JPH11229709A - 車両の跳ね上げ式ドア - Google Patents

車両の跳ね上げ式ドア

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JPH11229709A
JPH11229709A JP10054341A JP5434198A JPH11229709A JP H11229709 A JPH11229709 A JP H11229709A JP 10054341 A JP10054341 A JP 10054341A JP 5434198 A JP5434198 A JP 5434198A JP H11229709 A JPH11229709 A JP H11229709A
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JP
Japan
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door
door body
opening
vehicle
clutch
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Application number
JP10054341A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kato
健二 加藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア体を自動開放させる際に車両後方のスペ
ースを再度確認することができ、これによってドア体と
他物体との干渉を未然に防止する。 【解決手段】 ドア体Dは車両の後部開口Oの上縁に上
端が軸着され、エアダンパによって上方の開放方向へ回
動付勢されている。ドア体Dが閉鎖状態から所定量開い
たことを検出するリミットスイッチ73が設けられ、ド
ア体D)が所定量開いた時に内蔵クラッチによってドア
自動閉鎖装置2がドア体Dに連結されてその開放作動が
規制される。車両の後方スペースを確認した後、上記内
蔵クラッチによるドア自動閉鎖装置2とドア体Dの連結
を解消すると、ドア体Dは再び開放作動を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の跳ね上げ式ド
アに関し、特にダンパによって開放方向へ回動付勢され
たドア体を有する車両の跳ね上げ式ドアの、他物体との
干渉を防止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10にはバン型車の後部開口を開閉す
る跳ね上げ式ドアの一例を示す。図において、ドア体D
は後部開口Oの上縁に上端が軸着され、軸着点を中心に
回動可能となっている。ドア体Dの上端部と車両ボデー
との間にはエアダンパ9が設けられ、このエアダンパ9
の伸長力が図の矢印で示す上方へ作用している。ドア体
Dが図10の実線で示す閉鎖状態にある場合には、エア
ダンパ9の伸長力はドア体Dの軸着点Xを中心として図
10の時計方向のモーメントを生じてドア体Dを閉鎖方
向へ付勢している。
【0003】ドア体Dを図10の鎖線で示すようにある
程度以上開放すると、エアダンパ9の伸長力は軸着点X
を中心として図10の反時計方向のモーメントとなり、
これはドア体Dを開放方向へ回動させる付勢力となって
図11に示すように、ドア体Dは全開位置まで一気に開
放する。そこで、例えば実開平5−52165号公報で
は、ドア体のロックを自動解除するとともに、バネ部材
のバネ力でドア体を車両後方へ押し出し、その後、エア
ダンパの伸長力でドア体を全開位置まで自動開放させる
装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置では、ドア体が一気に全開位置まで開放されるため、
十分な駐車スペースの無い所では、往々にして開放途中
のドア体が車両後方の他物体と干渉するという問題があ
る。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、ドア体を自動開放させる際に車両後方のスペ
ースを再度確認することができ、これによってドア体と
他物体との干渉を未然に防止することができる車両の跳
ね上げ式ドアを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、車両の後部開口(O)の上縁に上
端が軸着され、ダンパ手段(9)によって上方の開放方
向へ回動付勢されたドア体(D)を有する車両の跳ね上
げ式ドアにおいて、ドア体(D)が閉鎖状態から所定量
開いたことを検出する検出手段(73)と、ドア体
(D)が所定量開いた時に作動してドア体(D)の開放
作動を規制する、リセット可能な開放規制手段(4)を
設ける。
【0007】本第1発明においては、ドア体は所定量開
いた時点で規制手段によって開放作動が規制される。し
たがって、この時点で車両後方のスペースを再確認し、
確認後に規制手段をリセットしてドア体の開放作動をあ
らためて続行させることができる。これにより、ドア体
と車両後方の他物体との干渉を未然に防止することがで
きる。
【0008】本第2発明では、ドア体(D)を閉鎖方向
へ回動させるドア自動閉鎖装置(2)を設け、上記開放
規制手段(4)を、ドア自動閉鎖装置(2)を選択的に
ドア体(D)に連結するクラッチ手段(4)により構成
する。
【0009】本第2発明においては、ドア体が所定量開
いた時点で、停止中のドア自動閉鎖装置をクラッチ手段
によってドア体に連結することにより、ドア体の開放作
動が規制される。クラッチ手段によってドア自動閉鎖装
置とドア体の連結を解消すれば、ドア体は再び開放作動
を始める。本第2発明によれば、ドア自動閉鎖装置のク
ラッチ手段を利用して規制手段を実現することができる
から、全体構造が簡易になる。
【0010】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、バン型車の後部開
口には既に従来技術として説明したものと同様のエアダ
ンパ9(図10参照)を付設した跳ね上げ式ドアが設け
られている。すなわち、そのドア体Dは後部開口Oの上
縁に上端が軸着され(図のX点)、図で示す閉鎖状態で
は、エアダンパ9の伸長力によって閉鎖方向へ付勢され
ている。このドア体Dをある程度以上開放すると、エア
ダンパ9の伸長力は今度はドア体Dを開放方向へ回動さ
せるモーメントを生じる。
【0012】ドア体Dの上端部内面にはブラケット11
が設けてあり、このブラケット11にドア開きレバー1
2が当接している。ドア開きレバー12は上下方向へ延
び、その中央よりやや上が図2に示すようにピン部材1
21によって車両ボデーの内壁に設けたステー13に回
動自在に軸着されている。ドア開きレバー12のブラケ
ットに向く側面は、ピン部材121による軸着点に近い
側面12aがブラケット11に向けて突出し、これより
斜面12bを経て、上記軸着点から遠い側面12cはブ
ラケット11から遠ざかっている。そして、ドア体Dが
閉鎖された図1の状態ではドア開きレバー12は側面1
2aがブラケット11に当接している。
【0013】ドア開きレバー12の上端にはアウタワイ
ヤ14内を通したインナワイヤ15の一端が結合されて
おり、インナワイヤ15の他端は車両ボデーの内壁に設
けたシリンダ7に至っている。シリンダ7内には金属円
板状の摺動体72が設けられて、これに上記インナワイ
ヤ15の他端が結合されるとともに、摺動体72とシリ
ンダ7の上端内面との間にコイルバネ71が配設されて
いる。このコイルバネ71はドア体Dが閉鎖された図1
の状態では摺動体72とシリンダ7との間で収縮変形さ
せられており、ドア開きレバー12はコイルバネ71の
伸長バネ力によってピン部材121回りに図1の反時計
方向へ回転付勢されている。なお、シリンダ7の下端側
面には近接スイッチ73が設けられている。このような
ドア開きレバー12とシリンダ7は車両ボデーの左右
(図1の手前側と向こう側)の内壁にそれぞれ設けられ
ている。
【0014】車両ボデーの左右の内壁にはまた、それぞ
れドア自動閉鎖装置2が設けられており、これから延び
るアウタワイヤ24内に挿通されたインナワイヤ25
(以下、単にワイヤという)がガイドプーリ26を経て
ドア体Dに至り、ここに結合されている。以下、ドア自
動閉鎖装置2の詳細構造について説明する。
【0015】図3に示すドア自動閉鎖装置2はモータ部
とワイヤ巻き取り部とで構成されている。モータ部は駆
動モータ21とこれの出力軸側に設けられた減速用ギヤ
ボックス22とを有し、減速用ギヤボックス22は支持
架台23上に固着されている。支持架台23は金属板を
屈曲成形したもので、減速用ギヤボックス22を載置す
る天板231と、天板231周囲の複数箇所に形成され
た脚部232とから構成されている。各脚部232の下
端はベース体24の外周に結合されている。
【0016】ベース体24にはギヤ体3が収納してあ
り、このギヤ体3は中心が軸体31に回転自在に嵌装さ
れている。軸体31は下端部311が矩形に成形され
て、ベース体24の底面に設けた軸受部材32の矩形凹
所321内に嵌着されている。軸受部材32は、ベース
体24の裏面からワッシャ33を介して挿入したネジ3
4により固定されている。ギヤ体3には上面外周の4箇
所に係合凸部(図示略)が形成されており、ギヤ体3は
これら係合凸部を介して、上方に位置するクラッチ4に
結合されている。クラッチ4はカバー体41(図4)の
上面外周に形成されたフランジ部411の両端で支持架
台23の天板231下面にネジ固定されている。クラッ
チ4の入力軸42(図4)の上端面に形成された上方へ
開口する矩形凹所421内には、減速用ギヤボックス2
2の底面中心から突出する出力軸先端の矩形部が嵌着さ
れている。
【0017】図3において、ベース体24内には上記ギ
ヤ体3と噛合する大径のギヤ体5が配設してある。この
ギヤ体5は中心に形成した矩形の開口51にて、上方に
位置するプーリ体6の矩形の下端部61外周に嵌着され
ている。プーリ体6の中心貫通孔62内には軸体52が
嵌入してある。軸体52は下端がベアリング53を介し
てベース体24の底面上に支持されるとともに、上端は
軸受部材54の下半筒部541内に嵌装されている。プ
ーリ体6の上端面は外周縁を残して内周部63が凹陥し
ており、この内周部63内にゼンマイバネ64が収納さ
れている。ゼンマイバネ64の外周端はプーリ体6の上
端面に係止され、一方、ゼンマイバネ64の内周端は軸
受部材54に係止されている。軸受部材54は上半の円
柱部543が、プーリ体6の外周と上方を覆うプーリガ
イド55の中心開口551内に挿入されている。プーリ
ガイド55は上面に形成した凸部552が、支持架台2
3の天板231に設けた取付孔内に挿入されてカシメ固
定されている。
【0018】上記プーリガイド55は周壁の一個所が切
り欠いてあって、この切欠き(図示略)にワイヤガイド
部材57の一端が嵌め込んである。ワイヤガイド部材5
7内にはドア体Dから至ったワイヤ25が挿通され、プ
ーリ体6外周の螺旋溝67を経てワイヤ25の先端はプ
ーリ体6の上端面に係止されている。ワイヤ25は、プ
ーリ体6を一方向へ回転させることにより、螺旋溝67
内に巻き取られる。巻き取られたワイヤ25を引き出し
てプーリ体6を他方向へ回転させると、ゼンマイバネ6
4は次第に引き締め変形させられ、プーリ体6を上記一
方向へ戻し回転させるような付勢力を生じる。
【0019】図4および図5にはクラッチ4の詳細構造
を示す。図4はクラッチの垂直断面図、図5はその水平
断面図である。図4において、カバー体41の中心には
既述のように入力軸42が位置し、当該入力軸42の上
端面中心に形成された矩形凹所421に、減速用ギヤボ
ックス22(図3)から突出する出力軸先端の矩形部が
嵌着される。入力軸42は円柱体の周方向の8か所に等
間隔で平面42a(図5)が形成されたもので、各平面
42aの中央にローラ体43が配設されている。これら
ローラ体43はそれぞれ、保持体44(図4)の筒壁4
41に等間隔で設けた保持溝442内に位置している。
入力軸42の下面内周部は図6に示すように一定量円形
に凹陥し、この凹陥部422は周方向の一か所で外方へ
開放している。そして、この凹陥部422内にリング状
バネ47が設置してある。リング状バネ47は周方向の
一か所で切り開かれ、その両端部471,472は外方
へ屈曲して、凹陥部422の開放口423を経て突出
し、保持体44の保持溝442の一つの下方位置に形成
した貫通孔444内へ進入している(図4、図5)。貫
通孔444の周方向の幅はリング状バネ47の両端部4
71と472の間隔とほぼ同じ寸法である。
【0020】図4において、筒壁441内に入力軸42
を収納した保持体44には、その底壁の下面中心に円形
凹所443が形成され、ここに軸受部材45が嵌装され
ている。軸受部材45の下面凹所451内には既述の軸
体31(図3)の上端が嵌入されている。保持体44と
カバー体41との間には出力外輪46が位置し、その内
周面は各ローラ体43を連ねて(図5)その外周面に接
している。出力外輪46の下面には一定間隔で係合凹所
461(図4)が形成してあって、これら係合凹所46
1に、既述のギヤ体3(図3)に設けた係合凸部が嵌合
している。
【0021】駆動モータ21が起動しておらず、クラッ
チ4の入力軸42が停止した状態では、リング状バネ4
7によって保持体44は図5に示す状態に位置決めされ
ており、既に説明したように各ローラ体43は入力軸4
2の外周平面42aの中央に位置している。この状態で
は、各ローラ体43は各平面42aと出力外輪46の内
周面とに接した状態で自転自在であり、出力外輪46は
図5の時計方向、半時計方向のいずれへも自由に回転可
能である。駆動モータ21が起動すると、入力軸42
は、リング状バネ47をその端部471が端部472へ
近づくように変形させつつ、保持体44の筒壁441に
対して相対的に図5の時計方向(図の矢印方向)へ回転
する。これにより、各ローラ体43は図7に示すように
各平面42aの中央位置から外れ、相対間隔が実質的に
小さくなった平面42aと出力外輪46の内周面との間
に挟まれてロック状態となる。これにより、出力外輪4
6が入力軸42に結合される。このロック状態を解消す
るには、出力外輪46を入力軸42よりも時計方向へ速
く回転させる。このようにすると、図8に示すようにリ
ング状バネ47が原形に復して各ローラ体43が再び各
平面42aの中央位置へ戻され、出力外輪46は入力軸
42との結合状態が解消されて自由に回転可能となる。
【0022】以上に説明した跳ね上げ式ドアの作動を以
下に説明する。ドア体D下端の図略のロック機構が外れ
ると、ピン部材121を中心として図1の反時計方向へ
回転付勢されているドア開きレバー12により、これに
接するブラケット11を介してドア体Dは開放方向へ押
し上げられる。ドア自動閉鎖装置2内の駆動モータ21
は停止しており、クラッチ4の出力外輪46は自由に回
転できるから、ゼンマイバネ64(図3)のバネ力に抗
してプーリ体6が回転してドア体Dの開き量に応じてワ
イヤ25が引き出される。なお、この時、上記出力外輪
46は図5の反時計方向へ回転させられる。
【0023】ドア体Dが開くのに応じてシリンダ7内の
コイルバネ71は次第に原形へ伸長し、これに伴って摺
動体72がシリンダ7内を下降する。この際、ドア体D
の開放当初にはドア開きレバー12の、ピン部材121
による軸着点から近い位置にある側面12a(図2)が
ブラケット11に当接しているから、比較的大きな力で
ドア体Dが後方へ押し出される。ドア体Dの開き角が大
きくなると、ブラケット11に当接するドア開きレバー
12の側面は、斜面12bを経て上記軸着点から遠い側
面12cへと移り、比較的小さな力でドア体Dを開き方
向へ押すようになる。エアダンパ9(図10参照)によ
る付勢力が開放方向へ作用し始める所定位置までドア体
Dが開くと、図9に示すようにコイルバネ71が伸長し
て摺動体72がシリンダ7の下端に至り、近接スイッチ
73が作動して、その出力信号により駆動モータ21が
短時間作動させられ停止する。これにより、入力軸42
が図5の状態から時計方向へわずかに回転して図7に示
すようにローラ体43を介して出力外輪46がロックさ
れ、その反時計方向への回転が規制される。この結果、
プーリ体6は停止させられ、ワイヤ25の引き出しが規
制されて、ドア体Dは上記所定位置まで開いたところで
停止する。
【0024】この状態でドア体Dを一旦手で閉鎖方向へ
押すと、ゼンマイバネ64のバネ力によってプーリ体6
が回転させられて、これにワイヤ25が巻き取られると
ともに、出力外輪46が図7の時計方向へ回転して図8
に示すようにローラ体43が入力軸42外周の平面42
a中央に戻され、出力外輪46のロックが解消される。
これにより、出力外輪46は図8の反時計方向への回転
が可能となり、ドア体Dから手を離すと、出力外輪46
に連結されたプーリ体6から再びワイヤ25が引き出さ
れつつ、エアダンパ9の付勢力によりドア体Dは全開位
置まで開放させられる。
【0025】開放状態のドア体Dを閉める場合には、図
略の「ドア閉鎖」指令スイッチを操作して駆動モータ2
1を起動させ、クラッチ4の入力軸42を図8の時計方
向へ回転させる。これにより、ローラ体43を介して再
び入力軸42と出力外輪46が結合され、ワイヤ25が
プーリ体6の螺旋溝67内に巻き取られてドア体Dが次
第に閉鎖方向へ回動する。ドア体Dがある程度下方へ閉
鎖回動した状態で、ドア体Dを手で押して急速に閉鎖作
動させるとワイヤ25は弛もうとするが、ゼンマイバネ
64によってプーリ体6が急速に回転させられてワイヤ
25を巻き取り、その弛みを解消する。なお、ドア体D
を手動で閉鎖する場合以外に、閉鎖端近くではエアダン
パ9の付勢力がドア体Dを閉鎖させる方向へ作用するた
め、ドア体Dは急速に閉鎖作動する。そこで、この場合
にもプーリ体6はゼンマイバネ64により急速に回転さ
せられてワイヤ25を巻き取り、その弛みの発生を防止
する。
【0026】このように、本実施形態によれば、ドア自
動閉鎖装置のクラッチを利用して、開放作動時のドア体
を一旦所定位置で止め、車両の後方スペースを十分確認
した後、ドア体を閉鎖方向へわずかに押してクラッチの
ロック状態を解消して、再びドア体の開放作動を続行さ
せるようにしたから、ドア体と車両後方の他物体との干
渉を未然に防止することができる。
【0027】なお、上記実施形態では開放直後のドア体
の開放作動を規制するのにドア自動閉鎖装置のクラッチ
を利用したが、リセット可能な開放規制機構を別途設け
ることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両の跳ね上げ
式ドアによれば、ドア体を自動開放させる際に車両後方
のスペースを再度確認することができるから、ドア体と
車両後方の他物体との干渉を未然に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、跳ね上げ式ドアを
設けたバン型車の後部概略透視図である。
【図2】ドア開き機構の分解斜視図である。
【図3】ドア自動閉鎖装置の部分断面側面図である。
【図4】クラッチの垂直断面図で、図5のIV−IV線に沿
った断面図である。
【図5】クラッチの水平断面図で、図4のV −V 線に沿
った断面図である。
【図6】入力軸を下方から見た斜視図である。
【図7】クラッチの作動を示す水平断面図である。
【図8】クラッチの作動を示す水平断面図である。
【図9】跳ね上げ式ドア作動時のバン型車の後部概略透
視図である。
【図10】従来の跳ね上げ式ドアを設けたバン型車の後
部概略透視図である。
【図11】従来の跳ね上げ式ドア作動時のバン型車の後
部概略透視図である。
【符号の説明】
12…ドア開きレバー、15…インナワイヤ、2…ドア
自動閉鎖装置、21…駆動モータ、25…インナワイ
ヤ、4…クラッチ(開放規制手段)、42…入力軸、4
3…ローラ体、44…保持体、46…出力外輪、6…プ
ーリ体、7…シリンダ、71…コイルバネ、73…リミ
ットスイッチ、D…ドア体、O…後部開口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の後部開口の上縁に上端が軸着さ
    れ、ダンパ手段によって上方の開放方向へ回動付勢され
    たドア体を有する車両の跳ね上げ式ドアにおいて、前記
    ドア体が閉鎖状態から所定量開いたことを検出する検出
    手段と、ドア体が所定量開いた時に作動してドア体の開
    放作動を規制する、リセット可能な開放規制手段とを設
    けたことを特徴とする車両の跳ね上げ式ドア。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両の跳ね上げ式ドア
    に前記ドア体を閉鎖方向へ回動させるドア自動閉鎖装置
    を設け、前記開放規制手段を、前記ドア自動閉鎖装置を
    選択的にドア体に連結するクラッチ手段により構成した
    車両の跳ね上げ式ドア。
JP10054341A 1998-02-18 1998-02-18 車両の跳ね上げ式ドア Pending JPH11229709A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012024714A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Daikin Industries Ltd 空気清浄機
JP2014125150A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyota Auto Body Co Ltd タイヤ運搬装置

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