JPH11218583A - 時計用接点板の取付構造 - Google Patents

時計用接点板の取付構造

Info

Publication number
JPH11218583A
JPH11218583A JP3377898A JP3377898A JPH11218583A JP H11218583 A JPH11218583 A JP H11218583A JP 3377898 A JP3377898 A JP 3377898A JP 3377898 A JP3377898 A JP 3377898A JP H11218583 A JPH11218583 A JP H11218583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
timepiece
fusion
mounting
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3377898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3539860B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Murata
俊之 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP03377898A priority Critical patent/JP3539860B2/ja
Publication of JPH11218583A publication Critical patent/JPH11218583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3539860B2 publication Critical patent/JP3539860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付精度、部品精度及び接触部の位置精度を
高め、更に取付スペースを小さくし、組立も容易な時計
用接点板の取付構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明における時計用接点板20、22
は、下板10より突出する融着ボス12〜18の溝12
a〜18aに、その取付部20c、22cが嵌め込まれ
て融着されている。この取付部20c、22cは、接触
部20a、22aに連設されている。また、この時計用
接点板20、22は、その接触方向の面20d、22d
が溝12a〜18aで位置決めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪列等の動作によ
り接触する接点等を構成する時計用接点板を下板に取り
付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の時計用接点板の取付構造において
は、図5に示すように、下板2の表面2aに沿う平面状
の取付部4a、6aと、この取付部4a、6aに対して
90度の角度をもって折り曲げられた接触部4b、6b
を有する時計用接点板4、6を用いている。この時計用
接点板4、6は、それぞれの取付部4a、6aに形成さ
れた孔4c、6cに下板2の表面2aより突出するボス
2b、2cを挿入し、このボス2b、2cを溶融してつ
ぶすことにより下板2に固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、時計用接点板4、6の取付部4a、6aと接触部
4b、6bの間が折り曲げられていた。このため、折り
曲げ加工の精度を高めなければ、時計用接点板4、6の
端部にある接触部4b、6bの位置にバラツキが生じ、
最も重要な接触部4b、6bの位置精度が低下すること
になるので、加工精度を高めることが必要であった。
【0004】また、取付部4a、6aを下板2の表面2
aに沿って平面的に取り付けているので、取付スペース
が広くなり、小型化の妨げとなっていた。
【0005】更に、上記従来の技術における取付部4
a、6aは、その孔4c、6cと下板2のボス2b、2
cとの嵌合で位置決めされているため、孔4c、6cの
径方向にガタが生じ、時計用接点板4、6の端部にある
接触部4b、6bの接触方向の位置精度を低下させるこ
とがあった。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなさ
れたもので、取付精度を高めると共に曲げ加工を減らし
て部品精度を高めることにより、接触部の位置精度を高
め、更に取付スペースを小さくし、組立も容易な時計用
接点板の取付構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の時計用接点板の
取付構造は、下板の表面から突出し、上端部に溝を有す
る融着ボスと、一端に設けられた接触部と、他端に設け
られた接続部と、前記接触部に連設された取付部と、を
有する時計用接点板と、からなり、前記取付部を前記融
着ボスの溝に嵌め込み、前記接触部の接触方向の面に対
応する前記取付部の面を前記溝で位置決めし、前記融着
ボスの上端部を溶融することにより前記取付部を前記融
着ボスに融着するものである。
【0008】また、この時計用接点板の取付構造におけ
る前記取付部には、前記融着ボスの上端部に形成される
融着部が収まる凹部が設けられている。
【0009】更に、この時計用接点板の取付構造におい
ては、前記下板の表面及び前記時計用接点板の一方に位
置決め用凹部が設けられ、前記下板の表面及び前記時計
用接点板の他方に前記位置決め用凹部に嵌合する位置決
め用凸部が設けられている。
【0010】また、この時計用接点板の取付構造におけ
る前記取付部には、前記融着ボスの上端部に形成される
融着部内に包み込まれる位置決め用突起が設けられてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の時計用接点板の取付構造
は、下板より突出する融着ボスの溝に、時計用接点板の
取付部を嵌め込んで融着するものである。この取付部
は、時計用接点板の一端に設けられた接触部に連設され
ており、この取付部が融着ボスの溝に嵌め込まれて位置
決めされる。本発明における時計用接点板は、その接触
方向の面が融着ボスの溝で位置決めされており、最も高
い精度が必要とされる接触部の接触方向の位置を、取付
部を溝で位置決めすることにより精度良く設定すること
ができ、取付後の位置精度を飛躍的に高めることができ
る。このため、接触不良等の発生を大幅に削減すること
ができる。
【0012】また、上記のように、時計用接点板の接触
方向の面を溝で位置決めすると、融着時等に時計用接点
板は融着ボスの溝に沿う方向に位置ズレを起こすことが
ある。このため、時計用接点板と下板に、それぞれ位置
決め用凸部と位置決め用凹部を設け、それらを嵌合させ
ることにより融着ボスの溝に沿った方向への移動を防い
でいる。
【0013】更に、時計用接点板の融着ボスに融着され
る部分、即ち取付部に位置決め用突起を設け、融着時
に、この位置決め用突起を融着部内に包み込むようにし
て融着ボスの溝に沿った方向への移動を防ぐこともでき
る。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る時計用接点板
の取付構造を示す平面図であり、図2及び図3は図1に
示す時計用接点板の取付構造を側方から見た側面図であ
る。
【0015】10はプラスチック等からなる下板であ
り、その表面10aから垂直に融着ボス12〜18が突
出している。この融着ボス12〜18は、融着ボス12
と14、また融着ボス16と18がそれぞれ2つ1組に
なって直線上に並んでいる。この融着ボス12〜18の
上部にある上端部にはそれぞれ溝12a〜18aが形成
されており、融着ボス12、14の溝12a、14aが
同一方向を向くように形成され、また融着ボス16、1
8の溝16a、18aが同一方向を向くと共に前記溝1
2a、14aに平行になるように形成されている。
【0016】20、22は細長い薄板状の時計用接点板
であり、それぞれ一端に弾性を有する接触部20a、2
2aを有し、他端に回路部等に電気的に接続されると共
に接触部に対して直角に折り曲げられた接続部20b、
22bを有している。また、この接触部20a、22a
と接続部20b、22bとの間には、接触部20a、2
2aに連設された取付部20c、22cが設けられてい
る。
【0017】この時計用接点板20、22は、互いに平
行になると共にその接触部20a、22aが一定の間隔
をもって配置されるように位置付けられる。即ち、時計
用接点板20、22は、その接触部20a、22aの弾
性変形可能な方向にある幅の広い面20d、22dが接
触方向を向いて対向するように位置付けられており、本
実施例においては、この面20d、22dを下板10の
表面10aに垂直に位置付けている。
【0018】また、この取付部20c、22cは、融着
ボス12〜18の溝12a〜18aに嵌め込まれると上
記のような位置関係に位置付けられるものであり、この
ため溝12a〜18aは時計用接点板20、22の取付
部20c、22cの厚みに適合する幅に設定されてい
る。
【0019】上記のように、融着ボス12、14の溝1
2a、14aに一方の時計用接点板20の取付部20c
を嵌め込み、また、融着ボス16、18の溝16a、1
8aに他方の時計用接点板22の取付部22cを嵌め込
んで、それらの接触部20a、22aの接触方向の位置
決めを行う。その後、融着ボス12〜18の図2及び図
3中上方の上端部を溶融してつぶすことにより、溝12
a〜18aの開口部分をふさいで取付部20c、22c
を融着し、固定している。このような融着時に、融着ボ
ス12〜18の溶けた部分が大きく盛り上がらないよう
に、時計用接点板20、22の取付部20c、22cの
下板10とは反対側に面する図2及び図3中上方の端面
に凹欠部20f、22fを設けている。
【0020】一方、時計用接点板20、22の取付部2
0c、22cには、下板10の表面10aに面する端面
より突出する位置決め用凸部20e、22eが設けられ
ている。また、下板10の表面10aには、位置決め用
凸部20e、22eに適合する位置決め用凹部24、2
6が設けられている。この位置決め用凹部24、26
は、本実施例においては、その上に配置される時計用接
点板20、22を横切る方向に形成された溝で構成され
ている。従って、この位置決め用凹部24、26に時計
用接点板20、22の位置決め用凸部20e、22eを
嵌め込むことにより、時計用接点板20、22の長手方
向への移動を阻止することができ、融着時あるいは融着
後における時計用接点板20、22の位置精度を高める
ことができる。尚、この位置決め用凸部20e、22e
を下板10に形成し、また、位置決め用凹部24、26
を時計用接点板20、22に形成することも可能であ
る。
【0021】また、時計用接点板20、22の長手方向
への移動を阻止する手段としては、図4に示すように、
時計用接点板20、22の取付部20c、22cの下板
10とは反対側に面する図中上方の端面に位置決め用突
起20g、22gを設け、この位置決め用突起20g、
22gを融着ボス12〜18の溶融部で包み込むことに
より、時計用接点板20、22の長手方向への移動を防
ぐことができる。
【0022】更に、時計用接点板20、22の接続部2
0b、22bは孔20h、22hを有し、下板10の表
面10aより突出する位置決め用ボス28、30にこの
孔20h、22hを嵌合させることにより位置決めされ
ている。また、この接続部20b、22bは回路部等が
電気的に接続されるものであるため、接続時等に力が加
わるので、時計用接点板20、22の位置精度に影響を
与えないように、時計用接点板20、22の接続部20
b、22bの折り曲げ部分や接続部20b、22b付近
を側方から押さえる押さえボス32〜36を下板10の
表面10aから突出させている。尚、この押さえボス3
2〜36の形成位置は、接続部20b、22bに加わる
力の方向や、接触部の位置又は接触方向等に応じて設定
することが好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、時計用接点板の取付部
を、接触部に対して折り曲げることなく連なるように設
け、この取付部を融着ボスに設けた溝に嵌め込んで融着
しているので、接触方向に関して取付部を精度良く固定
することができると共に取付部の位置精度の向上をその
まま接触部の位置精度の向上とすることができ、加工精
度を高めることなく時計用接点板の位置精度を高めるこ
とができる。
【0024】また、取付部を接触部に対して折り曲げて
いないので、接触部と同様に下板の表面に対してその接
触方向の面が垂直になるように配置することができ、こ
れにより取付部が占めるスペースをより小さくすること
ができるので、小型化を図ることができる。
【0025】更に、時計用接点板を溝に嵌めて融着して
いるので、孔とボスとの嵌合に比べて嵌合し易く、容易
に組み立てることができる。
【0026】更にまた、時計用接点板と下板にそれぞれ
位置決め用凸部と位置決め用凹部を設け、それを嵌合さ
せているので、時計用接点板の長手方向、即ち位置ズレ
が生じ易い融着ボスの溝に沿った方向への時計用接点板
の移動を防ぐことができ、位置精度を高めることができ
る。
【0027】また、時計用接点板の取付部に、融着時に
融着ボスの溶融部に包み込まれる位置決め用突起を設け
ているので、位置ズレが生じ易い時計用接点板の長手方
向への移動を防ぐことができる。
【0028】更に、下板に押さえボスを設けて、力が加
わる時計用接点板の接続部及びその付近を押さえている
ので、外力による位置精度の低下を効果的に防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る時計用接点板の取付構
造を示す平面図である。
【図2】図1に示す一方の時計用接点板の取付構造を側
方から見た側面図である。
【図3】図1に示す他方の時計用接点板の取付構造を側
方から見た側面図である。
【図4】図2及び図3に示す時計用接点板の溶融部を示
す断面図である。
【図5】従来の時計用接点板の取付構造を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10 下板 10a 表面 12〜18 融着ボス 12a〜18a 溝 20、22 時計用接点板 20a、22a 接触部 20b、22b 接続部 20c、22c 取付部 20e、22e 位置決め用凸部 20f、22f 凹欠部 20g、22g 位置決め用突起 24、26 位置決め用凹部 32〜36 押さえボス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下板の表面から突出し、上端部に溝を有
    する融着ボスと、 一端に設けられた接触部と、他端に設けられた接続部
    と、前記接触部に連設された取付部と、を有する時計用
    接点板と、からなり、 前記取付部を前記融着ボスの溝に嵌め込み、前記接触部
    の接触方向の面に対応する前記取付部の面を前記溝で位
    置決めし、前記融着ボスの上端部を溶融するこにより前
    記取付部を前記融着ボスに融着することを特徴とする時
    計用接点板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付部には、前記融着ボスの上端部
    に形成される融着部が収まる凹部が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の時計用接点板の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記下板の表面及び前記時計用接点板の
    一方に位置決め用凹部が設けられ、前記下板の表面及び
    前記時計用接点板の他方に前記位置決め用凹部に嵌合す
    る位置決め用凸部を設けたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の時計用接点板の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記取付部には、前記融着ボスの上端部
    に形成される融着部内に包み込まれる位置決め用突起が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載の時計用接点板の取付構造。
JP03377898A 1998-01-30 1998-01-30 時計用接点板の取付構造 Expired - Fee Related JP3539860B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03377898A JP3539860B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 時計用接点板の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03377898A JP3539860B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 時計用接点板の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11218583A true JPH11218583A (ja) 1999-08-10
JP3539860B2 JP3539860B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=12395922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03377898A Expired - Fee Related JP3539860B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 時計用接点板の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3539860B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3539860B2 (ja) 2004-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10144998A (ja) 光素子の実装構造
JP2000150736A (ja) 半導体モジュール用放熱板および半導体モジュール
US5028834A (en) Device for magnifying displacement of piezoelectric element and method of producing same
JPH11218583A (ja) 時計用接点板の取付構造
JP3327385B2 (ja) 基板実装型コネクタ
US6088201A (en) Magnetic head device
JPH0810609B2 (ja) 高背型コネクタ
EP1106971B1 (en) Rotary encoder
JP3708609B2 (ja) ハウジング内の複数個所間の選択的電気接続のためのシステム
JPH0716299Y2 (ja) 端 子
JP2005331683A (ja) 位置決め構造、光学系、光学系の製造方法
JP2001318365A (ja) 液晶パネル保持構造
JP3240543B2 (ja) 圧電トランスの実装構造
KR900006065Y1 (ko) 자기헤드
JPH10154763A (ja) 電子部品用容器及びこれを用いた水晶発振器
KR20050056768A (ko) 디지털 디스플레이용 인쇄회로기판 조립 구조물
JP2024071026A (ja) 組立体及びその製造方法
JPH0239303Y2 (ja)
JPH09113828A (ja) 光開閉器
CN117059377A (zh) 线圈部件
KR100257446B1 (ko) 자기헤드의 대판구조
JPH09320391A (ja) 開閉スイッチ
JPH09233863A (ja) 角度変位機構
JPH0783088B2 (ja) Icチツプ用端子
JPH08222293A (ja) 接続用端子構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20031216

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees