JPH11226964A - 微小孔成形用金型の製造方法 - Google Patents

微小孔成形用金型の製造方法

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JPH11226964A
JPH11226964A JP10029591A JP2959198A JPH11226964A JP H11226964 A JPH11226964 A JP H11226964A JP 10029591 A JP10029591 A JP 10029591A JP 2959198 A JP2959198 A JP 2959198A JP H11226964 A JPH11226964 A JP H11226964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
micro
microhole
wire
pins
Prior art date
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Pending
Application number
JP10029591A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Nakamura
潤二 中村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形後の後工程による孔加工を不要とし
た微小孔成形用金型の製造方法を提供する。 【解決手段】 微小孔を形成するための微小ピン5を有
する微小孔成形用金型の製造方法であって、電極線材1
の先端に、前記線材1がその中心軸を中心として回転し
たときに、その内周面が前記微小孔の内周に相当する軌
跡を描く形状の切欠を、電極線材1とワイヤ2との間で
の微小放電を用いて形成して切欠電極3を得た後、前記
切欠電極3をその中心軸を回転中心として回転させなが
ら、微小放電により、導電性基材4に微小ピン5を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形により微小孔
を形成するための金型製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微小孔(例えば、直径20μmか
ら50μm程度の孔)を有する成形品を製造するために
は、図2(a)に示すように射出成形により微小孔を有
しない直方体形状の成形品30を得た後、図2(b)に
示すようにレーザー加工などの後工程により微小孔31
を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいてレーザー加工などの後工程により微小孔を形成す
る工程では、孔の位置ずれ、成形品の反りによる孔径の
バラツキなどにより生産性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、従来における上記問題点を解決し、
射出成形後の後工程による孔加工を不要とした微小孔成
形用金型の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は 微小孔を形成するための微小ピンを有する微小孔
成形用金型の製造方法によって解決される。本発明の金
型の製造方法は、電極線材の先端に、前記線材がその中
心軸を中心として回転したときに、その内周面が前記微
小孔の内周に相当する軌跡を描く形状の切欠を、微小放
電を用いて形成して切欠電極を得た後、前記切欠電極を
その中心軸を回転中心として回転させながら、微小放電
により、導電性基材に微小ピンを形成する。本発明で
は、さらに電極線材の先端に形成した切欠を、微小ピン
加工時の放電ギャップを予め予測した寸法に形成するこ
とが好ましい。また、微小ピンを複数形成することによ
り一度に多数の孔を形成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の
実施の形態である微小孔成形用金型の製造方法を示す図
であり、(a)は電極線材1を回転させずにその先端に
電極成形用ワイヤ2を用いて所望の切り欠き部を加工す
る状態を示す図、(b)は電極線材1をその中心軸Lを
中心として回転させながら外形を仕上げる様子を示す
図、(c)は得られた電極線材1によって導電性部材4
に微小ピン5を形成する様子を示す図である。図1に示
した本発明の実施の形態によれば、(a)に示すように
電極線材1と電極成形用ワイヤ2との間で逆放電させ、
電極線材1がその中心軸Lを中心として回転したとき
に、その内周面が加工すべき微小孔の内周に相当する軌
跡を描く形状の切り欠きを形成する。そして、電極線材
1を(b)に示すようにその中心軸Lを中心として回転
(矢印A)させながら引き上げることにより、電極線材
1の外形仕上げを行う。なお、この外形仕上げの目的
は、主として複数個のピン加工時に、となり合うピンと
の干渉を避けることにある。このようにして形成した微
小ピン形状に対応した切欠は、電極線材1がその中心軸
Lを中心として回転したときに、その内周面が後述する
微小孔の内周に相当する軌跡を描く形状である。本発明
の実施の形態では、電極線材1を用いた微細放電加工に
よってピンを形成するので、微小ピン加工時の放電ギャ
ップを予め予測した寸法に切欠を形成する。このように
して得られた電極線材1と直方体形状の導電性部材4と
の間で微細放電させながら、(c)に示したように電極
線材1をその中心軸Lを中心として矢印Aの方向へ回転
させかつ深さ方向に所定量送り込む。その結果、導電性
部材4には、微細放電による微小ピン5が形成される。
電極線材1を引き上げ、所定量横方向移動させた後、再
び上述の動作を電極線材1に与えることにより、導電性
部材4に別の微小ピン5を形成することができる。上述
の動作を所定回数繰り返すことにより、所定の数の微小
ピン5を導電性部材1に形成することができる。
【0006】このように形成した微小ピン5を有する導
電性部材1は微小孔成形用の金型である。この金型をイ
ンクジェットヘッドの射出成形用の金型として用いれ
ば、均一な形状の孔が安定して得られるので、インクの
流動性のよい吐出孔を有するインクジェットヘッドが製
造できる。以上の実施の形態によれば、加工すべき孔の
形状に対応した切欠が加工屑を排出するための切欠とし
ても機能している。
【0007】さらに、以上の実施の形態によれば、微小
孔に相当するピン形状の電極を用いて導電性部材に微小
孔を形成し、この導電性部材に電鋳を施してピンを有す
る電鋳部材を形成した後、導電性部材から電鋳部材を剥
離して微小ピンを有する金属部材を得るといった工程を
採用するよりも簡単に、微小ピンを有する金属部材を得
ることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、微小ピンを有する金型
を直接加工するので、射出成形後の後工程による孔加工
を不要とした微小孔成形用金型の製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の手順の内容を示す図であ
る。
【図2】従来技術の手順の内容を示す図である。
【符号の説明】
1・・電極線材、2・・ワイヤ、3・・電極部、4・・
導電性部材、5・・微小ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小孔を形成するための微小ピンを有す
    る微小孔成形用金型の製造方法において、 電極線材の先端に、前記線材がその中心軸を中心として
    回転したときに、その内周面が前記微小孔の内周に相当
    する軌跡を描く形状の切欠を、微小放電を用いて形成し
    て切欠電極を得た後、前記切欠電極をその中心軸を回転
    中心として回転させながら、微小放電により、導電性基
    材に微小ピンを形成することを特徴とする微小孔成形用
    金型の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電極線材の先端に形成した切欠を、
    前記微小ピン加工時の放電ギャップを予め予測した寸法
    に形成したことを特徴とする請求項1に記載の微小孔成
    形用金型の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記微小ピンを複数形成することを特徴
    とする請求項1に記載の微小孔成形用金型の製造方法。
JP10029591A 1998-02-12 1998-02-12 微小孔成形用金型の製造方法 Pending JPH11226964A (ja)

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