JPH11219537A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH11219537A
JPH11219537A JP10021166A JP2116698A JPH11219537A JP H11219537 A JPH11219537 A JP H11219537A JP 10021166 A JP10021166 A JP 10021166A JP 2116698 A JP2116698 A JP 2116698A JP H11219537 A JPH11219537 A JP H11219537A
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optical
recording
selectively
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JP10021166A
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English (en)
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Tetsuo Ikegame
哲夫 池亀
Kenichi Onomura
研一 小野村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/122Flying-type heads, e.g. analogous to Winchester type in magnetic recording
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08547Arrangements for positioning the light beam only without moving the head, e.g. using static electro-optical elements
    • G11B7/08564Arrangements for positioning the light beam only without moving the head, e.g. using static electro-optical elements using galvanomirrors
    • GPHYSICS
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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    • G11B7/08594Arrangements for mechanically moving the whole head to access both sides of the disc with the same head assembly
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学的記録媒体の複数の記録層に対する選択的
な情報の記録及び上記複数の記録層からの選択的な情報
の再生の少なくともいずれか一方を光学的に行うこと出
来、構成が簡易であり、全体の外形状を小形化し、しか
も製造コストを低下させることが出来る光ピックアップ
を提供することである。 【解決手段】光ディスク12の複数の記録層12a,1
2bに対する選択的な情報の記録または上記複数の記録
層からの選択的な情報の再生を行う為に所望の記録層に
対して光ビームを導く光回路の切り換えを可動ミラー2
6を使用して行うことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学的記録媒体
の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及び
上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なくと
もいずれか一方を光学的に行う光ピックアップに関係し
ている。
【0002】
【従来の技術】上述した如き光ピックアップは例えば特
開平5−189797号公報及び特開平2−20603
7号公報から知られている。特開平5−189797号
公報の光ピックアップでは所望の記録層に対する情報の
記録及び所望の記録層からの情報の再生の少なくともい
ずれか一方を光学的に行う時には、光ビームが所望の記
録層に投射されるよう光ビーム射出手段自体を傾斜した
り平行移動させたりしている。また特開平2−2060
37号公報の光ピックアップでは所望の記録層に対する
情報の記録及び所望の記録層からの情報の再生の少なく
ともいずれか一方を光学的に行う時には、光ビームが所
望の記録層に投射されるようビームスプリッタや遮蔽板
を利用しているとともに、所望の記録層からの反射光を
ビームスプリッタやプリズムを利用して所望の記録層に
対応する反射光検出器に導いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ビーム射出手段自体
を傾斜したり平行移動させたりしている上記前者の従来
の光ピックアップは、上記傾斜や平行移動の為の構成が
大掛かりであり、光ピックアップの構成を複雑化させて
いるとともに外形状を大型化させ、しかも重量を重くし
ている。
【0004】また、ビームスプリッタや遮蔽板やプリズ
ムを利用している上記後者の従来の光ピックアップは、
ビームスプリッタや遮蔽板やプリズムを組み合わせる構
成が大掛かりであり、光ピックアップの構成を複雑化さ
せているとともに、製造コストを上昇させている。
【0005】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、光学的記録媒体の有する複数の記録層に対
する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの選
択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的に
行う光ピックアップにおいて、構成が簡易であり、光ピ
ックアップの構成を簡易化させているとともに外形状を
小形化し、しかも製造コストを低下させることが出来る
光ピックアップを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を解決する為に、この発明に従った第1の光ピックアッ
プは、光学的記録媒体の有する複数の記録層に対する選
択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの選択的な
情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的に行う光
ピックアップであって、複数の記録層に対する選択的な
情報の記録または上記複数の記録層からの選択的な情報
の再生を行う為に所望の記録層に対して光ビームを導く
光回路の切り換えを可動ミラーを使用して行うことを特
徴としている。
【0007】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第2の光ピックアップは、多層に配置
された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
に行う光ピックアップであって、複数枚の光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録ま
たは上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を行う
為に所望の記録層に対して光ビームを導く光回路の切り
換えを複数枚の光学的記録媒体の配列方向に可動な可動
ミラーを使用して行うことを特徴としている。
【0008】この場合には、1つの光学的記録媒体の有
する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及び上記
複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なくともい
ずれか一方を行うことが出来るばかりでなく、多層に配
置された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層
に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層から
の選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を可動
ミラーを使用して光学的に行うことが出来る。
【0009】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第3の光ピックアップは、光学的記録
媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録
及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少な
くともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップであ
って、複数の記録層に対する選択的な情報の記録または
上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を行う為に
所望の記録層に対して光ビームを導く光回路の切り換え
と上記所望の記録層における所望の記録トラッキングに
対する光ビームの追従とをガルバノミラーを使用して行
うことを特徴としている。
【0010】ガルバノミラーは構成が簡易であり、また
精密な制御が可能である。
【0011】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第4の光ピックアップは、多層に配置
された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
に行う光ピックアップであって、複数枚の光学的記録媒
体の複数の記録層に対応して複数枚の反射鏡が複数枚の
光学的記録媒体の配列方向及び複数枚の光学的記録媒体
の夫々の表面に沿った方向に相互に離間して配置されて
いて、複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録または上記複数の記録層から
の選択的な情報の再生を複数枚の反射鏡を介して行う為
に上記表面に沿った方向に配置された複数の反射鏡の中
の所望の記録層に対応した反射鏡に対して光ビームを導
く光回路の切り換えを可動ミラーを使用して行い、上記
表面に沿った方向に配置された複数の反射鏡の中の上記
対応した反射鏡は必要に応じて所望の記録層に対応した
上記配列方向に相互に離間して配置されている複数の反
射鏡の中の所望の記録層に対応した反射鏡に対してさら
に光ビームを導くことを特徴としている。
【0012】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第5の光ピックアップは、光学的記録
媒体において光学的記録媒体の表面と交差する方向に相
互に離間された複数の記録層に対する選択的な情報の記
録及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少
なくともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップで
あって、上記交差する方向に相互に離間された複数の記
録層に対する選択的な情報の記録または上記複数の記録
層からの選択的な情報の再生を行う為の光ビームが光学
的記録媒体の表面い沿った方向から入射されることを特
徴としている。
【0013】このように光ビームが光学的記録媒体の表
面い沿った方向から入射されることにより、光学的記録
媒体の表面と交差する方向における光ピックアップの寸
法を小さくすることが出来る。
【0014】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第6の光ピックアップは、多層に配置
された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
に行う光ピックアップであって、複数枚の光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録ま
たは上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を行う
為に所望の記録層に対して光ビームを導く光回路の切り
換えを2軸可動ミラーを使用して行うことを特徴として
いる。
【0015】2軸可動ミラーを使用することにより、1
つの光学的記録媒体の有する複数の記録層に対する選択
的な情報の記録及び上記複数の記録層からの選択的な情
報の再生の少なくともいずれか一方を行うことが出来る
ばかりでなく、多層に配置された複数枚の光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
ともいずれか一方を行うことが出来る光学回路の構成を
簡易にすることが出来る。
【0016】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第7の光ピックアップは、多層に配置
された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
に行う光ピックアップであって、複数枚の光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録ま
たは上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を行う
為に所望の記録層に対して光ビームを導く光回路の切り
換えを複数枚の光学的記録媒体の配列方向及び複数枚の
光学的記録媒体の夫々の表面に沿った方向に傾斜自在な
2軸可動ミラーを使用して行うことを特徴としている。
【0017】2軸可動ミラーの傾斜可能な方向が上記配
列方向及び上記表面に沿った方向の両方であれば、2軸
可動ミラーを使用することにより、1つの光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
ともいずれか一方を行うことが出来るばかりでなく、多
層に配置された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の
記録層に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録
層からの選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方
を行うことが出来る光学回路の構成をよりコンパクトに
することが出来る。
【0018】上述したこの発明の目的を解決する為に、
この発明に従った第8の光ピックアップは、多層に配置
された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
に行う光ピックアップであって、複数枚の光学的記録媒
体の複数の記録層に対応して複数枚の反射鏡が複数枚の
光学的記録媒体の配列方向及び複数枚の光学的記録媒体
の夫々の表面に沿った方向に相互に離間して配置されて
いて、複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に
対する選択的な情報の記録または上記複数の記録層から
の選択的な情報の再生を複数枚の反射鏡を介して行う為
に上記表面に沿った方向に配置された複数の反射鏡の中
の所望の記録層に対応した反射鏡に対して光ビームを導
く光回路の切り換えを可動ミラーを使用して行い、上記
表面に沿った方向に配置された複数の反射鏡の中の上記
反射鏡は可動ミラーからの光ビームを必要に応じて所望
の記録層に対応した上記配列方向に相互に離間して配置
されている複数の反射鏡の中の所望の記録層に対応した
反射鏡に対してさらに光ビームを導くことを特徴として
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の種々の実施の形
態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】[第1の実施の形態]まず最初に、添付の
図面中の図1乃至図4を参照しながら、この発明の第1
の実施の形態に従った光ピックアップについて説明す
る。
【0021】図1にはこの発明の第1の実施の形態に従
った光ピックアップ10の概略的な縦断面図が示されて
おり;図2には、図1の光ピックアップ10の概略的な
水平断面図が示されている。
【0022】光ピックアップ10は、相互に同心的に層
状に配列された複数枚の光ディスク12に隣接して配置
されている。複数枚の光ディスク12は例えばスピンド
ルモータの如き図示しない回転駆動手段により所定の方
向に所定の速度で回転可能であり、複数枚の光ディスク
12の夫々は複数枚の光ディスク12の回転中心線Aに
沿った方向において相互に正反対の方向を向いた両面に
2つの記録層12a,12bを有している。
【0023】光ピックアップ10は、複数枚の光ディス
ク12の周縁の近傍で複数枚の光ディスク12の回転中
心線Aに対して平行に配置されている回転中心軸15a
の周囲で所定の範囲内を揺動自在であり、複数枚の光デ
ィスク12の相互間の隙間に対応した複数本の腕部材1
4a,14b,14cを有している本体ハウジング15
を備えている。
【0024】光ピックアップ10は、公知の揺動駆動手
段により本体ハウジグ15を回転中心軸15aの回りで
駆動されることにより、複数本の腕部材14a,14
b,14cの延出端部を複数枚の光ディスク12の表面
に沿い複数枚の光ディスク12の回転中心線Aの近傍と
複数枚の光ディスク12の周縁との間で複数枚の光ディ
スク12の両面の記録層12a,12bに対し対向させ
た動作位置と複数枚の光ディスク12の周縁の外側に配
置させた動作休止位置との間で揺動される。
【0025】複数本の腕部材14a,14b,14cの
延出端部には、複数枚の光ディスク12の回転中心線A
に対して平行な回転中心軸Bを有したガルバノミラ−1
6a,16b,16cが配置されているとともに、ガル
バノミラ−16a,16b,16cよりも複数本の腕部
材14a,14b,14cの基端部に近い位置でガルバ
ノミラ−16a,16b,16cの夫々に隣接して相互
に正反対の方向に傾斜している1対の固定ミラー18
a,18bが配置されている。
【0026】複数本の腕部材14a,14b,14cの
夫々の延出端部において1対の固定ミラー18a,18
bは、複数枚の光ディスク12の両面の記録層12a,
12bの夫々に沿い記録層12a,12bの夫々おいて
周方向に延出した図示しない記録トラックに沿った方向
に相互に離間して配置されていて、両面の記録層12
a,12bに対して相互に異なる方向に傾斜されてい
る。
【0027】複数本の腕部材14a,14b,14cの
夫々の延出端部において相互に正反対の方向に傾斜した
1対の固定ミラー18a,18bと複数枚の光ディスク
12の両面の記録層12a,12bとの間には対物レン
ズ20a,20bが配置されている。
【0028】なお複数本の腕部材14a,14b,14
cの夫々の延出端部のガルバノミラ−16a,16b,
16c、1対の固定ミラー18a,18b、そして対物
レンズ20a,20bは複数枚の光ディスク12の回転
中心線Aに沿った方向において相互に重複するよう配置
されている。
【0029】さらに、複数本の腕部材14a,14b,
14cの夫々の延出端部の光学回路を拡大して示す図3
の(A)に示す如く、複数本の腕部材14a,14b,
14cの夫々の延出端部において1対の固定ミラー18
a,18bと1対の対物レンズ20a,20bとの間に
は1対の4分割ディテクタ22a,22bが配置されて
いる。
【0030】光ピックアップ10は、本体ハウジング1
5中で回転中心軸15aの近傍に公知の構成の光ビーム
出射・受光ユニット24を備えている。この実施の形態
において光ビーム出射・受光ユニット24は光源として
のレーザダイオード24aを有しており、レーザダイオ
ード24aから出射されたレーザ光をコリメートレンズ
24bを介してプリズム組み立て体24cのビームスプ
リッタにより2分して、その一方を光強度検出用フォト
ディテクタ24dに導くとともに、その他方を回転中心
軸15aに対して平行に下方に向かい導く。
【0031】光ピックアップ10は、光ビーム出射・受
光ユニット24の下方で最も下方の腕部材14cに対応
した位置に傾斜角度検出手段25を伴った可動ミラー2
6を有しているとともに、最も下方の腕部材14cより
も上方に位置する腕部材14a,14bの基端部に固定
ミラー28a,28bを備えている。固定ミラー28
a,28bのミラー面は、斜め下方を向いている。
【0032】この実施の形態において可動ミラー26
は、複数枚の光ディスク12の両面の記録層12a,1
2bに対して平行な回転中心軸26aを有するガルバノ
ミラーであり、回転中心軸26aの周囲で複数枚の光デ
ィスク12の回転中心線Aに沿った方向に揺動し傾斜す
ることにより光ビーム出射・受光ユニット24から下方
に向かい導かれたレーザ光を、最も下方の腕部材14c
の延出端部のガルバノミラ−16cまたは最も下方の腕
部材14cよりも上方に位置する腕部材14a,14b
の基端部の固定ミラー28a,28bのいずれかに向か
い選択的に反射させる。
【0033】上方に位置する腕部材14aまたは14b
の基端部の固定ミラー28aまたは28bに入射したレ
ーザ光は固定ミラー28aまたは28bにより上方に位
置する腕部材14aまたは14bの延出端部のガルバノ
ミラー16aまたは16bに向かい反射される。
【0034】複数の腕部材14a,14b,14cの延
出端部のガルバノミラー16a,16b,16cのいず
れにレーザ光が上述した如く選択的に入射されたとして
も、ガルバノミラー16a,16b,16cの夫々は複
数枚の光ディスク12の回転中心線Aに対して平行な回
転中心軸Bの周囲で選択的に揺動することにより、対応
する1対の傾斜した固定ミラー18aまたは18bのい
ずれか一方に向かいレーザ光を反射し、レーザ光が入射
した固定ミラー18aまたは18bは対応する4分割デ
ィテクタ22aまたは22bを介して対応する対物レン
ズ20aまたは20bにレーザ光を反射し、レーザ光が
入射した対物レンズ20aまたは20bは対応する光デ
ィスク12の対応する記録層12aまたは12bに対し
て対応する記録層12aまたは12bへの情報の記録ま
たは対応する記録層12aまたは12bからの情報の再
生の為にレーザ光を照射する。
【0035】なお複数の腕部材14a,14b,14c
において光ビーム出射・受光ユニット24から夫々の1
対の対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層
12a,12bに至るまでのレーザ光の光路長及び光学
要素の配置は、上記夫々の1対の対物レンズ20a,2
0bを介して対応する記録層12a,12bに照射され
るレーザ光の光学特性を相互に同じにするよう、また対
応する記録層12a,12bから光ビーム出射・受光ユ
ニット24に戻される反射レーザ光の光学特性を相互に
同じにするよう、設定されることが好ましい。
【0036】記録層12aまたは12bから反射された
レーザ光は上述したのと同じ光路を逆に経由して光ビー
ム出射・受光ユニット24に導かれ、光ビーム出射・受
光ユニット24のビームスプリッタにより分岐されてサ
ーボ用フォトディテクタ24eに入射されるとともに、
光ビーム出射・受光ユニット24のオラストンプリズム
24fによって2つの偏向成分の光に分けられレンズ2
4gを介して反射光信号検出用フォトディテクタ24h
に入射される。
【0037】4分割ディテクタ22a,22bの夫々
は、図3の(B)に良く示されている如く環状に組み合
わされた公知の4つのフォトディテクタ30a,30
b,30c,30dと、4つのフォトディテクタ30
a,30b,30c,30d中の隣接する2つに接続さ
れた4つの差動器32a,32b,32c,32dと4
つの加算器32a,32b,32c,32dの中の2対
に接続された1対の差動増幅器34a,34bとによっ
て、4つのフォトディテクタ30a,30b,30c,
30dで囲まれた中央開口中を通過し光ディスク12の
対応する記録層12aまたは12bの周方向に延出して
いる図示しない多数の記録トラックの中の所望の記録ト
ラックに対して対応する対物レンズ20aまたは20b
から照射されるレーザ光が光ディスク12の半径方向に
沿ったトラッキング方向Cに振れるのを検出したり、上
記周方向に沿ったタンジェンシャル方向Dに振れるのを
検出したりする。タンジェンシャル方向Dへの振れを検
出することによりレーザ光が常に所望の記録層12aま
たは12bの所望のトラックに追従するよう可動ミラー
26の傾斜角度検出手段25とともに可動ミラー26の
傾斜角度及びガルバノミラー16a,16b,16c,
16dの傾斜角度を制御し、トラッキング方向Cに振れ
るのを検出することにより所望のトラックに対してレー
ザ光を利用して正しく情報を記録したり所望のトラック
から正しく情報を再生したりできるよう可動ミラー26
の傾斜角度検出手段25とともに可動ミラー26の傾斜
角度及びガルバノミラー16a,16b,16c,16
dの傾斜角度を制御する。
【0038】また4分割ディテクタ22a,22bの夫
々は、加算器32a,32bdの出力の加算によって固
定ミラー18a及び対物レンズ20aとの一方の組み合
わせまたは固定ミラー18b及び対物レンズ20bとの
他方の組み合わせのいずれにレーザ光が入射されている
のか、ひいては対物レンズ20aまたは20bが対応し
ている記録層12a,12bのいずれにレーザ光が入射
されているのか、を検出している。
【0039】4分割ディテクタ22a,22bの夫々に
おける検出結果は可動ミラー26の図示しない駆動制御
手段に入力されて、光ディスク12の対応する記録層1
2aまたは12bの周方向に延出している図示しない多
数の記録トラックの中の所望の記録トラックに対して対
応する対物レンズ20aまたは20bから照射されるレ
ーザ光が光ディスク12の半径方向に沿ったトラッキン
グ方向Cに振れるのを防止したり、上記周方向に沿った
タンジェンシャル方向Dに振れるの防止して、上述した
情報の記録及び再生に不良が生じないようにしている。
【0040】図4には、複数の腕部材14a,14b,
14cの延出端部のガルバノミラー16a,16b,1
6c及び可動ミラー26の代表として1つのガルバノミ
ラー16aの構成が概略的に示されているが、他のガル
バノミラー16b及び16cは構成及び寸法が上記1つ
のガルバノミラー16aと同じであり、また可動ミラー
26は上記1つのガルバノミラー16aに対して寸法が
異なるのみで構成は同じである。
【0041】ガルバノミラー16aは、ミラー支持部材
34と、ミラー支持部材34の周囲を取り囲む外フレー
ム36と、ミラー支持部材34と外フレーム36との間
の隙間に相互に同心的に介在されて回転中心軸Bを構成
している1対の橋状部38と、を備えており、ミラー支
持部材34,外フレーム36,そして1対の橋状部38
は相互に一体的に形成されている。外フレーム36に対
する1対の橋状部38の接続部分には制振剤39が付着
されている。ミラー支持部材34にはコイル40が巻装
され、外フレーム36には1対の橋状部38の延出方向
と直交する方向においてミラー支持部材34に対向して
いる1対の磁石42が固定されている。
【0042】そして、コイル40に流す電流の方向及び
強さを制御することにより、回転中心軸Bの回りにおけ
るミラー支持部材34の回動の方向及び回動角度を制御
する。
【0043】上述した第1の実施の形態の光ピックアッ
プ10においては、光ビーム出射・受光ユニット24か
ら出射されたレーザ光が光ビーム出射・受光ユニット2
4に対面した可動ミラー26により複数の腕部材14
a,14b,14cのいずれか1つの延出端部のガルバ
ノミラー16aに向かう光路に選択され、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部のガルバノミ
ラー16aが入射したレーザ光を対応する1対の対物レ
ンズ20a,20b、ひいては1対の対物レンズ20
a,20bが対面する記録層12a,12b、のいずれ
か所望の1つに向かわせる。
【0044】[第2の実施の形態]図5の(A)は、こ
の発明の第2の実施の形態に従った光ピックアップ50
の概略的な縦断面図であり;そして図5の(B)は、図
5の(A)の第2の実施の形態に従った光ピックアップ
50の概略的な平面図である。
【0045】なおこの第2の実施の形態の構成において
図1乃至図4を参照しながら前述したこの発明の第1の
実施の形態の構成と同じ部分には第1の実施の形態にお
いて同じ部分を指摘していた参照符号と同じ参照符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0046】この実施の形態では、光ビーム出射・受光
ユニット24から本体ハウジング15の回転中心軸15
aに対して平行に下方に向かい出射したレーザ光がリレ
ーレンズ51を介して最も下方に位置する腕部材14c
に対応する位置に配置されているガルバノミラー52に
よって最も下方に位置する腕部材14cの上方に位置す
る腕部材14a,14bの夫々の基端部に対応して配置
されている2対の固定ミラー54a,54bそして56
a,56bのいずれか1つまたは、最も下方に位置する
腕部材14cの基端部に対応して配置されている1つの
固定ミラー58または最も下方に位置する腕部材14c
の基端部に対して水平に、反射される。そして、2対の
固定ミラー54a,54bそして56a,56b及び1
つの固定ミラー58の夫々は斜め下方を向いている。
【0047】ガルバノミラー52は複数の光ディスク1
2の両面の記録層12a,12bに対して平行な回転中
心軸52aの周りで、複数の光ディスク12の回転中心
線Aに沿った方向に揺動自在である。最も下方に位置す
る腕部材14cの上方に位置する腕部材14a,14b
の夫々の基端部に対応して配置されている2対の固定ミ
ラー54a,54bそして56a,56bの夫々も回転
中心線Aに沿った方向に所定距離だけ相互に離間されて
いて、さらには最も下方に位置する腕部材14cの基端
部に対応して配置されている1つの固定ミラー58は最
も下方に位置する腕部材14cの基端部に対しガルバノ
ミラー52から水平に入射されるレーザ光の光路から回
転中心線Aに沿った方向の上方に所定距離だけ離間され
ている。
【0048】複数の腕部材14a,14b,14cの夫
々の延出端部には側方をむいて傾斜した固定ミラー60
と固定ミラー60に対向して3角形状断面のプリズム6
2が配置されている。複数の腕部材14a,14b,1
4cの夫々の延出端部の光学系を拡大して概略的に示し
ている図5の(C)を参照すると、プリズム62はその
稜線を複数の光ディスク12の両面の記録層12a,1
2bに対して平行に延出っせている状態で上記稜線を固
定ミラー60に向けている。
【0049】上方に位置する腕部材14a,14bの夫
々の基端部に対応して配置されている2対の固定ミラー
54a,54bそして56a,56bの夫々、あるいは
最も下方に位置する腕部材14cの基端部に対応して配
置されている1つの固定ミラー58及びガルバノミラー
52から水平に直接入射されるレーザ光は、イメージン
グレンズ64を介して複数の腕部材14a,14b,1
4cの中の対応する延出端部の傾斜した固定ミラー60
に入射される。
【0050】複数の腕部材14a,14b,14cの夫
々にガルバノミラー52から入射される光路は上下2本
あり、上方の光路を辿ったレーザ光は傾斜した固定ミラ
ー60に反射された後にプリズム62の上方の傾斜した
反射面により上方の4分割ディテクタ22a及び対物レ
ンズ20aを介して対面している光ディスク12の下面
の記録層12bに対し照射され、下方の光路を辿ったレ
ーザ光は傾斜した固定ミラー60に反射された後にプリ
ズム62の下方の傾斜した反射面により下方の4分割デ
ィテクタ22b及び対物レンズ20bを介して対面して
いる光ディスク12の上面の記録層12aに対し照射さ
れる。
【0051】上述した第2の実施の形態の光ピックアッ
プ50においては、光ビーム出射・受光ユニット24か
ら出射されたレーザ光が光ビーム出射・受光ユニット2
4に対面したガルバノミラー52により複数の腕部材1
4a,14b,14cのいずれか1つの延出端部の傾斜
した固定ミラー60及びプリズム62に向かう2つの光
路のいずれか一方に選択され、プリズム62が上記2つ
の光路のいずれか一方に選択されたレーザ光を対応する
1対の対物レンズ20a,20b、ひいては1対の対物
レンズ20a,20bが対面する記録層12a,12
b、のいずれかの選択された1つに向かわせる。
【0052】なおこの実施の形態では、光ビーム出射・
受光ユニット24に対面したガルバノミラー52から複
数の腕部材14a,14b,14cの夫々の基端部を介
して延出端部の傾斜した固定ミラー60に至る上下2本
の光路は上記延出端部のプリズム62により上下に方向
が転換されるので、前述した第1の実施の形態において
複数の腕部材14a,14b,14cの夫々の延出端部
のガルバノミラー16aにより水平方向に相互に離間し
た1対の傾斜した固定ミラー18a,18bのいずれか
に一旦振られた後に1対の傾斜した固定ミラー18a,
18bにより上下に方向が転換される場合と比べると、
ハウジング本体15の平面形状、特に複数の腕部材14
a,14b,14cの夫々の平面形状、を複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の長手方向と交差する幅
方向において小さく設定することが可能となっている。
【0053】この実施の形態においても複数の腕部材1
4a,14b,14cにおいて光ビーム出射・受光ユニ
ット24から夫々の1対の対物レンズ20a,20bを
介して対応する記録層12a,12bに至るまでのレー
ザ光の光路長及び光学要素の配置は、上記夫々の1対の
対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層12
a,12bに照射されるレーザ光の光学特性を相互に同
じにするよう、また対応する記録層12a,12bから
光ビーム出射・受光ユニット24に戻される反射レーザ
光の光学特性を相互に同じにするよう、設定されること
が好ましい。
【0054】またこの実施例においても、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部の傾斜した固
定ミラー60,プリズム62,1対の4分割ディテクタ
22a,22b,1対の対物レンズ20a,20bは、
別の延出端部のこれらの光学要素に対して複数の光ディ
スク12の回転中心軸Aに沿った方向において相互に重
複するよう配置されている。
【0055】[第3の実施の形態]図6の(A)は、こ
の発明の第3の実施の形態に従った光ピックアップ70
の概略的な縦断面図であり;そして図6の(B)は、図
6の(A)の第3の実施の形態に従った光ピックアップ
70の概略的な平面図である。
【0056】なおこの第3の実施の形態の構成において
図1乃至図4を参照しながら前述したこの発明の第1の
実施の形態の構成と同じ部分には第1の実施の形態にお
いて同じ部分を指摘していた参照符号と同じ参照符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0057】この実施の形態では、光ビーム出射・受光
ユニット24から複数の光ディスク12の記録層12a
及び12bに沿った方向である略水平方向に出射された
レーザ光が、複数の腕部材14a,14b,14c中の
真ん中に位置する腕部材14bの基端部と同じ水準に配
置されていて複数の光ディスク12の回転中心軸Aに沿
って平行に延出した回転中心軸72aを有するガルバノ
ミラー72によって、水平方向に振られる。
【0058】ガルバノミラー72は真ん中に位置する腕
部材14bの延出端部に向かい上記水平方向に所定距離
離間した2本の光路を選択的に創出する。この2本の光
路の中の一方はガルバノミラー72から上記延出端部に
向かい直接真っ直ぐに伸びており、他方は固定ミラー7
3により反射された後に上記延出端部に向かい直ぐに伸
びている。ガルバノミラー72からのレーザ光がこの2
本の光路のいずれに導かれた場合でも、イメージングレ
ンズ74を通過した後に腕部材14bの延出端部に上記
水平方向に所定距離離間した状態で相互に正反対の方向
に傾斜されている1対の傾斜した固定ミラー18a,1
8bの対応する方に向かい導かれ、1対の傾斜した固定
ミラー18a,18bの対応する方により対応する4分
割ディテクタ22aまたは22bそして対応する対物レ
ンズ20aまたは20bを介して対応する光ディスク1
2の対応する記録層12aまたは12bに向かい導かれ
る。
【0059】ガルバノミラー72はまた、図6の(B)
に示す如く、真ん中に位置する腕部材14bの基端部に
対して上記水平方向における一方の側に配置されて上方
の腕部材14aの為に上方に向けて傾けられた1対の第
1の固定ミラー76a,76bに向かう2本の光路を選
択的に創出する。1対の第1の固定ミラー76a,76
bの上方には上方の腕部材14aと同じ高さ水準に上方
の腕部材14aの延出端部に向かい傾斜された1対の第
2の固定ミラー78a,78bが配置されており、ガル
バノミラー72から1対の第1の固定ミラー76a,7
6bのいずれかに入射されたレーザ光は1対の第1の固
定ミラー76a,76bにより対応する上方の1対の第
2の固定ミラー78a,78bのいずれかに導かれた後
に、1対の第2の固定ミラー78a,78bのいずれか
によりイメージングレンズ74を介して、上方の腕部材
14aの延出端部において上記水平方向に所定距離離間
した状態で相互に正反対の方向に傾斜されている1対の
傾斜した固定ミラー18a,18bの対応する方に向か
い導かれ、1対の傾斜した固定ミラー18a,18bの
対応する方により対応する4分割ディテクタ22aまた
は22bそして対応する対物レンズ20aまたは20b
を介して対応する光ディスク12の対応する記録層12
aまたは12bに向かい導かれる。
【0060】ガルバノミラー72はさらに、図6の
(B)に示す如く、真ん中に位置する腕部材14bの基
端部に対して上記水平方向における他方の側に配置され
下方の腕部材14cの為に下方に向けて傾けられた1対
の第3の固定ミラー80a,80bに向かう2本の光路
を選択的に創出する。1対の第3の固定ミラー80a,
80bの下方には下方の腕部材14cと同じ高さ水準に
下方の腕部材14cの延出端部に向かい傾斜された1対
の第4の固定ミラー82a,82bが配置されており、
ガルバノミラー72から1対の第3の固定ミラー80
a,80bのいずれかに入射されたレーザ光は1対の第
3の固定ミラー80a,80bにより対応する下方の1
対の第4の固定ミラー82a,82bのいずれかに導か
れた後に、1対の第4の固定ミラー82a,82bのい
ずれかによりイメージングレンズ74を介して、下方の
腕部材14cの延出端部において上記水平方向に所定距
離離間した状態で相互に正反対の方向に傾斜されている
1対の傾斜した固定ミラー18a,18bの対応する方
に向かい導かれ、1対の傾斜した固定ミラー18a,1
8bの対応する方により対応する4分割ディテクタ22
aまたは22bそして対応する対物レンズ20aまたは
20bを介して対応する光ディスク12の対応する記録
層12aまたは12bに向かい導かれる。
【0061】上述した如く、この実施の形態では、1枚
のガルバノミラー72の回動角度を変えることのみで、
あとは複数の腕部材14a,14b,14cの為の前述
した複数の固定ミラーの作用により、所望の腕部材14
a,14bまたは14cの所望対物レンズ20aまたは
20bを介して複数の光ディスク12の複数の記録層1
2a,12bの中の所望の記録層に対して1枚のガルバ
ノミラー72からのレーザ光を利用して情報を記録した
り所望の記録層から情報を再生することが出来る。
【0062】この実施の形態においても複数の腕部材1
4a,14b,14cにおいて光ビーム出射・受光ユニ
ット24から夫々の1対の対物レンズ20a,20bを
介して対応する記録層12a,12bに至るまでのレー
ザ光の光路長及び光学要素の配置は、上記夫々の1対の
対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層12
a,12bに照射されるレーザ光の光学特性を相互に同
じにするよう、また対応する記録層12a,12bから
光ビーム出射・受光ユニット24に戻される反射レーザ
光の光学特性を相互に同じにするよう、設定されること
が好ましい。
【0063】またこの実施例においても、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部の1対の傾斜
した固定ミラー18a,18b,1対の4分割ディテク
タ22a,22b,1対の対物レンズ20a,20b
は、別の延出端部のこれらの光学要素に対して複数の光
ディスク12の回転中心軸Aに沿った方向において相互
に重複するよう配置されている。
【0064】[第4の実施の形態]図7の(A)は、こ
の発明の第4の実施の形態に従った光ピックアップ80
の概略的な縦断面図であり;そして図7の(B)は、図
7の(A)の第4の実施の形態に従った光ピックアップ
80の概略的な平面図である。
【0065】なおこの第4の実施の形態の構成において
図1乃至図4を参照しながら前述したこの発明の第1の
実施の形態の構成と同じ部分には第1の実施の形態にお
いて同じ部分を指摘していた参照符号と同じ参照符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0066】この実施の形態でも、光ビーム出射・受光
ユニット24から複数の光ディスク12の記録層12a
及び12bに沿った方向である略水平方向に出射された
レーザ光が、複数の腕部材14a,14b,14c中の
最も下に位置する腕部材14cの基端部と同じ水準に配
置されていて上記水平方向に平行に延出した回転中心軸
92aを有する可動ミラー92によって、複数の光ディ
スク12の回転中心軸Aに沿った上下方向に振られる。
【0067】複数の腕部材14a,14b,14cの夫
々の基端部に対応して水平方向を向いた複数の固定ミラ
ー94が配置されていて、可動ミラー92は光ビーム出
射・受光ユニット24からのレーザ光をこれら複数の固
定ミラー94のいずれかに対して選択的に導く。複数の
固定ミラー94の夫々は、固定ミラー94からのレーザ
光を対応する腕部材14a,14bまたは14cの延出
端部のガルバノミラー16a,16bまたは16cに導
き、ガルバノミラー16a,16b,16cの夫々は複
数枚の光ディスク12の回転中心線Aに対して平行な回
転中心軸Bの周囲で選択的に揺動することにより、対応
する1対の正反対に傾斜した固定ミラー18aまたは1
8bのいずれか一方に向かいレーザ光を反射し、レーザ
光が入射した固定ミラー18aまたは18bは対応する
4分割ディテクタ22aまたは22bを介して対応する
対物レンズ20aまたは20bにレーザ光を反射し、レ
ーザ光が入射した対物レンズ20aまたは20bは対応
する光ディスク12の対応する記録層12aまたは12
bに対して対応する記録層12aまたは12bへの情報
の記録または対応する記録層12aまたは12bからの
情報の再生の為にレーザ光を照射する。
【0068】なお複数の腕部材14a,14b,14c
において光ビーム出射・受光ユニット24から夫々の1
対の対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層
12a,12bに至るまでのレーザ光の光路長及び光学
要素の配置は、上記夫々の1対の対物レンズ20a,2
0bを介して対応する記録層12a,12bに照射され
るレーザ光の光学特性を相互に同じにするよう、また対
応する記録層12a,12bから光ビーム出射・受光ユ
ニット24に戻される反射レーザ光の光学特性を相互に
同じにするよう、設定されることが好ましい。
【0069】上述した第4の実施の形態の光ピックアッ
プ80においては、光ビーム出射・受光ユニット24か
ら出射されたレーザ光が光ビーム出射・受光ユニット2
4に対面した可動ミラー90により複数の腕部材14
a,14b,14cのいずれか1つの延出端部のガルバ
ノミラー16aに向かう光路に選択され、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部のガルバノミ
ラー16aが入射したレーザ光を対応する1対の対物レ
ンズ20a,20b、ひいては1対の対物レンズ20
a,20bが対面する記録層12a,12b、のいずれ
か所望の1つに向かわせる。
【0070】またこの実施例においても、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部の1対の傾斜
した固定ミラー18a,18b,1対の4分割ディテク
タ22a,22b,1対の対物レンズ20a,20b
は、別の延出端部のこれらの光学要素に対して複数の光
ディスク12の回転中心軸Aに沿った方向において相互
に重複するよう配置されている。
【0071】[第4の実施の形態の変形例]図8の
(A)は、この発明の第4の実施の形態の変形例に従っ
た光ピックアップ90の概略的な縦断面図であり;そし
て図8の(B)は、図8の(A)の第4の実施の形態の
変形例に従った光ピックアップ90の概略的な平面図で
ある。
【0072】なおこの第4の実施の形態の変形例の構成
において図5の(A)乃至(C)を参照しながら前述し
たこの発明の第2の実施の形態の構成と同じ部分には第
2の実施の形態において同じ部分を指摘していた参照符
号と同じ参照符号を付し詳細な説明は省略する。
【0073】この実施の形態でも、光ビーム出射・受光
ユニット24から複数の光ディスク12の記録層12a
及び12bに沿った方向である略水平方向に出射された
レーザ光が、複数の腕部材14a,14b,14c中の
最も下に位置する腕部材14cの基端部と同じ水準に配
置されていて上記水平方向に平行に延出した回転中心軸
92aを有する可動ミラー92によって、複数の光ディ
スク12の回転中心軸Aに沿った上下方向に振られる。
この実施の形態では、可動ミラー92はガルバノミラー
である。
【0074】複数の腕部材14a,14b,14cの夫
々の基端部に対応して複数の光ディスク12の回転中心
軸Aに沿った上下方向に相互に隣接して配置された水平
方向を向いた複数対の固定ミラー100a,100bが
配置されていて、可動ミラー92は光ビーム出射・受光
ユニット24からのレーザ光をこれら複数対の固定ミラ
ー100a,100bのいずれかに対して選択的に導
く。
【0075】複数対の固定ミラー100a,100bの
夫々は、夫々に入射した可動ミラー92からのレーザ光
をイメージングレンズ64を介して複数の腕部材14
a,14b,14cの中の対応する延出端部の傾斜した
固定ミラー60に入射される。
【0076】複数の腕部材14a,14b,14cの夫
々に可動ミラー52から入射される光路は複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々に対応した1対の固定ミ
ラー100a,100bからの上下2本であり、上方の
光路を辿ったレーザ光は傾斜した固定ミラー60に反射
された後にプリズム62の上方の傾斜した反射面により
上方の4分割ディテクタ22a(図5の(C)参照)及
び対物レンズ20aを介して対面している光ディスク1
2の下面の記録層12bに対し照射され、下方の光路を
辿ったレーザ光は傾斜した固定ミラー60に反射された
後にプリズム62の下方の傾斜した反射面により下方の
4分割ディテクタ22b及び対物レンズ20bを介して
対面している光ディスク12の上面の記録層12aに対
し照射される。このような複数の腕部材14a,14
b,14cの夫々の延出端部における光学回路の構成
は、図5の(A),(B),(C)を参照しながら前述
したこの発明の第2の実施の形態の光ピックアップ50
の複数の腕部材14a,14b,14cの夫々の延出端
部における光学回路の構成と全く同じである。
【0077】上述した第4の実施の形態の変形例の光ピ
ックアップ90においては、光ビーム出射・受光ユニッ
ト24から出射されたレーザ光が光ビーム出射・受光ユ
ニット24に対面した可動ミラー90により複数の腕部
材14a,14b,14cのいずれか1つの延出端部の
傾斜した固定ミラー60及びプリズム62に向かう2つ
の光路のいずれか一方に選択され、プリズム62が上記
2つの光路のいずれか一方に選択されたレーザ光を対応
する1対の対物レンズ20a,20b、ひいては1対の
対物レンズ20a,20bが対面する記録層12a,1
2b、のいずれかの選択された1つに向かわせる。
【0078】この実施の形態においても複数の腕部材1
4a,14b,14cにおいて光ビーム出射・受光ユニ
ット24から夫々の1対の対物レンズ20a,20bを
介して対応する記録層12a,12bに至るまでのレー
ザ光の光路長及び光学要素の配置は、上記夫々の1対の
対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層12
a,12bに照射されるレーザ光の光学特性を相互に同
じにするよう、また対応する記録層12a,12bから
光ビーム出射・受光ユニット24に戻される反射レーザ
光の光学特性を相互に同じにするよう、設定されること
が好ましい。
【0079】またこの実施例においても、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部の傾斜した固
定ミラー60,プリズム62,1対の4分割ディテクタ
22a,22b,1対の対物レンズ20a,20bは、
別の延出端部のこれらの光学要素に対して複数の光ディ
スク12の回転中心軸Aに沿った方向において相互に重
複するよう配置されている。
【0080】[第5の実施の形態]図9の(A)にはこ
の発明の第5の実施の形態に従った光ピックアップ11
0の概略的な縦断面図が示されており;図9の(B)に
は、図9の(A)の光ピックアップ110の概略的な水
平断面図が示されており;そして、図9の(C)には、
図9の(A)の光ピックアップ110のさらに別の概略
的な水平断面図が示されている。
【0081】なおこの第5の実施の形態の構成において
図1乃至図4を参照しながら前述したこの発明の第1の
実施の形態の構成と同じ部分には第1の実施の形態にお
いて同じ部分を指摘していた参照符号と同じ参照符号を
付し詳細な説明は省略する。
【0082】この実施の形態では、光ビーム出射・受光
ユニット24から複数の光ディスク12の記録層12a
及び12bに沿った方向である略水平方向にリレイレン
ズ51を介して出射されたレーザ光が、複数の腕部材1
4a,14b,14c中の真ん中に位置する腕部材14
bの基端部と同じ水準に配置されていて複数の光ディス
ク12の回転中心軸Aに沿って平行に延出した第1の回
転中心軸112aと上記水平方向に延出した第2の回転
中心軸112bとを有するガルバノミラー112によっ
て、上下方向及び水平方向に振られる。
【0083】ガルバノミラー112は第1の回転中心軸
112aの回りに所定距離回動することにより、真ん中
に位置する腕部材14bの延出端部に向かい、図9の
(C)に示す如く上記水平方向に所定距離離間した2本
の光路を選択的に創出する。この2本の光路の中の一方
はガルバノミラー112から上記延出端部に向かい直接
真っ直ぐに伸びており、他方は水平方向を向いた固定ミ
ラー114により反射された後に上記延出端部に向かい
直ぐに伸びている。ガルバノミラー112からのレーザ
光がこの2本の光路のいずれに導かれた場合でも、イメ
ージングレンズ74を通過した後に腕部材14bの延出
端部に上記水平方向に所定距離離間した状態で相互に正
反対の方向に傾斜されている1対の傾斜した固定ミラー
18a,18bの対応する方に向かい導かれ、1対の傾
斜した固定ミラー18a,18bの対応する方により対
応する4分割ディテクタ22aまたは22bそして対応
する対物レンズ20aまたは20bを介して対応する光
ディスク12の対応する記録層12aまたは12bに向
かい導かれる。
【0084】ガルバノミラー112は、図9の(A)及
び図9の(B)に示す如く、第1の回転中心軸112a
の回り及び第2の回転中心軸112bの回りに所定距離
回動することにより、上方の腕部材14aと同じ高さ水
準で上記水平方向に相互に所定距離離間した位置で上方
の腕部材14aの延出端部に向かい傾斜された1対の固
定ミラー116a,116bのいずれかに向かいレーザ
光を選択的に向かわせる。
【0085】1対の固定ミラー116a,116bのい
ずれかに入射されたレーザ光は1対の固定ミラー116
a,116bのいずれかによりイメージングレンズ74
を介して、上方の腕部材14aの延出端部において上記
水平方向に所定距離離間した状態で相互に正反対の方向
に傾斜されている1対の傾斜した固定ミラー18a,1
8bの対応する方に向かい導かれ、1対の傾斜した固定
ミラー18a,18bの対応する方により対応する4分
割ディテクタ22aまたは22bそして対応する対物レ
ンズ20aまたは20bを介して対応する光ディスク1
2の対応する記録層12aまたは12bに向かい導かれ
る。
【0086】ガルバノミラー112はまた、図9の
(A)及び図9の(B)に示す如く、第1の回転中心軸
112aの回り及び第2の回転中心軸112bの回りに
所定距離回動することにより、下方の腕部材14cと同
じ高さ水準で上記水平方向に相互に所定距離離間した位
置で下方の腕部材14cの延出端部に向かい傾斜された
1対の固定ミラー118a,118bのいずれかに向か
いレーザ光を選択的に向かわせる。
【0087】1対の固定ミラー118a,118bのい
ずれかに入射されたレーザ光は1対の固定ミラー118
a,118bのいずれかによりイメージングレンズ74
を介して、下方の腕部材14cの延出端部において上記
水平方向に所定距離離間した状態で相互に正反対の方向
に傾斜されている1対の傾斜した固定ミラー18a,1
8bの対応する方に向かい導かれ、1対の傾斜した固定
ミラー18a,18bの対応する方により対応する4分
割ディテクタ22aまたは22bそして対応する対物レ
ンズ20aまたは20bを介して対応する光ディスク1
2の対応する記録層12aまたは12bに向かい導かれ
る。
【0088】上述した如く、この実施の形態では、1枚
のガルバノミラー112の回動角度を第1の回転中心軸
112a及び/または第2の回転中心軸112bの回り
に変えることのみで、あとは複数の腕部材14a,14
b,14cの為の前述した複数の固定ミラーの作用によ
り、所望の腕部材14a,14bまたは14cの所望対
物レンズ20aまたは20bを介して複数の光ディスク
12の複数の記録層12a,12bの中の所望の記録層
に対して1枚のガルバノミラー112からのレーザ光を
利用して情報を記録したり所望の記録層から情報を再生
することが出来る。
【0089】しかも、図9の(A)乃至(C)を参照し
て上述された如く第1の回転中心軸112a及び第2の
回転中心軸112bを有するガルバノミラー112を使
用した、第5の実施の形態の光ピックアップ110を、
同様なことを複数の光ディスク12の回転中心線Aに沿
った方向に延出した1つの回転中心軸72aしか有して
いないガルバノミラー78を使用して行う図6の(A)
及び(B)に示された第3の実施の形態の光ピックアッ
プ70に比べると、ガルバノミラー112から所望の腕
部材14a,14bまたは14cの所望対物レンズ20
aまたは20bにいたるまでに必要な複数の固定ミラー
の数が少なく、ひいては平面形状の寸法も小さくなって
いる。
【0090】この実施の形態においても複数の腕部材1
4a,14b,14cにおいて光ビーム出射・受光ユニ
ット24から夫々の1対の対物レンズ20a,20bを
介して対応する記録層12a,12bに至るまでのレー
ザ光の光路長及び光学要素の配置は、上記夫々の1対の
対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層12
a,12bに照射されるレーザ光の光学特性を相互に同
じにするよう、また対応する記録層12a,12bから
光ビーム出射・受光ユニット24に戻される反射レーザ
光の光学特性を相互に同じにするよう、設定されること
が好ましい。
【0091】またこの実施例においても、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部の1対の傾斜
した固定ミラー18a,18b,1対の4分割ディテク
タ22a,22b,1対の対物レンズ20a,20b
は、別の延出端部のこれらの光学要素に対して複数の光
ディスク12の回転中心軸Aに沿った方向において相互
に重複するよう配置されている。
【0092】図10の(A)には、第1の回転中心軸1
12a及び第2の回転中心軸112bを有するガルバノ
ミラー112の正面図が拡大されて示されており;図1
0の(B)には、図10の(A)のガルバノミラー11
2の縦断面図が拡大されて示されている。
【0093】ガルバノミラー112は、升形状の外フレ
ーム112cと、外フレーム112cの中心開口中に中
心開口の底壁の中央に固定された棒ばねの如き弾性部材
112dにより支持されたミラー支持体112eと、外
フレーム112cの内周面の4辺に固定された4つの磁
石112fと、ミラー支持体112eの外周面において
4つの磁石112fに対向した4つの部分に設置された
4つのコイル114gと、を備えている。外フレーム1
12cの中心開口の底壁とミラー支持体112eの底壁
との間で弾性部材112dの周囲には制振部材114h
が付着されている。
【0094】このようなガルバノミラー112は、第2
の回転中心軸112bの方向にある1対のコイル114
gに流す電流の強さと方向とを制御することにより第1
の回転中心軸112aの回りに所望の回動角度で回動す
ることが出来、また第1の回転中心軸112aの方向に
ある1対のコイル114gに流す電流の強さと方向とを
制御することにより第2の回転中心軸112bの回りに
所望の回動角度で回動することが出来る。
【0095】[第6の実施の形態]図11は、この発明
の第6の実施の形態に従った光ピックアップ120の概
略的な縦断面図である。
【0096】なおこの第6の実施の形態の構成において
図1乃至図4を参照しながら前述したこの発明の第1の
実施の形態の構成と同じ部分には第1の実施の形態にお
いて同じ部分を指摘していた参照符号と同じ参照符号を
付し詳細な説明は省略する。この実施の形態では、光ビ
ーム出射・受光ユニット24から複数の光ディスク12
の回転中心線Aに沿った方向である下方向に向かい出射
されたレーザ光が、複数の腕部材14a,14b,14
c中の真ん中に位置する腕部材14bの基端部と同じ水
準に配置されていて複数の光ディスク12の回転中心軸
Aに沿って延出した回転中心軸122aを有するガルバ
ノミラー122によって、水平方向に振られる。
【0097】ガルバノミラー122は真ん中に位置する
腕部材14bの延出端部に向かい上記水平方向に所定距
離離間した2本の光路を選択的に創出する。。ガルバノ
ミラー122からのレーザ光がこの2本の光路のいずれ
に導かれた場合でも、イメージングレンズ74を通過し
た後に腕部材14bの延出端部に上記水平方向に所定距
離離間した状態で相互に正反対の方向に傾斜されている
1対の傾斜した固定ミラー18a,18bの対応する方
に向かい導かれ、1対の傾斜した固定ミラー18a,1
8bの対応する方により対応する4分割ディテクタ22
aまたは22bそして対応する対物レンズ20aまたは
20bを介して対応する光ディスク12の対応する記録
層12aまたは12bに向かい導かれる。
【0098】ガルバノミラー122はまた、図11に示
す如く、真ん中に位置する腕部材14bの基端部に対し
て上記水平方向における一方の側に配置されて上方の腕
部材14aの為に上方に向けて傾けられた1つの第1の
固定ミラー124に向かう2本の光路を選択的に創出す
る。1つの第1の固定ミラー124の上方には上方の腕
部材14aと同じ高さ水準に上方の腕部材14aの延出
端部に向かい傾斜された1つ第2の固定ミラー126が
配置されており、ガルバノミラー122から1つの第1
の固定ミラー124に選択的に入射される2つのレーザ
光の光路のいずれも第1の固定ミラー124により1つ
第2の固定ミラー126に導かれた後に、1つの第2の
固定ミラー126によりイメージングレンズ74を介し
て、上方の腕部材14aの延出端部において上記水平方
向に所定距離離間した状態で相互に正反対の方向に傾斜
されている1対の傾斜した固定ミラー18a,18bの
対応する方に向かい導かれ、1対の傾斜した固定ミラー
18a,18bの対応する方により対応する4分割ディ
テクタ22aまたは22bそして対応する対物レンズ2
0aまたは20bを介して対応する光ディスク12の対
応する記録層12aまたは12bに向かい導かれる。
【0099】ガルバノミラー122はさらに、図11に
示す如く、真ん中に位置する腕部材14bの基端部に対
して上記水平方向における他方の側に配置されて下方の
腕部材14cの為に下方に向けて傾けられた1つの第3
の固定ミラー128に向かう2本の光路を選択的に創出
する。1つの第3の固定ミラー128の下方には下方の
腕部材14cと同じ高さ水準に下方の腕部材14cの延
出端部に向かい傾斜された1つ第4の固定ミラー130
が配置されており、ガルバノミラー122から1つの第
3の固定ミラー128に選択的に入射される2つのレー
ザ光の光路のいずれも第3の固定ミラー128により1
つ第4の固定ミラー130に導かれた後に、1つの第4
の固定ミラー130によりイメージングレンズ74を介
して、下方の腕部材14cの延出端部において上記水平
方向に所定距離離間した状態で相互に正反対の方向に傾
斜されている1対の傾斜した固定ミラー18a,18b
の対応する方に向かい導かれ、1対の傾斜した固定ミラ
ー18a,18bの対応する方により対応する4分割デ
ィテクタ22aまたは22bそして対応する対物レンズ
20aまたは20bを介して対応する光ディスク12の
対応する記録層12aまたは12bに向かい導かれる。
【0100】上述した如く、この実施の形態では、1枚
のガルバノミラー122の回動角度を変えることのみ
で、あとは複数の腕部材14a,14b,14cの為の
前述した複数の固定ミラーの作用により、所望の腕部材
14a,14bまたは14cの所望対物レンズ20aま
たは20bを介して複数の光ディスク12の複数の記録
層12a,12bの中の所望の記録層に対して1枚のガ
ルバノミラー72からのレーザ光を利用して情報を記録
したり所望の記録層から情報を再生することが出来る。
【0101】この実施の形態においても複数の腕部材1
4a,14b,14cにおいて光ビーム出射・受光ユニ
ット24から夫々の1対の対物レンズ20a,20bを
介して対応する記録層12a,12bに至るまでのレー
ザ光の光路長及び光学要素の配置は、上記夫々の1対の
対物レンズ20a,20bを介して対応する記録層12
a,12bに照射されるレーザ光の光学特性を相互に同
じにするよう、また対応する記録層12a,12bから
光ビーム出射・受光ユニット24に戻される反射レーザ
光の光学特性を相互に同じにするよう、設定されること
が好ましい。
【0102】またこの実施例においても、複数の腕部材
14a,14b,14cの夫々の延出端部の1対の傾斜
した固定ミラー18a,18b,1対の4分割ディテク
タ22a,22b,1対の対物レンズ20a,20b
は、別の延出端部のこれらの光学要素に対して複数の光
ディスク12の回転中心軸Aに沿った方向において相互
に重複するよう配置されている。
【0103】なお上述した種々の実施例の光ピックアッ
プは、対物レンズを介して対面する光ディスクの記録層
に光ビームを照射することにより例えばCD(コンパク
ト・ディスク)やDVD(デジタル・ビデオ・ディス
ク)の如き光ディスクの記録層に情報を記録したり上記
記録層から情報を再生したりしたが、特開平5−189
796号公報から知られているような固体液浸レンズ
(SIL:Solid Immersion Len
s)を介して対物レンスからの光ビームをさらに小さく
絞り込んで光ディスクの記録層に光ビームを照射するこ
とにより光ディスクの記録層に情報を記録したり上記記
録層から情報を再生したりする為に使用することが出来
る。
【0104】このように対物レンズと固体液浸レンズと
の組み合わせを使用した情報の光学的な記録・再生技術
は、例えば「日経バイト」の1997年9月号及び「日
経エレクトロニクス」の1997年9月22日号から知
られている。対物レンズと固体液浸レンズとの組み合わ
せは、従来の磁気ハードディスクの磁気ヘッドの如く光
ディスクの回転に伴い発生する風により光ディスクの表
面の記録層から浮上するスライダ上に載置されていて、
このスライダの浮上高さは略100nmと略150nm
との間である。そして、CDやDVD等の光ディスクの
表面から光ヘッドが1mm以上離間される従来の光記録
・再生方法をファー・フィールド(Far Fiel
d)記録と呼ぶのに対して、上述した如き浮上式の固体
液浸レンズと対物レンズとの組み合わせを使用した光記
録・再生方法はニアー・フィールド(Near Fie
ld)記録と呼ばれる。ニアー・フィールド記録におい
ては、記録や再生の為に使用されるビーム光がファー・
フィールド記録において記録や再生の為に使用されるビ
ーム光の太さの略1/10にすることが可能であって、
この為にニアー・フィールド記録における記録密度はフ
ァー・フィールド記録における記録密度の略10倍にす
ることが可能である。
【0105】以上詳述した種々の実施の形態からは、本
願の発明の光ピックアップを以下のように記載すること
が出来る。
【0106】1.光学的記録媒体の有する複数の記録層
に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層から
の選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学
的に行う光ピックアップであって、複数の記録層に対す
る選択的な情報の記録または上記複数の記録層からの選
択的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対して光ビ
ームを導く光回路の切り換えを可動ミラーを使用して行
うことを特徴とする光ピックアップ。
【0107】2.上記可動ミラーは傾斜角度検出手段を
備えていることを特徴とする上記1項に記載の光ピック
アップ。
【0108】3.光学的記録媒体が複数層状に配置され
ていて、上記可動ミラーは複数層状に配置されている光
学的記録媒体の相互間の隙間に選択的に光ビームを導
き、上記相互間の隙間には上記可動ミラーから選択的に
導かれて来た光ビームを上記相互間の隙間を介して隣接
している2つの光学的記録媒体において相互に対向して
いる2つの記録層のいずれか一方に選択的に導くもう1
つの可動ミラーが配置されていることを特徴と上記1項
または2項に記載の光ピックアップ。
【0109】4.上記もう1つの可動ミラーがガルバノ
ミラーであることを特徴と上記3項に記載の光ピックア
ップ。
【0110】5.光学的記録媒体が複数層状に配置され
ていて、上記可動ミラーは複数層状に配置されている光
学的記録媒体の相互間の隙間に選択的に光ビームを導
き、上記相互間の隙間には上記可動ミラーから選択的に
導かれて来た光ビームを上記相互間の隙間を介して隣接
している2つの光学的記録媒体において相互に対向して
いる2つの記録層のいずれか一方に選択的に導くプリズ
ムが配置されていることを特徴と上記1項または2項に
記載の光ピックアップ。
【0111】6.上記光回路は、上記可動ミラーから選
択的に導かれて来た光ビームを対物レンズを介して所望
の記録層に照射することを特徴とする上記1項乃至5項
のいずれか1項に記載の光ピックアップ。
【0112】7.上記光回路は、所望の記録層の所望の
記録トラックに対して上記可動ミラーから選択的に導か
れて来た光ビームを検出して、上記光ビームが所望の記
録層の所望の記録トラックに対して追従するよう上記上
記可動ミラーの動きを制御する制御機構を備えているこ
とを特徴とする上記1項乃至6項のいずれか1項に記載
の光ピックアップ。
【0113】8.上記可動ミラーは、多層に配置された
複数枚の光学的記録媒体の中で最も外端に配置された光
学的記録媒体とこの外端に配置された光学的記録媒体に
隣接した外端から2番目に配置された光学的記録媒体と
の間の隙間に対応した位置に配置されていることを特徴
とする上記1項乃至7項のいずれか1項に記載の光ピッ
クアップ。
【0114】9.上記光回路は、上記可動ミラーから選
択的に導かれて来た光ビームを光学的記録媒体の記録層
に沿い上記記録層の記録トラッキングと交差する方向に
導いた後に対物レンズを介して所望の記録層に照射する
ことを特徴とする上記1項乃至8項のいずれか1項に記
載の光ピックアップ。
【0115】10.多層に配置された複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少
なくともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップで
あって、複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層
に対する選択的な情報の記録または上記複数の記録層か
らの選択的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対し
て光ビームを導く光回路の切り換えを複数枚の光学的記
録媒体の配列方向に可動な可動ミラーを使用して行うこ
とを特徴とする光ピックアップ。
【0116】この場合には、1つの光学的記録媒体の有
する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及び上記
複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なくともい
ずれか一方を行うことが出来るばかりでなく、多層に配
置された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層
に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層から
の選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を可動
ミラーを使用して光学的に行うことが出来る。
【0117】11.光学的記録媒体の有する複数の記録
層に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層か
らの選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光
学的に行う光ピックアップであって、複数の記録層に対
する選択的な情報の記録または上記複数の記録層からの
選択的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対して光
ビームを導く光回路の切り換えと上記所望の記録層にお
ける所望の記録トラッキングに対する光ビームの追従と
をガルバノミラーを使用して行うことを特徴とする光ピ
ックアップ。
【0118】ガルバノミラーは構成が簡易であり、また
精密な制御が可能である。
【0119】12.多層に配置された複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少
なくともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップで
あって、複数枚の光学的記録媒体の複数の記録層に対応
して複数枚の反射鏡が複数枚の光学的記録媒体の配列方
向及び複数枚の光学的記録媒体の夫々の表面に沿った方
向に相互に離間して配置されていて、複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録または上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を
複数枚の反射鏡を介して行う為に上記表面に沿った方向
に配置された複数の反射鏡の中の所望の記録層に対応し
た反射鏡に対して光ビームを導く光回路の切り換えを可
動ミラーを使用して行い、上記表面に沿った方向に配置
された複数の反射鏡の中の上記対応した反射鏡は必要に
応じて所望の記録層に対応した上記配列方向に相互に離
間して配置されている複数の反射鏡の中の所望の記録層
に対応した反射鏡に対してさらに光ビームを導くことを
特徴とする光ピックアップ。
【0120】13.上記光回路は、多層に配置された複
数枚の光学的記録媒体の相互間の隙間には上記隙間を介
して隣接されている2つの光学的記録媒体の相互に対向
した2つの記録層に対向した2つの対物レンズを備えて
いて、上記2つの対物レンズは上記表面に沿った方向に
相互に離間しており、上記可動ミラーから上記反射鏡を
介して選択的に入射されや光ビームを対応する記録層に
向かい照射することを特徴とする12項に記載の光ピッ
クアップ。
【0121】14.多層に配置された複数枚の光学的記
録媒体の相互間の複数の隙間の夫々の2つの対物レンズ
は上記配列方向において他の隙間の2つの対物レンズと
同軸に配置されていることを特徴とする13項に記載の
光ピックアップ 15.光学的記録媒体において光学的記録媒体の表面と
交差する方向に相互に離間された複数の記録層に対する
選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの選択的
な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的に行う
光ピックアップであって、上記交差する方向に相互に離
間された複数の記録層に対する選択的な情報の記録また
は上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を行う為
の光ビームが光学的記録媒体の表面に沿った方向から入
射されることを特徴とする光ピックアップ。
【0122】このように光ビームが光学的記録媒体の表
面に沿った方向から入射されることにより、光学的記録
媒体の表面と交差する方向における光ピックアップの寸
法を小さくすることが出来る。
【0123】16.光学的記録媒体が複数層状に配置さ
れていて、可動ミラーが複数層状に配置されている光学
的記録媒体の相互間の隙間に選択的に光ビームを導き、
上記可動ミラーは光学的記録媒体の表面に沿った方向に
延出する回転中心軸に沿い複数の光学的記録媒体の配列
方向に傾斜可能であることを特徴とする15項に記載の
光ピックアップ。
【0124】17.多層に配置された複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少
なくともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップで
あって、複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層
に対する選択的な情報の記録または上記複数の記録層か
らの選択的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対し
て光ビームを導く光回路の切り換えを2軸可動ミラーを
使用して行うことを特徴とする光ピックアップ。
【0125】2軸可動ミラーを使用することにより、1
つの光学的記録媒体の有する複数の記録層に対する選択
的な情報の記録及び上記複数の記録層からの選択的な情
報の再生の少なくともいずれか一方を行うことが出来る
ばかりでなく、多層に配置された複数枚の光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
ともいずれか一方を行うことが出来る光学回路の構成を
簡易にすることが出来る。
【0126】18.多層に配置された複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少
なくともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップで
あって、複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層
に対する選択的な情報の記録または上記複数の記録層か
らの選択的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対し
て光ビームを導く光回路の切り換えを複数枚の光学的記
録媒体の配列方向及び複数枚の光学的記録媒体の夫々の
表面に沿った方向に傾斜自在な2軸可動ミラーを使用し
て行うことを特徴とする光ピックアップ。
【0127】2軸可動ミラーの傾斜可能な方向が上記配
列方向及び上記表面に沿った方向の両方であれば、2軸
可動ミラーを使用することにより、1つの光学的記録媒
体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
ともいずれか一方を行うことが出来るばかりでなく、多
層に配置された複数枚の光学的記録媒体の有する複数の
記録層に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録
層からの選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方
を行うことが出来る光学回路の構成をよりコンパクトに
することが出来る。
【0128】19.多層に配置された複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録及び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少
なくともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップで
あって、複数枚の光学的記録媒体の複数の記録層に対応
して複数枚の反射鏡が複数枚の光学的記録媒体の配列方
向及び複数枚の光学的記録媒体の夫々の表面に沿った方
向に相互に離間して配置されていて、複数枚の光学的記
録媒体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記
録または上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を
複数枚の反射鏡を介して行う為に上記表面に沿った方向
に配置された複数の反射鏡の中の所望の記録層に対応し
た反射鏡に対して光ビームを導く光回路の切り換えを可
動ミラーを使用して行い、上記表面に沿った方向に配置
された複数の反射鏡の中の上記反射鏡は可動ミラーから
の光ビームを必要に応じて所望の記録層に対応した上記
配列方向に相互に離間して配置されている複数の反射鏡
の中の所望の記録層に対応した反射鏡に対してさらに光
ビームを導くことを特徴とする光ピックアップ。
【0129】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った光
ピックアップによれば、光学的記録媒体の有する複数の
記録層に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録
層からの選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方
を光学的に行う光ピックアップにおいて、構成が簡易で
あり、光ピックアップの構成を簡易化させているととも
に外形状を小形化し、しかも製造コストを低下させるこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に従った光ピック
アップの概略的な縦断面図である。
【図2】図1の光ピックアップの概略的な水平断面図で
ある。
【図3】(A)は、図1の光ピックアップの光ヘッドの
光学回路の拡大された斜視図であり;そして、(B)
は、図3の(A)中の4分割ディテクタの概略的な拡大
図である。
【図4】図1の光ピックアップの可動ミラーの一種であ
るガルバノミラーの概略的な拡大図である。
【図5】(A)は、この発明の第2の実施の形態に従っ
た光ピックアップの概略的な縦断面図であり;(B)
は、図5の(A)の光ピックアップの概略的な水平断面
図であり;そして、(C)は、図5の(A)の光ピック
アップの光ヘッドの光学回路の拡大された斜視図であ
る。
【図6】(A)は、この発明の第3の実施の形態に従っ
た光ピックアップの概略的な縦断面図であり;そして、
(B)は、図6の(A)の光ピックアップの概略的な水
平断面図である。
【図7】(A)は、この発明の第4の実施の形態に従っ
た光ピックアップの概略的な縦断面図であり;そして、
(B)は、図7の(A)の光ピックアップの概略的な水
平断面図である。
【図8】(A)は、この発明の第4の実施の形態の変形
例に従った光ピックアップの概略的な縦断面図であり;
そして、(B)は、図8の(A)の光ピックアップの概
略的な水平断面図である。
【図9】(A)は、この発明の第5の実施の形態に従っ
た光ピックアップの概略的な縦断面図であり;(B)
は、図9の(A)の光ピックアップの概略的な水平断面
図であり;そして、(C)は、図9の(A)の光ピック
アップにおける図9の(B)の水平断面とは異なるさら
に概略的な水平断面図である。
【図10】(A)は、図9の(A)乃至(C)に示され
ているこの発明の第5の実施の形態に従った光ピックア
ップにおいて使用されている2軸可変ミラーの一種であ
る2軸ガルバノミラーの概略的な正面図であり;そし
て、(B)は、図10の(A)の2軸ガルバノミラーの
概略的な縦断面図である。
【図11】この発明の第6の実施の形態に従った光ピッ
クアップの概略的な縦断面図である。
【符号の説明】
12 光ディスク(光学的記録媒体) 12a,12b 記録層 16a,16b,16c ガルバノミラー(もう1つの
可動ミラー) 18a,18b 固定ミラー(反射鏡) 20a,20b 対物レンズ 22a,22b 4分割ディテクタ(制御機構) 24a レーザダイオード(光源) 25 傾斜角度検出手段 26 可動ミラー 27 傾斜角検出手段 28a,28b 固定ミラー(反射鏡) 52 ガルバノミラー(可動ミラー) 54a,54b,56a,56b,58 固定ミラー
(反射鏡) 60 固定ミラー(反射鏡) 62 プリズム 72 ガルバノミラー(可動ミラー) 73,76a,76b,78a,78b,80a,80
b,82a,82b固定ミラー(反射鏡) 90 可動ミラー 94 固定ミラー(反射鏡) 100a,100b 固定ミラー(反射鏡) 112 ガルバノミラー(2軸可動ミラー) 114,116a,116b,118a,118b 固
定ミラー(反射鏡) 122 ガルバノミラー(可動ミラー) 124,126,128,130 固定ミラー(反射
鏡) A 光学的記録媒体の配列方向

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記録媒体の有する複数の記録層に
    対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
    選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
    に行う光ピックアップであって、 複数の記録層に対する選択的な情報の記録または上記複
    数の記録層からの選択的な情報の再生を行う為に所望の
    記録層に対して光ビームを導く光回路の切り換えを可動
    ミラーを使用して行うことを特徴とする光ピックアッ
    プ。
  2. 【請求項2】 多層に配置された複数枚の光学的記録媒
    体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
    び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
    ともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップであっ
    て、 複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に対する
    選択的な情報の記録または上記複数の記録層からの選択
    的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対して光ビー
    ムを導く光回路の切り換えを複数枚の光学的記録媒体の
    配列方向に可動な可動ミラーを使用して行うことを特徴
    とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 光学的記録媒体の有する複数の記録層に
    対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層からの
    選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学的
    に行う光ピックアップであって、 複数の記録層に対する選択的な情報の記録または上記複
    数の記録層からの選択的な情報の再生を行う為に所望の
    記録層に対して光ビームを導く光回路の切り換えと上記
    所望の記録層における所望の記録トラッキングに対する
    光ビームの追従とをガルバノミラーを使用して行うこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  4. 【請求項4】 多層に配置された複数枚の光学的記録媒
    体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
    び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
    ともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップであっ
    て、 複数枚の光学的記録媒体の複数の記録層に対応して複数
    枚の反射鏡が複数枚の光学的記録媒体の配列方向及び複
    数枚の光学的記録媒体の夫々の表面に沿った方向に相互
    に離間して配置されていて、複数枚の光学的記録媒体の
    有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録または
    上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を複数枚の
    反射鏡を介して行う為に上記表面に沿った方向に配置さ
    れた複数の反射鏡の中の所望の記録層に対応した反射鏡
    に対して光ビームを導く光回路の切り換えを可動ミラー
    を使用して行い、上記表面に沿った方向に配置された複
    数の反射鏡の中の上記対応した反射鏡は必要に応じて所
    望の記録層に対応した上記配列方向に相互に離間して配
    置されている複数の反射鏡の中の所望の記録層に対応し
    た反射鏡に対してさらに光ビームを導くことを特徴とす
    る光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 光学的記録媒体において光学的記録媒体
    の表面と交差する方向に相互に離間された複数の記録層
    に対する選択的な情報の記録及び上記複数の記録層から
    の選択的な情報の再生の少なくともいずれか一方を光学
    的に行う光ピックアップであって、 上記交差する方向に相互に離間された複数の記録層に対
    する選択的な情報の記録または上記複数の記録層からの
    選択的な情報の再生を行う為の光ビームが光学的記録媒
    体の表面い沿った方向から入射されることを特徴とする
    光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 多層に配置された複数枚の光学的記録媒
    体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
    び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
    ともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップであっ
    て、 複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に対する
    選択的な情報の記録または上記複数の記録層からの選択
    的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対して光ビー
    ムを導く光回路の切り換えを2軸可動ミラーを使用して
    行うことを特徴とする光ピックアップ。
  7. 【請求項7】 多層に配置された複数枚の光学的記録媒
    体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
    び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
    ともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップであっ
    て、 複数枚の光学的記録媒体の有する複数の記録層に対する
    選択的な情報の記録または上記複数の記録層からの選択
    的な情報の再生を行う為に所望の記録層に対して光ビー
    ムを導く光回路の切り換えを複数枚の光学的記録媒体の
    配列方向及び複数枚の光学的記録媒体の夫々の表面に沿
    った方向に傾斜自在な2軸可動ミラーを使用して行うこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
  8. 【請求項8】 多層に配置された複数枚の光学的記録媒
    体の有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録及
    び上記複数の記録層からの選択的な情報の再生の少なく
    ともいずれか一方を光学的に行う光ピックアップであっ
    て、 複数枚の光学的記録媒体の複数の記録層に対応して複数
    枚の反射鏡が複数枚の光学的記録媒体の配列方向及び複
    数枚の光学的記録媒体の夫々の表面に沿った方向に相互
    に離間して配置されていて、複数枚の光学的記録媒体の
    有する複数の記録層に対する選択的な情報の記録または
    上記複数の記録層からの選択的な情報の再生を複数枚の
    反射鏡を介して行う為に上記表面に沿った方向に配置さ
    れた複数の反射鏡の中の所望の記録層に対応した反射鏡
    に対して光ビームを導く光回路の切り換えを可動ミラー
    を使用して行い、上記表面に沿った方向に配置された複
    数の反射鏡の中の上記反射鏡は可動ミラーからの光ビー
    ムを必要に応じて所望の記録層に対応した上記配列方向
    に相互に離間して配置されている複数の反射鏡の中の所
    望の記録層に対応した反射鏡に対してさらに光ビームを
    導くことを特徴とする光ピックアップ。
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