JPH11232182A - 携帯電子機器 - Google Patents

携帯電子機器

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JPH11232182A
JPH11232182A JP10037008A JP3700898A JPH11232182A JP H11232182 A JPH11232182 A JP H11232182A JP 10037008 A JP10037008 A JP 10037008A JP 3700898 A JP3700898 A JP 3700898A JP H11232182 A JPH11232182 A JP H11232182A
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Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶媒体あるいは電池のいずれの取り出し時
においても、記憶媒体、記憶媒体に記録されている情
報、携帯電子機器のそれぞれを保護する。 【解決手段】 記憶媒体5と電池ケース10とを筐体1
内の装填部11に装填し、電池蓋4を開くことにより、
記憶媒体5および電池ケース10の双方を着脱すること
ができるようにする。装填部11に装填された電池ケー
ス10は、電池蓋4が開かれた場合であっても、電池ロ
ック部1dによりその位置が変わることがないように支
持され、給電が停止することがないようにする。開閉ス
イッチ3により、電池蓋4が開かれたことを検知し、電
池蓋4が開かれたときには、メイン基板2のメインマイ
クロコンピュータの制御により、装填部11に装填され
ている記憶媒体5に対して、データの記録を早急に行な
って、迅速に、記憶媒体5を取り出しが可能な状態にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デジタ
ルスチルカメラなど、情報を取り込んで記憶媒体に記録
する携帯電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、デジタルスチルカメラなど、電
池から駆動電源の供給を受けて情報を取り込み、これを
フラッシュメモリやフロッピディスクなどの記憶媒体に
記録する携帯電子機器が広く利用されるようになってき
ている。
【0003】このような携帯電子機器において、記憶媒
体は着脱可能とされており、必要に応じて記憶媒体を交
換することができるようにされている。例えば、携帯電
子機器に装填された記憶媒体の記憶容量一杯にデータを
記憶した場合には、記憶媒体を交換することにより、新
たな記憶媒体に情報を記録することができるようにされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電子機
器の1つであるデジタルスチルカメラの場合、記憶媒体
を有効に活用するために、バッファに取り込んだ画像デ
ータをデータ圧縮して記憶媒体に記録する圧縮モード
と、高品位の画像を再生するため、バッファに取り込ん
だ画像データをデータ圧縮せずに記憶媒体に記録する非
圧縮モードとを備えている場合がある。
【0005】そして、非圧縮モードにより、非圧縮の画
像データを記憶媒体に記憶する場合には、データ量が多
いので、圧縮データを記憶媒体に記憶する場合に比べ、
画像データの記憶媒体への書き込みに時間がかかる。こ
のため、非圧縮の画像データの記憶媒体への記録が行な
われている最中などにおいて、既に取り込んだデータは
正常に記録保持されたと勘違いしたユーザにより、記憶
媒体が抜き出されたり、あるいは、電池交換が行なわれ
る場合がある。
【0006】この場合には、記憶媒体へのデータの記録
処理が突然、強制的に中断されてしまうので、正常にデ
ータの記録を終了することができず、記憶媒体に記録さ
れるべき情報が消滅してしまったり、それまでに記憶媒
体に記録した情報が破壊され読み出せなくなることがあ
る。最悪の場合には、ビデオスチルカメラ自体が壊れて
しまい、再度の使用ができなくなることもある。
【0007】そこで、ビデオスチルカメラの記憶媒体の
装填口に蓋を設け、この蓋が開かれたことを検知して、
記録途中の画像データの記録を早急に行ない、記憶媒体
の取り出しに備えるようにすることが考えられる。この
ようにすることによって、記憶媒体の取り出し時におい
ては、記憶媒体や携帯電子機器を保護することができ
る。
【0008】しかし、記憶媒体へのデータの書き込み最
中に、駆動電源を供給する電池が取り出されてしまった
場合の対応は取られていないので、電池が取り出されて
しまった場合には、記録すべき情報の消滅など前述のよ
うなトラブルが発生する場合がある。
【0009】そこで、電池の装填口にも蓋を設け、この
蓋が開かれたことを検知するようにし、この電池の装填
口の蓋が開かれたときにも、記憶媒体への情報の記録を
早急に行なうようにすることが考えられる。
【0010】しかし、記憶媒体の装填口と、電池の装填
口の両方に蓋を設け、かつ、蓋が開かれた場合にこれを
検知するようにした場合には、蓋が開かれたことを検出
するための検出スイッチなどの機構が2つ必要になるな
ど機構が複雑化し、携帯電子機器の小型化、軽量化を阻
害する。また、コストアップにもつながる。
【0011】以上のことにかんがみ、この発明は、上記
問題点を一掃し、記憶媒体あるいは電池のいづれの取り
出し時においても、記憶媒体、記憶媒体に記録されてい
る情報、携帯電子機器のそれぞれを保護することができ
る携帯電子機器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の携帯電子機器は、記憶媒体
と、電池とが装填される装填部と、前記記憶媒体と前記
電池とを前記装填部に対して出し入れするための装填口
を覆う装填口蓋と、前記装填口蓋が開かれたときであっ
ても、前記装填部に装填された前記電池からの給電を維
持する給電維持手段と、前記装填口蓋が開かれたか否か
を検出するための開閉検出手段と、前記開閉検出手段に
より、前記装填口蓋が開かれたことが検知されたとき
に、前記記憶媒体に対して、データの記録を早急に行な
うデータ記録制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】この請求項1に記載の発明の携帯電子機器
によれば、記憶媒体と電池とは同じ装填部内に装填する
ようにされ、装填口蓋を開くことにより、記憶媒体およ
び電池の双方を着脱することができるようにされる。こ
の場合、装填部に装填された電池は、装填口蓋が開かれ
た場合であっても、給電維持手段により、電池からの給
電が停止することがないようにされる。
【0014】そして、開閉検出手段により、装填口蓋が
開かれたことが検知されると、データ記録制御手段は、
装填部に装填されている記憶媒体に対して、データの記
録を早急に行なって、記憶媒体の取り出しに備えるよう
にされる。
【0015】このように、装填口蓋が開かれた場合に
は、記憶媒体へのデータの記録が早急に行なわれるの
で、記憶媒体、電池のいづれを取り出す場合であって
も、記憶媒体、記憶媒体に記録されているデータ、携帯
電子機器自体のいづれをも保護し、トラブルを防止する
ことができるようにされる。
【0016】また、請求項2に記載の発明の携帯電子機
器は、請求項1に記載の携帯電子機器であって、前記給
電維持手段は、電池からの給電を維持するように、電池
位置をロックするロック機構からなり、このロック機構
を解除して、前記装填部からの前記電池の取り出しを可
能にするロック解除手段を設けたことを特徴とする。
【0017】この請求項2に記載の発明の携帯電子機器
によれば、給電維持手段により、電池は装填部内におい
てその位置が変わることがないようにロックされ、装填
口蓋が開かれただけでは、装填部内から取り出すことが
できないようにされる。そして、ロック解除手段によ
り、ロックが解除されることによって、電池の装填部か
らの取り出しができるようにされる。
【0018】これにより、装填部に装填された電池の急
な取り出しが防止され、記憶媒体、記憶媒体に記録され
ているデータ、携帯電子機器を壊すことがないようにさ
れる。
【0019】また、請求項3に記載の発明の携帯電子機
器は、請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器で
あって、前記開閉検出手段により、前記装填口蓋が開か
れたことが検知されたときに、前記記録媒体への書き込
みクロック周波を高周波に変更して、データの前記記憶
媒体への書き込みを早急に行なうことを特徴とする。
【0020】この請求項3に記載の発明の携帯電子機器
によれば、記憶媒体へのデータの早急な書き込みは、記
憶媒体への書き込みクロック周波を高周波に変更するこ
とにより行われる。記録媒体への書き込みクロック周波
が通常時よりも高周波とされるのは、装填口蓋が開かれ
たことが検出された場合だけであり、電力消費が必要以
上に大きくなることがないようにされる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による携帯電子機器の一実施の形態について説明す
る。以下に説明する実施の形態においては、この発明に
よる携帯電子機器を、データ圧縮した画像データを記憶
媒体に記憶保存する圧縮モードと、画像データを圧縮せ
ずに記憶媒体に記録保存する非圧縮モードとを備えたデ
ジタルスチルカメラに適用した場合として説明する。
【0022】図1は、この発明が適用されたデジタルス
チルカメラを説明するための図であり、当該デジタルス
チルカメラの後面からその内部を見た場合の図である。
そして、後述もするように、図1Aは、筐体1に設けら
れた電池蓋4が閉じられた状態を示し、図1Bは、電池
蓋4が開かれた状態を示している。
【0023】図1A、Bに示すように、この実施の形態
のデジタルスチルカメラの筐体1の内部は、大きく分け
ると、着脱自在とされた記憶媒体5および電池ケース1
0が装填される装填部11と、メイン基板2が収納され
たメイン基板部12とに分けられている。
【0024】この実施の形態において、装填部11に装
填される記憶媒体5は、このデジタルスチルカメラに対
して容易に着脱することができるようにされた、フラッ
シュメモリである。また、電池ケース10は、後述もす
るように、電池ケース10の急な取り出しを防止するた
めに用いられるロック用凹部10aが設けられたもので
ある。
【0025】そして、図1に示すように、装填部11内
には、記憶媒体5が接続されるコネクタ6と、サブ基板
7と、弾性体をバネ状にすることによって形成された電
池端子9を有する電池端子板8とが設けられている。電
池端子板8と電池端子9とは、電池ケース10からの給
電を受けて、この実施の形態のデジタルスチルカメラの
各部に、必要な電気エネルギーを供給するようにするも
のである。
【0026】また、メイン基板部2に収納されているメ
イン基板2は、図示しないが取り込んだ画像データを一
時記憶するバッファメモリや、このデジタルスイッチカ
メラの各部を制御するメインマイクロコンピュータや、
その他各種の回路が搭載されたものである。そして、こ
のメイン基板2のバッファメモリに取り込まれた画像デ
ータが記憶媒体5に供給されて記憶保存するようにされ
る。
【0027】また、図1に示すように、筐体1の内部に
は、この筐体1の上部から内部方向に突出するように電
池ロックつまみ1cが設けられている。この電池ロック
部1cの電池ケース10と対向する面の1部には、電池
ケース10を装填部11に装填したときに、電池ケース
10に設けられたロック用凹部10aと合致する位置に
電池ロック爪1dが設けられている。
【0028】この電池ロック爪1dは、電池ケース10
のロック用凹部に嵌まり込み、この電池ロック爪1d
と、弾性体によりバネ状に形成された電池端子9とによ
り電池ケース10を挟持して、装填部11内において、
電池ケース10がその位置を変えないようにしている。
これにより、電池ケース10が装填部内の正常な位置に
あるときには、その位置が支持されて、常時、給電状態
を維持することができるようにされている。
【0029】なお、この電池ロックつまみ1cは、弾性
体により形成されており、電池ロックつまみ1cの端部
をメイン基板2の方向に押すことによって、電池ロック
爪1dが設けられた電池ロックつまみ1cを力を加えた
方向に動かすことができるようにされている。これによ
り、電池ロック爪1dを電池ロック凹部10aから外
し、後述もするように、電池ケース10を装填部11か
ら取り出すことができるようにされている。そして、力
を加えることをやめると、電池ロックつまみ1cは、元
の位置に戻る。
【0030】また、この実施の形態のデジタルスチルカ
メラの場合、図1Aに示すように、装填部11の下側
に、記憶媒体5や電池ケース10を出し入れするための
装填口があり、この装填口を覆う、開閉自在とされた電
池蓋4が設けられている。この電池蓋4は、鉤状に形成
され、爪部4bを有するようにされているとともに、長
孔4aが設けられたものである。
【0031】そして、筐体1に設けられた電池蓋回転支
点1aを電池蓋の長孔4aに挿入するようにして、筐体
1に電池蓋4を取り付ける。この場合、電池蓋4は、長
孔4aの長手方向にスライド移動することができるとと
もに、電池蓋回転支点1aを支点として回動し、開閉す
ることができるようにされている。
【0032】また、電池蓋4が装填口を覆う状態(閉じ
た状態)にあるときに、筐体1の電池蓋ロック部1b
と、爪部4bを有する電池蓋4の先端部分とが嵌合する
ようにして、電池蓋4が簡単に開くことがないようにし
ている。
【0033】さらに、この実施の形態のデジタルスチル
カメラには、図1A、Bに示すように、電池蓋1の近傍
に電池蓋4の開閉を検出する開閉スイッチ3が設けられ
ている。この開閉スイッチ3は、電池蓋4の開閉に応じ
てその位置を変えるようにされたスイッチ凸部3aを有
している。
【0034】つまり、この実施の形態においては、図1
Aに示すように、電池蓋4が装填口を覆う状態にあると
きには、スイッチ凸部3aは、電池蓋4の端部により開
閉スイッチ3の内部方向に押し戻される。これにより、
開閉スイッチ3は、オンとなるようにされる。また、図
1Bに示すように、スイッチ凸部3aは、電池蓋4が開
かれた状態にあるときには、電池蓋4の端部による押下
が解除されて突出する。これにより、開閉スイッチ3
は、オフとなるようにされる。
【0035】このように、この実施の形態においては、
開閉スイッチ3がオンの状態にあるときには、電池蓋4
は、装填口を覆う閉じられた状態にあり、開閉スイッチ
3がオフの状態になることによって、電池蓋4が開かれ
たことを検知することができるようにされている。
【0036】そして、筐体1に対して閉じられた状態に
ある電池蓋4を開き、装填部11に装填されている記憶
媒体5や電池ケース10を取り出すようにした場合に
は、この実施の形態のデジタルスチルカメラは、以下に
説明するように、電池蓋4が開かれたことを検出し、例
えば、非圧縮モードで記憶媒体5に記録している最中の
画像データなど、記録途中のデータの記録を早急に行な
う。この早急な記録は、記録データの書き込みクロック
を通常の場合よりも高周波数のクロックに変更すること
により行なう。
【0037】まず、図1Aにおいて矢印Y1が示す方向
に電池蓋4をスライド移動させ、電池蓋4の爪部4bを
筐体1の電池蓋ロック部1bから離し、筐体1の電池蓋
回転支点1aを支点として、電池蓋4aを矢印Y2が示
す方向に回動できるようにする。
【0038】そして、電池蓋4を回動させて装填口を開
き、装填部11に装填された記憶媒体5、電池ケース1
0の取り出しを可能にする。この場合、装填部11に装
填された電池ケース10は、前述したように、電池ロッ
クつまみ1cに設けられた電池ロック爪1dと電池端子
9により挟持され、装填部内においての位置が変わらな
いようされるとともに、給電状態が維持されるようにさ
れている。
【0039】そして、電池蓋4aが開かれたときには、
電池蓋4の近傍に設けられた開閉スイッチ3の凸部3a
は、電池蓋4の端部による押下が解除されて、図1Bに
示すように突出する。これにより、開閉スイッチ3はオ
フの状態になり、電池蓋4が開かれたことが検知され
る。
【0040】この実施の形態においては、開閉スイッチ
3の状態は、例えば、メイン基板2に設けられたメイン
マイクロコンピュータによって監視されている。そし
て、開閉スイッチ3がオフになると、メイン基板2のメ
インマイクロコンピュータは、記憶媒体へのデータの書
き込みクロックの周波数を高周波数にすることにより、
書き込み速度を高速にして、メイン基板2のバッファメ
モリに一時記憶されている記憶媒体5に記録途中の画像
データを、早急に記憶保存するようにする。これによ
り、迅速に、記憶媒体5への画像データの記録を終了さ
せ、記憶媒体5の取り外しが可能な状態に移行し、記憶
媒体5の取り出しに備える。
【0041】このように、この実施の形態のデジタルス
チルカメラは、電池蓋4が開かれても、電池ケース10
からの給電は停止されないので、メイン基板2やサブ基
板7は動作しており、記憶媒体5へのデータの早急な記
録保存を行なうことができる。そして、ユーザによっ
て、記憶媒体5を取り出す動作が開始される前に、記憶
媒体5に対して記録途中の画像データの記録を迅速に終
了させて、記憶媒体5を取り外し可能な状態に移行する
ことができる。そして、記憶媒体5を図1Bにおいて矢
印が示す方向に引き抜いても、支障が生じないようにさ
れる。
【0042】また、電池ケース10を装填部11から取
り出す場合には、前述もしたように、図1Bにおいて矢
印Y3が示す方向に、電池ロックつまみ1cを押すこと
により、電池ロック爪1dを電池ケース10のロック用
凹部10aから外す。これにより、電池ケース10は、
バネ状に形成された電池端子9のバネ力により、電図1
Bにおいて矢印が示すように、装填口方向に押し出され
て、電池ケース10を装填部11から取り出すことがで
きる。
【0043】つまり、この実施の形態のデジタルスチル
カメラの場合、電池蓋4を開いただけでは、電池ケース
10を取り出すことはできず、電池ロックつまみ1cを
移動させなければならないので、電池ケース10の急な
取り出しを防止し、記憶媒体5へのデータの記録が終了
した後に、電池ケースを取り出すことができるようにさ
れる。
【0044】図2は、この実施の形態において、メイン
基板2に設けられたメインマイクロコンピュータによっ
て実行される、電池蓋4が開かれたときの記憶媒体5へ
のデータの保存処理を説明するためのフローチャートで
ある。この実施の形態において、この図2に示す処理
は、例えば、メイン基板2に設けられたマイクロコンピ
ュータにより、所定間隔ごとに実行される。
【0045】つまり、メイン基板2に設けられたメイン
マイクロコンピュータは、予め決められた一定時間間隔
ごとに、開閉スイッチ3の状態を検出する(ステップ1
01)。そして、ステップ101の検出結果に基づい
て、電池蓋4が開かれたか否かを判断し(ステップ10
2)、開かれていると判断したときには、記録用のクロ
ック信号を通常よりも高速なクロック信号にし、記憶媒
体5にデータの記録を早急に行なう(ステップ10
3)。これにより、記憶媒体5へのデータの記録を迅速
に終了させ、記憶媒体5を装填部11から取り出し可能
な状態にして、メインルーチンに戻る。
【0046】また、ステップ102の判断処理におい
て、電池蓋4か開かれていないと判断したときには、何
もせずにこの図2に示す処理を終了してメインルーチン
に戻る。
【0047】このように、この実施の形態のデジタルス
チルカメラの場合には、記憶媒体5、電池ケース10と
も、装填部11に装填されているので、装填部11に装
填された記憶媒体5、電池ケース10のいづれを取り外
す場合にも、電池蓋4が開かれることになる。
【0048】そして、前述したように、電池蓋4が開か
れたときには、開閉スイッチ3により電池蓋4が開かれ
たことが検知され、メイン基板2のマイクロコンピュー
タの働きにより、記憶媒体5へのデータの早急な記憶保
存が行なわれる。
【0049】これにより、記憶媒体5の取り出しが可能
な状態に迅速に移行し、データの書き込み中に記憶媒体
5を装填部11から取り出されることを防止することが
できる。
【0050】また、電池ケース10は、筐体1に設けら
れた電池ロックつまみ部1dのロック爪1cと弾性体に
よりバネ状に形成された電池端子9とにより挟持され、
電池蓋4が開かれただけでは取り出すことができず、ま
た、給電状態も維持するようにされている。
【0051】このため、電池ロックつまみ1cを移動さ
せて、電池ロック爪1dを電池ケース10のロック用凹
部10aから外さなければ、電池ケース10を取り出す
こともできないし、また、給電が停止させることもされ
ることもないので、電池ケース10の急な取り出しを防
止し、電池蓋4が開かれた直後の記憶媒体5への早急な
データの記録保存を行なった後に、電池ケース10の取
り出しをできるようにすることができる。
【0052】また、記憶媒体5への画像データの早急な
記録は、前述のように電池蓋が開かれた場合にしか行な
われない。したがって、通常は、必要以上に高い周波数
のクロック信号が用いられることもないので、消費電力
を大きくすることもなく、電池の寿命が短くなることも
ない。
【0053】なお、前述した実施の形態においては、電
池ケースは、電池ロックつまみ1cの電池ロック爪1d
と電池端子9とにより挟持して、その位置を支持するこ
とにより、電池蓋4が開かれた場合であっても給電が停
止することがないようにしたが、これに限るものではな
い。
【0054】例えば、電池ケースをその周囲からおさえ
るようにして、その位置を支持し、給電を停止しないよ
うにするなど、電池蓋4が開かれただけでは、電池ケー
スの給電端子部と、携帯電子機器の給電端子との接続が
解除されることがないようにできればよい。
【0055】したがって、電池の形状も前述した実施の
形態のように、ロック用凹部を有する電池に限るもので
はなく、電池蓋を開いただけでは、電池からの給電が停
止することがないようにする給電維持手段などに応じ
て、各種の形状の電池を用いることができる。
【0056】また、記憶媒体もフラッシュメモリに限る
ものではなく、フロッピーディスクや、MD(ミニディ
スク)と呼ばれる小型光磁気ディスクなど各種の記憶媒
体を用いるようにすることができる。
【0057】また、前述した実施の形態においては、こ
の発明による携帯電子機器をデジタルスチルカメラに適
用したものとして説明したがこれに限るものではない。
例えば、携帯用の録音機器など、電池から駆動電源の供
給をうけて、取り込んだ情報を着脱可能な記憶媒体に記
録する携帯電子機器にこの発明を適用することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の携帯電子機器によれば、装填口蓋が開かれた場合
には、記憶媒体へのデータの記録が早急に行なわれるの
で、記憶媒体、電池のいづれを取り出す場合であって
も、記憶媒体、記憶媒体に記録されているデータ、携帯
電子機器自体のいづれをも保護し、トラブルを防止する
ことができる。
【0059】また、記憶媒体と電池とは同じ装填部内に
装填され、装填口蓋を開くことにより、記憶媒体、電池
とも装填部に対して着脱可能とされるので、構成が複雑
になったり、小型化、軽量化を阻害することもない。
【0060】また、請求項2に記載の発明の携帯電子機
器によれば、装填部に装填された電池の急な取り出しを
防止することができるので、記憶媒体、記憶媒体に記録
されているデータ、携帯電子機器の破壊を確実に防止す
ることができる。
【0061】また、請求項3に記載の発明の携帯電子機
器によれば、記録媒体への書き込みクロック周波が通常
時よりも高周波とされるのは、装填口蓋が開かれたこと
が検出された場合だけであり、電力消費が必要以上に大
きくなることがないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯電子機器の一実施の形態を
説明するための図である。
【図2】この発明による携帯電子端末の一実施の形態に
おいて電池蓋が開かれたことを検知したときに行われる
記憶媒体へのデータの早急な記録処理を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1…筐体、1a…電池蓋回転支点、1b…電池蓋ロック
部、1c…電池ロックつまみ、1d…電池ロック爪、2
…メイン基板、3…開閉スイッチ、3a…スイッチ凸
部、4…電池蓋、4a…長孔、4b…爪部、5…記憶媒
体、6…コネクタ、7…サブ基板、8…電池端子板、9
…電池端子、10…電池ケース、10a…ロック用凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体と、電池とが装填される装填部
    と、 前記記憶媒体と前記電池とを前記装填部に対して出し入
    れするための装填口を覆う装填口蓋と、 前記装填口蓋が開かれたときであっても、前記装填部に
    装填された前記電池からの給電を維持する給電維持手段
    と、 前記装填口蓋が開かれたか否かを検出するための開閉検
    出手段と、 前記開閉検出手段により、前記装填口蓋が開かれたこと
    が検知されたときに、前記記憶媒体に対して、データの
    書き込みを早急に行なうデータ記録制御手段とを備える
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 【請求項2】前記給電維持手段は、電池からの給電を維
    持するように、電池位置をロックするロック機構からな
    り、このロック機構を解除して、前記装填部からの前記
    電池の取り出しを可能にするロック解除手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 【請求項3】前記開閉検出手段により、前記装填口蓋が
    開かれたことが検知されたときに、前記記録媒体への書
    き込みクロック周波を高周波に変更して、データの前記
    記憶媒体への書き込みを早急に行なうことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の携帯電子機器。
JP03700898A 1998-02-19 1998-02-19 携帯電子機器 Expired - Lifetime JP4096131B2 (ja)

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