JPH11225487A - 板状被駆動体の駆動装置 - Google Patents

板状被駆動体の駆動装置

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JPH11225487A
JPH11225487A JP10024772A JP2477298A JPH11225487A JP H11225487 A JPH11225487 A JP H11225487A JP 10024772 A JP10024772 A JP 10024772A JP 2477298 A JP2477298 A JP 2477298A JP H11225487 A JPH11225487 A JP H11225487A
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Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Hourai Fu
寶莱 傅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮上力を得るために空気圧浮上手段や近距離
音波浮上手段を用いるとともに、引き続き、静電力によ
る駆動を行うことにより、駆動力を高めるとともに、シ
ステムのコスト低減と、安定性を図ることができる板状
被駆動体の駆動装置を提供する。 【解決手段】 誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体2
05を浮上させる、固定部材201に設けられる空気圧
浮上手段と、前記固定部材201の表面に形成され、前
記板状被駆動体205を搬送する搬送用電極203とを
備え、前記板状被駆動体205を、前記空気圧浮上手段
により浮上させ、前記搬送用電極203で静電力により
搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状被駆動体の駆
動装置に係り、特に、空気圧浮上手段や近距離音波浮上
手段によって浮上させ、その後、静電力により駆動する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この分野の技術としては、本願の
発明者により提案された、例えば、特願平8−2617
08号「誘電体や絶縁体からなる物体の静電浮上搬送装
置」に開示されたものがある。図9は従来の静電浮上搬
送装置のシステム構成図、図10はその静電浮上搬送装
置の電極配置を示す平面図である。
【0003】図9において、10は被駆動体に静電力に
よる浮上力と搬送力を与えるための固定子、20は被搬
送体、31〜36は被搬送体の浮上位置及び姿勢を検出
するための変位センサ、40は制御器、50は浮上用高
電圧アンプ、51は駆動用高電圧アンプ、60は高電圧
切換器、65は駆動信号発生器、71〜91は被搬送体
の搬送位置を検出するためのオン・オフ機能を有する近
接センサである。
【0004】図10において、被搬送体を非接触に支持
するための浮上用電極101a〜120a、101b〜
120b、101c〜120c、101d〜120d、
125、126と、被搬送体に搬送力を発生させるため
の搬送用電極131〜154を有する固定子を示す。な
お、図10において、161〜166は変位センサ用
穴、171〜191は近接センサ用穴である。
【0005】被搬送体20の浮上位置及び姿勢は、変位
センサ31〜36により検出され、制御器40に入力さ
れる。制御器40では、この入力された信号と目標値と
を比較し、被搬送体20を安定浮上させるための電圧を
作り出し、浮上用高電圧アンプ50に出力する。搬送用
電極131〜154に3相電圧を印加して移動電場を生
成させ、この生成された移動電場と、被搬送体に誘導さ
れる誘電電荷との間に発生する位相遅れを利用して、浮
上された被搬送体に搬送力を作用させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の静電浮上搬送装置では、以下のような問題があ
った。 (a)一つの固定子の上に浮上用電極と搬送用電極とを
別々に構成するため、固定子の表面の大部分は浮上のた
めに使われ、搬送用電極の総面積は小さくなるため搬送
力はかなり限られる。
【0007】(b)浮上体を安定浮上させるために、被
駆動体と固定子間のギャップをフィードバックし、浮上
用電極に適当な電圧を印加する必要があり、また、浮上
しながらの搬送となると、搬送経路上に一定間隔におい
てそのギャップを測定する変位センサを設置する必要が
あり、システムの構成費が高くなる。 (c)固定子上の電極が被駆動体に対して発生する静電
力は、被駆動体を浮上させるための垂直方向の作用力
と、搬送するための搬送方向の作用力が主である。しか
し、偏心無しで安定して被駆動体を回転させること、又
は左右のゆれが無く指定した搬送方向に安定して搬送す
るには、何らかの拘束力を回転トルク又は直進駆動力と
同時に被駆動体に作用させる必要がある。
【0008】この点において、従来の静電浮上搬送装置
が発生する当該拘束力はエッジ効果によるもののみであ
り、拘束力は非常に小さく、被駆動体を安定して高速に
回転させることや、搬送することは実現されていないの
が現状である。本発明は、上記問題点を解決するため
に、静電力による駆動力は、他の駆動手段と簡単に組み
合わされることに注目し、浮上力を得るために空気圧浮
上手段や近距離音波浮上手段を用いるとともに、引き続
き、静電力による駆動を行うことにより、駆動力を高め
るとともに、システムのコスト低減と、安定化を図るこ
とができる板状被駆動体の駆動装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕板状被駆動体の駆動装置において、誘電体や絶縁
体からなる板状被駆動体を浮上させる、固定部材に設け
られる空気圧浮上手段と、前記固定部材の表面に形成さ
れ、前記板状被駆動体を搬送する搬送用電極とを備え、
前記板状被駆動体を、前記空気圧浮上手段により浮上さ
せ、前記搬送用電極で静電力により搬送するようにした
ものである。
【0010】〔2〕板状被駆動体の駆動装置において、
誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させる、振
動板に設けられる近距離音波浮上手段と、前記振動板の
表面に形成され、前記板状被駆動体を搬送する搬送用電
極とを備え、前記板状被駆動体を、前記近距離音波浮上
手段により浮上させ、前記搬送用電極で静電力により搬
送するようにしたものである。
【0011】〔3〕板状被駆動体の駆動装置において、
誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させる、固
定部材に設けられる空気圧浮上手段と、前記固定部材の
表面に形成され、前記板状被駆動体を回転する回転用電
極とを備え、前記板状被駆動体を、前記空気圧浮上手段
により浮上させ、前記回転用電極で静電力により回転さ
せるようにしたものである。
【0012】〔4〕板状被駆動体の駆動装置において、
誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させる、振
動板に設けられる近距離音波浮上手段と、前記振動板の
表面に形成され、前記板状被駆動体を回転する回転用電
極とを備え、前記板状被駆動体を、前記近距離音波浮上
手段により浮上させ、前記回転用電極で静電力により回
転させるようにしたものである。
【0013】〔5〕上記〔1〕、〔2〕、〔3〕又は
〔4〕記載の板状被駆動体の駆動装置において、前記板
状被駆動体は平板状体である。 〔6〕上記〔5〕記載の板状被駆動体の駆動装置におい
て、前記平板状被駆動体はガラス板である。 〔7〕上記〔5〕記載の板状被搬送体の駆動装置におい
て、前記平板状被駆動体はセラミックス板である。
【0014】〔8〕上記〔1〕又は〔2〕記載の板状被
駆動体の駆動装置において、前記搬送用電極は、前記板
状被駆動体の安定直進駆動のための拘束力を発生する電
極配置を有するようにしたものである。
〔9〕上記〔3〕又は〔4〕記載の板状被駆動体の駆動
装置において、前記回転用電極は、前記板状被駆動体の
安定回転駆動のための拘束力を発生する電極配置を有す
るようにしたものである。
【0015】上記したように、本発明によれば、静電力
は他の空気圧浮上手段や近距離音波浮上手段と簡単に組
み合わされることに注目し、それらの浮上手段で被駆動
体を浮上させ、浮上した被駆動体を静電力により駆動す
ることができる。このように、静電力は、浮上した被駆
動体を駆動することのみに用いるように設計できるの
で、大きな駆動力を発生することができる。
【0016】また、本発明の電極のパターンは、被駆動
体の安定駆動のために、被駆動体に拘束力と駆動力とを
同時に生成できるように構成しており、誘電体や絶縁体
からなる被駆動体を非接触で、かつ、高速に駆動するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す
板状被駆動体の駆動装置の構成図であり、図1(a)は
その板状被駆動体の駆動装置の全体模式図、図1(b)
はその板状被駆動体の駆動装置の要部断面図、図2はそ
の板状被駆動体の駆動装置の電極配置を示す図である。
【0018】図1において、201は固定部材、202
は固定部材の表面となる電極面、203は固定部材の表
面に形成される板状被駆動体205に静電力を与えて駆
動するための搬送用ドット状電極、204は板状被駆動
体205を浮上させる空気圧、210は固定部材に形成
される空気室、211は電極面202と同じ面に形成さ
れる微小空気孔、220は3相交流電圧発生器、221
は搬送用ドット状電極203に接続される高電圧アンプ
である。
【0019】以下、図2を参照しながら固定部材の表面
となる電極面に形成される搬送用ドット状電極について
説明する。図2において、固定部材の表面となる電極面
202には、搬送用ドット状電極203が形成され、そ
の搬送用ドット状電極203は、例えば、中央線上に配
置されるドット状電極203a、そのドット状電極20
3aの両外側に配置されるドット状電極203b,その
ドット状電極203bの両外側に配置されるドット状電
極203c,そのドット状電極203cの両外側に配置
されるドット状電極203d、そのドット状電極203
dの両外側に配置されるドット状電極203eを備え、
それらドット状電極203は、板状被駆動体205の進
行方向に向かってドット状電極間配線231によってV
字形状になるよう配線している。
【0020】最外側のドット状電極203eには3相配
線232が設けられ、3相の高電圧アンプ221に接続
される。また、上記した各ドット状電極間には微小空気
孔211が形成されており、空気室210から送り出さ
れる空気圧204により、板状被駆動体205が浮上す
る。誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体205が浮上
すると、上記した搬送用ドット状電極203に印加され
る3相高電圧により、浮上された板状被駆動体205
に、直進搬送駆動力と安定直進駆動のための拘束力とが
同時に発生する。
【0021】この点について詳細に説明すると、図2に
示す電極パターンは、直進搬送駆動力と、板状被駆動体
の表面上の各所から板状被駆動体表面上にあり、電極パ
ターンの中心線の真上にある平行直線に垂直に作用する
拘束力とを同時に板状被駆動体に発生する。この電極パ
ターンは、搬送方向に平行して9列の電極群が等間隔に
配置されている。2電極間の間隔は0.7mmである。
【0022】各列上の各々の電極は隣合う列上の電極と
斜めに細いドット状電極間配線231で連結され、中央
の列を中心にV字を成す。これらV字型に連結されてい
る電極群を同電位電極群と呼ぶことにする。隣合う3個
の同電位電極群を一組にし、VP-P 値は同じで互いに1
20°の位相差を持つ交流電圧を搬送方向に、位相の大
きい順でそれぞれに印加する。
【0023】この電極配置に前述した3相交流電圧を印
加することにより、搬送方向に働く作用力と、前項で述
べた拘束力とを同時に板状被駆動体に発生することがで
きる。搬送時、その拘束力はガイドの働きをなし、搬送
方向に働く作用力は板状被駆動体を搬送する。よって、
板状被駆動体を左右ゆれ無しで直線的に搬送することが
できる。
【0024】このリニア型電極パターンの電極配置はも
う一つの働きを持つ。電極パターン内の任意の電極を取
っても、その電極の電圧位相はその周りの4つの電極の
それと違い、電界の強さが大きく、板状被駆動体に素早
く電荷を誘導できるため印加電圧の周波数を比較的高く
上げられる。そのため高速な直進搬送駆動が可能であ
る。
【0025】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は本発明の第2の実施例を示す板状被駆動体の
駆動装置の構成図であり、図3(a)はその板状被駆動
体の駆動装置の全体模式図、図3(b)はその板状被駆
動体の駆動装置の要部断面図、図4はその板状被駆動体
の駆動装置の電極配置を示す図である。
【0026】図3において、301は固定部材、302
は固定部材の表面となる電極面、303は固定部材の表
面に形成される板状被駆動体305に静電力を与えて回
転するための回転用ドット状電極、304は板状被駆動
体305を浮上させる空気圧、310は固定部材に形成
される空気室、311は電極面302と同じ面に形成さ
れる微小空気孔、320は3相交流電圧発生器、321
は回転用ドット状電極303に接続される高電圧アンプ
である。
【0027】このように構成したので、板状被駆動体3
05は、微小空気孔311を介して空気室310から送
り出される空気圧304により浮上され、その後、後述
する回転用電極の静電力により回転駆動される。以下、
図4を参照しながら固定部材の表面となる電極面に形成
される回転用電極について説明する。
【0028】図4において、固定部材の表面となる円形
状の電極面302には、回転用ドット状電極303が形
成され、その回転用ドット状電極303は、例えば、一
番内側にリング状に配置されるドット状電極303a、
そのドット状電極303aの外側にリング状に配置され
るドット状電極303b,そのドット状電極303bの
外側にリング状に配置されるドット状電極303c,そ
のドット状電極303cの外側にリング状に配置される
ドット状電極303d、そのドット状電極303dの外
側にリング状に配置されるドット状電極303e、その
ドット状電極303eの外側にリング状に配置されるド
ット状電極303f、そのドット状電極303fの外側
にリング状に配置されるドット状電極303g、そのド
ット状電極303gの外側にリング状に配置される最外
側のドット状電極303hを備え、それらの回転用ドッ
ト状電極303は、中心から外側に向かって斜行するド
ット状電極間配線331によって配線されている。
【0029】最外側のリング状に配置されるドット状電
極303hには3相配線332が接続され、その3相配
線332は3相の高電圧アンプ321に接続される。そ
こで、微小空気孔311を介して空気室310から送り
出される空気圧304により誘電体や絶縁体からなる板
状被駆動体305が浮上されると、上記した回転用ドッ
ト状電極303に印加される3相高電圧により、浮上さ
れた誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体305に回転
トルクと安定回転のための拘束力とが同時に発生する。
【0030】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図5は本発明の第3実施例を示す板状被駆動体の駆
動装置の構成図であり、図5(a)はその板状被駆動体
の駆動装置の全体模式図、図5(b)はその板状被駆動
体の駆動装置の要部断面図、図6はその板状被駆動体の
駆動装置の電極配置を示す図である。
【0031】図5において、401は振動板、402は
振動板の表面となる電極面、403は振動板の表面に形
成される板状被駆動体405に静電力を与えて駆動する
ための搬送用ドット状電極、404は板状被駆動体40
5を浮上させる音波浮揚力、411は発振器、412は
その発振器411に接続される振動子であり、この振動
子412により、振動板401を振動させる。また、4
20は3相交流電圧発生器、421は搬送用ドット状電
極403に接続される高電圧アンプである。
【0032】そこで、振動子412により、振動板40
1が振動すると、音波浮揚力404が発生して、板状被
駆動体405は浮上する。すると、後述するように静電
力を生じる電極により、板状被駆動体405を搬送駆動
することができる。以下、図6を参照しながら固定部材
の表面となる電極面に形成される搬送用ドット状電極に
ついて説明する。
【0033】図6において、振動板の表面となる電極面
402には、搬送用ドット状電極403が形成され、そ
の搬送用ドット状電極403は、例えば、中央線上に配
置されるドット状電極403a、そのドット状電極40
3aの両外側に配置されるドット状電極403b,その
ドット状電極403bの両外側に配置されるドット状電
極403c,そのドット状電極403cの両外側に配置
されるドット状電極403d、そのドット状電極403
dの両外側に配置されるドット状電極403eを備え、
それらの搬送用ドット状電極403は、板状被駆動体4
05の進行方向に向かってドット電極間配線431によ
ってV字形状になるよう配線している。最外側のドット
状電極403eには3相配線432が設けられ、3相の
高電圧アンプ421に接続されている。
【0034】そこで、振動子412により、振動板40
1が振動すると、音波浮揚力404が発生して、板状被
駆動体405は浮上する。すると、上記した搬送用ドッ
ト状電極403に印加される3相高電圧により、浮上さ
れた板状被駆動体405に直進搬送駆動力と安定直進駆
動のための拘束力とが同時に発生する。このように、振
動子412の超音波振動がホーンで増幅され振動板40
1に伝わる。この振動により、振動板401の表面に音
波浮揚力404が発生し、板状被駆動体405を被接触
で浮上させる。ここでは、浮上ギャップを約100μm
にしている。しかし、この音波浮揚力404は板状被駆
動体405に対して振動板401面に垂直な作用力しか
発生せず、板状被駆動体405の板面方向上で板状被駆
動体405を駆動することはできない。
【0035】そこで、振動板401の上面に電極パター
ンを構成し静電力による作用力で、浮上された板状被駆
動体405を板状被駆動体405の板面方向上で駆動す
る。静電力による作用力を得るために、振動板401の
上面に特定の電極パターンを構成し、3相交流電圧を印
加して移動電場を形成させる。この移動電場と、板状被
駆動体405に誘導される誘導電荷との間に生じる位相
遅れにより、静電力が生じ板状被駆動体405を左右ふ
れ無く安定して直進駆動することができる。
【0036】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図7は本発明の第4の実施例を示す板状被駆動体の
駆動装置の構成図であり、図7(a)はその板状被駆動
体の駆動装置の全体模式図、図7(b)はその板状被駆
動体の駆動装置の要部断面図、図8はその板状被駆動体
の駆動装置の電極配置を示す図である。
【0037】図7において、501は振動板、502は
振動板の表面となる電極面、503は振動板の表面に形
成される板状被駆動体505に静電力を与えて回転する
ための回転用ドット状電極、504は板状被駆動体50
5を浮上させる音波浮揚力、511は発振器、512は
その発振器511に接続される振動子であり、この振動
子512により、振動板501を振動させる。520は
3相交流電圧発生器、521は回転用ドット状電極50
3に接続される高電圧アンプである。
【0038】そこで、振動子512により、振動板50
1が振動すると、音波浮揚力504が発生して、板状被
駆動体505は浮上する。すると、後述するように静電
力を生じる電極により、板状被駆動体505を回転駆動
することができる。以下、図8を参照しながら振動板の
表面となる電極面に形成される回転用ドット状電極につ
いて説明する。
【0039】図8において、振動板の表面となる円形状
の電極面502には、回転用ドット状電極503が形成
され、その回転用ドット状電極503は、例えば、一番
内側にリング状に配置されるドット状電極503a、そ
のドット状電極503aの外側にリング状に配置される
ドット状電極503b,そのドット状電極503bの外
側にリング状に配置されるドット状電極503c,その
ドット状電極503cの外側にリング状に配置されるド
ット状電極503d、そのドット状電極503dの外側
にリング状に配置されるドット状電極503e、そのド
ット状電極503eの外側にリング状に配置されるドッ
ト状電極503f、そのドット状電極503fの外側に
リング状に配置されるドット状電極503g、そのドッ
ト状電極503gの外側にリング状に配置される最外側
のドット状電極503hを備え、それら回転用ドット状
電極503は、中心から外側に向かって斜行するドット
状電極間配線531によって配線されている。
【0040】最外側のリング状に配置されるドット状電
極503hには3相配線532が接続され、その3相配
線532は3相の高電圧アンプ521に接続される。そ
こで、振動板501が振動し、音波浮揚力504が発生
して、誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体505が浮
上されると、上記した回転用ドット状電極503に印加
される3相高電圧により、浮上された誘電体や絶縁体か
らなる板状被駆動体305に回転トルクと安定回転のた
めの拘束力とが同時に発生する。
【0041】以下、この点について詳細に説明すると、
上記した電極パターンは、回転トルクと、板状被駆動体
505の表面上の各所から電極パターンの円心軸に垂直
に作用する力とを同時に板状被駆動体505に生成する
ことができる。この電極パターンは上記した8つの同心
円を成すドット状電極群から構成されている。2電極間
の間隔は0.7mmである。各リング状の各々の電極
は、右下の電極と細い電極間の配線531で連結されて
いる。
【0042】これら斜めに連結されている電極群を同電
位電極群と呼ぶことにする。各リングには78個の電極
を有するため、この電極パターンは78個の同電位電極
群で構成されている。また、隣合う3個の同電位電極群
を一組にし、VP-P は同じで互いに120°の位相差を
持つ交流電圧を時計方向に、位相の大きい順でそれぞれ
に印加する。
【0043】この電極配置に前述した3相交流電圧を印
加することにより、電極パターンの円心を中心とした回
転電場と、各電極から電極パターンの円心に向く移動電
場とが同時に形成される。この回転電場と移動電場の同
時形成により、回転トルクと板状被駆動体の表面上の各
所から電極パターンの円心軸に垂直に向く拘束力とが同
時に板状被駆動体に発生する。
【0044】回転トルクの作用により回転する板状被駆
動体は、偏心により回転中心が電極パターンの中心軸か
らずれようとする時に、その拘束力が働き、回転中心を
電極パターンの中心軸上に引き戻す。この拘束力の働き
により、板状被駆動体を安定して拘束し回転させること
ができる。この電極配置はもう一つの働きを持つ。電極
パターン内のどの電極を取っても、その電極の電圧位相
はその周りの4つの電極のそれと違い、電界の強さが大
きく、板状被駆動体に素早く電荷を誘導することができ
て、高周波な交流電圧を印加できるため、高速な回転が
得られる。
【0045】一例として、直径100mm、厚み0.7
mm、質量17.6gのガラス板を浮上し回転させた。
浮上ギャップは100μm、印加する3相交流電圧のV
P-Pは1kVであった。この場合の最大回転角速度は約
2000rpmであった。本発明は、大型化が進んでい
る液晶パネルの非接触搬送や位置決めへの応用が大きく
期待できる。
【0046】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、浮上力を得るため
に空気圧浮上手段を用いるとともに、引き続き、静電力
による搬送駆動を行うことにより、搬送駆動力を高める
とともに、システムのコスト低減と、安定化を図ること
ができる。
【0048】(2)請求項2記載の発明によれば、浮上
力を得るために近距離音波浮上手段を用いるとともに、
引き続き、静電力による搬送駆動を行うことにより、搬
送駆動力を高めるとともに、システムのコスト低減と、
安定化を図ることができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、浮上力を得るため
に空気圧浮上手段を用いるとともに、引き続き、静電力
による回転駆動を行うことにより、回転駆動力を高める
とともに、システムのコスト低減と、安定化を図ること
ができる。
【0049】(4)請求項4記載の発明によれば、浮上
力を得るために近距離音波浮上手段を用いるとともに、
引き続き、静電力による回転駆動を行うことにより、回
転駆動力を高めるとともに、システムのコスト低減と、
安定化を図ることができる。 (5)請求項5記載の発明によれば、浮上力を得るため
に空気圧浮上手段又は近距離音波浮上手段により、平板
状体を浮上させるとともに、静電力により、平板状体の
駆動力を高めることができる。
【0050】(6)請求項6記載の発明によれば、浮上
力を得るために空気圧浮上手段又は近距離音波浮上手段
により、ガラス板を浮上させるとともに、静電力によ
り、ガラス板の駆動力を高めることができる。 (7)請求項7記載の発明によれば、浮上力を得るため
に空気圧浮上手段又は近距離音波浮上手段により、セラ
ミックス板を浮上させるとともに、静電力により、セラ
ミックス板の駆動力を高めることができる。
【0051】(8)請求項8記載の発明によれば、搬送
用電極は、板状被駆動体の安定直進駆動のための拘束力
を発生させ、安定かつ高速駆動することができる。 (9)請求項9記載の発明によれば、回転用電極は、板
状被駆動体の安定回転駆動のための拘束力を得ることが
でき、安定、かつ高速回転駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の構成図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の電極配置を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の構成図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の電極配置を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の構成図である。
【図6】本発明の第3実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の電極配置を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の構成図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す板状被駆動体の駆動
装置の電極配置を示す図である。
【図9】従来の静電浮上搬送装置のシステム構成図であ
る。
【図10】従来の静電浮上搬送装置の電極配置を示す平
面図である。
【符号の説明】
201,301 固定部材 202,302,402,502 電極面 203,403 搬送用ドット状電極 204,304 空気圧 205,305,405,505 板状被駆動体 210 空気室 211,311 微小空気孔 220,320,420,520 3相交流電圧発生
器 221,321,421,521 高電圧アンプ 203a,203b,203c,203d,203e,
303a,303b,303c,303d,303e,
303f,303g,303h,403a,403b,
403c,403d,403e,503a,503b,
503c,503d,503e,503f,503g,
503h ドット状電極 231,331,431,531 ドット状電極間配
線 232,332,432,532 3相配線 303,503 回転用ドット状電極 401,501 振動板 404,504 音波浮揚力 411,511 発振器 412,512 振動子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状被駆動体の駆動装置において、
    (a)誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させ
    る、固定部材に設けられる空気圧浮上手段と、(b)前
    記固定部材の表面に形成され、前記板状被駆動体を搬送
    する搬送用電極とを備え、(c)前記板状被駆動体を、
    前記空気圧浮上手段により浮上させ、前記搬送用電極で
    静電力により搬送することを特徴とする板状被搬送体の
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 板状被駆動体の駆動装置において、
    (a)誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させ
    る、振動板に設けられる近距離音波浮上手段と、(b)
    前記振動板の表面に形成され、前記板状被駆動体を搬送
    する搬送用電極とを備え、(c)前記板状被駆動体を、
    前記近距離音波浮上手段により浮上させ、前記搬送用電
    極で静電力により搬送することを特徴とする板状被搬送
    体の駆動装置。
  3. 【請求項3】 板状被駆動体の駆動装置において、
    (a)誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させ
    る、固定部材に設けられる空気圧浮上手段と、(b)前
    記固定部材の表面に形成され、前記板状被駆動体を回転
    する回転用電極とを備え、(c)前記板状被駆動体を、
    前記空気圧浮上手段により浮上させ、前記回転用電極で
    静電力により回転させることを特徴とする板状被搬送体
    の駆動装置。
  4. 【請求項4】 板状被駆動体の駆動装置において、
    (a)誘電体や絶縁体からなる板状被駆動体を浮上させ
    る、振動板に設けられる近距離音波浮上手段と、(b)
    前記振動板の表面に形成され、前記板状被駆動体を回転
    する回転用電極とを備え、(c)前記板状被駆動体を、
    前記近距離音波浮上手段により浮上させ、前記回転用電
    極で静電力により回転させることを特徴とする板状被搬
    送体の駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の板状被駆
    動体の駆動装置において、前記板状被駆動体は平板状体
    であることを特徴とする板状被搬送体の駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の板状被駆動体の駆動装置
    において、前記平板状被駆動体はガラス板であることを
    特徴とする板状被搬送体の駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の板状被搬送体の駆動装置
    において、前記平板状被駆動体はセラミックス板である
    ことを特徴とする板状被搬送体の駆動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の板状被駆動体の駆
    動装置において、前記搬送用電極は、前記板状被駆動体
    の安定直進駆動のための拘束力を発生する電極配置を有
    することを特徴とする板状被搬送体の駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項3又は4記載の板状被駆動体の駆
    動装置において、前記回転用電極は、前記板状被駆動体
    の安定回転駆動のための拘束力を発生する電極配置を有
    することを特徴とする板状被駆動体の駆動装置。
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