JP2017222819A - 付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び粘着テープ - Google Patents

付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び粘着テープ Download PDF

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Abstract

【課題】シリコーンゴムに対して粘着力が強く、また経時で粘着力低下が起こらず、さらに高温環境下においても優れた保持力を示す粘着剤層を与える付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び該組成物の硬化物を用いた粘着テープを提供する。
【解決手段】直鎖状ジオルガノポリシロキサンのアルケニル基に対するオルガノハイドロジェンポリシロキサンのSiH基のモル比が50〜2,000となる量とした付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、シリコーンゴムに対して粘着力が強く、また経時で粘着力の低下が起こらず、さらに高温環境下においても優れた保持力を示す粘着剤層を与える付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び該組成物の硬化物を用いた粘着テープに関する。
シリコーン粘着剤を構成するポリシロキサンは、主骨格が結合エネルギーの高いSi−O結合からなるため、耐熱性、耐寒性、耐候性、電気絶縁性及び耐薬品性に優れる。このため、耐熱テープ、電気絶縁テープ、工程用のマスキングテープ、難燃性を有するマイカテープ等の厳しい環境下で使用されている。
また、シリコーン粘着剤はさまざまな被着体に対して優れた濡れ性を示し、アクリル系、ゴム系等の有機樹脂系粘着剤では粘着しにくいシリコーン樹脂やポリオレフィン、フッ素樹脂、シリコーンゴム、シリコーン剥離紙などにも粘着性を有する。このため、例えばシリコーンゴム部材を他の部材に貼り合わせ又は固定するときに用いられる粘着テープには、シリコーン粘着剤を用いたものが好適とされている。
さらに、近年、導電性シリコーンゴム、放熱性シリコーンゴム、選択接着LIMS、電磁波遮断用シリコーンゴムといった電子機器に使用されるシリコーンゴム部品を粘着テープで固定する用途が増大してきており、シリコーンゴムに安定して粘着する粘着剤の需要が増大している。
従来のシリコーンゴム用シリコーン粘着剤を用いた粘着テープでは、過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物を用いることが一般的であった。しかし、過酸化物硬化型シリコーン粘着剤組成物では、その硬化温度が150℃以上と高く、熱変形温度の低い基材への適用やエネルギーコスト面で不利であった。
一方、シリコーンゴム用シリコーン粘着剤として、付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物を用いたものでは、種々の金属やテープ基材に安定した粘着力を与えるものの、シリコーンゴムへの粘着力が低く、また経時で粘着力が低下し、長期使用に耐えるものが得られていなかった。
付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物のシリコーンゴム用の粘着剤の改良として、B−O−Si結合を有する有機ケイ素化合物を含有するシリコーン粘着剤組成物(特許文献1:特許第2878932号公報)や、金属化合物を含有するシリコーン粘着剤組成物(特許文献2:特開2010−13632号公報)、T単位及びD単位を含む特定のオルガノポリシロキサンを含有するシリコーン粘着剤組成物(特許文献3:特許第4850931号公報)が公知であるが、経時での粘着力の記述はなく、また加熱時の保持力は不十分であった。
さらに、アルケニル基を含有するジオルガノポリシロキサンとアルケニル基を有しないジオルガノポリシロキサンの混合物を用いるシリコーン粘着剤組成物(特許文献4:特開2008−24777号公報)では、シリコーンゴムに対する粘着力及び経時での粘着力が改良されているが、加熱時の保持力に問題があった。
以上のように、シリコーンゴムへの粘着力が強く、また経時で粘着力低下が起こらず、さらに加熱時の保持力に優れる適切な方法は見当たらない。
特許第2878932号公報 特開2010−13632号公報 特許第4850931号公報 特開2008−24777号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、シリコーンゴムに対して粘着力が強く、また経時で粘着力低下が起こらず、さらに高温環境下においても優れた保持力を示す粘着剤層を与える付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物及び該組成物の硬化物を用いた粘着テープを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、付加反応硬化型シリコーン粘着剤の組成において、直鎖状ジオルガノポリシロキサンのアルケニル基に対するオルガノハイドロジェンポリシロキサンのSiH基のモル比が50〜2,000となる量としたシリコーン粘着剤組成物を硬化させることにより、シリコーンゴムに対して粘着力が強く、また経時で粘着力低下が起こらず、さらに高温環境下においても優れた保持力を示す粘着剤層が得られることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、下記に示す付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物、及び粘着テープを提供する。
〔1〕
(A)下記(A1)成分、又は(A1)成分及び(A2)成分からなり、(A1)/(A2)の質量比が100/0〜20/80の範囲にあるジオルガノポリシロキサン:20〜80質量部、
(A1)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、アルケニル基含有量が0.0005mol/100g以上で0.15mol/100g未満である直鎖状ジオルガノポリシロキサン
(A2)末端にSiOH基を有し、アルケニル基を有さない直鎖状ジオルガノポリシロキサン
(B)R1 3SiO0.5単位(R1は独立に炭素原子数1〜10の1価炭化水素基である。)と、SiO2単位と、ケイ素原子に結合した水酸基を有するシロキサン単位及び/又はケイ素原子に結合した炭素原子数1〜6のアルコキシ基を有するシロキサン単位とを含有し、R1 3SiO0.5単位/SiO2単位のモル比が0.5〜1.5であるオルガノポリシロキサン:80〜20質量部(但し、(A)成分と(B)成分の合計は100質量部である)、
(C)SiH基を1分子中に3個以上含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(A1)成分中のアルケニル基に対する(C)成分中のSiH基のモル比が50〜2,000となる量、
(E)白金族金属系触媒:(A)成分及び(B)成分の合計に対して質量基準で白金族金属分として1〜5,000ppm
を含有する付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
〔2〕
(C)成分が、下記式(1)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである〔1〕に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
Figure 2017222819
(式中、R2は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10の1価炭化水素基であり、aは0又は1、bは1以上の整数、cは0以上の整数であり、2a+b≧3、1≦b+c≦1,000である。)
〔3〕
(C)成分の配合量が、(A1)成分中のアルケニル基に対する(C)成分中のSiH基のモル比で80〜1,500となる量である〔1〕又は〔2〕に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
〔4〕
(A)及び(B)成分として、(A)及び(B)成分の縮合反応生成物を使用する〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
〔5〕
縮合反応生成物中のSiOH基量が0.02〜4.1質量%である〔4〕に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
〔6〕
さらに、(D)成分として、付加反応制御剤を(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して0.05〜8質量部含む〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
〔7〕
さらに、(F)成分として、1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、アルケニル基含有量が0.15〜2.5mol/100gである化合物:(A1)成分及び(F)成分中のアルケニル基の合計に対する(C)成分中のSiH基のモル比が1.1以上となる量を含む〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
〔8〕
基材と、該基材の少なくとも片面に積層された〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の組成物の硬化物からなる硬化物層とを有する粘着テープ。
本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物の硬化物を使用すれば、シリコーンゴムに対して高い粘着力を有するため、シリコーンゴム部材を強力に貼り合わせ又は固定することができる。さらに長期間貼り付けた後であっても粘着力が低下することなく、また高温環境下においても優れた保持力を示すため、安定性に優れた粘着テープを提供することができる。
以下、本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物の各成分、製造方法及び用途について詳述する。
<(A)成分>
(A)成分は、(A1)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、アルケニル基含有量が0.0005mol/100g以上で0.15mol/100g未満である直鎖状ジオルガノポリシロキサン、又は上記(A1)成分及び(A2)末端にSiOH基を有し、かつ、アルケニル基を有さない直鎖状ジオルガノポリシロキサンからなり、(A1)/(A2)の質量比が100/0〜20/80の範囲にあるジオルガノポリシロキサンである。(A1)/(A2)の質量比は、好ましくは100/0〜30/70、さらに好ましくは100/0〜40/60である。(A1)成分が少なすぎると得られるシリコーン粘着剤組成物の硬化物中の架橋密度が低くなり、保持力が低くなる場合がある。なお、(A2)成分を配合する場合、(A1)/(A2)の質量比は90/10〜20/80の範囲にあることが好ましい。
(A1)成分は、1分子中に2個以上のアルケニル基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンであり、下記式(2)又は(3)で示されるものが例示できる。
Figure 2017222819
Figure 2017222819
(上記各式中、R3は互いに独立に、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10の1価炭化水素基であり、Xはアルケニル基含有の1価有機基である。dは0〜3の整数であり、eは0以上の整数、e’は2以上の整数、fは100以上の整数、2d+e≧2であり、100≦e+f≦20,000、102≦e’+f≦20,000である。)
式(2)及び(3)中、R3は互いに独立に、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の1価炭化水素基であり、R3としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール基が例示され、メチル基又はフェニル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。R3がフェニル基を含む場合は、フェニル基の含有量は式(2)又は(3)のジオルガノポリシロキサンのケイ素原子に結合した全有機基中の0.1〜30モル%であるのが好ましい。該含有量が30モル%を超えると、得られるシリコーン粘着剤層のシリコーンゴムに対する粘着力が低下することがある。
Xはアルケニル基含有の1価有機基であり、炭素原子数2〜10、好ましくは2〜8の酸素原子を含んでもよいアルケニル基含有の1価炭化水素基が好ましい。例えば、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基の他、アクリロイルプロピル基、アクリロイルメチル基、メタクリロイルプロピル基、アクリロキシプロピル基、アクリロキシメチル基、メタクリロキシプロピル基、メタクリロキシメチル基、シクロヘキセニルエチル基、及びビニルオキシプロピル基などが挙げられる。中でも工業的観点からビニル基が好ましい。
(A1)成分中に含まれるアルケニル基の量は、オルガノポリシロキサン100g中に0.0005モル以上で0.15モル未満が好ましく、0.0007〜0.13モルがより好ましく、0.001〜0.10モルがさらに好ましい。0.0005モルよりも少ないと硬化性が低下する場合や、保持力が低下する場合がある。なお、0.15モル未満であれば、得られる粘着剤層が硬くならず、適切な粘着力やタックが得られるものとなる。このアルケニル基量の測定は、通常、ヨウ素化法(ハヌス法等)やNMR法など公知の方法によって求めることができる(以下、同じ)。
式(2)及び(3)中、dは0〜3の整数、好ましくは0又は1であり、eは0以上の整数、好ましくは0〜3,000の整数であり、e’は2以上の整数、好ましくは2〜3,000の整数であり、fは100以上の整数、好ましくは150〜20,000であり、2d+e≧2、好ましくは2≦2d+e≦3,000であり、100≦e+f≦20,000、好ましくは150≦e+f≦15,000であり、102≦e’+f≦20,000、好ましくは150≦e’+f≦15,000である。
また、(A1)成分に含まれるケイ素原子に結合した水酸基(SiOH基)の量は、(A1)成分中0〜0.45質量%、特に0〜0.40質量%であることが好ましい。このSiOH基量の測定は、通常、グリニア法やNMR法など公知の方法によって求めることができる(以下、同じ)。
(A1)成分のジオルガノポリシロキサンの性状は、オイル状又は生ゴム状であればよい。(A1)成分の粘度は25℃において、オイル状のものであれば1,000〜1,000,000mPa・sが好ましく、特に5,000〜800,000mPa・sが好ましい。生ゴム状のものでは30質量%濃度となるようにトルエンに溶解した溶液の粘度が1,000〜100,000mPa・sが好ましく、特に3,000〜80,000mPa・sとなるものが好ましい。粘度が下限値未満では粘着剤組成物の硬化性が低下する場合や、保持力が低下する場合があり、上限値を超えると粘着剤組成物が高粘度となりすぎるため、該組成物を製造する時の撹拌が困難になる場合がある。
なお、本明細書において、粘度は25℃でBM型回転粘度計を用いて測定した値である(以下、同じ)。
(A1)成分は、1種単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
(A1)成分の具体的な例としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない。なお、下記式中のMe、Vi、Phはそれぞれメチル基、ビニル基、フェニル基を表す。
Figure 2017222819
(100≦z1≦5,000)
Figure 2017222819
(100≦z2≦15,000)
Figure 2017222819
(100≦z3≦19,998、2≦z4≦2,000、102≦z3+z4≦20,000)
Figure 2017222819
(100≦z5≦19,998、2≦z6≦2,000、102≦z5+z6≦20,000)
Figure 2017222819
(100≦z7≦19,999、1≦z8≦2,000、101≦z7+z8≦20,000)
Figure 2017222819
(100≦z9≦19,998、1≦z10≦6,000、1≦z11≦3,000、102≦z9+z10+z11≦20,000)
(A2)成分は、末端にSiOH基を有し、かつ、アルケニル基を有さない直鎖状ジオルガノポリシロキサンであり、下記式で示されるものが例示できる。
Figure 2017222819
(上記式中、R4は互いに独立に、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10の1価炭化水素基であり、gは100≦g≦20,000の整数である。)
式(4)中、R4は互いに独立に、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の1価炭化水素基であり、R4としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニル基、トリル基などのアリール基が例示され、メチル基又はフェニル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。フェニル基を含む場合は、フェニル基の含有量は式(4)のジオルガノポリシロキサンのケイ素原子に結合した全有機基中の0.1〜30モル%であるのが好ましい。該含有量が30モル%を超えると、得られるシリコーン粘着剤層のシリコーンゴムに対する粘着力が低下することがある。
gは100≦g≦20,000、好ましくは150≦g≦15,000の整数である。
(A2)成分のジオルガノポリシロキサンの性状は、オイル状又は生ゴム状であればよい。(A2)成分の粘度は25℃において、オイル状のものであれば300〜1,000,000mPa・sが好ましく、特に1,000〜800,000mPa・sが好ましい。生ゴム状のものでは30質量%濃度となるようにトルエンに溶解した溶液の粘度が1,000〜100,000mPa・sが好ましく、特に3,000〜80,000mPa・sとなるものが好ましい。粘度が下限値未満では均一な塗工が困難となる場合があり、上限値を超えると粘着剤組成物が高粘度となりすぎるため、該組成物を製造する時の撹拌が困難になる場合がある。
なお、(A2)成分のSiOH基の量は、(A2)成分中0.002〜0.45質量%、特に0.005〜0.40質量%であることが好ましい。
(A2)成分は、1種単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
(A2)成分の具体的な例としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない。なお、下記式中のMe、Phはそれぞれメチル基、フェニル基を表す。
Figure 2017222819
(100≦z12≦20,000)
Figure 2017222819
(100≦z13≦19,999、1≦z14≦6,000、101≦z13+z14≦20,000)
<(B)成分>
(B)成分は、R1 3SiO0.5単位(R1は独立に炭素原子数1〜10の1価炭化水素基である。)と、SiO2単位と、ケイ素原子に結合した水酸基を有するシロキサン単位及び/又はケイ素原子に結合した炭素原子数1〜6のアルコキシ基を有するシロキサン単位とを含有し、R1 3SiO0.5単位/SiO2単位のモル比が0.5〜1.5、好ましくは0.6〜1.3であるオルガノポリシロキサンである。該モル比が0.5未満では、得られるシリコーン粘着剤層の粘着力やタックが低下する。該モル比が1.5を超えると、得られるシリコーン粘着剤層の粘着力や保持力が低下する。
1は炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の1価炭化水素基であり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;フェニル基などのアリール基;ビニル基、アリル基、ヘキセニル基などのアルケニル基が挙げられ、メチル基が好ましい。
また、炭素原子数1〜6のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等が例示できる。
また、(B)成分は、R1 3SiO0.5単位及びSiO2単位を必須とするものであるが、本発明の特性を損なわない範囲でR1SiO1.5単位及びR1 2SiO単位(R1は前記の通りである。)のいずれか一方又は両方を(B)成分中に含有させることもできる。なお、(B)成分において、R1 3SiO0.5単位及びSiO2単位の合計の含有量は、本発明の特性が損なわれない限り特に限定されないが、(B)成分の全シロキサン単位中、好ましくは80〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%である。
(B)成分は、ケイ素原子に結合した水酸基を有するシロキサン単位(シラノール基含有単位)及び/又はケイ素原子に結合した炭素原子数1〜6のアルコキシ基を有するシロキサン単位(アルコキシ基含有単位)を含有するものであり、これらのシラノール基含有単位の量は、該水酸基含有量が(B)成分の0.1〜5質量%、好ましくは0.2〜4質量%となる量が好ましい。水酸基含有量が5質量%を超えると、得られるシリコーン粘着剤層のタックが低下する場合や硬化性が低下する場合がある。水酸基含有量が0.1質量%未満では、後述する(B)成分同士や(A)成分との縮合反応、又は硬化時の(C)成分との縮合反応が不十分となり、粘着力が低下する場合がある。また、アルコキシ基含有単位の量は、該アルコキシ基の含有量が(B)成分の10質量%以下、好ましくは8質量%以下となる量が好ましい。アルコキシ基含有量が10質量%を超えると、得られるシリコーン粘着剤層のタックが低下する場合や硬化性が低下する場合がある。さらに、上記シラノール基含有単位及びアルコキシ基含有単位の合計量は、上記水酸基含有量及びアルコキシ基含有量の合計として、(B)成分の0.1〜12質量%、特に0.2〜10質量%であることが好ましい。
なお、シラノール基含有単位とは、R1 2(OH)SiO0.5単位、R1(OH)2SiO0.5単位、R1(OH)SiO単位、(OH)SiO1.5単位等が例示できる。また、アルコキシ基含有単位とは、R1 2(OR’)SiO0.5単位、R1(OR’)2SiO0.5単位、R1(OR’)SiO単位、(OR’)SiO1.5単位(OR’は独立に炭素原子数1〜6のアルコキシ基であり、上記で例示したものが挙げられる。)等が例示できる。
(B)成分は、重量平均分子量が500〜10,000であることが好ましく、より好ましくは1,000〜8,000である。この重量平均分子量は、通常、トルエン、テトラヒドロシラン(THF)等を展開溶媒としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)分析におけるポリスチレン換算の重量平均分子量等として求めることができる(以下、同じ)。
また、(B)成分は、1種単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
<(A)及び(B)成分>
(A)及び(B)成分の配合比は、質量比で(A)/(B)=20/80〜80/20であり、25/75〜70/30であることが好ましく、30/70〜60/40であることがより好ましい。該配合比が20/80より低いと、得られるシリコーン粘着剤層の粘着力や保持力が低下する。一方、該配合比が80/20を超えると、得られるシリコーン粘着剤層の粘着力が低下する。
(A)及び(B)成分は、(A1)、(A2)及び(B)成分を単純に混合したものを使用してもよいし、(A1)、(A2)成分の水酸基及び(B)成分のアルコキシ基あるいは水酸基を一緒に加水分解縮合反応又は縮合反応に供して縮合反応生成物としたものを使用してもよい。また(A2)成分と(B)成分とを加水分解縮合反応又は縮合反応に供して縮合反応生成物としたものを(A1)成分と混合して用いてもよい。特に、(A1)、(A2)及び(B)成分を予め一緒に縮合反応に供して縮合反応生成物としたものを使用することがより好ましい。縮合反応を行うには、トルエンなどの溶剤に溶解した(A1)、(A2)及び(B)成分の混合物を、アルカリ性触媒を用いて室温(25℃)又は加熱還流下で反応させ、必要に応じて中和すればよい。
この場合、縮合反応生成物中のSiOH基(シラノール基)量が0.02〜4.1質量%、特に0.05〜3.5質量%となるように反応させることが好ましい。
ここで、上記反応に用いるアルカリ性触媒としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなどの炭酸水素塩;ナトリウムメトキシド、カリウムブトキシドなどの金属アルコキシド;ブチルリチウムなどの有機金属;カリウムシラノレート;アンモニアガス、アンモニア水、メチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミンなどの窒素化合物などが挙げられるが、アンモニアガス又はアンモニア水が好ましい。
縮合反応の温度は、10〜150℃とすることができるが、通常は、室温(25℃)〜有機溶剤の還流温度で行えばよい。反応時間は特に限定されないが、0.5〜20時間、好ましくは1〜16時間とすればよい。
さらに、反応終了後、必要に応じて、アルカリ性触媒を中和する中和剤を添加してもよい。中和剤としては、塩化水素、二酸化炭素などの酸性ガス;酢酸、オクチル酸、クエン酸などの有機酸;塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸などが挙げられる。アルカリ性触媒としてアンモニアガス又はアンモニア水、低沸点のアミン化合物を用いた場合は、窒素等の不活性ガスを通気し留去してもよい。
<(C)成分>
(C)成分は、SiH基を1分子中に3個以上、好ましくは5〜1,000個、より好ましくは8〜500個含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。該オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、直鎖状、分岐状又は環状であってよい。このオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、25℃における粘度が1〜5,000mPa・sであることが好ましく、さらに好ましくは2〜3,000mPa・sである。
(C)成分は、1種のオルガノハイドロジェンポリシロキサン単独でも2種以上のオルガノハイドロジェンポリシロキサンの混合物でもよい。
該オルガノハイドロジェンポリシロキサンとしては、例えば、下記式(1)で表されるものが例示できる。
Figure 2017222819
(式中、R2は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10の1価炭化水素基であり、aは0又は1、bは1以上の整数、cは0以上の整数であり、2a+b≧3、1≦b+c≦1,000である。)
ここで、R2は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10、好ましくは1〜8の1価炭化水素基であり、R2としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;フェニル基、トリル基などのアリール基などが挙げられ、メチル基又はフェニル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
aは0又は1、bは1以上の整数、好ましくは5〜1,000の整数であり、cは0以上の整数、好ましくは0〜800の整数であり、2a+b≧3、好ましくは5≦2a+b≦1,000であり、1≦b+c≦1,000、好ましくは5≦b+c≦1,000である。
さらに、(C)成分としては、上記式(1)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン以外に、R5SiO3/2単位、HSiO3/2単位、SiO4/2単位を含有する構造のものも例示できる。
(C)成分の具体的な例としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない。なお、下記式中のMe、Phはそれぞれメチル基、フェニル基を表す。
Figure 2017222819
(3≦z15≦1,000)
Figure 2017222819
(3≦z16≦999、1≦z17≦997、4≦z16+z17≦1,000)
Figure 2017222819
(1≦z18≦999、1≦z19≦999、2≦z18+z19≦1,000)
Figure 2017222819
(3≦z20≦998、1≦z21≦996、1≦z22≦996、5≦z20+z21+z22≦1,000)
Figure 2017222819
(0≦z23≦200、0≦z24≦200、0≦z25≦200、1≦z26≦50、3≦z23+z24+((z25+2)×z26)≦1,000)
(C)成分の配合量は、上記(A1)成分中のアルケニル基に対する(C)成分中のSiH基のモル比(SiH基/アルケニル基)が50〜2,000となる量であり、80〜1,800となる量であることがより好ましく、90〜1,500となる量であることがさらに好ましい。該モル比が50未満となる量では、シリコーンゴムへの粘着力が得られず、得られるシリコーン粘着剤組成物の硬化物中の架橋密度が低くなり、保持力が低くなる。一方、該モル比が2,000を超える量では、シリコーンゴムへの粘着力が得られず、シリコーン粘着剤組成物を硬化後に気泡が発生し、また該粘着剤組成物を含む処理液の使用可能時間が短くなる。
なお、本発明のシリコーン粘着剤組成物において、該組成物中のアルケニル基の総量(例えば、(A1)、(B)成分及び後述する(F)成分中のアルケニル基の合計)に対する該組成物中のSiH基の総量のモル比(SiH基の総量/アルケニル基の総量)は、1.1〜2,000、特に1.5〜1,800であることが好ましく、2.0〜1,500であることがさらに好ましい。
通常の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物から得られる粘着剤が、シリコーンゴムへの粘着力が弱くなる要因として、粘着剤と被着体を貼り合わせた後に粘着剤中の未架橋成分である本発明の(B)成分に相当するMQレジンが、シリコーンゴムへと移行することが推測される。本発明においては、(C)成分中のSiH基を過剰に配合することで、該(C)成分中のSiH基は、(A1)成分中のアルケニル基との付加反応により架橋構造を形成するとともに、(B)成分中のケイ素原子に結合した水酸基(SiOH基)と脱水素縮合反応するものと考えられる。従って、(C)成分中のSiH基と(B)成分中のSiOH基とがSi−O−Si結合を形成することで、本発明組成物から得られる粘着剤から(B)成分がシリコーンゴムへ移行することが抑制され、強い粘着力が維持される。さらに、(C)成分中のSiH基は、この粘着剤が適用されるシリコーンゴム中に存在するケイ素原子に結合した水酸基やアルケニル基とも反応して結合を形成し、より強固な粘着力を発現させることができるものである。
ここで、本発明のシリコーン粘着剤組成物において、該組成物中のSiOH基の総量(例えば、(A1)、(A2)及び(B)成分中のSiOH基の合計)に対するSiH基の総量のモル比(SiH基/SiOH基)は、0.02〜20万、特に0.1〜10万であることが好ましい。
なお、上記(A1)、(A2)及び(B)成分を予め一緒に縮合反応に供して縮合反応生成物とした場合、このSiOH基量に対するSiH基の総量のモル比(SiH基/SiOH基)は、0.05〜20万、特に0.1〜10万であることが好ましい。
<(D)成分>
(D)成分は付加反応制御剤であり、加熱硬化の以前、例えば、シリコーン粘着剤組成物の調合時又は該粘着剤組成物の基材への塗工時に、該粘着剤組成物を含む処理液が増粘又はゲル化を起こさないようにするために添加することができる任意成分である。
(D)成分の具体例としては、
3−メチル−1−ブチン−3−オール、
3−メチル−1−ペンチン−3−オール、
3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、
1−エチニルシクロヘキサノール、
3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ブチン、
3−メチル−3−トリメチルシロキシ−1−ペンチン、
3,5−ジメチル−3−トリメチルシロキシ−1−ヘキシン、
1−エチニル−1−トリメチルシロキシシクロヘキサン、
ビス(2,2−ジメチル−3−ブチノキシ)ジメチルシラン、
1,3,5,7−テトラメチル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラシロキサン、
1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン
などが挙げられる。なお、(D)成分は1種単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
(D)成分の配合量は、(A)及び(B)成分の合計100質量部に対して0〜8質量部の範囲であり、配合する場合、0.05〜8質量部の範囲が好ましく、0.10〜5質量部の範囲であるのがより好ましい。該配合量が8質量部を超えると、得られる組成物の硬化性が低下することがある。
<(E)成分>
(E)成分は白金族金属系触媒であり、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶液、塩化白金酸とアルコールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン化合物との反応物、塩化白金酸とビニル基含有シロキサンとの反応物などの白金系触媒が挙げられ、さらに、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、イリジウムなどの金属を含有する触媒も挙げられる。本発明においては、これらの中でも白金系触媒が好ましい。なお、(E)成分は1種単独で使用しても2種以上を併用してもよい。
(E)成分の添加量は、(A)及び(B)成分の合計に対して質量基準で白金族金属分として1〜5,000ppm、好ましくは5〜500ppm、特に好ましくは10〜200ppmである。1ppm未満では硬化性が低下し、架橋密度が低くなり、保持力が低下し、5,000ppmを超えると処理浴の使用可能時間が短くなる。
<(F)成分>
本発明のシリコーン粘着剤組成物には、さらに下記(F)成分を配合することができる。(F)成分は、1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、100g中のアルケニル基含有量が0.15〜2.5モルの化合物である。
(C)成分中のSiH基は、(A1)成分中のアルケニル基等との付加反応、(B)成分中のSiOH基等との脱水素縮合反応のほかに、残存したSiH基同士の脱水素縮合反応が経時で起こる可能性がある。粘着剤と被着体を貼り合わせた後に、これらSiH基同士の脱水素縮合反応が進行した場合、気泡が発生し、粘着性が低下する要因となる。(F)成分は、過剰なSiH基と付加反応を起こすことで、脱水素縮合反応による気泡の発生を抑制し、さらに、塗工前に処理液が増粘又はゲル化することを抑制すると考えられる。
(F)成分が有するアルケニル基は、炭素原子数2〜12のアルケニル基であることが好ましく、−(CH2x−CH=CH2(xは0又は1〜10の整数)で表される基であることがより好ましい。具体的には、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、オクテニル基、デセニル基が挙げられる。また、そのメチレン鎖にエーテル結合を含んでいる構造のものでもよく、例えば−(CH22−O−CH2−CH=CH2、−(CH23−O−CH2−CH=CH2等が挙げられる。
(F)成分中のアルケニル基の含有量は0.15〜2.5mol/100gであり、より好ましくは0.2〜2.3mol/100gであり、さらに好ましくは0.25〜2.0mol/100gである。アルケニル基の含有量が0.15mol/100g以上であると、求めるアルケニル基の効果が得られる。なお、2.5mol/100gを超えると、シリコーン粘着剤組成物の粘着力が低下する場合がある。
(F)成分の25℃における粘度は、1Pa・s未満であることが好ましく、0.1mPa・s以上0.5Pa・s以下であることがより好ましく、0.5mPa・s以上0.1Pa・s以下であることがさらに好ましい。1Pa・s以上では、組成物中における分子の移動に制約を受け、SiH基が残存してしまう場合がある。
(F)成分の具体的な例としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない。なお、下記式中のMe、Viはそれぞれメチル基、ビニル基を表す。但し、下記の化合物は、アルケニル基の含有量が0.15〜2.5mol/100gのものであり、この点において(A1)成分とは相違するものである。
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819
(2≦z27≦8)
Figure 2017222819
(0≦z28≦15)
Figure 2017222819
(0≦z29≦500、1≦z30≦500、1≦z29+z30≦500)
Figure 2017222819
(3≦z31≦6)
Figure 2017222819
(0≦z32≦100、0≦z33≦100、0≦z34≦100、1≦z35≦30、2≦z32+z33+((z34+2)×z35)≦500)
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819
(F)成分を配合する場合の添加量は、(A1)及び(F)成分中のアルケニル基の合計に対する(C)成分中のSiH基のモル比[(C)成分のSiH基/((A1)成分のアルケニル基+(F)成分のアルケニル基)]が1.1以上となる量が好ましく、1.1以上2,000以下となる量であることがより好ましく、1.5〜1,800となる量がさらに好ましく、2.0〜1,500となる量が特に好ましい。1.1より小さくなる量では、架橋密度が低くなるため、得られるシリコーン粘着剤層の保持力が低くなる場合や、(C)成分と(B)成分との脱水素縮合反応が抑制され、シリコーンゴムへの粘着力が弱くなる場合がある。
なお、(F)成分を配合する場合は、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して0.01〜40質量部、特に0.05〜30質量部配合することが好ましい。該配合量が40質量部を超えると、得られるシリコーン粘着剤層の粘着力や保持力が低下する場合がある。該配合量が0.01質量部未満では、(F)成分の求める効果が得られない場合がある。
<その他の任意成分>
本発明のシリコーン粘着剤組成物には、上記各成分以外に任意成分を添加することができる。例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリジメチルジフェニルシロキサンなどの非反応性のオルガノポリシロキサン;フェノール系、キノン系、アミン系、リン系、ホスファイト系、イオウ系、チオエーテル系などの酸化防止剤;トリアゾール系、ベンゾフェノン系などの光安定剤;リン酸エステル系、ハロゲン系、リン系、アンチモン系などの難燃剤;カチオン活性剤、アニオン活性剤、非イオン系活性剤などの帯電防止剤;塗工時に粘度を下げるための溶剤として、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、デカン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、イソパラフィン等の脂肪族炭化水素系溶剤、工業用ガソリン、石油ベンジン、ソルベントナフサ等の炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノン、2−ヘプタノン、4−ヘプタノン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、アセトニルアセトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル系溶剤、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶剤、2−メトキシエチルアセタート、2−エトキシエチルアセタート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート、2−ブトキシエチルアセタート等のエステルとエーテル部分を有する溶剤、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシロキシ)シラン等のシロキサン系溶剤、又はこれらの混合溶剤;染料;顔料などが使用できる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
<組成物の製造方法>
本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物は、上記した各成分を混合、溶解することにより調製できる。調製方法は、(A)〜(D)成分、及び必要により(F)成分及び任意成分を予め均一に混合した後、(E)成分を使用直前に添加する方法がポットライフの面で望ましい。
<組成物の用途>
上記のように製造された本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物を種々の基材に塗工し、所定の条件にて硬化させることによりシリコーン粘着剤層を得ることができる。本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物は、例えば、基材と、該基材の少なくとも片面に積層された該組成物の硬化物からなる硬化物層とを有する粘着テープとして好適に用いることができる。
基材としては、紙やプラスチック製のプラスチックフィルム、ガラス、金属、布等が選択される。紙としては、上質紙、コート紙、アート紙、グラシン紙、ポリエチレンラミネート紙、クラフト紙、和紙、合成紙等が挙げられる。プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリスチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム等が挙げられる。ガラスについても、厚みや種類等について特に制限はなく、化学強化処理等をしたものでもよい。また、ガラス繊維も適用でき、ガラス繊維は単体でも他の樹脂と複合したものを使用してもよい。金属としては、アルミ箔、銅箔、金箔、銀箔、ニッケル箔等が例示される。
これらの基材とシリコーン粘着剤層の密着性をさらに向上させるために、基材としてプライマー処理、コロナ処理、エッチング処理、又はプラズマ処理したものを用いてもよい。
塗工方法は、公知の塗工方式を用いて塗工すればよく、コンマコーター、リップコーター、ロールコーター、ダイコーター、ナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター、キスコーター、グラビアコーター、スクリーン塗工、浸漬塗工、キャスト塗工などが挙げられる。
塗工量は用途に応じて適宜設定されるが、通常、硬化したあとのシリコーン粘着剤層の厚みが2〜2,000μm、特に3〜1,000μmとなる量が好ましい。
付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物の硬化条件としては、70〜250℃で10秒〜10分とすればよいが、この限りではない。
本発明の粘着テープは、上記のように基材に本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物を直接塗工し、硬化させてシリコーン粘着剤層とすることにより製造してもよいし、剥離コーティングを行った剥離フィルム又は剥離紙に該組成物を塗工し、硬化させてシリコーン粘着剤層とした後、該シリコーン粘着剤層を上記の基材に貼り合わせる転写法により製造してもよい。
本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物を用いて製造した粘着テープにより貼り合わせ又は固定することができる被着体は特に限定されないが、シリコーンゴム、シリコーンシーラント、シリコーンポッティング材、シリコーンLIM材、シリコーンワニスなどのシリコーン材料;シリコーンが塗工された剥離紙又は剥離フィルム;シリコーンコーティング材、シリコーン離型剤、シリコーン撥水剤、シリコーンを含有する塗料などが塗工された金属、プラスチック、木材、布又は紙;さらにこれらのうちの複数が複合されて構成された複合体を例示できる。
よって、本発明の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物は、シリコーン材料の粘着・接着用、特にシリコーンゴムの粘着・接着用に好適に用いることができる。
以下に、合成例及び実施例と比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、各例中、粘度は25℃における値であり、部は質量部を示し、特性値は下記の試験方法による測定値を示す。また、各例中、Meはメチル基、Viはビニル基を表す。
[合成例1]
(A1)成分として、(A1−1)30質量%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が40,000mPa・sであり、分子鎖両末端がビニル基で封鎖され、0.001mol/100gのビニル基量を有する下記式
Figure 2017222819
(ここで、k及びlは上記の粘度及びビニル基量を満たす数)
で示されるジメチルポリシロキサン(ケイ素原子結合水酸基(SiOH基)量0.007質量%)(35.0部)、(B)成分として、(B−1)Me3SiO0.5単位、SiO2単位及びケイ素原子に結合した水酸基を有するシロキサン単位からなるポリシロキサン(Me3SiO0.5単位/SiO2単位(モル比)=0.80、ケイ素原子結合水酸基含有量1.2質量%、重量平均分子量4,000)の60質量%トルエン溶液(108.3部)、トルエン(23.2部)、及びアンモニア水(0.5部)からなる溶液を室温(25℃、以下同じ)で12時間撹拌した。次いで還流させながら約110〜125℃で6時間加熱し、アンモニアと水を留去した。得られた反応生成物(固形分のSiOH基量0.70質量%)を放冷したのち、これに(D)エチニルシクロヘキサノール(0.2部)を添加し、固形分が約60質量%となるようにトルエンを加えて混合し、シリコーン粘着剤ベース組成物Aを合成した。
[合成例2]
(A1)成分として、(A1−2)30質量%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が22,000mPa・sであり、分子鎖両末端がビニル基で封鎖され、0.001mol/100gのビニル基量を有する下記式
Figure 2017222819
(ここで、m及びnは上記の粘度及びビニル基量を満たす数)
で示されるジメチルポリシロキサン(SiOH基量0.007質量%)(25.0部)、(A2)成分として、(A2−1)30質量%の濃度となるようにトルエンで溶解したときの粘度が22,000mPa・sであり、分子鎖両末端がOH基で封鎖された、アルケニル基を有しない下記式
Figure 2017222819
(ここで、oは上記の粘度を満たす数)
で示されるジメチルポリシロキサン(SiOH基量0.02質量%)(25.0部)、(B)成分として、(B−2)Me3SiO0.5単位、SiO2単位及びケイ素原子に結合した水酸基を有するシロキサン単位からなるポリシロキサン(Me3SiO0.5単位/SiO2単位(モル比)=0.68、ケイ素原子結合水酸基含有量1.5質量%、重量平均分子量3,000)の60質量%トルエン溶液(83.3部)、トルエン(33.2部)、及びアンモニア水(0.5部)からなる溶液を室温で12時間撹拌した。次いで還流させながら約110〜125℃で6時間加熱し、アンモニアと水を留去した。こうして縮合反応を進めた。得られた反応生成物(固形分のSiOH基量0.55質量%)を放冷したのち、これに(D)エチニルシクロヘキサノール(0.2部)を添加し、固形分が約60質量%となるようにトルエンを添加して混合し、シリコーン粘着剤ベース組成物Bを合成した。
<使用原料>
(C)成分
(C−1)
下記式で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン
Figure 2017222819
(C−2)
下記式で示されるメチルハイドロジェンポリシロキサン
Figure 2017222819
(E)成分
白金触媒CAT−PL−50T(信越化学工業社製)
(F)成分
(F−1)
下記式で示されるアルケニル基含有化合物
Figure 2017222819
アルケニル基含有量が0.16mol/100g
(F−2)
下記式で示されるアルケニル基含有化合物
Figure 2017222819
アルケニル基含有量が0.43mol/100g
(F−3)
下記式で示されるアルケニル基含有化合物
Figure 2017222819
アルケニル基含有量が0.67mol/100g
(F−4)
下記式で示されるアルケニル基含有化合物
Figure 2017222819
アルケニル基含有量が0.88mol/100g
(F−5)
下記式で示されるアルケニル基含有化合物
Figure 2017222819
アルケニル基含有量が1.16mol/100g
(F−6)
下記式で示されるアルケニル基含有化合物
Figure 2017222819
アルケニル基含有量が1.81mol/100g
(追加成分−1)
下記平均組成式で表されるボロシロキサン
(Me2SiO)0.8(i−C49SiO1.50.1(BO1.50.1
(追加成分−2)
金属化合物
Ti(acac)4(チタニウムアセチルアセトナート)
(追加成分−3)
Me1SiO1.5単位(T単位)及びMe2SiO1単位(D単位)からなるオルガノポリシロキサン(Me1SiO1.5単位/Me2SiO1単位(モル比)=88/12、重量平均分子量500,000)
<実施例1〜19、比較例1〜8>
上記に示すシリコーン粘着剤ベース組成物A又はシリコーン粘着剤ベース組成物B、(C)成分、(F)成分及び追加成分を、表1〜3の配合量に従いフラスコに取り、トルエン83.4部で希釈し、撹拌して溶解した。得られた溶液に、(E)成分を0.8部添加し、撹拌混合することでシリコーン粘着剤組成物を調製した。このシリコーン粘着剤組成物について、後述の方法で硬化物を作製し、シリコーンゴム粘着力、経時粘着力、保持力、貼り合わせ後の外観を下記の測定法に従って測定した。結果を表1〜3に示す。
[シリコーンゴム粘着力]
シリコーン粘着剤組成物のトルエン40質量%溶液を、厚み25μm、幅25mmのポリイミドフィルムに硬化後の厚みが30μmとなるようにアプリケータを用いて塗工した後、130℃、1分の条件で加熱し硬化させ、粘着テープを作製した。この粘着テープを、厚さ2mmのシリコーンゴムシート〔信越化学工業社製、KE951U(商品名)を硬化させたもの〕に貼りつけ、重さ2kgのゴム層で被覆されたローラーを1往復させることにより圧着した。室温で約20時間放置した後、25℃において、粘着テープの一端を剥離し、それを引張試験機を用いて300mm/分の引張り速度で180゜の角度で該シリコーンゴムシートから引き剥がすのに要する力(N/25mm)を測定した。
[経時粘着力]
上記粘着力評価と同様の方法で粘着テープを作製し、シリコーンゴムシートに圧着した。室温で7日間放置した後、25℃において、粘着テープの一端を剥離し、それを引張試験機を用いて300mm/分の引張り速度で180゜の角度で該シリコーンゴムシートから引き剥がすのに要する力(N/25mm)を測定した。
[保持力]
上記粘着力における場合と同様の方法で粘着テープを作製した。この粘着テープをステンレス板の下端に粘着面積が25mm×25mmとなるように貼りつけ、該粘着テープの下端に重さ1kgの荷重をかけ、200℃で1時間、垂直に放置した後のずれ距離(mm)を顕微鏡で拡大して読み取り、測定した。
[貼り合わせ後の外観]
上記粘着力における場合と同様の方法で粘着テープを作製し、ステンレス板に圧着した。室温で約20時間放置した後、目視で、粘着テープと被着体間に気泡が見られるかどうか観察し、以下の基準で評価した。
◎:気泡がみられない
○:気泡が僅かにみられる
△:気泡がみられる
×:気泡が多くみられる
Figure 2017222819
Figure 2017222819
Figure 2017222819

Claims (8)

  1. (A)下記(A1)成分、又は(A1)成分及び(A2)成分からなり、(A1)/(A2)の質量比が100/0〜20/80の範囲にあるジオルガノポリシロキサン:20〜80質量部、
    (A1)1分子中に2個以上のアルケニル基を有し、アルケニル基含有量が0.0005mol/100g以上で0.15mol/100g未満である直鎖状ジオルガノポリシロキサン
    (A2)末端にSiOH基を有し、アルケニル基を有さない直鎖状ジオルガノポリシロキサン
    (B)R1 3SiO0.5単位(R1は独立に炭素原子数1〜10の1価炭化水素基である。)と、SiO2単位と、ケイ素原子に結合した水酸基を有するシロキサン単位及び/又はケイ素原子に結合した炭素原子数1〜6のアルコキシ基を有するシロキサン単位とを含有し、R1 3SiO0.5単位/SiO2単位のモル比が0.5〜1.5であるオルガノポリシロキサン:80〜20質量部(但し、(A)成分と(B)成分の合計は100質量部である)、
    (C)SiH基を1分子中に3個以上含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン:(A1)成分中のアルケニル基に対する(C)成分中のSiH基のモル比が50〜2,000となる量、
    (E)白金族金属系触媒:(A)成分及び(B)成分の合計に対して質量基準で白金族金属分として1〜5,000ppm
    を含有する付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  2. (C)成分が、下記式(1)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンである請求項1に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
    Figure 2017222819
    (式中、R2は同一又は異種の、脂肪族不飽和結合を有さない炭素原子数1〜10の1価炭化水素基であり、aは0又は1、bは1以上の整数、cは0以上の整数であり、2a+b≧3、1≦b+c≦1,000である。)
  3. (C)成分の配合量が、(A1)成分中のアルケニル基に対する(C)成分中のSiH基のモル比で80〜1,500となる量である請求項1又は2に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  4. (A)及び(B)成分として、(A)及び(B)成分の縮合反応生成物を使用する請求項1〜3のいずれか1項に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  5. 縮合反応生成物中のSiOH基量が0.02〜4.1質量%である請求項4に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  6. さらに、(D)成分として、付加反応制御剤を(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して0.05〜8質量部含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  7. さらに、(F)成分として、1分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、アルケニル基含有量が0.15〜2.5mol/100gである化合物:(A1)成分及び(F)成分中のアルケニル基の合計に対する(C)成分中のSiH基のモル比が1.1以上となる量を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の付加反応硬化型シリコーン粘着剤組成物。
  8. 基材と、該基材の少なくとも片面に積層された請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物の硬化物からなる硬化物層とを有する粘着テープ。
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