JPH11220677A - 周波数検出回路 - Google Patents

周波数検出回路

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JPH11220677A
JPH11220677A JP10035467A JP3546798A JPH11220677A JP H11220677 A JPH11220677 A JP H11220677A JP 10035467 A JP10035467 A JP 10035467A JP 3546798 A JP3546798 A JP 3546798A JP H11220677 A JPH11220677 A JP H11220677A
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JP
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frequency
signal
horizontal
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JP10035467A
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Tetsuo Kariya
哲郎 刈谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される水平・垂直同期信号が表示周
波数範囲外や省電力モード相当の周波数であることを速
やかに検出して、表示OFFモードや省電力モードに移
行すること。 【解決手段】 垂直同期カウンタ1と水平同期カウンタ
3の出力に表示周波数範囲外検出回路7と省電力モード
検出回路8とを設ける。本構成において、垂直同期カウ
ンタ1と水平同期カウンタ3が規定のカウント値に達し
た時点で、表示周波数範囲外検出信号hや省電力モード
検出信号iが出力され、割込み制御回路6から制御プロ
セッサ5へ割込み信号fが出力される。制御プロセッサ
5は、この割込み信号を認識するとCPUバスeを介し
て周波数範囲外モード信号kを読み込み、ただちに表示
OFFモードへ移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチスキャン機
能を有するCRTディスプレイ装置に表示する映像信号
の水平同期信号と垂直同期信号の周波数を検出する周波
数検出回路に関し、特に適切な画面表示タイミングの確
保と省電力モードの切換えに好適な周波数検出回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像同期信号の周波数を検出して
多様な同期周波数に対応できるようにしたマルチスキャ
ン機能付きCRTディスプレイ装置がある。例えば、特
開平7−98751号公報には、水平・垂直同期周波数
測定カウンタ(以下、水平・垂直同期カウンタという)
と、それらのカウンタ出力値に基づいて水平・垂直同期
周波数を算出する水平・垂直同期周波数演算器とを備え
る基本構成が開示されている。
【0003】最近のCRTディスプレイ装置では、回路
規模の縮小化とコスト削減の観点から上記水平・垂直同
期周波数演算器として汎用マイクロプロセッサ(以下、
制御プロセッサという)が用いられている。制御プロセ
ッサが、水平・垂直同期カウンタのカウント値を読込ん
で水平・垂直同期周波数を算出し、それに基づいてクラ
ンプパルスやブランキングパルス、水平ドライブパルス
などの各種ディスプレイ制御パルスの設定や画面歪み補
正制御などを行い、多様な同期周波数に対応したマルチ
スキャン機能を実現している。
【0004】また、最近ではCRTディスプレイ装置の
省電力化を図るために水平・垂直同期周波数が利用され
ている。CRTディスプレイ装置の待機状態やパワーO
FF状態を外部から制御するために水平・垂直同期信号
の周波数を用いる。例えば、垂直同期信号が10Hz以
下で水平同期信号が10Hz以上であれば待機状態(S
TAND BY モード)となり、水平・垂直同期信号
が両方とも10Hz以下の場合はパワーOFFモードと
なるような省電力機能が要求されている。
【0005】このように、最近ではマルチスキャンCR
Tディスプレイ装置における水平・垂直同期信号は、本
来の目的である信号源側と同期をとって適切な画面表示
のタイミングを確保するためだけでなく、他の目的で用
いられるようになってきた。このため、入力される同期
信号がいずれの目的をもった信号かをできるだけ速やか
に認識し、それに応じた適切な制御を行うことが必要と
なっている。
【0006】図3は、従来の周波数検出回路の構成例を
示している。同図に示す周波数検出回路は、垂直同期信
号の周波数を検出するために垂直同期カウンタ1及び垂
直同期カウンタ出力ラッチ2を備え、また水平同期信号
の周波数を検出するために水平同期カウンタ3及び水平
同期カウンタ出力ラッチ4を備える。
【0007】垂直同期カウンタ1は、入力される垂直同
期信号aの同期パルスをスタートタイミングにして、基
準クロックbをカウントし、そのカウント値を出力す
る。垂直同期カウンタ出力ラッチ2は、垂直同期カウン
タ1のカウント値を垂直同期信号aの次の同期パルスで
ラッチし、垂直同期信号aの1周期間のカウント結果を
出力する。
【0008】また、水平同期カウンタ3は、入力される
水平同期信号cをスタートタイミングとし、基準クロッ
クdをカウントして、そのカウント値を出力する。水平
同期カウンタ出力ラッチ4は、水平同期カウンタ3のカ
ウント値を水平同期信号cの次の同期パルスでラッチ
し、水平同期信号cの1周期間のカウント結果を出力す
る。
【0009】画面表示タイミングの確保や省電力モード
の切換え判断を制御プロセッサ5が実行し、制御プロセ
ッサ5に周波数演算を実行させるための割込みを割込み
制御回路6から与えるように構成されている。
【0010】制御プロセッサ5は、CPUバスeを介し
て垂直同期カウンタ出力ラッチ2や水平同期カウンタ出
力ラッチ4の出力を読み出し、例えば、基準クロックb
の周期をTb、垂直同期カウンタ出力ラッチ2の出力を
Nvとすると、垂直同期周波数fvを、下記の式(1)
を用いて求める。
【0011】fv=1/(Nv・Tb) …(1) 基準クロックdの周期をTd、水平同期カウンタ出力ラ
ッチ4の出力をNh0とすると、水平同期周波数fh
を、式(2)を用いて算出する。
【0012】fh=1/(Nh0・Td) …(2) また、制御プロセッサ5は、水平同期カウンタ3の動作
/停止を任意のタイミングで制御できる水平同期カウン
ト制御信号gを出力する。さらに制御プロセッサ5は、
算出した垂直同期周波数fvや水平同期周波数fhに基
づいて、水平・垂直画面位置やサイズ制御などCRTデ
ィスプレイ装置全体の制御を行う。
【0013】割込み制御回路6は、垂直同期信号aや水
平同期信号cを入力とし、いずれかの入力がONになっ
た時に制御プロセッサ5へ割込み信号fとして出力す
る。
【0014】以上のように構成された周波数検出回路の
具体的な動作について説明する。垂直同期カウンタ1
は、垂直同期信号aが入力された時、垂直同期パルスで
クリアされ、基準クロックbをクロックとしてカウント
を開始する。カウント動作は次の垂直同期パルスが入力
されるまで続けられ、上記の次の垂直同期パルスでカウ
ント値が垂直同期カウンタ出力ラッチ2に取込まれた後
にクリアされ、再びカウント動作を繰り返す。
【0015】また、垂直同期信号aは、割込み制御回路
6にも入力されており、毎垂直同期パルスで制御プロセ
ッサ5に割込みがかかる。制御プロセッサ5は、垂直同
期パルスによる割込み信号fを認識すると、垂直同期カ
ウンタ出力ラッチ2の出力をCPUバスeを介して読み
込み、式(1)の演算を実行して垂直同期周波数を得
る。
【0016】次に水平同期周波数を得るには、水平同期
信号cの1周期後の水平同期カウンタ3のカウント出力
を水平同期カウンタ出力ラッチ4が取込んだ後に、水平
同期信号cによる割込み信号fが制御プロセッサ5に送
られる。
【0017】制御プロセッサ5は、割込み信号fを認識
後に水平同期カウンタ出力ラッチ4の出力をCPUバス
eを介して読み込み、式(2)の演算を実行して水平同
期周波数を得る。
【0018】制御プロセッサ5が最小1周期かけて水平
・垂直同期カウンタのカウント値を読取り、例えば、式
(1)、式(2)を用いて水平・垂直同期周波数を算出
し、それにより入力されている水平・垂直同期信号が表
示領域内か外か、あるいは省電力モードに相当する周波
数なのかを判断する。
【0019】また、垂直同期パルス期間中の水平同期パ
ルス抜けなどによる水平同期周波数の誤検出を避けるた
めには、垂直同期信号aによる割込みを制御プロセッサ
5が認識した時に、水平同期カウント制御信号gをOF
F出力して、水平同期カウンタ3の動作を停止する。そ
して、例えば制御プロセッサ5が有するタイマーを垂直
同期パルス期間を過ぎるように設定し、その時間になれ
ば割込みがかかるようにしておく。
【0020】タイマー割込みがかかった時に、水平同期
カウント制御信号gをONして以降前述した水平周波数
検出動作を行うようにすれば、垂直同期パルス期間中の
水平同期パルス抜けなどによる水平同期周波数の誤検出
を避けることができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
周波数検出回路では、制御プロセッサが周波数を認識し
て必要な処理に移行するまでに時間がかかり過ぎるとい
う問題点がある。
【0022】特に、省電力モードなどでは周波数が低い
ため、省電力モード要求であると認識して実際に省電力
モードに移行するまでにかかる時間が長くなり省電力効
果が低減される問題がある。
【0023】また、水平・垂直同期信号が表示領域を外
れた時は、水平・垂直偏向回路への制御パルスや電源等
の制御信号を速やかにOFFし、表示OFFモードに移
行することにより、過電流などの過負荷を水平・垂直偏
向回路にかけないようにする必要がある。しかし、その
点でも従来回路では周波数検出に最小でも1周期以上の
時間を要するため、表示OFFモードに移行するのが遅
れて過負荷が生じる可能性が有った。
【0024】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、入力される水平・垂直同期信号が表示周波数範囲
外や省電力モード相当の周波数であることを速やかに検
出して、表示OFFモードや省電力モードに移行する時
間を短縮できる周波数検出回路を提供することを目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、以下の構成を採る。請求項1に記載の周
波数検出回路に関する発明は、水平同期カウンタ又は/
及び垂直同期カウンタのカウント出力が表示周波数範囲
を超えた時に表示周波数範囲外検出信号を出力する表示
周波数範囲外検出回路と、前記カウント出力が省電力モ
ードに移行する周波数に相当するカウント数である時に
省電力モード検出信号を出力する省電力モード検出回路
と、前記表示周波数範囲外検出信号及び省電力モード検
出信号の入力により周波数を求める制御回路と、を具備
する構成を採る。
【0026】この構成により、映像信号の水平同期信号
と垂直同期信号のいずれか1つの水平・垂直同期周波数
検出の期間中でも、水平同期信号もしくは垂直同期信号
がCRTディスプレイ装置の表示周波数範囲外の周波数
であることを迅速に検知することができ、水平同期信号
もしくは垂直同期信号がCRTディスプレイ装置の省電
力モードへの移行を指示する規定値以下の周波数である
ことを迅速に検知することができる。
【0027】請求項1に記載の周波数検出回路において
は、請求項2に記載の発明のように、表示周波数範囲外
検出回路が、垂直同期信号及び水平同期信号のうちいず
れが表示周波数範囲外であるかを示す表示周波数範囲外
モード信号を出力することが好ましい。
【0028】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の周波数検出回路において、省電力モード
検出回路が、待機モードであるのかパワーOFFモード
であるのかを示す省電力モード信号を出力する構成を採
る。
【0029】この構成により、表示OFFモードや待機
モードに速やかに移行することができる。
【0030】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
周波数検出回路においは、請求項4に記載の発明のよう
に、表示周波数範囲外検出信号及び省電力モード検出信
号を割込み信号として検出する割込み制御回路を具備す
ることが好ましい。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の周波数検出回路において、水
平同期カウンタが、複数倍の水平同期期間を基準クロッ
クでカウントする第1の水平同期カウンタと、1水平同
期期間を基準クロックでカウントしカウント出力値を表
示周波数範囲外検出回路又は省電力モード検出回路で監
視する第2の水平同期カウンタと、で構成される構成を
採る。
【0032】この構成により、水平同期信号が表示周波
数範囲内である時は、第1の水平同期カウンタでより精
度の高い水平同期周波数を得ることができ、表示周波数
範囲外もしくは省電力モードである時は、第2の水平同
期カウンタのカウント値を監視している水平表示範囲外
検出回路もしくは省電力モード検出回路からの検出信号
を用いて、表示OFFモードもしくは省電力モードへの
移行を速やかに行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して具体的に説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1について、図1
を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係
る周波数検出回路の構成例を示すブロック図である。な
お、前述した従来例と同じ構成のものについては同じ符
号を用いている。
【0034】図1において、垂直同期カウンタ1は、入
力される垂直同期信号aの同期パルスをスタートタイミ
ングにして、基準クロックbをカウントし、そのカウン
ト値を出力する。垂直同期カウンタ出力ラッチ2は、垂
直同期カウンタ1のカウント値を垂直同期信号aの次の
同期パルスでラッチし、垂直同期信号aの1周期間のカ
ウント結果を出力する。
【0035】水平同期カウンタ3は、入力される水平同
期信号cをスタートタイミングとし、基準クロックdを
カウントして、そのカウント値を出力する。水平同期カ
ウンタ出力ラッチ4は、水平同期カウンタ3のカウント
値を水平同期信号cの次の同期パルスでラッチし、水平
同期信号cの1周期間のカウント結果を出力する。
【0036】制御プロセッサ5は、CPUバスeを介し
て垂直同期カウンタ出力ラッチ2や水平同期カウンタ出
力ラッチ4の出力を読み出し、例えば、基準クロックb
の周期をTb、垂直同期カウンタ出力ラッチ2の出力を
Nvとすると、垂直同期周波数fvは、既述の式(1)
を用いて求められる。
【0037】基準クロックdの周期をTd、水平同期カ
ウンタ出力ラッチ4の出力をNh0とすると、水平同期
周波数fhは、既述の式(2)を用いて算出する。
【0038】また、制御プロセッサ5は、水平同期カウ
ンタ3の動作/停止を任意のタイミングで制御できる水
平同期カウント制御信号gを出力する。さらに制御プロ
セッサ5は、算出した垂直同期周波数fvや水平同期周
波数fhに基づいて、水平・垂直画面位置やサイズ制御
などCRTディスプレイ装置全体の制御を行う。
【0039】割込み制御回路6は、垂直同期信号a、水
平同期信号c、省電力モード検出信号i及び表示周波数
範囲検出信号hを入力とし、いずれかの入力がONにな
った時に制御プロセッサ5へ割込み信号fとして出力す
る。
【0040】表示周波数範囲外検出回路7は、垂直同期
カウンタ1もしくは水平同期カウンタ3のカウント出力
が表示周波数範囲を超えた時に、表示周波数範囲外検出
信号hを出力する。同時に表示周波数範囲外検出回路7
は、垂直同期信号aが表示周波数範囲外なのか、水平同
期信号cが表示周波数範囲外なのかを示す周波数範囲外
モード信号kをCPUバスeに出力する。
【0041】省電力モード検出回路8は、垂直同期カウ
ンタ1もしくは水平同期カウンタ3のカウント出力が省
電力モードへの移行を指示する規定値以下の周波数に相
当するカウント値である時に、省電力モード検出信号i
を出力する。同時に省電力モード検出回路8は、待機モ
ードであるのかパワーOFFモードであるのか等を示す
省電力モード信号jをCPUバスeに出力する。
【0042】表示周波数範囲外検出信号h及び省電力モ
ード検出信号iは、割込み制御回路6の入力となり、制
御プロセッサ5に割込み信号fとして認識される。
【0043】以上の構成で、図1の動作例について説明
する。垂直同期信号aと水平同期信号cが共にCRTデ
ィスプレイ装置の表示周波数範囲内である場合は、従来
例で示した周波数検出動作と同一である。本動作例で
は、垂直同期信号aと水平同期信号cが、例えば10H
z以下の省電力モードにおけるパワーOFFモードを示
す周波数である時の動作について説明する。ここで、C
RTディスプレイ装置の垂直同期信号の表示周波数範囲
は、例えば50Hzから160Hzとし、水平同期信号
の表示周波数範囲は、例えば30kHzから90kHz
とする。
【0044】まず、垂直同期信号aの垂直同期パルスに
よって垂直同期カウンタ1がカウント動作を開始する。
また、セレーション(serration)を避けるため、垂直同
期パルス終了後一定時間たって制御プロセッサ5が水平
同期カウント制御信号gを用いて水平同期カウンタ3の
カウント動作を開始させる。通常、水平同期信号の表示
周波数と垂直同期信号の表示周波数とでは、およそ10
00倍違う。このため、まず水平同期カウンタ3が表示
周波数範囲外(ここでは30kHz)に相当するカウン
ト値に達し、表示周波数範囲外検出回路7が水平同期信
号cが表示周波数範囲外であることを示す周波数範囲外
モード信号kを、CPUバスeに出力すると共に、表示
周波数範囲外検出信号hを割込み制御回路6に出力す
る。
【0045】表示周波数範囲外検出信号hが出力される
と、割込み制御回路6により、制御プロセッサ5に割込
みがかかる。制御プロセッサ5は、表示周波数範囲外検
出信号hによる割込みであると認識するとCPUバスe
を介して周波数範囲外モード信号kを読み込み、水平同
期信号cが表示周波数範囲外であることを確認後、ただ
ちに表示OFFモードへ移行する。
【0046】続いて垂直同期カウンタ1が表示周波数範
囲外(ここでは50Hz)に相当するカウント値に達す
ると、同様に表示周波数範囲外検出回路7による割込み
と周波数範囲外モード信号kから制御プロセッサ5が垂
直同期信号aの表示周波数範囲外であることを確認す
る。
【0047】さらに垂直同期カウンタ1と水平同期カウ
ンタ3のカウントアップが進み、例えば両者が10Hz
に相当するカウント値に達すると、省電力モード検出回
路8は省電力モードのパワーOFFモードを示す省電力
モード信号jをCPUバスeに出力すると同時に、省電
力モード検出信号iを割込み制御回路6に出力する。割
込み制御回路6は省電力モード検出信号iによる割込み
信号fを制御プロセッサ5に出力し、制御プロセッサ5
は省電力モード検出信号iによる割込みであると認識す
るとCPUバスeを介して省電力モード信号jを読み込
み、パワーOFFモード要求であることを確認後、パワ
ーOFFモードに移行する。
【0048】このように、本実施形態によれば、入力さ
れる水平・垂直同期信号がCRTディスプレイ装置の表
示周波数範囲外であったり、省電力モードに相当する周
波数であったりする場合に、制御プロセッサ5が垂直同
期カウンタ1や水平同期カウンタ3の値を最小1周期か
けて読取り、式(1)や式(2)に相当する演算を行っ
て周波数を割り出した後に、表示周波数範囲外である
か、省電力モードであるかを判定する必要が無い。この
ため、速やかに表示OFFモードや省電力モードに移行
することが出来る。
【0049】(実施の形態2)つぎに、本発明の実施の
形態2について、図2を用いて説明する。図2は、本発
明の実施の形態1に係る周波数検出回路の構成例を示す
ブロック図である。なお、前述した実施の形態1と同じ
構成については同じ符号を用いている。
【0050】N分周カウンタ9は、水平同期信号cを入
力クロックとし、N分周したパルス出力をN倍水平周期
信号mとして出力する。N倍水平周期信号mは、水平同
期カウンタ出力ラッチ4のラッチ信号として入力され、
また、割込み制御回路6へも制御プロセッサ5の割込み
信号源として入力される。
【0051】第1の水平同期カウンタ10は、N分周カ
ウンタ9からのN倍水平周期信号mの1周期間を基準ク
ロックdでカウントし、カウント値を水平同期カウンタ
出力ラッチ4に出力する。水平同期カウンタ出力ラッチ
4は、N倍水平周期信号mのパルス入力時に第1の水平
同期カウンタ10の出力を取込む。
【0052】第2の水平同期カウンタ11は、水平同期
信号cを入力として、水平同期パルス入力時にクリアさ
れ、基準クロックdに従ってカウントアップしてゆく。
第2の水平同期カウンタ11のカウント出力は表示周波
数範囲外検出回路7と省電力モード検出回路8の入力と
なる。N分周カウンタ9・第1の水平同期カウンタ10
・第2の水平同期カウンタ11は、いずれも制御プロセ
ッサ5からの水平同期カウント制御信号gにより、カウ
ント動作/停止を制御される。
【0053】このような構成で、水平同期信号cがCR
Tディスプレイ装置の表示周波数範囲内であれば、N分
周カウンタ9によりN分周され、第1の水平同期カウン
タ10でN倍水平周期信号mの1周期間、基準クロック
dをクロックとしてカウントし、カウント結果が水平同
期カウンタ出力ラッチ4に取込まれる。同時にN倍水平
周期信号mによる割込み制御回路6を介した制御プロセ
ッサ5への割込みにより、制御プロセッサ5はCPUバ
スeを介して水平同期カウンタ出力ラッチ4から第1の
水平同期カウンタ10のカウント結果を取込み、水平同
期周波数をfh、基準クロックdの周期をTd、第1の
水平同期カウンタ10のカウント値をNh1とした時
に、下記の式(3)を用いて水平同期周波数を得る。こ
の方法により、より精度の高い水平同期周波数を得るこ
とができる。
【0054】 fh =N/(Nh1・Td) …(3) また、水平同期信号cが表示周波数範囲外や省電力モー
ドに相当する周波数である場合、第2の水平同期カウン
タ11が水平同期信号cの水平同期パルスごとにクリア
され、そのカウント出力で表示周波数範囲外検出回路7
と省電力モード検出回路8により、入力された水平同期
信号cが表示周波数範囲外か省電力モードか検出される
ため、N分周カウンタ9を介した第1の水平同期カウン
タ10による検出よりも、より早い判断が可能となる。
【0055】このように、本実施形態によれば、入力さ
れる水平同期信号cがCRTディスプレイ装置の表示周
波数範囲内であるときは、N分周カウンタ9と第1の水
平同期カウンタ10により、精度の高い水平同期周波数
が得られ、表示周波数範囲外や省電力モードに相当する
周波数である場合には、第2の水平同期カウンタ11に
より、速やかな判断が可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
よれば、映像信号の水平同期信号と垂直同期信号の1も
しくは複数同期期間をかけて行う水平・垂直同期周波数
検出の期間中でも、水平同期信号もしくは垂直同期信号
がCRTディスプレイ装置の表示周波数範囲外の周波数
であることを検知することができ、速やかに表示OFF
モードや省電力モードに移行することが可能となる。ま
た、周波数検出回路は全てディジタル回路で構成できる
ので、ディジタルICに組込むことが可能であり、基板
実装・コスト削減の面で有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の周波数検出回路のブロ
ック図
【図2】本発明の実施の形態2の周波数検出回路のブロ
ック図
【図3】従来の周波数検出回路の一例を示すブロック図
【符号の説明】
1 垂直同期カウンタ 2 垂直同期カウンタ出力ラッチ 3 水平同期カウンタ 4 水平同期カウンタ出力ラッチ 5 制御プロセッサ 6 割込み制御回路 7 表示周波数範囲外検出回路 8 省電力モード検出回路 9 N分周カウンタ 10 第1の水平同期カウンタ 11 第2の水平同期カウンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期カウンタ又は/及び垂直同期カ
    ウンタのカウント出力が表示周波数範囲を超えた時に表
    示周波数範囲外検出信号を出力する表示周波数範囲外検
    出回路と、前記カウント出力が省電力モードに移行する
    周波数に相当するカウント数である時に省電力モード検
    出信号を出力する省電力モード検出回路と、前記表示周
    波数範囲外検出信号及び省電力モード検出信号の入力に
    より周波数を求める制御回路と、を具備することを特徴
    とする周波数検出回路。
  2. 【請求項2】 表示周波数範囲外検出回路は、垂直同期
    信号及び水平同期信号のうちいずれが表示周波数範囲外
    であるかを示す表示周波数範囲外モード信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の周波数検出回路。
  3. 【請求項3】 省電力モード検出回路は、待機モードで
    あるのかパワーOFFモードであるのかを示す省電力モ
    ード信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の周波数検出回路。
  4. 【請求項4】 表示周波数範囲外検出信号及び省電力モ
    ード検出信号を割込み信号として検出する割込み制御回
    路を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の周波数検出回路。
  5. 【請求項5】 水平同期カウンタは、複数倍の水平同期
    期間を基準クロックでカウントする第1の水平同期カウ
    ンタと、1水平同期期間を基準クロックでカウントしカ
    ウント出力値を表示周波数範囲外検出回路又は省電力モ
    ード検出回路で監視する第2の水平同期カウンタと、で
    構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の周波数検出回路。
JP10035467A 1998-02-02 1998-02-02 周波数検出回路 Pending JPH11220677A (ja)

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