JPH11226371A - 曝気装置 - Google Patents

曝気装置

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JPH11226371A
JPH11226371A JP10031130A JP3113098A JPH11226371A JP H11226371 A JPH11226371 A JP H11226371A JP 10031130 A JP10031130 A JP 10031130A JP 3113098 A JP3113098 A JP 3113098A JP H11226371 A JPH11226371 A JP H11226371A
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casing
impeller
shaft
poles
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竜治 井谷
Kanji Yamamoto
寛治 山本
Atsushi Tanaka
厚 田中
Takeshi Morita
剛 森田
Kenya Ogata
研哉 小形
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
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  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速機を不要にするとともに、電源周波数の
異なる複数地域で使用される複数の機種において羽根車
を共通化し、低コスト化及び能力向上を達成する。 【解決手段】 電源周波数が50Hzの地域では、極数
が10の第1モータ2を搭載し、電源周波数が60Hz
の地域では、極数が12の第2モータを搭載する。第1
モータ2及び第2モータは、互いに同一形状かつ同一寸
法に形成されている。モータケーシング1には、各モー
タを取り付けるモータ取付部81が設けられている。羽
根車8には、各モータのシャフト13を接続するシャフ
ト接続部82が形成されている。第1モータ2を搭載し
た第1曝気装置と、第2モータ72を搭載した第2曝気
装置とは、モータ以外の部品が共通化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水の浄化等に用
いられる曝気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特公昭63−51760号公
報に開示されているように、羽根車の回転によって汚水
等の被処理液を吸引し、当該被処理液に空気を供給して
曝気を行う曝気装置が知られている。図6に示すよう
に、上記曝気装置は、水中ギヤードモータaの軸端に羽
根車cを取り付けて形成された本体部Aと、被処理液の
流路eを形成する装置ケーシングBとにより構成されて
いる。この本体部Aと装置ケーシングBとは、取付金具
dを介して固定されている。水中ギヤードモータaは、
水中モータa1と減速機a2とにより構成されている。
【0003】水中ギヤードモータaに交流電力を供給す
ると、水中モータa1が駆動して、羽根車cが回転す
る。その結果、被処理液は流路e中に吸引され、散気管
fから供給された空気と攪拌混合した後、水平方向に開
口した吐出口gから吐出される。
【0004】一般に、曝気装置の性能は、ポンプの単位
出力当たりの吐出流量に大きく左右され、吐出流量が多
くなるほど装置の性能も良くなる。吐出流量を多くする
ためには、大きな羽根車を低速で回転させることが望ま
しい。そのため、上記のような曝気装置では、通常、極
数が4の水中モータa1を減速機a2で減速させてい
た。このように、羽根車cには減速機a2によって減速
された回転駆動力が伝達されるので、羽根車cは低速で
回転する。その結果、単位出力あたりの吐出流量が十分
な量に確保されていた。
【0005】ところで、水中ギヤードモータaに供給さ
れる交流電力の周波数は、曝気装置が使用される地域に
よって異なる。例えば、関東地域では50Hzの交流電
力が供給され、関西地域では60Hzの交流電力が供給
される。ところが、電源周波数が異なると、モータの回
転数、ひいては羽根車cの回転数が異なってくる。その
ため、電源周波数が異なる複数の地域において同一規格
(同一吐出流量)の曝気装置を提供するためには、各地
域ごとに種類の異なった羽根車を使用しなければならな
かった。つまり、従来は、電源周波数の小さな地域で
は、回転数当たりの吐出流量が相対的に大きな羽根車を
使用する一方、電源周波数の大きな地域では、回転数当
たりの吐出流量が相対的に小さな羽根車を使用すること
により、いずれの地域においても吐出流量が同一になる
ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の曝
気装置では、羽根車cの回転数を低下させるために減速
機a2が必要であったため、部品点数が増加していた。
そのため、製造工程が複雑であった。また、減速機a2
は比較的高価な機器であるため、曝気装置のコスト低減
の妨げとなっていた。
【0007】また、減速機a2内には減速ギアとしての
歯車が設けられており、この歯車を潤滑するために、ギ
アオイルが必要である。ギアオイルは劣化しやすいた
め、定期的に交換を行わなければならない。そのため、
頻繁にメンテナンスを行わなければならず、多くのメン
テナンス費用が必要であった。
【0008】また、減速機a2において相当量の動力損
失が起こるため、曝気装置全体として、多くの損失が発
生していた。そのため、減速機a2を使用する以上、装
置の飛躍的な効率向上は困難であった。
【0009】さらに、各地域ごとに電源周波数に応じた
羽根車を設計及び製作する必要があったため、同一規格
の曝気装置に対して羽根車を共通化できないという課題
があった。通常、羽根車の設計及び製造には、多大のコ
ストと時間が必要とされる。そのため、各地域ごとに別
種類の羽根車が必要となり、曝気装置全体の開発及び製
作に多くの時間とコストがかかっていた。その結果、規
格統一による部品共通化のメリットが十分に享受できな
いという課題があった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、減速機を不要にする
とともに羽根車を共通化して、装置の製造を簡易かつ安
価に行い、加えて、羽根車の回転に伴う損失を低減し
て、性能を向上させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、減速機を用いることなく、モータを羽根
車に直接接続(直結)することとし、加えて、使用電源
周波数に応じて相対的に極数の大きなモータを用いるこ
ととした。また、電源周波数が異なる複数の地域で使用
される複数の機種に対し、羽根車の回転数がいずれの地
域においても同一となるように、それぞれの電源周波数
に応じた極数のモータを設ける一方、羽根車を含む他の
部品は共通化することとした。
【0012】具体的には、第1の発明が講じた手段は、
モータケーシング内に封止されたモータ本体からシャフ
トが延設されて成るモータと、該モータのシャフトに直
接接続された羽根車と、所定の気体を供給する給気管
と、該羽根車の回転によって吸引した被処理液を該給気
管からの該気体と攪拌混合させて吐出する流路を区画形
成する装置ケーシングとを備え、上記モータに所定の設
計周波数の交流電力が供給されるように構成された曝気
装置において、上記モータの極数は、上記設計周波数1
0×n(nは自然数)Hzに対して2×nに設定されて
いることとしたものである。
【0013】上記発明特定事項により、周波数が10×
n(nは自然数)Hzの交流電力が供給されてモータが
駆動し、羽根車が約600rpmの回転数で回転する。
従って、設計周波数が異なっても、羽根車は常に一定の
回転数で回転し、所定規格の能力を発揮することにな
る。そのため、電源の周波数が異なる複数の地域で使用
される複数の機種に対し、モータ以外の部品を共通化す
ることができる。また、減速機を用いないため、安価に
構成されるとともに、メンテナンス周期が長期化する。
さらに、減速に伴う損失が低減し、装置の効率が向上す
る。
【0014】第2の発明が講じた手段は、上記第1の発
明において、モータの極数は、設計周波数50Hzに対
して10に設定されていることとしたものである。
【0015】第3の発明が講じた手段は、上記第1の発
明において、モータの極数は、設計周波数60Hzに対
して12に設定されていることとしたものである。
【0016】上記第2または第3の発明の発明特定事項
により、具体的な構成によって、上記第1の発明の解決
手段が得られる。
【0017】第4の発明が講じた手段は、モータケーシ
ング内に封止されたモータ本体からシャフトが延設され
て成るモータと、該モータのシャフトに直接接続された
羽根車と、所定の気体を供給する給気管と、該羽根車の
回転によって吸引した被処理液を該給気管からの該気体
と攪拌混合させて吐出する流路を区画形成する装置ケー
シングとを備え、上記モータに所定の設計周波数の交流
電力が供給されるように構成された曝気装置において、
上記モータの極数は、上記設計周波数10×n(nは自
然数)Hzに対して4×nに設定されていることとした
ものである。
【0018】上記発明特定事項により、周波数が10×
n(nは自然数)Hzの交流電力がモータに供給され、
モータが駆動して羽根車が約300rpmの回転数で回
転する。従って、設計周波数が異なっても、羽根車は常
に一定の回転数で回転し、所定規格の能力を発揮するこ
とになる。そのため、電源の周波数が異なる複数の地域
で使用される複数の機種に対し、モータ以外の部品を共
通化することができる。また、減速機を用いないため、
安価に構成されるとともに、メンテナンス周期が長期化
し、さらに、減速に伴う損失が低減し、装置の効率が向
上する。
【0019】第5の発明が講じた手段は、同一種類の羽
根車が同一寸法のモータに直接接続されて成り、設計周
波数が異なる2種類以上の機種が構成されている曝気装
置であって、上記モータの極数は、設計周波数が異なる
機種間で羽根車の回転数が同一となるように設定されて
いることとしたものである。
【0020】上記発明特定事項により、各機種におい
て、羽根車の回転数が同一となるようにモータの極数が
設定されているので、いずれの機種であっても、羽根車
は所定の回転数で回転し、所定規格の能力を発揮するこ
とになる。そのため、電源の周波数が異なる複数の地域
で使用される複数種類の曝気装置に対し、モータ以外の
部品を共通化することができる。また、減速機を用いな
いため、安価に構成されるとともに、メンテナンス周期
が長期化し、さらに、減速に伴う損失が低減し、装置の
効率が向上する。
【0021】第6の発明が講じた手段は、所定の第1設
計周波数の交流電力が供給されて所定回転数で回転する
第1モータと、所定の第2設計周波数の交流電力が供給
されて該所定回転数で回転するように該第1モータと極
数が異なる第2モータとのいずれをも取付自在なモータ
取付部が形成されたモータケーシングに、該第1モータ
または該第2モータのいずれか一方のモータが取り付け
られ、上記第1モータのシャフト及び上記第2モータの
シャフトのいずれもが接続自在なシャフト接続部が設け
られた羽根車が上記一方のモータに接続されて本体部が
構成され、上記モータケーシングに上記第1モータを取
り付けると共に該第1モータのシャフトに上記羽根車を
接続して成る第1本体部と、上記モータケーシングに上
記第2モータを取り付けると共に該第2モータのシャフ
トに上記羽根車を接続して成る第2本体部とのいずれを
も取付固定自在に形成された装置ケーシングに対し、上
記本体部が取付固定されて構成されていることとしたも
のである。
【0022】上記発明特定事項により、第1設計周波数
の交流電力が供給される第1モータを備える装置と、第
2設計周波数の交流電力が供給される第2モータを備え
る装置とが、モータケーシング、羽根車及び装置ケーシ
ングを共通化したうえで得られることになる。それら装
置の羽根車の回転数はともに所定回転数であるため、そ
れらの装置はいずれも所定の定格能力を発揮することに
なる。そのため、電源の周波数が異なる複数の地域で使
用される複数種類の曝気装置に対し、モータ以外の部品
を共通化することができる。また、減速機を用いないた
め、安価に構成されるとともに、メンテナンス周期が長
期化し、さらに、減速に伴う損失が低減し、装置の効率
が向上する。
【0023】第7の発明が講じた手段は、上記第6の発
明において、第1設計周波数は50Hzであり、第1モ
ータの極数は10である一方、第2設計周波数は60H
zであり、第2モータの極数は12であることとしたも
のである。
【0024】上記発明特定事項により、電源周波数が5
0Hzの地域で使用される曝気装置と、電源周波数が6
0Hzの地域で使用される曝気装置との間で、羽根車を
含め、モータ以外の部品が共通化されることになる。
【0025】第8の発明が講じた手段は、設計周波数が
10×n(nは自然数)Hzの第1曝気装置、及び設計
周波数が10×m(mはnと異なる自然数)Hzの第2
曝気装置を製造する曝気装置の製造方法であって、極数
が2×nの第1モータを製作する第1モータ製作工程
と、上記第1モータと同一形状を有し且つ極数が2×m
の第2モータを製作する第2モータ製作工程と、上記第
1モータ及び第2モータのいずれも取付自在に構成され
た所定のモータ取付部を有するモータケーシングを製作
するモータケーシング製作工程と、上記第1モータ及び
第2モータのいずれのシャフトにも接続自在に構成され
た所定のシャフト接続部を有する羽根車を製作する羽根
車製作工程と、羽根車を収納すると共に、羽根車の回転
によって吸引した被処理液を気体と攪拌混合させて吐出
する流路を区画形成する装置ケーシングを製作する装置
ケーシング製作工程と、上記モータケーシングのモータ
取付部に上記第1モータを取り付けると共に上記羽根車
を該第1モータの上記シャフト接続部に接続して第1本
体部を形成し、該第1本体部を上記ケーシングに取付固
定する第1曝気装置組立工程と、上記モータケーシング
のモータ取付部に上記第2モータを取り付けると共に上
記羽根車を該第2モータの上記シャフト接続部に接続し
て第2本体部を形成し、該第2本体部を上記ケーシング
に取付固定する第2曝気装置組立工程とを包含している
こととしたものである。
【0026】上記発明特定事項により、モータケーシン
グ製作工程において製作したモータケーシング、羽根車
製作工程において製作した羽根車、及び装置ケーシング
製作工程において製作した装置ケーシングは、第1曝気
装置及び第2曝気装置のいずれにも使用されるので、そ
れらの工程は、第1曝気装置の製造工程及び第2曝気装
置の製造工程において共通化されることになる。また、
第1曝気装置組立工程と第2曝気装置組立工程とは、モ
ータケーシングの取付部に取り付けるモータの種類、及
び羽根車のシャフト接続部に接続するモータの種類が異
なっているのみであり、製造の工程自体は同様である。
そのため、製造工程の共通化を一層促進することがで
き、使用電源周波数の異なる2種類の曝気装置がより安
価かつ迅速に製造されることになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0028】図1及び図4に示すように、本発明の実施
の形態としての第1曝気装置61及び第2曝気装置62
は、所定の定格能力を出力するように規格化された種類
の異なる装置である。第1曝気装置61と第2曝気装置
62とは、設計周波数(供給される電源周波数)がそれ
ぞれ異なっている。
【0029】−第1曝気装置61− 第1曝気装置61は、電源周波数が50Hz(第1設計
周波数)の地域で使用される装置である。図1に示すよ
うに、第1曝気装置61は、第1モータ2のシャフト1
3に直結された羽根車8の回転によって、上方から被処
理液を吸い込み、給気管11を通じて供給した空気を当
該被処理液に攪拌混合して、下方の吐出口15から略水
平方向に吐出するものである。
【0030】まず、第1曝気装置61の構成を説明す
る。第1曝気装置61の装置ケーシングBは、吐出ケー
シング10の上に吸込ケーシング9が取付固定されるこ
とによって形成されている。吸込ケーシング9は略円筒
形状に形成され、被処理液の吸入を容易にするため、上
側開口に向かって末広がり状になっている。吸込ケーシ
ング9の下側開口の外周囲には、吐出ケーシング10と
の接続部となるフランジ31が設けられている。吐出ケ
ーシング10の上端は、吸込ケーシング9の下側開口と
滑らかに連続するように当該下側開口と同心円状に開口
し、その外周囲には上記フランジ31と当接するフラン
ジ32が形成されている。このフランジ31とフランジ
32とがボルト(図示せず)で締結されることにより、
吸込ケーシング9と吐出ケーシング10とが固定されて
いる。
【0031】吐出ケーシング10の底部には、中心部に
給気管11用の挿通孔34が設けられた平坦部33が形
成され、その平坦部33の周囲には、外側に向かって下
向きに傾斜した内側斜面35が形成されている。そし
て、この内側斜面35と、内側斜面35と同様に傾斜し
た外枠部分との間に、全周に開口する吐出口15が形成
されている。このように、装置ケーシングB内には、吸
込口14を通じて上方から吸い込んだ被処理液が流れ方
向を変化させて吐出口15から略水平方向に向かって吐
出されるような流路16が形成されている。
【0032】吐出ケーシング10の平坦部33には、空
気の供給源としてのブロア(図示せず)に接続された給
気管11が接続されている。給気管11は挿通孔34を
貫通し、その開口部は吐出ケーシング10の下端面から
上方に突出している。この給気管11の開口は、空気室
17と流路16とを区画する空気室ケーシング12の上
面と所定間隔を存して対向している。空気室ケーシング
12は、給気管11から供給された空気をいったん貯留
した後、流路16に対して均等に供給するための空気室
17を区画形成している。空気室ケーシング12の側面
は吐出ケーシング10の内側斜面35に沿って傾斜して
おり、その下端部には、空気室17内の空気を流路16
内の被処理液に供給して攪拌混合するための供給路18
が形成されている。
【0033】装置ケーシングBの上部には、被処理液を
吸引して攪拌する駆動力を付与する本体部Aが設けられ
ている。本体部Aは、モータケーシング1、モータケー
シング1に収納された第1モータ2、第1モータ2のシ
ャフト13、オイルケーシング3、及び羽根車8等が組
み立てられて構成されている。
【0034】モータケーシング1は、上側が閉鎖された
略円筒形状に形成されている。モータケーシング1の内
径は、所定形状を有する第1モータ2の外径に等しい。
モータケーシング1の内部には、モータ室40が区画形
成されている。このモータケーシング1の内壁は、第1
モータ2を取り付けるためのモータ取付部81を形成し
ている。
【0035】第1モータ2は、モータケーシング1の内
壁のモータ取付部81に固定された円筒状のステータ2
aと、ステータ2aの内部にステータ2aと同心円状に
配置されたロータ2bとを備えている。そして、第1曝
気装置61の特徴として、第1モータ2は、極数が10
のモータで構成されている。つまり、第1モータ2は、
周波数が50Hzの交流電力が供給された場合に、回転
数が600rpmとなるように構成されている。
【0036】ロータ2bの内周面には、下方に向かって
延びるシャフト13が固定されている。シャフト13
は、図示しない上部軸受けと、オイルケーシング3の上
部に保持された下部軸受4とによって、回転自在に支持
されている。オイル室25を区画形成するオイルケーシ
ング3は、中央部が下方に向かって階段状に陥没するよ
うに形成され、中心部にはシャフト13が貫通してい
る。シャフト13を軸支する下部軸受4は、オイルケー
シング3における底部に向かって一段目の部分に保持さ
れている。オイルケーシング3の外周部21の下端部
は、メカニカルシールブラケット7の外周部22に固定
されている。一方、オイルケーシング3の内周部23の
下端部は、メカニカルシール6を介して、メカニカルシ
ールブラケット7の内周部24と接続されている。その
結果、オイルケーシング3及びメカニカルシールブラケ
ット7によって、シャフト13の軸封部であるメカニカ
ルシール6に潤滑剤としてのオイルを供給するオイル室
25が区画形成されている。また、モータ室40がオイ
ルケーシング3によって封止され、モータ室40に被処
理液が侵入しないように構成されている。
【0037】モータケーシング1とオイルケーシング3
とは、ボルト41によって締結されている。従って、オ
イルケーシング3はモータケーシング1を固定支持する
とともに、下部軸受4を介してシャフト13を回転自在
に支持している。
【0038】そして、本発明の特徴として、羽根車8
は、ナット51によって、第1モータ2のシャフト13
の先端部に締結されている。詳しくは、羽根車8は、シ
ャフト13の先端部を挿通させると共に当該先端部をナ
ット51によって締結することによって羽根車8とシャ
フト13とを接続するためのシャフト接続部82を備え
ている。そして、当該シャフト接続部82において、第
1モータ2と羽根車8とが直接接続されている。
【0039】羽根車8は、略円筒形状のハブ36と、ハ
ブ36の外周面に突設された複数の羽根37とから構成
されている。シャフト13は、ハブ36の中央部に設け
られた取付孔に挿通されて締結されている。この取付孔
は、シャフト接続部82の一部を構成している。これに
より、シャフト13の回転に従って羽根車8が回転し、
被処理液を上方から下方に導く吸引力が発生するように
なっている。
【0040】この第1曝気装置61では、オイルケーシ
ング3の一部が中心部から外側に向かって延び、本体部
Aと装置ケーシングBとを固定する固定部材としての取
付用アーム部5が構成されている。つまり、取付用アー
ム部5はオイルケーシング3に一体ものとして形成され
ている。具体的には、図2に示すように、オイルケーシ
ング3の中心部から、3本の取付用アーム部5が互いに
均等の角度(120゜)を保つように、放射状に延びて
いる。取付用アーム部5の先端部には、取付孔26が形
成されている。そして、吸込ケーシング9に形成された
取付孔27と当該取付孔26とを重ね合わせることによ
って本体部Aを位置決めし、ボルト28をこれら取付孔
26,27に挿通させて締結することにより、本体部A
と装置ケーシングBとが固定されている。
【0041】図3に示すように、取付用アーム部5は、
断面形状が下向きに凹状の略コ字形に形成されている。
そして、取付用アーム部5の上面における羽根車8の反
回転方向側は水平面P1に形成され、回転方向側は、回
転方向に向かって下方に傾斜した傾斜面P2に形成され
ている。つまり、取付用アーム部5の断面形状は左右に
非対称な略コ字形になっており、回転方向側(図3にお
ける左側)の傾斜面P2は、被処理液の流入方向に沿う
ように傾斜している。詳しくは、傾斜面P2は、取付用
アーム部5の強度を維持し且つ被処理液中の繊維物のか
らみつきを防止するのに好適なように、水平面P1に対
して10゜〜40゜の所定角度をなすように傾斜してい
る。なお、本実施形態では特に、傾斜面P2は水平面P
1に対して20゜の角度をなすように形成されている。
このように、取付用アーム部5は、被処理液中の繊維物
の堆積を抑制して繊維物がからみつかないように、繊維
物がその表面上を滑って下流側に流れやすい形状に形成
されている。
【0042】モータケーシング1の上面には、電源ケー
ブル55を挿通するためのケーブル取出部56が形成さ
れている。電源ケーブル55には防水処理がなされてい
る。この電源ケーブル55は、50Hzの交流電力を供
給する図示しない交流電源と第1モータ2とを接続して
おり、当該交流電源から供給された交流電力を第1モー
タ2に供給する。
【0043】次に、第1曝気装置61の動作を説明す
る。
【0044】電源ケーブル55を介して第1モータ2に
50Hzの交流電力が供給されると、第1モータ2が駆
動し、シャフト13の回転に従って羽根車8が約600
rpmの回転数で回転する。この羽根車8の回転によっ
て、被処理液が吸込口14を通じて流路16に対して斜
め下向きに吸い込まれる。一方、ブロア(図示せず)か
ら給気管11を通じて送風された空気は、空気室17に
放出された後、供給路18を通じて流路16中の被処理
液に混合攪拌される。そして、気泡を含んだ混合液は、
流れ方向を下向き方向から水平方向に変化させつつ流路
16を流通し、吐出口15から略水平方向に向かって吐
出される。
【0045】−第2曝気装置62− 次に、第2曝気装置62について説明する。図4に示す
ように、第2曝気装置62は、第1曝気装置61と同
様、羽根車8が第2モータ72のシャフト13に直結さ
れた曝気装置である。しかし、第2曝気装置62は、第
1曝気装置61と異なり、設計周波数が60Hz(第2
設計周波数)の曝気装置である。つまり、第2曝気装置
62は、使用電源周波数が60Hzの地域で使用される
曝気装置である。
【0046】この第2曝気装置62は、第1曝気装置6
1において、第1モータ2を第2モータ72に置き換え
た構成をしている。つまり、第2曝気装置62は、第2
モータ72以外の部分はすべて第1曝気装置61と同様
である。
【0047】第2曝気装置62の第2モータ72は、第
1曝気装置61の第1モータ2と同一形状かつ同一寸法
に構成され、第1曝気装置61と同様、モータケーシン
グ1の所定のモータ取付部81に取り付けられている。
しかし、第2モータ72は、第1モータ2と異なり、周
波数が60Hzの交流電力が供給された場合に回転数が
600rpmとなるように、極数が12のモータによっ
て構成されている。
【0048】電源ケーブル55は、60Hzの交流電力
を供給する交流電源(図示せず)と第2モータ72とを
接続している。
【0049】第2曝気装置62の運転時には、電源ケー
ブル55を介して上記交流電源から60Hzの交流電力
が供給され、第2モータ72が駆動してシャフト13が
約600rpmの回転数で回転する。このシャフト13
の回転に従って羽根車8も約600rpmの回転数で回
転し、第1曝気装置61と同様に、被処理液が流路16
に吸引され、空気と攪拌混合された後に、吐出口15か
ら吐出される。
【0050】このように、第1曝気装置61と第2曝気
装置62とでは、各モータ2,72の形状及び寸法を同
一とすることにより、モータ2,72以外の部品を共通
化している。
【0051】−第1曝気装置61及び第2曝気装置62
の製造方法− 第1曝気装置61と第2曝気装置62とは、モータ2,
72以外の部品が共通化されていることから、同一の製
造工程に従って製造される。次に、図5を参照しなが
ら、第1曝気装置61及び第2曝気装置62の製造方法
を説明する。
【0052】まず、ステップST1〜ST5において、
各要素部品を製作する。ステップST1は、極数が10
の第1モータ2を製作する第1モータ製作工程である。
ステップST2は、極数が12の第2モータ72を製作
する第2モータ製作工程である。ステップST3の羽根
車製作工程では、回転数が600rpmのときに所定の
定格流量の被処理液を吐出するような羽根車8を製作す
る。ステップST4のモータケーシング製作工程におい
ては、第1モータ2または第2モータ72を取り付ける
ための所定の容積及びモータ取付部81を有するモータ
ケーシング1を製作する。ステップST5では、第1モ
ータ2または第2モータ72のシャフト13に応じたオ
イルケーシング3、メカニカルシールブラケット7等を
製作する。なお、上記ステップST1〜ST5は、互い
に独立して行われる製作工程であるので、それぞれの工
程はどのような順序で行ってもよく、また、並行して行
ってもよいことは勿論である。
【0053】上記ステップST1〜ST5が終了した後
は、ステップST6及びST7に進み、各要素部品を組
み立てて本体部Aを製作する。この際、まず、製造しよ
うとする曝気装置の種類に応じて、モータケーシング1
に第1モータ2または第2モータ72のいずれかを取り
付ける。
【0054】具体的には、ステップST6では、モータ
ケーシング1に第1モータ2を取り付け、モータケーシ
ング1にオイルケーシング3を取り付け、オイルケーシ
ング3上に下部軸受4を固定する。また、オイルケーシ
ング3にメカニカルシールブラケット7を固定するとと
もに、オイルケーシング3とメカニカルシールブラケッ
ト7との間に、シャフト13を軸封するメカニカルシー
ル6を取り付ける。そして、ナット51を用いてシャフ
ト13の先端部に羽根車8を締結する。このようにし
て、第1本体部が組み立てられる。
【0055】一方、ステップST7では、モータケーシ
ング1に第2モータ72を取り付け、その後は上記ステ
ップST6と同様にして、第2本体部を組み立てる。
【0056】ステップST8においては、装置ケーシン
グBを組み立てる。詳しくは、吐出ケーシング10に給
気管11と取り付けるとともに、吐出ケーシング10の
上に吸込ケーシング9を固定する。
【0057】なお、ステップST6〜ST8は、互いに
独立した工程であるので、それぞれの工程はどのような
順序で行ってもよく、また、並行して行ってもよい。
【0058】そして、上記ステップST6〜ST8が終
了した後は、ステップST9及びST10において、本
体部と装置ケーシングBとを組み立てて、曝気装置を完
成する。
【0059】具体的には、ステップST9において、上
記第1本体部のオイルケーシング3から延びる取付用ア
ーム部5を装置ケーシングBに締結し、第1本体部と装
置ケーシングBとを固定する。このことにより、第1曝
気装置61が完成する。
【0060】一方、ステップST10においては、ステ
ップST9と同様にして、上記第2本体部と装置ケーシ
ングBとを固定することによって、第2曝気装置62が
完成する。
【0061】なお、上記ステップST6、ST8及びS
T9の工程により、第1曝気装置組立工程が構成され、
上記ステップST7、ST8及びST10の工程によ
り、第2曝気装置組立工程が構成されている。
【0062】−本実施形態の効果− 第1曝気装置61及び第2曝気装置62では、比較的極
数の多いモータ2,72で羽根車8を回転させることと
したので、羽根車8の回転数を低く抑えるために減速機
を設ける必要がなく、モータ2,72と羽根車8とを直
結することができる。そのため、高価な減速機が不要な
ので、曝気装置を安価に構成することが可能となる。ま
た、本体部Aに減速機を組み立てる工程が不要となり、
製造が簡単になる。さらに、ギアオイルの交換が不要と
なり、メンテナンスの周期を長期化することができるの
で、メンテナンス性が向上する。また、減速機による動
力損失がないので、ポンプ効率を従来以上に高めること
が可能となる。
【0063】第1曝気装置61と第2曝気装置62と
は、モータ2,72以外の部分は互いに共通しているた
め、部品の共通化によるコスト低減及び製造工程の簡単
化を図ることができる。特に、設計及び製造に多大の時
間及びコストが必要とされる羽根車8を共通化すること
ができるため、部品共通化のメリットを著しく発揮させ
ることが可能となる。
【0064】なお、モータの極数は10または12に限
定されるものではなく、電源周波数に応じて、種々の極
数のモータを使用することができる。例えば、羽根車の
定格回転数が600rpmである場合には、電源周波数
が10×n(nは自然数)Hzの地域では、極数が2×
nのモータを使用することができる。また、羽根車の定
格回転数が300rpmである場合には、電源周波数が
10×nHzの地域では、極数が4×nのモータを使用
することができる。
【0065】電源周波数が50Hzの地域で使用するモ
ータの極数と電源周波数が60Hzの地域で使用するモ
ータの極数とが5対6の比例関係にあるような2種類の
モータを、各地域に応じて使い分けるようにしてもよ
い。
【0066】上記実施形態では、モータ以外の部品はす
べて共通化していたが、羽根車を含む一部の部品のみを
共通化した場合であっても、本発明の効果が得られるこ
とは勿論である。
【0067】また、モータ2とモータ72とは互いに同
一形状且つ同一寸法のモータであったが、羽根車を含む
一部の部品を共通化できるのであれば、それらは同一の
形状でなくても、同一の寸法でなくてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように、第1〜第3の発明によれ
ば、羽根車は常に約600rpmの回転数で回転するの
で、常に所定の能力を発揮することができる。そのた
め、電源周波数が異なる複数の地域で使用される複数の
機種に対し、モータ以外の部品を共通化することが可能
となる。また、モータと羽根車とを直結しているので、
減速機が不要となる。そのため、装置を安価に構成する
ことができると共に、メンテナンス周期を長期化するこ
とが可能となる。さらに、減速に伴う損失がなくなり、
装置の効率を向上させることができる。
【0069】第4の発明によれば、羽根車は常に約30
0rpmの回転数で回転するので、上記第1〜第3の発
明の効果と同様の効果を得ることができる。
【0070】第5の発明によれば、2種類以上の機種の
各々において羽根車の回転数が同一となるようにモータ
の極数が設定されているので、電源周波数の異なる地域
で使用される複数の機種間において、モータ以外の部品
を共通化することが可能となる。モータは同一寸法に形
成されているので、モータケーシングの共通化が容易に
なる。また、各モータには同一種類の羽根車が直結され
るので、設計及び製作にコストと時間を要する羽根車を
容易に共通化することができる。モータと羽根車とが直
結されているので、減速機が不要となり、装置を安価に
構成することができると共に、メンテナンス周期を長期
化することが可能となる。さらに、減速に伴う損失がな
くなり、装置の効率を向上させることができる。
【0071】第6〜第7の発明によれば、第1モータは
第1設計周波数の交流電力の供給により所定回転数で回
転し、第2モータは第2設計周波数の交流電力の供給に
より第1モータと同一の回転数で回転するので、電源周
波数が第1設計周波数の地域では第1モータを搭載した
装置を使用する一方、電源周波数が第2設計周波数の地
域では第2モータを搭載した装置を使用することによ
り、モータ以外の部品を共通化することができる。特
に、モータケーシングには所定のモータ取付部が形成さ
れ、羽根車には所定のシャフト接続部が形成され、装置
ケーシングは第1及び第2本体部の双方を取付固定自在
に形成されているので、製造組立が容易であり、部品を
共通化することのメリットを十分に享受することができ
る。また、減速機が不要であるため、低コスト化、メン
テナンス周期の長期化、装置の効率向上の効果が得られ
る。
【0072】第9の発明によれば、電源周波数の異なる
2つの地域で使用される同一能力の第1曝気装置及び第
2曝気装置を、同一の製造工程に従って、簡易かつ安価
に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1曝気装置の縦断面図である。
【図2】第1曝気装置の上面図である。
【図3】取付用アーム部の断面図である。
【図4】第2曝気装置の縦断面図である。
【図5】第1曝気装置及び第2曝気装置の製造工程図で
ある。
【図6】従来の曝気装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 モータケーシング 2 第1モータ 3 オイルケーシング 5 取付用アーム部 6 メカニカルシール 8 羽根車 11 給気管 13 シャフト 16 流路 61 第1曝気装置 62 第2曝気装置 81 モータ取付部 82 シャフト接続部 A 本体部 B 装置ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 剛 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産機システム事業部内 (72)発明者 小形 研哉 兵庫県宝塚市新明和町1番1号 新明和工 業株式会社産機システム事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケーシング内に封止されたモータ
    本体からシャフトが延設されて成るモータと、 該モータのシャフトに直接接続された羽根車と、 所定の気体を供給する給気管と、 該羽根車の回転によって吸引した被処理液を該給気管か
    らの該気体と攪拌混合させて吐出する流路を区画形成す
    る装置ケーシングとを備え、 上記モータに所定の設計周波数の交流電力が供給される
    ように構成された曝気装置において、 上記モータの極数は、上記設計周波数10×n(nは自
    然数)Hzに対して2×nに設定されていることを特徴
    とする曝気装置
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の曝気装置において、 モータの極数は、設計周波数50Hzに対して10に設
    定されていることを特徴とする曝気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の曝気装置において、 モータの極数は、設計周波数60Hzに対して12に設
    定されていることを特徴とする曝気装置。
  4. 【請求項4】 モータケーシング内に封止されたモータ
    本体からシャフトが延設されて成るモータと、 該モータのシャフトに直接接続された羽根車と、 所定の気体を供給する給気管と、 該羽根車の回転によって吸引した被処理液を該給気管か
    らの該気体と攪拌混合させて吐出する流路を区画形成す
    る装置ケーシングとを備え、 上記モータに所定の設計周波数の交流電力が供給される
    ように構成された曝気装置において、 上記モータの極数は、上記設計周波数10×n(nは自
    然数)Hzに対して4×nに設定されていることを特徴
    とする曝気装置
  5. 【請求項5】 同一種類の羽根車が同一寸法のモータに
    直接接続されて成り、設計周波数が異なる2種類以上の
    機種が構成されている曝気装置であって、 上記モータの極数は、設計周波数が異なる機種間で羽根
    車の回転数が同一となるように設定されていることを特
    徴とする曝気装置。
  6. 【請求項6】 所定の第1設計周波数の交流電力が供給
    されて所定回転数で回転する第1モータと、所定の第2
    設計周波数の交流電力が供給されて該所定回転数で回転
    するように該第1モータと極数が異なる第2モータとの
    いずれをも取付自在なモータ取付部が形成されたモータ
    ケーシングに、該第1モータまたは該第2モータのいず
    れか一方のモータが取り付けられ、 上記第1モータのシャフト及び上記第2モータのシャフ
    トのいずれもが接続自在なシャフト接続部が設けられた
    羽根車が上記一方のモータに接続されて本体部が構成さ
    れ、 上記モータケーシングに上記第1モータを取り付けると
    共に該第1モータのシャフトに上記羽根車を接続して成
    る第1本体部と、上記モータケーシングに上記第2モー
    タを取り付けると共に該第2モータのシャフトに上記羽
    根車を接続して成る第2本体部とのいずれをも取付固定
    自在に形成された装置ケーシングに対し、上記本体部が
    取付固定されて構成されていることを特徴とする曝気装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の曝気装置において、 第1設計周波数は50Hzであり、第1モータの極数は
    10である一方、 第2設計周波数は60Hzであり、第2モータの極数は
    12であることを特徴とする曝気装置。
  8. 【請求項8】 設計周波数が10×n(nは自然数)H
    zの第1曝気装置、及び設計周波数が10×m(mはn
    と異なる自然数)Hzの第2曝気装置を製造する曝気装
    置の製造方法であって、 極数が2×nの第1モータを製作する第1モータ製作工
    程と、 上記第1モータと同一形状を有し且つ極数が2×mの第
    2モータを製作する第2モータ製作工程と、 上記第1モータ及び第2モータのいずれも取付自在に構
    成された所定のモータ取付部を有するモータケーシング
    を製作するモータケーシング製作工程と、 上記第1モータ及び第2モータのいずれのシャフトにも
    接続自在に構成された所定のシャフト接続部を有する羽
    根車を製作する羽根車製作工程と、 羽根車を収納すると共に、羽根車の回転によって吸引し
    た被処理液を気体と攪拌混合させて吐出する流路を区画
    形成する装置ケーシングを製作する装置ケーシング製作
    工程と、 上記モータケーシングのモータ取付部に上記第1モータ
    を取り付けると共に上記羽根車を該第1モータの上記シ
    ャフト接続部に接続して第1本体部を形成し、該第1本
    体部を上記ケーシングに取付固定する第1曝気装置組立
    工程と、 上記モータケーシングのモータ取付部に上記第2モータ
    を取り付けると共に上記羽根車を該第2モータの上記シ
    ャフト接続部に接続して第2本体部を形成し、該第2本
    体部を上記ケーシングに取付固定する第2曝気装置組立
    工程とを包含していることを特徴とする曝気装置の製造
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229692A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Towa Koso Kk 廃水処理槽及び湿式塗装ブース
CN102633354A (zh) * 2012-01-19 2012-08-15 吉林省东成环保设备有限公司 激活式旋流曝气机
JP2012200695A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Asahi Organic Chemicals Industry Co Ltd 有機性排水の処理方法

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