JPH11226127A - 鼻腔用投薬器 - Google Patents

鼻腔用投薬器

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JPH11226127A
JPH11226127A JP5278998A JP5278998A JPH11226127A JP H11226127 A JPH11226127 A JP H11226127A JP 5278998 A JP5278998 A JP 5278998A JP 5278998 A JP5278998 A JP 5278998A JP H11226127 A JPH11226127 A JP H11226127A
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Yoshiyuki Tanizawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カプセルから流出した薬粉を薬粉通路で拡散
して微粒化し、薬粉を安定して患者に投与する。 【解決手段】 薬粉通路17を他側カプセル穴12側の
小径通路部17Aと、小径通路部17Aから噴霧ノズル
13に向け伸長した大径通路部17Bとによって構成
し、大径通路部17Bの通路径を小径通路部17Aの通
路径に比較して大幅に大きくしている。これにより、小
径通路部17Aから流出する薬粉を拡散室となった大径
通路部17B内で拡散して微粒化でき、薬粉を患者の鼻
腔内に安定して投与することができる。また、小径通路
部17Aを大径通路部17Bの径方向から大径通路部1
7Bのほぼ中心位置に向け開口させることにより、空気
流を大径通路部17Bの内壁面に衝突させて乱流を発生
させ、この乱流により薬粉を微粒化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カプセル内に充填
した薬粉を患者の鼻腔内に投与するのに用いて好適な鼻
腔用投薬器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鼻アレルギー、喘息等の患者に
は薬粉(粉体状の薬品)を鼻腔内に投与して治療する方
法が採用されている。また、この治療法では専用の投薬
器を用いて、カプセル内に充填した薬粉を鼻腔内へ投与
するようになっている。
【0003】さらに、この治療法に用いられる投薬器と
しては、例えば特開平8−280808号公報(以下、
従来技術という)等に示すものが知られている。この従
来技術における鼻腔用投薬器は、カプセルを収容するカ
プセル収容室を備えたカプセルホルダと、カプセル収容
室を挟んで該カプセルホルダの一側に設けられ、カプセ
ル収容室に向け空気を供給するポンプと、前記カプセル
収容室を挟んで該ポンプと反対側に設けられ、前記カプ
セル内の薬粉を薬粉通路を経由して噴霧ノズルから鼻腔
内に噴霧する薬粉噴霧部とによって大略構成されてい
る。
【0004】このように構成された従来技術による投薬
器を使用する場合には、まず投薬の準備動作として、カ
プセルホルダのカプセル収容室内にカプセルを挿入し、
この状態で、針等の穴あけ具を用いてカプセルに穴をあ
ける。
【0005】次に、薬粉を投与する場合には、薬粉噴霧
部の噴霧ノズルを患者の鼻腔内に挿入し、この状態でポ
ンプを押圧して該ポンプからカプセル収容室内のカプセ
ルに向け空気を供給する。これにより、ポンプから供給
される空気は、流入側の穴を通ってカプセル内に流入
し、該カプセル内の薬粉を流出側の穴を通して薬粉噴霧
部の噴霧ノズル側に流出させるから、この薬粉は該噴霧
ノズルを介して患者の鼻腔内に噴霧され、患者に投与さ
れる。
【0006】また、従来技術による鼻腔用投薬器では、
薬粉通路を噴霧ノズルに向けて漸次拡径させることによ
り、該薬粉通路で薬粉を徐々に拡散させて分散性を向上
させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による鼻腔用投薬器では、薬粉の分散性を向上す
るために薬粉通路を噴霧ノズルに向けて漸次拡径させて
いるが、薬粉を拡散させるためには、薬粉通路の拡径角
度(開き角度)を大きくする必要がある。しかし、投薬
器は使用形態、携帯性等を考慮した寸法となっているた
め、噴霧ノズルの直径寸法、薬粉通路(薬粉噴霧部)の
長さ寸法等による制限があり、必ずしも薬粉の物性に最
適な形状にできない場合がある。このため、従来技術に
よる投薬器では、薬粉の物性により投薬効率の低下を招
く場合がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、カプセルから流出した
薬粉を薬粉通路で拡散して微粒化し、薬粉を安定して患
者に投与できるようにした鼻腔用投薬器を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による鼻腔用投薬
器は、カプセルを収容するカプセル収容室を備えたカプ
セルホルダと、カプセル収容室を挟んで該カプセルホル
ダの一側に設けられ、カプセル収容室に向け空気を供給
するポンプと、前記カプセル収容室を挟んで該ポンプと
反対側に設けられ、前記カプセル内の薬粉を薬粉通路を
経由して噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉噴霧部と
から構成されている。
【0010】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記薬粉噴霧
部の薬粉通路を、前記カプセル収容室側に位置する小径
通路部と、該小径通路部と前記噴霧ノズルとの間に位置
する大径通路部とによって構成したことにある。
【0011】このように構成したことにより、カプセル
から流出した薬粉は、薬粉通路の小径通路部、大径通路
部を経由して噴霧ノズルから患者の鼻腔内に噴霧され
る。このときに、薬粉通路を流通する薬粉は、小径通路
部から大径通路部に流入したときに、通路径が急激に大
径化したことにより、直進する勢いが弱まって飛散し易
くなるから、大径通路部内で拡散して分散する。
【0012】請求項2の発明は、薬粉通路の小径通路部
は大径通路部の径方向に伸長し、かつ大径通路部のほぼ
中心位置に向け開口して設ける構成としたことにある。
【0013】これにより、小径通路部から大径通路部に
流入した薬粉を含んだ空気流は、径方向から該大径通路
部のほぼ中心位置に向け噴出されるから、開口と反対側
の内壁面等に衝突して大径通路部内で乱流を生じ、薬粉
を拡散させる。
【0014】請求項3の発明は、薬粉通路の小径通路部
は大径通路部の径方向に伸長し、かつ大径通路部の接線
方向に偏心した位置に開口して設ける構成としたことに
ある。
【0015】これにより、小径通路部から大径通路部に
流入した薬粉を含んだ空気流は、径方向から該大径通路
部の接線方向に偏心した位置に向け噴出されるから、大
径通路部の内壁面に沿って旋回流を生じ、薬粉を拡散さ
せる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
鼻腔用投薬器を図1ないし図4に従って詳細に説明す
る。
【0017】まず、図1ないし図3は本発明の第1の実
施の形態を示すに、1は鼻腔用投薬器の本体をなし、後
述するカプセルKを保持するカプセルホルダで、該カプ
セルホルダ1は、後述の固定部材2と、該固定部材2の
内周側に軸方向に移動可能に設けられた可動部材4とに
よって構成されている。
【0018】2は段付の2重筒状に形成された固定部材
で、該固定部材2の内周側には、可動部材4が軸方向に
移動可能に挿嵌されている。また、固定部材2の底部側
中央には、カプセルKに流入穴H1 (図3中に図示)を
あけるための第1の穴あけピン3が先端部を上側に向け
て取付けられている。
【0019】4は固定部材2の内周側に設けられた可動
部材で、該可動部材4は、固定部材2に対して周方向に
位置決めされた状態で軸方向に移動可能に設けられてい
る。また、可動部材4は、筒部4Aと、該筒部4Aの下
側に設けられ、固定部材2内に挿嵌された底部4Bと、
該底部4Bの中央から下向きに延びた小径突部4Cとか
ら大略構成され、前記筒部4Aの外周側には雄ねじ4D
が刻設されている。また、前記小径突部4Cには、第1
の穴あけピン3が挿通されると共に、後述のポンプ8か
ら供給される空気が流通する空気通路5が上下方向に伸
長して形成されている。
【0020】また、可動部材4の内周側は空気通路5に
連通する一側カプセル穴6となり、該一側カプセル穴6
は、後述の他側カプセル穴12と一体化することにより
カプセル収容室7を構成している。
【0021】8はゴム材料により有底円筒状に形成され
たポンプで、該ポンプ8の開口部側は固定部材2の外周
側に気密に嵌着されている。また、ポンプ8の底部側に
は該ポンプ8内に外気を吸込むときに開弁する吸込弁9
が設けられ、固定部材2にはポンプ8からカプセルKに
向け空気を吐出するときに開弁する吐出弁10が設けら
れている。
【0022】一方、11はカプセルホルダ1の可動部材
4に螺着される薬粉噴霧部で、該薬粉噴霧部11の下側
には、可動部材4の雄ねじ4Dに螺着される雌ねじ11
Aが刻設され、該雌ねじ11Aの奥所には、一側カプセ
ル穴6と共にカプセル収容室7を構成する他側カプセル
穴12が形成されている。
【0023】さらに、薬粉噴霧部11の上側には、薬粉
を患者の左,右の鼻腔(図示せず)内に噴霧するための
左,右の噴霧ノズル13,13が突設され、該左,右の
噴霧ノズル13,13内には後述する左,右の薬粉通路
17,17が延びている。
【0024】14は第1の穴あけピン3と対向して薬粉
噴霧部11に設けられた第2の穴あけピンで、該第2の
穴あけピン14の先端側はシールゴム15を貫通するよ
うに下向きに延びている。そして、第2の穴あけピン1
4は、摺動部材16に接続された操作板(図示せず)に
よって下方に移動されることにより、カプセルKに流出
穴H2 を開けるものである。
【0025】17,17は薬粉噴霧部11に設けられた
左,右の薬粉通路で、該左,右の薬粉通路17,17
は、他側カプセル穴12から左,右に分岐して設けられ
た小径通路部17A,17Aと、該小径通路部17A,
17Aから噴霧ノズル13,13に向け伸長し、小径通
路部17Aの通路径(断面積A1)に比較して大幅に大
きい通路径(断面積A2)を有する大径通路部17B,
17Bとによって構成されている。ここで、A2/A1=
1.1〜5.0、好ましくは1.4〜3.0に設定され
ている。また、各小径通路部17Aは、図2に示す如
く、大径通路部17Bの径方向に伸長して設けられ、該
大径通路部17Bのほぼ中心位置に向けて開口してい
る。
【0026】そして、各薬粉通路17は、カプセルKか
ら流出した薬粉を左,右の噴霧ノズル13,13に向け
供給すると共に、カプセルKから流出した薬粉を含んだ
空気流を小さな通路径となった小径通路部17Aで流通
させた後に、大きな通路径となった大径通路部17Bに
流入させることにより、該大径通路部17Bを薬粉の拡
散室として用い、空気流の直進する勢いを弱めて飛散し
易くする。さらに、小径通路部17Aを大径通路部17
Bの径方向からほぼ中心位置に向けて開口させることに
より、薬粉を含んだ空気流を開口と反対側に位置する大
径通路部17Bの内壁面に衝突させて乱流を発生させ、
この乱流によって薬粉を拡散させるものである。
【0027】本実施の形態による鼻腔用投薬器は上述し
た如く構成されるもので、次に、その使用動作について
説明する。
【0028】最初に、カプセルKに流入穴H1 、流出穴
H2 を形成するまでの準備動作について説明するに、ま
ず、可動部材4に形成された一側カプセル穴6内にカプ
セルKを押込むように挿入し、該一側カプセル穴6内に
突出した第1の穴あけピン3によってカプセルKに流入
穴H1 をあける。次に、カプセルホルダ1に薬粉噴霧部
11を組付けるべく、カプセルホルダ1側の雄ねじ4D
に薬粉噴霧部11の雌ねじ11Aを螺着する。これによ
り、可動部材4は固定部材2に対して上側に引上げられ
るように移動するから、流入穴H1 から第1の穴あけピ
ン3が引き抜かれる。そして、カプセルホルダ1に薬粉
噴霧部11を取付けたら、操作板を上下方向に往復動さ
せることにより、第2の穴あけピン14によってカプセ
ルKに流出穴H2 をあける。
【0029】次に、流入穴H1 、流出穴H2 が形成され
たカプセルK内の薬粉を患者の鼻腔に噴霧するための投
薬動作について図3を参照して説明する。
【0030】まず、左,右の噴霧ノズル13,13を患
者の左,右の鼻腔内に挿入し、この状態で、ポンプ8を
押圧することにより、該ポンプ8から吐出される圧送空
気流を空気通路5等を経由してカプセル収容室7に向け
供給する。これにより、流入穴H1 を通ってカプセルK
内に流入する空気は、当該カプセルK内の薬粉と共に流
出穴H2 を通って左,右の薬粉通路17,17内に流出
される。
【0031】そして、左,右の薬粉通路17に空気流と
一緒に流出した薬粉は、小径通路部17Aから大径通路
部17Bに流入したときに、通路径の急激な拡大と大径
通路部17Bの内壁への衝突により生じる乱流によって
拡散されるから、大径通路部17B内で微粒化された状
態で噴霧ノズル13に向け流通し、左,右の噴霧ノズル
13,13から患者の鼻腔に噴霧される。
【0032】かくして、本実施の形態によれば、薬粉通
路17を、他側カプセル穴12側の小径通路部17A
と、該小径通路部17Aから噴霧ノズル13に向け伸長
した大径通路部17Bとによって構成し、該大径通路部
17Bの通路径を小径通路部17Aの通路径に比較して
大幅に大きくしている。これにより、噴霧ノズル13の
直径寸法、薬粉通路17の長さ寸法等の制限を受けるこ
となく、小径通路部17Aから流出する薬粉を拡散室と
なった大径通路部17B内で十分に拡散して微粒化で
き、投薬途中での薬粉の落下を防止することができる。
この結果、薬粉を患者の鼻腔に安定して投与することが
でき、投薬効率を高めることができる。
【0033】また、各薬粉通路17は、その小径通路部
17Aを大径通路部17Bの径方向から該大径通路部1
7Bのほぼ中心位置に向けて開口させて設けているか
ら、薬粉を含んだ空気流を大径通路部17Bの内壁面に
衝突させて乱流を発生させることができ、この乱流によ
り薬粉をより一層微粒化することができる。
【0034】次に、図4は本発明の第2の実施の形態を
示すに、本実施の形態の特徴は、薬粉通路の小径通路部
を大径通路部の径方向に伸長させ、かつ大径通路部の接
線方向に偏心した位置に開口させる構成としたことにあ
る。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0035】31,31は薬粉噴霧部11に設けられた
本実施の形態による左,右の薬粉通路で、該左,右の薬
粉通路31,31は、前記第1の実施の形態で述べた薬
粉通路17とほぼ同様に、他側カプセル穴12から左,
右に分岐して設けられた小径通路部31A,31Aと、
該小径通路部31A,31Aから噴霧ノズル13,13
に向け伸長し、小径通路部31Aの通路径に比較して大
幅に大きい通路径を有する大径通路部31B,31Bと
によって構成されている。
【0036】しかし、本実施の形態による各薬粉通路3
1は、小径通路部31Aが大径通路部31Bの径方向に
伸長して設けられ、該大径通路部31Bの接線方向に偏
心した位置に開口している点で、第1の実施の形態によ
る薬粉通路17と相違している。
【0037】このように構成された各薬粉通路31は、
カプセルKから流出した薬粉を含んだ空気流を、小径通
路部31Aにより大径通路部31Bの内壁面に沿って旋
回させることにより、該大径通路部31B内で旋回流を
発生させ、この旋回流によって薬粉を拡散させるもので
ある。
【0038】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様に、
各薬粉通路31の小径通路部31Aから大径通路部31
Bに流入する空気流によって該大径通路部31B内で旋
回流を発生させることができ、この旋回流によって薬粉
をより一層微粒化することができる。
【0039】なお、各実施の形態では、薬粉通路17,
31を二又に分岐し、噴霧ノズル13を左,右に設ける
ことにより、患者の左,右の鼻腔に同時に投薬できるよ
うにしたが、本発明はこれに限らず、薬粉通路を1本と
して左,右の鼻腔に交互に噴霧ノズルを挿入して投薬す
るようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、薬粉噴霧部の薬粉通路を、カプセル収容室側に位
置する小径通路部と、該小径通路部と噴霧ノズルとの間
に位置する大径通路部とによって構成しているから、カ
プセルから流出して薬粉通路を流通する薬粉を小径通路
部から大径通路部に流入させるときに、通路径を急激に
大径化させたことにより、空気流の直進する勢いを弱め
て薬粉を飛散し易くすることができ、大径通路部内で薬
粉を拡散して分散することができる。従って、薬粉を大
径通路部内で十分に拡散して微粒化することができるか
ら、患者の鼻腔に安定して投与することができ、投薬効
率を高めることができる。
【0041】請求項2の発明によれば、薬粉通路の小径
通路部を大径通路部の径方向に伸長させ、かつ大径通路
部のほぼ中心位置に向け開口させているから、小径通路
部から大径通路部に流入する薬粉を含んだ空気流を、大
径通路部の内壁面等に衝突させて該大径通路部内で乱流
を発生でき、この乱流によって薬粉をさらに拡散、微粒
化してより一層投薬効率を高めることができる。
【0042】請求項3の発明によれば、薬粉通路の小径
通路部を大径通路部の径方向に伸長させ、かつ大径通路
部の接線方向に偏心した位置に開口させているから、小
径通路部から大径通路部に薬粉を含んだ空気流を流入さ
せることにより、該大径通路部内で旋回流を発生でき、
この旋回流によって薬粉をさらに拡散、微粒化してより
一層投薬効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による鼻腔用投薬器
を示す縦断面図である。
【図2】薬粉通路の小径通路部と大径通路部との関係を
拡大して示す図1中の矢示II−II方向からみた拡大横断
面図である。
【図3】カプセル内の薬粉を噴霧ノズルから噴霧してい
る状態の鼻腔用投薬器を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による薬粉通路を示
す図2と同様位置からみた拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 カプセルホルダ 7 カプセル収容室 8 ポンプ 11 薬粉粉噴霧部 13 噴霧ノズル 17,31 薬粉通路 17A,31A 小径通路部 17B,31B 大径通路部 K カプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 茂巳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 谷澤 嘉行 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 柳川 明 神奈川県横浜市都筑区富士見が丘5−3

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カプセルを収容するカプセル収容室を備
    えたカプセルホルダと、カプセル収容室を挟んで該カプ
    セルホルダの一側に設けられ、カプセル収容室に向け空
    気を供給するポンプと、前記カプセル収容室を挟んで該
    ポンプと反対側に設けられ、前記カプセル内の薬粉を薬
    粉通路を経由して噴霧ノズルから鼻腔内に噴霧する薬粉
    噴霧部とからなる鼻腔用投薬器において、 前記薬粉噴霧部の薬粉通路を、前記カプセル収容室側に
    位置する小径通路部と、該小径通路部と前記噴霧ノズル
    との間に位置する大径通路部とによって構成したことを
    特徴とする鼻腔用投薬器。
  2. 【請求項2】 前記薬粉通路の小径通路部は前記大径通
    路部の径方向に伸長し、かつ大径通路部のほぼ中心位置
    に向け開口して設ける構成としてなる請求項1に記載の
    鼻腔用投薬器。
  3. 【請求項3】 前記薬粉通路の小径通路部は前記大径通
    路部の径方向に伸長し、かつ大径通路部の接線方向に偏
    心した位置に開口して設ける構成としてなる請求項1に
    記載の鼻腔用投薬器。
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