JPH11222739A - 複合加工糸および布帛 - Google Patents

複合加工糸および布帛

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JPH11222739A
JPH11222739A JP2234698A JP2234698A JPH11222739A JP H11222739 A JPH11222739 A JP H11222739A JP 2234698 A JP2234698 A JP 2234698A JP 2234698 A JP2234698 A JP 2234698A JP H11222739 A JPH11222739 A JP H11222739A
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JP
Japan
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yarn
composite
gravity
center
polyamide
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JP2234698A
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Satoshi Hiraga
平賀  敏
Midori Amako
みどり 尼子
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトな風合および適度な膨らみ感を有し、
濃色の湿潤堅牢度および洗濯時の風合変化に優れ、また
着用時の接触冷感が少なく、発汗時のべたつき等の不快
感もを軽減することができる、インナー、パンティスト
ッキング等の衣料用布帛として有用な複合加工糸および
布帛を提供する。 【解決手段】(1) 再生セルロース長繊維Aとポリアミド
長繊維Bの重量比(A/B)が25/75〜50/50
であり、かつ少なくともポリアミド長繊維Bが仮撚捲縮
を有している複合加工糸であって、該複合加工糸の繊維
束断面の重心Gと複合加工糸を構成する各再生セルロー
ス長繊維単糸断面の重心Ag との平均距離aおよび上記
重心Gと複合加工糸を構成する各ポリアミド長繊維単糸
断面の重心Bg との平均距離bが、a<bの関係にあ
り、かつ複合加工糸の開繊率が60〜90%である複合
加工糸。(2) 該複合加工糸を含む布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合加工糸および布
帛に関し、さらに詳しくはソフトな風合および適度な膨
らみ感を有し、かつ濃色の湿潤堅牢度および洗濯時の風
合変化に優れた、インナー、肌着、パンティストッキン
グ、タイツ等の各種下衣衣料用布帛として好適な複合加
工糸およびこれを用いた布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、再生セルロース長繊維と合成
長繊維(特にポリエステル長繊維)を複合し、光沢やド
レープ性などの美観性と、セルロース繊維の特徴である
吸湿性や吸水性など吸汗透湿性等の性能とを付与した複
合糸が、インナーや肌着等の各種下衣衣料用布帛として
利用されている。これらの複合糸としては、セルロース
繊維の風合、吸水性、吸湿性等の機能性を重視した、合
成長繊維を芯に、再生セルロース長繊維を鞘に用いた複
合糸が知られている(特開昭60−110941号公
報、特開平9−3740号公報等)。しかし、この複合
糸は、例えば黒色や濃紺色等のいわゆる濃色に染色する
とセルロース繊維の持つ湿潤堅牢度の低さから実用上問
題が生じることが多いため、セルロース繊維を染色せず
に杢調にしたり、淡色で使用せざるを得ないという欠点
があった。
【0003】またセルロース繊維は、織編物等の布帛と
して衣料用途に使用した場合、洗濯の繰り返しにより風
合が変化し、粗硬感を呈するようになるため、その改善
が求められている。このような欠点は、セルロース繊維
に樹脂加工を施すことによりある程度改善されるが、風
合が未加工の物に比べて硬くなり、またパンティストッ
キングや一部のインナー等のように筒状のまま製品とす
るものについては事実上工業的に樹脂加工を施すことが
困難であった。さらに再生セルロース長繊維を芯に合成
長繊維を鞘に使用した複合糸が提案されている(特公昭
61−51051号公報)。しかし、この複合糸は、合
成繊維が仮撚捲縮を有していないため、膨らみ感やソフ
ト感が充分ではなく、また湿潤堅牢度や洗濯風合変化に
ついても充分ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、ソフトな風合および適度な膨らみ
感を有し、濃色の湿潤堅牢度および洗濯時の風合変化に
優れ、また着用時の接触冷感が少なく、発汗時のべたつ
き等の不快感もを軽減することができる、インナー、パ
ンティストッキング等の衣料用布帛として有用な複合加
工糸および布帛を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願で特許請求される発
明は以下のとおりである。 (1)複数の再生セルロース長繊維Aと複数のポリアミ
ド長繊維Bの混合重量比(A/B)が25/75〜50
/50であり、少なくともポリアミド長繊維Bが仮撚捲
縮を有している複合加工糸であって、該複合加工糸の繊
維束断面の重心Gと複合加工糸を構成する各再生セルロ
ース長繊維単糸断面の重心Ag との平均距離aおよび上
記重心Gと複合加工糸を構成する各ポリアミド長繊維単
糸断面の重心Bg との平均距離bが、a<bの関係にあ
り、かつ複合加工糸の開繊率が60〜90%であること
を特徴とする複合加工糸。 (2)前記複合加工糸を含む布帛。 以下、本発明について詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、再生セルロース
長繊維とは、パルプやコットンリンターを原料とするビ
スコース法レーヨン、銅アンモニア法レーヨン等の長繊
維をいい、その形態は原糸、加工糸のいずれであっても
よい。また単糸デニール、フィラメント数、断面形状な
どに特に限定されるものではないが、下衣衣料用布帛と
しての消費物性や糸の加工性の点から、トータルデニー
ルは15〜100デニールが好ましく、さらに好ましく
は30〜75デニールであり、単糸デニールは0.5〜
5デニールが好ましく、さらに好ましくは1〜3デニー
ルである。また単糸の断面形状は、通常の丸型断面やビ
スコース法レーヨン特有の菊型断面でもよいが、扁平
型、ドッグボーン型、中空型、W型、C型、L型、Y型
のような異型断面の方が複合加工後の糸条にバルキー性
が得られやすい点で好ましい。
【0007】本発明において、ポリアミド長繊維とは、
ポリアミドポリマーを溶融紡糸して得られる長繊維をい
う。ポリアミドポリマーは公知の重合方法で得ることが
でき、単独重合体または共重合体のいずれでもよく、こ
れら重合体の混合物であってもよい。これらのポリアミ
ドポリマーのうち、ヘキサメチレンジアミンとアジピン
酸を重合させて得られるポリヘキサメチレンアジパミド
を95重量%以上含むホモポリマー、またはεーカプロ
ラクタムの重合から得られるポリカプラミドよりなるポ
リマーが好ましい。ポリアミドポリマーの重合度は、ポ
リアミド繊維を形成し得る範囲であれば特に限定されな
い。またポリアミドポリマーは、通常添加される添加
剤、例えば艶消し剤、安定剤、制電剤等を含んでいても
よい。
【0008】ポリアミド長繊維の繊度は、トータルデニ
ールで4〜200デニールが好ましく、15〜70デニ
ールがより好ましい。また単糸デニールは通常0.3〜
5デニール、好ましくは0.5〜3デニールのものが用
いられる。再生セルロース長繊維と複合される前のポリ
アミド長繊維の物性には特に制限されないが、ポリアミ
ド長繊維の伸度は30〜100%が好ましく、より好ま
しくは50〜80%である。このようなポリアミド長繊
維を用いることにより、複合加工糸の沸水収縮率を小さ
くすることができるため、複合加工後の糸条の形態安定
性が向上するとともに、ソフトな風合を得ることができ
る。また単糸の断面形状は通常の丸型断面でもよいが、
扁平型、ドッグボーン型、中空型、W型、C型、L型、
Y型のように異型断面の方が複合加工後の糸条にバルキ
ー性が得られやすいため好ましい。
【0009】本発明の複合加工糸は、複数の再生セルロ
ース長繊維Aと複数のポリアミド長繊維Bの混合重量比
(A/B)が25/75〜50/50、好ましくは30
/70〜45/55であり、かつ少なくともポリアミド
長繊維Bが仮撚捲縮を有する。複合加工糸の再生セルロ
ース長繊維Aの混率が50重量%を超えると、吸湿性お
よび吸水性が良好となるが、外部圧力等による構造変化
が生じやすく、また再生セルロース繊維が複合糸の外側
に出やすくなり、接触冷感や発汗時のべたつきが生じ、
さらに湿潤摩擦堅牢度の向上が図れない。また複合加工
糸のポリアミド長繊維Bの混率が75重量%を超える
と、吸湿性および吸水性が損なわれる。
【0010】また複合加工糸に用いられる再生セルロー
ス長繊維Aとポリアミド長繊維Bのうち、少なくともポ
リアミド長繊維Bが仮撚捲縮を有することにより、ソフ
トな風合の布帛が得られるとともに、鞘芯構造の維持が
可能となり、また被覆性能の向上を図ることができる。
【0011】また本発明の複合加工糸は、該複合加工糸
の繊維束断面の重心Gと複合加工糸を構成する各再生セ
ルロース長繊維単糸断面の重心Ag との平均距離aおよ
び上記重心Gと複合加工糸を構成する各ポリアミド長繊
維単糸断面の重心Bg との平均距離bが、a<bの関係
にある。上記平均距離aと平均距離bの関係がa<bで
ある複合加工糸は、再生セルロース長繊維Aが糸条の繊
維束内部に多く存在し、ポリアミド長繊維Bが糸条の表
面に多く存在する構造となるため、この複合加工糸を用
いた布帛では、着用時の接触冷感がなくなり、また再生
セルロースの物性的欠点である湿潤摩擦堅牢度の低下を
防止することができる。
【0012】上記平均距離aと平均距離bの関係がa=
bまたはa>bでは、再生セルロース長繊維が糸条の表
面に多く露出することになり、このような複合加工糸を
用いた布帛では、着用時の接触冷感が生じ、また湿潤摩
擦堅牢度の低下が生じる。上記複合加工糸における再生
セルロース長繊維Aとポリアミド長繊維Bの位置関係
は、接触冷温感やヒートロス、発汗時のべたつき等の機
能性に直接結びつく重要なポイントである。また上記平
均距離a、bの関係は、再生セルロース長繊維の単糸数
mとポリアミド長繊維の単糸数nにも影響されるため、
本発明においては、m=nまたはm<nとするのが好ま
しい。m>nの場合は、再生セルロース長繊維Aの被覆
率が低下し、湿摩擦堅牢度が低下したり、洗濯風合変化
が発生しやすい傾向にある。
【0013】またポリアミド長繊維Bの単糸数nは複合
加工後の膨らみ感に影響し、nが大きいと膨らみ感が減
少する傾向にあるため、用途に応じて適宜選択すること
が好ましい。平均距離aと平均距離bの関係および複合
加工後の膨らみ感を考慮すると、ポリアミド長繊維Bの
単糸数nと再生セルロース長繊維Aの単糸数mは、m≦
n<5mの関係にあることが好ましく、より好ましくは
m≦n<3mである。
【0014】本発明において、複合加工糸の繊維束断面
の重心Gは、複合加工糸の最外周で相隣接する単糸の外
接線で囲まれた断面における中心点を意味し、これは複
合加工糸を構成する単糸の位置関係を説明する基準点と
なる。このように本発明では、糸条の一番外側にある相
隣接する単糸の外接線からなる多角形を複合加工糸の断
面として考えるが、この多角形の中心点は簡単に求める
ことができないため、断面の重心を画像解析の方法によ
って求めて中心点とした。また、各単糸の断面形状が異
型の場合にも断面の中心を求めるのは簡単でないため、
中心点として上記の画像解析の方法により各単糸断面の
重心Ag 、Bg を求めた。複合加工糸の繊維束断面の重
心Gと複合加工糸を構成する各単糸の重心Ag 、Bg と
のそれぞれの距離は、画像解析により求めたそれぞれの
単糸の重心から作図的に求めた。
【0015】さらに本発明の複合加工糸は、その開繊率
が60〜90%であり、複合加工糸の膨らみ感を得る点
から、70〜90%であることがより好ましい。複合加
工糸の開繊率が60%未満では、接触冷感が解消され
ず、また風合粗硬となり、目的の糸条が得られない。保
温性で重要とされる空気の層を糸条内部にもたせ、断熱
効果を向上させることで、保温感を得ることができる
が、開繊率が90%を超えると、空気層が大きくなり膨
らみ感は向上するものの、複合加工糸表面のループ毛羽
による目面の汚さや、浮き出したループが引っ掛かりひ
きつれる、いわゆるスナッグが発生する。
【0016】本発明の複合加工糸は、公知の方法で製造
することができ、例えば、カバリング機を用いたカバリ
ング方法で得られるもの、高速流体噴射ノズルを用いて
2種類の異なる糸条をエア交絡後仮撚加工する複合仮撚
法により、それぞれの捲縮度合によって一方が他方をカ
バーするような構造にしたもの、2種類の伸度の異なる
糸条をエア交絡後仮撚加工する伸度差複合仮撚法によ
り、伸度の大きな糸条を伸度の小さな糸条に巻き付かせ
たもの、または、高速流体噴射ノズルを用いたエア交絡
法において、2種類の異なる糸条にフィード差を付けて
送り出すことにより一方が他方に巻き付きカバーするも
のなどが挙げられる。これらのうち、特にカバリング方
法等で製造するよりも複合加工糸の開繊率を60〜90
%に保つことが容易となることから、エア交絡後仮撚加
工する複合仮撚法で得られるものが好ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、
例中の%は特に示さない限り重量%を意味する。A.複
合加工糸の繊維束断面の重心G、各単糸重心Ag 、Bg
、平均距離a、bおよび開繊率は下記の方法により求
めた。 (1)繊維束断面の重心G 複合加工糸を沸水処理後、TOTALデニールの1/3
0荷重を掛けた状態で樹脂で固め、その断面を写真撮影
し、次に2つの単糸断面側を外接する直線の片側に単糸
が存在しないように線を引き、接線で囲まれた多角形を
見掛け断面(複合加工糸の繊維束断面)とし、その重心
Gを画像解析により求めた。
【0018】(2)各単糸の重心Ag 、Bg 上記(1)の写真から、再生セルロース長繊維A
(A1 、…Am )およびポリアミド長繊維B(B1 、…
Bn)のすべての単糸断面を画像解析して各単糸の重心
Ag (Ag1、…Agm) およびBg (Bg1、…Bgn) を求
めた。ここでAg は各再生セルロース長繊維A1 、…A
m の重心Ag1、…Agmのそれぞれを意味し、Bg は各ポ
リアミド長繊維B1 、…Bnの重心Bg1、…Bgnのそれ
ぞれを意味する。
【0019】(3)平均距離a、b 上記(1)で求めたGからAg1、…Agmまでの距離a1
〜am およびGからBg1、…Bgnまでの距離b1 〜bn
を測定し、その平均値a′およびb′を次式により算出
する。 a′=(a1 +a2 +・・・+am )/m b′=(b1 +b2 +・・・+bn )/n 上記方法を糸長方向に1mm間隔で25ヶ所の断面につ
いて行い、各断面における平均値a′およびb′を求
め、これらの平均を平均距離a、bとした。
【0020】図1には、本発明の一実施例である複合加
工糸の外接線に囲まれた断面模式図を示した。図におい
て、複合加工糸1は、複数の再生セルロース長繊維A
(A1、A2 …)と、複数のポリアミド長繊維B
(B1 、B2 …)で構成され、その最外周で相隣接する
単糸の外接線2で囲まれた断面および該断面の重心Gを
有する。各単糸の断面は、それぞれ重心Ag (Ag1、A
g2…)およびBg (Bg1、Bg2…)を有し、G点からこ
れらの単糸重心Ag1、Ag2…、Bg1、Bg2…までの距離
はa1 、a2 、…、b1 、b2 …である。
【0021】(4)開繊率 複合加工糸を沸水処理後、TOTALデニールの1/3
0荷重を掛けた状態で樹脂で固め、その断面を写真撮影
し、次に2つの単糸断面側を外接する直線の片側に単糸
が存在しないように線を引き、得られた多角形の図形の
見掛け断面積(複合加工糸の繊維束断面積:P)と、各
単糸断面積の総和(p)とを計測し、式(P−p)/P
×100で開繊率(%)を算出する。上記方法で、糸長
方向に1mm間隔で25カ所の断面について開繊率を求
め、これらの平均を開繊率とした。
【0022】B.布帛の製造および染色は下記の方法で
行った。 (1)布帛の製造 複合加工糸を26ゲージ、釜径(釜の直径)13インチ
のシングルシリンダー編み機を用いて天竺組織で編成し
た。
【0023】(2) 染色1(ポリアミド長繊維の片染め
の場合) 高温高圧ロータリー染色機TYPE RD−600(テ
クサム技研社製)を用い、浴比は1:20で以下に示す
前精練、染色、FIX、仕上処理を行った。 前精練条件:精練剤 (大和化学)US−03 1g/L 温度×時間 80℃×20分 水洗 常温×5分 染色条件:染料、助剤 (Clariant)Nylosan Black F-GZ 2.57%owL (Clariant)Lanasyn Navy S-BL 0.07%owL (Clariant)Sandogen PLK 1%owf 硫酸アンモニウム 2g/L 温度×時間 95℃×30分(昇温スピード=2℃/分) 水洗 常温×5分を2回 なお、%owLはポリアミド長繊維重量当たりの百分
率、%owfとは繊維重量当たりの百分率を表す。
【0024】 FIX条件:FIX 剤、助剤(大日本製薬社製)ハイフィックスSL 5%owL (大日本製薬社製)ニューパワロン 2.5%owL 酢酸 1ml/L 温度×時間 80℃×40分(昇温スピード=2℃/分) 水洗 常温×5分 ただし、ニューパワロンは予め処理液に加えるのではな
く、処理温度が80℃に達し20分経過後に加えた。
【0025】 仕上げ条件:染色処理した物は、以下の仕上げ加工を行った。 吸水加工剤 (日華化学)ニッカシリコンAMZ 2g/L (日華化学)エバファノールN−20 4g/L 温度×時間 40℃×20分(昇温スピード=2℃/分) 脱水 1000rpm×3分 脱水終了後、幅30cm厚さ3mmのステンレス板に試
料を通し、スチームで115℃で20秒間セットを行っ
た後、115℃で30秒間熱風乾燥を行った。
【0026】(3)染色2(セルロース長繊維、ポリア
ミド長繊維の両染めの場合) 高温高圧ロータリー染色機TYPE RD−600(テ
クサム技研社製)を用い、浴比は1:20で以下に示す
前精練、染色、ソーピング、FIX、仕上処理を行っ
た。なお、染色は、まずセルロース長繊維を下記の条件
で染色し、引続きソーピング処理を行った後に、上記染
色1と同様の条件でポリアミド長繊維の染色を行い、F
IX、仕上げ処理を行った。 前精練条件:精練剤 (大和化学)US−03 1g/L 温度×時間 80℃×20分 水洗 常温×5分
【0027】 セルロース長繊維の染色条件: 染料、助剤 (紀和化学)KP Zol Black GZ liq.3.6%owC (Clariant)Drimarene Yellow K-GNL 0.054%owC (Clariant)Drimarene Red K-7B 0.012%owC (Clariant)Sandozin BRN liq. 1%owf 無水硫酸ナトリウム 80g/L 炭酸ナトリウム 20g/L 温度×時間 60℃×40分(昇温スピード=2℃/分) 水洗 常温×10分を2回 なお、%owCとはセルロース長繊維重量当たりの百分
率、%owfとは繊維重量当たりの百分率を表す。
【0028】また上記成分を添加するタイミングは、ま
ず常温状態で(Clariant)Sandozin BRN liq.を浴中に溶
解し10分経過後、(紀和化学)KP Zol Black GZ li
q.、(Clariant)Drimarene Yellow K-GNL、(Clarian
t)Drimarene Red K-7Bおよび無水硫酸ナトリウムを加
え、さらに20分間攪拌し溶解させた。その後2℃/分
の昇温スピードで60℃まで昇温し、60℃に達したら
炭酸ナトリウムを加えた。 セルロース長繊維のソーピング条件: ソーピング剤(三洋化成)グランアップINA−5 2g/
L 温度×時間 90℃×10分(昇温スピード=2℃/
分) 水洗 常温×10分
【0029】C.布帛の物性評価は下記の方法で行っ
た。 (1)接触冷温感の評価 20℃65%RH環境下で、精密迅速熱物性測定装置
(KES−F7−サーモラボ2型:カトーテック社製、
以下同じ)を使用し、熱を蓄えた銅板(貯熱板)に試料
片を接触させ、その熱量が試料片に移動する熱流のピー
ク値(最大熱流束Qmax)を測定する。熱源板(5c
m×5cm)を室温プラス10℃にセットし、貯熱板
(3cm×3cm)に接触させ、熱を与える。その後、
試料片(7cm×7cm)を発泡スチロール製の試料台
(10cm×10cm)に置き、貯熱板をその上にすば
やく重ね置きし、Qmax値を読み取り、測定試料3枚
の平均値から次式により算出する。この時のセット圧力
は10g/cm2 とする。ピーク値が大きいほど接触冷
感がある。 接触冷温感(W/m2 ・℃)=Qmax×10000/
10
【0030】(2)ヒートロスの測定 20℃65%RH環境下で、精密迅速熱物性測定装置を
使用し、絶えず一定温度になるよう熱量が供給される銅
板(貯熱板)に試料片を接触させ、ある一定時間内に必
要とする供給熱量(熱損失量=ヒートロス)を測定す
る。熱源板(10cm×10cm)をヒトの皮膚温とほ
ぼ同じと言われている33℃に設定し、予め試料片(1
5cm×15cm)を外径15cm×15cm、内径1
0cm×10cm、厚さ1mmの発泡スチロール製の枠
に弛まないように固定し、貯熱板上に接触させる。この
時貯熱板と試料片との隙間から空気が漏れないよう発泡
スチロール製枠の周囲はメンディングテープ(スコッ
チ、住友3M社製)で封鎖した。測定試料3枚の平均値
から次式により算出する。値は小さいほどヒートロス
(熱損失量)は小さく、着用時に温かさを感じることがで
きる。 ヒートロス(W/m2 ・℃)=測定値(ヒートロス)×1
00/△T (ただし、△Tは、貯熱板温度と室温の差である。)
【0031】(3)水拡散面積の測定およびべたつき感
の評価 予め試料片(15cm×15cm)を外径15cm×1
5cm、内径10cm×10cm、厚さ1mmの発泡ス
チロール製の枠に弛まないように固定する。水平なガラ
ス板上にマイクロピペットで蒸留水を0.6ml滴下
し、その上から発泡スチロール製枠に固定した試料片を
蒸留水が試料片の中心になるよう被せる。試料片が蒸留
水に接触してから1分後の水拡散状態を赤外線吸収水分
検出装置(赤外線ビジコンN−2606−40、浜松ホ
トニクス社製)を使用し、画像に映し出し、水拡散面積
を画像処理法により求めた。水拡散面積9cm2以上が
水拡散性に優れており、次に述べる肌へのべたつき感が
小さい。
【0032】べたつき感については、水拡散面積を測定
し終えた試料片を10人のパネラーによる官能検査で評
価した。試料片を固定している枠は外して水が付着して
いる状態のままの試料片を上腕部に乗せ、その時のべた
つき感を基準に、べたつき感がないものを2点、どちら
ともいえないものを1点、べたつき感があるものを0点
として総合点で評価した。
【0033】(4)L値の測定 マクベスCE−3000(サカタインクス社製、商品
名)を使用してL値を測定した。L値は数値が小さいほ
ど黒みが強く、数値が大きいほど黒みは弱いことを示
す。 (5)膨らみ感の評価 特開平9ー3740号公報に記載された従来のエア混繊
仮撚法で得られた複合加工糸(比較例6)のやや膨らみ
感に欠けるものを基準として、これより優れるものを2
点、どちらともいえないものを1点、劣るものを0点と
して総合点で評価した。数値の大きい方が膨らみ感に優
れる。
【0034】 (6)表面品位の評価布帛試験片を、視覚による官能検
査で10人のパネラーにより評価した。特開平9ー37
40号公報に記載された従来のエア混繊仮撚法で得られ
た複合加工糸(比較例6)の表面品位を基準として、一
対比較により評価し、下記3ランクで示した。 〇:7人以上が同等と判断 △:4〜6人が同等と判断 ×:0〜3人が同等と判断
【0035】(7)湿摩擦堅牢度の評価 再生セルロース長繊維、ポリアミド長繊維の両染の試料
片を用いて評価した。JISーLー0849の摩擦に対
する染色堅牢度試験方法に準じて行い、湿摩擦堅牢度は
JISーLー0801の染色堅牢度試験の汚染判定にて
表示した。 (8)耐摩耗性(スナッグ)の評価 JISーLー1058スナッグ試験方法(D−4法、サ
ンドペーパー法)に準じて行う。但し、サンドペーパー
の粗さを40メッシュから180メッシュに変更した。
スナッグ判定はJISーLー1058の付図2のスナッ
グ判定用標準写真により表示した。
【0036】(9)洗濯風合変化 JISーLー1042家庭洗濯機法G法に準じて実施す
る。5回分を1セットとして実施する。すなわち、洗濯
25分、脱水30秒、ためすすぎ10分、脱水30秒、
ためすすぎ10分、脱水30秒が1セットであり、1セ
ット終了後、平干し、風乾する。この操作を6セット、
すなわち、30回相当の洗濯を実施し、原布、すなわ
ち、洗濯を実施する前の布帛と風合を比較して評価し
た。布帛試験片を、手触りの官能検査により10人のパ
ネラーにより評価した。原布の風合を基準として、変化
が見られないものを2点、若干堅くなるものを1点、非
常に堅くなるものを0点として総合点で評価した。数値
の大きい方が変化が少ない。
【0037】実施例1 村田機械33H仮撚加工機により、30デニール/24
フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維と50デ
ニール/48フィラメントの丸型断面ポリアミド長繊維
を、フィード率1.45%、エアー圧1.5kg/cm
2 でインターレース加工をした後、DR=1.009
倍、加工速度290m/分、撚数2800T/M、ヒー
ター温度190℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を
用いて、釜径13インチ、26ゲージのシングルシリン
ダー編機で、斜行を抑えるために複合加工糸のS撚とZ
撚を一本交互にして天竺組織を編成後、通常のリラック
ス精練を行い、ポリアミド片染め、ポリアミド、再生セ
ルロース両染めの編地を得た。
【0038】実施例2 石川製作所IVFー338仮撚加工機により、20デニ
ール/24フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊
維と30デニール/24フィラメントの丸型断面ポリア
ミド長繊維を、DR=0.995倍、加工速度100m
/分、撚数2300T/M、ヒーター温度190℃で仮
撚加工した後、フィード率0.3%、エアー圧1.2k
g/cm2 でインターレース加工をした。この複合加工
糸条を用いて、実施例1と同様にして編地を作製した。
【0039】実施例3 石川製作所IVFー338仮撚加工機により、15デニ
ール/12フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊
維と20デニール/24フィラメントの丸型断面ポリア
ミド長繊維を、フィード率0.5%、エアー圧1.2k
g/cm2 でインターレース加工をした後、DR=0.
995倍、加工速度100m/分、撚数3300T/
M、ヒーター温度190℃で仮撚加工した。この複合加
工糸条を用いて、実施例1と同様にして編地を作製し
た。
【0040】実施例4 村田機械33H仮撚加工機により、30デニール/24
フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維と50デ
ニール/17フィラメントの丸型断面ポリアミド長繊維
を、フィード率1.45%、エアー圧1.5kg/cm
2 でインターレース加工をした後、DR=1.009
倍、加工速度290m/分、撚数2800T/M、ヒー
ター温度190℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を
用いて、実施例1と同様にして編地を作製した。
【0041】実施例5 村田機械33H仮撚加工機により、30デニール/24
フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維と50デ
ニール/96フィラメントの丸型断面ポリアミド長繊維
を、フィード率1.45%、エアー圧1.5kg/cm
2 でインターレース加工をした後、DR=1.009
倍、加工速度290m/分、撚数2800T/M、ヒー
ター温度190℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を
用いて、実施例1と同様にして編地を作製した。
【0042】比較例1 村田機械335エアー加工機により、50デニール/3
0フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維のフィ
ード率を5%、30デニール/24フィラメントの丸型
断面ポリアミド長繊維のフィード率を15%とし、エア
ー圧7.0kg/cm2 でタスラン加工をした後、村田
機械33H仮撚加工機でDR=0.985倍、加工速度
290m/分、撚数2800T/M、ヒーター温度16
0℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を用いて、実施
例1と同様にして編地を作製した。
【0043】比較例2 村田機械33H仮撚加工機により、20デニール/24
フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維と70デ
ニール/68フィラメントの丸型断面ポリアミド長繊維
をフィード率1.45%、エアー圧1.5kg/cm2
でインターレース加工をした後、DR=1.009倍、
加工速度290m/分、撚数2800T/M、ヒーター
温度190℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を用い
て、実施例1と同様にして編地を作製した。
【0044】比較例3 村田機械335エアー加工機により、30デニール/2
4フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維、およ
び50デニール/48フィラメントの丸型断面ポリアミ
ド長繊維の仮撚加工糸をインタレースフィード率を1.
45%とし、エアー圧1.5kg/cm2 、加工速度4
00m/分でインターレース加工した。この複合加工糸
条を用いて、実施例1と同様にして編地を作製した。
【0045】比較例4 石川製作所DTB撚糸機により、30デニール/24フ
ィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維、および5
0デニール/48フィラメントの丸型断面ポリアミド長
繊維の仮撚加工糸の仮撚加工糸を200T/Mで撚糸し
た。この複合加工糸条を用いて、実施例1と同様にして
編地を作製した。
【0046】比較例5 村田機械335エアー加工機により、30デニール/2
4フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維のフィ
ード率15%とし、50デニール/48フィラメントの
丸型断面ポリアミド長繊維のフィード率5%とし、エア
ー圧7.0kg/cm2 でタスラン加工をした後、村田
機械33H仮撚加工機でDR=1.009倍、加工速度
290m/分、撚数2800T/M、ヒーター温度19
0℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を用いて、実施
例1と同様にして編地を作製した。
【0047】比較例6 村田機械33H仮撚加工機により、50デニール/30
フィラメントの銅アンモニア法レーヨン長繊維と30デ
ニール/24フィラメントの丸型断面ポリエアミド長繊
維をフィード率1.7%、エアー圧1.5kg/cm2
でインターレース加工をした後、DR=1.009倍、
加工速度290m/分、撚数2800T/M、ヒーター
温度160℃で仮撚加工した。この複合加工糸条を用い
て、実施例1と同様にして編地を作製した。
【0048】上記実施例1〜5および比較例1〜6で得
られた複合加工糸の特性およびこれらを用いて得られた
編地の性能評価結果を表1および表2に示した。なお、
性能評価は、L値の測定以外は片染めおよび両染めの編
地について行ったが、両者の編地の性能評価にほとんど
差が見られなかったため、表2には両染めの編地の評価
結果を示した。また表2に示したL値は片染めの編地に
ついて測定したものである。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】表1および表2から、再生セルロース長繊
維とポリアミド長繊維の混率が特定され、各単糸の平均
距離aとbが一定の関係を有し、かつ特定の開繊率を有
する実施例1〜5で得られた編地は、接触冷感およびべ
たつき感がすくなく、膨らみ感および表面品位に優れ、
また濃色の染色が可能であり、さらに湿摩擦堅牢度の低
下および洗濯風合変化がすくなく、耐摩耗性に優れるこ
とがわかる。
【0052】
【発明の効果】本発明の複合加工糸およびこれを用いた
布帛は、ソフトな風合、適度な膨らみ感を有し、濃色の
湿潤堅牢度に優れ、洗濯時の風合変化に優れ、また複合
糸の表面に多くのポリアミド長繊維が存在するため、着
用時における接触冷感が少なく、濡れ戻り性能が良好な
ことから発汗時のべたつき感少なく、再生セルロース長
繊維の物性的欠点を補ったインナー、肌着、パンティス
トッキング、タイツ等の各種下衣衣料用布帛に供される
有用な素材である。また、本発明の複合加工糸は、布帛
を形成するにあたっては再生セルロース長繊維とポリア
ミド長繊維の複合糸であることから染色等の処理は常圧
で処理できるため、ストレッチ性を持たせるためのスパ
ンデックス糸との混用、すなわち、カバリング等の複合
加工糸にしたり、交編、交織して使用した場合、処理が
容易であり、かつ、スパンデックスの機能性を損なうこ
となく、かつ、脆化の心配が無く使用できることからも
インナー、肌着、パンティストッキング、タイツ等の各
種下衣衣料用布帛に供される有用な素材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合加工糸の外接線に囲まれた断面模
式図。
【符号の説明】
1…複合加工糸、2…複合加工糸断面の外接線、A1
2 …再生セルロース長繊維単糸、B1 、B2 …ポリア
ミド長繊維単糸、G…複合加工糸断面の重心、Ag1、A
g2…再生セルロース長繊維単糸断面の重心、Bg1、Bg2
…ポリアミド長繊維単糸断面の重心、a1 、a2 …重心
Gから重心Ag1、Ag2までの距離、b1、b 2 …重心G
から重心Bg1、Bg2までの距離。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の再生セルロース長繊維Aと複数の
    ポリアミド長繊維Bの混合重量比(A/B)が25/7
    5〜50/50であり、少なくともポリアミド長繊維B
    が仮撚捲縮を有している複合加工糸であって、該複合加
    工糸の繊維束断面の重心Gと複合加工糸を構成する各再
    生セルロース長繊維単糸断面の重心Ag との平均距離a
    および上記重心Gと複合加工糸を構成する各ポリアミド
    長繊維単糸断面の重心Bg との平均距離bが、a<bの
    関係にあり、かつ複合加工糸の開繊率が60〜90%で
    あることを特徴とする複合加工糸。
  2. 【請求項2】 請求項1の複合加工糸を含む布帛。
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