JPH11230461A - 耐震性サドル分水栓 - Google Patents

耐震性サドル分水栓

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JPH11230461A
JPH11230461A JP3785498A JP3785498A JPH11230461A JP H11230461 A JPH11230461 A JP H11230461A JP 3785498 A JP3785498 A JP 3785498A JP 3785498 A JP3785498 A JP 3785498A JP H11230461 A JPH11230461 A JP H11230461A
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saddle
water
faucet
tap
upper saddle
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Application number
JP3785498A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Sakurai
祥己 桜井
Tomokazu Kawakubo
知一 川久保
Shinsuke Kishida
晋輔 岸田
Kazuo Ishikawa
和夫 石川
Yuji Tsuda
裕二 津田
Takashi Terada
孝 寺田
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Kubota Corp
Tabuchi Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Tabuchi Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/04Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor
    • F16L41/06Tapping pipe walls, i.e. making connections through the walls of pipes while they are carrying fluids; Fittings therefor making use of attaching means embracing the pipe

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のサドル分水栓と同じ部品を共用しつつ分
水栓を上部サドルに回転自在に取り付け可能にすること
を課題とする。 【解決手段】配水管2の外周に沿う半円状の上部サドル
1Aと下部サドル1Bからなり、上部サドル1Aに前記
配水管2の管壁に穿設した取水孔3と給水管2とを接続
する分水栓5が設けられ、上部サドル1Aと下部サドル
1Bとを締結具6で締結するようにしたサドル分水栓1
において、上部サドル1Aの分水栓取付孔1Cに分水栓
5の取水ポート5Aが軸周囲に回転自在に嵌入され、前
記上部サドル1Aの裏面側から前記取水ポート端部に締
め付けナット1Dを嵌合することにより抜け出し防止を
図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐震性サドル分
水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】配水管から各需要家庭へ給水管を分岐さ
せる分水栓として、図9に示すようなサドル分水栓1が
使用される。
【0003】このサドル分水栓1は、配水管2(図1
0)の外周に沿う半円状上部サドル1Aと半円状下部サ
ドル1Bとからなり、上部サドル1Aに、分水栓5が取
り付けられ、上下サドルをボルトナットなどの締結具6
で締結するようにした構造とされている。
【0004】そして、上記サドル分水栓1を取り付ける
には、図9に示すように分水栓5を取り付けた上部サド
ル1Aのポート5Aが嵌合される取付孔1C周囲に輪状
の止水ゴム5Cを嵌め込み、図10に示すように配水管
2上面へ跨がらせ、下部サドル1Bを配水管2底部から
あてがい、両者をボルトナットなどの締結具6で強く締
め付け、次いでキャップ5Eを取り外してここから穿孔
工具(図示省略)を挿入して取水孔3を穿設し、取水孔
3内面に防錆リング7を嵌め込んだ後各需要家庭へ至る
給水管4を取り付けていた。
【0005】図9、図10において図中5Bは分水栓5
の開閉弁を示し、穿孔具挿入の通孔開放と穿孔後キャッ
プ5Eを取り付けるまでの間の止水並びに給水管4への
止水給水を制御するものである。
【0006】なお、この開閉弁5Bとしては、コック弁
とボール弁の場合があるが、以下本発明においてはコッ
ク弁について説明する。ところで、上記サドル分水栓1
は、配水管2の外周に取り付けられるから配水管2外周
の突起物となる。さらに上記サドル分水栓1は配水管2
と共に通常は地中埋設とされる。
【0007】このため、地震などにより地盤の変動があ
ったとき、サドル分水栓1はその影響を受け易く、漏水
事故を起こし易い問題があった。即ち、図11に示すよ
うに地震などにより配水管2と埋設地盤Gとの間の相対
変位、特に管軸方向への相対変位が生じると、配水管2
外周の突起物となるサドル分水栓1には地盤反力Rが加
わる。
【0008】一方、分水栓5と給水管4とはネジ継手4
A(図10)などでリジットに固定されているので上記
外力の集中により固定部が破壊されて給水管4が抜けた
り割れ破壊して漏水事故が生ずる。
【0009】また、このような漏水事故は地震の及ぶ周
辺地域で一斉に発生するため、漏水により大量の上水が
無駄になり、以後の復旧にも非常な労力と時間を要する
問題があった。
【0010】そこで、上記問題を解消することを目的と
して、上部サドルに分水栓5を軸周囲に回転自在に取り
付け、外力が加わったときに回転させることよって外力
を逃がし、分水栓取り付け部や給水管の破壊、漏水を防
止するようにした耐震性サドル分水栓が提案されている
(特願平9−9839号)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の耐震性
サドル分水栓1は、図12に示すように、分水栓5の基
部にフランジ突起5Dを形成し、このフランジ突起5D
を押さえ輪8の内向きフランジ8Aで上部サドル1A上
面に押さえ付け、押さえ輪8をボルト9で締結し、さら
に配水管2と上部サドル1Aとの間を止水ゴム5Cでシ
ールする構造とされていたため、分水栓5の基部にフラ
ンジ突起5Dを形成しなければならないことや、従来の
サドル分水栓に比べ押さえ輪8を別途用意し、しかもこ
の押さえ輪8の取り付け座や取り付けボルト9用のねじ
孔(図示せず)を上部サドル1Aに形成しなければなら
ないなど、従来のサドル分水栓に使用される部品の転用
や共用ができず製造にかなり手間が掛かるなどの問題が
あった。
【0012】さらに、上記構造の耐震性サドル分水栓1
は、軸方向回転はできても、取付部を中心としたいわゆ
る首振りの回転運動はできない構造とされていたので地
盤反力に対する力の逃がし状態がいま一つ十分でない問
題があった。
【0013】この発明は、上記問題点を解消することを
目的としてなされたものであり、従来のサドル分水栓と
同じ部品を共用可能であるにも係わらず分水栓が上部サ
ドルに回転自在に取り付け出来、しかも、回転自在な分
水栓が取付部を中心としたいわゆる首振り方向の回転運
動もできる耐震性サドル分水栓を提供することを目的と
してなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、上部サドルの分水栓取付孔に分
水栓の取水ポートが軸周囲に回転自在に嵌入され、前記
上部サドルの裏面側から前記取水ポート端部に締め付け
ナットを嵌合することにより抜け出し防止を図ってい
る。
【0015】従って、この構成によれば、耐震性サドル
分水栓を製造する場合、従来使用されている分水栓本体
の取水ポートの基部に締め付けナット用のねじを形成す
るだけでよく、優れた耐震機能を有する耐震性サドル分
水栓を非常に容易に製造可能となるのである。
【0016】また請求項2の発明は、上部サドルの分水
栓取付孔に分水栓の取水ポートが回転自在に挿入され、
前記上部サドル分水栓取付孔内面と前記取水ポート外面
の対応する位置に設けた周方向溝にロックリングを嵌入
することによって前記分水栓の抜け出し防止を図る構造
とされている。
【0017】この構成によれば、上部サドルと分水栓と
の抜け止めをロックリングで行なうので、ねじを用いた
抜け止めに比べ作業が簡単となり、またねじ加工なども
不要となるので製造も容易となる。
【0018】請求項3の発明は、請求項2における上部
サドルの分水栓取付孔が、上部サドル分水栓にねじ嵌合
したブッシュ内面としたものである。従って、この構成
によれば、ねじを切った従来のサドルであっても、内面
にロックリング収納用の溝を有したブッシュをねじ込む
ことで請求項2の発明の実施が可能になる。請求項4の
発明は、上記請求項2又は請求項3に記載の耐震性サド
ル分水栓において、ロックリングがサドル分水栓取付孔
内面の開口端近傍に設けられ、前記サドル分水栓取付孔
内面と取水ポート外面間をシールするOリングをロック
リングより上部サドル側のみに介挿した。
【0019】従って、ロックリングより外方部分には、
分水栓取付孔の内壁がなく、通常では設けられるOリン
グが省略されているのでロックリング装着部を中心とし
たいわゆる首振り運動が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1は、請求項1の発明の一実施の形態の径方
向断面図、図2は図1の分解斜視図である。
【0021】図1、図2において、耐震性サドル分水栓
1の上部サドル1A、下部サドル1B、締結具6は従来
と同じである。この耐震性サドル分水栓1は、上部サド
ル1Aの分水栓取付孔1Cに分水栓5の取水ポート5A
が軸周囲に回転自在に嵌入され、前記上部サドル1Aの
裏面側から前記取水ポート5A端部に締め付けナット1
Dをねじ嵌合することにより抜け出し防止を図る構成と
されている。
【0022】上記において、締め付けナット1Dは、取
水ポート5Aの回転によって締め付けが緩むのを防止す
るため、取水ポート5Aにねじ嵌合後接着剤により接着
固定される。なお、締め付けナット1Dと取水ポート5
Aの周壁部分とにロックピン(図示省略)を貫通して固
定する構成としても良い。
【0023】図中5Cは、上部サドル1A内面と配水管
2外面との隙間をシールする止水ゴム、5Dは上部サド
ル1Aと分水栓5との間をシールする止水ゴム、5Gは
開閉弁5Bのシールゴムを示す。
【0024】また、図中7は配水管2の取水孔3に嵌合
される防錆リングを示し、その後端7Aは図示例の場
合、分水栓5の取水ポート5A内に回転可能な程度に、
かつ水密性を維持できる程度の嵌合状態に挿入されてい
る。
【0025】次に、上記耐震性サドル分水栓1の取付及
び作動について説明する。分水栓5を上部サドル1Aの
分水栓取付孔1Cに挿入し、裏面側から取水ポート5A
の貫通部に締め付けナット1Dをねじ嵌合させ、抜けな
いように固定し分水栓5がポート5Aを軸として回転可
能に取り付けた後、この上部サドル1Aと下部サドル1
Bとを従来と同様止水ゴム5Cを介挿して配水管2に固
定し、次いでキャップ5Eを外して穿孔工具(図示省
略)を用い配水管2管壁に取水孔3を穿設する。
【0026】そして、穿孔後、防錆リング7を取水孔3
に嵌合し、開閉弁5Bを閉じて取り付け作業を終了す
る。その後、分水栓5に給水管4を接続して分水栓取付
を終了する。
【0027】そして、このように設置後、地震などによ
る地盤の変動があれば、分水栓5は、ポート5A部分で
回転し応力が緩和され、取り付け部等の破壊が防止され
る。次に、図3、図4は請求項2および3の発明の一実
施の形態を示す径方向断面図である。
【0028】この耐震性サドル分水栓1は、上部サドル
1Aの分水栓取付孔1Cに分水栓5の取水ポート5Aが
回転自在に挿入され、前記上部サドル分水栓取付孔1C
内面と前記取水ポート5A外面の対応する位置にそれぞ
れ周方向溝1E、5Fが設けられ、この周方向溝1E、
5Fにロックリング9が嵌入され、このロックリング9
により前記分水栓5の抜け出し防止を図る構成とされて
いる。
【0029】分水栓取付孔1C内面と取水ポート5A外
面間をシールするため、ロックリング9の上下位置にシ
ール用Oリング10、10が分水栓取付孔1C内面に形
成した周方向収納溝11、12に介挿されている。
【0030】なお、他の構成は請求項1の発明と同じで
あるため図1、図2と同一符号を付すことで詳細な説明
に代える。この発明の場合、取水ポート5A外面にOリ
ング10、10及びロックリング9を装着して、上部サ
ドル1Aの分水栓取付孔1Cに挿入し、ロックリング9
を分水栓取付孔1C内面に設けた周方向溝1Eに弾性嵌
合させると共にOリング10、10を周方向収納溝1
1、12に嵌入させるだけで取付が完了し、構造、組み
立て作業共に簡略化される。
【0031】また、図3に示した実施の形態は、ロック
リング9及びOリング10、10を収納する周方向溝1
E及びOリング10用の収納溝12を、上部サドル1の
分水栓取付孔1C内面にねじ嵌合したブッシュ13内面
に形成したものを示したが、図4に示すように、上部サ
ドル1の分水栓取付孔1C内面に直接形成しても良い。
この場合、ブッシュ13が不要となり部品点数が少なく
なる。
【0032】図5は、請求項4の発明の断面図である。
この場合の耐震性サドル分水栓1は、ロックリング9が
図5に示すように、サドル分水栓取付孔1C内面の開口
端近傍、即ち、ロックリング9を収納する収納溝1Eを
設けることが可能な最も開口端に近い位置に設けられ、
前記サドル分水栓取付孔1C内面と取水ポート5A外面
間をシールするOリング10をロックリング9より上部
サドル側1Aのみに介挿して構成されている。
【0033】このため、ロックリング9の装着部分より
上方には取水ポート5Aの首振り運動を妨げる0リング
がなく、従って、下部Oリング10の弾性変形により図
に矢印Xで示すようにロックリング9部分を中心とした
±5°前後の首振り運動が可能となる。
【0034】従って、地盤変動に対する順応性が高くな
り、反力による破壊がより確実に防止できる。次に、こ
の発明の耐震性サドル分水栓と本発明の改良対象である
図12に示した耐震性サドル分水栓及び図9に示した従
来の固定型サドル分水栓の三種について静的と動的の耐
荷重試験を行なった。
【0035】図6は静的荷重試験装置の平面図、図7は
動的荷重試験装置の平面図である。図6の静的試験装置
は、以下の構成とされている。即ち、長さLが2500
mm、幅Bが1000mm、深さ(図の紙背方向)が100
0mmのケース10内の深さ500mmの位置に、直径10
0mmの管2を図示のように配置し、ケース内中間部で長
さ1300mmの分岐管4Bをサドル分水栓1を用いて分
岐させて分岐管4Bの端部4Cを密閉することにより配
管系を設置した。
【0036】次いで、ケース10内に真砂を一杯に充填
し、さらに上面から配管系に加わる土圧が土被り120
0mmに相当するよう一様分布荷重を加えた。そして、管
2の一端からポンプ11で3Kgf/cm2の水圧をかけ、他
端から油圧ジャッキ12で管2の軸方向に静的荷重を加
えた。なお、図中13は荷重検知のためのロードセルを
示す。
【0037】図7の動的試験装置は、以下のように構成
されている。長さLが600mm、幅Bが1000mm、深
さ(同前)が500mmのケース10内に深さ250mmの
位置に、直径100mmの管2を配置しケース内中間部で
図示のように分岐管4Bをサドル分水栓1で分岐させて
分岐管4Bをケース10外へ導き、分岐管4Bのケース
貫通部10Aで固定すると共に分岐管のケース外端部4
Dも基面に固定することにより配管系を設置した。
【0038】次いで、ケース10内に真砂を一杯に充填
し、さらに上面から配管系に加わる土圧が土被り120
0mmに相当するよう一様分布荷重を加えた。そして、管
2の一端から3Kgf/cm2の水圧をかけ、他端から振動圧
力板14で2Hzの振動を与えた。なお、図中13は振
動荷重検知のためのロードセルを示す。
【0039】その結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1において「分岐管配管状況」の欄にお
ける図8(イ)〜(ホ)は、管2を軸方向に見た分岐管
4Bの配管状態を示すもので、図中数字の単位はmmであ
る。なお、図8(ホ)の4Cはステンレス伸縮可撓継
手、4Eは止水栓を示す。
【0042】また、表中「N値」とは、重量63.5K
gのハンマーを75cmの高さから落下させ、ハンマー
ヘッドを30cm土中に貫入させるのに要する打撃回数
をいい(標準貫入試験(JIS 1219))、土の締
め固め度合いの指標となる値を言う。
【0043】また「評価」の欄で○は漏水なし、△はわ
ずかに漏水あり、×は漏水があったことを示す。そして
△又は×の右に添えられた数字はそれぞれ漏水を生じた
ときの管2の変位量(mm)を示す。
【0044】表1より明らかなように本発明の耐震性サ
ドル分水栓は、従来のサドル分水栓に比べ耐荷重性に優
れることが判明したと共に、本発明が改良しようとした
耐震性サドル分水栓と性能的には全く変わらないことが
判明した。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
耐震性サドル分水栓は、サドルに対し分水栓を回転する
ように取り付けるにあたって、従来使用されている分水
栓の取水ポートの端部に雄ねじを切り、上部サドルを貫
通させた後締め付けナットを嵌合固定すれば良いだけで
あるので、従来のサドル分水栓の部品がそのまま使用可
能で、実施が容易となり安価に製造が可能となる。ま
た、先に開発された耐震性サドル分水栓とも機能的に全
く遜色のない耐震性能が得られるといった効果を有す
る。
【0046】請求項2、3の発明の耐震性サドル分水栓
は、取水栓がサドルに対し回転自在に取り付けられる
他、取水栓の取付をロックリングで行なうので、取り付
け構造が簡単になり、製造も容易に行なえる。
【0047】請求項4の発明の耐震性サドル分水栓は、
上記の効果の他、ロックリングに隣接するOリングを一
個所だけにしたので、分水栓が取付部を中心として首振
り運動も可能であるので地盤の変動に対しさらに柔軟に
対応でき、耐震性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態における径方向要
部断面図である。
【図2】請求項1の発明の実施の形態の分解斜視図であ
る。
【図3】請求項2、3の発明の実施の形態における径方
向要部断面図である。
【図4】請求項2、3の発明の実施の形態における径方
向要部断面図である。
【図5】請求項4の発明の実施の形態における径方向要
部断面図である。
【図6】静的試験装置の平面図である。
【図7】動的試験装置の平面図である。
【図8】静的、動的試験装置における分岐管配管状況を
管軸方向から見た側面図である。
【図9】従来例の説明斜視図である。
【図10】従来例の径方向断面図である。
【図11】地震時の変位の説明図である。
【図12】本発明が改良しようとする耐震性サドル分水
栓の断面図である。
【符号の説明】 1…サドル分水栓 1A…上部サドル 1B…下部サドル 1C…分水栓取付孔 1D…締め付けナット 1E…周方向溝 2…配水管 3…取水孔 4…給水管 5…分水栓 5A…取水ポート 5B…開閉弁 5C…止水ゴム 5D…止水ゴム 5F…周方向溝 6…締結具 7…防錆リング 7A…防錆リングの後端部 9…ロックリング 10…Oリング
フロントページの続き (72)発明者 岸田 晋輔 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 石川 和夫 大阪府大阪市平野区瓜破南2丁目1番56号 株式会社タブチ内 (72)発明者 津田 裕二 大阪府大阪市平野区瓜破南2丁目1番56号 株式会社タブチ内 (72)発明者 寺田 孝 大阪府大阪市平野区瓜破南2丁目1番56号 株式会社タブチ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配水管の外周に沿う半円状の上部サドルと
    下部サドルからなり、上部サドルに前記配水管の管壁に
    穿設した取水孔と給水管とを接続する分水栓が設けら
    れ、上部サドルと下部サドルとを締結具で締結するよう
    にしたサドル分水栓において、上部サドルの分水栓取付
    孔に分水栓の取水ポートが軸周囲に回転自在に嵌入さ
    れ、前記上部サドルの裏面側から前記取水ポート端部に
    締め付けナットをねじ嵌合することにより抜け出し防止
    を図ったことを特徴とする耐震性サドル分水栓。
  2. 【請求項2】配水管の外周に沿う半円状の上部サドルと
    下部サドルからなり、上部サドルに前記配水管の管壁に
    穿設した取水孔と給水管とを接続する分水栓が設けら
    れ、上部サドルと下部サドルとを締結具で締結するよう
    にしたサドル分水栓において、上部サドルの分水栓取付
    孔に分水栓の取水ポートが回転自在に挿入され、前記上
    部サドル分水栓取付孔内面と前記取水ポート外面の対応
    する位置に設けた周方向溝にロックリングを嵌入するこ
    とによって前記分水栓の抜け出し防止を図ったことを特
    徴とする耐震性サドル分水栓。
  3. 【請求項3】請求項2における上部サドルの分水栓取付
    孔が、上部サドル分水栓にねじ嵌合したブッシュ内面と
    されていることを特徴とする耐震性サドル分水栓。
  4. 【請求項4】ロックリングがサドル分水栓取付孔内面の
    開口端近傍に設けられ、前記サドル分水栓取付孔内面と
    取水ポート外面間をシールするOリングをロックリング
    より上部サドル側のみに介挿したことを特徴とする請求
    項2又は請求項3に記載の耐震性サドル分水栓。
JP3785498A 1998-02-20 1998-02-20 耐震性サドル分水栓 Pending JPH11230461A (ja)

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