JPH11227622A - 車両用操舵制御装置 - Google Patents

車両用操舵制御装置

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Publication number
JPH11227622A
JPH11227622A JP10035990A JP3599098A JPH11227622A JP H11227622 A JPH11227622 A JP H11227622A JP 10035990 A JP10035990 A JP 10035990A JP 3599098 A JP3599098 A JP 3599098A JP H11227622 A JPH11227622 A JP H11227622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
transmission ratio
steering
control device
rough road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10035990A
Other languages
English (en)
Inventor
Morihiro Matsuda
守弘 松田
Jiyunji Kawamuro
巡児 河室
Masahiko Shinto
雅彦 新堂
Takahiro Koshiro
隆博 小城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10035990A priority Critical patent/JPH11227622A/ja
Publication of JPH11227622A publication Critical patent/JPH11227622A/ja
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  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪路走行時における車両挙動の乱れを防止す
ることができる車両用操舵制御装置を提供することであ
る。 【解決手段】 ステアリングハンドル10と転舵輪24
とを連結する操舵伝達系の途中に伝達比を可変する伝達
比可変手段14を介在させ、前記伝達比を車両の状態に
応じて制御する制御手段30を備えた車両用操舵制御装
置において、前記車両の上下方向の動きを検出する車両
上下動検出手段34と、前記車両上下動検出手段により
検出された前記車両の上下方向の動きに基づいて悪路状
態を検出する悪路状態検出手段30とを備え、前記悪路
状態検出手段により悪路状態が検出された場合に前記制
御手段により前記伝達比可変手段の伝達比を大きい側に
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステアリングハ
ンドル操舵量の転舵輪に対する伝達比を可変する車両用
操舵制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリングハンドル操舵角の転
舵輪に対する伝達比を可変するステアリング装置とし
て、特開昭60−131366号公報等に開示されてい
るステアリング装置が存在する。このステアリング装置
は、ステアリングハンドルと転舵輪との間に伝達比可変
機構を備え、車両が悪路を走行していることを検出した
場合に伝達比を小さい側、即ちクイック側に変更してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
テアリング装置は、車両が悪路を走行していることを検
出した場合に伝達比を小さい側に変更しているため、悪
路走行時に車両挙動が乱れ易いという問題があった。
【0004】この発明の課題は、悪路走行時における車
両挙動の乱れを防止することができる車両用操舵制御装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用操
舵制御装置は、ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
する操舵伝達系の途中に伝達比を可変する伝達比可変手
段を介在させ、前記伝達比を車両の状態に応じて制御す
る制御手段を備えた車両用操舵制御装置において、前記
車両の上下方向の動きを検出する車両上下動検出手段
と、前記車両上下動検出手段により検出された前記車両
の上下方向の動きに基づいて悪路状態を検出する悪路状
態検出手段と、前記悪路状態検出手段により悪路状態が
検出された場合に、前記制御手段により前記伝達比可変
手段の伝達比を大きい側に変更することを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の車両用操舵制御装置に
よれば、悪路状態検出手段により悪路、例えばうねり
路、凹凸路、波状路等が検出された場合に、制御手段に
より伝達比可変手段の伝達比を大きい側に変更するた
め、悪路走行時における車両挙動の乱れを抑制すること
ができる。
【0007】また、請求項2記載の車両用操舵制御装置
は、請求項1記載の車両用操舵制御装置の前記悪路状態
検出手段により検出された悪路状態に応じて、前記制御
手段により前記伝達比可変手段の伝達比を悪路状態に応
じた伝達比に変更することを特徴とする。
【0008】この請求項2記載の車両用操舵制御装置に
よれば、悪路状態検出手段により検出された悪路の状態
に応じて伝達比可変手段の伝達比を悪路の状態に応じた
伝達比に変更するため、伝達比を悪路走行により生じる
車両挙動の乱れを抑制するのに必要十分な値とすること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、こ
の発明の実施の形態にかかる車両用操舵制御装置の説明
を行う。
【0010】図1は、車両用操舵制御装置2の構成図で
ある。図中、符号10で示すものは、ステアリングハン
ドルであり、このステアリングハンドル10は上部ステ
アリングシャフト12aの上端に接続されている。ま
た、この上部ステアリングシャフト12aの下端は可変
ギヤ比ユニット14の入力側に接続されており、下部ス
テアリングシャフト12bの上端が可変ギヤ比ユニット
14の出力側に接続されている。ここで、可変ギヤ比ユ
ニット14は、ECU(電子制御装置)30の制御の
下、伝達比、即ち、入力軸の回転数/出力軸の回転数
(上部ステアリングシャフト12aの回転数/下部ステ
アリングシャフト12bの回転数)を変更するものであ
る。
【0011】また、下部ステアリングシャフト12bの
下端には、ピニオン(図示せず)が設けられ、このピニ
オンがステアリングギヤボックス16内においてラック
バー18に噛合されている。更に、ラックバー18の両
端には、それぞれタイロッド20の一端が接続されると
共に各タイロッド20の他端にはナックルアーム22を
介して転舵輪24が接続されている。
【0012】また、上部ステアリングシャフト12aに
は、ステアリングハンドル10の操舵角θHを検出する
舵角センサ26が設けられ、下部ステアリングシャフト
12bには、転舵輪24の転舵角(ピニオン角)θP
検出する出力角センサ28が設けられている。この舵角
センサ26により検出されたステアリングハンドル10
の操舵角及び出力角センサ28により検出されたピニオ
ン角は、ECU30に入力される。更に、ECU30に
は、車両速度を検出する車速センサ32から出力される
車両速度及び各輪に毎に設けられているサスペンション
ストロークセンサ34により検出された各輪毎のサスペ
ンションストロークが入力される。
【0013】なお、ECU30は、モータ(図示せず)
及び遊星歯車機構を用いた減速機(図示せず)を有する
可変ギヤ比ユニット14のモータを制御するための制御
信号をモータドライバ36を介して出力する。ここで、
減速機として遊星歯車機構を有する減速機を用いている
が、これに限らず、ハーモニックドライブ減速機やサイ
クロイド減速機等の減速機を用いるようにしても良い。
【0014】この車両用操舵制御装置2においては、図
2のフローチャートに示す制御が行われる。即ち、EC
U30は、サスペンションストロークセンサ34により
検出されたサスペンションストロークの読み込みを行う
(ステップS10)。なお、図1においては、転舵輪2
4に設けられているサスペンションストロークセンサ3
4のみを示しているが、サスペンションストロークの読
み込みは、4輪全てについて行われる。
【0015】次に、ECU30は、読み込んだサスペン
ションストロークに基づき、一定時間内にサスペンショ
ンストロークが所定値を超えた回数のカウントを行う
(ステップS11)。なお、サスペンションストローク
が所定値を超えた回数のカウントは各輪毎に行う。
【0016】次に、各輪毎にカウントした回数の中で、
所定の値を超えたものがあるか否かの判断を行う(ステ
ップS12)。即ち、所定の値を超えたものがあると判
断された場合には、悪路走行中であるとしてステップS
13に進む。ここで悪路とは、うねり路、凹凸路、波状
路等をいう。一方、所定の値を超えたものがないと判断
された場合には、平坦路走行中であるとしてステップS
16に進む。
【0017】ステップS13においては、各輪毎のスト
ロークの最大値(MAX)及びストロークの最小値(M
IN)に基づき、各輪毎にストロークの最大値(MA
X)とストロークの最小値(MIN)との差を求め、差
が最大となったもの、即ち、差が最大となった輪の値を
△ストロークとする。
【0018】次に、△ストロークに基づいて、図3に示
す車速(V)−伝達比(G)マップの変更が行われる
(ステップS14)。即ち、平坦路走行時に用いられる
標準マップAから悪路走行時に用いられる悪路マップB
〜Dへの変更が行われる。ここで悪路マップB〜Dのい
ずれが選択されるかは、△ストロークの大きさにより定
められる。即ち、△ストロークが大きくなるにしたがっ
て、マップB、マップC、マップD(伝達比が大きい
側、即ちスロー側のマップ)が順次選択される。
【0019】次に、車速センサ32から出力される車速
に基づいてステップS14の処理において選択されたマ
ップ、即ちマップB〜Dのいずれかを参照することによ
り、伝達比(G)を求める(ステップS15)。なお、
ステップS12の処理において平坦路走行中であると判
断された場合には、車速センサ32から出力される車速
に基づいて、標準マップAを参照することにより伝達比
(G)を求める(ステップS16)。
【0020】次に、舵角センサ26により検出された操
舵角θH及びステップS15又はステップS16の処理
において求められた伝達比(G)とを掛け合わすことに
より目標ピニオン角θ目標の演算を行う(θ目標=θH
×G)(ステップS17)。
【0021】次に、モータドライバ36を介して可変ギ
ヤ比ユニット14に対して制御信号の出力を行い、モー
タを駆動することにより出力角センサ28により検出さ
れるピニオン角θPが目標ピニオン角θ目標に一致する
ように制御する(ステップS18)。
【0022】この車両用操舵制御装置2においては、悪
路走行と判断された場合には、悪路の状態に応じたマッ
プB〜Dの何れかが選択される。即ち悪路の状態に応じ
て伝達比が大きい側、即ちスロー側のマップが順次選択
されるため、悪路走行時における車両挙動の乱れを防止
することができ走行安定性を向上させることができる。
また、悪路走行時におけるキックバックによる反力の低
減を図ることができる。
【0023】なお、上述の実施の形態においては、悪路
走行中であることを判定するために各輪毎に設けられて
いるサスペンションストロークセンサ34を用いている
が、車高センサを設け、車高センサにより検出された車
高の変化に基づいて悪路走行中の判定を行うようにして
も良い。
【0024】また、悪路走行時の伝達比は、悪路の状態
に応じて選択されるマップに基づいて求められるものに
限らず、△ストロークに応じて求められる補正係数を乗
じて無段階に変更されるものとしても良い。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、悪路状態
検出手段により悪路状態が検出された場合に、制御手段
により伝達比可変手段の伝達比を大きい側に変更するた
め、悪路走行時における車両挙動の乱れを抑制すること
ができ走行安定性を向上させることができる。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、悪路
状態検出手段により検出された悪路の状態に応じて伝達
比可変手段の伝達比を悪路の状態に応じた伝達比に変更
するため、伝達比を悪路走行により生じる車両挙動の乱
れを抑制するのに必要十分な値とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる車両用操舵制御
装置の構成図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる車両用操舵制御
装置による制御を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態にかかる車両用操舵制御
装置の制御に用いられるマップである。
【符号の説明】
2…車両用操舵制御装置、10…ステアリングハンド
ル、12a…上部ステアリングシャフト、12b…下部
ステアリングシャフト、14…可変ギヤ比ユニット、1
6…ステアリングギヤボックス、18…ラックバー、2
0…タイロッド、22…ナックルアーム、24…転舵
輪、26…舵角センサ、28…出力角センサ、30…E
CU、32…車速センサ、34…サスペンションストロ
ークセンサ。
フロントページの続き (72)発明者 小城 隆博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルと転舵輪とを連結
    する操舵伝達系の途中に伝達比を可変する伝達比可変手
    段を介在させ、前記伝達比を車両の状態に応じて制御す
    る制御手段を備えた車両用操舵制御装置において、 前記車両の上下方向の動きを検出する車両上下動検出手
    段と、 前記車両上下動検出手段により検出された前記車両の上
    下方向の動きに基づいて悪路状態を検出する悪路状態検
    出手段と、 前記悪路状態検出手段により悪路状態が検出された場合
    に、前記制御手段により前記伝達比可変手段の伝達比を
    大きい側に変更することを特徴とする車両用操舵制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記悪路状態検出手段により検出された
    悪路状態に応じて、前記制御手段により前記伝達比可変
    手段の伝達比を悪路状態に応じた伝達比に変更すること
    を特徴とする請求項1記載の車両用操舵制御装置。
JP10035990A 1998-02-18 1998-02-18 車両用操舵制御装置 Pending JPH11227622A (ja)

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JP10035990A JPH11227622A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 車両用操舵制御装置

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JP10035990A JPH11227622A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 車両用操舵制御装置

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JPH11227622A true JPH11227622A (ja) 1999-08-24

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ID=12457291

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JP10035990A Pending JPH11227622A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 車両用操舵制御装置

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JP (1) JPH11227622A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7621838B2 (en) 2006-11-09 2009-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Transmission ratio varying mechanism
JP2013123949A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Jtekt Corp 車両用操舵装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7621838B2 (en) 2006-11-09 2009-11-24 Mitsubishi Electric Corporation Transmission ratio varying mechanism
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