JPH11219940A - プラズマエッチング装置の陰極製造方法およびこれにより製造される陰極 - Google Patents

プラズマエッチング装置の陰極製造方法およびこれにより製造される陰極

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JPH11219940A
JPH11219940A JP10269416A JP26941698A JPH11219940A JP H11219940 A JPH11219940 A JP H11219940A JP 10269416 A JP10269416 A JP 10269416A JP 26941698 A JP26941698 A JP 26941698A JP H11219940 A JPH11219940 A JP H11219940A
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deionized water
cathode
silicone substrate
surface treatment
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JP10269416A
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Jin-Sung Kim
鎭成 金
Eikyu Ri
瑛求 李
Kyoman Chin
京萬 沈
Keiso Sai
圭相 崔
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Samsung Electronics Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティクルの発生源を事前に除去し、不良
の発生を最小化させるプラズマエッチング装置の陰極の
製造方法および陰極を提供する。 【解決手段】 シリコーン基板にエッチング工程の遂行
時、エッチングチャンバーにガスを流入させるためのホ
ールを複数個形成させるホール形成段階(S4)と、シ
リコーン基板の表面をスラリーを利用して研磨する物理
的表面処理段階(S6)と、シリコーン基板に形成した
ホールの内面およびシリコーン基板の表面に残存する突
起等を水酸化カリウムを利用して除去する化学的表面処
理(S10)段階を備えている。従って、陰極として製
造するシリコーン基板の表面およびホールの内面を滑ら
かな面に形成することにより、パーティクルの発生源を
事前に除去することができ、不良の発生を最小化させ半
導体素子の信頼度を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマエッチング
装置の陰極製造方法およびこれによって製造される陰極
に関するもので、より詳しくは、プラズマエッチング装
置の陰極(以下、カソード:Cathode)に製造さ
れるシリコーン基板に形成させたホールの内面およびそ
の表面に残存する突起等を水酸化カリウムを利用して除
去したプラズマエッチング装置のカソード製造方法およ
びこれによって製造されるカソードに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に半導体素子は前記半導体素子で
製造することができるウェーハ上に所定の膜を形成させ
た後、半導体素子の特性によるパターンに形成させるこ
とで製造される。ここで、パターンは主にウェーハ上に
所定の膜を完全に除去または選択的に除去させることで
形成させることができる。
【0003】このようなパターンを形成させる工程、す
なわちエッチング工程は半導体素子の高集積化により湿
式エッチング工程からプラズマを利用した乾式エッチン
グ工程に発達していく趨勢である。ここで、プラズマを
利用したエッチング工程を遂行するエッチング装置であ
るエッチングチャンバーは、図1に示すようにプラズマ
を形成させるために高周波の電力が与えられる電極の中
に上部電極であるカソード10が備えられ、カソード1
0が備えられる下方にはウェーハ12が安着されるチャ
ック14(主に静電チャック)が備えられている。
【0004】そして、チャック14の下方には下部電極
であるアノード16が備えられ、カソード10とアノー
ド16には高周波の電力を与えられることができる電力
引加部18が備えられている。カソード10にはエッチ
ング工程の遂行時、エッチングチャンバーにガスを流入
することができるホールが複数個形成され、また、ガス
をエッチングチャンバーに供給することができるガス供
給部20が備えられている。
【0005】また、ホールが複数個形成されたカソード
10の上部にはガスの流入時、ウェーハ12の全面にガ
スを均等に流入させることができるバッフル(Baff
le)22が備えられている。エッチングチャンバーに
与えられる高周波を整合させることができる高周波整合
部(RF Matching Box)24とエッチング
チャンバーを利用した工程要素等を制御する遠隔制御部
26およびエッチングチャンバーの温度を調節すること
ができる温度調節部28等のようなエッチング装置の構
成要素が備えられ、またポンプ30およびチャック14
にパワーを与えるチャックパワー部32が備えられてい
る。
【0006】上記の構成からなるエッチング装置に備え
られているカソード10は主にアルミニウム、その表面
をアノダイジング(Anodizing)処理したアル
ミニウム、石英またはセラミック等を利用して製造され
ている。そして、最近はエッチング工程の遂行時、エッ
チングが行われる所定の膜の均一度等を向上するために
カソード10をウェーハ10と同一な材質であるシリコ
ーン基板を利用して製造することもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
ニウム、表面をアノダイジング処理したアルミニウム、
石英またはセラミック等で製造したカソードと同じくシ
リコーン基板から製造するカソード10もまたエッチン
グ工程の遂行でパーティクルを発生させる発生源として
作用した。このようなパーティクルは、顕微鏡を利用し
て800倍に拡大させた写真である図2および走査型電
子顕微鏡(SEM)を利用して4,000倍に拡大させ
た写真である図3に示すように、カソード10の表面お
よびカソード10に形成されたホールの内面に残存する
突起などに起因した。
【0008】すなわち、エッチング工程の遂行時、ウェ
ーハ10に形成させた所定の膜だけではなく、図2また
は図3でのようなカソード10に残存する突起もまたエ
ッチングが行われてカソード10から分離されるからで
ある。言い換えると、エッチング工程の遂行時、エッチ
ングチャンバーに形成されるプラズマがシリコーン基板
で形成させたカソード10の表面と反応し、図2に示す
ようなカソード10の表面に残存する突起などがエッチ
ングされ分離されることにより、カソード10の下方に
位置するウェーハ12上に吸着されるからである。
【0009】そして、プラズマがカソード10のホール
の内部に逆流入し、このようなホールの内部に逆流入す
るプラズマが図3に示すようにカソード10のホールの
内面と反応し、ホールの内面に残存する突起等がエッチ
ング、分離されることでウェーハ10上に吸着されるか
らである。また、カソード10のホールの内面および表
面等でエッチングされて分離される突起等はウェーハ1
0が安着されるチャック14である静電チャックの静電
力等によりさらに急速にウェーハ上に吸着された。
【0010】ここで、シリコーン基板で製造される従来
のカソード10を利用したエッチング工程を継続的に遂
行する場合、カソード10のホールの内面および表面等
で継続的に突起等がエッチング、分離されてその表面お
よびホールの内面は、図4に示すようにこれ以上突起等
がエッチング、分離される現象が発生しない滑らかな面
で形成された。そして、このようなエッチング工程の継
続的な遂行でカソード10のホールの内面および表面が
滑らかな面で形成された状態で一定の時間の間はエッチ
ング工程を遂行することができる。
【0011】しかし、カソード10が滑らかな面で形成
されて、もうこれ以上のパーティクルを発生しないが、
ホールの入口等に残存した突起等がエッチング、分離さ
れることによってホールの直径が拡大され、これによっ
てエッチング工程の遂行時、ガスの供給量等のようなエ
ッチング条件を変化させる原因として作用した。このよ
うなエッチング条件の変化は微細なパターンを要求する
最近の半導体素子の製造では、カソード10によるガス
の供給量の変化が線幅を変形させる等の致命的な欠陥と
して作用し、これによってエッチング工程を一定の時間
遂行した後は、カソード10のホールの拡大によるエッ
チング条件の変化等によってカソード10を交替させ
た。
【0012】すなわち、カソード10の交替がエッチン
グ工程の遂行によるホールの拡大によって発生されるこ
とで、そのライフタイムが短縮される問題点があった。
また、従来のカソード10は、エッチング工程の遂行
時、パーティクルを発生させる発生源として作用し不良
を発生させることにより半導体素子の信頼度を低下させ
るという問題点があった。
【0013】本発明の目的は、カソードの表面およびカ
ソードに形成させたホールの内面を最初の製造時滑らか
な面で処理して製造することでパーティクルを発生させ
るソースを除去させてこれによって発生される不良を防
止して半導体素子の信頼度を向上させるためのプラズマ
エッチング装置のカソード製造方法およびこれによって
製造されるカソードを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるプラズマエ
ッチング装置の陰極製造方法は、プラズマエッチング装
置の陰極として製造するシリコーン基板にエッチング工
程の遂行時、エッチングチャンバーにガスを流入させる
ことができるホールを複数個形成させるホール形成段階
と、シリコーン基板の表面をスラリーを利用して研磨さ
せる物理的表面処理段階と、シリコーン基板に形成した
ホールの内面およびシリコーン基板の表面に残存する突
起等を水酸化カリウムを利用して除去する化学的表面処
理段階とを備えている。
【0015】ホール形成段階と物理的表面処理段階の間
には、ホール形成によってシリコーン基板に加えられた
ダメージを最小化することができるように、シリコーン
基板を超音波を利用した洗浄とフッ化水素、硝酸および
脱イオン水を所定の比率で混合したケミカルを利用した
洗浄および脱イオン水を利用した洗浄を連続的に遂行す
る洗浄段階を備えることが望ましい。
【0016】化学的表面処理段階の遂行後、シリコーン
基板に残留するパーティクル等を除去することができる
ようにフッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率
で混合したケミカルを利用した洗浄および脱イオン水を
利用した洗浄を連続的に遂行することができる洗浄段
階、または超音波を利用した洗浄とフッ化水素、硝酸お
よび脱イオン水を所定の比率で混合したケミカルを利用
した洗浄および脱イオン水を利用した洗浄を連続的に遂
行することができる洗浄段階をさらに備え、洗浄段階の
遂行後にはシリコーン基板を乾燥するためにイソプロピ
ルアルコールを利用した乾燥およびオーブンを利用した
乾燥を連続的に遂行する乾燥段階をさらに備えることが
好ましい。
【0017】物理的表面処理段階は2回以上遂行するこ
とができ、2回以上遂行されるそれぞれの研磨工程はそ
の種類および大きさが異なるスラリーを利用する。好ま
しくは粒径が6.0μm〜7.0μmのSiC系列スラ
リーを利用した研磨と、粒径が5.0μm〜6.0μm
のAl23系列スラリーを利用した研磨と、粒径が0.
10μm以下のシリカ系列スラリーを利用した研磨を順
次的に遂行する。
【0018】また、2回以上遂行される物理的表面処理
段階でそれぞれの研磨工程を遂行した後には、超音波を
利用した洗浄とフッ化水素、硝酸および脱イオン水を所
定の比率で混合したケミカルを利用した洗浄および脱イ
オン水を利用した洗浄を連続的に遂行することができる
洗浄工程、または水酸化カリウムを利用した洗浄とフッ
化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で混合した
ケミカルを利用した洗浄および脱イオン水を利用した洗
浄を連続的に遂行することができる洗浄工程を遂行する
ことが好ましい。
【0019】水酸化カリウムは、約46重量%の水酸化
カリウムおよび残量の脱イオン水で混合したもので、水
酸化カリウムを利用した工程は85℃〜95℃の水酸化
カリウムを利用して30秒〜90秒間で工程を遂行する
ことが好ましい。超音波を利用した工程は、周波数が約
25kHzの超音波で150秒〜200秒間遂行するこ
とが好ましい。フッ化水素、硝酸および脱イオン水を混
合させたケミカルの混合比はフッ化水素:硝酸:脱イオ
ン水を0.1〜5:1〜5:45〜55程度であること
が好ましい。イソプロピルアルコールを利用した乾燥
は、約50℃〜70℃で約25分〜35分間工程を遂行
し、オーブンを利用した乾燥は約40℃〜60℃で約5
0分〜70分間工程を遂行することが好ましい。
【0020】本発明によるプラズマエッチング装置の陰
極製造方法は、プラズマエッチング装置の陰極に製造す
ることができるシリコーン基板にエッチング工程の遂行
時、エッチングチャンバーにガスを流入させることがで
きるホールを複数個形成させるホール形成段階と、ホー
ル形成によってシリコーン基板に加えられたダメージを
最小化することができるように超音波を利用した洗浄
と、フッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で
混合したケミカルを利用した洗浄、および脱イオン水を
利用した洗浄を連続的に遂行する第1次洗浄段階と、シ
リコーン基板の表面をその種類および大きさが異なるス
ラリーをそれぞれ利用して少なくとも2回以上研磨させ
る物理的表面処理段階と、シリコーン基板に形成させた
ホールの内面およびシリコーン基板の表面に残存する突
起等を水酸化カリウムを利用して除去する化学的表面処
理段階と、シリコーン基板に残留するパーティクル等を
除去するために超音波を利用した洗浄と、フッ化水素、
硝酸および脱イオン水を所定の比率で混合したケミカル
を利用した洗浄、および脱イオン水を利用した洗浄を連
続的に遂行する第2次洗浄段階、シリコーン基板を乾燥
させることができるようにイソプロピルアルコールを利
用した乾燥、およびオーブンを利用した乾燥を連続的に
遂行する乾燥段階とを備えてなることを特徴とする。
【0021】そして、少なくとも2回以上遂行する物理
的表面処理段階は、それぞれの研磨工程を遂行した後、
超音波を利用した洗浄とフッ化水素、硝酸および脱イオ
ン水を所定の比率で混合したケミカルを利用した洗浄お
よび脱イオン水を利用した洗浄を連続的に遂行すること
ができる洗浄工程、または水酸化カリウムを利用した洗
浄とフッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で
混合したケミカルを利用した洗浄および脱イオン水を利
用した洗浄を連続的に遂行することができる洗浄工程を
遂行することが好ましい。
【0022】本発明によるプラズマエッチング装置の陰
極は、シリコーン基板材質でできたプラズマエッチング
装置の陰極において、シリコーン基板に形成されたホー
ルの内面およびシリコーン基板の表面は水酸化カリウム
を利用して滑らかに表面処理されたことを特徴としてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施例を
添付した図面を参照に詳しく説明する。図5は、本発明
によるプラズマエッチング装置のカソード製造方法の一
実施例を示す工程図で、図6は本発明の段階S4を遂行
することができる装置を示す構成図で、図7は本発明の
段階S6を遂行することができるバスを示す構成図で、
図8は本発明の段階S10を遂行することができるバス
を示す構成図であり、図9は本発明によって製造された
プラズマエッチング装置のカソードの表面を拡大させた
写真である。
【0024】まず、本発明は、プラズマエッチング装置
に備えられるカソードを製造することで大きくカソード
に製造することができるシリコーン基板にエッチング工
程の遂行時、エッチングチャンバーにガスを流入させる
ことができるホールを複数個形成させるホール形成段階
が備えられる。
【0025】そして、シリコーン基板の表面をスラリー
等を利用して研磨させる物理的な表面処理段階、および
シリコーン基板に形成したホールの内面およびシリコー
ン基板の表面に残存する突起等を、水酸化カリウム等を
利用して除去する化学的表面処理段階を備えている。こ
のような構成からなる本発明を図5を参照に説明する。
段階S2でマーキング工程を遂行した後、段階S4でカ
ソードにするシリコーン基板にホールを形成する。
【0026】ここで、段階S4のホール形成工程は、図
6に示すようにカソードとなるシリコーン基板60の1
/4程度の領域にホールを同時に形成することで、ホー
ルを形成するピン(Pin)62とシリコーン基板60
の間を約2μmの間隔に維持することができる。約2μ
mの間隔の間に約23μm大きさのボロンカーバイド
(Boron Carbide)スラリー64を供給す
ると同時に、振動供給部66を利用し約20kHzの振
動数を発生させ、ピン62が付着したダイ(Die)6
8を振動させる。ダイ68の振動により、ボロンカーバ
イドスラリー64を振動させることでシリコーン基板6
0にホールを形成することができる。
【0027】段階S4のホールを形成する工程を遂行し
た後、ホールの形成時にシリコーン基板60に加えられ
たダメージを最小化することができるように超音波を利
用した洗浄と、フッ化水素、硝酸および脱イオンを所定
の比率で混合したケミカルを利用した洗浄、および脱イ
オン水を利用した洗浄を連続的に遂行する段階S6とし
て第1次洗浄段階を備えている。
【0028】段階S6において、超音波を利用した洗浄
はアルカロイド系列の水溶性有機物と脱イオン水を約
1:20に混合させたケミカル(商標名:ET−200
0)を収容することができるバス(Bath)70を利
用する。
【0029】また、バス70に備えられる振動供給部7
2を利用し、バス70に収容されたケミカルを約25k
Hzに振動させながら約150秒〜200秒の間、洗浄
を遂行する。段階S6でフッ化水素、硝酸および脱イオ
ン水の混合比を0.1〜5:1〜5:45〜55程度に
することができる。この混合比は、カソードとなるシリ
コーン基板に形成する自然酸化膜、または重金属等の除
去等を適切に考慮したものであり、フッ化水素および硝
酸を5%以上使用すると、シリコーン基板の表面状態に
影響を与えるので前記の混合比からなることが好まし
い。
【0030】このような段階S6の第1次洗浄段階は、
それぞれのケミカルまたは脱イオン水等を収容すること
ができるバス(図示しない)等をそれぞれ備え、連続的
に工程を遂行することができる。継続して、シリコーン
基板の表面をスラリーを利用して研磨する段階S8であ
る物理的表面処理段階が備えられる。物理的表面処理段
階は、その種類および大きさが異なるスラリーをそれぞ
れ利用して少なくとも2回以上遂行することができる。
段階S8において前述のように2回以上遂行する物理的
表面処理段階は、6.0μm〜7.0μmの大きさのS
iC系列スラリーを利用した研磨と、5.0μm〜6.
0μmの大きさのAl23系列のスラリーを利用した研
磨、および0.10μm以下の大きさのシリカ系列のス
ラリーを利用した研磨を順次的に遂行することができ
る。
【0031】2回以上遂行する物理的表面処理段階にお
いて、それぞれの研磨工程を遂行した後に、段階S4に
おけるような超音波を利用した洗浄とフッ化水素、硝酸
および脱イオン水を所定の比率で混合したケミカルを利
用した洗浄、および脱イオン水を利用した洗浄を連続的
に遂行する洗浄工程を遂行することができる。
【0032】また、水酸化カリウムを利用した洗浄と、
フッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で混合
したケミカルを利用した洗浄、および脱イオン水を利用
した洗浄を連続的に遂行する洗浄工程を遂行することが
できる。前記の洗浄もまた、それぞれのケミカルまたは
脱イオン水を収容することができるバス(図示しない)
を主に利用する。
【0033】ここで、水酸化カリウムを利用した洗浄
は、後述する段階S10化学的表面処理段階で詳しく説
明する。継続して、シリコーン基板に形成させたホール
の内面、およびシリコーン基板の表面に残存する突起等
を水酸化カリウムを利用して除去させる段階S10の化
学的表面処理段階が備えられている。
【0034】水酸化カリウムを利用した工程は、水酸化
カリウムを残量の脱イオン水に46重量%の水酸化カリ
ウムを混合し、85℃〜95℃の温度で30秒〜90秒
の間実施することで工程を遂行することができる。水酸
化カリウムを利用した工程は、85℃の温度でシリコー
ンとのエッチング率が1分当り約1.4μm程度で、シ
リコーン酸化膜とのエッチング率が約30Å程度である
ことを利用するもので、この際の反応式は、 Si+K++2OH-+2H2O→SiO2(OH)2 2-
2H2+K+ で示される。
【0035】水酸化カリウムを利用した工程は、図8に
図示されるように水酸化カリウムの温度を調節すること
ができる温度調節器80と、工程の遂行時、N2ガスを
提供することができるバブラー(Bubbler)82
が備えられるバス84を利用して遂行することができ
る。温度調節器80は、主に石英チューブ86に内蔵さ
れるニクロム線に電源を与え、バス84に収容される水
酸化カリウムの温度を調節することができるもので、温
度調節器80と連結される石英チューブ86はバス84
の底面に備えさせることが一般的である。
【0036】また、バブラー82もバス84の底面に備
え、N2ガスが上向くように提供することにより、N2
スは工程の遂行時、化学的表面処理を妨害する水素ガス
等を除去させることができる。シリコーン基板に残留す
るパーティクル等を除去することができるようにフッ化
水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で混合したケ
ミカルを利用した洗浄、および脱イオン水を利用した洗
浄を連続的に遂行することができる洗浄段階、または超
音波を利用した洗浄と、フッ化水素、硝酸および脱イオ
ン水を所定の比率で混合したケミカルを利用した洗浄、
および脱イオン水を利用した洗浄を連続的に遂行するこ
とができる洗浄段階、すなわち段階S12である第2次
洗浄段階が備えられている。
【0037】ここで、前記段階S12の中で超音波を利
用した洗浄は、作業者が任意にスキップすることができ
る。超音波を利用した洗浄およびフッ化水素、硝酸およ
び脱イオン水の混合比は前述した段階S6の第1洗浄と
同一である。継続してシリコーン基板を乾燥するように
イソプロピルアルコールを利用した乾燥、およびオーブ
ンを利用した乾燥を連続的に遂行する段階S14の乾燥
段階が備えられている。段階S14の乾燥段階におい
て、イソプロピルアルコールを利用した乾燥は約50℃
〜70℃で約25分〜35分間遂行し、オーブンを利用
した乾燥は約40℃〜60℃で約50分〜70分間遂行
する。
【0038】このような構成の工程を遂行することによ
り、カソードとなるシリコーン基板のホールの内面、お
よびシリコーン基板の表面に残存する突起などを除去す
ることができる。したがって、マイクロスコープを利用
して400倍に拡大した写真である図9に示すようにカ
ソード製造時、シリコーン基板の表面およびホールの内
面を滑らかな面に形成させることができる。
【0039】また、カソードになるシリコーン基板のホ
ール内面、およびシリコーン基板の表面を製造時、滑ら
かな面に形成させることによってプラズマを利用したエ
ッチング工程の遂行時、パーティクルを発生させる発生
源を未然に除去することができる。
【0040】したがって、本発明のカソードを利用した
エッチング工程の遂行においては、カソードによる不良
を最小化することができる。前述した構成の具体的な実
施例の作用および効果に対して説明する。カソードとな
るシリコーン基板の側面にダイアモンド鉛筆を利用し、
製造番号等を記載するマーキング工程(一般的に遂行す
る工程である)を遂行する。次に、シリコーン基板にホ
ールを形成させるホール形成工程を遂行するが、ホール
形成工程に形成されるホールは少なくとも2,000個
以上である。ここで、ホール形成工程は、ホールを形成
させることができるピンとシリコーン基板の間にボロン
カーバイドスラリーを供給し、ボロンカーバイドスラリ
ーを約20kHzの振動数で振動させて工程を遂行す
る。
【0041】そして、ホール形成によってシリコーン基
板に加えられたダメージを最小化するために洗浄工程の
遂行において、まず水溶性有機物および脱イオン水を
1:20に混合したケミカルを入れた約60℃のバスに
25kHzの超音波を照射して約3分間シリコーン基板
を洗浄する。そして、フッ化水素、硝酸および脱イオン
水を混合したケミカルを利用し約1分間洗浄を行い、継
続して脱イオン水を利用し約15分間洗浄を行う。
【0042】続いて、本発明は物理的表面処理として、
シリコーン基板の表面を研磨する工程を遂行する。ま
ず、脱イオン水と約6:1の比率で混合した約6.7μ
mのSiC系列のスラリー(商標名:GC2000)を
1分当り約0.18l供給しながら約25分〜30分程
度研磨を遂行する。研磨はシリコーン基板の両面に遂行
され、上述の工程の所要時間は一面に該当する時間であ
る。そして、前述した工程条件すなわち、段階S4と同
一の条件で超音波を利用した洗浄と、フッ化水素、硝酸
および脱イオン水を混合したケミカルを利用した洗浄お
よび脱イオン水を利用した洗浄を連続的に遂行する。継
続して、約5.5μmのAl23系列のスラリー(商標
名:F01500)を利用した研磨をSiC系列のスラ
リーを利用した研磨と同一の工程条件によって遂行す
る。
【0043】続いて、脱イオン水に46質量%に混合し
た水酸化カリウムを利用し約91℃で約1分間洗浄した
後、フッ化水素、硝酸および脱イオン水を混合したケミ
カルで約1分間洗浄し、継続的に脱イオン水を利用し約
30分間洗浄する。さらに、脱イオン水と約1:1の比
率で混合した約0.05μmのシリカ系列のスラリーを
1分当り約0.18l供給しながら約60分間研磨を遂
行する。
【0044】続いて、本発明は前述と同一な工程条件で
超音波を利用して洗浄を遂行し、フッ化水素、硝酸およ
び脱イオン水を混合したケミカルで約1分間洗浄し、継
続して脱イオン水を利用して約15分の間洗浄させる。
また、脱イオン水に約46質量%に混合した水酸化カリ
ウムを利用し約91℃で約1分間洗浄し、フッ化水素、
硝酸、および脱イオン水を混合したケミカルで約1分間
洗浄して、継続的に脱イオン水を利用して約15分間洗
浄する。
【0045】すなわち、物理的な表面処理である研磨工
程の遂行によりシリコーン基板上に残留するパーティク
ル等を除去するため、本発明は継続的に洗浄を遂行する
ことで、ホールの内面を滑らかな面に形成させることが
主な目的である。水酸化カリウムを利用した洗浄は、シ
リコーン基板に残存する突起等を除去することが目的
で、超音波、混合ケミカル、脱イオン水を利用した工程
はパーティクル等を除去することが目的である。
【0046】続いて、シリカ系列のスラリーを利用した
工程条件と同一の工程条件で約40分間研磨を遂行し、
継続的に脱イオン水に約46質量%で混合した水酸化カ
リウムを利用して約91℃で1分間洗浄して、フッ化水
素、硝酸および脱イオン水を混合したケミカルで約1分
間洗浄し、脱イオン水を利用し約15分間洗浄する。そ
して、超音波を照射して約3分間シリコーン基板を洗浄
した後、フッ化水素、硝酸および脱イオン水を混合した
ケミカルを利用して2分間洗浄を遂行し、継続して脱イ
オン水を利用し約45分間洗浄を遂行する。
【0047】続いて、イソプロピルアルコールを利用し
て約60℃で約30分間乾燥工程を遂行し、オーブンを
利用し約50℃で約60分間乾燥工程を遂行する。この
ような構成で行われる本発明は、上述の工程を順次に遂
行することでシリコーン基板からなるカソードを製造す
ることができる。
【0048】すなわち、本発明のカソードは製造時、表
面およびホールの内面を滑らかな面に形成させることに
よりカソードによるパーティクルの発生を最小化するこ
とができる。これによって、カソードはパターンが微細
化されていく最近の半導体素子の製造に積極的に応用す
ることができ、酸化膜、ポリシリコーン膜または金属膜
等のエッチング工程に積極的に応用することができる。
さらに、シリコーン基板の表面を滑らかな面に処理する
ことで、カソードとなるシリコーン基板上に突起等がエ
ッチングされる現象を未然に防止することができ、パー
ティクルの発生の最小化するだけでなく、カソードのラ
イフタイムもまた改善することができる。
【0049】
【発明の効果】したがって、本発明によるとカソードと
なるシリコーン基板の表面およびホールの内面を製造
時、滑らかな面に形成することで、パーティクルの発生
源を事前に除去し、パーティクルによる不良の発生を最
小化させ半導体素子の信頼度を向上させる効果がある。
【0050】以上で本発明は記載された具体例に対して
のみ詳しく説明されたが、本発明の技術思想範囲内で多
様な変形および修正が可能であることは当業者にとって
明白なことであり、このような変形および修正が添付さ
れた特許請求の範囲に属することは当然なことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプラズマエッチング装置を示す構成図で
ある。
【図2】従来のプラズマエッチング装置に備えられるカ
ソードの表面を電子顕微鏡により拡大した図である。
【図3】従来のプラズマエッチング装置に備えられるカ
ソードに形成させたホールの内面を電子顕微鏡により拡
大した図である。
【図4】従来のプラズマエッチング装置に備えられるカ
ソードを利用し3,000分程度の時間で工程を遂行し
た状態を示す電子顕微鏡により拡大した図である。
【図5】本発明によるプラズマエッチング装置のカソー
ド製造方法の一実施例を示す工程図である。
【図6】本発明の段階S4を遂行することができる装置
を示す構成図である。
【図7】本発明の段階S6を遂行することができるバス
を示す構成図である。
【図8】本発明の段階S10を遂行することができるバ
スを示す構成図である。
【図9】本発明の実施例により得られるプラズマエッチ
ング装置のカソードの表面を示す電子顕微鏡により拡大
した図である。
【符号の説明】
10 カソード 12 ウェーハ 14 チャック 16 アノード 18 電力引加部 20 ガス供給部 22 バッフル 24 高周波整合部 26 遠隔制御部 28 温度調節部 30 ポンプ 32 チャックパワー部 60 シリコーン基板 62 ピン 64 スラリー 66、72 振動供給部 68 ダイ 70、84 バス 80 温度調節器 82 バブラー 86 石英チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崔 圭相 大韓民国ソウル九老区開峰3洞363−12番 地

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマエッチング装置の陰極として製
    造するシリコーン基板にエッチング工程の遂行時、エッ
    チング部にガスを流入させる穴を複数個形成させるホー
    ル形成段階と、 前記シリコーン基板の表面をスラリーを利用して研磨す
    る物理的表面処理段階と、 前記シリコーン基板に形成させたホールの内面および前
    記シリコーン基板の表面に残存する突起等を水酸化カリ
    ウムを利用し除去する化学的表面処理段階と、を含むこ
    とを特徴とするプラズマエッチング装置の陰極製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ホール形成段階と前記物理的表面処
    理段階の間には、 超音波を利用する洗浄と、フッ化水素、硝酸および脱イ
    オン水を所定の比率で混合したケミカルを利用する洗浄
    と、脱イオン水を利用する洗浄とを前記シリコーン基板
    に連続的に遂行する洗浄段階を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のプラズマエッチング装置の陰極製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記化学的表面処理段階の後、前記シリ
    コーン基板に残留するパーティクル等を除去するため
    に、フッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で
    混合したケミカルを利用する洗浄、および脱イオン水を
    利用する洗浄を連続的に遂行する洗浄段階をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマエッチング
    装置の陰極製造方法。
  4. 【請求項4】 前記化学的表面処理段階の後、前記シリ
    コーン基板に残留するパーティクル等を除去するため
    に、超音波を利用する洗浄と、フッ化水素、硝酸および
    脱イオン水を所定の比率で混合したケミカルを利用する
    洗浄と、脱イオン水を利用する洗浄とを連続的に遂行す
    る洗浄段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記
    載のプラズマエッチング装置の陰極製造方法。
  5. 【請求項5】 洗浄段階の後、前記シリコーン基板を乾
    燥するために、イソプロピルアルコールを利用する乾
    燥、およびオーブンを利用する乾燥を連続的に遂行する
    乾燥段階をさらに含むことを特徴とする請求項3または
    4に記載のプラズマエッチング装置の陰極製造方法。
  6. 【請求項6】 前記物理的表面処理段階は2回以上遂行
    可能であり、それぞれの研磨工程は種類および大きさが
    異なるスラリーを利用することを特徴とする請求項1に
    記載のプラズマエッチング装置の陰極製造方法。
  7. 【請求項7】 前記物理的表面処理段階は、粒径が6.
    0μm〜7.0μmのSiCスラリーを利用する研磨
    と、粒径が5.0μm〜6.0μmのAl23スラリー
    を利用する研磨と、粒径が0.10μm以下のシリカス
    ラリーを利用する研磨とを順次遂行することを特徴とす
    る請求項6に記載のプラズマエッチング装置の陰極製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記物理的表面処理段階の後、超音波を
    利用する洗浄と、フッ化水素、硝酸および脱イオン水を
    所定の比率に混合したケミカルを利用する洗浄と、脱イ
    オン水を利用する洗浄とを連続的に遂行する洗浄工程を
    遂行することを特徴とする請求項5に記載のプラズマエ
    ッチング装置の陰極製造方法。
  9. 【請求項9】 前記物理的表面処理段階の後、水酸化カ
    リウムを利用する洗浄と、フッ化水素、硝酸および脱イ
    オン水を所定の比率で混合したケミカルを利用する洗浄
    と、脱イオン水を利用する洗浄とを連続的に遂行する洗
    浄工程を遂行することを特徴とする請求項5に記載のプ
    ラズマエッチング装置の陰極製造方法。
  10. 【請求項10】 前記水酸化カリウムは、濃度が46重
    量%の水酸化カリウム水溶液であることを特徴とする請
    求項1または9に記載のプラズマエッチング装置の陰極
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記水酸化カリウムは、温度が85℃
    〜95℃であり、適用時間が30秒〜90秒間であるこ
    とを特徴とする請求項1または9に記載のプラズマエッ
    チング装置の陰極製造方法。
  12. 【請求項12】 前記超音波は、周波数が25kHzで
    あり、適用時間が150秒〜200秒間であることを特
    徴とする請求項2、4または8に記載のプラズマエッチ
    ング装置の陰極製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ケミカルの混合比は、フッ化水
    素:硝酸:脱イオン水の比が、0.1〜5:1〜5:4
    5〜55程度であることを特徴とする請求項2、3、
    4、8または9に記載のプラズマエッチング装置の陰極
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記イソプロピルアルコールを利用し
    た乾燥は、温度が50℃〜70℃、適用時間が25分〜
    35分間であり、前記オーブンを利用した乾燥は、温度
    が40℃〜60℃、適用時間が50分〜70分間である
    ことを特徴とする請求項5に記載のプラズマエッチング
    装置の陰極製造方法。
  15. 【請求項15】 プラズマエッチング装置の陰極として
    製造するシリコーン基板にエッチング工程の遂行時、エ
    ッチング部にガスを流入させる穴を複数個形成させるホ
    ール形成段階と、 前記穴の形成後、超音波を利用する洗浄と、フッ化水
    素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で混合したケミ
    カルを利用する洗浄と、脱イオン水を利用する洗浄とを
    連続的に遂行する第1次洗浄段階と、 前記シリコーン基板の表面を種類および大きさが異なる
    スラリーを利用して少なくとも2回以上研磨する物理的
    表面処理段階と、 前記シリコーン基板に形成した穴の内面および前記シリ
    コーン基板の表面に残存する突起等を水酸化カリウムを
    利用して除去する化学的表面処理段階と、 前記シリコーン基板に残留するパーティクル等を除去す
    るために超音波を利用する洗浄と、フッ化水素、硝酸お
    よび脱イオン水を所定の比率で混合したケミカルを利用
    する洗浄と、脱イオン水を利用する洗浄とを連続的に遂
    行する第2次洗浄段階と、 前記シリコーン基板を乾燥させるためにイソプロピルア
    ルコールを利用する乾燥と、オーブンを利用する乾燥を
    連続的に遂行する乾燥段階と、 を含むことを特徴とするプラズマエッチング装置の陰極
    製造方法。
  16. 【請求項16】 前記物理的表面処理段階は、それぞれ
    の研磨工程を遂行した後、超音波を利用する洗浄と、フ
    ッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率で混合し
    たケミカルを利用する洗浄と、脱イオン水を利用する洗
    浄とを連続的に遂行することを特徴とする請求項15に
    記載のプラズマエッチング装置の陰極製造方法。
  17. 【請求項17】 前記物理的表面処理段階は、それぞれ
    の研磨工程を遂行した後、水酸化カリウムを利用する洗
    浄と、フッ化水素、硝酸および脱イオン水を所定の比率
    で混合したケミカルを利用する洗浄と、脱イオン水を利
    用する洗浄とを連続的に遂行することができる洗浄工程
    を遂行することを特徴とする請求項15に記載のプラズ
    マエッチング装置の陰極製造方法。
  18. 【請求項18】 シリコーン基板で製造されるプラズマ
    エッチング装置の陰極であって、前記シリコーン基板に
    形成される穴の内面および前記シリコーン基板の表面は
    水酸化カリウムを利用し表面処理されることを特徴とす
    るプラズマエッチング装置の陰極。
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