JPH11226227A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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- JPH11226227A JPH11226227A JP3027698A JP3027698A JPH11226227A JP H11226227 A JPH11226227 A JP H11226227A JP 3027698 A JP3027698 A JP 3027698A JP 3027698 A JP3027698 A JP 3027698A JP H11226227 A JPH11226227 A JP H11226227A
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Abstract
しまうことを防ぎ、かつ、遊技異常状態が生じたまま景
品玉の払出しが行なわれてしまうことを防ぐことが可能
な弾球遊技機を提供することである。 【解決手段】 遊技制御用マイクロコンピュータ202
が、景品玉の払出が不可能な状態にあることが検出され
た場合にパチンコ遊技機の遊技の続行が不可能となるよ
うに制御し、パチンコ遊技機の遊技の続行が不可能な状
態にあることが検出された場合に、景品玉の払出しが不
可能となるように制御する(SY3)。
Description
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関
し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れ、遊技領域に設けられた入賞領域への入賞に応じて景
品玉が払出される弾球遊技機に関する。
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に設
けられた入賞領域への打玉の入賞に応じて所定個数の景
品玉を遊技者に払出すように制御されるものがあった。
また、そのような弾球遊技機においては、遊技者が支払
った金額に応じて貸玉を遊技者に払出すように制御され
るものもあった。
球遊技機の遊技状態を制御する遊技制御手段と、景品玉
を払出しを行なう玉払出手段による玉の払出し状態を制
御する玉払出制御手段とを有している。
の弾球遊技機においては、遊技制御と玉払出制御とが遊
技制御手段と玉払出制御手段とにより別個に実行され、
これらの制御が独立的に進行されるようになっていたた
め、次のような問題があった。
常な玉の払出しができなくなった払出の異常状態が生じ
た場合に、そのような払出異常状態が生じたまま遊技が
続行されてしまうという問題がある。また、不正行為ま
たは故障等により正常な遊技が続行できなくなった遊技
の異常状態が生じた場合に、そのような遊技異常状態が
生じたまま景品玉の払出しが行なわれてしまうという問
題もある。
のであり、その目的は、払出の異常状態が生じたまま遊
技が行なわれてしまうことを防ぎ、かつ、遊技の異常状
態が生じたまま景品玉の払出しが行なわれてしまうこと
を防ぐことが可能な弾球遊技機を提供することである。
は、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれ、遊技領
域に設けられた入賞領域への入賞に応じて景品玉が払出
される弾球遊技機であって、前記景品玉を払出し可能な
玉払出手段と、該玉払出手段により景品玉を払出す制御
を行なう玉払出制御手段と、前記弾球遊技機の遊技状態
を制御することが可能な遊技制御手段と、前記玉払出手
段による景品玉の払出しを行なうべきでない払出不可状
態となったことを検出することが可能な払出不可状態検
出手段と、前記弾球遊技機による遊技を続行すべきでな
い遊技続行不可状態となったことを検出することが可能
な遊技続行不可状態検出手段とを含み、前記遊技制御手
段は、前記払出不可状態検出手段により前記払出不可状
態が検出された場合に前記弾球遊技機の遊技が不可能と
なるように制御し、前記遊技続行不可状態検出手段によ
り前記遊技続行不可状態が検出された場合に前記玉払出
手段による景品玉の払出しが不可能となるように制御す
ることを特徴とする。
載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記払
出不可状態検出手段により前記払出不可状態が検出され
た場合に、前記遊技領域への打玉の打込みを禁止する制
御をさらに行なうことを特徴とする。
載の発明の構成に加えて、前記入賞領域に入賞した入賞
玉を検出する入賞玉検出手段をさらに含み、前記遊技制
御手段は、前記入賞玉検出手段の検出出力を直接受け、
前記入賞玉検出手段の検出出力があった場合に、所定個
数の景品玉の払出しを要求する指令情報を前記玉払出制
御手段へ与える制御をさらに行ない、前記玉払出制御手
段は、前記遊技制御手段から前記指令情報を受けた場合
に、景品玉を前記玉払出手段により払出す制御をさらに
行なうことを特徴とする。
作用する。玉払出手段の働きにより、景品玉を払出し可
能である。玉払出制御手段の働きにより、玉払出手段に
より景品玉を払出す制御が行なわれる。遊技制御手段の
働きにより、弾球遊技機の遊技状態を制御することが可
能である。払出不可状態検出手段の働きにより、玉払出
手段による景品玉の払出しを行なうべきでない払出不可
状態となったことを検出することができる。遊技続行不
可状態検出手段の働きにより、弾球遊技機による遊技を
続行すべきでない遊技続行不可状態となったことを検出
することができる。遊技制御手段のさらなる働きによ
り、払出不可状態検出手段により払出不可状態が検出さ
れた場合に弾球遊技機の遊技が不可能となるように制御
され、遊技続行不可状態検出手段により遊技続行不可状
態が検出された場合に玉払出手段による景品玉の払出し
が不可能となるように制御される。
合には、弾球遊技機の遊技が不可能となるように制御さ
れるので、払出の異常状態が生じたまま遊技が行なわれ
てしまうことを防ぐことができる。また、遊技続行不可
状態が検出された場合には、玉払出手段による景品玉の
払出しが不可能となるように制御されるので、遊技の異
常状態が生じたまま景品玉の払出しが行なわれてしまう
ことを防ぐことが可能になる。
1に記載の本発明の作用に加えて、次のように作用す
る。遊技制御手段のさらなる働きにより、払出不可状態
検出手段により払出不可状態が検出された場合に、遊技
領域への打玉の打込みを禁止する制御が行なわれる。こ
のように、払出不可状態が検出された場合に、遊技領域
への打玉の打込みが禁止されるので、払出の異常状態が
生じたまま遊技が行なわれてしまうことを確実に防ぐこ
とが可能になる。
1に記載の本発明の作用に加えて、次のように作用す
る。入賞玉検出手段の働きにより、入賞領域に入賞した
入賞玉が検出される。遊技制御手段のさらなる働きによ
り、入賞玉検出手段の検出出力を直接受け、入賞玉検出
手段の検出出力があった場合に、所定個数の景品玉の払
出しを要求する指令情報を玉払出制御手段へ与える制御
が行われる。玉払出制御手段のさらなる働きにより、遊
技制御手段から指令情報を受けた場合に、景品玉を玉払
出手段により払出す制御が行なわれる。
遊技制御手段に与えられる入賞玉の検出出力に応じて遊
技制御手段から玉払出制御手段に指令情報が与えられ、
その指令情報に基づいて、玉払出制御手段の制御により
景品玉の払出しが行なわれる。つまり、そのような景品
玉の払出しは、遊技制御手段から玉払出制御手段への指
令情報の一方向通信に基づいて行なわれる。このような
一方向通信に基づく景品玉の払出し制御により、玉払出
制御手段から遊技制御手段への不正なデータの入力によ
る遊技制御手段の不正制御動作を極力防止することが可
能になる。
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
弾球遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示するが、
本発明はこれに限らず、コイン遊技機等であってもよ
く、遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわれ、遊技領
域に設けられた入賞領域への入賞に応じて景品玉が払出
される弾球遊技機であればすべて対象となる。
係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機1の全体の構成
について説明する。図1は、パチンコ遊技機1の正面図
である。図2は、パチンコ遊技機1の一部内部構造を示
す全体背面図である。図3は、玉払出装置97の内部構
成を示す断面図である。図4は、玉払出流路の切換部の
構成を示す断面図である。図5は、機構板60に設けら
れる入賞玉処理装置115の背面から見た正面図であ
る。
のように額縁状に形成された前面枠2を有し、該前面枠
2の額縁状の開口には、扉保持枠3が周設され、その扉
保持枠3の上部にガラス板を有するガラス扉枠4が、そ
の下部に打球供給皿(上皿)6を有する前面扉板5がそ
れぞれ開閉自在に設けられている。ガラス扉枠4と扉保
持枠3との境界部分の奥側には、ガラス扉枠4の開閉状
態を検出するドアスイッチ257が1つ設けられてい
る。また、前面枠2の下部の表面には、前記打球供給皿
6からあふれた余剰の景品玉を貯留する余剰玉受皿(下
皿)20が設けられているとともに、打球を発射する操
作ハンドル21も設けられている。さらに、前面枠2に
は、その上部に遊技状態が予め定められた特定遊技状態
となったときに点灯または点滅する遊技効果ランプ22
が設けられているとともに、その開放側側部には、図示
しない施錠装置の錠の周囲を装飾する錠飾りが設けら
れ、その錠飾りの内部に打球の発射動作が行なわれてパ
チンコ遊技機1が稼働中であることを表示する稼働ラン
プ23が内蔵されている。
細に説明すると、打球供給皿6は、その上流側に形成さ
れる景品玉払出口7aとその下流側に形成される供給口
7bとを連絡するように貯留整列路8が形成されてお
り、その貯留整列路8の中ほど底面裏面に玉検出器9が
設けられている。この玉検出器9は、打球供給皿6に残
留する打玉を検出するものである。なお、打球供給皿6
の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ19
が内蔵されている。また、前記玉検出器9のやや上流側
にもう1つの同じ構造の玉検出器9aを設け、前記玉検
出器9が打玉の存在の検出をしなくなっても上流側の玉
検出器9aが打玉の存在を検出している場合には、玉詰
まり等のトラブルが発生していると判定して、前記玉検
出器9の打玉不存在の検出出力を無効処理するように構
成してもよい。
1に隣接して設けられるカードユニット(カード処理
機)50を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
部が設けられている。操作部として玉貸スイッチ15と
返却スイッチ17とモード切換スイッチ18とが設けら
れ、また、その玉貸スイッチ15と返却スイッチ17の
間に度数表示LED16が設けられている。玉貸スイッ
チ15は、カードユニット50によって遊技玉を借り受
ける際に操作するものであり、返却スイッチ17は、遊
技終了の際にカードユニット50のカード挿入口55に
差し込まれたカードを返却するためのものである。な
お、カードがカード挿入口55に差し込まれていること
は、カードユニット50に設けられるカード投入表示ラ
ンプ54が点灯していることによりわかる。また、度数
表示LED16は、カードユニット50のカード挿入口
55に差し込まれたカードの残額が表示されるものであ
る。また、モード切換スイッチ18は、借り受けるべき
遊技玉を前記玉貸スイッチ15を操作して行なうマニュ
アルモードと、打球供給皿6の打玉の残量が前記玉検出
器9によって検出されなくなったときに自動的に遊技玉
を払出す自動モードと、のいずれかのモードに設定する
ものである。また、11は自動モードを表示する自動玉
貸表示器、12は玉貸が可能な旨を表示する玉貸可表示
器である。
て前面枠2の裏面には、遊技盤30が着脱自在に取付け
られている。この遊技盤30には、打玉を誘導する誘導
レール31がほぼ円状に設けられ、その誘導レール31
に囲まれる中側範囲が遊技領域32を構成し、その遊技
領域32に可変表示装置や可変入賞球装置および入賞口
等の遊技装置が配置されるものである。より詳細に説明
すると、遊技領域32のほぼ中央には、複数の回転ドラ
ム機構を内蔵する可変表示装置33が配置され、該可変
表示装置33の下部に始動入賞口34と可変入賞球装置
35とが配置されている。始動入賞口34は、可変表示
装置33の回転ドラム機構を回転せしめるためのもので
あり、このため、始動入賞口34に入賞した入賞玉は、
遊技盤30の裏面に導かれて、入賞玉集合カバー体(図
示省略)に設けられる始動入賞玉検出器46によって検
出されるようになっている。また、可変入賞球装置35
は、ソレノイド37によって開閉駆動される開閉板36
を有し、該開閉板36の内部が3つに区画され、そのう
ちの中央が特定入賞領域として設定され、その特定入賞
領域に特定入賞玉検出器38(以下V入賞スイッチ38
という)が臨み、その下方に可変入賞球装置35に入賞
した入賞玉をすべて検出する入賞玉検出器39(以下1
0カウントスイッチ39という)が臨設されている。可
変入賞球装置35において開閉板36が開放状態になっ
た場合に開く入賞口が、大入賞口と呼ばれる。また、遊
技盤30には、前記した構成以外にアウト口40が遊技
領域32の最下方に設けられ、遊技領域32の中央部左
右に入賞口42a,42bが設けられ、遊技領域32の
上部外側に賞球ランプ43と玉切れランプ44とが設け
られている。
口48,49a,49bが設けられている。可変入賞球
装置35の開閉板36内部に打玉が入賞した場合には1
5個の景品玉が払出され、始動入賞口34に打玉が入賞
した場合には6個の景品玉が払出され、それ以外の通常
の入賞口42a,42b,48,49a,49bに打玉
が入賞した場合にも6個の景品玉が払出される。このよ
うに、遊技領域32には、打玉の入賞により払出される
景品玉が互いに異なる複数種別に分類される複数の入賞
領域が設けられている。
内容は、打玉が始動入賞口34に入賞して始動入賞玉検
出器46をONさせると、可変表示装置33の回転ドラ
ム機構が回転を開始し、一定時間(たとえば5秒)が経
過したときにその回転を停止する。そして、停止時の可
変表示装置33に表示される図柄の組合せが予め定めら
れた大当り図柄の組合せであるときに特定遊技状態(大
当り遊技状態とも言う)となって可変入賞球装置35の
開閉板36を一定時間(たとえば30秒間)が経過する
まで、または所定個数(たとえば10個)の入賞玉が発
生するまで開放する。そして、開閉板36の開放中に打
玉が特定入賞領域に入賞してV入賞スイッチ38をON
すると、継続権が発生し、再度開閉板36の上記した開
放動作を繰返す。この継続権の発生は、所定回数(たと
えば16回)許容される。このように可変入賞球装置3
5の開閉板36が開放される状態は所定回数継続可能で
あり、その開閉板36が開放される各回はラウンドと呼
ばれる。そのように開閉板36が開放される状態が繰返
継続される場合の現在のラウンド数が、可変表示装置3
3の上部に設けられた7セグメント表示器よりなるラウ
ンド数表示器33aに表示される。ラウンド数表示器3
3aは、横並びに配列された2つの7セグメント表示器
を含み、これらにより、横並びに2つの数字および英文
字を表示可能である。このラウンド数表示器33aは、
後述するように、所定のエラー状態が発生した場合に
は、そのエラー内容を示すエラーコードを表示するため
に用いられる。
ば16回)許容されるため、大当り遊技状態になると、
短い間に多量の入賞玉を獲得するチャンスがある。この
ように大当り遊技状態という遊技者にとって極めて大き
なチャンスは、可変表示装置33と1回の可変表示結果
に基づいて発生するため、打球供給皿6の残留玉がほと
んどなくなった時点で発生する場合もあり、このような
場合、続けて打玉を発射させて打玉を可変入賞球装置3
5の特定入賞領域に入賞させる必要があるにもかかわら
ず、打玉が打球供給皿6に残存していないので、あわて
て玉貸スイッチ15を操作して遊技玉を借受けなければ
ならない。しかし、玉貸スイッチ15を操作してから遊
技玉が払出され、しかもその玉が発射されて可変入賞球
装置35の特定入賞領域に到達するまでに多少の時間が
かかるため、その時間の間に有利なチャンス(継続権の
成立)を逃してしまうという不都合があるが、本実施の
形態においては、モード切換スイッチ18を自動モード
に設定しておれば、玉検出器9が打玉の不存在を検出し
た時点で自動的に遊技玉を打球供給皿6に払出すので、
上記したような不都合は生じない。一方、上記したよう
な自動モードに設定してあっても単位時間当たりの景品
玉払出度数が高い状態となったとき、たとえば、上記し
た大当り遊技状態となったときには、その後すぐに景品
玉が払出されるので、遊技玉を自動的に払出す必要がな
く、磁気カードにおける残余玉貸情報を無駄に消費する
ことがない。
30の表面に設けられる前記の各種の入賞口または入賞
球装置に入賞した入賞玉を誘導して集合させる入賞玉集
合カバー体(図示省略)が設けられている。その入賞玉
集合カバー体には、入賞玉を誘導するための複数の誘導
通路(図示省略)が設けられている。そして、通常の入
賞口48,42a,42b,49a,49bに入賞した
入賞玉が1つの誘導通路により集合されて誘導されたの
ち、通常入賞玉検出器(図示省略)により検出される。
始動入賞口34に入賞した入賞玉は、始動入賞玉検出器
46により検出される。可変入賞球装置35の開閉板3
6内部に入賞した入賞玉のうち、特定入賞領域(V入賞
領域)に入賞した入賞玉は、V入賞スイッチ38により
検出された後、10カウントスイッチ39により検出さ
れる。このような特定入賞領域への入賞は、V入賞と呼
ばれる。一方、特定入賞領域以外の領域に入賞した入賞
玉は、V入賞スイッチ38によって検出されず、10カ
ウントスイッチ39により検出される。この10カウン
トスイッチ39により、開閉板36が1回開放してから
閉塞されるまでの間の入賞玉の個数が検出されるのであ
る。ここで、V入賞スイッチ38と、10カウントスイ
ッチ39との関係を説明する。特定入賞領域に入賞した
入賞玉は、すべてV入賞スイッチ38を通って10カウ
ントスイッチ39に導かれる。つまり、V入賞スイッチ
38により検出された入賞玉は、すべて10カウントス
イッチ39によっても検出される。10カウントスイッ
チ39に導かれた玉は、そのまま流下される。
たように、入賞領域の種別に応じて景品玉の払出し個数
が2種類に分けられており、このような入賞玉の区別を
するために、各検出器からの検出信号が、遊技制御基板
199(図2参照)に送られ、遊技制御基板199から
払出制御回路基板152に賞球個数信号(賞球個数デー
タを表わす信号であり、以下、賞球個数データともい
う)が送られるようになっている。また、入賞玉集合カ
バー体(図示省略)の裏面には、遊技盤30に設けられ
るスイッチ類、ランプ類、駆動源類等から延びる配線を
中継する遊技中継基板47が取付けられている。
の側方に設けられるカードユニット50は、図1に示さ
れるように、使用可能状態であるか否かを表示する使用
可表示ランプ51と、カード内に記録された残額情報に
端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を
前記度数表示LED16に表示させるための端数表示ス
イッチ52と、当該カードユニット50がいずれの側の
パチンコ遊技機1に対応しているか否かを表示する連結
台方向表示器53と、カードがカードユニット50内に
投入中であることを表示するカード投入表示ランプ54
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入
口55と、該カード挿入口55の裏面に設けられるカー
ドリーダライタの機構を点検する場合に開放するための
カードユニット錠56と、が設けられている。そして、
このように構成されるカードユニット50は、独自の制
御回路によって制御されるものであるが、パチンコ遊技
機1側に設けられる前記スイッチ15、17、18、表
示LED16や、払出制御回路基板152とを接続する
必要があるためパチンコ遊技機1の裏面に設けられる後
述する機構板60には、インタフェース基板138が設
けられている。なお、カードユニット50をパチンコ遊
技機1に内蔵してもよい。
いて、図2に基づいて説明する。パチンコ遊技機の機構
板60には、その上部に玉タンク65が設けられ、パチ
ンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上
方からパチンコ玉がこの玉タンク65内に供給される。
この玉タンク65内に貯留されているパチンコ玉が玉払
出装置97に供給され、この玉払出装置97が作動する
ことにより玉が打球供給皿6内に払出される。
板用の基板ボックス149と、遊技制御を行なうための
遊技制御基板199を収納する遊技制御基板ボックス1
98とが設けられている。図中33は可変表示装置であ
り、47は遊技中継基板である。遊技領域に打込まれて
入賞領域あるいは可変入賞球装置内に入賞した入賞玉
は、入賞玉処理装置115により処理され、その入賞玉
1個につき所定個数の景品玉が玉払出装置97から払出
される。
197の回転力を利用して打玉が1つずつ遊技領域に発
射される。図2において、パチンコ遊技機1の上方隅部
分に、ターミナル基板78が設けられている。このター
ミナル基板は、外部電源と接続するための電源コネクタ
80および電源スイッチ81が設けられている。さら
に、ターミナル基板78は、玉切れ情報出力端子79
a、発射制御信号入力端子79b、玉貸情報出力端子7
9c、補給情報出力端子79dが設けられている。
記可変表示装置33が予め定められた特定の表示態様と
なり前記特定遊技状態が発生する確率を入力設定するた
めのキースイッチ(図示省略)が設けられており、遊技
場の係員が所定のキーをこのキースイッチに挿入した状
態で操作することにより、前記確率を、たとえば高確
率,中確率,低確率の3段階に設定することができる。
そして、その確率の設定状態が設定確率表示LED(図
示省略)により表示される。
カードユニット50には、玉貸額設定スイッチ213が
設けられており、遊技場の係員がこの玉貸額設定スイッ
チ213を操作することにより、1回の玉貸動作に伴っ
て貸し出される玉貸額が設定される。
て景品玉を貯留する玉タンク65とその玉タンク65に
貯留された景品玉を下流側に整列しながら誘導する玉整
列レール69とが設けられる上部ベースユニット61
と、主として入賞に基づく景品玉を払出す玉払出装置9
7が設けられる中間ベースユニット62と、主として遊
技盤30に打込まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理
機構が設けられる下部ベースユニット63と、に分割形
成したものを組付けて構成される。上記したように3つ
のベースユニット61〜63を組付けて構成した本実施
の形態の機構板60においては、背面から見て全体とし
て「コ」字状となっており、機構板60を閉じた状態に
おいて遊技盤30の一側辺部が開放された状態となる。
このため、遊技盤30の裏面構造が複雑(遊技盤にあっ
ては、入賞装置の後方突出面積および突出量の多いもの
があり、また配線の複雑なものもある)なものであって
も、機構板60の開閉動作をスムーズに行なうことがで
きる。
ように、多量の景品玉を貯留する玉タンク65と、該玉
タンク65から供給される景品玉を複数列(本実施の形
態の場合2列)に整列して流下させる玉整列レール69
と、該玉整列レール69によって誘導された景品玉を後
述する玉払出装置97に向けて方向転換するカーブ樋7
4と、そのカーブ樋74の上方に設けられたターミナル
基板78がそれぞれ所定の位置に設けられている。
た取付片によって上部ベースユニット61の所定の位置
(この位置には、玉タンク65の側面形状に沿った凹部
が形成されている)にビスで取付けられるようになって
いる。また、玉タンク65は、上面が開放したボックス
状に形成されるとともに、その底面下流側に玉整列レー
ル69と連通する落下口68が開設され、その落下口6
8に向かって傾斜する複数の傾斜底面によって底面が形
成されている。また、落下口68の上部の傾斜底面に
は、揺動自在に軸支される玉欠乏検知レバー(図示省
略)が設けられ、その玉欠乏検知レバー66の下方に、
玉欠乏検出器(図示省略)が固定されている。この玉欠
乏検出器67(図示省略)は、玉タンク65内に景品玉
が不足したときに遊技場に設けられる管理コンピュータ
(図示せず)に景品玉補給要求信号を導出する。なお、
玉欠乏検知レバーは、玉タンク65内の景品玉が載置し
ているときに玉欠乏検出器をOFFとし、玉タンク65
内の景品玉が不足して載置しなくなったときに玉欠乏検
出器をONして上記信号を出力するようになっている。
また、玉欠乏検出器から延びる配線は、一旦ターミナル
基板78に中継接続された後、ターミナル基板78から
ホール用管理コンピュータに出力線が接続されるように
なっている。
る玉整列レール69は、上部ベースユニット61の一端
から他端に向けて傾斜状に取付けられ、その内部中央に
仕切壁が立設されている。この仕切壁により、玉タンク
65の落下口68から流出した景品玉が下流に向かうに
従って確実に左右2列に整列させられる。玉整列レール
69により整列され誘導された玉は、前記カーブ樋74
によって流下方向を左右に変換される。
成以外にターミナル基板78が設けられるが、このター
ミナル基板78は、外部電源供給線が接続される電源コ
ネクタ80、電源スイッチ81、外部(たとえばホール
用管理コンピュータ)とパチンコ遊技機1との間の信号
線を接続する玉切れ情報出力端子79aと発射制御信号
入力端子79bと玉貸情報出力端子79cと補給情報出
力端子79d等が設けられたプリント配線基板によって
構成されるものである。
通路体84が止着され、該通路体84の下方に玉払出装
置97が固着される。より詳細に説明すると、通路体8
4は、前記カーブ樋74によって流下方向を左右に変換
された2列の景品玉を下方向に向かって流下させる景品
玉通路86a,86bを有する。その景品玉通路86
a,86bの上流側には、玉切れスイッチ87a,87
bが臨む態様で設けられている。この玉切れスイッチ8
7a,87bは、景品玉通路86a,86b内の景品玉
の有無を検出するもので、いずれか一方の玉切れスイッ
チ87a,87bが景品玉を検出しなくなったときに
は、玉切れランプ44が点灯し、景品玉払出装置97の
図示していないステッピングモータの回転を停止して景
品玉の払出を不能動化させるようになっている。
玉は、下流側の玉払出装置97に供給される。玉払出装
置97は、中間ベースユニット62の下方に装着される
直方体状のケース(後述するケース98)の内部に収納
されて構成される。ケース98内に収納された玉払出装
置97の具体的な構成は、次に詳細に説明する。玉払出
装置97は、ステッピングモータ189(後述する)に
よってスクリュー188(後述する)を回転せしめて、
玉を1個ずつ計数しながら払出す形式のものである。そ
して、この玉払出装置97によって払出される玉は、入
賞に基づく景品玉だけではなく、遊技者に貸し出す貸玉
(遊技玉)も玉払出装置97によって払出されるように
なっている。
照しながら説明する。図3(A)は、玉払出装置97の
側面から見た断面図であり、図3(B)は、玉払出装置
97の前方から見た断面図である。
すように、左右2つに分割形成され、それぞれの分割ケ
ース98a,98bに玉供給路181a,181bが形
成されている。玉供給路181a,181bのそれぞれ
は、その内部で湾曲面(図3では玉供給路181aの湾
曲面182aのみ図示)となって後方に向かって湾曲し
ている。それらの湾曲面終端のそれぞれの下方に玉送り
水平路184a,184bが形成され、さらに玉送り水
平路184a,184bのそれぞれの終端に玉排出路
(図3では水平路184aにつながる玉排出路183a
のみ図示)が形成されている。これらの玉排出路には、
玉の払出しのためにそれぞれの玉排出路に排出された玉
を検出する玉払出検出器240a,240bが設けられ
ている(図2参照)。
玉排出路は、分割ケース98a,98bを前後に区画す
る区画壁(図3では一方の区画壁195aのみ図示)の
前方に形成されている。
は、玉圧緩衝部材(図示省略)が挾持されるようになっ
ている。この玉圧緩衝部材は、前記通路体84の景品玉
通路86a,86bから供給される景品玉を、左右側方
に振り分けて玉供給路181a,181bに誘導すると
ともに、その下方部に発光素子186(LED)と受光
素子187とが設けられている。発光素子186と受光
素子187とは、所定の間隔をあけて設けられ、この間
隔内に次に説明する回転体の一例のスクリュー188の
先端が挿入されるようになっている。なお、玉圧緩衝部
材は、分割ケース98a,98bを張り合わせたとき
に、完全に内部に収納固定されるようになっている。
bの間には、ステッピングモータ189によって回転せ
しめられるスクリュー188が配置されている。すなわ
ち、区画壁の後方に形成される2つの固定溝(図3では
一方の固定溝191aのみ図示)にステッピングモータ
189を固定するモータ固定板190を嵌合固定し、ス
テッピングモータ189のモータ軸を区画壁の前方に突
出させて、その突出前方にスクリュー188が固定され
るものである。スクリュー188の外周には、ステッピ
ングモータ189の回転により玉送り水平路184a,
184bに載置された景品玉を前方に移動せしめるよう
な螺旋突起188aが突設されるとともに、スクリュー
188の先端には、前記発光素子186を被覆する凹部
が形成され、その凹部に2つの切欠部192が形成され
ている。この切欠部192は、180度の対称位置に形
成されているので、スクリュー188が1回転する間
に、発光素子186からの光が切欠部192を介して2
回受光素子187によって検出されるようになってい
る。これら発光素子186および受光素子187により
スクリュー188の回転位置を検出する位置検出器が構
成されている。以下の説明においては、位置検出器につ
いて、検出信号を出力する受光素子187を代表として
位置検出器187と呼ぶ場合がある。なお、前記発光素
子186、受光素子187、およびステッピングモータ
189からの配線193は、まとめられてケース98の
後部下方に形成された引出穴から外部に引出されてコネ
クタ(図示省略)に結線される。
おいては、玉供給路181a,181bから供給される
景品玉が玉送り水平路184a,184bの後端部に供
給された位置で停止された状態において、ステッピング
モータ189の回転を開始すると、スクリュー188の
螺旋突起188aにより景品玉が玉送り水平路184
a,184b上を前方に向かって移動し、遂には、玉送
り水平路184a,184bの終端から玉排出路に向け
て落下する。このとき、左右の玉送り水平路184a,
184bからの景品玉の落下は、交互に行なわれるが、
この交互の落下は、スクリュー188が半回転する毎に
一方から1個の景品玉が落下するので、結局1個の景品
玉が落下する毎に発光素子186からの光が受光素子1
87によって受光されることになり、これにより、スク
リュー188の回転位置が検出されることになる。受光
素子187によって検出された信号数が予め定められた
景品玉数(1個の入賞に対応する)に到達したときにス
テッピングモータ189の駆動を停止するように制御す
る。玉払出装置97における玉の排出側には、スクリュ
ー188による払出しが行なわれた玉を検出するための
玉払出検出器240a,240bが設けられている。さ
らに、払出された玉を玉払出検出器240a,240b
で検出するので、正確に入賞に対応する景品玉を払出す
ことができる。なお、回転体としては、スクリュー18
8の他に、回転することにより玉を下方に流下させるス
プロケット等でもよい。
は、景品玉払出用の流路201aと、貸玉払出用の流路
201bとに分岐して構成されている。流路201a内
には、流路201aに導かれた玉である景品玉を検出す
る賞球個数スイッチ256が設けられている。玉払出装
置97から流下する玉を景品玉として払出す場合にはそ
の玉が流路201aに導かれ、玉払出装置97から流下
する玉を貸玉として払出す場合にはその玉が流路201
bに導かれる。つまり、流路201aと、流路201b
とは、選択的に通流可能にされる。これらの流路の分岐
点には、玉払出装置97から落下してくる玉の流路を、
流路201aと貸玉払出用の流路201bとの間で切換
える流路切換部材254が設けられている。流路切換部
材254の近傍には、流路切換部材254を駆動するた
めの切換ソレノイド255が設けられている。
4による流路の切換態様について説明する。図4におい
ては、玉の流路が景品玉払出用の流路201a側に切換
えられた場合の態様が(A)に示されており、玉の流路
が貸玉払出用の流路201b側に切換えられた場合の態
様が(B)に示されている。
回動中心として本体部254bが回動されるように構成
されている。本体部254bは、流路201aおよび流
路201bの一方の側に傾動した場合に、その側の流路
を玉が通流不可能な状態に閉じる形状に形成されてい
る。
ていない通常の状態において、流路切換部材254は、
(A)に示されるように、流路201b側に傾動するよ
うに位置される。この場合、流路201a側が開放され
ており、玉が景品玉として流路201a側に導かれる。
すなわち、通常状態において、流路切換部材254は、
景品玉用の流路201a側に玉を導くようにセットされ
ている。この場合に導かれた景品玉は、賞球個数スイッ
チ256により検出される。
レノイド255に駆動(励磁)信号が与えられ、(B)
に示されるように、切換ソレノイド255により流路切
換部材254が流路201a側に傾動するように駆動さ
れる。これにより、流路201b側が開放され、玉が貸
玉として流路201b側に導かれる。
前面側(遊技盤5に当接する側)には、そのほぼ中程に
前述した入賞玉集合樋(図示省略)が傾斜状に設けられ
ている。この入賞玉集合樋は、遊技盤30の可変入賞球
装置35等に入賞した入賞玉を受け止めて後述する入賞
玉処理装置115に誘導するものであり、その下流側が
入賞玉を1個ずつ流下させる入賞玉誘導通路105とな
っている。
は、その一側上部に景品玉払出通路108が形成され、
その景品玉払出通路108の下端に上皿連通口110が
形成されている。この上皿連通口110は、パチンコ遊
技機1の前面に設けられる打球供給皿6に景品玉を導く
ものである。
絡通路(図示省略)が接続され、その連絡通路の末端に
余剰玉通路(図示省略)が接続されている。しかして、
入賞に基づく景品玉が多数払出されて打球供給皿6が景
品玉で満杯となり、ついには上皿連通口110に到達し
てさらに景品玉が払出し続けられたときには、景品玉は
連絡通路を介して余剰玉通路に導かれ、その後、図示し
ない接続樋を介して前記余剰玉受皿20に排出される。
そして、さらに景品玉が払出し続けられたときには、余
剰玉受皿20も満杯になるが、余剰玉通路112の側壁
に設けられた満タン検知板(図示省略)部分に到達する
と、満タン検知板が景品玉に押圧されて上端の支軸を中
心にして外側に向かって揺動し、これによって満タンス
イッチ114がONされて、玉払出装置97のステッピ
ングモータの駆動を停止して景品玉の払出動作を不能動
化するとともに、打球発射装置の駆動も停止される。
入賞玉処理装置115および前記玉払出装置97の動作
を制御する払出制御回路基板152を収納する基板ボッ
クス149を収納する収納部(図示省略)が形成されて
いる。
により集合させられる入賞玉が入賞玉流下路105を通
って導かれるようになっている。入賞玉処理装置115
で処理された後の入賞玉は、下側に排出されるようにな
っている。
玉検出器122が固定されている。この入賞玉検出器1
22は、近接型のスイッチであり、その前方部に入賞玉
が通過する通過穴が形成されている。
て、図5を参照して説明する。図5に示すように、入賞
玉処理装置115は、取付ベース116に集約して形成
され、このため、取付ベース116の周囲に形成される
取付部118を下部ベースユニット63に突接される取
付ボスに嵌入してビスで螺着することにより、簡単に下
部ベースユニット63に装着することができる。なお、
取付ベース116の周囲は、補強リブ117が形成さ
れ、全体の剛性を強化している。また、取付ベース11
6を下部ベースユニット63に装着したときには、下部
ベースユニット63に形成された入賞玉入口119と取
付ベース116に形成される入賞玉流下路120の始端
部とが合致するようになっており、これにより入賞玉が
入賞玉処理装置115に導かれるようになっている。ま
た、入賞玉処理装置115で処理された後の入賞玉は、
下部ベースユニット63の玉抜き下部通路107に連通
する位置に形成された入賞玉出口121に排出されるよ
うになっている。
ら中央にかけて直角状の入賞玉流下路120が形成さ
れ、その入賞玉流下路120の屈曲部よりやや下方に入
賞玉検出器122が係止爪123により固定されてい
る。この入賞玉検出器122は、近接型のスイッチであ
り、その前方部に入賞玉が通過する通過穴が形成されて
いる。また、この入賞玉検出器122の通過穴を挟むよ
うに第1玉係止部材124と第2玉係止部材130とが
それぞれ支軸125、131を中心にして揺動自在に軸
支されている。第1玉係止部材124の後端は、リンク
杆126を介してソレノイド127のプランジャ128
に連結されている。ソレノイド127は、取付ベース1
16に突設される係止爪によって着脱自在に装着される
とともに、そのプランジャ128にスプリング129が
周設され、常にプランジャ128を下方に向けて付勢し
ている。一方、第1玉係止部材124の先端側には、そ
の上部に玉止部124aが形成され、その下部に第2玉
止部130と係合する係合片124bが形成され、第2
玉止部130には、その前方上部に玉止部130aが形
成され、その中程に前記係合片124bと係合する係合
凹部130bが形成されている。
いて参照して説明すると、まず、ソレノイド127がO
FFである通常の状態においては、図5(A)に示すよ
うに、第1玉係止部124の玉止部124aは、入賞玉
流下路120内に突出していないか、第2玉止部材13
0の玉止部130aは、入賞玉検出器122の下方の入
賞玉流下路120に突出した状態となっている。そのよ
うな状態で入賞玉が発生して入賞玉が流下路120に流
下してきたときには、先頭の入賞玉P1が入賞玉検出器
122の通過穴に入った状態で玉止部130aによって
停留される。このため、入賞玉検出器122から検出信
号が遊技制御基板199の制御回路に送られ、遊技制御
基板199からの賞球個数信号を払出制御回路基板15
2が受信することにより玉払出装置97が駆動制御され
て所定個数の景品玉の払出が行なわれる。なお、先頭の
入賞玉P1が玉止部130aで停留している状態におい
て、後続の入賞玉を含めたすべての入賞玉の玉圧が第2
玉止部材130の玉止部130aにかかるか、その荷重
は、玉止部130aのほぼ真下に位置する支軸131で
受止められるため、係合凹部130bと係合片124b
との係合による第1玉止部材124への負荷が減少する
こととなり、これによってプランジャ128がスプリン
グ129の付勢力に抗して上昇することがない。すなわ
ち、多数の入賞玉の荷重によって第1および第2玉止部
材124、130が盲動することがなく、確実に入賞玉
を1個ずつ処理するものである。
したときには、払出制御回路基板152からソレノイド
127に駆動信号が送られてソレノイド127を所定時
間ONする。ソレノイド127がONすると、図5
(B)に示すように、玉止部124aが入賞玉流下路1
20内に進入して次の入賞玉P2の入賞玉検出器122
の通過穴への進入を阻止するとともに、玉止部130a
が入賞玉流下路120から退避するので、先頭の入賞玉
P1が開放されて下方に向かって流下する。そして、一
定時間が経過してソレノイド127がOFFになると、
再度図5(A)に示す状態に戻って次の入賞玉による景
品玉の払出動作が行なわれる。
処理装置115は、発生した入賞玉を一旦停留し、所定
の景品玉が払出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するよ
うにしたので、停電時等においては、発生した入賞玉が
証拠玉として残留するので、遊技者との間でトラブルが
生じることがない。なお、バックアップ機能がある場合
には、このような入賞玉処理装置115を使用すること
なく、発生した入賞玉をすべて記憶して(たとえば遊技
制御回路基板が記憶)、記憶が終わった入賞玉を弾球遊
技機1の外部に排出するようにしてもよい。
払出制御回路基板152を収納した基板ボックス149
が設けられている。基板ボックス149の働きにより、
外部には、制御動作のプログラム暴走時等に制御処理を
リセットするためのリセットスイッチ156が設けられ
ている。このリセットスイッチ156はハードリセット
するためのものではなく、エラー状態の解除のためのも
ので、このリセットスイッチ156の検出信号によりエ
ラーの復旧制御を遊技制御回路基板199と、払出制御
回路基板152との両方で行なえるようになっている。
制御回路基板152は、遊技制御基板199から与えら
れる賞球個数信号を受けて玉払出装置97のステッピン
グモータ189に駆動開始信号を出力し、玉払出装置9
7内に設けられる計数検出手段からの信号を計数してそ
の計数値が予め定められた払出景品玉数となったときに
ステッピングモータ189に駆動停止信号を導出して景
品玉の払出動作を停止させる。また、前記玉切れスイッ
チ87a,87bや満タン検出器114からの信号があ
ったときには、その入賞に対する払出動作が終了した時
点でステッピングモータ189に停止信号を導出するよ
うになっている。また、本実施の形態のように払出景品
玉数が2種類ある場合には、払出景品玉数の多い方の入
賞玉数を記憶しておき、その記憶値の分に相当する払出
動作を優先的に実行するようにすればよい。また、少な
い方の入賞玉数を記憶するようにすれば、仮に停電等で
記憶値が消去されても、遊技者に相対的に多い払出景品
玉数で払出すことができるからである。このことを考慮
しなければ、いずれを記憶するように設計してもよい。
また、同様にカードユニット50からの遊技玉の玉貸要
求信号があったときにも上記と同様の動作により所定個
数(25個/100円)の遊技玉を玉払出装置97によ
って払出す。
99を収納した遊技制御基板ボックス198が設けられ
る。この遊技制御基板ボックス198は、基板ボックス
149よりも後側に張出して設けられている。
ユニット50に設けられているカードユニット制御基板
210aと遊技制御基板199とに設けられている制御
回路を示すブロック図である。
AM,ROM,CPU,I/Oポート等を含むカードユ
ニット制御用マイクロコンピュータ210と、スイッチ
からの検出信号をカードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ210に入力するためのスイッチ回路211と、
カードユニット制御用マイクロコンピュータ210から
の表示制御信号を各種表示器に出力するための表示回路
212と、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210と払出制御回路基板152の払出制御用マイクロ
コンピュータ220との間で信号のやり取りを行なうた
めのフォトカプラで構成される信号回路214と、電源
回路215とが設けられている。このように両マイクロ
コンピュータ210,220間での信号のやり取りをフ
ォトカプラを介して一旦光信号に変換して行なっている
ために、両マイクロコンピュータ210,220間が電
気的に遮断された状態となり、一方の故障等に起因した
異常高電圧等が他方のマイクロコンピュータにまで伝送
されないために、一方の故障が他方にまで悪影響を及ぼ
すことを防止できる。さらに、このカードユニット制御
基板210aには、前記スイッチ回路211に接続され
た端数表示スイッチ52と玉貸額設定スイッチ213と
が設けられ、さらに、前記表示回路212に接続され
た、ユニット使用可表示器51とカード挿入表示器54
と連結方向表示器53とが設けられている。また、図2
の57は、インターフェイス基板138のコネクタ13
8aと接続されるコネクタである。なお、インターフェ
イス基板138は払出制御回路基板152と一体でもよ
い。
貸スイッチ15と返却スイッチ17とが接続されてお
り、前記表示回路212には、カード残額表示器16が
接続されている。
ラで構成される信号回路216が設けられており、カー
ドユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出制
御用マイクロコンピュータ220との間で、前記信号回
路214,216を介して、ユニット接続信号(V
L),ユニット動作信号(B RDY),玉貸要求信号
(BRQ),玉貸完了信号(EXS),P機動作信号
(P RDY)の各信号が送受信される。すなわち、カ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210と払出
制御用マイクロコンピュータ220とが接続されている
場合には、カードユニット制御用マイクロコンピュータ
210から払出制御用マイクロコンピュータ220に対
しユニット接続信号(VL)が伝送される。このユニッ
ト接続信号(VL)の入力があることを条件として、パ
チンコ遊技機が打球発射可能な状態となるとともに、入
賞玉に基づいた景品玉の払出制御が可能な状態となる。
払出制御用マイクロコンピュータ220からカードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ210に対しP機動作
信号(P RDY)が出力される。次に、カードユニッ
ト50側においてカードが受付けられて玉貸スイッチ1
5が操作されてその検出信号が入力された段階で、ユニ
ット動作信号(B RDY)が払出制御用マイクロコン
ピュータ220に出力される。この時点から所定の遅延
時間だけ経過した時点で、玉貸要求信号(BRQ)がカ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ210から払
出制御用マイクロコンピュータ220に出力される。こ
の所定の遅延時間を設けた理由は、ユニット動作信号
(B RDY)が入力されたことをパチンコ遊技機側で
判定するのに十分な時間を設けて、ノイズによる誤動作
を防止するためである。
所定時間が経過した時点で、玉貸準備信号が払出制御用
マイクロコンピュータ220からカードユニット制御用
マイクロコンピュータ210に出力される。この時点か
ら所定時間が経過した段階で、前記玉貸要求信号(BR
Q)がOFFになりこれをもって玉貸指令信号がカード
ユニット制御用マイクロコンピュータ210から払出制
御用マイクロコンピュータ220に出力されたものとさ
れる。この時点から所定時間が経過した段階で、払出制
御用マイクロコンピュータ220が前記玉貸指令信号に
従って行なった玉貸制御動作が完了したことに基づいて
玉貸完了信号(EXS)が払出制御用マイクロコンピュ
ータ220からカードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ210に出力される。
れた遊技制御用マイクロコンピュータ202が設けられ
ている。この遊技制御用マイクロコンピュータ202に
は、CPU203,RAM205,I/Oポート20
6,セキュリティ回路204等が設けられている。そし
て、ワンチップ化された遊技制御用マイクロコンピュー
タ202の外部にROM207と、アドレスデコード回
路208と、信号回路209と、スイッチ回路229
と、ランプ・ソレノイド回路230とが設けられてい
る。アドレスデコード回路208は、遊技制御用マイク
ロコンピュータ202からのアドレスデータをデコード
し、遊技制御用マイクロコンピュータ202内のRAM
205,I/Oポート206、あるいは前記ROM20
7にそれぞれチップセレクト信号を与える。
2からの検出信号、玉切れスイッチ87a,87bから
の検出信号、満タンスイッチ114からの検出信号、ド
アスイッチ257からの検出信号、賞球個数スイッチ
(賞球数検出器)206からの検出信号、V入賞スイッ
チ38からの検出信号、10カウントスイッチ39から
の検出信号、および、後述する払出制御回路基板152
用のリセットスイッチ156からのリセット操作信号を
受け、それらの信号をI/Oポート206へ与える。そ
れらの信号は、I/Oポート206からCPU203へ
与えられる。なお、始動入賞玉検出器46もスイッチ回
路229に接続されている。
203からI/Oポート206を介して与えられる入賞
玉排出ソレノイド127の駆動信号、賞球ランプ43へ
の駆動信号、玉切れランプ44への駆動信号、および、
遊技効果ランプ22への駆動信号をそれぞれ対象の装置
へ与える。
07に記憶されているプログラムの不正改造を監視する
機能を有するものである。セキュリティ回路204に
は、ROM207の記憶プログラムに対応するセキュリ
ティデータが記憶されており、電源投入時において、R
OM207に記憶されているプログラムを読出してその
プログラムと前記記憶されているセキュリティデータと
を比較して両者が整合性を有するか否か判別し、整合性
がとれている場合にのみCPU203を正常に動作可能
な状態にする。また、パチンコ遊技機の稼動中において
は、ROM207に記憶されているプログラムデータに
従ってCPU203が動作するのであるが、このROM
207に記憶されているプログラムデータのアドレスが
正常なアドレス範囲内を超えたものとなっているか否か
をセキュリティ回路204が判別し、正常なアドレス範
囲を超えているとセキュリティ回路204が判別した場
合には、CPU203が正常に制御動作できない状態に
する。
域に入賞したかに応じて払出すべき景品玉の数である賞
球個数データが記憶されている。そして、入賞玉検出器
122(図2参照)が入賞玉を検出してその検出信号が
スイッチ回路229を介して遊技制御用マイクロコンピ
ュータ202に入力されてくれば、遊技制御用マイクロ
コンピュータ202は、打玉が入賞した入賞領域に対応
する賞球個数データをROM207から読出して、信号
回路209(ともにフォトカプラで構成されている)を
介して払出制御用マイクロコンピュータ220に送信す
る。本実施の形態では、賞球個数信号は、図示するよう
に4本の信号線からなる4ビットデータ(D0〜D3)
の形で払出制御用マイクロコンピュータ220に伝送さ
れる。
02は、後述するように、玉切れスイッチ87a,87
bからの検出信号または満タンスイッチ114からの検
出信号を受けた場合に、賞球および玉貸をすることが不
可能な状態にする賞球玉貸不可信号を信号回路209を
介して払出制御用マイクロコンピュータ220に送信す
る。その場合、払出制御用マイクロコンピュータ220
では、賞球および玉貸を行なう処理が禁止される。
02は、I/Oポート206を介して発射モータ197
のリレー回路224aに接続されており、後述するよう
に10カウントスイッチエラーが生じた場合に、リレー
回路224aを介して発射モータ197に供給される電
源を遮断し、打球発射を停止させる制御を行なう。ま
た、遊技制御用マイクロコンピュータ202は、景品玉
の払出しが不可能な状態になった場合にも、同様に打球
発射を停止させる制御を行なう。
制御用マイクロコンピュータ220が、賞球個数データ
および賞球玉貸不可信号を信号回路217を介して受信
する。
ッチ回路218が設けられており、上皿玉検出器9から
の検出信号、自動玉貸スイッチ118からの検出信号、
玉払出検出器240a,240bからの検出信号、位置
検出器187からの検出信号、および、リセットスイッ
チ156からリセット操作信号が、それぞれスイッチ回
路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ22
0に入力される。遊技場の係員がリセットスイッチ15
6を操作してリセット操作を行なえば、そのリセット操
作信号がスイッチ回路218を介して払出制御用マイク
ロコンピュータ220に入力される。なお、このリセッ
トスイッチ156は、前述したように、遊技制御基板1
99のスイッチ回路にも接続されており、リセット操作
がなされた場合に出力されるリセット操作信号が遊技制
御基板199にも与えられる。
回路219が設けられており、外部電源AC24Vから
の電力がこの電源回路219に供給され、所定の直流電
流に変換された状態で各種制御回路や電子機器にこの直
流電流が供給される。また、AC24Vの電力が払出制
御回路基板152を介してカードユニット制御基板21
0aに設けられている電源回路215にも供給され、こ
の電源回路215からカードユニット50に設けられて
いる各種制御回路や電子機器に電力が供給される。
220によって制御される各種制御機器を含む制御回路
を示すブロック図である。払出制御回路基板152に
は、前述した回路以外に、LED回路222,モータ回
路223,リレー回路224,ソレノイド回路225,
情報出力回路226,ブザー・LED回路227が設け
られている。
ー表示器155が設けられており、このエラー表示器1
55が前記LED回路222に接続されている。そし
て、払出制御用マイクロコンピュータ220からのエラ
ーコード表示制御信号がLED回路222を介してエラ
ー表示器155に与えられる。払出制御用マイクロコン
ピュータ220から、モータ制御信号がモータ回路22
3を介して払出モータ189に与えられるとともに、リ
レー回路224を介して発射モータ197に与えられ
る。さらに、ソレノイド回路225を介してソレノイド
駆動信号(励磁用制御信号)が切換ソレノイド255に
与えられる。払出制御用マイクロコンピュータ220
は、情報出力回路226を介して、補給情報,玉貸情
報,玉貸条件成立情報を出力する。補給情報とは、景品
玉を所定個数(たとえば10個)払出す毎にその旨を表
わす出力パルスのことであり、補給情報出力端子79d
(図2参照)を介してホール用管理コンピュータに出力
される。玉貸情報とは、玉貸動作が行なわれたことを表
わす情報であり、玉貸情報出力端子79c(図2参照)
を介してホール用管理コンピュータに出力される。玉貸
条件成立情報とは、打球供給皿6に貸玉を払出すための
玉貸条件が成立したことを表わす情報であり、カードユ
ニット50に出力される。なお、補給情報は、遊技制御
基板199の情報出力回路(図示省略)を介して出力さ
れるようにしてもよい。また、遊技制御基板199のみ
からでもよい。
は、さらに、ブザー・LED回路227を介して、ブザ
ー制御信号をブザー10に与え、自動玉貸表示信号を自
動玉貸表示器11に与える。
チンコ遊技機側で単位額(たとえば100円)に相当す
るパチンコ玉(たとえば25個)が貸出されるごとに払
出制御用マイクロコンピュータからカード処理機制御用
マイクロコンピュータに玉貸完了信号が出力される。カ
ード処理機制御用マイクロコンピュータではその出力信
号を入力するたびに貸玉額分のパチンコ玉がすべて貸出
されたか否かの判断を行ない、未だに貸出されていない
未貸出分がある場合にはその未貸出分をすべて貸出すま
で前記単位額(たとえば100円)のパチンコ玉の貸出
を繰返し行なうのである。
02で実行される処理について説明する。図8ないし図
27は、遊技制御用マイクロコンピュータ202の動作
を説明するためのフローチャートである。
のメインルーチンは、たとえば2msec毎に1回実行
される。まずS1により、スタックセットの処理が行な
われ、S2より、RAMエラーがあったか否かの判断が
行なわれる。この判断はRAM205の所定アドレスの
内容を読出し、その値が所定の値と等しいか否かを調べ
ることにより行なわれる。プログラムの暴走時や電源投
入時直後には、RAM205の格納データは不定である
ため、判断の答えはNOとなって制御S3に進む。S3
では、RAMに初期データが書込まれる。このとき、大
当りの発生の確率データである設定値が読込まれてRA
Mにロードされて以降その読込まれた値に従って定まる
確率で、可変表示装置33の識別情報が表示されるよう
に制御される。その後制御はS10に進む。S3におい
て初期データが書込まれるため、以後このメインルーチ
ンの実行時には、S2における判断の答えがYESとな
り、制御はS4に進むこととなる。
タの出力処理が行なわれ、図12に示された各種回路や
機器に対し制御信号が出力される。次にS5に進み、1
0カウントエラー(後述する10カウントエラーフラグ
1、10カウントエラーフラグ2、10カウントエラー
フラグ3のいずれかがセットされている場合)があるか
否か、ドラムエラーがあるか否か、および遊技停止フラ
グがセットされているかの判断が行なわれる。10カウ
ントエラーの内容については、後述する。ドラムエラー
とは、可変表示装置33の回転ドラム(図示せず)が回
転途中で停止したり回転制御できない状態となった場合
である。遊技停止フラグとは、景品玉および貸玉として
払出す玉の玉切れ状態の発生等により遊技を強制的に停
止させる場合にセットされるフラグである。この遊技停
止フラグがセットされる条件の詳細については、後述す
る。
ラーもなく、かつ遊技停止フラグがセットされていない
場合にはS6に進み、プロセス処理が行なわれた後S7
に進むが、10カウントエラー、ドラムエラー、または
遊技停止フラグのセットがあった場合には直接S7に進
み、賞球払出処理が行なわれる。この賞球払出処理によ
り、賞球、すなわち、景品玉の払出しのための処理が行
なわれる。次にS7Aに進み、賞球玉貸不可信号出力処
理が行なわれる。この賞球玉貸不可信号出力処理におい
ては、賞球玉貸不可信号を出力するための処理が行なわ
れる。10カウントエラーがある場合、ドラムエラーが
ある場合、遊技停止フラグがセットされている場合に
は、遊技動作に関するプロセス処理(大当り中の制御、
図柄変動制御など)が行なわれないため、遊技が実行で
きなくなる。つまり、遊技不可能な状態となる。
応するための第1エラー処理が行なわれ、次にS7Cに
進む。S7Cでは、各種エラー状態に対応するための第
2エラー処理が行なわれ、次にS8に進む。S8では、
スイッチ入力処理が行なわれる。このスイッチ入力処理
では、各種検出からの検出信号に基づいて所定の処理が
実行される。次にS9に進み、確率設定スイッチ入力の
処理が行なわれる。この確率設定スイッチ入力では、前
述したキースイッチの操作に基づいた大当り発生の確率
の設定状態を入力する処理である。このS9の後制御は
S10に進む。S10では、ランダム1カウンタ,ラン
ダム2カウンタ,ランダム4カウンタの更新処理が行な
われる。このランダム1カウンタとは、大当りを発生さ
せるか否かに関する1次抽選用のカウンタである。ラン
ダム2カウンタとは、大当りを発生させるか否かに関す
る2次抽選用および当り図柄決定用のカウンタである。
大当りを発生させるか否かは、まずランダム1カウンタ
に基づく1次抽選の結果当りと決定され、さらにランダ
ム2カウンタに基づく2次抽選の結果当りと決定する必
要がある。ランダム4カウンタとは、大当りを発生させ
ることが決定された場合に、3本の当りラインのうちど
の当りライン上に当り図柄の組合せを成立させるかを決
定するための当りライン選択用のカウンタである。この
当り図柄はランダム2カウンタのカウント値に基づいて
決定される。そして、キースイッチ20を操作した後に
は、このランダム1カウンタのカウント値の上限が変化
する。すなわち、設定1の場合にはランダム1カウンタ
は0〜41の範囲内でカウントする。設定2の場合には
0〜44の範囲内でカウントする。設定3の場合には0
〜49の範囲内でカウントする。一方、ランダム2カウ
ンタは、0〜49の範囲内でカウントする。またランダ
ム4カウンタは、0〜2の範囲内でカウントし、ピック
アップされたカウント値が0のときには中段の当りライ
ンが選択決定され、1のときには右上がり斜めの当りラ
インが選択決定され、2のときには右下がり斜めの当り
ラインが選択決定される。
または4かまたは1か2,3,5,6,7かのいずれか
が判断される。このリセット回数とは、定期リセット回
路からCPU203に入力されるリセット信号によって
CPU203がリセットされた回数を意味し、リセット
される毎に「0」から「1」ずつ加算されて「7」まで
達し、その状態でさらに「1」加算されることにより
「0」となり、「0」から再度カウントアップされるも
のである。このリセット回数は0の場合にはS12に進
み、音データが出力されてスピーカ19から所定の音が
発せられる。一方、リセット回数が4の場合にはS13
に進み、出力データテーブル選択,ドラムランプデータ
セットの処理が行なわれてS15に進み、そのセットさ
れたデータが出力されて、ドラムランプが点灯制御され
る。一方、リセット回数が1,2,3,5,6,7の場
合にはS14に進み飾りLED,ランプデータがセット
されてS15によりそのセットされたデータが出力さ
れ、飾りLEDおよび各種ランプが点灯または点滅制御
される。次に、S16に進み入賞記憶エリア格納処理が
行なわれ、S17に進みランダム1カウンタ,ランダム
2カウンタ,ランダム3カウンタ,ランダム5カウンタ
の更新処理が行なわれる。このS17による処理は、定
期リセット回路からのリセット信号に基づくCPU20
3のリセットが行なわれるまでの定期リセット待ち時間
を利用して繰返えしカウント値の更新処理が行なわれ
る。ランダム3カウンタは、大当りを発生させないこと
が決定された場合にどの外れ図柄で停止制御するかを決
定するためのカウンタであり、0〜5831の範囲内で
カウントアップされる。ランダム5カウンタは、大当り
を発生させないことが決定された場合にどの外れ図柄で
停止制御するかを決定するためのカウンタであり、0〜
5831の範囲内でカウントアップされる。ランダム5
カウンタは、ラッキーナンバ用図柄を決定するためのカ
ウンタであり、0〜99の範囲内でカウントアップされ
る。なお、ラッキーナンバとは、遊技場において所定の
サービスを遊技者に与えるために予め決定されている番
号であり、たとえば大当り発生時にその大当りの発生し
たパチンコ遊技機で表示されている番号が予め決定され
たラッキーナンバと一致すれば、その大当りの発生に基
づいて獲得した景品玉を景品交換するこなく再度遊技に
使用できる等の特典が与えられる。
のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。
フラグがどのような値にセットされているかの判別が行
なわれる。このプロセスフラグは、後述するSV5,S
V6,SW4,SW8,SX25等の各プロセス内での
処理によりそれぞれの値にセットされるものであり、所
定の制御時間を保ちながらパチンコ遊技機を制御するた
めに必要となるものである。プロセスフラグの値に応じ
て図9に示されるように、実行されるプログラムが選択
される。,プロセスフラグが「0」の場合にはSU2に
よる通常処理が行なわれ、「1」の場合にはSU3によ
るランダム2カウンタのチェック処理が行なわれ、
「2」の場合にはSU4による大当り図柄セット処理が
行なわれ、「3」の場合にはSU5によるはずれ図柄セ
ット処理が行なわれ、「4」〜「7」の場合にはSU6
による各図柄停止処理(4は第1図柄停止処理、5は第
2図柄停止処理、6は第3図柄停止処理、7はリーチ時
の第3図柄停止処理)が行なわれ、「8、9」の場合に
はSU7による大当りチェック(8ははずれ、9は大当
り)処理が行なわれ、「10、11」の場合にはSU8
による開放中(10はV入賞前、11はV入賞後)の処
理が行なわれ、「12、13」の場合にはSU9による
開放後(12は通常の開放後、13は最終回の開放終了
時)処理が行なわれる。
ムのうちの主なものを以下に説明する。
る開放中処理のサブルーチンのフローチャートである。
この処理はプロセスフラグが「10」または「11」の
時に実行される。
用管理コンピュータなどに大当りの発生を通知するため
の大当り情報と、開閉板36を開成させるために、ソレ
ノイド37をONさせるためのデータがセットされる。
入賞した個数が予め定められた最大個数(たとえば10
個)であるかどうかについての判断が行なわれる。最大
でない場合には処理はSV3に進み、さらにSV3では
プロセスタイマーが終了したかどうかについての判断が
行なわれる。未だ終了してない場合にはこのまま可変入
賞球装置35の開放を続行するためにこのサブルーチン
は終了する。一方、SV2で入賞個数が最大であると判
定された場合、またはSV3でプロセスタイマーが終了
した、すなわち予め定められた開放時間が終了したと判
断された場合には可変入賞球装置35の開放を一旦終了
させる必要があるために処理はSV4に進む。
継続制御の開放回数が予め定められた最大値(たとえば
16回)であるかどうかについての判断が行なわれる。
最大値でない場合には、開放中に特定入賞領域への入賞
(V入賞)があったことを条件として一旦可変入賞球装
置35を第2の状態にした後に再び第1の状態に制御す
る必要があるために、処理はSV5に進み、プロセスフ
ラグに「12」をセットし、プロセスタイマーにV受付
時間(たとえば2秒)をセットする処理が行なわれてこ
のサブルーチンは終了する。ここで、V受付時間とは、
有効なV入賞を受付ける時間をいう。プロセスフラグに
「12」がセットされるために、今回の開放中およびS
V5でセットされたV受付時間中にV入賞が検出された
場合には、後述する開放後処理のSW4においてプロセ
スフラグに再び「10」がセットされて開放中処理が繰
返し行なわれることになる。
た場合には繰返し継続制御が終了してこれ以上可変入賞
球装置35を繰返し開放させる必要がないために、SV
6に進みプロセスフラグに「13」がセットされる。ま
たプロセスタイマーには終了表示時間がセットされる。
この終了表示時間とは、可変入賞球装置35の開放終了
後所定時間(たとえば10秒間)、繰返し継続制御が終
了したことを示すランプ表示等をするためのものであ
る。SV6によってプロセスフラグに「13」がセット
されるために、図13を用いて後述する始動口・Vスイ
ッチ・カウントスイッチ入力処理では、SX24、SX
26における判断の答えが必ずNOとなる。したがって
この場合にはSX27においてV入賞フラグがセットさ
れることがない。この場合図11を参照して後述する開
放後処理においては必ず次のプロセスフラグとして
「0」が設定されることになり通常処理が開始されるこ
とになる。SV6の後このサブルーチンは終了する。
処理のサブルーチンプログラムのフローチャートであ
る。この処理はプロセスフラグが「12」または「1
3」の場合に実行される。まずSW1において、可変入
賞球装置35の開閉板36を閉成させるために、ソレノ
イド37をOFFさせるためのデータがセットされる。
次にSW2でプロセスタイマーが終了したか否かの判断
が行なわれ、プロセスタイマーが終了していない場合に
はSW3以下の処理を行なうことなくこのサブルーチン
は終了する。そしてプログラムが繰返し行なわれてプロ
セスタイマーが終了して初めてSW3に処理が進み、S
W3ではV入賞フラグがセットされているか否かについ
ての判断が行なわれる。前述したようにプロセスフラグ
が「13」である場合にはV入賞フラグがセットされる
ことはなく、SW3における判断の答えは必ずNOとな
ってSW8に進む。プロセスフラグが12である場合で
も、可変入賞球装置35の開放中およびそれに引続くV
受付時間中にV入賞がなかった場合にはV入賞フラグは
セットされないために、SW8に進む。SW8では、大
当りに伴う繰返し継続制御を終了させるために、まず開
放回数カウンタがクリアされる。また、ホール用管理コ
ンピュータに対して大当りの終了を通知するために、大
当り情報OFF出力がセットされる。また一次抽選フラ
グおよび大当りフラグがともにクリアされた後、プロセ
スフラグに「0」がセットされてSW5に進む。
合には処理はSW3からSW4に進み、可変入賞球装置
35を繰返し開放するための処理が行なわれる。すなわ
ちまずプロセスフラグに開放中を表わす値「10」がセ
ットされ、プロセスタイマーに、次回の開閉板36の開
放時間がセットされる。さらに開放回数カウンタが1カ
ウントアップされて処理はSW5に進む。この開放回数
カウンタの値は、前述のように繰返し継続制御の最大開
放回数をチェックするために用いられるものである。
の開放中に検出された入賞個数が0であるかどうかにつ
いての判断が行なわれる。0である場合には10カウン
トスイッチ39が所定の検出位置から不正などによって
ずらされているおそれがあるためにSW6に進み、10
カウントエラーフラグ1がセットされ、SW7に進む。
入賞個数が0でない場合にはアラームフラグをセットす
る必要はなく直接処理はSW7に進む。10カウントエ
ラーフラグ1がセットされるエラー状態を10カウント
エラー1と呼ぶ。SW7では、入賞個数およびV入賞フ
ラグがともにクリアされ、このサブルーチンが終了す
る。
力のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。SB1により、始動口・Vスイッチ・カウントスイ
ッチの入力処理を行なう。次に、SB2により、賞球個
数スイッチの入力処理を行なう。次に、SB3により、
玉切れスイッチの入力処理を行なう。次に、SB4によ
り、満タンスイッチの入力処理を行なう。次に、SB5
により、ドアスイッチの入力処理を行なう。図13は、
図12のSB1に示した始動口・Vスイッチ・カウント
スイッチ入力処理のサブルーチンプログラムを示すフロ
ーチャートである。まずSX1により、I/Oポート2
06から、各種検出器の検出信号を入力する処理が行な
われる。次にSX2により、10カウントスイッチ39
がオンしているか否かについての判断が行なわれる。判
断の答えがNOであれば処理はSX3に進み、10カウ
ントスイッチのONカウンタをクリアする処理が行なわ
れ、10カウントエラーフラグ2がクリアされてSX1
3に進む。この10カウントスイッチのONカウンタ
は、後述するSX5で1ずつ加算され、SX6における
入賞判定のタイミングか否かの判断に用いられるもので
ある。10カウントエラーフラグ2は、後述するSX1
2に処理が進んだ場合にセットされるエラーフラグであ
って、10カウントスイッチ39が所定時間を越えて連
続してON入力となっていることを示すフラグである。
10カウントエラーフラグ2がセットされる場合には、
10カウントスイッチ39が断線あるいはショートした
り玉詰まりを起したりしている場合が考えられる。10
カウントエラーフラグ2がセットされるエラー状態を1
0カウントエラー2と呼ぶ。
場合には処理はSX4に進み、10カウントスイッチ3
9のONカウンタの値が最大値であるか否かの判断が行
なわれる。最大値である場合には処理はSX13に進む
が、最大値でない場合には処理はSX5に進む。SX5
では10カウントスイッチ39のONカウンタを1イン
クリメントする処理が行なわれる。続いてSX6では、
10カウントスイッチ39の値が所定の値(たとえば
3)であるか否かの判断が行なわれ、3である場合には
10カウントスイッチ39への入賞があったと判定して
処理はSX7に進むが、それ以外の場合は処理はSX1
1に進む。SX11では、10カウントスイッチ39の
ONカウンタが最大値(たとえば2.9秒に相当する1
450)であるかどうかの判断が行なわれ、最大値でな
い場合にはそのままSX13に進むが、最大値である場
合には、10カウントスイッチ39のONカウンタが所
定時間以上ONし続けているために、前述のように10
カウントスイッチ39がショートや玉詰まりを起こして
いることが考えられる。そのためにSX12で10カウ
ントエラーフラグ2がセットされSX13に進む。
て10カウントスイッチ39によって検出された場合、
10カウントスイッチ39からは所定のパルス幅を有す
る検出パルスが導出され、この遊技制御用マイクロコン
ピュータ202に与えられる。この場合その検出パルス
のパルス幅の時間中スイッチ入力処理のサブルーチンが
実行される毎にSX2によりYESの判断が続けて行な
われる。その度に10カウントスイッチ39のONカウ
ンタがカウントアップされ、そのカウント値が前述のよ
うに所定の値(たとえば3)に達すれば初めてSX6に
よってYESの判断が行なわれ、入賞があったものと判
定される。一方、静電気などに起因したノイズにより1
0カウントスイッチ39からの出力が瞬間的にONと判
断されるような値になる場合があるが、そのような場合
には10カウントスイッチ39からの入力はパルス幅が
ほとんど0に近いパルス信号となる。そのために、仮に
そのようなノイズが入力されたタイミングと同一のタイ
ミングでSX2の判断が1回行なわれてSX2によりO
Nカウンタの値が1加算されたとしても、SX6におい
てはNOと判断されるために、ただちに10カウントス
イッチ39がパチンコ玉を検出したとは判断されない。
そして、続くスイッチ入力処理が実行されたときにはノ
イズは立下がってしまうために、SX2における判断が
NOとなり、その結果SX3で10カウントスイッチ3
9のONカウンタがクリアされる。したがって、ノイズ
によって10カウントスイッチ39がONしていると誤
判断されるおそれはない。
は処理はSX7に進み、10カウントエラーフラグ1、
3と、V−10チェックタイマとがクリアされる。10
カウントエラーフラグ1はSW6によってセットされる
フラグであり、可変入賞球装置35の1回の開放時間中
に可変入賞球装置33への入賞が1つもなかった場合に
セットされるものである。10カウントエラーフラグ1
は、10カウントスイッチ39の不正による所定の検出
位置からのずらしなどの発生を検知するためのものであ
る。10カウントエラーフラグ3は、後述するSX15
によってセットされるものであり、V入賞スイッチ38
で検出されたパチンコ玉が所定時間内に10カウントス
イッチ39で検出されなかった場合にセットされるもの
である。すなわち10カウントエラーフラグ3は、10
カウントスイッチ39の所定の検出位置からのずらし
や、V入賞スイッチ38から10カウントスイッチ39
への間での玉詰まりの発生などを検出するためのもので
ある。10カウントエラーフラグ3がセットされるエラ
ー状態を10カウントエラー3と呼ぶ。V−10チェッ
クタイマーは、10カウントエラーフラグ3をセットす
るか否かの判定に用いられるタイマーであって、V入賞
スイッチ38で検出されたパチンコ玉が10カウントス
イッチ39で検出されるまでに許容される最大の時間を
計時するためのものである。
であるか否かの判断が行なわれる。プロセスフラグが1
0以上である場合とは、図9を参照してすでに説明した
ように可変入賞球装置35が開放中かまたは開放後であ
る(インターバルを含む)場合である。SX8における
判断の答えがNOであれば制御は直接SX13に進む
が、YESである場合にはSX9に進み、可変入賞球装
置33への入賞個数が最大(たとえば10)であるか否
かの判断が行なわれる。最大である場合には今回検出さ
れた入賞を加算する必要がなく、直接SX13に進む
が、未だ最大でない場合にはSX10に進み入賞個数が
1加算される。なお、後述する賞球個数を決めるための
大入賞口入賞カウンタは入賞したすべての入賞玉に対し
てカウントするものである。
終了しているか否かの判断が行なわれる。終了している
場合には処理はSX16に進むが、終了していない場合
にはさらにSX14でチェックタイマーの値を−1した
結果所定の時間が終了したか否かの判断が行なわれる。
終了しない場合には処理はSX16に進むが、終了する
場合には、SX15で10カウントエラーフラグ3がセ
ットされる。SX15により、V入賞スイッチ38で検
出されたパチンコ玉がV−10チェックタイマーにセッ
トされた時間内に10カウントスイッチ39で検出され
なかった場合に10カウントエラーフラグ3がセットさ
れることになる。
フラグがセットされているか否かの判断が行なわれる。
セットされている場合には後述する処理を行なわずにこ
のサブルーチンはただちに終了する。その結果、エラー
中におけるV入賞と始動入賞とは無効にされる。セット
されていない場合にはSX17に進み、V入賞スイッチ
38がONしているかどうかの判断が行なわれる。ON
している場合にはSX19に進むが、ONしていない場
合にはSX18に進みV入賞スイッチ38のONカウン
タの内容がクリアされる。そして処理はSX28に直接
進む。一方、SX19に処理が進んだ場合には、V入賞
スイッチ38のONカウンタの値が最大値であるかどう
かの判断が行なわれる。最大値である場合には処理は直
接SX28に進む。最大値でない場合には処理はSX2
0に進み、V入賞スイッチ38のONカウンタの値を1
インクリメントする処理が行なわれる。続いてSX21
で、V入賞スイッチ38のONカウンタの値が所定の値
(たとえば3)であるか否かを判定することにより、入
賞があったと判定すべきか否かの判断が行なわれる。判
断の結果ONカウンタの値が未だ所定の値に達していな
い場合には処理は直接SX28に進むが、所定の値に達
していると判断された場合にはSX22に進み、特定入
賞領域へのパチンコ玉の入賞があったと判断された場合
の処理が行なわれる。このようにSX17、SX18、
SX19、SX20、SX21の処理を行なうことによ
り、10カウントスイッチ39の場合と同様にノイズな
どによるV入賞スイッチ38の誤判定が防止できる。
てパチンコ玉が検出されたわけであるから、まずV−1
0チェックタイマーに、所定の時間(たとえば2.9
秒)を表わす値(たとえば1450)がセットされる。
このV−10チェックタイマーにセットされる値とは、
前述のようにV入賞スイッチ38で検出されたパチンコ
玉が10カウントスイッチ39で検出されるまでに許容
される時間として予め設定されたものである。続いてS
X23では、V入賞フラグがセットされているか否かの
判断が行なわれる。V入賞フラグとは、1回の可変入賞
球装置35の開放中に特定入賞領域へのパチンコ玉の入
賞があったか否かを判定するために用意されたものであ
る。すでにこのフラグがセットされている場合には改め
てセットする必要がないために処理は直接SX28に進
むが、それ以外の場合にはSX24に進む。
かの判断が行なわれる。プロセスフラグが10とは、可
変入賞球装置35の開放中であって未だ特定入賞領域へ
のパチンコ玉の入賞がないということであるから処理は
SX25に進み、プロセスフラグに11がセットされる
とともに、スピーカ98から発生されるV入賞音(効果
音)を示すデータがセットされる。その後処理はSX2
7に進み、V入賞フラグがセットされてSX28に進
む。
ないと判断された場合にはSX26でさらにプロセスフ
ラグが12かどうかの判断が行なわれる。プロセスフラ
グが12である場合とは、可変入賞球装置35の開放が
終了した後、V受付時間として予め設定された時間の経
過前であるということである。このようにV受付時間
を、可変入賞球装置35の終了後も所定時間だけ有効と
しているのは、可変入賞球装置35の閉成の直前に可変
入賞球装置35に入賞したパチンコ玉が、可変入賞球装
置35の開放終了後に特定入賞領域に入賞する可能性が
あり、少なくとも開放終了後所定の時間内については、
このような特定入賞領域への入賞を有効とする必要があ
るためである。SX26における判断の答えがYESで
ある場合にはSX27に進み、V入賞フラグがセットさ
れる。
のは、一旦V入賞があったと判断されてSX22でV−
10チェックタイマーがセットされた直後、可変入賞球
装置35のその回の開放中にさらにV入賞があった場合
には、再びSX22の処理が実行されるために、V−1
0チェックタイマーが、新たにセットし直されるという
点である。このようにV−10チェックタイマーがセッ
トし直されるために、可変入賞球装置35の1回の開放
中に特定入賞領域への入賞がV−10チェックタイマー
が終了する前に複数回連続してあった場合には、その内
最終のV入賞から所定時間内にパチンコ玉が10カウン
トスイッチ39で一回検出されれば10カウントエラー
フラグ3のセットが行なわれないということになる。な
お、V−10チェックタイマーを複数個設けて、1つの
チェックタイマーの作動中にさらにV入賞があった場合
に別のチェックタイマーを作動させてV−10のチェッ
クを行なうようにしてもよい。SX28以下では、始動
入賞口34への入賞があったかどうかの判断が行なわれ
る。
ONしているかどうかの判断が行なわれる。ONでない
場合にはSX29において対応するONカウンタがクリ
アされSX33に進む。ONしている場合にはSX30
において、対応するONカウンタの値が所定の値(たと
えば3)であるかどうかを判断することにより、入賞と
判定すべきかどうかの判断が行なわれる。未だ入賞と判
断すべき値でない場合には処理は直接SX33に進む。
入賞と判断すべき値である場合にはSX31において、
すでに記憶された始動記憶数が予め定められた最大値
(たとえば4)であるかどうかの判断が行なわれる。す
でに最大である場合にはこれ以上記憶する余地がないた
め、処理は直接SX33に進む。未だ最大でない場合に
はSX32に進み、始動記憶数と始動入賞数とがそれぞ
れ1ずつ加算される。続いてSX33において、すべて
の始動入賞玉検出器についてチェックが終了したかどう
かの判断が行なわれ、未だ終了していない場合には再び
SX28に戻り、SX28以下の処理が繰返し行なわれ
る。すべての始動入賞玉検出器についてチェックが終了
した場合にはこのサブルーチンは終了する。
チ入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャート
である。SE1により、賞球個数スイッチ256による
景品玉の検出があったか否かの判断がなされ、ない場合
には、そのままプログラムが終了する。一方、賞球個数
スイッチ256により景品玉が検出されれば、SE2に
進み、賞球カウンタを「1」加算更新し、プログラムが
終了する。
入賞カウンタおよび賞球カウンタは、RAM205の働
きにより実現されるものであり、各カウンタに対応する
値は、RAM205に記憶される。
入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャートで
ある。SF1により、玉切れスイッチ玉切れスイッチ8
7a,87bがON状態(玉切れ状態)になっているか
否かの判断がなされる。玉切れ状態の場合には、SF2
に進み、玉切れ情報出力フラグをセットする処理がなさ
れ、プログラムが終了する。ここで、玉切れ情報出力フ
ラグは、払出し用の玉が玉切れ状態になったことを示す
フラグである。一方、SF1で非玉切れ状態と判断され
た場合には、SF3に進む。
フラグがセットされているか否かが判断される。そし
て、セットされていないと判断された場合は、プログラ
ムが終了する。一方、セットされていると判断された場
合は、SF4に進み、玉切れ情報出力フラグをクリアす
る処理がなされ、プログラムが終了する。
入力のサブルーチンプログラムを示すフローチャートで
ある。SG1により、満タンスイッチ114がON状態
(満タン状態)になっているか否かの判断がなされる。
満タン状態の場合には、SG2に進み、満タン情報出力
フラグをセットする処理がなされ、プログラムが終了す
る。ここで、満タン情報出力フラグは、余剰玉受皿(下
皿)20が満タン状態になったことを示すフラグであ
る。一方、SG1で非満タン状態と判断された場合に
は、SG3に進む。
フラグがセットされているか否かが判断される。そし
て、セットされていないと判断された場合は、プログラ
ムが終了する。一方、セットされていると判断された場
合は、SG4に進み、満タン情報出力フラグをクリアす
る処理がなされ、プログラムが終了する。
力のサブルーチンプログラムを示すフローチャートであ
る。SH1により、ドアスイッチ257がON状態(ド
ア開放状態)になっているか否かの判断がなされる。ド
ア開放状態の場合には、SH2に進み、開放情報出力フ
ラグをセットする処理がなされ、プログラムが終了す
る。ここで、開放情報出力フラグは、ガラス扉枠4が開
放状態になったことを示すフラグである。一方、SH1
で非開放状態と判断された場合には、SH3に進む。
ラグがセットされているか否かが判断される。そして、
セットされていないと判断された場合は、プログラムが
終了する。一方、セットされていると判断された場合
は、SH4に進み、開放情報出力フラグをクリアする処
理がなされ、プログラムが終了する。
て説明する。図18は、賞球払出処理の処理手順を示す
フローチャートである。まず、ステップSI(以下、単
にSIという)1により、賞球データ出力フラグがセッ
トされているか否かの判断がなされる。ここで、賞球デ
ータ出力フラグとは、払出制御回路基板152に賞球個
数データを送信する場合にセットされるフラグであり、
詳しくは後述する。SI1によりセットされていると判
断された場合は、後述するSI5に進む。一方、SI1
によりセットされていないと判断された場合は、SI2
に進み、入賞玉検出器122による入賞玉の検出がなさ
れたか否かの判断がなされる。
いと判断された場合は、この賞球払出処理が終了する。
一方、SI2により入賞玉の検出がなされたと判断され
た場合は、SI3に進み、玉切れ情報出力フラグ、満タ
ン情報出力フラグ、入賞球排出エラーフラグ1、また
は、入賞球排出エラーフラグ2がセットされているか否
かの判断がなされる。ここで、入賞球排出エラーフラグ
1および入賞球排出エラーフラグ2とは、入賞玉が正常
に排出されない場合にセットされるフラグであり、詳し
くは後述する。なお、SI2でこれらのフラグと同様
に、10カウントエラーフラグ1〜3がセットされてい
るか否か判断してもよい。
れていると判断された場合は、この賞球払出処理が終了
する。一方、SI3によりいずれのフラグもセットされ
ていないと判断された場合は、SI4に進み、賞球個数
データを出力するための賞球情報出力処理が実行され
る。この情報出力処理の処理内容については、図13を
用いて後述する。次に、SI5に進む。
をチェックするための賞球個数チェック処理が実行され
る。この賞球個数チェック処理の処理内容については、
図21を用いて後述する。次に、SI6に進み、入賞玉
の排出状態をチェックするための入賞球排出チェック処
理が実行される。この入賞球排出チェック処理の処理内
容については、図23を用いて後述する。SI6の後、
この賞球払出処理が終了する。
下皿の満タン、および入賞玉の排出異常が生じた場合に
は、景品玉の正常な払出しが困難であるため、景品玉を
払出すための前述したSI4〜SI6の処理が行なわれ
ない。したがって、異常な状態での払出制御が実行され
てしまうことが防がれる。
について詳細に説明する。図19は、賞球情報出力処理
の処理内容を示すフローチャートである。まず、ステッ
プSJ(以下、単にSJという)1により、大入賞口入
賞カウンタが1以上であるか否かの判断がなされる。こ
こで、大入賞口入賞カウンタとは、可変入賞球装置35
の前述した大入賞口内に入賞したすべての入賞玉の個数
を検出するカウンタである。
合は、後述するSJ4に進む。一方、SJ1により1以
上ではないと判断された場合は、SJ2に進み、賞球デ
ータ出力の個数を「6」にセットする処理がなされる。
すなわち、大入賞口以外の入賞領域への入賞の場合に
は、入賞玉1個に対して6個の景品玉が払出されること
となる。次に、SJ3に進み、賞球データ出力=6フラ
グをセットする処理がなされる。ここで、賞球データ出
力=6フラグとは、6個の景品玉の払出しを指令する場
合にセットされる賞球データ出力フラグである。SJ3
の後、後述するSJ7に進む。
J4に進んだ場合は、大入賞口入賞カウンタの値を1だ
け減算更新する処理がなされる。次に、SJ5に進み、
賞球データ出力の個数を「15」にセットする処理がな
される。すなわち、大入賞口への入賞の場合には、入賞
玉1個に対して15個の景品玉が払出されることとな
る。次に、SJ6に進み、賞球データ出力=15フラグ
をセットする処理がなされる。ここで、賞球データ出力
=15フラグとは、15個の景品玉の払出しを指令する
場合にセットされる賞球データ出力フラグである。SJ
6の後、後述するSJ7に進む。
てSJ2またはSJ5によりセットされた個数の賞球個
数データを出力する処理(払出制御回路基板152への
賞球個数データの送信)がなされる。次に、SJ8に進
み、SJ8により出力した賞球個数のデータをRAM2
05に記憶する処理がなされる。次に、SJ9に進み、
入賞玉を排出するための入賞玉排出処理が実行される。
この入賞玉排出処理の詳細については図20を用いて後
述する。
については15個の景品玉の払出し制御が行なわれ、大
入賞口以外の入賞領域への入賞玉については6個の景品
玉の払出し制御が行なわれる。また、出力した賞球個数
データが示す景品玉の個数は、景品玉の払出しが正常に
行なわれているか否かのチェック、および、払出制御回
路基板152が玉の払出し途中でリセットされた場合の
残数の景品玉の払出し等のために、記憶されるのであ
る。
る。図20は、入賞玉排出処理の処理内容を示すフロー
チャートである。まず、ステップSK(以下、単にSK
という)1により、入賞玉検出器122により入賞玉が
検出されたか否かの判断がなされる。
判断された場合は、SK5に進み、入賞球排出エラーフ
ラグ1をセットする処理がなされる。つまり、入賞球排
出エラーフラグ1は、景品玉の払出しの対象となった入
賞玉があったにもかかわらず、排出すべき入賞玉の存在
が検出されないという入賞玉の排出異常状態(入賞球排
出エラー1)が発生した場合にセットされるフラグであ
る。SK5の後、この入賞玉排出処理が終了する。この
入賞球排出エラーフラグ1がセットされることにより、
入賞玉の排出異常状態が生じたことを認識することがで
きるようになる。
判断された場合は、SK2に進み、排出処理フラグをセ
ットする処理がなされる。ここで、排出処理フラグと
は、入賞玉の排出が実行されている状態であることを示
すフラグである。次に、SK3に進み、入賞玉排出ソレ
ノイド127をON(励磁)状態に駆動する処理がなさ
れる。これにより、入賞玉処理装置115に保持されて
いる入賞玉が解放されて排出される。
セットする処理がなされる。これにより、入賞玉排出タ
イマによる計時が開始される。ここで、入賞玉排出タイ
マとは、入賞玉を排出するに要する時間を計時するため
のタイマである。SK4の後、この入賞玉排出処理が終
了する。
処理について説明する。図21は、賞球個数チェック処
理の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステ
ップSM(以下、単にSMという)1により、賞球排出
エラーフラグがセットされているか否かの判断がなされ
る。ここで、賞球排出エラーフラグとは、景品玉の払出
処理が実行される場合において所定時間内に予め定めら
れた個数の景品玉が払出しのために排出されなかったと
いう入賞玉の異常状態(賞球排出エラー)が発生したこ
とを示すフラグであり、後述するSM7によりセットさ
れる。
トされていると判断された場合は、後述するSM9に進
む。一方、SM1により賞球排出エラーフラグがセット
されていないと判断された場合は、SM1aに進み、賞
球チェック中フラグがセットされているか否かの判断が
なされる。ここで、賞球チェック中フラグとは、後述す
る賞球チェック用タイマがセットされて賞球個数のチェ
ックが行なわれている最中であることを示すフラグであ
る。
ットされていると判断された場合は、賞球個数のチェッ
ク中であるので、後述するSM3に進む。一方、SM1
aにより賞球チェック中フラグがセットされていないと
判断された場合は、賞球個数のチェックが行なわれてい
ないので、SM2に進む。SM2では、賞球個数のチェ
ックを行なうために、賞球チェック用タイマをセットす
る処理がなされる。これにより、賞球チェック用タイマ
による計時が開始される。ここで、賞球チェック用タイ
マとは、景品玉の払出し処理動作の実行時間を計時する
タイマであり、景品玉の払出しが正常に行われているか
否かをチェックするために用いられる。
ラグをセットする処理がなされる。次に、SM3に進
み、前述したSJ8により記憶した賞球個数記憶値が、
前述した賞球数スイッチ入力処理によりカウントされる
賞球数カウンタのカウンタ値と一致するか否かの判断が
なされる。SM3により一致しないと判断された場合
は、後述するSM4に進む。一方、SM3により一致す
ると判断された場合は、SM12に進み、賞球データ出
力フラグをクリアする処理がなされた後、SM13に進
み、賞球チェック用タイマをクリアする処理がなされ
る。次に、SM13aに進み、賞球チェック中フラグを
クリアする処理がなされる。これにあわせて、賞球数カ
ウンタのカウンタ値をクリアし初期値に戻す。その後、
この賞球個数チェック処理が終了する。なお、賞球デー
タ出力フラグに基づいて賞球ランプ43の点灯を制御
し、賞球する旨を表示する。
4に進んだ場合は、第1の所定時間が経過したか否かの
判断がなされる。ここで、第1の所定時間とは、払出予
定の個数の景品玉が通常払出されるに要する時間を基準
として定められた第1の景品玉払出状態判定時間であ
る。したがって、この第1の所定時間内に払出予定個数
の景品玉の払出しが行われない場合には、景品玉の払出
状態に異常が生じたものと考えられる。
ないと判断された場合は、SM3に戻る。そして、SM
3により一致しないと判断されずにSM4により第1の
所定時間が経過したと判断された場合は、SM5に進
む。SM5では、賞球カウンタの値が「0」であるか否
かの判断がなされる。SM5により賞球カウンタの値が
「0」ではないと判断された場合は、後述するSM7に
進む。一方、SM5により賞球カウンタの値が「0」で
あると判断された場合は、SM6に進み、第2の所定時
間が経過したか否かの判断がなされる。ここで、第2の
所定時間とは、賞球個数データが送信された際に玉貸し
のための払出動作が行われている場合には、その玉貸し
動作の終了を待って景品玉の払出しが行われるケースが
あることを考慮して、前述した第1の所定時間に一連の
玉貸し動作に通常要する時間を加えた時間を基準にした
景品玉払出状態判定時間である。
れた際に玉貸しのための払出動作が行われている場合で
も、この第2の所定時間内に払出予定個数の景品玉の払
出しが行われない場合には、景品玉の払出状態に異常が
生じたものと考えられる。SM6により第2の所定時間
が経過していないと判断された場合は、SM3に戻る。
一方、SM6により第2の所定時間が経過したと判断さ
れた場合は、SM7に進む。SM7では、賞球排出エラ
ーフラグをセットする処理がなされる。ここで、賞球排
出エラーフラグとは、所定時間内に景品玉を払い出せな
いという払出状態に異常が生じたことを示すフラグであ
る。SM7の後にSM8に進み、賞球チェック用タイマ
をクリアする処理がなされる。次に、SM8aに進み、
賞球チェック中フラグをクリアする処理がなされる。そ
の後、SM9に進む。SM9では、リセットスイッチ1
56から与えられるリセット操作信号に基づいて払出制
御回路基板152がリセットされたか否かの判断がなさ
れる。
された場合は、この賞球個数チェック処理が終了する。
一方、SM9によりリセットされたと判断された場合
は、SM10に進み、賞球排出エラーフラグをクリアす
る処理がなされる。次に、SM11に進み、払出制御回
路基板152がリセットされたことに起因して払出途中
で残った賞球である残賞球個数の払出を行なうために、
残賞球個数を賞球個数記憶値として記憶させる処理を行
なう残賞球個数セット処理が実行される。この残賞球個
数セット処理の処理内容については、図22を用いて後
述する。SM11の後、賞球個数チェック処理が終了す
る。
所定時間経過しても払出予定個数の景品玉の払出しがな
い場合には、賞球排出エラーフラグがセットされるの
で、賞球異常状態が生じたことを認識することができ
る。また、賞球の制御が行なわれるときに、玉貸し制御
中である場合を考慮して、2つの判定時間を用いて、賞
球異常状態が生じたことを判定するようにしたため、景
品玉の払出しと、貸玉の払出しとの両方を行なうことが
可能な場合において、誤った異常判定が行なわれること
を防ぐことができる。なお、賞球払出数(賞球数カウン
タ値)が記憶数よりも多くなった場合、賞球データ出力
フラグがセットされていないのに賞球の検出があった場
合などの異常が発生した場合も賞球排出エラーフラグを
セットしてエラー報知、遊技停止をするようにしてもよ
く、そのエラー報知を区別して報知できるようにしても
よい。
ト処理の処理内容を説明する。図22は、残賞球個数セ
ット処理の処理内容を示すフローチャートである。ま
ず、ステップSN(以下、単にSNという)1により、
残賞球個数nを演算により求める処理がなされる。具体
的には、前述した賞球個数記憶値から賞球数カウンタ値
を減算することにより、残賞球個数nが演算される。次
に、SN2に進み、賞球データ出力の個数を「残賞球個
数n」にセットする処理がなされる。すなわち、大入賞
口以外の入賞領域への入賞の場合には、入賞玉1個に対
して残賞球個数n個の景品玉が払出されることとなる。
フラグをセットする処理がなされる。ここで、賞球デー
タ出力=nフラグとは、n個の景品玉の払出しを指令す
る場合にセットされる賞球データ出力フラグであり、こ
の場合のnは残賞球個数に該当する。次に、SN4に進
み、SN2によりセットされた残賞球個数nの賞球個数
データを出力する処理(払出制御回路基板152への賞
球個数データの送信)がなされる。次に、SN5に進
み、SN4により出力した残賞球個数nのデータをRA
M205に記憶する処理がなされる。これにあわせて、
賞球数カウンタのカウンタ値をクリアし初期値に戻す。
SN5の後、この残賞球個数セット処理が終了する。
で払出制御回路基板152がリセットされた場合に、払
出予定個数の残数が演算されて、その残数の景品玉の払
出しのための処理が行なわれるため、そのような場合の
未払出し個数を確実に払出すことができる。
ク処理の処理内容を説明する。図23は、入賞球排出チ
ェック処理の処理内容を示すフローチャートである。ま
ず、ステップSQ(以下、単にSQという)1により、
前述した排出処理フラグがセットされているか否かの判
断がなされる。SQ1により、セットされていないと判
断された場合は、この入賞球排出チェック処理が終了す
る。一方、SQ1により、セットされていると判断され
た場合は、入賞玉の排出処理中であり、SQ2に進み、
入賞玉検出器122による入賞玉の検出状態がオフ状態
(検出していない状態)であるか否かの判断がなされ
る。
場合は、排出処理中の入賞玉が実際に排出されたことに
より入賞玉検出器122により入賞玉が検出されなくな
った正常な状態であり、後述するSQ5に進む。一方、
SQ2によりオフ状態ではないと判断された場合(つま
りオン状態の場合)は、SQ3に進み、前述した入賞玉
排出タイマの現在の計時値が所定時間内であるか否かの
判断がなされる。この場合の所定時間は、入賞玉処理装
置115が正常に動作する場合に通常要する入賞玉の排
出時間を基準に定められた入賞玉の排出異常判定時間で
ある。この場合は、入賞玉が排出されない時間(入賞玉
排出タイマの現在の計時値)が前記所定時間を超える
と、入賞玉の排出状態に異常が生じたものと判断され
る。
た場合は、この入賞玉排出チェック処理が終了する。一
方、SQ3により所定時間を超えたと判断された場合
は、SQ4に進み、入賞玉排出エラーフラグ2をセット
する処理がなされる。ここで、入賞玉排出エラーフラグ
2とは、入賞玉の排出に要する時間が所定時間よりも長
くなったことにより、入賞玉の正常な排出が行なわれな
いという入賞玉の排出異常状態(入賞球排出エラー2)
が発生した場合にセットされるフラグである。SQ4の
後、SQ5に進む。
アする処理が行なわれる。次に、SQ6に進み、入賞玉
排出タイマをクリアする処理が行なわれる。その後、こ
の入賞玉排出チェック処理が終了する。
行なわれたにもかかわらず、入賞玉が所定時間内に排出
されない場合には、入賞玉排出エラーフラグ2がセット
されるため、それにより、入賞玉の排出異常状態が生じ
たことを認識することができる。なお、SQ2で入賞玉
検出器122による入賞玉の検出状態がオフ状態である
と判断された場合に、入賞玉排出タイマによりオフする
タイミングが早すぎるか否かをチェックして早すぎる場
合(入賞玉が一時貯留されていない)は入賞球排出エラ
ーフラグ1をセットするようにしてもよい。
出力処理の処理内容を説明する。図24は、賞球玉貸不
可情報出力処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。まず、ステップSO(以下、単にSOという)1に
より、玉切れ情報出力フラグがセットされているか否か
の判断がなされる。SO1により、セットされていると
判断された場合は、SO3に進み、賞球玉貸不可信号を
払出制御回路基板152に向けて出力させる処理がなさ
れた後、この賞球玉貸不可情報出力処理が終了する。一
方、SO1により、セットされていないと判断された場
合は、SO2に進む。
トされているか否かの判断がなされる。SO2により、
セットされていると判断された場合は、SO3に進み、
賞球玉貸不可信号を払出制御回路基板152に向けて出
力させる処理がなされた後、この賞球玉貸不可情報出力
処理が終了する。一方、SO2により、セットされてい
ないと判断された場合は、そのままこの賞球玉貸不可情
報出力処理が終了する。
グがセットされた場合と、満タン情報出力フラグがセッ
トされた場合とのように、景品玉および貸玉の払出しが
不可能になった場合には、賞球玉貸不可信号が払出制御
回路基板152に向けて出力されるため、玉の払出しが
できない状態のまま景品玉の払出動作が行なわれるのを
防ぐことができる。
処理内容を説明する。図25および図26は、第1エラ
ー処理の処理内容を示すフローチャートである。まず、
ステップSP(以下、単にSPという)1により、玉切
れ情報出力フラグがセットされているか否かの判断がな
される。SP1によりセットされていないと判断された
場合は、後述するSP5に進む。
断された場合は、SP2に進み、玉切れランプ44を点
灯させる処理がなされる。この玉切れランプ44の点灯
により、玉切れ状態が生じたことが報知される。そし
て、SP3に進み、前述した遊技停止フラグをセットす
る処理がなされる。遊技停止フラグがセットされると、
遊技を行なうことが不可能な状態(遊技停止状態)に制
御される。なお、遊技停止フラグがセットされた場合に
は、可変表示装置33が可変表示しないしないようにす
ること、可変入賞球装置35を開放動作させないこと等
以外にその他(入賞玉、始動入賞玉を無効にすること
等)の遊技停止状態に制御するようにしてもよいし、あ
わせて制御するようにしてもよい。それについては、以
下に示される遊技停止フラグのセット時においても同様
のことが言える。そして、SP3aに進み、操作ハンド
ル21の操作に基づく打球発射を強制的に停止させる処
理がなされる。具体的に、SP3aでは、リレー回路2
24aを通じて発射モータ197への電力の供給が断た
れる。次に、SP4に進み、ラウンド数表示器33aに
おいて、玉切れが生じたことを示す「E1」というエラ
ーコード表示を行なわせる処理がなされる。その後、こ
のエラー処理が終了する。
タン情報出力フラグがセットされているか否かの判断が
なされる。SP5によりセットされていないと判断され
た場合は、後述するSP9に進む。一方、SP5により
セットされていると判断された場合は、SP6に進み、
玉切れランプ44および賞球ランプ43の両方を点灯さ
せる処理がなされる。この玉切れランプ44および賞球
ランプ43の点灯により、満タン状態が生じたことが報
知される。そして、SP7に進み、遊技停止フラグをセ
ットする処理がなされる。この遊技停止フラグがセット
されたことにより、遊技が停止状態にされる。そして、
SP7aに進み、操作ハンドル21の操作に基づく打球
発射を強制的に停止させる処理がなされる。具体的に、
SP7aでは、発射モータ197への電力の供給が断た
れる。そして、SP8に進み、ラウンド数表示器33a
において、玉切れが生じたことを示す「E2」というエ
ラーコード表示を行なわせる処理がなされる。その後、
このエラー処理が終了する。
ア開放情報出力フラグがセットされているか否かの判断
がなされる。SP9によりセットされていないと判断さ
れた場合は、後述するSP13に進む。一方、SP9に
よりセットされていると判断された場合は、SP10に
進み、遊技効果ランプ22を点灯させる処理がなされ
る。この遊技効果ランプ22の点灯により、ドア開放状
態が生じたことが報知される。そして、SP11に進
み、遊技停止フラグをセットする処理がなされる。この
遊技停止フラグがセットされたことにより、遊技が停止
状態にされる。そして、そして、SP11aに進み、操
作ハンドル21の操作に基づく打球発射を強制的に停止
させる処理がなされる。具体的に、SP11aでは、発
射モータ197への電力の供給が断たれる。SP12に
進み、ラウンド数表示器33aにおいて、玉切れが生じ
たことを示す「E3」というエラーコード表示を行なわ
せる処理がなされる。その後、このエラー処理が終了す
る。
賞球排出エラーフラグがセットされているか否かの判断
がなされる。SP13によりセットされていないと判断
された場合は、後述するSP17に進む。一方、SP1
3によりセットされていると判断された場合は、SP1
4に進み、所定のエラー音を出力させるとともに、玉切
れランプ44および賞球ランプ43を交互に点滅させる
処理がなされる。このようなエラー音の出力と、玉切れ
ランプ44および賞球ランプ43の点滅状態により、賞
球排出エラーが生じたことが報知される。そして、SP
15に進み、遊技停止フラグをセットする処理がなされ
る。この遊技停止フラグがセットされたことにより、遊
技が停止状態にされる。そして、SP15aに進み、操
作ハンドル21の操作に基づく打球発射を強制的に停止
させる処理がなされる。具体的に、SP15aでは、発
射モータ197への電力の供給が断たれる。そして、S
P16に進み、ラウンド数表示器33aにおいて、玉切
れが生じたことを示す「E4」というエラーコード表示
を行なわせる処理がなされる。その後、このエラー処理
が終了する。
入賞球排出エラーフラグ1がセットされているか否かの
判断がなされる。SP17によりセットされていないと
判断された場合は、後述するSP21に進む。一方、S
P17によりセットされていると判断された場合は、S
P18に進み、玉切れランプ44および賞球ランプ43
を同時に点滅させるとともに、遊技効果ランプ22を点
滅させる処理がなされる。このような玉切れランプ4
4、賞球ランプ43および遊技効果ランプ22の状態に
より、前述した入賞球排出エラー1が生じたことが報知
される。そして、SP19に進み、遊技停止フラグをセ
ットする処理がなされる。この遊技停止フラグがセット
されたことにより、遊技が停止状態にされる。そして、
SP19aに進み、操作ハンドル21の操作に基づく打
球発射を強制的に停止させる処理がなされる。具体的
に、SP19aでは、発射モータ197への電力の供給
が断たれる。そして、SP20に進み、ラウンド数表示
器33aにおいて、入賞球排出エラー1が生じたことを
示す「E5」というエラーコード表示を行なわせる処理
がなされる。その後、このエラー処理が終了する。
入賞球排出エラーフラグ2がセットされているか否かの
判断がなされる。SP21によりセットされていないと
判断された場合は、後述するSP25に進む。一方、S
P21によりセットされていると判断された場合は、S
P22に進み、玉切れランプ44および賞球ランプ43
を同時に点滅させる処理がなされる。このような玉切れ
ランプ44および賞球ランプ43の状態により、前述し
た入賞球排出エラー2が生じたことが報知される。そし
て、SP23に進み、遊技停止フラグをセットする処理
がなされる。この遊技停止フラグがセットされたことに
より、遊技が停止状態にされる。そして、SP23aに
進み、操作ハンドル21の操作に基づく打球発射を強制
的に停止させる処理がなされる。具体的に、SP23a
では、発射モータ197への電力の供給が断たれる。そ
して、SP24に進み、ラウンド数表示器33aにおい
て、入賞球排出エラー1が生じたことを示す「E6」と
いうエラーコード表示を行なわせる処理がなされる。そ
の後、このエラー処理が終了する。
遊技停止フラグがセットされているか否かの判断がなさ
れる。SP25によりセットされていないと判断された
場合は、そのままこのエラー処理が終了する。一方、S
P25によりセットされていると判断された場合は、S
P26に進み、セットされている遊技停止フラグをクリ
アする処理がなされた後、このエラー処理が終了する。
すなわち、SP25およびSP26では、エラー処理で
のSP1、SP5、SP9、SP13、SP17および
SP21の遊技停止条件にない場合において、前回の処
理において遊技停止フラグがセットされているのをクリ
アし、遊技停止状態にしないようにしている。また、打
球発射停止状態も解除する。
グがセットされた場合、満タン情報出力フラグがセット
された場合、ドア開放情報出力フラグがセットされた場
合、賞球払出エラーフラグがセットされた場合、入賞球
払出エラーフラグ1がセットされた場合、または、入賞
球払出エラーフラグ2がセットされた場合のように、玉
の払出を行なうべきでない支障または遊技を行なうべき
でない支障が生じた場合に、その旨が報知されるので、
そのような状態の発生を容易に知ることができる。さら
に、そのような場合には、遊技停止フラグがセットされ
て、遊技を行なうことができなくなるので、玉の払出を
行なうことに支障が生じた状態(払出不可状態)または
遊技を行なうことに支障が生じた状態のままで遊技が続
行されてしまうのを防ぐことができる。さらに、そのよ
うな場合には、エラーコード表示が行なわれることによ
り、異常状態の内容を容易に把握することができ、復旧
作業が容易化される。
処理内容を説明する。図27は、第2エラー処理の処理
内容を示すフローチャートである。
う)1により、10カウントエラーフラグ1がセットさ
れているか否かの判断がなされる。SY1によりセット
されていないと判断された場合は、後述するSY5に進
む。
断された場合は、SY2に進み、操作ハンドル21の操
作に基づく打球発射を強制的に停止させる処理がなされ
る。具体的に、SY2では、発射モータ197への電力
の供給が断たれる。そして、SY3に進み、賞球玉貸不
可信号を出力する処理がなされる。これにより、賞球お
よび玉貸をすることが不可能な状態にされる。そして、
SY4に進み、ラウンド数表示器33aにおいて、10
カウントエラー1が生じたことを示す「E7」というエ
ラーコード表示を行なわせる処理がなされる。その後、
この第2エラー処理が終了する。
ーフラグ2がセットされているか否かの判断がなされ
る。SY5によりセットされていないと判断された場合
は、後述するSY9に進む。
断された場合は、SY6に進み、操作ハンドル21の操
作に基づく打球発射を強制的に停止させる処理がなされ
る。具体的に、SY6では、発射モータ197への電力
の供給が断たれる。そして、SY7に進み、賞球玉貸不
可信号を出力する処理がなされる。これにより、賞球お
よび玉貸をすることが不可能な状態にされる。そして、
SY8に進み、ラウンド数表示器33aにおいて、10
カウントエラー2が生じたことを示す「E8」というエ
ラーコード表示を行なわせる処理がなされる。その後、
この第2エラー処理が終了する。
ーフラグ3がセットされているか否かの判断がなされ
る。SY9によりセットされていないと判断された場合
は、この第2エラー処理が終了する。
断された場合は、SY10に進み、操作ハンドル21の
操作に基づく打球発射を強制的に停止させる処理がなさ
れる。具体的に、SY10では、発射モータ197への
電力の供給が断たれる。そして、SY11に進み、賞球
玉貸不可信号を出力する処理がなされる。これにより、
賞球および玉貸をすることが不可能な状態にされる。そ
して、SY12に進み、ラウンド数表示器33aにおい
て、10カウントエラー3が生じたことを示す「E9」
というエラーコード表示を行なわせる処理がなされる。
その後、この第2エラー処理が終了する。
ントエラーフラグ1〜3のうちのいずれかがセットされ
ている場合に、前述したようにプロセス処理が行なわれ
ず、遊技を続行することが不可能な状態(遊技続行不可
能状態)にされる。さらに、この第2エラー処理では、
10カウントエラーフラグ1〜3のうちのいずれかがセ
ットされている場合には、遊技を行なうことが不可能な
状態にされたことに加えて、打球発射停止、賞球玉貸不
可能状態、およびエラー表示が行なわれるのである。な
お、これらの10カウントエラーがすべて解消されれば
打球発射停止も解除され、賞球玉貸不可信号の出力も停
止する。
が生じて遊技続行不可状態になった場合には、賞球玉貸
不可能状態にされるので、遊技に異常状態(遊技続行不
可能状態)が生じたまま景品玉の払出しが行なわれてし
まうことを防ぐことができる。さらに、打球発射停止が
行なわれるので、より確実に遊技の続行が不可能な状態
にすることができる。さらに、エラー表示により10カ
ウントエラーが生じた旨が報知されるので、そのような
状態の発生を容易に知ることができ、復旧作業が容易化
される。
用マイクロコンピュータ220において行なわれる主な
制御について説明する。
出すために実行される賞球排出処理について説明する。
フローチャートである。まず、ステップSR(以下、単
にSRという)1により、賞球個数データを受信したか
否かの判断がなされる。SR1により受信していないと
判断された場合は、この賞球排出処理が終了する。一
方、SR1により受信したと判断された場合は、SR2
に進み、現在の状態が玉貸し動作中であるか否かの判断
がなされる。
れた場合は、この賞球排出処理が終了する。つまり、玉
貸し動作中に景品玉の払出し指令である賞球個数データ
を受信した場合には、玉貸し動作の終了を待って、景品
玉の払出制御が行なわれることになる。一方、SR2に
より玉貸し動作中ではないと判断された場合は、SR3
に進み、賞球個数データに応じて景品玉の払出を行なう
ための賞球排出動作処理が実行される。その後、この賞
球排出処理が終了する。賞球排出動作処理の処理内容に
ついては、図29を用いて後述する。
の処理内容を説明する。図29は、賞球排出動作処理の
処理内容を示すフローチャートである。
う)1により、賞球玉貸不可信号を受信したか否かの判
断がなされる。SS1により受信したと判断された場合
は、この賞球排出動作処理が終了する。これにより、賞
球玉貸不可信号を受信した場合には、玉の払出しが行な
われない。一方、SS1により受信したと判断された場
合は、SS2に進み、受信した賞球個数データが示す賞
球個数を未払出数のデータとしてセットする処理がなさ
れる。この未払出数は、この賞球排出動作処理において
景品玉を払出すための払出予定数として用いられる。
する処理がなされる。これにより、払出タイマによる計
時が開始される。ここで、払出タイマは、景品玉の正常
な払出しが行なわれるか否かを管理するために用いられ
るタイマである。次に、SS4に進み、玉払出装置97
のステッピングモータ189を回転駆動させる処理がな
される。これにより、景品玉の払出しが開始される。こ
の場合、ステッピングモータ189は、1個の玉を払出
す分だけ回転駆動させられる。
189が景品玉の1個払出分だけ回転駆動されたか否か
の判断がなされる。その回転状態の景品玉は、前述した
位置検出器187の検出信号に基づいて判断される。S
S5により1個払出分だけ回転駆動されたと判断された
場合は、後述するSS6に進む。SS5によりまだ1個
払出分だけ回転駆動されていないと判断された場合は、
SS10に進み、払出タイマの計時値が所定値になった
か否かの判断がなされる。この場合の所定値は、ステッ
ピングモータ189が1個払出分だけ回転するに通常要
する時間を基準として定められた異常判定時間であり、
そのような基準時間よりも少し長めの時間に設定されて
いる。
と判断された場合は、前述したSS5に戻る。一方、S
S10により所定値になったと判断された場合は、ステ
ッピングモータ189の動作に異常が生じたものと判断
し、SS11に進み、所定のエラー報知を行なう処理が
なされる。その後、この賞球排出動作処理が終了する。
は、ステッピングモータ189の動作が正常であると判
断し、払出タイマをクリアする処理がなされる。これに
より、払出タイマの計時が終了する。SS6の後、SS
7に進み、玉の払出しが検出されたか否かの判断がなさ
れる。この判断は、玉払出検出器240a,240bの
検出出力に基づいて行なわれる。SS7により玉の払出
しが検出されたと判断された場合は、後述するSS8に
進む。一方、SS7により玉の払出しが検出されなかっ
たと判断された場合は、玉の払出しに異常が生じたもの
と判断し、SS12に進み、所定のエラー報知を行なう
処理がなされる。その後、この賞球排出動作処理が終了
する。
に払出されたものと判断し、未払出数を「1」減算更新
する処理がなされる。そして、SS9に進み、現在の未
払出数が「0」であるか否かの判断がなされる。SS9
により、未払出数が「0」でないと判断された場合は、
残りの未払出数を消化するべく、前述したSS2に戻
り、前述した一連の処理を繰返し実行し、景品玉の払出
しを継続して行なう。一方、SS9により、未払出数が
「0」であると判断された場合は、賞球個数データに基
づく未払出数のすべての払出しが終了したと判断し、賞
球排出動作処理が終了する。なお、未払出数のチェック
はすべての払出数(1回の賞球数)に対する払出動作が
終了してからチェックするようにしてもよい。さらに、
払出動作を行なったにもかかわらず、払出玉が検出され
なかった場合、もう一度払出動作をして不足分を補うよ
うにしてもよい。
よれば、受信した賞球個数データに基づく個数の景品玉
を払出すことができる。なお、前述した賞球排出動作処
理は、景品玉を払出す場合に実行される処理であり、貸
玉を払出す場合には、前述した賞球排出動作処理と同様
の内容の別の処理が実行されることにより、貸玉の払出
しが行なわれる。
材254により玉の流路が景品玉払出用の流路201a
側に切換えられている状態で行なわれ、一方、貸玉の払
出しが行なわれる場合には、流路切換部材254により
玉の流路が貸玉払出用の流路201b側に切換えられて
いる状態で行なわれる。
20において賞球状態と玉貸状態とで、流路切換部材2
54の流路切換状態を切換えるために行なわれる賞球玉
貸状態切換処理について説明する。図30は、賞球玉貸
状態切換処理の処理内容を示すフローチャートである。
態では、流路切換部材254により玉の流路が景品玉払
出用の流路201a側に切換えられた状態になってお
り、玉貸動作中でないときに景品玉の払出しが行なわれ
る場合には、流路切換部材254はそのままの状態を維
持して行なわれる。
う)1により、現在が玉貸動作中であるか否かの判断が
なされる。ST1により玉貸動作中であると判断された
場合は、後述するST5に進む。一方、ST1により玉
貸動作中ではないと判断された場合は、ST2に進み、
玉貸し要求があるか否かの判断がなされる。
た場合は、この流路切換処理が終了する。一方、ST2
により玉貸し要求があると判断された場合は、ST3に
進み、現在が玉貸し可能な状態であるか否かの判断がな
される。具体的には、景品玉の払出しが行なわれていな
い場合が、玉貸し可能な状態である。ST3により玉貸
し可能な状態ではないと判断された場合は、この流路切
換処理が終了する。一方、ST3により玉貸し可能な状
態であると判断された場合は、ST4に進み、前述した
切換ソレノイド255に励磁信号を与えて流路切換部材
254を前述した図4の(B)に示されるような状態に
制御し、流路切換部材254により玉の流路が貸玉払出
用の流路201b側に切換えられた状態にする。これに
より、玉の流路が玉貸状態にされる。その後、この流路
切換処理が終了する。
あると判断され、ST5に進んだ場合は、実行されてい
た玉貸動作が終了したか否かの判断がなされる。ST5
により玉貸動作が終了していないと判断された場合は、
この流路切換処理が終了する。つまり、実行中の玉貸動
作が終了するまで、流路の切換が待たれる。一方、ST
5により玉貸動作が終了したと判断された場合は、ST
6に進み、前述した切換ソレノイド255に与えられて
いた励磁信号を停止して流路切換部材254を前述した
図4の(A)に示されるような状態に制御し、流路切換
部材254により玉の流路が景品玉払出用の流路201
a側に切換えられた状態にする。これにより、玉の流路
が賞球状態にされる。これにより、賞球状態において
は、入賞玉が入賞玉検出器122により検出される。そ
の後、この流路切換処理が終了する。
動作の最中に別の払出動作の要求があった場合には、現
在実行中の払出動作の終了を待って流路が切換えられ
る。これにより、玉貸または景品玉の払出しの動作の実
行時期が重なった場合でも、先に実行中の動作が優先的
に進められるため、玉の払出しを確実に行なうことがで
きる。
ータ189等を含む玉払出装置97、流路切換部材25
4、切換ソレノイド255、流路201a、および流路
201bをユニット化していない例を示したが、それら
をユニット化して1つのケース内に設け、着脱交換可能
なようにしてもよい。そのようにすれば、組付け作業お
よびメンテナンス作業が容易になる。
果を説明する。10カウントエラーが生じて遊技続行不
可状態になった場合には賞球玉貸不可能状態に制御され
るので、遊技満タン情報出力フラグがセットされた場
合、または、ドア開放情報出力フラグがセットされた場
合のように、玉の払出を行なうべきでない払出不可状態
になった場合には、遊技不可能状態に制御されるので、
玉の払出に異常状態が生じたまま遊技が続行されてしま
うことを防ぐことができる。払出不可状態になった場合
には、打球発射停止が行なわれるので、より確実に遊技
の続行が不可能な状態にすることができるまた、入賞玉
検出器122から直接的に遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202に与えられる入賞玉の検出出力に応じて遊技
制御用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイ
クロコンピュータ220に賞球個数データが与えられ、
その賞球個数データに基づいて、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ202の制御により景品玉の払出しが行なわ
れる。つまり、そのような景品玉の払出しは、遊技制御
用マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロ
コンピュータ220への指令情報の一方向通信に基づい
て行なわれる。このような一方向通信に基づく景品玉の
払出し制御により、払出制御回路基板152から遊技制
御基板199への不正なデータの入力による遊技制御用
マイクロコンピュータ202の不正制御動作を極力防止
することができる。さらに、賞球個数スイッチ256か
ら直接的に遊技制御用マイクロコンピュータ202に与
えられる景品玉の検出出力に基づいて所定個数の景品玉
の払出が正常に行なわれているか否かが判別されるた
め、遊技制御用マイクロコンピュータ202において、
景品玉の払出し状態をチェックすることができる。
02の側で景品玉の払出が正常に行なわれていないと判
別した場合に所定の報知が行なわれるため、景品玉の払
出し状態に異常が生じたことを容易に知ることができ
る。それに加えて、遊技制御用マイクロコンピュータ2
02の側で景品玉の払出が正常に行なわれていないと判
別した場合に遊技不可能な状態(遊技停止状態)にされ
るため、異常が生じたまま遊技が行なわれることによる
新たな異常発生を未然に防ぐことができる。
っていることを遊技制御用マイクロコンピュータ202
が認識し、所定の報知が行なわれるため、景品玉の払出
しが不可能になったことを容易に知ることができる。そ
れに加えて、遊技制御用マイクロコンピュータ202で
景品玉の払出しが不可能な状態になっていることを認識
した場合に遊技不可能な状態(遊技停止状態)にされる
ため、景品玉の払出し異常によるさらなる異常発生を未
然に防ぐことができる。
基板152のリセット操作がなされた場合でも、後に、
払出し個数の景品玉の払出しを要求する指令情報が払出
制御用マイクロコンピュータ220へ与えられるため、
そのような場合の未払出し個数を確実に払出すことがで
きる。
態においては、第1実施形態の変形例を説明する。前述
した第1実施形態においては、景品玉払出用の流路20
1aと、貸玉払出用の流路201bとのうちの流路20
1aにのみ玉(景品玉)を検出する検出器(賞球個数ス
イッチ256)を設けた例を示したが、この第2実施形
態においては、流路201bにも玉(貸玉)を検出する
検出器を設ける例を説明する。以下の第2実施形態にお
いては、第1実施形態との相違点のみを説明する。
技機1の一部内部構造を示す全体背面図である。図31
を参照して、景品玉払出用の流路201aには前述した
景品玉検出用の賞球個数スイッチ256が設けられてお
り、貸玉払出用の流路201bには前述したその流路2
01bに導かれたかれた貸玉を検出するための貸玉個数
スイッチ250が設けられている。また、前述した玉払
出検出器240a,240bが設けられていない。
払出制御回路基板152に接続されている。その場合、
貸玉個数スイッチ250の検出出力は、前述したスイッ
チ回路218を介して払出制御用マイクロコンピュータ
220に入力される。そして、払出制御用マイクロコン
ピュータ220では、貸玉個数スイッチ250の検出出
力に基づいて、貸玉個数を監視する等、貸玉個数を管理
する種々の制御が行なわれる。なお、貸玉個数スイッチ
250の検出出力は、前述した遊技制御基板199の遊
技制御用マイクロコンピュータ202にも入力させるよ
うにしてもよい。
個に設けることにより、貸玉個数を明確に把握すること
ができる。さらに、貸玉個数スイッチ250を設ける場
合には、玉払出装置97から払出される玉を検出する玉
払出検出器を設ける必要がなくなる。さらに、この実施
形態では位置検出器によりその払出動作を制御するよう
にしているが、この払出動作(払出駆動源)の制御を、
賞球個数スイッチと貸玉個数スイッチとで制御するよう
にしてもよい(位置検出器を設ける必要がない)。
態においては、第1実施形態の変形例を説明する。前述
した第1実施形態においては、払出される景品玉を検出
するために、玉払出装置97の玉の排出側の流路を景品
玉払出用の流路201aと、貸玉払出用の流路201b
との2つの流路に分岐させ、流路201aに景品玉のみ
を検出する検出器(賞球個数スイッチ256)を設けた
例を示した。これに対し、この第3実施形態において
は、玉払出装置97の玉の出側の流路を分岐させずに、
景品玉のみを検出することを可能にする例を説明する。
以下の第3実施形態においては、第1実施形態との相違
点のみを説明する。
技機1の一部内部構造を示す全体背面図である。図32
を参照して、玉払出装置97の玉の排出側の玉の流路
は、前述した第1実施形態の場合と異なり、1本の玉流
路201cにより構成されている。したがって、この玉
流路201cには、景品玉と貸玉との両方が導かれるこ
とになる。玉流路201cの近傍には、玉流路201c
内に出没可能な賞球個数スイッチ260と、その賞球個
数スイッチ260を駆動するためのモータ260aおよ
びモータ260aにより駆動される歯車260bとが設
けられている。
いて説明する。図33は、第3実施形態による賞球個数
スイッチ260の動作状態を説明するための説明図であ
る。図33を参照して、(A)には賞球個数スイッチ2
60が玉流路201c内に入った状態が示されており、
(B)には賞球個数スイッチ260が玉流路201c外
に出た状態が示されている。
260bが玉流路201cの外側に設けられている。賞
球個数スイッチ260は、歯車260bの歯と噛み合う
歯が複数鋸状に形成されて歯車260bの回転動作に応
じて往復動作することが可能な動作部材260cと、動
作部材260cの先端に取付けられて玉流路201c内
に入って玉を検出するセンサ部260dとにより構成さ
れている。
は、(A)に示されるようにセンサ部260dが玉流路
201c内に入った状態にされており、景品玉が払出さ
れると、その玉がセンサ部260dにより検出される。
一方、貸玉の払出しが行なわれる場合には、(B)に示
されるように歯車260bが図中矢符の方向に回転さ
れ、センサ部260dが玉流路201c外に出される。
これにより、貸玉が払出される場合には、センサ部26
0dにより玉が検出されない。景品玉の払出しが行なわ
れることになった場合には、(B)に示される方向と逆
方向に歯車260bが駆動され、(A)に示される状態
に戻る。
払出す玉が景品玉か貸玉かの別により、出没動作し、景
品玉のみを検出する。このような構成を採用することに
より、玉払出装置97の玉の排出側の玉の流路を分岐さ
せる必要がなくなるので、玉の流路の構成を簡略化する
ことができる。
モータ189等を含む玉払出装置97、玉流路201
c、賞球個数スイッチ260、歯車260b、およびモ
ータ260aをユニット化していない例を示したが、そ
れらをユニット化して1つのケース内に設け、着脱交換
可能なようにしてもよい。そのようにすれば、組付け作
業およびメンテナンス作業が容易になる。
態においては、2軸モータを用いて景品玉の払出しと貸
玉の払出しとを独立して行なう例を説明する。以下の第
4実施形態においては、第1実施形態との相違点のみを
説明する。
技機1の一部内部構造を示す全体背面図である。図34
を参照して、第4実施形態が第1実施形態と異なる主な
点は、2軸モータ341を用いて景品玉の払出しと貸玉
の払出しとを独立して行なうことである。この第4実施
形態の場合には、カーブ樋74から玉を受ける2条の供
給通路332a,332bがパチンコ遊技機1の奥行き
方向に並んでおり、それらの供給通路332a,332
bから玉送出装置330に払出用の玉が供給される。こ
の玉送出装置330に2軸モータ341が含まれてお
り、2軸モータ341の動作により、玉送出装置330
から景品玉と、貸玉とが別個独立的に払出される。
明する。図35は、玉送出装置330を垂直方向に切断
した縦断面図である。図36は、玉送出装置330の内
部構成を示す正面図である。
60に取付けられる取付基板331に集約して形成され
ている。すなわち、図35に示すように、取付基板33
1と、該取付基板331に所定間隔おいて止着される区
画板331a,331bとによって形成される空間に、
前記カーブ樋74から導かれる玉を送出す機構部が形成
され、外側の区画板331bの外側に該機構部の一部を
駆動する2軸モータ341が止着される構造になってい
る。
a,331bとの空間に構成される機構部は、図36に
示すように、湾曲した供給通路332a,332bが形
成され、該供給通路332a,332bの末端に、ほぼ
円形状に形成される送出通路333a,333bと玉抜
通路334a,334bとが接続されている。したがっ
て、送出通路333a,333bと玉抜通路334a,
334bとは、供給通路332a,332bの末端部で
相互に連通した状態となっている。供給通路332a、
送出通路333a、および玉抜通路334aは、貸玉払
出用の通路である。一方、供給通路332b、送出通路
333b、および玉抜通路334bは、景品玉払出用の
通路である。
通路334a,334bとを構成する内側通路壁は、図
35に示すように、スプロケット337a,337bの
外周部に連続的に形成された凹部338a,338bを
侵入させるために、切欠溝が形成されている。
部に対応する位置であって送出通路333a,333b
と玉抜通路334a,334bとの内側通路壁の接続部
には、供給通路332a,332bによって誘導された
先頭の玉が載置する玉載置部335a,335bが形成
されている。この玉載置部335a,335bは、図3
5に示すように、先頭の玉が載置したときに、スプロケ
ット337a,337bの凹部338a,338bの底
面より高い位置となるので、入賞玉の圧力が直接スプロ
ケット337a,337bに及ばないようにしている。
そして、このような構造にすることにより、2軸モータ
341にかかる負荷を軽減させている。
載置している玉は、スプロケット337a,337bの
回転方向によって送出通路333a,333bまたは玉
抜通路334a,334bのいずれにも送出されるよう
になっている。すなわち、スプロケット337a,33
7bが図36の反時計方向に回転したときに、スプロケ
ット337a,337bの凹部338a,338bに受
入れられて景品玉または貸玉として送出通路333a,
333bに送出されるようになっている。一方、時計方
向に回転したときに、スプロケット337a,337b
の凹部338a,338bに受入れられて玉抜き玉とし
て玉抜通路334a,334bに送出される。送出通路
333a,333bは、玉送出装置330の下流側の通
路に連通しており、また、玉抜通路334a,334b
は、機構板60に形成される玉抜通路に連通している。
た貸玉数を確認するために通過する玉を検出する玉貸数
検出器336aが設けられている。送出通路333bの
末端部には、送出された景品玉数を確認するために通過
する玉を検出する賞球数検出器336bが設けられてい
る。これら玉貸数検出器336aおよび賞球数検出器3
36bは、2軸モータ341がステッピングモータ34
2a,342bによって構成されているので、入賞玉の
検出信号に対応して発信パルス数を設定することにより
回転角度をほぼ設定して所望数の玉を送出すことができ
るが、スプロケット337a,337bに負荷がかかっ
ているので、パルス数だけ回転せず所定数の玉を送出さ
ない場合もあり、そのような場合に不足した玉数を補正
するために使用されるものである。
は、2軸モータ341のモータ軸343a,343bに
固着される。しかして、この2軸モータ341の構造に
ついて図35を参照して詳細に説明する。2軸モータ3
41は、モータ取付板340に固着されており、そのモ
ータ取付板340は、前記外側の区画板331bにと突
設される取付ボス339a,339bに螺着されてい
る。
テッピングモータ342a,342bを間隔保持部材5
1を介して重複して形成されるもので、モータ取付板3
40に当接する内側のステッピングモータ342b(以
下、第1払出モータ342bという)のモータ軸343
b(以下第1モータ軸343bという)が中空状に形成
され、その中空状に形成された第1モータ軸343b
に、外側の(以下、第2払出モータ342aという)の
モータ軸343a(以下第2モータ軸343aという)
を貫通させた構造となっている。そして、第1モータ軸
343bを区画板331a,331bで構成される空間
まで延設して、その先端にビス344bでスプロケット
337bを止着し、一方、第2モータ軸343aを区画
板331aと取付基板331とで構成される空間まで延
設して、その先端にビス344aでスプロケット337
aを止着する。
ータ軸343aは、ステッピングモータ342a,34
2bのケーシング349b,349aの前後中央に設け
られる軸受け345a,345bによって回転自在に軸
支されているとともに、ケーシング349b,349a
で鉄心347b,347aが固着されている。また、ケ
ーシング349b,349aの内側外周には、コイル3
48b,348aが周設され、そのコイル348b,3
48aにパルス電流を供給するごとに鉄心347b,3
47aを所定角度づつ回転させる。なお、ケーシング3
49b,349aの外側には、コイル348b,348
aに電流を供給するために配線が接続されるコネクタ3
50b,350aが取付けられ、また、取付基板331
には、第1モータ軸343bの軸端を回転自在に支持す
る軸受346が装着されている。同様に、区画板331
aまたは331bに第2モータ軸343aの軸を回転自
在に軸支する軸受けを装着してもよい。
は、2軸モータ341において、第1払出モータ342
bを動作させることにより、景品玉の払出しを行なう。
また、第2払出モータ342aを動作させることによ
り、貸玉の払出しを行なう。第1払出モータ342b
と、第2払出モータ342aとは別個に動作制御され
る。このため、この実施形態の場合には、景品玉の払出
しと貸玉の払出しとを同時に行なうことができる。
1の制御回路について説明する。図37は、第4実施形
態における払出制御回路基板152とカードユニット5
0に設けられているカードユニット制御基板210aと
遊技制御基板199とに設けられている制御回路を示す
ブロック図である。
のブロック図との相違点を主に説明する。前述した賞球
個数スイッチ256の代わりに、賞球数検出器336b
が設けられている。この賞球数検出器336bは、遊技
制御基板199のスイッチ回路229および払出制御回
路基板152のスイッチ回路218に接続されている。
さらに、玉貸数検出器336aが設けられている。この
玉貸数検出器336aは、払出制御回路基板152のス
イッチ回路218に接続されている。さらに、前述した
玉払出検出器が設けられていない。
用マイクロコンピュータ220によって制御される各種
制御機器を含む制御回路を示すブロック図である。
のブロック図との相違点を主に説明する。前述した払出
モータ189の代わりに、第1払出モータ342bおよ
び第2払出モータ342aがモータ回路223に接続さ
れている。モータ制御信号が、払出制御用マイクロコン
ピュータ220からモータ回路223を介して、第1払
出モータ342bと第2払出モータ342aとに別個に
与えられる。これにより、第1払出モータ342bと第
2払出モータ342aとが独立的に制御される。このた
め、景品玉の払出と貸玉の払出とが、異なるタイミング
でも、同時でも行なわれる。前述したソレノイド回路2
55および切換ソレノイド255が設けられていない。
るパチンコ遊技機1においては、景品玉の払出制御に関
し、第1実施形態と同様の制御が行なわれる。これによ
り、前述した景品玉の払出制御の場合の一方向通信によ
る不正防止等の第1実施形態と同様の効果を得ることが
できる。さらにそれに加えて、2軸モータ341を用い
て景品玉の払出しと、貸玉の払出しとを独立的に行なう
ことにより、景品玉の払出しと貸玉の払出しとを同時に
行なうことができる。
態においては、第4実施形態の変形例を説明する。具体
的に、第5実施形態においては、玉送出装置330に玉
を供給する供給通路に関し、前述した供給通路332
a,332bのような2条の供給通路を1条にし、前述
した2軸モータ341を用いた玉送出装置330を1軸
モータ形式のものにした例を説明する。
技機1の一部内部構造を示す全体背面図である。図39
を参照して、第5実施形態が第4実施形態と異なる主な
点は、次のとおりである。
送出装置330の構成を1軸モータ形式にした玉送出装
置430を用いた。具体的に、玉送出装置430は、1
軸モータ432で1つのスプロケット433を回転させ
て玉の払出を行なう。玉送出装置430における玉の出
口は、図中の左右に1つずつあり、左側の出口が景品玉
払出用、右側の出口が貸玉払出用である。その1軸モー
タ432の回転方向をモータ制御信号により切換え、景
品玉と貸玉の払出しの別に応じて正転および逆転させ
る。具体的に、景品玉を払出す場合には、図中左回りに
スプロケット433が回転させられる。これにより、左
側の出口から景品玉が払出される。一方、貸玉を払出す
場合には、図中右回りにスプロケット433が回転させ
られる。これにより、右側の出口から貸玉が払出され
る。このような玉送出装置430に玉を供給する供給通
路としては、1条の供給通路431が設けられている。
したがって、1条の供給通路431から玉送出装置43
0に供給された玉がスプロケット433の回転方向によ
り、左右に振分けられるのである。
は、景品玉を検出するための賞球数検出器431が設け
られている。玉送出装置430における右側の出口下に
は、貸玉を検出するための玉貸数検出器432が設けら
れている。これらの検出器は、第4実施形態の場合の賞
球数検出器および玉貸数検出器と同様の態様で遊技制御
基板199と、払出制御回路基板152とに接続されて
おり、それらの検出出力を用いて、第4実施形態の場合
と同様の制御が行なわれる。
態においては、前述した遊技制御用マイクロコンピュー
タ202から払出制御用マイクロコンピュータ220に
送られる信号の送信形態の変形例を説明する。
数データと賞球玉貸不可信号とをパラレルに送信するよ
うにしたが、これに限らず、賞球玉貸不可信号の代わり
に、、前述した玉切れ情報、満タン情報、ドア開放情
報、および賞球個数エラー情報等をパラレルに送信する
ようにしてもよい。
とをシリアルに送信するようにしてもよい。また、賞球
個数データ、前述した玉切れ情報、満タン情報、ドア開
放情報、および賞球個数エラー情報等をパラレルに送信
するようにしてもよい。
報、ドア開放情報、および賞球個数エラー情報をシリア
ルで送信する場合には、図40(A),(B)に示すよ
うに送信すればよい。図40は、第6実施形態による情
報の送信形態を示すタイミングチャートである。
切れ情報、満タン情報、ドア開放情報、および賞球個数
エラー情報を含む送信内容信号と、その送信内容信号が
有効であるタイミングを規定するタイミング規定信号と
の2つの信号がパラレルで送信される。
制御用マイクロコンピュータ220の側では、タイミン
グ規定信号がローレベルになっている期間に中におい
て、玉切れ情報の受付けタイミングC1、満タン情報の
受付けタイミングC2、ドア開放情報の受付けタイミン
グC3、賞球個数エラー情報の受付けタイミングC4、
賞球個数データの受付けタイミングD0〜D3、およ
び、パリティチェックの受付けタイミングPが定められ
ている。したがって、該当する受付けタイミングにおい
て送信内容信号がハイレベルになった場合に、その信号
が受付けられる。(A)の例では、賞球個数エラー情報
と、賞球個数データとが受付けられる。
号がパルス形状にされている。この場合は、タイミング
規定信号のパルスの立上りエッジが払出制御用マイクロ
コンピュータ220における信号の受付けタイミングを
規定する。したがって、タイミング規定信号のパルスの
立上りエッジが、玉切れ情報の受付けタイミングC1、
満タン情報の受付けタイミングC2、ドア開放情報の受
付けタイミングC3、賞球個数エラー情報の受付けタイ
ミングC4、賞球個数データの受付けタイミングD0〜
D3、および、パリティチェックPの受付けタイミング
を規定する。このため、タイミング規定信号のパルスの
立上りエッジのタイミングにおいて、送信内容信号がハ
イレベルになった場合に、その信号が受付けられる。
(B)の例では、賞球個数エラー情報と、賞球個数デー
タとが受付けられる。この場合には、信号の送信側であ
る遊技制御用マイクロコンピュータ202においてタイ
ミング規定信号により払出制御用マイクロコンピュータ
220側の受付けタイミングを規定できる。このため、
たとえ、何らかの支障により、送信内容信号の送信開始
タイミングが通常よりもずれたとしても、それに合わせ
てタイミング規定信号をずらすことにより、送信内容信
号が確実に払出制御用マイクロコンピュータ220側に
受付けられるようにすることができる。
態においては、第1実施形態で説明したような玉貸し時
に入賞玉を入賞玉検出器122により検出させないよう
にするその他の例を説明する。
技機1の一部内部構造を示す全体背面図である。第7実
施形態によるパチンコ遊技機1は、玉の払出し経路が前
述した第3実施形態と同様の構造を有する。そこで、第
7実施形態については、第3実施形態との相違点を主に
説明する。図41を参照して、第7実施形態が第3実施
形態と異なる主な点は、次のとおりである。第7実施形
態の場合は、前述した出没可能な賞球個数スイッチ26
0が設けられておらず、そのかわりに、固定式の賞球個
数スイッチ410が玉流路201cに設けられている。
この賞球個数スイッチ410により、玉払出装置97か
ら排出されたすべての玉が検出される。
において入賞玉検出器122への入賞玉の供給を阻止す
るためのシャッタ部材400が設けられている。シャッ
タ部材400には、シャッタ駆動モータ401の駆動力
が歯車402を介して伝達される。シャッタ駆動モータ
401は、前述した払出制御用マイクロコンピュータ2
20から与えられる制御信号に応じて駆動される。これ
により、シャッタ部材400は、シャッタ駆動モータ4
01の駆動力により駆動される。次に、シャッタ部材4
00の動作について説明する。図42は、第7実施形態
によるシャッタ部材400の動作状態を説明するための
説明図である。図42を参照して、(A)には賞球時に
シャッタ部材400が入賞玉検出器122の入側を開放
している状態が示されており、(B)には玉貸し時にシ
ャッタ部材400が入賞玉検出器122の入側を閉塞し
ている状態が示されている。
される歯車402が入賞玉処理装置115の外側に設け
られている。シャッタ部材400は、入賞玉検出器12
2の入側で出没されるシャッタ部400aを長手方向の
一端側に有し、歯車402の歯に噛み合う歯が複数鋸状
に形成された歯部400bを長手方向の他端側に有して
いる。シャッタ駆動モータ401の同軸の回転にしたが
って歯車402が回転すると、その歯車402の歯によ
り歯部400bが力を受け、シャッタ部材400が水平
方向に駆動される。
は、(A)に示されるようにシャッタ部材400のシャ
ッタ部400aが入賞玉検出器122の入側を開放して
いる状態にされており、入賞玉が入賞玉誘導通路105
に導かれてくると、その入賞玉が入賞玉検出器122に
より検出される。一方、貸玉の払出しが行なわれる場合
には、(B)に示されるように歯車402が図中矢符の
方向に回転され、シャッタ部材400が図中矢符の方向
に移動させられる。これにより、シャッタ部材400の
シャッタ部400aが入賞玉検出器122の入側を閉塞
した状態にされる。この場合は、入賞玉が入賞玉誘導通
路105に導かれてきても、その入賞玉がシャッタ部材
400に流下を阻止されて入賞玉検出器122により検
出されない。景品玉の払出しが行なわれることになった
場合には、(B)に示される方向と逆方向に歯車402
が駆動され、(A)に示される状態に戻る。
御されることにより、入賞玉検出器122は、玉貸が行
なわれる場合に入賞玉の検出が不可能な状態にされる。
その場合には、入賞玉が入賞玉検出器122により検出
され得ないので、その入賞玉検出器122の検出状態に
基づいて、後述する遊技制御用マイクロコンピュータ2
02により、現在の払出状態が賞球(景品玉の払出)状
態であるか、玉貸状態であるか区別して認識できる。し
たがって、遊技制御用マイクロコンピュータ202は、
入賞玉検出器122の検出状態に基づいて賞球個数スイ
ッチ410により検出された玉を景品玉として認識し、
第1実施形態で説明したような賞球個数の検出信号を用
いた制御を行なう。
シャッタ駆動処理が実行される。図43は、シャッタ駆
動処理の処理内容を示すフローチャートである。
の状態(景品玉の払出状態)では、シャッタ部材400
が図42の(A)に示される状態にされている。
う)1により、現在が玉貸動作中であるか否かの判断が
なされる。SZ1により玉貸動作中であると判断された
場合は、後述するSZ5に進む。一方、SZ1により玉
貸動作中ではないと判断された場合は、SZ2に進み、
玉貸し要求があるか否かの判断がなされる。
た場合は、このシャッタ駆動処理が終了する。一方、S
Z2により玉貸し要求があると判断された場合は、SZ
3に進み、現在が玉貸し可能な状態であるか否かの判断
がなされる。具体的には、景品玉の払出しが行なわれて
いない場合が、玉貸し可能な状態である。SZ3により
玉貸し可能な状態ではないと判断された場合は、このシ
ャッタ駆動処理が終了する。一方、SZ3により玉貸し
可能な状態であると判断された場合は、SZ4に進み、
前述したシャッタ駆動モータ401に駆動制御信号を与
えてシャッタ部材400を前述した図42の(B)に示
されるような状態に制御し、入賞玉検出器122が入賞
玉を検出不可能な状態にする。これにより、玉貸状態に
おいては、入賞玉が入賞玉検出器122により検出され
なくなる。その後、このシャッタ駆動処理が終了する。
あると判断され、SZ5に進んだ場合は、実行されてい
た玉貸動作が終了したか否かの判断がなされる。SZ5
により玉貸動作が終了していないと判断された場合は、
このシャッタ駆動処理が終了する。つまり、実行中の玉
貸動作が終了するまで、シャッタ部材400の切換駆動
が待たれる。一方、SZ5により玉貸動作が終了したと
判断された場合は、SZ6に進み、前述したシャッタ駆
動モータ401に駆動制御信号を与えてシャッタ部材4
00を前述した図42の(A)に示されるような状態に
制御し、入賞玉検出器122が入賞玉を検出可能な状態
にする。これにより、賞球状態においては、入賞玉が入
賞玉検出器122により検出される。その後、このシャ
ッタ駆動処理が終了する。
動作の最中に別の払出動作の要求があった場合には、現
在実行中の払出動作の終了を待ってシャッタ部材400
の状態が切換えられる。これにより、玉貸または景品玉
の払出しの動作の実行時期が重なった場合でも、先に実
行中の動作が優先的に進められるため、玉の払出しを確
実に行なうことができる。また、玉貸のための払出時に
は、入賞玉検出器122への入賞玉の供給が断たれるの
で、玉の払出しが行われる場合に、入賞玉検出器122
により玉が検出されているか否かをチェックすることに
より、玉の払出しが賞球のための払出しであるか玉貸し
のための払出しであるかを遊技制御用マイクロコンピュ
ータ202により容易に把握することができる。
る。 (1) 前述した第4実施形態においては、遊技制御用
マイクロコンピュータ202から払出制御用マイクロコ
ンピュータ220に一方向通信で与えられる指令情報
(賞球個数データ)に応じて払出制御用マイクロコンピ
ュータ220が第1の第1払出モータ342bおよび第
2払出モータ342aを制御して玉送出装置330によ
る玉の払出しの制御を行なう場合を示した。しかし、こ
れに限らず、遊技制御用マイクロコンピュータ202が
直接的に第2払出モータ342aに制御信号を与えて、
玉送出装置330による玉の払出しの制御を行なうよう
にしてもよい。
ュータ202が、景品玉の払出しが不可能な状態になっ
たと判別した場合に、遊技停止状態にする制御のみを行
なうようにしてもよい。
は、玉払出装置の駆動源としてモータを用いた例を示し
たが、これに限らず、その駆動源は、ソレノイドであっ
てもよい。
トは、ハードリセットにより行なわれるようにしてもよ
い。
とが一体で開閉する枠などの場合は、前述したようなド
アスイッチの検出で賞球を止めるようにしてもよい。以
上に示した実施形態においては、エラー報知をする場合
に、ランプと7セグメント表示器(ラウンド数表示器3
3a)との両方でエラー表示するため、故障等により、
いずれか一方が表示できなくても他方によりエラー表示
することができるという効果がある。また、ラウンド数
表示器33aは、遊技盤面上の7セグメント表示器なの
で、表示が見やすく、分かりやすいという効果がある。
は、第1エラー処理および第1エラー処理において、打
球発射停止をさせる場合に、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ202が発射モータ197を直接的に停止させる
制御を行なった。しかし、これに限らず、遊技制御用マ
イクロコンピュータ202から払出制御用マイクロコン
ピュータ220へ賞球玉貸不可信号を送り、その信号を
払出制御用マイクロコンピュータ220が受けた場合
に、払出制御用マイクロコンピュータ220が発射モー
タ197を停止させる制御を行なうようにしてもよい。
また、打球発射停止をさせるその他の例として、打玉の
発射位置への供給を禁止するようにしてもよい。その具
体的としては、打玉の供給装置をロック状態にするこ
と、または、打玉の供給口にシャッタを設け、そのシャ
ッタにより打玉の供給口をふさぐようにしてもよい。ま
た、打球発射停止をさせる場合には、払出制御基板15
2の側の発射モータ197駆動用のリレー回路224を
用いて行なうようにしてもよい。
38および10カウントスイッチ39により、弾球遊技
機(パチンコ遊技機1)による遊技を続行すべきでない
遊技続行不可状態となったことを検出することが可能な
遊技続行不可状態検出手段が構成されている。この遊技
続行不可状態検出手段が検出する遊技続行不可状態に
は、次の状態が含まれる。
かわらず、1回の開放中に玉が1個も大入賞口に入賞し
なかった場合、10カウントスイッチ39の断線また
は故障の場合、始動入賞があったにもかかわらず可変
表示装置33が可変表示しなかった場合(始動入賞検出
スイッチの故障あるいは可変表示装置33の故障)、
大当りが発生したにもかかわらず可変入賞球装置35の
開閉板36が開放されなかった場合(ソレノイドの動作
不良の場合)、大当りが発生していないのにもかかわ
らず10カウントスイッチ39の検出出力があった場
合、V入賞スイッチ38の検出出力があったにもかか
わらずそれに応じた10カウントスイッチ39の検出出
力がなかった場合。
のような条件が挙げられる。前記,の復帰条件は、
修理後に10カウントスイッチ39に係員が玉を通した
場合である。前記の復帰条件は、修理後に10カウン
トスイッチ39の検出出力が正常になった場合(断線ま
たは故障と認められなくなった場合)である。前記の
復帰条件は、異常状態の修理後所定期間経過した場合あ
るいは係員が玉を始動入賞口に通す等して始動入賞が検
出された場合である。前記,の復帰条件は、修理後
に10カウントスイッチ39に係員が玉を通した場合で
ある。
87a,87b等により、玉払出手段(玉払出装置9
7)による景品玉の払出しを行なうべきでない払出不可
状態となったことを検出することが可能な払出不可状態
検出手段が構成されている。この払出不可状態検出手段
が検出する払出不可状態には、次の状態が含まれる。
力があった場合、満タンスイッチ114の検出出力が
あった場合、景品玉が払出予定個数払出されなかった
場合、景品玉が払出予定個数以上払出された場合、
入賞玉を排出しようとしたにもかかわらずすでに入賞玉
がなかった場合、入賞玉検出器122の動作不良(断
線またはショート)の場合、入賞玉排出ソレノイド1
27の動作不良の場合(入賞玉を排出しようとしたにも
かかわらず排出できなかった場合)景品玉の個数を検
出するセンサ(賞球個数スイッチ256等)の動作不良
断線またはショートの場合、ドアスイッチ257の検
出出力があった場合(ドア開放時)。
のような条件が挙げられる。前記,,の復帰条件
は、検出出力がなくなった場合である。前記の復帰条
件は、払出予定個数の景品玉がすべて払出された場合で
ある。前記,,の復帰条件は、修理後所定期間経
過した場合あるいはリセット操作が行なわれた場合であ
る。前記の復帰条件は、センサが正常になった場合で
ある。前記の復帰条件は、センサが正常になった場合
である。
は、遊技状態の異常(10カウントスイッチ異常等)ま
たは払出状態の異常(玉切れ等)が生じた場合に、遊技
制御用マイクロコンピュータ202が遊技を停止させる
制御を行なったが、そのように遊技を停止させるタイミ
ングとしては、次のタイミングが含まれる。
可変表示の通常の変動時間が経過した図柄変動停止(通
常通りの変動)後に遊技を停止させる、可変表示中に
異常が生じた場合において可変表示の通常の変動時間を
短縮して(即時的に)図柄を停止(予定の表示結果を表
示させる)させた後に遊技を停止させる、可変表示中
に異常が生じた場合において即時に図柄を変動途中で強
制停止(予定の表示結果を表示させない)させた後に遊
技を停止させる、可変表示中に異常が生じた場合にお
いて始動記憶数を全部消化する可変表示を行なわせた後
に遊技を停止させる。この場合、打球発射を先に停止す
るようにする方が望ましい。
閉板36の開放中ならばそのラウンドの終了後に遊技を
停止させる、大当り中に異常が生じた場合において大
当り状態が通常どおり終了した後に遊技を停止させる、
大当り中に異常が生じた場合において即時的に遊技を
停止させる。の場合は、異常状態から正常状態への復
帰後にすぐさま異常発生時の続きから遊技を開始させて
もよく、異常状態から正常状態への復帰後に復帰した旨
の報知を行なった後に異常発生時の続きから遊技を開始
させてもよい。
カードユニット50がパチンコ遊技機1に接続されてい
ない場合に打球の発射ができないように制御される。こ
れに加えて、カードユニット50がパチンコ遊技機1に
接続されていない場合には、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ202が、パチンコ遊技機1での遊技が行なえな
いように制御してもよい。具体的には、遊技制御用マイ
クロコンピュータ202が、リレー回路224の切換信
号の入力を受け、その信号に基づいて打球発射不可能に
されたことを認識し、遊技が行なえないように制御すれ
ばよい。
10カウントエラーが生じた場合に遊技の停止および打
球発射の停止をする制御を行なうようにした。なお、始
動入賞玉検出器が断線またはショートした異常状態が発
生した場合にも、10カウントエラーが生じた場合と同
様の制御を行なうようにしてもよい。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
が行なわれる場合にロック状態(動作固定状態)にする
ように払出制御用マイクロコンピュータ220が制御し
てもよい。そのロック状態においては、入賞玉処理装置
115が、図5の(B)に示されるような入賞玉が入賞
玉検出器122により検出されない状態に固定される。
その場合には、入賞玉が入賞玉検出器122により検出
されないので、その入賞玉検出器122の検出状態に基
づいて、後述する遊技制御用マイクロコンピュータ20
2により、現在の払出状態が賞球(景品玉の払出)状態
であるか、玉貸状態であるか区別して認識できる。この
ようにすれば、玉貸のための払出時には、入賞玉検出器
122への入賞玉の供給が断たれるので、玉の払出しが
行われる場合に、入賞玉検出器122により玉が検出さ
れているか否かをチェックすることにより、玉の払出し
が賞球のための払出しであるか玉貸しのための払出しで
あるかを遊技制御用マイクロコンピュータ202により
容易に把握することができる。
に示されたパチンコ遊技機1により、遊技領域に打玉を
打込んで遊技が行なわれ、遊技領域(遊技領域32)に
設けられた入賞領域(始動入賞口34等)への入賞に応
じて景品玉が払出される弾球遊技機が構成されている。
図2等に示された玉払出装置97により、景品玉を払出
し可能な玉払出手段が構成されている。図5等に示され
た払出制御用マイクロコンピュータ220により、前記
玉払出手段により景品玉を払出す制御を行なう玉払出制
御手段が構成されている。図5等に示された遊技制御用
マイクロコンピュータ202により、前記弾球遊技機の
遊技状態を制御することが可能な遊技制御手段が構成さ
れている。図2等に示された玉切れスイッチ87a,8
7b等により、前記玉払出手段による景品玉の払出しを
行なうべきでない払出不可状態となったことを検出する
ことが可能な払出不可状態検出手段が構成されている。
図1等に示されたV入賞スイッチ38および10カウン
トスイッチ39により、前記弾球遊技機による遊技を続
行すべきでない遊技続行不可状態となったことを検出す
ることが可能な遊技続行不可状態検出手段が構成されて
いる。図25および図26に示されるように、前記遊技
制御手段は、前記払出不可状態検出手段により前記払出
不可状態が検出された場合に前記弾球遊技機の遊技が不
可能となるように制御し、図27に示されるように、前
記遊技続行不可状態検出手段により前記遊技続行不可状
態が検出された場合に前記玉払出制御手段による景品玉
の払出しが不可能となるように制御する。
うに、前記遊技制御手段は、前記払出不可状態検出手段
により前記払出不可状態が検出された場合に、前記遊技
領域への打玉の打込みを禁止する制御(打球発射停止)
をさらに行なう。
22により、入賞領域に入賞した入賞玉を検出する入賞
玉検出手段が構成されている。図2等に示されるよう
に、前記遊技制御手段は、前記入賞玉検出手段の検出出
力を直接受け、前記入賞玉検出手段の検出出力があった
場合に、所定個数の景品玉の払出しを要求する指令情報
(賞球個数データ)を前記玉払出制御手段へ与える制御
をさらに行なう。図28に示されるように、前記玉払出
制御手段は、前記遊技制御手段から前記指令情報を受け
た場合に、景品玉を前記玉払出手段により払出す制御を
さらに行なう。
に関しては、次のような効果を得ることができる。払出
不可状態が検出された場合には、弾球遊技機の遊技が不
可能となるように制御されるので、払出の異常状態が生
じたまま遊技が行なわれてしまうことを防ぐことができ
る。また、遊技続行不可状態が検出された場合には、玉
払出手段による景品玉の払出しが不可能となるように制
御されるので、遊技の異常状態が生じたまま景品玉の払
出しが行なわれてしまうことを防ぐことができる。
果に加えて、次のような効果を得ることができる。払出
不可状態が検出された場合に、遊技領域への打玉の打込
みが禁止されるので、払出の異常状態が生じたまま遊技
が行なわれてしまうことを確実に防ぐことができる。
果に加えて、次のような効果を得ることができる。入賞
玉検出手段から直接的に遊技制御手段に与えられる入賞
玉の検出出力に応じて遊技制御手段から玉払出制御手段
に指令情報が与えられ、その指令情報に基づいて、玉払
出制御手段の制御により景品玉の払出しが行なわれる。
つまり、そのような景品玉の払出しは、遊技制御手段か
ら玉払出制御手段への指令情報の一方向通信に基づいて
行なわれる。このような一方向通信に基づく景品玉の払
出し制御により、玉払出制御手段から遊技制御手段への
不正なデータの入力による遊技制御手段の不正制御動作
を極力防止することができる。
正面図である。
図である。
る。
見た正面図である。
示すブロック図である。
示すブロック図である。
処理の内容を示すフローチャートである。
処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
る処理の内容を示すフローチャートである。
行される処理の内容を示すフローチャートである。
行される処理の内容を示すフローチャートである。
行される処理の内容を示すフローチャートである。
部構造を示す全体背面図である。
部構造を示す全体背面図である。
状態を説明するための説明図である。
部構造を示す全体背面図である。
切断した縦断面図である。
示す正面図である。
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
部構造を示す全体背面図である。
イミングチャートである。
部構造を示す全体背面図である。
を説明するための説明図である。
ャートである。
球装置、36は開閉板、34は始動入賞口、42a,4
2b,48,49a,49bは入賞口、97は玉払出装
置、87a,87bは、玉切れスイッチ、114は満タ
ンスイッチ、38はV入賞スイッチ、39は10カウン
トスイッチ、122は入賞玉検出器、205はRAM、
203はCPU、202は遊技制御用マイクロコンピュ
ータ、220は払出制御用マイクロコンピュータ、19
9は遊技制御基板、152は払出制御回路基板、206
は賞球個数スイッチ、342bは第1払出モータ、34
2aは第2払出モータ、337a,337bはスプロケ
ット、336bは賞球数検出器、44は玉切れランプ、
43は賞球ランプ、430,330は玉送出装置であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技が行なわ
れ、遊技領域に設けられた入賞領域への入賞に応じて景
品玉が払出される弾球遊技機であって、 前記景品玉を払出し可能な玉払出手段と、 該玉払出手段により景品玉を払出す制御を行なう玉払出
制御手段と、 前記弾球遊技機の遊技状態を制御することが可能な遊技
制御手段と、 前記玉払出手段による景品玉の払出しを行なうべきでな
い払出不可状態となったことを検出することが可能な払
出不可状態検出手段と、 前記弾球遊技機による遊技を続行すべきでない遊技続行
不可状態となったことを検出することが可能な遊技続行
不可状態検出手段とを含み、 前記遊技制御手段は、前記払出不可状態検出手段により
前記払出不可状態が検出された場合に前記弾球遊技機の
遊技が不可能となるように制御し、前記遊技続行不可状
態検出手段により前記遊技続行不可状態が検出された場
合に前記玉払出手段による景品玉の払出しが不可能とな
るように制御することを特徴とする、弾球遊技機。 - 【請求項2】 前記遊技制御手段は、前記払出不可状態
検出手段により前記払出不可状態が検出された場合に、
前記遊技領域への打玉の打込みを禁止する制御をさらに
行なうこと特徴とする、請求項1記載の弾球遊技機。 - 【請求項3】 前記入賞領域に入賞した入賞玉を検出す
る入賞玉検出手段をさらに含み、 前記遊技制御手段は、前記入賞玉検出手段の検出出力を
直接受け、前記入賞玉検出手段の検出出力があった場合
に、所定個数の景品玉の払出しを要求する指令情報を前
記玉払出制御手段へ与える制御をさらに行ない、 前記玉払出制御手段は、前記遊技制御手段から前記指令
情報を受けた場合に、景品玉を前記玉払出手段により払
出す制御をさらに行なうことを特徴とする、請求項1記
載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3027698A JPH11226227A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3027698A JPH11226227A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 弾球遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226227A true JPH11226227A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12299200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3027698A Pending JPH11226227A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226227A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001062109A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-03-13 | Toyo Kasei Kk | 玉計数払出装置 |
JP2004255102A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2009279455A (ja) * | 2009-09-02 | 2009-12-03 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2013176545A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-09-09 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP6083007B1 (ja) * | 2016-02-19 | 2017-02-22 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP3027698A patent/JPH11226227A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001062109A (ja) * | 1999-08-30 | 2001-03-13 | Toyo Kasei Kk | 玉計数払出装置 |
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JP2009279455A (ja) * | 2009-09-02 | 2009-12-03 | Takao Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2013176545A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-09-09 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP6083007B1 (ja) * | 2016-02-19 | 2017-02-22 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2017144167A (ja) * | 2016-02-19 | 2017-08-24 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
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