JPH11227693A - 船外機の排気浄化装置 - Google Patents
船外機の排気浄化装置Info
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- JPH11227693A JPH11227693A JP10327509A JP32750998A JPH11227693A JP H11227693 A JPH11227693 A JP H11227693A JP 10327509 A JP10327509 A JP 10327509A JP 32750998 A JP32750998 A JP 32750998A JP H11227693 A JPH11227693 A JP H11227693A
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- outboard motor
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- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 4
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 abstract description 2
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- 238000013021 overheating Methods 0.000 abstract 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 17
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01N—GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
- F01N2590/00—Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines
- F01N2590/02—Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for marine vessels or naval applications
- F01N2590/021—Exhaust or silencing apparatus adapted to particular use, e.g. for military applications, airplanes, submarines for marine vessels or naval applications for outboard engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【効果】 触媒の反応熱がエンジンに伝わりにくいた
め、触媒反応の低い低負荷時においても、当該触媒がそ
の作用温度に上昇しやすいため、排気ガスを浄化しやす
く、又、触媒反応の盛んな高負荷時においても、エンジ
ン部品は過熱されにくいため、エンジン冷却用の冷却水
ポンプを大型化する必要がない結果、船外機における部
品配置の自由度を大きく維持することができる。 【構成】 上下方向に複数のシリンダ部を配置した4サ
イクルエンジンにおいて、その複数のシリンダ部にそれ
ぞれ連通する複数の排気通路をその側方に空間を介して
並設し、その複数の排気通路の反空間側にこれらの排気
通路と連通する排気集合部を設け、その排気集合部に触
媒を設け、この触媒を上端の排気通路から下端の排気通
路まで延在させたものである。
め、触媒反応の低い低負荷時においても、当該触媒がそ
の作用温度に上昇しやすいため、排気ガスを浄化しやす
く、又、触媒反応の盛んな高負荷時においても、エンジ
ン部品は過熱されにくいため、エンジン冷却用の冷却水
ポンプを大型化する必要がない結果、船外機における部
品配置の自由度を大きく維持することができる。 【構成】 上下方向に複数のシリンダ部を配置した4サ
イクルエンジンにおいて、その複数のシリンダ部にそれ
ぞれ連通する複数の排気通路をその側方に空間を介して
並設し、その複数の排気通路の反空間側にこれらの排気
通路と連通する排気集合部を設け、その排気集合部に触
媒を設け、この触媒を上端の排気通路から下端の排気通
路まで延在させたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は船外機の排気浄化装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機の排気は完全燃焼させて排出する
のが望ましいものである。このため、従来にあっては、
エンジンの排気通路に触媒を設置し、この触媒によって
排気ガスの二次燃焼を図っていた(特開昭63− 97820
号)。
のが望ましいものである。このため、従来にあっては、
エンジンの排気通路に触媒を設置し、この触媒によって
排気ガスの二次燃焼を図っていた(特開昭63− 97820
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の排気浄化装置にあっては、触媒が直接エンジン部
品に接触しているため、触媒の反応熱がエンジン部品に
奪われやすく、よって、触媒反応の低い低負荷時には、
当該触媒がその作用温度に上昇しにくい結果、排気ガス
を浄化しにくいという不都合を有し、又、触媒反応の盛
んな高負荷時には、エンジン部品を過熱しやすいため、
エンジン冷却用の冷却水ポンプを大型化しなければなら
ず、この結果、船外機における部品配置の自由度が小さ
くならざるを得ないという不都合を有した。
従来の排気浄化装置にあっては、触媒が直接エンジン部
品に接触しているため、触媒の反応熱がエンジン部品に
奪われやすく、よって、触媒反応の低い低負荷時には、
当該触媒がその作用温度に上昇しにくい結果、排気ガス
を浄化しにくいという不都合を有し、又、触媒反応の盛
んな高負荷時には、エンジン部品を過熱しやすいため、
エンジン冷却用の冷却水ポンプを大型化しなければなら
ず、この結果、船外機における部品配置の自由度が小さ
くならざるを得ないという不都合を有した。
【0004】この発明の課題はかかる不都合を解消する
ことである。
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、この発明に係る船外機の排気浄化装置においては、
上下方向に複数のシリンダ部を配置した4サイクルエン
ジンにおいて、その複数のシリンダ部にそれぞれ連通す
る複数の排気通路をその側方に空間を介して並設し、そ
の複数の排気通路の反空間側にこれらの排気通路と連通
する排気集合部を設け、その排気集合部に触媒を設け、
この触媒を上端の排気通路から下端の排気通路まで延在
させたものである。
に、この発明に係る船外機の排気浄化装置においては、
上下方向に複数のシリンダ部を配置した4サイクルエン
ジンにおいて、その複数のシリンダ部にそれぞれ連通す
る複数の排気通路をその側方に空間を介して並設し、そ
の複数の排気通路の反空間側にこれらの排気通路と連通
する排気集合部を設け、その排気集合部に触媒を設け、
この触媒を上端の排気通路から下端の排気通路まで延在
させたものである。
【0006】
【作用】この発明に係る船外機の排気浄化装置は上記の
ように構成されているため、触媒の反応熱の伝導は前記
空間によって妨げられる結果エンジンに伝わりにくいも
のである。また、前記触媒を上端の排気通路から下端の
排気通路まで延在させたため上下の排気通路の排気を抵
抗なくスムーズに触媒を通過させることができる。さら
に、前記触媒をエンジンの側方又は下方に突出させるこ
となくエンジン内にコンパクトに配置することができ
る。
ように構成されているため、触媒の反応熱の伝導は前記
空間によって妨げられる結果エンジンに伝わりにくいも
のである。また、前記触媒を上端の排気通路から下端の
排気通路まで延在させたため上下の排気通路の排気を抵
抗なくスムーズに触媒を通過させることができる。さら
に、前記触媒をエンジンの側方又は下方に突出させるこ
となくエンジン内にコンパクトに配置することができ
る。
【0007】
【実施例】図1において、Sは船体、11は船体Sに固定
されたクランプブラケットである。12はスイベルブラケ
ットであり、前記クランプブラケット11にチルト軸111
を介して揺動可能に設置されている。又、121 はピポッ
ト軸であり、このスイベルブラケット12に回動自在に設
置されている。このピポット軸121 は後記船外機Pを水
平方向に揺動させる際の揺動中心となる。122 はステア
リングハンドルであり、前記ピボット軸121 の上端部に
一体形成されている。このステアリングハンドル122 を
操作することにより、後記船外機Pを揺動させることが
できる。21は船外機Pの排気ガイド(ガイドプレート21
a と21b とからなる)であり、前記ステアリングハンド
ル122 にマウント支持ボルト211 によって螺着されてい
る。この排気ガイド21は排気管212 を構成している。次
に、Eはエンジンであり、前記排気ガイド21に載置され
ている。また、3はアッパーケーシングであり、前記排
気ガイド21の下部に固着されている。このアッパーケー
シング3は下方に延びている。4はロウケーシングであ
り、前記アッパーケーシング3の下部に連設されてい
る。このロウケーシング4はアッパーケーシング3とと
もに船外機PのケーシングCを構成している。
されたクランプブラケットである。12はスイベルブラケ
ットであり、前記クランプブラケット11にチルト軸111
を介して揺動可能に設置されている。又、121 はピポッ
ト軸であり、このスイベルブラケット12に回動自在に設
置されている。このピポット軸121 は後記船外機Pを水
平方向に揺動させる際の揺動中心となる。122 はステア
リングハンドルであり、前記ピボット軸121 の上端部に
一体形成されている。このステアリングハンドル122 を
操作することにより、後記船外機Pを揺動させることが
できる。21は船外機Pの排気ガイド(ガイドプレート21
a と21b とからなる)であり、前記ステアリングハンド
ル122 にマウント支持ボルト211 によって螺着されてい
る。この排気ガイド21は排気管212 を構成している。次
に、Eはエンジンであり、前記排気ガイド21に載置され
ている。また、3はアッパーケーシングであり、前記排
気ガイド21の下部に固着されている。このアッパーケー
シング3は下方に延びている。4はロウケーシングであ
り、前記アッパーケーシング3の下部に連設されてい
る。このロウケーシング4はアッパーケーシング3とと
もに船外機PのケーシングCを構成している。
【0008】次に、31はドライブ軸であり、前記ケーシ
ングC内に垂直方向に配置されている。又、41はプロペ
ラ軸であり、ローケーシング4内に水平方向に配置され
ている。このドライブ軸31とプロペラ軸41とはシフト歯
車42を介して連動している。このため、前記エンジンE
の回転はドライブ軸31,シフト歯車42を介してプロペラ
軸41に伝達され、プロペラ411 を回転させる。32は冷却
水ポンプであり、前記ドライブ軸31に設置されている。
この冷却水ポンプ32はドライブ軸31の回転によって作動
し、水取り入れ口321 から冷却水を吸い上げ、水管322
を介してエンジンEに冷却水を供給する。次に、33は排
気管であり、前記アッパーケーシング3に設置されてい
る。この排気管33は前記排気路212 とつながり、前記エ
ンジンEの排気を下方に排出する。34は膨張室であり、
前記アッパーケーシング3内に設けられている。この膨
張室34は前記排気管33に連通しているため、排気管33か
ら流入した排気はこの膨張室34で膨張され消音される。
そして、消音された後は、プロペラ411 のボス部に形成
された排気出口43から水中に排出される。なお、35及び
36は水ジャケットであり、エンジンEを冷却した後の冷
却水が通過する。これらのジャケット35,36はそれぞれ
排気路212 及び排気管33を通る排気、膨張室34を通過す
る排気を冷却する。なお、351 及び361 は各々のジャケ
ット35,36 に形成された小孔であり、冷却水を排出する
ためのものである。ところで、エンジンアイドリング時
における排気は、排気管33、排気膨張室34から排気用小
孔37を通って、マフラー38によって形成される副排気通
路381 に導入されて膨張し、消音された後アイドル排気
出口382 から空気中に排出される。
ングC内に垂直方向に配置されている。又、41はプロペ
ラ軸であり、ローケーシング4内に水平方向に配置され
ている。このドライブ軸31とプロペラ軸41とはシフト歯
車42を介して連動している。このため、前記エンジンE
の回転はドライブ軸31,シフト歯車42を介してプロペラ
軸41に伝達され、プロペラ411 を回転させる。32は冷却
水ポンプであり、前記ドライブ軸31に設置されている。
この冷却水ポンプ32はドライブ軸31の回転によって作動
し、水取り入れ口321 から冷却水を吸い上げ、水管322
を介してエンジンEに冷却水を供給する。次に、33は排
気管であり、前記アッパーケーシング3に設置されてい
る。この排気管33は前記排気路212 とつながり、前記エ
ンジンEの排気を下方に排出する。34は膨張室であり、
前記アッパーケーシング3内に設けられている。この膨
張室34は前記排気管33に連通しているため、排気管33か
ら流入した排気はこの膨張室34で膨張され消音される。
そして、消音された後は、プロペラ411 のボス部に形成
された排気出口43から水中に排出される。なお、35及び
36は水ジャケットであり、エンジンEを冷却した後の冷
却水が通過する。これらのジャケット35,36はそれぞれ
排気路212 及び排気管33を通る排気、膨張室34を通過す
る排気を冷却する。なお、351 及び361 は各々のジャケ
ット35,36 に形成された小孔であり、冷却水を排出する
ためのものである。ところで、エンジンアイドリング時
における排気は、排気管33、排気膨張室34から排気用小
孔37を通って、マフラー38によって形成される副排気通
路381 に導入されて膨張し、消音された後アイドル排気
出口382 から空気中に排出される。
【0009】次に、39はオイルパンであり、前記膨張室
34内における排気管33の近傍に設置されている。このオ
イルパン39にエンジンンE各部を潤滑したオイルは留め
られる。なお、オイルパン39のオイルは送油ポンプ(オ
イルポンプに連動している)によってオイルタンクに戻
される。
34内における排気管33の近傍に設置されている。このオ
イルパン39にエンジンンE各部を潤滑したオイルは留め
られる。なお、オイルパン39のオイルは送油ポンプ(オ
イルポンプに連動している)によってオイルタンクに戻
される。
【0010】エンジンEにおいて、51はシリンダヘッ
ド、52はシリンダ本体である。また、511,511,…はシリ
ンダヘッド51に取付けられた点火プラグ、512,512,…は
シリンダヘッド51からシリンダ本体52への排気枝路(こ
の発明の「排気通路」に相当する)である。また、521
は所謂エグゾーストアウターカバーであり、その内部は
冷却水通路Wを構成する。この冷却水通路Wには前記水
管322 から冷却水が供給される。なお、522 はシリンダ
本体52に設置されたオイルフィター、53はエンジンカウ
リングである。
ド、52はシリンダ本体である。また、511,511,…はシリ
ンダヘッド51に取付けられた点火プラグ、512,512,…は
シリンダヘッド51からシリンダ本体52への排気枝路(こ
の発明の「排気通路」に相当する)である。また、521
は所謂エグゾーストアウターカバーであり、その内部は
冷却水通路Wを構成する。この冷却水通路Wには前記水
管322 から冷却水が供給される。なお、522 はシリンダ
本体52に設置されたオイルフィター、53はエンジンカウ
リングである。
【0011】図2において、523,523,…はシリンダ部で
あり、前記シリンダ本体52に形成されている。このシリ
ンダ部523 内では吸入、圧縮、爆発、排気の工程が繰り
返される。524 は排気幹路(この発明の「排気集合部」
に相当する)であり、前記シリンダ本体52に形成されて
いる。エンジンEの排気は前記複数の排気枝路512,512,
…を介してこの排気幹路524 に集められる。なお、これ
らの排気枝路512,512,…と前記シリンダ部523,523,…と
の間には空間513 が介在している。次に、61はエグゾー
ストインナーカバーであり、前記排気幹路524 の開口部
を覆っている。このインナーカバー61の内側は排気幹路
524 と連通し、排気幹路として作用する。なお、この排
気幹路524 と前記排気枝路512 とがこの発明の「排気通
路」を構成する。排気幹路524 を通過した排気は前記排
気路212 に流れ込む(図1参照)。また、このインナー
カバー61の外側を前記エグゾーストアウターカバー521
が覆っている。このアウターカバー521 の内側は前記し
たように冷却水通路Wが構成され、水管322 から冷却水
が供給される(図1参照)。
あり、前記シリンダ本体52に形成されている。このシリ
ンダ部523 内では吸入、圧縮、爆発、排気の工程が繰り
返される。524 は排気幹路(この発明の「排気集合部」
に相当する)であり、前記シリンダ本体52に形成されて
いる。エンジンEの排気は前記複数の排気枝路512,512,
…を介してこの排気幹路524 に集められる。なお、これ
らの排気枝路512,512,…と前記シリンダ部523,523,…と
の間には空間513 が介在している。次に、61はエグゾー
ストインナーカバーであり、前記排気幹路524 の開口部
を覆っている。このインナーカバー61の内側は排気幹路
524 と連通し、排気幹路として作用する。なお、この排
気幹路524 と前記排気枝路512 とがこの発明の「排気通
路」を構成する。排気幹路524 を通過した排気は前記排
気路212 に流れ込む(図1参照)。また、このインナー
カバー61の外側を前記エグゾーストアウターカバー521
が覆っている。このアウターカバー521 の内側は前記し
たように冷却水通路Wが構成され、水管322 から冷却水
が供給される(図1参照)。
【0012】次に、7は触媒ユニットであり、シリンダ
本体52の排気幹路524 の開口端に設置されている。71は
触媒ユニット7の基筒、72は同取付板である。この取付
板72は前記基筒71の外周面全周にわたって突設されてい
る(所謂、外向きフランジ状、図3参照)。この取付板
72を前記シリンダ本体52と前記インナーカバー61とによ
って挟持することによってこの触媒ユニット7は排気幹
路524 に気密的に固定される。なお、この取付板72の肉
厚は、前記基筒71の巾よりも小であるため、排気幹路52
4 と基筒71との間には断熱空間Aが形成される。73は酸
化を促進させる触媒であり、前記基筒71内に充填されて
いる。エンジンEの排気はこの触媒を通過する際に二次
燃焼し、その排気ガスは排気幹路524 に流される。な
お、図3に示すように、取付板72はシリンダ本体52とイ
ンナーカバー61とによって挟持される必要上、排気幹路
524 に重なる部分には排気穴722 、冷却水通路Wに重な
る部分には冷却水穴723 が形成され、それぞれ、排気、
冷却水の流れを確保している。
本体52の排気幹路524 の開口端に設置されている。71は
触媒ユニット7の基筒、72は同取付板である。この取付
板72は前記基筒71の外周面全周にわたって突設されてい
る(所謂、外向きフランジ状、図3参照)。この取付板
72を前記シリンダ本体52と前記インナーカバー61とによ
って挟持することによってこの触媒ユニット7は排気幹
路524 に気密的に固定される。なお、この取付板72の肉
厚は、前記基筒71の巾よりも小であるため、排気幹路52
4 と基筒71との間には断熱空間Aが形成される。73は酸
化を促進させる触媒であり、前記基筒71内に充填されて
いる。エンジンEの排気はこの触媒を通過する際に二次
燃焼し、その排気ガスは排気幹路524 に流される。な
お、図3に示すように、取付板72はシリンダ本体52とイ
ンナーカバー61とによって挟持される必要上、排気幹路
524 に重なる部分には排気穴722 、冷却水通路Wに重な
る部分には冷却水穴723 が形成され、それぞれ、排気、
冷却水の流れを確保している。
【0013】
【発明の効果】この発明に係る船外機の排気浄化装置
は、上下方向に複数のシリンダ部を配置した4サイクル
エンジンにおいて、その複数のシリンダ部にそれぞれ連
通する複数の排気通路をその側方に空間を介して並設
し、その複数の排気通路の反空間側にこれらの排気通路
と連通する排気集合部を設け、その排気集合部に触媒を
設け、この触媒を上端の排気通路から下端の排気通路ま
で延在させたため、触媒の反応熱の伝導は前記空間によ
って妨げられる結果エンジンに伝わりにくいものであ
る。
は、上下方向に複数のシリンダ部を配置した4サイクル
エンジンにおいて、その複数のシリンダ部にそれぞれ連
通する複数の排気通路をその側方に空間を介して並設
し、その複数の排気通路の反空間側にこれらの排気通路
と連通する排気集合部を設け、その排気集合部に触媒を
設け、この触媒を上端の排気通路から下端の排気通路ま
で延在させたため、触媒の反応熱の伝導は前記空間によ
って妨げられる結果エンジンに伝わりにくいものであ
る。
【0014】よって、この浄化装置を使用すれば、触媒
反応の低い低負荷時においても、当該触媒がその作用温
度に上昇しやすいため、排気ガスを浄化しやすく、又、
触媒反応の盛んな高負荷時においても、エンジン部品は
過熱されにくいため、エンジン冷却用の冷却水ポンプを
大型化する必要がない結果、船外機における部品配置の
自由度を大きく維持することができる。また、前記触媒
を上端の排気通路から下端の排気通路まで延在させたた
め上下の排気通路の排気を抵抗なくスムーズに触媒を通
過させることができ、この結果、船外機の排気の完全燃
焼をより一層向上させることができる。また、前記触媒
をエンジンの側方又は下方に突出させることなくエンジ
ン内にコンパクトに配置することができる結果、カウリ
ング内空間の有効利用をより一層向上させることができ
る。
反応の低い低負荷時においても、当該触媒がその作用温
度に上昇しやすいため、排気ガスを浄化しやすく、又、
触媒反応の盛んな高負荷時においても、エンジン部品は
過熱されにくいため、エンジン冷却用の冷却水ポンプを
大型化する必要がない結果、船外機における部品配置の
自由度を大きく維持することができる。また、前記触媒
を上端の排気通路から下端の排気通路まで延在させたた
め上下の排気通路の排気を抵抗なくスムーズに触媒を通
過させることができ、この結果、船外機の排気の完全燃
焼をより一層向上させることができる。また、前記触媒
をエンジンの側方又は下方に突出させることなくエンジ
ン内にコンパクトに配置することができる結果、カウリ
ング内空間の有効利用をより一層向上させることができ
る。
【図1】本発明の船外機の排気浄化装置の側面図であ
る。
る。
【図2】図1におけるII−II線拡大の部分断面図であ
る。
る。
【図3】図3における触媒ユニットのIII 矢視図であ
る。
る。
E 4サイクルエンジン P 船外機 512 排気枝路(排気通路) 513 空間 523 シリンダ部 524 排気幹路(排気集合部) 73 触媒
Claims (1)
- 【請求項1】 上下方向に複数のシリンダ部を配置した
4サイクルエンジンにおいて、 その複数のシリンダ部にそれぞれ連通する複数の排気通
路をその側方に空間を介して並設し、 その複数の排気通路の反空間側にこれらの排気通路と連
通する排気集合部を設け、 その排気集合部に触媒を設け、この触媒を上端の排気通
路から下端の排気通路まで延在させたことを特徴とする
船外機の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32750998A JP3180118B2 (ja) | 1991-02-13 | 1998-11-02 | 船外機の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32750998A JP3180118B2 (ja) | 1991-02-13 | 1998-11-02 | 船外機の排気浄化装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-11-02 JP JP32750998A patent/JP3180118B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7704111B2 (en) | 2007-01-09 | 2010-04-27 | Suzuki Kabushiki Kaisha | Exhaust system of outboard motor |
WO2020202328A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 本田技研工業株式会社 | 船外機 |
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