JPH11219171A - 発音装置 - Google Patents
発音装置Info
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- JPH11219171A JPH11219171A JP1971598A JP1971598A JPH11219171A JP H11219171 A JPH11219171 A JP H11219171A JP 1971598 A JP1971598 A JP 1971598A JP 1971598 A JP1971598 A JP 1971598A JP H11219171 A JPH11219171 A JP H11219171A
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 演奏曲目や演奏時間の制約を解消するととも
に、装置全体としてコンパクト化して、スペース利用効
率の向上を図れる発音装置を提供する。 【構成】 複数の弁部2aを有する発音体2と、発音体
2の弁部2aを打撃するソレノイド5とを備え、ソレノ
イド5が移動可能に設置されており、このソレノイドが
移動して発音体2の複数の弁部2a,2aを択一的に打
撃するようにした発音装置1。また、ソレノイド5が、
星車7を介して、発音体の弁部を発音動作させるように
した発音装置1。また、これらの発音装置1において、
ソレノイドが単一であること。
に、装置全体としてコンパクト化して、スペース利用効
率の向上を図れる発音装置を提供する。 【構成】 複数の弁部2aを有する発音体2と、発音体
2の弁部2aを打撃するソレノイド5とを備え、ソレノ
イド5が移動可能に設置されており、このソレノイドが
移動して発音体2の複数の弁部2a,2aを択一的に打
撃するようにした発音装置1。また、ソレノイド5が、
星車7を介して、発音体の弁部を発音動作させるように
した発音装置1。また、これらの発音装置1において、
ソレノイドが単一であること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オルゴール、チャ
イム及び時計の時報機構等に好適な発音装置に関する。
イム及び時計の時報機構等に好適な発音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、時計等の報知に用いられる発音
手段としては、発音回路及びスピーカ等を用いて、人工
的な電子音を得るものに限らず、機械的な発音装置を用
いて、情趣に富む柔らかな発音や、該発音による曲目を
演奏するものが知られている。
手段としては、発音回路及びスピーカ等を用いて、人工
的な電子音を得るものに限らず、機械的な発音装置を用
いて、情趣に富む柔らかな発音や、該発音による曲目を
演奏するものが知られている。
【0003】すなわち、電子音によるものでは、音色を
自由に設定できるが、あくまでも擬似的な音色しか得る
ことができず、高級感に富み臨場感にあふれた生の演奏
音を得ることはできない。
自由に設定できるが、あくまでも擬似的な音色しか得る
ことができず、高級感に富み臨場感にあふれた生の演奏
音を得ることはできない。
【0004】この種の発音装置は、所定音階且つ音色を
発生する金属製の発音体を設置し、この発音体の発音部
分を、各種の機構により、打撃したり、弾くように構成
され、演奏曲目を固定設置的なシリンダーや、交換可能
なディスクに記録したものがある。
発生する金属製の発音体を設置し、この発音体の発音部
分を、各種の機構により、打撃したり、弾くように構成
され、演奏曲目を固定設置的なシリンダーや、交換可能
なディスクに記録したものがある。
【0005】このシリンダー・タイプの発音装置は、所
定直径且つ長さの円筒状に形成されたシリンダーの外周
に、発音体の発音部分に対応し、且つ曲目の発音タイミ
ングの位置にピン状の突起を形成するとともに、このシ
リンダーを、発音体に対峙させて、回転駆動を可能に設
けて構成され、このシリンダーを回転駆動すると、シリ
ンダーの各突起が、発音体の各発音部位を直接的に爪弾
いて、所定の曲目を演奏するようにしている。
定直径且つ長さの円筒状に形成されたシリンダーの外周
に、発音体の発音部分に対応し、且つ曲目の発音タイミ
ングの位置にピン状の突起を形成するとともに、このシ
リンダーを、発音体に対峙させて、回転駆動を可能に設
けて構成され、このシリンダーを回転駆動すると、シリ
ンダーの各突起が、発音体の各発音部位を直接的に爪弾
いて、所定の曲目を演奏するようにしている。
【0006】また、ディスク・タイプは、所定直径の薄
円板状に形成されたディスクの表面に、発音体の発音部
分に応じて複数トラックに区画し、そのトラックが分担
した音階の発音タイミングに応じた周方向の箇所に、突
起や所定径の孔状の演奏用係合部を形成するとともに、
このディスクを、発音体に対面させて、回転駆動を可能
に設けて構成され、このディスクを回転駆動すると、デ
ィスクの各係合部が、星車を介して、発音体の各発音部
位を間接的に爪弾いて、所定の曲目を演奏するようにし
ている。
円板状に形成されたディスクの表面に、発音体の発音部
分に応じて複数トラックに区画し、そのトラックが分担
した音階の発音タイミングに応じた周方向の箇所に、突
起や所定径の孔状の演奏用係合部を形成するとともに、
このディスクを、発音体に対面させて、回転駆動を可能
に設けて構成され、このディスクを回転駆動すると、デ
ィスクの各係合部が、星車を介して、発音体の各発音部
位を間接的に爪弾いて、所定の曲目を演奏するようにし
ている。
【0007】尚、このディスク・タイプにおいては、デ
ィスクを交換可能に設け、人手やオートチェンジ機構に
より、複数ディスクによる複数曲目を演奏できるように
したものが各種提案されている。
ィスクを交換可能に設け、人手やオートチェンジ機構に
より、複数ディスクによる複数曲目を演奏できるように
したものが各種提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
シリンダやディスク・タイプの発音装置においては、そ
の演奏する曲目数や演奏時間、発音装置を設置するスペ
ース等の点で、以下のような問題点を生じていた。
シリンダやディスク・タイプの発音装置においては、そ
の演奏する曲目数や演奏時間、発音装置を設置するスペ
ース等の点で、以下のような問題点を生じていた。
【0009】すなわち、曲目数に関して、シリンダ・タ
イプでは、その長手方向を延在させて、延長した各ブロ
ックに複数曲目を記録し、シリンダをスライド移動させ
て、複数曲目から択一的に選択する構成が考えられる
が、機構の複雑化による物理的な設置スペースや、信頼
性、コスト的な面で不利である。
イプでは、その長手方向を延在させて、延長した各ブロ
ックに複数曲目を記録し、シリンダをスライド移動させ
て、複数曲目から択一的に選択する構成が考えられる
が、機構の複雑化による物理的な設置スペースや、信頼
性、コスト的な面で不利である。
【0010】また、ディスク・タイプにおいては、上述
したように複数の交換ディスクを用いて、複数曲目を選
択可能にできるが、人手の場合には、交換の手間がかか
り、自動化した場合にも、シリンダ・タイプと同様に、
設置スペースや、信頼性、コスト的な面で不利である。
したように複数の交換ディスクを用いて、複数曲目を選
択可能にできるが、人手の場合には、交換の手間がかか
り、自動化した場合にも、シリンダ・タイプと同様に、
設置スペースや、信頼性、コスト的な面で不利である。
【0011】更に、演奏時間に関しては、シリンダ及び
ディスクの両方とも、基本的に、その1回転動作で1曲
目であり、この演奏時間を変えるために回転スピードを
増減することは、曲調や音色等が変わってしまい好まし
くないので、演奏時間は、常に一定である。また、これ
らを回避して演奏時間を延長するために、シリンダやデ
ィスクを大型化すると、これに伴って、装置自体が大掛
かりとなってしまい、重量やスペース、コストで不利で
あり、小規模な用途に使えないことになる。
ディスクの両方とも、基本的に、その1回転動作で1曲
目であり、この演奏時間を変えるために回転スピードを
増減することは、曲調や音色等が変わってしまい好まし
くないので、演奏時間は、常に一定である。また、これ
らを回避して演奏時間を延長するために、シリンダやデ
ィスクを大型化すると、これに伴って、装置自体が大掛
かりとなってしまい、重量やスペース、コストで不利で
あり、小規模な用途に使えないことになる。
【0012】また、シリンダやディスク・タイプにおい
て、その機械的な演奏情報を記録したシリンダ外周やデ
ィスク表面の記録面における情報密度は、物理的及び実
際的な制約から低く、小型化を図ることが困難で、設置
スペースの利用効率が、あまり良くないという不都合が
ある。すなわち、記録体の外面に設けた突起等の係合部
を、機械的な駆動源として発音動作させているので、同
一音階の係合部同士における最小限の間隙距離は、物理
的に自ずから決まっており、更には製作誤差や高精度コ
スト等の面からも、記録面の情報密度を高めることは困
難である。
て、その機械的な演奏情報を記録したシリンダ外周やデ
ィスク表面の記録面における情報密度は、物理的及び実
際的な制約から低く、小型化を図ることが困難で、設置
スペースの利用効率が、あまり良くないという不都合が
ある。すなわち、記録体の外面に設けた突起等の係合部
を、機械的な駆動源として発音動作させているので、同
一音階の係合部同士における最小限の間隙距離は、物理
的に自ずから決まっており、更には製作誤差や高精度コ
スト等の面からも、記録面の情報密度を高めることは困
難である。
【0013】特に、ディスク・タイプにおいては、最小
限度、円板状のディスクを安定して回転させるスペース
が必要であり、また、ディスク交換可能に構成した場合
には、外部からディスクを入れてセットするまでに至る
経路スペースを確保したり、ディスク交換しやすい箇所
に、その設置箇所が限定されたりするので、スペース利
用効率が低下する傾向が、より促進されてしまう。
限度、円板状のディスクを安定して回転させるスペース
が必要であり、また、ディスク交換可能に構成した場合
には、外部からディスクを入れてセットするまでに至る
経路スペースを確保したり、ディスク交換しやすい箇所
に、その設置箇所が限定されたりするので、スペース利
用効率が低下する傾向が、より促進されてしまう。
【0014】そこで、本発明は、発音動作の機械的な駆
動源となる記録体を不要にして、演奏曲目や演奏時間の
制約を解消するとともに、装置全体としてコンパクト化
して、スペース利用効率の向上を図れる発音装置を提供
することを目的とする。
動源となる記録体を不要にして、演奏曲目や演奏時間の
制約を解消するとともに、装置全体としてコンパクト化
して、スペース利用効率の向上を図れる発音装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、複数の弁部を有する発音体と、前記発音体の
弁部を打撃するソレノイドとを備え、前記ソレノイドが
移動可能に設置されており、このソレノイドが移動して
前記発音体の複数の弁部を択一的に打撃するようにした
発音装置である。
た発明は、複数の弁部を有する発音体と、前記発音体の
弁部を打撃するソレノイドとを備え、前記ソレノイドが
移動可能に設置されており、このソレノイドが移動して
前記発音体の複数の弁部を択一的に打撃するようにした
発音装置である。
【0016】従来のオルゴール等の発音装置は、演奏情
報を機械的に記録した記録体を必要としていたが、本発
明によれば、これらの記録体を不要にできるので、発音
装置を設置するスペース効率を向上することが可能とな
るとともに、該記録体を用いるために必要な各種の設置
条件を解除でき、発音装置による発音効果を優先させた
り、他の装飾体等の設置を優先させたりした設置が可能
となり、設置条件の自由度を向上することができる。
報を機械的に記録した記録体を必要としていたが、本発
明によれば、これらの記録体を不要にできるので、発音
装置を設置するスペース効率を向上することが可能とな
るとともに、該記録体を用いるために必要な各種の設置
条件を解除でき、発音装置による発音効果を優先させた
り、他の装飾体等の設置を優先させたりした設置が可能
となり、設置条件の自由度を向上することができる。
【0017】更に、ソレノイドが移動可能に設置されて
おり、このソレノイドが移動して前記発音体の複数の弁
部を択一的に打撃するようにしているので、必要なソレ
ノイドの本数が削減され、コストの低廉化を図ることが
可能となる。
おり、このソレノイドが移動して前記発音体の複数の弁
部を択一的に打撃するようにしているので、必要なソレ
ノイドの本数が削減され、コストの低廉化を図ることが
可能となる。
【0018】本願第2請求項に記載した発明は、複数の
弁部を有する発音体と、前記発音体の弁部を打撃するソ
レノイドとを備え、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
弁部を有する発音体と、前記発音体の弁部を打撃するソ
レノイドとを備え、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
【0019】発音動作する際には、この星車によってソ
レノイドの突出動作を確実に受けて、これを星車自体の
回転運動に変換するとともに、この回転動作に伴い、星
車によってスムーズに発音体の弁部と係合動作がなさ
れ、この弁部を爪弾いて、発音動作することができる。
従って、星車を介することにより、ソレノイドの突出位
置を星車の周囲に設けることができるので、ソレノイド
と発音体との交差角度を適宜なものとすることができ、
これにより配置の自由度が向上する。
レノイドの突出動作を確実に受けて、これを星車自体の
回転運動に変換するとともに、この回転動作に伴い、星
車によってスムーズに発音体の弁部と係合動作がなさ
れ、この弁部を爪弾いて、発音動作することができる。
従って、星車を介することにより、ソレノイドの突出位
置を星車の周囲に設けることができるので、ソレノイド
と発音体との交差角度を適宜なものとすることができ、
これにより配置の自由度が向上する。
【0020】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1の発明において、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
1の発明において、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
【0021】従って、前記第2請求項の発明と同様に、
星車を介することにより、ソレノイドの突出位置を星車
の周囲に設けることができるので、ソレノイドと発音体
との交差角度を適宜なものとすることができ、これによ
り配置の自由度が向上する。
星車を介することにより、ソレノイドの突出位置を星車
の周囲に設けることができるので、ソレノイドと発音体
との交差角度を適宜なものとすることができ、これによ
り配置の自由度が向上する。
【0022】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1〜3の発明において、前記ソレノイドが単一である構
成の発音装置である。
1〜3の発明において、前記ソレノイドが単一である構
成の発音装置である。
【0023】とりわけソレノイドが単一である場合は、
可及的にコストの低廉化を図ることが可能となる。
可及的にコストの低廉化を図ることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る発音装置の
第1具体例を図1及び図2に基づいて説明する。
第1具体例を図1及び図2に基づいて説明する。
【0025】尚、本例の発音装置を、図示を省略した時
計体に組込んだ例を説明し、毎正時に又は任意の設定
時、並びに、使用者の任意に、所定の演奏曲目プログラ
ムに準じた発音動作を行うものとする。
計体に組込んだ例を説明し、毎正時に又は任意の設定
時、並びに、使用者の任意に、所定の演奏曲目プログラ
ムに準じた発音動作を行うものとする。
【0026】図1及び図2に示すように、本例の発音装
置1は、打撃されると所定音階に発音する弁部2aを有
する発音体2と、各発音弁部2aに対応して設けられた
複数のソレノイド5,5とから構成され、これらのソレ
ノイド5,5から所定音階に対応したソレノイド5を択
一的に選択し、この選択したソレノイド5によって、発
音体2の弁部2aを打撃し、所定音階に発音動作させる
ようにしている。
置1は、打撃されると所定音階に発音する弁部2aを有
する発音体2と、各発音弁部2aに対応して設けられた
複数のソレノイド5,5とから構成され、これらのソレ
ノイド5,5から所定音階に対応したソレノイド5を択
一的に選択し、この選択したソレノイド5によって、発
音体2の弁部2aを打撃し、所定音階に発音動作させる
ようにしている。
【0027】このように、所定の順序及びタイミング
で、ソレノイド5を選択し打撃する動作を繰返すことに
より、発音体2の各弁部2aを打撃し、発音動作させる
演奏プログラムを実行し、所定の曲目を演奏するように
している。
で、ソレノイド5を選択し打撃する動作を繰返すことに
より、発音体2の各弁部2aを打撃し、発音動作させる
演奏プログラムを実行し、所定の曲目を演奏するように
している。
【0028】尚、後述する各具体例において、本例で説
明する弁部2aを有する発音体2と、ソレノイド5との
構成は、基本的に同一なので、説明を省略することにす
る。
明する弁部2aを有する発音体2と、ソレノイド5との
構成は、基本的に同一なので、説明を省略することにす
る。
【0029】前記発音体2は、所定の金属素材を用い
て、略長板形状に形成され、その長辺の一端側には、所
定音階の発音部分が設けられるとともに、図示を省略し
たケースに、固定設置されている。
て、略長板形状に形成され、その長辺の一端側には、所
定音階の発音部分が設けられるとともに、図示を省略し
たケースに、固定設置されている。
【0030】発音体2の一端側の基端は、台座部11に
固定され、他端側の先端には、クシ歯状形成された弁部
2aが設けられている。
固定され、他端側の先端には、クシ歯状形成された弁部
2aが設けられている。
【0031】また、この台座部11は、鋳鉄等を素材と
して、比較的に大重量に形成され、図示を省略した発音
装置1をカバーするケースに、強固に取付けられ、発音
体2の良好な発音の基盤となるようにしている。
して、比較的に大重量に形成され、図示を省略した発音
装置1をカバーするケースに、強固に取付けられ、発音
体2の良好な発音の基盤となるようにしている。
【0032】更に、これらの弁部2a,2aは、発音す
る音階数に応じた所定数が設けられており、それぞれ
が、音階に応じた所定の厚さ及び長さに設定された細板
形状に形成されていて、各弁部2a,2aが打撃される
と、所定の音階/音程が生じるようにしている。
る音階数に応じた所定数が設けられており、それぞれ
が、音階に応じた所定の厚さ及び長さに設定された細板
形状に形成されていて、各弁部2a,2aが打撃される
と、所定の音階/音程が生じるようにしている。
【0033】また、このように固有の発音音階を有した
発音体2の各弁部2a毎に、専用のソレノイド5が、複
数、設けられ、図示を省略したケースに固定されてい
る。
発音体2の各弁部2a毎に、専用のソレノイド5が、複
数、設けられ、図示を省略したケースに固定されてい
る。
【0034】すなわち、これらのソレノイド5は、略長
棒状に形成され、その長手方向を、長板状に形成された
発音体2の面と直交する方向に向けている。
棒状に形成され、その長手方向を、長板状に形成された
発音体2の面と直交する方向に向けている。
【0035】また、これらのソレノイド5は、その打撃
側端部を、発音体2に備えられた弁部2aの先端側に、
上下方向に所定の同一距離を設けて、対峙させている。
側端部を、発音体2に備えられた弁部2aの先端側に、
上下方向に所定の同一距離を設けて、対峙させている。
【0036】従って、このように配置されたソレノイド
5によって、このソレノイド5の打撃による発音体2の
発音を、棒状の打撃体によるものと同様に、音色等を良
好に且つ確実に確保できるようにしている。
5によって、このソレノイド5の打撃による発音体2の
発音を、棒状の打撃体によるものと同様に、音色等を良
好に且つ確実に確保できるようにしている。
【0037】また、このソレノイド5は、円筒状のケー
ス内に、その一端を突設させた磁性体からなる棒状の打
撃体5aと、この打撃体5aの周囲に配置された図示を
省略したソレノイドコイルと、この打撃体5aをソレノ
イド5内に後退する方向に、常時付勢するバネ等を用い
た図示を省略した付勢手段とを収納して構成されてい
る。
ス内に、その一端を突設させた磁性体からなる棒状の打
撃体5aと、この打撃体5aの周囲に配置された図示を
省略したソレノイドコイルと、この打撃体5aをソレノ
イド5内に後退する方向に、常時付勢するバネ等を用い
た図示を省略した付勢手段とを収納して構成されてい
る。
【0038】そして、このソレノイド5のソレノイドコ
イルは、図示を省略した制御回路、又は、この制御回路
に動作制御されたコイル駆動回路に、電気的に接続さ
れ、この制御回路により、その打撃動作が所定に制御さ
れている。
イルは、図示を省略した制御回路、又は、この制御回路
に動作制御されたコイル駆動回路に、電気的に接続さ
れ、この制御回路により、その打撃動作が所定に制御さ
れている。
【0039】すなわち、このソレノイド5による発音動
作時には、該ソレノイドコイルに所定の駆動電流を印加
することにより、打撃体5aに突出方向への移動力を、
電磁的に付与するようにしている。
作時には、該ソレノイドコイルに所定の駆動電流を印加
することにより、打撃体5aに突出方向への移動力を、
電磁的に付与するようにしている。
【0040】尚、このようなソレノイド5の打撃による
発音動作時に、その打撃体5aが跳ね返り運動して、複
数の発音が生じることを防止するフェルト製等の緩衝材
が、打撃体5a近傍の適宜箇所に設けられている。
発音動作時に、その打撃体5aが跳ね返り運動して、複
数の発音が生じることを防止するフェルト製等の緩衝材
が、打撃体5a近傍の適宜箇所に設けられている。
【0041】また、この制御回路は、一般的なI/Oポ
ート、CPU、メモリ等を備えたマイコン回路、又は、
専用回路から構成され、プログラム制御によって、上述
したソレノイド5を、順次、選択し動作させて、所定の
曲目を演奏するようにしている。
ート、CPU、メモリ等を備えたマイコン回路、又は、
専用回路から構成され、プログラム制御によって、上述
したソレノイド5を、順次、選択し動作させて、所定の
曲目を演奏するようにしている。
【0042】すなわち、この制御回路は、ソレノイド5
順次動作用の演奏制御データを、その内部又は外部の記
憶装置に記録しており、毎正時に又は任意の設定時に計
時機構から生成される起動信号によって、並びに、使用
者の任意操作による起動信号によって、演奏データを用
いて所定の曲目を演奏するようしている。
順次動作用の演奏制御データを、その内部又は外部の記
憶装置に記録しており、毎正時に又は任意の設定時に計
時機構から生成される起動信号によって、並びに、使用
者の任意操作による起動信号によって、演奏データを用
いて所定の曲目を演奏するようしている。
【0043】従って、このようにプログラム制御を用い
ているので、機械的な演奏データ記録体を用いた場合に
おける演奏する曲目数や演奏時間の制約を解消すること
ができ、多彩且つ柔軟な変更が可能になるとともに、コ
ンパクト化や配置の自由度を高めることができる。
ているので、機械的な演奏データ記録体を用いた場合に
おける演奏する曲目数や演奏時間の制約を解消すること
ができ、多彩且つ柔軟な変更が可能になるとともに、コ
ンパクト化や配置の自由度を高めることができる。
【0044】尚、発音装置の音量は、ソレノイドコイル
への駆動電流の増減によって、打撃体の突出動作の速度
を増減することにより、調整可能であり、このようにソ
レノイドコイルに供給する電流値で、発音音量を調整で
きるので、機械的な調整を行う従来タイプに比べ調整作
業が容易になるとともに、各発音の音量も個別に打ち分
けることが可能となる。
への駆動電流の増減によって、打撃体の突出動作の速度
を増減することにより、調整可能であり、このようにソ
レノイドコイルに供給する電流値で、発音音量を調整で
きるので、機械的な調整を行う従来タイプに比べ調整作
業が容易になるとともに、各発音の音量も個別に打ち分
けることが可能となる。
【0045】また、大音量用に強打した場合等に、発音
体を打撃するソレノイドの打撃体が跳ね返ることを防止
する方法としては、前述したフェルト製の緩衝材の他
に、ソレノイドに発音動作用に駆動電圧パルスを印加し
た直後に、所定の逆電圧パルスを印加する方法や、打撃
体を初期姿勢に維持するバネ圧を適正に調整する方法等
があげられる。
体を打撃するソレノイドの打撃体が跳ね返ることを防止
する方法としては、前述したフェルト製の緩衝材の他
に、ソレノイドに発音動作用に駆動電圧パルスを印加し
た直後に、所定の逆電圧パルスを印加する方法や、打撃
体を初期姿勢に維持するバネ圧を適正に調整する方法等
があげられる。
【0046】以上説明したように、本具体例によれば、
所定音階数の発音部分を有する発音体に、各発音部分を
打撃する専用に設けられ複数のソレノイドを設けるとと
もに、これらソレノイドを選択し打撃動作させることを
プログラム制御したことにより、従来の演奏情報を形状
的に記録した記録体を用いて、この記録体を機械的な駆
動源として、発音及び演奏動作させる発音装置において
生じていた曲目数や演奏時間、該発音装置を設置するス
ペース等の不満点を、解消することができる。
所定音階数の発音部分を有する発音体に、各発音部分を
打撃する専用に設けられ複数のソレノイドを設けるとと
もに、これらソレノイドを選択し打撃動作させることを
プログラム制御したことにより、従来の演奏情報を形状
的に記録した記録体を用いて、この記録体を機械的な駆
動源として、発音及び演奏動作させる発音装置において
生じていた曲目数や演奏時間、該発音装置を設置するス
ペース等の不満点を、解消することができる。
【0047】すなわち、発音体を発音動作させるのに、
物理的な形状により演奏情報を記録した記録体を用いず
に、電気的なプログラム制御を用いた構成としているの
で、曲目数や演奏時間を、演奏プログラムの変更のみ
で、自由且つ柔軟に変更でき、物理的な制約を解消でき
る。
物理的な形状により演奏情報を記録した記録体を用いず
に、電気的なプログラム制御を用いた構成としているの
で、曲目数や演奏時間を、演奏プログラムの変更のみ
で、自由且つ柔軟に変更でき、物理的な制約を解消でき
る。
【0048】また、このように演奏情報を機械的に記録
した記録体を不要としたので、発音装置を設置するスペ
ース効率を向上することが可能となるとともに、該記録
体を用いるために必要な各種の設置条件を解除でき、発
音装置による発音効果を優先させたり、他の装飾体等の
設置を優先させたりした設置が可能となり、設置条件の
自由度を向上できる。
した記録体を不要としたので、発音装置を設置するスペ
ース効率を向上することが可能となるとともに、該記録
体を用いるために必要な各種の設置条件を解除でき、発
音装置による発音効果を優先させたり、他の装飾体等の
設置を優先させたりした設置が可能となり、設置条件の
自由度を向上できる。
【0049】更に、複数のソレノイドを、配列配置して
設けた構成なので、構造的に簡素であり、十分な信頼性
を確保できるととともに、小型化を図ることが可能とな
る。
設けた構成なので、構造的に簡素であり、十分な信頼性
を確保できるととともに、小型化を図ることが可能とな
る。
【0050】以下に、本発明に係る発音装置の第2具体
例を図3及び図4に基づいて説明する。
例を図3及び図4に基づいて説明する。
【0051】本例の発音装置は、各音階用に複数、設け
たソレノイドが、同様に各音階用に複数、設けた星車を
介して、発音体を打撃動作する構成とし、これらの星車
によって、ソレノイドを設置する向きを変更可能にし
て、発音装置の薄型化を図ったものである。
たソレノイドが、同様に各音階用に複数、設けた星車を
介して、発音体を打撃動作する構成とし、これらの星車
によって、ソレノイドを設置する向きを変更可能にし
て、発音装置の薄型化を図ったものである。
【0052】すなわち、図3及び図4に示すように、発
音体2の各弁部2aに対応して、各弁部2aを弾いて発
音動作させる専用の星車7を回転可能に設け、これらの
星車7を回転駆動させるソレノイド5を、複数、設ける
とともに、これらのソレノイド5を、その長手方向を発
音体2の平面に平行にして、且つ、発音体2の近傍箇所
に設置している。
音体2の各弁部2aに対応して、各弁部2aを弾いて発
音動作させる専用の星車7を回転可能に設け、これらの
星車7を回転駆動させるソレノイド5を、複数、設ける
とともに、これらのソレノイド5を、その長手方向を発
音体2の平面に平行にして、且つ、発音体2の近傍箇所
に設置している。
【0053】この星車7は、所定の同一形状に形成さ
れ、各弁部2a専用に、複数個、設けられるとともに、
同一軸により、互いに独立に回転可能に軸支されてい
る。
れ、各弁部2a専用に、複数個、設けられるとともに、
同一軸により、互いに独立に回転可能に軸支されてい
る。
【0054】すなわち、これらの星車7は、どのような
回転位置でもソレノイド5と係合できるように、所定半
径の外周に、8つの爪部が設けられており、これらの爪
部の回転方向における前側は、鋭角なスロープ面に形成
される一方、後側は、回転方向に直交する面に形成され
ている。
回転位置でもソレノイド5と係合できるように、所定半
径の外周に、8つの爪部が設けられており、これらの爪
部の回転方向における前側は、鋭角なスロープ面に形成
される一方、後側は、回転方向に直交する面に形成され
ている。
【0055】従って、発音動作する際には、この星車7
に設けた爪部の後側の直交面で、ソレノイド5の打撃体
による突出動作を、確実に受けて、星車7自体の回転運
動に変換するとともに、この回転動作に伴い、前側のス
ロープ面で、スムーズに発音体2の弁部2aと係合動作
させ、この弁部2aを爪弾いて、発音動作できるように
している。
に設けた爪部の後側の直交面で、ソレノイド5の打撃体
による突出動作を、確実に受けて、星車7自体の回転運
動に変換するとともに、この回転動作に伴い、前側のス
ロープ面で、スムーズに発音体2の弁部2aと係合動作
させ、この弁部2aを爪弾いて、発音動作できるように
している。
【0056】発音動作する際には、この星車によってソ
レノイドの突出動作を確実に受けて、これを星車自体の
回転運動に変換するとともに、この回転動作に伴い、星
車によってスムーズに発音体の弁部と係合動作がなさ
れ、この弁部を爪弾いて、発音動作することができる。
従って、星車を介することにより、ソレノイドの突出位
置を星車の周囲に設けることができるので、ソレノイド
と発音体との交差角度を適宜なものとすることができ、
これにより配置の自由度が向上する。
レノイドの突出動作を確実に受けて、これを星車自体の
回転運動に変換するとともに、この回転動作に伴い、星
車によってスムーズに発音体の弁部と係合動作がなさ
れ、この弁部を爪弾いて、発音動作することができる。
従って、星車を介することにより、ソレノイドの突出位
置を星車の周囲に設けることができるので、ソレノイド
と発音体との交差角度を適宜なものとすることができ、
これにより配置の自由度が向上する。
【0057】更に、これらの星車7を発音用に駆動する
ソレノイド5が、複数、設けられている。
ソレノイド5が、複数、設けられている。
【0058】すなわち、これらのソレノイド5は、図4
に示すように、その長手方向を、発音体2の平面に平行
にして、発音体2の上方の近傍箇所、且つ、その突出打
撃側の向きを、星車7の上側に対して、同一な所定距離
を設けて対峙させて、図示を省略したケースに固定設置
されている。
に示すように、その長手方向を、発音体2の平面に平行
にして、発音体2の上方の近傍箇所、且つ、その突出打
撃側の向きを、星車7の上側に対して、同一な所定距離
を設けて対峙させて、図示を省略したケースに固定設置
されている。
【0059】また、これらのソレノイド5は、上記第1
具体例と同様に、図示を省略した制御回路、又は、この
制御回路に動作制御されたソレノイド駆動回路に、電気
的に接続され、この制御回路によって、所定にソレノイ
ド5の選択及び打撃動作を、プログラム制御している。
具体例と同様に、図示を省略した制御回路、又は、この
制御回路に動作制御されたソレノイド駆動回路に、電気
的に接続され、この制御回路によって、所定にソレノイ
ド5の選択及び打撃動作を、プログラム制御している。
【0060】以上説明したように、本具体例によれば、
各音階用に複数、設けたソレノイドが、同様に各音階用
に複数、設けた星車を介して、発音体を打撃動作する構
成とし、これらソレノイドを選択し打撃動作させること
をプログラム制御するとともに、これらの星車によっ
て、ソレノイドを設置する長手方向の向きを、発音体の
平面と同様な向きに設置したことにより、上記第1具体
例と同様な効果を奏するのみならず、発音装置全体が占
める高さ寸法を減少でき、薄型化を図ることができる。
各音階用に複数、設けたソレノイドが、同様に各音階用
に複数、設けた星車を介して、発音体を打撃動作する構
成とし、これらソレノイドを選択し打撃動作させること
をプログラム制御するとともに、これらの星車によっ
て、ソレノイドを設置する長手方向の向きを、発音体の
平面と同様な向きに設置したことにより、上記第1具体
例と同様な効果を奏するのみならず、発音装置全体が占
める高さ寸法を減少でき、薄型化を図ることができる。
【0061】この結果、この発音装置を組込んで用いる
装置の小型化を図ったり、発音装置を収納するスペース
の制約を緩和でき、その設計の自由度を向上できるとと
もに、使用範囲を拡大することができる。
装置の小型化を図ったり、発音装置を収納するスペース
の制約を緩和でき、その設計の自由度を向上できるとと
もに、使用範囲を拡大することができる。
【0062】次に、本発明に係る発音装置の第3具体例
を図5及び図6に基づいて説明する。
を図5及び図6に基づいて説明する。
【0063】本例の発音装置は、上述した第2具体例の
発音装置の構成と基本的に同一であり、発音装置の上下
寸法を増加させることなく、一つの星車7を、2系列の
ソレノイド5で発音駆動を可能にした点のみが異なり、
これにより、曲目の調子等のように演奏動作の柔軟性を
向上させて、演奏幅を広げると共に、テンポの速い曲目
に対応可能にしたものである。
発音装置の構成と基本的に同一であり、発音装置の上下
寸法を増加させることなく、一つの星車7を、2系列の
ソレノイド5で発音駆動を可能にした点のみが異なり、
これにより、曲目の調子等のように演奏動作の柔軟性を
向上させて、演奏幅を広げると共に、テンポの速い曲目
に対応可能にしたものである。
【0064】この発音装置は、上記第2具体例の発音装
置に、各星車7毎に、当該星車7を発音動作させる第2
のソレノイド5を、追加して設けている。
置に、各星車7毎に、当該星車7を発音動作させる第2
のソレノイド5を、追加して設けている。
【0065】すなわち、これらの第2のソレノイド5
は、図6に示すように、その長手方向を、発音体2の平
面に平行にして、且つ、その突出打撃側の向きを、星車
7の下側に対して、同一な所定距離を設けて対峙させ
て、図示を省略したケースに固定設置されている。
は、図6に示すように、その長手方向を、発音体2の平
面に平行にして、且つ、その突出打撃側の向きを、星車
7の下側に対して、同一な所定距離を設けて対峙させ
て、図示を省略したケースに固定設置されている。
【0066】また、これらのソレノイド5は、上記第2
具体例と同様に、図示を省略した制御回路、又は、この
制御回路に動作制御されたソレノイド駆動回路に、電気
的に接続され、この制御回路によって、所定にソレノイ
ド5の選択及び打撃動作を、プログラム制御している。
具体例と同様に、図示を省略した制御回路、又は、この
制御回路に動作制御されたソレノイド駆動回路に、電気
的に接続され、この制御回路によって、所定にソレノイ
ド5の選択及び打撃動作を、プログラム制御している。
【0067】以上説明したように、本具体例によれば、
各音階用に複数、設けたソレノイドが、同様に各音階用
に複数、設けた星車7を介して、発音体を打撃動作する
構成とし、これらソレノイドを選択し打撃動作させるこ
とをプログラム制御するとともに、これらの星車7によ
って、2系列のソレノイドを設置する長手方向の向き
を、発音体の平面と同様な向きに設置したことにより、
発音装置全体が占める高さ寸法を増加せずに、上記第1
具体例と同様な効果を奏するのみならず、曲目の調子等
のように演奏動作の柔軟性を向上でき、演奏幅を広げる
とともに、テンポの速い曲目に対応することができる。
各音階用に複数、設けたソレノイドが、同様に各音階用
に複数、設けた星車7を介して、発音体を打撃動作する
構成とし、これらソレノイドを選択し打撃動作させるこ
とをプログラム制御するとともに、これらの星車7によ
って、2系列のソレノイドを設置する長手方向の向き
を、発音体の平面と同様な向きに設置したことにより、
発音装置全体が占める高さ寸法を増加せずに、上記第1
具体例と同様な効果を奏するのみならず、曲目の調子等
のように演奏動作の柔軟性を向上でき、演奏幅を広げる
とともに、テンポの速い曲目に対応することができる。
【0068】また、このような2系列のソレノイドを用
いて、その発音動作を、和音演奏や、主旋律に伴奏を付
けるというようなプログラム演奏をさせることが可能と
なり、演奏の表現力を向上することができる。
いて、その発音動作を、和音演奏や、主旋律に伴奏を付
けるというようなプログラム演奏をさせることが可能と
なり、演奏の表現力を向上することができる。
【0069】次に、本発明に係る発音装置の第4具体例
を図7及び図8に基づいて説明する。
を図7及び図8に基づいて説明する。
【0070】本例の発音装置は、ソレノイド5が、単一
のソレノイドであるとともに、移動可能に設置されてお
り、このソレノイドが移動して前記発音体の弁部を択一
的に打撃するようにしたものであり、コストダウンや、
多数のソレノイド5を必要なためコスト増加による発音
体2の発音音階が制約されることを解消できるようにし
たものである。
のソレノイドであるとともに、移動可能に設置されてお
り、このソレノイドが移動して前記発音体の弁部を択一
的に打撃するようにしたものであり、コストダウンや、
多数のソレノイド5を必要なためコスト増加による発音
体2の発音音階が制約されることを解消できるようにし
たものである。
【0071】すなわち、この発音装置は、単一のソレノ
イド5を用いて、このソレノイド5による打撃箇所を、
任意に変更できるように構成され、発音動作させる発音
体2の弁部2aを、適宜選択して、発音動作させること
により、異なる音階の発生音を得るようにしたものであ
る。
イド5を用いて、このソレノイド5による打撃箇所を、
任意に変更できるように構成され、発音動作させる発音
体2の弁部2aを、適宜選択して、発音動作させること
により、異なる音階の発生音を得るようにしたものであ
る。
【0072】図7及び図8に示すように、この発音装置
は、単一のソレノイド5のみを用いて、このソレノイド
5が、ベルト駆動機構6により、その水平方向の位置
を、任意の位置にスライド移動して選択できるように、
ベルト駆動されている。
は、単一のソレノイド5のみを用いて、このソレノイド
5が、ベルト駆動機構6により、その水平方向の位置
を、任意の位置にスライド移動して選択できるように、
ベルト駆動されている。
【0073】このベルト駆動機構6は、平面視におい
て、2つのベルトプーリ6a,6aによって掛け渡さ
れ、その掛け渡されたベルト長手面を、発音体2の発音
側端部に沿って、対向させたタイミングベルト6bと、
一方のベルトプーリ6aに回転駆動力を供給する図示を
省略した電動モータ及び減速機構とから構成されてい
る。
て、2つのベルトプーリ6a,6aによって掛け渡さ
れ、その掛け渡されたベルト長手面を、発音体2の発音
側端部に沿って、対向させたタイミングベルト6bと、
一方のベルトプーリ6aに回転駆動力を供給する図示を
省略した電動モータ及び減速機構とから構成されてい
る。
【0074】すなわち、2つのベルトプーリ6a,6a
が、発音体2の発音側で、且つその両脇の所定箇所に、
図示を省略したケースに設置された垂直軸に軸支され、
これらのベルトプーリ6a,6a間にタイミングベルト
6bが掛け渡されている。
が、発音体2の発音側で、且つその両脇の所定箇所に、
図示を省略したケースに設置された垂直軸に軸支され、
これらのベルトプーリ6a,6a間にタイミングベルト
6bが掛け渡されている。
【0075】また、これらのベルトプーリ6a,6a
は、その外周に所定歯数の外歯が設けられるとともに、
タイミングベルト6bの内周面には、ベルトプーリ6
a,6aの外歯に係合する内歯が設けられており、互い
に両者間に滑りを生じることなく係合させている。
は、その外周に所定歯数の外歯が設けられるとともに、
タイミングベルト6bの内周面には、ベルトプーリ6
a,6aの外歯に係合する内歯が設けられており、互い
に両者間に滑りを生じることなく係合させている。
【0076】従って、一方のベルトプーリ6aを、所定
に回転駆動することにより、タイミングベルト6bに取
付けたソレノイド5の位置決めを確実に行うことができ
るとともに、その位置決め精度を十分に確保することが
できるようにしている。
に回転駆動することにより、タイミングベルト6bに取
付けたソレノイド5の位置決めを確実に行うことができ
るとともに、その位置決め精度を十分に確保することが
できるようにしている。
【0077】更に、タイミングベルト6bは、比較的に
幅広に形成され、このタイミングベルト6bにソレノイ
ド5を安定して、取付けられるようにしている。
幅広に形成され、このタイミングベルト6bにソレノイ
ド5を安定して、取付けられるようにしている。
【0078】すなわち、このタイミングベルト6bの所
定箇所に、ソレノイド5が、その打撃端部を垂直方向の
上向きにして、取付けられ、このタイミングベルト6b
が比較的に幅広ベルトなので、その向きを、常に、垂直
方向の上向きに維持できるようにしている。
定箇所に、ソレノイド5が、その打撃端部を垂直方向の
上向きにして、取付けられ、このタイミングベルト6b
が比較的に幅広ベルトなので、その向きを、常に、垂直
方向の上向きに維持できるようにしている。
【0079】また、ベルトプーリ6aつまりタイミング
ベルト6bを駆動するベルト駆動機構6の電動モータ
は、図示を省略した制御回路、又は、この制御回路に動
作制御されたモータ駆動回路に、電気的に接続され、こ
の制御回路により、そのモータによるベルト駆動の動作
が、所定に制御されている。
ベルト6bを駆動するベルト駆動機構6の電動モータ
は、図示を省略した制御回路、又は、この制御回路に動
作制御されたモータ駆動回路に、電気的に接続され、こ
の制御回路により、そのモータによるベルト駆動の動作
が、所定に制御されている。
【0080】更に、上述した各具体例と同様に、この単
一のソレノイド5も、この制御回路、又は、この制御回
路に動作制御されたソレノイド駆動回路に、電気的に接
続され、この制御回路により、ソレノイド5の発音用の
打撃動作が、制御されている。
一のソレノイド5も、この制御回路、又は、この制御回
路に動作制御されたソレノイド駆動回路に、電気的に接
続され、この制御回路により、ソレノイド5の発音用の
打撃動作が、制御されている。
【0081】従って、この制御回路によって、ベルト駆
動によるソレノイド5の発音位置を選択する動作と、概
位置に到達したソレノイド5の打撃動作とを、連係して
プログラム制御できるように構成され、所定の順序で、
所定の音階を、適切なタイミングで発音させて、所定の
曲目を演奏できるようにしている。
動によるソレノイド5の発音位置を選択する動作と、概
位置に到達したソレノイド5の打撃動作とを、連係して
プログラム制御できるように構成され、所定の順序で、
所定の音階を、適切なタイミングで発音させて、所定の
曲目を演奏できるようにしている。
【0082】尚、後述する具体例において、ベルト駆動
機構6を用いたものは、本例と同様に、制御回路に電気
的に制御されており、本例と同様なソレノイド5と連係
動作を行っているので、説明を省略することにする。
機構6を用いたものは、本例と同様に、制御回路に電気
的に制御されており、本例と同様なソレノイド5と連係
動作を行っているので、説明を省略することにする。
【0083】以上説明したように、本具体例の発音装置
によれば、発音体の発音部位に、その打撃側端部を対向
させた単一のソレノイドを、ベルト駆動機構6によっ
て、その打撃箇所の位置を変更可能に構成したことによ
り、上記第1具体例と同様な効果を奏するのみならず、
低コスト化を図れるとともに、発音音階の制約を緩和す
ることができる。
によれば、発音体の発音部位に、その打撃側端部を対向
させた単一のソレノイドを、ベルト駆動機構6によっ
て、その打撃箇所の位置を変更可能に構成したことによ
り、上記第1具体例と同様な効果を奏するのみならず、
低コスト化を図れるとともに、発音音階の制約を緩和す
ることができる。
【0084】すなわち、各音階を発音動作させる複数の
専用ソレノイドを用いずに、単一のソレノイドを用いる
構成であるため、必要なソレノイドの本数が削減され、
コストの低廉化を図ることが可能となる。
専用ソレノイドを用いずに、単一のソレノイドを用いる
構成であるため、必要なソレノイドの本数が削減され、
コストの低廉化を図ることが可能となる。
【0085】また、同様に各音階用に専用ソレノイドを
複数、設けた構成によれば、音階数が増加すれば、それ
に応じた専用ソレノイドの必要本数が増加して、コスト
的な負担が増大するので、コスト実用的な音階数の制限
が生じるが、本具体例によれば、ベルト駆動を用いて、
単一のソレノイドの発音部位を移動させて選択し、発音
動作させるようにしているので、このような制約を解消
することができ、コスト的な制約を受けることなく、必
要な音階数を自由に得ることができる。
複数、設けた構成によれば、音階数が増加すれば、それ
に応じた専用ソレノイドの必要本数が増加して、コスト
的な負担が増大するので、コスト実用的な音階数の制限
が生じるが、本具体例によれば、ベルト駆動を用いて、
単一のソレノイドの発音部位を移動させて選択し、発音
動作させるようにしているので、このような制約を解消
することができ、コスト的な制約を受けることなく、必
要な音階数を自由に得ることができる。
【0086】次に、本発明に係る発音装置の第5具体例
を図9及び図10に基づいて説明する。
を図9及び図10に基づいて説明する。
【0087】本例の発音装置は、上記第4具体例と同様
に、単一のソレノイド5を、ベルト駆動機構6を用い
て、その打撃箇所を、任意に変更できるように設けると
ともに、上述した第2具体例と同様に、各音階用の弁部
2a毎に複数の専用星車7を設け、この打撃箇所を変更
するソレノイド5によって、星車7を択一的に選択し、
この選択した星車7を介して、発音体2の弁部2aを打
撃動作する構成とされ、演奏音階数の制約を解消すると
ともに、発音装置の薄型化や低コスト化を図ったもので
ある。
に、単一のソレノイド5を、ベルト駆動機構6を用い
て、その打撃箇所を、任意に変更できるように設けると
ともに、上述した第2具体例と同様に、各音階用の弁部
2a毎に複数の専用星車7を設け、この打撃箇所を変更
するソレノイド5によって、星車7を択一的に選択し、
この選択した星車7を介して、発音体2の弁部2aを打
撃動作する構成とされ、演奏音階数の制約を解消すると
ともに、発音装置の薄型化や低コスト化を図ったもので
ある。
【0088】この発音装置は、上記第2具体例と同様に
配置構成された複数の星車7と、同第2具体例の同様な
向き及び位置に設置された単一のソレノイド5と、この
ソレノイド5を、その向きを維持したまま、発音体2の
長手方向、つまり音階の高低方向にスライド移動するベ
ルト駆動機構6とから構成されている。
配置構成された複数の星車7と、同第2具体例の同様な
向き及び位置に設置された単一のソレノイド5と、この
ソレノイド5を、その向きを維持したまま、発音体2の
長手方向、つまり音階の高低方向にスライド移動するベ
ルト駆動機構6とから構成されている。
【0089】以上説明したように、本具体例の発音装置
によれば、各音階用の弁部2a毎に複数の専用星車7を
設けるとともに、任意の星車7を、単一のソレノイド5
が、ベルト駆動機構6によって、選択可能に構成したこ
とにより、上記第1具体例と同様な効果を奏するのみな
らず、低コスト化を図れるとともに、発音音階の制約を
緩和することができる。
によれば、各音階用の弁部2a毎に複数の専用星車7を
設けるとともに、任意の星車7を、単一のソレノイド5
が、ベルト駆動機構6によって、選択可能に構成したこ
とにより、上記第1具体例と同様な効果を奏するのみな
らず、低コスト化を図れるとともに、発音音階の制約を
緩和することができる。
【0090】次に、本発明に係る発音装置の第6具体例
を図11及び図12に基づいて説明する。
を図11及び図12に基づいて説明する。
【0091】本例の発音装置は、基本的に、上述した第
5具体例の発音装置に設けられたソレノイド5及びその
ベルト駆動機構6を、2系列に、並列的に設けた構成と
し、第3具体例と同様に、発音装置の上下寸法を増加さ
せることなく、一つの星車7を、2つのソレノイド5で
発音駆動を可能にした点のみが異なる。これにより、曲
目の調子等のように演奏動作の柔軟性を向上させて、演
奏幅を広げるとともに、テンポの速い曲目に対応可能に
したものである。
5具体例の発音装置に設けられたソレノイド5及びその
ベルト駆動機構6を、2系列に、並列的に設けた構成と
し、第3具体例と同様に、発音装置の上下寸法を増加さ
せることなく、一つの星車7を、2つのソレノイド5で
発音駆動を可能にした点のみが異なる。これにより、曲
目の調子等のように演奏動作の柔軟性を向上させて、演
奏幅を広げるとともに、テンポの速い曲目に対応可能に
したものである。
【0092】以上説明したように、本具体例の発音装置
によれば、各音階用の弁部毎に複数の専用星車7を設け
るとともに、これらの星車7から任意の星車7を、ベル
ト駆動機構6によって、択一的に選択するソレノイド5
を、少なくとも2系列設けたことにより、上記第5具体
例と同様な効果を奏するのみならず、この2系列のソレ
ノイド5による発音動作を連係させて、曲目の調子等の
ように演奏動作の柔軟性を向上させて、演奏幅を広げる
とともに、テンポの速い曲目に対応することができ、演
奏表現力を高めることができる。
によれば、各音階用の弁部毎に複数の専用星車7を設け
るとともに、これらの星車7から任意の星車7を、ベル
ト駆動機構6によって、択一的に選択するソレノイド5
を、少なくとも2系列設けたことにより、上記第5具体
例と同様な効果を奏するのみならず、この2系列のソレ
ノイド5による発音動作を連係させて、曲目の調子等の
ように演奏動作の柔軟性を向上させて、演奏幅を広げる
とともに、テンポの速い曲目に対応することができ、演
奏表現力を高めることができる。
【0093】次に、本発明に係る発音装置の第7具体例
を図13及び図14に基づいて説明する。
を図13及び図14に基づいて説明する。
【0094】本例の発音装置は、固定的に配置された複
数のソレノイド5を2系列、並列的に設けることによっ
て、この2系列のソレノイド5を協調動作させて、主旋
律と伴奏の演奏を行う等ように、発音装置による演奏の
表現力を高めたものである。
数のソレノイド5を2系列、並列的に設けることによっ
て、この2系列のソレノイド5を協調動作させて、主旋
律と伴奏の演奏を行う等ように、発音装置による演奏の
表現力を高めたものである。
【0095】この発音装置は、上述した第1具体例の発
音装置に、同様にな配置構成の第2の系列のソレノイド
5を設けて構成されている。
音装置に、同様にな配置構成の第2の系列のソレノイド
5を設けて構成されている。
【0096】以上説明したように、本具体例の発音装置
によれば、各音階用の弁部毎に複数の専用ソレノイド
を、少なくとも2系列設けたことにより、上記第6具体
例と同様な効果を奏するのみならず、この2系列のソレ
ノイドによる発音動作を連係させて、曲目の調子等のよ
うに演奏動作の柔軟性を向上させて、演奏幅を広げると
ともに、テンポの速い曲目に対応することができ、演奏
表現力を高めることができる。
によれば、各音階用の弁部毎に複数の専用ソレノイド
を、少なくとも2系列設けたことにより、上記第6具体
例と同様な効果を奏するのみならず、この2系列のソレ
ノイドによる発音動作を連係させて、曲目の調子等のよ
うに演奏動作の柔軟性を向上させて、演奏幅を広げると
ともに、テンポの速い曲目に対応することができ、演奏
表現力を高めることができる。
【0097】また、このような固定設置された2系列の
複数ソレノイドを用いて、その発音動作を、和音演奏
や、主旋律に伴奏を付けるというようなプログラム演奏
をさせることが可能となり、演奏の表現力を向上するこ
とができる。
複数ソレノイドを用いて、その発音動作を、和音演奏
や、主旋律に伴奏を付けるというようなプログラム演奏
をさせることが可能となり、演奏の表現力を向上するこ
とができる。
【0098】次に、本発明に係る発音装置の第8具体例
を図15及び図16に基づいて説明する。
を図15及び図16に基づいて説明する。
【0099】本例の発音装置は、ベルト駆動による可動
ソレノイド5を2系列、並列的に設けることによって、
発音装置による演奏の表現力を高めるとともに、必要な
ソレノイド本数を削減して、コストダウンを可能とした
ものである。
ソレノイド5を2系列、並列的に設けることによって、
発音装置による演奏の表現力を高めるとともに、必要な
ソレノイド本数を削減して、コストダウンを可能とした
ものである。
【0100】この発音装置は、上述した第4具体例の発
音装置に、用いられているベルト駆動による可動ソレノ
イド5を、新たに1つ追加した構成とされている。
音装置に、用いられているベルト駆動による可動ソレノ
イド5を、新たに1つ追加した構成とされている。
【0101】以上説明したように、本具体例の発音装置
によれば、ベルト機構により、各音階用の弁部を選択し
て発音動作させるソレノイドを、少なくとも2系列設け
たことにより、上記第7具体例と同様な効果を奏するの
みならず、必要なソレノイド本数が削減され、コストダ
ウンを図れるとともに、上記第7具体例と同様に、コス
ト的な制約を受けることなく、必要な音階数を自由に得
ることができる。
によれば、ベルト機構により、各音階用の弁部を選択し
て発音動作させるソレノイドを、少なくとも2系列設け
たことにより、上記第7具体例と同様な効果を奏するの
みならず、必要なソレノイド本数が削減され、コストダ
ウンを図れるとともに、上記第7具体例と同様に、コス
ト的な制約を受けることなく、必要な音階数を自由に得
ることができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項に
記載した発明は、複数の弁部を有する発音体と、前記発
音体の弁部を打撃するソレノイドとを備え、前記ソレノ
イドが移動可能に設置されており、このソレノイドが移
動して前記発音体の複数の弁部を択一的に打撃するよう
にした発音装置である。
記載した発明は、複数の弁部を有する発音体と、前記発
音体の弁部を打撃するソレノイドとを備え、前記ソレノ
イドが移動可能に設置されており、このソレノイドが移
動して前記発音体の複数の弁部を択一的に打撃するよう
にした発音装置である。
【0103】従来のオルゴール等の発音装置は、演奏情
報を機械的に記録した記録体を必要としていたが、本発
明によれば、これらの記録体を不要にできるので、発音
装置を設置するスペース効率を向上することが可能とな
るとともに、該記録体を用いるために必要な各種の設置
条件を解除でき、発音装置による発音効果を優先させた
り、他の装飾体等の設置を優先させたりした設置が可能
となり、設置条件の自由度を向上することができる。
報を機械的に記録した記録体を必要としていたが、本発
明によれば、これらの記録体を不要にできるので、発音
装置を設置するスペース効率を向上することが可能とな
るとともに、該記録体を用いるために必要な各種の設置
条件を解除でき、発音装置による発音効果を優先させた
り、他の装飾体等の設置を優先させたりした設置が可能
となり、設置条件の自由度を向上することができる。
【0104】更に、ソレノイドが移動可能に設置されて
おり、このソレノイドが移動して前記発音体の複数の弁
部を択一的に打撃するようにしているので、必要なソレ
ノイドの本数が削減され、コストの低廉化を図ることが
可能となる。
おり、このソレノイドが移動して前記発音体の複数の弁
部を択一的に打撃するようにしているので、必要なソレ
ノイドの本数が削減され、コストの低廉化を図ることが
可能となる。
【0105】本願第2請求項に記載した発明は、複数の
弁部を有する発音体と、前記発音体の弁部を打撃するソ
レノイドとを備え、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
弁部を有する発音体と、前記発音体の弁部を打撃するソ
レノイドとを備え、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
【0106】発音動作する際には、この星車によってソ
レノイドの突出動作を確実に受けて、これを星車自体の
回転運動に変換するとともに、この回転動作に伴い、星
車によってスムーズに発音体の弁部と係合動作がなさ
れ、この弁部を爪弾いて、発音動作することができる。
従って、星車を介することにより、ソレノイドの突出位
置を星車の周囲に設けることができるので、ソレノイド
と発音体との交差角度を適宜なものとすることができ、
これにより配置の自由度が向上する。
レノイドの突出動作を確実に受けて、これを星車自体の
回転運動に変換するとともに、この回転動作に伴い、星
車によってスムーズに発音体の弁部と係合動作がなさ
れ、この弁部を爪弾いて、発音動作することができる。
従って、星車を介することにより、ソレノイドの突出位
置を星車の周囲に設けることができるので、ソレノイド
と発音体との交差角度を適宜なものとすることができ、
これにより配置の自由度が向上する。
【0107】本願第3請求項に記載した発明は、請求項
1の発明において、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
1の発明において、前記ソレノイドが、星車を介して、
前記発音体の弁部を発音動作させるようにした発音装置
である。
【0108】従って、前記第2請求項の発明と同様に、
星車を介することにより、ソレノイドの突出位置を星車
の周囲に設けることができるので、ソレノイドと発音体
との交差角度を適宜なものとすることができ、これによ
り配置の自由度が向上する。
星車を介することにより、ソレノイドの突出位置を星車
の周囲に設けることができるので、ソレノイドと発音体
との交差角度を適宜なものとすることができ、これによ
り配置の自由度が向上する。
【0109】本願第4請求項に記載した発明は、請求項
1〜3の発明において、前記ソレノイドが単一である構
成の発音装置である。
1〜3の発明において、前記ソレノイドが単一である構
成の発音装置である。
【0110】とりわけソレノイドが単一である場合は、
可及的にコストの低廉化を図ることが可能となる。
可及的にコストの低廉化を図ることが可能となる。
【図1】本発明の発音装置の第1具体例に係り、発音装
置の主要な全体構成を示す平面図である。
置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図2】本第1具体例の発音装置に係り、発音装置の主
要な全体構成を示す側面図である。
要な全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明の発音装置の第2具体例に係り、発音装
置の主要な全体構成を示す平面図である。
置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図4】本第2具体例の発音装置に係り、発音装置の主
要な全体構成を示す側面図である。
要な全体構成を示す側面図である。
【図5】本発明の発音装置の第3具体例に係り、発音装
置の主要な全体構成を示す平面図である。
置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図6】本第3具体例の発音装置に係り、発音装置の主
要な全体構成を示す側面図である。
要な全体構成を示す側面図である。
【図7】本発明の発音装置の第4具体例に係り、発音装
置の主要な全体構成を示す平面図である。
置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図8】本第4具体例の発音装置に係り、発音装置の主
要な全体構成を示す側面図である。
要な全体構成を示す側面図である。
【図9】本発明の発音装置の第5具体例に係り、発音装
置の主要な全体構成を示す平面図である。
置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図10】本第5具体例の発音装置に係り、発音装置の
主要な全体構成を示す側面図である。
主要な全体構成を示す側面図である。
【図11】本発明の発音装置の第6具体例に係り、発音
装置の主要な全体構成を示す平面図である。
装置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図12】本第6具体例の発音装置に係り、発音装置の
主要な全体構成を示す側面図である。
主要な全体構成を示す側面図である。
【図13】本発明の発音装置の第7具体例に係り、発音
装置の主要な全体構成を示す平面図である。
装置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図14】本第7具体例の発音装置に係り、発音装置の
主要な全体構成を示す側面図である。
主要な全体構成を示す側面図である。
【図15】本発明の発音装置の第8具体例に係り、発音
装置の主要な全体構成を示す平面図である。
装置の主要な全体構成を示す平面図である。
【図16】本第8具体例の発音装置に係り、発音装置の
主要な全体構成を示す側面図である。
主要な全体構成を示す側面図である。
1 発音装置 2 発音体 2a 発音体の弁部 5 ソレノイド 5a ソレノイドの打撃体 6 ベルト駆動機構 6a ベルトプーリ 6b タイミングベルト 7 星車 11 発音体用の台座部
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の弁部を有する発音体と、前記発音
体の弁部を打撃するソレノイドとを備え、前記ソレノイ
ドが移動可能に設置されており、このソレノイドが移動
して前記発音体の複数の弁部を択一的に打撃するように
したことたことを特徴とする発音装置。 - 【請求項2】 複数の弁部を有する発音体と、前記発音
体の弁部を打撃するソレノイドとを備え、前記ソレノイ
ドが、星車を介して、前記発音体の弁部を発音動作させ
るようにしたことを特徴とする発音装置。 - 【請求項3】 前記ソレノイドが、星車を介して、前記
発音体の弁部を発音動作させるようにしたことを特徴と
する請求項1記載の発音装置。 - 【請求項4】 前記ソレノイドが単一であることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載した発音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01971598A JP3590519B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 発音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01971598A JP3590519B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 発音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11219171A true JPH11219171A (ja) | 1999-08-10 |
JP3590519B2 JP3590519B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=12006999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01971598A Expired - Fee Related JP3590519B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 発音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3590519B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7925415B2 (en) * | 2007-10-18 | 2011-04-12 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle drive assist system |
CN108701446A (zh) * | 2016-11-03 | 2018-10-23 | 韩圭乐 | 八音盒装置 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP01971598A patent/JP3590519B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7925415B2 (en) * | 2007-10-18 | 2011-04-12 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Vehicle drive assist system |
CN108701446A (zh) * | 2016-11-03 | 2018-10-23 | 韩圭乐 | 八音盒装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3590519B2 (ja) | 2004-11-17 |
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