JPH11221643A - 外周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造装置及び製造方法 - Google Patents

外周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造装置及び製造方法

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JPH11221643A JP2223598A JP2223598A JPH11221643A JP H11221643 A JPH11221643 A JP H11221643A JP 2223598 A JP2223598 A JP 2223598A JP 2223598 A JP2223598 A JP 2223598A JP H11221643 A JPH11221643 A JP H11221643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円
形押出材の製造に関し、そのような押出材を、その製造
設備から少なくとも回転駆動装置を排除しえて簡素な設
備構成にてコスト的に有利に、しかも生産性良く製造す
ることができようにすること。 【解決手段】 押出経路に沿って、螺旋模様形成機3が
備えられ、その螺旋模様形成工具10の刃部12が、押
出軸線方向に対し傾斜して前記外周円形押出材1の外周
部に食い込むようにセットされ、押出中のこの食い込み
によって前記刃部12が押出軸線回りで周回されて凹凸
による螺旋模様を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周部に凹凸によ
る螺旋模様を有する外周円形材、例えば、アルミニウム
等の金属製の中空あるいは中実の押出材などによる外周
円形材の製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】外周部に凹凸による螺旋模様を有するア
ルミニウム製の外周円押出材が、放熱面積を広くする、
抵抗を大きくする、美観を良くする、滑止め効果を奏す
る、接着効果を高める等の目的において、用いられるこ
とがある。
【0003】例えば、上記のような、外周部に凹凸によ
る螺旋模様を有するアルミニウム製の外周円形押出材の
製造は、押出加工というものが長手方向に一定断面の型
材を形成する加工技術であるために、押出材料を押出機
のダイスベアリング部に通していくだけでは、外周円形
材を押出加工しえたとしても、その外周部に凹凸による
螺旋模様を形成することはできないことから、押出加工
によって得られた外周円形押出材に対し、別途、その外
周部に凹凸による螺旋模様をつける模様付け加工を施す
というようにして行うのが、考えられる普通の方法であ
る。
【0004】その場合の模様付け加工方法としては、次
のような方法が考えられる。即ち、模様付けのための刃
部を有する工具と外周円形押出材とを押出材の長手方向
に向けて相対移動させていく送り駆動装置と、工具と外
周円形押出材とを相対回転させる回転駆動装置とを、と
もに備えさせた加工機設備を用い、これら送り駆動装置
と回転駆動装置とを駆動させながら、模様付け工具を外
周円形押出材の外周部で螺旋状に移行させていくことに
よって、外周円形押出材の外周部に螺旋模様を形成して
いく方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような模様付け方法では、模様形成のための設備構成と
して、送り駆動装置のほか、工具と外周円形押出材とを
相対回転させる回転駆動装置も必要となり、設備が大掛
かりで複雑なものとなって、加工コストが高くつくとい
う問題がある。
【0006】また、外周円形押出材の場合、上記のよう
な方法では、押出の工程と、模様付けの工程との2つの
工程を、別工程としてそれぞれ個別に遂行していかなけ
ればならず、生産性に優れないという問題もある。
【0007】本発明は、上記のような問題点に鑑み、凹
凸螺旋模様を形成する設備から少なくとも回転駆動装置
を排除しえて簡素な設備構成にて製品をコスト的に有利
に製造することができ、しかも、螺旋模様を外周円形材
の外周部に適正に形成していくことができる、外周部に
凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造装置及び
製造方法を提供することを課題とする。
【0008】また、本発明は、外周部に凹凸による螺旋
模様を有する外周円形材を生産性良く製造することがで
きる外周円形材の製造装置及び製造方法を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、外周円形材
を回転阻止状態に保持する保持装置と、螺旋模様形成機
と、該螺旋模様形成機と外周円形材とを外周円形材の長
手方向に向けて相対移動させる送り装置とが備えられ、
前記螺旋模様形成機は、螺旋模様形成工具と、該螺旋模
様形成工具を、その刃部が外周円形材の長手方向軸線回
りで内向き状態となって自在に周回するように保持する
保持部とを備え、前記螺旋模様形成工具の刃部は、外周
円形材の長手軸線方向に対し傾斜して同外周円形材の外
周部に食い込むようにセットされ、保持装置にて回転阻
止状態に保持された外周円形材と螺旋模様形成機との送
り装置による相対移動中のこの食い込みによって、外周
円形材の長手軸線回りで周回されるものとなされている
ことを特徴とする、外周部に凹凸による螺旋模様を有す
る外周円形材の製造装置、及び、該製造装置を用いた製
造方法によって解決される。
【0010】即ち、本発明の装置及び方法では、螺旋模
様形成工具の刃部が、外周円形材の長手軸線方向に対し
傾斜して同外周円形材の外周部に食い込むようにセット
されるものとなされているものであることにより、螺旋
模様形成工具の刃部は、この傾斜した食い込み状態を維
持しながら、外周円形材と螺旋模様形成機とが送り装置
によって相対移動されることによって、自ら、外周円形
材の長手軸線回りで周回していき、それによって、外周
部に凹凸による適性な螺旋模様を有する外周円形材が得
られる。従って、螺旋模様形成工具の刃部を外周円形材
の長手軸線回りで周回させていくための回転駆動装置が
不要であり、ただ、外周円形材と螺旋模様形成機とを相
対移動させるための送り駆動装置が備えられているだけ
でよく、凹凸螺旋模様を形成する設備から少なくとも回
転駆動装置を排除しえて簡素な設備構成にてコスト的に
有利にそのような模様付き外周円形材を製造することが
できる。
【0011】また、上記課題は、押出機のベアリング部
から押し出されていく外周円形押出材の押出経路に沿っ
て、螺旋模様形成機が備えられ、該螺旋模様形成機は、
螺旋模様形成工具と、該螺旋模様形成工具を、その刃部
が外周円形材の押出中心軸線回りで内向き状態となって
自在に周回するように保持する保持部とを備え、前記螺
旋模様形成工具の刃部は、押出軸線方向に対し傾斜して
前記外周円形押出材の外周部に食い込むようにセットさ
れ、押出中のこの食い込みによって押出軸線回りで周回
されるものとなされていることを特徴とする、外周部に
凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造装置、及
び、該製造装置を用いた製造方法によって、より効果的
に解決される。
【0012】即ち、この発明の装置及び方法では、押出
機から押し出されていく外周円形押出材の外周部に対し
て、凹凸による螺旋模様を形成していくものであり、押
出工程と模様付け工程とが一体的に同時遂行されて、外
周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材が生産性
良く製造される。
【0013】しかも、押出後の未だ高温状態にある押出
材に対して凹凸螺旋模様を形成していくことになるか
ら、螺旋模様形成工具の刃部が押出材の肉に安定性良く
しっかりと食い込み係合でき、凹凸螺旋模様を品質良好
に適正に形成していくことができ、かつ、押出による熱
エネルギーを有効利用することができる。
【0014】加えて、外周円形材と螺旋模様形成工具の
刃部とを相対移動させていくための送り装置の機能と、
外周円形材の回転阻止のための保持装置の機能とが押出
機によって果たされ、製造設備全体として、その設備構
成を簡略化することができて、製品のコストダウンを実
現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】本実施形態では、図8(イー1)(イー
2)に示されるように、外周が円形で中空のアルミニウ
ム製押出材(1)を対象とし、その外周部に凹凸による
各種螺旋模様(1a)を形成する例である。
【0017】その製造のための設備構成を示す図1にお
いて、(2)は押出機、(3)は螺旋模様形成機であ
る。
【0018】押出機(2)は、コンテナ(4)の前方側
に押出工具(5)が備えられたものである。押出工具
(5)は、雌雄両型(6)(7)からなるポートホール
ダイスの押出方向前方側にバッカー(8)を備えさせた
ものである。コンテナ(4)に装填されたアルミのビレ
ット金属が押出力によってポートホールダイス(6)
(7)の円環状成形隙間のベアリング部(9)を通過し
て押し出されていくことにより、外周円形の中空押出材
(1)が押出成形されていくようになされている。
【0019】そして、本実施形態では、螺旋模様形成機
(3)は、押出工具(5)におけるダイス雌型(7)と
バッカー(8)との間に組み込まれて備えられている。
即ち、この螺旋模様形成機(3)は、図2に示されるよ
うに、所定の肉厚を有する円環板状の螺旋模様形成工具
(10)を備え、押出工具(5)をこの螺旋模様形成工
具(10)の保持部として構成されている。
【0020】即ち、押出工具(5)において、ダイス雌
型(7)の、バッカー(8)側の面には、押出中心軸線
と同芯に環状の凹所(11)が設けられており、この環
状凹所(11)内に工具(10)が押出軸線方向に若干
の遊びを有する状態で収容されている。
【0021】円環板状の螺旋模様形成工具(10)は、
その軸線方向の一方の側において、その内周部に、周方
向全周にわたって小さな山部(12a)…と谷(12
b)…とが交互が繰り返されて構成された刃部(12)
が備えられている。この刃部(12)は、図3(イ)
(ロ)に示されるように、その各山部(12a)と各谷
部(12b)とがそれぞれ、円環板状螺旋模様形成工具
(10)の中心軸線方向に対し、所定の角度傾斜して延
ばされた傾斜刃部からなる。
【0022】そして、この円環板状の螺旋模様形成工具
(10)の軸線方向のもう一方の側の面には、工具(1
0)の中心軸線と同芯状態に環状溝(13)が形成され
ると共に、それに対応して、押出工具(5)におけるバ
ッカー(8)の、ダイス雌型(7)側の面にも、押出中
心軸線と同軸状態に環状溝(14)が形成されており、
これら両環状溝(13)(14)内にわたすように、ベ
アリング用の多数の球体(15)…が収容され、円環板
状の螺旋模様形成工具(10)が、これら球体(15)
…によって回転自在に支えられて、押出中心軸線回り
で、自由に回転されるようになされている。これによ
り、円環板状の螺旋模様形成工具(10)の内周部に備
えられている刃部(12)が、押出中心軸線回りで自在
に周回し得るものとなされている。そして、このように
して押出工具(5)内に組み込まれた螺旋模様形成機
(3)において、その円環板状の螺旋模様形成工具(1
0)の内周部に備えられている刃部(12)は、押出機
(2)から押し出されてくる外周円形押出材(1)の外
周部の肉内に所定深さ食い込みうるように、押出軸線方
向に突出されている。
【0023】外周部に凹凸による螺旋模様(1a)を有
する外周円形材(1)は、上記製造設備を用いて、次の
ように製造される。即ち、押出機(2)を作動させて外
周円形材(1)をベアリング部(9)を通じて押出成形
していく押出中、この外周円形材(1)は、ベアリング
部(9)を通過した直後の位置で、螺旋模様形成工具
(10)の内周刃部(12)の食い込みを受ける。螺旋
模様形成工具(10)の内周刃部(12)は、押出軸線
方向に対して傾斜した傾斜刃部によるものであるから、
押出中のこの食い込みによって、螺旋模様形成工具(1
0)は回転する方向の力を外周円形材(1)から受け
る。円環板状の螺旋模様形成工具(10)は、押出中、
外周円形材の押出移行力を受けて、バッカー(8)側、
即ち球体(15)…に押し付けられ、回転自由である。
これにより、螺旋模様形成工具(10)は自ら回転さ
れ、その内周の刃部(12)が、押出中心軸線を中心と
して、食い込み状態を維持しながら、押出途上の外周円
形材(1)の外周部を自ら周回していく。この周回動作
と、外周円形材(1)の押出移行との相互作用によっ
て、外周円形材(1)の外周部に凹凸による螺旋模様
(1a)が形成される。
【0024】上記実施形態の製造設備では、螺旋模様形
成機(3)を押出工具(5)内に組み込ませ、押出工具
(5)の構成部材(7)(8)を螺旋模様形成工具(1
0)の保持部として用いて構成されたものであるから、
押出工具(5)の製作の際に、併せて螺旋模様形成機
(3)を組み込むことができて、螺旋模様形成機(3)
を容易にかつ構造簡素に、製造設備に備えさせることが
できる。
【0025】図4(イ)に示される変形例は、一対の円
環板(16)(17)間に多数の球体(15)…を保持
させ、一方の円環板(16)の内周部に、上記実施形態
と同様の傾斜刃部(12)が形成されており、これが上
記のように、ダイス雌型(7)とバッカー(8)との間
に内蔵状態に組み込まれた構造となっている。一対の円
環板(16)(17)を用い、それらの間に球体(1
5)…を保持させる構造とすることにより、押出工具
(5)への球体(15)…の組込みを容易に行うことが
できる。
【0026】図4(ロ)に示される変形例は、円環板状
の螺旋模様形成工具(10)が、その内周部に、周方向
に間隔的に複数の傾斜刃部(12)…を備えた構成とな
っている。この場合、図8(ロー1)(ロー2)に示さ
れるような螺旋模様が形成される。このように、傾斜刃
部は、形成しようとする螺旋模様の形態に応じて、様々
な形式態様にて備えられてよい。
【0027】図5ないし図7に示される変形例では、螺
旋模様形成機(3)が、押出機(2)に構造的に依存す
ることなく独立構造として構成されている。この螺旋模
様形成機(3)は、設置用のベース(18)に環盤状の
固定フレーム(19)が立設され、その押出機(2)側
の面に、工具取付け用の環状体(20)が、環状のキー
溝(21)にキー(22)を突出させて、多数の球体
(15)…を介して回転自在に保持されている。そし
て、工具取付け用の環状体(20)の、押出機(2)側
の面部には、ロールによる螺旋模様形成工具(10)…
が複数、環状体(20)の内周部から内方に一部突出す
るようにして、周方向に間隔的に、回転自在に保持され
ている。このロール(10)は、その外周刃部(12)
が押出軸線方向に対して傾斜するように、傾けられて環
状体(20)に保持されている。本変形例では、螺旋模
様形成工具(10)がロールによるものであるから、押
出機(2)から押し出されてくる外周円形材(1)の外
周部に対する食い込みがスムーズに遂行されると共に、
外周円形材(1)をより一層スムーズに前方に押出移行
させていくことができる。この場合、図7(ハー1)
(ハー2)に示されるような螺旋模様(1a)が形成さ
れる。
【0028】以上に、本発明の実施形態を示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、発明思想を逸脱
しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記実
施形態では、螺旋模様形成機(3)を押出機(2)との
組み合わせにおいて製造設備を構成しているが、押出工
程とは別工程において、外周円形押出材の外周部に凹凸
による螺旋模様を形成する場合に用いられてもよい。即
ち、螺旋模様形成のための専用製造設備において用いら
れてもよい。この場合、螺旋模様形成機のほか、外周円
形材を回転阻止状態に保持する保持装置と、螺旋模様形
成機と外周円形材とを外周円形材の長手方向に向けて相
対移動させる送り装置とを備えさせることによって、そ
のような製造設備が形成される。外周円形材を回転させ
る回転駆動装置などは不要である。このような専用製造
設備においては、送り装置として、螺旋模様形成機を外
周円形材の長手方向に向けて移行させていく形式のもの
が用いられてもよいし、外周円形材をその長手方向に向
けて移行させていく形式のものが用いられてもよい。ま
た、上記実施形態では、アルミニウム製の中空押出材を
対象としているが、その他の金属による外周円形材や、
外周円形の中実材、あるいは非押出の外周円形材など、
各種外周円形材が対象とされてよい。
【0029】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の、外周部に凹凸
による螺旋模様を有する外周円形材の製造装置及び製造
方法は、螺旋模様形成工具の刃部が、外周円形材の長手
軸線方向に対し傾斜して同外周円形材の外周部に食い込
むようにセットされる構成、方法であるから、螺旋模様
形成工具の刃部は、この傾斜した食い込み状態を維持し
ながら、外周円形材と螺旋模様形成機とが送り装置によ
って相対移動されることによって、自ら、外周円形材の
長手軸線回りで周回していき、それによって、外周部に
凹凸による適正な螺旋模様を有する外周円形材を得るこ
とができる。
【0030】しかも、これにより、螺旋模様形成工具の
刃部を外周円形材の長手軸線回りで周回させていくため
の回転駆動装置が不要であり、ただ、外周円形材と螺旋
模様形成機とを相対移動させるための送り駆動装置が備
えられているだけでよく、凹凸螺旋模様を形成する設備
から少なくとも回転駆動装置を排除しえて、簡素な設備
構成にてコスト的に有利にそのような模様付き外周円形
材を製造することができる。
【0031】また、螺旋模様形成機と押出機とを組み合
わせ、押出機に外周円形材の送り機能と回転阻止機能と
を担わせる構成とすることにより、押出工程と模様付け
工程とを一体的に同時遂行していくことができて、外周
部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材を生産性良
く製造することができ、しかも、押出機から押し出され
ていく押出材の保有する熱エネルギーを利用して螺旋模
様を形成していくことができてエネルギーの有効利用を
計ることができ、加えて、製造設備全体として、その設
備構成を簡略化しえて、製品のコストダウンを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態にかかる製造設備を示す断面側面図
である。
【図2】螺旋模様形成機の組込み状態を示すもので、図
(イ)は図1のI−I線矢視図、図(ロ)は拡大した断
面側面図である。
【図3】螺旋模様形成工具の刃部を示すもので、図
(イ)は正面図、図(ロ)は平面図である。
【図4】図(イ)は螺旋模様形成機の変形例を示す断面
側面図、図(ロ)は螺旋模様形成工具の刃部の変形例を
示す端面図である。
【図5】更に別の変形例を示すもので、製造設備の断面
側面図である。
【図6】同設備における螺旋模様成形機の正面図であ
る。
【図7】図(イ)(ロ)は各種ロール工具の正面図であ
る。
【図8】製造対象である、螺旋模様付きの各種外周円形
押出材を示すもので、図(イ−1)(ロ−1)(ハ−
1)は側面図、図(イ−1)(ロ−1)(ハ−1)は端
面図である。
【符号の説明】
1…外周円形押出材 1a…凹凸による螺旋模様 2…押出機(保持装置、送り装置) 3…螺旋模様形成機 9…ベアリング部 10…螺旋模様形成工具 12…傾斜刃部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周円形材を回転阻止状態に保持する保
    持装置と、 螺旋模様形成機と、 該螺旋模様形成機と外周円形材とを外周円形材の長手方
    向に向けて相対移動させる送り装置とが備えられ、 前記螺旋模様形成機は、螺旋模様形成工具と、該螺旋模
    様形成工具を、その刃部が外周円形材の長手方向軸線回
    りで内向き状態となって自在に周回するように保持する
    保持部とを備え、 前記螺旋模様形成工具の刃部は、外周円形材の長手軸線
    方向に対し傾斜して同外周円形材の外周部に食い込むよ
    うにセットされ、保持装置にて回転阻止状態に保持され
    た外周円形材と螺旋模様形成機との送り装置による相対
    移動中のこの食い込みによって、外周円形材の長手軸線
    回りで周回されるものとなされていることを特徴とす
    る、外周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の
    製造装置。
  2. 【請求項2】 押出機のベアリング部から押し出されて
    いく外周円形押出材の押出経路に沿って、螺旋模様形成
    機が備えられ、 該螺旋模様形成機は、螺旋模様形成工具と、該螺旋模様
    形成工具を、その刃部が外周円形材の押出中心軸線回り
    で内向き状態となって自在に周回するように保持する保
    持部とを備え、 前記螺旋模様形成工具の刃部は、押出軸線方向に対し傾
    斜して前記外周円形押出材の外周部に食い込むようにセ
    ットされ、押出中のこの食い込みによって押出軸線回り
    で周回されるものとなされていることを特徴とする、外
    周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2の製造装置を用い
    て外周円形材を製造することを特徴とする、外周部に凹
    凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造方法。
JP2223598A 1998-02-03 1998-02-03 外周部に凹凸による螺旋模様を有する外周円形材の製造装置及び製造方法 Expired - Fee Related JP4008558B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150090A (ja) * 1999-12-02 2001-06-05 Showa Alum Corp 押出材の螺旋溝加工方法およびこれに用いる装置

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JP2001150090A (ja) * 1999-12-02 2001-06-05 Showa Alum Corp 押出材の螺旋溝加工方法およびこれに用いる装置

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