JP3163974B2 - 走行位置検出装置 - Google Patents

走行位置検出装置

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JP3163974B2 JP10190396A JP10190396A JP3163974B2 JP 3163974 B2 JP3163974 B2 JP 3163974B2 JP 10190396 A JP10190396 A JP 10190396A JP 10190396 A JP10190396 A JP 10190396A JP 3163974 B2 JP3163974 B2 JP 3163974B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行路に沿
って断続的に磁気標識体あるいは誘導コイル体等の標識
体を敷設し、車両に配設したセンサにより前記標識体を
検知して走行する自動走行車両等の走行位置検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのような走行位置検出装置とし
ては、例えば、特開平4−34605号公報に開示され
た図11に示すようなものがある。これは、磁気式走行
位置検出装置を搬走車に適用したもので、搬走車101
の走行路上に磁気標識体102が、磁気標識体の存在し
ない領域103と交互に断続的に敷設されている。搬走
車101は、搭載した磁気センサ104により、磁気標
識体102の磁束密度を検出することにより磁気標識体
102を検知して、磁気標識体102に沿って自動走行
する。
【0003】ところで、図11に示した磁気式走行位置
検出装置は、自動搬走車に関するものであるので、磁気
標識体102と磁気センサ104との距離は小さい。こ
のため、磁気標識体102の有り無しの判別は、計測結
果の絶対的な値を用いることのみで容易に判別可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的な車両
に適用するときには、磁気標識体と磁気センサとの距離
が大きいので、磁気センサの検出する磁場が弱くなると
磁気センサの温度ドリフトや外乱磁界の影響を受けて、
絶対的な値を用いるだけでは磁気標識体の有り無しの判
別は難しい。このため、例えば、走行位置検出装置が、
今通過した磁気標識体の1つ前の磁気標識体上を通過し
たときの走行位置検出装置の信号のピークと、今磁気標
識体上を通過したときの走行位置検出装置の信号のピー
クとの間の所要時間の1/2の時間を走行した地点をも
って0点すなわち磁気標識体無しの領域とすることが考
えられる。
【0005】しかし、磁気標識体を通過する走行位置検
出装置の信号のピークからピークまでの所要時間の1/
2を走行した位置を磁気標識体無しの領域とすること
は、車両の加速、減速が行なわれたときにその0点と実
際の磁気標識体無しの領域とがずれることになり、磁気
標識体の磁束密度無しとみなすことのできない位置で電
圧レベルの調整を行うおそれが出てくるという問題があ
る。
【0006】そこで、磁気標識体の近傍および遠方に同
特性の磁気センサを配置して、差動構成をとることによ
って、地磁気のように平行な磁力線を有する外乱磁場の
影響を除去することも提案されているが、高コストにな
るうえ、複数の磁気センサの温度ドリフトを同一特性と
することも極めて困難である。また、路面下の磁性体の
埋設物は局所的外乱磁界を形成するため、この点からも
離れた位置に配置せざるを得ない複数の磁気センサの差
動構成では満足な外乱磁界除去性能を得ることが難しい
という問題がある。したがって、本発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたものであり、コストを
安価に維持し、しかも加減速の影響を受けにくく、外乱
磁場の変動や磁気センサの温度ドリフトに影響されない
信頼性の高い走行位置検出装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の本発明は、車両の走行路に沿って断続的に敷設され
た標識体を車両に配設されたセンサで検出して走行位置
を求める走行位置検出装置であって、前記標識体の存在
しない領域で前記センサの基準電圧レベルを調節するも
のにおいて、センサの信号出力のピークを判別するピー
ク判別手段と、センサの信号出力の過去の2つのピーク
間の走行所要時間の1/2だけ最後のピークから経過し
た時点をセンサの信号の0点として求める0点演算手段
と、該0点演算手段で求めた0点をセンサの信号出力の
過去のピーク間距離の変化を基に補正して補正0点を得
る補正手段とを有し、この補正0点において上記センサ
の基準電圧レベルを調節するものとした。
【0008】請求項2に記載の発明は、上記構成に加え
て、さらに、車両の走行速度、走行加減速度、センサの
信号出力の値、センサの信号出力の微分値、センサの信
号のピーク値、センサの信号の最大値と最小値との中間
の値をしきい値とする当該センサの信号のデューティ
比、または車両位置の急変にかかる情報の少なくも1つ
を参照し、その値が所定の範囲にあるか否かを判別する
判別手段を有し、上記情報の少なくも1つが所定の範囲
にないときは基準電圧レベルの調節を行なわないものと
した。
【0009】請求項3に記載の発明は、さらに、標識体
の敷設されている路面における外乱磁界の値を標識体の
個々に対応して記憶する外乱磁界記憶手段と、センサの
信号出力を外乱磁界記憶手段の信号により標識体の個々
に対応して補正する外乱磁界補正手段とを有するものと
した。
【0010】請求項4に記載の発明は、車両の走行路に
沿って断続的に敷設された標識体を車両に配設されたセ
ンサで検出して走行位置を求める走行位置検出装置であ
って、標識体の存在しない領域で前記センサの基準電圧
レベルを調節するものにおいて、センサの信号出力デー
タを所定の時間間隔で順次記憶するセンサ出力記憶手段
と、センサの信号出力のピークを判別するピーク判別手
段と、ピーク判別手段でピークが判別されたとき前回の
ピークから今回のピークまでにセンサ出力記憶手段に記
憶されたデータのうち略1/2番目のデータを呼び出す
データ呼出手段とを有し、該データ呼出手段で呼び出さ
れたデータを上記基準電圧レベルとするものとした。
【0011】請求項5に記載の発明は、センサ出力記憶
手段に記憶されたデータのうち略1/2番目のデータを
呼び出すかわりに、所定値以下のデータを呼び出し、こ
れを上記基準電圧レベルとするものとした。また、請求
項6に記載の発明は、同じくセンサ出力記憶手段に記憶
されたデータのうち略1/2番目のデータを呼び出すか
わりに、隣接するデータの差分値が所定の値以下のデー
タを呼び出し、これを上記基準電圧レベルとするものと
した。これらデータ呼出手段で呼び出されたデータをさ
らに加算平均して基準電圧レベルとすることもできる。
【0012】
【作用】請求項1のものでは、ピーク判別手段でセンサ
の信号出力のピークを求め、0点演算手段において過去
の2つのピーク間の走行所要時間の1/2だけ最後のピ
ークから経過した時点をセンサの信号の0点として求め
る。そして、補正手段により上に求めた0点をさらにセ
ンサの信号出力の過去のピーク間距離の変化に基づいて
補正演算して補正0点を得、この補正0点においてセン
サの基準電圧レベルが調節される。 過去のピーク間距
離の変化に基づいて補正されるから、車両の加減速があ
っても次のピーク近傍を誤って基準電圧レベルの調節点
とすることなく、正しく標識体の垂直磁束密度が0とみ
なすことのできる、即ち標識体の存在しない領域を決定
することができる。
【0013】請求項2のものでは、判別手段において各
情報の少なくも1つを参照し、その値が所定の範囲にあ
るか否かを判別する。そしてその少なくも1つが所定の
範囲にないときは基準電圧レベルの調節が行なわれな
い。
【0014】請求項3のものでは、標識体の敷設されて
いる路面における外乱磁界の値が標識体の個々に対応し
て外乱磁界記憶手段に蓄えられ、外乱磁界補正手段がセ
ンサの信号出力を外乱磁界記憶手段の信号により標識体
の個々に対応して補正する。この補正した信号に基づい
て、例えば標識体からの車両の水平横偏位量などが容易
に算出される。
【0015】請求項4のものでは、センサ出力記憶手段
にセンサの信号出力データが走行中所定の時間間隔で順
次記憶される。そして、ピーク判別手段でピークが判別
されると、データ呼出手段が前回のピークから今回のピ
ークまでにセンサ出力記憶手段に記憶されたデータのう
ち略1/2番目のデータを呼び出し、このデータが基準
電圧レベルとして調節される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明の第1実施例を示す図
である。図1は車両上および走行路のレイアウトを示
し、図2は回路構成を示すブロック図である。車両1の
前端のバンパー2の下部に、センサとして水平磁気セン
サ5aと垂直磁気センサ5bとが設置されている。水平
磁気センサ5aは感磁方向が路面3に対して平行でかつ
車両1の進行方向に垂直となっている。また、垂直磁気
センサ5bは感磁方向が路面3に対して垂直となってい
る。一方、路面3には、車両1の進行方向(図1の紙面
奥行き方向)に向かって所定の間隔で複数の磁気標識体
4が埋設されている。
【0017】水平磁気センサ5aおよび垂直磁気センサ
5bの出力信号は、それぞれ、水平センサアンプ6aお
よび垂直センサアンプ6bを経て、位置演算器7に入力
される。また、垂直磁気センサ5bの出力信号は、ピー
ク判別手段としてのピークボトム判別器8を経て位置演
算器7に入力されている。
【0018】ピークボトム判別器8は、垂直磁気センサ
5bの出力信号が最大、すなわちピークであるか否か、
及び後述する垂直磁気センサ5bの信号の最小位置であ
る0点での出力であるか否かを判別する。そして位置演
算器7では、信号の最小位置で水平磁気センサ5a及び
垂直磁気センサ5bの基準電圧レベルの調整を行うとと
もに、ピーク点において水平磁気センサ5aの出力信号
と垂直磁気センサ5bの出力信号の比をとるなど公知の
相関演算により、磁気標識体4と車両1との相対横偏位
等の走行位置を演算して出力する。
【0019】位置演算器7は、0点演算手段として0点
算出を行なう検出回路7aと、補正手段として加減速補
正を行なう補正回路7bとを備える。検出回路7aで
は、磁気標識体4が埋設された路面3を車両1が走行す
ると、図3に示すように、磁気標識体4a〜4nの上を
車両1に搭載した垂直磁気センサ5bが通過する度に、
垂直磁気センサ5bの出力信号がピーク点10(10a
〜10n)を生じる。垂直磁気センサ5bが1つのピー
ク点10b上にきたときに、1つ前のピーク点10aを
垂直磁気センサ5bが通過したときから現在のピーク点
10bまでの所要時間T0を求め、T0/2時間後の車
両1の位置を0点C=C0とする。
【0020】定常走行中であれば、0点C0は磁気標識
体4bと磁気標識体4cとの中間であるから、磁気標識
体4は存在せず磁気標識体4の磁束密度を0とみなすこ
とのできる磁気標識体不存在領域となる。車両1が走行
を続けて、0点C0に到達すると、ここには磁気標識体
4は存在しないので、このときの水平磁気センサ5a及
び垂直磁気センサ5bの出力信号値を0電圧として更新
して基準電圧レベルの調整(0電圧調整)を行うことが
できる。
【0021】同様にして、ピーク点10bからピーク点
10cまでの所要時間T1を求め、時間T1/2経過し
たときの位置をつぎの0点C1とする。このようにし
て、垂直磁気センサ5bがピーク点からピーク点までの
所要時間の1/2経過点を通過する度に順次これを0点
とする。これにより、外乱磁場の変動及び水平磁気セン
サ5aと垂直磁気センサ5bの温度ドリフトを差し引い
た、磁気標識体4そのものの信号が得られる。
【0022】しかし、検出回路7aによる0点検知のみ
では、車両が加速、減速して走行速度が変化すると、ピ
ーク点10間を車両が走行した時の所要時間が変化する
ので、誤った0点を演算してしまう事態が生じる場合が
ある。そこで、補正回路7bにおいて加減速補正が行な
われる。磁気標識体4の敷設の具体例として、図4に示
すように、磁気標識体4相互の間隔が1m、磁気標識体
4の垂直磁束密度が0とみなせない範囲を0.2mとす
る。
【0023】図5は車両1が加速中のセンサ出力を示
す。車両1が加速して2つのピーク間を通過するのに要
する時間がピーク12bからピーク12cの間はA秒、
ピーク12cからピーク12dの間はB秒かかったとす
ると、正しく0点を演算することができるためには、A
/2として求められる0点Cが垂直磁束密度が0とみな
せる範囲内にあることが必要であるので 0.8×B>A/2>0.2×B (1) つまり 0.625<B/A<2.5 (2) となる。
【0024】いま、図6に示すように、2つのピークの
間を走行するのに要する時間が、車両が加速して、図示
しないピーク12aから図示のピーク12bの間が1.
7×A秒、ピーク12bからピーク12cの間がA秒、
ピーク12cからピーク12dの間が0.6×A秒と変
化したとする。ピーク12cからピーク12dまでの間
において0電圧調整を行う地点C1は、検出回路7aの
みでは、Pを原点として0.5Aとなるので、式(3)
で表わされる磁気標識体4の垂直磁束密度が0とみなせ
る範囲の上限0.48Aより大きくなってしまう。 0.12A<Cの値<0.48A (3) このため、垂直磁束密度が0でない位置で0電圧の調整
を行うこととなり、誤動作してしまうことになる。
【0025】この防止のため、図7に示すように、車両
がピーク間を走行するときの所要時間がピーク12aと
ピーク12bの間がT0、ピーク12bと12cの間が
T1、ピーク12cとピーク12dの間がT2であると
き、次の式(4)の第2項に示す加減速補正項を設けて
0点を算出すれば、過去のピーク間所要時間の変化を基
に演算されるので誤動作が起こりにくくなる。 C2=T1/2+(T1−T0)/α (4) ここでαの値は、実際の車両の加速度の大きさに応じて
実験的に決定する値であり、通常3〜7程度の値が望ま
しい。
【0026】図6に示された1.7×A、A、0.6A
の変化の場合には、α=4とすれば、 C2=A/2+(A−1.7A)/4=0.325A (5) となり、0電圧の調整地点は、原点Pから0.325A
の所となる。これは上記の式(3)を満足するので、磁
気標識体4の垂直磁束密度が0とみなせる範囲内で0電
圧の調整を行うことができる。このように補正回路7b
においては、垂直磁気センサ5bの信号の過去のピーク
間距離の変化を基に、検出回路7aで検知した0点を補
正して正確な0点(補正0点C2)を算出する。
【0027】本実施例は以上のように構成され、過去の
ピーク間所要時間の変化を基に0点を補正算出するの
で、外乱磁場の変動及び水平磁気センサ5aと垂直磁気
センサ5bの温度ドリフトを差し引いた磁気標識体4そ
のものの信号を、車両の加減速の影響を受けることなく
得られ、信頼性の高い走行位置検出装置を実現すること
ができる。またこの際、0点を求めるのに車輪速センサ
など車両の走行位置を検出する別のセンサを必要とせ
ず、磁気センサ5の信号のみで走行位置が検出できるの
で、コストを低減できる。
【0028】なお、本実施例においては、最も近い過去
に調整を行った0電圧1つを位置演算器7に保持するも
のとしたが、これに限定されず、過去の複数個のデータ
を移動平均等の手段で積算して用いるようにしてもよ
い。また、過去2つのピーク点間の時間を用いて補正す
るようにしているが、ピーク点に限らず変化する所定の
値を用いて計算することができるのは言うまでもない。
また、標識体として磁気標識体4を使用した場合を説明
したが、標識体には誘導コイル体を使用してもよく、当
然に磁気標識体4の場合と同様の作用、効果が得られ
る。
【0029】図8は、本発明の第2の実施例の構成を示
す。図中、水平磁気センサ5a、垂直磁気センサ5b、
水平センサアンプ6a、垂直センサアンプ6b及びピー
クボトム判別器8の構成及び作用は上述の第1の実施例
と同様であるので、第1の実施例におけると同一の符号
を付してその説明を省略する。垂直磁気センサ5bの信
号は、垂直センサアンプ6b及びピークボトム判別器8
のほかに、速度判別器21、加速度判別器22、信号値
判別器23、微分信号判別器24、ピーク値判別器2
5、ならびにデューティ比判別器26にも入力されてい
る。
【0030】速度判別器21は、垂直磁気センサ5bの
信号を基に求めたピーク点10間の走行所要時間と、予
め磁気標識体4相互間の距離とにより車両1の速度の演
算を行うとともに、車両1の速度が予め設定されている
所定値の範囲内にあるか否かを判別する。加速度判別器
22は、速度判別器21と同様な手法で車両の加減速度
の演算を行うとともに、車両の加減速度が予め設定され
ている所定値の範囲内にあるか否かを判別する。信号値
判別器23は、垂直磁気センサ5bの信号が予め設定さ
れている所定値の範囲内にあるか否かを判別する。微分
信号判別器24は、垂直磁気センサ5bの信号の微分値
が予め設定されている所定値の範囲内にあるか否かを判
別する。
【0031】ピーク値判別器25は、判別時直前の垂直
磁気センサ5bの信号のピーク値が予め設定されている
所定値の範囲内にあるか否かを判別する。デューティ比
判別器26は、判別時直前の垂直磁気センサ5bの信号
のピーク値と0値との中間値をしきい値として2値化を
行ったときのデューティ比が、予め設定されている所定
値の範囲内にあるか否かを判別する。
【0032】さらに、位置急変判別器27が設けられ、
上記の速度判別器21、加減速度判別器22、信号値判
別器23、微分信号判別器24、ピーク値判別器25、
ならびにデューティ比判別器26とともに、その出力が
論理演算器28に入力されている。位置急変判別器27
は、位置演算器7’の判別時直前の出力値と現在の出力
値との差分値が予め設定されている所定値の範囲内にあ
るか否かを判別する。論理演算器28は、判別器21〜
27の出力の論理和演算により、少なくとも1つの判別
器において判別対象の情報の値が予め定めた所定値の範
囲にない状態にあるかどうかを判断して、位置演算器
7’に対して0電圧の調整を行うか否かの判断信号とし
て出力する。
【0033】位置演算器7’では、ピークボトム判別器
8の出力が0点を検出したときに、論理演算器28の出
力が正、すなわち、判別器21〜27のうちいずれか1
つの判別器の情報が予め設定された所定値の範囲を外れ
ているときには、水平磁気センサ5a及び垂直磁気セン
サ5bの基準電圧レベルの調整を行わない。
【0034】本実施例によれば、前記第1実施例と同様
の効果が得られるとともに、車両の走行速度、走行加減
速度、磁気センサの信号の値、磁気センサの信号の微分
値、磁気センサの信号のピーク値、磁気センサの信号の
最大値と最小値の中間の値をしきい値とする磁気センサ
のデューティ比、及び車両位置急変の情報が1つでも予
め設定した所定値の範囲にないときには、磁気センサの
基準電圧レベルの調整を行わないものとしたので、より
一層信頼性の高い走行位置検出装置を得ることができ
る。
【0035】なお、本実施例では、論理演算器28で論
理和を求めているが、論理和に限定されるものではな
く、論理積を組み合わせてもよい。例えば、速度判別器
21及び加減速度判別器22の信号の論理積と他の判別
器の信号との論理和を演算するものとしてもよい。
【0036】図9は、本発明の第3の実施例の構成を示
す。本実施例においても、水平磁気センサ5a、垂直磁
気センサ5b、水平センサアンプ6a、垂直センサアン
プ6b及びピークボトム判別器8の構成及び作用は、第
1の実施例と同様である。垂直磁気センサ5bの信号
は、垂直センサアンプ6b及びピークボトム判別器8の
ほかに、走行カウンタ31に入力されている。そして、
走行カウンタ31と位置演算器7”の間に、外乱磁界記
憶手段としての水平外乱磁界記憶装置32及び垂直外乱
磁界記憶装置33が設けられている。ピークボトム判別
器8の出力を受ける位置演算器7”では、第1の実施例
と同様に、ピークボトム判別器8による0点判別を基礎
とし、かつピーク点判別に基づいて0点を求めて、その
基準電圧レベルの調整を行う。
【0037】磁気標識体4の上を車両が走行することに
よって、先に図3で説明したように、垂直磁気センサ5
bの信号には山谷が生じる。走行カウンタ31は、磁気
標識体開始点からの垂直磁気センサ5bの信号の山谷の
数をカウントし、最初の磁気標識体4aから現在の磁気
標識体4nまでの信号の山数の積算数を計算して、水平
外乱磁界記憶装置32及び垂直外乱磁界記憶装置33に
出力する。水平外乱磁界記憶装置32は、磁気標識体4
の開始点4aからの各磁気標識体4a〜4nにおける水
平磁気センサ5aの信号に対応して予め測定された水平
方向の外乱磁界の値をテーブルデータとして順次の格納
番地に記憶しており、走行カウンタ31のカウント値に
応じて格納番地を加算して外乱磁界データを呼び出す。
これにより、各々の磁気標識体4a〜4n近傍の水平方
向の外乱磁界の値を知ることができる。
【0038】垂直外乱磁界記憶装置33においても、水
平外乱磁界記憶装置32と同様にして、各磁気標識体4
a〜4n近傍の垂直方向の外乱磁界の値をテーブルデー
タとして順次の格納番地に記憶している。なお、水平外
乱磁界記憶装置32及び垂直外乱磁界記憶装置33の記
憶媒体は記憶される外乱磁界のテーブルデータの記憶容
量の大きさ、変更の容易さを考慮して、ROMやCD−
ROM等の記憶媒体が好ましい。
【0039】位置演算器7”では、ピークボトム判別器
8がピークであると判断したときに、当該ピーク点にお
ける水平センサアンプ6aを介した水平磁気センサ5a
の信号から、該ピークに対応した水平外乱磁界記憶装置
32からの信号を減算して外乱磁界の影響を除去した信
号を得る。同様に、垂直センサアンプ6bを介した垂直
磁気センサ5bの信号から、垂直外乱磁界記憶装置33
からの信号を減算して外乱磁界の影響を除去した信号を
得る。そして、水平磁気センサ5aの信号から外乱磁界
の影響を除去した信号に基づき、標識体4a〜4nから
の車両1の水平横偏位量を演算する。ここでは、位置演
算器7”が発明の外乱磁界補正手段を兼ねている。本発
明によれば、車両の横偏位量が外乱磁界に影響されるこ
となく算出されるので、車両位置を精度良く得ることが
できる。
【0040】なお、本実施例では外乱磁界を磁気標識体
4a〜4nに対応して記憶させて、水平磁気センサの信
号から外乱磁界の影響を除去するものとしたが、このほ
か、例えば、滑らかに車両が走行可能な理想走行線に対
する、磁気標識体4の埋設線の偏差を各磁気標識体4a
〜4nに対応して記憶させておき、これを用いて実際の
磁気標識体4a〜4nに対する車両の横偏位を補正すれ
ば、磁気標識体4a〜4nの路面への施工精度に関係な
く、常に理想走行線に対する車両の横偏位を得ることが
できる。また、同様に路面曲率、路面勾配等走行路上の
極所情報を記憶させて、個々の磁気標識体4a〜4n毎
に呼び出せば、車両の走行に有益であることは言うまで
もない。これら理想走行線に対する偏差や極所情報の記
憶は、外乱磁界の変わりに行なうことができ、あるいは
追加して行なうことができる。
【0041】図10は、本発明の第4の実施例の構成を
示す。本実施例においても、水平磁気センサ5a、垂直
磁気センサ5b、水平センサアンプ6a、垂直センサア
ンプ6b及びピークボトム判別器8の構成及び作用は、
第1の実施例と同様であるので第1の実施例におけると
同一の符号を付してその説明を省略する。水平センサア
ンプ6aおよび垂直センサアンプ6bと位置演算器
7”’の間に、それぞれ水平磁気記憶装置41a及び垂
直磁気記憶装置41bが設けられ、また、水平磁気記憶
装置41a及び垂直磁気記憶装置41bとピークボトム
判別器8の間にデータ選択器42が設けられている。
【0042】水平センサアンプ6aで増幅された水平磁
気センサ5aからの信号は、所定の時間間隔を有して水
平磁気記憶装置41aに記憶される。同様に、垂直セン
サアンプ6bで増幅された垂直磁気センサ5bからの信
号が、所定の時間間隔を有して垂直磁気記憶装置41b
に記憶される。ピークボトム判別器8は、垂直磁気セン
サ5bの出力がピークであると判断したとき、データ選
択器42に信号を送出する。
【0043】データ選択器42は、ピークであるとの信
号を受けると、水平磁気記憶装置41a及び垂直磁気記
憶装置41bに、現在のデータ格納番地に記憶されてい
るデータを、位置演算器7”’に、それぞれピークa信
号及びピークb信号として出力するように指令する。次
いで、データ選択器42は、水平磁気記憶装置41a及
び垂直磁気記憶装置41bに対して、現在のデータの格
納番地の1/2に該当する格納番地、換言すれば過去2
つのピーク間の走行所要時間の1/2の時間に対応する
データの格納番地に蓄えられたデータを、位置演算器
7”’へそれぞれボトムa信号及びボトムb信号として
出力するように指令する。その後、水平磁気記憶装置4
1a及び垂直磁気記憶装置41bはリセットされ、新た
な水平磁気センサ5aおよび垂直磁気センサ5bの増幅
信号が順次記憶される。ここでは、データ選択器42が
発明のデータ呼出手段を構成している。ここで、ボトム
a信号及びボトムb信号は各々水平磁気センサ5a及び
垂直磁気センサ5bの基準電圧レベルとみなすことがで
きる。
【0044】位置演算器7”’では、ピークa信号から
ボトムa信号を減算して、磁気信号Saを算出し、ま
た、ピークb信号からボトムb信号を減算して、磁気信
号Sbを算出する。そして、このノイズを除去した磁気
信号Sa及びSbを用いて、公知の相関演算により、磁
気標識体4と車両1との相対横偏位等の走行位置を演算
して出力する。
【0045】以上のように、本実施例によれば、0点を
極めて簡単な手順で求めることができ、また前述の各実
施例同様、0点を求めるのに磁気センサの信号のみで行
えるので、コストが安価である。また、加減速の影響を
受けにくく、外乱磁場の変動、磁気センサの温度ドリフ
トに影響されないので信頼性が高く、極めて誤動作の少
ない走行位置検出装置を得ることができる。
【0046】なお、この実施例では、データ選択器42
が、ボトム信号として、現在のデータ格納番地の1/2
の格納番地に蓄えられたデータをボトムa信号及びボト
ムb信号として求めているが、これに限らず、例えば、
ピークボトム判別器8がピーク点を検出したとき、水平
磁気記憶装置41a及び垂直磁気記憶装置41bに蓄積
されたデータの中から所定値以下のデータを選択してこ
れをボトムa信号及びボトムb信号とすることもでき
る。また、水平磁気記憶装置41a及び垂直磁気記憶装
置41bに蓄積されたデータの中から所定の値以下のデ
ータをさらに加算平均してボトムa信号及びボトムb信
号としてもよい。
【0047】また、ピークボトム判別器8がピーク点を
検出したときに、水平磁気記憶装置41a及び垂直磁気
記憶装置42の隣接する番地に蓄積されたデータの差分
値を演算し、差分値が所定の値以下のデータの1つ、好
ましくは小さいほうのデータを選択してボトムa信号及
びボトムb信号とすることもでき、さらには上と同じく
差分値が所定の値以下のデータを加算平均してボトムa
信号及びボトムb信号としてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、標識体をセン
サで検出して走行位置を求める走行位置検出装置におい
て、センサの信号出力の過去の2つのピーク間の走行所
要時間の1/2だけ最後のピークから経過した時点をセ
ンサの信号の0点として求め、これをさらに過去のピー
ク間距離の変化に基づいて補正演算して求めた補正0点
においてセンサの基準電圧レベルを調節するものとした
ので、外乱磁場の変動や磁気センサの温度ドリフトに影
響されず、また車両の加減速があっても次のピーク近傍
を誤って基準電圧レベルの調節点とすることなく、正し
く標識体の存在しない領域で基準電圧レベルの調節がで
きる。そして、調節点を求めるのに車輪速センサ等車両
の走行位置を検出する別のセンサを必要とせず、センサ
出力のみを用いるのでコストが安価で、しかも信頼性の
高い走行位置検出装置が得られる。
【0049】また、さらに車両の走行速度、走行加減速
度、前記センサの信号出力の値、センサの信号出力の微
分値、センサの信号のピーク値、センサの信号の最大値
と最小値との中間の値をしきい値とする当該センサの信
号のデューティ比、または車両位置の急変にかかる情報
の少なくも1つを参照し、その少なくも1つが所定の範
囲にないときは基準電圧レベルの調節を行なわないもの
とすることにより、信頼性を一層向上することができ
る。
【0050】また、標識体の敷設されている路面におけ
る外乱磁界の値を標識体の個々に対応して外乱磁界記憶
手段に蓄え、外乱磁界補正手段によりセンサの信号出力
を外乱磁界記憶手段の信号により標識体の個々に対応し
て補正するようにすると、車両の横偏位量などが外乱磁
界に影響されることなく算出されるので、車両位置を精
度良く得ることができる。
【0051】さらに、センサ出力記憶手段にセンサの信
号出力データを走行中所定の時間間隔で順次記憶させ、
データ呼出手段で前回のピークから今回のピークまでに
センサ出力記憶手段に記憶されたデータのうち略1/2
番目のデータを呼び出してこのデータを基準電圧レベル
として用いれば、極めて簡単な手順で基準電圧レベルを
得ることができる。
【0052】なお、略1/2番目のデータを呼び出すか
わりに、センサ出力記憶手段に記憶されたデータのうち
所定値以下のデータを呼び出し、あるいは隣接するデー
タの差分値が所定の値以下のデータを呼び出して基準電
圧レベルとすることもでき、さらにはこれら所定値以下
のデータあるいは差分値が所定の値以下のデータを加算
平均して基準電圧レベルとしてもよく、同様に簡単な手
順で基準電圧レベルを得ることができる。また、標識体
は磁気標識体あるいは誘導コイル体とし、センサとして
磁気センサあるいは電磁界センサを用いるのが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のレイアウトを示す図で
ある。
【図2】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】0点検出の要領を示す説明図である。
【図4】磁気標識体の敷設例を説明する図である。
【図5】ピーク間走行所要時間が変化したときの磁気標
識体の垂直磁束密度が0とみなせる範囲を示す説明図で
ある。
【図6】0点と補正0点の関係を示す説明図である。
【図7】補正0点算出に用いるピーク間所要時間を示す
説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図9】第3の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】第4の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 車両 2 バンパー 3 路面 4、4a〜4n 磁気標識体(標識体) 5a 水平磁気センサ(センサ) 5b 垂直磁気センサ(センサ) 6a 水平センサアンプ 6b 垂直センサアンプ 7 位置演算器 7a 検出回路(0点演算手段) 7b 補正回路(補正手段) 8 ピークボトム判別器(ピーク判別手段) 10a〜10n、12a〜12d ピーク 21 速度判別器(判別手段) 22 加減速度判別器(判別手段) 23 信号値判別器(判別手段) 24 微分信号判別器(判別手段) 25 ピーク値判別器(判別手段) 26 デューティ比判別器(判別手段) 27 位置急変判別器(判別手段) 28 論理演算器 31 走行カウンタ 32 水平外乱磁界記憶装置(外乱磁界記憶手段) 33 垂直外乱磁界記憶装置(外乱磁界記憶手段) 41a 水平磁気記憶装置(センサ出力記憶手段) 41b 垂直磁気記憶装置(センサ出力記憶手段) 42 データ選択器(データ呼出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 G01B 7/00 G01C 21/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行路に沿って断続的に敷設され
    た標識体を車両に配設されたセンサで検出して走行位置
    を求める走行位置検出装置であって、前記標識体の存在
    しない領域で前記センサの基準電圧レベルを調節するも
    のにおいて、前記センサの信号出力のピークを判別する
    ピーク判別手段と、前記センサの信号出力の過去の2つ
    のピーク間の走行所要時間の1/2だけ最後のピークか
    ら経過した時点を前記センサの信号の0点として求める
    0点演算手段と、該0点演算手段で求めた0点を、セン
    サの信号出力の過去のピーク間距離の変化を基に補正し
    て補正0点を得る補正手段とを有し、該補正0点におい
    て前記センサの基準電圧レベルを調節することを特徴と
    する走行位置検出装置。
  2. 【請求項2】 車両の走行路に沿って断続的に敷設され
    た標識体を車両に配設されたセンサで検出して走行位置
    を求める走行位置検出装置であって、前記標識体の存在
    しない領域で前記センサの基準電圧レベルを調節するも
    のにおいて、前記センサの信号出力のピークを判別する
    ピーク判別手段と、前記センサの信号出力の過去の2つ
    のピーク間の走行所要時間の1/2だけ最後のピークか
    ら経過した時点を前記センサの信号の0点として求める
    0点演算手段と、該0点演算手段で求めた0点を、セン
    サの信号出力の過去のピーク間距離の変化を基に補正し
    て補正0点を得る補正手段と、車両の走行速度、走行加
    減速度、前記センサの信号出力の値、センサの信号出力
    の微分値、センサの信号のピーク値、センサの信号の最
    大値と最小値との中間の値をしきい値とする当該センサ
    の信号のデューティ比、または車両位置の急変にかかる
    情報の少なくも1つを参照し、その値が所定の範囲にあ
    るか否かを判別する判別手段とを有し、前記補正0点に
    おいて前記センサの基準電圧レベルを調節するととも
    に、前記情報の少なくも1つが所定の範囲にないときは
    前記基準電圧レベルの調節を行なわないことを特徴とす
    る走行位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記標識体の敷設されている路面におけ
    る外乱磁界の値を、前記標識体の個々に対応して記憶す
    る外乱磁界記憶手段と、 前記センサの信号出力を、前記外乱磁界記憶手段の信号
    により前記標識体の個々に対応して補正する外乱磁界補
    正手段とを有することを特徴とする請求項1または2記
    載の走行位置検出装置。
  4. 【請求項4】 車両の走行路に沿って断続的に敷設され
    た標識体を車両に配設されたセンサで検出して走行位置
    を求める走行位置検出装置であって、前記標識体の存在
    しない領域で前記センサの基準電圧レベルを調節するも
    のにおいて、前記センサの信号出力データを所定の時間
    間隔で順次記憶するセンサ出力記憶手段と、前記センサ
    の信号出力のピークを判別するピーク判別手段と、ピー
    ク判別手段でピークが判別されたとき前回のピークから
    今回のピークまでに前記センサ出力記憶手段に記憶され
    たデータのうち略1/2番目のデータを呼び出すデータ
    呼出手段とを有し、該データ呼出手段で呼び出されたデ
    ータを前記基準電圧レベルとするものであることを特徴
    とする走行位置検出装置。
  5. 【請求項5】 車両の走行路に沿って断続的に敷設され
    た標識体を車両に配設されたセンサで検出して走行位置
    を求める走行位置検出装置であって、前記標識体の存在
    しない領域で前記センサの基準電圧レベルを調節するも
    のにおいて、前記センサの信号出力データを所定の時間
    間隔で順次記憶するセンサ出力記憶手段と、前記センサ
    の信号出力のピークを判別するピーク判別手段と、ピー
    ク判別手段でピークが判別されたとき前回のピークから
    今回のピークまでに前記センサ出力記憶手段に記憶され
    たデータのうち所定値以下のデータを呼び出すデータ呼
    出手段とを有し、該データ呼出手段で呼び出されたデー
    タを前記基準電圧レベルとするものであることを特徴と
    する走行位置検出装置。
  6. 【請求項6】 車両の走行路に沿って断続的に敷設され
    た標識体を車両に配設されたセンサで検出して走行位置
    を求める走行位置検出装置であって、前記標識体の存在
    しない領域で前記センサの基準電圧レベルを調節するも
    のにおいて、前記センサの信号出力データを所定の時間
    間隔で順次記憶するセンサ出力記憶手段と、前記センサ
    の信号出力のピークを判別するピーク判別手段と、ピー
    ク判別手段でピークが判別されたとき前回のピークから
    今回のピークまでに前記センサ出力記憶手段に記憶され
    たデータのうち隣接するデータの差分値が所定の値以下
    のデータを呼び出すデータ呼出手段とを有し、該データ
    呼出手段で呼び出されたデータを前記基準電圧レベルと
    するものであることを特徴とする走行位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記データ呼出手段で呼び出されたデー
    タをさらに加算平均して前記基準電圧レベルとするもの
    であることを特徴とする請求項5または6記載の走行位
    置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記標識体が磁気標識体であって、前記
    センサが磁気センサであることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6または7記載の走行位置検出装置。
  9. 【請求項9】 前記標識体が誘導コイル体であって、前
    記センサが電磁界センサであることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載の走行位置検出装
    置。
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