JPH1123190A - 自動車用空調装置の洗浄方法及びその装置 - Google Patents

自動車用空調装置の洗浄方法及びその装置

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JPH1123190A
JPH1123190A JP9180068A JP18006897A JPH1123190A JP H1123190 A JPH1123190 A JP H1123190A JP 9180068 A JP9180068 A JP 9180068A JP 18006897 A JP18006897 A JP 18006897A JP H1123190 A JPH1123190 A JP H1123190A
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air
nozzle
evaporator
ventilation path
air conditioner
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JP9180068A
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Tamio Matsuzawa
民雄 松沢
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Nisshin Seiki KK
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IYASAKA KK
Nisshin Seiki KK
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/0085Smell or pollution preventing arrangements
    • B60H3/0092Smell or pollution preventing arrangements in the interior of the HVAC unit, e.g. by spraying substances inside the unit

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  • Power Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの労力を必要とせず、容易かつ迅速に自
動車用空調装置の洗浄を行い得るようにする。 【解決手段】 通気経路20と乗員室C1とを隔離する
隔壁21に対し、エバポレータ28より上流側近傍で乗
員室C1と通気経路20とを連通させる貫通孔21Aを
形成し、貫通孔21Aにノズル6bを挿入しこのノズル
6bへと所定の液体洗浄剤を送給してノズル6bから液
体洗浄剤を噴出させることにより、エバポレータ28に
付着している塵埃を液体洗浄剤と共に流下させ、その塵
埃を含んだ液体洗浄剤を通気経路20の底部に設けられ
たドレン孔21Bより車体外部へと排出させるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に設けら
れる空調装置の洗浄方法及びその装置に関し、詳しく
は、空調装置のエバポレータの洗浄に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に設けられた空調装置で
は、冷媒回路内で冷媒を蒸発させて冷却作用をなすエバ
ポレータが、車体前方の外気導入口から乗員室の種々の
送気口に至る外気導経路内に設けられており、同経路内
に設けられたブロアなどによって導入された外気をエバ
ポレータを通過させることによって冷却し、その冷気を
各送気口へと送るようになっている。前記エバポレータ
には熱交換を効率的に行うためのフィンが設けられてお
り、ここに直接的に外気や内気等の導入空気が当たるた
め、フィンには外気に含まれる塵埃や内気に含まれるた
ばこのヤニなどが付着し易く、また、冷却作用に伴う結
露の発生によってかびなども発生し易い。このため、空
調駆動時にエバポレータを通過した空気には異臭を伴
い、これが送気口から室内に導入されて搭乗者は不快感
を覚えると共に健康にも悪影響を及ぼすという不都合が
ある。特に、駆動開始時にはその異臭の発生は顕著なた
め、空調装置を駆動しているにも拘わらず、窓を開けて
おかなければならないといった無駄を余儀なくされるこ
とも多い。従って、空調装置の駆動頻度の高いシーズン
前(夏季前)などには、エバポレータの洗浄が行われて
いるが、従来、エバポレータの洗浄は車体からエバポレ
ータを取外して行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エバポ
レータの取外し及び取付け作業には多大な労力を要し、
多くのコストを要するため、これを頻繁に行うことは困
難であり、一般にはシーズン前に一度整備を行う程度で
あり、その回数は極めて少ないため、空調装置を良好な
清掃状態に保つことは不可能であった。このため、エバ
ポレータの上流側にエアーフィルタを設置し、これによ
ってエバポレータの汚れを防止することも考えられてい
るが、エアーフィルタをエバポレータの上流側に設置す
れば、エバポレータへの空気の流量が低下するため、十
分な送風が行えないという新たな問題が発生する。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点に着目して
なされたものであり、多くの労力を必要とせず、迅速に
作業を行うことができる自動車用空調装置の洗浄方法及
びその装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。すなわち、本発明は自動
車の乗員室外に設けられた吸気導入口から乗員室内に開
口する送気口に至る通気経路内に、前記吸気導入口から
導入された空気を冷却するエバポレータを設置してなる
自動車用空調装置の洗浄方法であって、前記通気経路と
乗員室とを隔離する隔壁に対し、エバポレータより上流
側近傍で乗員室と通気経路とを連通させる貫通孔を形成
し、前記貫通孔にノズルを挿入しこのノズルへと所定の
液体洗浄剤を送給して前記ノズルから液体洗浄剤を噴出
させることにより、エバポレータに付着している塵埃を
液体洗浄剤と共に流下させ、その塵埃を含んだ液体洗浄
剤を通気経路の底部に設けられたドレン孔より通気経路
外へと排出させるようにした自動車用空調装置の洗浄方
法である。
【0006】また、本願発明は、自動車の乗員室外に設
けられた吸気導入口から乗員室内に開口する送気口に至
る通気経路内に、前記吸気導入口から導入された空気を
冷却するエバポレータを設置してなる自動車用空調装置
の洗浄装置であって、液体洗浄剤を貯留する貯留部と、
この貯留部内の液体洗浄剤をノズルへと所定の圧力をも
って送給し、前記ノズルより液体洗浄剤を噴出させる液
体送給手段と、前記ノズルからの液体洗剤の噴出、遮断
を行うノズル開閉弁と、を備え、前記ノズルは、前記通
気経路と乗員室とを隔離する隔壁に対し、エバポレータ
より上流側近傍で乗員室と通気経路とを連通させるよう
形成された貫通孔に挿脱可能であることを特徴とする自
動車用空調装置の洗浄装置である。
【0007】さらに、上記自動車用空調装置の洗浄装置
において、所定の圧力をもって空気を送給する送気源
と、この送気源に接続される空気噴出ノズルと、空気噴
出ノズルからの空気の噴出、遮断を行う空気ノズル開閉
弁とを設け、前記ノズルは、前記通気経路と乗員室とを
隔離する隔壁に対し、エバポレータより上流側近傍で乗
員室と通気経路とを連通させるよう形成された貫通孔に
挿脱可能に形成するようにすることも可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に
係る洗浄装置の外観斜視図、図2は洗浄すべき自動車の
乗員室の隔壁を示す説明斜視図、図3は図1に示した洗
浄装置の使用状態を示す外観斜視図、図4は図3に示し
た自動車の通気経路を模式的に示す説明側面図、図5は
図1に示したエアガンの使用状態を示す説明平面図であ
る。
【0009】図1及び図3に示すように、この実施形態
における洗浄装置1には、キャスター3などによって床
面上を移動可能に設けられた架台2が設けられ、この架
台2に固定された筒状支持部2aには、洗浄液貯留用の
タンク(貯留部)4が保持されている。この前記タンク
4は、蓋体4aの給水口から洗浄液を供給させ得ると共
に、蓋体4a装着後、手動ポンプまたはコンプレッサー
によって内圧を上昇させ得るものとなっており、液体送
給手段としても機能するようになっている。また、タン
ク4の上方部にはホース5が連結され、その一端部には
洗浄用のノズルガン6が連結されている。ノズルガン6
には、小径の金属パイプ(ノズル)6bが連結されてお
り、その先端部にノズル孔6cが形成されている。な
お、図1において、4bはタンク4内の圧力を一定値以
下に保つ安全弁である。
【0010】また、ノズルガン6内には、これに設けら
れたレバー6aを操作することによって前記ホース5と
金属パイプ6cとの連通、遮断を行うノズル開閉弁(図
示せず)が内蔵されており、このノズル開閉弁が開状態
にあるとき、タンク4に貯留されている洗浄液がホース
5を経てノズルガン6の金属パイプ6bへと送給され、
ノズル孔6cから一定の角度範囲に霧状に噴出されるよ
うになっている。
【0011】前記架台2の側部には、図外のコンプレッ
サー(送気源)から導出されるエアホース11を一端部
に連結させるカプラ8が設けられており、このカプラ8
の他端部には、連結ホース9を介してエアガン10が連
結されている。エアガン10の先端部には可撓性パイプ
10bが連結され、さらにその先端部にはノズル孔10
cが形成されている。そして、前記エアガン10のレバ
ーを操作することによってエアガン10内の空気ノズル
開閉弁(図示せず)が開閉し、連結ホース9と可撓性パ
イプ10bとの連通、遮断を行い、図外の送気源からエ
アホース11及び連結ホース9を介して送給されるエア
のノズル孔10cへの供給、遮断を行うようになってい
る。
【0012】また、前記架台2の上方部には、受け皿1
3が着脱可能に保持されている。この受け皿13の底面
部には、キャップなどによって閉塞し得る排水口13a
が形成されている。さらに、この受け皿13の下方に
は、前記架台2のアーム部2b,2bによって汚水タン
ク14が取外し可能に取り付けられており、この汚水タ
ンク14の上面には受け口14aが形成されている。ま
た、汚水タンク14の取付状態において、この受け口1
4aは前記排水口13aと上下に合致するよう形成され
ている。
【0013】次に、上記洗浄装置を用いて行われる自動
車用空調装置の洗浄方法の一実施形態を説明する。ま
ず、この実施形態に用いる自動車用空調装置における通
気経路の概略を図4に基づき説明す。図4において、2
0は前記通気経路を示しており、この通気経路20は自
動車Cの乗員室C1の前方に位置し、乗員室C1とは隔
壁21により区轄されている。そして、この通気経路2
0には、外気導入口22、内気循環口23、デフ口2
4、ベント口25、及びフット口26が形成されると共
に、前記外気導入口22と内気循環口23とを選択的に
開口させるドア22aの外、その他の口24,25,2
6には各々を開閉させるドア24a,25a,26aが
設けられ、各ドアの開閉は、運転者の前面操作パネルに
設けられた2種類の操作摘みを設定することによって適
宜所定の組み合わせで開閉することができるものとなっ
ている。
【0014】例えば、一方のドア22aの位置を実線位
置に設定すれば、通気経路内に外気を導入することがで
き、逆に破線位置へとドア22aを設定すれば、車体内
の空気を通気経路内に導入させる内気循環が可能とな
る。また、他方の摘みを選択することによりドア24
a,25a,25cの中の1または2種類のドアが同時
に開くようになっている。また、前記通気経路20内に
は、外気導入口22から前記送気口24,25,26に
亘って送風機27,エバポレータ28、ヒータ29が順
次配設されている。エバポレータ28は空調装置の冷媒
回路の構成要素であり、冷媒回路内の凝縮器から送出さ
れた低温高圧化した冷媒を蒸発させ、断熱膨張させるこ
とにより外壁部を冷却し、その外壁部に設けられている
フィンにて周囲の空気を冷却させるものである。
【0015】そして、前記送風機27を駆動することに
より、通気経路20内には外気導入口24または内気循
環口23から空気が導入され、その空気はエバポレータ
28及びヒータ29を通過し、冷却または過熱されて送
気口24,25,26へと送給され、開状態となつてい
る各送気口から車体室へと送給されるようになってい
る。なお、29a,29bはヒータ29の前後両面を覆
うドアであり、開閉可能となっている。
【0016】このような通気経路20を有する自動車C
において、前記空調装置のエバポレータ28を上記洗浄
装置を用いて行う場合には、まず、図2に示すように乗
員室C1の前面部に設けられた収納ボックスを取外し、
乗員室C1と通気経路20とを隔離する隔壁を露呈させ
る。この収納ボックスの前方には、エバポレータ28と
送風機27との間に形成される空間が存在するのみであ
り、ここには何らの部材も存在しない。従って、この隔
壁にドリルなどを当て図2に示すように貫通孔21Aを
穿設する。
【0017】この後、図3に示すように前記洗浄装置1
を自動車の側方へと設置すると共に、その洗浄装置1の
受け皿13を通気経路20の底面に設けられているドレ
ン21Bの下方に設置する(図4参照)。そして、ノズ
ルガン6を持って金属パイプ6bの先端部を前記貫通孔
21Aに挿入する。このとき、金属パイプの屈曲形状を
利用してノズル孔6cを通気経路20の下流側、すなわ
ち、エバポレータ28に対向させる。なお、金属パイプ
6bの挿入は空調装置及びエンジンを停止させた状態で
行う。
【0018】ここで、ノズルガン6のレバー6aを押圧
してノズル開閉弁を開き、タンク4に貯留されている液
体洗浄剤をタンク4内の圧力によってノズル孔6cへと
圧送し、ここからエバポレータ28に向けて噴出させ
る。この実施形態において、ノズル孔6cからの洗浄液
の噴射量は、約300〜800cc/分(例えば、50
0cc/分)、またその噴流の圧力は約2〜6kg/c
2(例えば、4kg/cm2)であり、最低、約30〜
80秒程度(例えば、60秒程度)噴射させることによ
って0.12m2程度の表面積を有するエバポレータ2
8であれば、確実にフィン全体に洗浄液が散布される。
そして、エバポレータ28に付着していた塵埃やたばこ
のヤニは、洗浄液の作用によって溶解し、その後、噴霧
される多量の洗浄液と共に通気経路の底部に流下し、ド
レン21Bから排出されてその下方の受け皿13に受け
取られる。
【0019】こうして、洗浄液によるエバポレータ28
の洗浄が完了すると、次に作業者は、金属ノズル6bを
貫通孔21Aから引き抜き、エアガン10の可撓性パイ
プ10bを貫通孔21Aに挿入し、エアガン10のレバ
ー10aを押す。これにより、図外の送気源から送給さ
れた空気が可撓性パイプ10bのノズル孔10cから噴
出され、その噴出空気によって通気経路20内に残留・
付着している洗浄液は吹き飛ばされ、飛沫化したり、ド
レン21Bへと滴下したりするため、短時間で乾燥し、
除去される。このとき、可撓性パイプ10bには、重力
と、空気の噴流による直線的に伸長しようとする力、及
びパイプ自身の可撓性などが相互に作用するため、図5
に示すように空気通路20内に挿入された部分は上下左
右に揺動し、その揺動運動によって空気は無指向的に噴
出され、これにより通気経路20内に付着している洗浄
液は、エバポレータ28及びその全域に亘って効率良く
除去される。
【0020】この後、前記エアガン10の可撓性パイプ
10bを貫通孔21Aから引き抜き、キャップを嵌着し
て閉塞し、再び収納ボックスを装着する。また、廃液が
溜まった受け皿13を自動車の通気経路の下方から取り
出し、再び洗浄装置の架台2の上方に設置する。そし
て、受け皿13のキャップを開き、内部に貯留された廃
液をドレン21Bからその下方に設置されている廃液タ
ンク14の受け口14aへと流下させ、作業は完了す
る。
【0021】このように、この実施形態における自動車
用空調装置の洗浄方法にあっては、多大な労力と時間を
要するエバポレータ28の着脱作業を行う必要がなく、
エバポレータ28を自動車Cに搭載した状態のまま作業
を行うことができるため、従来に比し洗浄作業に要する
時間及び労力を大幅に削減することができる。また、第
2回目以降の作業は、貫通孔21Aの形成作業も不要と
なり、単に収納ボックスを取り外すことで容易に作業を
行うことができる。このため、洗浄作業を頻繁に行うこ
とが可能となり、カビなどの発生に伴う悪臭の発生を抑
制することができる。しかも、この実施の形態において
は、空調装置やエンジンを駆動することなく作業を行う
ことができるため、低ランニングコストを実現し得ると
共に、回転する送風機のファンなどにノズルが干渉する
虞れもなく、安全に作業を行うことができる。また、こ
の実施の形態においては、洗浄液を噴射した後、エアガ
ン10によって空気を噴射するようにしたため、通気経
路20内の残留洗浄液を短時間で除去することができ、
作業時間全体の短縮化が可能となる。
【0022】なお、上記洗浄剤としては、種々のものが
適用可能であるが、この洗浄剤に芳香剤などを含有させ
れば、エバポレータ28の洗浄に加え、乗員室C1内に
芳香を含んだ空気を供給することができ、乗員室C1の
快適性をより高めることができる。また、洗浄作業後
に、洗浄装置1のタンク4内に脱臭剤又は芳香剤のみを
貯留させ、空気通路内に脱臭剤または芳香剤のみを散布
させるようにすることも可能である。この場合、散布後
に空調装置の前面パネルにおける操作つまみを操作し
て、送気口24,25のドア24a,25a,26aを
適宜開放させると共に、ドア22aによって室内循環を
選択して空気を循環させれば良い。
【0023】なお、上記実施の形態においては、エバポ
レータの上流側に送風機が設けられている場合を例に取
り説明したが、エバポレータの下流側に送風機が設けら
れている空調装置にも本願発明は適用可能であり、この
場合にも、エバポレータの上流側に位置するよう壁面に
貫通孔を形成すれば良く、本発明は種々の通気経路に適
用可能であり、特に上記実施の形態に限定されるもので
はない。また、上記洗浄装置に内視鏡を設け、これを貫
通孔から挿入し、洗浄後の状態を確認するようにしても
良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係る自動車用
空調装置の洗浄方法は、前記通気経路と乗員室とを隔離
する隔壁に対し、エバポレータより上側近傍で乗員室と
通気経路とを連通させる貫通孔を形成し、貫通孔にノズ
ルを挿入しこのノズルから液体洗浄剤を噴射して洗浄
し、洗浄剤に含まれた塵埃をドレン孔より車体外部へと
排出させるため、自動車の車体からエバポレータを取り
外すことなく洗浄することができ、極めて容易かつ短時
間で作業を行うことができる。
【0025】また、本願発明に係る自動車用空調装置の
洗浄装置は、液体噴射用のノズルからエバポレータに対
し適度な圧力と量をもって洗浄液を噴射し、エバポレー
タに付着した埃などを洗浄液と共に洗い流すものとなっ
ているため、洗浄作業において空調装置の駆動及びエン
ジンの駆動を全く必要とせず、低ランニングコストを実
現し得ると共に、駆動中の空調装置のファンなどにノズ
ルが干渉する虞れもなく、安全に作業を行うことができ
る。さらに、前面壁に形成した貫通孔内に挿入し得るノ
ズルを備えたエアガンを設け、このエアガンのノズルか
ら空気を噴射させるようにすれば、通気経路内の残留洗
浄液を短時間で除去することができ、より作業時間の短
縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る洗浄装置の外観斜視図
である。
【図2】洗浄すべき自動車の乗員室の隔壁を示す説明斜
視図である。
【図3】図1に示した洗浄装置の使用状態を示す外観斜
視図である。
【図4】図3に示した自動車の通気経路を模式的に示す
説明側面図である。
【図5】図1に示したエアガンの使用状態を示す説明平
面図である。
【符号の説明】
C 自動車 C1 乗員室 4 タンク(液体送給手段) 6 ノズルガン 6C 金属パイプ(供給液ノズル) 10 エアガン(空気噴出ノズル) 20 通気経路 21 隔壁 21A 貫通孔 21B ドレン孔 24 エバポレータ 22a 外気導入口(吸気導入口) 24 デフ口(送気口) 25 ベント口(送気口) 26 フット口(送気口) 28 エバポレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の乗員室外に設けられた吸気導入
    口から乗員室内に開口する送気口に至る通気経路内に、
    前記吸気導入口から導入された空気を冷却するエバポレ
    ータを設置してなる自動車用空調装置の洗浄方法であっ
    て、 前記通気経路と乗員室とを隔離する隔壁に対し、エバポ
    レータより上流側近傍で乗員室と通気経路とを連通させ
    る貫通孔を形成し、 前記貫通孔にノズルを挿入しこのノズルへと所定の液体
    洗浄剤を送給して前記ノズルから液体洗浄剤を噴出させ
    ることにより、エバポレータに付着している塵埃を液体
    洗浄剤と共に流下させ、 その塵埃を含んだ液体洗浄剤を空気通路の底部に設けら
    れたドレン孔より通気経路外へと排出させるようにした
    ことを特徴とする自動車用空調装置の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 自動車の乗員室外に設けられた吸気導入
    口から乗員室内に開口する送気口に至る通気経路内に、
    前記吸気導入口から導入された空気を冷却するエバポレ
    ータを設置してなる自動車用空調装置の洗浄方法であっ
    て、 液体洗浄剤を貯留する貯留部と、 この貯留部内の液体洗浄剤をノズルへと所定の圧力をも
    って送給し、前記ノズルより液体洗浄剤を噴出させる液
    体送給手段と、 前記ノズルからの液体洗剤の噴出、遮断を行うノズル開
    閉弁と、を備え、 前記ノズルは、前記通気経路と乗員室とを隔離する隔壁
    に対し、エバポレータより上流側近傍で乗員室と通気経
    路とを連通させるよう形成された貫通孔に挿脱可能であ
    ることを特徴とする自動車用空調装置の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 所定の圧力をもって空気を送給する送気
    源と、 この送気源に接続される空気噴出ノズルと、 空気噴出ノズルからの空気の噴出、遮断を行う空気ノズ
    ル開閉弁と、を備え、 前記ノズルは、前記通気経路と乗員室とを隔離する隔壁
    に対し、エバポレータより上流側近傍で乗員室と通気経
    路とを連通させるよう形成された貫通孔に挿脱可能であ
    ることを特徴とする請求項2記載の自動車用空調装置の
    洗浄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230766A (ja) * 2011-08-12 2011-11-17 Mitsubishi Electric Corp 車両用空調装置
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