JP3539860B2 - 時計用接点板の取付構造 - Google Patents

時計用接点板の取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪列等の動作により接触する接点等を構成する時計用接点板を下板に取り付けるための取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の時計用接点板の取付構造においては、図5に示すように、下板2の表面2aに沿う平面状の取付部4a、6aと、この取付部4a、6aに対して90度の角度をもって折り曲げられた接触部4b、6bを有する時計用接点板4、6を用いている。この時計用接点板4、6は、それぞれの取付部4a、6aに形成された孔4c、6cに下板2の表面2aより突出するボス2b、2cを挿入し、このボス2b、2cを溶融してつぶすことにより下板2に固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術においては、時計用接点板4、6の取付部4a、6aと接触部4b、6bの間が折り曲げられていた。このため、折り曲げ加工の精度を高めなければ、時計用接点板4、6の端部にある接触部4b、6bの位置にバラツキが生じ、最も重要な接触部4b、6bの位置精度が低下することになるので、加工精度を高めることが必要であった。
【0004】
また、取付部4a、6aを下板2の表面2aに沿って平面的に取り付けているので、取付スペースが広くなり、小型化の妨げとなっていた。
【0005】
更に、上記従来の技術における取付部4a、6aは、その孔4c、6cと下板2のボス2b、2cとの嵌合で位置決めされているため、孔4c、6cの径方向にガタが生じ、時計用接点板4、6の端部にある接触部4b、6bの接触方向の位置精度を低下させることがあった。
【0006】
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたもので、取付精度を高めると共に曲げ加工を減らして部品精度を高めることにより、接触部の位置精度を高め、更に取付スペースを小さくし、組立も容易な時計用接点板の取付構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の時計用接点板の取付構造は、下板の表面から突出し、上端部に溝を有する融着ボスと、一端に設けられた接触部と、他端に設けられた接続部と、前記接触部に連設された取付部と、を有する時計用接点板と、からなり、前記取付部を前記融着ボスの溝に嵌め込み、前記接触部の接触方向の面に対応する前記取付部の面を前記溝で位置決めし、前記融着ボスの上端部を溶融することにより前記取付部を前記融着ボスに融着するものである。
【0008】
また、この時計用接点板の取付構造における前記取付部には、前記融着ボスの上端部に形成される融着部が収まる凹欠部が設けられている。
【0009】
更に、この時計用接点板の取付構造においては、前記下板の表面及び前記時計用接点板の一方に位置決め用凹部が設けられ、前記下板の表面及び前記時計用接点板の他方に前記位置決め用凹部に嵌合する位置決め用凸部が設けられている。
【0010】
また、この時計用接点板の取付構造における前記取付部には、前記融着ボスの上端部に形成される融着部内に包み込まれる位置決め用突起が設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の時計用接点板の取付構造は、下板より突出する融着ボスの溝に、時計用接点板の取付部を嵌め込んで融着するものである。この取付部は、時計用接点板の一端に設けられた接触部に連設されており、この取付部が融着ボスの溝に嵌め込まれて位置決めされる。本発明における時計用接点板は、その接触方向の面が融着ボスの溝で位置決めされており、最も高い精度が必要とされる接触部の接触方向の位置を、取付部を溝で位置決めすることにより精度良く設定することができ、取付後の位置精度を飛躍的に高めることができる。このため、接触不良等の発生を大幅に削減することができる。
【0012】
また、上記のように、時計用接点板の接触方向の面を溝で位置決めすると、融着時等に時計用接点板は融着ボスの溝に沿う方向に位置ズレを起こすことがある。このため、時計用接点板と下板に、それぞれ位置決め用凸部と位置決め用凹部を設け、それらを嵌合させることにより融着ボスの溝に沿った方向への移動を防いでいる。
【0013】
更に、時計用接点板の融着ボスに融着される部分、即ち取付部に位置決め用突起を設け、融着時に、この位置決め用突起を融着部内に包み込むようにして融着ボスの溝に沿った方向への移動を防ぐこともできる。
【0014】
【実施例】
図1は本発明の一実施例に係る時計用接点板の取付構造を示す平面図であり、図2及び図3は図1に示す時計用接点板の取付構造を側方から見た側面図である。
【0015】
10はプラスチック等からなる下板であり、その表面10aから垂直に融着ボス12〜18が突出している。この融着ボス12〜18は、融着ボス12と14、また融着ボス16と18がそれぞれ2つ1組になって直線上に並んでいる。この融着ボス12〜18の上部にある上端部にはそれぞれ溝12a〜18aが形成されており、融着ボス12、14の溝12a、14aが同一方向を向くように形成され、また融着ボス16、18の溝16a、18aが同一方向を向くと共に前記溝12a、14aに平行になるように形成されている。
【0016】
20、22は細長い薄板状の時計用接点板であり、それぞれ一端に弾性を有する接触部20a、22aを有し、他端に回路部等に電気的に接続されると共に接触部に対して直角に折り曲げられた接続部20b、22bを有している。また、この接触部20a、22aと接続部20b、22bとの間には、接触部20a、22aに連設された取付部20c、22cが設けられている。
【0017】
この時計用接点板20、22は、互いに平行になると共にその接触部20a、22aが一定の間隔をもって配置されるように位置付けられる。即ち、時計用接点板20、22は、その接触部20a、22aの弾性変形可能な方向にある幅の広い面20d、22dが接触方向を向いて対向するように位置付けられており、本実施例においては、この面20d、22dを下板10の表面10aに垂直に位置付けている。
【0018】
また、この取付部20c、22cは、融着ボス12〜18の溝12a〜18aに嵌め込まれると上記のような位置関係に位置付けられるものであり、このため溝12a〜18aは時計用接点板20、22の取付部20c、22cの厚みに適合する幅に設定されている。
【0019】
上記のように、融着ボス12、14の溝12a、14aに一方の時計用接点板20の取付部20cを嵌め込み、また、融着ボス16、18の溝16a、18aに他方の時計用接点板22の取付部22cを嵌め込んで、それらの接触部20a、22aの接触方向の位置決めを行う。その後、融着ボス12〜18の図2及び図3中上方の上端部を溶融してつぶすことにより、溝12a〜18aの開口部分をふさいで取付部20c、22cを融着し、固定している。このような融着時に、融着ボス12〜18の溶けた部分が大きく盛り上がらないように、時計用接点板20、22の取付部20c、22cの下板10とは反対側に面する図2及び図3中上方の端面に凹欠部20f、22fを設けている。
【0020】
一方、時計用接点板20、22の取付部20c、22cには、下板10の表面10aに面する端面より突出する位置決め用凸部20e、22eが設けられている。また、下板10の表面10aには、位置決め用凸部20e、22eに適合する位置決め用凹部24、26が設けられている。この位置決め用凹部24、26は、本実施例においては、その上に配置される時計用接点板20、22を横切る方向に形成された溝で構成されている。従って、この位置決め用凹部24、26に時計用接点板20、22の位置決め用凸部20e、22eを嵌め込むことにより、時計用接点板20、22の長手方向への移動を阻止することができ、融着時あるいは融着後における時計用接点板20、22の位置精度を高めることができる。尚、この位置決め用凸部20e、22eを下板10に形成し、また、位置決め用凹部24、26を時計用接点板20、22に形成することも可能である。
【0021】
また、時計用接点板20、22の長手方向への移動を阻止する手段としては、図4に示すように、時計用接点板20、22の取付部20c、22cの下板10とは反対側に面する図中上方の端面に位置決め用突起20g、22gを設け、この位置決め用突起20g、22gを融着ボス12〜18の溶融部で包み込むことにより、時計用接点板20、22の長手方向への移動を防ぐことができる。
【0022】
更に、時計用接点板20、22の接続部20b、22bは孔20h、22hを有し、下板10の表面10aより突出する位置決め用ボス28、30にこの孔20h、22hを嵌合させることにより位置決めされている。また、この接続部20b、22bは回路部等が電気的に接続されるものであるため、接続時等に力が加わるので、時計用接点板20、22の位置精度に影響を与えないように、時計用接点板20、22の接続部20b、22bの折り曲げ部分や接続部20b、22b付近を側方から押さえる押さえボス32〜36を下板10の表面10aから突出させている。尚、この押さえボス32〜36の形成位置は、接続部20b、22bに加わる力の方向や、接触部の位置又は接触方向等に応じて設定することが好ましい。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、時計用接点板の取付部を、接触部に対して折り曲げることなく連なるように設け、この取付部を融着ボスに設けた溝に嵌め込んで融着しているので、接触方向に関して取付部を精度良く固定することができると共に取付部の位置精度の向上をそのまま接触部の位置精度の向上とすることができ、加工精度を高めることなく時計用接点板の位置精度を高めることができる。
【0024】
また、取付部を接触部に対して折り曲げていないので、接触部と同様に下板の表面に対してその接触方向の面が垂直になるように配置することができ、これにより取付部が占めるスペースをより小さくすることができるので、小型化を図ることができる。
【0025】
更に、時計用接点板を溝に嵌めて融着しているので、孔とボスとの嵌合に比べて嵌合し易く、容易に組み立てることができる。
【0026】
更にまた、時計用接点板と下板にそれぞれ位置決め用凸部と位置決め用凹部を設け、それを嵌合させているので、時計用接点板の長手方向、即ち位置ズレが生じ易い融着ボスの溝に沿った方向への時計用接点板の移動を防ぐことができ、位置精度を高めることができる。
【0027】
また、時計用接点板の取付部に、融着時に融着ボスの溶融部に包み込まれる位置決め用突起を設けているので、位置ズレが生じ易い時計用接点板の長手方向への移動を防ぐことができる。
【0028】
更に、下板に押さえボスを設けて、力が加わる時計用接点板の接続部及びその付近を押さえているので、外力による位置精度の低下を効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る時計用接点板の取付構造を示す平面図である。
【図2】図1に示す一方の時計用接点板の取付構造を側方から見た側面図である。
【図3】図1に示す他方の時計用接点板の取付構造を側方から見た側面図である。
【図4】図2及び図3に示す時計用接点板の溶融部を示す断面図である。
【図5】従来の時計用接点板の取付構造を示す平面図である。
【符号の説明】
10 下板
10a 表面
12〜18 融着ボス
12a〜18a 溝
20、22 時計用接点板
20a、22a 接触部
20b、22b 接続部
20c、22c 取付部
20e、22e 位置決め用凸部
20f、22f 凹欠部
20g、22g 位置決め用突起
24、26 位置決め用凹部
32〜36 押さえボス

Claims (3)

  1. 下板の表面から突出し、上端部に溝を有する融着ボスと、
    一端に設けられた接触部と、他端に設けられた接続部と、前記接触部に連設された取付部と、を有する時計用接点板と、からなり、
    前記取付部を前記融着ボスの溝に嵌め込み、前記接触部の接触方向の面に対応する前記取付部の面を前記溝で位置決めし、前記融着ボスの上端部を溶融することにより前記取付部を前記融着ボスに融着し、前記融着ボスの上端部に形成される融着部が収まる凹欠部が前記取付部に設けられていることを特徴とする時計用接点板の取付構造。
  2. 前記下板の表面及び前記時計用接点板の一方に位置決め用凹部が設けられ、前記下板の表面及び前記時計用接点板の他方に前記位置決め用凹部に嵌合する位置決め用凸部を設けたことを特徴とする請求項1記載の時計用接点板の取付構造。
  3. 前記取付部には、前記融着ボスの上端部に形成される融着部内に包み込まれる位置決め用突起が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の時計用接点板の取付構造。
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