JPH11224907A - 半導体メモリセル及びその製造方法 - Google Patents

半導体メモリセル及びその製造方法

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JPH11224907A
JPH11224907A JP10024651A JP2465198A JPH11224907A JP H11224907 A JPH11224907 A JP H11224907A JP 10024651 A JP10024651 A JP 10024651A JP 2465198 A JP2465198 A JP 2465198A JP H11224907 A JPH11224907 A JP H11224907A
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semiconductor memory
transistor
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JP10024651A
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Mikio Mukai
幹雄 向井
Yutaka Hayashi
豊 林
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トランジスタの動作が安定しており、より少な
い工程に基づき、より小さい面積にて実現できる半導体
メモリセルを提供する。 【解決手段】半導体メモリセルは、読み出し用トランジ
スタTR1とスイッチ用トランジスタTR2とダイオード
Dから成り、読み出し用トランジスタTR1に関して
は、ゲート領域G1はワード線に接続され、一方のソー
ス・ドレイン領域はビット線に接続され、他方のソース
・ドレイン領域は、ダイオードDの一端を構成し、スイ
ッチ用トランジスタTR2に関しては、ゲート領域G2
読み出し用トランジスタTR1のゲート領域G1と共通で
あり、一方のソース・ドレイン領域は書き込み情報設定
線に接続され、且つ、ダイオードDの他端を構成し、他
方のソース・ドレイン領域は、読み出し用トランジスタ
TR1のチャネル形成領域CH1と共通である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つトランジスタ
と1つのダイオードが融合された構成を有する半導体メ
モリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高集積の半導体メモリセルとし
て、図26に示すような、1つのトランジスタと1つの
キャパシタで構成された1トランジスタメモリセルとも
呼ばれるダイナミックメモリセルが使用されている。こ
のようなメモリセルにおいては、キャパシタに蓄積され
た電荷は、ビット線に電圧変化が生じるような電荷とす
る必要がある。ところが、半導体メモリセルの平面寸法
の縮小化に伴い、平行平板状に形成されたキャパシタの
大きさが小さくなり、その結果、メモリセルのキャパシ
タに電荷として蓄えられた情報を読み出したとき、かか
る情報が雑音に埋もれてしまうという問題、あるいは、
ビット線の浮遊容量が半導体メモリセルの世代毎に大き
くなるために、ビット線に小さな電圧変化しか生じない
という問題が顕著になっている。この問題を解決する一
手段として、トレンチキャパシタセル構造(図27参
照)、あるいはスタックトキャパシタセル構造を有する
ダイナミックメモリセルが提案されている。しかしなが
ら、トレンチ(溝)の深さやスタック(積層)の高さに
は加工技術上の限界があるため、キャパシタの容量にも
限界がある。それ故、これらの構造を有するダイナミッ
クメモリセルは、ロー・サブミクロン・ルール以下の寸
法領域では、キャパシタ用の高価な新規材料を導入しな
い限り、限界に至ると言われている。
【0003】また、半導体メモリセルを構成するトラン
ジスタに関しても、ロー・サブミクロン・ルール以下の
平面寸法では、耐圧劣化やパンチスルー等の問題が生じ
るため、規定電圧下でも電流リークが発生する虞が大き
い。それ故、メモリセルが微小化したとき、従来のトラ
ンジスタ構造では、メモリセルを正常に動作させること
が困難になる。
【0004】このようなキャパシタの限界を解決するた
めに、本出願人は、特願平5−246264号(特開平
7−99251号公報)にて、2つのトランジスタ、あ
るいは2つのトランジスタを1つに融合したトランジス
タから成る半導体メモリセルを提案した。この特開平7
−99251号公報の図12の(A)及び図13に開示
された半導体メモリセルは、半導体基板に設けられたp
形ウエル(第4の導電性領域)SC4内に形成された第
1導電形の第1の導電性領域SC1と、第4の導電性領
域SC4の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して
接する第2の導電性領域SC2と、第1の導電性領域S
1の表面領域に設けられ且つ第2の導電性領域SC2
は離間して設けられた第2導電形の第3の導電性領域S
3と、第1の導電性領域SC1と第2の導電性領域SC
2、及び第3の導電性領域SC3と第4の導電性領域SC
4を橋渡すごとくバリア層を介して設けられた導電ゲー
トGから成り、導電ゲートGはメモリセル選択用の第1
の配線に接続され、第2の導電性領域SC2は書き込み
情報設定線に接続され、第3の導電性領域SC3はメモ
リセル選択用の第2の配線に接続されている。第3の導
電性領域SC3は、p形半導体領域SC3p、及びp形半
導体領域SC3pに隣接し、そしてショットキ接合を形成
する金属層SC3sから構成されており、これらの領域S
3p及び金属層SC3sは、第1の導電性領域SC1の表
面領域に形成されている。
【0005】そして、第1の導電性領域SC1(チャネ
ル形成領域Ch2に相当する)と、第4の導電性領域S
4及び第3の導電性領域SC3(これらはソース/ドレ
イン領域に相当する)と、導電ゲートGによって、スイ
ッチ用トランジスタTR2が構成される。また、第4の
導電性領域SC4(チャネル形成領域Ch1に相当する)
と、第1の導電性領域SC1及び第2の導電性領域SC2
(これらはソース/ドレイン領域に相当する)と、導電
ゲートGによって、情報蓄積用トランジスタTR1が構
成される。尚、金属層SC3sそれ自体は、スイッチ用ト
ランジスタTR2のソース/ドレイン領域を構成しては
いない。
【0006】この半導体メモリセルにおいては、情報の
書き込み時、スイッチ用トランジスタTR2が導通し、
その結果、情報は、情報蓄積用トランジスタTR1のチ
ャネル形成領域Ch1に電位あるいは電荷の形態で蓄積
される。情報の読み出し時、情報蓄積用トランジスタT
1においては、チャネル形成領域Ch1に蓄積された電
位あるいは電荷(情報)に依存して、導電ゲートGから
見た情報蓄積用トランジスタTR1のスレッショールド
値が変化する。従って、情報の読み出し時、適切に選定
された電位を導電ゲートGに印加することによって、情
報蓄積用トランジスタTR1の情報蓄積状態をチャネル
電流の大小(0も含めて)で判定することができる。こ
の情報蓄積用トランジスタTR1の動作状態を検出する
ことによって、情報の読み出しを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の半導体メモリセルにおいては、第3の導電性
領域SC3は、p形半導体領域SC3p及びショットキ接
合を形成する金属層SC3 sから構成されており、金属層
SC3sを形成するための工程が別途必要とされ、更に
は、第3の導電性領域SC3の面積が大きくなる結果、
半導体メモリセル全体の面積も大きくなるといった問題
を有する。
【0008】従って、本発明の目的は、トランジスタの
動作が安定しており、しかも、より少ない工程に基づ
き、より小さい面積にて実現でき、更には、従来のDR
AMのような大容量のキャパシタを必要とせず、寸法を
微小化することができる、2つのトランジスタと1つの
ダイオードとが融合された構成を有する半導体メモリセ
ルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルは、図
1の(A)あるいは図2の(A)に原理図を示すよう
に、第1導電形の読み出し用トランジスタTR1と、第
2導電形のスイッチ用トランジスタTR2と、ダイオー
ドDから成り、(A−1)読み出し用トランジスタTR
1のゲート領域G1は、メモリセル選択用の第1の配線に
接続され、(A−2)読み出し用トランジスタTR1
一方のソース/ドレイン領域は、メモリセル選択用の第
2の配線に接続され、(A−3)読み出し用トランジス
タTR1の他方のソース/ドレイン領域は、ダイオード
Dの一端を構成し、(B−1)スイッチ用トランジスタ
TR2のゲート領域G2は、読み出し用トランジスタTR
1のゲート領域と共通であり、(B−2)スイッチ用ト
ランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域は、書
き込み情報設定線に接続され、且つ、ダイオードDの他
端を構成し、(B−3)スイッチ用トランジスタTR2
の他方のソース/ドレイン領域は、読み出し用トランジ
スタTR1のチャネル形成領域CH1と共通であることを
特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る半導体メモリセルは、図1の(B)あるい
は図2の(B)に原理図を示すように、第1導電形の読
み出し用トランジスタTR1と、第2導電形のスイッチ
用トランジスタTR2と、ダイオードDから成り、(A
−1)読み出し用トランジスタTR1のゲート領域G
1は、メモリセル選択用の第1の配線に接続され、(A
−2)読み出し用トランジスタTR1の一方のソース/
ドレイン領域は、所定の電位に接続され、(A−3)読
み出し用トランジスタTR1の他方のソース/ドレイン
領域は、ダイオードDの一端を構成し、(B−1)スイ
ッチ用トランジスタTR2のゲート領域G2は、読み出し
用トランジスタTR1のゲート領域と共通であり、(B
−2)スイッチ用トランジスタTR2の一方のソース/
ドレイン領域は、メモリセル選択用の第2の配線に接続
され、且つ、ダイオードDの他端を構成し、(B−3)
スイッチ用トランジスタTR2の他方のソース/ドレイ
ン領域は、読み出し用トランジスタTR1のチャネル形
成領域CH1と共通であることを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る半導体メモリセルは、第1導電形の読み出
し用トランジスタTR1と、第2導電形のスイッチ用ト
ランジスタTR2と、ダイオードDから成り、(イ)第
2導電形を有する半導体性の第1の領域SC1、(ロ)
第1の領域SC1と整流接合を形成して接する半導体性
若しくは導電性の第2の領域SC2、(ハ)第1の領域
SC1と接し、第2の領域SC2とは離間して設けられ、
且つ、第1導電形を有する半導体性の第3の領域S
3、(ニ)第3の領域SC3の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する半導体性若しくは導電性
の第4の領域SC4、及び、(ホ)第2の領域SC2と第
3の領域SC3、及び、第1の領域SC1と第4の領域S
4を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、読み出
し用トランジスタTR1とスイッチ用トランジスタTR2
とで共有されたゲート領域G1,G2、を有する半導体メ
モリセルであって、(a−1)読み出し用トランジスタ
TR1の一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域S
2から構成され、(a−2)読み出し用トランジスタ
TR1の他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域S
3から構成され、(a−3)読み出し用トランジスタ
TR1のチャネル形成領域CH1は、第2の領域SC2
第3の領域SC3とで挟まれた第1の領域SC1の表面領
域から構成され、(b−1)スイッチ用トランジスタT
2の一方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(b−2)スイッチ用トランジスタTR
2の他方のソース/ドレイン領域は、第1の領域SC1
ら構成され、(b−3)スイッチ用トランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2は、第1の領域SC1と第4の
領域SC4とで挟まれた第3の領域SC3の表面領域から
構成され、(c)ダイオードDは、第3の領域SC3
第4の領域SC4から構成されており、(d)読み出し
用トランジスタTR1とスイッチ用トランジスタTR2
で共有されたゲート領域G1,G2は、メモリセル選択用
の第1の配線に接続され、(e)第2の領域SC2は、
メモリセル選択用の第2の配線に接続され、(f)第4
の領域SC4は、書き込み情報設定線に接続されている
ことを特徴とする。
【0012】尚、本発明の第3の態様に係る半導体メモ
リセルにおいては、第2の領域SC2は、メモリセル選
択用の第2の配線に接続される代わりに、所定の電位に
接続され、第4の領域SC4は、書き込み情報設定線に
接続される代わりに、メモリ選択用の第2の配線に接続
されている構成とすることもできる。また、第1の領域
SC1の下に、第1導電形の高濃度不純物含有領域SC5
を更に備えれば、読み出し用トランジスタTR1のチャ
ネル形成領域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増
加を図ることができる。
【0013】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る半導体メモリセルは、第1導電形の読み出
し用トランジスタTR1と、第2導電形のスイッチ用ト
ランジスタTR2と、ダイオードDから成り、(イ)第
1導電形を有する半導体性の第1の領域SC1、(ロ)
第1の領域SC1と整流接合を形成して接する半導体性
若しくは導電性の第2の領域SC2、(ハ)第1の領域
SC1と接し、第2の領域SC2とは離間して設けられ、
且つ、第2導電形を有する半導体性の第3の領域S
3、(ニ)第3の領域SC3の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する半導体性若しくは導電性
の第4の領域SC4、及び、(ホ)第2の領域SC2と第
3の領域SC3、及び、第1の領域SC1と第4の領域S
4を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、読み出
し用トランジスタTR1とスイッチ用トランジスタTR2
とで共有されたゲート領域G1,G2、を有する半導体メ
モリセルであって、(a−1)読み出し用トランジスタ
TR1の一方のソース/ドレイン領域は、第4の領域S
4から構成され、(a−2)読み出し用トランジスタ
TR1の他方のソース/ドレイン領域は、第1の領域S
1から構成され、(a−3)読み出し用トランジスタ
TR1のチャネル形成領域CH1は、第1の領域SC1
第4の領域SC4とで挟まれた第3の領域SC3の表面領
域から構成され、(b−1)スイッチ用トランジスタT
2の一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域SC2
から構成され、(b−2)スイッチ用トランジスタTR
2の他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
ら構成され、(b−3)スイッチ用トランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2は、第2の領域SC2と第3の
領域SC3とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域から
構成され、(c)ダイオードDは、第1の領域SC1
第2の領域SC2から構成されており、(d)読み出し
用トランジスタTR1とスイッチ用トランジスタTR2
で共有されたゲート領域G1,G2は、メモリセル選択用
の第1の配線に接続され、(e)第4の領域SC4は、
メモリセル選択用の第2の配線に接続され、(f)第2
の領域SC2は、書き込み情報設定線に接続されている
ことを特徴とする。
【0014】尚、本発明の第4の態様に係る半導体メモ
リセルにおいては、第4の領域SC4は、メモリセル選
択用の第2の配線に接続される代わりに、所定の電位に
接続され、第2の領域SC2は、書き込み情報設定線に
接続される代わりに、メモリ選択用の第2の配線に接続
されている構成とすることもできる。また、第3の領域
SC3の下に、第1導電形の高濃度不純物含有領域SC5
を更に備えれば、読み出し用トランジスタTR1のチャ
ネル形成領域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増
加を図ることができる。
【0015】本発明の半導体メモリセルは、半導体基板
表面領域、半導体基板あるいは支持基板に設けられた絶
縁層(絶縁体)上、半導体基板に設けられたウエル(第
3の態様に係る半導体メモリセルにおいては第2導電
形、第4の態様に係る半導体メモリセルにおいては第1
導電形を有するウエル)構造内、あるいは絶縁体上に形
成することができるが、α線対策の面から、半導体メモ
リセルは、ウエル構造内に形成され、あるいは又、絶縁
体上に形成されていることが好ましい。
【0016】チャネル形成領域は、従来の方法に基づ
き、シリコンあるいはGaAs等から形成することがで
きる。ゲート領域は、従来の方法により、金属、不純物
を添加又はドープされたシリコン、アモルファスシリコ
ンあるいはポリシリコン、シリサイド、高濃度に不純物
を添加したGaAs等から形成することができる。バリ
ア層は、従来の方法により、SiO2、Si34、Al2
3、GaAlAs等から形成することができる。各領
域は、要求される特性に応じて、従来の方法により、不
純物を添加されたシリコン、アモルファスシリコンある
いはポリシリコン、シリサイド、シリサイド層と半導体
層の2層構造、高濃度に不純物を添加されたGaAs等
から形成することができる。
【0017】本発明の第3あるいは第4の態様に係る半
導体メモリセルにおいて、第2の領域SC2あるいは第
4の領域SC4を導電性の領域とする場合には、これら
の領域をシリサイドや金属から構成することができる。
尚、これらの領域をシリサイドや金属、金属化合物から
構成する場合であって、しかも、これらの領域が配線と
接続されている構造の場合には、これらの領域を配線と
共通の材料(例えば、バリア層、グルーレイヤーとして
用いられるチタンシリサイドやTiN等の材料)から構
成することもできる。即ち、これらの領域を配線の一部
分と共通にする構造とすることも可能である。
【0018】本発明の半導体メモリセルにおいては、読
み出し用トランジスタTR1及びスイッチ用トランジス
タTR2の各々のゲート領域は共通であり、メモリセル
選択用の第1の配線に接続されている。従って、メモリ
セル選択用の第1の配線は1本でよく、チップ面積を小
さくすることができる。
【0019】本発明の第1若しくは第2の態様に係る半
導体メモリセルにおいては、スイッチ用トランジスタT
2の他方のソース/ドレイン領域は、読み出し用トラ
ンジスタTR1のチャネル形成領域CH1と共通である。
また、本発明の第3の態様に係る半導体メモリセルにお
いては、スイッチ用トランジスタTR2の他方のソース
/ドレイン領域である第1の領域SC1は、読み出し用
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相当して
いる。更には、本発明の第4の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、スイッチ用トランジスタTR2の他方
のソース/ドレイン領域である第3の領域SC3は、読
み出し用トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1
相当している。そして、情報の書き込み時、スイッチ用
トランジスタTR2は導通し、その結果、情報は、読み
出し用トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に電
位あるいは電荷の形態で蓄積される。情報の読み出し
時、読み出し用トランジスタTR1においては、チャネ
ル形成領域CH1に蓄積された電位あるいは電荷(情
報)に依存して、ゲート領域から見た読み出し用トラン
ジスタTR1のスレッショールド値が変化する。従っ
て、情報の読み出し時、適切に選定された電位をゲート
領域に印加することによって、読み出し用トランジスタ
TR1の情報蓄積状態をチャネル電流の大小(0も含め
て)で判定することができる。即ち、この読み出し用ト
ランジスタTR1の動作状態を検出することによって、
情報の読み出しを行うことができる。
【0020】しかも、スイッチ用トランジスタTR2
チャネル形成領域CH2に相当し且つ読み出し用トラン
ジスタTR1のソース/ドレイン領域の他方に相当する
第3の領域SC3若しくは第1の領域SC1は、ダイオー
ドDを介して書き込み情報設定線若しくはメモリセル選
択用の第2の配線に接続されているので、所謂読み出し
線を省略することができ、配線構成を簡素化することが
できる。
【0021】更には、本発明の第1若しくは第2の態様
に係る半導体メモリセルにおいては、読み出し用トラン
ジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域とスイッチ
用トランジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域に
よってダイオードDが構成され、本発明の第3若しくは
第4の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第3の
領域SC3と第4の領域SC4、若しくは、第1の領域S
1と第2の領域SC2からダイオードDが構成されてい
るので、半導体メモリセルの構成の簡素化、面積の縮小
化を図ることができる。
【0022】本発明の半導体メモリセルは、情報を電
位、電位差、又は電荷等の形態で保持するが、接合リー
ク等のリーク電流によりいずれはそれらが減衰するため
リフレッシュを必要とするので、DRAM様に動作す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0024】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1及び第3の態様に係る半導体メモリセルに関す
る。図1の(A)に原理図を、そして図3に構成の一例
を示すように、実施の形態1の半導体メモリセルは、第
1導電形(例えばn形)の読み出し用トランジスタTR
1と、第2導電形(例えばp形)のスイッチ用トランジ
スタTR2と、ダイオードDから構成されている。尚、
図3の(A)は模式的な一部断面図であり、図3の
(B)は各領域及びゲート領域の模式的な配置図であ
る。
【0025】そして、読み出し用トランジスタTR1
関しては、(A−1)ゲート領域G1は、メモリセル選
択用の第1の配線(例えばワード線)に接続され、(A
−2)一方のソース/ドレイン領域は、メモリセル選択
用の第2の配線(例えばビット線)に接続され、(A−
3)他方のソース/ドレイン領域は、ダイオードDの一
端を構成している。
【0026】一方、スイッチ用トランジスタTR2に関
しては、(B−1)ゲート領域G2は読み出し用トラン
ジスタTR1のゲート領域G1と共通であり、メモリセル
選択用の第1の配線(例えばワード線)に接続され、
(B−2)一方のソース/ドレイン領域は、書き込み情
報設定線に接続され、且つ、ダイオードDの他端を構成
し、(B−3)他方のソース/ドレイン領域は、読み出
し用トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1と共通
である。
【0027】あるいは又、実施の形態1における半導体
メモリセルは、(イ)第2導電形(例えばp形)を有す
る半導体性の第1の領域SC1、(ロ)第1の領域SC1
と整流接合を形成して接する半導体性若しくは導電性の
第2の領域SC2、(実施の形態1においては、より具
体的には、第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する、第2導電形とは逆の第
1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の、あるい
は又、シリサイドや金属、金属化合物等から構成された
導電性の第2の領域SC2、)(ハ)第1の領域SC1
接し(具体的には、第1の領域SC1の表面領域に設け
られ)、第2の領域SC2とは離間して設けられ、且
つ、第1導電形(例えばn+形)を有する半導体性の第
3の領域SC3、(ニ)第3の領域SC3の表面領域に設
けられ、且つ、整流接合を形成して接する、第2導電形
(例えばp++形)を有する半導体性の、あるいは又、シ
リサイドや金属、金属化合物等から構成された導電性の
第4の領域SC4、及び、(ホ)第2の領域SC2と第3
の領域SC3、及び、第1の領域SC1と第4の領域SC
4を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、読み出し
用トランジスタTR1とスイッチ用トランジスタTR2
で共有されたゲート領域G1,G2、を有する半導体メモ
リセルである。
【0028】そして、読み出し用トランジスタTR1
関しては、(a−1)一方のソース/ドレイン領域は、
第2の領域SC2から構成され、(a−2)他方のソー
ス/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成され、
(a−3)チャネル形成領域CH1は、第2の領域SC2
と第3の領域SC3とで挟まれた第1の領域SC1の表面
領域から構成されている。
【0029】一方、スイッチ用トランジスタTR2に関
しては、(b−1)一方のソース/ドレイン領域は、第
4の領域SC4から構成され、(b−2)他方のソース
/ドレイン領域は、第1の領域SC1から構成され、
(b−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領域SC1
と第4の領域SC4とで挟まれた第3の領域SC3の表面
領域から構成されている。
【0030】更には、ダイオードDは、第3の領域SC
3と第4の領域SC4から構成されている。また、読み出
し用トランジスタTR1のゲート領域G1及びスイッチ用
トランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選択用
の第1の配線(例えばワード線)に接続され、第2の領
域SC2はメモリセル選択用の第2の配線(例えばビッ
ト線)に接続され、第4の領域SC4は書き込み情報設
定線に接続されている。尚、読み出し用トランジスタT
1のゲート領域G1及びスイッチ用トランジスタTR2
のゲート領域G2を総称して、単にゲート領域Gと呼ぶ
場合もある。
【0031】実施の形態1の半導体メモリセルにおい
て、第4の領域SC4と第3の領域SC3からpn接合を
形成する場合、第3の領域SC3の電位設定、あるい
は、第3の領域SC3及び第1の領域SC1の不純物濃度
関係の設計が不適切であると、情報の読み出し時、ラッ
チアップを生じる可能性がある。これを回避するため
に、書き込み情報設定線に印加する電圧は、第4の領域
SC4と第3の領域SC3との接合部(即ち、ダイオード
D)、及び、第3の領域SC3と第1の領域SC1との接
合部に、同時に高い順方向電流が流れない程度の電圧
(例えば0.8ボルト以下)とする必要がある。第4の
領域SC4をシリサイドや金属等から構成することによ
って第4の領域SC4と第3の領域SC3との間にショッ
トキ接合を形成し、多数キャリアが主として順方向電流
を構成する形態とすれば、ラッチアップの危険性を回避
することができ、書き込み情報設定線に印加する電圧へ
の制限は実質的に無くなる。
【0032】実施の形態1においては、半導体メモリセ
ルは、半導体基板に設けられた第2導電形(例えばp
形)のウエル構造内に形成されている。
【0033】以下、図4及び図5を参照して、実施の形
態1の半導体メモリセルの製造方法を説明する。
【0034】[工程−100]先ず、第1導電形(例え
ばn形)のシリコン半導体基板に、第2導電形(例えば
p形)の第1の領域SC1をイオン注入法にて形成する
(図4の(A)参照)。尚、この第2導電形(例えばp
形)を有する第1の領域SC1はp形ウエルに相当す
る。
【0035】[工程−110]次いで、例えば熱酸化法
にて、シリコン半導体基板の表面に厚さ10nm程度の
バリア層に相当するゲート酸化膜を形成し、次いで、不
純物がドープされたポリシリコン層をCVD法にて全面
に堆積させる。そして、このポリシリコン層上にパター
ニングされたレジストを形成した後、かかるレジストを
マスクとしてポリシリコン層をパターニングして、ゲー
ト領域G及びダミーパターンを形成する。次いで、n形
不純物をイオン注入することによって、p+形不純物を
含有した第1の領域SC1の表面領域にn形不純物を含
有する層を形成する。その後、例えばSiN層を全面に
形成し、次いで、SiN層を異方性エッチングすること
によって、ゲート領域G及びダミーパターンの側壁にサ
イドウオールを形成する。その後、薄い酸化膜を形成
し、高濃度のn形不純物をイオン注入する。これによっ
て、図4の(B)に示すように、半導体性の第1の領域
SC1の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形成し
て接する第2の領域SC2(n+形の半導体性の第2の領
域SC2)、及び、第1の領域SC1の表面領域に設けら
れ、且つ、第2の領域SC2とは離間して設けられた、
第1導電形(例えばn+形)の半導体性の第3の領域S
3を形成することができる。
【0036】[工程−120]その後、パターニングさ
れたレジストを形成し、かかるレジストをマスクとして
ダミーパターン、ダミーパターン側壁のサイドウオール
及び酸化膜を除去する。こうして、図5の(A)に示す
構造を得ることができる。
【0037】[工程−130]次に、パターニングされ
たレジストを形成した後、かかるレジストをマスクとし
てp形不純物のイオン注入を行い、レジストを除去す
る。これによって、図5の(B)に示すように、第3の
領域SC3の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形
成して接する第4の領域SC4(第2導電形、例えばp
++形の半導体性の第4の領域SC4)を形成することが
できる。尚、以上に説明した各種のイオン注入法におい
ては、各領域における不純物濃度が最適化されるよう
に、不純物のイオン注入条件をコンピュータシミュレー
ションや実験によって最適化する必要がある。また、イ
オン注入の順序は、本質的には任意である。
【0038】[工程−140]その後、全面に層間絶縁
層を形成し、この層間絶縁層に開口部を設け、開口部内
を含む層間絶縁層上に配線材料層を堆積させた後、配線
材料層をパターニングすることによって各種配線を形成
する。こうして、図3に示した実施の形態1の半導体メ
モリセルを製造することができる。尚、第1の領域SC
1の下に、第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物
含有領域SC5を更に備えていることが、読み出し用ト
ランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に蓄積される
電位あるいは電荷の増加を図るといった観点から望まし
い。
【0039】実施の形態1の半導体メモリセルの変形例
を図6の(A)及び(B)に示す。図6に示す半導体メ
モリセルは、例えばSiO2から成る絶縁体上に形成さ
れている、所謂SOI構造を有する。かかる半導体メモ
リセルは、半導体基板に凸部を形成し、次いで、全面に
絶縁体(絶縁層)を形成した後、絶縁体(絶縁層)と支
持基板とを張り合わせ、次に、半導体基板を裏面から研
削、研磨することによって得られた、所謂張り合わせ基
板に基づき製造することができる。あるいは又、例えば
シリコン半導体基板に酸素をイオン注入した後に熱処理
を行って得られるSIMOX法による絶縁体(絶縁層)
を形成し、その上に残されたシリコン層に半導体メモリ
セルを作製すればよい。
【0040】あるいは又、図7に示すように、半導体メ
モリセルは、所謂TFT構造を有していてもよい。即
ち、例えばアモルファスシリコン層やポリシリコン層を
CVD法等によって絶縁体(絶縁層)の上に成膜し、次
いで、レーザビームや電子ビームを用いた帯域溶融結晶
化法、絶縁体(絶縁層)に設けられた開口部を介して結
晶成長を行うラテラル固相結晶成長法等の各種の公知の
単結晶化技術によってシリコン層を形成し、かかるシリ
コン層に半導体メモリセルを作製すればよい。又は、支
持基板上に成膜された絶縁体(絶縁層)上に、例えばポ
リシリコン層あるいはアモルファスシリコン層を形成し
た後、かかるポリシリコン層あるいはアモルファスシリ
コン層に半導体メモリセルを作製することによって得る
ことができる。
【0041】更に、実施の形態1の半導体メモリセルの
変形例を図8の(A)及び(B)並びに図9の(A)及
び(B)に示す。図8に示す半導体メモリセルは、例え
ばSiO2から成る絶縁体上に形成されている、所謂S
OI構造を有する。尚、図8の(B)に示す構造におい
ては、第2の領域SC2が、図8の(A)に示す構造の
半導体メモリセルよりも絶縁層側へと深く延びている。
これによって、第2の領域SC2の側部から書き込み情
報設定線への電極を取り出すことが可能となる。図9の
(A)及び(B)に示す半導体メモリセルは、TFT構
造を有する。
【0042】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第2の態様及び第3の態様の変形に係る半導体メモリ
セルに関する。図1の(B)に原理図を、そして図10
に一例を示すように、読み出し用トランジスタTR1
一方のソース/ドレイン領域は、所定の電位に接続さ
れ、スイッチ用トランジスタTR2の一方のソース/ド
レイン領域は、メモリセル選択用の第2の配線(例えば
ビット線)に接続されている。また、第2の領域SC2
は、メモリセル選択用の第2の配線(例えばビット線)
に接続される代わりに、所定の電位に接続されている。
更には、第4の領域SC4は、書き込み情報設定線に接
続される代わりに、メモリ選択用の第2の配線(例えば
ビット線)に接続されている。尚、実施の形態2におい
ては、第2の配線(例えばビット線)は、実施の形態1
における書き込み情報設定線を兼ねている。ここで、図
10の(A)は模式的な一部断面図であり、図10の
(B)は各領域及びゲート領域の模式的な配置図であ
る。以上の点を除き、実施の形態2の半導体メモリセル
の構造は、実施の形態1にて説明した半導体メモリセル
の構造と同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0043】実施の形態2の半導体メモリセルの変形例
を図11の(A)及び(B)並びに図12の(A)及び
(B)に示す。図11に示す半導体メモリセルは、例え
ばSiO2から成る絶縁体上に形成されている、所謂S
OI構造を有する。一方、図12に示す半導体メモリセ
ルは、TFT構造を有する。
【0044】更に、実施の形態1の半導体メモリセルの
変形例を図13の(A)及び(B)並びに図14の
(A)及び(B)に示す。図13に示す半導体メモリセ
ルは、例えばSiO2から成る絶縁体上に形成されてい
る、所謂SOI構造を有する。尚、図13の(B)に示
す構造においては、第2の領域SC2が、図13の
(A)に示す構造の半導体メモリセルよりも絶縁層側へ
と深く延びている。これによって、第2の領域SC2
側部から書き込み情報設定線への電極を取り出すことが
可能となる。図14の(A)及び(B)に示す半導体メ
モリセルは、TFT構造を有する。
【0045】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第1及び第4の態様に係る半導体メモリセルに関す
る。図2の(A)に原理図を、そして図15に一例を示
すように、実施の形態3の半導体メモリセルは、第1導
電形(例えばn形)の読み出し用トランジスタTR
1と、第2導電形(例えばp形)のスイッチ用トランジ
スタTR2と、ダイオードDから構成されている。尚、
図15の(A)は模式的な一部断面図であり、図15の
(B)は各領域及びゲート領域の模式的な配置図であ
る。
【0046】そして、読み出し用トランジスタTR1
関しては、(A−1)ゲート領域G1は、メモリセル選
択用の第1の配線(例えばワード線)に接続され、(A
−2)一方のソース/ドレイン領域は、メモリセル選択
用の第2の配線(例えばビット線)に接続され、(A−
3)他方のソース/ドレイン領域は、ダイオードDの一
端を構成している。
【0047】一方、スイッチ用トランジスタTR2に関
しては、(B−1)ゲート領域G2は読み出し用トラン
ジスタTR1のゲート領域G1と共通であり、メモリセル
選択用の第1の配線(例えばワード線)に接続され、
(B−2)一方のソース/ドレイン領域は、書き込み情
報設定線に接続され、且つ、ダイオードDの他端を構成
し、(B−3)他方のソース/ドレイン領域は、読み出
し用トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1と共通
である。
【0048】あるいは又、実施の形態3における半導体
メモリセルは、(イ)第1導電形(例えばn形)を有す
る半導体性の第1の領域SC1、(ロ)第1の領域SC1
と整流接合を形成して接する半導体性若しくは導電性の
第2の領域SC2、(実施の形態3においては、より具
体的には、第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する、第1導電形とは逆の第
2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の、あるい
は又、シリサイドや金属、金属化合物等から構成された
導電性の第2の領域SC2、)(ハ)第1の領域SC1
接し(具体的には、第1の領域SC1の表面領域に設け
られ)、第2の領域SC2とは離間して設けられ、且
つ、第2導電形(例えばp+形)を有する半導体性の第
3の領域SC3、(ニ)第3の領域SC3の表面領域に設
けられ、且つ、整流接合を形成して接する、第1導電形
(例えばn+形)を有する半導体性の、あるいは又、シ
リサイドや金属、金属化合物等から構成された導電性の
第4の領域SC4、及び、(ホ)第2の領域SC2と第3
の領域SC3、及び、第1の領域SC1と第4の領域SC
4を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、読み出し
用トランジスタTR1とスイッチ用トランジスタTR2
で共有されたゲート領域G1,G2、を有する半導体メモ
リセルである。
【0049】そして、読み出し用トランジスタTR1
関しては、(a−1)一方のソース/ドレイン領域は、
第4の領域SC4から構成され、(a−2)他方のソー
ス/ドレイン領域は、第1の領域SC1から構成され、
(a−3)チャネル形成領域CH1は、第1の領域SC1
と第4の領域SC4とで挟まれた第3の領域SC3の表面
領域から構成されている。
【0050】一方、スイッチ用トランジスタTR2に関
しては、(b−1)一方のソース/ドレイン領域は、第
2の領域SC2から構成され、(b−2)他方のソース
/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成され、
(b−3)チャネル形成領域CH2は、第2の領域SC2
と第3の領域SC3とで挟まれた第1の領域SC1の表面
領域から構成されている。
【0051】更には、ダイオードDは、第1の領域SC
1と第2の領域SC2から構成されている。また、読み出
し用トランジスタTR1のゲート領域G1及びスイッチ用
トランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選択用
の第1の配線(例えばワード線)に接続され、第4の領
域SC4はメモリセル選択用の第2の配線(例えばビッ
ト線)に接続され、第2の領域SC2は書き込み情報設
定線に接続されている。
【0052】実施の形態3の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2と第1の領域SC1からpn接合を
形成する場合、第2の領域SC2の電位設定、あるい
は、第2の領域SC2及び第1の領域SC1の不純物濃度
関係の設計が不適切であると、情報の読み出し時、ラッ
チアップを生じる可能性がある。これを回避するため
に、書き込み情報設定線に印加する電圧は、第2の領域
SC2と第1の領域SC1との接合部、即ち、ダイオード
Dに高い順方向電流が流れない程度の電圧(例えば0.
8ボルト以下)とする必要がある。第2の領域SC2
シリサイドや金属等から構成することによって第2の領
域SC2と第1の領域SC1との間にショットキ接合を形
成し、多数キャリアが主として順方向電流を構成する形
態とすれば、ラッチアップの危険性を回避することがで
き、書き込み情報設定線に印加する電圧への制限は実質
的に無くなる。
【0053】実施の形態3においては、半導体メモリセ
ルは、半導体基板に設けられた第1導電形(例えばn
形)のウエル構造内に形成されている。
【0054】以下、図16〜図18を参照して、実施の
形態3の半導体メモリセルの製造方法を説明する。
【0055】[工程−300]先ず、公知の方法に従
い、p形シリコン半導体基板10に素子分離領域(図示
せず)、n形ウエル、n形の半導体性の第1の領域SC
1、バリア層に相当するゲート酸化膜11を形成した
後、例えば不純物を含有するポリシリコンあるいはポリ
サイド構造を有するゲート領域Gを形成する。こうし
て、図16の(A)に示す構造を得ることができる。
【0056】[工程−310]次いで、レジスト材料か
らイオン注入用マスク12を形成した後、第2導電形
(例えば、p形)の不純物をイオン注入し、第1の領域
SC1の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接
する半導体性の第2の領域SC2を形成する(図16の
(B)参照)。
【0057】[工程−320]その後、イオン注入用マ
スク12を除去し、レジスト材料からイオン注入用マス
ク13を形成した後、第2導電形(例えば、p形)の不
純物を斜めイオン注入法にてイオン注入し、第1の領域
SC1の表面領域に設けられ、且つ第2の領域SC2とは
離間して設けられた第2導電形の半導体性の第3の領域
SC3を形成する。斜めイオン注入法にてイオン注入を
行うことによって、ゲート領域Gの下方にも第3の領域
SC3が形成される(図17の(A)参照)。
【0058】[工程−330]次いで、第1導電形(例
えば、n形)の不純物をイオン注入し、第3の領域SC
3の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接する
半導体性の第4の領域SC4を形成する(図17の
(B)参照)。
【0059】[工程−340]その後、イオン注入用マ
スク13を除去し、CVD法に全面にSiO2層を成膜
し、かかるSiO2層をエッチバックすることによっ
て、ゲート領域Gの側壁にサイドウオール14を形成す
る。
【0060】[工程−350]次いで、レジスト材料か
らイオン注入用マスク15を形成した後、第1導電形
(例えば、n形)の不純物をイオン注入し、第4の領域
SC4の不純物濃度を1019〜1020cm-3程度まで高
くすることによって、第4の領域SC4の低抵抗化を図
る(図18の(A)参照)。
【0061】[工程−360]その後、イオン注入用マ
スク15を除去し、レジスト材料からイオン注入用マス
ク16を形成した後、第2導電形(例えば、p形)の不
純物をイオン注入し、第2の領域SC2の一部分の不純
物濃度を1019〜1020cm-3程度まで高くすることに
よって、第2の領域SC2の低抵抗化を図る(図18の
(B)参照)。
【0062】[工程−370]その後、従来のMOSト
ランジスタの製造方法に従い、半導体メモリセルを完成
させる。
【0063】尚、半導体メモリセルの製造工程は、上記
の方法に限定されない。例えば、[工程−310]を省
略することができる。[工程−320]、[工程−33
0]、[工程−350]の順序は任意の順序することが
できる。ゲート領域や素子分離領域の形成を、[工程−
360]の後に行ってもよい。尚、第3の領域SC3
下に、第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有
領域SC5を更に備えていることが、読み出し用トラン
ジスタTR1のチャネル形成領域CH1に蓄積される電位
あるいは電荷の増加を図るといった観点から望ましい。
【0064】実施の形態3の半導体メモリセルの変形例
を図19の(A)及び(B)並びに図20の(A)及び
(B)に示す。図19に示す半導体メモリセルは、例え
ばSiO2から成る絶縁体上に形成されている、所謂S
OI構造を有する。尚、図19の(B)に示す構造にお
いては、第2の領域SC2が、図19の(A)に示す構
造の半導体メモリセルよりも絶縁層側へと深く延びてい
る。これによって、第2の領域SC2の側部から書き込
み情報設定線への電極を取り出すことが可能となる。図
20の(A)及び(B)に示す半導体メモリセルは、T
FT構造を有する。
【0065】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の第2の態様及び第4の態様の変形に係る半導体メモリ
セルに関する。図2の(B)に原理図を、そして図21
の(A)及び(B)に一例を示すように、読み出し用ト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、所
定の電位に接続され、スイッチ用トランジスタTR2
一方のソース/ドレイン領域は、メモリセル選択用の第
2の配線(例えばビット線)に接続されている。また、
第4の領域SC4は、メモリセル選択用の第2の配線
(例えばビット線)に接続される代わりに、所定の電位
に接続され、第2の領域SC2は、書き込み情報設定線
に接続される代わりに、メモリ選択用の第2の配線(例
えばビット線)に接続されている。尚、実施の形態4に
おいては、第2の配線(例えばビット線)は、実施の形
態3における書き込み情報設定線を兼ねている。以上の
点を除き、実施の形態4の半導体メモリセルの構造は、
実施の形態3にて説明した半導体メモリセルの構造と同
一であるので、詳細な説明は省略する。
【0066】実施の形態4の半導体メモリセルの変形例
を図22の(A)及び(B)並びに図23の(A)及び
(B)に示す。図22に示す半導体メモリセルは、例え
ばSiO2から成る絶縁体上に形成されている、所謂S
OI構造を有する。一方、図23に示す半導体メモリセ
ルは、TFT構造を有する。
【0067】以下、実施の形態1の半導体メモリセルの
動作を説明するが、実施の形態2〜実施の形態4の半導
体メモリセルの動作原理は、実質的に実施の形態1の半
導体メモリセルの動作原理と同じである。尚、実施の形
態2あるいは実施の形態4における半導体メモリセルで
は、第2の配線(例えばビット線)が書き込み情報設定
線を兼ねているので、以下の説明において、書き込み情
報設定線を第2の配線(例えばビット線)と読み替えれ
ばよい。
【0068】書き込み時の各部位における電位を以下の
表1のとおりとする。
【0069】
【表1】 メモリセル選択用の第1の配線(例えば、ワード線):VW 書き込み情報設定線 ”0”の書き込み時 :V0 ”1”の書き込み時 :V1
【0070】また、読み出し時の各部位における電位を
以下の表2のとおりとする。尚、このとき、書き込み情
報設定線(実施の形態2においては第2の領域SC2
実施の形態4においては第4の領域SC4)には0電位
を含む所定の電位が与えられている。
【0071】
【表2】メモリセル選択用の第1の配線(例えば、ワー
ド線):VR メモリセル選択用の第2の配線(例えば、ビット線):
2
【0072】読み出し時、ゲート領域から見た読み出し
用トランジスタTR1のスレッショールド値を以下の表
3のとおりとする。また、読み出し用トランジスタTR
1における電位の関係を以下の表3のように設定する。
尚、”0”の読み出し時と、”1”の読み出し時とで
は、チャネル形成領域CH1の電位が異なる。この影響
を受けて、”0”の読み出し時、及び”1”の読み出し
時において、ゲート領域から見た読み出し用トランジス
タTR1のスレッショールド値が変化する。但し、従来
のDRAMが必要とするような大きなキャパシタを必要
としない。
【0073】
【表3】”0”の読み出し時:VTH_0 ”1”の読み出し時:VTH_1 |VTH_1|>|VR|>|VTH_0
【0074】[情報の書き込み時]”0”(書き込み情
報設定線の電位:V0)又は”1”(書き込み情報設定
線の電位:V1)の情報の書き込み時、第1の配線の電
位をVW(<0)とする。その結果、スイッチ用トラン
ジスタTR2のゲート領域G2の電位もVW(<0)とな
る。従って、スイッチ用トランジスタTR2はオンの状
態である。それ故、読み出し用トランジスタTR1のチ
ャネル形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の場
合)又はV1(”1”の情報の場合)となる。
【0075】情報を書き込み後、読み出し前の情報保持
状態においては、読み出し用トランジスタTR1及びス
イッチ用トランジスタTR2が導通しないように、各ト
ランジスタの各部分における電位を設定する。このため
には、例えば、第1の配線の電位を0(V)とし、書き
込み情報設定線の電位をV1とすればよい。
【0076】情報の書き込み時、読み出し用トランジス
タTR1のゲート領域の電位はVW(<0)である。従っ
て、読み出し用トランジスタTR1はオフ状態である。
こうして、”0”又は”1”の情報の書き込み時、読み
出し用トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1の電
位は、V0(”0”の情報の場合)、又はV1(”1”の
情報の場合)となり、この状態は情報の読み出し時ま
で、漏洩電流(読み出し用トランジスタTR1のチャネ
ル形成領域CH1と例えば半導体基板間、スイッチ用ト
ランジスタTR2のオフ電流等)のために経時変化する
が、許容範囲内に保持される。尚、読み出し用トランジ
スタTR1のチャネル形成領域CH1の電位の経時変化が
読み出し動作に誤りを与える程大きくなる前に、所謂リ
フレッシュ動作を行う。
【0077】[情報の読み出し時]”0”又は”1”の
情報の読み出し時、第1の配線の電位はVR(>0)で
ある。その結果、スイッチ用トランジスタTR2のゲー
ト領域の電位はVR(>0)となり、スイッチ用トラン
ジスタTR2はオフの状態である。
【0078】読み出し用トランジスタTR1のゲート領
域の電位はVR(>0)である。また、ゲート領域から
見た読み出し用トランジスタTR1のスレッショールド
値は、VT H_0又はVTH_1である。この読み出し用トラン
ジスタTR1のスレッショールド値は、チャネル形成領
域CH1の電位の状態に依存する。これらの電位の間に
は、 |VTH_1|>|VR|>|VTH_0| という関係がある。従って、蓄積された情報が”0”の
場合、読み出し用トランジスタTR1はオン状態とな
る。また、蓄積された情報が”1”の場合、読み出し用
トランジスタTR1はオフ状態となる。
【0079】こうして、蓄積された情報に依存して読み
出し用トランジスタTR1は、確実にオン状態又はオフ
状態となる。第2の領域SC2は、第2の配線に接続さ
れているので、蓄積された情報(”0”あるいは”
1”)に依存して、読み出し用トランジスタTR1に電
流が流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積された情
報を読み出し用トランジスタTR1によって読み出すこ
とができる。
【0080】以上に説明した読み出し用トランジスタT
1及びスイッチ用トランジスタTR2の動作状態を表4
に纏めた。尚、表4中、各電位の値は例示であり、上記
の条件を満足する値ならば如何なる値をとることも可能
である。
【0081】
【表4】
【0082】以上、好ましい発明の実施の形態に基づき
本発明の半導体メモリセルを説明したが、本発明はこれ
らの発明の実施の形態に限定されない。発明の実施の形
態にて説明した半導体メモリセルの構造や電圧、電位等
の数値は例示であり、適宜変更することができる。ま
た、例えば、各発明の実施の形態にて説明した本発明の
半導体メモリセルにおいて、読み出し用トランジスタT
1をpチャネル形トランジスタとし、スイッチ用トラ
ンジスタTR2をnチャネル形トランジスタとすること
ができる。各トランジスタにおける各要素の配置は例示
であり、適宜変更することができる。また、各種の領域
への不純物の導入はイオン注入法だけでなく、拡散法に
て行うこともできる。尚、シリコン半導体のみならず、
例えばGaAs系等の化合物半導体から構成されたメモ
リセルにも本発明を適用することができる。発明の実施
の形態1や発明の実施の形態2にて説明した半導体メモ
リセルを発明の実施の形態3にて説明した半導体メモリ
セルの作製方法にて作製することもできるし、発明の実
施の形態3や発明の実施の形態4にて説明した半導体メ
モリセルを発明の実施の形態1にて説明した半導体メモ
リセルの作製方法にて作製することもできる。更には、
本発明の半導体メモリセルはMES型FET構造を有す
る半導体メモリセルにも適用することができる。
【0083】また、本発明の半導体メモリセルを、ゲー
ト領域がチャネル形成領域を取り囲む形式の半導体メモ
リセル、あるいは又、所謂サイドゲート型の半導体メモ
リセルに適用することができる。例えば発明の実施の形
態1の図8の(B)にて説明した半導体メモリセルをゲ
ート領域がチャネル形成領域を取り囲む形式の半導体メ
モリセルに適用した例を、図24の模式的な斜視図に示
す。この形式の半導体メモリセルにおいては、絶縁層か
ら突出した略直方形のシリコン層に、第1の領域S
1、第2の領域SC2、第3の領域SC3及び第4の領
域SC4が形成されている。また、ゲート領域Gが直方
体のシリコン層の頂面だけでなく、シリコン層の側面の
一部分にまで延びており、「コ」の字形状のゲート領域
Gがチャネル形成領域を取り囲んでいる。尚、図24の
矢印A−Aに沿って半導体メモリセルを切断したときの
各領域の配置は、図8の(B)に示したと同様である。
【0084】更には、例えば発明の実施の形態1の図8
の(B)にて説明した半導体メモリセルをサイドゲート
型の半導体メモリセルに適用した例を、図25の(A)
の模式的な斜視図に示す。この例においても、絶縁層か
ら突出した略直方形のシリコン層に、第1の領域S
1、第2の領域SC2、第3の領域SC3及び第4の領
域SC4が形成されている。また、ゲート領域Gが直方
体のシリコン層の側面の一部分に形成されている。ま
た、図25の(B)に模式的な斜視図を示すように、ゲ
ート領域Gが直方体のシリコン層の側面の一部分から頂
面の一部に延びる「L」字形状とすることもできる。
尚、図25の(A)の矢印A−A及び図25の(B)の
矢印B−Bに沿って半導体メモリセルを切断したときの
各領域の配置は、図8の(B)に示したと同様である。
図24及び図25では、各領域及びゲート領域のみを表
示し、配線の図示は省略した。
【0085】
【発明の効果】本発明の半導体メモリセルにおいては、
読み出し用トランジスタのチャネル形成領域に蓄積され
た電位あるいは電荷(情報)に依存して、読み出し用ト
ランジスタの動作が規定され、リフレッシュ時間内に読
み出されるトランジスタの電流としての情報は、付加的
に追加されたとしてもそのコンデンサ容量(例えば、ゲ
ート領域の容量+付加容量等)の大きさに依存すること
がない。従って、従来の半導体メモリセルにおけるキャ
パシタ容量の問題を解決することができるし、リフレッ
シュ時間調整のために付加的なキャパシタを加えること
があっても、従来のDRAMのような著しく大きなキャ
パシタを必要としない。
【0086】そして、本発明の第1若しくは第2の態様
に係る半導体メモリセルにおいては、読み出し用トラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域とスイッチ用トラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域によってダイオ
ードが構成され、本発明の第3若しくは第4の態様に係
る半導体メモリセルにおいては、第3の領域と第4の領
域若しくは第1の領域と第2の領域からダイオードが構
成されているので、ダイオードそれ自体が半導体メモリ
セル内に占める面積は0であり、しかも、所謂読み出し
線を省略することができ、ほぼ1トランジスタの面積で
半導体メモリセルを実現することができる。更には、M
OSロジック回路内にDRAM機能をほんの僅かの工程
の増加のみで組み込むことができる。また、必ずしもS
OI技術を用いることなく、従来の半導体メモリセルの
製造技術で、ほぼ1トランジスタ分の面積の半導体メモ
リセルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様及び第2の態様に係る半導
体メモリセルの原理図である。
【図2】本発明の第1の態様及び第2の態様に係る半導
体メモリセルの原理図である。
【図3】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの模式
的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の模式的な
配置図である。
【図4】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの作製
方法を説明するための半導体基板等の模式的な一部断面
図である。
【図5】図4に引き続き、発明の実施の形態1の半導体
メモリセルの作製方法を説明するための半導体基板等の
模式的な一部断面図である。
【図6】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の
模式的な配置図である。
【図7】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の
模式的な配置図である。
【図8】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の
模式的な配置図である。
【図9】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の
模式的な配置図である。
【図10】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の模式的
な配置図である。
【図11】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域
の模式的な配置図である。
【図12】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域
の模式的な配置図である。
【図13】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域
の模式的な配置図である。
【図14】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域
の模式的な配置図である。
【図15】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の模式的
な配置図である。
【図16】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの作
製方法を説明するための半導体基板等の模式的な一部断
面図である。
【図17】図16に引き続き、発明の実施の形態3の半
導体メモリセルの作製方法を説明するための半導体基板
等の模式的な一部断面図である。
【図18】図17に引き続き、発明の実施の形態3の半
導体メモリセルの作製方法を説明するための半導体基板
等の模式的な一部断面図である。
【図19】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図20】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図21】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図並びに各領域及びゲート領域の模式的
な配置図である。
【図22】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図23】発明の実施の形態4の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図24】発明の実施の形態1にて説明した半導体メモ
リセルの変形例の模式的な斜視図である。
【図25】発明の実施の形態1にて説明した半導体メモ
リセルの変形例の模式的な斜視図である。
【図26】従来の1トランジスタメモリセルの概念図で
ある。
【図27】従来のトレンチキャパシタセル構造を有する
メモリセルの断面図である。
【符号の説明】
TR1・・・読み出し用トランジスタ、TR2・・・スイ
ッチ用トランジスタ、SC1・・・第1の領域、SC2
・・第2の領域、SC3・・・第3の領域、SC4・・・
第4の領域、SC5・・・高濃度不純物含有領域、C
1,CH2・・・チャネル形成領域、G,G1,G2・・
・ゲート領域

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電形の読み出し用トランジスタと、
    第2導電形のスイッチ用トランジスタと、ダイオードか
    ら成り、 (A−1)読み出し用トランジスタのゲート領域は、メ
    モリセル選択用の第1の配線に接続され、 (A−2)読み出し用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、メモリセル選択用の第2の配線に接続さ
    れ、 (A−3)読み出し用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、ダイオードの一端を構成し、 (B−1)スイッチ用トランジスタのゲート領域は、読
    み出し用トランジスタのゲート領域と共通であり、 (B−2)スイッチ用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、書き込み情報設定線に接続され、且つ、
    ダイオードの他端を構成し、 (B−3)スイッチ用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、読み出し用トランジスタのチャネル形成
    領域と共通であることを特徴とする半導体メモリセル。
  2. 【請求項2】第1導電形の読み出し用トランジスタと、
    第2導電形のスイッチ用トランジスタと、ダイオードか
    ら成り、 (A−1)読み出し用トランジスタのゲート領域は、メ
    モリセル選択用の第1の配線に接続され、 (A−2)読み出し用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、所定の電位に接続され、 (A−3)読み出し用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、ダイオードの一端を構成し、 (B−1)スイッチ用トランジスタのゲート領域は、読
    み出し用トランジスタのゲート領域と共通であり、 (B−2)スイッチ用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、メモリセル選択用の第2の配線に接続さ
    れ、且つ、ダイオードの他端を構成し、 (B−3)スイッチ用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、読み出し用トランジスタのチャネル形成
    領域と共通であることを特徴とする半導体メモリセル。
  3. 【請求項3】第1導電形の読み出し用トランジスタと、
    第2導電形のスイッチ用トランジスタと、ダイオードか
    ら成り、 (イ)第2導電形を有する半導体性の第1の領域、 (ロ)第1の領域と整流接合を形成して接する半導体性
    若しくは導電性の第2の領域、 (ハ)第1の領域と接し、第2の領域とは離間して設け
    られ、且つ、第1導電形を有する半導体性の第3の領
    域、 (ニ)第3の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する半導体性若しくは導電性の第4の領
    域、及び、 (ホ)第2の領域と第3の領域、及び、第1の領域と第
    4の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、読
    み出し用トランジスタとスイッチ用トランジスタとで共
    有されたゲート領域、を有する半導体メモリセルであっ
    て、 (a−1)読み出し用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第2の領域から構成され、 (a−2)読み出し用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、第3の領域から構成され、 (a−3)読み出し用トランジスタのチャネル形成領域
    は、第2の領域と第3の領域とで挟まれた第1の領域の
    表面領域から構成され、 (b−1)スイッチ用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第4の領域から構成され、 (b−2)スイッチ用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、第1の領域から構成され、 (b−3)スイッチ用トランジスタのチャネル形成領域
    は、第1の領域と第4の領域とで挟まれた第3の領域の
    表面領域から構成され、 (c)ダイオードは、第3の領域と第4の領域から構成
    されており、 (d)読み出し用トランジスタとスイッチ用トランジス
    タとで共有されたゲート領域は、メモリセル選択用の第
    1の配線に接続され、 (e)第2の領域は、メモリセル選択用の第2の配線に
    接続され、 (f)第4の領域は、書き込み情報設定線に接続されて
    いることを特徴とする半導体メモリセル。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の半導体メモリセルにおい
    て、 第2の領域は、メモリセル選択用の第2の配線に接続さ
    れる代わりに、所定の電位に接続され、 第4の領域は、書き込み情報設定線に接続される代わり
    に、メモリ選択用の第2の配線に接続されていることを
    特徴とする半導体メモリセル。
  5. 【請求項5】第1の領域の下に、第1導電形の高濃度不
    純物含有領域を更に備えていることを特徴とする請求項
    3又は請求項4に記載の半導体メモリセル。
  6. 【請求項6】半導体メモリセルは第2導電形のウエル構
    造内に形成されていることを特徴とする請求項3又は請
    求項4に記載の半導体メモリセル。
  7. 【請求項7】半導体メモリセルは絶縁体上に形成されて
    いることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の半
    導体メモリセル。
  8. 【請求項8】第1導電形の読み出し用トランジスタと、
    第2導電形のスイッチ用トランジスタと、ダイオードか
    ら成り、 (イ)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (ロ)第1の領域と整流接合を形成して接する半導体性
    若しくは導電性の第2の領域、 (ハ)第1の領域と接し、第2の領域とは離間して設け
    られ、且つ、第2導電形を有する半導体性の第3の領
    域、 (ニ)第3の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する半導体性若しくは導電性の第4の領
    域、及び、 (ホ)第2の領域と第3の領域、及び、第1の領域と第
    4の領域を橋渡すごとくバリア層を介して設けられ、読
    み出し用トランジスタとスイッチ用トランジスタとで共
    有されたゲート領域、を有する半導体メモリセルであっ
    て、 (a−1)読み出し用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第4の領域から構成され、 (a−2)読み出し用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、第1の領域から構成され、 (a−3)読み出し用トランジスタのチャネル形成領域
    は、第1の領域と第4の領域とで挟まれた第3の領域の
    表面領域から構成され、 (b−1)スイッチ用トランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域は、第2の領域から構成され、 (b−2)スイッチ用トランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域は、第3の領域から構成され、 (b−3)スイッチ用トランジスタのチャネル形成領域
    は、第2の領域と第3の領域とで挟まれた第1の領域の
    表面領域から構成され、 (c)ダイオードは、第1の領域と第2の領域から構成
    されており、 (d)読み出し用トランジスタとスイッチ用トランジス
    タとで共有されゲート領域は、メモリセル選択用の第1
    の配線に接続され、 (e)第4の領域は、メモリセル選択用の第2の配線に
    接続され、 (f)第2の領域は、書き込み情報設定線に接続されて
    いることを特徴とする半導体メモリセル。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の半導体メモリセルにおい
    て、 第4の領域は、メモリセル選択用の第2の配線に接続さ
    れる代わりに、所定の電位に接続され、 第2の領域は、書き込み情報設定線に接続される代わり
    に、メモリ選択用の第2の配線に接続されていることを
    特徴とする半導体メモリセル。
  10. 【請求項10】第3の領域の下に、第1導電形の高濃度
    不純物含有領域を更に備えていることを特徴とする請求
    項8又は請求項9に記載の半導体メモリセル。
  11. 【請求項11】半導体メモリセルは第1導電形のウエル
    構造内に形成されていることを特徴とする請求項8又は
    請求項9に記載の半導体メモリセル。
  12. 【請求項12】半導体メモリセルは絶縁体上に形成され
    ていることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の
    半導体メモリセル。
JP10024651A 1997-10-29 1998-02-05 半導体メモリセル及びその製造方法 Pending JPH11224907A (ja)

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JP10024651A JPH11224907A (ja) 1998-02-05 1998-02-05 半導体メモリセル及びその製造方法
US09/177,390 US6274912B1 (en) 1997-10-29 1998-10-23 Semiconductor memory cell and method of manufacturing the same
KR1019980045696A KR100536928B1 (ko) 1997-10-29 1998-10-29 반도체 메모리 셀 및 그 제조방법
EP98402702A EP0913867B1 (en) 1997-10-29 1998-10-29 DRAM cell with separate read and write transistors

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1191596A3 (en) * 2000-09-08 2008-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and its manufacturing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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