JPH112264A - オポーズド型ディスクブレーキ - Google Patents

オポーズド型ディスクブレーキ

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JPH112264A
JPH112264A JP9158587A JP15858797A JPH112264A JP H112264 A JPH112264 A JP H112264A JP 9158587 A JP9158587 A JP 9158587A JP 15858797 A JP15858797 A JP 15858797A JP H112264 A JPH112264 A JP H112264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caliper
bolts
pair
pistons
disc brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9158587A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsu Hayama
克 端山
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH112264A publication Critical patent/JPH112264A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャリパをマウンティングブラケットに固着す
るボルトに加わる回転モーメントをなくし、ボルトのダ
ウンサイジングによりディスクブレーキ装置自体の軽量
化を図る。 【解決手段】ディスクロータ11の両側面に摩擦パッド
をそれぞれ圧接させる一対又は二対以上のピストン19
が両側面に相対向してキャリパ13に設けられる。キャ
リパ13がアクスルハウジングに固着されたマウンティ
ングブラケット16に一対又は二対以上のピストン19
を挟むように第1及び第2ボルト21,22により固着
される。第1及び第2ボルト21,22のそれぞれの取
付中心と一対又は二対以上のピストンの中心とが略同一
直線N上にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクロータの
両側面に摩擦パッドをそれぞれ圧接させる一対又は二対
以上のピストンがディスクロータの両側面に相対向して
キャリパに設けられたオポーズド型ディスクブレーキに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、車両の制動機器としてディス
クブレーキ装置が知られている。ディスクブレーキ装置
はディスクロータがホイールハブに固着され、このディ
スクロータを挟むようにキャリパがアクスルハウジング
に設けられ、キャリパ内に設けられたパッドがディスク
ロータの両側面に圧接することによりホイールの回転を
制動するようになっている。このようなディスクブレー
キ装置ではディスクロータによる放熱効果が大きく、ド
ラムブレーキ装置に比較して車両制動時に発生する摩擦
熱の放散が容易である特徴を有している。
【0003】従来、パッドをディスクロータの側面に圧
接させるシリンダの位置によりオポーズド型ディスクブ
レーキとシングルシリンダ型ディスクブレーキとが知ら
れている。シングルシリンダ型ディスクブレーキはディ
スクロータの一方の側面にパッドを押付けるシリンダを
キャリパに設け、ディスクロータの他方の側面にはパッ
ドを固定する形式のディスクブレーキである。このよう
なシングルシリンダ型ディスクブレーキでは、ディスク
ロータの一方の側面からパッドを圧接させることにより
他方の側面に固定されたパッドとともにディスクロータ
を狭持するようになっている。また、シングルシリンダ
型ディスクブレーキでは一方の側面からパッドを圧接さ
せることに起因して、パッドに加わる応力を均一化させ
る必要性から、キャリパがディスクロータの軸方向に移
動可能に支持される。
【0004】一方、オポーズド型ディスクブレーキはデ
ィスクロータの両側面に摩擦パッドをそれぞれ圧接させ
る一対又は二対以上のピストンがディスクロータの両側
面に相対向してキャリパに設けられる。このオポーズド
型ディスクブレーキではディスクロータの両側面に相対
向して設けられたピストンによりそれぞれパッドを圧接
させることから、パッドに加わる応力を均一化させるた
めの移動手段は設けられていない。図4及び図5に示す
ように、従来このキャリパ3はアクスルハウジングにマ
ウンティングブラケット4を介してそのまま固着され、
キャリパ3のマウンティングブラケットへ4の取付けは
一対のボルト5,5によりピストン6を挟むようにマウ
ンティングブラケット4近傍のピストン6の両側で固着
される。図4に示すように、このようにキャリパ3をマ
ウンティングブラケット4に固着することにより、制動
時におけるキャリパ3のディスクロータ2とともに回転
しようとする力Fを一対のボルト5,5のせん断力とし
て対抗させ、一対のボルト5はキャリパ3を静止状態に
保つことにより、ディスクロータ2の回転を制動させる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャリパ3を
マウンティングブラケット4に固着した一対のボルト5
には上述した回転しようとする力Fに対抗するせん断力
の他に、図5に示すように、キャリパ3がディスクロー
タ2の軸方向に移動しようとする力Vに対抗させる軸方
向応力と、その軸方向応力に起因する回転モーメントM
が加わり、一対のボルト5,5は比較的強度の高いボル
トを必要とする不具合があった。即ち、オポーズド型デ
ィスクブレーキでは回転するディスクロータ2の両側面
にそれぞれパッド7を圧接させることから、ディスクロ
ータ2自体の歪み又はディスクロータ2のアクスルに取
付ける際の誤差等による歪みによりディスクロータ2の
両側面にそれぞれ圧接しているパッド7がディスクロー
タ2の軸方向に移動する。キャリパ3はマウンティング
ブラケット4に固着されているため、この移動はピスト
ン6の軸方向の移動により吸収されるけれども、一対の
ボルト5,5にはこの移動をピストン6の軸方向の移動
させるための応力が軸方向応力として発生する。
【0006】また、一対のボルト5,5のそれぞれの取
付中心を結ぶ直線N(図4)とピストン6の中心とは偏
倚しているために、ピストン6を軸方向に移動させよう
とする力が発生すると、この力とピストン6の中心との
偏倚量の積が回転モーメントM(図5)として一対のボ
ルト5,5に加わり、結果的にキャリパ3をマウンティ
ングブラケット4に取付ける一対のボルト5,5は、上
述したせん断力、軸方向応力及び回転モーメントに耐え
得る比較的強度の高いボルトを必要とし、必要以上の強
度を有するボルトを使用するとディスクブレーキ装置自
体の重量が増加する不具合があった。本発明の目的は、
キャリパをマウンティングブラケットに固着するボルト
に加わる回転モーメントをなくし、ボルトのダウンサイ
ジングによりディスクブレーキ装置自体の軽量化を図る
ことができるオポーズド型ディスクブレーキを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、ディスクロータ11の両側
面に摩擦パッド18,18をそれぞれ圧接させる一対又
は二対以上のピストン19,19が両側面に相対向して
キャリパ13に設けられ、キャリパ13がアクスルハウ
ジングに固着されたマウンティングブラケット16に一
対又は二対以上のピストン19,19を挟むように第1
及び第2ボルト21,22により固着されたオポーズド
型ディスクブレーキの改良である。その特徴ある構成
は、第1及び第2ボルト21,22のそれぞれの取付中
心と一対又は二対以上のピストンの中心とが略同一直線
N上にあるところにある。第1及び第2ボルト21,2
2のそれぞれの取付中心と一対のピストン19の中心と
を略同一直線上にすることにより、第1及び第2ボルト
21,22の中心を結ぶ直線Nとピストン19の中心と
が偏倚することに伴う回転モーメントの発生を防止す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1〜図3に示すように、車
両には制動機器としてディスクブレーキ装置10が設け
られる。ディスクブレーキ装置10はディスクロータ1
1がアクスルハブ12(図3)に固着され、このディス
クロータ11を挟むようにキャリパ13がアクスルハウ
ジング14(図2)にマウンティングブラケット16を
介して固着される。マウンティングブラケット16の下
部は4個のボルトによりアクスルハウジング14に固着
され(図1及び図2)、キャリパ13はマウンティング
ブラケット16の上部に固着される。
【0009】図3に示すように、キャリパ13は第1キ
ャリパ本体13aと第2キャリパ本体13bの上部を図
示しないネジ手段により固着して形成され、それぞれの
キャリパ本体13a,13bにはディスクロータ11の
側面に摩擦パッド18を圧接させるピストン19,19
がそれぞれ設けられる。この一対のピストン19,19
はディスクロータ11の両側面に相対向して設けられ、
ピストン19とキャリパ本体13a,13bとの間に形
成された空間にはオイルが充填される。図示しないが、
キャリパ13にはこの空間に連通する管状体が配管さ
れ、管状体を介してマスタシリンダからの圧力をこの空
間に充填されたオイルに加えられることにより、ピスト
ン19はディスクロータ11の側面に向って突出し、ピ
ストン19が突出することにより先端に設けられた摩擦
パッド18はディスクロータ11の側面に圧接するよう
になっている。
【0010】図1及び図2に示すように、キャリパ13
のマウンティングブラケット16への取付けは一対のピ
ストン19を挟むように第1及び第2ボルト21,22
により行われる。図1に示すように、本発明の特徴ある
構成は、第1及び第2ボルト21,22のそれぞれの取
付中心と一対のピストン19の中心とが略同一直線N上
にあるところにある。即ち、第1及び第2ボルト21,
22のそれぞれの取付中心を結ぶ直線Nとピストン19
の中心との距離が発生しないようにキャリパ13がマウ
ンティングブラケット16に固着される。
【0011】このように構成されたオポーズド型ディス
クブレーキでは、車両走行を減速させる場合、キャリパ
13に設けられたそれぞれのピストン19,19をディ
スクロータ11の両側面に向ってそれぞれ突出させ、先
端に設けられた摩擦パッド18,18をディスクロータ
11の両側面に圧接させる。摩擦パッド18,18がデ
ィスクロータ11の両側面に圧接することにより、キャ
リパ13はディスクロータ11とともに回転しようとす
る。第1及び第2ボルト21,22はこの回転しようと
する力に対抗してキャリパ13を静止状態に保つことに
より、アクスルハブ12の回転が制動され、車両は減速
される。
【0012】また、摩擦パッド18,18をディスクロ
ータ11の両側面に圧接させる際に生じる摩擦パッド1
8,18の軸方向への移動は、第1及び第2ボルト2
1,22が摩擦パッド18,18の軸方向への移動に伴
う力に対抗してキャリパ13を静止状態に保つことによ
り、ピストン19,19が軸方向に移動することにより
吸収される。なお、摩擦パッド18,18の軸方向への
移動の際、第1及び第2ボルト21,22のそれぞれの
取付中心とピストン19の中心とを略同一直線上にした
ので、第1及び第2ボルト21,22の中心を結ぶ直線
Nとピストン19の中心との偏倚量及びピストン19が
軸方向に移動する力との積である回転モーメントが発生
することはない。なお、上述した実施の形態では、一対
のピストン19,19をキャリパ13に設けたが、二対
以上のピストンをキャリパに設けても良い。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1及び第2ボルトのそれぞれの取付中心と一対又は二対
以上のピストンの中心とを略同一直線上にしたので、第
1及び第2ボルトの中心を結ぶ直線とピストンの中心と
が偏倚することに伴う回転モーメントの発生が防止され
る。この結果、第1及び第2ボルトに加わる力がこのモ
ーメントの値だけ軽減され、第1及び第2ボルト及びこ
のボルト回りのマウンティングブラケットのダウンサイ
ジングによりディスクブレーキ装置自体の軽量化が図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオポーズド型ディスクブレーキの側面
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】従来例を示す図1に対応する側面図。
【図5】従来例を示す図2に対応する側面図。
【符号の説明】
11 ディスクロータ 13 キャリパ 16 マウンティングブラケット 18 摩擦パッド 19 ピストン 21 第1ボルト 22 第2ボルト N 第1及び第2ボルトのそれぞれの取付中心結ぶ直

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータ(11)の両側面に摩擦パッ
    ド(18,18)をそれぞれ圧接させる一対又は二対以上のピ
    ストン(19,19)が前記両側面に相対向してキャリパ(13)
    に設けられ、前記キャリパ(13)がアクスルハウジングに
    固着されたマウンティングブラケット(16)に前記一対又
    は二対以上のピストン(19,19)を挟むように第1及び第
    2ボルト(21,22)により固着されたオポーズド型ディス
    クブレーキにおいて、 前記第1及び第2ボルト(21,22)のそれぞれの取付中心
    と前記一対又は二対以上のピストンの中心とが略同一直
    線(N)上にあることを特徴とするオポーズド型ディスク
    ブレーキ。
JP9158587A 1997-06-16 1997-06-16 オポーズド型ディスクブレーキ Pending JPH112264A (ja)

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JP9158587A JPH112264A (ja) 1997-06-16 1997-06-16 オポーズド型ディスクブレーキ

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JPH112264A true JPH112264A (ja) 1999-01-06

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ID=15674957

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JP (1) JPH112264A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7798718B2 (en) 2005-09-29 2010-09-21 Nsk Ltd. Rolling element accommodating belt for linear guide apparatus and linear guide apparatus

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