JPH1123209A - 走行位置センサ - Google Patents

走行位置センサ

Info

Publication number
JPH1123209A
JPH1123209A JP19497997A JP19497997A JPH1123209A JP H1123209 A JPH1123209 A JP H1123209A JP 19497997 A JP19497997 A JP 19497997A JP 19497997 A JP19497997 A JP 19497997A JP H1123209 A JPH1123209 A JP H1123209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic sensor
value
marker
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19497997A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Asaoka
昭 浅岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP19497997A priority Critical patent/JPH1123209A/ja
Publication of JPH1123209A publication Critical patent/JPH1123209A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地磁気のみならず、磁化された構造物も区別
できる走行位置センサを提供する。 【解決手段】 走行車線に沿って磁気標識体が埋設され
る。一方車両には垂直磁気センサ6aと水平磁気センサ
7aが近接して車両のフロントバンパー下方に設置され
る。車両が走行する際、磁気標識体が発する磁気が垂直
磁気センサ(A)と水平磁気センサ(B)に検出される
が、絶対和演算器が磁気のベクトル量(C)を演算す
る。その演算値がレベル判定器と極大値判別器によって
強度判定と極大であるかの判別が行なわれる。その結果
を以て磁気のベクトル量が最大でかつ所定のレベルに達
したときに発磁体が磁気標識体であると判断する。これ
により、水平方向に磁気を出さない継ぎ手などとも区別
され、均一の磁気分布を有する地磁気の影響を受けずに
磁気標識体を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両が走行する
際、路上情報として走行路上に配置された磁気標識を検
知する走行位置センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行位置センサとしては例えば特
開平6−265615号公報に開示された路上情報検知
装置が提供されている。その概要を図21に示す。同じ
形状を有する第1の検出コイル4aと第2の検出コイル
4bがその中心を路面に垂直としかつ上下に一定の間隔
をもって図示しない車両の下方に配設される。第1の検
出コイル4a及び第2の検出コイル4bの出力がそれぞ
れ差動増幅器5の正負入力端子に接続される。
【0003】車両が走行時に、走行路11に埋め込んで
ある磁気標識体2との相対運動で第1の検出コイル4a
及び第2の検出コイル4bに起電力が誘導され、差動増
幅器5がそれを差動増幅して磁気標識体2を検出するす
なわち地磁気によって両検出コイルにもたらされる起電
力はほぼ同じ値を有するため増幅器5において相殺され
るが、磁気標識体2が発する磁束は路面から垂直な距離
の3乗から4乗に反比例して密度が減少するため、第1
検出コイル4aは大きな磁束密度を受けて起電力が大と
なる一方、第2の検出コイル4bは磁気標識体2の発す
る磁束を殆ど受けず、差動増幅器5はおおむね第1検出
コイル4aの出力を増幅することとなり、地磁気の影響
を排除した磁気標識体の検出が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の走行位置センサにあっては、地磁気のよう
に広範囲で一様にかつ定常的に分布する外乱磁界は差動
増幅によって排除できるが、磁化された鉄など局所的に
小範囲に磁束を分布させる外乱磁界は上記のような差動
増幅のみでは排除できない。
【0005】応力の緩衝を目的で高速道路における地面
と橋との継ぎ目に橋梁継ぎ手鋼板と呼ばれる櫛波状断面
を有する鉄板が配置される。この鉄板は磁気標識体のも
たらす磁束及び地磁気により容易に磁化され、磁気標識
体と同様に土壌地盤と橋梁部の継ぎ目といった離散的な
部位にあたかも磁性標識体と同様の磁気源として現われ
るため、上記のような差動増幅構成の走行位置センサで
は磁気標識体との分離ができないといった問題点があっ
た。この発明は、上記のような従来の問題点に着目して
なされたもので、地磁気のみならず磁気を帯びた構造物
との区別ができ、かつ正確に磁気標識体検出ができる走
行位置センサを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、走行車線に沿って路面に埋設された磁気標識
体と、車両に配設され路面に垂直な向きの磁気を検出す
る垂直磁気センサと、前記垂直磁気センサの検出値のレ
ベル判定を行なうレベル判定器と、前記垂直磁気センサ
の検出値の履歴から磁気が極大値に達したか否かを判別
する極大値判別器と、前記垂直磁気センサの検出値が極
大で、かつその極大値が所定レベル以上と判定された場
合発磁体が磁気標識体であると認識して検出を行なう標
識体検出器とを有するものとした。
【0007】請求項2記載の発明は、走行車線に沿って
路面に埋設された磁気標識体と、車両に配設され路面に
垂直な向きの磁気を検出する垂直磁気センサと、前記車
両に配設され車両の進行方向に直交しかつ路面に平行な
向きの磁気を検出する水平磁気センサと、前記垂直磁気
センサの検出値の履歴から磁気が極大値に達したか否か
を判別する極大値判別器と、前記水平磁気センサの検出
値を絶対値演算する絶対値演算器と、前記垂直磁気セン
サの検出値が極大で、かつ前記絶対値演算器の演算値が
所定の基準値より高いと判定された場合発磁体が磁気標
識体であると認識して検出を行なう標識体検出器とを有
するものとした。
【0008】請求項3記載の発明は、走行車線に沿って
路面に埋設された磁気標識体と、車両に配設され路面に
垂直な向きの磁気を検出する垂直磁気センサと、前記車
両に配設され車両の進行方向に直交しかつ路面に平行な
向きの磁気を検出する水平磁気センサと、前記垂直磁気
センサの検出値の履歴から磁気が極大値に達したか否か
を判別する極大値判別器と、前記水平磁気センサの検出
値と前記垂直磁気センサの検出値のベクトル角を演算す
るベクトル角演算器と、前記垂直磁気センサの検出値が
極大で、かつ前記ベクトル角演算値が所定の検出範囲内
であると判定された場合発磁体が磁気標識体であると認
識して検出を行なう標識体検出器とを有するものとし
た。
【0009】請求項4記載の発明は、前記垂直磁気セン
サと前記水平磁気センサの検出値に基づいて絶対和演算
を行なう絶対和演算器が設けられ、該絶対和演算器の演
算値を前記垂直磁気センサの検出値として、前記極大値
判別器、前記レベル判定器、前記ベクトル角演算器に出
力されるものとした。請求項5記載の発明は、走行車線
に沿って路面に埋設された磁気標識体と、車両に配設さ
れ路面に垂直な向きの磁気を検出する複数の垂直磁気セ
ンサと、前記垂直磁気センサの検出値の差を演算する差
動出力器と、前記差動出力器の出力によって発磁体が磁
気標識体であるかどうかを判断して検出する標識体検出
器とを有するものとした。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、垂直磁気センサが車
両の走行に伴なって磁気標識体を接近しながら磁気検出
を行なう。その検出値がレベル判定器において強度レベ
ル判定が行なわれるとともに、極大値判別器がその大き
さが極大値に達したか否かの判定を行なう。標識体検出
器は、検出値が最大値でかつ一定のレベルに達したと判
定された場合磁気標識体を検出するから、均一な分布を
有する地磁気は最大値を出さないので、その影響が検出
結果から排除されるとともに、磁気密度の小さい継ぎ手
鋼板などが検出対象から振り落とされる。
【0011】請求項2記載の発明では、車両に垂直磁気
センサと水平磁気センサが設けられ、水平磁気センサが
垂直磁気センサとともに、車両の走行で移動しながら磁
気を検出する。垂直磁気センサの検出値は極大値判別器
において極大値の判別によって発磁体に最も接近したか
の判定が行なわれる。水平磁気センサの検出値は絶対値
演算器において絶対値演算が行なわれる。標識体検出器
は垂直磁気センサの検出値が最大値という条件下で水平
磁気センサの出力の絶対値演算値を用いて強度判定をし
て磁気標識体を検出するから、均一に分布される地磁気
は最大値を出さないので、判別の対象から排除されると
ともに、水平方向に磁気を出さない継ぎ手鋼板などとの
分離も図られ、検出性が向上する。
【0012】請求項3記載の発明では、第2実施例と同
じように垂直磁気センサと水平磁気センサが用いられ、
それらの検出値はベクトル角演算器においてベクトル角
が演算される。継ぎ手鋼板などは水平方向に磁気を出さ
ないため、検出値が一定でベクトル角が一定値となる。
対して磁気標識体は水平と垂直の双方向に磁気を出し磁
気標識体との距離によりベクトル角が変化するため、ベ
クトル角からある一定のベクトル角を除けば磁気標識体
を継ぎ手鋼板と区別して検出することができる。なおベ
クトル角で判定を行なう前に垂直磁気センサの検出値が
最大値という判定条件が加えられるので、地磁気の影響
が排除される。
【0013】請求項4記載の発明では、前記垂直磁気セ
ンサと前記水平磁気センサの検出値に基づいて絶対和演
算を行なう絶対和演算器が設けられ、該絶対和演算器の
演算値を前記垂直磁気センサの検出値として、前記極大
値判別器、前記レベル判定器、前記ベクトル角演算器に
出力されるときに、値の大きい信号が得られるので、処
理の質が向上するとともに、より広範囲で検出すること
ができる。
【0014】請求項5記載の発明では、走行車線に沿っ
て路面に埋設された磁気標識体を、車両に配設された複
数の垂直磁気センサで検出し、その検出値を差動出力器
によって差動出力して標識体検出器によって判定を行な
うため、地磁気と継ぎ手鋼板のような出力信号が相殺さ
れ、出力信号有無の判定など簡単な処理で磁気標識体を
検出できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を実施例
により説明する。まず、本実施例における走行道路の構
成について説明する。図1は橋梁部分を含んだ走行路の
構成を示す図であり、(a)は上面図で、(b)は
(a)図におけるA−A断面図である。道路部分は、地
上部分の盛り土部9と橋梁部分の鋼材部10と継ぎ手鋼
板8から構成されている。盛り土部9と鋼材部10の表
面にはそれぞれアスファルト3が舗装されている。また
橋梁と地上部分の間に設けられる継ぎ手鋼板8は横方向
からの応力が鋼材部10に集中するのを防止するため、
橋梁側の継ぎ手鋼板8aと地上側の8bが互いに櫛波部
8cにより滑らかに移動可能に配置されて、走行路11
を構成している。継ぎ手鋼板8aは橋梁側の鋼材部10
に、継ぎ手鋼板8bは地上側盛り土部9にそれぞれ固定
されている。
【0016】上記のように構成された走行路は2車線の
高速道路として、道路の中央に白線7が描かれて、2本
の車線道路が形成されている。紙面上部の走行車線を本
車線として中央部には所定の間隔で磁気標識体2が磁極
を路面に垂直となるように埋設されている。なお、橋梁
部では橋梁へ磁気影響を及ぼすのを防ぐため偏平の磁気
標識体2aが用いられている。
【0017】次に、橋梁継ぎ手鋼板8の磁気的性質につ
いて説明する。継ぎ手鋼板8a及び8bは、軟磁性材料
である鉄を圧延して成形されるので、成形する方向に対
して垂直の方向に最も磁化されやすく、とくに狭小部に
おいて磁束が集中される。したがって水平方向には図1
の矢印Cの方向に磁束が集中され、継ぎ手鋼板8a及び
8bの内部を貫通して、道路の側方に放出されるため、
走行車線への漏れは極めて少ない。一方矢印Bで示され
る鋼板の板厚方向の磁束はとくに櫛波部8cに集中して
放出されるため、磁束密度が強く形成される。また、図
1の(a)に示すように櫛波部8cが道路の幅全体にわ
たって形成されるため、路面に垂直の磁束が道路の全幅
において均一に放出される。
【0018】図2、及び図3は第1の実施例の構成を示
す図である。図2は実施例の構成を示すブロック図であ
る。図3は、磁気検出センサの取り付け位置および磁気
標識体との位置関係を示す図である。図2において、垂
直磁気センサ6aおよび水平磁気センサ7aの出力は絶
対和演算器12に接続される。絶対和演算器12は式
(1)に基づいて両磁気センサ検出値の絶対和を演算
し、演算結果を出力する。 Byz=(By+Bz1/2 (1) ここで、Bzは垂直磁気センサ6aの検出値、Byは水
平磁気センサ7aの検出値、Byzは絶対和の演算値と
する。
【0019】絶対和演算器12の演算出力はレベル判定
器13と極大値判別器14にそれぞれ入力される。レベ
ル判定器13は絶対和演算値の入力値を図示しないメモ
リに記憶されている基準値と比較することによって所定
レベルに達したかどうかの判定を行なう。極大値判別器
14は絶対和演算器12の演算出力を監視しその履歴か
ら、演算値が極大値であるか否かを判別する。標識体検
出器15はレベル判定器13及び極大値判別器14の処
理結果を入力して、論理演算により発磁体が磁気標識体
2であるかどうかの判定を行なう。
【0020】垂直磁気センサ6aおよび水平磁気センサ
7aは図3に示すように、車両1のフロントバンパー1
aの下部に上下に近接し磁気標識体2からは均一な磁束
密度を受けるように設置されている。垂直磁気センサ6
aは路面3と垂直な向きに検知軸を有する磁気センサ
で、水平磁気センサ7aは路面に平行で車両1の進行方
向に垂直な向きに検知軸を有する磁気センサである。
【0021】図4、図5は垂直センサ6a、水平磁気セ
ンサ7aが磁気標識体2の上に位置したときの出力と絶
対和演算器12の演算値を示す図である。縦軸は出力の
大きさを示す出力電圧を表示し、横軸は磁気標識体2に
対する磁気センサの横偏位量を示す。曲線Aは垂直磁気
センサ6aの出力、曲線Bは水平磁気センサ7aの出、
曲線Cは絶対和演算器12の演算出力である。
【0022】横偏位量が0のときすなわち磁気標識体2
に最も接近した真上にあるときに垂直磁気センサ6aの
出力は最大で、水平磁気センサ7aの出力は0である。
そして横偏位量の増加に従って垂直磁気センサ6aの出
力(A)は単調減少するのに対し、水平磁気センサ7a
の出力(B)は紙面の右方向において正方向に増加し、
左方向においては負方向に増加し、それぞれが極大値に
達してからは、再び0に向かって変化する。絶対和演算
器12の演算出力(C)は垂直磁気センサ6aの出力と
ほぼ同じ形をとっているが、各横偏位点においては出力
電圧が大きくなっている。なお、波形の細かい凹凸はデ
ータ計測時のノイズである。
【0023】図1で説明したように継ぎ手鋼板が路面と
垂直な方向にかつ横変位量に無関係に一定の磁束密度を
有するため、垂直磁気センサ6a、水平磁気センサ7a
は継ぎ手鋼板の櫛波部8cの真上にあるときには、絶対
和演算器の出力は横偏位量と無関係に一定の出力電圧と
なる。したがって図5のようにその出力電圧より大きい
基準値Dを設けることによって磁気標識体2を継ぎ手鋼
板と区別して検出することができる。
【0024】また、そのときの検出可能な横偏位量範囲
は図5中のc1からc2までのF範囲であるため、垂直
磁気センサ6aの出力を用いた方法より検出範囲は図中
のa1からa2までのE範囲から拡大される。このよう
に、磁気センサの磁気標識体2と櫛波部8cとの区別が
可能な横変位量の拡大範囲が、継ぎ手部鋼板と磁気標識
体2との識別能力の向上代になる。1つのセンサの受け
持つ検出範囲の向上は、より広い検出範囲をカバーでき
るので、所定幅を検出するうえでセンサの個数を低減で
きるから、コストを低く抑さえることができる。
【0025】次に、標識体検出器15における処理の流
れを図6のフローチャートにしたがって説明する。すな
わち、ステップ101において、極大値判別器14の判
別結果を入力し、絶対和演算器12の演算値が極大値で
あるかどうかをチェックする。そして演算値が極大値と
いう判別結果が得られれば、発磁体に最も接近したと判
断でき、その発磁体が櫛波部8Cのような外乱である
か、磁気標識体2であるかの判断を行なうため、ステッ
プ102へ進む。
【0026】ステップ102においては、レベル判定器
13の判定結果を入力し、極大値判別器14で判別され
た極大値が基準値F以上か否かのチェックを行なう。極
大値が基準値Fを越える場合、ステップ103におい
て、発磁体は磁気標識体であると判断する。極大値が基
準値F以下の場合、発磁体が磁気標識体でないと判断し
てリターンされる。本実施例は以上のように構成され、
垂直磁気センサと水平磁気センサの検出値を用いて絶対
和を演算する。その演算値を用いてさらに極大値とレベ
ルの判定を行なって、一定のレベルに達した極大値を磁
気標識体の判定条件としたので、地磁気の影響が排除さ
れ、磁気標識体を櫛波状鉄板と分別して検出できるとと
もに、センサの受け持ち検出範囲が拡大される。なお、
本実施例では、磁気標識体について説明してきたが、こ
れに限らず電波を用いた電気標識体の場合も、電気を検
出できる電気センサに置き換えればその作用は同じであ
り、同様な効果が得られる。
【0027】次に、第2の実施例について説明する。こ
の実施例は、継ぎ手鋼板が走行路と平行する方向に磁気
を出さないことと磁気の強弱の差を利用して、磁気標識
体と継ぎ手鋼板との区別を図り、磁気標識体の検出を行
なうものである。図7は本実施例の構成を示すブロック
図である。なお垂直磁気センサ6aと水平磁気センサ7
aは第1の実施例と同様に車両のフロントバンパーの下
部に近接して設けられている。
【0028】垂直磁気センサ6aはレベル判定器13と
極大値判別器14にそれぞれ接続される。レベル判定器
13では、図示しないメモリに記憶されている基準値に
基づいて垂直磁気センサ6aの検出値のレベル判定を行
なう。そして判定の結果が標識体検出器25に出力され
る。これと同時に極大値判別器14はその検出値の履歴
から極大値であるどうかを判別し、判別結果が標識体検
出器25に出力される。絶対値演算器19は水平磁気セ
ンサ7aの検出値を入力し、絶対値演算を行なったの
ち、図示しないメモリに記憶されている基準値と比較し
てその比較結果を標識体検出器25に出力する。標識体
検出器25はそれらの処理結果をもとに標識体の識別を
行なう。
【0029】図8は、垂直センサ6aおよび水平磁気セ
ンサ7aが磁気標識体の上に位置したときの絶対値演算
器19の出力を示す図である。曲線Aは垂直磁気センサ
6aの出力であり、曲線Bは絶対値演算器19の演算出
力である。磁気標識体と継ぎ手が同じように走行路面に
垂直の方向に磁気を出すが、その強度の違いでレベル判
定器13で基準値Fによって識別することができる。し
かし、横偏位量が増加するに従って、垂直磁気が弱ま
る。このような場合、水平磁気センサ7aの検出値を用
いて、基準値Eでその絶対値の大きさ判断によって発磁
体が磁気標識体であるかどうかの判定を行なう。
【0030】次に、図9のフローチャートに基づいて標
識体検出器25における処理の流れを説明する。すなわ
ち、ステップ201において、極大値判別器14の判別
結果を入力し、垂直磁気センサ6aの検出値が極大値で
あるかどうかをチェックする。そして検出値が極大値と
いう判別結果が得られれば、発磁体に最も接近したと判
断でき、その発磁体が櫛波部8Cのような外乱である
か、磁気標識体2であるかの判断を行なうため、ステッ
プ202へ進む。
【0031】ステップ202においては、レベル判定器
13の判定結果を入力し、極大値判別器14で判別され
た極大値が基準値F以上か否かのチェックを行なう。極
大値が基準値F以下の場合、発磁体が磁気標識体2と判
定できないので、次の判定を行なうためステップ203
へ進む。ステップ203において、絶対値演算器19の
演算値の大きさの判断結果を入力し、その判断結果が水
平磁気センサの出力が基準値Eより小さいならステップ
204において発磁体は磁気標識体でないと判断する。
上記ステップ202またはステップ203でのチェック
条件を満足した場合ステップ205に進み、ここで発磁
体が磁気標識体であると判断して検出する。
【0032】本実施例は、以上のように構成され、本実
施例によっても第1の実施例と同様の効果が得られると
ともに、垂直磁気での検出ができない場合、水平磁気を
用いてレベルチェックをして磁気標識体の判定を行なう
ので、垂直方向の磁気ノイズに影響されにくい判定効果
が得られる。
【0033】次に、第3の実施例について説明する。こ
の実施例は、磁気強度の違いおよび垂直磁気センサ6a
と水平磁気センサ7aの検出値のベクトル角の違いによ
って磁気標識体を継ぎ手鋼板と区別して検出するように
している。図10は本実施例の構成を示すブロック図で
ある。第1の実施例と同様に車両フロントバンパーの下
方に設けられている垂直磁気センサ6aと水平磁気セン
サ7aはベクトル角演算器29に接続される。ベクトル
角演算器29は式(2)に示すようにベクトル角を演算
し、その演算値が所定範囲内にあるか否かの判定を行な
って判定結果を出力する。極大値判別器14は垂直磁気
センサ6aの出力履歴から検出値が極大値である否かを
判別する。レベル判定器13は垂直磁気センサ6aの検
出値を基準値と比較してレベル判定を行なう。標識体検
出器35はそれらの処理結果をもとに磁気標識体を検出
する。 B(deg)=tan−1(Bz/By) (2) ここでBはベクトル角、Bzは垂直磁気センサ6aの検
出値、Byは水平磁気センサ7aの検出値とする。
【0034】図11は磁気標識体2の上に位置したとき
の垂直磁気センサ6aと水平磁気センサ7aの検出値を
示す図であり、Aは垂直磁気センサ6aの出力、Bは水
平磁気センサ7aの出力を示す曲線である。図12はベ
クトル角演算器29で演算されたベクトル角と横偏位量
の関係を示す図である。曲線Cは磁気標識体2により求
められているベクトル角と横偏位量の関係を示す。
【0035】第2の実施例で説明したように磁気標識体
と継ぎ手鋼板は同じように走行路面に垂直の方向に磁気
を出すが、その強度の違いでレベル判定器13で基準値
Fによって区別することができる。しかし、横偏位量が
増加するに従って、垂直磁気が弱まる。このような場
合、両磁気センサの検出値のベクトル角を用いて、その
範囲判定で発磁体が磁気標識体であるかどうかの判定を
行なう。すなわち継ぎ手鋼板は水平方向に磁気を出さな
いので、ベクトル角が一定値の90度である。これに対
して水平方向にも磁気を出している磁気標識体2は横偏
位によってベクトル角が異なる。したがって、図12に
おいて90度のベクトル角Dを除いたベクトル角をもた
らした発磁体が磁気標識体2であると判定ができる。
【0036】次に、図13のフローチャートにしたがっ
て標識体検出器35における磁気標識体の検出を説明す
る。すなわち、ステップ301において、極大値判別器
14の判別結果を入力し、垂直磁気センサ6aの検出値
が極大値であるかどうかをチェックする。そして検出値
が極大値というチェック結果が得られれば、発磁体に最
も接近したと判断でき、その発磁体が櫛波部8Cのよう
な外乱であるか、磁気標識体2であるかの判断を行なう
ため、ステップ302へ進む。
【0037】ステップ302においては、レベル判定器
13の判定結果を入力し、極大値判別器14で判別され
た極大値が基準値F以上か否かのチェックを行なう。極
大値が基準値F以下の場合、発磁体が磁気標識体2と判
定できないので、次の判定を行なうためステップ303
へ進む。ステップ303においては、ベクトル角演算器
29の判定結果を入力しベクトル角が90+Eを越える
か否かを判定する。90+Eを越えない場合、ステップ
304へ進む。
【0038】ステップ304では、ベクトル角90−E
より小さいか否かの判定を行なう。90−Eより大きい
場合、発磁体のベクトル角が磁気標識体の判定範囲外で
あり、ステップ305において発磁体が磁気標識体でな
いと判定する。上記ステップ302、ステップ303、
ステップ304においてどれかの判定が判定条件を満足
すればステップ306へ進み、ここで発磁体が磁気標識
体であると判定する。本実施例は以上のように構成さ
れ、垂直磁気センサの検出値を用いた磁気強度判定で発
磁体が磁気標識体として判別できない場合、ベクトル角
を用いて判定を行なうので、第1、第2の実施例と同様
の効果が得られる。またチェック対象を大きさから位相
に移すので、ノイズなどに影響されにくい判定効果が得
られる。
【0039】次に、第4の実施例について説明する。こ
の実施例は、垂直磁気センサのみを用いて磁気標識体2
を検出する。図14は実施例の構成を示すブロック図で
ある。図15は磁気センサの取り付け位置および磁気標
識体との位置関係を示す図である。図14において、5
つの垂直磁気センサ6a〜6eが一個おきに差動アンプ
18a、18b、18cの入力端子に接続される。各差
動アンプの出力端子がさらに磁気標識体検出器45に接
続される。磁気標識体検出器45はそれらの出力をもと
に論理演算によって一個の差動アンプでも差動出力があ
ると、発磁体が磁気標識体であると検出する。なお、論
理演算を行なうまえにセンサ検出値のばらつきを考慮し
てそれが差動アンプの出力に現われても、検出結果に影
響を与えないようにしきい判断が行なわれる。垂直磁気
センサ6a〜6eは図15に示すように車両1のフロン
トバンパー1aの下方に所定の間隔を以て車幅方向に取
り付けられている。
【0040】車両の走行に従い、垂直磁気センサ6a〜
6eが継ぎ手鋼板を通過したとき、、前記説明したよう
に継ぎ手鋼板が全路面幅にわたって磁気を発生している
ため、図16の(a)に示すように各センサ(6a〜6
e)から出力電圧が得られる。そして各センサに均等な
電圧が現われるため、各差動アンプ(18a〜18c)
は出力が0となる。一方、磁気標識体2上を通過したと
き、図16の(b)に示すように磁気標識体が最も接近
した一個の垂直磁気センサ(垂直磁気センサ6b)によ
って検出される。したがって差動アンプ(18b)から
は差動出力が得られる。標識体検出器45はその差動出
力で発磁体が磁気標識体であると判定して検出する。
【0041】本実施例は以上のように構成され、継ぎ手
鋼板の磁気分布幅と磁気標識体との違いで、差動アンプ
で分布幅の広い継ぎ手鋼板の検出信号を相殺させて差動
処理するので、複雑な演算を要せず差動アンプからの信
号の検出のみで磁気標識体を検出することができる。な
お、地磁気も継ぎ手鋼板と同じく広範囲に分布するため
検出信号が相殺され、前記実施例と同様の効果が得られ
る。
【0042】次に、第5の実施例について説明する。こ
の実施例は、第4の実施例をベースに前記のレベル判定
と極大値判別を盛り込んで構成されるものである。図1
7は本実施例の構成を示すブロック図である。図18は
本実施例で用いられる垂直磁気センサの配置を示す図で
ある。図17において、垂直磁気センサ6a、6bは図
18に示すように差動アンプ40に接続されるととも
に、垂直磁気センサ6aはレベル判定器13、極大値判
別器14にも接続される。レベル判定器13と極大値判
別器14はさらに標識体検出器55に接続される。
【0043】差動アンプ40は垂直磁気センサ6a、6
bの検出値を差動出力する。レベル判定器13、極大値
判別器14は前記第1、第2の実施例と同様に垂直磁気
センサ6aの検出値をそれぞれの基準値と比較して処理
を行なう。垂直磁気センサ6a、6bは図18のように
所定の間隔を以て車幅方向に並べて取り付けられてい
る。
【0044】図19は垂直磁気センサ6a、6bが継ぎ
手鋼板鋼板および磁気標識体を通過したときの検出値と
差動アンプ40の出力を示す図である。継ぎ手鋼板を通
過したときは図19の(a)のように垂直磁気センサ6
a、6bに同じ出力が現われるので、差動アンプ40か
らは検出信号が相殺され差動アンプの出力信号が得られ
ない。一方磁気標識体を通過したとき、片方の垂直磁気
センサ(垂直磁気センサ6a)からの出力信号しか得ら
れないため、差動アンプ40からは差動信号が出力され
る。従って、その信号に対して磁気センサのばらつきを
なくすしきい処理を行なって磁気標識体の検出に用いる
ことができる。
【0045】次に、標識体検出器55における検出の流
れを図20のフローチャートにしたがって説明する。次
に、図20のフローチャートにしたがって標識体検出5
5における磁気標識体の検出を説明する。すなわち、ス
テップ401において、極大値判別器14の判別結果を
入力し、垂直磁気センサ6aの検出値が極大値であるか
どうかをチェックする。そして検出値が極大値という判
別結果が得られれば、発磁体に最も接近したと判断で
き、その発磁体が櫛波部8Cのような外乱であるか、磁
気標識体2であるかの判断を行なうため、ステップ40
2へ進む。
【0046】ステップ402においては、レベル判定器
13の判定結果を入力し、極大値判別器14で判別され
た極大値が基準値Fを越えるか否かのチェックを行な
う。極大値が基準値F以下の場合、発磁体が磁気標識体
2と判定できないので、次の判定を行なうためステップ
403へ進む。ステップ403においては、差動アンプ
40の出力を入力し、しきい値である基準値との比較で
それより大きい信号が得られないと、発磁体が磁気標識
体でないと判断する。
【0047】上記ステップ402、ステップ403にお
いてどれかの判定が判定条件を満足すればステップ40
5へ進み、ここで発磁体が磁気標識体であると判定す
る。本実施例は以上のように構成され、2つの垂直磁気
センサの検出値を差動処理して磁気標識体を検出する
前、磁気の検出値の極大値およびレベル判定を行なう先
行処理を行なうので、第4の実施例に対してさらに質の
高い検出となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、垂直磁気センサの検出値に対して極大値と
強度レベル判定を行なって磁気標識体検出を行なうの
で、地磁気の影響が検出要素から排除されるとともに、
しきい値処理だけで磁気標識体を継ぎ手鋼板など磁化さ
れた鉄と識別して検出することができる。
【0049】請求項2記載の発明では、車両に垂直磁気
センサと水平磁気センサが設けられ、垂直磁気センサの
検出値が極大値と判定されたときに、水平磁気センサの
検出値を絶対値演算して、基準値を用いた強度判断で磁
気標識体の検出を行なうので、地磁気が検出要素から排
除されるとともに、継ぎ手鋼板が検出結果から振り落と
され、垂直方向の外乱に強い検出効果が得られる。
【0050】請求項3記載の発明では、磁気標識体と継
ぎ手鋼板のベクトル角の違いを用いて磁気標識体を検出
するから、一定値の継ぎ手鋼板のベクトル角を検出対象
から簡単に振り落とすことができる。簡単な処理とノイ
ズに強い検出効果が得られる。
【0051】請求項4記載の発明では、絶対和演算値は
ほぼ垂直磁気センサの出力特性を変えずに検出信号を増
強することができるので、それを垂直磁気センサ検出値
の代わりに用いると、信号の処理の質の向上と検出範囲
の拡大が図られる。
【0052】請求項5記載の発明では、複数の垂直磁気
センサを用いて、差動出力器によって信号処理を行なう
ので、処理が簡単で、出力信号の有無によって地磁気お
よび継ぎ手鋼板のような磁気源を排除しながら磁気標識
体を検出できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】橋梁部分を含んだ走行路の構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】磁気検出センサの取り付け位置および磁気標識
体と位置関係を示す図である。
【図4】磁気標識体に対する偏位量と磁気センサの検出
値および絶対和演算値の関係を示す図である。
【図5】絶対和演算値と垂直磁気センサによる検出範囲
の違いを示す図である。
【図6】第1の実施例のフローチャートである。
【図7】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図8】垂直磁気センサと絶対値演算された水平磁気セ
ンサの出力による磁気標識体の説明図である。
【図9】第2の実施例のフローチャートである。
【図10】第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】垂直磁気センサによる磁気標識体の検出範囲
を示す図である。
【図12】ベクトル角による磁気標識体の説明図であ
る。
【図13】第3の実施例のフローチャートである。
【図14】第4の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】第4の実施例における磁気センサの取り付け
位置および磁気標識体との位置関係を示す図である。
【図16】継ぎ手鋼板と磁気標識体の信号の生成の違い
の説明図である。
【図17】第5の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】第5の実施例における磁気センサの取り付け
位置および磁気標識体との位置関係を示す図である。
【図19】継ぎ手鋼板と磁気標識体の信号の生成の違い
の説明図である。
【図20】第5の実施例のフローチャートである。
【図21】従来例の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 車両 1a フロントバンパー 2 磁気標識体 2a 偏平磁気標識体 3 アスファルト 4a 第1の検出コイル 4b 第2の検出コイル 5 差動増幅器 6a、6b、6c、6d、6e 垂直磁気セ
ンサ 7a 水平磁気センサ 7 白線 8a 橋梁側の継ぎ手鋼板 8b 地上部分の継ぎ手鋼板 8c 櫛波部 9 盛り土部 10 鋼材部 11 走行路面 12 絶対和演算器 13 レベル判定器 14 極大値判別器 15、25、35、45、55 標識体検出器 18a、18b、18c、40 差動アンプ 19 絶対値演算器 29 ベクトル角演算器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車線に沿って路面に埋設された磁気
    標識体と、車両に配設され路面に垂直な向きの磁気を検
    出する垂直磁気センサと、前記垂直磁気センサの検出値
    のレベル判定を行なうレベル判定器と、前記垂直磁気セ
    ンサの検出値の履歴から磁気が極大値に達したか否かを
    判別する極大値判別器と、前記垂直磁気センサの検出値
    が極大で、かつその極大値が所定レベル以上と判定され
    た場合発磁体が磁気標識体であると認識して検出を行な
    う標識体検出器とを有することを特徴とする走行位置セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 走行車線に沿って路面に埋設された磁気
    標識体と、車両に配設され路面に垂直な向きの磁気を検
    出する垂直磁気センサと、前記車両に配設され車両の進
    行方向に直交しかつ路面に平行な向きの磁気を検出する
    水平磁気センサと、前記垂直磁気センサの検出値の履歴
    から磁気が極大値に達したか否かを判別する極大値判別
    器と、前記水平磁気センサの検出値を絶対値演算する絶
    対値演算器と、前記垂直磁気センサの検出値が極大で、
    かつ前記絶対値演算器の演算値が所定の基準値より高い
    と判定された場合発磁体が磁気標識体であると認識して
    検出を行なう標識体検出器とを有することを特徴とする
    走行位置センサ。
  3. 【請求項3】 走行車線に沿って路面に埋設された磁気
    標識体と、車両に配設され路面に垂直な向きの磁気を検
    出する垂直磁気センサと、前記車両に配設され車両の進
    行方向に直交しかつ路面に平行な向きの磁気を検出する
    水平磁気センサと、前記垂直磁気センサの検出値の履歴
    から磁気が極大値に達したか否かを判別する極大値判別
    器と、前記水平磁気センサの検出値と前記垂直磁気セン
    サの検出値のベクトル角を演算するベクトル角演算器
    と、前記垂直磁気センサの検出値が極大で、かつ前記ベ
    クトル角演算値が所定の検出範囲内であると判定された
    場合発磁体が磁気標識体であると認識して検出を行なう
    標識体検出器とを有することを特徴とする走行位置セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記垂直磁気センサと前記水平磁気セン
    サの検出値に基づいて絶対和演算を行なう絶対和演算器
    が設けられ、該絶対和演算器の演算値を前記垂直磁気セ
    ンサの検出値として、前記極大値判別器、前記レベル判
    定器、前記ベクトル角演算器に出力されることを特徴と
    する請求項1、2または3記載の走行位置センサ。
  5. 【請求項5】 走行車線に沿って路面に埋設された磁気
    標識体と、車両に配設され路面に垂直な向きの磁気を検
    出する複数の垂直磁気センサと、前記垂直磁気センサの
    検出値の差を演算する差動出力器と、前記差動出力器の
    出力によって発磁体が磁気標識体であるかどうかを判断
    して検出する標識体検出器とを有することを特徴とする
    走行位置センサ。
JP19497997A 1997-07-04 1997-07-04 走行位置センサ Withdrawn JPH1123209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19497997A JPH1123209A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 走行位置センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19497997A JPH1123209A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 走行位置センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1123209A true JPH1123209A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16333531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19497997A Withdrawn JPH1123209A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 走行位置センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1123209A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350103A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動体検知システム
JP2008209240A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Uchihashi Estec Co Ltd 磁性体の検知方法
US11347236B2 (en) * 2017-06-14 2022-05-31 Aichi Steel Corporation Marker detection method and vehicular system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350103A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動体検知システム
JP4615762B2 (ja) * 2001-05-23 2011-01-19 株式会社日立国際電気 移動体検知システム
JP2008209240A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Uchihashi Estec Co Ltd 磁性体の検知方法
US11347236B2 (en) * 2017-06-14 2022-05-31 Aichi Steel Corporation Marker detection method and vehicular system
EP3640683B1 (en) * 2017-06-14 2022-12-07 Aichi Steel Corporation Marker detection method and vehicle system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374923B1 (ko) 자기식 차량 위치 검출 장치
US6971464B2 (en) Driverless vehicle guidance system and method
EP3509048A1 (en) Vehicle system and path estimation method
JP6928307B2 (ja) マーカ検出システム及びマーカ検出方法
JP3839678B2 (ja) 車両位置認識装置
JP6828314B2 (ja) 車両用の学習システム及び学習方法
WO2018012407A1 (ja) 磁気マーカ検出システム及び磁気マーカ検出方法
JPH1123209A (ja) 走行位置センサ
CN213751388U (zh) 一种行驶中机动车横向位置检测装置
JP3866609B2 (ja) 車両検知装置
EP0740279A1 (en) Vehicle presence detection system
JP3875871B2 (ja) 車両検知装置
JP2003187381A (ja) 車両検知装置
JP3220376B2 (ja) 車両の走行情報収集装置
JP4263988B2 (ja) 車両検知装置
WO2023243617A1 (ja) 磁気マーカ、車両用システム及びマーカ検出方法
JP2628388B2 (ja) 車両位置検知方法
JPH04288605A (ja) 車両走行位置検出装置
JP3163974B2 (ja) 走行位置検出装置
JP2005157901A (ja) 車両検知装置
JP3820133B2 (ja) 車両検知装置
JP2005208742A (ja) 路側車両検知装置
JP3912309B2 (ja) 車両検知装置
JPH1172304A (ja) 走行位置センサ
JP2003132486A (ja) 車両検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040907