JPH1094183A - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
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- JPH1094183A JPH1094183A JP8246682A JP24668296A JPH1094183A JP H1094183 A JPH1094183 A JP H1094183A JP 8246682 A JP8246682 A JP 8246682A JP 24668296 A JP24668296 A JP 24668296A JP H1094183 A JPH1094183 A JP H1094183A
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- voltage
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 DC/DCコンバータを用いた電気機器にお
いて、急激な電池電圧の低下を防止することができる電
子機器を提供する。 【解決手段】 電池51の電圧を昇圧し、昇圧された電
圧で動作するICレコーダ1において、電池51の出力
電圧を昇圧するDC/DCコンバータ52と、電池51
の出力電圧を検出する電圧検出回路53と、電圧検出回
路53で検出された電池51の出力電圧が所定電圧以下
となったときに、DC/DCコンバータ52を停止させ
る制御部30とを備える。
いて、急激な電池電圧の低下を防止することができる電
子機器を提供する。 【解決手段】 電池51の電圧を昇圧し、昇圧された電
圧で動作するICレコーダ1において、電池51の出力
電圧を昇圧するDC/DCコンバータ52と、電池51
の出力電圧を検出する電圧検出回路53と、電圧検出回
路53で検出された電池51の出力電圧が所定電圧以下
となったときに、DC/DCコンバータ52を停止させ
る制御部30とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC/DCコンバ
ータを用いた電子機器に関し、さらに詳しくは、急激な
電池電圧の低下を防止する電子機器に関する。
ータを用いた電子機器に関し、さらに詳しくは、急激な
電池電圧の低下を防止する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】電池で動作する電子機器には、例えば
1.5ボルトの電池電圧で直接動作するものもあるが、
例えば音声信号を増幅する、マイクロコンピュータ等を
用いて制御を行う等の複雑な機能を有する電子機器で
は、これらの電気回路を動作させるために、電池電圧を
例えば3ボルト以上に昇圧させるいわゆるDC/DCコ
ンバータを備えている。
1.5ボルトの電池電圧で直接動作するものもあるが、
例えば音声信号を増幅する、マイクロコンピュータ等を
用いて制御を行う等の複雑な機能を有する電子機器で
は、これらの電気回路を動作させるために、電池電圧を
例えば3ボルト以上に昇圧させるいわゆるDC/DCコ
ンバータを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電池、特に
マンガン電池は、電池電圧が低下すると、漏液が起こ
り、そのまま放置すると、電池に接触した接続端子が腐
食されたり、電池の収納部が汚れたりすることが多かっ
た。また、DC/DCコンバータは、電池電圧が低下す
ると、出力電圧を一定に保つために、例えば等化的に入
力インピーダンスが下がり、電池から多くの電流を取り
出すようになっている。したがって、DC/DCコンバ
ータを用いた電子機器では、電池電圧が低下し始める
と、電池電圧は急速に低下し、漏液の問題が生じやすか
った。
マンガン電池は、電池電圧が低下すると、漏液が起こ
り、そのまま放置すると、電池に接触した接続端子が腐
食されたり、電池の収納部が汚れたりすることが多かっ
た。また、DC/DCコンバータは、電池電圧が低下す
ると、出力電圧を一定に保つために、例えば等化的に入
力インピーダンスが下がり、電池から多くの電流を取り
出すようになっている。したがって、DC/DCコンバ
ータを用いた電子機器では、電池電圧が低下し始める
と、電池電圧は急速に低下し、漏液の問題が生じやすか
った。
【0004】そこで、本発明は、DC/DCコンバータ
を用いた電子機器において、急激な電池電圧の低下を防
止することができる電子機器を提供することを目的とす
る。特に、本発明は、例えば、いわゆるスタンバイ状態
のときでも、DC/DCコンバータの出力を用いてタイ
マ等を動作させる電子機器において効果的である。
を用いた電子機器において、急激な電池電圧の低下を防
止することができる電子機器を提供することを目的とす
る。特に、本発明は、例えば、いわゆるスタンバイ状態
のときでも、DC/DCコンバータの出力を用いてタイ
マ等を動作させる電子機器において効果的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子機器
は、上述のような課題を解決すべく、電池の電圧を昇圧
し、昇圧された電圧で動作する電子機器において、電池
の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、電池の
出力電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検
出された電池の出力電圧が所定電圧以下となったとき
に、DC/DCコンバータを停止させる制御手段とを備
える。
は、上述のような課題を解決すべく、電池の電圧を昇圧
し、昇圧された電圧で動作する電子機器において、電池
の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータと、電池の
出力電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段で検
出された電池の出力電圧が所定電圧以下となったとき
に、DC/DCコンバータを停止させる制御手段とを備
える。
【0006】以上のように構成された電子機器は、電圧
検出手段で検出された電池の出力電圧が所定電圧以下と
なったときにはDC/DCコンバータが制御手段により
停止される。したがって、電池に蓄電されている電力
は、その出力が所定電圧以下になった後は消費されるこ
とがないことから、電池の電圧が急激に低下することが
防止され、その結果として漏液が防止される。
検出手段で検出された電池の出力電圧が所定電圧以下と
なったときにはDC/DCコンバータが制御手段により
停止される。したがって、電池に蓄電されている電力
は、その出力が所定電圧以下になった後は消費されるこ
とがないことから、電池の電圧が急激に低下することが
防止され、その結果として漏液が防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子機器の実
施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この電子機器は、半導体メモリを記録媒体とし、こ
の半導体メモリにマイクロホーンからの音声信号を音声
データとして書き込み、また、記憶されている音声デー
タを読み出し、スピーカから音声データに基づく音を出
力するICレコーダ1に、本発明を適用したものであ
る。
施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。この電子機器は、半導体メモリを記録媒体とし、こ
の半導体メモリにマイクロホーンからの音声信号を音声
データとして書き込み、また、記憶されている音声デー
タを読み出し、スピーカから音声データに基づく音を出
力するICレコーダ1に、本発明を適用したものであ
る。
【0008】このICレコーダ1は、例えば図1に示す
ように、マイクロホーン11からの音声信号を音声デー
タに変換して半導体メモリ9に記憶する記録部10と、
上記半導体メモリ9に記憶されている音声データを読み
出し、音声信号に変換してスピーカ24を駆動する再生
部20と、記録部10等を制御する制御部30と、動作
状態や操作手順を表示するための表示部40と、制御部
30等に電力を供給する電源部50と、利用者が各種の
操作を行うための操作部60とを備える。
ように、マイクロホーン11からの音声信号を音声デー
タに変換して半導体メモリ9に記憶する記録部10と、
上記半導体メモリ9に記憶されている音声データを読み
出し、音声信号に変換してスピーカ24を駆動する再生
部20と、記録部10等を制御する制御部30と、動作
状態や操作手順を表示するための表示部40と、制御部
30等に電力を供給する電源部50と、利用者が各種の
操作を行うための操作部60とを備える。
【0009】記録部10は、上述の図1に示すように、
マイクロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器1
2と、増幅器12で増幅された音声信号のレベルを適切
なレベルとする自動利得制御回路(以下、AGC:Auto
matic Gain Controllerという。)13と、AGC13
からの音声信号を音声データに変換するエンコーダ14
と、エンコーダ14からの音声データを遅延するバッフ
ァメモリ15とを備える。
マイクロホーン11からの音声信号を増幅する増幅器1
2と、増幅器12で増幅された音声信号のレベルを適切
なレベルとする自動利得制御回路(以下、AGC:Auto
matic Gain Controllerという。)13と、AGC13
からの音声信号を音声データに変換するエンコーダ14
と、エンコーダ14からの音声データを遅延するバッフ
ァメモリ15とを備える。
【0010】そして、マイクロホーン11は、入力され
る音を音声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器
12は、音声信号を増幅してAGC13に供給する。A
GC13は、増幅器12で増幅された音声信号を、その
レベルが適切なレベルとなるように増幅してエンコーダ
14に供給する。
る音を音声信号に変換して増幅器12に供給し、増幅器
12は、音声信号を増幅してAGC13に供給する。A
GC13は、増幅器12で増幅された音声信号を、その
レベルが適切なレベルとなるように増幅してエンコーダ
14に供給する。
【0011】エンコーダ14は、音声信号が時間的に相
関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジ
ュレーション(以下、ADPCM:Adaptive Different
ialPulse Code Modulation という。)により、少ない
データ量で音声信号を符号化して音声データを生成し、
この音声データをバッファメモリ15に供給する。
関が強いことから、例えば適応型差分パルスコードモジ
ュレーション(以下、ADPCM:Adaptive Different
ialPulse Code Modulation という。)により、少ない
データ量で音声信号を符号化して音声データを生成し、
この音声データをバッファメモリ15に供給する。
【0012】バッファメモリ15は、後述するように所
定の遅延時間に相当する容量を有し、エンコーダ14か
ら供給される音声データを所定時間遅延して半導体メモ
リ9に供給する。
定の遅延時間に相当する容量を有し、エンコーダ14か
ら供給される音声データを所定時間遅延して半導体メモ
リ9に供給する。
【0013】半導体メモリ9は、例えば電気的消去形
(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル・リ
ード・オンリ・メモリ(以下、EEPROM:Electric
al Erasable/Programable Read-Only Memoryという。)
等のメモリの駆動電源がOFFの状態にされても記憶素
子の持つ記憶内容が消えないで保持される不揮発性の半
導体メモリからなり、バッファメモリ15から供給され
る音声データを記憶すると共に、後述するように、どの
領域に記憶したか示す等の音声データを管理する管理情
報(以下、TOC情報という。)を記憶する。具体的に
は、半導体メモリ9は、例えば、16Mビットの容量を
有し、この半導体メモリ9には、後述するSPモードで
は200〜3400Hzの音声信号に対応した音声デー
タを8分間記憶でき、LPモードでは200〜1700
Hzの音声信号に対応した音声データを16分間記憶で
きるようになっている。
(エレクトリカル・イレーザブル)プログラマブル・リ
ード・オンリ・メモリ(以下、EEPROM:Electric
al Erasable/Programable Read-Only Memoryという。)
等のメモリの駆動電源がOFFの状態にされても記憶素
子の持つ記憶内容が消えないで保持される不揮発性の半
導体メモリからなり、バッファメモリ15から供給され
る音声データを記憶すると共に、後述するように、どの
領域に記憶したか示す等の音声データを管理する管理情
報(以下、TOC情報という。)を記憶する。具体的に
は、半導体メモリ9は、例えば、16Mビットの容量を
有し、この半導体メモリ9には、後述するSPモードで
は200〜3400Hzの音声信号に対応した音声デー
タを8分間記憶でき、LPモードでは200〜1700
Hzの音声信号に対応した音声データを16分間記憶で
きるようになっている。
【0014】一方、再生部20は、上述の図1に示すよ
うに、半導体メモリ9から読み出された音声データを音
声信号に変換するデコーダ21及びフィルタ22と、フ
ィルタ22からの音声信号を増幅してスピーカ24に供
給する増幅器23とを備える。
うに、半導体メモリ9から読み出された音声データを音
声信号に変換するデコーダ21及びフィルタ22と、フ
ィルタ22からの音声信号を増幅してスピーカ24に供
給する増幅器23とを備える。
【0015】デコーダ21は、記録部10のエンコーダ
14に対応したものであり、半導体メモリ9から読み出
された音声データ、すなわちADPCM方式で符号化さ
れた音声データを復号化して、いわゆるPAM信号を生
成し、フィルタ22は、このPAM信号から音声帯域以
上の高周波成分を除去して、音声信号を出力する。増幅
器23は、デコーダ21から供給される音声信号を増幅
してスピーカ24を駆動する。かくして、録音された音
がスピーカ24から出力される。
14に対応したものであり、半導体メモリ9から読み出
された音声データ、すなわちADPCM方式で符号化さ
れた音声データを復号化して、いわゆるPAM信号を生
成し、フィルタ22は、このPAM信号から音声帯域以
上の高周波成分を除去して、音声信号を出力する。増幅
器23は、デコーダ21から供給される音声信号を増幅
してスピーカ24を駆動する。かくして、録音された音
がスピーカ24から出力される。
【0016】制御部30は、上述の図1に示すように、
このICレコーダ1の動作を制御するためのプログラム
が記憶されているROM31と、ROM31に記憶され
ているプログラムを実行して、半導体メモリ9や記録部
10を制御するマイクロコンピュータ(以下、CPUと
いう。)32と、時刻を計数するタイマ33と、時刻や
プログラムの実行結果等を一時的に記憶するランダム・
アクセス・メモリ(以下、RAM:Randam Access Memo
ryという。)34とを備える。
このICレコーダ1の動作を制御するためのプログラム
が記憶されているROM31と、ROM31に記憶され
ているプログラムを実行して、半導体メモリ9や記録部
10を制御するマイクロコンピュータ(以下、CPUと
いう。)32と、時刻を計数するタイマ33と、時刻や
プログラムの実行結果等を一時的に記憶するランダム・
アクセス・メモリ(以下、RAM:Randam Access Memo
ryという。)34とを備える。
【0017】この制御部30には、操作部60に設けら
れている各種押しボタン61からの信号が供給されてお
り、CPU32は、押しボタン61が押されると、その
押しボタン61に対応したプログラムをROM31から
読み出して実行し、各部を制御する。例えば後述する録
音開始ボタン61kが押されると、CPU32は、録音
に対応したプログラムをROM31から読み出して実行
し、増幅器12、AGC13、エンコーダ14等を動作
させ、バッハメモリ15で所定時間遅延された音声デー
タを、半導体メモリ9の例えば空いてる領域に音声デー
タを記憶する制御を行う。すなわち、制御部30は、半
導体メモリ9に対する音声データの書込及び読出を制御
しており、A、Bの2つファイルにそれぞれ音声データ
を99件、それぞれを識別するインデックス番号を付け
て書き込む制御を行い、また、インデックス番号に基づ
いて音声データを読み出す制御を行う。また、CPU3
2には、タイマ等を動作させるための水晶発振器35が
接続され、例えば、半導体メモリ9に記録されている音
声データを所定時刻に読み出させる。また、この制御部
30には、表示部40が接続されており、CPU32
は、このICレコーダ1の動作状態や操作手順を表示部
40に表示する。すなわち、表示部40は、低消費電力
の液晶表示パネル41と、この液晶表示パネル41を照
明するためのバックライト42とを備え、例えば操作部
60のメニュー/送りボタン61aが押されると、CP
U32は、表示部40に日付、時刻を順に表示し、利用
者は、この表示を見ながらタイマを合わせることができ
る。
れている各種押しボタン61からの信号が供給されてお
り、CPU32は、押しボタン61が押されると、その
押しボタン61に対応したプログラムをROM31から
読み出して実行し、各部を制御する。例えば後述する録
音開始ボタン61kが押されると、CPU32は、録音
に対応したプログラムをROM31から読み出して実行
し、増幅器12、AGC13、エンコーダ14等を動作
させ、バッハメモリ15で所定時間遅延された音声デー
タを、半導体メモリ9の例えば空いてる領域に音声デー
タを記憶する制御を行う。すなわち、制御部30は、半
導体メモリ9に対する音声データの書込及び読出を制御
しており、A、Bの2つファイルにそれぞれ音声データ
を99件、それぞれを識別するインデックス番号を付け
て書き込む制御を行い、また、インデックス番号に基づ
いて音声データを読み出す制御を行う。また、CPU3
2には、タイマ等を動作させるための水晶発振器35が
接続され、例えば、半導体メモリ9に記録されている音
声データを所定時刻に読み出させる。また、この制御部
30には、表示部40が接続されており、CPU32
は、このICレコーダ1の動作状態や操作手順を表示部
40に表示する。すなわち、表示部40は、低消費電力
の液晶表示パネル41と、この液晶表示パネル41を照
明するためのバックライト42とを備え、例えば操作部
60のメニュー/送りボタン61aが押されると、CP
U32は、表示部40に日付、時刻を順に表示し、利用
者は、この表示を見ながらタイマを合わせることができ
る。
【0018】ここで、操作部60の詳細について、図1
及び図2を用いて説明する。図2に示すICレコーダ1
は、携帯用であり、手のひらサイズの大きさに構成され
た外装筐体の内部には、上述した記録部10、再生部2
0等の電気回路が実装されたプリント基板が配設されて
いる。また、このICレコーダ1は、通常ユーザが右手
で行う筆記作業等の作業と併用して使用できるように左
手で把持し易く形成されている。そして、この外装筐体
には、操作部60を構成する押しボタン61が配設され
ている。
及び図2を用いて説明する。図2に示すICレコーダ1
は、携帯用であり、手のひらサイズの大きさに構成され
た外装筐体の内部には、上述した記録部10、再生部2
0等の電気回路が実装されたプリント基板が配設されて
いる。また、このICレコーダ1は、通常ユーザが右手
で行う筆記作業等の作業と併用して使用できるように左
手で把持し易く形成されている。そして、この外装筐体
には、操作部60を構成する押しボタン61が配設され
ている。
【0019】この操作部60を構成する押しボタン61
は、メニュー/送りボタン61aと、再生の開始するた
めの再生ボタン61bと、インデックス番号を設定する
ための戻り/送りボタン61cと、ファイルを切り換え
るためのファイル切換ボタン61dと、録音等を停止す
るための停止ボタン61eと、SPモードとLPモード
を切り換えるためのSP/LPボタン61fと、バック
ライト42を点灯するためのライトボタン61gと、表
示ボタン61hと、インデックスを設定するためのイン
デックスボタン61iと、半導体メモリ9に記憶されて
いる音声データを消去するための消去ボタン61jと、
録音を開始するための録音開始ボタン61kとを備え
る。そして、これら操作ボタンのうち使用頻度の高い再
生ボタン61bと戻り/送りボタン61cは、外装筐体
の図2中左上に切り欠かれて形成された切欠部の側面部
に配設され、ユーザが左手の親指で操作し易くしてい
る。また、同じく使用頻度の高い録音開始ボタン61k
は、左手の親指で操作できるように外装筐体の主面部に
他より大きな形状をした押しボタンにより形成されてい
る。
は、メニュー/送りボタン61aと、再生の開始するた
めの再生ボタン61bと、インデックス番号を設定する
ための戻り/送りボタン61cと、ファイルを切り換え
るためのファイル切換ボタン61dと、録音等を停止す
るための停止ボタン61eと、SPモードとLPモード
を切り換えるためのSP/LPボタン61fと、バック
ライト42を点灯するためのライトボタン61gと、表
示ボタン61hと、インデックスを設定するためのイン
デックスボタン61iと、半導体メモリ9に記憶されて
いる音声データを消去するための消去ボタン61jと、
録音を開始するための録音開始ボタン61kとを備え
る。そして、これら操作ボタンのうち使用頻度の高い再
生ボタン61bと戻り/送りボタン61cは、外装筐体
の図2中左上に切り欠かれて形成された切欠部の側面部
に配設され、ユーザが左手の親指で操作し易くしてい
る。また、同じく使用頻度の高い録音開始ボタン61k
は、左手の親指で操作できるように外装筐体の主面部に
他より大きな形状をした押しボタンにより形成されてい
る。
【0020】また、この外装筐体には、その主面部に上
述したマイクロホーン11、液晶表示パネル41、スピ
ーカ24が配設されている。このICレコーダ1は、上
述の通り携帯用に優れるように小型に形成されているこ
とから、マイクロホーン11と、録音開始ボタン61k
が近い位置に設けられている。したがって、ICレコー
ダ1は、詳細は後述するが録音開始ボタン61kが押さ
れた際に生じるクリック音がマイクロホーン11より入
力されることになるが、これを防止するためバッハメモ
リ15で所定時間音声データを遅延させている。
述したマイクロホーン11、液晶表示パネル41、スピ
ーカ24が配設されている。このICレコーダ1は、上
述の通り携帯用に優れるように小型に形成されているこ
とから、マイクロホーン11と、録音開始ボタン61k
が近い位置に設けられている。したがって、ICレコー
ダ1は、詳細は後述するが録音開始ボタン61kが押さ
れた際に生じるクリック音がマイクロホーン11より入
力されることになるが、これを防止するためバッハメモ
リ15で所定時間音声データを遅延させている。
【0021】また、操作部60は、ホールドスイッチ6
2と、録音又は再生中であることを示す録音/再生ラン
プ63と、再生音の大きさを調整するボリューム64
と、イヤホーンジャック65とを備える。録音/再生ラ
ンプ63、図2に示すように、使用中に目視し易くする
ため外装筐体の主面部に配設され、ホールドスイッチ6
2、ボリューム64及びイヤホーンジャック65は、比
較的使用頻度が少ないことから外装筐体の側面部に形成
されている。
2と、録音又は再生中であることを示す録音/再生ラン
プ63と、再生音の大きさを調整するボリューム64
と、イヤホーンジャック65とを備える。録音/再生ラ
ンプ63、図2に示すように、使用中に目視し易くする
ため外装筐体の主面部に配設され、ホールドスイッチ6
2、ボリューム64及びイヤホーンジャック65は、比
較的使用頻度が少ないことから外装筐体の側面部に形成
されている。
【0022】次に、電源部50について説明する。電源
部50は、例えば図3に示すように、電池51と、電池
51の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータ52
と、電池51の出力電圧を検出する電圧検出回路53
と、DC/DCコンバータ52の出力電圧で充電するコ
ンデンサ54とを備える。
部50は、例えば図3に示すように、電池51と、電池
51の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータ52
と、電池51の出力電圧を検出する電圧検出回路53
と、DC/DCコンバータ52の出力電圧で充電するコ
ンデンサ54とを備える。
【0023】上述したようにこのICレコーダ1は、携
帯用の手のひらサイズのものであり、電池51は、装置
全体を小型化するために、単4型の乾電池1本からな
る。DC/DCコンバータ52は、低消費電力のC−M
OS型の集積回路からなり、電池51の出力電圧、すな
わち1.5ボルトを、増幅器12、23、CPU32等
の回路が動作するのに必要な電圧に昇圧して、その電圧
の電流を各回路に供給する。すなわち、C−MOS(co
mplementany metal oxide semiconductor)型の集積回路
は、TTL(transistor transistor logic)型の集積回
路に比べ低消費電力という特性を有するためである。特
に、ICレコーダ1のように、電源として電池を用いる
等電源が限られた電子機器には、低消費電力のC−MO
S型の集積回路は、特に有効である。
帯用の手のひらサイズのものであり、電池51は、装置
全体を小型化するために、単4型の乾電池1本からな
る。DC/DCコンバータ52は、低消費電力のC−M
OS型の集積回路からなり、電池51の出力電圧、すな
わち1.5ボルトを、増幅器12、23、CPU32等
の回路が動作するのに必要な電圧に昇圧して、その電圧
の電流を各回路に供給する。すなわち、C−MOS(co
mplementany metal oxide semiconductor)型の集積回路
は、TTL(transistor transistor logic)型の集積回
路に比べ低消費電力という特性を有するためである。特
に、ICレコーダ1のように、電源として電池を用いる
等電源が限られた電子機器には、低消費電力のC−MO
S型の集積回路は、特に有効である。
【0024】一方、電圧検出回路53は、詳細は後述す
るが電池51の出力電圧を検出して、電池51の出力電
圧が、例えば0.8ボルトとなったときに、DC/DC
コンバータ52の動作を停止する。したがって、電池5
1に蓄電されている電力は、その出力が0.8ボルトの
所定値になった後は消費されることがない。すなわち、
DC/DCコンバータ52を用いていても、それに起因
して電池51の電圧が急激に低下することを防止するこ
とができ、その結果として漏液を防止することができ
る。
るが電池51の出力電圧を検出して、電池51の出力電
圧が、例えば0.8ボルトとなったときに、DC/DC
コンバータ52の動作を停止する。したがって、電池5
1に蓄電されている電力は、その出力が0.8ボルトの
所定値になった後は消費されることがない。すなわち、
DC/DCコンバータ52を用いていても、それに起因
して電池51の電圧が急激に低下することを防止するこ
とができ、その結果として漏液を防止することができ
る。
【0025】コンデンサ54は、DC/DCコンバータ
52と制御部30のタイマ33のみを接続した電源線と
アース間に接続されており、DC/DCコンバータ52
の出力電圧で充電される。したがって、タイマ33は、
DC/DCコンバータ52が動作しているときは、この
DC/DCコンバータ52から供給される電流で動作
し、電池51の出力電圧が低下したり、電池を交換する
ために電池51を取り出してDC/DCコンバータ52
が停止しているときには、コンデンサ54からの電流で
動作する。すなわちコンデンサ54は、いわゆるバック
アップコンデンサであり、そのバックアップ可能な時間
は、例えば約3分間である。
52と制御部30のタイマ33のみを接続した電源線と
アース間に接続されており、DC/DCコンバータ52
の出力電圧で充電される。したがって、タイマ33は、
DC/DCコンバータ52が動作しているときは、この
DC/DCコンバータ52から供給される電流で動作
し、電池51の出力電圧が低下したり、電池を交換する
ために電池51を取り出してDC/DCコンバータ52
が停止しているときには、コンデンサ54からの電流で
動作する。すなわちコンデンサ54は、いわゆるバック
アップコンデンサであり、そのバックアップ可能な時間
は、例えば約3分間である。
【0026】このように構成されるICレコーダ1は、
録音操作される際には、例えば図4のように行われる。
すなわち、先ず、ステップST1において、SP/LP
ボタン61fが押されると、記録方式がLPモードかS
Pモードかの選択が行われる。すると、液晶表示パネル
41には、「SP」又は「LP」の表示がされる。次
に、ステップST2において、ファイル切換ボタン61
dが押されると、半導体メモリ9に設けられた「A」又
は「B」のファイルが選択され、選択されたファイルが
液晶表示パネル41に表示される。
録音操作される際には、例えば図4のように行われる。
すなわち、先ず、ステップST1において、SP/LP
ボタン61fが押されると、記録方式がLPモードかS
Pモードかの選択が行われる。すると、液晶表示パネル
41には、「SP」又は「LP」の表示がされる。次
に、ステップST2において、ファイル切換ボタン61
dが押されると、半導体メモリ9に設けられた「A」又
は「B」のファイルが選択され、選択されたファイルが
液晶表示パネル41に表示される。
【0027】そして、ステップST3において、録音開
始ボタン61kが押されると、録音状態が介しされ、ユ
ーザがマイクロホーン11に向かって話すと、半導体メ
モリ9の指定された領域に音声データが書き込まれる。
また、ステップST4において、停止ボタン61eが押
されることで、録音状態が解除される。この際、半導体
メモリ9には、音声データが記録されると共に、TOC
情報、ファイル番号及び録音されている音声信号を表示
するインデックス番号が記録される。ユーザが別の音声
データを記録することを所望する場合には、最初の録音
操作が行われた直後であれば、最初に設定されたモード
及びファイルと同様の領域で最初に付与されたインデッ
クス番号の次に音声情報が記録される。すなわち、上記
ステップST1及びステップST2で行われるモード選
択操作とファイル選択操作を省略することができる。
始ボタン61kが押されると、録音状態が介しされ、ユ
ーザがマイクロホーン11に向かって話すと、半導体メ
モリ9の指定された領域に音声データが書き込まれる。
また、ステップST4において、停止ボタン61eが押
されることで、録音状態が解除される。この際、半導体
メモリ9には、音声データが記録されると共に、TOC
情報、ファイル番号及び録音されている音声信号を表示
するインデックス番号が記録される。ユーザが別の音声
データを記録することを所望する場合には、最初の録音
操作が行われた直後であれば、最初に設定されたモード
及びファイルと同様の領域で最初に付与されたインデッ
クス番号の次に音声情報が記録される。すなわち、上記
ステップST1及びステップST2で行われるモード選
択操作とファイル選択操作を省略することができる。
【0028】次に、記録されている音声データを再生す
る場合には、例えば図5のように行われる。すなわち、
先ず、ステップST1において、ファイル切換ボタン6
1dが押されると、半導体メモリ9に設けられた「A」
又は「B」のファイルが選択され、選択されたファイル
が液晶表示パネル41に表示される。次に、ステップS
T2において、戻り/送りボタン61cを押すことで、
ユーザが所望する半導体メモリ9に記録されたインデッ
クス番号が選択される。そして、ステップST3におい
て、再生ボタン61bと、ユーザが所望する音声データ
が再生される。この際、ICレコーダ1は、再生動作を
停止させる場合には、停止ボタン61eを押すことで動
作が停止される。また、次の要件に進みたい場合又は戻
りたい場合には、再生及び録音動作がなされていない状
態で、戻り/送りボタン61cを押すことで、次又は前
のインデックス番号が選択され再生される。
る場合には、例えば図5のように行われる。すなわち、
先ず、ステップST1において、ファイル切換ボタン6
1dが押されると、半導体メモリ9に設けられた「A」
又は「B」のファイルが選択され、選択されたファイル
が液晶表示パネル41に表示される。次に、ステップS
T2において、戻り/送りボタン61cを押すことで、
ユーザが所望する半導体メモリ9に記録されたインデッ
クス番号が選択される。そして、ステップST3におい
て、再生ボタン61bと、ユーザが所望する音声データ
が再生される。この際、ICレコーダ1は、再生動作を
停止させる場合には、停止ボタン61eを押すことで動
作が停止される。また、次の要件に進みたい場合又は戻
りたい場合には、再生及び録音動作がなされていない状
態で、戻り/送りボタン61cを押すことで、次又は前
のインデックス番号が選択され再生される。
【0029】ところで、このように構成されるICレコ
ーダ1は、上述の通り制御部30により電圧検出回路5
3で検出された電池51の出力電圧が0.8ボルト以下
になった時にDC/DCコンバータ52を停止させる。
具体的には、電圧検出回路53は、例えば図6に示すよ
うに、電池電圧を検出する。先ずステップST1におい
て、電圧検出回路53は、電池電圧が0.8ボルトか否
かを検出する。そして、電池電圧が0.8ボルト以上で
あるときは、ステップST2へ進みDC/DCコンバー
タ52を起動し、0.8ボルト以下の場合には、再度電
池電圧の検出を行う。次に、DC/DCコンバータ52
が起動されると、電圧検出回路53は、ステップST3
において、電池電圧が2.2ボルト以上であるか否かの
検出を行う。そして、電池電圧が2.2ボルト以上であ
る時は、ステップST4に進み、制御部30を起動さ
せ、2.2ボルト以下である時は、再度電池電圧の検出
を行う。制御部30が起動されると、電圧検出回路53
は、ステップST5において、電池電圧が3.0ボルト
以上であるか否かの検出を行う。そして、電池電圧が
3.0ボルト以上である時は、ステップST6に進み、
上述した録音及び再生が可能な状態にされ、3.0ボル
ト以下である時は、再度電池電圧の検出を行う。
ーダ1は、上述の通り制御部30により電圧検出回路5
3で検出された電池51の出力電圧が0.8ボルト以下
になった時にDC/DCコンバータ52を停止させる。
具体的には、電圧検出回路53は、例えば図6に示すよ
うに、電池電圧を検出する。先ずステップST1におい
て、電圧検出回路53は、電池電圧が0.8ボルトか否
かを検出する。そして、電池電圧が0.8ボルト以上で
あるときは、ステップST2へ進みDC/DCコンバー
タ52を起動し、0.8ボルト以下の場合には、再度電
池電圧の検出を行う。次に、DC/DCコンバータ52
が起動されると、電圧検出回路53は、ステップST3
において、電池電圧が2.2ボルト以上であるか否かの
検出を行う。そして、電池電圧が2.2ボルト以上であ
る時は、ステップST4に進み、制御部30を起動さ
せ、2.2ボルト以下である時は、再度電池電圧の検出
を行う。制御部30が起動されると、電圧検出回路53
は、ステップST5において、電池電圧が3.0ボルト
以上であるか否かの検出を行う。そして、電池電圧が
3.0ボルト以上である時は、ステップST6に進み、
上述した録音及び再生が可能な状態にされ、3.0ボル
ト以下である時は、再度電池電圧の検出を行う。
【0030】一方、電圧検出回路53は、ステップST
7において、録音及び再生が可能な状態で電池電圧が
3.0ボルト以下であるか否かの検出を行う。そして、
電池電圧が3.0ボルト以下である時は、ステップST
8に進み、録音及び再生が不可の状態にされ、3.0ボ
ルト以上である時は、記録及び再生が可能な状態が維持
され再度電池電圧の検出を行う。ICレコーダ1が記録
及び再生が不可の状態にされると、電圧検出回路53
は、ステップST9において、電池電圧が2.2ボルト
以下であるか否かの検出を行う。そして、電池電圧が
2.2ボルト以下である時は、ステップST10に進
み、制御部30が停止され、2.2ボルト以上である時
は、再度2.2ボルト以下であるか否かの検出が行われ
る。
7において、録音及び再生が可能な状態で電池電圧が
3.0ボルト以下であるか否かの検出を行う。そして、
電池電圧が3.0ボルト以下である時は、ステップST
8に進み、録音及び再生が不可の状態にされ、3.0ボ
ルト以上である時は、記録及び再生が可能な状態が維持
され再度電池電圧の検出を行う。ICレコーダ1が記録
及び再生が不可の状態にされると、電圧検出回路53
は、ステップST9において、電池電圧が2.2ボルト
以下であるか否かの検出を行う。そして、電池電圧が
2.2ボルト以下である時は、ステップST10に進
み、制御部30が停止され、2.2ボルト以上である時
は、再度2.2ボルト以下であるか否かの検出が行われ
る。
【0031】ここで、電圧検出回路53は、電池電圧が
2.2ボルト以下であると検出した場合には、上記液晶
表示パネル41に利用者に電池切れの状態を表示する警
告表示が行われる。なお、この警告表示は、上述のステ
ップST7において3.0ボルト以下になったことを検
出した際にも行っても良く、また、このステップST7
とステップST9の両方で警告表示を行い、ステップS
T7では電池51の交換を促す表示を行い、ステップS
T9では電池切れの表示を行うようにしても良いのは勿
論である。
2.2ボルト以下であると検出した場合には、上記液晶
表示パネル41に利用者に電池切れの状態を表示する警
告表示が行われる。なお、この警告表示は、上述のステ
ップST7において3.0ボルト以下になったことを検
出した際にも行っても良く、また、このステップST7
とステップST9の両方で警告表示を行い、ステップS
T7では電池51の交換を促す表示を行い、ステップS
T9では電池切れの表示を行うようにしても良いのは勿
論である。
【0032】次に、制御部30が停止されると、電圧検
出回路53は、ステップST11において、電池電圧が
0.8ボルト以下であるか否かの検出を行う。そして、
電池電圧が0.8ボルト以下である時は、ステップST
12において、DC/DCコンバータ52が停止され、
0.8ボルト以上である時は、再度0.8ボルト以下で
あるか否かの検出が行われる。
出回路53は、ステップST11において、電池電圧が
0.8ボルト以下であるか否かの検出を行う。そして、
電池電圧が0.8ボルト以下である時は、ステップST
12において、DC/DCコンバータ52が停止され、
0.8ボルト以上である時は、再度0.8ボルト以下で
あるか否かの検出が行われる。
【0033】このように、電池電圧が0.8ボルト以下
になった場合には、DC/DCコンバータ52が停止さ
れることから、電池51に蓄電されている電力は、その
出力が0.8ボルト以下になった後はDC/DCコンバ
ータ52により消費されることがなく、電力は自然放電
にのみ消費される。すなわち、DC/DCコンバータ5
2を用いていても、それに起因して電池51の電圧が急
激に低下することを防止することができ、その結果とし
て漏液が発生するまでの時間を大幅に伸ばすことができ
る。
になった場合には、DC/DCコンバータ52が停止さ
れることから、電池51に蓄電されている電力は、その
出力が0.8ボルト以下になった後はDC/DCコンバ
ータ52により消費されることがなく、電力は自然放電
にのみ消費される。すなわち、DC/DCコンバータ5
2を用いていても、それに起因して電池51の電圧が急
激に低下することを防止することができ、その結果とし
て漏液が発生するまでの時間を大幅に伸ばすことができ
る。
【0034】また、ステップST12において、DC/
DCコンバータ52が停止されると制御部30への電流
の供給が停止されることになる。しかしながら、電源部
50には、上述の通りバックアップ用のコンデンサ54
が備えられている。したがって、タイマ33は、このコ
ンデンサ54から供給される電流により3分間は時刻を
計数し、動作する。
DCコンバータ52が停止されると制御部30への電流
の供給が停止されることになる。しかしながら、電源部
50には、上述の通りバックアップ用のコンデンサ54
が備えられている。したがって、タイマ33は、このコ
ンデンサ54から供給される電流により3分間は時刻を
計数し、動作する。
【0035】すなわち、ICレコーダ1は、電池電圧が
3.0ボルト以下になったことを検出した場合には、記
録及び再生が行えなくなり、また、2.2ボルト以下に
なったことを検出した場合には、制御部30が停止さ
れ、さらには、0.8ボルト以下になったことを検出し
た場合には、DC/DCコンバータ52を停止させるこ
とから、電池51の電力の消費が少なくされ、液漏れが
発生するまでの時間を長時間確保することができ、この
期間内に電池51を交換しさえすれば良くなる。すなわ
ち、ICレコーダ1は、利用者が記録及び再生ができな
くなった時から電池51の交換までの猶予期間を長く確
保することができる。さらには、DC/DCコンバータ
52が停止される0.8ボルト以下になってからコンデ
ンサ54が作用する3分間が経過するまでは、タイマ3
3が起動し続けることから、記録及び再生が不可の状態
になってからも長期間時刻が狂うことも防止される。
3.0ボルト以下になったことを検出した場合には、記
録及び再生が行えなくなり、また、2.2ボルト以下に
なったことを検出した場合には、制御部30が停止さ
れ、さらには、0.8ボルト以下になったことを検出し
た場合には、DC/DCコンバータ52を停止させるこ
とから、電池51の電力の消費が少なくされ、液漏れが
発生するまでの時間を長時間確保することができ、この
期間内に電池51を交換しさえすれば良くなる。すなわ
ち、ICレコーダ1は、利用者が記録及び再生ができな
くなった時から電池51の交換までの猶予期間を長く確
保することができる。さらには、DC/DCコンバータ
52が停止される0.8ボルト以下になってからコンデ
ンサ54が作用する3分間が経過するまでは、タイマ3
3が起動し続けることから、記録及び再生が不可の状態
になってからも長期間時刻が狂うことも防止される。
【0036】なお、半導体メモリ9を記録媒体として用
いられるICレコーダ1について詳細に説明したが、電
池を電源とする電子機器、例えば磁気テープ、光ディス
ク等を記録媒体として用いられる記録再生装置、携帯型
のラジオに用いても良い。また、記録されるデータも音
声データに限定されるものはなく、例えば動画等の動的
なデータであっても良いのは勿論である。
いられるICレコーダ1について詳細に説明したが、電
池を電源とする電子機器、例えば磁気テープ、光ディス
ク等を記録媒体として用いられる記録再生装置、携帯型
のラジオに用いても良い。また、記録されるデータも音
声データに限定されるものはなく、例えば動画等の動的
なデータであっても良いのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る電子機器は、電圧検出手段
で検出された電池の出力電圧が所定電圧以下となったと
きにはDC/DCコンバータが制御手段により停止され
る。したがって、電池に蓄電されている電力は、その出
力が所定電圧以下になった後は消費されることがないこ
とから、電池の電圧が急激に低下することを防止するこ
とができ、その結果として漏液を防止することができ
る。
で検出された電池の出力電圧が所定電圧以下となったと
きにはDC/DCコンバータが制御手段により停止され
る。したがって、電池に蓄電されている電力は、その出
力が所定電圧以下になった後は消費されることがないこ
とから、電池の電圧が急激に低下することを防止するこ
とができ、その結果として漏液を防止することができ
る。
【図1】ICレコーダの構成図である。
【図2】ICレコーダの正面図である。
【図3】ICレコーダの電源部の構成図である。
【図4】ICレコーダの録音動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】ICレコーダの再生動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図6】電圧検出回路の動作を説明するための図であ
る。
る。
1 ICレコーダ、9 半導体メモリ、10 記録部、
11 マイクロホーン、12 増幅器、13 AGC、
14 エンコーダ、15 バッファメモリ、20再生
部、21 デコーダ、22 フィルタ、23 増幅器、
24 スピーカ、30 制御部、31 ROM、32
CPU、33 タイマ、34 RAM、35 水晶発振
器、40 表示部、41 液晶表示パネル、42 バッ
クライト、50 電源部、51 電池、52 DC/D
Cコンバータ、53 電圧検出回路、54 コンデン
サ、60 操作部、61a〜61k 押しボタン、
11 マイクロホーン、12 増幅器、13 AGC、
14 エンコーダ、15 バッファメモリ、20再生
部、21 デコーダ、22 フィルタ、23 増幅器、
24 スピーカ、30 制御部、31 ROM、32
CPU、33 タイマ、34 RAM、35 水晶発振
器、40 表示部、41 液晶表示パネル、42 バッ
クライト、50 電源部、51 電池、52 DC/D
Cコンバータ、53 電圧検出回路、54 コンデン
サ、60 操作部、61a〜61k 押しボタン、
Claims (2)
- 【請求項1】 電池の電圧を昇圧し、昇圧された電圧で
動作する電子機器において、 上記電池の出力電圧を昇圧するDC/DCコンバータ
と、 上記電池の出力電圧を検出する電圧検出手段と、 上記電圧検出手段で検出された電池の出力電圧が所定電
圧以下となったときに、 上記DC/DCコンバータを
停止させる制御手段と、 を備える電子機器。 - 【請求項2】 上記DC/DCコンバータは、C−MO
S型の集積回路からなることを特徴とする請求項1記載
の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8246682A JPH1094183A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8246682A JPH1094183A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094183A true JPH1094183A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17152059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8246682A Withdrawn JPH1094183A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1094183A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11507029B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-11-22 | Casio Computer Co., Ltd. | Device with buttons and electronic timepiece |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP8246682A patent/JPH1094183A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11507029B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-11-22 | Casio Computer Co., Ltd. | Device with buttons and electronic timepiece |
US11921470B2 (en) | 2018-03-23 | 2024-03-05 | Casio Computer Co., Ltd. | Device with buttons and electronic timepiece |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |