JPH11226567A - 浴水浄化循環装置 - Google Patents
浴水浄化循環装置Info
- Publication number
- JPH11226567A JPH11226567A JP10034963A JP3496398A JPH11226567A JP H11226567 A JPH11226567 A JP H11226567A JP 10034963 A JP10034963 A JP 10034963A JP 3496398 A JP3496398 A JP 3496398A JP H11226567 A JPH11226567 A JP H11226567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bath water
- photocatalyst
- light source
- bath
- circulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 148
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 title description 10
- 239000011941 photocatalyst Substances 0.000 claims abstract description 82
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 claims abstract description 64
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims abstract description 36
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 12
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims description 34
- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 29
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 25
- 241000233866 Fungi Species 0.000 claims description 4
- 244000005700 microbiome Species 0.000 claims description 4
- 238000000151 deposition Methods 0.000 claims 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 11
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 abstract 3
- 239000011368 organic material Substances 0.000 abstract 2
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 5
- 239000005416 organic matter Substances 0.000 description 5
- 238000013032 photocatalytic reaction Methods 0.000 description 5
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- -1 SrTiO2 Chemical compound 0.000 description 3
- 101150114468 TUB1 gene Proteins 0.000 description 3
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 description 3
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 3
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 3
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 description 2
- 230000000249 desinfective effect Effects 0.000 description 2
- WQYVRQLZKVEZGA-UHFFFAOYSA-N hypochlorite Chemical compound Cl[O-] WQYVRQLZKVEZGA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 description 2
- 241000588724 Escherichia coli Species 0.000 description 1
- CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L Sodium Carbonate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]C([O-])=O CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000005354 aluminosilicate glass Substances 0.000 description 1
- 238000003287 bathing Methods 0.000 description 1
- 239000005388 borosilicate glass Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- QWPPOHNGKGFGJK-UHFFFAOYSA-N hypochlorous acid Chemical compound ClO QWPPOHNGKGFGJK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052500 inorganic mineral Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000011707 mineral Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 239000010453 quartz Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Control For Baths (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光触媒の表面に付着してしまう浴水中の無機
物・有機物の汚れを容易に剥離除去し、光触媒反応によ
る殺菌や有機物分解の効果維持し、循環される浴水を長
時間入れ替えしなくても入浴ができる浴水浄化循環装置
を提供すること。 【解決手段】 紫外線光源10の光を照射すると、酸化
還元反応を起こして浴水の殺菌・有機物分解を行なう光
触媒14にヒータ部15を配設し、光触媒14の表面に
付着した無機物や有機物などを熱によりくずれやすくし
て、剥離除去を行なう。
物・有機物の汚れを容易に剥離除去し、光触媒反応によ
る殺菌や有機物分解の効果維持し、循環される浴水を長
時間入れ替えしなくても入浴ができる浴水浄化循環装置
を提供すること。 【解決手段】 紫外線光源10の光を照射すると、酸化
還元反応を起こして浴水の殺菌・有機物分解を行なう光
触媒14にヒータ部15を配設し、光触媒14の表面に
付着した無機物や有機物などを熱によりくずれやすくし
て、剥離除去を行なう。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、循環される浴水
を長時間入れ替えなくても入浴ができるよう浄化槽にお
いて浄化を行なう浴水浄化循環装置に関する。
を長時間入れ替えなくても入浴ができるよう浄化槽にお
いて浄化を行なう浴水浄化循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、循環する浴水に紫外線光源を照射
して殺菌浄化する装置が種々開発されている。図9は、
例えば特開平1−189387号公報に示された従来の
浴水浄化循環装置であり、浴槽1の水は循環ポンプ2に
より鉱物粒子群5が入った濾過槽7、紫外線ランプ8が
設けられた殺菌装置13を介して循環し、浴槽1内の水
を濾過、殺菌することができる。しかしながら、このよ
うな従来の浴水浄化循環装置では、紫外線ランプ8のみ
による殺菌であるため、大量の風呂水の殺菌を行なうに
は大きな出力および大きいサイズの紫外線ランプ8が必
要になり高いコストを費やしてしまうという問題点があ
った。
して殺菌浄化する装置が種々開発されている。図9は、
例えば特開平1−189387号公報に示された従来の
浴水浄化循環装置であり、浴槽1の水は循環ポンプ2に
より鉱物粒子群5が入った濾過槽7、紫外線ランプ8が
設けられた殺菌装置13を介して循環し、浴槽1内の水
を濾過、殺菌することができる。しかしながら、このよ
うな従来の浴水浄化循環装置では、紫外線ランプ8のみ
による殺菌であるため、大量の風呂水の殺菌を行なうに
は大きな出力および大きいサイズの紫外線ランプ8が必
要になり高いコストを費やしてしまうという問題点があ
った。
【0003】そこで大容量の被浄化水であっても低コス
トでの殺菌を可能とするため、光触媒による殺菌を併用
させた浴水浄化循環装置がある。図7は、例えば特開平
8−89725号公報に示された従来の浴水浄化循環装
置を示すシステム構成図である。図において、1は浴槽
であり、この浴槽1と循環ポンプ2とは往き管3、戻り
管4で配管されて循環回路を構成している。往き管3に
は粒状濾材5と容器6で構成された濾過手段の濾過槽7
が設けられている。また濾過槽7の上流側には、図8に
示すような、光源である紫外線ランプ8と、この紫外線
ランプ8の光が透過可能な壁9を有し、流路10に光触
媒が表面に添着された網11が入った容器12で構成さ
れている殺菌手段13が設けられている。なお、容器1
2は紫外線を透過するために石英ガラス管が用いられて
いる。14は浴槽1の水を保温する加熱ヒータである。
15は水の流れを示す矢印である。なお、光触媒の材質
としては、TiO2、SrTiO2、ZnO等がある。
トでの殺菌を可能とするため、光触媒による殺菌を併用
させた浴水浄化循環装置がある。図7は、例えば特開平
8−89725号公報に示された従来の浴水浄化循環装
置を示すシステム構成図である。図において、1は浴槽
であり、この浴槽1と循環ポンプ2とは往き管3、戻り
管4で配管されて循環回路を構成している。往き管3に
は粒状濾材5と容器6で構成された濾過手段の濾過槽7
が設けられている。また濾過槽7の上流側には、図8に
示すような、光源である紫外線ランプ8と、この紫外線
ランプ8の光が透過可能な壁9を有し、流路10に光触
媒が表面に添着された網11が入った容器12で構成さ
れている殺菌手段13が設けられている。なお、容器1
2は紫外線を透過するために石英ガラス管が用いられて
いる。14は浴槽1の水を保温する加熱ヒータである。
15は水の流れを示す矢印である。なお、光触媒の材質
としては、TiO2、SrTiO2、ZnO等がある。
【0004】このような従来の浴水浄化循環装置におい
ては、循環ポンプ2が運転すると、浴槽1の水は戻り管
4から循環ポンプ2に吸引された後、殺菌手段13、濾
過槽7、加熱ヒータ14を介して浴槽1に循環される。
つまり、循環ポンプ2から吐出され大腸菌や一般細菌を
含んだ水は、殺菌手段13の容器12内を通過するとき
に、紫外線ランプ8から放射された紫外線が網11に照
射して光触媒表面において光触媒が行なわれ、汚染物質
を酸化還元し、容器12内を流れる水中の細菌が殺菌さ
れる。
ては、循環ポンプ2が運転すると、浴槽1の水は戻り管
4から循環ポンプ2に吸引された後、殺菌手段13、濾
過槽7、加熱ヒータ14を介して浴槽1に循環される。
つまり、循環ポンプ2から吐出され大腸菌や一般細菌を
含んだ水は、殺菌手段13の容器12内を通過するとき
に、紫外線ランプ8から放射された紫外線が網11に照
射して光触媒表面において光触媒が行なわれ、汚染物質
を酸化還元し、容器12内を流れる水中の細菌が殺菌さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の浴
水浄化循環装置では、紫外線により直接浴水の殺菌を行
なうとともに、光触媒に紫外線を照射することで、光触
媒表面において光触媒反応を起こし、浴水の細菌を殺菌
するものである。しかし、長時間循環を行なっていると
浴水中の無機物や有機物等の浴水成分が光触媒の表面に
付着してしまう。このような浴水成分が付着してしまっ
た光触媒の表面では、紫外線を照射しても光触媒反応が
起こらなくなってしまい、浴水中の細菌の殺菌・有機物
の分解性能を維持することができなくなってしまうとい
う問題点があった。この発明は、かかる問題点を解決す
るためになされたもので、光触媒表面に付着してしまう
浴水中の無機物・有機物の汚れを容易に除去し、光触媒
反応の効果を維持できる浴水浄化循環装置を得ることを
目的とする。
水浄化循環装置では、紫外線により直接浴水の殺菌を行
なうとともに、光触媒に紫外線を照射することで、光触
媒表面において光触媒反応を起こし、浴水の細菌を殺菌
するものである。しかし、長時間循環を行なっていると
浴水中の無機物や有機物等の浴水成分が光触媒の表面に
付着してしまう。このような浴水成分が付着してしまっ
た光触媒の表面では、紫外線を照射しても光触媒反応が
起こらなくなってしまい、浴水中の細菌の殺菌・有機物
の分解性能を維持することができなくなってしまうとい
う問題点があった。この発明は、かかる問題点を解決す
るためになされたもので、光触媒表面に付着してしまう
浴水中の無機物・有機物の汚れを容易に除去し、光触媒
反応の効果を維持できる浴水浄化循環装置を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる浴水浄
化循環装置においては、浴槽内の浴水を循環ポンプにて
循環させる循環水路内に、浴水内に存在する菌類の殺菌
処理を行なう殺菌装置と、浴水内に存在する微生物を着
床させ湯垢などの各種有機物の除去処理を行なう浄化装
置と、浴水の加熱を行なう加熱手段とを備えた浴水浄化
循環装置において、前記殺菌装置は、前記浴水に接触す
るように設けられた光触媒と、前記光触媒を照射するよ
うに設けられた光源と、前記光触媒を加熱するヒータ部
とからなることものである。
化循環装置においては、浴槽内の浴水を循環ポンプにて
循環させる循環水路内に、浴水内に存在する菌類の殺菌
処理を行なう殺菌装置と、浴水内に存在する微生物を着
床させ湯垢などの各種有機物の除去処理を行なう浄化装
置と、浴水の加熱を行なう加熱手段とを備えた浴水浄化
循環装置において、前記殺菌装置は、前記浴水に接触す
るように設けられた光触媒と、前記光触媒を照射するよ
うに設けられた光源と、前記光触媒を加熱するヒータ部
とからなることものである。
【0007】また、前記殺菌装置は、光を透過する保護
管により前記光源を囲み、前記保護管の外表面に光触媒
を添着し、前記保護管の内表面には前記光触媒に対向位
置して前記光源の光が光触媒に照射されるように前記ヒ
ータ部を配設したものである。
管により前記光源を囲み、前記保護管の外表面に光触媒
を添着し、前記保護管の内表面には前記光触媒に対向位
置して前記光源の光が光触媒に照射されるように前記ヒ
ータ部を配設したものである。
【0008】また、前記殺菌装置は、一面に前記光触媒
を添着し、他面に前記ヒータ部を配設した板状体を光触
媒添着側を内側にして前記光源の外周に配設したもので
ある。
を添着し、他面に前記ヒータ部を配設した板状体を光触
媒添着側を内側にして前記光源の外周に配設したもので
ある。
【0009】また、前記殺菌装置内にスターラなどの対
流手段を設けたものである。
流手段を設けたものである。
【0010】また、前記殺菌装置内に前記保護管または
板状体を振動させる振動手段を設けたものである。
板状体を振動させる振動手段を設けたものである。
【0011】また、浴槽内の浴水を循環ポンプにて循環
させる循環水路内に、浴水内に存在する菌類の殺菌処理
を行なう殺菌装置と、浴水内に存在する微生物を着床さ
せ湯垢などの各種有機物の除去処理を行なう浄化装置
と、浴水の加熱を行なう加熱手段とを備えた浴水浄化循
環装置において、前記殺菌装置は、導電性を有する少な
くとも一対の導電性板状体と、この導電性板状体の一面
に添着した光触媒と、この光触媒を照射するように設け
られた光源とを備え、前記導電性板状体を前記光触媒の
添着面を内側にし、前記光触媒が浴水と接触するように
前記光源の外周に配設し、前記導電性板状体に電圧を正
負交互に印加するようにしたものである。
させる循環水路内に、浴水内に存在する菌類の殺菌処理
を行なう殺菌装置と、浴水内に存在する微生物を着床さ
せ湯垢などの各種有機物の除去処理を行なう浄化装置
と、浴水の加熱を行なう加熱手段とを備えた浴水浄化循
環装置において、前記殺菌装置は、導電性を有する少な
くとも一対の導電性板状体と、この導電性板状体の一面
に添着した光触媒と、この光触媒を照射するように設け
られた光源とを備え、前記導電性板状体を前記光触媒の
添着面を内側にし、前記光触媒が浴水と接触するように
前記光源の外周に配設し、前記導電性板状体に電圧を正
負交互に印加するようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1と図2はこの
発明の実施の形態1である浴水浄化循環装置を示すシス
テム構成図と浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図であ
る。図において、1は浴槽、2は浴水浄化循環装置本
体、3は浴水を吸い込む吸込口、4は吸込口3に接続さ
れる入水路、5は浴槽1内に浴水を吐出する吐出口、6
は吐出口6に接続される出水路、7は入水路4に設けた
浴水を循環する循環ポンプ、9は生物活性炭などの浄化
材8が充填された浄化槽である。10は浄化槽9と吐出
口5との間の出水路6に設けられた殺菌槽、11はステ
ンレスなどで構成された殺菌槽10の筐体、12は筐体
11の上方からその中心部に挿入位置された紫外線ラン
プなどの紫外線光源、13は筐体11内部に水密状態に
設けられた紫外線光源12の外側を覆う保護管で、紫外
線を透過する石英、石英ガラス、ソーダ石英ガラス、ア
ルミホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノケ
イ酸ガラスなどの材料により形成される。14は保護管
13の外表面に添着された酸化チタン、酸化亜鉛などの
光触媒、15は保護管13の内表面に接して螺旋状に配
設した第1の加熱ヒータで、紫外線光源12の光が保護
管13を透過できるよう隣接する第1の加熱ヒータ15
間に適当な隙間が形成されている。16は出水路6に設
けた浴水を保温するための第2の加熱ヒータ、17は循
環ポンプ7と浄化槽9との間の入水路4に設けた三方弁
で、排水路18を接続している。19は出水路6に設け
た三方弁で、出水路6と入水路4間を結ぶ分岐路4aを
接続している。
発明の実施の形態1である浴水浄化循環装置を示すシス
テム構成図と浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図であ
る。図において、1は浴槽、2は浴水浄化循環装置本
体、3は浴水を吸い込む吸込口、4は吸込口3に接続さ
れる入水路、5は浴槽1内に浴水を吐出する吐出口、6
は吐出口6に接続される出水路、7は入水路4に設けた
浴水を循環する循環ポンプ、9は生物活性炭などの浄化
材8が充填された浄化槽である。10は浄化槽9と吐出
口5との間の出水路6に設けられた殺菌槽、11はステ
ンレスなどで構成された殺菌槽10の筐体、12は筐体
11の上方からその中心部に挿入位置された紫外線ラン
プなどの紫外線光源、13は筐体11内部に水密状態に
設けられた紫外線光源12の外側を覆う保護管で、紫外
線を透過する石英、石英ガラス、ソーダ石英ガラス、ア
ルミホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノケ
イ酸ガラスなどの材料により形成される。14は保護管
13の外表面に添着された酸化チタン、酸化亜鉛などの
光触媒、15は保護管13の内表面に接して螺旋状に配
設した第1の加熱ヒータで、紫外線光源12の光が保護
管13を透過できるよう隣接する第1の加熱ヒータ15
間に適当な隙間が形成されている。16は出水路6に設
けた浴水を保温するための第2の加熱ヒータ、17は循
環ポンプ7と浄化槽9との間の入水路4に設けた三方弁
で、排水路18を接続している。19は出水路6に設け
た三方弁で、出水路6と入水路4間を結ぶ分岐路4aを
接続している。
【0013】このように構成された浴水浄化循環装置の
通常運転について説明する。図1の実線矢印に示すよう
に、循環ポンプ7により浴槽1の浴水を吸込口3から入
水路4へ汲み上げて浄化槽9に送り込み、生物活性炭な
どの浄化材8によって有機物を分解する。このとき、三
方弁17は排水路18側を閉じ、三方弁19は分岐路4
a側を閉じている。次に、浄化槽9内を通過した浴水は
殺菌槽10に送り込まれて紫外線光源12を所定時間照
射される。このとき保護管13の外表面に添着された光
触媒14の表面では紫外線光源12の照射により光触媒
反応が起こり、浴水中に含まれている細菌の殺菌・有機
物分解が行なわれる。そして、殺菌・有機物分解が行わ
れた殺菌槽10内の浴水は、第2の加熱ヒータ16によ
り所定温度まで加熱され、吐出口5から浴槽1に吐出さ
れる。
通常運転について説明する。図1の実線矢印に示すよう
に、循環ポンプ7により浴槽1の浴水を吸込口3から入
水路4へ汲み上げて浄化槽9に送り込み、生物活性炭な
どの浄化材8によって有機物を分解する。このとき、三
方弁17は排水路18側を閉じ、三方弁19は分岐路4
a側を閉じている。次に、浄化槽9内を通過した浴水は
殺菌槽10に送り込まれて紫外線光源12を所定時間照
射される。このとき保護管13の外表面に添着された光
触媒14の表面では紫外線光源12の照射により光触媒
反応が起こり、浴水中に含まれている細菌の殺菌・有機
物分解が行なわれる。そして、殺菌・有機物分解が行わ
れた殺菌槽10内の浴水は、第2の加熱ヒータ16によ
り所定温度まで加熱され、吐出口5から浴槽1に吐出さ
れる。
【0014】このような浴水浄化循環装置において、浴
水の循環流量は15〜20L/分と大きく、浴水中の無
機物や有機物などの浴水成分が光触媒反応が行われる光
触媒表面に堆積付着しやすい状態にある。そこで、付着
した無機物や有機物などを光触媒表面から除去するため
クリーニングを時々(たとえば1日に1回)行なう必要
がある。
水の循環流量は15〜20L/分と大きく、浴水中の無
機物や有機物などの浴水成分が光触媒反応が行われる光
触媒表面に堆積付着しやすい状態にある。そこで、付着
した無機物や有機物などを光触媒表面から除去するため
クリーニングを時々(たとえば1日に1回)行なう必要
がある。
【0015】次に、上記した浴水浄化循環装置の光触媒
表面のクリーニング運転について説明する。図1の点線
矢印に示すように、循環ポンプ7により浴槽1の浴水を
吸込口3から入水路4へ汲み上げられる。ここで、三方
弁17は循環ポンプ7からの入り口側が閉じられ、三方
弁19は第2の加熱ヒータ16への出口側が閉じられて
いるため、浴水は分岐路4aを通過して殺菌槽10に逆
方向から送り込まれる。このとき、保護管13の内表面
に配設された第1の加熱ヒータ15に通電し、所定時間
保護管13を50〜100℃に加熱する。これにより保
護管13の外表面に添着された光触媒表面に付着した無
機物や有機物などの浴水成分は加熱される。さらに循環
時の殺菌槽10内は常時浴水で満たされている状態であ
るため、一時的に殺菌槽10内の温度は上昇し、加熱さ
れた無機物や有機物などの付着物がくずれやすくなり、
光触媒14の表面から容易に剥離される。剥離した浴水
成分は浴水とともに浄化槽9に送り込まれ、三方弁17
から排水路18を通って浴槽1外に排水される。このと
き、浴水成分を浄化している浄化材8に付着している浴
水成分も一緒に排水される。なお、紫外線光源12の点
灯時間と光触媒表面のクリーニング手段である第1の加
熱ヒータ15への通電時間は、交互に行なわれるような
タイミング動作をとる。このようなタイミング動作方法
は以下に説明する実施の形態2〜4においても同様であ
る。
表面のクリーニング運転について説明する。図1の点線
矢印に示すように、循環ポンプ7により浴槽1の浴水を
吸込口3から入水路4へ汲み上げられる。ここで、三方
弁17は循環ポンプ7からの入り口側が閉じられ、三方
弁19は第2の加熱ヒータ16への出口側が閉じられて
いるため、浴水は分岐路4aを通過して殺菌槽10に逆
方向から送り込まれる。このとき、保護管13の内表面
に配設された第1の加熱ヒータ15に通電し、所定時間
保護管13を50〜100℃に加熱する。これにより保
護管13の外表面に添着された光触媒表面に付着した無
機物や有機物などの浴水成分は加熱される。さらに循環
時の殺菌槽10内は常時浴水で満たされている状態であ
るため、一時的に殺菌槽10内の温度は上昇し、加熱さ
れた無機物や有機物などの付着物がくずれやすくなり、
光触媒14の表面から容易に剥離される。剥離した浴水
成分は浴水とともに浄化槽9に送り込まれ、三方弁17
から排水路18を通って浴槽1外に排水される。このと
き、浴水成分を浄化している浄化材8に付着している浴
水成分も一緒に排水される。なお、紫外線光源12の点
灯時間と光触媒表面のクリーニング手段である第1の加
熱ヒータ15への通電時間は、交互に行なわれるような
タイミング動作をとる。このようなタイミング動作方法
は以下に説明する実施の形態2〜4においても同様であ
る。
【0016】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図である。
図において、10〜15は上記実施の形態1と同一また
は相当部分であり、その説明を省略する。20は殺菌槽
10の筐体11底面内に設けた図示しないモータにより
回転するスターラである。
態2を示す浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図である。
図において、10〜15は上記実施の形態1と同一また
は相当部分であり、その説明を省略する。20は殺菌槽
10の筐体11底面内に設けた図示しないモータにより
回転するスターラである。
【0017】このように構成された浴水浄化循環装置の
通常運転は上記実施の形態1と同様である。次に、この
通常運転中に光触媒14の表面に付着してしまった浴水
成分を除去するためのクリーニング運転について説明す
る。上記実施の形態1と同様、第1の加熱ヒータ15に
よって所定時間保護管13を加熱し、この熱により保護
管13の外表面に添着した光触媒14の表面に付着した
無機物や有機物などは加熱されてくずれやすくする。そ
して、第1の加熱ヒータ15への通電と同時に駆動され
るスターラ20の回転により発生する対流によって、光
触媒14の表面のくずれやすくなった浴水成分が容易に
剥離される。剥離された浴水成分を含んだ浴水は浄化槽
9を通り、排水路18から排水されることは実施の形態
1と同様である。
通常運転は上記実施の形態1と同様である。次に、この
通常運転中に光触媒14の表面に付着してしまった浴水
成分を除去するためのクリーニング運転について説明す
る。上記実施の形態1と同様、第1の加熱ヒータ15に
よって所定時間保護管13を加熱し、この熱により保護
管13の外表面に添着した光触媒14の表面に付着した
無機物や有機物などは加熱されてくずれやすくする。そ
して、第1の加熱ヒータ15への通電と同時に駆動され
るスターラ20の回転により発生する対流によって、光
触媒14の表面のくずれやすくなった浴水成分が容易に
剥離される。剥離された浴水成分を含んだ浴水は浄化槽
9を通り、排水路18から排水されることは実施の形態
1と同様である。
【0018】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3を示す浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図である。
図において、10〜15は上記実施の形態1と同一また
は相当部分であり、その説明を省略する。21は殺菌槽
10を構成する保護管13を直接振動させるための電気
振動子であり、光触媒14の添着された表面に固着させ
ている。
態3を示す浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図である。
図において、10〜15は上記実施の形態1と同一また
は相当部分であり、その説明を省略する。21は殺菌槽
10を構成する保護管13を直接振動させるための電気
振動子であり、光触媒14の添着された表面に固着させ
ている。
【0019】このように構成された浴水浄化循環装置の
通常運転は上記実施の形態1と同様である。次に、この
通常運転中に光触媒14の表面に付着してしまった浴水
成分を除去するためのクリーニング運転について説明す
る。上記実施の形態1と同様、第1の加熱ヒータ15に
よって所定時間保護管13を加熱し、この熱伝導によっ
て保護管13の外表面に添着した光触媒14の表面に付
着した無機物や有機物などは加熱されてくずれやすくな
る。この状態で、振動子21を作動させ、保護管13を
直接振動させることで光触媒14の表面でくずれやすく
なった浴水成分を振りはらい光触媒14の表面から剥離
除去する。除去された浴水成分を含んだ浴水は浄化槽9
を通り、排水路18から排水される。
通常運転は上記実施の形態1と同様である。次に、この
通常運転中に光触媒14の表面に付着してしまった浴水
成分を除去するためのクリーニング運転について説明す
る。上記実施の形態1と同様、第1の加熱ヒータ15に
よって所定時間保護管13を加熱し、この熱伝導によっ
て保護管13の外表面に添着した光触媒14の表面に付
着した無機物や有機物などは加熱されてくずれやすくな
る。この状態で、振動子21を作動させ、保護管13を
直接振動させることで光触媒14の表面でくずれやすく
なった浴水成分を振りはらい光触媒14の表面から剥離
除去する。除去された浴水成分を含んだ浴水は浄化槽9
を通り、排水路18から排水される。
【0020】実施の形態4.また、上記実施の形態1〜
3の保護管13を、図5に示すような環状の板状体22
とし、この板状体22の内表面に光触媒14を添着し、
外表面に第1の加熱ヒータ15や振動子21を配設した
り、筐体14の底面にスターラ20を配設すれば、加工
しやすく低コストで同様の作用効果を得ることができ
る。また、上記板状体22は環状とは限らず、単なる平
板状の板体であってもよい。
3の保護管13を、図5に示すような環状の板状体22
とし、この板状体22の内表面に光触媒14を添着し、
外表面に第1の加熱ヒータ15や振動子21を配設した
り、筐体14の底面にスターラ20を配設すれば、加工
しやすく低コストで同様の作用効果を得ることができ
る。また、上記板状体22は環状とは限らず、単なる平
板状の板体であってもよい。
【0021】なお、上記実施の形態1〜4において、第
1の加熱ヒータ15および振動子21およびスターラ2
0はクリーニング運転時に作動しているが、通常運転時
も作動するようにしてもよく、浴水成分が光触媒14の
表面に付着しにくくなるという効果がある。
1の加熱ヒータ15および振動子21およびスターラ2
0はクリーニング運転時に作動しているが、通常運転時
も作動するようにしてもよく、浴水成分が光触媒14の
表面に付着しにくくなるという効果がある。
【0022】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5を示す浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図である。
図において、10〜15は上記実施の形態1と同一また
は相当部分であり、その説明を省略する。24a、24
bは導電性板状体で、周囲を保護間13で囲まれた紫外
線光源12を挟んで対面状態に配置され、対向面にそれ
ぞれ光触媒14を添着している。25は導電性板状体2
4a、24bに電圧を印加する直流電源である。
態5を示す浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図である。
図において、10〜15は上記実施の形態1と同一また
は相当部分であり、その説明を省略する。24a、24
bは導電性板状体で、周囲を保護間13で囲まれた紫外
線光源12を挟んで対面状態に配置され、対向面にそれ
ぞれ光触媒14を添着している。25は導電性板状体2
4a、24bに電圧を印加する直流電源である。
【0023】このように構成された浴水浄化循環装置の
通常運転について説明する。通常運転時の浴水の循環
は、図1の実線矢印に示すように、循環ポンプ7により
浴槽1の浴水を吸込口3から入水路4へ汲み上げて浄化
槽9に送り込み、生物活性炭などの浄化材8によって有
機物を分解する。このとき、三方弁17は排水路18側
を閉じ、三方弁19は分岐路4a側を閉じている。次
に、浄化槽9内の浴水は殺菌槽10に送り込まれて紫外
線光源12を所定時間照射される。このとき、2枚の導
電性板状体24a、24bの対向面に添着された光触媒
14にも紫外線光源12が照射されて光触媒反応が起こ
り、浴水中に含まれている細菌の殺菌・有機物分解が行
われる。さらに、導電性板状体24a、24bに直流電
源25により電圧を所定時間だけ印加すると、浴水中の
塩素イオンから次亜塩素酸が生成され、殺菌効果を向上
できる。次に、殺菌・有機物分解が行われた殺菌槽10
内の浴水は、第2の加熱ヒータ16により所定温度まで
加熱され、吐出口5から浴槽1に吐出される。なお、紫
外線光源12の点灯時間と導電性板状体24a、24b
の電圧印加時間とは、交互に行なわれるようなタイミン
グ動作をとる。
通常運転について説明する。通常運転時の浴水の循環
は、図1の実線矢印に示すように、循環ポンプ7により
浴槽1の浴水を吸込口3から入水路4へ汲み上げて浄化
槽9に送り込み、生物活性炭などの浄化材8によって有
機物を分解する。このとき、三方弁17は排水路18側
を閉じ、三方弁19は分岐路4a側を閉じている。次
に、浄化槽9内の浴水は殺菌槽10に送り込まれて紫外
線光源12を所定時間照射される。このとき、2枚の導
電性板状体24a、24bの対向面に添着された光触媒
14にも紫外線光源12が照射されて光触媒反応が起こ
り、浴水中に含まれている細菌の殺菌・有機物分解が行
われる。さらに、導電性板状体24a、24bに直流電
源25により電圧を所定時間だけ印加すると、浴水中の
塩素イオンから次亜塩素酸が生成され、殺菌効果を向上
できる。次に、殺菌・有機物分解が行われた殺菌槽10
内の浴水は、第2の加熱ヒータ16により所定温度まで
加熱され、吐出口5から浴槽1に吐出される。なお、紫
外線光源12の点灯時間と導電性板状体24a、24b
の電圧印加時間とは、交互に行なわれるようなタイミン
グ動作をとる。
【0024】次に、光触媒表面のクリーニング運転につ
いて説明する。クリーニング運転時の浴水の循環は、図
1の点線矢印に示すように、循環ポンプ7により浴槽1
の浴水を吸込口3から入水路4へ汲み上る。ここで、三
方弁19は分岐路4a側が開き、第2の加熱ヒータ16
側が閉じられているから、浴水は直接殺菌槽10に送り
込まれる。殺菌槽10において、導電性板状体24a、
24bに直流電源25により電圧を一定時間、通常運転
時と正負反対に印加する。すると、光触媒14に付着し
た無機物や有機物など浴水成分が溶解し、付着物が剥離
除去される。剥離された浴水成分を含んだ浴水は浄化槽
9に送り込まれ、三方弁17から排水路18を通って浴
槽1外に排水される。このとき、浴水成分を浄化してい
る浄化材8に付着している浴水成分も一緒に排水され
る。なお、紫外線光源12の点灯時間と導電性板状体2
4a、24bの電圧印加時間とは、交互に行なわれるよ
うなタイミング動作をとる。
いて説明する。クリーニング運転時の浴水の循環は、図
1の点線矢印に示すように、循環ポンプ7により浴槽1
の浴水を吸込口3から入水路4へ汲み上る。ここで、三
方弁19は分岐路4a側が開き、第2の加熱ヒータ16
側が閉じられているから、浴水は直接殺菌槽10に送り
込まれる。殺菌槽10において、導電性板状体24a、
24bに直流電源25により電圧を一定時間、通常運転
時と正負反対に印加する。すると、光触媒14に付着し
た無機物や有機物など浴水成分が溶解し、付着物が剥離
除去される。剥離された浴水成分を含んだ浴水は浄化槽
9に送り込まれ、三方弁17から排水路18を通って浴
槽1外に排水される。このとき、浴水成分を浄化してい
る浄化材8に付着している浴水成分も一緒に排水され
る。なお、紫外線光源12の点灯時間と導電性板状体2
4a、24bの電圧印加時間とは、交互に行なわれるよ
うなタイミング動作をとる。
【0025】なお、上記実施の形態1〜5において、そ
れぞれの通常運転とクリーニング運転の動作説明をした
が、浴水浄化循環装置が作動していない、つまり循環が
行われていないときに、上記第1の加熱ヒータ15また
はスターラ20または振動子21または導電性板状体2
4のみを作動させるようにすると、光触媒14の表面へ
の無機物や有機物などの付着を防ぐことができる効果も
得ることができる。
れぞれの通常運転とクリーニング運転の動作説明をした
が、浴水浄化循環装置が作動していない、つまり循環が
行われていないときに、上記第1の加熱ヒータ15また
はスターラ20または振動子21または導電性板状体2
4のみを作動させるようにすると、光触媒14の表面へ
の無機物や有機物などの付着を防ぐことができる効果も
得ることができる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0027】浴水に接触するように設けられた光触媒に
光を照射することで浴水の殺菌を行う殺菌装置に、光触
媒を加熱するヒータ部とを設けたことにより、光触媒の
表面に付着した無機物や有機物などをくずれやすくし
て、容易に剥離除去を行なうことができ、殺菌・有機物
分解効果を一層維持することができる。
光を照射することで浴水の殺菌を行う殺菌装置に、光触
媒を加熱するヒータ部とを設けたことにより、光触媒の
表面に付着した無機物や有機物などをくずれやすくし
て、容易に剥離除去を行なうことができ、殺菌・有機物
分解効果を一層維持することができる。
【0028】また、前記殺菌装置を、光を透過する保護
管により前記光源を囲み、前記保護管の外表面に光触媒
を添着し、前記保護管の内表面には前記光触媒に対向位
置して前記光源の光が光触媒に照射されるように前記ヒ
ータ部を配設して構成したので、光触媒が加熱されて光
触媒の表面に付着した無機物や有機物などがくずれやす
くして、容易に剥離除去を行なうことができ、殺菌・有
機物分解効果を一層維持することができる。
管により前記光源を囲み、前記保護管の外表面に光触媒
を添着し、前記保護管の内表面には前記光触媒に対向位
置して前記光源の光が光触媒に照射されるように前記ヒ
ータ部を配設して構成したので、光触媒が加熱されて光
触媒の表面に付着した無機物や有機物などがくずれやす
くして、容易に剥離除去を行なうことができ、殺菌・有
機物分解効果を一層維持することができる。
【0029】また、前記殺菌装置を、一面に前記光触媒
を添着し、他面に前記ヒータ部を配設した板状体を光触
媒添着側を内側にして前記光源の外周に配設して構成し
たので、光触媒が加熱されて光触媒の表面に付着した無
機物や有機物などがくずれやすくして、容易に光触媒表
面の付着物の剥離除去を行なうことができ、殺菌・有機
物分解効果を一層維持することができる。
を添着し、他面に前記ヒータ部を配設した板状体を光触
媒添着側を内側にして前記光源の外周に配設して構成し
たので、光触媒が加熱されて光触媒の表面に付着した無
機物や有機物などがくずれやすくして、容易に光触媒表
面の付着物の剥離除去を行なうことができ、殺菌・有機
物分解効果を一層維持することができる。
【0030】また、前記殺菌装置内に対流を発生させる
対流手段を設けたので、対流を起こすことにより光触媒
の表面に付着した無機物や有機物などの剥離性をさらに
向上させ、殺菌・有機物分解効果を一層維持することが
できる。
対流手段を設けたので、対流を起こすことにより光触媒
の表面に付着した無機物や有機物などの剥離性をさらに
向上させ、殺菌・有機物分解効果を一層維持することが
できる。
【0031】また、前記殺菌装置内に保護管を振動させ
る振動手段を設けたので、振動により光触媒に付着した
無機物や有機物などの剥離性をさらに向上させ、殺菌・
有機物分解効果を一層維持することができる。
る振動手段を設けたので、振動により光触媒に付着した
無機物や有機物などの剥離性をさらに向上させ、殺菌・
有機物分解効果を一層維持することができる。
【0032】また、浴水浄化循環装置の殺菌装置を、導
電性を有する少なくとも一対の導電性板状体と、この導
電性板状体の一面に添着した光触媒と、この光触媒を照
射するように設けられた光源とを備え、前記導電性板状
体を前記光触媒の添着面を内側にし、前記光触媒が浴水
と接触するように前記光源の外周に配設し、前記導電性
板状体に電圧を正負交互に印加するようにしたので、浴
水中の塩素イオンから次亜塩素酸を生成して殺菌を行な
い、さらに光触媒の表面に付着した浴水成分を溶解し
て、容易に剥離除去することができる。
電性を有する少なくとも一対の導電性板状体と、この導
電性板状体の一面に添着した光触媒と、この光触媒を照
射するように設けられた光源とを備え、前記導電性板状
体を前記光触媒の添着面を内側にし、前記光触媒が浴水
と接触するように前記光源の外周に配設し、前記導電性
板状体に電圧を正負交互に印加するようにしたので、浴
水中の塩素イオンから次亜塩素酸を生成して殺菌を行な
い、さらに光触媒の表面に付着した浴水成分を溶解し
て、容易に剥離除去することができる。
【図1】この発明の実施の形態1を示す浴水浄化循環装
置のシステム構成図である。
置のシステム構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す浴水浄化循環装
置の殺菌槽の断面図である。
置の殺菌槽の断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2を示す浴水浄化循環装
置の殺菌槽の断面図である。
置の殺菌槽の断面図である。
【図4】この発明の実施の形態3を示す浴水浄化循環装
置の殺菌槽の断面図である。
置の殺菌槽の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態4を示す浴水浄化循環装
置の殺菌槽の断面図である。
置の殺菌槽の断面図である。
【図6】この発明の実施の形態5を示す浴水浄化循環装
置の殺菌槽の断面図である。
置の殺菌槽の断面図である。
【図7】従来の浴水浄化循環装置のシステム構成図であ
る。
る。
【図8】従来の浴水浄化循環装置の殺菌槽の断面図であ
る。
る。
【図9】従来の浴水浄化循環装置のシステム構成図であ
る。
る。
1 浴槽、2 本体、3 吸込口、4 入水路、5 吐
出口、6 出水路、7循環ポンプ、8 浄化材、9 浄
化槽、10 殺菌槽、11 筐体、12 紫外線光源、
13 保護管、14 光触媒、15 第1の加熱ヒー
タ、16 第2の加熱ヒータ、17 三方弁、18 排
水路、19 三方弁。
出口、6 出水路、7循環ポンプ、8 浄化材、9 浄
化槽、10 殺菌槽、11 筐体、12 紫外線光源、
13 保護管、14 光触媒、15 第1の加熱ヒー
タ、16 第2の加熱ヒータ、17 三方弁、18 排
水路、19 三方弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 3/06 ZAB B01D 35/02 J F24H 1/00 302 F24H 1/00 602L (72)発明者 藤崎 克己 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 守川 彰 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 永井 由紀 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 浴槽内の浴水を循環ポンプにて循環させ
る循環水路内に、浴水内に存在する菌類の殺菌処理を行
なう殺菌装置と、浴水内に存在する微生物を着床させ湯
垢などの各種有機物の除去処理を行なう浄化装置と、浴
水の加熱を行なう加熱手段とを備えた浴水浄化循環装置
において、 前記殺菌装置は、前記浴水に接触するように設けられた
光触媒と、前記光触媒を照射するように設けられた光源
と、前記光触媒を加熱するヒータ部とからなることを特
徴とする浴水浄化循環装置。 - 【請求項2】 前記殺菌装置は、光を透過する保護管に
より前記光源を囲み、前記保護管の外表面に光触媒を添
着し、前記保護管の内表面には前記光触媒に対向位置し
て前記光源の光が光触媒に照射されるように前記ヒータ
部を配設したことを特徴とする請求項1記載の浴水浄化
循環装置。 - 【請求項3】 前記殺菌装置は、一面に前記光触媒を添
着し、他面に前記ヒータ部を配設した板状体を光触媒添
着側を内側にして前記光源の外周に配設したことを特徴
とする請求項1記載の浴水浄化循環装置。 - 【請求項4】 前記殺菌装置内にスターラなどの対流手
段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の浴
水浄化循環装置。 - 【請求項5】 前記殺菌装置内に前記保護管または板状
体を振動させる振動手段を設けたことを特徴とする請求
項2〜4記載の浴水浄化循環装置。 - 【請求項6】 浴槽内の浴水を循環ポンプにて循環させ
る循環水路内に、浴水内に存在する菌類の殺菌処理を行
なう殺菌装置と、浴水内に存在する微生物を着床させ湯
垢などの各種有機物の除去処理を行なう浄化装置と、浴
水の加熱を行なう加熱手段とを備えた浴水浄化循環装置
において、 前記殺菌装置は、光触媒へ導電性を有する少なくとも一
対の導電性板状体と、この導電性板状体の一面に添着し
た光触媒と、この光触媒を照射するように設けられた光
源とを備え、前記導電性板状体を前記光触媒の添着面を
内側にし、前記光触媒が浴水と接触するように前記光源
の外周に配設し、前記導電性板状体に電圧を正負交互に
印加するようにしたことを特徴とする浴水浄化循環装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10034963A JPH11226567A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 浴水浄化循環装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10034963A JPH11226567A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 浴水浄化循環装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226567A true JPH11226567A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12428811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10034963A Pending JPH11226567A (ja) | 1998-02-17 | 1998-02-17 | 浴水浄化循環装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226567A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009219958A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 光触媒による酸化分解方法及び水浄化装置 |
CN108272364A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-07-13 | 长春光速科技有限公司 | 一种杀菌除湿浴室柜 |
WO2019080129A1 (zh) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | 深圳前海小有技术有限公司 | 流体灭菌装置 |
CN113757997A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-12-07 | 徐晓蓉 | 一种光波管电磁炉热水器 |
-
1998
- 1998-02-17 JP JP10034963A patent/JPH11226567A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009219958A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 光触媒による酸化分解方法及び水浄化装置 |
WO2019080129A1 (zh) * | 2017-10-27 | 2019-05-02 | 深圳前海小有技术有限公司 | 流体灭菌装置 |
CN108272364A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-07-13 | 长春光速科技有限公司 | 一种杀菌除湿浴室柜 |
CN113757997A (zh) * | 2021-08-18 | 2021-12-07 | 徐晓蓉 | 一种光波管电磁炉热水器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6358478B1 (en) | Method and apparatus for treatment of fluids | |
JP2002059152A (ja) | 水浄化システム | |
KR101318604B1 (ko) | 마이크로 버블 살균장치 | |
CN208802946U (zh) | 一种复合型紫外线杀菌消毒装置 | |
JPH11226567A (ja) | 浴水浄化循環装置 | |
KR101031210B1 (ko) | 순수 및 초순수 제조장치 | |
JP2000334448A (ja) | 流体殺菌浄化装置 | |
KR20160089108A (ko) | 용수의 정화 및 살균처리 장치 | |
CN210340586U (zh) | 一种深度净化水处理系统 | |
KR101723071B1 (ko) | 순환형 정수 시스템 및 방법 | |
JP2000051310A (ja) | 殺菌手段を内蔵したジェットバス | |
JP3574677B2 (ja) | 浴槽湯の清浄化装置 | |
JP3728722B2 (ja) | 浴槽用の熱交換器 | |
JPH119919A (ja) | 温浴器 | |
JP2001232395A (ja) | 温水の循環殺菌方法及び装置 | |
JPH10202256A (ja) | 浴槽水浄化装置 | |
JP2000296391A (ja) | 水中紫外線殺菌装置 | |
CN210945172U (zh) | 一种日常生活污水处理设备 | |
CN214457379U (zh) | 一种环保型医疗废水处理装置 | |
JP4771396B2 (ja) | 浴湯の殺菌浄化方法および殺菌浄化装置 | |
JP3095339U (ja) | 水循環処理システム | |
JPH11128625A (ja) | 水浄化装置 | |
JPH0889725A (ja) | 水浄化装置 | |
JPH11226565A (ja) | 浄水装置 | |
JPH10225693A (ja) | 浴水殺菌装置 |