿入することで、内部のMO媒体72がス
ピンドルモータ40の回転軸のハブに装着され、ローデ
ィングが行われる。
【0035】ローディングされたMOカートリッジ70
のMO媒体72の下側には、キャリッジ76が配置され
る。キャリッジ76は、VCM64により媒体トラック
を横切る方向に移動自在とされている。また、キャリッ
ジ76上には対物レンズ80が搭載され、固定光学系7
8に設けている半導体レーザからのビームをプリズム8
2を介して入射し、MO媒体72の媒体面にビームスポ
ットを結像する。
【0036】対物レンズ80は、図2のエンクロージャ
12に示したフォーカスアクチュエータ56により光軸
方向に移動制御され、フォーカスの制御を行う。また、
レンズアクチュエータ60により媒体トラックを横切る
半径方向に、例えば、数十トラックの範囲内で移動さ
れ、トラッキング制御を行う。このキャリッジ76に搭
載している対物レンズ80の位置は、図1のレンズ位置
センサ52により検出される。レンズ位置センサ52
は、対物レンズ80の光軸が直上に向かう中立位置でレ
ンズ位置検出信号が0となり、アウタ側への移動とイン
ナ側への移動に対しそれぞれ異なった極性の移動量に応
じたレンズ位置検出信号が出力される図3に本発明の第
1実施例の記録媒体のデータフォーマットを示す図を示
す。
【0037】記録媒体72は、円盤状をなし、例えば、
同心円状に複数のトラックtrが形成されている。ま
た、媒体72の円周方向は、n個のセクタ#0〜#(n
−1)に分割されている。次に、MPU14によるリー
ドパワーの設定処理について説明する。図4に本発明の
第1実施例のリードパワー設定処理の処理フローチャー
トを示す。
【0038】MPU14では、記録媒体挿入時や所定時
間毎に、リードパワー設定処理が実施される。リードパ
ワー設定処理では、MPU14は、まず、テストパター
ンを作成し、バッファメモリ20に格納する(ステップ
S1−1)。次に、セクタを識別するために内部に設定
される変数Nに「0」を設定する(ステップS1−
2)。
【0039】次に、記録媒体の所定の領域に設定された
テストトラックのポジショニングして、テストトラック
のテスト対象セクタNをイレーズする(ステップS1−
3)。ステップS1−3で、テスト対象セクタNがイレ
ーズされると、次にステップS1−1でバッファメモリ
20に格納されたテストパターンをテスト対象セクタN
にライトする(ステップS1−4)。このとき媒体が1
28MB媒体または230MB媒体であればPPM記録
を行い、540MB媒体または640MB媒体であれば
PWM記録を行う。
【0040】ステップS1−4で、MPU14はテスト
対象セクタNにテストパターンを書き込むと、次に、レ
ーザスポットのパワーをデフォルト値に設定し(ステッ
プS1−5)、テスト対象セクタNからテストパターン
をリードする(ステップS1−6)。次に、ステップS
1−6で、リードしたテストパターンをステップS1−
1で生成し、バッファメモリ20に格納した元のテスト
パターンと比較して、ビットエラーレートを算出し、M
PU20の内部メモリに保存する(ステップS1−
7)。ビットエラーレートeは、テストパターンの合計
ビット数をbit0、リードしたテストパターンとバッファ
メモリ20に格納した元のテストパターンとの不一致ビ
ット数をbit1とすると、 e=(bit1)/(bit0) ・・・(1) で求められる。
【0041】なお、このとき、ECC復調回路のエラー
バイト数情報を使う場合には、ビットエラーレートe
は、テストパターンの合計バイト数をBYTE0 、リードし
たテストパターンのバッファメモリ20に格納した元の
テストパターンに対するエラーバイト数をBYTE1 とする
と、 e=(BYTE1 )/(BYTE0 ) ・・・(2) で求められる。
【0042】ステップS1−7で、エラーレートeが算
出されると、次に、リードパワーオフセット値として+
kを設定し、レーザスポットのリードパワーpをデフォ
ルト値p0 にkを加算したレーザパワー(p0 +k)と
し、ステップS1−6に戻って、再び、所定のテスト対
象セクタNからテストパターンをリードする(ステップ
S1−8、S1−9)。
【0043】上記ステップS1−6〜S1−9を繰り返
し、レーザスポットのリードパワーpを(p0 +k)、
(p0 +2k)・・・・(p0 +(i-1) k)、(p0 +
ik)、及び、(p0 −k)、(p0 −2k)・・・・
(p0 −(i-1) k)、(p0−ik)でのビットエラー
レートe0,N 、e1,N ・・・e(i-1),N 、ei,N 、及
び、e-1,N・・・e(-(i-1)),N、e-i,Nを求めて保存す
る。
【0044】上記ステップS1−6〜S1−9の処理を
繰り返すことにより、セクタNにおけるリードパワーに
対するエラーレートの特性が得られる。図5に本発明の
第1実施例のリードパワーに対するエラーレートの一例
の特性図を示す。図5に示すように、リードパワー(p
0 −ik)〜(p0 +ik)でエラーレートがemin 〜
ei,N で変化し、略U字状の特性が得られる。図4の特
性において、最小のエラーレートemin となるリードパ
ワー(p0 +Δpmin )が最適リードパワーとなる。
【0045】よって、MPU14は、ステップS1−6
〜S1−9の処理で求められ、保存されたエラーレート
のうち最小となるエラーレートを選択し、そのときのリ
ードパワーオフセットΔpmin をセクタNのリードパワ
ーを設定する設定テーブル14aに格納する(ステップ
S1−10、S1−11)。次に、MPU14は、セク
タを識別する変数Nを順次(N+1)とし、変数Nが記
録媒体に設定されるセクタ数nとなるまで、ステップS
1−3〜S1−11を繰り返し、記録媒体に設定される
全てのセクタ#0〜#(n−1)に対して最適リードパ
ワーオフセットを求め、リードパワー設定テーブル14
aに格納する(ステップS1−12、S1−13)。
【0046】図6に本発明の第1実施例のリードパワー
設定テーブルのデータ構成図を示す。リードパワー設定
テーブル14aは、例えば、MPU14の内部メモリに
設定される。リードパワー設定テーブル14aは、図5
に示されるように、n個のセクタ#0〜#(n−1)に
分割されているとすると、セクタ#0〜#(n−1)毎
にリードパワーオフセット値Δp0 〜Δp(n-1) が設定
される。
【0047】図4に示すリードパワー設定処理によりリ
ードパワー設定テーブル14aにセクタ#0〜#(n−
1)毎のリードパワーオフセット値Δp0 〜Δp(n-1)
が設定される。記録媒体からのデータのリード時には、
リードパワー設定テーブル14aに設定されたリードパ
ワーオフセット値Δp0 〜Δp(n-1) によりリードパワ
ーが制御され、データのリードが行われる。
【0048】なお、本実施例のリードパワー設定処理で
はエラーレートの測定は各リードパワーに対して1回し
か行われていないが、複数回繰り返し、その平均を求め
ることにより、エラーレートの測定を精度良く行え、高
精度にリードパワーを制御できる。また、加えて、テス
トパターンを代えて行うことによりエラーレートの測定
をさらに精度良く行え、高精度にリードパワーを制御で
きる。
【0049】なお、本実施例では、各セクタ毎に最適リ
ードパワーオフセット値を求め、設定したが、全てのセ
クタのエラーレートを求め、エラーレートテーブルに格
納した後に、エラーレートテーブルに格納されたエラー
レートに応じて最適リードパワーオフセット値を求める
ようにしてもよい。図7に本発明の第1実施例のリード
パワー設定処理の変形例の処理フローチャートを示す。
同図中、図4と同一処理部分には同一符号を付し、その
説明は省略する。
【0050】本変形例では、全てのセクタのエラーレー
トを求め、エラーレートテーブルに格納した後に、エラ
ーレートテーブルに格納されたエラーレートに応じて最
適リードパワーオフセット値を求めるものである。本変
形例では、所定のテスト対象セクタで、ステップS1−
6〜S1−9を繰り返すことにより求められたビットエ
ラーレートが保存される。所定のテスト対象セクタに対
するエラーレートが保存されると、テスト対象セクタを
識別する変数Nが「+1」されて、次のテスト対象セク
タに対してステップS1−6〜S1−9が繰り返され、
エラーレートが保存され、変数Nが記録媒体72の全セ
クタ数nになるまで繰り返される(ステップS1−1
4、S1−15)。なお、エラーレートテーブル14c
は、例えば、MPU14の内部メモリに設定される。
【0051】図8に本発明の第1実施例のリードパワー
設定処理の変形例で用いられるエラーレートテーブルの
データ構成図を示す。エラーレートテーブル14cは、
ステップS1−9で設定されるセクタ#0〜#(n−
1)毎にエラービットレートが格納される構成とされて
いる。また、エラービットレート格納部は、ステップS
1−5、S1−9で設定されるレーザパワーオフセット
値毎にエラービットレートが設定される構成とされてい
る。
【0052】例えば、セクタ#0をデフォルトパワーp
0 、オフセット「0」で読み取ったときの、エラーレー
トがe0,0 であるとすると、セクタ#0、パワーオフセ
ット「0」の位置にエラーレートe0,0 が格納される。
また、例えば、セクタ#(n−1)をリードパワーp0
+((i−1)*k)、オフセット「(i−1)*k」
で読み取ったときの、エラーレートがe(i+1),(n-1) あ
るとすると、セクタ#0、パワーオフセット「(i−
1)*k」の位置にはエラーレートe(i+1),(n-1) が格
納される。
【0053】ステップS1−3〜S1−15を繰り返す
ことにより、図8に示すようなエラーレートテーブル1
4cが作成される。本変形例では、エラーレートテーブ
ル14bが作成された後、各セクタ#0〜#(n−1)
毎にエラーレートが最小となるパワーオフセット値を求
め、エラーレートが最小となるパワーオフセット値をを
リードパワー設定テーブル14aに格納する(ステップ
S1−16、S1−17)。以上により、図6と同様な
リードパワー設定テーブル14aが生成される。
【0054】ホストからリードコマンドが供給されたと
きには、リードパワー設定テーブル14aに設定された
パワーオフセット値に応じてリードパワーが制御され
る。次にリード処理時の動作を説明する。図9に本発明
の第1実施例のリード処理の処理フローチャートを示
す。リード処理時にはホストからリードコマンドが供給
される(ステップS2−1)。ホストから供給されるリ
ードコマンドとしては、例えば、トラックTのセクタS
からmセクタ分のデータを読み出すというようなコマン
ドが供給される。
【0055】次に、セクタMとしてステップS2−1で
指定されたセクタSを代入する(ステップS2−2)。
次に、トラックTのセクタMにビームスポットが移動す
るように制御を行う(ステップS2−3)。ステップS
2−3での移動制御によりビームスポットがトラックT
のセクタMに移動すると、設定テーブルのトラックT、
セクタMに対応する位置に格納されたレーザパワーオフ
セット値を読み出し、ビームスポットの出力レーザパワ
ーとしてセットする(ステップS2−4)。レーザスポ
ットは、パワーオフセット値が設定テーブルに格納され
たレーザパワーオフセット値を設定され、最適な値に設
定される。
【0056】次に、レーザスポットが次にセクタ(M+
1)に移動すると(ステップS2−5)、Mを(M+
1)にセットする(ステップS2−6)。次に、Mが
(S+m)となったか否かを判定する(ステップS2−
7)。ステップS2−7で、Mが(S+m)に達したと
判断された場合には、レーザスポットがセクタSからm
セクタ分のデータを走査し、読み出したことになるの
で、リードコマンドを終了する。
【0057】また、ステップS2−7で、Mが(S+
m)に達していないと判断された場合には、ステップS
2−4に戻って、セクタM(=S+1)に応じたレーザ
パワーオフセット値をリードパワー設定テーブル14a
から読み出し、レーザスポットのレーザパワーを制御す
る。以上により、予めリードパワー設定テーブル14a
に設定されたレーザパワーオフセット値で、レーザスポ
ットのレーザパワーが制御されるので、最適なレーザパ
ワーでデータの読み出しを行える。
【0058】なお、上記はリードパワー設定処理、リー
ド処理について説明したが、ライトパワーについても同
様に設定処理が行われ、ライト処理時には、ライトパワ
ー設定処理により設定された設定値に応じてライトパワ
ーが制御される。図10に本発明の第1実施例のライト
パワー設定処理の処理フローチャートを示す。
【0059】MPU14では、ライトパワー設定処理と
同様に記録媒体挿入時や所定時間毎に、ライトパワー設
定処理が実施される。ライトパワー設定処理では、MP
U14は、まず、テストパターンを作成し、バッファメ
モリ20に格納する(ステップS1−21)。次に、セ
クタを識別するために内部に設定される変数Nに「0」
を設定する(ステップS1−22)。また、ライトパワ
ーをデフォルト値に設定する(ステップS1−23)。
【0060】次に、記録媒体の所定の領域に設定された
テストトラックのポジショニングして、テストトラック
のテスト対象セクタNをイレーズする(ステップS1−
24)。ステップS1−24で、テスト対象セクタNが
イレーズされると、次にステップS1−21でバッファ
メモリ20に格納されたテストパターンをテスト対象セ
クタNにライトする(ステップS1−25)。このとき
媒体が128MB媒体または230MB媒体であればP
PM記録を行い、540MB媒体または640MB媒体
であればPWM記録を行う。
【0061】ステップS1−25で、MPU14はテス
ト対象セクタNにテストパターンを書き込むと、次に、
テスト対象セクタNからテストパターンをリードする
(ステップS1−26)。次に、リードパワー設定処理
と同様に、ステップS1−26でリードしたテストパタ
ーンをステップS1−21で生成し、バッファメモリ2
0に格納した元のテストパターンと比較して、ビットエ
ラーレートを算出し、MPU20の内部メモリに保存す
る(ステップS1−27)。
【0062】ステップS1−27で、エラーレートeが
算出されると、次に、ライトパワーオフセット値として
+kを設定し、ビームスポットのライトパワーpをデフ
ォルト値p0 にkを加算したレーザパワー(p0 +k)
とし、ステップS1−24に戻って、再び、テストトラ
ックをイレーズし、テストパターンをライトした後、テ
ストパターンをリードする(ステップS1−28、S1
−29)。
【0063】上記ステップS1−24〜S1−29を繰
り返し、レーザスポットのライトパワーpを(p0 +
k)、(p0 +2k)・・・・(p0 +(i-1) k)、
(p0 +ik)、及び、(p0 −k)、(p0 −2k)
・・・・(p0 −(i-1) k)、(p0 −ik)でのビッ
トエラーレートe0,N 、e1,N ・・・e(i-1),N 、ei,
N、及び、e-1,N・・・e(-(i-1)),N、e-i,Nを求めて
保存する。
【0064】上記ステップS1−24〜S1−29の処
理を繰り返すことにより、セクタNにおけるライトパワ
ーに対するエラーレートの特性が得られる。MPU14
は、ステップS1−24〜S1−29の処理で求めら
れ、保存されたエラーレートのうち最小となるエラーレ
ートを選択し、そのときのライトパワーオフセットΔp
min をセクタNのライトパワーを設定するライトパワー
設定テーブル14bに格納する(ステップS1−30、
S1−31)。
【0065】次に、MPU14は、セクタを識別する変
数Nを順次(N+1)とし、変数Nが記録媒体に設定さ
れるセクタ数nとなるまで、ステップS1−23〜S1
−31を繰り返し、記録媒体に設定される全てのセクタ
#0〜#(n−1)に対して最適ライトパワーオフセッ
トを求め、ライトパワー設定テーブル14bに格納する
(ステップS1−32、S1−33)。
【0066】なお、ライトパワー設定テーブル14b
は、図6に示すリードパワー設定テーブル14aと同様
であるので、その説明は省略する。なお、ライトパワー
設定値の求め方は上記の方法に限られるものではなく、
例えば、本出願人が既に特願平8−106752号で提
案したようなライトパワー設定方法により求めてもよ
い。
【0067】また、リードパワー設定処理と同様に、全
てのセクタのエラーレートを求め、エラーレートテーブ
ルに格納した後に、エラーレートテーブルに格納された
エラーレートに応じて最適ライトパワーオフセット値を
求めるてもよい。図11に本発明の第1実施例のライト
処理の処理フローチャートを示す。ライト処理では、リ
ード処理と同様に、ホストからライトコマンドが供給さ
れる(ステップS2−11)。ホストから供給されるラ
イトコマンドとしては、例えば、トラックTのセクタS
からmセクタ分のデータをライトするコマンドが供給さ
れる。
【0068】次に、セクタMとしてステップS2−11
で指定されたセクタSを代入する(ステップS2−1
2)。次に、トラックTのセクタMにビームスポットが
移動するように制御を行う(ステップS2−13)。ス
テップS2−13での移動制御によりビームスポットが
トラックTのセクタMに移動すると、ライトパワー設定
テーブル14bのトラックT、セクタMに対応する位置
に格納されたレーザパワーオフセット値を読み出し、ビ
ームスポットの出力レーザパワーとしてセットし、デー
タがライトされる(ステップS2−14)。レーザスポ
ットは、パワーオフセット値がライトパワー設定テーブ
ル14bに格納されたレーザパワーオフセット値に設定
され、最適なライトパワーに設定される。
【0069】次に、レーザスポットが次にセクタ(M+
1)に移動すると(ステップS2−15)、Mを(M+
1)にセットする(ステップS2−16)。次に、Mが
(S+m)となったか否かを判定する(ステップS2−
17)。ステップS2−17で、Mが(S+m)に達し
たと判断された場合には、レーザスポットがセクタSか
らmセクタ分を走査し、データをライトして、ライトコ
マンドを終了する。
【0070】また、ステップS2−17で、Mが(S+
m)に達していないと判断された場合には、ステップS
2−14に戻って、セクタM(=S+1)に応じたレー
ザパワーオフセット値をライトパワー設定テーブル14
bから読み出し、レーザスポットのレーザパワーを制御
する。このように、本実施例によれば、セクタ及びブロ
ック毎に予め最適値となるように設定されたレーザパワ
ーオフセット値によりレーザスポットのレーザパワーを
制御することにより、記録媒体に照射されるレーザスポ
ットのレーザパワーをセクタ毎に最適値に制御できるの
で、記録媒体がスピンドルモータの回転軸に対して直交
しなくても、直交していない状態で最適なレーザパワー
オフセット値を測定して設定された設定テーブルからセ
クタ及びブロックに応じてレーザパワーオフセット値を
読み出してレーザスポットのレーザパワーを制御するの
で、データの読み取り、書き込み等を確実に行える。
【0071】なお、本実施例では、セクタ毎にリードパ
ワー、ライトパワー設定テーブル14a、14bを設定
したが、これに限られるものではなく、各セクタを半径
方向に所定数のゾーンに分割して、セクタだけでなく、
ゾーン毎にレーザパワーオフセットが設定されたリード
パワー、ライトパワー設定テーブル14a、14bを設
定し、このリードパワー、ライトパワー設定テーブル1
4a、14bに基づいてセクタ及びゾーン毎にレーザス
ポットのレーザパワーを制御するようにしてもよい。
【0072】図12に本発明の第2実施例のリードパワ
ー設定処理の処理フローチャートを示す。本実施例の構
成は、第1実施例と同一であるので、その説明は省略す
る。本実施例では、セクタに加えて、ゾーン毎にレーザ
パワーを制御する。このため、リードパワー処理が第1
実施例とは相違する。本実施例では、セクタを識別する
ための変数Nに加えて、媒体72の周方向をm個の領域
に分割するゾーンを設定し、ゾーンを識別する変数Mを
設定する。
【0073】MPU14では、まず、テストパターン作
成後、変数N、Mを初期化する(ステップS3−1、S
3−2)。図13に本発明の第2実施例の記録媒体のフ
ォーマットを示す。本実施例では、記録媒体72を円周
方向にn個のセクタ#0〜#(n−1)に分割するとと
もに、記録媒体72の半径方向をm個のゾーンZ0〜Z
(m−1)に分割される。
【0074】次に、セクタN、ゾーンMの所定のトラッ
クをイレーズし、ステップS3−1で作成されたテスト
パターンをライトする(ステップS3−3)。ステップ
S3−3でライトされたテストパターンをデフォルトパ
ワーp0 でリードし、ビットエラーを算出し、保存する
(ステップS3−5、S3−6、S3−7)。上記、ス
テップS3−6、S3−7のテストパターンのリード及
びビットエラーレートの算出保存をリードパワーオフセ
ットを変更させつつ、保存する(ステップS3−8、S
3−9)。
【0075】ステップS3−6〜S3−9を繰り返すこ
とにより求められたビットエラービットが最小となるオ
フセット値をセクタN、ゾーンMで最適なリードパワー
オフセット値として設定テーブルに格納する(ステップ
S3−10、S3−11)。上記ステップS3−3〜S
3−11をセクタNを「+1」しつつ、n回繰り返すこ
とにより、ゾーンMのセクタ#0〜#(n−1)におけ
る最適リードパワーオフセット値が設定テーブルに設定
される。
【0076】ゾーンMのセクタ#0〜#(n−1)にお
ける最適リードパワーオフセット値が設定テーブルに設
定されると、次に、セクタを識別する変数Nをリセット
し、ゾーンを識別する変数Mを「+1」して、変数Mを
「+1」しつつ、ゾーンの全数mとなるまで、ステップ
S3−3〜S3−14を繰り返す(ステップS3−1
5、S3−16)。
【0077】以上によりリードパワー設定テーブル14
aにセクタ及びゾーン毎にリードパワーオフセット値が
設定できる。図14に本発明の第2実施例のリードパワ
ー設定テーブルのデータ構成図を示す。本実施例のリー
ドパワー設定テーブル14aは、セクタ#0〜#(n−
1)毎にリードパワーオフセット値設定領域A0〜A
(n−1)が設定されており、各リードパワーオフセッ
ト値設定領域A0〜A(n−1)は、ゾーンZ0 〜Z
(m-1 )毎にリードパワーオフセット値Δp00〜Δp(n
-1),(m-1) が設定される。
【0078】次に、本実施例のリード処理について説明
する。図15に本発明の第2実施例のリード処理の処理
フローチャートを示す。同図中、図9と同一処理部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。本実施例で
は、ホストからのリードコマンドによりステップS2−
3で、トラックT、セクタMへの移動制御が行われる
と、指示されたトラック位置からゾーンが判定され(ス
テップS4−1)、ゾーン及び、セクタによりリードパ
ワー設定テーブル14aからリードパワーオフセット値
が決定され、決定されたリードパワーオフセット値をデ
フォルト値に加算することによりリードパワーが設定さ
れる(ステップS4−2)。
【0079】同様にライトパワーも設定される。図16
に本発明の第2実施例のライトパワー設定処理の処理フ
ローチャートを示す。本実施例の構成は、第1実施例と
同一であるので、その説明は省略する。本実施例では、
セクタに加えて、ゾーン毎にレーザパワーを制御する。
このため、ライトパワー処理が第1実施例とは相違す
る。
【0080】本実施例では、セクタを識別するための変
数Nに加えて、媒体72の周方向をm個の領域に分割す
るゾーンを設定し、ゾーンを識別する変数Mを設定す
る。MPU14では、まず、テストパターン作成後、変
数N、Mを初期化する(ステップS3−21、S3−2
2)。次に、ライトパワーをデフォルト値に設定する
(ステップS3−23)。次に、セクタN、ゾーンMの
所定のトラックをイレーズし、ステップS3−11で作
成されたテストパターンをライトする(ステップS3−
24、S3−25)。ステップS3−25でライトされ
たテストパターンを所定のリードパワーでリードし、ビ
ットエラーを算出し、保存する(ステップS3−26、
S3−27)。
【0081】上記、ステップS3−24、S3−27の
テストパターンのイレーズ、ライト、リード及びビット
エラーレートの算出保存をライトパワーオフセットを変
更させつつ、実行する(ステップS3−28、S3−2
9)。ステップS3−24〜S3−29を繰り返すこと
により求められたビットエラービットが最小となるオフ
セット値をセクタN、ゾーンMで最適なライトパワーオ
フセット値としてライトパワー設定テーブル14bに格
納する(ステップS3−30、S3−31)。上記ステ
ップS3−23〜S3−31をセクタNを「+1」しつ
つ、n回繰り返すことにより、ゾーンMのセクタ#0〜
#(n−1)における最適リードパワーオフセット値が
ライトパワー設定テーブル14bに設定される。
【0082】ゾーンMのセクタ#0〜#(n−1)にお
ける最適ライトパワーオフセット値がライトパワー設定
テーブル14bに設定されると、次に、セクタを識別す
る変数Nをリセットし、ゾーンを識別する変数Mを「+
1」して、変数Mを「+1」しつつ、ゾーンの全数mと
なるまで、ステップS3−23〜S3−34を繰り返す
(ステップS3−35、S3−36)。
【0083】以上によりライトパワー設定テーブル14
bにセクタ及びゾーン毎にライトパワーを設定できる。
次に、本実施例のライト処理について説明する。図17
に本発明の第2実施例のライト処理の処理フローチャー
トを示す。同図中、図11と同一処理部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0084】本実施例では、ホストからのライトコマン
ドによりステップS2−13で、トラックT、セクタM
への移動制御が行われると、指示されたトラック位置か
らゾーンが判定され(ステップS4−11)、ゾーン及
び、セクタによりライトパワー設定テーブル14bから
ライトパワーオフセット値が決定され、決定されたライ
トパワーオフセット値をデフォルト値に加算することに
よりライトパワーが設定される(ステップS4−1
2)。
【0085】本実施例によれば、セクタのみならず、ゾ
ーンによってもレーザパワーが制御されるので、記録媒
体の半径方向への変形による半径方向へのレーザパワー
のずれにも適応できる。また、第1、第2実施例では、
セクタ毎にパワーオフセット値を設定したが、連続する
所定数のセクタを1ブロックとして、ブロック毎にリー
ドパワーオフセット値を設定するようにしてもよい。
【0086】ここで、連続する所定数のセクタを1ブロ
ックとして、ブロック毎にリードパワーオフセット値を
設定する実施例について説明する。なお、本実施例の構
成は、第1実施例と同一であるので、その説明は省略す
る。図18に本発明の第3実施例の記録媒体のフォーマ
ットを示す。本実施例の記録媒体72は、セクタ#0、
#1、#2をブロックB1、セクタ#3、#4、#5を
ブロックB2・・・セクタ#(n−3)、#(n−
2)、#(n−1)をブロックBnとして、ブロック毎
にリードパワーオフセット値を設定する。なお、リー
ド、ライトパワー設定処理は、例えば、図4、図7、図
10、図12、図16でセクタ毎に行っている処理をブ
ロックB1〜Bn毎に行えばよいので、その説明は省略
する。
【0087】本実施例では、リード、ライトパワー設定
処理をブロックB1〜Bn毎に行うので、リードパワー
設定テーブル14a、ライトパワー設定テーブル14b
の構成がセクタ毎のものとは相違する。図19に本発明
の第3実施例の設定テーブルのデータ構成図を示す。本
実施例のレーザパワー設定テーブル14dは、ブロック
B1〜Bn毎にパワーオフセット値Δp0 〜Δp( n-1
)が設定される。
【0088】リードコマンド発生時には、図15に示す
構成のリードパワー設定テーブル14dが参照され、リ
ーダパワーが設定される。図17に本発明の第3実施例
のリード、ライト処理の処理フローチャートを示す。同
図中、図9と同一処理部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。本実施例では、ホストからのリード、ラ
イトコマンドによりステップS2−3で、トラックT、
セクタMへの移動制御が行われると、指示されたセクタ
からブロックが判定され(ステップS5−1)、設定テ
ーブル14dから判定されたブロックに応じたリード、
又は、ライトパワーオフセット値が決定され、決定され
たリード、ライトパワーオフセット値をデフォルト値に
加算することによりリード、又は、ライトパワーが設定
される(ステップS5−2)。
【0089】本実施例によれば、ブロック毎にリードパ
ワーオフセット値が格納されるので、設定テーブル14
dのデータ容量を削減できる。なお、上記第1〜第3実
施例では、リードパワー、ライトパワー設定テーブル1
4a、14bにリード、又は、ライトパワーオフセット
値を格納したが、リード、又は、ライトパワーをそのま
ま格納してもよく、リードパワー、ライトパワー設定テ
ーブル14a、14bに格納するデータは、格納された
データによりリードパワー又はライトパワーが求めるこ
とができるデータであればよい。
【0090】なお、本実施例で用いられた設定テーブル
は、使用にはメモリに展開されて用いられる。
【0091】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1によれ
ば、記録媒体の回転角に応じて記録媒体に照射するレー
ザビームを制御することにより、記録媒体が回転軸に傾
いて装着された場合などに、例えば、レーザビームと記
録媒体の傾き量が垂直でなくなった場合には、ビームパ
ワーが大きくなるように制御することにより、レーザビ
ーム照射手段から記録媒体に照射されるレーザビームパ
ワーを最適なパワーに保持できるため、記録媒体への情
報の記憶を最適に行える等の特長を有する。
【0092】請求項2によれば、記録媒体の周方向を分
割した領域であるセクタ毎にレーザビーム照射手段から
記録媒体に照射されるレーザビームのパワーを制御する
ことにより、記録媒体の回転角度に応じたレーザビーム
のパワー制御と同等な制御が行えるため、レーザビーム
と記録媒体の傾き量が垂直でなくなった場合には、ビー
ムパワーが大きくなるように制御することにより、レー
ザビーム照射手段から記録媒体に照射されるレーザビー
ムパワーを最適なパワーに保持できるため、記録媒体へ
の情報の記憶を最適に行える等の特長を有する。
【0093】請求項3によれば、隣接する所定数のセク
タ毎にレーザビームパワーを制御することにより、レー
ザパワーの設定値の数を低減でき、小さい回路規模で実
現できる等の特長を有する。請求項4によれば、記録媒
体の回転角だけでなく、半径方向に応じてレーザビーム
照射手段から記録媒体に照射されるレーザビームのパワ
ーを制御することにより、記録媒体の傾斜だけでなく、
記録媒体の変形に対しても記録媒体に照射されるレーザ
ビームのパワーを制御できる等の特長を有する。
【0094】請求項5によれば、レーザビームが照射さ
れるセクタに応じて設定メモリから設定値を読み出し、
レーザビーム照射手段から記録媒体に照射するレーザビ
ームパワーを切り換えることにより、セクタに応じてレ
ーザビームパワーを制御でき、レーザビーム照射手段か
ら記録媒体に照射されるレーザビームパワーを最適なパ
ワーに保持し、記録媒体への情報の記憶を最適な条件で
行える等の特長を有する。
【0095】請求項6によれば、レーザビームパワーを
制御する設定値としてオフセット値を格納することによ
り、レーザパワーそのものを設定値として格納する場合
に比べて記憶容量を小さくでき、小さい回路規模で実現
できる等の特長を有する。請求項7によれば、記録媒体
にテストパターンを書き込み、書き込まれた該テストパ
ターンを読み出した結果に応じて設定メモリの設定値を
設定することにより、装着された記録媒体に状態に応じ
てレーザパワーを制御できるので、装着された記録媒体
毎に最適な条件で情報の記憶が行える等の特長を有す
る。
【0096】請求項8によれば、設定メモリの設定値を
記録媒体が装着されたときに、設定することにより、記
録媒体毎に設定値を設定できるので、各記録媒体の状態
に応じてレーザパワーを最適状態に制御でき、最適な条
件で情報の記憶が行える等の特長を有する。請求項9に
よれば、記録媒体が装着された状態で、所定の時間毎に
設定メモリの設定値を設定することにより、記録媒体が
装着されて、設定メモリに設定値が設定された後に、回
転軸に対する記録媒体の装着状態が変化しても、所定時
間毎に記録媒体の状態に応じて設定値が設定されるた
め、常に記録媒体の状態に応じてレーザパワーの制御を
行うことができ、装着された記録媒体の状態に応じた最
適な条件で情報の記憶が行える等の特長を有する。
【0097】請求項10によれば、記録媒体に記録され
た情報を読み出すときにレーザビーム照射手段から記録
媒体に照射するレーザビームを制御することにより、記
録媒体に記録された情報を最適なパワーで読み出すこと
ができ、読み出した情報のエラーを低減できる等の特長
を有する。請求項11によれば、記録媒体に情報を記録
するときに、レーザビーム照射手段から記録媒体に照射
するレーザビームを制御することにより、記録媒体に情
報を記録する際に、最適なパワーで記録を行うことがで
きるので、記録媒体に確実に情報を記録できる等の特長
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の概略構成図である。
【図3】本発明の第1実施例の記録媒体のフォーマット
を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例のリードパワー設定処理の
処理フローチャートである。
【図5】本発明の第1実施例の最適リードパワーの決定
方法を説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施例の設定テーブルのデータ構
成図である。
【図7】本発明の第1実施例のリードパワー設定処理の
変形例の処理フローチャートである。
【図8】本発明の第1実施例のリードパワー設定処理の
変形例で用いられるエラーレートテーブルのデータ構成
図である。
【図9】本発明の第1実施例のリード処理の処理フロー
チャートである。
【図10】本発明の第1実施例のライトパワー設定処理
の処理フローチャートである。
【図11】本発明の第1実施例のライト処理の処理フロ
ーチャートである。
【図12】本発明の第2実施例のリードパワー設定処理
の処理フローチャートである。
【図13】本発明の第2実施例の記録媒体のフォーマッ
トである。
【図14】本発明の第2実施例の設定テーブルのデータ
構成図である。
【図15】本発明の第2実施例のリード処理の処理フロ
ーチャートである。
【図16】本発明の第2実施例のライトパワー設定処理
の処理フローチャートである。
【図17】本発明の第2実施例のライト処理の処理フロ
ーチャートである。
【図18】本発明の第3実施例の記録媒体のフォーマッ
トである。
【図19】本発明の第3実施例の設定テーブルのデータ
構成図である。
【図20】本発明の第3実施例のリード又はライト処理
の処理フローチャートである。
【図21】記録媒体の再生状態の一例を示す図である。
【図22】記録媒体の再生状態の一例のヘッド位置に対
する記録媒体の傾きの特性を示す図である。
【図23】記録媒体の再生状態の他の一例を示す図であ
る。
【図24】記録媒体の再生状態の他の一例のヘッド位置
に対する記録媒体の傾きの特性を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスクドライブ 10 コントローラ 12 エンクロージャ 14 MPU 14a リードパワー設定テーブル 14b ライトパワー設定テーブル 15 DSP 16 インタフェースコントローラ 18 フォーマッタ 20 バッファメモリ 22 エンコーダ 24 レーザダイオード制御回路 26 デコーダ 28 リードLSI回路 30 レーザダイオードユニット 32、46 ディテクタ 34 ヘッドアンプ 36 温度センサ 38、42、54、58、62 ドライバ 40 スピンドルモータ 44 電磁石 52 レンズ位置センサ 56 フォーカスアクチュエータ 60 レンズアクチュエータ 64 VCM 66 ハウジング 68 インレットドア 70 MOカートリッジ 72 MO媒体 76 キャリッジ 80 対物レンズ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビーム照射手段から円盤状記録媒
    体にレーザビームを照射し、該記録媒体に光学的に情報
    を記憶する光学的情報記憶装置において、 前記レーザビーム照射手段から前記記録媒体に照射され
    る前記レーザビームのパワーを前記記録媒体の回転角に
    応じて制御するビームパワー制御手段を有することを特
    徴とする光学的情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ビームパワー制御手段は、前記記録
    媒体のセクタ毎に前記レーザビーム照射手段から前記記
    録媒体に照射される前記レーザビームのパワーを制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ビームパワー制御手段は、前記記録
    媒体の所定数のセクタ毎に前記レーザビームパワーを制
    御することを特徴とする請求項1記載の光学的情報記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ビームパワー制御手段は、前記記録
    媒体の半径方向に応じて前記レーザビーム照射手段から
    前記記録媒体に照射される前記レーザビームのパワーを
    制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一
    項記載の光学的情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ビームパワー制御手段は、前記記録
    媒体の領域毎のレーザーパワーの設定値が格納された設
    定メモリと、 前記レーザビーム照射手段によりレーザビームが照射さ
    れるセクタに応じて前記設定メモリから前記設定値を読
    み出し、前記レーザビーム照射手段から前記記録媒体に
    照射するレーザビームパワーを切り換えるパワー切換手
    段とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か一項記載の光学的情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記設定メモリは、前記設定値として、
    前記レーザパワーの初期値に加算された用いられるオフ
    セット値が格納されることを特徴とする請求項5記載の
    光学的情報記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記設定メモリは、前記記録媒体にテス
    トパターンを書き込み、書き込まれた該テストパターン
    を読み出した結果に応じて設定されることを特徴とする
    請求項5又は6記載の光学的情報記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記設定メモリは、前記記録媒体が装着
    されたときに、設定されることを特徴とする請求項5乃
    至7のいずれか一項記載の光学的情報記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記設定メモリは、前記記録媒体が装着
    された状態で、所定の時間毎に設定されることを特徴と
    する請求項5乃至8のいずれか一項記載の光学的情報記
    憶装置。
  10. 【請求項10】 前記ビームパワー制御手段は、前記記
    録媒体に記録された情報を読み出すときに前記レーザビ
    ーム照射手段から円盤状記録媒体に照射するレーザビー
    ムを制御することを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    か一項記載の光学的情報記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記ビームパワー制御手段は、前記記
    録媒体に情報を記録するときに、前記レーザビーム照射
    手段から円盤状記録媒体に照射するレーザビームを制御
    することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項
    記載の光学的情報記憶装置。
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