JPH11227650A - オートバイのシート装置 - Google Patents

オートバイのシート装置

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Publication number
JPH11227650A
JPH11227650A JP10032606A JP3260698A JPH11227650A JP H11227650 A JPH11227650 A JP H11227650A JP 10032606 A JP10032606 A JP 10032606A JP 3260698 A JP3260698 A JP 3260698A JP H11227650 A JPH11227650 A JP H11227650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
bottom plate
helmet
lock
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10032606A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayo Yamamoto
隆世 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP10032606A priority Critical patent/JPH11227650A/ja
Publication of JPH11227650A publication Critical patent/JPH11227650A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダブルシートを掛止めるホルダーが、ヘルメ
ットロックを兼ねることができて、コストダウンが図れ
るオートバイのシート装置を得ること。 【解決手段】 ダブルシート1のシート底板2前端下面
に突出させたフック5をフレーム6後部の左右シートレ
ール7前部に渡して溶着した受片8に掛止め、シート底
板2中央部左右下面に突出させた左右フック9を左右の
シートレール7の上側に溶着した7型で内側下部を開放
したホルダー10に掛止め、シート底板2後部のストラ
イカーを錠前13に嵌合せて錠止めするようにし、ホル
ダー10にヘルメットの顎紐15の端金具16を通して
ヘルメットロックを兼ねさせるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体フレーム後
部に左右対で設けたシートレール上にシートを設置した
オートバイのシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乗員は、オートバイに乗るときにはヘル
メットを着用して、走行中に安全性が保てるようにして
いる。そして、乗員がオートバイから離れるときには、
ヘルメットを持歩くのが不便になり易い。そこで、従
来、ハンドルやシートロックなどに、ヘルメットを錠止
めする錠(ロック装置)を設けて、オートバイにヘルメ
ットを固定して、乗員がオートバイから手ぶらで離れる
ことができるようにしたものがある。
【0003】オートバイには、運転者の後側に同乗者が
座れる前後に長いダブルシートを装着したものがある。
最近のオートバイでは、シートの底板を合成樹脂で成形
したものが用いられており、合成樹脂の底板のシートの
場合は、強く引上げたりすると撓みができるときがあ
る。特にダブルシートの場合、前後に長く撓みが大きく
なり易く、シートの中央部を無理に持上げると、シート
を止めているフックが外れる恐れがあり、シートが外れ
ると、フレームのシート下側には、バッテリーなどの部
品や小物入れなどが設けてあって、盗難に合う可能性が
ある。
【0004】そこで、図4及び図5に示すように、ダブ
ルシートAのシート底板Bの前端にフックCを設け、メ
インフレームDの後部に繋がる左右一対のシートレール
E前部のホルダーFに前記フックを掛止め、シート底板
Bの後部を錠前Gに錠止めすると共に、シート底板Bの
中央部左右にもフックHを突設し、左右のシートレール
Eの上面に逆U字形のホルダーJを溶着しており、フッ
クHをホルダーJに掛止め、シート底板の中央部も掛止
めできるようにしている。この構造から、ダブルシート
Aの中央部を持上げてもシート底板Bを撓ませることが
できないようにして、ダブルシートAを外すことができ
ないようにしている。特開平9−76963号公報参
照。
【0005】ところで、ヘルメットロックは、別個に設
けて、これにより、オートバイにヘルメットを錠止めで
きるようにして、乗員がオートバイから離れることがで
きるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ダブルシートAをフレ
ームDに取付ける装置と別個にヘルメットを錠止めする
ヘルメットロックを備えるのは、コストアップになる。
【0007】かかる点に鑑み、この発明は、ダブルシー
トを掛止めるホルダーが、ヘルメットロックを兼ねるこ
とができて、コストダウンが図れるオートバイのシート
装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車体フレーム後部に左右対で設
けたシートレール上にシートを設置したオートバイのシ
ート装置において、当該シート底板前端下面と中央部に
前フックと中央フックが突出し、左右シートレール前部
に固定した受片に前記前フックを掛止め可能にし、シー
ト底板中央部左右下面に突出させた左右の中央フックを
左右のシートレールの上側に溶着した略逆U字形でかつ
内側下部を開放したホルダーに掛止め可能にし、シート
底板後部のストライカーを錠前に嵌合せて錠止めするよ
うにし、前記ホルダーにヘルメットに固定されたリング
金具を通してヘルメットロックを兼ねさせるようにした
ことを特徴とするオートバイのシート装置の構成を有す
る。
【0009】シートが前後に長いダブルシートなどでシ
ート底板が合成樹脂製の、撓みが生ずるものであって
も、シート底板の中央部左右のフックが左右のシートレ
ールのホルダーに掛止めてあるので、ダブルシートの中
央部を持上げてシート底板を撓ませてフックを外そうと
しても、ダブルシートの中央部を持上げることができ
ず、ダブルシートを錠前のキーなしで外すことができな
い。このため、ダブルシートの下側の物入れなどに入れ
た物などを盗まれる心配がない。それと共に、ヘルメッ
トの顎紐の金具等のへルメットのリング金具は、ホルダ
ーに掛止めたシート底板の左右のフックの奥まで通すこ
とができるので、ダブルシートを外さない限り、端金具
を抜取ることができず、ヘルメットが盗まれることも防
げる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図3によって説明する。この実施形態は車体フレーム
後部に左右対で設けたシートレール7上にシート1を設
置したオートバイのシート装置である。図1および図2
に示すように、シート1は2人の乗員(運転者およびパ
ッセンジャー)が乗ることのできるダブルシートであっ
て、シート1全体の底部には合成樹脂で一体成形された
シート底板2が配設されている。シート底板2は運転者
の乗るシート1前部1aに係る部分2aは、前端が燃料
タンク14の後端部分に沿って前上がりになり、中央部
がやや後ろ下がりに平坦に続き、後端は後ろ上がりなっ
ている。そして、この後端から、シート1後部1bに係
る部分2bが繋がり、該部分2bは後輪クッションスト
ロークの関係からやや緩やかに後ろ上傾斜を呈してい
る。後の部分は、前の部分に比較して概略段状に上方に
位置する。このように成形したシート底板2の上面には
クッション材3を重ね、表皮4で包んでおり、シート1
の上部は、前記シート底板2に沿って、後の部分が、前
の部分に比較して概略段状に上方に位置するようになっ
ている。
【0011】シート底板2の前部下側には下部が前向き
に曲がる概略側面視L字形状のフック5を突設する。ま
た、前記シート1は、シートレール7上に取り付け固定
される。前記メインフレーム6のタンクレールに相当す
るやや斜めに傾いて後ろに延びる部分の後上部6aに、
側面視でやや斜め上方を向いて後方延びる状態で、左右
対のシートレール7、7が溶接により固定して設けら
れ、このシートレール7、7は平面視で前部7aの溶接
部付近ではY字形状に開き途中からほぼ平行になってい
る。該シートレール7、7の前部でメインフレーム6後
上部6a溶接箇所近傍には、左右の前部に渡して概略門
型形状の受片8を溶接固定しており、この受片8に前記
フック5の下部を挿入して掛け止めるようにしている。
【0012】シート底板2の中央部左右下面には、下部
を前向きに突出して曲げて、側面視L字形状の左右フッ
ク9、9を設けている。そして、フレーム6の左右のシ
ートレール7、7には、略逆U字形状のホルダー10、
10を溶着して、フック9、9がホルダー10に掛止め
できるようにしている。ホルダー10の少なくとも一方
は、内側下部を切り欠き10aを設けて開放した(概略
“7型”になる)形成している。
【0013】さらに、シート底板2の後部には、下向き
に突出させて周知のストライカー11を設け、左右のシ
ートレール7、7の後端に左右に渡したブリッジ片12
に取付けた周知の錠前13にストライカー11を嵌合せ
て錠止めする。なお、17はメインフレーム6の立ち下
がり部分(メインチューブ部分)6bとシートレール
7、7との間を斜めに連結してフレームの特に後部の剛
性を向上させるためのリアフレームである。
【0014】ダブルシート1は、前端が前側のタンク1
4に当たるようにし、フック5と左右フック9を、受片
8とホルダー10に掛止める。そして、ストライカー1
1を錠前13に錠止めすれば、シート1はシートレール
7、7つまり車体から外れなくなる。シート1を外すと
きは、錠前13をキーで外してストライカー11を抜
き、ダブルシート1を後側に引けば、フック5と左右フ
ック9が外れて、取外すことができる。
【0015】ここで、乗員がオートバイを止めて離れる
ときには、前記シート1を外した状態で、乗員がホルダ
ー10に、ヘルメットの顎紐15のリング状の端金具1
6を通し、該端金具16を車体幅方向外側に寄せてダブ
ルシート1を取付ければ、端金具16が、ホルダー10
の左右のフック9より奥に入った状態になり、フック9
に止められてホルダー10から端金具16が取れなくな
る。
【0016】このようにして、ダブルシート1を持上げ
て撓ませようとしても、中央部の左右フック9が、シー
トレール7の左右のホルダー10に掛止まっているの
で、ダブルシート1の中央部を山型に反らせて撓ませる
ことができず、フック5と左右のフック9を抜くことが
できなくて、ダブルシート1を外せない。このため、ダ
ブルシート1の下側の物入れの品物などが盗まれるのを
防止できる。また、左右のホルダー10双方の切り欠き
10bを設ければ、運転者のヘルメットと、同乗者のヘ
ルメットまで取付けることができて、ヘルメットロック
になり、ダブルシート1を外さない限り、ヘルメットも
外せなくなる。もちろん、本発明はこれに限定されず、
一人乗り用のオートバイにおいて、左右いずれかのフッ
ク10に切り欠きを設けるようにすることも本発明の範
囲内である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、シート底板の中央部の左右フック
が、ダブルシートの中央部を持上げて、山形に反らせて
撓ませることができないようにし、ダブルシートをキー
なしで外すことができなくなる。これによって、ダブル
シートの下側の物入れに入れた品物などが盗難に合うの
を防止できる。又、シートレールのホルダーにヘルメッ
トの顎紐の端金具などのリング金具を通すことによっ
て、ホルダーがヘルメットロックにすることができ、別
個にヘルメットロックを設けなくてもよいので、コスト
ダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の実施形態を示すフレーム後部の平面図
である。
【図3】図1のX−X矢視拡大断面図である。
【図4】従来例を示す縦断側面図である。
【図5】図4のY部の拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 シート底板 5 フック 6 フレーム 7 シートレール 8 受片 9 左右フック 10 ホルダー 11 ストライカー 13 錠前 15 顎紐 16 端金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム後部に左右対で設けたシー
    トレール上にシートを設置したオートバイのシート装置
    において、 当該シート底板前端下面にフックが突出し、左右シート
    レール前部に固定した受片に前記フックを掛止め可能に
    し、シート底板中央部左右下面に突出させた左右フック
    を左右のシートレールの上側に溶着した略逆U字形でか
    つ内側下部を開放したホルダーに掛止め可能にし、シー
    ト底板後部のストライカーを錠前に嵌合せて錠止めする
    ようにし、前記ホルダーにヘルメットに固定されたリン
    グ金具を通してヘルメットロックを兼ねさせるようにし
    たことを特徴とするオートバイのシート装置。
JP10032606A 1998-02-16 1998-02-16 オートバイのシート装置 Pending JPH11227650A (ja)

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JP10032606A JPH11227650A (ja) 1998-02-16 1998-02-16 オートバイのシート装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100404358C (zh) * 2004-12-27 2008-07-23 本田技研工业株式会社 机动两轮车的头盔保持架安装构造
US20140054342A1 (en) * 2012-08-24 2014-02-27 Honda Motor Co., Ltd. Helmet holder attachment structure of saddle-ride type vehicle
JP2014043206A (ja) * 2012-08-28 2014-03-13 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の後部構造
JP2019018759A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 本田技研工業株式会社 シート構造

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