JPH11232199A - 電子メール装置および電子メールプログラムを記録した媒体 - Google Patents

電子メール装置および電子メールプログラムを記録した媒体

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JPH11232199A
JPH11232199A JP10042897A JP4289798A JPH11232199A JP H11232199 A JPH11232199 A JP H11232199A JP 10042897 A JP10042897 A JP 10042897A JP 4289798 A JP4289798 A JP 4289798A JP H11232199 A JPH11232199 A JP H11232199A
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JP10042897A
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English (en)
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Atsushi Otsubo
淳 大坪
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長な引用符文字列を短縮表示して表示効率
を向上させ得る電子メール装置および電子メールプログ
ラムを記録した媒体を実現する。 【解決手段】 受信したメール本文の各行毎に、特定の
引用符号を含む引用符文字列の有無を判別し、該当する
引用符文字列があるとされた行においては、その引用符
文字列に含まれる特定の引用符号の文字数を検出すると
共に、該当する引用符文字列を検出された文字数の特定
の引用符号に置き換えるので、特定の引用符号を含む引
用符文字列から形成されていた冗長な引用形態が短縮表
示され、結果、表示効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信あるいは
有線通信によりネットワークに接続されるPDA(携帯
情報端末機器)等に用いて好適な電子メール装置および
電子メールプログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターネットあるいはイン
トラネットを介して電子メールを送受信する電子メール
装置が知られており、特に近年では、PHS端末と電子
メール装置とを組合せ、無線通信によりネットワークと
接続してメール授受するものも実用化されている。この
ような電子メール装置は、ネットワークを構成するメー
ルサーバーコンピュータ(以下、サーバーと略称する)
にダイアルアップ接続する場合、まず新着メールの有無
をサーバー側に問い合せ、新着メールがある時にはサー
バー側から自己アドレス宛の新着メールを配信してもら
い、自己の受信メールボックスに格納してからメール開
封する。一方、専用回線接続する場合には、サーバーが
メール到着毎にそのメールを電子メール装置の受信メー
ルボックスに直接配信する形態としたり、あるいはサー
バーに設けられた受信メールボックスに電子メール装置
自らアクセスして着信メールの有無を問い合せるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、こうした従来の
電子メール装置では、メールの本文と引用部分とを視覚
的に見分け易くする為、受信メールを返信したり転送す
る際に引用符を文中の対応行の先頭へ自動挿入する機能
を備えるものが多い。ところで、この引用符は返信ある
いは転送される毎に順次追加挿入されて行く為、例え
ば、図2に図示する一例のように、”yamada>j
immy>casio>”という様に、何度も引用され
る行には引用符が入れ子状態に繋がってしまう。
【0004】この為、例えば、PDA(携帯情報端末)
等に搭載される電子メール装置の場合、表示部の表示領
域が小さく、これ故、入れ子状態に繋がった引用符に表
示領域が占有されてしまい、結果、メール本文を表示す
る領域が減少して表示効率が低下するうえ見づらくなる
という問題がある。そこで本発明は、このような事情に
鑑みてなされたもので、冗長な引用符を短縮表示して表
示効率を向上させ得る電子メール装置および電子メール
プログラムを記録した媒体を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の電子メール装置では、受信したメ
ール本文の各行毎に、特定の引用符号を含む引用符文字
列の有無を判別する判別手段と、この判別手段によって
該当する引用符文字列があるとされた行において、その
引用符文字列に含まれる特定の引用符号の文字数を検出
する検出手段と、前記判別手段によって該当する引用符
文字列があるとされた行において、その引用符文字列
を、前記検出手段により検出された文字数の特定の引用
符号に置き換える置換手段とを具備することを特徴とす
る。
【0006】請求項2に記載の電子メールプログラムを
記録した媒体では、受信したメール本文の各行毎に、特
定の引用符号を含む引用符文字列の有無を判別し、該当
する引用符文字列があるとされた行においては、その引
用符文字列に含まれる特定の引用符号の文字数を検出す
ると共に、該当する引用符文字列を検出された文字数の
特定の引用符号に置き換えることを特徴とする。
【0007】本発明では、受信したメール本文の各行毎
に、特定の引用符号を含む引用符文字列の有無を判別
し、該当する引用符文字列があるとされた行において
は、その引用符文字列に含まれる特定の引用符号の文字
数を検出すると共に、該当する引用符文字列を検出され
た文字数の特定の引用符号に置き換える。これにより、
特定の引用符号を含む引用符文字列から形成されていた
冗長な引用形態が特定の引用符号のみを用いた短縮表示
に置き換えられるので、表示効率を向上させることが可
能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による電子メール装置は、
無線通信あるいは有線通信によりネットワークと接続す
るPDA(携帯情報端末機器)の他、パーソナルコンピ
ュータを用いたネットワーク端末装置に適用され得る。
以下では、本発明の実施の形態である電子メール装置を
実施例として図面を参照して説明する。
【0009】(1)全体構成 図1は、本発明の一実施例による電子メール装置が適用
されるメールシステムの構成を示すブロック図である。
この図において、1はネットワークNTに接続されるサ
ーバーコンピュータ(以下、サーバーと略称する)であ
り、配下にあるメールアドレス毎のメール授受を管理す
る。すなわち、このサーバー1では、メールを受信する
と、当該メールの宛先アドレスに対応したフォルダに受
信メールを格納しておき、宛先アドレスの端末2側から
新着メールの問い合せに応じてその受信メールを転送す
る。
【0010】2−1〜2−Nは、本発明による電子メー
ル装置が適用される携帯情報端末(以下、PDAと略称
する)であり、LAN等の専用回線網LCを介してネッ
トワーク上のサーバー1に接続される。このPDA2−
1〜2−Nは、周知の電子手帳のように、スケジューラ
機能や計時(カレンダ)機能等、複数の独立した処理機
能を具備しており、その内の電子メール機能を選択実行
した場合に、サーバー1側へ新着メールの問い合せを
し、それに応じてサーバー1から転送されるメールを受
信したり、あるいは作成したメールをサーバー1側に送
信する。
【0011】(2)PDA2の構成 PDA2−1〜2−Nは、要素2a〜2gから構成され
る。2aは装置各部を制御するCPUであり、その特徴
的な動作については後述する。2bはCPU2aにロー
ドされる各種制御プログラムや、メール授受に関わる各
種表示画面を形成する画面データを記憶するROMであ
る。このROM2bに記憶される各種画面データの幾つ
かは後述するRAM2cに転送されるようになってい
る。なお、ROM2bに記憶される各種プログラム・デ
ータは、磁気記録媒体や光磁気記録媒体に格納してお
き、これをその媒体に対応した外部記憶装置(図示略)
によって読み出す構成としても良く、あるいはEPRO
Mやフラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性固体
メモリを用いるようにしても良い。
【0012】RAM2cはCPU2aのワークエリアと
して使用され、メール送受信に用いられる各種記憶エリ
アを備える。2dはLCDパネル等から構成される表示
部であり、CPU2aから供給される表示制御信号に基
づき、メール送受信に係わる各種画面の他、作成メール
や受信メールを所定の書式で表示する。2eはキー入力
用のキーボード、2fは各種アイコンをクリックするた
めのマウスである。2gはCPU2aの指示の下に、所
定のプロトコルに従ってサーバー1側とのメール送受信
を制御する通信制御部である。
【0013】上記構成によるPDA2では、受信したメ
ール本文中に含まれる引用符文字列(後述する)を、短
縮引用符(後述する)に置換して画面上に占める引用符
部分を減少させ、これにより表示効率を向上させる点に
特徴がある。以下、この点について図2および図3を参
照して説明しておく。まず、図2は、従来の引用形態で
あり、メール発信人のハンドル名に続けて引用符「>」
が付加される形式によって、引用符文字列RF1〜RF
8がメール本文の各行頭に表示される。こうした引用形
態では、返信(あるいは転送)を繰り返す毎に引用符文
字列RFが冗長化する。そこで、本発明では、図3に図
示する引用形態、すなわち、引用回数に対応した引用
符”>”だけを繋げた短縮引用符TRF1〜TRF8と
し、引用符部分を減少させて表示効率を向上させるもの
である。
【0014】(3)動作 次に、図4〜図9を参照してPDA2の動作について説
明する。以下では、PDA2が備える電子メール機能の
内、受信メールの本文中に含まれる引用符文字列を短縮
引用符に置換する機能を具現する、メインルーチン、
引用検索処理ルーチンおよび引用変換処理ルーチン
について述べる。
【0015】メインルーチンの動作(概略動作) さて、PDA2の電子メール機能が実行され、上述した
ネットワークNTを介してサーバー1にアクセスし、こ
のサーバー1からのメールを受信してRAM2cの受信
メール格納エリアにストアし終えると、図4に示すメイ
ンルーチンが実行され、CPU2aはステップSA1に
処理を進める。ステップSA1では、後述する引用検索
処理および引用変換処理に必要な各種レジスタ・フラグ
類を初期化するイニシャライズを行った後、ステップS
A2に進み、受信メール格納エリアにストアした受信メ
ール中の本文を読み出してワークファイルにコピーす
る。
【0016】そして、ステップSA3に進むと、このワ
ークファイルにコピーされたメール本文の先頭行から行
毎に、引用符文字列(以下、これを引用符候補と言う)
を検索する一方、検索された引用符候補の長さ(文字
数)を検出する。次いで、ステップSA4では、この検
索の結果、その行に該当する引用符候補があったか否か
を判断し、無ければ短縮引用符に置換する必要がないの
で、判断結果が「YES」となり、本ルーチンを完了さ
せるが、該当する引用符候補が存在すれば、判断結果が
「NO」となり、次のステップSA5に処理を進める。
ステップSA5に進むと、CPU2aは上記ステップS
A3にて検索された引用符候補を、その長さ(文字数)
に対応した短縮引用符に置き換え、続くステップSA6
では次の引用符候補を検索すべく、本文(処理テキスト
ファイル)を読み出してワークファイルにコピーしてス
テップSA3に処理を戻し、以後、受信メールの本文の
全てについて処理し終えるまで、ステップSA2〜SA
6を繰り返す。
【0017】引用検索処理ルーチンの動作 次に、図5〜図6を参照して引用検索処理ルーチンの動
作について説明する。上述したステップSA3を介して
本ルーチンが実行されると、CPU2aは図5に示すス
テップSB1に処理を進め、受信メールの本文がコピー
されたワークファイルをオープンする。ここで、例え
ば、図2に例示したメール本文が格納されたワークファ
イルをオープンしたと想定する。そして、ステップSB
2ではこのファイルの先頭から1文字分の文字コードを
読み込み、続くステップSB3では読み込んだ文字コー
ドがファイル終端を表わす終端コードEOFであるか否
かを判断する。読み込んだ文字コードが終端コードEO
Fであれば、判断結果は「YES」となり、図6に示す
ステップSB26に処理を進めてファイルクローズして
本ルーチンを完了させるが、終端コードEOFでなけれ
ば、判断結果が「NO」となり、次のステップSB4
(図5)に処理を進める。
【0018】ステップSB4では、レジスタCCTに格
納される文字カウント値が80字より小さいか、つま
り、これ迄に読み込んだ文字数が一行当り半角80字の
制限を超えたか否かを判断する。ここで、読み込んだ文
字数が80字以下の場合には判断結果が「YES」とな
り、ステップSB5に処理を進め、読み込んだ文字コー
ドをラインバッファに格納する。次いで、ステップSB
6,SB7では文字読み込みに応じてレジスタCCTお
よびカウンタRCCTをそれぞれ1インクリメントして
歩進させる。なお、このレジスタCCTは一行(80
字)内で読み込んだ文字数を累算するレジスタであり、
一方、レジスタRCCTは引用符号”>”のコードを検
出してから改行コードを検出するまでの文字数をカウン
トするレジスタである。
【0019】次いで、ステップSB8に進むと、CPU
2aはラインバッファに読み込んだ文字コードが引用符
号”>”であるか否かを判断する。引用符号”>”でな
い場合には、判断結果が「NO」となり、後述するステ
ップSB12(図6参照)に処理を進めるが、引用符
号”>”であると、判断結果が「YES」となり、ステ
ップSB9に処理を進める。ステップSB9では、レジ
スタRCCTの値が「2」以上、つまり、引用符号”
>”に続いて2以上の文字列を検出したか否か、要する
に、図2に図示した引用符文字列RF1〜RF8で表わ
される引用符候補を検出したかどうかを判断し、この引
用符候補を検出した場合には、判断結果が「YES」と
なり、ステップSB10に進み、改行フラグをオフに設
定した後、後述するステップSB11に処理を進める。
【0020】一方、引用符候補が検出されない場合に
は、上記ステップSB9の判断結果が「NO」となり、
ステップSB11に進み、レジスタRCCTをゼロリセ
ットした後、ステップSB12に処理を進める。このよ
うに、ステップSB1〜SB11では、オープンしたフ
ァイルの先頭行から1文字づつ読み出し、それが80文
字分に達する迄、順次ラインバッファへストアしなが
ら、その行中に引用符候補が存在するかどうかを検索す
るようになっている。
【0021】次いで、ステップSB12に進むと、改行
コードを検出したか否かを判断する。一行分の文字列を
読み込み終えていない時には、ここでの判断結果が「N
O」となり、上述したステップSB2に処理を戻して読
み込みを進めるが、改行コードを検出し、一行分の文字
列を読み込み終えた状態になると、判断結果が「YE
S」となり、次のステップSB13に処理を進める。ス
テップSB13では、改行フラグがオフ状態に設定され
ているか否か、すなわち、読み込み終えた行中に引用符
候補が存在する状態にあるかどうかを判断する。ここ
で、引用符候補が存在しない状態であれば、判断結果が
「NO」となり、この場合、ステップSB23,SB2
4,SB25を経てレジスタCCT,RCCTをそれぞ
れゼロリセットすると共に、改行フラグをオン状態にセ
ットして前述のステップSB2に処理を戻す。
【0022】これに対し、改行フラグがオフ状態に設定
され、読み込み終えた行中に引用符候補が存在する場合
には、ステップSB13の判断結果が「YES」とな
り、ステップSB14に処理を進める。ステップSB1
4では、レジスタCCTにストアされる文字数から、レ
ジスタRCCTにストアされる文字数を減算することに
よって、読み込み終えた行中に含まれる引用符候補の文
字コード長を算出してレジスタHCCTにストアする。
次いで、ステップSB15では、こうして算出した引用
符候補の文字コード長と、前回読み込んだ行に対応して
算出された引用符候補の文字コード長との差分を算出す
る。次いで、ステップSB16では、その差分が0か否
か、つまり、等しいかどうかを判断し、等しい時には判
断結果が「YES」となり、ステップSB26を経てフ
ァイルクローズして一旦、本ルーチンを完了させる。
【0023】一方、等しくない場合には、ステップSB
17,SB18を実行し、現在読み込んだ行から算出し
た引用符候補の文字コード長と、前々回に読み込んだ行
に対応して算出された引用符候補の文字コード長との差
分を算出してその両者が等しいかどうかを判断する。そ
して、等しい時にはファイルクローズして一旦、本ルー
チンを完了させるが、等しくない場合には、判断結果が
「NO」となり、ステップSB19に処理を進める。
【0024】こうして、上記ステップSB14〜SB1
8を経てステップSB19に進んだ場合には、現在読み
込んだ行に含まれる引用符候補は、前回および前々回に
読み込んだ行に含まれる引用符候補とは異なり、引用符
候補足り得ないと見做し、前々回の引用符候補が前回の
引用符候補として更新され、続くステップSB20では
前回の引用符候補が現在の引用符候補として更新され
る。そして、ステップSB21に進み、現在の引用符候
補の文字コード長をバッファレジスタに退避させた後、
上述のステップSB23〜SB25を経て、ステップS
B2に処理を戻す。
【0025】したがって、例えば、図2に例示したメー
ル本文に対して上述した引用検索処理ルーチンを施した
場合、先ず引用符文字列RF1”yamada>jim
my>”が引用符候補として検出されるが、この時、前
回および前々回の引用符候補が存在していない為、一
旦、その文字コード長をレジスタ退避させた後、次行の
読み出しを行う。このようにして、各行について順次、
引用符候補の有無について検索して行くと、第5行目の
引用符文字列RF3”yamada>jimmy>ca
sio>”が、第4行目の引用符文字列RF2と同一に
なり、これによって当該引用符文字列RF3が置換すべ
き引用符候補として最初に確定され、ステップSB26
を介してファイルクローズした後、本ルーチンを一旦、
完了させる。
【0026】引用変換処理ルーチンの動作 次に、図7〜図9を参照して引用変換処理ルーチンの動
作について説明する。上述したステップSA5を介して
本ルーチンが実行されると、CPU2aは図7に示すス
テップSC1に処理を進め、上述の引用検索処理ルーチ
ンにて確定された引用符候補に含まれる引用符号”>”
の文字数をカウントする。次いで、ステップSC2では
受信メールの本文がコピーされたワークファイルを開
き、ステップSC3では書き込みファイルをオープンさ
せ、続くステップSC4ではオープンしたワークファイ
ルの先頭行から1文字分の文字コードを読み込む。
【0027】次に、ステップSC5に進むと、CPU2
aは読み込んだ文字コードが終端コードEOFであるか
否かを判断する。そして、終端コードEOFであれば、
判断結果が「YES」となり、図9に示すステップSC
27,SC28を経てファイルクローズして本ルーチン
を完了させるが、終端コードEOFでなければ、判断結
果が「NO」となり、次のステップSC6に処理を進め
る。ステップSC6では、非引用符フラグがオンである
か否かを判断する。非引用符フラグとは、改行から引用
符長までの間で、引用符”>”と等しくない文字コード
が含まれた場合に、その行の改行までオンされ、また引
用符長(引用符候補)以降もオン状態を保つものであ
る。なお、このフラグは最初のパスではオンに初期設定
される。
【0028】従って、最初のパスである場合、このステ
ップSC6の判断結果は「YES」となり、図9に示す
ステップSC26に処理を進め、ワークファイルから読
み出した文字を書き込みファイルに書き込む。そして、
この後、CPU2aは、ステップSC15に処理を進
め、レジスタCCTを1インクリメントして歩進させ、
続くステップSC16では、読み出した文字コードが改
行コードであったか否を判断する。ここで、改行コード
でない場合には、判断結果が「NO」となり、ステップ
SC19に進み、レジスタCCTの値が80文字より小
さいか否か、つまり、ワークファイルから一行分の文字
の読み出しが完了したかどうかを判断する。ここで、一
行分の読み出しが完了していないと、判断結果が「N
O」となり、ワークファイルから次の文字を読み出すべ
く、上述したステップSC4に処理を戻す。
【0029】以上の処理について具体的な例で説明す
る。例えば、図2に図示したメール本文の第1行目を読
み出した場合には、上記ステップSC6,SC26,S
C15〜SC19を経て、その行の文字「casioで
す。」が順番に書き込みファイルに書き込まれる。そし
て、行最後の改行コードが読み込まれると、上記ステッ
プSC16の判断結果が「YES」となり、ステップS
C17に進み、レジスタCCTをゼロリセットし、続く
ステップSC18にて非引用符フラグをオフに設定した
後、ステップSC19を介してステップSC4に処理を
戻す。
【0030】さて、改行コードの読み出しに応じて非引
用符フラグがオフに設定されてから次の行の文字につい
ての読み出しが開始されると、この場合、ステップSC
6の判断結果が「NO」となり、ステップSC7に処理
を進める。ステップSC7では、ワークファルから読み
出した文字の数が、引用符文字数(引用符候補の文字
数)以上に達したか否かを判断する。ここで、読み出し
た文字の数が、引用符文字数(引用符候補の文字数)よ
り少ないと、判断結果は「NO」となり、図8に示すス
テップSC8に処理を進める。ステップSC8では、ワ
ークファイルから読み出した文字をラインバッファにス
トアする。続いて、ステップSC9では、ラインバッフ
ァにストアした文字が、前述した引用検索処理ルーチン
にて確定された引用符候補の文字と等しくないか否かを
判断する。
【0031】いま、例えば、前述した引用検索処理ルー
チンにて引用符文字列RF3”yamada>jimm
y>casio>”(図2参照)が引用符候補として確
定され、図2に図示するメール本文の第3行目の文字を
読み出す場合を想定する。この場合、第3行目の”ya
mada>jimmy>”の13文字目までは、確定さ
れた引用符候補と等しいので、ステップSC8を介して
順次ラインバッファに格納された後、ステップSC9の
判断結果が「NO」となり、ステップSC15〜SC1
9を経てステップSC4に戻るループを辿る。
【0032】そして、第3行目の14文字目のブランク
(空白)が読み出された時点で、引用符候補の文字と不
一致状態になるので、ステップSC9の判断結果が「Y
ES」となり、ステップSC10〜SC13を経て、そ
れまでラインバッファに蓄えていた文字列、つまり、”
yamada>jimmy>”を順次読み出し、これを
書き込み先ファイルに書き込む。すなわち、ステップS
C10では、ポインタレジスタiをゼロリセットし、続
くステップSC11では、このポインタレジスタiがレ
ジスタCCTより小さいか否かを判断し、続くステップ
SC12,SC13では、ラインバッファにストアされ
た文字列を書き込み先ファイルに順次書き込んで行き、
書き込み毎にポインタレジスタiを歩進させる。そし
て、ポインタレジスタiの値がレジスタCCTの値より
大きくなった時点で、上記ステップSC11の判断結果
が「NO」となり、ステップSC14に進み、非引用符
フラグをオンに設定した後、ステップSC15に進む。
【0033】こうして、非引用符フラグがオンに設定さ
れると、以後、上記ステップSC6の判断結果が「YE
S」となり、第3行目の残りの各文字は、1文字づつ読
み出される毎に、ステップSC26を介して書き込みフ
ァイルに書き込まれて行く。この後、行最終の改行コー
ド検出に応じて非引用符フラグがオフに設定されてか
ら、ステップSC4に処理を戻して次の文字を読み出し
始める。
【0034】次に、図2に図示するメール本文の第4行
目の文字を読み出す場合を想定する。この場合、行頭か
ら19文字目までは、引用符候補に一致する為、上述し
たように、順次ラインバッファに格納されて行く。そし
て、20文字目を読み出し終えてステップSC7に進む
と、この時、読み出した文字数が引用符候補の文字数を
超えるので、ここでの判断結果が「YES」となり、図
9に示すステップSC21に処理を進める。ステップS
C21では、ポインタレジスタiをゼロリセットし、続
くステップSC22では、このポインタレジスタiの値
が文字カウント値より小さいか否かを判断する。なお、
この文字カウント値とは、前述したステップSC1にお
いてカウントされた引用符候補に含まれる引用符号”
>”の文字数を指す。この後、ステップSC23に進
み、引用符号”>”を書き込み先ファイルに書き込み、
続くステップSC24ではポインタレジスタiの値を1
インクリメントして歩進させてステップSC22に処理
を戻し、以後、i<CCTを満たす間、引用符号”>”
の書き込みつつ、ポインタレジスタiの歩進を繰り返
す。
【0035】いま想定している一例の場合、引用符候補
に含まれる引用符号”>”の文字数は「3」であるの
で、この引用符候補が短縮引用符”>>>”に置換され
る。こうして、引用符文字列を短縮引用符に置換する処
理が完了すると、ステップSC22の判断結果が「N
O」となり、ステップSC25に進み、非引用符フラグ
をオンに設定する。この後、図8に示すステップSC1
5に進む。そして、非引用符フラグがオンに設定された
後に、次の文字が読み出されると、上述したステップS
C6の判断結果が「YES」となり、読み出した文字が
そのまま書き込み先ファイルに書き込まれる。これ以
後、その行の改行コードを検出する迄、読み出した文字
を順次、1文字づつ書き込み先ファイルに書き込んで行
く。
【0036】次いで、その行の終端にある改行コードの
検出に応じて非引用符フラグがオフに設定され、新たな
行の先頭から文字読み出しが行われると、前述したよう
に、引用符文字数(引用符候補の文字数)を超える迄
は、読み出した文字をラインバッファに格納して行き、
引用符候補の文字と不一致となったら、それまでライン
バッファに蓄えていた文字を順次読み出して書き込み先
ファイルに書き込む。このようにして、メール本文中の
全ての行について読み出し終えたら、上記ステップSC
5の判断結果が「YES」となり、ステップSC27,
SC28にて、ワークファイルおよび書き込み先ファイ
ルをそれぞれクローズして本ルーチンを一旦、完了させ
る。
【0037】以上説明した一連の処理がなされると、想
定した一例の場合には前述した引用検索処理ルーチンに
て検出した引用符候補、すなわち、引用符文字列RF
2,RF3の”yamada>jimmy>casio
>”が、図3に示す短縮引用符TRF2,TRF3の”
>>>”に置換される。この後、CPU2aはメインル
ーチンに処理を戻し、ステップSA6(図4参照)を実
行し、次の引用符候補を検索すべく、受信メール格納エ
リアのメール本文を読み出してワークファイルにコピー
した後、ステップSA3に処理を戻し、再び前述した引
用検索ルーチンを実行させて次の引用符候補を確定させ
る。
【0038】そして、引用符候補が確定したら、再び本
ルーチンを実行して、その確定した引用符候補を短縮引
用符に置換する。以後、メール本文中において、引用符
候補となるべきものが検索されなくなる迄、検索/置換
を繰り返し、該当する引用符候補が無くなったら一連の
処理を終了する。したがって、想定した一例の場合に
は、2回目の処理ループにおいて引用符候補”yama
da>jimmy>”が短縮引用符”>>”に、3回目
の処理ループにおいて引用符候補”yamada>”が
短縮引用符”>”にそれぞれ置換され、この結果、図3
に図示した引用形態になり、画面上に占める引用符部分
が減少して表示効率が向上する訳である。
【0039】なお、上述した実施例では、引用符文字列
を短縮引用符に置換させるだけに留めているが、これに
加えて、例えば、引用符文字列を短縮引用符に置換させ
る過程を履歴として保持しておき、この履歴を参照して
所望の短縮引用符部分を対応する引用符文字列に復元さ
せる態様とすることも可能になる。このようにすること
で、短縮引用符では判らない、メール授受の過程を引用
符文字列から知ることができるようになる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、受信したメール本文の
各行毎に、特定の引用符号を含む引用符文字列の有無を
判別し、該当する引用符文字列があるとされた行におい
ては、その引用符文字列に含まれる特定の引用符号の文
字数を検出すると共に、該当する引用符文字列を検出さ
れた文字数の特定の引用符号に置き換えるので、特定の
引用符号を含む引用符文字列から形成されていた冗長な
引用形態が短縮表示され、結果、表示効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電子メール装置が適用
されるメールシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の概要を説明する為の図である。
【図3】本発明の概要を説明する為の図である。
【図4】メインルーチンの動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】引用検索処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】引用検索処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】引用変換処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】引用変換処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】引用変換処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 サーバーコンピュータ 2 携帯情報端末(PDA) 2a CPU 2b ROM 2c RAM 2d 表示部 2e キーボード 2f マウス 2g 通信制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したメール本文の各行毎に、特定の
    引用符号を含む引用符文字列の有無を判別する判別手段
    と、 この判別手段によって該当する引用符文字列があるとさ
    れた行において、その引用符文字列に含まれる特定の引
    用符号の文字数を検出する検出手段と、 前記判別手段によって該当する引用符文字列があるとさ
    れた行において、その引用符文字列を、前記検出手段に
    より検出された文字数の特定の引用符号に置き換える置
    換手段とを具備する電子メール装置。
  2. 【請求項2】 受信したメール本文の各行毎に、特定の
    引用符号を含む引用符文字列の有無を判別し、該当する
    引用符文字列があるとされた行においては、その引用符
    文字列に含まれる特定の引用符号の文字数を検出すると
    共に、該当する引用符文字列を検出された文字数の特定
    の引用符号に置き換えることを特徴とする電子メールプ
    ログラムを記録した媒体。
JP10042897A 1998-02-09 1998-02-09 電子メール装置および電子メールプログラムを記録した媒体 Pending JPH11232199A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4504598B2 (ja) * 2001-07-27 2010-07-14 株式会社リコー 情報処理装置、制御プログラム、画像形成装置及び情報処理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4504598B2 (ja) * 2001-07-27 2010-07-14 株式会社リコー 情報処理装置、制御プログラム、画像形成装置及び情報処理システム

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