JPH11222889A - 吐水パイプの組付構造 - Google Patents
吐水パイプの組付構造Info
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- JPH11222889A JPH11222889A JP3954498A JP3954498A JPH11222889A JP H11222889 A JPH11222889 A JP H11222889A JP 3954498 A JP3954498 A JP 3954498A JP 3954498 A JP3954498 A JP 3954498A JP H11222889 A JPH11222889 A JP H11222889A
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- water discharge
- screw
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Abstract
(57)【要約】
【課題】吐水パイプの組付構造の螺着部の強度を向上さ
せ、ネジがゆるみ難くがたつきなどが生じなくするこ
と。 【解決手段】吐水パイプ2と、給水栓本体5等の他の給
水栓部品とを、吐水パイプ2側に設けられたネジ用孔3
3に止めネジ35を螺着することによって互いに組み付
ける吐水パイプ2の組付構造において、ネジ用孔33を
樹脂製の吐水パイプ2とは別体の部材である板ナット3
7に設けた。
せ、ネジがゆるみ難くがたつきなどが生じなくするこ
と。 【解決手段】吐水パイプ2と、給水栓本体5等の他の給
水栓部品とを、吐水パイプ2側に設けられたネジ用孔3
3に止めネジ35を螺着することによって互いに組み付
ける吐水パイプ2の組付構造において、ネジ用孔33を
樹脂製の吐水パイプ2とは別体の部材である板ナット3
7に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本各発明は、吐水パイプと、
給水栓本体やシャワーヘッドユニット等の他の給水栓部
品とを、吐水パイプ側に設けられた螺着部にネジ部材を
螺着することによって互いに組み付ける吐水パイプの組
付構造に関する。
給水栓本体やシャワーヘッドユニット等の他の給水栓部
品とを、吐水パイプ側に設けられた螺着部にネジ部材を
螺着することによって互いに組み付ける吐水パイプの組
付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】流し台のカウンター上等に設置される給
水栓としては、吐水パイプと給水栓本体やシャワーヘッ
ドユニットなどの給水栓部品とが互いに組み付けられた
ものがある。これらを組み付けるために、従来、吐水パ
イプに雌ネジ等の螺着部を設け、これに雄ネジ等のネジ
部材を螺着して組み付けていた。ところで従来、吐水パ
イプは黄銅鋳物等の金属製であったが、高温水による火
傷の防止やデザインの多様化の要求などの事情により、
ABS樹脂など樹脂製のものも用いられるようになっ
た。しかしながら、このような樹脂製の吐水パイプに螺
着部を設け、上記した給水栓部品などに組み付けようと
すると、螺着部を設けた部位も樹脂製であるために、従
来の金属製の吐水パイプと比較して、螺着部を設けた部
位の強度が低下する虞が生じていた。また、長年の使用
により螺着部のネジがゆるみやすくなりがたつきなどが
生ずる虞もあった。一方、金属製の吐水パイプであって
も、螺着部が薄肉の部位に設けられた雌ネジである場合
等には、同様の問題を生じていた。
水栓としては、吐水パイプと給水栓本体やシャワーヘッ
ドユニットなどの給水栓部品とが互いに組み付けられた
ものがある。これらを組み付けるために、従来、吐水パ
イプに雌ネジ等の螺着部を設け、これに雄ネジ等のネジ
部材を螺着して組み付けていた。ところで従来、吐水パ
イプは黄銅鋳物等の金属製であったが、高温水による火
傷の防止やデザインの多様化の要求などの事情により、
ABS樹脂など樹脂製のものも用いられるようになっ
た。しかしながら、このような樹脂製の吐水パイプに螺
着部を設け、上記した給水栓部品などに組み付けようと
すると、螺着部を設けた部位も樹脂製であるために、従
来の金属製の吐水パイプと比較して、螺着部を設けた部
位の強度が低下する虞が生じていた。また、長年の使用
により螺着部のネジがゆるみやすくなりがたつきなどが
生ずる虞もあった。一方、金属製の吐水パイプであって
も、螺着部が薄肉の部位に設けられた雌ネジである場合
等には、同様の問題を生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、螺着部の強度を向上させ、ネジがゆるみ難
くがたつきなどが生じない吐水パイプの組付構造を提供
することにある。さらに請求項2に記載の発明では、上
記に加えて、螺着部が劣化したような場合でも、螺着部
のみを交換可能とすることにより修繕費用の低減を図る
とともに、別体の部材により構成された螺着部を簡便に
取り換え可能とし交換作業を容易とすることも目的とす
る。さらに請求項3に記載の発明では、吐水パイプを肉
厚にできない場合においても十分な強度を有する螺着部
を設けることができることも目的とする。
する課題は、螺着部の強度を向上させ、ネジがゆるみ難
くがたつきなどが生じない吐水パイプの組付構造を提供
することにある。さらに請求項2に記載の発明では、上
記に加えて、螺着部が劣化したような場合でも、螺着部
のみを交換可能とすることにより修繕費用の低減を図る
とともに、別体の部材により構成された螺着部を簡便に
取り換え可能とし交換作業を容易とすることも目的とす
る。さらに請求項3に記載の発明では、吐水パイプを肉
厚にできない場合においても十分な強度を有する螺着部
を設けることができることも目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の吐水パイプの組付構造は、吐水パイプと、給水栓本体
やシャワーヘッドユニット等の他の給水栓部品とを、吐
水パイプ側に設けられた螺着部にネジ部材を螺着するこ
とによって互いに組み付ける吐水パイプの組付構造にお
いて、前記螺着部を、吐水パイプとは別体の部材により
構成したことを特徴とするものである。特に、吐水パイ
プが樹脂製である場合には、螺着部を金属製や硬質樹脂
等の硬い材質で構成することにより、螺着部の強度を向
上させることができる。ここで「給水栓部品」とは、給
水栓本体やシャワーヘッドユニットのほか、吐水口ヘッ
ド、ハンドルレバーユニットやハンドルレバー自体な
ど、吐水パイプと互いに組み付けられるすべての部品を
いう。また、螺着部は、雄ネジ、雌ネジの別を問わな
い。
の吐水パイプの組付構造は、吐水パイプと、給水栓本体
やシャワーヘッドユニット等の他の給水栓部品とを、吐
水パイプ側に設けられた螺着部にネジ部材を螺着するこ
とによって互いに組み付ける吐水パイプの組付構造にお
いて、前記螺着部を、吐水パイプとは別体の部材により
構成したことを特徴とするものである。特に、吐水パイ
プが樹脂製である場合には、螺着部を金属製や硬質樹脂
等の硬い材質で構成することにより、螺着部の強度を向
上させることができる。ここで「給水栓部品」とは、給
水栓本体やシャワーヘッドユニットのほか、吐水口ヘッ
ド、ハンドルレバーユニットやハンドルレバー自体な
ど、吐水パイプと互いに組み付けられるすべての部品を
いう。また、螺着部は、雄ネジ、雌ネジの別を問わな
い。
【0005】本発明の請求項2に記載の吐水パイプの組
付構造は、請求項1記載の吐水パイプの組付構造におい
て、別体の部材が、螺着部を有し、吐水パイプに設けら
れた凹部にスライド挿入された螺着部材であることを特
徴とするものである。これにより、あらかじめ吐水パイ
プに螺着部材を取り付けておく必要はなく、簡便に螺着
部材を取り付けることができる。また、取付後に螺着部
材が傷んだ場合などでも、螺着部材のみを交換すればよ
く、吐水パイプ全体を交換する必要はない。
付構造は、請求項1記載の吐水パイプの組付構造におい
て、別体の部材が、螺着部を有し、吐水パイプに設けら
れた凹部にスライド挿入された螺着部材であることを特
徴とするものである。これにより、あらかじめ吐水パイ
プに螺着部材を取り付けておく必要はなく、簡便に螺着
部材を取り付けることができる。また、取付後に螺着部
材が傷んだ場合などでも、螺着部材のみを交換すればよ
く、吐水パイプ全体を交換する必要はない。
【0006】本発明の請求項3に記載の吐水パイプの組
付構造は、請求項1記載の吐水パイプの組付構造におい
て、別体の部材が、螺着部を有し、吐水パイプに一体的
に固着された固着部材によって吐水パイプに固定された
螺着部材であることを特徴とするものである。吐水パイ
プは、上記した凹部を設けることができるほど肉厚にで
きない部位もあるが、吐水パイプに固着される固着部材
を介することにより、このような部位にも螺着部材を固
定することができる。
付構造は、請求項1記載の吐水パイプの組付構造におい
て、別体の部材が、螺着部を有し、吐水パイプに一体的
に固着された固着部材によって吐水パイプに固定された
螺着部材であることを特徴とするものである。吐水パイ
プは、上記した凹部を設けることができるほど肉厚にで
きない部位もあるが、吐水パイプに固着される固着部材
を介することにより、このような部位にも螺着部材を固
定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図3を参照して説明する。本実施の形態においては、給
水栓1は、ABS樹脂製の吐水パイプ2とジョイント9
と固定ナット6とを備え、これらに給水栓本体5を内蔵
している。ジョイント9は、給水栓本体5の下端部に螺
嵌されて接続固定されている。また、固定ナット6は、
水栓本体5に螺嵌されて接続固定されて、湯水の混合調
節や流量調節のための摺接弁(図示省略)を内蔵するカ
ートリッジ(図示省略)を水栓本体5の上部に収容固定
している。そして、吐水パイプ2は、略長円筒形状の本
体部15とこの側面から斜め上方に突出してシャワーホ
ース19を内挿する吐水口部16からなり、ジョイント
9と固定ナット6との間に組み付けられているととも
に、給水栓本体5に対して所定角度の範囲内において回
動自在となるように組み付けられている。
図3を参照して説明する。本実施の形態においては、給
水栓1は、ABS樹脂製の吐水パイプ2とジョイント9
と固定ナット6とを備え、これらに給水栓本体5を内蔵
している。ジョイント9は、給水栓本体5の下端部に螺
嵌されて接続固定されている。また、固定ナット6は、
水栓本体5に螺嵌されて接続固定されて、湯水の混合調
節や流量調節のための摺接弁(図示省略)を内蔵するカ
ートリッジ(図示省略)を水栓本体5の上部に収容固定
している。そして、吐水パイプ2は、略長円筒形状の本
体部15とこの側面から斜め上方に突出してシャワーホ
ース19を内挿する吐水口部16からなり、ジョイント
9と固定ナット6との間に組み付けられているととも
に、給水栓本体5に対して所定角度の範囲内において回
動自在となるように組み付けられている。
【0008】吐水パイプ2と給水栓本体5とは、止めネ
ジ35により組み付けられており、これを図2を参照し
て説明する。まず、吐水パイプ2の本体部15の端面3
1に、その長手方向を端面31から下方に向けた幅広の
直方体状の凹部32が開口されている。そしてこの凹部
32を、本体部15の外周面から内周面にかけて貫通す
るようにネジ用孔33、33が穿設されている。
ジ35により組み付けられており、これを図2を参照し
て説明する。まず、吐水パイプ2の本体部15の端面3
1に、その長手方向を端面31から下方に向けた幅広の
直方体状の凹部32が開口されている。そしてこの凹部
32を、本体部15の外周面から内周面にかけて貫通す
るようにネジ用孔33、33が穿設されている。
【0009】この凹部32内に、別体の部材に構成され
た螺着部材として、凹部32と略嵌合する黄銅製の板ナ
ット37がスライド挿入されている。板ナット37中央
部には雌ネジが刻設されたネジ孔38が設けられ、この
ネジ孔38に、吐水パイプ2外側から座金34を介在さ
せてネジ用孔33及びネジ孔38に挿通した状態で止め
ネジ35が螺入されている。止めネジ35の先端は螺入
された状態で、給水栓本体5外周面に設けられた回動用
溝36内に突出しており、吐水パイプ2を給水栓本体5
に組み付けている。回動用溝36は、給水栓本体5の長
手方向の軸周りに所定角度に渡って設けられており、吐
水パイプ2を回動させる際に、回動用溝36の端部に止
めネジ35の先端が当接することにより、所定の角度内
においてのみ吐水パイプ2が回動可能となるように設け
られている。さらに、この回動用溝36の上方の給水栓
本体5の外周には周回溝40が設けられ、この周回溝4
0には、給水栓本体5と吐水パイプ2とのがたつきを防
止するとともに、吐水パイプ2が円滑に回動しすぎるこ
とを防止するために適度な抵抗を与えるOリング39が
はめ込まれている。
た螺着部材として、凹部32と略嵌合する黄銅製の板ナ
ット37がスライド挿入されている。板ナット37中央
部には雌ネジが刻設されたネジ孔38が設けられ、この
ネジ孔38に、吐水パイプ2外側から座金34を介在さ
せてネジ用孔33及びネジ孔38に挿通した状態で止め
ネジ35が螺入されている。止めネジ35の先端は螺入
された状態で、給水栓本体5外周面に設けられた回動用
溝36内に突出しており、吐水パイプ2を給水栓本体5
に組み付けている。回動用溝36は、給水栓本体5の長
手方向の軸周りに所定角度に渡って設けられており、吐
水パイプ2を回動させる際に、回動用溝36の端部に止
めネジ35の先端が当接することにより、所定の角度内
においてのみ吐水パイプ2が回動可能となるように設け
られている。さらに、この回動用溝36の上方の給水栓
本体5の外周には周回溝40が設けられ、この周回溝4
0には、給水栓本体5と吐水パイプ2とのがたつきを防
止するとともに、吐水パイプ2が円滑に回動しすぎるこ
とを防止するために適度な抵抗を与えるOリング39が
はめ込まれている。
【0010】吐水パイプの組付構造は、上記のように構
成されており、黄銅製の板ナット37によりネジ止めし
ているのでネジ部分にがたつきなどが生じなく、強度も
十分である。また、板ナット37の形状が凹部に略合致
するように設けられているので板ナット37を凹部32
に確実に保持することができる。別体の部材として構成
される螺着部材は、必ずしも上記のような板ナット37
を採用する必要はなく、特に、吐水パイプ2よりも硬い
材質の材料で設けることにより、吐水パイプのネジ部分
の強度を高めることができる。
成されており、黄銅製の板ナット37によりネジ止めし
ているのでネジ部分にがたつきなどが生じなく、強度も
十分である。また、板ナット37の形状が凹部に略合致
するように設けられているので板ナット37を凹部32
に確実に保持することができる。別体の部材として構成
される螺着部材は、必ずしも上記のような板ナット37
を採用する必要はなく、特に、吐水パイプ2よりも硬い
材質の材料で設けることにより、吐水パイプのネジ部分
の強度を高めることができる。
【0011】次いで、吐水パイプのネジ組付構造の別の
例について図1及び図3を参照して説明する。吐水口部
16先端の開口部14には、給水栓部品であるシャワー
ヘッドユニット4が組み付けられている。シャワーヘッ
ドユニット4は、シャワーヘッド17を着脱自在に支持
しシャワーホース19を挿通自在に嵌挿するシャワーホ
ルダー60を有し、このシャワーホルダー60が、吐水
パイプ2に止めネジ72により組み付けられている。こ
こで、本例においては、吐水パイプ2に固着部材として
のブッシュ51が一体的に固着されており、このブッシ
ュ51によって、螺着部材としての板ナット55が吐水
パイプ2に固定されている。このブッシュ51はABS
樹脂製であり、略円筒形状に形成され、シャワーホルダ
ー60を嵌挿するものである。吐水パイプ2の開口部1
4寄り下方には、シャワーホース19を伝い吐水パイプ
2内に進入した水をその外部へ排出する長孔状の水抜き
孔70が穿設されており、この水抜き孔70より基端部
側にさらにネジ用孔71が穿設されている。また、ネジ
用孔71の周囲には、これに挿入される止めネジ72の
頭が嵌合して吐水パイプ2への取付を安定させるための
円底形状の凹部73が設けられている。
例について図1及び図3を参照して説明する。吐水口部
16先端の開口部14には、給水栓部品であるシャワー
ヘッドユニット4が組み付けられている。シャワーヘッ
ドユニット4は、シャワーヘッド17を着脱自在に支持
しシャワーホース19を挿通自在に嵌挿するシャワーホ
ルダー60を有し、このシャワーホルダー60が、吐水
パイプ2に止めネジ72により組み付けられている。こ
こで、本例においては、吐水パイプ2に固着部材として
のブッシュ51が一体的に固着されており、このブッシ
ュ51によって、螺着部材としての板ナット55が吐水
パイプ2に固定されている。このブッシュ51はABS
樹脂製であり、略円筒形状に形成され、シャワーホルダ
ー60を嵌挿するものである。吐水パイプ2の開口部1
4寄り下方には、シャワーホース19を伝い吐水パイプ
2内に進入した水をその外部へ排出する長孔状の水抜き
孔70が穿設されており、この水抜き孔70より基端部
側にさらにネジ用孔71が穿設されている。また、ネジ
用孔71の周囲には、これに挿入される止めネジ72の
頭が嵌合して吐水パイプ2への取付を安定させるための
円底形状の凹部73が設けられている。
【0012】一方、ブッシュ51には吐水パイプ2の水
抜き孔70に対応する位置に同様に水抜き孔57が穿設
されているとともに、吐水パイプ2のネジ用孔71に対
応する位置に方形の嵌合凹部53が設けられている。そ
して、この嵌合凹部53の底面にネジ用孔54が穿設さ
れている。さらに、別体の螺着部材として、この嵌合凹
部53に略嵌合する大きさの黄銅製の板ナット55が嵌
合固定されている。板ナット55中央部には雌ネジが刻
設されたネジ孔56が設けられている。そして、吐水パ
イプ2内壁には、ブッシュ51の係合溝52が係合され
て、吐水パイプ2内に挿入されたブッシュ51を所定位
置に位置決めする係合片74が設けられており、吐水パ
イプ2に対してブッシュ51の位置決めを行った後、ブ
ッシュ51が吐水パイプ2内周面に溶着固定されてい
る。
抜き孔70に対応する位置に同様に水抜き孔57が穿設
されているとともに、吐水パイプ2のネジ用孔71に対
応する位置に方形の嵌合凹部53が設けられている。そ
して、この嵌合凹部53の底面にネジ用孔54が穿設さ
れている。さらに、別体の螺着部材として、この嵌合凹
部53に略嵌合する大きさの黄銅製の板ナット55が嵌
合固定されている。板ナット55中央部には雌ネジが刻
設されたネジ孔56が設けられている。そして、吐水パ
イプ2内壁には、ブッシュ51の係合溝52が係合され
て、吐水パイプ2内に挿入されたブッシュ51を所定位
置に位置決めする係合片74が設けられており、吐水パ
イプ2に対してブッシュ51の位置決めを行った後、ブ
ッシュ51が吐水パイプ2内周面に溶着固定されてい
る。
【0013】吐水パイプ2に固定された板ナット55に
螺着した止めネジ75の先端は、シャワーホルダー60
に穿設された嵌挿孔61内に嵌挿され、この止めネジ7
5を介してシャワーホルダー60が吐水パイプ2に係止
されている。また、シャワーホルダー60外周面には嵌
挿孔61よりも下先端側にOリング用の周回溝63が設
けられ、これにはめ込まれたOリング62により、吐水
パイプ2の先端から湯水が内部に進入することを防止し
ている。また、シャワーヘッド17先端付近には切り換
えボタン20が設けられて通常の吐水又はシャワー散水
の切換を可能としている。
螺着した止めネジ75の先端は、シャワーホルダー60
に穿設された嵌挿孔61内に嵌挿され、この止めネジ7
5を介してシャワーホルダー60が吐水パイプ2に係止
されている。また、シャワーホルダー60外周面には嵌
挿孔61よりも下先端側にOリング用の周回溝63が設
けられ、これにはめ込まれたOリング62により、吐水
パイプ2の先端から湯水が内部に進入することを防止し
ている。また、シャワーヘッド17先端付近には切り換
えボタン20が設けられて通常の吐水又はシャワー散水
の切換を可能としている。
【0014】本例の吐水パイプの組付構造は、上記のよ
うに構成されており、先の例と同様、ネジ部分にがたつ
きなどが生じなく、強度も十分である。さらに、先の例
と異なり、吐水パイプ2に固着した固着部材により螺着
部材を固定しているので肉厚とできない部位においても
強度を十分にできる。
うに構成されており、先の例と同様、ネジ部分にがたつ
きなどが生じなく、強度も十分である。さらに、先の例
と異なり、吐水パイプ2に固着した固着部材により螺着
部材を固定しているので肉厚とできない部位においても
強度を十分にできる。
【0015】尚、上述した各例においては、吐水パイプ
とは別体の部材により螺着部を構成する具体的な手段と
して、請求項2の発明又は請求項3の発明の如き手段を
採用したが、請求項1の発明においてはこれに限らな
い。例えば、樹脂製の吐水パイプを成形するに際して、
予め金型に螺着部を有するナット等の螺着部材を配置し
て樹脂品を成形するいわゆるインサート成形により、吐
水パイプの内部に、別の部材からなる螺着部材を埋設し
てもよい。また、吐水パイプに固着されるブッシュ等の
部材を、肉厚に成形する、金属や硬質樹脂の強度に優れ
た材質とする等して、この部材自体に螺着部を設けても
よい。
とは別体の部材により螺着部を構成する具体的な手段と
して、請求項2の発明又は請求項3の発明の如き手段を
採用したが、請求項1の発明においてはこれに限らな
い。例えば、樹脂製の吐水パイプを成形するに際して、
予め金型に螺着部を有するナット等の螺着部材を配置し
て樹脂品を成形するいわゆるインサート成形により、吐
水パイプの内部に、別の部材からなる螺着部材を埋設し
てもよい。また、吐水パイプに固着されるブッシュ等の
部材を、肉厚に成形する、金属や硬質樹脂の強度に優れ
た材質とする等して、この部材自体に螺着部を設けても
よい。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で以下の効果を有する。請求項1に記載の発明では、螺
着部の強度を向上させ、また、ネジがゆるみ難く、がた
つきなどを生じなくすることができる。請求項2に記載
の発明では、上述した効果に加えて、別体の部材により
構成した螺着部を簡便に取り付け、交換できる。請求項
3に記載の発明では、上述した請求項1の効果に加え
て、樹脂製吐水パイプを肉厚にできない部位においても
十分な強度を有する螺着部を設けることができる。
で以下の効果を有する。請求項1に記載の発明では、螺
着部の強度を向上させ、また、ネジがゆるみ難く、がた
つきなどを生じなくすることができる。請求項2に記載
の発明では、上述した効果に加えて、別体の部材により
構成した螺着部を簡便に取り付け、交換できる。請求項
3に記載の発明では、上述した請求項1の効果に加え
て、樹脂製吐水パイプを肉厚にできない部位においても
十分な強度を有する螺着部を設けることができる。
【図1】吐水パイプの組付構造を用いた給水栓の一部破
断面図である。
断面図である。
【図2】吐水パイプの組付構造の要部拡大分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】別の吐水パイプの組付構造の要部拡大分解斜視
図である。
図である。
1;給水栓、2;吐水パイプ、4;シャワーヘッドユニ
ット、5;給水栓本体、6;固定ナット、9;ジョイン
ト、14;開口部、15;本体部、16;吐水口部、1
7;シャワーヘッド、19;シャワーホース、20;切
り換えボタン、31;端面、32;凹部、33;ネジ用
孔、34;座金、35;止めネジ、36;回動用溝、3
7;板ナット、38;ネジ孔、39;Oリング、40;
周回溝、51;ブッシュ、52;係合溝、53;嵌合凹
部、54;ネジ用孔、55;板ナット、56;ネジ孔、
57;水抜き孔、60;シャワーホルダー、61;嵌挿
孔、62;Oリング、63;周回溝、70;水抜き孔、
71;ネジ用孔、72;止めネジ、73;凹部、74;
係合片。
ット、5;給水栓本体、6;固定ナット、9;ジョイン
ト、14;開口部、15;本体部、16;吐水口部、1
7;シャワーヘッド、19;シャワーホース、20;切
り換えボタン、31;端面、32;凹部、33;ネジ用
孔、34;座金、35;止めネジ、36;回動用溝、3
7;板ナット、38;ネジ孔、39;Oリング、40;
周回溝、51;ブッシュ、52;係合溝、53;嵌合凹
部、54;ネジ用孔、55;板ナット、56;ネジ孔、
57;水抜き孔、60;シャワーホルダー、61;嵌挿
孔、62;Oリング、63;周回溝、70;水抜き孔、
71;ネジ用孔、72;止めネジ、73;凹部、74;
係合片。
Claims (3)
- 【請求項1】吐水パイプと、給水栓本体やシャワーヘッ
ドユニット等の他の給水栓部品とを、吐水パイプ側に設
けられた螺着部にネジ部材を螺着することによって互い
に組み付ける吐水パイプの組付構造において、前記螺着
部を、吐水パイプとは別体の部材により構成したことを
特徴とする吐水パイプの組付構造。 - 【請求項2】別体の部材は、螺着部を有し、吐水パイプ
に設けられた凹部にスライド挿入された螺着部材である
請求項1記載の吐水パイプの組付構造。 - 【請求項3】別体の部材は、螺着部を有し、吐水パイプ
に一体的に固着された固着部材によって吐水パイプに固
定された螺着部材である請求項1記載の吐水パイプの組
付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3954498A JPH11222889A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 吐水パイプの組付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3954498A JPH11222889A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 吐水パイプの組付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11222889A true JPH11222889A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12556006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3954498A Pending JPH11222889A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 吐水パイプの組付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11222889A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003020699A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Kvk Corp | 給水栓 |
US20150354184A1 (en) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | JCL Industry Co., Ltd. | Method for Manufacturing Faucet and Faucet Produced Thereby |
JP2016160609A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 株式会社Lixil | 吐水装置 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP3954498A patent/JPH11222889A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003020699A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-24 | Kvk Corp | 給水栓 |
US20150354184A1 (en) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | JCL Industry Co., Ltd. | Method for Manufacturing Faucet and Faucet Produced Thereby |
JP2016160609A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 株式会社Lixil | 吐水装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020813 |