JP2537428Y2 - 歩行型移植機の縦送り駆動装置 - Google Patents
歩行型移植機の縦送り駆動装置Info
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- JP2537428Y2 JP2537428Y2 JP3070291U JP3070291U JP2537428Y2 JP 2537428 Y2 JP2537428 Y2 JP 2537428Y2 JP 3070291 U JP3070291 U JP 3070291U JP 3070291 U JP3070291 U JP 3070291U JP 2537428 Y2 JP2537428 Y2 JP 2537428Y2
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- vertical feed
- cam
- seedling
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、苗載台を配置した歩行
型移植機、例えば歩行型田植機に係わり、詳しくは苗載
台の縦送りベルトを駆動する縦送り駆動装置に関する。
型移植機、例えば歩行型田植機に係わり、詳しくは苗載
台の縦送りベルトを駆動する縦送り駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、歩行型田植機は、車輪により支
持される機体を有し、その機体前部にエンジン及びミッ
ションケースを配置すると共に機体後部に苗載台及び操
作ハンドルを配設しており、縦送りベルトにマット苗を
載置した苗載台を左右に往復動し、その往復動の終端
で、縦送りベルトを駆動してマット苗を苗載台の下方へ
送り、植付け爪でマット苗を一株ずつに掻取って植付け
を行う。
持される機体を有し、その機体前部にエンジン及びミッ
ションケースを配置すると共に機体後部に苗載台及び操
作ハンドルを配設しており、縦送りベルトにマット苗を
載置した苗載台を左右に往復動し、その往復動の終端
で、縦送りベルトを駆動してマット苗を苗載台の下方へ
送り、植付け爪でマット苗を一株ずつに掻取って植付け
を行う。
【0003】また、歩行型田植機における苗載台の移動
装置は、苗載台の裏面に配置されたスクリューシャフト
の回転により、該スクリューシャフトに摺動自在に螺合
するスライドブロックを摺動させて、苗載台を左右に往
復動をする。その往動或いは復動の終端で、スクリュー
シャフトの縦送りカムを回転し、それと係合する縦送り
シャフトのカムを回動させ、縦送りシャフトに連結した
連結部材で縦送り駆動レバーを駆動し、該縦送り駆動レ
バーの作動により、苗送り軸のラチェット装置を作動
し、該ラチェット装置によりローラに張設した縦送りベ
ルトを駆動するように構成されている。
装置は、苗載台の裏面に配置されたスクリューシャフト
の回転により、該スクリューシャフトに摺動自在に螺合
するスライドブロックを摺動させて、苗載台を左右に往
復動をする。その往動或いは復動の終端で、スクリュー
シャフトの縦送りカムを回転し、それと係合する縦送り
シャフトのカムを回動させ、縦送りシャフトに連結した
連結部材で縦送り駆動レバーを駆動し、該縦送り駆動レ
バーの作動により、苗送り軸のラチェット装置を作動
し、該ラチェット装置によりローラに張設した縦送りベ
ルトを駆動するように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の苗載台の移
動装置は、機体左右方向に延びるスクリューシャフト及
びスライドブロックの往復動を苗載台へ伝達して、苗載
台の往復動をすると共にその終端に到達したとき縦送り
ベルトをラチェット装置によって間欠的に駆動する際、
スクリューシャフトの縦送りカムの一回転で、それと係
合する縦送りシャフトのカムの一回の回動により、縦送
り駆動レバーは一回作動するので、スクリューシャフト
は高速回転し、また、縦送りカムとカムの接触回数・接
触速度が高く、騒音が大であると共に耐久性に問題があ
る。
動装置は、機体左右方向に延びるスクリューシャフト及
びスライドブロックの往復動を苗載台へ伝達して、苗載
台の往復動をすると共にその終端に到達したとき縦送り
ベルトをラチェット装置によって間欠的に駆動する際、
スクリューシャフトの縦送りカムの一回転で、それと係
合する縦送りシャフトのカムの一回の回動により、縦送
り駆動レバーは一回作動するので、スクリューシャフト
は高速回転し、また、縦送りカムとカムの接触回数・接
触速度が高く、騒音が大であると共に耐久性に問題があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本考案が講じた技術的手段は、機体前部にエンジン
及びミッションケースを配置すると共に機体後部に苗載
台を配置した歩行型移植機において、前記エンジンから
の動力伝達経路中に回転軸を配設し、該回転軸に設けて
点対称に形成した縦送りカムの一回転により、該縦送り
カムと係合する縦送りシャフトに固着したカムを複数回
作動し、前記苗載台の後方下部に設けて前記カムに連結
する連結部材で作動する縦送り駆動レバーを駆動し、該
縦送り駆動レバーにより前記苗載台の縦送りベルトを駆
動するように構成したものである。
めに本考案が講じた技術的手段は、機体前部にエンジン
及びミッションケースを配置すると共に機体後部に苗載
台を配置した歩行型移植機において、前記エンジンから
の動力伝達経路中に回転軸を配設し、該回転軸に設けて
点対称に形成した縦送りカムの一回転により、該縦送り
カムと係合する縦送りシャフトに固着したカムを複数回
作動し、前記苗載台の後方下部に設けて前記カムに連結
する連結部材で作動する縦送り駆動レバーを駆動し、該
縦送り駆動レバーにより前記苗載台の縦送りベルトを駆
動するように構成したものである。
【0006】
【作用】上記の構成に基づき、エンジンからの動力伝達
経路中に回転軸を配設し、該回転軸に設けた点対称形状
の縦送りカムを回転し、該縦送りカムが一回転すると、
それと係合する縦送りシャフトのカムは複数回作動す
る。そして、カムに連結した連結部材で苗載台の後方下
部に設けた縦送り駆動レバーを駆動し、該縦送り駆動レ
バーと係合する苗載台の苗送り軸のラチェット装置を作
動する。ラチェット装置により苗送り用の縦送りベルト
を駆動することにより、縦送りベルトに載置したマット
苗は下方へ送られ、植付け爪で順次圃場に植付ける。
経路中に回転軸を配設し、該回転軸に設けた点対称形状
の縦送りカムを回転し、該縦送りカムが一回転すると、
それと係合する縦送りシャフトのカムは複数回作動す
る。そして、カムに連結した連結部材で苗載台の後方下
部に設けた縦送り駆動レバーを駆動し、該縦送り駆動レ
バーと係合する苗載台の苗送り軸のラチェット装置を作
動する。ラチェット装置により苗送り用の縦送りベルト
を駆動することにより、縦送りベルトに載置したマット
苗は下方へ送られ、植付け爪で順次圃場に植付ける。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。歩行型田植機1は、図1,図2に示すように、車輪
2,2を支持している機体フレーム3を有しており、該
機体フレーム3の下部には前後方向にわたってフロート
5が配設されている。機体フレーム3の前方にはエンジ
ン6及びミッションケース7を搭載しており、図7に示
すように、エンジン6上部にはエアクリーナ及びマフラ
ー10が連結されており、前記ミッションケース7の上
部にはブラケット11を介して燃料タンク12を固定し
ている。また、エンジン6、ミッションケース7、燃料
タンク12、エアクリーナ及びマフラー10を覆うよう
にボンネット13を配置している。そして、前記機体フ
レーム3の後方には苗載台15を機体左右方向に往復動
自在に支持しており、該苗載台15の後方にはハンドル
フレーム16aを介して操作ハンドル16を配設してい
る。
る。歩行型田植機1は、図1,図2に示すように、車輪
2,2を支持している機体フレーム3を有しており、該
機体フレーム3の下部には前後方向にわたってフロート
5が配設されている。機体フレーム3の前方にはエンジ
ン6及びミッションケース7を搭載しており、図7に示
すように、エンジン6上部にはエアクリーナ及びマフラ
ー10が連結されており、前記ミッションケース7の上
部にはブラケット11を介して燃料タンク12を固定し
ている。また、エンジン6、ミッションケース7、燃料
タンク12、エアクリーナ及びマフラー10を覆うよう
にボンネット13を配置している。そして、前記機体フ
レーム3の後方には苗載台15を機体左右方向に往復動
自在に支持しており、該苗載台15の後方にはハンドル
フレーム16aを介して操作ハンドル16を配設してい
る。
【0008】また、前記ミッションケース7には変速レ
バー19を後方斜め上方に向けて立設している。該ミッ
ションケース7には植付け爪動力伝達装置20を連結し
ており、該動力伝達装置20を覆うようにミッションケ
ース7後側の機体中心線C−Cより左側の下方に植付け
伝動装置21を機体後方に向けて延設している。前記動
力伝達装置20にはプランタシャフト22を機体左右方
向に延びて連結しており、該プランタシャフト22を覆
うようにプランタシャフトケース23を機体左右方向に
延設している。更に、該プランタシャフト22の左右側
端には各々植付け爪25,26を連結している。また、
前記ボンネット13の後側にはリコイルスタータ29及
びチョーク30を設けている。
バー19を後方斜め上方に向けて立設している。該ミッ
ションケース7には植付け爪動力伝達装置20を連結し
ており、該動力伝達装置20を覆うようにミッションケ
ース7後側の機体中心線C−Cより左側の下方に植付け
伝動装置21を機体後方に向けて延設している。前記動
力伝達装置20にはプランタシャフト22を機体左右方
向に延びて連結しており、該プランタシャフト22を覆
うようにプランタシャフトケース23を機体左右方向に
延設している。更に、該プランタシャフト22の左右側
端には各々植付け爪25,26を連結している。また、
前記ボンネット13の後側にはリコイルスタータ29及
びチョーク30を設けている。
【0009】また、図3、図4、図5、図6に示すよう
に、前記エンジン6に連結した前記ミッションケース7
の構成及び苗載台15の移動装置を説明する。エンジン
6の動力は、エンジン6のPTO軸31に設けた駆動歯
車32を介してミッションケース7に軸支した油圧ポン
プ駆動軸33の大歯車34に伝達される。大歯車34か
ら油圧ポンプ35を駆動すると共に大歯車34と一体の
小歯車34aによってミッションケース7に軸支した第
1軸36のクラッチ36aを介して左右摺動可能の変速
歯車37へ伝達する。図6に示した状態は、変速歯車3
7の歯車37aよりミッションケース7に軸支した第2
軸38の從動歯車39に伝達され、第2軸38の小歯車
39aから第3軸40の歯車41へ伝達する。第3軸4
0はミッションケース7から機体左右両側に延設されて
いて、左側軸40a、右側軸40b及び左右のサイドク
ラッチ42,43で構成しており、動力は左側軸40a
及び右側軸40bの外端部に設けたスプロケット40
c,40cによりミッションケース7の両側のボス40
d,40dに保持したチェンケース44,44に内装し
たチェン、スプロケットを介して車軸45、45に軸支
した車輪2,2へ伝達する。機体の操向操作は左右のサ
イドクラッチ42,43を操作ハンドル16に設けた左
右のサイドクラッチレバーのいずれかを操作することに
より左右の操向を行うことができる。
に、前記エンジン6に連結した前記ミッションケース7
の構成及び苗載台15の移動装置を説明する。エンジン
6の動力は、エンジン6のPTO軸31に設けた駆動歯
車32を介してミッションケース7に軸支した油圧ポン
プ駆動軸33の大歯車34に伝達される。大歯車34か
ら油圧ポンプ35を駆動すると共に大歯車34と一体の
小歯車34aによってミッションケース7に軸支した第
1軸36のクラッチ36aを介して左右摺動可能の変速
歯車37へ伝達する。図6に示した状態は、変速歯車3
7の歯車37aよりミッションケース7に軸支した第2
軸38の從動歯車39に伝達され、第2軸38の小歯車
39aから第3軸40の歯車41へ伝達する。第3軸4
0はミッションケース7から機体左右両側に延設されて
いて、左側軸40a、右側軸40b及び左右のサイドク
ラッチ42,43で構成しており、動力は左側軸40a
及び右側軸40bの外端部に設けたスプロケット40
c,40cによりミッションケース7の両側のボス40
d,40dに保持したチェンケース44,44に内装し
たチェン、スプロケットを介して車軸45、45に軸支
した車輪2,2へ伝達する。機体の操向操作は左右のサ
イドクラッチ42,43を操作ハンドル16に設けた左
右のサイドクラッチレバーのいずれかを操作することに
より左右の操向を行うことができる。
【0010】一方、苗載台15の移動装置への動力は、
変速歯車37の歯車37bよりミッションケース7の上
方に軸支した第4軸47の歯車48へ伝達し、第4軸4
7の左端部に設けた駆動スプロケット49、チェン51
を介してミッションケース7の上方の第5軸52に嵌装
した従動スプロケット53へ伝達する。該従動スプロケ
ット53のボス部に形成した爪53aと第5軸52のス
プライン52aに左右摺動可能に嵌合しシフター54で
断接可能のクラッチ55の爪55aは咬合しており、従
動スプロケット53へ伝達した動力は、爪53a、爪5
5a、クラッチ55、スプライン52a、第5軸52を
経由して第5軸52の左端部に固着したスプロケット5
7を介してチェン58、スプロケット59によりミッシ
ョンケース7の上方で機体左右方向に回転支持している
スクリューシャフト56を駆動する。
変速歯車37の歯車37bよりミッションケース7の上
方に軸支した第4軸47の歯車48へ伝達し、第4軸4
7の左端部に設けた駆動スプロケット49、チェン51
を介してミッションケース7の上方の第5軸52に嵌装
した従動スプロケット53へ伝達する。該従動スプロケ
ット53のボス部に形成した爪53aと第5軸52のス
プライン52aに左右摺動可能に嵌合しシフター54で
断接可能のクラッチ55の爪55aは咬合しており、従
動スプロケット53へ伝達した動力は、爪53a、爪5
5a、クラッチ55、スプライン52a、第5軸52を
経由して第5軸52の左端部に固着したスプロケット5
7を介してチェン58、スプロケット59によりミッシ
ョンケース7の上方で機体左右方向に回転支持している
スクリューシャフト56を駆動する。
【0011】そして、スクリューシャフト56の外周に
はナピアネジが切られており、スクリューシャフト56
のナピアネジにはスライドブロック61が摺動のみ自在
に螺合しており、該スライドブロック61の後側の穴に
はガイドピース62、リング63及びC型止め輪63a
を嵌着しており、該ガイドピース62の先端部がスクリ
ューシャフト56のナピアネジに螺合している。スクリ
ューシャフト56が回転するとスライドブロック61が
一定ストローク内で機体左右方向に往復動するように構
成されている。そして、該スライドブロック61の前側
中央にはピン64が前方に突出して固定されており、該
ピン64は揺動アーム65上部の長孔65aへ挿入して
いる。揺動アーム65は長孔65aの範囲内でピン64
に対して摺動可能であり、座金66及びC型止め輪66
aによりピン64からの抜け止めをしている。また、揺
動アーム65の下部には横送り駆動軸67の前部67a
が機体後方へ延出して固着しており、横送り駆動軸前部
67aの後端には横送り駆動軸後部67bの前端を嵌合
し、ボルト68,68及びナット69,69により一体
的に固定している。
はナピアネジが切られており、スクリューシャフト56
のナピアネジにはスライドブロック61が摺動のみ自在
に螺合しており、該スライドブロック61の後側の穴に
はガイドピース62、リング63及びC型止め輪63a
を嵌着しており、該ガイドピース62の先端部がスクリ
ューシャフト56のナピアネジに螺合している。スクリ
ューシャフト56が回転するとスライドブロック61が
一定ストローク内で機体左右方向に往復動するように構
成されている。そして、該スライドブロック61の前側
中央にはピン64が前方に突出して固定されており、該
ピン64は揺動アーム65上部の長孔65aへ挿入して
いる。揺動アーム65は長孔65aの範囲内でピン64
に対して摺動可能であり、座金66及びC型止め輪66
aによりピン64からの抜け止めをしている。また、揺
動アーム65の下部には横送り駆動軸67の前部67a
が機体後方へ延出して固着しており、横送り駆動軸前部
67aの後端には横送り駆動軸後部67bの前端を嵌合
し、ボルト68,68及びナット69,69により一体
的に固定している。
【0012】そして、横送り駆動軸後部67は機体中心
線C−Cより右側下方に前記植付け伝動装置21と平行
して機体前後方向で前記苗載台15の前方に延出し、そ
の後方には揺動アーム71の下部を固定しており、該揺
動アーム71の上部には長孔71aを設けており、該長
孔71aと苗載台15の前方に設けた苗ホルダのブラケ
ット72の長孔72aにリング73を介在させ係止ピン
74を挿入している。揺動アーム71は長孔71aの範
囲内で係止ピン74に対して摺動可能であり、苗載台1
5と前記ボンネット13の後側の間で機体左右方向に揺
動するように構成しているので、前記スライドブロック
61が左右に摺動すると、揺動アーム65が横送り駆動
軸67を支軸として左右に揺動し、それに伴って横送り
駆動軸67が回動し、揺動アーム71が横送り駆動軸6
7を支軸として左右に揺動し、係止ピン74及び苗載台
15の苗ホルダのブラケット72を介して苗載台15を
左右に往復動させる。
線C−Cより右側下方に前記植付け伝動装置21と平行
して機体前後方向で前記苗載台15の前方に延出し、そ
の後方には揺動アーム71の下部を固定しており、該揺
動アーム71の上部には長孔71aを設けており、該長
孔71aと苗載台15の前方に設けた苗ホルダのブラケ
ット72の長孔72aにリング73を介在させ係止ピン
74を挿入している。揺動アーム71は長孔71aの範
囲内で係止ピン74に対して摺動可能であり、苗載台1
5と前記ボンネット13の後側の間で機体左右方向に揺
動するように構成しているので、前記スライドブロック
61が左右に摺動すると、揺動アーム65が横送り駆動
軸67を支軸として左右に揺動し、それに伴って横送り
駆動軸67が回動し、揺動アーム71が横送り駆動軸6
7を支軸として左右に揺動し、係止ピン74及び苗載台
15の苗ホルダのブラケット72を介して苗載台15を
左右に往復動させる。
【0013】また、本考案の回転軸に相当するスクリュ
ーシャフト56の左端部には点対称に形成した縦送りカ
ム75、リング76が嵌合されている。該縦送りカム7
5には苗載台縦送り用の縦送りシャフト77へ固着した
カム78が係合しており、縦送りカム75の一回転に対
しカム78は複数回、即ち、実施例のものは2回従動
し、縦送りシャフト77を回動する。縦送りシャフト7
7の左端部で前記ミッションケース7の外側にはピン孔
79aを有するアーム79をリング81a,ナット81
で固定する。アーム79にはピン孔を有する連結部材8
2をピン83で連結する。前記苗載台15の後方下部で
前記ハンドルフレーム16aに固着した保持筒84に駆
動レバー軸85bを軸支し、該駆動レバー軸85bの左
側に設けた縦送り駆動レバー85の一端の長孔85aに
連結部材82の他端を係止すると共に駆動レバー軸85
bの右側に縦送り駆動レバー85cを設ける。また、縦
送り駆動レバー85の他端,及び縦送り駆動レバー85
cは苗載台15に載置したマット苗を縦送りする縦送り
ベルト86・・を間欠的に回転する苗載台15の裏面に
配設した苗送り軸87に設けたラチエット装置88のラ
チエットレバー89を作動するように構成している。縦
送りベルト86・・は苗載台15の裏面両側に固着した
ブラケット90,90に軸架した苗送り軸87にローラ
91・・を固定し、その上方にスプリング92・・で緊
張するように軸架した從動軸94にローラ93・・を固
定し、該ローラ91・・とローラ93・・に張設する。
また、ラチエット装置88は縦送りベルト86・・の間
に配設されている。
ーシャフト56の左端部には点対称に形成した縦送りカ
ム75、リング76が嵌合されている。該縦送りカム7
5には苗載台縦送り用の縦送りシャフト77へ固着した
カム78が係合しており、縦送りカム75の一回転に対
しカム78は複数回、即ち、実施例のものは2回従動
し、縦送りシャフト77を回動する。縦送りシャフト7
7の左端部で前記ミッションケース7の外側にはピン孔
79aを有するアーム79をリング81a,ナット81
で固定する。アーム79にはピン孔を有する連結部材8
2をピン83で連結する。前記苗載台15の後方下部で
前記ハンドルフレーム16aに固着した保持筒84に駆
動レバー軸85bを軸支し、該駆動レバー軸85bの左
側に設けた縦送り駆動レバー85の一端の長孔85aに
連結部材82の他端を係止すると共に駆動レバー軸85
bの右側に縦送り駆動レバー85cを設ける。また、縦
送り駆動レバー85の他端,及び縦送り駆動レバー85
cは苗載台15に載置したマット苗を縦送りする縦送り
ベルト86・・を間欠的に回転する苗載台15の裏面に
配設した苗送り軸87に設けたラチエット装置88のラ
チエットレバー89を作動するように構成している。縦
送りベルト86・・は苗載台15の裏面両側に固着した
ブラケット90,90に軸架した苗送り軸87にローラ
91・・を固定し、その上方にスプリング92・・で緊
張するように軸架した從動軸94にローラ93・・を固
定し、該ローラ91・・とローラ93・・に張設する。
また、ラチエット装置88は縦送りベルト86・・の間
に配設されている。
【0014】また、縦送り駆動レバー85の長孔85a
に係止した連結部材82はハンドルフレーム16aに枢
支したマット苗の植付け掻き取り量調節レバー95に設
けたU字状の保持杆96に挿通しており、掻き取り量調
節レバー95の扇動操作に伴って連結部材82が長孔8
5aの係止位置が変化するので、縦送り駆動レバー85
とラチエットレバー89の係合位置も変化して縦送りベ
ルト86・・の間欠的送り量も変化し、マット苗の一株
分の掻き取り量を変えて植付けすることができる。
に係止した連結部材82はハンドルフレーム16aに枢
支したマット苗の植付け掻き取り量調節レバー95に設
けたU字状の保持杆96に挿通しており、掻き取り量調
節レバー95の扇動操作に伴って連結部材82が長孔8
5aの係止位置が変化するので、縦送り駆動レバー85
とラチエットレバー89の係合位置も変化して縦送りベ
ルト86・・の間欠的送り量も変化し、マット苗の一株
分の掻き取り量を変えて植付けすることができる。
【0015】上記の構成によって、エンジン6の動力を
ミッションケース7の前記歯車群に伝達して、スクリュ
ーシャフト56を回転させると、スクリューシャフト5
6のナピアネジに螺合するガイドピース62によりスラ
イドブロック61が機体左右方向に摺動して一定ストロ
ーク内で往復動する。該スライドブロック61が左右に
摺動するとピン64を介して揺動アーム65が横送り駆
動軸後部67を支軸として回動し、揺動アーム71が横
送り駆動軸67を支軸として左右に揺動する。そして、
揺動アーム71の左右揺動に伴って係止ピン74を介し
て苗ホルダのブラケット72を左右に移動させ、苗載台
15を左右に往復動させる。
ミッションケース7の前記歯車群に伝達して、スクリュ
ーシャフト56を回転させると、スクリューシャフト5
6のナピアネジに螺合するガイドピース62によりスラ
イドブロック61が機体左右方向に摺動して一定ストロ
ーク内で往復動する。該スライドブロック61が左右に
摺動するとピン64を介して揺動アーム65が横送り駆
動軸後部67を支軸として回動し、揺動アーム71が横
送り駆動軸67を支軸として左右に揺動する。そして、
揺動アーム71の左右揺動に伴って係止ピン74を介し
て苗ホルダのブラケット72を左右に移動させ、苗載台
15を左右に往復動させる。
【0016】一方、スクリューシャフト56が回転する
と、該スクリューシャフト56の縦送りカム75も回転
し、縦送りシャフト77に固着した縦送りカム75に係
合するカム78が従動する。縦送りカム75の一回転に
対して縦送りシャフト77は複数回の回動をするので縦
送りカム75とカム78の接触速度も低減でき、耐久性
の向上が図れると共にカム接触時の騒音の低減が図れ
る。そして、縦送りシャフト77の左端部のアーム79
に連結する連結部材82を縦送り駆動レバー85の一端
の長孔85a係止し、該縦送り駆動レバー85,85c
を扇動し、縦送り駆動レバー85の他端、または縦送り
駆動レバー85cで苗載台15の裏面の苗送り軸87に
設けたラチエット装置88のラチエットレバー89を作
動して、ラチエット装置88を間欠的に回転するので、
苗送り軸87と從動軸94に固定したローラ91・・と
ローラ93・・に張設した縦送りベルト86・・は間欠
的に回転し、従来と同様にマット苗の下方への縦送り量
を確保することができ、マット苗の一株分を掻き取って
植付け爪25,26で植付けを行う。このマット苗の一
株分を掻き取りは、左右に往復動する苗載台15の往動
の終端に到達した時あるいは復動の終端に到達した時
に、縦送り駆動レバー85または縦送り駆動レバー85
cによってラチエットレバー89が作動するようにタイ
ミングを調節してなるものであり、苗載台15の往復動
時に、スクリューシャフト56から縦送りベルト86・
・を駆動すると、該縦送りベルト86・・の作動はタイ
ミングがずれないので、植付け爪25,26はマット苗
を一株分宛確実に掻き取って圃場へ植付けをする。
と、該スクリューシャフト56の縦送りカム75も回転
し、縦送りシャフト77に固着した縦送りカム75に係
合するカム78が従動する。縦送りカム75の一回転に
対して縦送りシャフト77は複数回の回動をするので縦
送りカム75とカム78の接触速度も低減でき、耐久性
の向上が図れると共にカム接触時の騒音の低減が図れ
る。そして、縦送りシャフト77の左端部のアーム79
に連結する連結部材82を縦送り駆動レバー85の一端
の長孔85a係止し、該縦送り駆動レバー85,85c
を扇動し、縦送り駆動レバー85の他端、または縦送り
駆動レバー85cで苗載台15の裏面の苗送り軸87に
設けたラチエット装置88のラチエットレバー89を作
動して、ラチエット装置88を間欠的に回転するので、
苗送り軸87と從動軸94に固定したローラ91・・と
ローラ93・・に張設した縦送りベルト86・・は間欠
的に回転し、従来と同様にマット苗の下方への縦送り量
を確保することができ、マット苗の一株分を掻き取って
植付け爪25,26で植付けを行う。このマット苗の一
株分を掻き取りは、左右に往復動する苗載台15の往動
の終端に到達した時あるいは復動の終端に到達した時
に、縦送り駆動レバー85または縦送り駆動レバー85
cによってラチエットレバー89が作動するようにタイ
ミングを調節してなるものであり、苗載台15の往復動
時に、スクリューシャフト56から縦送りベルト86・
・を駆動すると、該縦送りベルト86・・の作動はタイ
ミングがずれないので、植付け爪25,26はマット苗
を一株分宛確実に掻き取って圃場へ植付けをする。
【0017】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、機体前部
にエンジン及びミッションケースを配置すると共に機体
後部に苗載台を配置した歩行型移植機において、前記エ
ンジンからの動力伝達経路中に回転軸を配設し、該回転
軸に設けて点対称に形成した縦送りカムの一回転によ
り、該縦送りカムと係合する縦送りシャフトに固着した
カムを複数回作動し、前記苗載台の後方下部に設けて前
記カムに連結する連結部材で作動する縦送り駆動レバー
を駆動し、該縦送り駆動レバーにより前記苗載台の縦送
りベルトを駆動するようにしたので、回転軸の一回転に
対して縦送りシャフトは複数回の回動をするので縦送り
カムとカムの接触速度を低減することができ、耐久性の
向上が図れると共にカム接触時の騒音の低減が図れる。
にエンジン及びミッションケースを配置すると共に機体
後部に苗載台を配置した歩行型移植機において、前記エ
ンジンからの動力伝達経路中に回転軸を配設し、該回転
軸に設けて点対称に形成した縦送りカムの一回転によ
り、該縦送りカムと係合する縦送りシャフトに固着した
カムを複数回作動し、前記苗載台の後方下部に設けて前
記カムに連結する連結部材で作動する縦送り駆動レバー
を駆動し、該縦送り駆動レバーにより前記苗載台の縦送
りベルトを駆動するようにしたので、回転軸の一回転に
対して縦送りシャフトは複数回の回動をするので縦送り
カムとカムの接触速度を低減することができ、耐久性の
向上が図れると共にカム接触時の騒音の低減が図れる。
【図1】歩行型移植機の側面図である。
【図2】歩行型移植機の平面図である。
【図3】苗載台移動装置の分解斜視図である。
【図4】苗載台の部分裏面図である。
【図5】ミッションケースの部分平面展開図である。
【図6】ミッションケースの平面展開図である。
【図7】エンジン及びミッションケース部分の斜視図で
ある。
ある。
1 歩行型移植機(歩行型田植機) 3 機体(機体フレーム) 6 エンジン 7 ミッションケース 15 苗載台 56 回転軸 75 縦送りカム 77 縦送りシャフト 78 カム 82 連結部材 85 縦送り駆動レバー 86 縦送りベルト
Claims (1)
- 【請求項1】 機体前部にエンジン及びミッションケー
スを配置すると共に機体後部に苗載台を配置した歩行型
移植機において、前記エンジンからの動力伝達経路中に
回転軸を配設し、該回転軸に設けた点対称に形成した縦
送りカムの一回転により、該縦送りカムと係合する縦送
りシャフトに固着したカムを複数回作動し、前記苗載台
の後方下部に設けて前記カムに連結する連結部材で作動
する縦送り駆動レバーを駆動し、該縦送り駆動レバーに
より前記苗載台の縦送りベルトを駆動するように構成し
たことを特徴とする歩行型移植機の縦送り駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070291U JP2537428Y2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 歩行型移植機の縦送り駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070291U JP2537428Y2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 歩行型移植機の縦送り駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117526U JPH04117526U (ja) | 1992-10-21 |
JP2537428Y2 true JP2537428Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=31914227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3070291U Expired - Lifetime JP2537428Y2 (ja) | 1991-04-04 | 1991-04-04 | 歩行型移植機の縦送り駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537428Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-04 JP JP3070291U patent/JP2537428Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117526U (ja) | 1992-10-21 |
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