JPH11231045A - ミリ波fm−cwレーダ装置 - Google Patents

ミリ波fm−cwレーダ装置

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JPH11231045A
JPH11231045A JP10046320A JP4632098A JPH11231045A JP H11231045 A JPH11231045 A JP H11231045A JP 10046320 A JP10046320 A JP 10046320A JP 4632098 A JP4632098 A JP 4632098A JP H11231045 A JPH11231045 A JP H11231045A
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wave signal
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digital
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millimeter
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JP10046320A
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Tokumasa Ishitobi
徳昌 石飛
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近距離の探知が可能なようにFM変調の変調
デビエーションを拡大しながらも非直線性誤差が少ない
ミリ波FM−CWレーダ装置を提供する。 【解決手段】 デジタル準三角波信号を発生する三角波
信号発生手段と、三角波信号発生手段に接続されてお
り、入力されるデジタル準三角波信号をアナログ準三角
波信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、デジタ
ル/アナログ変換器に接続されており、入力されるアナ
ログ準三角波信号によりFM変調されるミリ波信号発振
器とを備えたミリ波FM−CWレーダ装置が提供され
る。特に本発明によれば、三角波信号発生手段は、ミリ
波信号発振器の非直線性を補償するようにあらかじめ定
められた変換規則に従ってデジタル準三角波信号を生成
するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダ装置に関
し、特に自動車、列車及び航空機等の移動体に搭載され
その安全装備として使用されるミリ波FM−CW(連続
波周波数変調)レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信及び個人用コンピュー
タの急速な普及に伴う通信用周波数不足を背景に、ミリ
波周波数帯の技術開発が期待されている。一方、21世
紀に向けて、道路交通の効率化及び安全性を目指したI
TS高度交通システムの計画が推進されている。
【0003】ミリ波を利用したFM−CWレーダ装置
は、構造が単純で小型軽量化が可能なことから、ITS
高度交通システムの一つである車載レーダとして期待さ
れており研究が進められている。図1は、このような小
電力ミリ波FM−CWレーダ装置を車載レーダに利用し
た様子を示す図である。同図に示すように、自動車10
に搭載された小電力ミリ波FM−CWレーダ装置からミ
リ波11を約100m以下の距離の先行車両12、側方
車両13又は図示しない後方車両に照射し、車間距離を
計測したり衝突防止に役立てるものである。
【0004】この種のFM−CWレーダ装置に関連する
技術として、特開平8−8617号公報には、NRD
(非放射性誘電体)線路構造を使用した生産性に優れた
レーダヘッドが開示されている。また、特開平7−20
9409号公報には、NRD線路構造を使って少ない部
品点数で構成できるレーダモジュールが開示されてい
る。さらに、特開平6−268446号公報には、ミリ
波FM−CWレーダ装置に適したFM変調器を備えたミ
リ波信号発振器が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】FM−CWレーダ装置
は、構造が単純で小型軽量化に適するが、近距離の目標
を探知するためには適していない。即ち、FM−CWレ
ーダ装置は、本質的に三角波でFM変調した信号を使用
するのでその受信信号にもこの三角波の高調波成分が現
れるが、近距離の目標からの探知信号は比較的低い周波
数成分として受信信号に現れるので、これが三角波の高
調波成分と重なり合ってしまために近距離の目標の探知
が困難になるのである。FM変調の変調デビエーション
(周波数偏位幅)を拡大すればこの問題は回避できる
が、それに伴ってミリ波信号発振器の非直線性に起因す
る誤差が大きくなるという新たな問題点が生じてしま
う。
【0006】また、ミリ波信号発振器の周波数を温度に
対して安定にしようとすると、機械的に非常に丈夫な構
造及び筐体が必要になるか、又は温度制御が必要となり
大型化が避けられない。従って、車載を目的にミリ波信
号発振器の小型化を図ると周波数の温度安定性はある程
度失われてしまう。
【0007】変調デビエーションが定められた周波数帯
域に対して十分狭ければ、ミリ波信号発振器の温度に対
する周波数安定性が多少悪くても問題にならないが、変
調デビエーションを大きく設定した場合は、ミリ波信号
発振器の温度特性によって定められた周波数帯域からの
逸脱の危険性が発生する。なお、日本国内におけるミリ
波帯レーダの周波数帯域は、社団法人電波産業会特定小
電力無線局ミリ波レーダ用無線設備標準規格ARIB
STD−T48に定められている。
【0008】このように、近距離目標の探知を実現しよ
うとしてFM変調の変調デビエーションを拡大すれば、
非直線性誤差の拡大という問題と温度周波数安定性が悪
化するという2つの問題が生じる。
【0009】従って本発明の目的は、近距離の探知が可
能なようにFM変調の変調デビエーションを拡大しなが
らも非直線性誤差が少ないミリ波FM−CWレーダ装置
を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、近距離の探知が可能
なようにFM変調の変調デビエーションを拡大しながら
も温度周波数安定性に優れたミリ波FM−CWレーダ装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、デジタ
ル準三角波信号を発生する三角波信号発生手段と、三角
波信号発生手段に接続されており、入力されるデジタル
準三角波信号をアナログ準三角波信号に変換するデジタ
ル/アナログ変換器と、デジタル/アナログ変換器に接
続されており、入力されるアナログ準三角波信号により
FM変調されるミリ波信号発振器とを備えたミリ波FM
−CWレーダ装置が提供される。特に本発明によれば、
三角波信号発生手段は、ミリ波信号発振器の非直線性を
補償するようにあらかじめ定められた変換規則に従って
デジタル準三角波信号を生成するように構成されてい
る。
【0012】送信信号を発生するミリ波信号発振器を純
粋な三角波で変調するのでなく、デジタル信号発生手段
が発生した準三角波で変調する。このデジタル信号発生
手段には、ミリ波信号発振器の非直線性が補償されるよ
うな情報があらかじめ与えれらており、そのミリ波信号
発振器固有の非直線性が補償されるような準三角波が出
力される。このように、ミリ波信号発振器の非直線性が
補償されるのでFM変調の変調デビエーションを拡大し
ても非直線誤差が生じない。
【0013】三角波信号発生手段は、ミリ波信号発振器
の発振周波数と、三角波信号発生手段から出力されるデ
ジタル準三角波信号との関係を表わすあらかじめ測定し
た関数の逆関数に対応する変換規則を有する手段である
ことが好ましい。
【0014】ミリ波FM−CWレーダ装置が、ミリ波信
号発振器の温度に応じたアナログ温度信号を発生する温
度センサと、温度センサ及びミリ波信号発振器に接続さ
れており、入力されるアナログ温度信号をデジタル温度
信号に変換するアナログ/デジタル変換器とをさらに備
えており、三角波信号発生手段は、アナログ/デジタル
変換器から入力されるデジタル温度信号を、ミリ波信号
発振器の温度特性をも補償するようにあらかじめ定めら
れた変換規則に従って変換することによりデジタル準三
角波信号を生成するように構成されていることがより好
ましい。
【0015】このように構成することにより、温度周波
数特性も補償されるのでFM変調の変調デビエーション
を拡大しても定められた周波数帯域からの逸脱の危険が
ない。その結果、付随的な問題を生じることなくFM変
調の変調デビエーションを拡大し、近距離目標の探知が
可能となる。
【0016】この場合、三角波信号発生手段は、ミリ波
信号発振器の発振周波数と、アナログ/デジタル変換器
から出力されるデジタル温度信号と、三角波信号発生手
段から出力されるデジタル準三角波信号との関係を表わ
すあらかじめ測定した関数の逆関数に対応する変換規則
を有する手段であることが好ましい。
【0017】三角波信号発生手段は、一定周期で増大を
繰り返す第1のバイナリデータ列を発生する第1のバイ
ナリデータ列発生手段と、第1のバイナリデータ列発生
手段からの第1のバイナリデータ列及びアナログ/デジ
タル変換器から入力されるデジタル温度信号である第2
のバイナリデータ列に基づいてあらかじめ定められた変
換規則に従って第3のバイナリデータ列を発生する第3
のバイナリデータ列発生手段とを含んでいることが好ま
しい。
【0018】第3のバイナリデータ列発生手段は、第1
のバイナリデータ列をB1、第2のバイナリデータ列を
B2、第3のバイナリデータ列をB3、第1のバイナリ
データ列B1が変化した際に理想的なミリ波信号発振器
の発振周波数をfi (B1)とすると、 B3=f-1(B2,fi (B1)) なる変換規則を有していることが好ましい。
【0019】理想的なミリ波信号発振器の発振周波数f
i (B1)は、第2のバイナリデータ列B2に係りなく
第3のバイナリデータ列B3の変化により補償可能なミ
リ波信号発振器の発振周波数の最大値及び最小値をそれ
ぞれfmax 及びfmin とし、第1のバイナリデータ列発
生手段の分解能をn1とすると、 B1<(2n1−1)/2の時 fi (B1)=2B1(fmax −fmin )/(2n1
1)+fmin B1>(2n1−1)/2の時 fi (B1)=2B1(fmin −fmax )/(2n1
1)+fmin+2(fmax −fmin )(1+1/2n1) であることが好ましい。
【0020】本発明の一実施形態においては、第1のバ
イナリデータ列発生手段が所定分解能のバイナリカウン
タで構成され、第3のバイナリデータ列発生手段が変換
規則を有するデジタルデコーダで構成されるかもしれな
い。また、本発明の他の実施形態においては、第1のバ
イナリデータ列発生手段及び第3のバイナリデータ列発
生手段がマイクロコンピュータで構成されるかもしれな
い。
【0021】
【発明の実施の形態】図2は本発明のミリ波FM−CW
レーダ装置の一実施形態における構成を概略的に示すブ
ロック図である。
【0022】同図において、20はアナログの三角波信
号を発生するアナログ変調信号発生部、21はアナログ
変調信号発生部20から印加される三角波信号によって
周波数変調されてミリ波信号を発生するミリ波信号発振
器、22はミリ波信号を送り出す送信アンテナ、23は
目標物、24は受信アンテナ、25は受信アンテナ24
からの受信信号をミリ波信号で復調する復調器をそれぞ
れ示している。
【0023】アナログ変調信号発生部20から出力され
る三角波信号の周波数(変調周波数)をfm 、FM変調
の変調デビエーション(周波数偏位幅)をΔf、目標物
23までの距離(目標距離)をI、復調器25から出力
される復調信号の周波数(復調周波数)をfd 、光速度
をcとすると、これらの間には、 fd =(4Ifm Δf)/c の関係がある。従来の技術の部分で説明したように、受
信信号には変調周波数fm の奇数倍の周波数成分が含ま
れているので、fd /fm =(4IΔf)/cが、例え
ば11倍程度では復調周波数fd の信号は変調周波数f
m の11倍の周波数成分と重なりあってしまい、探知が
困難となる。この解決のためには、変調デビエーション
Δf を大きく設定し、復調周波数と変調周波数との比f
d /fm を大きくすればよい。なお、以下の説明では、
復調周波数と変調周波数との比fd/fm が11になる
目標距離を最小探知距離と呼ぶこととする。
【0024】一般に、ミリ波信号発振器21には、非直
線性が存在する。図3は、米国MDT社の76.5GH
z帯ガン発振器の入力変調電圧Vt (横軸)と発振周波
数fo (縦軸)との関係を示している。同図から明らか
なように、入力変調電圧Vtの変化に対する発振周波数
o の変化dfo /dVt は一定でない。従って、この
ようなミリ波信号発振器21に純粋な三角波を入力する
と、このミリ波信号発振器の瞬時発振周波数は、この非
直線性の故に必ずしも時間に比例しない。これがレーダ
装置の非直線誤差となるのである。
【0025】このため、従来技術では、ミリ波信号発振
器の非直線性がなるべく小さい領域に変調デビエーショ
ンを設定していた。図3のガン発振器の場合、入力変調
電圧Vt が10Vに近づけば近づくほどdfo /dVt
が一定値となるので、例えば入力変調電圧Vt =8〜1
0Vに設定し、変調デビエーションを66MHzとして
いた。これによると最小探知距離は、目標距離I=1
2.5mの時となり、それより近傍の目標の探知は、極
めて困難となってしまう。
【0026】そこで、本実施形態のミリ波FM−CWレ
ーダ装置では、アナログ変調信号発生部20からミリ波
信号発振器21の非直線性を補償するようにあらかじめ
定められた変換規則に従った三角波(このような三角波
を以下準三角波と称する)信号を発生させることによ
り、非直線誤差を補償しているのである。非直線誤差が
補償されるので、入力変調電圧Vt をより広い範囲、例
えば0〜10Vとして、FM変調の変調デビエーション
を概ねΔf=450MHzとしている。以下、このよう
なアナログ準三角波信号を発生する本実施形態のアナロ
グ変調信号発生部20について詳細に説明する。
【0027】図4は、本実施形態のアナログ変調信号発
生部20の構成を概略的に示すブロック図である。
【0028】同図において、40はデジタルパルス列を
発生するデジタルパルス発振器、41はデジタルパルス
発振器40からのデジタルパルス列に応じて第1のバイ
ナリデータ列を生成するバイナリカウンタ、42はミリ
波信号発振器21と熱結合しており、このミリ波信号発
振器21の温度に応じたアナログ信号を発生する例えば
サーミスタ等の温度センサ、43は温度センサ42から
のアナログ温度信号を第2のバイナリデータ列に変換す
るA/D変換器、44は入力される第1及び第2のバイ
ナリデータ列をミリ波信号発振器21の温度特性と非直
線性を補償するようにあらかじめ設定された変換規則に
従って準三角波である第3のバイナリデータ列に変換し
て出力するデジタルデコーダ、45はデジタルデコーダ
44の出力する第3のバイナリデータ列をアナログ準三
角波信号に変換するD/A変換器をそれぞれ示してい
る。
【0029】まず、デジタルデコーダ44の分解能につ
いて説明する。このデジタルデコーダ44としては、一
般的なROMを利用することができる。例えばROM2
7256を用いた場合、その入力分解能は15ビットと
なり、出力分解能は8ビットとなる。
【0030】デジタルパルス発生器40からのパルスを
カウントして得られる第1のバイナリデータ列の分解能
は、デジタルデコーダ44の出力分解能の2倍以上に設
定することが望ましい。従って、例えばデジタルデコー
ダ44の15ビットの入力のうち10ビットを第1のバ
イナリデータ列に分配する。このため、バイナリカウン
タ41は、これに合せて10ビットカウンタ、即ち210
=1024個のパルスをカウントすると0に戻るような
構成とする必要がある。
【0031】FM変調周波数fm は、レーダが何秒に一
回探知する必要があるかという測定レートと、レーダが
想定している最も遠距離の目標からの探知信号を受信し
て処理するコンピュータの処理速度で演算処理可能かど
うかとから決定される。即ち、FM変調周波数fm は、
受信信号の処理コンピュータが処理できる最大の周波数
をfdmax、最も遠距離の目標までの距離をImax とする
と、fm <(fdmaxc)/(4Imax Δf)に設定しな
くてはならない。例えば、fdmax=100KHz、I
max =100m、Δf=450MHzとすれば、fm
166Hzに設定しなくてはならないので、本実施形態
では、fm =122Hzとする。このとき測定レートは
1/fm 、即ち1/122Hz=7.8msecとな
る。
【0032】デジタルパルス発生器40は、このFM変
調周波数fm の一周期の時間で、10ビットのバイナリ
カウンタ41が飽和するように1024個のパルスを発
生しなくてはならない。従ってこのデジタルパルス発生
器40の出力周波数は、1024×fm =131.07
2KHzに設定する。
【0033】温度センサ42は、ミリ波信号発振器21
の温度を正しく反映するように、このミリ波信号発振器
21の発振周波数を最も支配する位置に確実に熱結合す
るように取り付けなくてはならない。一般に、ミリ波信
号発振器では、半導体素子から多量の発熱があり、その
熱がバラクタ共振器等の周波数設定素子を熱膨張させて
周波数を変化させる。従って、温度センサ42は、例え
ば周波数設定素子の金属部等、熱伝導の優れた部分に細
い孔を開けて埋め込み、さらにシリコングリス等の熱伝
導に優れた樹脂で固定することによって取り付けられ
る。
【0034】A/D変換器43は、温度センサ42の出
力する温度に対応したアナログ信号を第2のバイナリデ
ータ列に変換する。温度変化は、本装置における他の電
気信号の変化に比べて非常に緩やかであるため、A/D
変換器43の変換レートもそれに合せて数秒程度であれ
ば十分である。また、分解能に関しては、例えば動作温
度範囲を−20〜60℃とし、分解能を4ビットとする
と、(60−(−20)/24 =5℃毎にに温度補正が
可能になる。また、図4には示されていないが、A/D
変換器43は、その変換レートに応じた折り返し雑音防
止フィルタ、変換利得調整機構及び変換バイアス調整機
構を備えていることが望ましい。
【0035】D/A変換器45は、デジタルデコーダ4
4から出力される第3のバイナリデータ列をアナログの
準三角波信号に変換する。この実施形態では、変調周波
数fm 、即ち準三角波の周波数がfm =128Hzで、
分解能が8ビットであるため、1/(128×2×2
8 )=15μsec以下の変換レートを有するD/A変
換器が必要となる。また、図4には示されていないが、
D/A変換器45は、その変換レートに応じた折り返し
雑音防止フィルタ、変換利得調整機構及び変換バイアス
調整機構を備えていることが望ましい。
【0036】前述したように、デジタルデコーダ44
は、入力される第1及び第2のバイナリデータ列をミリ
波信号発振器21の温度特性と非直線性とを補償するよ
うにあらかじめ設定された変換規則に従って、準三角波
である第3のバイナリデータ列に変換して出力する。
【0037】この変換規則を決定するためには、本実施
形態における少なくとも、温度センサ42、A/D変換
器43、D/A変換器45及びミリ波信号発振器21を
用意してその特性を測定しておく必要がある。測定に当
たっては、D/A変換器45の入力にはデジタルデコー
ダ44の代わりに、第3のデータ列B3を発生させる例
えばデジタルパターン発生器等の測定器を接続し、ま
た、温度センサ42の出力がA/D変換器43に入力さ
れるように接続した状態で恒温漕に入れ、各温度で熱平
衡状態に保ちながら、その温度に応じた第2のバイナリ
データ列B2の値を記録すると共に、第3のバイナリデ
ータを0からその最大値まで変化させたときのミリ波信
号発振器21の発振周波数を測定する。
【0038】ここで注目すべき点は、温度と温度センサ
42の出力との関係や、ミリ波信号発振器21の変調入
力電圧とその発振周波数との関係を測定するのでなく、
第2のバイナリデータ列B2と第3のバイナリデータ列
B3とミリ波信号発振器21の発振周波数との関係を測
定していることである。これによってA/Dコンバータ
43、温度センサ42及びD/Aコンバータ45自身の
温度特性をも同時に補正できるのである。
【0039】図5は、このように測定した第2のバイナ
リデータ列B2と第3のバイナリデータ列B3とに対す
るミリ波信号発振器21の発振周波数の関係を表わすグ
ラフである。
【0040】以下、理解を容易にするため、各データを
実際の分解能よりも大幅に低下させて説明する。即ち、
以下の説明では、最大値1、最小値0の周期に関する第
1のバイナリデータ列B1は分解能を4ビットとし、最
大値80、最小値−20の温度に関する第2のバイナリ
データ列B2は分解能を1ビットとし、最大値10、最
小値0の準三角波に関する第3のバイナリデータ列B3
は分解能を3ビットとする。
【0041】図6は、この分解能で測定した、第2のバ
イナリデータ列B2と第3のバイナリデータ列B3とに
対するミリ波信号発振器21の発振周波数の関係の測定
データを示しており、図7はその測定データをプロット
したグラフである。
【0042】図8は、図6及び図7の関係の逆関数、即
ち第2のバイナリデータ列B2とミリ波信号発振器21
の発振周波数とに対する第3のバイナリデータ列B3の
関係を示すグラフである。なお、低い分解能で量子化し
ているのでこのグラフでは量子化誤差が生じているが、
図2に示した実施形態では分解能がこれより高く設定さ
れているので、このような顕著な量子化誤差は現れな
い。
【0043】上述した測定データにおける第2のバイナ
リデータ列B2と第3のバイナリデータ列B3とに対す
るミリ波信号発振器の発振周波数freqの関係は、 freq=f(B2,B3) という関数に置き換えることができる。この測定データ
の関数fの逆関数f-1を定義すると、この関係は次のよ
うに表わされる。 B3=f-1(B2,freq)
【0044】温度に応じた第2のバイナリデータ列が如
何なる値であろうとも、第3のバイナリデータ列B3の
変化により補償可能なミリ波信号発振器21の発振周波
数の最大値及び最小値をそれぞれfmax 及びfmin とす
る(図5参照)。この値は、図6の測定データより、f
max =76769MHz、fmin =76366MHzで
ある。本実施形態における変調デビエーションΔfは、
Δf=fmax −fminであり、これは76769−76
366=403MHzである。
【0045】第1のバイナリデータ列B1の値が0から
15(図2の実施形態では1023)まで変化した時
に、それに対する理想的なミリ波信号発振器21の理想
瞬時周波数fi (B1)は、第1のバイナリデータ列B
1の値が0の時にミリ波信号発振器21の発振周波数が
min 、第1のバイナリデータ列B1の値が7(図2の
実施形態では511)の時にミリ波信号発振器21の発
振周波数がfmax 、第1のバイナリデータ列B1の値が
15(図2の実施形態では1023)の時にミリ波信号
発振器21の発振周波数がfminという3点の間を直線
的に変化する関数に従う。この関数fi (B1)は、第
1のバイナリデータ列の分解能をn1(低減された分解
能ではn1=4、図2の実施形態ではn1=10)とす
ると、 B1<(2n1−1)/2の時 fi (B1)=2B1(fmax −fmin )/(2n1
1)+fmin B1>(2n1−1)/2の時 fi (B1)=2B1(fmin −fmax )/(2n1
1)+fmin+2(fmax −fmin )(1+1/2n1) である。
【0046】前述の関数B3=f-1(B2,freq)
におけるfreqにfi (B1)を代入すると、 B3=f-1(B2,fi (B1)) となる。これにより第1のバイナリデータ列B1と第2
のバイナリデータ列B2とから、第3のバイナリデータ
列B3を決めることができるので、これがデジタルデコ
ーダ44の変換規則となる。
【0047】図9は、第1のバイナリデータ列B1に対
する理想的なミリ波信号発振器の理想瞬時周波数fi
(B1)特性を示すグラフである。また、図10は、第
1のバイナリデータ列B1と第2のバイナリデータ列B
2とに対してデジタルデコーダが出力すべき第3のバイ
ナリデータ列B3の値、即ちデジタルデコーダの変換規
則を示しており、図11はその測定データをプロットし
たグラフである。
【0048】以下、本実施形態の効果について、従来技
術と比較して説明する。
【0049】図12に示すように、従来技術では非直線
誤差が生じないような範囲に変調デビエーションΔfを
決めている。従って、同図に示すように、変調デビエー
ションΔfはΔf=66MHzと非常に狭く、最小探知
距離の点で問題があった。最小探知距離を改善すべくこ
の変調デビエーションを単に拡大すると(Δf=500
MHz)、図13に示すように、許容不可能なほどに非
直線誤差が拡大してしまうのみならず、温度変化による
発振周波数変動が許容される周波数帯幅を逸脱したしま
う危険が生じる。
【0050】これに対して本実施形態では、図14に示
すように発振周波数特性の直線性が著しく向上するの
で、変調デビエーションを大きく、例えばΔf=400
MHz程度に拡大しても、非直線誤差は生じず、温度特
性も改善される。従って最小探知距離は、従来技術に比
べて66MHz/400MHz≒1/6に改善されこと
となる。従って、本実施形態のレーダ装置は、小型化及
び軽量化に適し、かつ温度特性が良好であってしかも探
知範囲が近距離から遠距離まで非常に広いという利点を
有している。
【0051】図15は、本発明のミリ波FM−CWレー
ダ装置の他の実施形態における構成を概略的に示すブロ
ック図である。この実施形態は、図4の構成におけるデ
ジタルパルス発振器40、バイナリカウンタ41、デジ
タルデコーダ44及びA/D変換器43を単一のマイク
ロコンピュータで置き換えて構成したものである。その
他の構成はこの図2の実施形態の場合と全く同様であ
る。なお、このマイクロコンピュータとしては、専用の
ものを用意してもよいし、FM−CWレーダ装置の受信
信号を分析し目標の距離と移動速度を判別するために使
用される図示してない受信信号処理コンピュータの機能
の一部を兼用することもできる。
【0052】同図において、150はクロック発振器1
51、プログラマブルカウンタ152、A/D変換器1
53及びパラレルポート154等を内蔵するワンチップ
マイクロコンピュータである。そのA/D変換器153
には図2の実施形態の場合と同様な構成の温度センサ4
2が接続されており、パラレルポート154には図2の
実施形態の場合と同様な構成のミリ波信号発振器21が
D/A変換器45を介して接続されている。
【0053】本実施形態では、デジタルパルス発振器4
0の代わりにマイクロコンピュータ150に内蔵されて
いるクロック発振器151を用いている。デジタルパル
ス発振器40の発振周波数が131.072KHzであ
るのに対して、マイクロコンピュータのクロック発振器
は、通常、数十MHz程度の周波数で発振している。そ
こで、内蔵されているプログラマブルカウンタ152を
用いて131.072KHzのタイミングでコンピュー
タに割り込みをかけるように設定する。例えば、クロッ
ク発振器151の発振周波数が13.1072MHzで
あるとすると、カウント値が100に達する毎にカウン
タをリセットしコンピュータに割り込みをかけるように
プログラマブルカウンタ152を設定しておけばよい。
【0054】図16は、この割り込みにより実行される
割り込み処理ルーチンの内容を説明するフローチャート
である。
【0055】131.072KHzのタイミングでマイ
クロコンピュータ150に割り込みがかかると、まず、
第1のバイナリデータ列B1が10ビットの最大値とな
ったかどうか、即ちB1>1023かどうか判別する
(ステップS1)。
【0056】B1が1023を越えていなければ、B3
=f-1(B2,fi (B1))を計算し(ステップS
2)、B1の値を1だけインクリメントした(ステップ
S3)後、第3のバイナリデータ列B3をパラレルポー
ト154へ出力して(ステップS4)、割り込み処理を
終える。この割り込み処理ルーチンは131.072K
Hzのタイミングで実行されるので、第1のバイナリデ
ータ列B1は1/131072sec毎に加算され、同
時にD/A変換器45に第3のバイナリデータ列B3が
出力される。
【0057】一方、B1が1023を越えると、B1は
0にリセットされる(ステップS5)。従って、B1は
1024/131072sec=7.8msec毎に0
となる。これによって、図2の実施形態の場合と同様
に、FM変調周波数128KHzが実現されることとな
る。
【0058】なお、図16に示した処理ルーチンでは、
温度に関する第2のバイナリデータ列B2も7.8ms
ec毎にA/D変換器153から読み込まれることとな
るが、温度はこのような短時間毎に変化するわけではな
いため、この処理とは別個の割り込み処理ルーチンによ
り数秒から1分程度に1回読み込むようにしてもよいこ
とは明らかである。
【0059】本実施形態のその他の構成及び作用効果
は、図2の実施形態の場合と同様である。
【0060】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、送信信号を発生するミリ波信号発振器を純粋な三角
波で変調するのでなく、デジタル信号発生手段が発生し
た準三角波で変調する。このデジタル信号発生手段に
は、ミリ波信号発振器の非直線性が補償されるような情
報があらかじめ与えれらており、そのミリ波信号発振器
固有の非直線性が補償されるような準三角波が出力され
る。このように、ミリ波信号発振器の非直線性が補償さ
れるのでFM変調の変調デビエーションを拡大しても非
直線誤差が生じない。
【0062】また、デジタル信号発生手段にミリ波信号
発振器の温度特性をも補償されるような情報をもあらか
じめ与えておくことにより、温度周波数特性も補償され
るのでFM変調の変調デビエーションを拡大しても定め
られた周波数帯域からの逸脱の危険がない。その結果、
付随的な問題を生じることなくFM変調の変調デビエー
ションを拡大し、近距離目標の探知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小電力ミリ波FM−CWレーダ装置を車載レー
ダに利用した様子を示す図である。
【図2】本発明のミリ波FM−CWレーダ装置の一実施
形態における構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】ガン発振器の入力変調電圧Vt と発振周波数f
o との関係を示す特性図である。
【図4】図2の実施形態におけるアナログ変調信号発生
部の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】図2の実施形態における第2のバイナリデータ
列B2と第3のバイナリデータ列B3とに対するミリ波
信号発振器の発振周波数の関係の測定結果を表わすグラ
フである。
【図6】第2のバイナリデータ列B2と第3のバイナリ
データ列B3とに対するミリ波信号発振器の発振周波数
の関係を低分解能で測定したデータを示す図である。
【図7】図6の測定データをプロットしたグラフであ
る。
【図8】図6及び図7の関係の逆関数を示すグラフであ
る。
【図9】第1のバイナリデータ列B1に対する理想瞬時
周波数fi (B1)特性を示すグラフである。
【図10】第1のバイナリデータ列B1と第2のバイナ
リデータ列B2とに対してデジタルデコーダが出力すべ
き第3のバイナリデータ列B3の値を示す図である。
【図11】図10の測定データをプロットしたグラフで
ある。
【図12】従来技術におけるミリ波信号発振器の瞬時周
波数特性を示すグラフである。
【図13】従来技術におけるミリ波信号発振器の瞬時周
波数特性を示すグラフである。
【図14】図2の実施形態におけるミリ波信号発振器の
瞬時周波数特性を示すグラフである。
【図15】本発明のミリ波FM−CWレーダ装置の他の
実施形態における構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【図16】図15の実施形態における割り込み処理ルー
チンの処理内容を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
20 アナログ変調信号発生部 21 ミリ波信号発振器 22 送信アンテナ 23 目標物 24 受信アンテナ 25 復調器 40 デジタルパルス発振器 41 バイナリカウンタ 42 温度センサ 43、153 A/D変換器 44 デジタルデコーダ 45 D/A変換器 150 ワンチップマイクロコンピュータ 151 クロック発振器 152 プログラマブルカウンタ 154 パラレルポート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル準三角波信号を発生する三角波
    信号発生手段と、該三角波信号発生手段に接続されてお
    り、入力されるデジタル準三角波信号をアナログ準三角
    波信号に変換するデジタル/アナログ変換器と、該デジ
    タル/アナログ変換器に接続されており、入力されるア
    ナログ準三角波信号によりFM変調されるミリ波信号発
    振器とを備えており、前記三角波信号発生手段は、前記
    ミリ波信号発振器の非直線性を補償するようにあらかじ
    め定められた変換規則に従って前記デジタル準三角波信
    号を生成する手段であることを特徴とするミリ波FM−
    CWレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記三角波信号発生手段は、前記ミリ波
    信号発振器の発振周波数と、該三角波信号発生手段から
    出力される前記デジタル準三角波信号との関係を表わす
    あらかじめ測定した関数の逆関数に対応する変換規則を
    有する手段であることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ミリ波信号発振器の温度に応じたア
    ナログ温度信号を発生する温度センサと、該温度センサ
    及び前記ミリ波信号発振器に接続されており、入力され
    るアナログ温度信号をデジタル温度信号に変換するアナ
    ログ/デジタル変換器とをさらに備えており、前記三角
    波信号発生手段は、前記アナログ/デジタル変換器から
    入力されるデジタル温度信号を、前記ミリ波信号発振器
    の温度特性をも補償するようにあらかじめ定められた変
    換規則に従って変換することにより前記デジタル準三角
    波信号を生成する手段であることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記三角波信号発生手段は、前記ミリ波
    信号発振器の発振周波数と、前記アナログ/デジタル変
    換器から出力されるデジタル温度信号と、該三角波信号
    発生手段から出力される前記デジタル準三角波信号との
    関係を表わすあらかじめ測定した関数の逆関数に対応す
    る変換規則を有する手段であることを特徴とする請求項
    3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記三角波信号発生手段は、一定周期で
    増大を繰り返す第1のバイナリデータ列を発生する第1
    のバイナリデータ列発生手段と、該第1のバイナリデー
    タ列発生手段からの第1のバイナリデータ列及び前記ア
    ナログ/デジタル変換器から入力されるデジタル温度信
    号である第2のバイナリデータ列に基づいて前記あらか
    じめ定められた変換規則に従って第3のバイナリデータ
    列を発生する第3のバイナリデータ列発生手段とを含ん
    でいることを特徴とする請求項3又は4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第3のバイナリデータ列発生手段
    は、前記第1のバイナリデータ列をB1、前記第2のバ
    イナリデータ列をB2、前記第3のバイナリデータ列を
    B3、前記第1のバイナリデータ列B1が変化した際に
    理想的なミリ波信号発振器の発振周波数をfi (B1)
    とすると、 B3=f-1(B2,fi (B1)) なる変換規則を有していることを特徴とする請求項5に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 理想的なミリ波信号発振器の発振周波数
    i (B1)は、前記第2のバイナリデータ列B2に係
    りなく前記第3のバイナリデータ列B3の変化により補
    償可能な前記ミリ波信号発振器の発振周波数の最大値及
    び最小値をそれぞれfmax 及びfmin とし、前記第1の
    バイナリデータ列発生手段の分解能をn1とすると、 B1<(2n1−1)/2の時 fi (B1)=2B1(fmax −fmin )/(2n1
    1)+fmin B1>(2n1−1)/2の時 fi (B1)=2B1(fmin −fmax )/(2n1
    1)+fmin+2(fmax −fmin )(1+1/2n1) であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のバイナリデータ列発生手段が
    所定分解能のバイナリカウンタで構成され、前記第3の
    バイナリデータ列発生手段が前記変換規則を有するデジ
    タルデコーダで構成されることを特徴とする請求項5か
    ら7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のバイナリデータ列発生手段及
    び前記第3のバイナリデータ列発生手段がマイクロコン
    ピュータで構成されることを特徴とする請求項5から7
    のいずれか1項に記載の装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122126A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Mitsubishi Electric Corp 車載用レーダ装置
WO2009157552A1 (ja) * 2008-06-27 2009-12-30 マスプロ電工株式会社 ミリ波撮像装置
US7834804B2 (en) 2006-11-30 2010-11-16 Murata Manufacturing Co., Ltd. Radar apparatus
US11022676B2 (en) 2014-09-12 2021-06-01 Denso Corporation Filter apparatus and target detection apparatus

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