JPH11220314A - アンテナ及びその製造方法 - Google Patents
アンテナ及びその製造方法Info
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- JPH11220314A JPH11220314A JP10020944A JP2094498A JPH11220314A JP H11220314 A JPH11220314 A JP H11220314A JP 10020944 A JP10020944 A JP 10020944A JP 2094498 A JP2094498 A JP 2094498A JP H11220314 A JPH11220314 A JP H11220314A
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- conductive sleeve
- whip antenna
- whip
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- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
- H01Q1/241—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
- H01Q1/242—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
- H01Q1/243—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
- H01Q1/244—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas extendable from a housing along a given path
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- H—ELECTRICITY
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- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/08—Means for collapsing antennas or parts thereof
- H01Q1/10—Telescopic elements
- H01Q1/103—Latching means; ensuring extension or retraction thereof
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】成形加工による「バリ」が実質的に発生せず、
外観不良をきたすおそれがない上、挿脱操作時の作動不
良がなく、アンテナロッドに横方向の強い外力が加わっ
ても折損が生じないアンテナを提供。 【解決手段】このアンテナ(10)は、導電性スリーブ(12)
が、当該導電性スリーブ(12)の一端とホイップアンテナ
素子(11)の一端とが設定された離間状態(距離L)となる
絶縁部材(13)上の実装ポジション(P2)と、当該導電性ス
リーブ(12)の一端とホイップアンテナ素子(11)の一端と
が実装ポジション(P2)での離間状態よりも大きく離間し
た状態となる絶縁部材(13)上の待機ポジション(P1)との
間を移動可能な如く上記絶縁部材(13)に嵌め込まれ、実
装ポジション(P2)においてヘリカルアンテナ素子(15)と
連結されることにより、実装ポジション(P2)で固定化さ
れる如く設けられていることを特徴としている。
外観不良をきたすおそれがない上、挿脱操作時の作動不
良がなく、アンテナロッドに横方向の強い外力が加わっ
ても折損が生じないアンテナを提供。 【解決手段】このアンテナ(10)は、導電性スリーブ(12)
が、当該導電性スリーブ(12)の一端とホイップアンテナ
素子(11)の一端とが設定された離間状態(距離L)となる
絶縁部材(13)上の実装ポジション(P2)と、当該導電性ス
リーブ(12)の一端とホイップアンテナ素子(11)の一端と
が実装ポジション(P2)での離間状態よりも大きく離間し
た状態となる絶縁部材(13)上の待機ポジション(P1)との
間を移動可能な如く上記絶縁部材(13)に嵌め込まれ、実
装ポジション(P2)においてヘリカルアンテナ素子(15)と
連結されることにより、実装ポジション(P2)で固定化さ
れる如く設けられていることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機やPH
S端末機などの携帯形送受信機に取付けられるアンテナ
に係り、特にホイップアンテナ素子の頂部にヘリカルア
ンテナ素子を装着し、送受信機ケースの外部へ引き出さ
れたときは、ホイップアンテナ素子が送受信機能を発揮
し、送受信機ケースの内部へ引き込まれたときは、前記
ヘリカルアンテナ素子が送受信機能を発揮するように設
けられたアンテナに関する。
S端末機などの携帯形送受信機に取付けられるアンテナ
に係り、特にホイップアンテナ素子の頂部にヘリカルア
ンテナ素子を装着し、送受信機ケースの外部へ引き出さ
れたときは、ホイップアンテナ素子が送受信機能を発揮
し、送受信機ケースの内部へ引き込まれたときは、前記
ヘリカルアンテナ素子が送受信機能を発揮するように設
けられたアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図6の(a)(b)は、従来のこの種の
アンテナの主要部の構成を示す図である。このアンテナ
100は、ホイップアンテナ素子101と中空の導電性
スリーブ102とが絶縁部材103により一体成形され
固着状態になっている。つまり導電性スリーブ102
は、絶縁部材103の中央部位における比較的細径な部
分に、軸方向への移動が不能な状態に嵌め込まれてお
り、ホイップアンテナ素子101との相対的位置関係が
一定不変な状態に固着されている。なおホイップアンテ
ナ素子101は、その両端部を除き絶縁チューブ101
aにより被覆されている。
アンテナの主要部の構成を示す図である。このアンテナ
100は、ホイップアンテナ素子101と中空の導電性
スリーブ102とが絶縁部材103により一体成形され
固着状態になっている。つまり導電性スリーブ102
は、絶縁部材103の中央部位における比較的細径な部
分に、軸方向への移動が不能な状態に嵌め込まれてお
り、ホイップアンテナ素子101との相対的位置関係が
一定不変な状態に固着されている。なおホイップアンテ
ナ素子101は、その両端部を除き絶縁チューブ101
aにより被覆されている。
【0003】前記絶縁部材103の先端部は比較的大径
な円柱部104となっており、この部分には図6の
(b)に示す如くヘリカルアンテナ素子105が巻装さ
れ、その一端が導電性スリーブ102の先端部のフラン
ジ部102aに接続されている。
な円柱部104となっており、この部分には図6の
(b)に示す如くヘリカルアンテナ素子105が巻装さ
れ、その一端が導電性スリーブ102の先端部のフラン
ジ部102aに接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のアンテ
ナ100には次のような欠点がある。すなわち導電性ス
リーブ102の外径には製作上の誤差に起因するバラツ
キがあるため、成形金型を用いて絶縁部材103による
一体成形を行なうと、溶融した絶縁部材の一部が導電性
スリーブ102の外側まで漏れ出し、所謂「バリ」が発
生する。
ナ100には次のような欠点がある。すなわち導電性ス
リーブ102の外径には製作上の誤差に起因するバラツ
キがあるため、成形金型を用いて絶縁部材103による
一体成形を行なうと、溶融した絶縁部材の一部が導電性
スリーブ102の外側まで漏れ出し、所謂「バリ」が発
生する。
【0005】図7はその一例を示す図である。図示の如
く絶縁部材103の一部が導電性スリーブ102の外周
部へはみ出しており、所謂「バリ」106となってい
る。この「バリ」106は外観不良をきたす上、アンテ
ナ100を送受信機ケースに対して挿脱操作する際、前
記「バリ」がアンテナ100を摺動自在に保持している
保持機構に引っ掛かり、作動不良が生じる。
く絶縁部材103の一部が導電性スリーブ102の外周
部へはみ出しており、所謂「バリ」106となってい
る。この「バリ」106は外観不良をきたす上、アンテ
ナ100を送受信機ケースに対して挿脱操作する際、前
記「バリ」がアンテナ100を摺動自在に保持している
保持機構に引っ掛かり、作動不良が生じる。
【0006】また図8の(a)に矢印Aで示す如く、ア
ンテナ100に軸心と交差する横方向の外力が加わる
と、導電性スリーブ102とホイップアンテナ素子10
1との境界部Bに存在する絶縁部材103に応力が集中
し、この部分が図8の(b)に示す如く折損するおそれ
がある。
ンテナ100に軸心と交差する横方向の外力が加わる
と、導電性スリーブ102とホイップアンテナ素子10
1との境界部Bに存在する絶縁部材103に応力が集中
し、この部分が図8の(b)に示す如く折損するおそれ
がある。
【0007】このような折損が生じないように、上記絶
縁部材103として柔軟性を保有するナイロン樹脂を用
い、且つ柔軟性を確保すべく上記ナイロン樹脂に加湿処
理を施すことが試みられている。しかしながら、導電性
スリーブ102が図示の如く絶縁部材103の中央部位
を囲むように嵌合固着されている結果、上記絶縁部材1
03の加湿処理が十分に行なわれ難く、結局、導電性ス
リーブ102の一端部近傍の境界部Bが折損してしまう
のを回避できなかった。
縁部材103として柔軟性を保有するナイロン樹脂を用
い、且つ柔軟性を確保すべく上記ナイロン樹脂に加湿処
理を施すことが試みられている。しかしながら、導電性
スリーブ102が図示の如く絶縁部材103の中央部位
を囲むように嵌合固着されている結果、上記絶縁部材1
03の加湿処理が十分に行なわれ難く、結局、導電性ス
リーブ102の一端部近傍の境界部Bが折損してしまう
のを回避できなかった。
【0008】本発明の目的は、成形加工による「バリ」
が実質的に発生せず、外観不良をきたすおそれがない
上、送受信機ケースに対する挿脱操作時において作動不
良が生じるおそれがなく、アンテナロッドに横方向の強
い外力が加わっても折損が生じることのないアンテナを
提供することにある。
が実質的に発生せず、外観不良をきたすおそれがない
上、送受信機ケースに対する挿脱操作時において作動不
良が生じるおそれがなく、アンテナロッドに横方向の強
い外力が加わっても折損が生じることのないアンテナを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のアンテナは以下に示す如く構
成されている。 (1)本発明のアンテナは、電気長を等しく定められた
ホイップアンテナ素子とヘリカルアンテナ素子とが絶縁
部材を介して一直線上に配置される如く一体化され、送
受信機ケースの外部へ引き出されたときは、前記ホイッ
プアンテナ素子が導電性ストッパを介して前記送受信機
の給電部と導通し、前記送受信機ケースの内部へ引き込
まれた時は、前記ヘリカルアンテナ素子が導電性スリー
ブを介して前記送受信機の給電部と導通するものであっ
て、前記導電性スリーブは、当該導電性スリーブの一端
と前記ホイップアンテナ素子の一端とが設定された離間
状態となる前記絶縁部材上の実装ポジションと、当該導
電性スリーブの一端と前記ホイップアンテナ素子の一端
とが前記実装ポジションでの離間状態よりも大きく離間
した状態となる前記絶縁部材上の待機ポジションとの間
を移動可能な如く上記絶縁部材に嵌め込まれ、上記実装
ポジションにおいて前記ヘリカルアンテナ素子と連結さ
れることにより、上記実装ポジションで固定化される如
く設けられていることを特徴としている。 (2)本発明のアンテナは、前記(1)に記載のアンテ
ナであって、ホイップアンテナ素子及びヘリカルアンテ
ナ素子は、それぞれ超短波ないし極超短波を送受信可能
なアンテナ素子であって、携帯形送受信機に取付けられ
るものであることを特徴としている。 (3)本発明のアンテナは、前記(1)に記載のアンテ
ナであって、導電性スリーブが実装ポジションに位置し
ているときの当該導電性スリーブの一端とホイップアン
テナ素子の一端との離間状態は、上記ホイップアンテナ
素子及びヘリカルアンテナ素子が、それぞれ独立に送受
信機能を発揮可能な最小絶縁距離を有するものであるこ
とを特徴としている。 (4)本発明のアンテナの製造方法は、ホイップアンテ
ナ素子と導電性スリーブとを一直線上に所定距離をおい
て配置し、これらをインサート部材として絶縁成形材と
によりインサート成形を行なう第1の工程と、この第1
の工程により成形された絶縁部材に対して柔軟化処理を
施す第2の工程と、この第2の工程による柔軟化処理が
施されたのち、前記導電性スリーブを前記ホイップアン
テナ素子の方へ移動させることにより、当該導電性スリ
ーブの一端と前記ホイップアンテナ素子の一端とが設定
された離間状態となるように、前記導電性スリーブを前
記絶縁部材上の特定ポジションに位置させる第3の工程
と、電気長が前記ホイップアンテナ素子と等しくなるよ
うに定められたヘリカルアンテナ素子を、前記絶縁部材
を介して前記ホイップアンテナ素子の軸心延長線上に装
着する第4の工程と、この第4の工程により装着された
前記ヘリカルアンテナ素子と前記第3の工程で特定ポジ
ションに位置決めされた導電性スリーブとを連結する第
5の工程と、を備えたことを特徴としている。 (5)本発明のアンテナの製造方法は、前記(4)に記
載のアンテナの製造方法であって、絶縁成形材はナイロ
ン樹脂であり、柔軟化処理は上記ナイロン樹脂に加湿処
理を施すものであることを特徴としている。
達成するために、本発明のアンテナは以下に示す如く構
成されている。 (1)本発明のアンテナは、電気長を等しく定められた
ホイップアンテナ素子とヘリカルアンテナ素子とが絶縁
部材を介して一直線上に配置される如く一体化され、送
受信機ケースの外部へ引き出されたときは、前記ホイッ
プアンテナ素子が導電性ストッパを介して前記送受信機
の給電部と導通し、前記送受信機ケースの内部へ引き込
まれた時は、前記ヘリカルアンテナ素子が導電性スリー
ブを介して前記送受信機の給電部と導通するものであっ
て、前記導電性スリーブは、当該導電性スリーブの一端
と前記ホイップアンテナ素子の一端とが設定された離間
状態となる前記絶縁部材上の実装ポジションと、当該導
電性スリーブの一端と前記ホイップアンテナ素子の一端
とが前記実装ポジションでの離間状態よりも大きく離間
した状態となる前記絶縁部材上の待機ポジションとの間
を移動可能な如く上記絶縁部材に嵌め込まれ、上記実装
ポジションにおいて前記ヘリカルアンテナ素子と連結さ
れることにより、上記実装ポジションで固定化される如
く設けられていることを特徴としている。 (2)本発明のアンテナは、前記(1)に記載のアンテ
ナであって、ホイップアンテナ素子及びヘリカルアンテ
ナ素子は、それぞれ超短波ないし極超短波を送受信可能
なアンテナ素子であって、携帯形送受信機に取付けられ
るものであることを特徴としている。 (3)本発明のアンテナは、前記(1)に記載のアンテ
ナであって、導電性スリーブが実装ポジションに位置し
ているときの当該導電性スリーブの一端とホイップアン
テナ素子の一端との離間状態は、上記ホイップアンテナ
素子及びヘリカルアンテナ素子が、それぞれ独立に送受
信機能を発揮可能な最小絶縁距離を有するものであるこ
とを特徴としている。 (4)本発明のアンテナの製造方法は、ホイップアンテ
ナ素子と導電性スリーブとを一直線上に所定距離をおい
て配置し、これらをインサート部材として絶縁成形材と
によりインサート成形を行なう第1の工程と、この第1
の工程により成形された絶縁部材に対して柔軟化処理を
施す第2の工程と、この第2の工程による柔軟化処理が
施されたのち、前記導電性スリーブを前記ホイップアン
テナ素子の方へ移動させることにより、当該導電性スリ
ーブの一端と前記ホイップアンテナ素子の一端とが設定
された離間状態となるように、前記導電性スリーブを前
記絶縁部材上の特定ポジションに位置させる第3の工程
と、電気長が前記ホイップアンテナ素子と等しくなるよ
うに定められたヘリカルアンテナ素子を、前記絶縁部材
を介して前記ホイップアンテナ素子の軸心延長線上に装
着する第4の工程と、この第4の工程により装着された
前記ヘリカルアンテナ素子と前記第3の工程で特定ポジ
ションに位置決めされた導電性スリーブとを連結する第
5の工程と、を備えたことを特徴としている。 (5)本発明のアンテナの製造方法は、前記(4)に記
載のアンテナの製造方法であって、絶縁成形材はナイロ
ン樹脂であり、柔軟化処理は上記ナイロン樹脂に加湿処
理を施すものであることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1の(a)
(b)は、本発明の第1実施形態に係るアンテナの概略
的構成を示す図である。図1の(a)(b)に示すよう
に、このアンテナ10は、例えば800MHz 帯の超短
波あるいは1.5GHz 帯の超短波等の電波を使用する
携帯電話機20のケース21に対して、保持機構(給電
部を含んでいる)22を介して矢印Zで示す如く挿脱自
在な状態に取付けられている。
(b)は、本発明の第1実施形態に係るアンテナの概略
的構成を示す図である。図1の(a)(b)に示すよう
に、このアンテナ10は、例えば800MHz 帯の超短
波あるいは1.5GHz 帯の超短波等の電波を使用する
携帯電話機20のケース21に対して、保持機構(給電
部を含んでいる)22を介して矢印Zで示す如く挿脱自
在な状態に取付けられている。
【0011】上記アンテナ10は、それぞれ独自に超短
波ないし極超短波を送受信可能な如く、その電気長を等
しく定められたホイップアンテナ素子11とヘリカルア
ンテナ素子15とが、絶縁部材13を介して一直線上に
配置される如く一体化されている。なおホイップアンテ
ナ素子11は、その両端部を除き絶縁チューブ11aに
より被覆されている。
波ないし極超短波を送受信可能な如く、その電気長を等
しく定められたホイップアンテナ素子11とヘリカルア
ンテナ素子15とが、絶縁部材13を介して一直線上に
配置される如く一体化されている。なおホイップアンテ
ナ素子11は、その両端部を除き絶縁チューブ11aに
より被覆されている。
【0012】このアンテナ10は携帯電話機10のケー
ス11の外部へ引き出されたときには、前記ホイップア
ンテナ素子11がその基端部に取付けてある導電性スト
ッパ17を介して前記保持機構22の内部に設けられて
いる給電用接触子(不図示)と導通し、前記携帯電話機
10のケース11の内部へ引き込まれたときには、前記
ヘリカルアンテナ素子15の基端部に連結されている導
電性スリーブ12を介して前記保持機構22の給電用接
触子と導通するものとなっている。
ス11の外部へ引き出されたときには、前記ホイップア
ンテナ素子11がその基端部に取付けてある導電性スト
ッパ17を介して前記保持機構22の内部に設けられて
いる給電用接触子(不図示)と導通し、前記携帯電話機
10のケース11の内部へ引き込まれたときには、前記
ヘリカルアンテナ素子15の基端部に連結されている導
電性スリーブ12を介して前記保持機構22の給電用接
触子と導通するものとなっている。
【0013】図2の(a)(b)(c)及び図3の
(a)(b)は本発明の第1実施形態に係るアンテナの
製造工程を概略的に示す図である。以下、工程順に説明
する。 「第1の工程」図2の(a)に示す如く、ホイップアン
テナ素子11と導電性スリーブ12とを一直線上に所定
距離をおいて配置し、これらをインサート部材として、
例えばナイロン樹脂などの絶縁成形材によりインサート
成形を行なう。なお13は上記第1の工程により成形さ
れた絶縁部材を示している。また、14は上記絶縁部材
13の先端部に設けられた円柱部であって、前記ホイッ
プアンテナ素子11の軸心延長線上に形成されている。
導電性スリーブ12は上記絶縁部材13上の待機ポジシ
ヨンP1 に位置している。
(a)(b)は本発明の第1実施形態に係るアンテナの
製造工程を概略的に示す図である。以下、工程順に説明
する。 「第1の工程」図2の(a)に示す如く、ホイップアン
テナ素子11と導電性スリーブ12とを一直線上に所定
距離をおいて配置し、これらをインサート部材として、
例えばナイロン樹脂などの絶縁成形材によりインサート
成形を行なう。なお13は上記第1の工程により成形さ
れた絶縁部材を示している。また、14は上記絶縁部材
13の先端部に設けられた円柱部であって、前記ホイッ
プアンテナ素子11の軸心延長線上に形成されている。
導電性スリーブ12は上記絶縁部材13上の待機ポジシ
ヨンP1 に位置している。
【0014】「第2の工程」第1の工程により成形され
た絶縁部材13に対して柔軟化処理を施す。すなわち絶
縁成形材としてナイロン樹脂を用いた場合には、例えば
100℃程度の加熱水で約1時間程度、煮沸することに
よつ加湿処理を行なう。なおこの加湿処理としては高温
多湿雰囲気中に長時間放置する方法等を用いてもよい。
た絶縁部材13に対して柔軟化処理を施す。すなわち絶
縁成形材としてナイロン樹脂を用いた場合には、例えば
100℃程度の加熱水で約1時間程度、煮沸することに
よつ加湿処理を行なう。なおこの加湿処理としては高温
多湿雰囲気中に長時間放置する方法等を用いてもよい。
【0015】「第3の工程」第2の工程による柔軟化処
理が施されたのち、図2の(a)に矢印Fで示す如く、
前記導電性スリーブ12を前記ホイップアンテナ素子1
1の方へギャップGに相当する距離だけ移動させること
により、図2の(b)に示す如く、当該導電性スリーブ
12の一端と前記ホイップアンテナ素子11の一端とが
設定された離間状態(距離L)となるように、前記導電
性スリーブ12を前記絶縁部材13上の実装ポジション
(特定ポジション)P2 に位置させる。
理が施されたのち、図2の(a)に矢印Fで示す如く、
前記導電性スリーブ12を前記ホイップアンテナ素子1
1の方へギャップGに相当する距離だけ移動させること
により、図2の(b)に示す如く、当該導電性スリーブ
12の一端と前記ホイップアンテナ素子11の一端とが
設定された離間状態(距離L)となるように、前記導電
性スリーブ12を前記絶縁部材13上の実装ポジション
(特定ポジション)P2 に位置させる。
【0016】なお上記離間状態(距離L)は、上記ホイ
ップアンテナ素子11及びヘリカルアンテナ素子15
が、夫々独立に送受信機能を発揮可能な最小絶縁距離を
有する如く設定されている。
ップアンテナ素子11及びヘリカルアンテナ素子15
が、夫々独立に送受信機能を発揮可能な最小絶縁距離を
有する如く設定されている。
【0017】「第4の工程」電気長が前記ホイップアン
テナ素子11と等しくなるように定められたヘリカルア
ンテナ素子15を、図2の(c)に示す如く、前記絶縁
部材13の先端部に形成されている円柱部14の外周に
巻装する。
テナ素子11と等しくなるように定められたヘリカルア
ンテナ素子15を、図2の(c)に示す如く、前記絶縁
部材13の先端部に形成されている円柱部14の外周に
巻装する。
【0018】「第5の工程」第4の工程により、円柱部
14の外周に巻装固定された前記ヘリカルアンテナ素子
15の一端と前記第3の工程で実装ポジション(特定ポ
ジション)P2 に位置決めされた導電性スリーブ12の
フランジ部12aとを、例えばハンダ付けまたはスポッ
ト熔接等により連結する。かくしてヘリカルアンテナ素
子15と導電性スリーブ12とは電気的および機械的に
一体的に結合され連結状態となる。
14の外周に巻装固定された前記ヘリカルアンテナ素子
15の一端と前記第3の工程で実装ポジション(特定ポ
ジション)P2 に位置決めされた導電性スリーブ12の
フランジ部12aとを、例えばハンダ付けまたはスポッ
ト熔接等により連結する。かくしてヘリカルアンテナ素
子15と導電性スリーブ12とは電気的および機械的に
一体的に結合され連結状態となる。
【0019】図3の(a)(b)は上記第5の工程のあ
との工程を示している。すなわち図3の(a)に示すよ
うに、ホイップアンテナ素子11の基端部から単体状態
の保持機構22を嵌め込んだ後、ホイップアンテナ素子
11の基端部に導電性ストッパ17を取付ける。さらに
図3の(b)に示すように、ヘリカルアンテナ素子15
の外周をABS樹脂等からなる被覆部材16で被覆し外
形を整える。そして保持機構22をケース21のアンテ
ナ取付け部に対し、たとえば螺合手段により取付ける。
かくしてアンテナ10は、図1でも説明した通り、矢印
Zで示す如くケース21に対して挿脱自在な状態に装着
される。
との工程を示している。すなわち図3の(a)に示すよ
うに、ホイップアンテナ素子11の基端部から単体状態
の保持機構22を嵌め込んだ後、ホイップアンテナ素子
11の基端部に導電性ストッパ17を取付ける。さらに
図3の(b)に示すように、ヘリカルアンテナ素子15
の外周をABS樹脂等からなる被覆部材16で被覆し外
形を整える。そして保持機構22をケース21のアンテ
ナ取付け部に対し、たとえば螺合手段により取付ける。
かくしてアンテナ10は、図1でも説明した通り、矢印
Zで示す如くケース21に対して挿脱自在な状態に装着
される。
【0020】(変形例)実施形態に示された発光体装着
アンテナは、下記の変形例を含んでいる。・導電性スリ
ーブ12とヘリカルアンテナ素子15との間の機械的結
合と電気的接続とを別々に行なうようにしたもの。
アンテナは、下記の変形例を含んでいる。・導電性スリ
ーブ12とヘリカルアンテナ素子15との間の機械的結
合と電気的接続とを別々に行なうようにしたもの。
【0021】(実施形態のまとめ)実施形態に示された
アンテナ10の構成及び作用効果をまとめると次の通り
である。 [1]実施形態に示されたアンテナは、電気長を等しく
定められたホイップアンテナ素子(11)とヘリカルアンテ
ナ素子(15)とが絶縁部材(13)を介して一直線上に配置さ
れる如く一体化され、送受信機ケース(21)の外部へ引き
出されたときは、前記ホイップアンテナ素子(11)が導電
性ストッパ(17)を介して前記送受信機(20)の給電部と導
通し、前記送受信機ケース(21)の内部へ引き込まれたと
きは、前記ヘリカルアンテナ素子(15)が導電性スリーブ
(12)を介して前記送受信機(20)の給電部と導通するもの
であって、前記導電性スリーブ(12)は、当該導電性スリ
ーブ(12)の一端と前記ホイップアンテナ素子(11)の一端
とが設定された離間状態(距離L)となる前記絶縁部材(1
3)上の実装ポジション(P2)と、当該導電性スリーブ(12)
の一端と前記ホイップアンテナ素子(11)の一端とが前記
実装ポジション(P2)での離間状態よりも大きく離間した
状態となる前記絶縁部材(13)上の待機ポジション(P1)と
の間を移動可能な如く上記絶縁部材(13)に嵌め込まれ、
上記実装ポジション(P2)において前記ヘリカルアンテナ
素子(15)と連結されることにより、上記実装ポジション
(P2)で固定化される如く設けられていることを特徴とし
ている。
アンテナ10の構成及び作用効果をまとめると次の通り
である。 [1]実施形態に示されたアンテナは、電気長を等しく
定められたホイップアンテナ素子(11)とヘリカルアンテ
ナ素子(15)とが絶縁部材(13)を介して一直線上に配置さ
れる如く一体化され、送受信機ケース(21)の外部へ引き
出されたときは、前記ホイップアンテナ素子(11)が導電
性ストッパ(17)を介して前記送受信機(20)の給電部と導
通し、前記送受信機ケース(21)の内部へ引き込まれたと
きは、前記ヘリカルアンテナ素子(15)が導電性スリーブ
(12)を介して前記送受信機(20)の給電部と導通するもの
であって、前記導電性スリーブ(12)は、当該導電性スリ
ーブ(12)の一端と前記ホイップアンテナ素子(11)の一端
とが設定された離間状態(距離L)となる前記絶縁部材(1
3)上の実装ポジション(P2)と、当該導電性スリーブ(12)
の一端と前記ホイップアンテナ素子(11)の一端とが前記
実装ポジション(P2)での離間状態よりも大きく離間した
状態となる前記絶縁部材(13)上の待機ポジション(P1)と
の間を移動可能な如く上記絶縁部材(13)に嵌め込まれ、
上記実装ポジション(P2)において前記ヘリカルアンテナ
素子(15)と連結されることにより、上記実装ポジション
(P2)で固定化される如く設けられていることを特徴とし
ている。
【0022】上記アンテナ(10)においては、図4の
(a)に示す如く、成形時において導電性スリーブ(12)
は待機ポジション(P1)に位置しており、破線で示すよう
に、成形金型30の内面に形成されている環状突起部3
1が、導電性スリーブ(12)の一端(ホイップアンテナ素
子(11)に近い側の一端)に密接して配置された状態(恰
も蓋をされた状態)で絶縁成形材(13)の注入成形が行な
われる。このため注入される絶縁成形材(13)が、前記導
電性スリーブ(12)の一端と成形金型30の環状突起部3
1との隙間を通って導電性スリーブ(12)の外表面まで漏
れ出す可能性は極めて少ない。仮に若干の漏れがあった
としても、図4の(b)に示す如く、導電性スリーブ(1
2)は実装時においては実装ポジション(P2)に移動される
ため、上記漏れによって生じた「バリ」は上記移動に伴
って剥離除去される。かくして実質的に「バリ」は発生
せず、外観不良やアンテナ挿脱操作時の作動不良が生じ
るおそれはない。
(a)に示す如く、成形時において導電性スリーブ(12)
は待機ポジション(P1)に位置しており、破線で示すよう
に、成形金型30の内面に形成されている環状突起部3
1が、導電性スリーブ(12)の一端(ホイップアンテナ素
子(11)に近い側の一端)に密接して配置された状態(恰
も蓋をされた状態)で絶縁成形材(13)の注入成形が行な
われる。このため注入される絶縁成形材(13)が、前記導
電性スリーブ(12)の一端と成形金型30の環状突起部3
1との隙間を通って導電性スリーブ(12)の外表面まで漏
れ出す可能性は極めて少ない。仮に若干の漏れがあった
としても、図4の(b)に示す如く、導電性スリーブ(1
2)は実装時においては実装ポジション(P2)に移動される
ため、上記漏れによって生じた「バリ」は上記移動に伴
って剥離除去される。かくして実質的に「バリ」は発生
せず、外観不良やアンテナ挿脱操作時の作動不良が生じ
るおそれはない。
【0023】さらに絶縁部材(13)に対する柔軟化処理た
とえば加湿処理を、導電性スリーブ(12)が待機ポジショ
ン(P1)に位置している状態、すなわちホイップアンテナ
素子(11)との間が十分広くあいている状態において行な
うことができる。したがって少なくとも実装ポジション
(P2)において応力集中が起こり易い導電性スリーブ(12)
とホイップアンテナ素子(11)との境界部B及びその周辺
部の柔軟化処理が的確に行なわれる。
とえば加湿処理を、導電性スリーブ(12)が待機ポジショ
ン(P1)に位置している状態、すなわちホイップアンテナ
素子(11)との間が十分広くあいている状態において行な
うことができる。したがって少なくとも実装ポジション
(P2)において応力集中が起こり易い導電性スリーブ(12)
とホイップアンテナ素子(11)との境界部B及びその周辺
部の柔軟化処理が的確に行なわれる。
【0024】かくして図5の(a)に矢印(A) で示す如
く、アンテナ(10)に軸心と交差する横方向の外力が加わ
り、導電性スリーブ(12)とホイップアンテナ素子(11)と
の境界部(B) に存在する絶縁部材(13)に応力が集中しよ
うとしても、この境界部(B)は十分に柔軟性を有してい
るため、図5の(b)に示す如く湾曲し折損は回避され
る。上記外力が取り去られれば、アンテナ(10)は二点鎖
線で示すように元の状態に復帰する。 [2]実施形態に示されたアンテナは、前記[1]に記
載のアンテナであって、ホイップアンテナ素子(11)及び
ヘリカルアンテナ素子(15)は、それぞれ超短波ないし極
超短波を送受信可能なアンテナ素子であって、携帯形送
受信機(20)に取付けられるものであることを特徴として
いる。
く、アンテナ(10)に軸心と交差する横方向の外力が加わ
り、導電性スリーブ(12)とホイップアンテナ素子(11)と
の境界部(B) に存在する絶縁部材(13)に応力が集中しよ
うとしても、この境界部(B)は十分に柔軟性を有してい
るため、図5の(b)に示す如く湾曲し折損は回避され
る。上記外力が取り去られれば、アンテナ(10)は二点鎖
線で示すように元の状態に復帰する。 [2]実施形態に示されたアンテナは、前記[1]に記
載のアンテナであって、ホイップアンテナ素子(11)及び
ヘリカルアンテナ素子(15)は、それぞれ超短波ないし極
超短波を送受信可能なアンテナ素子であって、携帯形送
受信機(20)に取付けられるものであることを特徴として
いる。
【0025】上記アンテナ(10)においては、外観的にも
好ましく、操作性の点においても優れており、さらには
横方向からの外力に対しても強い、携帯形送受信機(20)
のアンテナとして使用され得る。 [3]実施形態に示されたアンテナは、前記[1]に記
載のアンテナであって、導電性スリーブ(12)が実装ポジ
ション(P2)に位置している時の当該導電性スリーブ(12)
の一端とホイップアンテナ素子(11)の一端との離間状態
(距離L)は、上記ホイップアンテナ素子(11)及びヘリカ
ルアンテナ素子(15)が、夫々独立に送受信機能を発揮可
能な最小絶縁距離を有するものであることを特徴として
いる。
好ましく、操作性の点においても優れており、さらには
横方向からの外力に対しても強い、携帯形送受信機(20)
のアンテナとして使用され得る。 [3]実施形態に示されたアンテナは、前記[1]に記
載のアンテナであって、導電性スリーブ(12)が実装ポジ
ション(P2)に位置している時の当該導電性スリーブ(12)
の一端とホイップアンテナ素子(11)の一端との離間状態
(距離L)は、上記ホイップアンテナ素子(11)及びヘリカ
ルアンテナ素子(15)が、夫々独立に送受信機能を発揮可
能な最小絶縁距離を有するものであることを特徴として
いる。
【0026】上記アンテナ(10)においては、ホイップア
ンテナ素子(11)及びヘリカルアンテナ素子(15)が、それ
ぞれ独立に送受信機能を発揮できるうえ、必要最小限の
長さを有する小形なアンテナを得ることができる。 [4]実施形態に示されたアンテナの製造方法は、ホイ
ップアンテナ素子(11)と導電性スリーブ(12)とを一直線
上に所定距離をおいて配置し、これらをインサート部材
として絶縁成形材(13)とによりインサート成形を行なう
第1の工程と、この第1の工程により成形された絶縁部
材(13)に対して柔軟化処理を施す第2の工程と、この第
2の工程による柔軟化処理が施されたのち、前記導電性
スリーブ(12)を前記ホイップアンテナ素子(11)の方へ移
動させることにより、当該導電性スリーブ(12)の一端と
前記ホイップアンテナ素子(11)の一端とが設定された離
間状態(距離L)となるように、前記導電性スリーブ(12)
を前記絶縁部材(13)上の特定ポジション(P2)に位置させ
る第3の工程と、電気長が前記ホイップアンテナ素子(1
1)と等しくなるように定められたヘリカルアンテナ素子
(15)を、前記絶縁部材(13)を介して前記ホイップアンテ
ナ素子(11)の軸心延長線上に装着する第4の工程と、こ
の第4の工程により装着された前記ヘリカルアンテナ素
子(11)と前記第3の工程で特定ポジション(P2)に位置決
めされた導電性スリーブ(12)とを連結する第5の工程と
を備えたことを特徴としている。
ンテナ素子(11)及びヘリカルアンテナ素子(15)が、それ
ぞれ独立に送受信機能を発揮できるうえ、必要最小限の
長さを有する小形なアンテナを得ることができる。 [4]実施形態に示されたアンテナの製造方法は、ホイ
ップアンテナ素子(11)と導電性スリーブ(12)とを一直線
上に所定距離をおいて配置し、これらをインサート部材
として絶縁成形材(13)とによりインサート成形を行なう
第1の工程と、この第1の工程により成形された絶縁部
材(13)に対して柔軟化処理を施す第2の工程と、この第
2の工程による柔軟化処理が施されたのち、前記導電性
スリーブ(12)を前記ホイップアンテナ素子(11)の方へ移
動させることにより、当該導電性スリーブ(12)の一端と
前記ホイップアンテナ素子(11)の一端とが設定された離
間状態(距離L)となるように、前記導電性スリーブ(12)
を前記絶縁部材(13)上の特定ポジション(P2)に位置させ
る第3の工程と、電気長が前記ホイップアンテナ素子(1
1)と等しくなるように定められたヘリカルアンテナ素子
(15)を、前記絶縁部材(13)を介して前記ホイップアンテ
ナ素子(11)の軸心延長線上に装着する第4の工程と、こ
の第4の工程により装着された前記ヘリカルアンテナ素
子(11)と前記第3の工程で特定ポジション(P2)に位置決
めされた導電性スリーブ(12)とを連結する第5の工程と
を備えたことを特徴としている。
【0027】上記アンテナ(10)の製造方法においては、
製造手順が明確に指定されているため、前記[1]に示
すアンテナ(10)をより的確に製造することができる。 [5]実施形態に示されたアンテナの製造方法は、前記
[4]に記載のアンテナの製造方法であって、絶縁成形
材(13)はナイロン樹脂であり、柔軟化処理は上記ナイロ
ン樹脂に加湿処理を施すものであることを特徴としてい
る。
製造手順が明確に指定されているため、前記[1]に示
すアンテナ(10)をより的確に製造することができる。 [5]実施形態に示されたアンテナの製造方法は、前記
[4]に記載のアンテナの製造方法であって、絶縁成形
材(13)はナイロン樹脂であり、柔軟化処理は上記ナイロ
ン樹脂に加湿処理を施すものであることを特徴としてい
る。
【0028】上記アンテナ(10)の製造方法においては、
絶縁成形材(13)の材料が明示されているため実施が容易
となる。 [6]実施形態に示されたアンテナ及びその製造方法
は、前記[1]〜[5]に記載のアンテナ及びその製造
方法を適宜組み合わせたものを含んでいる。
絶縁成形材(13)の材料が明示されているため実施が容易
となる。 [6]実施形態に示されたアンテナ及びその製造方法
は、前記[1]〜[5]に記載のアンテナ及びその製造
方法を適宜組み合わせたものを含んでいる。
【0029】
【発明の効果】本発明のアンテナは、導電性スリーブ
が、当該導電性スリーブの一端と前記ホイップアンテナ
素子の一端とが設定された離間状態(距離)となる前記
絶縁部材上の実装ポジションと、当該導電性スリーブの
一端と前記ホイップアンテナ素子の一端とが前記実装ポ
ジションでの離間状態よりも大きく離間した状態となる
前記絶縁部材上の待機ポジションとの間を移動可能な如
く上記絶縁部材に嵌め込まれ、上記実装ポジションにお
いて前記ヘリカルアンテナ素子と連結されることによ
り、上記実装ポジションで固定化される如く設けられて
いることを特徴としている。
が、当該導電性スリーブの一端と前記ホイップアンテナ
素子の一端とが設定された離間状態(距離)となる前記
絶縁部材上の実装ポジションと、当該導電性スリーブの
一端と前記ホイップアンテナ素子の一端とが前記実装ポ
ジションでの離間状態よりも大きく離間した状態となる
前記絶縁部材上の待機ポジションとの間を移動可能な如
く上記絶縁部材に嵌め込まれ、上記実装ポジションにお
いて前記ヘリカルアンテナ素子と連結されることによ
り、上記実装ポジションで固定化される如く設けられて
いることを特徴としている。
【0030】したがって本発明によれば、成形加工によ
る「バリ」が実質的に発生せず、外観不良をきたすおそ
れがない上、送受信機ケースに対する挿脱操作時におい
て作動不良が生じるおそれがなく、アンテナロッドに横
方向の強い外力が加わっても折損が生じることのないア
ンテナを提供できる。
る「バリ」が実質的に発生せず、外観不良をきたすおそ
れがない上、送受信機ケースに対する挿脱操作時におい
て作動不良が生じるおそれがなく、アンテナロッドに横
方向の強い外力が加わっても折損が生じることのないア
ンテナを提供できる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るアンテナの概略的
構成を示す図。
構成を示す図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るアンテナの製造工
程の前半部を概略的に示す図。
程の前半部を概略的に示す図。
【図3】本発明の第1実施形態に係るアンテナの製造工
程の後半部を概略的に示す図。
程の後半部を概略的に示す図。
【図4】本発明の第1実施形態に係るアンテナの作用効
果(「バリ」無し)を示す図。
果(「バリ」無し)を示す図。
【図5】本発明の第1実施形態に係るアンテナの作用効
果(アンテナ可撓)を示す図。
果(アンテナ可撓)を示す図。
【図6】従来例に係るアンテナの主要部の構成を示す
図。
図。
【図7】従来例に係るアンテナの問題点(「バリ」発
生)を説明するための図。
生)を説明するための図。
【図8】従来例に係るアンテナの問題点(アンテナ折
損)を説明するための図。
損)を説明するための図。
10…アンテナ 11…ホイップアンテナ素子 12…導電性スリーブ 13…絶縁部材(絶縁成形材) 14…円柱部 15…ヘリカルアンテナ素子 16…被覆部材 17…導電性ストッパ 20…携帯電話機(携帯形送受信機) 21…ケース 22…保持機構 30…成形金型 31…環状突起部 P1 …待機ポジシヨン P2 …実装ポジシヨン A…外力 B…境界部
Claims (5)
- 【請求項1】電気長を等しく定められたホイップアンテ
ナ素子とヘリカルアンテナ素子とが絶縁部材を介して一
直線上に配置される如く一体化され、 送受信機ケースの外部へ引き出されたときは、前記ホイ
ップアンテナ素子が導電性ストッパを介して前記送受信
機の給電部と導通し、 前記送受信機ケースの内部へ引き込まれたときは、前記
ヘリカルアンテナ素子が導電性スリーブを介して前記送
受信機の給電部と導通するものであって、 前記導電性スリーブは、当該導電性スリーブの一端と前
記ホイップアンテナ素子の一端とが設定された離間状態
となる前記絶縁部材上の実装ポジションと、当該導電性
スリーブの一端と前記ホイップアンテナ素子の一端とが
前記実装ポジションでの離間状態よりも大きく離間した
状態となる前記絶縁部材上の待機ポジションとの間を移
動可能な如く上記絶縁部材に嵌め込まれ、上記実装ポジ
ションにおいて前記ヘリカルアンテナ素子と連結される
ことにより、上記実装ポジションで固定化される如く設
けられていることを特徴とするアンテナ。 - 【請求項2】ホイップアンテナ素子及びヘリカルアンテ
ナ素子は、それぞれ超短波ないし極超短波を送受信可能
なアンテナ素子であって、携帯形送受信機に取付けられ
るものであることを特徴とする請求項1に記載のアンテ
ナ。 - 【請求項3】導電性スリーブが実装ポジションに位置し
ているときの当該導電性スリーブの一端とホイップアン
テナ素子の一端との離間状態は、上記ホイップアンテナ
素子及びヘリカルアンテナ素子が、それぞれ独立に送受
信機能を発揮可能な最小絶縁距離を有するものであるこ
とを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。 - 【請求項4】ホイップアンテナ素子と導電性スリーブと
を一直線上に所定距離をおいて配置し、これらをインサ
ート部材として絶縁成形材とによりインサート成形を行
なう第1の工程と、 この第1の工程により成形された絶縁部材に対して柔軟
化処理を施す第2の工程と、 この第2の工程による柔軟化処理が施されたのち、前記
導電性スリーブを前記ホイップアンテナ素子の方へ移動
させることにより、当該導電性スリーブの一端と前記ホ
イップアンテナ素子の一端とが設定された離間状態とな
るように、前記導電性スリーブを前記絶縁部材上の特定
ポジションに位置させる第3の工程と、 電気長が前記ホイップアンテナ素子と等しくなるように
定められたヘリカルアンテナ素子を、前記絶縁部材を介
して前記ホイップアンテナ素子の軸心延長線上に装着す
る第4の工程と、 この第4の工程により装着された前記ヘリカルアンテナ
素子と前記第3の工程で特定ポジションに位置決めされ
た導電性スリーブとを連結する第5の工程と、を備えた
ことを特徴とするアンテナの製造方法。 - 【請求項5】絶縁成形材はナイロン樹脂であり、柔軟化
処理は上記ナイロン樹脂に加湿処理を施すものであるこ
とを特徴とする請求項4に記載のアンテナの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10020944A JPH11220314A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | アンテナ及びその製造方法 |
KR1019990002835A KR100319656B1 (ko) | 1998-02-02 | 1999-01-29 | 안테나 및 그 제조 방법 |
CN99100562A CN1121735C (zh) | 1998-02-02 | 1999-02-02 | 天线及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10020944A JPH11220314A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | アンテナ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11220314A true JPH11220314A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12041323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10020944A Pending JPH11220314A (ja) | 1998-02-02 | 1998-02-02 | アンテナ及びその製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11220314A (ja) |
KR (1) | KR100319656B1 (ja) |
CN (1) | CN1121735C (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002032150A (ja) * | 2000-05-09 | 2002-01-31 | Sony Corp | 情報処理装置 |
KR101038655B1 (ko) * | 2010-02-10 | 2011-06-02 | 주식회사 모비텍 | 커플링을 이용하여 동작주파수대역의 광대역 변환이 가능한 다중대역 로드 안테나 |
CN106887667B (zh) * | 2017-04-26 | 2020-06-16 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 一种天线及移动终端 |
-
1998
- 1998-02-02 JP JP10020944A patent/JPH11220314A/ja active Pending
-
1999
- 1999-01-29 KR KR1019990002835A patent/KR100319656B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1999-02-02 CN CN99100562A patent/CN1121735C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19990072318A (ko) | 1999-09-27 |
CN1121735C (zh) | 2003-09-17 |
CN1234627A (zh) | 1999-11-10 |
KR100319656B1 (ko) | 2002-01-09 |
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