JPH09233863A - 角度変位機構 - Google Patents

角度変位機構

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JPH09233863A
JPH09233863A JP8040226A JP4022696A JPH09233863A JP H09233863 A JPH09233863 A JP H09233863A JP 8040226 A JP8040226 A JP 8040226A JP 4022696 A JP4022696 A JP 4022696A JP H09233863 A JPH09233863 A JP H09233863A
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displacement
fixed
angular displacement
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piezoelectric elements
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Nobuaki Ebihara
伸明 海老原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器の大型化や重量の増大を招くことなく、
角度変位を容易に得るとともに、耐振動性を確保する。 【解決手段】 構造部材1には押圧部材2,3に押圧さ
れて角度変位を生ずる変位部1aと、実装位置に固定す
るための固定部1bと、変位部1a及び固定部1bを一
体に接続する低剛性のヒンジ部1cと、押圧部材2,3
の突起部2a,3aが当接される凹部とが配設されてい
る。構造部材1の固定部1bの所定位置には圧電素子
4,5の一端が接着剤6で接着固定され、圧電素子4,
5の他端には夫々押圧部材2,3が接着剤6で接着固定
されている。押圧部材2,3の突起部2a,3aは各々
先端部が半球状となっており、構造部材1の変位部1a
に設けられた凹部に対向する位置にかつ凹部と非接触に
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は角度変位機構に関
し、特に光通信においてレーザ光の照射角度の微調整を
行うための角度変位機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の角度変位機構において
は、図3に示すように、構造部材11に2つの細くくび
れたヒンジ部11a,11bが配設されており、構造部
材11のヒンジ部11a,11bに対応する位置に接着
剤15またはネジ等で圧電素子13,14の一端を固定
している。
【0003】圧電素子13,14の他端は構造部材12
に接着剤15またはネジ等で固定している。構造部材1
2には角度変位機構の実装位置に固定するための貫通穴
12a,12bが配設されている。
【0004】この角度変位機構は構造部材12の貫通穴
12a,12bに図示せぬネジを挿通することで、その
ネジによって実装位置に固定される。その状態で、圧電
素子13,14に電圧を印加し、圧電素子13,14を
駆動する。
【0005】圧電素子13,14の一方、例えば圧電素
子13に電圧を印加すると、圧電素子13に発生する力
によって構造部材11のヒンジ部11aが押されるの
で、構造部材11が角度Δθだけ傾くことになる。
【0006】このとき、構造部材11の変形はヒンジ部
11aで生じるが、この構造部材11の弾性変形内で変
形させることで、繰返し動作を実現している。つまり、
構造部材11はヒンジ部11aの変形によって圧電素子
13の直線変位Δxを角度変位Δθに変換している。
【0007】尚、圧電素子14を駆動した場合には上記
と同様にヒンジ部11bの変形によって圧電素子14の
直線変位Δxが角度変位Δθに変換される。また、上記
の技術については、実開平3−40896号公報等に開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の角度変
位機構では、駆動された圧電素子に対応するヒンジ部分
の変形によって圧電素子の直線変位を角度変位に変換し
ているので、角度変位特性をよくするにはヒンジ部分の
剛性を低くしなければならない。
【0009】しかしながら、ヒンジ部分の剛性を低くす
ると、動作させない時には振動等によって振れてしまう
ため、ヒンジ部分の剛性はそれ程低くすることはできな
い。つまり、耐振動特性をよくするためにヒンジ部分に
剛性を持たせると、ヒンジ部分の変形が小さくなるの
で、角度変位が小さくなる。
【0010】そのため、静止時に角度変位を生ずる側の
構造部材を耐振動制御装置を用いて固定することで、ヒ
ンジ部分の剛性を低くした場合、すなわち角度変位を大
きくした場合の耐振動特性を保っている。したがって、
従来の角度変位機構では角度変位を得るとともに、耐振
動性を確保しようとすると、機器の大型化や重量の増大
を招いてしまう。
【0011】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、機器の大型化や重量の増大を招くことなく、角度
変位を容易に得ることができるとともに、耐振動性を確
保することができる角度変位機構を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による角度変位機
構は、第1及び第2の圧電素子のうちの一方に電圧を印
加して当該圧電素子の直線変位を角度変位に変換する角
度変位機構であって、実装位置に固定される固定部材
と、前記角度変位を得る変位部材と、前記固定部材及び
前記変位部材を一体に接続する低剛性のヒンジ部材と、
一端が前記固定部材に固着された前記第1の圧電素子の
他端に固着されかつ前記第1の圧電素子への電圧印加時
に前記変位部材を押圧する第1の押圧部材と、一端が前
記固定部材に固着された前記第2の圧電素子の他端に固
着されかつ前記第2の圧電素子への電圧印加時に前記変
位部材を押圧する第2の押圧部材とを備えている。
【0013】本発明による他の角度変位機構は、上記の
構成において、前記変位部材が、前記第1及び第2の圧
電素子への電圧印加時に当接される前記第1及び第2の
押圧部材各々の当接位置に配設された第1及び第2の凹
部を具備している。
【0014】本発明による別の角度変位機構は、上記の
構成において、前記第1及び第2の押圧部材各々が、前
記変位部材の第1及び第2の凹部に当接されかつ先端が
半球状の突起部を具備している。
【0015】本発明によるさらに別の角度変位機構は、
上記の構成において、耐振動性を確保する時に前記第1
及び第2の圧電素子に同時に電圧を印加して前記変位部
材を前記第1及び第2の押圧部材で固定するようにして
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0017】圧電素子の直線変位を角度変位に変換する
部分を変位部と押圧部材とに分割し、変位部と固定部と
を低剛性のヒンジ部で一体に接続する。これによって、
圧電素子の一方に電圧を印加すればそれに対応する押圧
部材が変位部を押圧して角度変位を生じ、圧電素子の両
方に同時に電圧を印加すればそれに対応する押圧部材が
夫々変位部を押圧して固定するので、機器の大型化や重
量の増大を招くことなく、角度変位を容易に得ることが
可能になるとともに、耐振動性を確保することが可能と
なる。
【0018】すなわち、圧電素子の直線変位を角度変位
に変換する部分を、圧電素子の発生力を伝搬する押圧部
材と圧電素子の直線変位を角度変位に変換する変位部と
に分割することで、低剛性が要求される角度変位特性と
高剛性が要求される耐振動性との相反する特性を夫々確
保することが可能となる。
【0019】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1及び図2は本発明の一実施例の構
成を示す図である。図1(a)は本発明の一実施例の正
面図であり、図1(b)は本発明の一実施例の底面図で
あり、図2は図1(a)のA部拡大図である。
【0020】これらの図において、本発明の一実施例に
よる角度変位機構は構造部材1と、押圧部材2,3と、
圧電素子4,5とから構成されている。構造部材1には
押圧部材2,3に押圧されて角度変位を生ずる変位部1
aと、図示せぬ実装位置に固定するための固定部1b
と、変位部1a及び固定部1bを一体に接続する低剛性
のヒンジ部1cと、貫通穴1d,1eと、押圧部材2,
3の突起部2a,3aが当接される凹部1f,1gとが
配設されている。
【0021】構造部材1の固定部1bの所定位置には圧
電素子4,5の一端が接着剤6で接着固定され、圧電素
子4,5の他端には夫々押圧部材2,3が接着剤6で接
着固定されている。
【0022】この場合、押圧部材2,3の突起部2a,
3aは各々先端部が半球状となっており、構造部材1の
変位部1aに設けられた凹部1f,1gに対向する位置
にかつ凹部1f,1gと非接触に配置されている。
【0023】すなわち、突起部2a,3aは圧電素子
4,5に電圧が印加されて直線変位が生じた時に夫々凹
部1f,1gに当接されても、その当接位置で位置滑り
が生じないようになっている。また、突起部2a,3a
と凹部1f,1gとの間には隙間Bが設けてあるので、
突起部2a,3aの一方が対応する凹部1f,1gに当
接して変位部1aを押圧した時にその押圧動作が他方に
よって妨げられないようになっている。
【0024】したがって、変位部1aに角度変位を生じ
させる場合、圧電素子4,5の一方に電圧を印加すれ
ば、その圧電素子4,5の一方に接着固定された押圧部
材2,3がΔxだけ移動する。これによって、突起部2
a,3aが凹部1f,1gに当接してその部分を押圧す
ることになるので、変位部1aにΔθだけ角度変位が生
ずることになる。
【0025】上記の構成において、ヒンジ部1cは一本
の細い部材で変位部1aと固定部1bとをつないでいる
ため、従来例の2つのヒンジを変形させる構造(図3参
照)に比べて剛性が低くなり、角度変位が容易に得られ
る。しかも、ヒンジ部1cと押圧部材2,3との距離を
調整することで、変位部1aの角度変位が容易に調整可
能となる。
【0026】また、上記の構成において、耐振動性を確
保する場合には圧電素子4,5に対して同時に電圧を印
加することで、突起部2a,3aがともに凹部1f,1
gに当接するので、変位部1aは角度変位を生ずること
なく固定される。よって、耐振動制御装置を用いなくと
も、耐振動性を確保することが可能となる。
【0027】このように、圧電素子4,5の直線変位を
角度変位に変換する部分を変位部1aと押圧部材2,3
とに分割し、変位部1aと固定部1bとを低剛性のヒン
ジ部1cで一体に接続することによって、圧電素子4,
5の一方に電圧を印加すればそれに対応する押圧部材
2,3が変位部1aを押圧して角度変位を生じ、圧電素
子4,5の両方に同時に電圧を印加すればそれに対応す
る押圧部材2,3が夫々変位部1aを押圧して固定する
ので、機器の大型化や重量の増大を招くことなく、角度
変位を容易に得ることができるとともに、耐振動性を確
保することができる。
【0028】すなわち、圧電素子4,5の直線変位を角
度変位に変換する部分を、圧電素子4,5の発生力を伝
搬する押圧部材2,3と、圧電素子4,5の直線変位を
角度変位に変換する変位部1aとに分割することで、低
剛性が要求される角度変位特性と高剛性が要求される耐
振動性との相反する特性を夫々確保することが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1及び第2の圧電素子のうちの一方に電圧を印加して当
該圧電素子の直線変位を角度変位に変換する角度変位機
構において、実装位置に固定される固定部材と角度変位
を得る変位部材とを低剛性のヒンジ部材で一体に接続
し、各々一端が固定部材に固着された第1及び第2の圧
電素子の他端に第1及び第2の圧電素子への電圧印加時
に変位部材を押圧する第1及び第2の押圧部材を固着す
ることによって、機器の大型化や重量の増大を招くこと
なく、角度変位を容易に得ることができるとともに、耐
振動性を確保することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の正面図、(b)は
本発明の一実施例の底面図である。
【図2】図1(a)のA部拡大図である。
【図3】(a)は従来例の正面図、(b)は従来例の底
面図である。
【符号の説明】
1 構造部材 1a 変位部 1b 固定部 1c ヒンジ部 1f,1g 凹部 2,3 押圧部材 2a,3a 突起部 4,5 圧電素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の圧電素子のうちの一方に
    電圧を印加して当該圧電素子の直線変位を角度変位に変
    換する角度変位機構であって、実装位置に固定される固
    定部材と、前記角度変位を得る変位部材と、前記固定部
    材及び前記変位部材を一体に接続する低剛性のヒンジ部
    材と、一端が前記固定部材に固着された前記第1の圧電
    素子の他端に固着されかつ前記第1の圧電素子への電圧
    印加時に前記変位部材を押圧する第1の押圧部材と、一
    端が前記固定部材に固着された前記第2の圧電素子の他
    端に固着されかつ前記第2の圧電素子への電圧印加時に
    前記変位部材を押圧する第2の押圧部材とを有すること
    を特徴とする角度変位機構。
  2. 【請求項2】 前記変位部材は、前記第1及び第2の圧
    電素子への電圧印加時に当接される前記第1及び第2の
    押圧部材各々の当接位置に配設された第1及び第2の凹
    部を含むことを特徴とする請求項1記載の角度変位機
    構。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の押圧部材各々は、前
    記変位部材の第1及び第2の凹部に当接されかつ先端が
    半球状の突起部を含むことを特徴とする請求項2記載の
    角度変位機構。
  4. 【請求項4】 耐振動性を確保する時に前記第1及び第
    2の圧電素子に同時に電圧を印加して前記変位部材を前
    記第1及び第2の押圧部材で固定するようにしたことを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の角度
    変位機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005102909A1 (ja) * 2004-04-22 2005-11-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. アクチュエータ
KR101024997B1 (ko) * 2009-01-16 2011-03-25 한국전기연구원 압전 소자를 이용한 각도 조절 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005102909A1 (ja) * 2004-04-22 2005-11-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. アクチュエータ
KR101024997B1 (ko) * 2009-01-16 2011-03-25 한국전기연구원 압전 소자를 이용한 각도 조절 장치

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