JPH11220914A - 移植機 - Google Patents
移植機Info
- Publication number
- JPH11220914A JPH11220914A JP3674398A JP3674398A JPH11220914A JP H11220914 A JPH11220914 A JP H11220914A JP 3674398 A JP3674398 A JP 3674398A JP 3674398 A JP3674398 A JP 3674398A JP H11220914 A JPH11220914 A JP H11220914A
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- JP
- Japan
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- planter
- arm
- rotary case
- cam
- planter arm
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータリケースの小型化や構造の簡略化を計
ると共に、プランタアーム姿勢制御機構の組込みやタイ
ミング合わせを容易にする。 【解決手段】 プランタアーム姿勢制御用のギヤ列Gを
内装するロータリケース9に、プランタフォーク20を
備えるプランタアーム14を設けると共に、該プランタ
アーム14に、押出作動アーム21を介して前記プラン
タフォーク20を作動させる押出作動カム18を内装
し、さらに、該押出作動カム18を、カム軸17を介し
てロータリケース9側に固定したものにおいて、前記カ
ム軸17と押出作動アーム21との間に、プランタアー
ム14を所定方向に付勢してギヤ列Gのガタ取りをする
弾機23を介設する。
ると共に、プランタアーム姿勢制御機構の組込みやタイ
ミング合わせを容易にする。 【解決手段】 プランタアーム姿勢制御用のギヤ列Gを
内装するロータリケース9に、プランタフォーク20を
備えるプランタアーム14を設けると共に、該プランタ
アーム14に、押出作動アーム21を介して前記プラン
タフォーク20を作動させる押出作動カム18を内装
し、さらに、該押出作動カム18を、カム軸17を介し
てロータリケース9側に固定したものにおいて、前記カ
ム軸17と押出作動アーム21との間に、プランタアー
ム14を所定方向に付勢してギヤ列Gのガタ取りをする
弾機23を介設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機等の移植機
の技術分野に属するものである。
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種移植機のなかには、植付
駆動軸に固定されたロータリケースに、ロータリケース
の回転に伴って苗を植付けるプランタアームを設けると
共に、該プランタアームの姿勢を、ロータリケースに内
装される偏芯ギヤ機構等のプランタアーム姿勢制御機構
を介して制御するようにしたものがあるが、この様なも
のでは、プランタアーム姿勢制御機構のガタ(バックラ
ッシュ等)に基づいてプランタアームの姿勢が不安定に
なる可能性があるため、プランタアーム制御機構のガタ
取りをするガタ取り機構を設ける必要がある。
駆動軸に固定されたロータリケースに、ロータリケース
の回転に伴って苗を植付けるプランタアームを設けると
共に、該プランタアームの姿勢を、ロータリケースに内
装される偏芯ギヤ機構等のプランタアーム姿勢制御機構
を介して制御するようにしたものがあるが、この様なも
のでは、プランタアーム姿勢制御機構のガタ(バックラ
ッシュ等)に基づいてプランタアームの姿勢が不安定に
なる可能性があるため、プランタアーム制御機構のガタ
取りをするガタ取り機構を設ける必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のガタ
取り機構は、プランタアーム姿勢制御機構を直接付勢す
べくロータリケースに内装されているため、ロータリケ
ースの大型化や構造の複雑化を招来する許りでなく、プ
ランタアーム姿勢制御機構の組込みやタイミング合わせ
に際してガタ取り機構が邪魔になる可能性があった。
取り機構は、プランタアーム姿勢制御機構を直接付勢す
べくロータリケースに内装されているため、ロータリケ
ースの大型化や構造の複雑化を招来する許りでなく、プ
ランタアーム姿勢制御機構の組込みやタイミング合わせ
に際してガタ取り機構が邪魔になる可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、プランタアーム姿勢制御機構を内
装するロータリケースに、苗押出具を備えるプランタア
ームを設けると共に、該プランタアームに、押出作動ア
ームを介して前記苗押出具を作動させる押出作動カムを
内装し、さらに、該押出作動カムを、カム軸を介してロ
ータリケース側に固定してなる移植機において、前記カ
ム軸と押出作動アームとの間に、プランタアームを所定
方向に付勢してプランタアーム姿勢制御機構のガタ取り
をするガタ取り機構を介設したことを特徴とするもので
ある。つまり、プランタアーム姿勢制御機構のガタ取り
をプランタアーム側で行うようにしたため、ロータリケ
ースの小型化や構造の簡略化を計ることができる許りで
なく、プランタアーム姿勢制御機構の組込みやタイミン
グ合わせに際してガタ取り機構が邪魔になる不都合も解
消することができる。しかも、ガタ取り機構は、ロータ
リケース側のカム軸と、プランタアーム側の押出作動ア
ームとの間に介設されているため、プランタアームを常
に一方向に付勢することが可能になり、その結果、カム
軸の一回転中に付勢方向が切換わるものに比してプラン
タアームの姿勢を安定化させることができる。また、ガ
タ取り機構は、苗押出具を所定方向に付勢する苗押出具
付勢弾機に兼用されていることを特徴とするものであ
る。つまり、プランタアーム側にガタ取り機構を設ける
ものでありながら、部品の兼用化に基づいてプランタア
ームの大型化や構造の複雑化を回避することができる。
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、プランタアーム姿勢制御機構を内
装するロータリケースに、苗押出具を備えるプランタア
ームを設けると共に、該プランタアームに、押出作動ア
ームを介して前記苗押出具を作動させる押出作動カムを
内装し、さらに、該押出作動カムを、カム軸を介してロ
ータリケース側に固定してなる移植機において、前記カ
ム軸と押出作動アームとの間に、プランタアームを所定
方向に付勢してプランタアーム姿勢制御機構のガタ取り
をするガタ取り機構を介設したことを特徴とするもので
ある。つまり、プランタアーム姿勢制御機構のガタ取り
をプランタアーム側で行うようにしたため、ロータリケ
ースの小型化や構造の簡略化を計ることができる許りで
なく、プランタアーム姿勢制御機構の組込みやタイミン
グ合わせに際してガタ取り機構が邪魔になる不都合も解
消することができる。しかも、ガタ取り機構は、ロータ
リケース側のカム軸と、プランタアーム側の押出作動ア
ームとの間に介設されているため、プランタアームを常
に一方向に付勢することが可能になり、その結果、カム
軸の一回転中に付勢方向が切換わるものに比してプラン
タアームの姿勢を安定化させることができる。また、ガ
タ取り機構は、苗押出具を所定方向に付勢する苗押出具
付勢弾機に兼用されていることを特徴とするものであ
る。つまり、プランタアーム側にガタ取り機構を設ける
ものでありながら、部品の兼用化に基づいてプランタア
ームの大型化や構造の複雑化を回避することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は走行機
体2の後部に昇降リンク機構3を介して連結される植付
作業機であって、該植付作業機1は、昇降リンク機構3
に連結される作業機フレーム4、該作業機フレーム4に
左右往復動自在に支持される苗載台5、該苗載台5の下
端部に沿って配設され、かつ苗掻取口(図示せず)を有
するエプロン6、作業機フレーム4から後方に延出する
複数のプランタケース7、該プランタケース7の下方に
配設されるフロート8等で構成されるが、これらの基本
構成は何れも従来通りである。
を図面に基づいて説明する。図面において、1は走行機
体2の後部に昇降リンク機構3を介して連結される植付
作業機であって、該植付作業機1は、昇降リンク機構3
に連結される作業機フレーム4、該作業機フレーム4に
左右往復動自在に支持される苗載台5、該苗載台5の下
端部に沿って配設され、かつ苗掻取口(図示せず)を有
するエプロン6、作業機フレーム4から後方に延出する
複数のプランタケース7、該プランタケース7の下方に
配設されるフロート8等で構成されるが、これらの基本
構成は何れも従来通りである。
【0006】9は前記プランタケース7の一側面部もし
くは両側面部に設けられるロータリケースであって、該
ロータリケース9の中央部は、プランタケース7の側面
部に突設される筒部7aに回動自在に外嵌しているが、
ロータリケース9の外ケース9aには、プランタケース
7から突出する植付駆動軸10が一体的に連結されてい
るため、植付駆動軸10の駆動に伴ってロータリケース
9が回転するようになっている。
くは両側面部に設けられるロータリケースであって、該
ロータリケース9の中央部は、プランタケース7の側面
部に突設される筒部7aに回動自在に外嵌しているが、
ロータリケース9の外ケース9aには、プランタケース
7から突出する植付駆動軸10が一体的に連結されてい
るため、植付駆動軸10の駆動に伴ってロータリケース
9が回転するようになっている。
【0007】11は前記ロータリケース9の中央部に内
装される太陽ギヤであって、該太陽ギヤ11は、植付駆
動軸10に回動自在に支持されるが、その一側面には、
前記筒部7aに噛合して太陽ギヤ11を回止めする噛合
爪11aが一体的に形成されている。そして、この太陽
ギヤ11には、一対の中間ギヤ12が180度位相ずれ
した位置でそれぞれ噛合し、さらに各中間ギヤ12に
は、それぞれ遊星ギヤ13が噛合しているため、太陽ギ
ヤ11を中心として直線状に並ぶギヤ列(プランタアー
ム姿勢制御機構)Gが構成されている。
装される太陽ギヤであって、該太陽ギヤ11は、植付駆
動軸10に回動自在に支持されるが、その一側面には、
前記筒部7aに噛合して太陽ギヤ11を回止めする噛合
爪11aが一体的に形成されている。そして、この太陽
ギヤ11には、一対の中間ギヤ12が180度位相ずれ
した位置でそれぞれ噛合し、さらに各中間ギヤ12に
は、それぞれ遊星ギヤ13が噛合しているため、太陽ギ
ヤ11を中心として直線状に並ぶギヤ列(プランタアー
ム姿勢制御機構)Gが構成されている。
【0008】14は先端側にプランタビーク15を備え
るプランタアームであって、該プランタアーム14の基
端部は、前記遊星ギヤ13にスプライン結合される筒状
のプランタアーム軸16に一体的に連結されている。即
ち、前記植付駆動軸10の駆動に伴ってロータリケース
9が回転すると、中間ギヤ12が太陽ギヤ11の周囲を
公転しながら自転すると共に、中間ギヤ12に噛合する
遊星ギヤ13が逆回りに自転するため、遊星ギヤ13に
一体的に結合されるプランタアーム14は、植付駆動軸
10を中心として公転しつつ、プランタアーム軸16を
中心として逆方向に自転し、その結果、プランタアーム
14の姿勢は、ロータリケース9の回転に拘わらず常に
苗載台5の方向を向くように制御されるようになってい
る。
るプランタアームであって、該プランタアーム14の基
端部は、前記遊星ギヤ13にスプライン結合される筒状
のプランタアーム軸16に一体的に連結されている。即
ち、前記植付駆動軸10の駆動に伴ってロータリケース
9が回転すると、中間ギヤ12が太陽ギヤ11の周囲を
公転しながら自転すると共に、中間ギヤ12に噛合する
遊星ギヤ13が逆回りに自転するため、遊星ギヤ13に
一体的に結合されるプランタアーム14は、植付駆動軸
10を中心として公転しつつ、プランタアーム軸16を
中心として逆方向に自転し、その結果、プランタアーム
14の姿勢は、ロータリケース9の回転に拘わらず常に
苗載台5の方向を向くように制御されるようになってい
る。
【0009】また、前記太陽ギヤ11、中間ギヤ12お
よび遊星ギヤ13は何れも偏芯ギヤ(不等速回転を伝達
するものであれば、楕円ギヤ、非円形ギヤ、ベルト伝動
機構等でも可能)に形成されている。そして、各偏芯ギ
ヤの角速度設定は、プランタビーク15が苗載台5から
苗を掻取った後、前方に膨らむ円弧を描きながら土中の
植付位置に達し、その後は直線的に上昇する半月状の静
止軌跡(走行停止時の先端運動軌跡)を描くように設定
されるが、一方のプランタビーク15が苗載台5から苗
を掻取る時、それと略同時に他方のプランタビーク15
が植付けを実行するようにプランタビーク15の位置お
よび軌跡が設定されているため、ロータリケース9が一
回転する毎に二回の植付けが実行されるようになってい
る。
よび遊星ギヤ13は何れも偏芯ギヤ(不等速回転を伝達
するものであれば、楕円ギヤ、非円形ギヤ、ベルト伝動
機構等でも可能)に形成されている。そして、各偏芯ギ
ヤの角速度設定は、プランタビーク15が苗載台5から
苗を掻取った後、前方に膨らむ円弧を描きながら土中の
植付位置に達し、その後は直線的に上昇する半月状の静
止軌跡(走行停止時の先端運動軌跡)を描くように設定
されるが、一方のプランタビーク15が苗載台5から苗
を掻取る時、それと略同時に他方のプランタビーク15
が植付けを実行するようにプランタビーク15の位置お
よび軌跡が設定されているため、ロータリケース9が一
回転する毎に二回の植付けが実行されるようになってい
る。
【0010】17は前記プランタアーム軸16内に組込
まれるカム軸であって、該カム軸17の基端部は、ロー
タリケース9の内ケース9bに一体的に固定される一
方、プランタアーム14内を臨む先端部には、押出作動
カム18が一体的に設けられている。
まれるカム軸であって、該カム軸17の基端部は、ロー
タリケース9の内ケース9bに一体的に固定される一
方、プランタアーム14内を臨む先端部には、押出作動
カム18が一体的に設けられている。
【0011】19は前記プランタアーム14の先端部に
上下方向摺動自在(軸方向摺動自在)に組込まれる押出
作動ロッドであって、該押出作動ロッド19は、プラン
タビーク15に対して略平行姿勢で配設されるが、プラ
ンタアーム14から突出するロッド先端部には、プラン
タフォーク(苗押出具)20が一体的に固定されてい
る。
上下方向摺動自在(軸方向摺動自在)に組込まれる押出
作動ロッドであって、該押出作動ロッド19は、プラン
タビーク15に対して略平行姿勢で配設されるが、プラ
ンタアーム14から突出するロッド先端部には、プラン
タフォーク(苗押出具)20が一体的に固定されてい
る。
【0012】21は前記プランタアーム14内に前後方
向を向いて配設される押出作動アームであって、該押出
作動アーム21の中間部は、プランタアーム14の側壁
部に支軸22を介して上下揺動自在に支持されるが、ア
ーム前端部は、前記押出作動ロッド19の基端部に係合
される一方、アーム後端部は、前記押出作動カム18に
上方から接当している。つまり、ロータリケース9の回
転に伴ってプランタアーム14(プランタビーク15)
が植付位置に到達すると、押出作動カム18の大径部が
押出作動アーム21の後端側を上方に押し、これに連動
するプランタフォーク20(押出作動ロッド19)の押
出作動に基づいてプランタビーク15から苗が押出され
るようになっている。
向を向いて配設される押出作動アームであって、該押出
作動アーム21の中間部は、プランタアーム14の側壁
部に支軸22を介して上下揺動自在に支持されるが、ア
ーム前端部は、前記押出作動ロッド19の基端部に係合
される一方、アーム後端部は、前記押出作動カム18に
上方から接当している。つまり、ロータリケース9の回
転に伴ってプランタアーム14(プランタビーク15)
が植付位置に到達すると、押出作動カム18の大径部が
押出作動アーム21の後端側を上方に押し、これに連動
するプランタフォーク20(押出作動ロッド19)の押
出作動に基づいてプランタビーク15から苗が押出され
るようになっている。
【0013】23はプランタフォーク20の戻し弾機
(押出具付勢弾機)および偏芯ギヤ列のガタ取り弾機
(ガタ取り機構)に兼用される弾機であって、該弾機2
3は、略C字形の基本形状をなし、常に拡開状態で使用
される引張弾機であるが、その一端側に形成されるフッ
ク部23aは、押出作動アーム21の後端に形成される
係合突起21aに係合する一方、他端側に形成されるフ
ック部23bは、前記カム軸17に係合されている。つ
まり、押出作動アーム21(プランタアーム14側)と
カム軸17(ロータリケース9側)との間に介設された
弾機23は、押出作動アーム21の後端側を押出作動カ
ム18に向けて付勢するため、プランタフォーク20を
非押出作動方向に付勢するプランタフォーク戻し弾機と
して機能するようになっている。
(押出具付勢弾機)および偏芯ギヤ列のガタ取り弾機
(ガタ取り機構)に兼用される弾機であって、該弾機2
3は、略C字形の基本形状をなし、常に拡開状態で使用
される引張弾機であるが、その一端側に形成されるフッ
ク部23aは、押出作動アーム21の後端に形成される
係合突起21aに係合する一方、他端側に形成されるフ
ック部23bは、前記カム軸17に係合されている。つ
まり、押出作動アーム21(プランタアーム14側)と
カム軸17(ロータリケース9側)との間に介設された
弾機23は、押出作動アーム21の後端側を押出作動カ
ム18に向けて付勢するため、プランタフォーク20を
非押出作動方向に付勢するプランタフォーク戻し弾機と
して機能するようになっている。
【0014】また、前記弾機23の付勢力を受ける押出
作動アーム21は、カム接触点を支点とする梃子作用に
基づいて支軸22を押し上げることになる。そして、こ
の力は、プランタアーム14を矢印A方向に回転させる
べく作用すると共に、プランタアーム軸16を介して遊
星ギヤ13を矢印B方向に回転させるべく作用するた
め、ギヤ列Gに存在するガタ(バックラッシュ)が除去
されることになる。つまり、プランタアーム14の姿勢
制御を行うギヤ列Gのガタ取りをプランタアーム14側
で行うことができるため、ロータリケース9側にガタ取
り機構を内装していた従来のものに比してロータリケー
ス9の小型化や構造の簡略化を計ることができる許りで
なく、ギヤ列Gの組込みやタイミング合わせに際してガ
タ取り機構が邪魔になる不都合も解消することができる
ようになっている。
作動アーム21は、カム接触点を支点とする梃子作用に
基づいて支軸22を押し上げることになる。そして、こ
の力は、プランタアーム14を矢印A方向に回転させる
べく作用すると共に、プランタアーム軸16を介して遊
星ギヤ13を矢印B方向に回転させるべく作用するた
め、ギヤ列Gに存在するガタ(バックラッシュ)が除去
されることになる。つまり、プランタアーム14の姿勢
制御を行うギヤ列Gのガタ取りをプランタアーム14側
で行うことができるため、ロータリケース9側にガタ取
り機構を内装していた従来のものに比してロータリケー
ス9の小型化や構造の簡略化を計ることができる許りで
なく、ギヤ列Gの組込みやタイミング合わせに際してガ
タ取り機構が邪魔になる不都合も解消することができる
ようになっている。
【0015】また、前記弾機23は、押出作動アーム2
1(プランタアーム14側)とカム軸17(ロータリケ
ース9側)との間に介設される許りでなく、常に押出作
動アーム21のカム接触点後方位置(カム接触点に対
し、支軸22の反対側位置)を下方に付勢するため、プ
ランタアーム14を常に矢印A方向に付勢することがで
き、その結果、カム軸17の一回転中にガタ取り機構の
付勢方向が切換わる従来のものに比してプランタアーム
14の姿勢を安定させることができるようになってい
る。
1(プランタアーム14側)とカム軸17(ロータリケ
ース9側)との間に介設される許りでなく、常に押出作
動アーム21のカム接触点後方位置(カム接触点に対
し、支軸22の反対側位置)を下方に付勢するため、プ
ランタアーム14を常に矢印A方向に付勢することがで
き、その結果、カム軸17の一回転中にガタ取り機構の
付勢方向が切換わる従来のものに比してプランタアーム
14の姿勢を安定させることができるようになってい
る。
【0016】叙述の如く構成されたものにおいて、プラ
ンタアーム姿勢制御用のギヤ列Gを内装するロータリケ
ース9に、プランタフォーク20を備えるプランタアー
ム14を設けると共に、該プランタアーム14に、押出
作動アーム21を介して前記プランタフォーク20を作
動させる押出作動カム18を内装し、さらに、該押出作
動カム18を、カム軸17を介してロータリケース9側
に固定したものであるが、前記カム軸17と押出作動ア
ーム21との間に、プランタアーム14を所定方向に付
勢してギヤ列Gのガタ取りをする弾機23を介設したた
め、ギヤ列Gのガタ取りをプランタアーム14側で行う
ことができる。従って、ロータリケース9側にガタ取り
機構を内装していた従来に比してロータリケース9の小
型化や構造の簡略化を計ることができる許りでなく、ギ
ヤ列Gの組込みやタイミング合わせに際してガタ取り機
構が邪魔になる不都合も解消することができる。
ンタアーム姿勢制御用のギヤ列Gを内装するロータリケ
ース9に、プランタフォーク20を備えるプランタアー
ム14を設けると共に、該プランタアーム14に、押出
作動アーム21を介して前記プランタフォーク20を作
動させる押出作動カム18を内装し、さらに、該押出作
動カム18を、カム軸17を介してロータリケース9側
に固定したものであるが、前記カム軸17と押出作動ア
ーム21との間に、プランタアーム14を所定方向に付
勢してギヤ列Gのガタ取りをする弾機23を介設したた
め、ギヤ列Gのガタ取りをプランタアーム14側で行う
ことができる。従って、ロータリケース9側にガタ取り
機構を内装していた従来に比してロータリケース9の小
型化や構造の簡略化を計ることができる許りでなく、ギ
ヤ列Gの組込みやタイミング合わせに際してガタ取り機
構が邪魔になる不都合も解消することができる。
【0017】しかも、前記弾機23は、ロータリケース
9側のカム軸17と、プランタアーム14側の押出作動
アーム21との間に介設されているため、プランタアー
ム14を常に一方向に付勢することが可能になる。従っ
て、カム軸17の一回転中に付勢方向が切換わる従来の
ものに比してプランタアーム14の姿勢が安定し、その
結果、プランタアーム14の掻取精度および植付精度を
向上させることができる。
9側のカム軸17と、プランタアーム14側の押出作動
アーム21との間に介設されているため、プランタアー
ム14を常に一方向に付勢することが可能になる。従っ
て、カム軸17の一回転中に付勢方向が切換わる従来の
ものに比してプランタアーム14の姿勢が安定し、その
結果、プランタアーム14の掻取精度および植付精度を
向上させることができる。
【0018】また、従来では、プランタケース7の左右
両側にロータリケース9を取付けるにあたり、左右のロ
ータリケース9におけるガタ取り機構の組込位置が相違
することに起因し、左用ロータリケース9Lと右用ロー
タリケース9Rとを別々に製造していたが、ロータリケ
ース9にガタ取り機構を内装しない本実施形態において
は、左右のロータリケース9を共通化できる利点があ
る。
両側にロータリケース9を取付けるにあたり、左右のロ
ータリケース9におけるガタ取り機構の組込位置が相違
することに起因し、左用ロータリケース9Lと右用ロー
タリケース9Rとを別々に製造していたが、ロータリケ
ース9にガタ取り機構を内装しない本実施形態において
は、左右のロータリケース9を共通化できる利点があ
る。
【0019】また、前記弾機23は、プランタフォーク
20を所定方向に付勢する苗押出具付勢弾機に兼用され
ているため、プランタアーム14側にガタ取り機構を設
けるものでありながら、部品の兼用化に基づいてプラン
タアーム14の大型化や構造の複雑化を回避することが
できる。
20を所定方向に付勢する苗押出具付勢弾機に兼用され
ているため、プランタアーム14側にガタ取り機構を設
けるものでありながら、部品の兼用化に基づいてプラン
タアーム14の大型化や構造の複雑化を回避することが
できる。
【図1】乗用田植機の全体側面図である。
【図2】植付作業機の側面図である。
【図3】ロータリケースおよびプランタアームの断面図
である。
である。
【図4】ロータリケースの内部側面図である。
【図5】プランタアームの断面図である。
【図6】(A)は非押出作動時の作用説明図、(B)は
押出作動時の作用説明図である。
押出作動時の作用説明図である。
1 植付作業機 9 ロータリケース 14 プランタアーム 17 カム軸 18 押出作動カム 19 押出作動ロッド 20 プランタフォーク 21 押出作動アーム 23 弾機
Claims (2)
- 【請求項1】 プランタアーム姿勢制御機構を内装する
ロータリケースに、苗押出具を備えるプランタアームを
設けると共に、該プランタアームに、押出作動アームを
介して前記苗押出具を作動させる押出作動カムを内装
し、さらに、該押出作動カムを、カム軸を介してロータ
リケース側に固定してなる移植機において、前記カム軸
と押出作動アームとの間に、プランタアームを所定方向
に付勢してプランタアーム姿勢制御機構のガタ取りをす
るガタ取り機構を介設したことを特徴とする移植機。 - 【請求項2】 請求項1のガタ取り機構は、苗押出具を
所定方向に付勢する苗押出具付勢弾機に兼用されている
ことを特徴とする移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3674398A JPH11220914A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3674398A JPH11220914A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11220914A true JPH11220914A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12478217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3674398A Pending JPH11220914A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11220914A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102090189A (zh) * | 2010-11-12 | 2011-06-15 | 浙江理工大学 | 圆柱凸轮-空间双摇杆摆动式宽窄行插秧机分插机构 |
-
1998
- 1998-02-03 JP JP3674398A patent/JPH11220914A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102090189A (zh) * | 2010-11-12 | 2011-06-15 | 浙江理工大学 | 圆柱凸轮-空间双摇杆摆动式宽窄行插秧机分插机构 |
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