JPH11219887A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH11219887A
JPH11219887A JP2193298A JP2193298A JPH11219887A JP H11219887 A JPH11219887 A JP H11219887A JP 2193298 A JP2193298 A JP 2193298A JP 2193298 A JP2193298 A JP 2193298A JP H11219887 A JPH11219887 A JP H11219887A
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cooling
heat treatment
temperature
unit
heating
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Hidekazu Shirakawa
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体を大型化したり構造を複雑化したり
することなく、製造コストの上昇が小さく、しかも、短
時間で熱処理盤の温度を低下させることのできる熱処理
装置を提供する。 【解決手段】 熱処理盤58のほかに冷却装置103を
配設し、熱処理盤58を冷却する際には、この冷却装置
103内で予め冷却しておいた冷却体110を熱処理盤
58に所定時間載置する。そのため、短時間で熱処理盤
の温度を低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば写真製版技
術を用いて半導体素子を製造する半導体製造システム内
に組み込まれる加熱装置や予備加熱装置などの熱処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真製版技術を用いた半導体
製造システムでは、一つのシステム内にレジスト塗布ユ
ニットや、乾燥ユニット、加熱ユニットなどの各種処理
ユニットを組み込み、これら各種処理ユニット間を順次
移動させながら一連の処理を施すようになっている。
【0003】図11は典型的な熱処理ユニット200の
垂直断面図である。
【0004】この熱処理ユニット200では、半導体ウ
エハ(以下、単に「ウエハ」という)Wは熱処理盤20
1の上面上に載置され、このウエハWは熱処理盤201
から放出される熱により熱処理される。この熱処理盤2
01には図示しない加熱機構が組み込まれており、この
加熱機構から供給される熱量により熱処理盤201が加
熱される。熱処理盤201の上面上には図示しない小突
起が複数個設けられており、ウエハWはこれら小突起の
頂部に載置され、ウエハWの下面と熱処理盤201の上
面とが接触してウエハWの下面に傷や埃が付着するのを
防止するようになっている。そのため、ウエハWの下面
と熱処理盤201の上面との間には微小な隙間が形成さ
れ、熱処理盤201上面からこの隙間の気体、例えば窒
素ガスを介してウエハW下面に熱が供給される。この熱
処理盤201及びウエハWで加熱された気体は周囲のよ
り低温の空気より比重が軽いため、熱処理ユニット20
0内を上昇し、熱処理盤201の上方に対向配置された
カバー体202に集められ、このカバー体202の頂部
203に接続された配管204を介して排気されるよう
になっている。
【0005】ところで、ウエハWの熱処理温度は予備加
熱工程やレジスト塗布後の乾燥工程など、工程の種類に
よってそれぞれ予め決められている。従って、同一製造
ロットについて同じ温度での熱処理が完了した後に別の
熱処理工程を行う場合には、これから行う熱処理に応じ
た処理温度まで熱処理盤の温度を調整する必要がある。
このとき、低温で熱処理した後により高い温度で熱処理
する場合には熱処理盤の温度を昇温するだけでよいた
め、比較的簡単に温度調整が可能である。
【0006】一方、高温での熱処理工程後に低温で熱処
理を行う場合には、熱処理盤の温度を低下させなければ
ならない。
【0007】しかるに、熱処理盤は厚さ16mm程度の
金属製円盤でできており熱容量が大きいため容易に低温
側の温度に調整することは難しい。
【0008】例えば、上記したような従来型の熱処理盤
では空冷による自然冷却により温度が低下するまで待機
する構成となっているが、所望の温度まで温度低下する
には相当時間が必要となるため、効率が低い。
【0009】そのため、複数の加熱装置(ホットプレー
ト)を組み込んでおき、それぞれ異なる処理温度に温度
調節する機構のものも考えられたが、ホットプレートの
数が増える分装置全体が大型化し、また製造コストが上
昇するという問題がある。
【0010】また、一台のホットプレートを異なる温度
の熱処理に用いる構造の熱処理装置では、熱処理盤を短
時間で冷却できるように熱処理盤の内部に冷媒を循環さ
せて急冷する構造のものも考えられるが、熱処理盤の構
造が複雑になり、製造コストが上昇するという問題があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題を解決するためになされたものである。
【0012】本発明は短時間で熱処理盤の温度を低下さ
せることのできる熱処理装置を提供することを目的とす
る。
【0013】また、本発明は装置全体を大型化すること
なく熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】更に、本発明は装置の構造を複雑化するこ
となく熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置を提供
することを目的とする。
【0015】また、本発明は装置の製造コストの上昇を
最小限に抑え、既存の装置を利用して最小限の改変によ
り、熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明の熱処理装置は、被処理基板
を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離してこの加
熱手段を冷却する冷却手段と、を具備する。
【0017】請求項2記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を冷却す
るための冷却手段と、前記加熱手段と前記冷却手段との
間を搬送されて前記加熱手段を冷却する少なくとも一つ
の冷却体と、を具備する。
【0018】請求項3記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離し
てこの加熱手段を冷却する冷却体と、前記冷却体を所定
温度に冷却する冷却手段と、前記加熱手段と前記冷却手
段との間で前記冷却体を搬送する搬送手段と、を具備す
る。
【0019】請求項4記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離し
てこの加熱手段を冷却する冷却体と、前記冷却体を所定
温度に冷却する冷却手段と、前記加熱手段と前記冷却手
段との間で前記冷却体を搬送する搬送手段と、前記加熱
手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に基づい
て、前記冷却体と前記加熱手段とが接触する時間を制御
する手段と、を具備する。 請求項5記載の本発明の熱
処理装置は、被処理基板を加熱する加熱手段と、前記加
熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体であっ
て、熱容量の異なる複数の冷却体と、前記複数の冷却体
を所定温度に冷却する冷却手段と、前記加熱手段の温度
及び前記被処理基板の熱処理温度に基づいて、前記複数
の冷却体から前記加熱手段に接触させる冷却体を選択す
る手段と、前記加熱手段及び前記冷却手段との間で前記
選択された冷却体を出し入れする搬送手段と、を具備す
る。
【0020】請求項6記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離し
てこの加熱手段を冷却する冷却体と、前記冷却体を所定
温度に冷却する冷却手段と、前記加熱手段と前記冷却手
段との間で前記冷却体を搬送する搬送手段と、前記加熱
手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に基づい
て、前記冷却手段の冷却温度を制御する手段と、を具備
する。
【0021】請求項7記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離し
てこの加熱手段を冷却する冷却体であって、熱容量の異
なる複数の冷却体と、前記複数の冷却体を所定温度に冷
却する冷却手段と、前記加熱手段の温度及び前記被処理
基板の熱処理温度に基づいて、前記複数の冷却体から前
記加熱手段に接触させる冷却体を選択する手段と、前記
加熱手段及び前記冷却手段との間で前記選択された冷却
体を出し入れする搬送手段と、前記加熱手段の温度及び
前記被処理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却体と
前記加熱手段とが接触する時間を制御する手段と、を具
備する。
【0022】請求項8記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離し
てこの加熱手段を冷却する冷却体と、前記冷却体を所定
温度に冷却する冷却手段と、前記加熱手段と前記冷却手
段との間で前記冷却体を搬送する搬送手段と、前記加熱
手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に基づい
て、前記冷却手段の冷却温度を制御する手段と、前記加
熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に基づい
て、前記冷却体と前記加熱手段とが接触する時間を制御
する手段と、を具備する。
【0023】請求項9記載の本発明の熱処理装置は、被
処理基板を加熱する加熱手段と、前記加熱手段と接離し
てこの加熱手段を冷却する冷却体であって、熱容量の異
なる複数の冷却体と、前記複数の冷却体を所定温度に冷
却する冷却手段と、前記加熱手段の温度及び前記被処理
基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温度
を制御する手段と、前記加熱手段の温度及び前記被処理
基板の熱処理温度に基づいて、前記複数の冷却体から前
記加熱手段に接触させる冷却体を選択する手段と、前記
加熱手段及び前記冷却手段との間で前記選択された冷却
体を出し入れする搬送手段と、前記加熱手段の温度及び
前記被処理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却体と
前記加熱手段とが接触する時間を制御する手段と、を具
備する。
【0024】請求項10記載の本発明の熱処理装置は、
請求項1〜9記載の熱処理装置であって、前記冷却手段
が、ペルティエ効果を利用した熱電冷却型冷却装置であ
ることを特徴とする。
【0025】請求項1の熱処理装置では、前記加熱手段
に対して、直接接触して冷却する冷却手段を備えている
ので、短時間で冷却することができる。
【0026】また、一台の加熱手段の温度を変更して異
なる温度の熱処理に用いるので装置全体を大型化するこ
とがない。
【0027】更に、前記加熱手段の構造自体には改変を
加えることなく、加熱手段の外側から接触して冷却する
冷却手段を備えているので、装置を複雑化したり製造コ
ストが大幅に上昇することがなく、既存の装置に対して
最小限の改変により熱処理温度を容易に変更できる熱処
理装置が提供される。
【0028】請求項2の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させることに
よりこの加熱手段の温度を所望の温度まで冷却するよう
にしているので、短時間で冷却することができる。
【0029】また、一台の加熱手段の温度を変更して異
なる温度の熱処理に用いるので装置全体を大型化するこ
とがない。
【0030】更に、前記加熱手段の構造自体には改変を
加えることなく、加熱手段とは別個に設けた冷却手段で
冷却した冷却体を加熱手段の外側から接触させて冷却す
る構成なので、装置を複雑化したり製造コストが大幅に
上昇することがなく、既存の装置に対して最小限の改変
により熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置が提供
される。
【0031】請求項3の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加熱手
段の温度を所望の温度まで冷却するようにしているの
で、短時間で冷却することができる。
【0032】また、一台の加熱手段の温度を変更して異
なる温度の熱処理に用いるので装置全体を大型化するこ
とがない。
【0033】更に、前記加熱手段の構造自体には改変を
加えることなく、加熱手段とは別個に設けた冷却手段で
冷却した冷却体を加熱手段の外側から接触させて冷却す
る構成なので、装置を複雑化したり製造コストが大幅に
上昇することがなく、既存の装置に対して最小限の改変
により熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置が提供
される。
【0034】請求項4の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加熱手
段の温度を所望の温度まで冷却するようにしているの
で、短時間で冷却することができる。また、一台の加熱
手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるので
装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手段
の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは別
個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外側
から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化した
り製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装置
に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更で
きる熱処理装置が提供される。
【0035】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却体と前記加熱
手段とが接触する時間を制御しているので、最も短時間
で効率良く冷却することができる。
【0036】請求項5の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加熱手
段の温度を所望の温度まで冷却するようにしているの
で、短時間で冷却することができる。また、一台の加熱
手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるので
装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手段
の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは別
個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外側
から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化した
り製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装置
に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更で
きる熱処理装置が提供される。
【0037】加えて、熱容量の異なる複数の冷却体の中
から、前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理
温度に基づいて、最も適当な冷却体を選択して加熱手段
の冷却に用いるようにしているので、最も短時間で効率
良く冷却することができる。請求項6の熱処理装置で
は、前記冷却手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に
接触させて加熱手段の温度を所望の温度まで冷却するよ
うにしているので、短時間で冷却することができる。ま
た、一台の加熱手段の温度を変更して異なる温度の熱処
理に用いるので装置全体を大型化することがない。更
に、前記加熱手段の構造自体には改変を加えることな
く、加熱手段とは別個に設けた冷却手段で冷却した冷却
体を加熱手段の外側から接触させて冷却する構成なの
で、装置を複雑化したり製造コストが大幅に上昇するこ
とがなく、既存の装置に対して最小限の改変により熱処
理温度を容易に変更できる熱処理装置が提供される。
【0038】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温
度を制御しているので、最も短時間で効率良く冷却する
ことができる。
【0039】請求項7の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加熱手
段の温度を所望の温度まで冷却するようにしているの
で、短時間で冷却することができる。また、一台の加熱
手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるので
装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手段
の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは別
個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外側
から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化した
り製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装置
に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更で
きる熱処理装置が提供される。
【0040】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記複数の冷却体から
前記加熱手段に接触させる冷却体を選択したり、前記冷
却体と前記加熱手段とが接触する時間を制御する構成を
採用しているので、最も短時間で効率良く冷却すること
ができる。
【0041】請求項8の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加熱手
段の温度を所望の温度まで冷却するようにしているの
で、短時間で冷却することができる。また、一台の加熱
手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるので
装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手段
の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは別
個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外側
から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化した
り製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装置
に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更で
きる熱処理装置が提供される。
【0042】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温
度を制御したり、前記冷却体と前記加熱手段とが接触す
る時間を制御する構成を採用しているので、最も短時間
で効率良く冷却することができる。
【0043】請求項9の熱処理装置では、前記冷却手段
で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加熱手
段の温度を所望の温度まで冷却するようにしているの
で、短時間で冷却することができる。また、一台の加熱
手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるので
装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手段
の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは別
個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外側
から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化した
り製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装置
に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更で
きる熱処理装置が提供される。
【0044】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温
度を制御したり、前記複数の冷却体から前記加熱手段に
接触させる冷却体を選択したり、前記冷却体と前記加熱
手段とが接触する時間を制御する構成を採用しているの
で、最も短時間で効率良く冷却することができる。
【0045】請求項10の熱処理装置では、請求項1〜
9記載の熱処理装置において、前記冷却手段として、ペ
ルティエ効果を利用した熱電冷却型冷却装置を採用して
いるので、冷却手段としての構造が単純で、しかも、簡
単かつ高精度に冷却温度を調節することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の詳細を
図面に基づいて説明する。
【0047】図1は本発明の一実施形態に係るレジスト
塗布ユニット(COT)を備えた半導体ウエハ(以下、
「ウエハ」という)の塗布現像処理システム1全体を示
した平面図である。
【0048】この塗布現像処理システム1では、被処理
体としてのウエハWをウエハカセットCRで複数枚、例
えば25枚単位で外部からシステムに搬入・搬出した
り、ウエハカセットCRに対してウエハWを搬入・搬出
したりするためのカセットステーション10と、塗布現
像工程の中で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉
式の各種処理ユニットを所定位置に多段配置した処理ス
テーション11と、この処理ステーション11に隣接し
て設けられる露光装置(図示せず)との間でウエハWを
受け渡しするためのインタフェース部12とが一体的に
接続されている。このカセットステーション10では、
カセット載置台20上の位置決め突起20aの位置に、
複数個例えば4個までのウエハカセットCRが、夫々の
ウエハ出入口を処理ステーション11側に向けてX方向
(図1中の上下方向)一列に載置され、このカセット配
列方向(X方向)およびウエハカセッ卜CR内に収納さ
れたウエハWのウエハ配列方向(Z方向;垂直方向)に
移動可能なウエハ搬送体21が各ウエハカセットCRに
選択的にアクセスする。
【0049】このウエハ搬送体21はθ方向に回転自在
であり、後述するように処理ステーション11側の第3
の処理ユニット群G3 の多段ユニット部に配設されたア
ライメントユニット(ALIM)やイクステンションユ
ニット(EXT)にもアクセスできる。
【0050】処理ステーション11には、ウエハ搬送装
置を備えた垂直搬送型の主ウエハ搬送機構22(メイン
アーム)が設けられ、その周りに全ての処理ユニットが
1組または複数の組に亙って多段に配置されている。
【0051】図2は上記塗布現像処理システム1の正面
図である。
【0052】第1の処理ユニット群G1 では、カップC
P内でウエハWをスピンチャックに載せて所定の処理を
行う2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレジスト塗
布ユニット(COT)および現像ユニット(DEV)が
下から順に2段に重ねられている。第2の処理ユニット
群G2 では、2台のスピンナ型処理ユニット、例えばレ
ジスト塗布ユニット(COT)および現像ユニット(D
EV)が下から順に2段に重ねられている。これらレジ
スト塗布ユニット(COT)は、レジスト液の排液が機
構的にもメンテナンスの上でも面倒であることから、こ
のように下段に配置するのが好ましい。しかし、必要に
応じて適宜上段に配置することももちろん可能である。
【0053】図3は上記塗布現像処理システム1の背面
図である。
【0054】主ウエハ搬送機構22では、筒状支持体4
9の内側に、ウエハ搬送装置46が上下方向(Z方向)
に昇降自在に装備されている。筒状支持体49はモータ
(図示せず)の回転軸に接続されており、このモータの
回転駆動力によって、前記回転軸を中心としてウエハ搬
送装置46と一体に回転し、それによりこのウエハ搬送
装置46はθ方向に回転自在となっている。なお筒状支
持体49は前記モータによって回転される別の回転軸
(図示せず)に接続するように構成してもよい。ウエハ
搬送装置46には、搬送基台47の前後方向に移動自在
な複数本の保持部材48が配設されており、これらの保
持部材48は各処理ユニット間でのウエハWの受け渡し
を可能にしている。
【0055】また、図1に示すようにこの塗布現像処理
システム1では、5つの処理ユニット群G1 、G2 、G
3 、G4 、G5 が配置可能であり、第1および第2の処
理ユニット群G1 、G2 の多段ユニットは、システム正
面(図1において手前)側に配置され、第3の処理ユニ
ット群G3 の多段ユニットはカセットステーション10
に隣接して配置され、第4の処理ユニット群G4 の多段
ユニットはインタフェース部12に隣接して配置され、
第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットは背面側に配
置されることが可能である。
【0056】図3に示すように、第3の処理ユニット群
3 では、ウエハWを保持台(図示せず)に載せて所定
の処理を行うオーブン型の処理ユニット、例えば冷却処
理を行うクーリングユニット(COL)、レジストの定
着性を高めるためのいわゆる疏水化処理を行うアドヒー
ジョンユニット(AD)、位置合わせを行うアライメン
トユニット(ALIM)、イクステンションユニット
(EXT)、露光処理前の加熱処理を行うプリベーキン
グユニット(PREBAKE)および露光処理後の加熱
処理を行うポストベーキングユニット(Post Exposure
Bake 以下、「PEB」と記す。)が、下から順に例え
ば8段に重ねられている。第4の処理ユニット群G4
も、オーブン型の処理ユニット、例えばクーリングユニ
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)、イクステンションユニット(EX
T)、クーリングユニッ卜(COL)、プリベーキング
ユニット(PREBAKE)およびポストベーキングユ
ニット(PEB)が下から順に、例えば8段に重ねられ
ている。
【0057】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)、イクステンション・クーリングユニッ
ト(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高いプ
リベーキングユニット(PREBAKE)、ポストベー
キングユニット(PEB)およびアドヒージョンユニッ
ト(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的
な相互干渉を少なくすることができる。もちろん、ラン
ダムな多段配置としてもよい。
【0058】図1に示すように、インタフェース部12
では、奥行方向(X方向)は前記処理ステーション11
と同じ寸法を有するが、幅方向(Y方向)はより小さな
サイズである。このインタフェース部12の正面部に
は、可搬性のピックアップカセットCRと、定置型のバ
ッファカセットBRとが2段に配置され、他方背面部に
は周辺露光装置23が配設され、さらに中央部にはウエ
ハ搬送体24が設けられている。このウエハ搬送体24
は、X方向、Z方向に移動して両カセットCR、BRお
よび周辺露光装置23にアクセスする。
【0059】ウエハ搬送体24は、θ方向にも回転自在
であり、処理ステーション11側の第4の処理ユニット
群G4 の多段ユニットに配設されたイクステンションユ
ニット(EXT)や、隣接する露光装置側のウエハ受渡
し台(図示せず)にもアクセスできる。
【0060】また塗布現像処理システム1では、既述の
如く主ウエハ搬送機構22の背面側にも図1中破線で示
した第5の処理ユニット群G5 の多段ユニットを配置で
きるが、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニット
は、案内レール25に沿ってY方向へ移動可能である。
従って、この第5の処理ユニット群G5 の多段ユニット
を図示の如く設けた場合でも、前記案内レール25に沿
って移動することにより、空間部が確保されるので、主
ウエハ搬送機構22に対して背後からメンテナンス作業
が容易に行える。
【0061】次に、図4及び図5につき処理ステーショ
ン11において第3および第4の組G3 ,G4 の多段ユ
ニットに含まれているベーキングユニット(PREBA
KE)、(PEB)、クーリングユニット(COL)、
(EXTCOL)のような熱処理ユニットの構成および
作用を説明する。
【0062】図4および図5は、本実施形態に係る熱処
理ユニットUの構成を示す平面図および断面図である。
なお、図5では、図解のために水平遮蔽板55を省略し
てある。
【0063】この熱処理ユニットの処理室50は両側壁
53と水平遮蔽板55とで形成され、処理室50の正面
側(主ウエハ搬送機構24側)および背面側はそれぞれ
開口部50A,50Bとなっている。遮蔽板55の中心
部には円形の開口56が形成され、この開口56内には
内部に空洞を備え、熱媒が封入されて密閉された円板状
の熱処理盤58が載置台SPとして設けられる。
【0064】熱処理盤58には例えば3つの孔60が設
けられ、各孔60内には支持ピン62が遊嵌状態で挿通
されており、半導体ウエハWのローディング・アンロー
ディング時には各指示ピン62が熱処理盤58の表面よ
り上に突出または上昇して主ウエハ搬送機構22の保持
部材48との間でウエハWの受け渡しを行うようになっ
ている。
【0065】熱処理盤58の外周囲には、円周方向にた
とえば2゜間隔で多数の通気孔64を形成したリング状
の帯板からなるシャッタ66が設けられている。このシ
ャッタ66は、通常は熱処理盤58より下の位置に退避
しているが、加熱処理時には図5に示すように熱処理盤
58の上面よりも高い位置まで上昇して、熱処理盤58
とカバー体68との間にリング状の側壁を形成し、図示
しない気体供給系より供給するダウンフローの空気や窒
素ガスに代表される不活性ガスなどの気体を通気孔64
より周方向で均等に流入させるようになっている。
【0066】カバー体68の中心部には加熱処理時にウ
エハW表面から発生するガスを排出するための排気口6
8aが設けられ、この排気口68aに排気管70が接続
されている。この排気管70は、装置正面側(主ウエハ
搬送機構22側)のダクト53(もしくは54)または
図示しないダクトに通じている。
【0067】遮蔽板55の下には、遮蔽板55、両側壁
53および底板72によって機械室74が形成されてお
り、室内には熱処理盤支持板76、シャッタアーム7
8、支持ピンアーム80)シャッタアーム昇降駆動用シ
リンダ82、支持ピンアーム昇降駆動用シリンダ84が
設けられている。
【0068】図4に示すように、ウエハWの外周縁部が
載るべき熱処理盤58の表面位置に複数個たとえば4個
のウエハW案内支持突起部86が設けられている。
【0069】また、熱処理盤58上面のウエハW載置部
分には図示しない小突起が複数設けられており、ウエハ
Wの下面がこれら小突起の頂部に載置される。そのため
ウエハW下面と熱処理盤58上面との間に微小な隙間が
形成され、ウエハW下面が熱処理盤58上面と直接接触
するのが避けられ、この間に塵などがある場合でもウエ
ハW下面が汚れたり、傷ついたりすることがないように
なっている。
【0070】また上述したように、熱処理盤58内部に
は空洞が設けられており、この空洞内で熱媒を加熱する
ことにより発生する熱媒蒸気をこの空洞内で循環させて
熱処理盤58を所定温度に維持するようになっている。
【0071】図6は熱処理盤58とその周辺の構造を模
式的に示した垂直断面図である。この図6に示したよう
に、カバー体68の下面側には円錐形の凹部68bが形
成されており、この円錐の頂点にあたる部分には排気口
68aが設けられ、この排気口68aに排気管70の下
端が接続されている。排気管70の他端側は図示しない
排気系に接続されており、熱処理盤58で加熱されて上
昇した加熱気体が円錐形の凹部68bで集められ、前記
排気口68aと排気管70とを介して排気されるように
なっている。
【0072】この図6に示すように、熱処理盤58の内
部は密閉された空洞58aになっており、その底部の一
部分には断面がV字状になるように形成された熱媒溜め
58bが設けられている。この熱媒溜め58bの中には
ニクロム線などのヒータ93が図6の紙面に垂直な方向
に配設されており、このヒータ93には制御装置で制御
された電力供給装置95から電力が供給されるようにな
っている。
【0073】電力供給装置95からヒータ93へ電力が
供給されると、ヒータ93が発熱を開始し、このヒータ
93により凝縮されて熱媒溜め58b内に溜まった熱媒
が加熱される。加熱された熱媒は気化蒸発して空洞58
a内を循環する。熱媒蒸気が空洞58a内の冷えた部分
に当接すると、熱媒蒸気はこの冷えた部分に熱量を与え
ると同時に凝縮して液化する。このとき熱媒から熱処理
盤58に与えられる熱量は熱媒の気化熱であり、熱媒の
種類によって定まる値である。従って、熱媒が蒸発して
から凝縮するまでの一連のサイクルが安定して定常状態
に達すれば熱処理盤の温度をほぼ一定温度に保つことが
できるようになっている。
【0074】図7は本実施形態に係る冷却装置103の
構造を模式的に示した垂直断面図であり、図8は同冷却
装置103の構造を模式的に示した水平断面図である。
【0075】図7及び図8に示すように、この冷却装置
103では開閉自在な開口部101を備えた箱型のハウ
ジング100内のほぼ中央に冷却盤102が配設された
構造となっており、この冷却装置へのウエハWや後述す
る冷却体110の出し入れは主ウエハ搬送機構(メイン
アーム)22が前記開口部からハウジング100内にア
クセスして冷却盤102の上面にウエハWな冷却体11
0を載置したり、持ち上げたりすることにより行うよう
になっている。
【0076】冷却盤102としてはアルミニウムや銅な
どの熱伝導性の良好な材料でできた円盤状部材の内部に
冷媒を循環させるための冷媒導管(図示省略)を内蔵
し、冷却装置103の外部で冷却された冷媒をこの冷媒
導管を介して循環させ、冷却盤102を冷却する従来型
の冷却盤の他、ペルティエ効果を利用した熱電冷却方式
の冷却盤など、既知のさまざまな冷却盤を用いることが
できる。
【0077】図9は本実施形態に係る冷却体110の外
形を示した図であり、図8(a)がその平面図、図8
(b)がその垂直断面図をそれぞれ示している。
【0078】図9に示すように、この冷却体110は円
柱形の外形を備えており、半径は熱処理されるウエハW
とほぼ等しく、ちょうどウエハWの厚さだけを厚くした
ような形を備えている。このように冷却体110をウエ
ハWと同じような形状にしたのは、ウエハWと同じよう
にメインアームで熱処理ユニットや冷却装置に対して出
し入れできるようにするためである。従って、冷却体1
10の厚みについてもウエハWと同じようにメインアー
ムで熱処理ユニットや冷却装置に対して出し入れできる
ような大きさに形成されている。
【0079】この冷却体110については、熱容量の異
なる二種類以上のものを予め用意しておき、冷却前の熱
処理盤58の温度やウエハWの熱処理温度に基づいて適
宜選択して使い分けるようにすれば、冷却するまでの時
間を短縮でき効率が良いので好ましい。この冷却体11
0の熱容量を変える方法としては同じ材質でできた冷却
体で厚さの異なるものを用意したり、内部に保冷材を包
含するものを採用することなどが挙げられる。また、熱
処理盤58や冷却盤102の上面との接触面積を大きく
するため、表面に微細なフィンや弾性材料層を設けるな
どして熱処理盤58や冷却盤102の上面との間での熱
量授受の効率を向上させることも有効である。
【0080】図10は本実施形態に係る熱処理システム
の制御系を示したブロック図である。 図10に示した
ように、この熱処理システムでは、熱処理盤58、冷却
盤102及びメインアームの駆動モータMがそれぞれ制
御装置120と接続されており、この制御装置120に
より統括的に制御されている。
【0081】即ち、本実施形態に係る熱処理システムで
は、冷却前の熱処理盤58の温度と、後続の熱処理工程
でウエハWに施すべき熱処理の温度とに基づいて、冷却
体110を冷却装置103で冷却する温度、及び、冷却
装置103で冷却された冷却体が熱処理盤58上に載置
されて熱処理盤58の冷却が行われる時間とを制御し、
最も短い時間で効率良く冷却が行われるようになってい
る。
【0082】なお、上記以外の制御方法として、熱容量
の異なる冷却体を複数個収容できる冷却装置を採用し、
前記熱処理盤の温度及びウエハWの熱処理温度に基づい
て、熱処理盤と接触させる冷却体を適宜選択して使用す
ることも可能である。
【0083】また、この複数種類の冷却体のうち前記熱
処理盤の温度及びウエハWの熱処理温度に基づいて熱処
理盤と接触させる冷却体を適宜選択して使用する方法
や、前記熱処理盤の温度及びウエハWの熱処理温度に基
づいて冷却体110を冷却装置103で冷却する温度を
制御する制御方法、及び前記熱処理盤の温度及びウエハ
Wの熱処理温度に基づいて冷却装置103で冷却された
冷却体が熱処理盤58上に載置されて熱処理盤58の冷
却が行われる時間を制御する制御方法、の3種類の制御
方法の2種類又は3種類を組み合わせて用いることも可
能であり、これらはいずれも有効な制御方法として好ま
しい。
【0084】次に、この熱処理ユニットをベーキングユ
ニット(PREBAKE)及びクーリングユニット(C
OL)として用いる場合の操作について以下に説明す
る。
【0085】まず、載置台20上にセットされたウエハ
カセットCR内からウエハ搬送体21によりウエハWが
取り出され、次いでウエハ搬送体21から主ウエハ搬送
機構22にウエハWが引き渡される。主ウエハ搬送機構
22は受け取ったウエハWをレジスト塗布ユニット(C
OT)内に搬送、セットし、ここでウエハWにレジスト
塗布を行なう。次いで、このウエハWをレジスト塗布ユ
ニット(COT)内から主ウエハ搬送機構22がウエハ
Wを取り出し、上記熱処理ユニット内まで搬送し、熱処
理盤58の上にウエハWをセットする。
【0086】このとき、熱処理盤58は所定の温度例え
ば120°Cに維持されており、同一製造ロットのウエ
ハWに熱処理を施す間、この熱処理盤58は120°C
に保たれる。
【0087】一方、電源投入と同時に冷却装置103も
冷却を開始する。この冷却装置の冷却盤上には冷却体が
載置されており、所定の温度例えば10°Cに冷却され
る。ここでこの10°Cという温度は、冷却前の熱処理
盤58の温度と、後続の熱処理工程でウエハWに施すべ
き熱処理の温度とに基づいて予め入力してあるタイムテ
ーブルから求められた温度であり、熱処理盤58の温度
を最も効率よく目標温度の90°Cに冷却できる温度で
ある。
【0088】次に上記120°Cの熱処理が一つの製造
ロットのウエハWについて完了すると、別の熱処理工
程、例えば、別の製造ロットのウエハWについて異なる
温度、例えば90°Cでの熱処理の準備に入る。
【0089】この次の熱処理の準備としては、先の熱処
理工程で120°Cに維持された熱処理盤58を次の熱
処理温度である90°Cまで冷却する。この冷却を行う
ため、制御装置120から主ウエハ搬送機構22の駆動
系(図示省略)に指令信号が送られる。指令信号を受け
取った主ウエハ搬送機構22の駆動系はこの主ウエハ搬
送機構22を上記冷却装置のところまで移動させ、アー
ムを伸ばさせ、冷却盤102上に載置され10°Cに冷
却された冷却体110を取り出してこの冷却体110を
保持した状態で熱処理ユニットのところまで移動する。
そして運んできた冷却体110を熱処理盤58の上面に
載置し、熱処理盤58の冷却を開始する。 所定時間の
経過後、冷却体110を再び主ウエハ搬送機構22のア
ームで取り出し、最初に載置されていた冷却装置103
の冷却盤102の上に戻す。
【0090】なお、冷却体110を熱処理盤58の上表
面と接触させる時間は冷却前の熱処理盤58の温度と、
後続の熱処理工程でウエハWに施すべき熱処理の温度と
に基づいて予め入力してあるタイムテーブルから求めら
れた時間であり、この時間冷却する結果、熱処理盤58
は目標温度90°C近くまで冷却され、すぐにこの温度
で安定する。
【0091】熱処理盤58の温度が目標温度90°Cま
で冷却され、温度が安定していることが制御装置120
により確認されると、制御装置の指令に基づいて主ウエ
ハ搬送機構22が作動を開始し、次の製造ロットのウエ
ハWのセットを開始する。この製造ロットのウエハWは
90°Cで熱処理された後、後続の処理に供される。こ
のように本実施形態に係る装置では、熱処理盤58のほ
かに冷却装置103を配設してある。熱処理盤58を冷
却する際には、この冷却装置103内で予め冷却してお
いた冷却体110を熱処理盤58に所定時間載置する。
そのため、短時間で熱処理盤の温度を低下させることが
できる。
【0092】また、本実施形態に係る装置では、熱処理
盤58については従来型の装置に搭載されている熱処理
盤58をそのまま利用しており、従来型の装置に冷却装
置103を追加した形になっている。そのため、熱処理
ユニットを複数台搭載する場合のように装置全体を大型
化することがない。
【0093】更に、冷却体110についても装置に固定
されておらず、ウエハWと全く同様に熱処理盤58や冷
却盤102上に載置されているだけである。
【0094】しかも、この冷却体110は熱容量が異な
るだけでウエハWと全く同様に主ウエハ搬送機構22に
より熱処理ユニットと冷却装置103との間を搬送移動
できるので、主ウエハ搬送機構22についても従来と同
じ型のものをそのまま利用できる。
【0095】そのため、従来の装置に冷却装置103の
ような必要最小限の装置を追加して、制御装置の設定内
容を変更するだけで冷却機構を設備することができる。
かくして、装置の構造を複雑化したり、装置の構造を大
幅に変更することなく、既存の装置を利用して最小限の
改変で冷却機構を備えられ、装置の製造コストの上昇を
最小限に抑えることができる。
【0096】また、特に本実施形態に係る装置では、冷
却前の熱処理盤58の温度と、後続の熱処理工程でウエ
ハWに施すべき熱処理の温度とに基づいて、冷却体11
0を冷却装置103で冷却する温度、及び、冷却装置1
03で冷却された冷却体が熱処理盤58上に載置されて
熱処理盤58の冷却が行われる時間とを制御する方法を
採用しているので、最も短い時間で効率良く冷却を行う
ことができる。
【0097】なお、本発明は上記の実施形態の内容に限
定されるものではない。
【0098】例えば、上記実施形態では内部に熱媒蒸気
を循環させることにより均一に加熱される熱処理盤を用
いてウエハWを加熱する装置について説明したが、内部
にニクロム線ヒータを内蔵し、温度センサなどにより温
度制御する熱盤を用いるものでもよい。
【0099】更に、上記実施形態では冷却装置103と
して一つの冷却体110を冷却する構造の装置が配設さ
れているが、二つ以上の冷却体を同時に冷却できる構造
のものでもよく、その場合には熱容量の異なる冷却体を
冷却しておいて、冷却前の熱処理盤の温度や、後続の熱
処理工程でウエハWに施すべき熱処理の温度などの各種
条件に応じて複数種類の冷却体を適宜選択して使用する
ことにより、効率の良い冷却を行うことができるので好
ましい。
【0100】また、上記実施の形態ではウエハWについ
ての塗布現像処理システム1を例にして説明したが、本
発明はこれ以外の処理装置、例えば、LCD基板用処理
装置などにも適用できることは言うまでもない。
【0101】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明によれば、前記加熱手段に対して、直接接触して冷
却する冷却手段を備えているので、短時間で冷却するこ
とができる。
【0102】また、一台の加熱手段の温度を変更して異
なる温度の熱処理に用いるので装置全体を大型化するこ
とがない。
【0103】更に、前記加熱手段の構造自体には改変を
加えることなく、加熱手段の外側から接触して冷却する
冷却手段を備えているので、装置を複雑化したり製造コ
ストが大幅に上昇することがなく、既存の装置に対して
最小限の改変により熱処理温度を容易に変更できる熱処
理装置が提供される。
【0104】請求項2記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させるこ
とによりこの加熱手段の温度を所望の温度まで冷却する
ようにしているので、短時間で冷却することができる。
【0105】また、一台の加熱手段の温度を変更して異
なる温度の熱処理に用いるので装置全体を大型化するこ
とがない。
【0106】更に、前記加熱手段の構造自体には改変を
加えることなく、加熱手段とは別個に設けた冷却手段で
冷却した冷却体を加熱手段の外側から接触させて冷却す
る構成なので、装置を複雑化したり製造コストが大幅に
上昇することがなく、既存の装置に対して最小限の改変
により熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置が提供
される。
【0107】請求項3記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加
熱手段の温度を所望の温度まで冷却するようにしている
ので、短時間で冷却することができる。
【0108】また、一台の加熱手段の温度を変更して異
なる温度の熱処理に用いるので装置全体を大型化するこ
とがない。
【0109】更に、前記加熱手段の構造自体には改変を
加えることなく、加熱手段とは別個に設けた冷却手段で
冷却した冷却体を加熱手段の外側から接触させて冷却す
る構成なので、装置を複雑化したり製造コストが大幅に
上昇することがなく、既存の装置に対して最小限の改変
により熱処理温度を容易に変更できる熱処理装置が提供
される。
【0110】請求項4記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加
熱手段の温度を所望の温度まで冷却するようにしている
ので、短時間で冷却することができる。また、一台の加
熱手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるの
で装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手
段の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは
別個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外
側から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化し
たり製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装
置に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更
できる熱処理装置が提供される。
【0111】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却体と前記加熱
手段とが接触する時間を制御しているので、最も短時間
で効率良く冷却することができる。
【0112】請求項5記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加
熱手段の温度を所望の温度まで冷却するようにしている
ので、短時間で冷却することができる。また、一台の加
熱手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるの
で装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手
段の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは
別個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外
側から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化し
たり製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装
置に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更
できる熱処理装置が提供される。
【0113】加えて、熱容量の異なる複数の冷却体の中
から、前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理
温度に基づいて、最も適当な冷却体を選択して加熱手段
の冷却に用いるようにしているので、最も短時間で効率
良く冷却することができる。請求項6記載の本発明によ
れば、前記冷却手段で冷却された冷却体を前記加熱手段
に接触させて加熱手段の温度を所望の温度まで冷却する
ようにしているので、短時間で冷却することができる。
また、一台の加熱手段の温度を変更して異なる温度の熱
処理に用いるので装置全体を大型化することがない。更
に、前記加熱手段の構造自体には改変を加えることな
く、加熱手段とは別個に設けた冷却手段で冷却した冷却
体を加熱手段の外側から接触させて冷却する構成なの
で、装置を複雑化したり製造コストが大幅に上昇するこ
とがなく、既存の装置に対して最小限の改変により熱処
理温度を容易に変更できる熱処理装置が提供される。
【0114】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温
度を制御しているので、最も短時間で効率良く冷却する
ことができる。
【0115】請求項7記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加
熱手段の温度を所望の温度まで冷却するようにしている
ので、短時間で冷却することができる。また、一台の加
熱手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるの
で装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手
段の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは
別個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外
側から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化し
たり製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装
置に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更
できる熱処理装置が提供される。
【0116】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記複数の冷却体から
前記加熱手段に接触させる冷却体を選択したり、前記冷
却体と前記加熱手段とが接触する時間を制御する構成を
採用しているので、最も短時間で効率良く冷却すること
ができる。
【0117】請求項8記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加
熱手段の温度を所望の温度まで冷却するようにしている
ので、短時間で冷却することができる。また、一台の加
熱手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるの
で装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手
段の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは
別個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外
側から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化し
たり製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装
置に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更
できる熱処理装置が提供される。
【0118】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温
度を制御したり、前記冷却体と前記加熱手段とが接触す
る時間を制御する構成を採用しているので、最も短時間
で効率良く冷却することができる。
【0119】請求項9記載の本発明によれば、前記冷却
手段で冷却された冷却体を前記加熱手段に接触させて加
熱手段の温度を所望の温度まで冷却するようにしている
ので、短時間で冷却することができる。また、一台の加
熱手段の温度を変更して異なる温度の熱処理に用いるの
で装置全体を大型化することがない。更に、前記加熱手
段の構造自体には改変を加えることなく、加熱手段とは
別個に設けた冷却手段で冷却した冷却体を加熱手段の外
側から接触させて冷却する構成なので、装置を複雑化し
たり製造コストが大幅に上昇することがなく、既存の装
置に対して最小限の改変により熱処理温度を容易に変更
できる熱処理装置が提供される。
【0120】加えて、前記加熱手段の温度及び前記被処
理基板の熱処理温度に基づいて、前記冷却手段の冷却温
度を制御したり、前記複数の冷却体から前記加熱手段に
接触させる冷却体を選択したり、前記冷却体と前記加熱
手段とが接触する時間を制御する構成を採用しているの
で、最も短時間で効率良く冷却することができる。
【0121】請求項10記載の本発明によれば、請求項
1〜9記載の熱処理装置において、前記冷却手段とし
て、ペルティエ効果を利用した熱電冷却型冷却装置を採
用しているので、冷却手段としての構造が単純で、しか
も、簡単かつ高精度に冷却温度を調節することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る塗布現像処理システム
の全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る塗布現像処理システム
の正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る塗布現像処理システム
の背面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る熱処理ユニットの構成
を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係る熱処理ユニットの断面
図である。
【図6】本発明の実施形態に係る熱処理盤とその周辺の
構造を模式的に示した垂直断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る冷却装置の構造を模式
的に示した垂直断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る冷却装置の構造を模式
的に示した平面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る冷却体の構造を模式的
に示した図である。
【図10】本発明の実施形態に係る熱処理装置の制御系
を図示したブロック図である。
【図11】従来の熱処理ユニットの垂直断面図である。
【符号の説明】
W ウエハ 93 ヒータ 58 熱処理盤 103 冷却装置 110 冷却体 22 主搬送機構(メインアーム) 120 制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却手
    段と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段を冷却するための冷却手段と、 前記加熱手段と前記冷却手段との間を搬送されて前記加
    熱手段を冷却する少なくとも一つの冷却体と、 を具備することを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    と、 前記冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段と前記冷却手段との間で前記冷却体を搬送
    する搬送手段と、を具備することを特徴とする熱処理装
    置。
  4. 【請求項4】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    と、 前記冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段と前記冷却手段との間で前記冷却体を搬送
    する搬送手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却体と前記加熱手段とが接触する時間
    を制御する手段と、を具備することを特徴とする熱処理
    装置。
  5. 【請求項5】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    であって、熱容量の異なる複数の冷却体と、 前記複数の冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記複数の冷却体から前記加熱手段に接触さ
    せる冷却体を選択する手段と、 前記加熱手段及び前記冷却手段との間で前記選択された
    冷却体を出し入れする搬送手段と、を具備することを特
    徴とする熱処理装置。
  6. 【請求項6】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    と、 前記冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段と前記冷却手段との間で前記冷却体を搬送
    する搬送手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却手段の冷却温度を制御する手段と、
    を具備することを特徴とする熱処理装置。
  7. 【請求項7】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    であって、熱容量の異なる複数の冷却体と、 前記複数の冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記複数の冷却体から前記加熱手段に接触さ
    せる冷却体を選択する手段と、 前記加熱手段及び前記冷却手段との間で前記選択された
    冷却体を出し入れする搬送手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却体と前記加熱手段とが接触する時間
    を制御する手段と、を具備することを特徴とする熱処理
    装置。
  8. 【請求項8】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    と、 前記冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段と前記冷却手段との間で前記冷却体を搬送
    する搬送手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却手段の冷却温度を制御する手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却体と前記加熱手段とが接触する時間
    を制御する手段と、を具備することを特徴とする熱処理
    装置。
  9. 【請求項9】 被処理基板を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段と接離してこの加熱手段を冷却する冷却体
    であって、熱容量の異なる複数の冷却体と、 前記複数の冷却体を所定温度に冷却する冷却手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却手段の冷却温度を制御する手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記複数の冷却体から前記加熱手段に接触さ
    せる冷却体を選択する手段と、 前記加熱手段及び前記冷却手段との間で前記選択された
    冷却体を出し入れする搬送手段と、 前記加熱手段の温度及び前記被処理基板の熱処理温度に
    基づいて、前記冷却体と前記加熱手段とが接触する時間
    を制御する手段と、を具備することを特徴とする熱処理
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載の熱処理装置であっ
    て、前記冷却手段が、ペルティエ効果を利用した熱電冷
    却型冷却装置であることを特徴とする熱処理装置。
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