JP2001162546A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JP2001162546A
JP2001162546A JP35224099A JP35224099A JP2001162546A JP 2001162546 A JP2001162546 A JP 2001162546A JP 35224099 A JP35224099 A JP 35224099A JP 35224099 A JP35224099 A JP 35224099A JP 2001162546 A JP2001162546 A JP 2001162546A
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JP
Japan
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bearing
output shaft
electric motor
motor
hammer
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Pending
Application number
JP35224099A
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English (en)
Inventor
Manabu Sugimoto
学 杉本
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インパクトドライバ等の電動工具であって、
モータ出力軸の回転を遊星歯車列を用いて減速させるタ
イプの電動工具において、電動工具本体の機長を短くす
る。 【解決手段】 電動モータ3の出力軸3aを回転支持す
る第1軸受け3eと、出力軸3aに連結された遊星歯車
列5のキャリア12を回転支持する第2軸受け14を有
し、該両軸受け3e,14が機長方向に沿った回転軸線
を有し、かつ回転軸線方向にオーバーラップして配置さ
れた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばインパク
トドライバ等の電動工具であって、電動モータを内蔵
し、その出力軸に主として減速用の遊星歯車列を連結し
た電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3に示すように電動式のイン
パクトドライバ50は、駆動源としての電動モータ51
と、この電動モータ51の出力軸51aに連結した減速
用の遊星歯車列52と、該遊星歯車列52を経て前記電
動モータ51により回転するスピンドル59と、該スピ
ンドル59が連結されたインパクト機構60を備えてい
る。電動モータ51は、本体ハウジング53に固定した
モータベース54にボルト55により固定されている。
電動モータ51の出力軸51aは第1軸受け56により
回転可能に支持されており、その先端側はモータベース
54の中央から前方に突き出されている。
【0003】この出力軸51aにはピニオンギヤ57が
取り付けられており、このピニオンギヤ57は遊星歯車
列52の複数(例えば3個)のプラネタリギヤ52a〜
52aに噛み合わされている。各プラネタリギヤ52a
〜52aは、それぞれ支軸52bを介してキャリア52
cに回転可能に支持されている。又、各プラネタリギヤ
52aは、インターナルギヤ52dに噛み合わされてい
る。インターナルギヤ52dは上記モータベース54の
内周側に固定されている。上記キャリア52cは、第2
軸受け58を介してモータベース54の内周側に回転可
能に支持されている。このキャリア52cの前端中心に
は、スピンドル59が同軸且つ一体に設けられている。
電動モータ51が回転すると、遊星歯車列52を経てこ
のスピンドル59が一定の回転数で回転する。
【0004】スピンドル59には、インパクト機構60
が連結されている。このインパクト機構60については
詳述しないが、図中符号61はアンビルを示し、符号6
2はハンマーを示している。ねじ締め作業において、ド
ライバビットを経てアンビル61に一定以上の外部トル
ク(ねじ締め抵抗)が付加されると、ハンマー62がア
ンビル61に対して回転方向に打撃され、これにより強
固なねじ締めを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たインパクトドライバ50において、従来よりその機長
を短くするための対策がなされてきているが、今なおこ
の種の電動工具において機長を短くするための対策を施
す余地はある。そこで、本発明は、機長を短くするため
の対策を施した電動工具を提供することを目的とする。
なお、本明細書において、「機長」とは、電動工具若し
くはインパクトドライバの本体の前端から後端までの長
さを言う。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記各請求項に記載した構成の電動工具とした。請求項1
記載の電動工具によれば、電動モータの出力軸を回転支
持する第1軸受けと、遊星歯車列のキャリアを回転支持
する第2軸受けがその回転軸線方向にオーバーラップし
て配置されているので、従来のオーバーラップして配置
されていない構成に比して少なくともこのオーバーラッ
プ寸法分だけ機長を短くすることができる。
【0007】請求項2記載の電動工具によれば、出力軸
を第1軸受けに直接支持する場合に比して、ピニオンギ
ヤに対する第1軸受けの取り付け代(機長方向について
重なり合う長さ)だけさらに機長を短くすることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1に
基づいて説明する。図1は、本実施形態の電動工具を示
している。本実施形態では、電動工具の一例としてイン
パクトドライバ1を例示している。このインパクトドラ
イバ1は、本体ハウジング2の後部に内蔵した電動モー
タ3と、該電動モータ3の出力軸3aに取り付けたピニ
オンギヤ4と、該ピニオンギヤ4が噛み合う遊星歯車列
5と、該遊星歯車列5を経て前記電動モータ3により回
転するスピンドル16と、該スピンドル16に支持した
ハンマー7と、該ハンマー7が打撃されるアンビル8を
主体とするインパクト機構20を備えている。
【0009】電動モータ3には、モータケース3bに回
転子3c、固定子3d等を予め組み込んだ一体型の直流
モータが用いられている。この電動モータ3の出力軸3
aに取り付けたピニオンギヤ4は、モータケース3bの
前部に取り付けた第1軸受け3eにより回転可能に支持
されている。従って、出力軸3aは、ピニオンギヤ4を
介して間接的に第1軸受け3eにより回転可能に支持さ
れている。上記ピニオンギヤ4はモータケース3bの前
端から突き出されて、遊星歯車列5のプラネタリギヤ6
〜6に噛み合わされている。遊星歯車列5は、電動モー
タ3の回転を減速させる機能を有しており、2つのプラ
ネタリギヤ6〜6と、このプラネタリギヤ6〜6をそれ
ぞれ支軸6aを介して回転可能に支持するキャリア12
と、各プラネタリギヤ6〜6が内周側に噛み合うインタ
ーナルギヤ17を有している。
【0010】各プラネタリギヤ6〜6の支軸6aは相互
に平行に配置されている。又、インターナルギヤ17
は、本体ハウジング2の内面に取り付けたギヤケース1
0aの内周側に固定されている。キャリア12は、ギヤ
ケース10aの後部に配置した第2軸受け14を介して
回転可能に支持されている。この第2軸受け14の内周
側に、前記第1軸受け3eが配置されており、これによ
り両軸受け3e,14は、その回転軸線方向(機長方
向)に寸法Lだけオーバーラップしている。この点、従
来の構成によれば(図3参照)、第2軸受け58と第1
軸受け56はその回転軸線方向について離れていた(オ
ーバーラップしていなかった)。このことから、本実施
形態の構成によれば、少なくとも上記オーバーラップ寸
法Lに相当する寸法だけ当該インパクトドライバ1の機
長を従来構成に比して短くすることができる。なお、第
1軸受け3eを完全に第2軸受け14の内周側に位置さ
せることにより、上記オーバーラップ分Lを最大にする
ことができる(この場合、第1軸受け3eの幅寸法がオ
ーバーラップ寸法となる)。
【0011】キャリア12の中心に前記スピンドル16
が一体に設けられており、このスピンドル16は前方
(図示右方)へ延びている。このスピンドル16にイン
パクト機構20が取り付けられている。本実施形態にお
いて、このインパクト機構20については従来構成に比
して特に変更を要しない。スピンドル16の前端には、
アンビル8が同軸且つ相互に回転可能に連結されてい
る。アンビル8は、本体ハウジング2の前端に取り付け
たインパクトケース10に対して軸受け9を介して回転
可能に支持されている。又、アンビル8の両係合アーム
8b,8bとインパクトケース10との間にはライニン
グ15が挟み込まれている。このライニング15により
アンビル8が軸方向にガタツキなく回転支持されてい
る。アンビル8の前端には、ねじ締め用のドライバビッ
ト(図示省略)を装着するためのビット装着部8aが設
けられている。
【0012】次に、スピンドル16の外周側に略円筒形
状をなすハンマー7が、軸方向移動可能且つ相対回転可
能に取り付けられている。スピンドル16とハンマー7
との間には、2個の鋼球11,11が介装されている。
両鋼球11,11は、スピンドル16の外周面に形成し
た軸方向に対して傾斜する側面視V字形で断面半円形の
溝部16a,16aと、ハンマー7の内周面に形成した
同じく側面視V字形かつ断面半円形の溝部7aとの間に
挟み込まれた状態で介装されている。このため、スピン
ドル16に対してハンマー7が相対的に回転すると、該
ハンマー7は軸方向に移動(前進又は後退)する。
【0013】ハンマー7とキャリア12の前端面との間
には、圧縮ばね13が介装されているため、ハンマー7
は前進する方向(図示右方)に付勢されている。このハ
ンマー7の前端面には、2個の係合凸部7b,7bがア
ンビル8側に突き出して設けられている。一方、前記ア
ンビル8の後端には2本の係合アーム8b,8bが放射
方向に張り出すように設けられている。ハンマー7が圧
縮ばね13の付勢力により回転しつつ前進すると、係合
凸部7b,7bが係合アーム8b,8bに対して回転方
向に係合し、これによりハンマー7がアンビル8に対し
て回転について一体化される。図はこの状態を示してい
る。図示するようにアンビル8とハンマー7が回転につ
いて一体化された状態では、鋼球11,11がV字形の
溝部16aの前端に位置している。
【0014】ねじ締め作業において、ドライバビットを
経てアンビル8に一定以上の外部トルクが付加される
と、ハンマー7がスピンドル16に対して相対回転し、
従って該ハンマー7が圧縮ばね13に抗して後退し、こ
れによりアンビル8の係合アーム8b,8bからハンマ
ー7の係合凸部7b,7bが瞬間的に外れる。両者の係
合が外れるとハンマー7とアンビル8は回転について切
り離されるため、スピンドル16に対してハンマー7を
相対回転させるための外力が取り除かれ、その結果、ハ
ンマー7は圧縮ばね13により再び前進してスピンドル
16と一体で回転し始め、この時にアンビル8の係合ア
ーム8b,8bがハンマー7の係合凸部7b,7bによ
って回転方向に打撃される。
【0015】以上のように構成したインパクトドライバ
1によれば、電動モータ3の出力軸3aを回転支持する
第1軸受け3eが、遊星歯車列5のキャリア12を回転
支持する第2軸受け14の内周側に位置してその回転軸
線方向(機長方向)にオーバーラップしているので、従
来機長方向にオーバーラップしていなかった場合に比し
てオーバーラップ寸法Lだけ機長を短くすることができ
る。又、ピニオンギヤ4が、第1軸受け3eに直接回転
支持されるので、該ピニオンギヤ4を電動モータ3側に
より近づけることができ、これにより遊星歯車列5を電
動モータ3側に接近させて、当該インパクトドライバ1
の機長をさらに短くすることができる。
【0016】以上説明した実施形態には、種々変更を加
えることができる。例えば、例示した実施形態では、電
動工具の一例としてインパクトドライバ1を示したが、
その他の電動工具(例えば、インパクト機構を有しない
電動ドライバ、又は電動ドリル、ディスクグラインダ、
電動マルノコ等の回転工具、或いはジグソー等の往復切
断工具等)であって、電動モータの出力軸の回転が遊星
歯車列を経て出力される構成を有する電動工具に広く適
用することができる。
【0017】又、電動モータ3は、モータケース3bに
回転子3c、固定子3d等を予め組み込んだユニットタ
イプのものを例示したが、例えば図2に示すように専用
のモータケースを有せず、回転子31、固定子32等の
モータ構成部品を個別に本体ハウジング2に組み付けて
いくタイプ(個別組み付けタイプ)の電動モータ30で
あっても同様に適用することができる。電動モータのタ
イプ以外については前記例示した実施形態と同様である
ので、説明を省略する。又、変更を要しない部材等につ
いては図2において同位の符号を用いている。
【0018】この電動モータ30の場合、第1軸受け3
3はギヤケース34に取り付けられている。この第1軸
受け33は、前記実施形態と同様第2軸受け14の内周
側に位置しており、これにより両軸受け33,14はそ
の回転軸線方向にオーバーラップしている。このため、
少なくともこのオーバーラップ寸法Lだけ機長を短くす
ることができる。又、この第1軸受け33によりピニオ
ンギヤ4及び出力軸30aの前側が回転支持されている
ので、ピニオンギヤ4ひいては遊星歯車列5を電動モー
タ30側に接近させることができ、これによっても当該
電動工具の機長を短くすることができる。なお、図2
中、符号35は冷却ファンを示し、36は出力軸30a
の後ろ側を回転支持する軸受けを示している。後ろ側の
軸受け36は、本体ハウジング2に取り付けた軸受けホ
ルダ部36aに嵌め込まれて固定されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、インパクト
ドライバの内部構造を示す側面図である。本図では、ハ
ンマーの係合凸部7bとアンビルの係合アーム8bの係
合箇所において、図示上側の係合箇所では係合アーム8
bが手前側に位置し、図示下側の係合箇所では係合凸部
7bが手前側に位置している。
【図2】タイプの異なる電動モータを用いた場合の実施
形態を示す図であり、インパクトドライバの内部構造を
示す側面図である。本図でも、ハンマーの係合凸部7b
とアンビルの係合アーム8bの係合箇所において、図示
上側の係合箇所では係合アーム8bが手前側に位置し、
図示下側の係合箇所では係合凸部7bが手前側に位置し
ている。
【図3】従来のインパクトドライバの内部構造を示す図
である。
【符号の説明】
1…インパクトドライバ(電動工具) 3…電動モータ(ユニットタイプ) 3a…出力軸、3b…モータケース、3e…第1軸受け 4…ピニオンギヤ 5…遊星歯車列 6…プラネタリギヤ 7…ハンマー 8…アンビル 10a…ギヤケース 11…鋼球 12…キャリア 14…第2軸受け 16…スピンドル、16a…溝部 L…第1軸受けと第2軸受けの機長方向のオーバーラッ
プ寸法 30…電動モータ(個別組み付けタイプ) 33…第1軸受け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの出力軸を回転支持する第1
    軸受けと、前記出力軸に連結された遊星歯車列のキャリ
    アを回転支持する第2軸受けを有し、該両軸受けが機長
    方向に沿った回転軸線を有し、かつ該回転軸線方向にオ
    ーバーラップして配置された電動工具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動工具であって、電動
    モータの出力軸に取り付けたピニオンギヤの、該出力軸
    に対する取り付け代に第1軸受けを配置した電動工具。
JP35224099A 1999-12-10 1999-12-10 電動工具 Pending JP2001162546A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019048382A (ja) * 2018-12-26 2019-03-28 株式会社マキタ インパクト工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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