JPH11230277A - 減速器付スピンドルモータ - Google Patents

減速器付スピンドルモータ

Info

Publication number
JPH11230277A
JPH11230277A JP3571098A JP3571098A JPH11230277A JP H11230277 A JPH11230277 A JP H11230277A JP 3571098 A JP3571098 A JP 3571098A JP 3571098 A JP3571098 A JP 3571098A JP H11230277 A JPH11230277 A JP H11230277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
spindle
speed reducer
shaft
planetary gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3571098A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Nakanishi
敏雅 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAKANISHI KK
Original Assignee
NAKANISHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAKANISHI KK filed Critical NAKANISHI KK
Priority to JP3571098A priority Critical patent/JPH11230277A/ja
Publication of JPH11230277A publication Critical patent/JPH11230277A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Turning (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長手方向にコンパクト化することができる減速
器付スピンドルモータを提供する。 【解決手段】エアーモータ20をスピンドル軸10の周
囲に配設し、遊星歯車装置30を前後のスピンドル軸用
ベアリング12,13間におけるエアーモータ20の後
方に設け、スピンドル軸10の一部を拡径して遊星歯車
装置30のキャリア35として利用し、また、エアーモ
ータ20のタービン軸21の後端外周面に遊星歯車装置
30の太陽歯車31を設定する。これによってエアーモ
ータ20及び遊星歯車装置30の長さ分をスピンドル軸
10長に重複・包含させ、全長を約1/2程度に短縮す
ることができ、キャリア用ベアリング等が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は減速器付スピンドル
モータ、特にモータの出力を減速してスピンドルに伝達
する減速器が付設されたスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】減速器付スピンドルモータは工作機械や
専用機に取り付けて所要の加工等を行うものであり、か
かる従来のスピンドルモータでは、図3の断面図に示す
ように、後方にモータ(タービン型のエアーモータ)2
0’が、前方にスピンドル軸10’がそれぞれ配され、
これらの中間に減速器(遊星歯車装置)30’が介在さ
れるといった具合にモータ20’、減速器30’及びス
ピンドル軸10’が一直線状に並んで配設される。
【0003】従って、スピンドルモータ全長が長尺とな
り、例えば、取付けスペースが不足する工作機械に対し
て使用できなかったり、専用機に取り付けた場合、全体
が過大となって取り扱いが不便になる等の不都合が生じ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、長手方向に
コンパクト化することができる減速器付スピンドルモー
タを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る減速器付ス
ピンドルモータは、モータと、このモータの出力を減速
する減速器と、この減速器によって減速された出力を所
要の工具に伝達するスピンドル軸とを備え、前記モータ
を前記減速器の前方であって前記スピンドル軸の周囲に
配設したことを特徴とする。
【0006】即ち、本発明では、モータを減速器の前方
で且つスピンドル軸の周囲に配することにより、モータ
が占める長さ(長手方向)分をスピンドル軸が占める長
さに重複・包含させ、もって減速器付スピンドルモータ
全長を少なくともモータ長分、長手方向にコンパクト化
することができる。
【0007】尚、モータとしては、タービン型あるいは
ベーン型のエアーモータを好ましく用いることができる
が、電気モータを用いることもできる。
【0008】減速器としては遊星歯車装置を好ましく用
いることができ、他に例えば平歯車によって減速するも
の等を用いることができる。
【0009】本発明では、前記減速器を前記スピンドル
軸を軸支する前方及び後方の軸受間に設けることができ
る。かかる構成によれば、減速器は前後のスピンドル軸
用軸受間で且つモータ後方に設けられるため、減速器付
スピンドルモータ全長をモータ長分のみならず更に減速
器長分、長手方向に短縮することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳述する。
【0011】図1は、本発明に係る減速器付スピンドル
モータ1を示す断面図であり、かかるスピンドルモータ
1は、前方及び後方のベアリング12,13によって軸
支されるスピンドル軸10と、スピンドル軸10の周囲
に配設されたタービン型のエアーモータ20と、エアー
モータ20の後方であってスピンドル軸用後方ベアリン
グ13の前方に設けた減速器としての遊星歯車装置30
とを所要に分割されたハウジング2内に備える。
【0012】スピンドル軸10の先端部には所要の工具
40が着脱自在に装着されるコレットチャック11が付
設される。また、スピンドル軸10における後方ベアリ
ング13の直前部分は円板状に拡径され、この拡径部分
はキャリア35として遊星歯車装置30の一部をなす。
【0013】エアーモータ20は、スピンドル軸10の
外周面を近接(非接触)して包囲するタービン軸21
と、タービン軸21に一体のタービン羽根22とを有
し、スピンドル軸10がタービン軸21に通される形と
なる。また、タービン軸21は前後のモータ用ベアリン
グ23,24によって軸支され、タービン軸21におけ
る後方ベアリング24より後方に延長する後端部外周面
には遊星歯車装置30の一部となる太陽歯車31が設定
される。一方、タービン羽根22はモータ用ベアリング
23,24間に規定された受圧室25に配され、受圧室
25にはハウジング2を貫通させて設けた給気通路26
及び排気通路27が連通する。
【0014】遊星歯車装置30は、図2にも示すよう
に、上述した太陽歯車31と、ハウジング2に固定され
る内歯車32と、太陽歯車31−内歯車32間にこれら
に歯合させる形で三つ配した遊星歯車33と、各遊星歯
車33をキャリア軸34を介して支持する上述したキャ
リア35とからなる。
【0015】次に、以上の減速器付スピンドルモータ1
の使用状態について説明する。
【0016】使用に際しては、まず、スピンドルモータ
1を所定の工作機械又は専用機(図示せず)に取り付け
ると共に、所要の工具40をコレットチャック11に装
着し、その後、給気口28からエアーを供給する。エア
ーは給気通路26から受圧室25に入ってタービン羽根
22を加圧して回し、これによってタービン軸21及び
太陽歯車31が回転する。
【0017】太陽歯車31の回転によって各遊星歯車3
3は自転しながら太陽歯車31の周囲を公転し、かかる
遊星歯車33の公転がキャリア軸34を介してキャリア
35及びスピンドル軸10に対しエアーモータ20に比
べ減速された回転を付与し、これが工具40に伝達され
て所要の加工等を行う。尚、エアーモータ20の回転に
供されたエアーは排気通路27を介して排出される。
【0018】以上の減速器付スピンドルモータ1におけ
るスピンドル軸10、エアーモータ20及び遊星歯車装
置30がそれぞれが占める長手方向(軸方向)の長さ
は、図3に示した従来のスピンドルモータにおけるそれ
ら(10’,20,30’)と概ね同様であるが、本実
施例ではエアーモータ20及び遊星歯車装置30の長さ
分がスピンドル軸10長に重複・包含されることによ
り、スピンドルモータ全長を約1/2程度に短縮するこ
とができ、この際、前後のスピンドル軸用ベアリング1
2,13間の距離は同等に維持されるため、軸受剛性が
減少することはない。
【0019】更に、本実施例では例えばスピンドル軸1
0の一部を遊星歯車装置30のキリャリア35として利
用する等により、キャリア自体のみならずキャリア用ベ
アリング等も不要となる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る減速器
付スピンドルモータでは、モータを減速器の前方で且つ
スピンドル軸の周囲に配することにより、モータ長分を
スピンドル軸長に重複・包含させ、全長を少なくともモ
ータ長分コンパクト化することができる。
【0021】また、減速器を前後のスピンドル軸用軸受
間に設けることにより、全長をモータ長分に加え更に減
速器長分短縮することができる。
【0022】更に、以上のコンパクト化に伴い、軸受そ
の他の部品点数を減らすことができ、もって製作が簡易
且つ低コストとなる等、種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る減速器付スピンドルモータを示す
断面図である。
【図2】遊星歯車装置を示す図1のX−X断面図であ
る。
【図3】従来の減速器付スピンドルモータを示す断面図
である。
【符号の説明】
1 減速器付スピンドルモータ 2 ハウジング 10 スピンドル軸 11 コレットチャック 12,13 スピンドル軸用ベアリング 20 エアーモータ 21 タービン軸 22 タービン羽根 23,24 モータ用ベアリング 25 受圧室 26 給気通路 27 排気通路 28 給気口 30 遊星歯車装置 31 太陽歯車 32 内歯車 33 遊星歯車 34 キャリア軸 35 キャリア 40 工具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータの出力を減速する
    減速器と、この減速器によって減速された出力を所要の
    工具に伝達するスピンドル軸とを備え、前記モータを前
    記減速器の前方であって前記スピンドル軸の周囲に配設
    したことを特徴とする減速器付スピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記減速器を前記スピンドル軸を軸支す
    る前方及び後方の軸受間に設けた請求項1に記載の減速
    器付スピンドルモータ。
JP3571098A 1998-02-18 1998-02-18 減速器付スピンドルモータ Pending JPH11230277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3571098A JPH11230277A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 減速器付スピンドルモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3571098A JPH11230277A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 減速器付スピンドルモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11230277A true JPH11230277A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12449428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3571098A Pending JPH11230277A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 減速器付スピンドルモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11230277A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005046030A1 (de) * 2003-10-27 2005-05-19 Robert Bosch Gmbh Getriebe-antriebseinheit
KR100898379B1 (ko) 2007-11-05 2009-05-26 엄재홍 횡류터빈을 구비한 마이크로 터빈장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005046030A1 (de) * 2003-10-27 2005-05-19 Robert Bosch Gmbh Getriebe-antriebseinheit
KR100898379B1 (ko) 2007-11-05 2009-05-26 엄재홍 횡류터빈을 구비한 마이크로 터빈장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1997037817A1 (fr) Mecanisme de poignet pour robot industriel
CN205657567U (zh) 电机壳体止口加工用的胀紧装置
JPH11230277A (ja) 減速器付スピンドルモータ
ITBO990359A1 (it) Elettromandrino .
JPH1199403A (ja) 主軸装置
JPH0569306A (ja) エアモータ
US5881616A (en) Pipe cutting apparatus
JPH0538607A (ja) 高速割出し装置
JP3618666B2 (ja) 磁石式駆動装置を備えた研削主軸ユニット
JP2004115167A (ja) スクリュー式移送・破砕装置
JPH03123657U (ja)
JPS60141446A (ja) 回転工具ホルダ−
JPH04223859A (ja) 研削用砥石軸
JPH07185931A (ja) 4刃式鋼管切断機
CN214699016U (zh) 一种驱动总成结构
WO2022244615A1 (ja) 作業機
JP2004169822A (ja) 遊星歯車機構を用いた増速装置および電動トリマ
JPH04315540A (ja) 高性能工作機械
JP3394231B2 (ja) ログ切断機のストローク調節装置
JPH04312246A (ja) 高性能繊維機械
JPH0720072U (ja) スピンドルモータの冷却装置
JPH02284802A (ja) 工作機械
JP2001162546A (ja) 電動工具
KR20210031199A (ko) 감속기
JPH0623416Y2 (ja) 二軸回転研磨装置