JPH1122705A - ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents
ワイヤハーネスの配索構造Info
- Publication number
- JPH1122705A JPH1122705A JP9178683A JP17868397A JPH1122705A JP H1122705 A JPH1122705 A JP H1122705A JP 9178683 A JP9178683 A JP 9178683A JP 17868397 A JP17868397 A JP 17868397A JP H1122705 A JPH1122705 A JP H1122705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protector
- door
- wire harness
- harness
- guide rail
- Prior art date
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- Connection Of Plates (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体からドアに配索される可動部を有するワ
イヤハーネスに、プロテクタを無理なく取り付ける。 【解決手段】 自動車の車体からドアへと配索するワイ
ヤハーネスを、第一プロテクタ15に通した後、ドア板
に係止した第二プロテクタ9に通すと共に該第二プロテ
クタにワイヤハーネスに固定したものにおいて、第一プ
ロテクタ15の外面に突起15dを設ける一方、該突起
を摺動自在に嵌合する溝を有するガイドレール16をド
ア板に固定し、かつ、該ガイドレールは上記第二プロテ
クタの係止位置を支点とする円弧形状とし、ドア開閉動
作に伴って第一プロテクタが第二プロテクタの係止位置
を支点とした回転軌跡に沿って移動する。
イヤハーネスに、プロテクタを無理なく取り付ける。 【解決手段】 自動車の車体からドアへと配索するワイ
ヤハーネスを、第一プロテクタ15に通した後、ドア板
に係止した第二プロテクタ9に通すと共に該第二プロテ
クタにワイヤハーネスに固定したものにおいて、第一プ
ロテクタ15の外面に突起15dを設ける一方、該突起
を摺動自在に嵌合する溝を有するガイドレール16をド
ア板に固定し、かつ、該ガイドレールは上記第二プロテ
クタの係止位置を支点とする円弧形状とし、ドア開閉動
作に伴って第一プロテクタが第二プロテクタの係止位置
を支点とした回転軌跡に沿って移動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のワイヤハ
ーネス配索構造に関し、詳しくは、自動車の車体からド
アへと架け渡すドアハーネス等の可動部位を有するワイ
ヤハーネスにおいて、可動による応力がワイヤハーネス
にかかりにくい構造とするものである。
ーネス配索構造に関し、詳しくは、自動車の車体からド
アへと架け渡すドアハーネス等の可動部位を有するワイ
ヤハーネスにおいて、可動による応力がワイヤハーネス
にかかりにくい構造とするものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、自動車の左右側面の
ドア1あるいは後部のガラスドア2は、自動車の車体3
に対してドア1、2が左右方向に開閉作動され、車体3
からドア1、2へと配索されるワイヤハーネスはドア
1、2の開閉作動に応じて可動される機構とされてい
る。
ドア1あるいは後部のガラスドア2は、自動車の車体3
に対してドア1、2が左右方向に開閉作動され、車体3
からドア1、2へと配索されるワイヤハーネスはドア
1、2の開閉作動に応じて可動される機構とされてい
る。
【0003】例えば、ドア1の場合、図6に示すよう
に、車体3からドア2へと配索するドアハーネスD・W
/Hは、車体3とドア1の間をグロメット4に摺動自在
に通し、該グロメット4の両端の車体係止部4a、4b
を夫々車体3とドア2の貫通孔に夫々固定している。該
グロメット4を通した後、ドア1の内部で車体外板と内
板の間を配索し、車体3とドア1との間に装架してドア
1の開閉と連動するチェックアーム5に固定した第一プ
ロテクタ6を通した後、ドア内板7にクリップ8で固定
した第二プロテクタ9を通しており、該第二プロテクタ
9にワイヤハーネスD・W/Hをテープ巻きで固定して
いる。
に、車体3からドア2へと配索するドアハーネスD・W
/Hは、車体3とドア1の間をグロメット4に摺動自在
に通し、該グロメット4の両端の車体係止部4a、4b
を夫々車体3とドア2の貫通孔に夫々固定している。該
グロメット4を通した後、ドア1の内部で車体外板と内
板の間を配索し、車体3とドア1との間に装架してドア
1の開閉と連動するチェックアーム5に固定した第一プ
ロテクタ6を通した後、ドア内板7にクリップ8で固定
した第二プロテクタ9を通しており、該第二プロテクタ
9にワイヤハーネスD・W/Hをテープ巻きで固定して
いる。
【0004】上記第一プロテクタ6はチェックアーム5
と連動して移動する一方、第二プロテクタ9は固定であ
るため、第一プロテクタ6と第二プロテクタ9の間のド
アハーネスD・W/Hはドア1の開閉に応じて可動する
こととなる。
と連動して移動する一方、第二プロテクタ9は固定であ
るため、第一プロテクタ6と第二プロテクタ9の間のド
アハーネスD・W/Hはドア1の開閉に応じて可動する
こととなる。
【0005】即ち、図7(A)に示すように、ドア1の
閉鎖時において、第一プロテクタ6と第二プロテクタ9
の間のドアハーネスD・W/Hを弛ませて余長を持たせ
ておき、図7(B)に示すドア1の半開き状態となる
と、第一プロテクタ6と第二プロテクタ9の間のドアハ
ーネスD・W/Hが少し伸び、図7(C)に示すドア1
の全開時に、ドアハーネスD・W/Hが略真っすぐに伸
ばされるように寸法を設定している。
閉鎖時において、第一プロテクタ6と第二プロテクタ9
の間のドアハーネスD・W/Hを弛ませて余長を持たせ
ておき、図7(B)に示すドア1の半開き状態となる
と、第一プロテクタ6と第二プロテクタ9の間のドアハ
ーネスD・W/Hが少し伸び、図7(C)に示すドア1
の全開時に、ドアハーネスD・W/Hが略真っすぐに伸
ばされるように寸法を設定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造とした場合、
ドア閉鎖時における第一プロテクタ6と第二プロテクタ
9との間の距離は比較的短く、この間でドアハーネスD
・W/Hが無理に曲げて余長を持たせることになるた
め、ワイヤハーネスの電線群に負荷がかかると共に、こ
の間の伸縮でワイヤハーネスの電線群に疲労がたまり、
よって、電線の芯線に断線等が発生しやすくなっいる。
かつ、ドアの開閉に伴うドアハーネスD・W/Hの伸縮
動作が異音の発生の原因にもなる。
ドア閉鎖時における第一プロテクタ6と第二プロテクタ
9との間の距離は比較的短く、この間でドアハーネスD
・W/Hが無理に曲げて余長を持たせることになるた
め、ワイヤハーネスの電線群に負荷がかかると共に、こ
の間の伸縮でワイヤハーネスの電線群に疲労がたまり、
よって、電線の芯線に断線等が発生しやすくなっいる。
かつ、ドアの開閉に伴うドアハーネスD・W/Hの伸縮
動作が異音の発生の原因にもなる。
【0007】さらに、第一プロテクタ6はドア1の開閉
によって移動するため、第一プロテクタ6をチェックア
ーム5のブラケットに固定するロック部10に応力がか
かり、該ロック部10が破損しやすい問題がある。
によって移動するため、第一プロテクタ6をチェックア
ーム5のブラケットに固定するロック部10に応力がか
かり、該ロック部10が破損しやすい問題がある。
【0008】本発明は上記した問題を解消せんとするも
ので、ワイヤハーネスに無理曲げによる余長を持たせな
いようにすると共に、ドア開閉作動時にワイヤハーネス
およびプロテクタの係止部に応力がかからないようにす
ることを課題としている。
ので、ワイヤハーネスに無理曲げによる余長を持たせな
いようにすると共に、ドア開閉作動時にワイヤハーネス
およびプロテクタの係止部に応力がかからないようにす
ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、自動車の車体からドアへと
配索するワイヤハーネスを、ドア側において水平方向か
ら上向きにガイドする第一プロテクタに通した後、ドア
板に係止した第二プロテクタに通すと共に該第二プロテ
クタにワイヤハーネスに固定したものにおいて、上記第
一プロテクタの外面に突起を設ける一方、該突起を摺動
自在に嵌合する溝を有するガイドレールをドア板に固定
し、かつ、該ガイドレールは上記第二プロテクタの係止
位置を支点とする円弧形状とし、上記ドア開閉動作に伴
って上記第一プロテクタが第二プロテクタの係止位置を
支点とした回転軌跡に沿って移動する構成としているこ
とを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供してい
る。
め、本発明は、請求項1で、自動車の車体からドアへと
配索するワイヤハーネスを、ドア側において水平方向か
ら上向きにガイドする第一プロテクタに通した後、ドア
板に係止した第二プロテクタに通すと共に該第二プロテ
クタにワイヤハーネスに固定したものにおいて、上記第
一プロテクタの外面に突起を設ける一方、該突起を摺動
自在に嵌合する溝を有するガイドレールをドア板に固定
し、かつ、該ガイドレールは上記第二プロテクタの係止
位置を支点とする円弧形状とし、上記ドア開閉動作に伴
って上記第一プロテクタが第二プロテクタの係止位置を
支点とした回転軌跡に沿って移動する構成としているこ
とを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供してい
る。
【0010】上記した構造とすると、ドアの開閉に伴っ
て、第一プロテクタ自体が第二プロテクタを支点とする
回転軌跡に沿って移動し、ドア閉鎖時にはドア挿入位置
から第一プロテクタまでの距離が長くなる一方、ドア開
放時には、ドア挿入位置から第一プロテクタまでの距離
が短くなって、ドア開閉動作に第一プロテクタおよび該
第一プロテクタを通したワイヤハーネスを追従させるこ
とができる。よって、前記した従来例のように、第一プ
ロテクタと第二プロテクタとの間でワイヤハーネスに余
長を無理に持たせる必要がなくなり、当該部分でのワイ
ヤハーネスの疲労を無くすことができる。
て、第一プロテクタ自体が第二プロテクタを支点とする
回転軌跡に沿って移動し、ドア閉鎖時にはドア挿入位置
から第一プロテクタまでの距離が長くなる一方、ドア開
放時には、ドア挿入位置から第一プロテクタまでの距離
が短くなって、ドア開閉動作に第一プロテクタおよび該
第一プロテクタを通したワイヤハーネスを追従させるこ
とができる。よって、前記した従来例のように、第一プ
ロテクタと第二プロテクタとの間でワイヤハーネスに余
長を無理に持たせる必要がなくなり、当該部分でのワイ
ヤハーネスの疲労を無くすことができる。
【0011】さらに、第一プロテクタはドアの開閉に伴
ってガイドレールに沿って移動する構成であるため、第
一プロテクタに応力がかからない。よって、従来のよう
な、チェックアームに第一プロテクタを固定していた場
合に発生するロック部の破損の問題を無くすことができ
る。
ってガイドレールに沿って移動する構成であるため、第
一プロテクタに応力がかからない。よって、従来のよう
な、チェックアームに第一プロテクタを固定していた場
合に発生するロック部の破損の問題を無くすことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図4に示
す実施形態に基づいて説明する。なお、前記図5に示す
従来例と同一部材は同一符号を付す。
す実施形態に基づいて説明する。なお、前記図5に示す
従来例と同一部材は同一符号を付す。
【0013】図5に示す従来例と同様に、車体3からド
ア1へと配索するドアハーネスD・W/Hは、車体3と
ドア1の間をグロメット4に摺動自在に通し、該グロメ
ット4の両端の車体係止部4a、4bを夫々車体3とド
ア2の貫通孔に夫々固定している。上記グロメット4を
通した後、ドアハーネスD・W/Hはドア1の内板7と
外板11の間を通して配索し、水平方向へ延在させて後
に上方へと湾曲させ、ついで、水平方向へと延在させて
ドア先端方向へと配索している。上記内板7の内面にク
リップ8により係止した第二プロテクタ9を取り付け、
該第二プロテクタ9にドアハーネスD・W/Hを通すと
共に出口側でテープ12を巻き付けて第二プロテクタ9
にドアハーネスD・W/Hを固定している。
ア1へと配索するドアハーネスD・W/Hは、車体3と
ドア1の間をグロメット4に摺動自在に通し、該グロメ
ット4の両端の車体係止部4a、4bを夫々車体3とド
ア2の貫通孔に夫々固定している。上記グロメット4を
通した後、ドアハーネスD・W/Hはドア1の内板7と
外板11の間を通して配索し、水平方向へ延在させて後
に上方へと湾曲させ、ついで、水平方向へと延在させて
ドア先端方向へと配索している。上記内板7の内面にク
リップ8により係止した第二プロテクタ9を取り付け、
該第二プロテクタ9にドアハーネスD・W/Hを通すと
共に出口側でテープ12を巻き付けて第二プロテクタ9
にドアハーネスD・W/Hを固定している。
【0014】上記第二プロテクタ9とドア挿入位置との
間の水平方向から上向きに湾曲させる部分に、第一プロ
テクタ15をドアハーネスD・W/Hに外嵌している。
該第一プロテクタ15は水平部分15aより所要角度で
上向きに屈折させた傾斜部分15bを備え、上記屈折部
分の内周側にブラケット15cを設け、該ブラケット1
5cにT字形状の突起15dを設けている。
間の水平方向から上向きに湾曲させる部分に、第一プロ
テクタ15をドアハーネスD・W/Hに外嵌している。
該第一プロテクタ15は水平部分15aより所要角度で
上向きに屈折させた傾斜部分15bを備え、上記屈折部
分の内周側にブラケット15cを設け、該ブラケット1
5cにT字形状の突起15dを設けている。
【0015】上記突起15dの先端の横板部分15eを
摺動自在に嵌合する断面コ字形状のガイドレール16を
ドア内板7の内面側に固定している。該ガイドレール1
6は図示のように円弧形状とし、該円弧に沿って突起1
5dを案内する溝16を設けている。このガイドレール
16の円弧の曲率は、上記第二プロテクタ9のクリップ
8の係止位置を支点Oとした円周の曲率と対応させてい
る。
摺動自在に嵌合する断面コ字形状のガイドレール16を
ドア内板7の内面側に固定している。該ガイドレール1
6は図示のように円弧形状とし、該円弧に沿って突起1
5dを案内する溝16を設けている。このガイドレール
16の円弧の曲率は、上記第二プロテクタ9のクリップ
8の係止位置を支点Oとした円周の曲率と対応させてい
る。
【0016】よって、上記ガイドレール16に案内され
て突起15dが摺動することにより、第一プロテクタ1
5は上記支点Pの円周上を回転軌跡として移動すること
となり、第一プロテクタ15と第二プロテクタ9の間の
ドアハーネスD・W/Hの長さLは一定長さとなる。
て突起15dが摺動することにより、第一プロテクタ1
5は上記支点Pの円周上を回転軌跡として移動すること
となり、第一プロテクタ15と第二プロテクタ9の間の
ドアハーネスD・W/Hの長さLは一定長さとなる。
【0017】第一プロテクタ15を上記のように移動式
としていることにより、図4(A)に示すように、ドア
1の閉鎖時には、ドア挿入位置P1から第二プロテクタ
9のクリップ位置P2までのドアハーネスD・W/Hの
長さが最も長くなるため、第一プロテクタ15の突起1
5dはガイドレール16の図中右側端近傍に位置する。
よって、ドア挿入位置P1から第一プロテクタ15まで
の寸法が長い寸法S1となっている。
としていることにより、図4(A)に示すように、ドア
1の閉鎖時には、ドア挿入位置P1から第二プロテクタ
9のクリップ位置P2までのドアハーネスD・W/Hの
長さが最も長くなるため、第一プロテクタ15の突起1
5dはガイドレール16の図中右側端近傍に位置する。
よって、ドア挿入位置P1から第一プロテクタ15まで
の寸法が長い寸法S1となっている。
【0018】ドア1を半開きした図4(B)では、ドア
ハーネスD・W/Hが車体側へ引かれるため、第一プロ
テクタ15もドアハーネスと共にドア挿入側へと引か
れ、該第一プロテクタ15の突起15dがガイドレール
16に沿って図中左方向へと回動する。この時、支点O
の円周を回動軌跡とするため、第一プロテクタ15と第
二プロテクタ9との距離Lは一定であり、第一プロテク
タ15とドア挿入位置P1間での寸法が短い寸法S2と
なる。
ハーネスD・W/Hが車体側へ引かれるため、第一プロ
テクタ15もドアハーネスと共にドア挿入側へと引か
れ、該第一プロテクタ15の突起15dがガイドレール
16に沿って図中左方向へと回動する。この時、支点O
の円周を回動軌跡とするため、第一プロテクタ15と第
二プロテクタ9との距離Lは一定であり、第一プロテク
タ15とドア挿入位置P1間での寸法が短い寸法S2と
なる。
【0019】引き続いてドア1を開いて図4(C)に示
す全開位置とすると、第一プロテクタ15の突起15d
はガイドレール16の図中左端近傍まで移動し、第一プ
ロテクタ15とドア挿入位置P1間の寸法は最短寸法S
3となるが、第一プロテクタ15と第二プロテクタ9と
の距離Lは一定である。
す全開位置とすると、第一プロテクタ15の突起15d
はガイドレール16の図中左端近傍まで移動し、第一プ
ロテクタ15とドア挿入位置P1間の寸法は最短寸法S
3となるが、第一プロテクタ15と第二プロテクタ9と
の距離Lは一定である。
【0020】ドア1を全開状態から閉じ状態に戻すと、
第一プロテクタ15の突起15dはガイドレール16を
図中右方向に摺動して 図4(A)の状態に戻る。
第一プロテクタ15の突起15dはガイドレール16を
図中右方向に摺動して 図4(A)の状態に戻る。
【0021】このように、ドアの開閉に伴って、第一プ
ロテクタ15がガイドレール16に案内されて、第二プ
ロテクタを支点とする回転軌跡に沿って移動して、ドア
ハーネスD・W/Hをドア開閉動作に追従させることが
できる。
ロテクタ15がガイドレール16に案内されて、第二プ
ロテクタを支点とする回転軌跡に沿って移動して、ドア
ハーネスD・W/Hをドア開閉動作に追従させることが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスが移動する部分に取り付ける
第一プロテクタを移動式とし、かつ、固定した第二プロ
テクタの係止位置を支点とした円周上を上記第一プロテ
クタが移動するようにしているため、第一プロテクタの
位置がドアの開閉動作により変わっても、該第一プロテ
クタと第二プロテクタとの間の距離は一定とでき、その
結果、第一プロテクタと第二プロテクタとの間でワイヤ
ハーネスを無理にダブらせて余長を設ける必要がなくな
る。
によれば、ワイヤハーネスが移動する部分に取り付ける
第一プロテクタを移動式とし、かつ、固定した第二プロ
テクタの係止位置を支点とした円周上を上記第一プロテ
クタが移動するようにしているため、第一プロテクタの
位置がドアの開閉動作により変わっても、該第一プロテ
クタと第二プロテクタとの間の距離は一定とでき、その
結果、第一プロテクタと第二プロテクタとの間でワイヤ
ハーネスを無理にダブらせて余長を設ける必要がなくな
る。
【0023】よって、従来のような、ドアの開閉に応じ
てワイヤハーネス自体の曲げ伸ばしを繰り返し行う作動
を無くすことができ、ワイヤハーネスを構成する電線が
疲労により芯線が切断する等の問題を発生させない。か
つ、ワイヤハーネスを伸縮させないため、伸縮時に発生
していた異音も無くすことができる。
てワイヤハーネス自体の曲げ伸ばしを繰り返し行う作動
を無くすことができ、ワイヤハーネスを構成する電線が
疲労により芯線が切断する等の問題を発生させない。か
つ、ワイヤハーネスを伸縮させないため、伸縮時に発生
していた異音も無くすことができる。
【0024】さらに、第一プロテクタはドアの開閉に応
じて移動するため、第一プロテクタに応力がかからず、
第一プロテクタに損傷が生じる事も防止できる。
じて移動するため、第一プロテクタに応力がかからず、
第一プロテクタに損傷が生じる事も防止できる。
【図1】 本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す第一プロテクタの拡大斜視図であ
る。
る。
【図3】 図2の第一プロテクタの突起とガイドレール
との嵌合状態を示す断面図である。
との嵌合状態を示す断面図である。
【図4】 (A)(B)(C)は上記実施形態の作動説
明図である。
明図である。
【図5】 ワイヤハーネス配索箇所を示す自動車の概略
図である。
図である。
【図6】 従来例の斜視図である。
【図7】 (A)(B)(C)は従来例の作動説明図で
ある。
ある。
1 ドア 3 車体 4 グロメット 7 ドア内板 8 クリップ 9 第二プロテクタ 15 第一プロテクタ 15c ブラケット 15d 突起 16 ガイドレール D・W/H ドアハーネス
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車の車体からドアへと配索するワイ
ヤハーネスを、ドア側において水平方向から上向きにガ
イドする第一プロテクタに通した後、ドア板に係止した
第二プロテクタに通すと共に該第二プロテクタにワイヤ
ハーネスに固定したものにおいて、 上記第一プロテクタの外面に突起を設ける一方、該突起
を摺動自在に嵌合する溝を有するガイドレールをドア板
に固定し、かつ、該ガイドレールは上記第二プロテクタ
の係止位置を支点とする円弧形状とし、 上記ドア開閉動作に伴って上記第一プロテクタが第二プ
ロテクタの係止位置を支点とした回転軌跡に沿って移動
する構成としていることを特徴とするワイヤハーネスの
配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9178683A JPH1122705A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ワイヤハーネスの配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9178683A JPH1122705A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ワイヤハーネスの配索構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122705A true JPH1122705A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16052732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9178683A Withdrawn JPH1122705A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | ワイヤハーネスの配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1122705A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151377A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-06-14 | Yazaki Corp | スライド構造体用の給電装置 |
JP2008137496A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車用ドアおよびワイヤハーネスの配索方法 |
WO2012066813A1 (ja) * | 2010-11-19 | 2012-05-24 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス配索構造部 |
WO2012114551A1 (ja) * | 2011-02-25 | 2012-08-30 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス配索構造 |
JP2012178941A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-13 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | クランプ付きシールド導電体およびクランプ |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9178683A patent/JPH1122705A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151377A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-06-14 | Yazaki Corp | スライド構造体用の給電装置 |
JP2008137496A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車用ドアおよびワイヤハーネスの配索方法 |
WO2012066813A1 (ja) * | 2010-11-19 | 2012-05-24 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス配索構造部 |
JP2012106705A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネス配策構造部 |
WO2012114551A1 (ja) * | 2011-02-25 | 2012-08-30 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス配索構造 |
JP2012178941A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-13 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | クランプ付きシールド導電体およびクランプ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |