JPH11227459A - 自動車用ドアのインパクトビーム - Google Patents

自動車用ドアのインパクトビーム

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JPH11227459A
JPH11227459A JP4901198A JP4901198A JPH11227459A JP H11227459 A JPH11227459 A JP H11227459A JP 4901198 A JP4901198 A JP 4901198A JP 4901198 A JP4901198 A JP 4901198A JP H11227459 A JPH11227459 A JP H11227459A
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JP
Japan
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door
impact beam
impact
main body
bead
Prior art date
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Pending
Application number
JP4901198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Tatsuhisa Yamane
達久 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアに対する「側突」時に、インパクトビー
ムが大きい外力を受けたときでも、このインパクトビー
ムの一部に応力集中が生じないようにして、ドアの変形
がより確実に防止されるようにする。 【解決手段】 長尺の板材をその幅方向で折り曲げるよ
うプレス成形されドア6の内部に配設されるインパクト
ビーム15であって、このインパクトビーム15の長手
方向の中途部を構成して断面がパイプ形状とされるビー
ム本体部16と、上記インパクトビーム15の各端部を
構成して上記ビーム本体部16の各端部に一体成形され
上記ドア6に取り付けられるビーム取付部17,17と
を備える。上記各ビーム取付部17,17にそれぞれビ
ード19を成形する。上記ビーム本体部16に他のビー
ド26を成形し、上記各ビード19,26を上記インパ
クトビーム15のほぼ全長にわたり、かつ、連続的に配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアの内
部に配設されて、このドアに対する外力に対抗するよう
このドアを補強する自動車用ドアのインパクトビームに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記自動車用ドアのインパクトビームに
は、従来、特開平4‐238725号公報で示されるも
のがある。
【0003】これによれば、ドアの内部に配設されたイ
ンパクトビームは、長尺の板材をその幅方向で折り曲げ
るようプレス成形されドアの内部に配設されるインパク
トビームであって、このインパクトビームの長手方向の
中途部を構成して断面がパイプ形状とされるビーム本体
部と、上記インパクトビームの各端部を構成して上記ビ
ーム本体部の各端部に一体成形され上記ドアに取り付け
られるビーム取付部とを備えている。また、上記各ビー
ム取付部にはそれぞれビードが成形されて、これら各ビ
ードにより上記各ビーム取付部の強度と剛性とが向上す
るよう補強されている。
【0004】そして、上記ドアが、車体の外側方からの
衝突(以下、これを「側突」という)で外力を受けて車
室側に向って変形しようとするとき、上記インパクトビ
ームが上記変形を防止するよう機能し、もって、車室が
狭められないこととされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術におけるインパクトビームでは、ビーム取付部だけ
にビードが成形されており、このため、このビードの端
部からビーム本体部への遷移部では断面係数の変動幅が
大きくなるおそれがある。
【0006】このため、上記従来の技術において、「側
突」時に、上記インパクトビームが大きい外力を受けた
ときには、上記遷移部に応力集中が生じて、上記外力に
対抗するインパクトビームの機能が阻害されるおそれを
生じる。
【0007】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、ドアに対する「側突」時に、インパクト
ビームが大きい外力を受けたときでも、このインパクト
ビームの一部に応力集中が生じないようにして、ドアの
変形がより確実に防止されるようにすることを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用ドアのインパクトビームは、長尺の
板材をその幅方向で折り曲げるようプレス成形されドア
6の内部に配設されるインパクトビーム15であって、
このインパクトビーム15の長手方向の中途部を構成し
て断面がパイプ形状とされるビーム本体部16と、上記
インパクトビーム15の各端部を構成して上記ビーム本
体部16の各端部に一体成形され上記ドア6に取り付け
られるビーム取付部17,17とを備え、上記各ビーム
取付部17,17にそれぞれビード19を成形した自動
車用ドアのインパクトビームにおいて、
【0009】上記ビーム本体部16に他のビード26を
成形し、上記各ビード19,26を上記インパクトビー
ム15のほぼ全長にわたり、かつ、連続的に配設したも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0011】図1〜6において、符号1は自動車の車体
で、矢印Frはこの自動車の前方を示している。
【0012】上記車体1の側部にサイドドア装置2が設
けられている。このサイドドア装置2は、上記車体1の
側壁3に形成されるドア開口4を有し、このドア開口4
を通して、車体1の外部と、車体1の内部である車室5
とが互いに連通させられており、また、上記ドア開口4
を開閉自在に閉じるドア6が設けられている。
【0013】上記ドア6は、車幅方向で対面して最中状
に結合させられる板金製のアウタ、インナパネル8,9
で構成されるドア本体10と、このドア本体10の上方
に位置してその上端部に取り付けられるドア窓11とを
備えている。
【0014】上記ドア6のドア本体10の内部である上
記アウタ、インナパネル8,9に囲まれた空間12に前
後方向に長く延びる板金製のインパクトビーム15が設
けられている。このインパクトビーム15は、一枚の長
尺の板材をその幅方向で折り曲げるようプレス成形され
たものであり、その長手方向の中途部を構成して断面が
円形のパイプ形状とされるビーム本体部16と、上記イ
ンパクトビーム15の各端部を構成して上記ビーム本体
部16の各端部に一体成形され上記ドア6のインナパネ
ル9の前、後端部にそれぞれスポット溶接Sにより取り
付けられるビーム取付部17,17を備えている。
【0015】上記ビーム本体部16の断面形状における
前記板材同士の継ぎ目23で対向する各端縁24,24
は、上記アウタパネル8に車幅方向で対向している。
【0016】一方、上記各ビーム取付部17は、断面が
上下方向に延びる平坦形状とされ、その上下方向の中間
部には半円形状で前後方向に延びるビード19が形成さ
れ、上記ビーム取付部17の上、下部は平板形状のフラ
ンジ20,20とされている。上記ビード19の円弧凸
面は、上記アウタパネル8と車幅方向で少しの隙間21
をあけて対面させられ、上記各フランジ20は、上記イ
ンナパネル9に上記したようにスポット溶接Sにより取
り付けられている。
【0017】上記ビーム本体部16の軸心25を中心と
して上記継ぎ目23とは反対側(アウタパネル8側)の
上記ビーム本体部16の円弧部の一部を上記ビーム本体
部16の内部に向って延出させることにより上記ビーム
本体部16に他のビード26が成形されている。このビ
ード26は上記ビーム本体部16の長手方向のほぼ全長
にわたり成形されている。また、上記ビーム本体部16
の断面視で、上記ビード26の延出端縁27は、上記両
端縁24,24の間に挟まれており、このため、上記ビ
ード26は、上記ビーム本体部16の径方向のほぼ全体
にわたり成形され、このビーム本体部16に十分の強度
と剛性とが与えられている。
【0018】上記各ビーム取付部17に成形した上記ビ
ード19と、上記ビーム本体部16に成形した上記他の
ビード26とは、インパクトビーム15の長手方向で連
続的に成形されており、これにより、上記各ビード1
9,26,26は上記インパクトビーム15のほぼ全長
にわたり、かつ、連続的に配設されている。
【0019】このため、インパクトビーム15の長手方
向の各部間における断面係数の変動幅は小さく抑えられ
ている。
【0020】よって、ドア6に対する「側突」時に、イ
ンパクトビーム15が大きい外力を受けたときでも、こ
のインパクトビーム15の一部に応力集中が生じること
が防止され、このため、ドア6の変形がより確実に防止
される。
【0021】また、上記ビード26は、上記ビーム本体
部16の断面でその径方向、かつ、ほぼ水平方向のほぼ
全体にわたり形成されていて、特に車幅方向で、上記ビ
ーム本体部16を十分に補強しているため、上記構成の
インパクトビーム15によれば、「側突」時におけるド
ア6の変形が更に確実に防止される。
【0022】なお、以上は図示の例によるが、インパク
トビーム15のほぼ全長にわたり、このインパクトビー
ム15を上記アウタパネル8の内面に当接させてもよ
い。
【0023】図7は、他の実施の形態を示している。
【0024】これによれば、ビーム本体部16の各端縁
24,24は、上記ビーム本体部16内の中央部(軸心
25の近傍)にまで延出させられて互いに接合させら
れ、また、上記した他のビード26の延出端縁27も、
上記ビーム本体部16内の中央部にまで延出させられて
いる。これにより、上記各端縁24,24と延出端縁2
7とが互いに接近させられて、その分、上記インパクト
ビーム15の強度と剛性とが十分に向上させられてい
る。
【0025】他の構成や作用は、前記実施の形態と同様
であるため、図面に共通の符号を付してその重複した説
明を省略する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、長尺の板材をその幅方
向で折り曲げるようプレス成形されドアの内部に配設さ
れるインパクトビームであって、このインパクトビーム
の長手方向の中途部を構成して断面がパイプ形状とされ
るビーム本体部と、上記インパクトビームの各端部を構
成して上記ビーム本体部の各端部に一体成形され上記ド
アに取り付けられるビーム取付部とを備え、上記各ビー
ム取付部にそれぞれビードを成形した自動車用ドアのイ
ンパクトビームにおいて、
【0027】上記ビーム本体部に他のビードを成形し、
上記各ビードを上記インパクトビームのほぼ全長にわた
り、かつ、連続的に配設してある。
【0028】このため、インパクトビームの長手方向の
各部間における断面係数の変動幅は小さく抑えられてい
る。
【0029】よって、ドアに対する「側突」時に、イン
パクトビームが大きい外力を受けたときでも、このイン
パクトビームの一部に応力集中が生じることが防止さ
れ、このため、ドアの変形がより確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視図である。
【図2】自動車用ドアの側面簡略図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】インパクトビームの前部を車室側からみた斜視
図である。
【図7】他の実施の形態で、図5に相当する図である。
【符号の説明】
1 車体 2 サイドドア装置 6 ドア 12 空間 15 インパクトビーム 16 ビーム本体部 17 ビーム取付部 19,26 ビード 20 フランジ 21 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の板材をその幅方向で折り曲げるよ
    うプレス成形されドアの内部に配設されるインパクトビ
    ームであって、このインパクトビームの長手方向の中途
    部を構成して断面がパイプ形状とされるビーム本体部
    と、上記インパクトビームの各端部を構成して上記ビー
    ム本体部の各端部に一体成形され上記ドアに取り付けら
    れるビーム取付部とを備え、上記各ビーム取付部にそれ
    ぞれビードを成形した自動車用ドアのインパクトビーム
    において、 上記ビーム本体部に他のビードを成形し、上記各ビード
    を上記インパクトビームのほぼ全長にわたり、かつ、連
    続的に配設した自動車用ドアのインパクトビーム。
JP4901198A 1998-02-12 1998-02-12 自動車用ドアのインパクトビーム Pending JPH11227459A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004085091A1 (en) * 2003-03-28 2004-10-07 Shape Corporation Low-profile high-strength vehicle door beam
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RU2627246C2 (ru) * 2012-06-02 2017-08-04 ФОРД ГЛОУБАЛ ТЕКНОЛОДЖИЗ, ЭлЭлСи Балка усиления двери транспортного средства, дверной узел транспортного средства и способ изготовления дверного узла транспортного средства

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