JPH1091540A - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
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- JPH1091540A JPH1091540A JP24668096A JP24668096A JPH1091540A JP H1091540 A JPH1091540 A JP H1091540A JP 24668096 A JP24668096 A JP 24668096A JP 24668096 A JP24668096 A JP 24668096A JP H1091540 A JPH1091540 A JP H1091540A
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- Japan
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- recording
- semiconductor memory
- dynamic data
- battery
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 録音中に電池が不用意に取り外されても、そ
れまでに録音された音を再生することができる記録再生
装置を提供する。 【解決手段】 音声データ及び音声データを管理するた
めの管理情報を記憶する半導体メモリ9と、この半導体
メモリ9に対する音声データ及び管理情報の書き込みを
制御すると共に、半導体メモリ9に記憶されている管理
情報に基づいて、半導体メモリ9からの音声データの読
み出しを制御する制御部30と、電池51を収容する電
池収容スペース71の蓋体72が開けられたことを検出
する蓋開放検出スイッチ55とを備え、半導体メモリ9
に対する音声データの書込中に、蓋開放検出スイッチ5
5から蓋体72が開けられたことを示す信号が供給され
ると、制御部30が音声データの書込を終了すると共
に、書込を終了した音声データに対応する管理情報を半
導体メモリ9に書き込む制御を行うようにしている。
れまでに録音された音を再生することができる記録再生
装置を提供する。 【解決手段】 音声データ及び音声データを管理するた
めの管理情報を記憶する半導体メモリ9と、この半導体
メモリ9に対する音声データ及び管理情報の書き込みを
制御すると共に、半導体メモリ9に記憶されている管理
情報に基づいて、半導体メモリ9からの音声データの読
み出しを制御する制御部30と、電池51を収容する電
池収容スペース71の蓋体72が開けられたことを検出
する蓋開放検出スイッチ55とを備え、半導体メモリ9
に対する音声データの書込中に、蓋開放検出スイッチ5
5から蓋体72が開けられたことを示す信号が供給され
ると、制御部30が音声データの書込を終了すると共
に、書込を終了した音声データに対応する管理情報を半
導体メモリ9に書き込む制御を行うようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体として半
導体メモリを用いた記録再生装置に関する。
導体メモリを用いた記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】録音機器としては、テープレコーダ、デ
ィジタルオーディオテープレコーダ、光磁気ディスク装
置が一般的であるが、これらの従来の録音機器では、記
録媒体、例えば磁気テープを走行させたり、光磁気ディ
スクを回転する機構が必ず必要とされていた。したがっ
て、従来の録音機器の小型化や低コスト化には、自ずと
限界があった。
ィジタルオーディオテープレコーダ、光磁気ディスク装
置が一般的であるが、これらの従来の録音機器では、記
録媒体、例えば磁気テープを走行させたり、光磁気ディ
スクを回転する機構が必ず必要とされていた。したがっ
て、従来の録音機器の小型化や低コスト化には、自ずと
限界があった。
【0003】そこで、記録媒体として、例えば電気的消
去型(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル
・リード・オンリ・メモリ(以下、EEPROM:Elec
trical Erasable/Programable Read-Only Memoryとい
う。)等の不揮発性の半導体メモリを用いた音声記録再
生装置(以下、ICレコーダという。)が考えられてい
る。すなわち、記録媒体として半導体メモリを用いるこ
とにより、テープ走行機構やディスク回転機構が不要と
なり、また、半導体メモリの低コスト化により、機器を
小型化、低コスト化することができるようになってき
た。
去型(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル
・リード・オンリ・メモリ(以下、EEPROM:Elec
trical Erasable/Programable Read-Only Memoryとい
う。)等の不揮発性の半導体メモリを用いた音声記録再
生装置(以下、ICレコーダという。)が考えられてい
る。すなわち、記録媒体として半導体メモリを用いるこ
とにより、テープ走行機構やディスク回転機構が不要と
なり、また、半導体メモリの低コスト化により、機器を
小型化、低コスト化することができるようになってき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このICレ
コーダには、テープレコーダにない、新たな問題があ
る。具体的には、例えば、携帯型の電池で動作するテー
プレコーダにおいては、録音中に落としたりして電池が
誤って外れてしまっても、それまでに録音した音は正常
に再生することができる。しかし、ICレコーダの録音
では、半導体メモリに音声データを記憶すると共に、例
えばこの音声データを半導体メモリのどの領域に記憶し
たか示す等の音声データを管理する管理情報(以下、T
OC情報という。)を記憶しておかなければならない。
そして、再生の際に、記憶されているTOC情報に基づ
いて、複数の音声データの中から所望の音声データを選
択して再生するようになっている。したがって、録音中
に電池が外れると、ICレコーダでは、TOC情報の書
き込みが完了していないので、録音した音を再生するこ
とができない。
コーダには、テープレコーダにない、新たな問題があ
る。具体的には、例えば、携帯型の電池で動作するテー
プレコーダにおいては、録音中に落としたりして電池が
誤って外れてしまっても、それまでに録音した音は正常
に再生することができる。しかし、ICレコーダの録音
では、半導体メモリに音声データを記憶すると共に、例
えばこの音声データを半導体メモリのどの領域に記憶し
たか示す等の音声データを管理する管理情報(以下、T
OC情報という。)を記憶しておかなければならない。
そして、再生の際に、記憶されているTOC情報に基づ
いて、複数の音声データの中から所望の音声データを選
択して再生するようになっている。したがって、録音中
に電池が外れると、ICレコーダでは、TOC情報の書
き込みが完了していないので、録音した音を再生するこ
とができない。
【0005】本発明は、半導体メモリを用いた記録再生
装置における上述のような新たな問題に鑑みてなされた
ものであり、録音中に電池が不用意に取り外されても、
それまでに録音された音を再生することができる記録再
生装置を提供することを目的とする。
装置における上述のような新たな問題に鑑みてなされた
ものであり、録音中に電池が不用意に取り外されても、
それまでに録音された音を再生することができる記録再
生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録再生装
置は、上記課題を解決するために、動的データ及び動的
データを管理するための管理情報を記憶する半導体メモ
リと、半導体メモリに対する動的データ及び管理情報の
書込を制御すると共に、半導体メモリに記憶されている
管理情報に基づいて、半導体メモリからの動的データの
読出を制御する制御手段と、電池を収納する電池収納部
の蓋が開けられたことを検出する蓋開放検出手段とを備
え、制御手段は、半導体メモリに対する動的データの書
込中に、蓋開放検出手段から蓋が開けられたことを示す
信号が供給されると、書込を終了すると共に、書込を終
了した動的データに対応する管理情報を上記半導体メモ
リに書き込む制御を行う。
置は、上記課題を解決するために、動的データ及び動的
データを管理するための管理情報を記憶する半導体メモ
リと、半導体メモリに対する動的データ及び管理情報の
書込を制御すると共に、半導体メモリに記憶されている
管理情報に基づいて、半導体メモリからの動的データの
読出を制御する制御手段と、電池を収納する電池収納部
の蓋が開けられたことを検出する蓋開放検出手段とを備
え、制御手段は、半導体メモリに対する動的データの書
込中に、蓋開放検出手段から蓋が開けられたことを示す
信号が供給されると、書込を終了すると共に、書込を終
了した動的データに対応する管理情報を上記半導体メモ
リに書き込む制御を行う。
【0007】本発明に係る記録再生装置によれば、録音
中に記録再生装置を落としたりして電池収納部の蓋が開
けられると、蓋開口検出手段から、蓋が開けられたこと
を示す信号が制御手段に供給される。制御手段は、この
信号を受け、動的データの書き込みを終了すると共に、
TOC情報を半導体メモリに書き込む制御を行う。これ
により、記録再生装置は、録音中に不用意に電池が外さ
れた場合であっても、それまでに記録したデータを正常
に再生することができる。
中に記録再生装置を落としたりして電池収納部の蓋が開
けられると、蓋開口検出手段から、蓋が開けられたこと
を示す信号が制御手段に供給される。制御手段は、この
信号を受け、動的データの書き込みを終了すると共に、
TOC情報を半導体メモリに書き込む制御を行う。これ
により、記録再生装置は、録音中に不用意に電池が外さ
れた場合であっても、それまでに記録したデータを正常
に再生することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る記録再生装置
の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。この記録再生装置は、半導体メモリを記録媒体と
し、この半導体メモリにマイクロホーンからの音声信号
を音声データとして書き込み、また、記憶されている音
声データを読み出し、スピーカから音声データに基づく
音を出力するICレコーダ1に、本発明を適用したもの
である。
の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。この記録再生装置は、半導体メモリを記録媒体と
し、この半導体メモリにマイクロホーンからの音声信号
を音声データとして書き込み、また、記憶されている音
声データを読み出し、スピーカから音声データに基づく
音を出力するICレコーダ1に、本発明を適用したもの
である。
【0009】このICレコーダ1は、例えば図1に示す
ように、マイクロホーン11からの音声信号を音声デー
タに変換して半導体メモリ9に記憶する記録部10と、
上記半導体メモリ9に記憶されている音声データを読み
出し、音声信号に変換してスピーカ24を駆動する再生
部20と、記録部10等を制御する制御部30と、制御
部30等に電力を供給する電源部50と、利用者が各種
の操作を行うための操作部60とを備える。
ように、マイクロホーン11からの音声信号を音声デー
タに変換して半導体メモリ9に記憶する記録部10と、
上記半導体メモリ9に記憶されている音声データを読み
出し、音声信号に変換してスピーカ24を駆動する再生
部20と、記録部10等を制御する制御部30と、制御
部30等に電力を供給する電源部50と、利用者が各種
の操作を行うための操作部60とを備える。
【0010】記録部10は、上述の図1に示すように、
マイクロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器1
2と、増幅器12で増幅された音声信号のレベルを適切
なレベルとする自動利得制御回路(以下、AGC:Auto
matic Gain Controllerという。)13と、AGC13
からの音声信号を音声データに変換するエンコーダ14
と、エンコーダ14からの音声データを遅延するバファ
メモリ15とを備える。
マイクロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器1
2と、増幅器12で増幅された音声信号のレベルを適切
なレベルとする自動利得制御回路(以下、AGC:Auto
matic Gain Controllerという。)13と、AGC13
からの音声信号を音声データに変換するエンコーダ14
と、エンコーダ14からの音声データを遅延するバファ
メモリ15とを備える。
【0011】そして、マイクロホーン11は、入力され
る音を音声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器
12は、音声信号を増幅してAGC13に供給する。A
GC13は、増幅器12で増幅された音声信号を、その
レベルが適切なレベルとなるように増幅してエンコーダ
14に供給する。
る音を音声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器
12は、音声信号を増幅してAGC13に供給する。A
GC13は、増幅器12で増幅された音声信号を、その
レベルが適切なレベルとなるように増幅してエンコーダ
14に供給する。
【0012】エンコーダ14は、音声信号が時間的に相
関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジ
ュレーション(以下、ADPCM:Adaptive Different
ialPulse Code Modulation という。)により、少ない
データ量で音声信号を符号化して音声データを生成し、
この音声データをバッファメモリ15に供給する。
関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジ
ュレーション(以下、ADPCM:Adaptive Different
ialPulse Code Modulation という。)により、少ない
データ量で音声信号を符号化して音声データを生成し、
この音声データをバッファメモリ15に供給する。
【0013】バッファメモリ15は、後述するように所
定の遅延時間に相当する容量を有し、エンコーダ14か
ら供給される音声データを所定時間遅延して半導体メモ
リ9に供給する。
定の遅延時間に相当する容量を有し、エンコーダ14か
ら供給される音声データを所定時間遅延して半導体メモ
リ9に供給する。
【0014】半導体メモリ9は、例えば電気的消去形
(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル・リ
ード・オンリ・メモリ(以下、EEPROM:Electric
al Erasable/Programable Read-Only Memoryという。)
等の、メモリの駆動電源がOFFの状態にされても記憶
素子の持つ記憶内容が消えないで保持される不揮発性の
半導体メモリからなり、バッファメモリ15から供給さ
れる音声データを記憶すると共に、後述するように、ど
の領域に記憶したか示す等の音声データを管理する管理
情報(以下、TOC情報という。)を記憶する。具体的
には、半導体メモリ9は、例えば、16Mビットの容量
を有し、この半導体メモリ9には、後述するSPモード
では200〜3400Hzの音声信号に対応した音声デ
ータを8分間記憶でき、LPモードでは200〜170
0Hzの音声信号に対応した音声データを16分間記憶
できるようになっている。
(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル・リ
ード・オンリ・メモリ(以下、EEPROM:Electric
al Erasable/Programable Read-Only Memoryという。)
等の、メモリの駆動電源がOFFの状態にされても記憶
素子の持つ記憶内容が消えないで保持される不揮発性の
半導体メモリからなり、バッファメモリ15から供給さ
れる音声データを記憶すると共に、後述するように、ど
の領域に記憶したか示す等の音声データを管理する管理
情報(以下、TOC情報という。)を記憶する。具体的
には、半導体メモリ9は、例えば、16Mビットの容量
を有し、この半導体メモリ9には、後述するSPモード
では200〜3400Hzの音声信号に対応した音声デ
ータを8分間記憶でき、LPモードでは200〜170
0Hzの音声信号に対応した音声データを16分間記憶
できるようになっている。
【0015】一方、再生部20は、上述の図1に示すよ
うに、半導体メモリ9から読み出された音声データを音
声信号に変換するデコーダ21及びフィルタ22と、フ
ィルタ22からの音声信号を増幅してスピーカ24に供
給する増幅器23とを備える。
うに、半導体メモリ9から読み出された音声データを音
声信号に変換するデコーダ21及びフィルタ22と、フ
ィルタ22からの音声信号を増幅してスピーカ24に供
給する増幅器23とを備える。
【0016】デコーダ21は、記録部10のエンコーダ
14に対応したものであり、半導体メモリ9から読み出
された音声データ、すなわちADPCM方式で符号化さ
れた音声データを復号化して、いわゆるPAM信号を生
成する。そして、フィルタ22は、このPAM信号から
音声帯域以上の高周波成分を除去して、音声信号を出力
する。増幅器23は、デコーダ21から供給される音声
信号を増幅してスピーカ24を駆動する。かくして、録
音された音がスピーカ24から出力される。
14に対応したものであり、半導体メモリ9から読み出
された音声データ、すなわちADPCM方式で符号化さ
れた音声データを復号化して、いわゆるPAM信号を生
成する。そして、フィルタ22は、このPAM信号から
音声帯域以上の高周波成分を除去して、音声信号を出力
する。増幅器23は、デコーダ21から供給される音声
信号を増幅してスピーカ24を駆動する。かくして、録
音された音がスピーカ24から出力される。
【0017】制御部30は、上述の図1に示すように、
このICレコーダ1の動作を制御するためのプログラム
が記憶されているROM31と、ROM31に記憶され
ているプログラムを実行して、半導体メモリ9や記録部
10を制御するマイクロコンピュータ(以下、CPUと
いう。)32と、時刻を計数するタイマ33と、時刻や
プログラムの実行結果等を一時的に記憶するランダム・
アクセス・メモリ(以下、RAM:Randam Access Memo
ryという。)34とを備える。
このICレコーダ1の動作を制御するためのプログラム
が記憶されているROM31と、ROM31に記憶され
ているプログラムを実行して、半導体メモリ9や記録部
10を制御するマイクロコンピュータ(以下、CPUと
いう。)32と、時刻を計数するタイマ33と、時刻や
プログラムの実行結果等を一時的に記憶するランダム・
アクセス・メモリ(以下、RAM:Randam Access Memo
ryという。)34とを備える。
【0018】この制御部30には、操作部60に設けら
れている各種押しボタン61からの信号及び電源部50
に設けられている蓋開放検出スイッチ55からの信号が
供給されており、CPU32は、押しボタン61が押さ
れ、または蓋開放検出スイッチ55が押された状態が解
除されると、その押しボタン61または蓋開放検出スイ
ッチ55に対応したプログラムをROM31から読み出
して実行し、各部を制御する。例えば後述する録音開始
ボタン61kが押されると、CPU32は、録音に対応
したプログラムをROM31から読み出して実行し、増
幅器12、AGC13、エンコーダ14等を動作させ、
バッハメモリ15で所定時間遅延された音声データを、
半導体メモリ9の例えば空いてる領域に音声データを記
憶する制御を行う。
れている各種押しボタン61からの信号及び電源部50
に設けられている蓋開放検出スイッチ55からの信号が
供給されており、CPU32は、押しボタン61が押さ
れ、または蓋開放検出スイッチ55が押された状態が解
除されると、その押しボタン61または蓋開放検出スイ
ッチ55に対応したプログラムをROM31から読み出
して実行し、各部を制御する。例えば後述する録音開始
ボタン61kが押されると、CPU32は、録音に対応
したプログラムをROM31から読み出して実行し、増
幅器12、AGC13、エンコーダ14等を動作させ、
バッハメモリ15で所定時間遅延された音声データを、
半導体メモリ9の例えば空いてる領域に音声データを記
憶する制御を行う。
【0019】即ち、制御部30は、半導体メモリ9に対
する音声データの書き込み及び読み出しを制御してお
り、A、Bの2つファイルにそれぞれ音声データを99
件、それぞれを識別する管理情報となるインデックス番
号を付けて書き込む制御を行い、また、インデックス番
号に基づいて音声データを読み出したり、後述するよう
に設定した時刻になると音声データを読み出す制御を行
う。
する音声データの書き込み及び読み出しを制御してお
り、A、Bの2つファイルにそれぞれ音声データを99
件、それぞれを識別する管理情報となるインデックス番
号を付けて書き込む制御を行い、また、インデックス番
号に基づいて音声データを読み出したり、後述するよう
に設定した時刻になると音声データを読み出す制御を行
う。
【0020】また、このCPU32は、録音動作中に蓋
開放検出スイッチ55が押された状態が解除されると、
録音、再生等の動作を終了させるプログラム及びTOC
情報の書き込みを行うプログラムをROM31から読み
出して実行し、録音、再生等の動作の終了処理を行うと
同時に、書き込まれた音声データをどの領域に記憶した
かを示す管理情報を記憶する。また、このCPU32
は、蓋開放検出スイッチ55が押された状態が解除され
るとされると、通常の消費電力モードから後述する低電
力消費モードに変換するプログラムをROM31から読
み出して実行し、モード変換処理を行う。
開放検出スイッチ55が押された状態が解除されると、
録音、再生等の動作を終了させるプログラム及びTOC
情報の書き込みを行うプログラムをROM31から読み
出して実行し、録音、再生等の動作の終了処理を行うと
同時に、書き込まれた音声データをどの領域に記憶した
かを示す管理情報を記憶する。また、このCPU32
は、蓋開放検出スイッチ55が押された状態が解除され
るとされると、通常の消費電力モードから後述する低電
力消費モードに変換するプログラムをROM31から読
み出して実行し、モード変換処理を行う。
【0021】ここで、操作部60の詳細について、図2
及び図3を用いて説明する。図2及び図3に示すICレ
コーダ1は、携帯用であり、手のひらサイズの大きさに
構成された外装筐体の内部には、上述した記録部10、
再生部20等の電気回路が実装されたプリント基板が配
設されている。また、このICレコーダ1は、通常ユー
ザが右手で行う筆記作業等の作業と併用して使用できる
ように左手で把持し易く形成されている。そして、この
外装筐体には、操作部60を構成する押しボタン61が
配設されている。
及び図3を用いて説明する。図2及び図3に示すICレ
コーダ1は、携帯用であり、手のひらサイズの大きさに
構成された外装筐体の内部には、上述した記録部10、
再生部20等の電気回路が実装されたプリント基板が配
設されている。また、このICレコーダ1は、通常ユー
ザが右手で行う筆記作業等の作業と併用して使用できる
ように左手で把持し易く形成されている。そして、この
外装筐体には、操作部60を構成する押しボタン61が
配設されている。
【0022】操作部60を構成する操作ボタンは、メニ
ュー/送りボタン61aと、再生の開始するための再生
ボタン61bと、インデックス番号を設定するための戻
り/送りボタン61cと、ファイルを切り換えるための
ファイル切換ボタン61dと、録音等を停止するための
停止ボタン61eと、SPモードとLPモードを切り換
えるためのSP/LPボタン61fと、バックライト4
2を点灯するためのライトボタン61gと、表示ボタン
61hと、インデックスを設定するためのインデックス
ボタン61iと、半導体メモリ9に記憶されている音声
データを消去するための消去ボタン61jと、録音を開
始するための録音開始ボタン61kとを備える。
ュー/送りボタン61aと、再生の開始するための再生
ボタン61bと、インデックス番号を設定するための戻
り/送りボタン61cと、ファイルを切り換えるための
ファイル切換ボタン61dと、録音等を停止するための
停止ボタン61eと、SPモードとLPモードを切り換
えるためのSP/LPボタン61fと、バックライト4
2を点灯するためのライトボタン61gと、表示ボタン
61hと、インデックスを設定するためのインデックス
ボタン61iと、半導体メモリ9に記憶されている音声
データを消去するための消去ボタン61jと、録音を開
始するための録音開始ボタン61kとを備える。
【0023】そして、これら操作ボタンのうち使用頻度
の高い再生ボタン61bと戻り/送りボタン61cは、
外装筐体の図2中左上に切り欠かれて形成された切欠部
の側面部に配設され、ユーザが左手の親指で操作し易く
している。また、同じく使用頻度の高い録音開始ボタン
61kは、左手の親指で操作できるように外装筐体の主
面部に他より大きな形状をした押しボタンにより形成さ
れている。
の高い再生ボタン61bと戻り/送りボタン61cは、
外装筐体の図2中左上に切り欠かれて形成された切欠部
の側面部に配設され、ユーザが左手の親指で操作し易く
している。また、同じく使用頻度の高い録音開始ボタン
61kは、左手の親指で操作できるように外装筐体の主
面部に他より大きな形状をした押しボタンにより形成さ
れている。
【0024】また、操作部60は、ホールドスイッチ6
2と、録音又は再生中であることを示す録音/再生ラン
プ63と、再生音の大きさを調整するボリューム64
と、イヤホーンジャック65とを備える。録音/再生ラ
ンプ63、図2に示すように、使用中に目視し易くする
ため外装筐体の主面部に配設され、ホールドスイッチ6
2、ボリューム64及びイヤホーンジャック65は、比
較的使用頻度が少ないことから外装筐体の側面部に形成
されている。
2と、録音又は再生中であることを示す録音/再生ラン
プ63と、再生音の大きさを調整するボリューム64
と、イヤホーンジャック65とを備える。録音/再生ラ
ンプ63、図2に示すように、使用中に目視し易くする
ため外装筐体の主面部に配設され、ホールドスイッチ6
2、ボリューム64及びイヤホーンジャック65は、比
較的使用頻度が少ないことから外装筐体の側面部に形成
されている。
【0025】また、この外装筐体には、その主面部に上
述したマイクロホーン11、スピーカ24等が配設され
ている。このICレコーダ1は、上述の通り携帯用に優
れるように小型に形成されていることから、マイクロホ
ーン11と、録音開始ボタン61kが近い位置に設けら
れている。
述したマイクロホーン11、スピーカ24等が配設され
ている。このICレコーダ1は、上述の通り携帯用に優
れるように小型に形成されていることから、マイクロホ
ーン11と、録音開始ボタン61kが近い位置に設けら
れている。
【0026】次に、電源部50について説明する。電源
部50は、例えば図4に示すように、電池51と、電池
51の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータ52
と、電池51の出力電圧を検出する電圧検出回路53
と、DC/DCコンバータ52の出力電圧で充電するコ
ンデンサ54と、電池収容スペースの蓋体の開放を検出
する蓋開放検出スイッチ55とを備える。
部50は、例えば図4に示すように、電池51と、電池
51の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータ52
と、電池51の出力電圧を検出する電圧検出回路53
と、DC/DCコンバータ52の出力電圧で充電するコ
ンデンサ54と、電池収容スペースの蓋体の開放を検出
する蓋開放検出スイッチ55とを備える。
【0027】上述したようにこのICレコーダ1は、携
帯用の手のひらサイズのものであり、電池51は、装置
全体を小型化するために、単4型の乾電池1本からな
る。この電池51は、図3に示すように、単4型の乾電
池1本が収容できる大きさに、外装筐体の裏面に凹設さ
れた電池収容スペース71に収納される。そして、この
電池収容スペース71は、蓋体72によって閉塞され
る。また、電池収容スペース71には、電池51のプラ
ス側とマイナス側に対応する接続片73a,73bがそ
れぞれ設けられ、電池51が収容されるとこの接続片7
3a,73bと電池51との電気的接続が図られ、電流
が各回路に供給される。
帯用の手のひらサイズのものであり、電池51は、装置
全体を小型化するために、単4型の乾電池1本からな
る。この電池51は、図3に示すように、単4型の乾電
池1本が収容できる大きさに、外装筐体の裏面に凹設さ
れた電池収容スペース71に収納される。そして、この
電池収容スペース71は、蓋体72によって閉塞され
る。また、電池収容スペース71には、電池51のプラ
ス側とマイナス側に対応する接続片73a,73bがそ
れぞれ設けられ、電池51が収容されるとこの接続片7
3a,73bと電池51との電気的接続が図られ、電流
が各回路に供給される。
【0028】DC/DCコンバータ52は、電池51の
出力電圧、すなわち1.5ボルトを、増幅器12、2
3、CPU32等の回路が動作するのに必要な電圧に昇
圧して、その電圧の電流を各回路に供給する。
出力電圧、すなわち1.5ボルトを、増幅器12、2
3、CPU32等の回路が動作するのに必要な電圧に昇
圧して、その電圧の電流を各回路に供給する。
【0029】一方、電圧検出回路53は、電池51の出
力電圧を検出して、電池51の出力電圧が、例えば0.
8ボルトとなったときに、DC/DCコンバータ52の
動作を停止する。したがって、電池51に蓄電されてい
る電力は、その出力が0.8ボルト等の所定値になった
後は消費されることがない。すなわち、DC/DCコン
バータ52を用いていても、それに起因して電池51の
電圧が急激に低下することを防止することができ、その
結果として漏液を防止することができる。
力電圧を検出して、電池51の出力電圧が、例えば0.
8ボルトとなったときに、DC/DCコンバータ52の
動作を停止する。したがって、電池51に蓄電されてい
る電力は、その出力が0.8ボルト等の所定値になった
後は消費されることがない。すなわち、DC/DCコン
バータ52を用いていても、それに起因して電池51の
電圧が急激に低下することを防止することができ、その
結果として漏液を防止することができる。
【0030】コンデンサ54は、いわゆるバックアップ
コンデンサであり、DC/DCコンバータ52と制御部
30のタイマ33のみを接続した電源線とアース間に接
続されており、DC/DCコンバータ52の出力電圧で
充電される。したがって、タイマ33は、DC/DCコ
ンバータ52が動作しているとき、即ち、通常の消費電
力モードでは、このDC/DCコンバータ52から供給
される電流で動作し、電池51の出力電圧が低下した
り、電池を交換するために電池51を取り出してDC/
DCコンバータ52が停止しているとき、即ち、低消費
電力モードでは、コンデンサ54からの電流で動作す
る。そして、コンデンサ54のバックアップ可能な時間
は、例えば約3分間である。
コンデンサであり、DC/DCコンバータ52と制御部
30のタイマ33のみを接続した電源線とアース間に接
続されており、DC/DCコンバータ52の出力電圧で
充電される。したがって、タイマ33は、DC/DCコ
ンバータ52が動作しているとき、即ち、通常の消費電
力モードでは、このDC/DCコンバータ52から供給
される電流で動作し、電池51の出力電圧が低下した
り、電池を交換するために電池51を取り出してDC/
DCコンバータ52が停止しているとき、即ち、低消費
電力モードでは、コンデンサ54からの電流で動作す
る。そして、コンデンサ54のバックアップ可能な時間
は、例えば約3分間である。
【0031】蓋開放検出スイッチ55は、蓋体72の開
状態を検出するスイッチであり、図3に示すように、電
池収容スペース71の側方に設けられ、蓋体72が閉じ
ている時は、蓋体72に設けられた凸部74により押し
込まれるようになされている。そして、蓋体72が開く
ことによって、凸部74による押圧状態が解除され、蓋
体72の開状態を示す信号を制御部30に供給する。
状態を検出するスイッチであり、図3に示すように、電
池収容スペース71の側方に設けられ、蓋体72が閉じ
ている時は、蓋体72に設けられた凸部74により押し
込まれるようになされている。そして、蓋体72が開く
ことによって、凸部74による押圧状態が解除され、蓋
体72の開状態を示す信号を制御部30に供給する。
【0032】詳述すると、蓋体72には、その一端部に
凸部74が形成され、その左右側面に、図示を省略する
が、係止片が形成されている。一方、外装筐体の裏面に
は、電池収容スペース71を囲むように段部75が形成
され、この段部75の左右側面に、図示は省略するが、
係止凹部が形成されている。そして、蓋体72に形成さ
れた係止片が、段部75の左右側面の係止凹部にはめ込
まれることにより、蓋体72が外装筐体に開閉可能に係
合されている。
凸部74が形成され、その左右側面に、図示を省略する
が、係止片が形成されている。一方、外装筐体の裏面に
は、電池収容スペース71を囲むように段部75が形成
され、この段部75の左右側面に、図示は省略するが、
係止凹部が形成されている。そして、蓋体72に形成さ
れた係止片が、段部75の左右側面の係止凹部にはめ込
まれることにより、蓋体72が外装筐体に開閉可能に係
合されている。
【0033】この蓋体72の開閉動作は、係止片が係止
凹部に沿ってスライドさせることにより行うようになさ
れている。そして、蓋開放検出スイッチ55は、蓋体7
2が閉じている時は、凸部74により押し込まれた状態
となっており、蓋体72をスライドさせて開放した時
に、凸部74による押圧状態が解除され、この解除状態
において、蓋体72の開状態を示す信号を制御部30に
供給する。
凹部に沿ってスライドさせることにより行うようになさ
れている。そして、蓋開放検出スイッチ55は、蓋体7
2が閉じている時は、凸部74により押し込まれた状態
となっており、蓋体72をスライドさせて開放した時
に、凸部74による押圧状態が解除され、この解除状態
において、蓋体72の開状態を示す信号を制御部30に
供給する。
【0034】このように構成されるICレコーダ1は、
録音操作される際には、以下のように行われる。即ち、
先ず、SP/LPボタン61fが押圧操作されると、記
録方式がLPモードかSPモードかの選択が行われる。
次に、ファイル切換ボタン61dが押圧操作されると、
半導体メモリ9に設けられた「A」又は「B」のファイ
ルが選択される。
録音操作される際には、以下のように行われる。即ち、
先ず、SP/LPボタン61fが押圧操作されると、記
録方式がLPモードかSPモードかの選択が行われる。
次に、ファイル切換ボタン61dが押圧操作されると、
半導体メモリ9に設けられた「A」又は「B」のファイ
ルが選択される。
【0035】そして、ICレコーダ1は、録音開始ボタ
ン61kが押圧操作されると、録音状態が開始され、ユ
ーザがマイク部11に向かって話すと、半導体メモリ9
の指定された領域に音声データが書き込まれる。また、
ICレコーダ1は、停止ボタン61eが押圧操作される
ことで、録音状態が解除される。この際、半導体メモリ
9には、音声データが記録されると共に、TOC情報、
ファイル番号及び録音されている音声信号を表示するイ
ンデックス番号が記録される。
ン61kが押圧操作されると、録音状態が開始され、ユ
ーザがマイク部11に向かって話すと、半導体メモリ9
の指定された領域に音声データが書き込まれる。また、
ICレコーダ1は、停止ボタン61eが押圧操作される
ことで、録音状態が解除される。この際、半導体メモリ
9には、音声データが記録されると共に、TOC情報、
ファイル番号及び録音されている音声信号を表示するイ
ンデックス番号が記録される。
【0036】ユーザが別の音声データを記録することを
所望する場合には、最初の録音操作が行われた直後であ
れば、最初に設定されたモード及びファイルと同様の領
域で最初に付与されたインデックス番号の次に音声情報
が記録される。すなわち、上記モード選択操作とファイ
ル選択操作を省略することができる。
所望する場合には、最初の録音操作が行われた直後であ
れば、最初に設定されたモード及びファイルと同様の領
域で最初に付与されたインデックス番号の次に音声情報
が記録される。すなわち、上記モード選択操作とファイ
ル選択操作を省略することができる。
【0037】次に、記録されている音声データを再生す
る場合には、以下のように行われる。即ち、先ず、IC
レコーダ1は、ファイル切換ボタン61dが押圧操作さ
れると、半導体メモリ9に設けられた「A」又は「B」
のファイルが選択される。次に、ICレコーダ1は、戻
り/送りボタン61cを押圧操作することで、ユーザが
所望する半導体メモリ9に記録されたインデックス番号
が選択される。
る場合には、以下のように行われる。即ち、先ず、IC
レコーダ1は、ファイル切換ボタン61dが押圧操作さ
れると、半導体メモリ9に設けられた「A」又は「B」
のファイルが選択される。次に、ICレコーダ1は、戻
り/送りボタン61cを押圧操作することで、ユーザが
所望する半導体メモリ9に記録されたインデックス番号
が選択される。
【0038】そして、ICレコーダ1は、再生ボタン6
1bが押圧操作されることで、ユーザが所望する音声デ
ータが再生される。この際、ICレコーダ1は、再生動
作を停止させる場合には、停止ボタン61eを押圧する
ことで動作が停止される。また、次の要件に進みたい場
合又は戻りたい場合には、再生及び録音動作がなされて
いない状態で、戻り/送りボタン61cを押圧操作する
ことで、次又は前のインデックス番号が選択され再生さ
れる。
1bが押圧操作されることで、ユーザが所望する音声デ
ータが再生される。この際、ICレコーダ1は、再生動
作を停止させる場合には、停止ボタン61eを押圧する
ことで動作が停止される。また、次の要件に進みたい場
合又は戻りたい場合には、再生及び録音動作がなされて
いない状態で、戻り/送りボタン61cを押圧操作する
ことで、次又は前のインデックス番号が選択され再生さ
れる。
【0039】ところで、このICレコーダ1は、録音中
にユーザが誤って落下させたりして、電池51が外れた
場合には、蓋開放検出スイッチ55が蓋体72が開放さ
れたことを検出し、その信号を制御部30に供給する。
そして、ICレコーダ1は、蓋体72が開放されたこと
を示す信号が制御部30に供給されると、制御部30に
よって、録音動作の終了処理が行われるとともに、書き
込まれた音声データをどの領域に記憶したかを示すTO
C情報の書き込み処理が行われる。従って、このICレ
コーダ1は、録音中に電池51からの電流の供給が突然
停止した場合であっても、書き込まれたTOC情報に基
づいて音声データの読み出しが行え、それまでに録音さ
れた音を再生することができる。
にユーザが誤って落下させたりして、電池51が外れた
場合には、蓋開放検出スイッチ55が蓋体72が開放さ
れたことを検出し、その信号を制御部30に供給する。
そして、ICレコーダ1は、蓋体72が開放されたこと
を示す信号が制御部30に供給されると、制御部30に
よって、録音動作の終了処理が行われるとともに、書き
込まれた音声データをどの領域に記憶したかを示すTO
C情報の書き込み処理が行われる。従って、このICレ
コーダ1は、録音中に電池51からの電流の供給が突然
停止した場合であっても、書き込まれたTOC情報に基
づいて音声データの読み出しが行え、それまでに録音さ
れた音を再生することができる。
【0040】また、ICレコーダ1は、蓋体72が開放
されたことを示す信号が供給されると、録音動作の終了
処理等の後に、通常の消費電力モードから低消費電力モ
ードにモード変換される。ここで、低消費電力モードと
は、録音、再生等の動作の停止時であって、表示画面が
OFFの状態であり、タイマ33のみがコンデンサ54
を電源として作動し、時刻の計数のみが行われている電
力モードをいう。
されたことを示す信号が供給されると、録音動作の終了
処理等の後に、通常の消費電力モードから低消費電力モ
ードにモード変換される。ここで、低消費電力モードと
は、録音、再生等の動作の停止時であって、表示画面が
OFFの状態であり、タイマ33のみがコンデンサ54
を電源として作動し、時刻の計数のみが行われている電
力モードをいう。
【0041】このICレコーダ1の電力モードの選択
は、図5に示すように行われている。即ち、先ず、電池
収容スペース71の蓋体72が開いているか閉じている
かの確認が行われる(ステップ1)。そして、蓋体72
が開いているときは、低消費電力モードになっているか
どうかの確認が行われる(ステップ2)。次に、低消費
電力モードになっていない場合、即ち、通常の消費電力
モードとなっている場合は、録音、再生等の動作中であ
るかどうかの確認が行われる(ステップ3)。録音、再
生等の動作中であれば、ここで動作終了プログラムがR
OM31から読み出され、動作終了処理が実行される。
また、この動作終了処理と同時に、TOC情報を書き込
むプログラムがROM31から読み出され、TOC情報
の書き込み処理が実行される(ステップ4)。これらの
処理が終了すると、通常の消費電力モードから低消費電
力モードへのモード変換が行われる(ステップ5)。
尚、ステップ3において録音、再生等の動作中でない場
合は、ステップ4の処理を行わずに、直ちに通常の消費
電力モードから低消費電力モードへのモード変換が行わ
れる。
は、図5に示すように行われている。即ち、先ず、電池
収容スペース71の蓋体72が開いているか閉じている
かの確認が行われる(ステップ1)。そして、蓋体72
が開いているときは、低消費電力モードになっているか
どうかの確認が行われる(ステップ2)。次に、低消費
電力モードになっていない場合、即ち、通常の消費電力
モードとなっている場合は、録音、再生等の動作中であ
るかどうかの確認が行われる(ステップ3)。録音、再
生等の動作中であれば、ここで動作終了プログラムがR
OM31から読み出され、動作終了処理が実行される。
また、この動作終了処理と同時に、TOC情報を書き込
むプログラムがROM31から読み出され、TOC情報
の書き込み処理が実行される(ステップ4)。これらの
処理が終了すると、通常の消費電力モードから低消費電
力モードへのモード変換が行われる(ステップ5)。
尚、ステップ3において録音、再生等の動作中でない場
合は、ステップ4の処理を行わずに、直ちに通常の消費
電力モードから低消費電力モードへのモード変換が行わ
れる。
【0042】ICレコーダ1は、このように、低消費電
力モードへのモード変換処理が行われることによって、
電池51が誤って外れてしまい、電池51からの電流の
供給が突然停止した場合であっても、コンデンサ54の
電力が供給されることから、タイマ33がコンデンサ5
4の電力で時刻の計数を持続でき、時計の狂いを生じな
い。そして、このICレコーダ1は、コンデンサ54の
バックアップ用の電力が持続する3分以内に電池51を
再び装着すれば、正常に機能を復活させることができ
る。
力モードへのモード変換処理が行われることによって、
電池51が誤って外れてしまい、電池51からの電流の
供給が突然停止した場合であっても、コンデンサ54の
電力が供給されることから、タイマ33がコンデンサ5
4の電力で時刻の計数を持続でき、時計の狂いを生じな
い。そして、このICレコーダ1は、コンデンサ54の
バックアップ用の電力が持続する3分以内に電池51を
再び装着すれば、正常に機能を復活させることができ
る。
【0043】尚、このICレコーダ1は、上述したよう
に、録音動作中に誤って電池51が外れてしまい、録音
を中断した場合は、再び電池51を装着して、電池収容
スペース71の蓋体72を閉じることによって、蓋開放
検出スイッチ55からの信号が停止するが、このICレ
コーダ1は、蓋開放検出スイッチ55からの信号が停止
したときに、自動的にそれまでの録音内容に対応したイ
ンデックス番号が選択され、録音停止時直前の音声デー
タが再生されるようにプログラムすることもできる。ま
た、記録されるデータは、音声データに限定されるもの
ではなく、例えば動画データ等の動的データであっても
良いのは勿論である。
に、録音動作中に誤って電池51が外れてしまい、録音
を中断した場合は、再び電池51を装着して、電池収容
スペース71の蓋体72を閉じることによって、蓋開放
検出スイッチ55からの信号が停止するが、このICレ
コーダ1は、蓋開放検出スイッチ55からの信号が停止
したときに、自動的にそれまでの録音内容に対応したイ
ンデックス番号が選択され、録音停止時直前の音声デー
タが再生されるようにプログラムすることもできる。ま
た、記録されるデータは、音声データに限定されるもの
ではなく、例えば動画データ等の動的データであっても
良いのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る記録再生装置は、録音中に
記録再生装置を落としたりして電池収納部の蓋が開けら
れると、蓋開口検出手段から、蓋が開けられたことを示
す信号が制御手段に供給される。制御手段は、この信号
を受け、動的データの書き込みを終了すると共に、TO
C情報を半導体メモリに書き込む制御を行う。これによ
り、記録再生装置は、録音中に不用意に電池が外された
場合であっても、それまでに記録したデータを正常に再
生することができる。
記録再生装置を落としたりして電池収納部の蓋が開けら
れると、蓋開口検出手段から、蓋が開けられたことを示
す信号が制御手段に供給される。制御手段は、この信号
を受け、動的データの書き込みを終了すると共に、TO
C情報を半導体メモリに書き込む制御を行う。これによ
り、記録再生装置は、録音中に不用意に電池が外された
場合であっても、それまでに記録したデータを正常に再
生することができる。
【図1】ICレコーダの構成図である。
【図2】ICレコーダの正面図である。
【図3】ICレコーダの背面図である。
【図4】ICレコーダの電源部を説明する構成図であ
る。
る。
【図5】ICレコーダのモード変換処理を説明するため
の図である。
の図である。
1 ICレコーダ、9 半導体メモリ、30 制御部、
31 ROM、32 CPU、33 タイマ、34 R
AM、50 電源部、51 電池、54 コンデンサ、
55 蓋開放検出スイッチ、71 電池収納スペース、
72 蓋体、
31 ROM、32 CPU、33 タイマ、34 R
AM、50 電源部、51 電池、54 コンデンサ、
55 蓋開放検出スイッチ、71 電池収納スペース、
72 蓋体、
Claims (7)
- 【請求項1】 動的データ及び動的データを管理するた
めの管理情報を記憶する半導体メモリと、 上記半導体メモリに対する動的データ及び管理情報の書
込を制御すると共に、上記半導体メモリに記憶されてい
る管理情報に基づいて、半導体メモリからの動的データ
の読出を制御する制御手段と、 電池を収納する電池収納部の蓋が開けられたことを検出
する蓋開放検出手段とを備え、 上記制御手段は、上記半導体メモリに対する動的データ
の書込中に、上記蓋開放検出手段から蓋が開けられたこ
とを示す信号が供給されると、書込を終了すると共に、
書込を終了した動的データに対応する管理情報を上記半
導体メモリに書き込む制御を行うことを特徴とする記録
再生装置。 - 【請求項2】 上記制御手段は、マイクロコンピュータ
からなり、音声データ及びその管理情報の書込が終了す
ると、保持状態となることを特徴とする請求項1記載の
記録再生装置。 - 【請求項3】 電池で充電されるコンデンサと、 時刻を計数するタイマとを備え、 上記タイマは、上記電池が取り外された後、上記コンデ
ンサに蓄積された電力で動作することを特徴とする請求
項2記載の記録再生装置。 - 【請求項4】 上記半導体メモリは、電気的消去型プロ
グラマブル・リード・オンリ・メモリからなることを特
徴とする請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項5】 上記管理情報は、動的データが記憶され
た半導体メモリのアドレスに関する情報であることを特
徴とする請求項1記載の記録再生装置。 - 【請求項6】 上記制御手段は、蓋開放検出手段から信
号がなくなると、上記半導体メモリから書込を終了した
動的データを読み出す制御を行うことを特徴とする請求
項1記載の記録再生装置。 - 【請求項7】 アナログの動的信号を動的データに変換
して上記半導体メモリに供給するアナログ/ディジタル
変換手段と、 上記半導体メモリから読み出された動的データをアナロ
グの動的信号に変換して出力するディジタル/アナログ
変換手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の記
録再生装置。
Priority Applications (14)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24668096A JPH1091540A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 記録再生装置 |
TW87119589A TW492014B (en) | 1996-09-18 | 1997-09-08 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
TW86112946A TW397988B (en) | 1996-09-18 | 1997-09-08 | Recording and/or reproducing apparatus |
TW87119588A TW452800B (en) | 1996-09-18 | 1997-09-08 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
MYPI97004312A MY124115A (en) | 1996-09-18 | 1997-09-17 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US09/672,844 US6975912B1 (en) | 1996-09-18 | 2000-09-28 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US09/804,008 US7127306B2 (en) | 1996-09-18 | 2001-03-12 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US11/111,309 US7415315B2 (en) | 1996-09-18 | 2005-04-20 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US11/111,363 US7610109B2 (en) | 1996-09-18 | 2005-04-21 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US11/111,371 US7409252B2 (en) | 1996-09-18 | 2005-04-21 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US11/242,472 US8315723B2 (en) | 1996-09-18 | 2005-10-03 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US13/652,790 US8725281B2 (en) | 1996-09-18 | 2012-10-16 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US13/905,937 US9064558B2 (en) | 1996-09-18 | 2013-05-30 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
US14/709,547 US9811306B2 (en) | 1996-09-18 | 2015-05-12 | Recording and/or reproducing apparatus and recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24668096A JPH1091540A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1091540A true JPH1091540A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17152028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24668096A Withdrawn JPH1091540A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1091540A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002280760A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Canon Inc | 蓋部材開閉装置 |
JP2003533958A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | エナジィ・ストーリッジ・システムズ・プロプライエタリー・リミテッド | 電 源 |
US6658575B1 (en) * | 1999-03-17 | 2003-12-02 | Olympus Optical Co., Ltd. | Voice recording/reproducing apparatus which enters a standby mode while in a communication mode with an external device |
EP2003648A1 (en) * | 2007-01-23 | 2008-12-17 | Research In Motion Limited | Systems and methods for maintaining data integrity of removable media of an electronic device |
US7725131B2 (en) | 2007-01-23 | 2010-05-25 | Research In Motion Limited | Systems and methods for maintaining data integrity of removable media of an electronic device |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24668096A patent/JPH1091540A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6658575B1 (en) * | 1999-03-17 | 2003-12-02 | Olympus Optical Co., Ltd. | Voice recording/reproducing apparatus which enters a standby mode while in a communication mode with an external device |
JP2003533958A (ja) * | 2000-05-15 | 2003-11-11 | エナジィ・ストーリッジ・システムズ・プロプライエタリー・リミテッド | 電 源 |
JP2002280760A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Canon Inc | 蓋部材開閉装置 |
JP4566432B2 (ja) * | 2001-03-21 | 2010-10-20 | キヤノン株式会社 | 電子機器 |
EP2003648A1 (en) * | 2007-01-23 | 2008-12-17 | Research In Motion Limited | Systems and methods for maintaining data integrity of removable media of an electronic device |
EP2105932A1 (en) * | 2007-01-23 | 2009-09-30 | Research In Motion Limited | Systems and methods for maintaining data integrity of removable media of an electronic device |
EP2159798A1 (en) * | 2007-01-23 | 2010-03-03 | Research in Motion Limited | Systems and methods for maintaining data integrity of removable media of an electronic device |
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