JPH11218246A - アンロード弁 - Google Patents

アンロード弁

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JPH11218246A
JPH11218246A JP10021028A JP2102898A JPH11218246A JP H11218246 A JPH11218246 A JP H11218246A JP 10021028 A JP10021028 A JP 10021028A JP 2102898 A JP2102898 A JP 2102898A JP H11218246 A JPH11218246 A JP H11218246A
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Naoki Ishizaki
直樹 石崎
Riyoushi Wakizaka
亮之 脇坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ポンプの吐出量に応じたアンロード開始
圧力が得られるアンロード弁とする。 【解決手段】 第1油圧ポンプ1を駆動するエンジン3
5で補助油圧ポンプ36を駆動し、その吐出路37に絞
り38を設け、その絞り38の上流側圧力と下流側圧力
との差圧でアンロード弁を遮断位置に向けて押し、エン
ジン35の回転速度に比例した力でアンロード弁を遮断
位置に向けて押すことでアンロード開始圧力を油圧ポン
プの吐出量に応じた圧力とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルの油
圧システム等に用いられて油圧ポンプの吐出圧油をアン
ロードするアンロード弁に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ポンプの吐出圧油を操作弁でアクチ
ュエータに供給する油圧システムにおいて、その操作弁
が、ポンプポートが中立位置で遮断されるクローズドセ
ンタ形式の操作弁を用いると操作弁が中立位置の時に油
圧ポンプの吐出圧(以下ポンプ圧という)がリリーフ弁
のセット圧まで上昇する。このために、油圧ポンプを駆
動するエンジンの馬力を無駄に消費する。
【0003】このことを解消するために、油圧ポンプの
吐出路(以下ポンプ吐出路という)にアンロード弁を設
け、操作弁が中立位置の時には油圧ポンプの吐出圧油
(以下ポンプ吐出圧油という)をタンクに流出し、操作
弁が圧油供給位置の時にはポンプ吐出圧油をタンクに流
出しないようにしている。
【0004】前述のアンロード弁は、弁本体にスプール
を設け、このスプールをポンプ吐出圧で入口ポートをタ
ンクポートに連通する位置に向けて移動し、アクチュエ
ータの負荷圧(以下負荷圧という)とスプリングでスプ
ールを入口ポートとタンクポートを遮断する位置に向け
て移動し、入口ポートをポンプ吐出路に連通し、タンク
ポートをタンクに連通して、ポンプ圧と負荷圧の差圧
(ポンプ圧−負荷圧)がスプリングで決まる所定圧力よ
りも大きくなるとポンプ吐出圧油をタンクに流出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このアンロード弁であ
ると、ポンプ吐出圧油をタンクに流出する時のポンプ圧
と負荷圧の差圧、つまりアンロード開始圧力が一定であ
る。このために、油圧ポンプの吐出量が変化してもアン
ロード開始圧力が同一となってしまう。差圧を△P、流
量をQとすると、Q=k×A×平方根△P(kは定数、
Aは開口面積)の関係にあるので、アンロード開始圧力
が一定であると流量も一定になる。このことは、エンジ
ン回転速度を変化させても流量が変化しない領域ができ
てしまうことである。したがって、作業機の速度も変化
せず作業者の感覚と合わなくなってしまう。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたアンロード弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1の発
明は、エンジン35で駆動される油圧ポンプの吐出路に
設けられ、そのポンプ吐出圧油をタンク側にアンロード
するアンロード弁において、スプリング40と第1受圧
部41の圧力と第1補助受圧部42の圧力で遮断位置E
に向けて押され、第2受圧部43の圧力と第2補助受圧
部44の圧力でアンロード位置Fに向けて押され、前記
第1受圧部41に負荷圧が供給され、第2受圧部43に
ポンプ吐出圧が供給され、前記エンジン35で駆動され
る補助油圧ポンプ36の吐出路37に絞り38を設け、
その絞り38の上流側圧力が第1補助受圧部42に供給
され、かつ下流側圧力が第2補助受圧部44に供給され
ることを特徴とするアンロード弁である。
【0008】第1の発明によれば、補助油圧ポンプ36
の吐出量はエンジン回転速度に比例し、その吐出路37
に設けた絞り38の上流側圧力と下流側圧力の差圧はエ
ンジン回転数の2乗に比例するし、アンロード弁は絞り
38の上流側圧力と下流側圧力の差圧で遮断方向に押さ
れるから、アンロード弁はエンジン回転速度の2乗に比
例した力で遮断方向に押される。
【0009】これによって、アンロード弁のアンロード
開始圧力はエンジン回転速度が速い時に高く、遅い時に
低くなるので、エンジン回転速度が変化して油圧ポンプ
の吐出量が変化した際に、その吐出量に対応したアンロ
ード開始圧力とすることができる。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、第1
油圧ポンプ1の吐出路2に設けた第1のアンロード弁3
と、第2油圧ポンプ11の吐出路12に設けた第2のア
ンロード弁13を弁本体の幅方向一側寄りで厚さ方向両
側寄り位置にそれぞれ設け、第1油圧ポンプ1の吐出圧
油と第2油圧ポンプ11の吐出圧油を合流、分離する合
流弁30を前記弁本体の幅方向他側寄りに設けたアンロ
ード弁である。
【0011】第2の発明によれば、第1のアンロード弁
3と第2のアンロード弁13と合流弁30は1つの弁本
体に設けたので、第1・第2油圧ポンプの吐出圧油を合
流、分離する油圧システムの場合に、2つのアンロード
弁3,13と合流弁30をコンパクトに設けることがで
きる。
【0012】第3の発明は、第2の発明において、前記
合流弁30を弁本体の幅方向他側寄りで厚さ方向一側寄
り位置に設け、前記第1油圧ポンプ1と第2油圧ポンプ
11の最高ポンプ吐出圧を設定するリリーフ弁34を前
記弁本体の幅方向他側寄りで厚さ方向他側寄り位置に設
けたアンロード弁である。
【0013】第3の発明によれば、第1のアンロード弁
3、第2のアンロード弁13、リリーフ弁34を1つの
弁本体に設けたので、第1・第2油圧ポンプの吐出圧油
を合流、分離する油圧システムの場合に、2つのアンロ
ード弁3,13と合流弁30とリリーフ弁34をコンパ
クトに設けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示すように、第1油圧ポン
プ1の吐出路2には第1のアンロード弁3、圧力補償弁
4、左走行操作弁5(つまり、第1の操作弁)が設けて
あり、その走行操作弁5を中立位置Nから第1位置A、
第2位置Bに切換えることで左走行モータ6(つまり、
第1の油圧アクチュエータ)に吐出路2の圧油を供給す
る。
【0015】第2油圧ポンプ11の吐出路12には第2
のアンロード弁13、圧力補償弁14を介して右走行操
作弁15(つまり、第2の操作弁)が設けてあり、その
右走行操作弁15を中立位置Nから第1位置A、第2位
置Bに切換えると右走行モータ16(つまり、第2の油
圧アクチュエータ)に吐出路12の圧油を供給する。
【0016】前記第2油圧ポンプ11の吐出路12には
作業機用回路18(つまり、第3の油圧アクチュエータ
用回路)が接続してあり、この作業機用回路18には圧
力補償弁19を介して複数の作業機操作弁20(つま
り、第3の操作弁)がそれぞれ接続してある。
【0017】作業機用操作弁20を中立位置Nから第1
位置A、第2位置Bに切換えると作業機用回路18の圧
油が作業機シリンダ21(つまり、第3の油圧アクチュ
エータ)に供給される。なお、図1においては作業機操
作弁20、作業機シリンダ21は1つのみしか図示して
いないが、実際には複数備えている。
【0018】前記左走行操作弁5、右走行操作弁15、
作業機操作弁20は負荷圧検出ポート22を有し、第1
位置A、第2位置Bとした時に負荷圧が負荷圧検出ポー
ト22に検出される。
【0019】前記圧力補償弁4はチェック弁部23と減
圧弁部24を備え、減圧弁部24は負荷圧検出ポート2
2に検出した当該圧力補償弁4から圧油が供給される油
圧アクチュエータの負荷圧(以下自己の負荷圧という)
を第1負荷圧回路25へ出力するように作動し、この圧
力補償弁4は自己の負荷圧と他の油圧アクチュエータの
負荷圧(以下他の負荷圧という)における高い方の負荷
圧でセットされる。
【0020】具体的には、自己の負荷圧が高い時にはチ
ェック弁部23の開口面積が大きく、その自己の負荷圧
が第1負荷圧回路25に出力される。他の負荷圧が高い
時にはチェック弁部23の開口面積が小さく、自己の負
荷圧は第1負荷圧回路25に出力されない。
【0021】前記圧力補償弁14と圧力補償弁19も同
様にチェック弁部23と減圧弁部24を備え、減圧弁部
24は負荷圧検出ポート22に検出した自己の負荷圧と
第2負荷圧回路26へ出力するように作動し、この圧力
補償弁4は自己の負荷圧と他の負荷圧における高い方の
負荷圧でセットされる。
【0022】前記吐出路2と吐出路12及び第1負荷圧
回路25と第2負荷圧回路26は合流弁30で合流・分
離される。この合流弁30はスプリング31で合流位置
Cに保持され、受圧部32に圧油が作用すると分離位置
Dに切換る。この受圧部32に作用する圧油は、任意に
設定可であり、油圧回路中から特定の信号として導入し
ても良く、作業者のレバー操作による圧油の導入でも良
い。
【0023】前記吐出路2と吐出路12は高圧優先弁3
3でリリーフ弁34に接続し、その吐出路2、吐出路1
2の最高圧がリリーフ弁34のリリーフセット圧以上と
ならないようにしてある。
【0024】前記第1・第2油圧ポンプ1,11を駆動
するエンジン35で補助油圧ポンプ36を駆動する。補
助油圧ポンプ36は固定容量型であり、その吐出圧油
は、作業機操作弁20を切換えるパイロット圧等として
利用される。その吐出路37に絞り38が設けてあり、
この絞り38の上流側圧力と下流側圧力との差圧で補助
油圧ポンプ36の吐出量、つまりエンジン35の回転速
度を検出できるようにしてある。なお、ここで、補助油
圧ポンプ36をパイロット圧発生とエンジン回転速度の
検出に共用しているが、補助油圧ポンプ36はエンジン
回転速度を検出するだけとしても良い。
【0025】前記アンロード弁3,13はスプリング4
0と第1受圧部41に作用する負荷圧と第1補助受圧部
42の圧力で遮断位置Eに押され、第2受圧部43に作
用するポンプ吐出圧と第2補助受圧部44の圧力でアン
ロード位置Fに押される。
【0026】前記アンロード弁3、アンロード弁13の
第1補助受圧部42に前記絞り38の上流側圧力が作用
し、その第2補助受圧部44に絞り38の下流側圧力が
作用する。これによって、アンロード弁3,13を閉じ
方向に押す力が作用し、その力はエンジン35の回転速
度の2乗に比例する。
【0027】次にアンロード弁3,13の動作を説明す
る。アンロード弁3,13は各操作弁が中立位置Nで負
荷圧ゼロの時に第1・第2油圧ポンプ1,11のポンプ
吐出圧を低圧とする。つまり、第1・第2油圧ポンプン
1,11は容量ゼロから容量増加すると応答性が悪くな
るので、操作弁が中立位置の時に若干の容量としてあ
り、操作弁が中立位置Nの時にも圧油を吐出するので、
ポンプ吐出圧が上昇する。ポンプ吐出圧が上昇するとア
ンロード弁3,13がスプリング40及び絞り38の差
圧に抗してアンロード位置Fに押され、ポンプ吐出圧油
はアンロードし、ポンプ吐出圧はアンロード弁3,13
のアンロード開始圧力よりも高圧とならない。つまり、
ポンプ吐出圧と負荷圧の差圧はエンジン回転数が一定で
あれば一定となる。
【0028】また、エンジン35の回転速度(第1・第
2油圧ポンプ1,11の回転数)が変化すると、前述の
ように絞り38前後の差圧が変化してアンロード弁3,
13を閉じ方向に押す力がエンジン回転速度に比例して
変化する。
【0029】これにより、アンロード弁3、アンロード
弁13のアンロード開始圧力はエンジン回転速度が速い
時には高く、遅い時には低くなるので、エンジン回転速
度が変化して第1・第2油圧ポンプ1,11の吐出量
(単位時間当り吐出量)が変化した際に、その吐出量に
対応したアンロード開始圧力とすることができる。
【0030】次にアンロード弁3の具体形状を説明す
る。図2に示すように、弁本体50に第1スプール孔5
1と第2スプール孔52が同心状に形成され、第1スプ
ール孔51に入口ポート53とタンクポート54を連通
・遮断する第1スプール55が嵌挿してある。第1スプ
ール55には入口ポート53の圧力を第2受圧室56に
供給する油孔57が形成してあり、この第2受圧室56
の圧力で第1スプール55は入口ポート53とタンクポ
ート54を連通する方向に押される。つまり、第2受圧
室56が第1図における第2受圧部43に相当する。
【0031】第2スプール孔52には第2スプール58
が嵌挿してあり、この第2スプール58の小径部58a
と前記第1スプール55の小径部55aが連通孔59に
嵌挿してある。第2スプール58はスプリング60と第
1補助受圧室61の圧力で図中左方に押されて前記第1
スプール55を流入ポート53とタンクポート54を遮
断する方向に押す。つまり、第1補助受圧室61が図1
における第1補助受圧部42に相当し、スプリング60
がスプリング40に相当する。
【0032】前記第2スプール58の盲穴62にロード
ピストン63が嵌挿されて第1受圧室64を形成し、第
2スプール孔52と第2スプール58で第2補助受圧室
65を形成している。第1受圧室64の圧力で第2スプ
ール58は左方に移動され、第2補助受圧室65の圧力
で第2スプール58は右方に移動する。つまり、第1受
圧室64、第2補助受圧室65が図1における第1受圧
部41、第2補助受圧部44に相当する。
【0033】このようであるから、流入ポート53に第
1油圧ポンプ1の吐出圧油、第1受圧室64に負荷圧、
第1補助受圧室61に絞り38の上流側圧力、第2補助
受圧室65に絞り38の下流側圧力をそれぞれ供給する
ことで、前述の第1アンロード弁3と同様にアンロード
する。
【0034】次に各弁の具体形状を説明する。図3に示
すように、第1弁本体66−1と第2弁本体66−2と
第3弁本体66−3は所定の幅a−1,a−2,a−3
と厚さb−1,b−2,b−3と長さc−1,c−2,
c−3を有する直方体で、それらは厚さ方向に重ね合せ
連結される。第1弁本体66−1の幅方向一側寄りに第
1のアンロード弁3と第2のアンロード弁13が厚さ方
向に間隔を置いて設けてあり、幅方向他側寄りに合流弁
30とリリーフ弁34が設けてある。第2弁本体66−
2の幅方向に間隔を置いて左走行操作弁4と圧力補償弁
5が設けてある。第3弁本体66−3の幅方向に間隔を
置いて右走行操作弁14と圧力補償弁15が設けてあ
る。
【0035】前記第1・第2のアンロード弁3,13は
図2に示すアンロード弁と同一形状で、第1のアンロー
ド弁3の流入ポート53、第2補助受圧室65、第1受
圧室64は第1・第2・第3ポート67−1,67−
2,67−3で第1弁本体66−1の厚さ方向一側面6
6−1a(下面)に開口している。第2のアンロード弁
13の流入ポート53、第1受圧室64は第4・第5ポ
ート67−4,67−5で第1弁本体66−1の厚さ方
向他側面66−1b(上面)に開口している。第2補助
受圧室65は第1油孔68で第2補助受圧室65に連通
している。
【0036】合流弁30は図5に示すように、第1弁本
体66−1に形成したスプール孔70に第1ポンプポー
ト71、第1出力ポート72、中間ポート73、第2出
力ポート74、第2ポンプポート75、第1負荷圧ポー
ト76、第2負荷圧ポート77を長さ方向に順次形成し
てあり、このスプール孔70にスプール78が嵌挿して
ある。
【0037】前記スプール78はスプリング79で第1
位置に押されて各ポートを連通し、合流弁30が連通位
置Cとなる。スプール78は受圧室80の圧力で第2位
置に押されて第1出力ポート72と中間ポート73及び
中間ポート73と第2出力ポート74を遮断して合流弁
30が遮断位置Eとなる。
【0038】前記第1・第2ポンプポート71,75は
第1弁本体66−1の長さ方向の両端面66−1c,6
6−1dに開口連通している。第1出力ポート72は第
1のアンロード弁3の入口ポート53に連通している。
第1のアンロード弁3の第2補助受圧室65は第1弁本
体66−1の幅方向一端面66−1eに開口している。
82は第1負荷圧導入油孔、83は第2油孔であり、第
2油孔83が第1・第2のアンロード弁3,13の第1
補助受圧室61にそれぞれ連通している。
【0039】前記第2のアンロード弁13の入口ポート
53は連通油孔84で合流弁30の第2出力ポート74
に連通している。前記第1ポンプポート71と中間ポー
ト73と連通油孔84は図1において高圧優先弁33に
相当するチェック弁33aでリリーフ弁34の高圧側室
85に連通し、そのリリーフ弁34の低圧側室86はタ
ンク通路87に連通している。
【0040】前記左走行操作弁5、右走行操作弁15は
図7に示すように、第2・第3弁本体66−2,66−
3のスプール孔90に第1タンクポート91、第1アク
チュエータポート92、第1中間ポート93、入力ポー
ト94、第2中間ポート95、第2アクチュエータポー
ト96、第2タンクポート97を長さ方向に間隔を置い
て順次形成し、そのスプール孔90にスプール98を嵌
挿してある。
【0041】圧力補償弁4,14は第2・第3弁本体
4,14の第1スプール孔100に入口ポート101と
出口ポート102を連通・遮断する第1スプール103
を嵌挿してチェック弁部23とし、第2スプール孔10
4に第2スプール105を嵌挿して減圧弁24とした従
来公知のものである。
【0042】第2弁本体66−2に設けた左走行操作弁
4の第1タンクポート91、圧力補償弁4の入口ポート
101は厚さ方向他側面(上面)に開口し、第2弁本体
66−2を第1弁本体66−1の厚さ方向一側面(下
面)66−1aに重ね合せて連結すると第1タンクポー
ト91がタンクポート54に連通し、入口ポート101
が流入ポート53に連通する。
【0043】第3弁本体66−3に設けた右走行操作弁
5の第1タンクポート91、圧力補償弁14の入口ポー
ト101は厚さ方向一側面(下面)に開口し、第3弁本
体66−3を第1弁本体66−1の厚さ方向他側面(上
面)66−1bに重ね合せて連結すると第1タンクポー
ト91がタンクポート54に連通し、入口ポート101
が流入ポート53に連通する。
【0044】このようであるから、第1弁本体66−1
に第1・第2のアンロード弁3,13と合流弁30とリ
リーフ弁13をコンパクトに設けることができるし、第
1弁本体66−1に第2・第3弁本体66−2,66−
3を重ね合せて連結することで図1に示す油圧回路とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンロード弁を用いた油圧システムの
説明図である。
【図2】アンロード弁の具体形状を示す断面図である。
【図3】第1・第2・第3弁本体を分離した状態の概略
斜視図である。
【図4】図3のd−d断面詳細図である。
【図5】図3のe−e断面詳細図である。
【図6】図3のf−f断面詳細図である。
【図7】図3のg−g断面詳細図である。
【符号の説明】
1…第1油圧ポンプ 2…吐出路 3…第1のアンロード弁 4…圧力補償弁 5…左走行操作弁 6…左走行モータ 11…第2油圧ポンプ 12…吐出路 13…第2のアンロード弁 14…圧力補償弁 15…右走行操作弁 16…右走行モータ 18…作業機用回路 19…圧力補償弁 20…作業機操作弁 21…作業機シリンダ 23…チェック弁部 24…減圧弁部 25…第1負荷圧回路 26…第2負荷圧回路 30…合流弁 33…高圧優先弁 33a…チェック弁 34…リリーフ弁 35…エンジン 36…補助油圧ポンプ 37…吐出路 38…絞り 40…スプリング 41…第1受圧部 42…第1補助受圧部 43…第2受圧部 44…第2補助受圧部 50…弁本体 51…第1スプール孔 52…第2スプール孔 53…流入ポート 54…タンクポート 55…第1スプール 56…第2受圧室 58…第2スプール 61…第1補助受圧室 64…第1受圧室 65…第2補助受圧室 66−1…第1弁本体 66−2…第2弁本体 66−3…第3弁本体 70…スプール孔 71…第1ポンプポート 72…第1出力ポート 74…第2出力ポート 75…第2ポンプポート 78…スプール 90…スプール孔 91…第1タンクポート 92…第1アクチュエータポート 96…第2アクチュエータポート 97…第2タンクポート 98…スプール 101…入口ポート 103…第1スプール 105…第2スプール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(35)で駆動される油圧ポン
    プの吐出路に設けられ、そのポンプ吐出圧油をタンク側
    にアンロードするアンロード弁において、 スプリング(40)と第1受圧部(41)の圧力と第1
    補助受圧部(42)の圧力で遮断位置Eに向けて押さ
    れ、第2受圧部(43)の圧力と第2補助受圧部44の
    圧力でアンロード位置(F)に向けて押され、 前記第1受圧部(41)に負荷圧が供給され、第2受圧
    部(43)にポンプ吐出圧が供給され、前記エンジン
    (35)で駆動される補助油圧ポンプ(36)の吐出路
    (37)に絞り(38)を設け、その絞り(38)の上
    流側圧力が第1補助受圧部(42)に供給され、かつ下
    流側圧力が第2補助受圧部(44)に供給されることを
    特徴とするアンロード弁。
  2. 【請求項2】 第1油圧ポンプ(1)の吐出路(2)に
    設けた第1のアンロード弁(3)と、第2油圧ポンプ
    (11)の吐出路(12)に設けた第2のアンロード弁
    (13)を弁本体の幅方向一側寄りで厚さ方向両側寄り
    位置にそれぞれ設け、第1油圧ポンプ(1)の吐出圧油
    と第2油圧ポンプ(11)の吐出圧油を合流、分離する
    合流弁(30)を前記弁本体の幅方向他側寄りに設けた
    請求項1記載のアンロード弁。
  3. 【請求項3】 前記合流弁(30)を弁本体の幅方向他
    側寄りで厚さ方向一側寄り位置に設け、前記第1油圧ポ
    ンプ(1)と第2油圧ポンプ(11)の最高ポンプ吐出
    圧を設定するリリーフ弁(34)を前記弁本体の幅方向
    他側寄りで厚さ方向他側寄り位置に設けた請求項2記載
    のアンロード弁。
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JP2017075682A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 Kyb株式会社 ロードセンシング回路におけるバルブ構造

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