JPH11219321A - データモニタ回路 - Google Patents
データモニタ回路Info
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- JPH11219321A JPH11219321A JP10023131A JP2313198A JPH11219321A JP H11219321 A JPH11219321 A JP H11219321A JP 10023131 A JP10023131 A JP 10023131A JP 2313198 A JP2313198 A JP 2313198A JP H11219321 A JPH11219321 A JP H11219321A
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Abstract
メモリに対する不良解決を確実に行うことを実現する。 【解決手段】 データメモリアドレスバッファ110
に、データ格納のためのメモリの、監視したいアドレス
情報を格納しておき、プログラムの実行中に、このアド
レス情報とバスに転送されるアドレス情報とを比較し
て、一致した際に、バスに転送されるデータ(一致した
アドレス情報に基づき読み出し/書き込みされたデー
タ)を外部へ確認可能に出力する。
Description
ータに内蔵され、マイクロコンピュータ内で扱われるデ
ータの格納を行うメモリ手段、例えば、ランダムアクセ
スメモリ(以下、RAMと称する)や電気的に消去可能
なROM(以下、EEPROMと称する)等の不良を特
定するためのデータモニタ回路に関する。
度、性能が飛躍的に向上している。このマイクロコンピ
ュータは、1つの集積回路チップ(以下、単にチップと
称する)に様々な構成要素を集積して構成されている。
特に、マイクロコンピュータの構成としては、マイクロ
コンピュータ内の各構成要素の動作制御を行う中央処理
装置、マイクロコンピュータ内で扱われるデータを格納
する第1のメモリ手段であるRAMやEEPROM等、
マイクロコンピュータにおける様々な処理のためのプロ
グラムを格納する第2のメモリ手段である読み出し専用
のメモリ(以下、ROMと称する)、これらメモリにお
けるアドレス情報やデータを転送するためのバスがあ
る。
て、内蔵されているデータ格納のためのメモリにおける
不良が生じたとする。この不良解析としては、このメモ
リに対してデータの書き込み/読み出しを実行し、その
読み出されたデータの状態によって不良箇所を特定する
ようにしていた。
ように単にデータ格納のためのメモリに対してデータの
書き込み/読み出しを実行するだけでは不良箇所の発見
に時間がかかり、また、不良箇所の発見ができないこと
がある。例えば、プログラム中に設定されている特定の
処理の実行後にデータ格納のためのメモリに不良が生ず
る場合、その特定の処理の実行も重要な不良の要因とな
るためである。このような場合、プログラム中に不良箇
所チェック用のプログラムを挿入して、不良現象が再現
されるプログラムの実行中に不良箇所を特定できればよ
い。
ROMにはマスクROMを用いること、及び、ワンタイ
ムプログラム(以下、OTPと称する)型のマイクロコ
ンピュータのように、マイクロコンピュータに内蔵され
たメモリ中のプログラムが変更できないものがある。こ
のため、プログラム中にチェック用プログラムを挿入で
きず、不良解析ができないことになってしまう課題があ
った。
グラムの実行中に、不良解決を確実に行うことを目的と
する。
行うことを目的とする。
うことを目的とする。
に対しても確実に行うことを目的とする。
め、本発明のデータモニタ回路は、所定のプログラムに
従って、少なくともデータの読み出しがバスを介して行
われる第1のメモリ手段に対して、バスに転送されるデ
ータを監視するデータモニタ回路において、メモリ手段
の、監視すべきアドレス情報を格納する第1のアドレス
格納手段と、所定のプログラムに従って指示されるアド
レス情報をバスを介して入力し、第1のアドレス格納手
段に格納されたアドレス情報との一致を検出する第1の
比較手段と、バスに転送されているデータを格納する第
1のデータ格納手段と、第1の許可信号に応答して、バ
スに転送されているデータを第1のデータ格納手段に転
送する第1のゲート手段と、第1の比較手段の検出結果
に従って第1の許可信号を出力する制御手段と、を有す
るものである。
手段は、第1の許可信号の出力とともに第1の比較手段
の検出結果を指示する指示情報を出力し、データモニタ
回路は、指示情報を格納し、出力する指示情報格納手段
を有するものであってもよい。
のプログラムは第2のメモリ手段に格納され、データモ
ニタ回路は、第2のメモリ手段の、監視すべきアドレス
情報を格納する第2のアドレス格納手段と、所定のプロ
グラムに対するプログラムカウンタで指示するアドレス
情報と第2のアドレス格納手段に格納されたアドレス情
報との一致を検出する第2の比較手段と、第2の許可信
号に応答して、第1のデータ格納手段に格納されている
データを外部へ出力する第2のゲート手段とを有し、制
御手段は、第2の比較手段の検出結果に従って第2の許
可信号を出力するものであってもよい。
のアドレス格納手段は、第2のメモリ手段の、監視すべ
きのアドレス情報を複数格納するn個(ただし、nは2
以上の整数)の副格納部を有し、データモニタ回路は、
第1の選択手段、及び第2の選択手段を有し、第1の選
択手段により、監視すべきアドレス情報の優先順位の高
い順に第1の副格納部から第nの副格納部に格納し、第
2の選択手段により、第2の比較手段に優先順位の高い
順に監視すべきのアドレス情報を、副格納部から転送す
るものであってもよい。
の選択手段は、第2の比較手段の検出結果に応じて、第
2の比較手段に転送する副格納部に格納されたアドレス
情報を切り換えるものであってもよい。
のアドレス格納手段は、メモリ手段の、監視すべきアド
レス情報を複数格納するn個(ただし、2以上の整数)
の副格納部を有し、第1の比較手段は、n個の副格納部
に格納されたアドレス情報とバスに転送されるアドレス
情報とをそれぞれ比較するn個の比較部を有し、第1の
許可信号は、n個の比較部の検出結果に応じたn個の許
可信号からなり、第1のデータ格納手段はn個の副格納
部を有し、第1のゲート手段及び第2のゲート手段は第
1のデータ格納手段のn個の副格納部にそれぞれ対応し
たn個の副ゲート部を有し、第1のゲート手段のn個の
副ゲート部はそれぞれn個の許可信号の1つに応答して
バスに転送されているデータを第1のデータ格納手段の
n個の副格納部の対応する1つに転送し、第2のゲート
手段のn個の副ゲート部は第2の許可信号に応答して第
1のデータ格納手段に格納されているデータを外部に出
力するものであってもよい。
手段は、第2の許可信号の出力とともに第2の比較手段
の検出結果を指示する指示情報を出力し、データモニタ
回路は、指示情報を格納し、出力する指示情報格納手段
を有するものであってもよい。
てを図面を用いて以下に詳細に説明する。図1は本発明
の第1の実施の形態におけるデータモニタ回路100の
回路図である。なお、データモニタ回路100はマイク
ロコンピュータに内蔵されるものとして示してある。
通のバスで転送されるものと、アドレス情報転送用のア
ドレスバスとデータ転送用のデータバスとをそれぞれ設
けるものとあるが、図中では共通のバスで転送されるも
のとして示している。アドレスバスとデータバスとをそ
れぞれ設けるものについてはアドレス情報はアドレスバ
スにて、データはデータバスにて転送されるものとして
考慮すれば本発明は適用可能であることはいうまでもな
い。また、この場合、アドレス情報(データ)を誤って
データ(アドレス情報)として扱ってしまうことを抑制
でき、アドレス情報とデータとを、可能な場合に並行し
て転送することができよりよい。
ピュータ内部の構成要素(例えば、データモニタ回路1
00)と外部とのデータ等の授受を行う入出力ポートで
ある。なお、入出力ポート10は、本発明においてはデ
ータ等の受信をするだけのものでもよく、入出力ポート
20は、本発明においてはデータ等の送信をするだけの
ものでもよい。実施の形態においては、入出力ポートを
用いれば、端子数の削減されたマイクロコンピュータに
対して本発明の適用が可能であることを示している。
上述のように、アドレス情報とデータとを共通に転送す
るものでも、アドレス情報を転送するためのアドレスバ
スとデータを転送するためのデータバスとがそれぞれ設
けられているものでもよい。
次に詳細に説明する。データモニタ回路100は、第1
のアドレス格納手段であるデータメモリアドレスバッフ
ァ110、第1の比較手段であるアドレスコンパレータ
120、第1のゲート手段である出力ゲート130、第
1のデータ格納手段であるデータバッファ140、制御
手段であるコントロール部150、及び指示情報格納手
段である完了フラグ部160を有する。
テスト信号Tにてテストを指示する(例えば、ハイレベ
ルの信号)場合に、入出力ポート10から、マイクロコ
ンピュータに内蔵される図示せぬデータの格納のための
メモリの、監視すべきアドレス情報(なお、データの格
納のためのメモリのアドレス情報はデータメモリアドレ
スとも称される)を入力することで、この入力されたア
ドレス情報を格納し、出力するものである。なお、テス
ト信号Tがテストを指示していない(例えば、ローレベ
ルの信号)場合には、入出力ポート10から入力される
信号はデータメモリアドレスバッファ110には格納さ
れない。
ムの実行中にバス30で転送されるアドレス情報とデー
タメモリアドレスバッファ110に格納されているアド
レス情報とを比較し、その一致を検出するものである。
この検出結果は一致信号としてコントロール部150へ
転送される。一致信号は例えば、ローレベルの場合には
検出結果が不一致を、ハイレベルの場合には検出結果が
一致を指示するものである。
レータ120の一致信号に応答して第1の許可信号であ
るイネーブル信号を出力するものである。例えば、一致
信号がハイレベルの場合には、イネーブル信号はハイレ
ベルとなり、一致信号がローレベルの場合には、イネー
ブル信号はローレベルとなるものとする。
の一致信号に応答して、完了フラグ部160をセットす
るものとする。ここで、セットとは、フラグを初期状態
である”0”から”1”にセットすることをいう。な
お、完了フラグ部160のリセット(初期状態の”0”
にすること)は、例えば、テスト信号Tがハイレベルに
なることに応答して行われるようになるものとする。な
お、完了フラグ部160のフラグの状態は外部端子、例
えば、入出力ポートの1つから確認できるように、出力
するものとする。
ブル信号に応答して、バスに転送されているデータをデ
ータバッファ140へ転送可能とする。つまり、イネー
ブル信号がローレベルの時には、バスに転送されている
データをデータバッファ140へ転送しないようにして
いる。
0を介して転送されてくるデータを格納し、入出力ポー
ト20へ出力する。なお、データバッファ140の格納
内容はテスト信号Tのハイレベルを受けることで初期化
(通常動作時に影響を与えないような情報にする)され
るものとすればよい。
100の動作について、以下に説明する。
時には、テスト信号Tはローレベルであり、データメモ
リアドレスバッファ110には、監視すべきアドレス情
報が格納されていない(あるいは、通常動作では指定し
ない無効なアドレス情報を格納しておく)。このため、
アドレスコンパレータ120の一致信号は常にローレベ
ルとなる。よって、コントロール部150のイネーブル
信号はローレベルとなる。よって、出力ゲート130か
らデータバッファ140にはデータの転送が行われるこ
とがない。よって、データモニタ回路100による影響
を受けることなく、入出力ポート10、20は通常動作
におけるデータの授受を行うことができる。なお、この
時、完了フラグも”0”のままで変化しない。よって、
完了フラグ部160のフラグの状態を指示する端子が入
出力ポートの1つであっても、その入出力ポートでの信
号授受が優先されるので問題はない。
めのメモリにおける所定のアドレス値の状態を監視する
場合についてを説明する。
出力ポート10から、データ格納のためのメモリの、監
視したいメモリセルのアドレス情報を入力し、このアド
レス情報をデータメモリアドレスバッファ110に格納
する。この時、完了フラグ部160も初期状態の”0”
にリセットされる。
戻し、通常動作と同様に、内蔵のプログラムを実行させ
て、マイクロコンピュータを動作させる。プログラムの
進行の伴い、監視対象であるデータ格納のためのメモリ
にはデータの書き込み/読み出しが行われる。この際、
データ格納のためのメモリに対して読み出し/書き込み
の際にアドレス情報がバスを介して転送されているの
で、この転送されているアドレス情報とデータメモリア
ドレスバッファ110に格納されているアドレス情報と
の比較がアドレスコンパレータ120にて行われる。
120がアドレス情報の一致を検出した場合には、アド
レスコンパレータ120からハイレベルの一致信号が出
力される。ハイレベルの一致信号に応答して、コントロ
ール部150は、イネーブル信号をハイレベルにする。
イネーブル信号のハイレベルに応答して、出力ゲート1
30は、一致したアドレス情報に基づき、バスに転送さ
れる、データ格納のためのメモリに書き込まれた(ある
いは読み出された)データをデータバッファ140へ転
送する。データバッファ140はこのデータを格納し、
入出力ポート20へ出力する。なお、この時、コントロ
ール部150は、ハイレベルの一致信号を受けたことに
応答して、完了フラグ部160に対してフラグを”1”
にセットする。なお、アドレスコンパレータ120が不
一致を検出している間は、一致信号、イネーブル信号は
ローレベルのままであり、完了フラグ部160も、フラ
グが”0”のままである。
が”1”になったことを確認することで、データの格納
のためのメモリの、監視すべきアドレス情報に対するア
クセスが行われたことをただちに知ることができ、ま
た、入出力ポート20から出力されている情報を確認す
ることで、そのアドレス情報のメモリセルに書き込まれ
た(あるいは、読み出された)データを知ることができ
る。
のデータモニタ回路100により、マイクロコンピュー
タに内蔵されたプログラムを変更することなく、そのプ
ログラムの実行状態にて、監視対象のメモリの所定のア
ドレス情報に対するデータの監視を行うことができる。
しての構成要素を大幅に追加するものでなく、複雑な制
御もないので、容易に適用でき、このデータモニタ回路
を内蔵しても、チップサイズが大型化することもない。
ータモニタ回路について図面を用いて以下に説明する。
図2は本発明の第2の実施の形態におけるデータモニタ
回路200の回路図である。なお、図2において、図1
と同様な構成については、同様な符号を付けている。
タ回路200は、第2のアドレス格納手段であるプログ
ラムメモリアドレスバッファ210、第2の比較手段で
あるアドレスコンパレータ220、第2のゲート手段で
ある出力ゲート230が追加され、これらの追加に応じ
て変更されたコントロール部250を有することであ
る。
は、テスト信号Tにてテストを指示する(例えば、ハイ
レベルの信号)場合に、マイクロコンピュータに設けら
れた入出力ポート50から、マイクロコンピュータに内
蔵される図示せぬプログラム格納のためのメモリの、監
視すべきアドレス情報(プログラム格納のためのメモリ
のアドレス情報はプログラムメモリアドレスとも称され
る)を入力することで、この入力されたアドレス情報を
格納し、出力するものである。
ムメモリアドレスバッファ210に格納されたアドレス
情報と、プログラムカウンタ60で指示されているアド
レス情報とを比較し、一致を検出するものである。プロ
グラムカウンタ60とは、プログラムの実行時に用いら
れ、プログラム格納のためのメモリに対して、実行すべ
き処理の格納先であるアドレス情報を指示するものであ
る。この検出結果は一致信号としてコントロール部25
0へ転送される。一致信号は例えば、ローレベルの場合
には検出結果が不一致を、ハイレベルの場合には検出結
果が一致を指示するものである。
レータ120からの一致信号に応答して、第1の許可信
号であるイネーブル信号を出力する機能に加え、アドレ
スコンパレータ220からの一致信号に応答して、第2
の許可信号であるイネーブル信号を出力する。第2の許
可信号としてのイネーブル信号は、例えば、アドレスコ
ンパレータ220からの一致信号がハイレベル(一致を
検出)の場合には、イネーブル信号はハイレベルとな
り、一致信号がローレベル(不一致を検出)の場合に
は、イネーブル信号はローレベルとなるものとする。
コンパレータ120と220が両方とも一致を検出した
時(アドレスコンパレータ120及び220から出力さ
れる一致信号それぞれからハイレベルの信号を受信した
時)、完了フラグ部160にフラグとして”1”をセッ
トするものである。
るイネーブル信号(つまり、アドレスコンパレータ22
0の一致検出の応答したイネーブル信号)がハイレベル
の時に、データバッファ140に格納されたデータを入
出力ポート20へ出力するものである。つまり、第2の
許可信号であるイネーブル信号がローレベルの時は、出
力ゲート230はデータバッファ140に格納されたデ
ータを入出力ポート20へ出力しないものである。
200の動作について、以下に説明する。
時には、テスト信号Tはローレベルであり、データメモ
リアドレスバッファ110及びプログラムメモリアドレ
スバッファ210には、監視すべきアドレス情報が格納
されていない(あるいは、通常動作では指定しない無効
なアドレス情報を格納しておく)。このため、アドレス
コンパレータ120及び220の一致信号はそれぞれ常
にローレベルとなる。よって、コントロール部250の
2つのイネーブル信号はローレベルとなる。よって、出
力ゲート130からデータバッファ140にはデータの
転送が行われることがなく、出力ゲート230からデー
タバッファ140のデータが入出力ポート230へ転送
されることもない。よって、データモニタ回路200に
よる影響を受けることなく、入出力ポート10、20、
50は通常動作におけるデータの授受を行うことができ
る。なお、この時、完了フラグも”0”のままで変化し
ない。よって、完了フラグ部160のフラグの状態を指
示する端子が入出力ポートの1つであっても、その入出
力ポートでの信号授受が優先されるので問題はない。
時における、データの格納のためのメモリにおける所定
のアドレス値の状態を監視する場合についてを説明す
る。
出力ポート10から、監視したいアドレス値のアドレス
情報を入力し、このアドレス情報をデータメモリアドレ
スバッファ110に格納する。同様に、入出力ポート5
0から、条件として、ある所定の処理の実行時であるこ
ととした場合、プログラム格納のためのメモリの、その
所定の処理が格納されているアドレス情報を入力し、こ
のアドレス情報をプログラムメモリアドレスバッファ2
10に格納する。この時、完了フラグ部160も初期状
態の”0”にリセットされる。
戻し、通常動作と同様に、内蔵のプログラムを実行させ
て、マイクロコンピュータを動作させる。プログラムの
進行の伴い、監視対象であるデータ格納のためのメモリ
にはデータの書き込み/読み出しが行われる。この際、
データ格納のためのメモリに対して読み出し/書き込み
の際にアドレス情報がバスを介して転送されているの
で、この転送されているアドレス情報とデータメモリア
ドレスバッファ110に格納されているアドレス情報と
の比較がアドレスコンパレータ120にて行われる。同
様に、プログラムカウンタ60で指示されるアドレス情
報とプログラムメモリアドレスバッファ210に格納さ
れているアドレス情報との比較がアドレスコンパレータ
220にて行われる。
120がアドレス情報の一致を検出した場合には、ハイ
レベルの一致信号が出力される。ハイレベルの一致信号
に応答して、コントロール部250は、出力ゲート13
0に対するイネーブル信号をハイレベルにする。イネー
ブル信号のハイレベルに応答して、出力ゲート130
は、一致したアドレス情報に基づき、バスに転送され
る、データ格納のためのメモリに書き込まれた(あるい
は読み出された)データをデータバッファ140へ転送
する。しかしながら、アドレスコンパレータ220がア
ドレス情報の一致を検出していない場合は、コントロー
ル部250から出力ゲート230をデータ転送可能とす
るハイレベルのイネーブル信号が供給されていない(つ
まり、出力ゲート230に供給されるイネーブル信号は
ローレベルのままである)。このため、データバッファ
140に格納されたデータは入出力ポート20には出力
されない。なお、完了フラグ部160も、フラグが”
0”のままである。つまり、アドレスコンパレータ22
0が一致を検出していない間は、アドレスコンパレータ
120が一致を検出する度にデータバッファ140の内
容は更新される。
レス情報の一致を検出した場合には、アドレスコンパレ
ータ220からハイレベルの一致信号が出力される。ハ
イレベルの一致信号に応答して、コントロール部250
は、出力ゲート230に対するイネーブル信号をハイレ
ベルにする。このイネーブル信号のハイレベルに応答し
て、出力ゲート230は、この時にデータバッファ14
0に格納されているデータを入出力ポート20へ出力す
る。この時、コントロール部250は、2つのアドレス
コンパレータ120、220の一致信号がそれぞれハイ
レベルになったことに応答して、完了フラグ部160に
対してフラグとして”1”をセットする。
おけるデータモニタ回路200では、所定の処理の実行
時までに、監視すべきメモリの特定のアドレス情報に書
き込み/読み出しされたデータを監視することができる
ので、より限定した条件での監視を可能としている。よ
って、不良解析がより確実に、より短時間に行えること
ができる。
大幅な構成の追加はなく、制御を複雑にすることはない
ので、チップサイズが大型化することもない。
ータモニタ回路について図面を用いて以下に説明する。
図3は本発明の第3の実施の形態におけるデータモニタ
回路300の回路図である。なお、図3において、図2
と同様な構成については、同様な符号を付けている。
手段であるアドレスバッファセレクタ310、複数(図
3中においては説明簡略化のために3つ)の副格納部と
して第2のアドレス情報手段を構成する3つのプログラ
ムメモリアドレスバッファ320、330、340、第
2の選択手段であるアドレスバッファセレクタ350が
データモニタ回路の構成として追加され、この追加に伴
い変更されたコントロール部360を有することであ
る。
ト信号Sにより順次プログラムメモリアドレスバッファ
320、330、340のいずれか1つを選択し、入出
力ポート50から入力される、マイクロコンピュータに
内蔵される図示せぬプログラム格納のためのメモリの、
監視すべきアドレス情報を選択された1つのプログラム
メモリアドレスバッファに出力する。なお、セレクト信
号としては、例えば、2ビットの情報を有する信号であ
れば3つのプログラムメモリアドレスバッファを選択可
能であるが、これに限らない。例えば、セレクト信号S
を1ビットの信号とし、クロック信号のように、パルス
の数で選択対象を切り換えるものでもよく、この場合、
セレクト信号Sの代わりにテスト信号Tを用いてもよ
い。
0、330、340は、それぞれテスト信号Tにてテス
トを指示する(例えば、ハイレベルの信号)場合に、ア
ドレスバッファセレクタ310を介して入出力ポート5
0から、マイクロコンピュータに内蔵される図示せぬプ
ログラム格納のためのメモリの、監視すべきアドレス情
報を入力することで、この入力されたアドレス情報を格
納し、出力するものである。この時、監視すべきアドレ
ス情報のうち、優先順位の高いものから順にプログラム
メモリアドレスバッファ320、330、340の順に
格納しておく。
プログラムメモリアドレスバッファ320、330、3
40のいずれか1つを選択し、選択されたプログラムメ
モリアドレスバッファから出力されているアドレス情報
をアドレスコンパレータ220に出力するものである。
アドレスバッファセレクタ350は、例えば、テスト信
号Tのハイレベルにて、初期状態としてプログラムメモ
リアドレスバッファ320を選択するものとする。ま
た、アドレスバッファセレクタ350は、アドレスコン
パレータ220の一致信号毎に、順次プログラムメモリ
アドレスバッファ330、340の順に選択するもので
ある。
0に対しては、第2の実施の形態と同様な条件で、出力
ゲート130へイネーブル信号を出力するが、出力ゲー
ト230に対しては、アドレスコンパレータ220から
の一致信号のハイレベルを3回受信した時(つまり、3
つのプログラムメモリアドレスバッファ320、33
0、340それぞれに格納されたアドレス情報に対して
一致を検出した時)、出力ゲート230に対するイネー
ブル信号をハイレベル(つまり、データバッファ140
に格納されたデータを入出力ポート20へ出力可能とす
る)にするものである。
実施の形態におけるコントロール部250とし、コント
ロール部360の上記動作をアドレスコンパレータ22
0に持たせてもよい。つまり、このようにした場合、ア
ドレスコンパレータ220は一致を検出する毎に、コン
トロール部250へ転送する一致信号とは別の一致信号
にてアドレスバッファセレクタ350の選択対象を変更
し、3つのプログラムメモリアドレスバッファに格納し
たアドレス情報の一致をそれぞれ検出した場合に、アド
レスコンパレータ220は、コントロール部250へハ
イレベルの一致信号を転送するようにすればよい。
300の動作について、以下に説明する。
時には、テスト信号Tはローレベルであり、データメモ
リアドレスバッファ110及び少なくとも初期選択され
ているプログラムメモリアドレスバッファ320には、
監視すべきアドレス情報が格納されていない(あるい
は、通常動作では指定しない無効なアドレス情報を格納
しておく)。このため、第2の実施の形態と同様に、出
力ゲート130からデータバッファ140にはデータの
転送が行われることがなく、出力ゲート230からデー
タバッファ140のデータが入出力ポート230へ転送
されることもない。よって、データモニタ回路300に
よる影響を受けることなく、入出力ポート10、20、
50は通常動作におけるデータの授受を行うことができ
る。なお、この時、完了フラグも”0”のままで変化し
ない。よって、完了フラグ部160のフラグの状態を指
示する端子が入出力ポートの1つであっても、その入出
力ポートでの信号授受が優先されるので問題はない。
処理の実行の後、特定の処理の実行時における、データ
の格納のためのメモリにおける所定のアドレス値の状態
を監視する場合についてを説明する。
出力ポート10から、データ格納のためのメモリの、監
視したいメモリセルのアドレス情報を入力し、このアド
レス情報をデータメモリアドレスバッファ110に格納
する。同様に、入出力ポート50から、条件として、い
くつかの所定の処理(例えば、まず、第1の処理が実行
されることが最優先の条件で、次に、第1の処理の実行
後に第2の処理が行われることが次に優先される条件)
の実行後に、ある特定の処理(例えば、第1の処理、第
2の処理がそれぞれ順次行われ、その後に行われる第3
の処理)の実行時であることとした場合、まず、プログ
ラム格納のためのメモリの、第1の処理が格納されてい
るアドレス情報を入力し、このアドレス情報をプログラ
ムメモリアドレスバッファ320に格納する。次に、プ
ログラム格納のためのメモリの、第2の処理が格納され
ているアドレス情報を入力し、このアドレス情報をプロ
グラムメモリアドレスバッファ330に格納する。次
に、プログラム格納のためのメモリの、第3の処理が格
納されているアドレス情報を入力し、このアドレス情報
をプログラムメモリアドレスバッファ340に格納す
る。この格納は、アドレスバッファセレクタ310の上
述の動作により実現可能である。この時、完了フラグ部
160も初期状態の”0”にリセットされる。
戻し、通常動作と同様に、内蔵のプログラムを実行させ
て、マイクロコンピュータを動作させる。プログラムの
進行の伴い、監視対象であるデータ格納のためのメモリ
にはデータの書き込み/読み出しが行われる。この際、
データ格納のためのメモリに対して読み出し/書き込み
の際にアドレス情報がバスを介して転送されているの
で、この転送されているアドレス情報とデータメモリア
ドレスバッファ110に格納されているアドレス情報と
の比較がアドレスコンパレータ120にて行われる。同
様に、プログラムカウンタで指示されるアドレス情報と
アドレスバッファセレクタ350で初期選択されている
プログラムメモリアドレスバッファ320に格納されて
いるアドレス情報との比較がアドレスコンパレータ22
0にて行われる。
120がアドレス情報の一致を検出した場合には、ハイ
レベルの一致信号が出力される。ハイレベルの一致信号
に応答して、コントロール部360は、出力ゲート13
0に対するイネーブル信号をハイレベルにする。イネー
ブル信号のハイレベルに応答して、出力ゲート130
は、一致したアドレス情報に基づき、バスに転送され
る、データ格納のためのメモリに書き込まれた(あるい
は読み出された)データをデータバッファ140へ転送
する。しかしながら、アドレスコンパレータ220がア
ドレス情報の一致を検出していない場合は、コントロー
ル部360から出力ゲート230をデータ転送可能とす
るハイレベルのイネーブル信号が供給されていない(つ
まり、出力ゲート230に供給されるイネーブル信号は
ローレベルのままである)。このため、データバッファ
140に格納されたデータは入出力ポート20には出力
されない。なお、完了フラグ部160も、フラグが”
0”のままである。つまり、アドレスコンパレータ22
0が一致を検出していない間は、アドレスコンパレータ
120が一致を検出する度にデータバッファ140の内
容は更新される。
レス情報の一致を検出した場合には、アドレスコンパレ
ータ220からハイレベルの一致信号が出力される。ハ
イレベルの一致信号は、コントロール部360に転送さ
れる。コントロール部360は1回目のアドレスコンパ
レータ220からのハイレベルの一致信号の受信を記憶
する。この場合はコントロール部360は、出力ゲート
230に対するイネーブル信号をローレベルのままであ
る。このため出力ゲート230は、この時にデータバッ
ファ140に格納されているデータを入出力ポート20
へ出力しない。また、アドレスコンパレータ220の一
致の検出に応答して、アドレスバッファセレクタ350
は、アドレスコンパレータ220に転送するアドレス情
報をプログラムメモリアドレスバッファ330に格納さ
れているアドレス情報に切り換える。
一致検出を開始し、プログラムメモリアドレスバッファ
320、330、340に格納された全てのアドレス情
報に対して一致の検出がされるまでは、アドレスコンパ
レータ120が一致を検出する度にデータバッファ14
0の内容は更新される。
一致検出は、一致の検出がされる毎に、対象のプログラ
ムメモリアドレスバッファを切り換えて、プログラムメ
モリアドレスバッファ320、330、340の順に行
われる。
に、プログラムメモリアドレスバッファ320及び33
0に対して一致の検出をしており、その後に、アドレス
コンパレータ220がプログラムメモリアドレスバッフ
ァ340に格納されたアドレス情報に対して一致を検出
した場合には、アドレスコンパレータ220からハイレ
ベルの一致信号が出力される。ハイレベルの一致信号は
コントロール部360に入力される。この時のアドレス
コンパレータ220からのハイレベルの一致信号は3回
目となるので、コントロール部360は、出力ゲート2
30に対するイネーブル信号をハイレベルにする。この
イネーブル信号のハイレベルに応答して、出力ゲート2
30は、この時にデータバッファ140に格納されてい
るデータを入出力ポート20へ出力する。この時、コン
トロール部360は、アドレスコンパレータ120の一
致信号がハイレベルになり、アドレスコンパレータ22
0の一致信号が3回ハイレベルになったことに応答し
て、完了フラグ部160に対してフラグとして”1”を
セットする。
おけるデータモニタ回路300では、いくつかの所定の
処理が実行された後に、特定の処理の実行時までに、監
視すべきメモリの特定のアドレス情報に書き込み/読み
出しされたデータを出力することができるので、より限
定した条件(処理に追従した条件)での監視を可能とし
ている。よって、不良解析がより確実に、より短時間に
行えることができる。
大幅な構成の追加はなく、制御を複雑にすることはない
ので、チップサイズが大型化することもない。
ニタ回路について図面を用いて以下に説明する。図4は
本発明の第4の実施の形態におけるデータモニタ回路4
00の回路図である。なお、図4において、図2と同様
な構成については、同様な符号を付けている。
タモニタ回路200に比べて、データメモリアドレスバ
ッファ410、アドレスコンパレータ420、出力ゲー
ト460、データバッファ470、出力ゲート480、
データバッファ有効フラグ部440が追加され、この追
加に伴い変更されたコントロール部450を有すること
である。
データメモリアドレスバッファ110と同様な機能を有
し、入出力ポート70から入力される、データ格納のた
めの、監視すべきアドレス情報を格納するものである。
コンパレータ120と同様な機能を有し、データメモリ
アドレスバッファ410に格納されたアドレス情報とバ
スに転送されるアドレス情報とを比較して、一致を検出
するものである。
レータ120、420の一致の検出(一致を検出した際
に各アドレスコンパレータからそれぞれハイレベルの一
致信号を出力)に応答して、それぞれに対応したハイレ
ベルのイネーブル信号を出力するものである。なお、ア
ドレスコンパレータ120、420が不一致を検出(ロ
ーレベルの一致信号を出力)している時は、コントロー
ル部450はそれぞれローレベルのイネーブル信号を出
力している。
コンパレータ120、420の一致検出状態(アドレス
コンパレータ120のみが一致を検出しているか、アド
レスコンパレータ420のみが一致を検出しているか、
2つのアドレスコンパレータがともに一致を検出してい
るか、2つのアドレスコンパレータがともに不一致を検
出しているか)を指示する情報をデータバッファ有効フ
ラグ部440に転送する。この情報は、少なくとも2ビ
ット分の情報があればよい。なお、この情報の転送はア
ドレスコンパレータ220が一致を検出した場合に、コ
ントロール部450からデータバッファフラグ部440
に転送されるものである。データバッファフラグ部44
0の内容は、テスト信号Tにて初期化(例えば、”0
0”)され、マイクロコンピュータの外部端子、例え
ば、入出力ポートから出力されるものとする。
同様な機能を有し、アドレスコンパレータ420におけ
る一致の検出の応答してコントロール部450から出力
されるハイレベルのイネーブル信号に応答して、バスに
転送されているデータをデータバッファ470へ出力す
るものである。つまり、アドレスコンパレータ420が
不一致を検出していることを指示するローレベルのイネ
ーブル信号の時は、バスに転送されているデータをデー
タバッファ470へ出力しない。
140と同様な機能を有し、出力ゲート460を介して
転送されるデータを格納し、出力するものである。
同様な機能を有し、アドレスコンパレータ220が一致
を検出した際に出力するハイレベルの一致信号に応答し
て、コントロール部450から出力されるイネーブル信
号を受けて、データバッファ470に格納されたデータ
を入出力ポート80へ出力するものである。つまり、ア
ドレスコンパレータ220が不一致を検出している場合
に、コントロール部450が出力するローレベルのイネ
ーブル信号を受信している時は、出力ゲート480はデ
ータバッファ470に格納されたデータを出力しない。
なお、出力ゲート480に入力されるイネーブル信号
は、出力ゲート230に入力されるイネーブル信号と同
様である。
モニタ回路400は、第1のアドレス格納手段を複数
(図4中では、説明簡略のために2つとしている)の副
格納部(データメモリアドレスバッファ110、41
0)から構成しているものであり、これに伴い、第1の
比較手段(アドレスコンパレータ120、420)、第
1のゲート手段(出力ゲート130、460)、第1の
データ格納手段(データバッファ140、470)、第
2のゲート手段(出力ゲート230、480)をそれぞ
れ複数(対応する数)設けているものである。このた
め、データを格納するためのメモリの、監視すべきアド
レス情報を複数設定することが可能である。
00の動作についてを以下に説明する。
時には、テスト信号Tはローレベルであり、データメモ
リアドレスバッファ110、410は、監視すべきアド
レス情報が格納されていない(あるいは、通常動作では
指定しない無効なアドレス情報を格納しておく)。この
ため、第2の実施の形態と同様に、出力ゲート130か
らデータバッファ140へのデータの転送、出力ゲート
460からデータバッファ470へのデータ転送ともに
行われることがなく、出力ゲート230からデータバッ
ファ140のデータが入出力ポート20へ転送されるこ
と、及び出力ゲート480からデータバッファ470の
データが入出力ポート80へ転送されることがない。よ
って、データモニタ回路400による影響を受けること
なく、入出力ポート10、20、50、70、80は通
常動作におけるデータの授受を行うことができる。な
お、この時、完了フラグも”0”のまま、データバッフ
ァ有効フラグ部440の情報も”00”のままで変化し
ない。よって、完了フラグ部160のフラグの状態やデ
ータバッファ有効フラグ部440の情報を指示する端子
が入出力ポートであっても、その入出力ポートでの信号
授受が優先されるので問題はない。
時における、データの格納のためのメモリにおける、い
くつかの所定のアドレス値の状態を監視する場合につい
てを説明する。
出力ポート10から、データ格納のためのメモリの、監
視したいメモリセルのアドレス情報の1つを入力し、こ
のアドレス情報をデータメモリアドレスバッファ110
に格納する。同様に、入出力ポート70から、監視した
いメモリセルのアドレス情報の他の1つを入力し、この
アドレス情報をデータメモリアドレスバッファ410に
格納する。同様に、入出力ポート50から、条件とし
て、ある特定の処理の実行時であることとした場合、プ
ログラム格納のためのメモリの、特定の処理が格納され
ているアドレス情報を入力し、このアドレス情報をデー
タプログラムメモリアドレスバッファ210に格納す
る。この時、完了フラグ部160も初期状態の”0”に
リセットされ、データバッファ有効フラグ部440の情
報も”00”にリセットされる。
戻し、通常動作と同様に、内蔵のプログラムを実行させ
て、マイクロコンピュータを動作させる。プログラムの
進行の伴い、監視対象であるデータ格納のためのメモリ
にはデータの書き込み/読み出しが行われる。この際、
データ格納のためのメモリに対して読み出し/書き込み
の際にアドレス情報がバスを介して転送されているの
で、この転送されているアドレス情報とデータメモリア
ドレスバッファ110に格納されているアドレス情報と
の比較がアドレスコンパレータ120にて行われ、転送
されているアドレス情報とデータメモリアドレスバッフ
ァ410に格納されているアドレス情報との比較がアド
レスコンパレータ420にて行われる。同様に、プログ
ラムカウンタ60で指示されるアドレス情報とプログラ
ムメモリアドレスバッファ210に格納されているアド
レス情報との比較がアドレスコンパレータ220にて行
われる。
120(あるいはアドレスコンパレータ420)がアド
レス情報の一致を検出した場合には、ハイレベルの一致
信号が出力される。ハイレベルの一致信号に応答して、
コントロール部450は、出力ゲート130(あるいは
460)に対するイネーブル信号をハイレベルにする。
イネーブル信号のハイレベルに応答して、出力ゲート1
30(あるいは460)は、一致したアドレス情報に基
づき、バスに転送される、データ格納のためのメモリに
書き込まれた(あるいは読み出された)データをデータ
バッファ140(あるいは470)へ転送する。しかし
ながら、アドレスコンパレータ220がアドレス情報の
一致を検出していない場合は、コントロール部450か
ら出力ゲート230及び480をデータ転送可能とする
ハイレベルのイネーブル信号が供給されていない(つま
り、出力ゲート230及び480に供給されるイネーブ
ル信号はローレベルのままである)。このため、データ
バッファ140(あるいは470)に格納されたデータ
は入出力ポート20(あるいは80)には出力されな
い。なお、完了フラグ部160も、フラグが”0”のま
ま、データバッファ有効フラグ部も、”00”のままで
ある。つまり、アドレスコンパレータ220が一致を検
出していない間は、アドレスコンパレータ120(ある
いは420)が一致を検出する度にデータバッファ14
0(あるいは470)の内容は更新される。
レス情報の一致を検出した場合には、ハイレベルの一致
信号が出力される。ハイレベルの一致信号に応答して、
コントロール部450は、出力ゲート230及び480
に対するイネーブル信号をハイレベルにする。このイネ
ーブル信号のハイレベルに応答して、出力ゲート230
及び480は、それぞれ、この時にデータバッファ14
0及び470に格納されているデータを入出力ポート2
0及び80へ出力する。この時、コントロール部450
は、3つのアドレスコンパレータ120、420、22
0の一致信号がそれぞれハイレベルになったことに応答
して、完了フラグ部160に対してフラグとして”1”
をセットする。
を検出した時に、アドレスコンパレータ120が既に一
致を検出しており、アドレスコンパレータ420が一度
も一致を検出していない場合に、データバッファ有効フ
ラグ部440の情報は”01”となる。また、アドレス
コンパレータ220が一致を検出した時に、アドレスコ
ンパレータ420がともに、既に一致を検出しており、
アドレスコンパレータ120が一度も一致を検出してい
ない場合に、データバッファ有効フラグ部440の情報
は”10”となる。また、アドレスコンパレータ220
が一致を検出した時に、アドレスコンパレータ120、
420が既に一致を検出している場合に、データバッフ
ァ有効フラグ部440の情報は”11”となる。なお、
このデータバッファ有効フラグ部440の機能を完了フ
ラグ部160に持たせて兼用するようにしてもよい。
おけるデータモニタ回路400では、所定の処理の実行
時までに、監視すべきメモリの複数の特定のアドレス情
報に書き込み/読み出しされたデータを出力することが
できるので、より高速な不良解析を可能としている。よ
って、不良解析がより確実に、より短時間に行えること
ができる。
大幅な構成の追加はなく、制御を複雑にすることはない
ので、チップサイズが大型化することもない。
により、入出力ポート20、80から出力されている情
報がどのような状態のものかをただちに知ることができ
る。
モニタ回路は上記実施の形態の構成に限定されるもので
はない。例えば、データモニタアドレスバッファやプロ
グラムメモリアドレスバッファは上記実施例の数に限ら
れるものではない。また、各バッファへの入力や各バッ
ファからの出力を入出力ポートを利用するものとした
が、他の端子でもよいことはいうまでもない。また、本
発明のデータモニタ回路はマイクロコンピュータに内蔵
されるものとして説明したが、本発明のデータモニタ回
路と同様な動作が可能であるならば、外部装置としても
よい。また、監視対象となるデータ格納のためのメモリ
は少なくとも読み出しが行えるものであればよいことは
言うまでもない。また、各実施の形態の特徴部分を組み
合わせて適用すること(例えば、第3の実施の形態と第
4の実施の形態のそれぞれの特徴を有するデータモニタ
回路)も可能である。
とにより、プログラムの実行中に、不良解決を確実に行
うことを実現することができる。
行うことができる。
うことができる。
に対しても確実に行うことができる。
回路100の回路ブロック図である。
回路200の回路ブロック図である。
回路300の回路ブロック図である。
回路400の回路ブロック図である。
アドレスバッファ 140、470 データバッファ 130、230、460、480 出力ゲート 150、250、360、450 コントロール部 160 完了フラグ部 440 データバッファ有効フラグ部
Claims (7)
- 【請求項1】 所定のプログラムに従って、少なくとも
データの読み出しがバスを介して行われる第1のメモリ
手段に対して、該バスに転送されるデータを監視するデ
ータモニタ回路において、 前記メモリ手段の、監視すべきアドレス情報を格納する
第1のアドレス格納手段と、 前記所定のプログラムに従って指示されるアドレス情報
をバスを介して入力し、前記第1のアドレス格納手段に
格納されたアドレス情報との一致を検出する第1の比較
手段と、バスに転送されているデータを格納する第1の
データ格納手段と、 第1の許可信号に応答して、バスに転送されているデー
タを前記第1のデータ格納手段に転送する第1のゲート
手段と、 前記第1の比較手段の検出結果に従って前記第1の許可
信号を出力する制御手段と、を有することを特徴とする
データモニタ回路。 - 【請求項2】 請求項1記載のデータモニタ回路におい
て、前記制御手段は、前記第1の許可信号の出力ととも
に前記第1の比較手段の検出結果を指示する指示情報を
出力し、該データモニタ回路は、該指示情報を格納し、
出力する指示情報格納手段を有することを特徴とするデ
ータモニタ回路。 - 【請求項3】 請求項1記載のデータモニタ回路におい
て、前記所定のプログラムは第2のメモリ手段に格納さ
れ、該データモニタ回路は、前記第2のメモリ手段の、
監視すべきアドレス情報を格納する第2のアドレス格納
手段と、前記所定のプログラムに対するプログラムカウ
ンタで指示するアドレス情報と前記第2のアドレス格納
手段に格納されたアドレス情報との一致を検出する第2
の比較手段と、第2の許可信号に応答して、前記第1の
データ格納手段に格納されているデータを外部へ出力す
る第2のゲート手段とを有し、前記制御手段は、前記第
2の比較手段の検出結果に従って前記第2の許可信号を
出力することを特徴とするデータモニタ回路。 - 【請求項4】 請求項3記載のデータモニタ回路におい
て、前記第2のアドレス格納手段は、前記第2のメモリ
手段の、監視すべきのアドレス情報を複数格納するn個
(ただし、nは2以上の整数)の副格納部を有し、前記
データモニタ回路は、第1の選択手段、及び第2の選択
手段を有し、該第1の選択手段により、該監視すべきア
ドレス情報の優先順位の高い順に第1の副格納部から第
nの副格納部に格納し、該第2の選択手段により、前記
第2の比較手段に優先順位の高い順に監視すべきのアド
レス情報を、該副格納部から転送することを特徴とする
データモニタ回路。 - 【請求項5】 請求項4記載のデータモニタ回路におい
て、前記第2の選択手段は、前記第2の比較手段の検出
結果に応じて、該第2の比較手段に転送する前記副格納
部に格納されたアドレス情報を切り換えることを特徴と
するデータモニタ回路。 - 【請求項6】 請求項3記載のデータモニタ回路におい
て、前記第1のアドレス格納手段は、前記メモリ手段
の、監視すべきアドレス情報を複数格納するn個(ただ
し、2以上の整数)の副格納部を有し、前記第1の比較
手段は、該n個の副格納部に格納されたアドレス情報と
バスに転送されるアドレス情報とをそれぞれ比較するn
個の比較部を有し、前記第1の許可信号は、該n個の比
較部の検出結果に応じたn個の許可信号からなり、前記
第1のデータ格納手段はn個の副格納部を有し、前記第
1のゲート手段及び前記第2のゲート手段は該第1のデ
ータ格納手段のn個の副格納部にそれぞれ対応したn個
の副ゲート部を有し、該第1のゲート手段のn個の副ゲ
ート部はそれぞれ該n個の許可信号の1つに応答してバ
スに転送されているデータを該第1のデータ格納手段の
n個の副格納部の対応する1つに転送し、該第2のゲー
ト手段のn個の副ゲート部は前記第2の許可信号に応答
して該第1のデータ格納手段に格納されているデータを
外部に出力することを特徴とするデータモニタ回路。 - 【請求項7】 請求項3ないし6のいずれか1つに記載
のデータモニタ回路において、前記制御手段は、前記第
2の許可信号の出力とともに前記第2の比較手段の検出
結果を指示する指示情報を出力し、該データモニタ回路
は、該指示情報を格納し、出力する指示情報格納手段を
有することを特徴とするデータモニタ回路。
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JP02313198A JP4008086B2 (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | データモニタ回路 |
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