JPH11227911A - パレットの積載システム構造 - Google Patents

パレットの積載システム構造

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JPH11227911A
JPH11227911A JP2750798A JP2750798A JPH11227911A JP H11227911 A JPH11227911 A JP H11227911A JP 2750798 A JP2750798 A JP 2750798A JP 2750798 A JP2750798 A JP 2750798A JP H11227911 A JPH11227911 A JP H11227911A
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JP
Japan
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pallet
roll box
rbp
shelf
box pallet
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JP2750798A
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English (en)
Inventor
Isamu Shimizu
勇 志水
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脚部を備えたパレットを倉庫内に保管する際
に、従来と同様の上下方向スペース内に保管できるパレ
ット数を向上させ、保管効率を上げる。 【解決手段】 ロールボックスパレットRBPを載置す
る棚受30上にロールボックスパレットRBPのキャス
タ(脚部)6の高さh2に相当する高さH3を有する部
材(立ち上げ部)32をシャトルフォークの挿入方向
(図1の紙面と直交する方向)と平行に立設・連結さ
せ、この部材32の上面34上にロールボックスパレッ
トの底面Gのキャスタ6のない部分を載置させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底面に該底面から
突起した脚部を有するパレットを倉庫に多段に載置・保
管する際に、有効なパレット積載システム構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】工場等で生産される製品は、その出荷の
数に応じて適宜、輸送機関により運搬されていくが、そ
の生産された製品を出荷する前まで、一時的に倉庫に在
庫として保管しておくのが一般的に行われている。
【0003】近年、大量輸送が発達してきているため、
多くの製品を種々のパレットに積み、そのパレット毎
(パレット単位)で在庫として一時的に倉庫に保管して
いる。そして、出荷に応じて迅速に輸送機関(トラック
等)に積み込んでいく。製品は、市場の流れから多品種
少量生産の方向に進み、倉庫のどの部分にどの品種があ
るかが管理されている。
【0004】合理化の一環として、自動倉庫(パレット
積載システム)が近年、各工場又は製品の管理施設(配
送センター)等で採用されるケースが多くなってきてい
る。
【0005】ここで言う自動倉庫(パレット積載システ
ム)とは、ある決まった間隔に設けた支柱から棚(棚
受)が複数段突出・形成され、各棚受の上にこれらから
出荷する製品又はその品種を作るための資材(原料)等
の積まれたパレットをパレット単位で載置・保管し、必
要に応じてオペレータの指令によって自動で動くスタッ
カクレーン(後述する図6に示すようなスタッカクレー
ン上のシャトルフォークSF)が指定した場所にあるパ
レット(製品毎)を取り出したり、又は収納したりでき
るパレット積載システムの倉庫のことである(以後、自
動倉庫ATSという)。
【0006】この自動倉庫ATSの内部構成の従来例を
図11に示す。
【0007】図11は、スタッカクレーン(図示略)の
通る下部レール20と上部レール22の間に上下方向に
所定の間隔で棚受2が複数段構成された、自動倉庫AT
Sの棚受構造を示している。
【0008】従来では、例えば図10で示すような、底
面Gにキャスタ6、側面に枠8の付いたロールボックス
パレットRBPを、図8、図9に示すような方法で棚受
2に載置するようにしていた。
【0009】図8(a)、(b)は、それぞれロールボ
ックスパレットRBPが棚受2に載置されている状態を
上から見た図である。又、図9は、それぞれロールボッ
クスパレットRBPが棚受2に載置されているときの側
面から見た図である(図8(a)あるいは(b)の側面
図)。なお、分り易さを優先したため、各部の縮尺は必
ずしも同一ではない。
【0010】図8(a)に示す構造では、ロールボック
スパレットRBPは、その底面Gの四隅に配置されたキ
ャスタ(脚部)6より内側(中心側)でロールボックス
パレットRBPの奥行D1より長い奥行D2の角柱部材
14等で構成された棚受2によって支えられている。
又、図8(b)に示す構造では、ロールボックスパレッ
トRBPは、コの字型を向かい合わせるようにして2つ
のキャスタ6の間に配置した棚受2′によって支えられ
ている。
【0011】ロールボックスパレットRBPは、いずれ
もその底面Gのキャスタ6の存在しない部分が棚受2、
2′によって支えられている。それは、棚受2、2′の
上にキャスタ6を載せて載置しようとした場合に、仮に
ストッパ付きのキャスタ6であっても、不安定な状態と
なってしまうためである。そのため、キャスタ6が棚受
2、2′より下方に突出してしまうのは止むを得ないも
のと考えられていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように、
今、棚受2の上下間隔をH1、ロールボックスパレット
RBPのボックス部Bの高さをh1、ロールボックスパ
レットRBPのボックス部Bの底面Gからキャスタ6の
最下部Kまでの長さをh2、棚受2の厚みをt1、キャ
スタ6の最下部Kからその下にあるロールボックスパレ
ットRBPのボックス部Bの上面Nまでの長さをH2と
する。
【0013】ロールボックスパレットRBPを取り出す
際は、図9の右側に示すように、リフトアップ(一旦持
ち上げる動作)を行った後、移載が実行される。ロール
ボックスパレットRBPのキャスタ6が棚受2と接触し
ないようにするためには、キャスタ6の分の高さh2に
加え、棚受2より若干上にまで余裕をもって持ち上げる
ための隙間S2の分だけ更にリフトアップする必要があ
る。
【0014】即ち、リフトアップする際に必要とする長
さh3は、 h3=h2+S2 …(1) となる。
【0015】次に、ロールボックスパレットRBPをリ
フトアップし切った状態のときに、ロールボックスパレ
ットRBPの上面Nとその上にあるロールボックスパレ
ットRBPのキャスタ6の最下部Kとが接触しないよう
にするため、若干の隙間S1が必要となる。
【0016】即ち、リフトアップされた状態で、ロール
ボックスパレットRBPの上面Nとキャスタ6の最下部
Kと間に隙間S1が確保されなければならない。その結
果、(1)と合わせ結局上下の棚受2の間隔H1は、 H1=h1+2・h2+S1+S2 …(2) だけ必要となる。
【0017】又、ロールボックスパレットRBPを安定
して持ち上げるには、図示したような高強度の特殊ブラ
ケットBTが必須であり、しかも特殊ブラケットBTの
高さt3、シャトルフォークSFの厚みをt2とした場
合に、特殊ブラケットBTの高さt3とシャトルフォー
クSFの厚みt2との和(t2+t3)の方が、ロール
ボックスパレットRBPの底面Gからその下のロールボ
ックスパレットRBPの上面Nまでの長さ(h2+H
2)より大きくなってしまう場合、つまり、 t2+t3>h2+H2 …(3) のときは、当然に棚受2の間隔H1はそれに応じて長く
設定しなければならない。
【0018】このように、上述したような構成のロール
ボックスパレットRBPの積載システムでは、本来のロ
ールボックスパレットRBPの高さh2に対し、載置さ
れた状態で残存する無駄なスペース(高さ)が非常に大
きく、特に上下方向の収容効率が低いという問題があっ
た。
【0019】本発明は、このような無駄なスペースを無
くし、従来と同一の有効スペースの倉庫において、パレ
ットの出入れについては従来と同様の余裕を持ちなが
ら、載置可能なパレット数(収容能力)を増大させるこ
とのできるパレット積載システムの構造を提供すること
をその課題としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、底面に該底面から突起した脚部を有するパレットに
対し、該パレットの前記底面を支え、該パレット自体を
載置する棚受が上下方向に複数段構成され、前記パレッ
トを上下方向に複数重ねて積載可能とすると共に、前記
棚受けに載置されるパレットをシャトルフォークにより
出入れ可能とするパレットの積載システム構造におい
て、前記棚受上に、前記パレットの脚部の高さに相当す
る高さを有する立ち上げ部を前記シャトルフォークの挿
入方向と平行に立設・連結させ、該立ち上げ部の上面に
前記パレットの底面の脚部の存在しない部分を載置させ
るようにしたことにより、上記課題を解決したものであ
る。
【0021】請求項2に記載の発明は、前記立ち上げ部
のシャトルフォーク挿入側の端部が、パレット出入れ時
の該立ち上げ部と脚部との衝突を緩和するために変形さ
れていることを特徴とするパレットの積載システム構造
により、同様に上記課題を解決したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0023】本発明の実施形態に係るパレット積載シス
テム(以後、自動倉庫ATSという)における積載対象
物は、図10を用いて既に説明した従来のロールボック
スパレットRBPと同様のものである。
【0024】又、この自動倉庫ATSの棚受構造の全体
的な基本構成も、図11を用いて説明した従来の構成と
ほぼ同様である。
【0025】但し、棚受によるロールボックスパレット
RBPの支持部分の構造が従来とは異なり、従来と同一
の上下方向スペース(空間)内の自動倉庫ATSに、よ
り多くのロールボックスパレットRBPを載置可能とし
たものである。
【0026】なお、本実施形態では、積載対象物として
ロールボックスパレットRBPを例にとって説明する
が、本発明での積載対象物は、例えば図5の(A)〜
(D)に示すように、パレットP1〜P4の底面G1〜
G4に、該底面G1〜G4から突起した脚部K1〜K4
を有するものであれば、等しく適用し得るものであっ
て、特にロールボックスパレットRBPに限定されるも
のではない。
【0027】まず、自動倉庫ATS内に設置されている
シャトルフォークSFについて図6を用いて説明する。
このシャトルフォークSFは、これ自体従来と同様のも
のであって、下部レール20と上部レール22の間を、
モータM1付の走行装置によりX軸方向に移動可能とし
たスタッカクレーン23に備えられている。下部レール
20と上部レール22との間には、マスト24、26が
設けられており、その間にモータM2付の昇降装置によ
り上下方向(Z軸方向)に移動可能とされた昇降台フレ
ーム28が組み込まれている。昇降台フレーム28に
は、積荷(製品等)を積み込んだロールボックスパレッ
トRBPを載せるためのシャトルフォークSFがある。
このシャトルフォークSFは、その中心部と、上面を含
む外周部との二重構造とされ、ロールボックスパレット
RBPを出入れするために、図示せぬモータにより外周
部の方が中心部に対して図のY方向に突出・伸縮可能な
構成とされている。なお、従来必須であった特殊ブラケ
ットは不要であるため備えられていない。
【0028】このように動作するシャトルフォークSF
は、オペレータが機上制御盤29又は遠隔操作するため
の地上操作盤34(図11参照)によって指示したよう
に動作し、ロールボックスパレットRBPを図7の棚受
30に対し自由に出入れすることが可能である。
【0029】次に、図1を用いて本実施形態に係るパレ
ットの積載システム構造の構造原理を説明する。ここで
も分かり易さを優先させたため、各部位の寸法の縮尺は
必ずしも同一ではない。又、図の左側(A)が本実施形
態に係る構造、右側(B)が比較のために図示した従来
の構造である。
【0030】本実施形態では、図1(A)で示すよう
に、棚受30(厚さt1)上に、シャトルフォークSF
が挿入される方向(図1では紙面と直交する方向、図6
では矢印Y方向)と平行に部材32を立設・連結させ
る。この部材32は、ロールボックスパレットRBPの
キャスタ(脚部)6の高さh2に相当する高さH3を持
ち、その上面34でロールボックスパレットRBPの底
面Gのキャスタ6の存在しない部分を支持する。
【0031】なお、棚受30と部材32の具体的な形
状、あるいは構成は、種々のバリエーションが考えられ
る。例えば、図2(A)で示すように、棚受30a上に
断面L字型のアングル40を、あるいは図(B)で示す
ように棚受30b上に断面コ字型のアングル42を連結
させたものであってよい。連結は溶接連結でも、又ボル
ト連結でもよい。溶接連結の場合は現場での組付作業が
それだけ容易となり、ボルト連結の場合は同図(C)で
示すように立ち上げ部の高さH3の異なるアングル43
を何種類か備えることにより、積載するべきロールボッ
クスパレットRBPの特にキャスタ6の取付位置や、大
きさが変わった場合にも柔軟に対応することができるよ
うになる。又、図2(D)のように、板状の棚受30d
とT字状のアングル46との組合わせでもよく、(E)
のように棚受及び部材の全体を一体化したアングル47
のようなものであってもよい。棚受30を板状とした場
合はその厚さt1を薄くできるため、後述する理由によ
り、棚受間隔をより小さくできる。
【0032】更には、キャスタ6がロールボックスパレ
ットRBPの底面Gにおいて、比較的中心側に取り付け
られている場合には、図3の(A)、あるいは(B)に
示されるように、キャスタ6の外側にアングル50、あ
るいは52を(棚受30c、30dから立ち上げるよう
にしてもよい。この場合、先の図2の例に示されるよう
に、当然に棚受30c、30dとアングル50、あるい
は52はこれらをどのような方法で連結させてもよく、
又、一体化させた構造としてもよい。
【0033】このように、キャスタ(脚部)6の外側に
「立ち上げ部」を立設するようにすると、支持スパンL
1(L1はボルト連結であるため可変)や、L2を大き
く確保できるため、それだけロールボックスパレットR
BPを安定して支持することができるようになる。
【0034】いずれにしても、棚受の上面から鉛直方向
に図1に示す部材32が立ち上げられた部分の最上面ま
での高さH3が請求項にいう「立ち上げ部」に相当する
ことになる。この「立ち上げ部」の具体的な形状・構成
は、このようにロールボックスパレットRBPの底面G
の形状及びキャスタ(脚部)6の取付位置及び高さを考
慮して、適宜に決定されてよい。
【0035】又、上述した例はいずれもキャスタ(脚
部)6がどのように回転しても「立ち上げ部」と基本的
に干渉しない構成とされていたが、キャスタ6の取付位
置や大きさによっては、該キャスタ6と全く干渉しない
ように立ち上げ部を形成しようとした場合に、十分なス
パンLが確保できない場合も考えられる。この場合は、
例えば図4(A)、(B)に示されるように、該立ち上
げ部を平面から見たときに(想像線のような単純な平行
とせず)その入口付近にキャスタ6の回転位置をシャト
ルフォークSFの挿入方向と一致する方向に案内する拡
幅部60、62を備えたような(若干の変形を伴った)
構成としてもよい。
【0036】即ち、要は、一体、別体を問わず、「棚受
から脚部相当の高さH3を有する立ち上げ部がシャトル
フォークSFが挿入される方向と平行に立設・連結」さ
れていればよいものである。
【0037】次に、図1を用いて上下の棚受30同士の
間隔H′1について説明する。
【0038】本実施形態においては、ロールボックスパ
レットRBPのキャスタ6の最下部Kと、そのロールボ
ックスパレットRBPを支えている棚受30の上面31
との間には、これらが接触することがないように隙間S
3が設けられている。この隙間S3は、キャスタ6の高
さh2に対する部材32の高さH3のばらつきを考慮し
たもので、後述する出入れの余裕にかかる隙間S′1あ
るいはS′2とは異なるため、限り無く零に近付けるこ
とが可能である。即ち、ばらつきによっても必ずロール
ボックスパレットRBPの全荷重が(キャスタ6を介し
てではなく)直接、部材32を介して棚受30に受け止
められればよいものであるため、限り無く零に近付ける
ことができるものである。場合によっては、キャスタ6
の高さh2より部材32の高さH3の方が若干低くなっ
たとしても、その差がキャスタ6の車輪の上下方向の遊
びの範囲内であれば、それでも構わない。
【0039】図1(B)の中段に示すように、本実施形
態では、従来とは異なり、もともとキャスタ6の最下部
Kが棚受30の上面31より高い位置にあるため、リフ
トアップする際には、部材32の上面34からロールボ
ックスパレットRBPをS′2(従来のh3に相当)だ
け持ち上げさえすれば、特にキャスタ6と棚受30、あ
るいはロールボックスパレットRBPの底面Gと部材3
2の上面34とが接触することなく、シャトルフォーク
SFによる出入れが可能となる。
【0040】なお、リフトアップした状態のときには、
当然に、そのリフトアップしたロールボックスパレット
RBPの上面Nと、その上にあるロールボックスパレッ
トRBPを載置している棚受30の下面33との間に隙
間S′1を確保しておく必要がある。これは、従来のリ
フトアップしたロールボックスパレットRBPの上面N
とその上にあるロールボックスパレットRBPのキャス
タ6の下面Kとの間の隙間S1に対応するものである。
【0041】この結果、上下し合う棚受同士の間隔H′
1は、 H′1=H3+h1+S′1+S′2+t1 (H3 h2+S3) h2+S3+h1+S′1+S′2+t1 (S3→0) h1+h2+S′1+S′2+t1 …(4) となる。
【0042】即ち、従来では、リフトアップする際には
(1)式より、一旦キャスタの高さh2+隙間S2に相
当する分を持ち上げなければならなかったが、本実施形
態では、リフトアップする量をロールボックスパレット
RBPのボックス部の底面Gと部材32の上面34との
間に隙間S2相当のS′2を確保するためのリフトアッ
プだけですむことになる。この結果、(2)式と比較し
た場合にキャスタ6の高さh2から棚受30の厚み分の
t1を差し引いた長さに相当する分のリフトアップ量が
削減でき、その分、上下し合う棚受同士の間隔H′1を
小さくできる。
【0043】ここで、前述した隙間S3について、もう
少し考察する。
【0044】前述したように、隙間S3は、基本的には
キャスタ6がロールボックスパレットRBPの加重を受
け持たないようにするために設定される。従って、もし
棚受30の構造が、例えば従来と同様にその中央部が空
洞とされている場合には、部材32の高さH3がキャス
タ6の高さh2よりも若干低くても「荷重の受け持ち」
に関しては何等支障が生じないことになる。この場合、
例えば図7に示されるように、ロールボックスパレット
RBPが載置された状態で棚受30の下面33より下側
に出なければ、棚受間隔H′1についても問題は全く生
じないことになる。勿論、この場合はリフトアップした
際にキャスタ6の下部Kと棚受30の上面31との間に
出入れ時の余裕を確保する必要が生じるため、リフトア
ップ量は図(1)を用いて既に説明した実施形態に比
べ、キャスタ6の下部kが棚受30の上面31より下が
っている分(棚受の厚さt1と同一の場合にはt1)だ
け大きくなるが、部材32の上面34とロールボックス
パレットRBPの底面Gとの間の隙間S′′2は、先の
実施形態でS′2よりも大きくなるため、むしろそれだ
け出入れの安全性が高まる。
【0045】請求項において「脚部の高さに相当する高
さの部材」と表現したのは、このような隙間S3の設定
に関する自由度を考慮したためである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
棚受上にパレットの脚部の高さに相当する高さを有する
立ち上げ部を立設させるようにしたため、従来と同じ上
下方向スペースに、より多くのパレットを収納すること
ができ、保管効率をそれだけ向上させることができると
いう優れた効果が得られる。
【0047】又、従来のように高強度の特殊ブラケット
をシャトルフォーク上に組付ける必要もなくなるという
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレット積載システムの主要部分
を従来と比較して示した概略構造図
【図2】「立ち上げ部」の変形例を示す図1矢示II部分
の概略構造図
【図3】同じく立ち上げ部の更なる変形例を示す図1の
矢示II部分の概略構造図
【図4】立ち上げ部の入口付近に車輪案内部を形成した
例を示す、立ち上げ部の平面図
【図5】本発明が適用できるパレットの種々の形状を表
わした斜視図
【図6】本発明に係るスタッカクレーン及びシャトルフ
ォークを示した斜視図
【図7】キャスタ(脚部)と立ち上げ部の高さとの関係
を変更した他の実施形態を示す図1の矢示VII 部分に相
当する概略構造図
【図8】従来のパレット積載システムの主要部分の概略
平面図
【図9】同概略側面図
【図10】ロールボックスパレットの例を示す斜視図
【図11】パレット積載システム(自動倉庫)の全体構
成を示した斜視図
【符号の説明】
ATS…パレット積載システム(自動倉庫) 2、30…棚受 6…キャスタ(脚部) 32…部材 SF…シャトルフォーク RBP…ロールボックスパレット H1…従来の上下し合う2つの棚受の間隔 H′1…本実施形態に係る上下し合う2つの棚受の間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面に該底面から突起した脚部を有するパ
    レットに対し、該パレットを載置するための棚受が支柱
    から複数段突出・形成され、前記パレットを上下方向に
    複数重ねて積載可能とすると共に、前記棚受に載置され
    るパレットを、該棚受の長手方向と平行にシャトルフォ
    ークを挿入することにより出入れ可能とするパレットの
    積載システム構造において、 前記棚受上に、前記パレットの脚部の高さに相当する高
    さを有する立ち上げ部を前記シャトルフォークの挿入方
    向と平行に立設・連結させ、該立ち上げ部の上面に前記
    パレットの底面の脚部の存在しない部分の一部を載置さ
    せるようにしたことを特徴とするパレットの積載システ
    ム構造。
  2. 【請求項2】前記立ち上げ部のシャトルフォーク挿入側
    の端部が、パレット出入れ時の該立ち上げ部と脚部との
    衝突を緩和するために変形されていることを特徴とする
    パレットの積載システム構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008047545A1 (ja) * 2006-09-28 2010-02-25 平田機工株式会社 自動倉庫
JP2015209277A (ja) * 2014-04-23 2015-11-24 村田機械株式会社 自動倉庫

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