JPH11228702A - エポキシ基含有オルガノポリシロキサンの製造方法及び紫外線硬化性組成物 - Google Patents

エポキシ基含有オルガノポリシロキサンの製造方法及び紫外線硬化性組成物

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JPH11228702A
JPH11228702A JP10042909A JP4290998A JPH11228702A JP H11228702 A JPH11228702 A JP H11228702A JP 10042909 A JP10042909 A JP 10042909A JP 4290998 A JP4290998 A JP 4290998A JP H11228702 A JPH11228702 A JP H11228702A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 R3SiO1/2単位、SiO4/2単位及び
(HO)SiO3/2単位(但し、Rは非置換又は置換の
炭素数1〜10の1価炭化水素基)を主構成単位とする
OH基含有オルガノポリシロキサンの該OH基に対し、
下記一般式(1)又は(2) (式中、R1は互いに同一又は異種の非置換又は置換の
炭素数1〜10の1価炭化水素基を示し、aは0〜3の
整数、p,rは2以上の整数、q,sは0以上の整数で
ある。)で示されるオルガノヒドロポリシロキサンのS
iH基の過剰量を用いて、脱水素縮合反応させた後、得
られた反応生成物中に残存するSiH基と、エポキシ基
及びアルケニル基を含有する化合物の該アルケニル基と
を付加反応させることを特徴とするエポキシ基含有オル
ガノポリシロキサンの製造方法。 【効果】 この硬化性組成物の硬化皮膜は、粘着物質に
対する重剥離性に優れ、粘着剤層の粘着力を低下させ
ず、シリコーン移行が少ないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥離紙用の紫外線
硬化性組成物の主剤として好適に用いられるエポキシ基
含有オルガノポリシロキサンの製造方法、及びこのエポ
キシ基含有オルガノポリシロキサンを用いた紫外線硬化
性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、紙、加工紙、プラスチックフィルムなどの基材と感
圧性粘着物質との間の接着、固着を防止することを目的
として、基材表面に熱、紫外線又は電子線硬化性シリコ
ーン組成物の硬化皮膜を形成することが行われており、
このものは一般に剥離紙といわれている。
【0003】剥離性硬化皮膜を形成する組成物は、生産
性向上や省エネルギーの観点から、また、耐熱性の劣る
基材へも応用するため、低温、短時間での硬化が要求さ
れている。特に、基材の熱による変形などを防止するた
め、紫外線を照射することで、硬化性皮膜を基材上に形
成することが有利である。
【0004】剥離性硬化皮膜を形成する組成物を製造す
る有用な方法として、エポキシ基含有有機基をもつオル
ガノポリシロキサンとオニウム塩光開始剤からなる組成
物を紫外線の照射により硬化させる方法がある(特開昭
56−38350号公報)。この場合、硬化皮膜の粘着
物質に対する剥離性はエポキシ基含有有機基をもつオル
ガノポリシロキサンのエポキシ基の含有量に依存し、エ
ポキシ基の含有量が多くなる程、硬化皮膜の剥離力は重
くなる。
【0005】この場合、感圧性粘着物質から容易に剥離
しないことが重要な用途もある。このような用途では、
剥離性シリコーン組成物の皮膜特性を重剥離性とし、通
常は容易に剥離しないようにしておき、必要の際は強い
力を加えて剥離を行うようにする。
【0006】特開平7−2976号公報には、紫外線硬
化性エポキシシリコーン剥離剤用の剥離力調節(重剥離
化)添加物及びこれを用いた剥離力調節組成物が示され
ている。この組成物中の重剥離成分となるQ単位と、エ
ポキシ官能性M単位と、D単位かT単位のうち少なくと
も1種とを含有するエポキシ官能性シリコーンを製造す
るには、Q単位と、MH単位とD単位かT単位のうち少
なくとも1種とを含有するSiH官能性樹脂を事前に合
成する必要がある。この原料には、ジメチルクロロシラ
ンが用いられるが、この化合物は低沸点で揮発性が高
く、更に加水分解性が強いため、取り扱いが困難である
という欠点があった。
【0007】また、特開平6−166740号公報にも
紫外線硬化性エポキシシリコーン剥離剤用の剥離力調節
(重剥離化)添加物及びこれを用いた剥離力調節組成物
が示されている。この組成物中の重剥離成分は、低分子
量のSiH含有シリコーン流体と、MViMQもしくはM
ViMTQなどのシリコーン樹脂又はアリル化ポリエーテ
ルとを付加反応させ、更に過剰のSiH基を不飽和エポ
キシ含有化合物と反応させることによって得られること
が示されている。この場合、SiH含有シリコーン流体
とMViMQもしくはMViMTQなどのシリコーン樹脂の
付加反応の速度が速すぎるため反応をコントロールする
ことが困難で、反応中にゲル化してしまうことがあり、
また、アリル化ポリエーテルを用いた場合は最終組成物
のカチオン反応性が阻害されるなどの問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、重剥離で残留接着率がよく、シリコーン移行性が少
ない硬化物を与える紫外線硬化性組成物の主材として有
効なエポキシ基含有オルガノポリシロキサンを上記従来
技術の欠点をなくして工業的有利に製造する方法、及び
このエポキシ基含有オルガノポリシロキサンを用いた紫
外線硬化性組成物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、R3SiO1/2単位、SiO4/2単位及び(HO)S
iO3/2単位(但し、Rは非置換又は置換の炭素数1〜
10の1価炭化水素基)を主構成単位とするOH基含有
オルガノポリシロキサンの該OH基に対し、下記一般式
(1)又は(2)で示されるオルガノヒドロポリシロキ
サンのSiH基の過剰量を用いて、脱水素縮合反応させ
た後、得られた反応生成物中に残存するSiH基と、エ
ポキシ基及びアルケニル基を含有する化合物の該アルケ
ニル基とを付加反応させることにより、取り扱い性も容
易で、ゲル化が生じることもなく、効率よく確実にエポ
キシ基含有オルガノポリシロキサンが得られると共に、
このエポキシ基含有オルガノポリシロキサンを主材と
し、これにオニウム塩光開始剤を添加した紫外線硬化性
組成物が、重剥離で残留接着率がよく、シリコーン移行
性が少ない硬化物を与えることを知見し、本発明をなす
に至ったものである。
【0010】
【化2】 (式中、R1は互いに同一又は異種の非置換又は置換の
炭素数1〜10の1価炭化水素基を示し、aは0〜3の
整数、p,rは2以上の整数、q,sは0以上の整数で
ある。)
【0011】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の第1発明は、R3SiO1/2単位、SiO4/2
位及び(HO)SiO3/2単位(但し、Rは非置換又は
置換の炭素数1〜10の1価炭化水素基)を主構成単位
とするOH基含有オルガノポリシロキサンの該OH基に
対し、上記一般式(1)又は(2)で示されるオルガノ
ヒドロポリシロキサンのSiH基の過剰量を用いて、脱
水素縮合反応させた後、得られた反応生成物中に残存す
るSiH基と、エポキシ基及びアルケニル基を含有する
化合物の該アルケニル基とを付加反応させることを特徴
とするエポキシ基含有オルガノポリシロキサンの製造方
法である。
【0012】ここで、R3SiO1/2単位、SiO4/2
位、(HO)SiO3/2単位を主構成単位とするOH基
をもつオルガノポリシロキサンにおいて、Rはメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル
基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニ
ル基、トリル基などのアリール基、又はこれらの基の炭
素原子に結合している水素原子の一部又は全部をヒドロ
キシ基、シアノ基、ハロゲン原子などで置換したヒドロ
キシプロピル基、シアノエチル基、1−クロロプロピル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基などから選択
される非置換又は置換の炭素数1〜10の1価炭化水素
基であり、特に本発明のエポキシ基含有オルガノポリシ
ロキサンの硬化物の剥離性の点で、アルキル基、アリー
ル基であることが望ましい。
【0013】また、R3SiO1/2単位/(SiO4/2
位+(HO)SiO3/2単位)の比は0.5〜2、好ま
しくは0.6〜1.3である。モル比が0.5未満のも
のは粘度がばらつく等の理由により安定に製造すること
が困難であり、2を超えるものではエポキシ基含有オル
ガノポリシロキサンが十分な重剥離性を持たないおそれ
がある。またOH基含有量は0.1〜5重量%、特に
0.1〜3重量%であることが好ましい。0.1重量%
未満では脱水素縮合反応の反応性が劣り、5重量%を超
えるとエポキシ基含有オルガノポリシロキサンの硬化性
が低下し、剥離性に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0014】なお、上記オルガノポリシロキサンは、そ
の1種を単独で又は2種以上を併用して用いることがで
きる。
【0015】次に、オルガノヒドロポリシロキサンとし
ては、下記一般式(1)又は(2)で示されるものを使
用する。
【0016】
【化3】 (式中、R1は互いに同一又は異種の非置換又は置換の
炭素数1〜10の1価炭化水素基を示し、aは0〜3の
整数、p,rは2以上の整数、q,sは0以上の整数で
ある。)
【0017】ここで、R1としては、前記Rで例示した
と同様のものを挙げることができる。また、p,q及び
r,sは、このオルガノヒドロポリシロキサンの25℃
における粘度を1〜50,000cP、特に5〜10,
000cPとする数であり、更に、全シロキサン単位の
うち、HR1SiO単位が2〜100モル%、特に2〜
70モル%であることが好ましい。
【0018】上記式(1),(2)の化合物としては、
下記のものを例示することができる。なお、下記式にお
いて、Meはメチル基、Phはフェニル基を示す。
【0019】
【化4】
【0020】なお、上記オルガノヒドロポリシロキサン
としては、その1種を単独で又は2種以上を組み合わせ
て用いることができる。
【0021】本発明のエポキシ基含有オルガノポリシロ
キサンの製造には、まず、R3SiO1/2単位、SiO
4/2単位、(HO)SiO3/2単位を主構成単位とするO
H基をもつオルガノポリシロキサンと式(1)又は
(2)のオルガノヒドロポリシロキサンの脱水素縮合反
応を行う。
【0022】このとき、OH基をもつオルガノポリシロ
キサンとオルガノヒドロポリシロキサンの使用割合は、
OH基をもつオルガノポリシロキサン/オルガノヒドロ
ポリシロキサンの重量比が1/99〜95/5、特に2
/98〜70/30が好ましい。OH基をもつオルガノ
ポリシロキサンの割合が1/99より少ないと、重剥離
性が不十分となり、95/5より多いと、硬化性、残留
接着性が低下するおそれがある。
【0023】また、SiH基/OH基のモル比が2以
上、特に4以上となるように使用することが好ましい。
【0024】脱水素縮合反応に際し、脱水素縮合触媒を
用いる。この触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸の
アルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、
塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸
とビニル基含有シロキサンとの反応物などの白金系触媒
がある。これらの触媒添加量には特に制限はないが、O
H基をもつオルガノポリシロキサンとオルガノヒドロポ
リシロキサンの合計重量の0.01〜5%でよい。
【0025】この反応は、通常、室温〜300℃で行え
ばよいが、40℃以上に加熱した方が反応が早く進行す
る。反応時間は特に限定されないが、0.1〜10時間
が好ましい。反応は、必要に応じて溶剤中で行う。溶剤
としては、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶剤、ヘ
キサン、オクタンなどの脂肪族系溶剤、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、酢
酸エチル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤、又は
これらの混合溶剤を使用することができる。また、反応
の雰囲気としては、空気中、不活性気体中のいずれでも
よい。
【0026】脱水素縮合反応終了後、反応混合物からO
H基をもつオルガノポリシロキサンとオルガノヒドロポ
リシロキサンの脱水素縮合反応物を単離、精製してもよ
い。これには、反応混合物を活性炭処理などにより脱水
素縮合触媒を除去し、溶剤を使用した場合は、加熱及び
/又は減圧下で留去するなどの方法を採用し得る。
【0027】本発明においては、上記脱水素縮合反応終
了後、脱水素縮合反応の反応混合物にエポキシ基及びア
ルケニル基含有化合物を添加して、又はエポキシ基及び
アルケニル基含有化合物に脱水素縮合反応の反応混合物
を添加して、反応混合物中に残存するSiH基とアルケ
ニル基の付加反応を行う。
【0028】ここで、この反応に用いるエポキシ基及び
アルケニル基含有化合物は、1分子中にエポキシ基及び
アルケニル基をそれぞれ少なくとも1個以上もつ有機化
合物であり、具体的には、4−ビニルシクロヘキセンオ
キシド、4−イソプロペニル−1−メチルシクロヘキセ
ンオキシド、アリルグリシジルエーテル、1,5−ヘキ
サジエンモノオキシド、グリシジル(メタ)アクリレー
トなどが挙げられる。
【0029】本発明において、OH基をもつオルガノポ
リシロキサンとオルガノヒドロポリシロキサンとの脱水
素縮合反応物と、エポキシ基及びアルケニル基含有化合
物の使用割合は、アルケニル基の数がSiH基の数より
も多くなるようにすることが好ましく、アルケニル基/
SiH基のモル比が1.0以上、特に1.05〜1.5
が好ましい。
【0030】付加反応に際し、触媒量の付加反応触媒を
用いるが、脱水素縮合触媒としての白金系触媒が存在す
る場合は、新たに付加反応触媒を添加しなくてもよく、
脱水素縮合反応を行った反応容器にエポキシ基及びアル
ケニル基含有化合物を添加して次の付加反応を行うこと
ができるので好都合である。付加反応触媒としては、前
記の白金系触媒が例示できる。この反応は、通常、室温
〜300℃で行えばよいが、40℃以上に加熱した方が
反応が早く進行する。反応時間は特に限定されない。反
応は、必要に応じて前記した溶剤中で行う。また、反応
の雰囲気としては、空気中、不活性気体中のいずれでも
よい。
【0031】付加反応終了後、必要に応じて反応混合物
を水洗や活性炭処理などにより付加反応触媒を除去し、
溶剤を使用した場合は、加熱及び/又は減圧下で留去し
て、エポキシ基含有オルガノポリシロキサンを得る。
【0032】本発明で得られるエポキシ基含有オルガノ
ポリシロキサンの全ケイ素原子中のエポキシ基含有有機
基が結合したケイ素原子の割合は2〜40モル%がよ
い。2モル%未満では硬化性、残留接着率が低下するお
それがある。40モル%を超えると、必要以上に重剥離
となり、粘着物質からの剥離が不可能となる場合があ
る。特には5〜25モル%が好ましい。
【0033】次に、本発明の第2発明は、上記の方法で
製造されたエポキシ基含有オルガノポリシロキサンとオ
ニウム塩光開始剤とを含有してなる紫外線硬化性組成物
である。
【0034】即ち、本発明の上記製造方法によって得ら
れたエポキシ基含有有機基をもつオルガノポリシロキサ
ンは、それ単独で又はこれとは重合度やエポキシ基含有
率などの異なるオルガノポリシロキサンと混合し、更に
光開始剤を添加して、紫外線硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物とすることができる。この組成物は各成分の
所定量を均一に混合することによって得られる。必要に
応じて、エポキシ系希釈剤、ビニルエーテル系希釈剤、
基材への密着向上剤、レベリング剤、帯電防止剤、消泡
剤、顔料、他種のオルガノポリシロキサンなどを添加し
てもよいし、有機溶剤で希釈して使用してもよい。
【0035】また、剥離力を調節することを目的に他種
のエポキシ基含有オルガノポリシロキサンを併用しても
よい。
【0036】ここで、上記光開始剤としては、オニウム
塩系光開始剤が使用され、例えば、 R2 2+-,R2 3+-,R2 3 +-,R2 4+-
2 +- (R2はアリール基,X-はSbF 6 -,AsF 6 -,P
6 -,BF 4 -,HSO 4 -,ClO 4 -などの陰イ
オン)で示されるジアリールヨードニウム塩、トリアリ
ールスルホニウム塩、トリアリールセレノニウム塩、テ
トラアリールホスホニウム塩、アリールジアゾニウム塩
などが挙げられる。硬化反応性の点で、ジアリールヨー
ドニウム、トリアリールスルホニウムの六フッ化アンチ
モン酸塩が好ましい。オニウム塩の添加量は、上記エポ
キシ基含有オルガノポリシロキサン100重量部に対し
て0.1〜20重量部とすればよい。これより少ないと
硬化性が不十分であり、多いと硬化皮膜の表面状態に悪
影響が生じて、剥離特性が劣化するおそれがある。
【0037】本発明の組成物は、短時間の紫外線照射に
よって容易に硬化することから、剥離紙・剥離フィルム
用剥離剤、粘着テープの背面処理剤、金属,プラスチッ
クの保護コーティング剤として使用できる。
【0038】本発明の組成物が塗工される基材として
は、グラシン紙,クラフト紙,クレーコート紙などの紙
基材、ポリエチレンラミネート上質紙,ポリエチレンラ
ミネートクラフト紙などのラミネート紙、ポリエステ
ル,ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリ塩化ビニル,
ポリテトラフルオロエチレン,ポリイミドなどの合成樹
脂から得られるプラスチックフィルムやシート、アルミ
ニウムなどの金属箔等が挙げられる。
【0039】基材に本発明の組成物を塗布するには、ロ
ール塗布、グラビア塗布、ワイヤードクター塗布、エア
ーナイフ塗布、ディッピング塗布などの公知の方法を用
いることができる。塗布量としては0.01〜100g
/m2とすればよく、この塗膜は紫外線を照射すれば容
易に硬化する。紫外線の光源としては、高圧水銀ラン
プ、中圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライド
ランプ、水銀アーク灯などが例示できる。上記塗膜を硬
化させるためには高圧水銀ランプ(80W/cm)を使
用した場合には5〜20cmの距離から0.01〜10
秒照射すればよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、エポキシ基含有オルガ
ノポリシロキサンを取り扱い性よく、ゲル化を生じるこ
となく工業的に有利に製造でき、またこのエポキシ基含
有オルガノポリシロキサンを主成分とする硬化性組成物
の硬化皮膜は、粘着物質に対する重剥離性に優れ、粘着
剤層の粘着力を低下させず、シリコーン移行が少ないも
のである。
【0041】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記例において、部は重量部を示
す。また、下記の例で、剥離力、残留接着率、シリコー
ン移行性は下記方法で評価した。
【0042】剥離力 シリコーン組成物を、ポリエチレンラミネート上質紙表
面に固形分で0.8g/m2 となるようにオフセット転
写機を用いて塗布し、80W/cmの高圧水銀灯を8c
mの距離から照射して、硬化皮膜を形成させた。室温で
1日放置後、この硬化皮膜表面に、ポリエステル粘着テ
ープNo.31B(日東電工(株)製,25mm幅)又
は粘着テープTesa7475(BDF社製,25mm
幅)を貼付し、試料を作成した。20℃で1日又は50
℃で6日放置してエージングさせた後、試料のテープを
引張試験機を用いて、180°の角度で剥離速度0.3
m/分で剥がし、剥離するのに要する力(g/25m
m)を測定した。
【0043】残留接着率 剥離力測定の場合と同様にして、基材表面にシリコーン
組成物の硬化皮膜を形成させた。室温で1日放置後、こ
の硬化皮膜表面にポリエステル粘着テープNo.31B
(日東電工(株)製)を貼り合わせ、20g/cm2
荷重下、70℃で20時間エージングさせた。このエー
ジング後のテープを剥がし、ポリエステルフィルムに貼
り付けた。このテープをポリエステルフィルムから18
0°の角度で剥離速度0.3m/分で剥がし、剥離する
のに要する力(g/25mm)を測定した。一方、シリ
コーン硬化皮膜に貼り合わせない未処理テープをポリエ
ステルフィルムから剥離するのに要する力(g/25m
m)を測定し、これらの比をとって百分率で表した。
【0044】シリコーン移行性 剥離力の場合と同様にして、基材表面にシリコーン組成
物の硬化皮膜を形成させた。その表面にポリエステルフ
ィルムを重ね、10kg/cm2の荷重で1日放置し
た。硬化皮膜に接触していたポリエステルフィルムの表
面のケイ素の存在量を蛍光X線分析装置で測定し、ブラ
ンクのポリエステルフィルムのケイ素の存在量との比を
求めた。
【0045】〔実施例1〕撹拌装置、温度計、還流冷却
器、滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、トルエ
ン(33部)、Me3SiO1/2単位、SiO4/2単位、
(HO)SiO3/2単位からなるOH基をもつオルガノ
ポリシロキサンの60%トルエン溶液(M/Q=0.7
0,OH基含有量0.77重量%)(64部)、及び平
均組成式が次式で表されるオルガノヒドロポリシロキサ
ン(218部)を仕込んだ。 Me3SiO−(HMe SiO)4−(Me2SiO)24
−SiMe3
【0046】ここに、白金触媒の0.5%トルエン溶液
(0.16部)を添加し、132℃で3時間還流させ、
脱水素縮合反応を行った後、30℃まで放冷した。
【0047】一方、別の撹拌装置、温度計、還流冷却
器、滴下ロートを取り付けた4つ口フラスコに、4−ビ
ニルシクロヘキセンオキシド(60部)、トルエン(1
49部)、白金触媒の0.5%トルエン溶液(0.08
部)を仕込み、70℃に加熱した。ここに、脱水素縮合
反応物の全量を2時間かけて滴下した。滴下終了後、7
0℃で1時間撹拌した。80℃,3Torrで、トルエ
ン、揮発成分を留去して、サンプル1(279部)を得
た。これは褐色透明の液体で、粘度132cP,エポキ
シ当量860であった。サンプル1のMe3SiO1/2
位、SiO4/2単位、(HO)SiO3/2単位からなるO
H基をもつオルガノポリシロキサンに由来する部分の重
量比(レジン量)は13%である。
【0048】〔実施例2〕OH基をもつオルガノポリシ
ロキサンの60%トルエン溶液(M/Q=0.70,O
H基含有量0.77重量%)の使用量を147部、脱水
素縮合反応時のトルエン使用量を12部にした以外は実
施例1と同様の操作を行い、サンプル2(339部)を
得た。これは褐色透明の液体で、粘度308cP,エポ
キシ当量803であった。サンプル2のレジン量は25
%である。
【0049】〔実施例3〕OH基をもつオルガノポリシ
ロキサンの60%トルエン溶液(M/Q=0.70,O
H基含有量0.77重量%)の使用量を442部、脱水
素縮合反応時のトルエン使用量を0部にした以外は実施
例1と同様の操作を行い、サンプル3(521部)を得
た。これは褐色透明の液体で、粘度11,600cP,
エポキシ当量1,550であった。サンプル3のレジン
量は50%である。
【0050】〔実施例4〕実施例1で得られたサンプル
1(100部)、ヨードニウム塩光開始剤(1部)を混
合し、処理液(シリコーン組成物)を調製した。この処
理液の硬化皮膜の剥離力、残留接着率、シリコーン移行
性を上記の評価方法で測定した。結果を表1に示す。
【0051】〔実施例5〕実施例2で得られたサンプル
2(100部)、ヨードニウム塩光開始剤(1部)を混
合し、処理液を調製した。この処理液の硬化皮膜の剥離
力、残留接着率、シリコーン移行性を上記の評価方法で
測定した。結果を表1に示す。
【0052】〔実施例6〕実施例3で得られたサンプル
3(100部)、ヨードニウム塩光開始剤(1部)を混
合し、処理液を調製した。この処理液の硬化皮膜の剥離
力、残留接着率、シリコーン移行性を上記の評価方法で
測定した。結果を表1に示す。
【0053】〔比較例1〕OH基をもつオルガノポリシ
ロキサンの60%トルエン溶液(M/Q=0.70,O
H基含有量0.77重量%)を42部、平均組成式 Me3SiO−(EMe SiO)4−(Me2SiO)24
−SiMe3 (Eはβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル
基)で示されるエポキシ基を有するオルガノポリシロキ
サン75部を混合し、80℃,3Torrで、トルエ
ン、揮発成分を留去して、サンプル4(98部)を得
た。このサンプル4のレジン量は25%である。サンプ
ル4(100部)、ヨードニウム塩光開始剤(1部)を
混合し、処理液を調製した。この処理液の硬化皮膜の剥
離力、残留接着率、シリコーン移行性を上記の評価方法
で測定した。結果を表1に示す。
【0054】〔比較例2〕 Me3SiO−(EMe SiO)4−(Me2SiO)24
−SiMe3 (Eはβ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル
基)で示されるエポキシ基を有するオルガノポリシロキ
サン(100部)とヨードニウム塩光開始剤(1部)を
混合し、処理液を調製した。この処理液の硬化皮膜の剥
離力、残留接着率、シリコーン移行性を上記の評価方法
で測定した。結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 7/02 C09J 7/02 Z C09K 3/00 C09K 3/00 R

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R3SiO1/2単位、SiO4/2単位及び
    (HO)SiO3/2単位(但し、Rは非置換又は置換の
    炭素数1〜10の1価炭化水素基)を主構成単位とする
    OH基含有オルガノポリシロキサンの該OH基に対し、
    下記一般式(1)又は(2) 【化1】 (式中、R1は互いに同一又は異種の非置換又は置換の
    炭素数1〜10の1価炭化水素基を示し、aは0〜3の
    整数、p,rは2以上の整数、q,sは0以上の整数で
    ある。)で示されるオルガノヒドロポリシロキサンのS
    iH基の過剰量を用いて、脱水素縮合反応させた後、得
    られた反応生成物中に残存するSiH基と、エポキシ基
    及びアルケニル基を含有する化合物の該アルケニル基と
    を付加反応させることを特徴とするエポキシ基含有オル
    ガノポリシロキサンの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法で製造されたエポキ
    シ基含有オルガノポリシロキサンとオニウム塩光開始剤
    とを含有してなる紫外線硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 剥離紙用である請求項2記載の紫外線硬
    化性組成物。
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