JPH11228429A - 固形安中散製剤 - Google Patents

固形安中散製剤

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JPH11228429A
JPH11228429A JP10037828A JP3782898A JPH11228429A JP H11228429 A JPH11228429 A JP H11228429A JP 10037828 A JP10037828 A JP 10037828A JP 3782898 A JP3782898 A JP 3782898A JP H11228429 A JPH11228429 A JP H11228429A
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博 的場
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哲也 田中
Tadashi Makino
正 槙野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生薬を含有する固形製剤は圧縮成形性が著しく
劣るため、必要な強度を付与しつつ摩耗性の良好な製剤
を提供する。 【解決手段】製剤全体に対して5重量%をこえる軽質無
水ケイ酸および結晶セルロースを含有してなる固形安中
散製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製剤全体に対して5
重量%をこえる軽質無水ケイ酸および結晶セルロースを
含有してなる固形安中散製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】生薬製剤のうち、生薬末あるいは生薬末
より抽出したエキスに適当な添加剤を加え、細粒状散剤
としたものは投与量の調整が簡単で溶解分散性が良好な
ので汎用されている。しかし、粒子径が小さく密度が小
さいため、飛散しやすく取り扱いが難しいのが欠点であ
る。さらに生薬によっては溶解度が大きく、粘着性が大
きいため、服用時、口腔内に付着することがある。また
生薬の多くは苦味を有するため、コンプライアンスの問
題がある。そのため散剤以外の製剤として錠剤が商品設
計されることが多い。特公平6−43325、特公平6
−43337、特公平7−98752、特開平6−17
2195には漢方処方、生薬あるいはそれらの抽出物を
配合した固形製剤について記載されている。特開平6−
192113には安中散を配合した造粒物が記載されて
いる。特開平6−312933にはケイヒを含有する錠
剤が記載されている。特開平8−104650には特定
の結晶セルロースを含有する漢方薬粉末もしくは生薬粉
末を含有する錠剤が記載されている。粉体工学会誌 3
3巻 638頁 1996年には生薬末錠剤の成形性改
善に及ぼす無機化合物の有用性が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生薬を含有する固形製
剤は圧縮成形性が著しく劣るため、必要な強度を付与し
つつ摩耗性の良好な製剤を得るためのいくつかの方法が
提案されている。例えば、(1)顆粒内結合剤の添加濃度
を上げる方法、(2)成形圧力を上げる方法、(3)錠剤の形
状を工夫する方法、(4)顆粒外に結晶セルロース等の添
加剤を加える方法が報告されている。前記(1)の方法で
はセルロース系およびデンプン系の結合剤が汎用されて
いるが、生薬製剤では十分な効果は得られていない。ま
た結合剤を増量すると、例えばヒドロキシプロピルセル
ロースでは強度は改善されるが、溶出性および崩壊性が
劣る。前記(2)の方法により、一般的な乳糖あるいはデ
ンプン系の製剤では圧縮圧に比例して強度が増大する
が、生薬製剤では粒子が塑性変形しにくく、圧力伝達性
が悪いため、打錠機の限界に近い高い圧力で打錠しても
強度は得られにくい。さらに打錠機への大きな負担や
杵、臼の寿命などの問題がある。前記(3)において杵形
状をかえて、キャッピングやラミネーション等の障害を
回避したり、カケ・ワレ等を抑制して強度を保持する方
法が報告されているが、生薬製剤では、それほど大きな
効果は得られない。前記(4)の方法に関して、結晶セル
ロース、直打用乳糖、ケイ酸カルシウム、リン酸水素カ
ルシウム等はそれ自体成形性が良く、多くの結晶性医薬
品の賦形剤として優れた効果を有している。しかし生薬
製剤では、例えば単に結晶セルロースを添加しても期待
するような錠剤強度は得られない。このため、十分な強
度を得るために多量の結晶セルロースの添加が必要とな
り、その結果、製剤が大きくなるなどの問題がある。ま
た、添加剤として合成ケイ酸アルミニウムあるいは合成
ヒドロタルサイト等の無機化合物を用いることが報告さ
れている。しかし、この方法ではある程度強度は得られ
るものの摩耗しやすいことに加え、無機化合物の多量な
添加が求められるため製剤が大きくなり服用しにくいな
どの問題がある。
【0004】
【発明を解決するための手段】本発明者らは生薬、とり
わけ安中散に結晶セルロースおよび軽質無水ケイ酸カル
シウムを配合することを着想し、かかる着想に基づいて
鋭意研究した結果、製剤全体に対して5重量%をこえる
軽質無水ケイ酸および結晶セルロースを配合することに
より成形性及び摩耗性が著しく改善されることを見出
し、さらに検討を重ね、本発明を完成した。すなわち、
本発明は(1)製剤全体に対して5重量%をこえる軽質無
水ケイ酸および結晶セルロースを含有してなる固形安中
散製剤、(2)軽質無水ケイ酸が製剤全体に対して5重量
%をこえて15重量%以下である前記(1)記載の製剤、
(3)安中散末と安中散料エキス乾燥末を含有する前記
(1)記載の製剤、(4)錠剤である前記(1)記載の製剤、
(5)製剤全体に対して5重量%をこえる軽質無水ケイ酸
および結晶セルロースを配合してなる固形安中散製剤の
成形性改善方法、(6)製剤全体に対して5重量%をこえ
る軽質無水ケイ酸および結晶セルロースを配合してなる
固形安中散製剤の摩耗性改善方法、(7)安中散末、安
中散料エキスもしくはそれらの混合物、製剤全体に対
して5重量%をこえる軽質無水ケイ酸および結晶セル
ロースを混合し圧縮成形することを特徴とする固形安中
散製剤の製造法、及び(8)安中散末、安中散料エキスも
しくはそれらの混合物に、必要により軽質無水ケイ酸を
加えて顆粒を製造し、ついで前記軽質無水ケイ酸との和
が製剤全体に対して5重量%をこえる量の軽質無水ケイ
酸および結晶セルロースを混合し、圧縮成形することを
特徴とする固形安中散製剤の製造法に関する。
【0005】安中散は、ケイヒ3〜5、エンゴサク3〜
4、ボレイ3〜4、ウイキョウ1.5〜2、シュクシャ
1〜2、カンゾウ1〜2、リョウキョウ0.5〜1、ブ
クリョウ5.0(ブクリョウのない場合も可)の成分比で
配合した漢方処方の1つである。神経性胃炎、げっぷ、
胃アトニー、胃のもたれ、食欲不振、胸やけに効果を示
す。本発明では、安中散は製剤全体に対して約0.01
〜90重量%配合される。好ましくは製剤全体に対して
約50〜90重量%、より好ましくは製剤全体に対して
約70〜90重量%配合される。安中散は安中散末単
独、エキス単独あるいはそれらの混合物を含む。エキス
はその乾燥末であってもよい。本発明では安中散末とエ
キスはそれぞれを単独で用いることもできる。好ましく
は安中散末とエキスの混合物が用いられる。安中散末と
エキスの配合比は乾燥重量比で好ましくは約10:0.
1〜0.1:10、より好ましくは約10:1〜1:1
0、さらに好ましくは約10:1〜1:1の割合で配合
される。乾燥重量比でエキスに比べ、安中散末の配合量
が多い場合が特に好ましい。
【0006】本発明の製剤で用いられる結晶セルロース
は平均重合度、見かけ比容積、見かけタッピング比容
積、比表面積、酢酸保持率、粒度分布、圧縮特性、破壊
強度、圧縮成形特性等について特に限定はない。例え
ば、アビセルPH-101, PH-105[(商品名) 米国FMC
社]; アビセルPH-101, PH-102, PH-105, PH-301, PH-
302,PH-F20, セオラスKG801[(商品名) 旭化成工業株式
会社]等を用いることができる。結晶セルロースはかさ
密度 約0.1〜0.3g/cm3が好ましい。平均粒
径は約40〜80μmが好ましい。重合度は約100〜
300が好ましい。結晶セルロースの配合量は製剤全体
に対して好ましくは約1〜50重量%、より好ましくは
約3〜20重量%、さらに好ましくは約5〜10重量%
である。
【0007】本発明の製剤で用いられる軽質無水ケイ酸
には特に限定はない。例えば、カープレックス[(商品
名) 塩野義製薬株式会社];AEROSIL[(商品名) 日本ア
エロジル株式会社];サイリシア320[(商品名) ワイ・
ケイ・エフ有限会社];アドソリダ-101[(商品名) フロ
イント産業株式会社]等が提供されている。軽質無水ケ
イ酸の配合量は製剤全体量に対して5重量%を超える
量、好ましくは5重量%をこえて20重量%以下、より
好ましくは5重量%をこえて15重量%以下である。本
発明における軽質無水ケイ酸は成形性あるいは摩耗性の
改善に関与するばかりでなく、エキスを配合する場合に
エキスを吸着させるために有効である。これによりエキ
スを含んだ混合物の造粒を容易に行うことができる。
【0008】本発明の製剤は固形であれば特にその大き
さは制限されるものではない。本発明の製剤として、例
えば顆粒剤、錠剤等が挙げられる。顆粒剤の場合、平均
粒径は通常 約0.4〜1.4mmである。錠剤の場合は
直径は通常約5〜15mm、好ましくは約8mm〜11
mmである。さらには厚さは通常、約3〜6mmであ
る。製剤の大きさとしては、顆粒剤より大きく通常の錠
剤よりも小さな固形製剤にも適用することができる。好
ましくは錠剤が用いられる。錠剤として例えば内服用錠
剤、口腔用錠剤、非経口用錠剤あるいは外用錠剤等が挙
げられる。好ましくは内服用錠剤として用いられる。本
発明製剤は成形時あるいは成形後、コーティングされて
もよい。例えば、圧縮コーティング錠、フィルムコーテ
ィング錠あるいは糖衣コーティング錠であってもよい。
コーティング法としては自体公知の方法、例えば、パン
コーティング法、流動コーティング法、スプレーコーテ
ィング法、転動コーティング法等を用いることができ
る。コーティング基剤としては、例えば白糖などの糖衣
基剤;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースなどの水溶性フィルム基剤;ポリ
ビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノア
ルキルメタアクリレートコポリマーなどの酸可溶性フィ
ルム基剤;酢酸フタル酸セルロース、メタアクリル酸コ
ポリマーL,LD,S、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
スフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースア
セテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロ
ース、セラックなどの腸溶性フィルム基剤;エチルセル
ロース、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーR
S、アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチル・共重合
体乳濁液、硬化ヒマシ油、ステアリン酸などの徐放性フ
ィルム基剤;カルナバロウなどのワックス類;ステアリ
ン酸マグネシウムなどの高級脂肪酸の金属塩;酸化チタ
ンなどが挙げられる。
【0009】本発明の固形製剤は好ましくは圧縮成形に
より製造される。圧縮成形により得られる錠剤製造時の
圧縮圧は通常杵当り約300〜5000kg、好ましく
は杵当り約1000〜3000kgである。錠剤の成形
においては自体公知の方法、例えば直接粉末圧縮法、湿
式顆粒圧縮法および乾式顆粒圧縮法等を用いることがで
きる。好ましくは湿式顆粒圧縮法あるいは乾式顆粒圧縮
法が用いられる。より好ましくは湿式顆粒圧縮法が用い
られる。湿式顆粒圧縮法あるいは乾式顆粒圧縮法に用い
られる顆粒は通常、平均粒径 約50〜1000μm、
好ましくは約150〜500μmである。該顆粒は安中
散を含有し、製剤全体に対して、好ましくは約50〜9
5重量%、より好ましくは約70〜95重量%用いられ
る。該顆粒は湿式造粒法あるいは乾式造粒法等の自体公
知の製法で得ることができる。湿式造粒法の例として流
動層造粒法、破砕造粒法、攪拌造粒法、液相造粒法、真
空凍結造粒法、押し出し造粒法などが挙げられる。ま
た、乾式造粒法では圧縮造粒法、溶融造粒法などが挙げ
られる。好ましくは湿式造粒法が用いられる。より好ま
しくは攪拌造粒法が用いられる。湿式造粒法において得
られた該顆粒は溶媒含量が通常、約1〜10重量%、好
ましくは約3〜7重量%まで乾燥させられる。乾燥は自
体公知の方法によって行うことができる。湿式造粒に用
いられる溶媒としてはアルコール類、水あるいはそれら
の混合物が用いられる。好ましくは水、エタノールある
いはそれらの混合物が用いられる。より好ましくは水が
用いられる。該顆粒は乾燥後、先述の好ましい粒径に粉
砕、整粒される。また、該顆粒には製剤全体に配合され
る軽質無水ケイ酸の一部が含まれていることが好まし
く、軽質無水ケイ酸の該顆粒への配合割合は製剤全体に
対して好ましくは約10〜90重量%、より好ましくは
約30〜70重量%である。本発明顆粒剤は、例えば先
述の顆粒圧縮法に用いる顆粒の製法に記載した自体公知
の製法により得ることができる。
【0010】製剤全体において安中散含有顆粒100重
量部に対して結晶セルロースは好ましくは約1〜50重
量部、より好ましくは約3〜20重量部、さらに好まし
くは約5〜10重量部配合される。また、軽質無水ケイ
酸は安中散含有顆粒100重量部に対して好ましくは約
0.1〜10重量部、より好ましくは約0.5〜5重量
部配合される。
【0011】圧縮成形時あるいは顆粒造粒時にさらに薬
理的に許容される賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤など
を含んでいてもよい。例えば、乳糖、白糖、マンニトー
ル、トウモロコシデンプン(コーンスターチ)、バレイシ
ョデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、無水ケイ
酸、無水リン酸水素カルシウム、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、(好ましくはコーンスターチ)などの賦形
剤;例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(例え
ば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2208、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース2906、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース2910等)、カルボキシ
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、ポリビニールアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ゼラチン、デキストリン、デンプン、アルファー化
デンプン、アラビアゴム末、プルランなどの結合剤;カ
ルメロースカルシウム[例えば、ECG505(商品名)
等]、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロス
カルメロースナトリウム[例えば、アクジゾル(商品名)
等]、部分アルファー化デンプン、カルボキシメチルス
ターチナトリウム、低置換度カルボキシメチルスターチ
ナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポ
ビドン、[好ましくはカルメロースカルシウム[例えば、
ECG505(商品名)等]]などの崩壊剤;例えば、ステ
アリン酸金属塩(例えば、ステアリン酸マグネシウム
等)、タルク、コロイドシリカ、(好ましくはステアリン
酸マグネシウム)などの滑沢剤等が挙げられる。これら
賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等は2種以上組み合わ
せて用いることができる。
【0012】以下に、本発明の代表的な製剤である湿式
顆粒圧縮法による錠剤の製造法の一例を示す。 1.打錠用顆粒に配合される安中散含有顆粒の製造 打錠用顆粒に配合される安中散含有顆粒は次のように製
造される。安中散末、エキスあるいはそれらの混合物に
軽質無水ケイ酸、崩壊剤、賦形剤を吸着練合する。エキ
スを用いる際はエキス自身の溶媒を用いて吸着練合でき
るが、安中散末あるいはエキスの乾燥末を用いる際は先
述の溶媒を添加する。造粒後、乾燥、粉砕、整粒するこ
とにより安中散含有顆粒を得ることができる。 2.打錠用顆粒の調製 本発明で用いる打錠用顆粒とは圧縮形成を行うための原
料混合物を示し、第十三改正日本薬局方に定める顆粒の
粒径とは必ずしも一致しない。結晶セルロース、軽質無
水ケイ酸、安中散含有顆粒、滑沢剤を混合して打錠用顆
粒を得、該打錠用顆粒を圧縮成形することにより錠剤を
得ることができる。混合の際、好ましくは配合すべき結
晶セルロースを用いて、軽質無水ケイ酸・結晶セルロー
ス混合物、滑沢剤・結晶セルロース混合物を事前に調製
し、安中散含有顆粒、結晶セルロース残部と混合するこ
とにより打錠用顆粒を得ることができる。なお、製剤全
体に対する軽質無水ケイ酸の配合量が安中散含有顆粒中
に5重量%をこえる量が含まれていない時には、該打錠
用顆粒に5重量%を越えるように添加する。 3.圧縮形成 得られた打錠用顆粒は先述の圧縮圧により成形し、本発
明の製剤の一例である錠剤を得ることができる。
【0013】本発明製剤の投与量は「1994−95
一般薬 日本医薬品集」 日本医薬情報センター編 薬
業時報社 記載の漢方製剤の製造承認基本方針・基準に
従って規定される。本発明製剤の場合、製剤当たりの安
中散の含有量により左右されるが、成人1日当たり1日2
〜3回、錠剤であれば1回2〜3錠を経口投与することが好
ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】さらに下記の参考例、実施例、試
験例で本発明を詳しく説明するが、これらは単なる例で
あって本発明を限定するものではない。
【0015】
【実施例】参考例1 打錠用顆粒に配合される安中散含有顆粒の製造 乾燥重量として576.0gを含む安中散料エキスに安中散
末1800.0gおよび軽質無水ケイ酸[サイリシア320(商品名)
ワイ・ケイ・エフ有限会社]102.6g、カルメロースカ
ルシウム[ECG505(商品名) 五徳薬品株式会社]46.44g、
コーンスターチ66.96gを加えて吸着練合し、バーチカル
グラニュレーター(パウレック製)を用いて攪拌造粒し
た。水分含有量5.5重量%まで乾燥後、パワーミル(昭和
化学機械製)を用いて粉砕、整粒して平均粒径250μmの
安中散含有顆粒2592.0gを得た。錠剤1錠あたりに含有
される安中散含有顆粒の処方を表1に示す。
【0016】実施例1 ステアリン酸マグネシウム[ステアリン酸マグネシウム1
00(商品名) 堺化学工業株式会社]7.2gを結晶セルロー
ス[アビセルセオラスKG801(商品名) 旭化成工業株式会
社]の一部32.8gと混合した後、標準篩30号(L:0.5mm)
を使用して篩過した。軽質無水ケイ酸[サイリシア320(商
品名) ワイ・ケイ・エフ有限会社]60.0gは、結晶セル
ロースの一部40.0gと混合後、標準篩60号(L:0.25mm)
を使用して篩過した。参考例1で得られた安中散含有顆
粒のうち2160.0gに結晶セルロースの残部100.0g及び結
晶セルロースと篩過混合した軽質無水ケイ酸およびステ
アリン酸マグネシウムを添加し、ポリ袋中でさらに混合
して打錠用顆粒を得た。打錠は、ロータリー打錠機(コ
レクト24K、菊水製作所)を用いて、9.5mmΦ隅角平面杵
で1錠当り400mgで行い、直径9.5mmの錠剤を得た。圧縮
圧は杵当り1500kg、2000kg、2500kgとした。また予圧は
錠剤の最終厚みの110%の厚みとなるように設定した。錠
剤1錠あたりの処方を表2に示す。
【0017】実施例2 参考例1で得られた安中散含有顆粒(水分含有量5.5重量
%)にかえて水分含有量3.5重量%の安中散含有顆粒を使
用した以外は、実施例1と同様に製造を行い、杵当り200
0kgの圧縮圧で打錠し、直径9.5mmの錠剤を得た。錠剤1
錠あたりの処方を表2に示す。
【0018】比較例1 ステアリン酸マグネシウム[ステアリン酸マグネシウム1
00(商品名) 堺化学工業株式会社]7.2gを結晶セルロー
ス[アビセルセオラスKG801(商品名) 旭化成工業株式会
社]の一部72.8gと混合した後、標準篩30号(L:0.5mm)
を使用して篩過した。参考例1と同様にして得られた安
中散含有顆粒(水分含有量5.5重量%)2160.0gに結晶セル
ロースの残部100.0g及び結晶セルロースと篩過混合した
ステアリン酸マグネシウムを添加し、ポリ袋中でさらに
混合して打錠用顆粒を得た。得られた打錠用顆粒を実施
例1と同様にして1錠当り390mgで打錠し、直径9.5mmの錠
剤を得た。錠剤1錠あたりの処方を表3に示す。
【0019】比較例2 結晶セルロースにアビセルPH101[(商品名)、旭化成工業
株式会社]を使用した以外は比較例1と同様に打錠用顆粒
を調製し、杵当り2000kgの圧縮圧で打錠することにより
直径9.5mmの錠剤を得た。錠剤1錠あたりの処方を表3に
示す。
【0020】比較例3 ステアリン酸マグネシウム[ステアリン酸マグネシウム1
00(商品名) 堺化学工業株式会社]7.2gは、カルメロー
スカルシウム[ECG505(商品名) 五徳薬品株式会社]の一
部32.8gと混合した後、標準篩30号(L:0.5mm)で篩過し
た。軽質無水ケイ酸[サイリシア320(商品名) ワイ・ケ
イ・エフ有限会社]60.0gは、カルメロースカルシウム3
0.0gと混合後、標準篩60号(L:0.25mm)を使用して篩過
した。参考例1と同様にして得られた安中散含有顆粒
(水分含有量5.5重量%)2160.0gにカルメロースカルシウ
ムの残部50.0g及びカルメロースカルシウムと篩過混合
した軽質無水ケイ酸およびステアリン酸マグネシウムを
添加し、ポリ袋中でさらに混合して打錠用顆粒を得た。
得られた打錠用顆粒を比較例1と同様にして1錠当り390m
gで打錠し、直径9.5mmの錠剤を得た。錠剤1錠あたりの
処方を表3に示す。
【0021】比較例4 ステアリン酸マグネシウム[ステアリン酸マグネシウム1
00[(商品名) 堺化学工業株式会社]7.2gは、結晶セルロ
ース[アビセルセオラスKG801(商品名) 旭化成工業株式
会社]の一部32.8gと混合した後、標準篩30号(L:0.5m
m)で篩過した。軽質無水ケイ酸[サイリシア320(商品名)
ワイ・ケイ・エフ有限会社]60.0gは、結晶セルロース
の一部30.0gと混合後、標準篩60号(L:0.25mm)を使用し
て篩過した。参考例1と同様にして得られた安中散含有
顆粒(水分含有量5.5重量%)2160.0gに結晶セルロースの
残部50.0g、結晶セルロースと篩過混合した軽質無水ケ
イ酸およびステアリン酸マグネシウムを添加し、ポリ袋
中でさらに混合して打錠用顆粒を得た。得られた打錠用
顆粒を比較例1と同様にして1錠当り390mgで打錠し、直
径9.5mmの錠剤を得た。錠剤1錠あたりの処方を表3に示
す。
【0022】比較例5 ステアリン酸マグネシウム[ステアリン酸マグネシウム1
00(商品名) 堺化学工業株式会社]7.2gは、結晶セルロ
ース[アビセルセオラスKG801(商品名) 旭化成工業株式
会社]の一部32.8gと混合した後、標準篩30号(L:0.5m
m)で篩過した。ケイ酸カルシウム[フローライトRE(商品
名) エーザイ株式会社]60.0gは、結晶セルロースの一
部30.0gと混合後、標準篩60号(L:0.25mm)を使用して
篩過した。参考例1と同様にして得られた安中散含有顆
粒(水分含有量5.5重量%)2160.0gに結晶セルロースの残
部50.0g、結晶セルロースと篩過混合したケイ酸カルシ
ウムおよびステアリン酸マグネシウムを添加し、ポリ袋
中でさらに混合して打錠用顆粒を得た。そして比較例1
と同様にして1錠当り390mgで打錠し、直径9.5mmの錠剤
を得た。錠剤1錠あたりの処方を表3に示す。
【0023】比較例6 ステアリン酸マグネシウム[ステアリン酸マグネシウム1
00(商品名) 堺化学工業株式会社]7.2gは、結晶セルロ
ース[アビセルセオラスKG801(商品名) 旭化成工業株式
会社]の一部62.8gと混合した後、標準篩30号(L:0.5m
m)で篩過した。参考例1と同様にして得られた安中散含
有顆粒2160.0g(水分含有量5.5重量%)に結晶セルロース
の残部50.0g、カルメロースカルシウム[ECG505(商品名)
五徳薬品株式会社]60.0g、結晶セルロースと篩過混合
したステアリン酸マグネシウムを添加し、ポリ袋中でさ
らに混合して打錠用顆粒を得た。得られた打錠用顆粒を
比較例1と同様にして1錠当り390mgで打錠し、直径9.5mm
の錠剤を得た。錠剤1錠あたりの処方を表3に示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【0024】試験例1 実施例1、2ならびに比較例1−6で得られた錠剤を次
の方法で試験した。結果錠剤の評価方法重量は20錠を電
子天秤(ザルトリウス社)で、厚みは20錠をダイアルゲー
ジ(テクロック社、SM-528型)で測定した。硬度は硬度計
(富山産業、TH-203型)で10錠を、崩壊時間は崩壊試験機
(富山産業、NT-20H型)を用いて水、ディスク無しで6錠
を試験した。摩耗率は10錠を精秤後、55cmΦのモロサ試
験機に入れ、30rpmで10分間回転させた後、再び重量を
測定した。そして下式より摩耗率を計算した。
【式1】摩耗率(%)=(試験前重量―試験後重量)/試験
前重量 ×100 平衡相対湿度(ERH)は、試料約1g(未粉砕)をロトロニッ
ク水分計(グンゼ産業)を用いて測定した。
【0025】実施例で得られた製剤の特性を表4に示
す。実施例1の製剤は圧縮圧に依存して強度が上昇し、
圧縮圧2000kg/杵で硬度が8.3kg得られた。また、摩耗率
は0.65%と小さくすることができた。実施例2の製剤は安
中散含有顆粒の水分含量が3.5%と低い割合でありなが
ら、圧縮圧2000kg/杵で硬度は7.3kg、摩耗率は1.02%で
あり、水分の変化に十分対応できる処方であることが判
明した。表5に示すように比較例1−6において圧縮圧2
000kg/杵における硬度および摩耗率の値はいずれも実施
例に比べ劣るものであった。
【表4】
【表5】
【0026】
【発明の効果】本発明の製剤は適当な崩壊性を維持しな
がら成形性および摩耗性に優れている。ゆえに、製造中
および流通過程での衝撃、摩擦にも十分耐え得る製剤を
提供することができる。本発明製剤は取扱い性に優れて
いる。本発明製剤は製剤中に安中散末あるいは安中散料
エキス乾燥末を高濃度に配合することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製剤全体に対して5重量%をこえる軽質無
    水ケイ酸および結晶セルロースを含有してなる固形安中
    散製剤。
  2. 【請求項2】軽質無水ケイ酸が製剤全体に対して5重量
    %をこえて15重量%以下である請求項1記載の製剤。
  3. 【請求項3】安中散末と安中散料エキス乾燥末を含有す
    る請求項1記載の製剤。
  4. 【請求項4】錠剤である請求項1記載の製剤。
  5. 【請求項5】製剤全体に対して5重量%をこえる軽質無
    水ケイ酸および結晶セルロースを配合してなる固形安中
    散製剤の成形性改善方法。
  6. 【請求項6】製剤全体に対して5重量%をこえる軽質無
    水ケイ酸および結晶セルロースを配合してなる固形安中
    散製剤の摩耗性改善方法。
  7. 【請求項7】(1)安中散末、安中散料エキスもしくはそ
    れらの混合物、(2)製剤全体に対して5重量%をこえる
    軽質無水ケイ酸および(3)結晶セルロースを混合し圧縮
    成形することを特徴とする固形安中散製剤の製造法。
  8. 【請求項8】安中散末、安中散料エキスもしくはそれら
    の混合物に、必要により軽質無水ケイ酸を加えて顆粒を
    製造し、ついで前記軽質無水ケイ酸との和が製剤全体に
    対して5重量%をこえる量の軽質無水ケイ酸および結晶
    セルロースを混合し、圧縮成形することを特徴とする固
    形安中散製剤の製造法。
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