JPH1122875A - 流体管のための差込式管継手、及びその管支持筒の取付方法 - Google Patents

流体管のための差込式管継手、及びその管支持筒の取付方法

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JPH1122875A
JPH1122875A JP9178497A JP17849797A JPH1122875A JP H1122875 A JPH1122875 A JP H1122875A JP 9178497 A JP9178497 A JP 9178497A JP 17849797 A JP17849797 A JP 17849797A JP H1122875 A JPH1122875 A JP H1122875A
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pipe
joint
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fluid
pipe main
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JP9178497A
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Norio Hayakawa
則男 早川
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HAYAKAWA VALVE SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAYAKAWA VALVE SEISAKUSHO KK
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    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】流体管間の接続容易で流体漏れを防止でき、さ
らに再接続作業容易な管継手を得る。 【解決手段】軸心に管路を有する継手管本体10と、こ
の継手管本体10内に取付られる管支持筒20と、この
管支持筒20の外側に差し込まれた流体管70の外面に
係合する係合面及び外側の傾斜面を有し、継手管本体1
0内の収納部に収納されるストッパリング40と、この
ストッパリング40の傾斜面に当接する傾斜面を有し
て、継手管本体10内の収納部に収納される締着リング
50と、継手管本体10の先端に螺着されてストッパリ
ング40及び締着リング50の押圧を行う押えナット6
0とを備えて、この押えナット60、締着リング50、
ストッパリング40及び継手管本体10と、この継手管
本体10内に取付られる管支持筒20との間に、流体管
70の先端部71を差し込むことにより、流体管70の
接続が行えるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂管継手に関
し、特に土中に埋設されることになる水道管等の流体管
を接続するのに適するとともに、接続作業を流体管の差
し込みによって行えるようにした差込式管継手、及びそ
の管支持筒の取付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体管である例えば水道管は、特別な事
情がない限り、壁内や土中に埋設されるものであるが、
随所に配管しなければならないものであるから、管継手
によって接続しなければならない。また、このような水
道管等の流体管は、一旦土中等に埋設されてしまうと、
その接続状態が完全な状態になっているか否か、つまり
流体洩れがあるか否かのチェックを行うことは非常に困
難なものである。以上のことから、流体管を接続するも
のとしては、その接続作業が簡単であり、しかも接続し
た後にはその液密・気密状態を完全に維持することがで
きるものであることが要求されているのである。
【0003】また、この種の流体管については、従来の
所謂「鉛管」に代えて、合成樹脂を基本的材料としたも
のが使用されるようになってきている。その理由は、こ
の種の合成樹脂製の流体管は、土中に埋設しても錆びる
ことがなく、しかもある程度の可撓性・柔軟性を有して
いることから、施工作業が容易となるからである。そし
て、この種の合成樹脂製の流体管は、「鉛管」に比較す
れば大きな可撓性を有しているから、ある程度の地盤沈
下や地震等による土中の様相変化に十分追随できるもの
であり、これが「鉛管」に代って大量に使用されること
になった大きな理由である。
【0004】このような合成樹脂製流体管を接続するも
のとして、前述した接続作業性を良好にしながら液密・
気密状態を維持するようにする差込式管継手としては、
代表的には図11〜図13び示す三つのタイプのものが
ある。
【0005】まず、図11に示した差込式管継手は、先
端に独立部品である管支持筒を差し込んだ流体管60を
継手管本体の差込基部内に挿入(差込)してから、この
流体管60と継手管本体の差込基部との隙間内にクサビ
状リングを挿入し、最終段階で締着部材を継手管本体の
差込基部の外周に螺着することにより、流体管60の継
手管本体に対する接続を、差し込み作業を基本として容
易に行えるようにしたものである。
【0006】しかしながら、この図11の差込式管継手
であると、流体管が合成樹脂製であることから、そのク
サビ状リングによって圧接されている部分が経年変化に
よって小さくなり、これによってできた隙間から流体管
内の流体(水道水であれば常に圧力がかけられたものと
なっている)が土中に洩れ出すことになる。また、もし
この流体管中の流体に圧力がない状態(水道水であれば
断水状態)になったとすると、今度は土中の水が土砂と
ともに当該継手管本体内に逆流してくることになり、小
さな砂粒等がクサビ状リングの周囲や管支持筒と流体管
との間に入り込み、液密性・気密性を維持し得ない状態
にしてしまう場合がある。
【0007】さらに、この図11の継手管本体やこれに
よって接続されている流体管の再施工を行おうとする
と、管支持筒は流体管の先端にきつく嵌め込まれてしま
っているためその取外しが簡単には行えない。このた
め、流体管の先端を切り落として別の管支持筒を新しい
切口内に挿入し直さなければならないことになり、修繕
を行うには図11に示した継手管本体に合った管支持筒
を常に用意しておかなければならないということにな
る。
【0008】このため、図12に示したような、管支持
筒を継手管本体と一体化した差込式管継手が提案されて
きているのであるが、この図12の差込式管継手では、
前述した継手管本体とは別体の管支持筒の問題は解消さ
れたが、流体管と管支持筒との液密性・気密性を維持す
るために、管支持筒の先端部に円環条の突条を一体的に
形成しなければならないものとなっている。従って、管
支持筒の先端に対する流体管の、差込みによる装着を容
易に行うことはできないのである。また、この図12に
示した差込式管継手では、流体管として経年変化を生じ
易い合成樹脂製のものを対象としているから、図11に
示した従来の差込式管継手におけるのと全く同様の土砂
の流入という問題が生ずるものである。
【0009】一方、図13に示した差込式管継手は、例
えば配管の仕直し作業(再施工)の容易化のために開発
されたものであるが、継手管本体と流体管とのシール性
を確保するためのOリングを、継手管本体の先端部内に
設けた移動室内に収納するようにしたものである。すな
わち、この継手管本体のOリングは、通常は図13に示
したような状態でシールしているのであるが、このOリ
ングが外周に嵌められている流体管の長さを調整した
り、面接続したりする場合に流体管を一旦継手管本体か
ら外さなければならないのである。その場合には、図示
しない押入治具を外側の流体管上から差込基部内に差し
込んで、Oリングを移動案内の図示左方へ押入できるよ
うにしておかなければならないから、流体管と継手管本
体の差込基部との間には、最初から押入治具の先端を挿
入するための「隙間」をある程度形成しておかなければ
ならない。
【0010】この隙間は、Oリングの経年変化、すなわ
ち流体管と差込基部とのシール性が損なわれることを念
頭において形成されたものではないため、前述した図1
1または図12に示した従来の差込式管継手におけるの
と全く同様の、砂粒の流入によるシール性の阻害を招く
ものとなるのである。換言すれば、この図13の差込式
管継手においても、その施工性を重視するあまり、長期
間経過におけるシール性が十分なものにはならないと考
えられる。
【0011】この種の差込式管継手において、シール性
が十分でないということは、例えば流体管が水道管であ
る場合には、所謂漏水という問題になる。ある都市の水
道局の調査によれば、このような漏水によって無駄にな
っている水道水は、何と20%にものぼるものであり、
経済的損失だけでなく、資源の大きな無駄使いとなって
いるものである。このことは、この種の差込式管継手に
よる流体管の接続が十分な液密性・気密性をもってなさ
れていないことを示しているものであり、水道水の漏水
だけの問題ではなく、流体管がガス管である場合も同様
に言えることである。
【0012】ところで、前述した図11の継手管本体に
おいて採用されている管支持筒は、当該継手管本体内に
おいて固定されている合成樹脂製の流体管が潰れないよ
うにするという機能を果たすものであり、これはこれで
重要な機能部品となるものである。従って、もしこの管
支持筒を採用する場合には、これを継手管本体側に簡単
に一体化できるようにすると、流体管の再施工を行う際
に、管支持筒が流体管の先端にきつく嵌め込んでしまう
ことがなくなり、継手管に対する流体管の取外しが簡単
に行えそうである。
【0013】そこで、本発明者は、流体管の接続をその
差し込み作業を基本として行えるこの種の差込式管継手
の長所を十分生かしながら、長期間使用しても流体洩れ
がないようなものにするにはどうしたらよいかについて
種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのであ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の実状に
鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、
流体管を接続するための差込式管継手について、その接
続作業性を向上させながら、長期間使用しても流体漏れ
がないようにすることである。
【0015】すなわち、請求項1及び請求項2に係る発
明の目的とするところは、流体管の管支持体上への差し
込みという手段を使用することにより、流体管間の接続
を簡単な作業で行うことができるとともに、流体管内の
圧力による流体漏れがないようにすることができること
は勿論のこと、この流体管の外側の圧力によって流体管
内への流体の逆流を阻止することができて、長期間流体
漏れを防止することができ、さらに流体管の再接続作業
性を向上させることのできる差込式管継手100を簡単
な構成によって提供することにある。
【0016】また、請求項3に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1または請求項2の発明と同様な目
的を達成することができる他、流体管の接続作業性をよ
り一層向上させることのできる差込式管継手100を提
供することにある。
【0017】さらに、請求項4に係る発明の目的とする
ところは、上記請求項1〜請求項3の発明に係る差込式
管継手100について、その流体管が嵌合されるべき管
支持体の、管継手本体に対する一体化を、確実かつ簡単
に行うことのできる取付方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、以下の
実施形態の項で使用する符号を付して説明すると、「軸
心に管路を有する継手管本体10と、この継手管本体1
0内に取付られる管支持筒20と、この管支持筒20の
外側に差し込まれた流体管70の外面に係合する係合面
41及び外側の傾斜面42を有し、継手管本体10内の
収納部13に収納されるストッパリング40と、このス
トッパリング40の傾斜面42に当接する傾斜面51を
有して、継手管本体10内の収納部13に収納される締
着リング50と、継手管本体10の先端に螺着されてス
トッパリング40及び締着リング50の押圧を行う押え
ナット60とを備えて、この押えナット60、締着リン
グ50、ストッパリング40及び継手管本体10と、こ
の継手管本体10内に取付られる管支持筒20との間
に、流体管70の先端部71を収納する収納空間を形成
して、この収納空間内に流体管70の先端部71を差し
込むことにより、流体管70の接続が行えるようにした
ことを特徴とする流体管70のための差込式管継手10
0」である。
【0019】すなわち、この請求項1に係る差込継手1
00は、図2に示すように、管支持筒20を取付けた継
手管本体10内に、ストッパリング40、締着リング5
0、第1シールリング31及びワッシャ34を収納し、
第2シールリング32及び第3シールリング33を介装
した状態で押えナット60を継手管本体10側のナット
取付ネジ14に螺着して一体化されるものである。そし
て、一体化された差込継手100のストッパリング4
0、第1シールリング31及びワッシャ34と、管支持
筒20の外周とによって形成された空間内に、流体管7
0の先端部71をそのまま差し込むことにより、図1に
示したように、当該差込継手100に対する流体管70
の接続が完了するものである。
【0020】換言すれば、一体物としての差込継手10
0を、その配管接続部15によって図示しない配管に接
続した後に、流体管70の先端部71を押えナット60
側から単に差し込むことによって、本発明に係る差込継
手100は、流体管70と図示しない配管とを接続する
ことができるものなのである。
【0021】当該差込継手100内に流体管70の先端
部71を差し込むときどうなるかは、次の通りである。
まず、流体管70の先端部71は、押えナット60の開
口部近傍の第2シールリング32を拡開しながら管支持
筒20の外周に嵌挿されるのであり、この管支持筒20
によって支持さえることにより、それより内方側に座屈
しない状態で押し込まれる。次いで、流体管70の先端
部71は、第1シールリング31を押し拡げながらスト
ッパリング40の係合面41内を通り、管支持筒20の
スカート部21に当接して停止される。このとき、当該
ストッパリング40は、図3にも示すように、これに切
欠43が形成してあって流体管70の外形より小さい内
径のものとして形成してあるから、締着リング50内に
て拡開しようとし、その傾斜面42によって締着リング
50を図示右方へ移動させようとする。
【0022】締着リング50の図示右側には弾性体から
なる第1シールリング31が配置してあるので流体管7
0の差し込み力は、この第1シールリング31を許す限
り押し潰ぶそうとする力に変換され、流体管70自体も
弾性体であるため、全体として流体管70の先端部71
が嵌挿されるに必要かつ十分な空間が形成される。
【0023】流体管70が差込継手100の所定位置に
嵌挿されてしまえば、流体管70及び第1シールリング
31自身の復元力によって、ストッパリング40の内面
に形成してある係合面41の各突起が流体管70の表面
に喰い込むことになる。従って、差込継手100による
流体管70の配管に対する接続が完了したときには、差
込継手100側のストッパリング40が流体管70にし
っかりと喰い込み、流体管70を差込継手100から引
き抜こうとしても、抜き出しできない状態に接続される
のである。
【0024】以上のようにして差込継手100に接続さ
れた流体管70の内外の流体がどのようにシールされる
かを示すと、次の通りである。まず、流体管70内の圧
力が外より高い場合には、この流体管70内の流体は、
ワッシャ34までの間、流体管70と係合面41の傾斜
面42との係合、及び第1シールリング31によって外
部に洩れないようにシールさせる。もし、このワッシャ
34を越えて流体管70内の流体が外部に出ようとして
も、継手管本体10のナット取付ネジ14と押えナット
60との螺着面及び第3シールリング33によって、ま
た流体管70の外周に当接している第2シールリング3
2によって、流体洩れは阻止されることになるのであ
る。
【0025】また、断水時等のように、流体管70外の
圧力が流体管70内よりも高くなった場合には、上述し
た流体管70内の圧力が高い場合と逆の方向でシールさ
れることになるのである。
【0026】従って、この請求項1の差込継手100に
よれば、流体管70の先端部71を押えナット60の開
口部内に単に差し込むだけという簡単な操作で、流体管
70の配管に対する接続が行えるのであり、その場合の
シール性も3段階以上のシールによって非常に高いもの
となっているのである。
【0027】さて、以上のように接続した流体管70の
長さが不適切であったり、何等かの原因で接続のし直し
を行わなければならない場合には、次のようにすればよ
く、施工性が非常に容易となっている。すなわち、流体
管70を取り外すには、まず継手管本体10に螺着して
ある押えナット60を緩めて外すのである。そうする
と、押えナット60のワッシャ押圧面61による押圧力
が解除されるから、ワッシャ34、第1シールリング3
1、締着リング50、及びこの締着リング50によって
押圧されていたストッパリング40がそれぞれ自由にな
り、流体管70はその内面と管支持筒20の外面との摩
擦力のみによって保持されていることになる。勿論、管
支持筒20のスカート部21の外周は、継手管本体10
側の取付溝11内に係合されたままである。
【0028】従って、押えナット60の締着を解いて流
体管70を引き抜けば、継手管本体10内に管支持筒2
0を残したまま流体管70が引き出されるのである。そ
の後に、差込継手100全体を再び一体物として組み上
げて、引き出された流体管70の長さ調整をしてからそ
の先端部71となった部分を、押えナット60の開口か
ら再度差し込めば、流体管70の再接続が完了すること
になるのである。以上のように、当該差込式管継手10
0によれば、従来のもののように、流体管70の先端部
71の先端に嵌合した管支持筒20を取り出すという作
業が全く不要となっていて、その再施工性が非常に高い
ものとなっているのである。
【0029】上述した課題を解決するために、請求項2
に係る発明の採った手段は、上記請求項1に係る差込式
管継手100について、「ストッパリング40の他に、
締着リング50の内端に形成した傾斜面51に当接する
傾斜面42を有して、当該締着リング50によって拡開
が規制される第2ストッパリング40aを、継手管本体
10の収納部13内に収納したこと」である。
【0030】すなわち、この請求項2に係る差込式管継
手100においては、上記請求項1に係る差込継手10
0のワッシャ34と押えナット60の傾斜面62によっ
て形成される空間内に、前述したストッパリング40と
略同じ構成の第2ストッパリング40aを収納するよう
にしたものであり、この第2ストッパリング40aによ
り、ストッパリング40と略同じ機能を付加できるよう
にしたものである。
【0031】換言すれば、この請求項2に係る差込継手
100は、図6にも示すように、請求項1に係る差込継
手100について第2ストッパリング40aを更に付加
したものであり、この第2ストッパリング40aは、前
述したストッパリング40と同じように、流体管70上
に係合する係合面41、押えナット60側の傾斜面62
によって規制される傾斜面42、及びある程度の拡縮を
可能にする先端部71を有したものである。
【0032】従って、この請求項2の差込継手100に
よれば、ストッパリング40及び第2ストッパリング4
0aの存在によって流体管70の接続状態を確実にする
とともに、流体管70の内外へのシール性をより一層高
まっていることになり、施工性及び再施工性も、請求項
1のそれと同様、非常によいものとなっているのであ
る。
【0033】また、上述した課題を解決するために、請
求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または
請求項2に係る差込式管継手100について、「継手管
本体10の外面に、流体管70の差込み量を示す目印1
6を形成したこと」である。
【0034】すなわち、この請求項3に係る差込式管継
手100においては、図1〜図5に示したように、継手
管本体10の外面の所定位置に、その内部にある管支持
筒20のスカート部21に対する流体管70の当接面を
示す目印16を設けたものである。この目印16は、具
体的には、継手管本体10の一部を削り取って凹溝とす
ることにより形成したものであり、図2に示したよう
に、流体管70の先端部71の先端をこの目印16に合
わせて、押えナット60の外端(図2では図示右端)面
に該当先端部71上に印16aを付ける場合に使用され
るものである。
【0035】この目印16に合わせて先端部71上に付
けた印16aは、流体管70の差込継手100に対する
最大差し込み位置を示すことは明白で、これを元にすれ
ば、流体管70の差し込みが完了したか如かを確実に確
かめることができるものである。勿論、目印16さえあ
れば、これに合わせて印16aを付けることは、施工現
場で簡単に行なうことができることは言うまでもない。
【0036】そして、上記各請求項に係る差込継手10
0では、その継手管本体10に対して管支持筒20を一
体的に設けなければならないのであるが、この管支持筒
20の継手管本体10に対する一体化は、請求項4に係
る方法によって行うことができる。この請求項4に係る
発明の採った手段は、実施形態中において使用する符号
を付して説明すると、「軸心に管路を有する継手管本体
10と、この継手管本体10内に取付られる管支持筒2
0と、この管支持筒20の外側に差し込まれた流体管7
0の外面に係合する係合面41及び外側の傾斜面42を
有し、継手管本体10内の収納部13に収納される少な
くとも一つのストッパリング40と、このストッパリン
グ40の傾斜面42に当接する傾斜面51を有して、継
手管本体10内の収納部13に収納される締着リング5
0と、継手管本体10の先端に螺着されてストッパリン
グ40及び締着リング50の押圧を行う押えナット60
とを備えた差込式管継手100について、その管支持筒
20の継手管本体10に対する取付けを行う方法であっ
て、継手管本体10内の最奥端に取付溝11を形成し、
この取付溝11より外側にこれより内径が小さい係合部
12を形成しておき、一方、管支持筒20を金属製のも
のとするとともに、その内端に、継手管本体10側の係
合部12の内径より小さな外径を有するスカート部21
を形成しておいて、この管支持筒20を継手管本体10
内に挿入することにより、そのスカート部21を取付溝
11の直近に位置する取付段部11aに当接させ、この
状態の管支持筒20をさらに強制的に押し込むことによ
り、取付段部11aに当接させてあったスカート部21
を取付段部11aにて拡開させて、スカート部21を取
付溝11内に係合させるようにしたことを特徴とする差
込式管継手100における管支持筒20の取付方法」で
ある。
【0037】すなわち、この請求項4に係る差込式管継
手100における管支持筒20の継手管本体10に対す
る取付方法では、図7及び図8に示したように、まず継
手管本体10の略中央部に、配管接続部15の直径より
も大きな直径L2の取付溝11を形成して、この取付溝
11と配管接続部15との間に取付段部11aが形成さ
れるようにしておく。また、取付溝11の図示上側に
は、その内径L1が取付溝11の直径L2よりも小さくな
る係合部12を形成しておく。
【0038】一方、管支持筒20については、図7にも
示したように、配管接続部15の通路の直径と略同じ内
径の金属製(例えばSUS304のステンレス製)の筒
としておき、その一端を断面が傾斜するスカート部21
としておく。このスカート部21の端部の直径L3は、
上記L1、及びL2との関係が、 L3 ≦ L1 < L2 (取付前) となるようにしたものであり、スカート部21の傾斜角
度としては、管支持筒20の軸心に対して30゜〜60
゜程度としてある。
【0039】以上のように構成した管支持筒20を、図
8に示したように、そのスカート部21から継手管本体
10内に挿入すると、この管支持筒20は、L3≦L1
あるから、そのスカート部21が係合部12を通り抜け
て取付溝11内に入り、このスカート部21にて継手管
本体10側の取付段部11a上に載置されることにな
る。この状態で、木槌等を利用して、管支持筒20を強
制的に継手管本体10内に押し込めば、取付段部11a
上に当接しておりかつ、傾斜状態で形成してあったスカ
ート部21が外方へ拡開し、図1等に示したように、当
該管支持筒20は、その拡開したスカート部21によっ
て継手管本体10の係合部12に係合したものとなるの
である。すなわち、管支持筒20を継手管本体10に取
付けたときのスカート部21の直径L3は、 L2 ≧ L3 > L1 (取付後) の関係となるのである。
【0040】従って、この請求項4に係る管支持筒20
の継手管本体10に対する取付方法によれば、継手管本
体10内部での管支持筒20の取付けを非常に簡単に行
えるのである。それだけでなく、この取付方法では、管
支持筒20の先端部をスカート状に拡開しておくことに
より行えるのであるから、スカート部21以外の管支持
筒20の大部分を同径の長い筒状のものにしておくこと
ができて管支持筒20の製造自体を容易にすることがで
き、しかも長い筒状部分によって、その外側に位置する
ことになる流体管70との液密性をも高めることができ
るのである。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、各請求項に係る発明を、図
面に示した実施の形態に係る差込式管継手100につい
て説明するが、この実施形態の差込式管継手100は、
各請求項に係る発明を実質的に含むものであるため、以
下はこの差込式管継手100を中心にした説明を行うこ
とにする。また、この差込式管継手100は、管支持筒
20を有するものであり、その継手管本体10に対する
取付が次の方法によって行われるものであるため、この
管支持筒20の継手管本体10に対する取付方法を先に
説明することとする。
【0042】図1には、本発明に係る差込式管継手10
0に対して、流体管70の一端部を接続したときの断面
図が示してあり、この場合の差込式管継手100は、図
2に示すような外観を有している。なお、この実施形態
において採用されている流体管70は、水道用のポリエ
チレン管であり、軟質で厚肉の1種のもの、あるいは硬
質で薄肉の2種のものがある。
【0043】この差込継手100は、図1、図2、図4
及び図5に示したように、その継手管本体10の内部の
取付溝11にスカート部21を係合させた管支持筒20
を有しているものであり、この管支持筒20は継手管本
体10側の係合部12にて抜け止めをすることにより、
継手管本体10と一体化したものである。
【0044】すなわち、管支持筒20の継手管本体10
に対する取付けは、図7に示すように、まずそのスカー
ト部21を、外方へ拡開するラッパのベル状に予め形成
しておき、これを継手管本体10内に挿入して取付溝1
1上に当接しておく。勿論、取付前のスカート部21の
直径L3は、係合部12の直径L1よりも小さくしておい
て、係合部12の奥への挿入ができるようにしてある。
そして、図8に示したように、管支持筒20自体に変形
を来さないようにするために、木槌等で管支持筒20の
外端を叩けば、スカート部21の先端は取付段部11a
に案内されて、図1等に示したように拡開するのであ
る。つまり、この管支持筒20を継手管本体10内に強
制的に押し込めば、スカート部21が拡開してその直径
3が、取付段部11aの直径のL1よりも大きくなっ
て、この取付段部11aに係合するものとなるのであ
る。
【0045】(実施例)さて、図1〜図3には、本発明
に係る差込継手100の第1実施例が示してあり、この
差込継手100は、前述したようにして取り付けた管支
持筒20を有する継手管本体10と、この継手管本体1
0内の係合部12より図示右側に形成した収納部13内
に、図示左側から順に挿入したストッパリング40、締
着リング50、第1シールリング31、及びワッシャ3
4を有しているものである。そして、このワッシャ34
の右側には押えナット60のワッシャ押圧面61が当接
しており、この押えナット60は継手管本体10のナッ
ト取付ネジ14に螺着したものである。
【0046】継手管本体10は、特に図7にて拡大して
示したように、その図示下端に、図示しない配管に螺着
されるべき配管接続部15を有していて、この配管接続
部15の軸心に形成してある流体通路の直径よりも、前
述した各取付溝11、係合部12及び収納部13の内径
が大きくなるようにしてある。勿論、この配管接続部1
5の流体通路の内径と管支持筒20の内径とは、図1等
に示したように略同じになるようにしてある。
【0047】また、この継手管本体10の外周面には、
特に図2に示したように、当該差込継手100内に差し
込まれるべき流体管70の位置を決めるための目印16
が形成してあり、この目印16に流体管70の先端を合
わせることにより、差込継手100内へ完全挿入される
べき長さを示す印16aを簡単に付することができるよ
うにしてある。
【0048】ストッパリング40は、特に図3にて示し
たように、その一部に切欠43を形成することにより、
その直径をある程度の範囲で変化させ得るようにしたも
のであり、その内面には、継手管本体10の軸心と平行
で、挿入された流体管70の表面に喰い込む歯を有した
係合面41が形成してある。また、このストッパリング
40の外面は、図1〜図3に示したように、図示左上方
から右下方へ向けて傾斜する傾斜面42が形成してあ
り、この傾斜面42に、次に述べる締着リング50側の
傾斜面51が当接するようにしてある。
【0049】締着リング50は、特に図3に示したよう
に、途中に切目のない円環状のものであり、その内面に
形成した傾斜面51によって、これに当接したストッパ
リング40の縮径が行えるようにしたものである。
【0050】この実施形態の締着リング50は、金属に
よって形成したものであるが、それ自身として直径が変
化する必要はなくストッパリング40の縮径を行うもの
であるから、例えば合成樹脂等を材料として形成しても
よいものである。これに対して、ストッパリング40
は、縮径が行えかつ元の状態に復帰する必要があるもの
であるから、金属によって十分な弾力性を有したものと
する必要はある。
【0051】押えナット60は、上述したストッパリン
グ40及び締着リング50を、第1シールリング31及
びワッシャ34を介して継手管本体10の収納部13内
に収納維持するためのものであり、その内端面は、図1
及び図3にも示したように、ワッシャ34に直接当接す
るワッシャ押圧面61としてある。この第1実施例での
ワッシャ押圧面61は、ワッシャ34を正しく押圧する
ために、継手管本体10の軸心に対して直交する面とし
てある。また、押えナット60の外周には、継手管本体
10のナット取付ネジ14との間のシールを行う第2シ
ールリング32が、また押えナット60の内には、挿入
されてくる流体管70との間のシールを行う第3シール
リング33が設けられる。
【0052】以上の結果、各部材を組付けて差込継手1
00としたときには、図1及び図2に示したように、管
支持筒20の外周と、継手管本体10内に組付けたスト
ッパリング40、第1シールリング31及びワッシャ3
4との間には、図2に示した流体管70の先端部71を
挿入するための収納空間が形成されるのである。
【0053】(実施例2)図4〜図6には、本発明の第
2実施例である差込継手100が示してあるが、この第
2実施例の差込継手100の、前述した第2実施例のそ
れと異なる点は、ストッパリング40の他に第2ストッ
パリング40aを有していることである。この第2スト
ッパリング40aは、図4及び図5に示したように、ワ
ッシャ34と押えナット60の内端との間に収納される
ものであり、図6に示したように、ストッパリング40
と同様な係合面41、傾斜面42及び切欠43を有した
ものである。この第2ストッパリング40aも、押えナ
ット60側に押付けられたとき縮径するものであるか
ら、その傾斜面42に対応する傾斜面62が押えナット
60の先端部内面に形成してある。
【0054】なお、本発明人係る差込継手100は、図
9に示したようなエルボ管に接続して、このエルボ管を
配管に接続して使用されることもある。また、エルボ管
は、図10に示したようなT字管に代えられることもあ
る。
【0055】
【発明の効果】以上の通り、まず請求項1に係る発明に
よれば、上記実施の形態にて例示した如く、「軸心に管
路を有する継手管本体10と、この継手管本体10内に
取付られる管支持筒20と、この管支持筒20の外側に
差し込まれた流体管70の外面に係合する係合面41及
び外側の傾斜面42を有し、継手管本体10内の収納部
13に収納されるストッパリング40と、このストッパ
リング40の傾斜面42に当接する傾斜面51を有し
て、継手管本体10内の収納部13に収納される締着リ
ング50と、継手管本体10の先端に螺着されてストッ
パリング40及び締着リング50の押圧を行う押えナッ
ト60とを備えて、この押えナット60、締着リング5
0、ストッパリング40及び継手管本体10と、この継
手管本体10内に取付られる管支持筒20との間に、流
体管70の先端部71を収納する収納空間を形成して、
この収納空間内に流体管70の先端部71を差し込むこ
とにより、流体管70の接続が行えるようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、流体管70間
の接続を「差込み」という簡単な作業で行うことができ
る差込式管継手100を簡単な構成によって提供するこ
とができるのである。
【0056】そして、この請求項1の差込式管継手10
0によれば、流体管70の内外の圧力に十分耐えること
ができて、流体管70外への流体の漏れ、及び流体管7
0内への流体の逆流を阻止することができ、長期間流体
漏れを防止することのできる差込式管継手100とする
ことができるのである。さらに、この請求項1の差込式
管継手100によれば、管支持筒20が継手管本体10
側に取り付けてあるため、流体管70を外したときに
は、この管支持筒20が流体管70側ではなく継手管本
体10側に残り、この管支持筒20は再使用可能な状態
となるから、流体管70の再接続作業性を向上させるこ
とができるのである。
【0057】また、請求項2に係る発明においては、上
記請求項1に係る差込式管継手100について、「スト
ッパリング40の他に、締着リング50の内端に形成し
た傾斜面51に当接する傾斜面42を有して、当該締着
リング50によって拡開が規制される第2ストッパリン
グ40aを、継手管本体10の収納部13内に収納した
こと」にその構成上の特徴があり、これにより、請求項
1の発明と同様な効果を発揮することができる他、流体
管70の管支持筒20上に対する液密的な固定を、スト
ッパリング40及び第2ストッパリング40aの2つに
よって確実におこなうことができるのであり、流体管7
0の内外の圧力に十分耐えることができて、流体管70
外への流体の漏れ、及び流体管70内への流体の逆流を
阻止することができ、より一層長期間、流体漏れを防止
することのできる差込式管継手100を提供することが
できるのである。
【0058】請求項3に係る差込式管継手100によれ
ば、上記請求項1または請求項2に記載の差込式管継手
100について、「継手管本体10の外面に、流体管7
0の差込み量を示す目印16を形成したこと」にその構
成上の特徴があり、これにより、請求項1または請求項
2の発明と同様な効果を発揮することができる他、目印
16の存在によって、当該差込式管継手100に対する
流体管70の必要な差込み量を示すことができるため、
流体管70の接続作業性をより一層向上させることので
きる差込式管継手100を提供することができるのであ
る。
【0059】そして、請求項4に係る差込式管継手10
0における管支持筒20の取付方法によれば、上記請求
項1〜請求項3に記載の差込式管継手100について、
「継手管本体10内の最奥端に取付溝11を形成し、こ
の取付溝11より外側に、これより内径が小さい係合部
12を形成しておき、一方、管支持筒20を金属製のも
のとするとともに、その内端に、継手管本体10側の係
合部12の内径より小さな外径を有するスカート部21
を形成しておいて、この管支持筒20を継手管本体10
内に挿入することにより、そのスカート部21を取付溝
11の直近に位置する取付段部11aに当接させ、この
状態の管支持筒20をさらに強制的に押し込むことによ
り、取付段部11aに当接させてあったスカート部21
を取付段部11aにて拡開させて、スカート部21を取
付溝11内に係合させるようにしたこと」にその構成上
の特徴があり、これにより、流体管70が嵌合されるべ
き管支持体20の、管継手本体10に対する一体化を、
確実かつ簡単に行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明に係る差込式管継手に流体管
を接続した状態を示す断面図である。
【図2】 同差込式管継手に対する差込み量を計り、こ
の流体管を接続しようとする状態を示す正面図である。
【図3】 請求項1の発明に係る差込式管継手の構成部
品を示した斜視図である。
【図4】 請求項2の発明に係る差込式管継手に流体管
を接続した状態を示す断面図である。
【図5】 同差込式管継手に流体管を接続しようとする
状態を示す正面図である。
【図6】 請求項2の発明に係る差込式管継手の構成部
品を示した斜視図である。
【図7】 継手管本体と管支持筒との大きさ関係を示す
断面図である。
【図8】 図7に示した継手管本体に管支持筒を取り付
ける状態を示す断面図である。
【図9】 本発明に係る差込式管継手をエルボ管に一体
化した例を示す部分断面図である。
【図10】 同差込式管継手をT字管に対して一体化し
た例を示す部分断面図である。
【図11】 従来の差込式管継手を示す断面図である。
【図12】 従来の別の差込式管継手を示す断面図であ
る。
【図13】 従来のさらに別の差込式管継手を示す断面
図である。
【符号の説明】
100 差込式管継手 10 継手管本体 11 取付溝 11a 取付段部 12 係合部 13 収納部 14 ナット取付ネジ 20 管支持筒 21 スカート部 31 第1シールリング 32 第2シールリング 33 第3シールリング 34 ワッシャ 40 ストッパリング 40a 第2ストッパリング 41 係合面 42 傾斜面 43 切欠 50 締着リング 51 傾斜面 60 押えナット 61 ワッシャ押圧面 62 傾斜面 70 流体管 71 先端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心に管路を有する継手管本体と、この
    継手管本体内に取付られる管支持筒と、この管支持筒の
    外側に差し込まれた流体管の外面に係合する係合面及び
    外側の傾斜面を有し、前記継手管本体内の収納部に収納
    されるストッパリングと、このストッパリングの前記傾
    斜面に当接する傾斜面を有して、前記継手管本体内の収
    納部に収納される締着リングと、前記継手管本体の先端
    に螺着されて前記ストッパリング及び締着リングの押圧
    を行う押えナットとを備えて、 この押えナット、前記締着リング、ストッパリング及び
    継手管本体と、この継手管本体内に取付られる前記管支
    持筒との間に、前記流体管の先端部を収納する収納空間
    を形成して、この収納空間内に前記流体管の先端部を差
    し込むことにより、前記流体管の接続が行えるようにし
    たことを特徴とする流体管のための差込式管継手。
  2. 【請求項2】 前記ストッパリングの他に、前記締着リ
    ングの内端に形成した傾斜面に当接する傾斜面を有し
    て、当該締着リングによって拡開が規制される第2スト
    ッパリングを、前記継手管本体の収納部内に収納したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の流体管のための差込式
    管継手。
  3. 【請求項3】 前記継手管本体の外面に、前記流体管の
    差込み量を示す目印を形成したことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の流体管のための差込式管継
    手。
  4. 【請求項4】 軸心に管路を有する継手管本体と、この
    継手管本体内に取付られる管支持筒と、この管支持筒の
    外側に差し込まれた流体管の外面に係合する係合面及び
    外側の傾斜面を有し、前記継手管本体内の収納部に収納
    される少なくとも一つのストッパリングと、このストッ
    パリングの前記傾斜面に当接する傾斜面を有して、前記
    継手管本体内の収納部に収納される締着リングと、前記
    継手管本体の先端に螺着されて前記ストッパリング及び
    締着リングの押圧を行う押えナットとを備えた差込式管
    継手について、その前記管支持筒の継手管本体に対する
    取付けを行う方法であって、 前記継手管本体内の最奥端に取付溝を形成し、この取付
    溝より外側に、これより内径が小さい係合部を形成して
    おき、 一方、前記管支持筒を金属製のものとするとともに、そ
    の内端に、前記継手管本体側の係合部の内径より小さな
    外径を有するスカート部を形成しておいて、 この管支持筒を前記継手管本体内に挿入することによ
    り、そのスカート部を前記取付溝の直近に位置する取付
    段部に当接させ、この状態の管支持筒をさらに強制的に
    押し込むことにより、前記取付段部に当接させてあった
    スカート部を取付段部にて拡開させて、前記スカート部
    を前記取付溝内に係合させるようにしたことを特徴とす
    る差込式管継手の管支持筒の取付方法。
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