JPH08200308A - 油圧回路 - Google Patents

油圧回路

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Publication number
JPH08200308A
JPH08200308A JP2764795A JP2764795A JPH08200308A JP H08200308 A JPH08200308 A JP H08200308A JP 2764795 A JP2764795 A JP 2764795A JP 2764795 A JP2764795 A JP 2764795A JP H08200308 A JPH08200308 A JP H08200308A
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JP
Japan
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pressure
valve
pressure reducing
load
circuit
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Application number
JP2764795A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sakai
宏彰 坂井
Yoshio Nishimoto
好男 西本
Tatsuya Matsumoto
辰哉 松本
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、旋回による押し付け力を制御する
ことのできる油圧回路を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、油圧ポンプ11に、アクチュエー
タ2、3を負荷検出回路18A、18Bを介して接続し
た方向切換弁6、7を接続し、方向切換弁6、7の下流
側に圧力補償弁4、5を設け、圧力補償弁5、6が高圧
選択回路8の高圧負荷圧力に基づいて方向切換弁6、7
の操作時に形成する絞り前後の差圧を一定値に保つ油圧
回路1において、圧力補償弁5と方向切換弁7の負荷ポ
ート16の入口側16aとの間に減圧弁9を設け、減圧
弁9の減圧信号回路51を負荷ポート16の入口側16
aに接続し、減圧信号回路51に対向する信号回路50
を負荷検出回路18Aに方向切換弁7の操作量に応じて
作動する減圧機構10を介して接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの油圧ポンプの吐
出圧油を複数のアクチュエータに供給する油圧回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の油圧回路としては、特開平4
−136508号公報に記載されているものがある。こ
の油圧回路は、可変吐出型油圧ポンプの吐出側に、アク
チュエータをそれぞれ接続した複数の方向切換弁を並列
に接続し、この方向切換弁の下流側に圧力補償弁を設け
ると共に、各々の方向切換弁は、各アクチュエータに作
用する最高負荷圧力を選択する高圧選択回路を接続して
おり、高圧選択回路は、前記圧力補償弁の各々に接続
し、各々の圧力補償弁が前記複数のアクチュエータの高
圧負荷圧力を選択する高圧選択回路の高圧負荷圧力に基
づいて方向切換弁の操作時に形成する絞りの前後の差圧
を一定値に保つものである。そして、方向切換弁の中立
位置からあるストロークまでは、方向切換弁の絞り二次
側圧とタンク圧との中間圧を最高負荷圧としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の油圧回路で
は、例えば、建設機械等にこの油圧回路を用いて、この
建設機械により溝を形成する掘削作業を行う場合には、
建設機械のバケット等で溝の掘削後にこのバケット等を
作動させて溝に押し付けて形を整えながら、順次、掘削
して行くが、従来技術の油圧回路では、方向切換弁の流
量制御弁のレバー操作量に応じて圧油供給源(ポンプ)
側の圧力制御を行っているので、このレバー操作量だけ
アクチュエータに圧油が供給されて建設機械のバケット
等が作動し、溝に押し付けられる。つまりこの従来技術
のものでは、方向切換弁の中立位置からあるストローク
までは、最高負荷圧ととタンク圧との中間圧を前記切換
部の負荷圧としているが、溝掘削時の押圧力は、ある程
度加減を行うことが可能である。しかし、建設機械によ
る溝掘削場所の条件(溝が柔らかい又は硬い)等の様々
な掘削時の条件下では、前記切換部の直接の負荷圧とタ
ンク圧との中間圧を負荷圧とする構成でないため、建設
機械による掘削作業時における溝の崩れ等の問題があ
る。
【0004】本発明は、この問題を解決するためになさ
れたもので、旋回による押し付け力を制御することので
きる油圧回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の油圧回路では、請求項1においては、可変
吐出量型油圧ポンプの吐出側に、アクチュエータを負荷
検出回路を介してそれぞれ接続した複数の方向切換弁を
並列に接続し、この方向切換弁の下流側に圧力補償弁を
設けると共に、前記各々の負荷検出回路は、前記各アク
チュエータに作用する最高負荷圧力を選択する高圧選択
回路を接続しており、前記高圧選択回路は、前記圧力補
償弁の各々に接続し、前記各々の圧力補償弁が前記複数
のアクチュエータの高圧負荷圧力を選択する高圧選択回
路の高圧負荷圧力に基づいて前記方向切換弁の操作時に
形成する絞りの前後の差圧を一定値に保つ油圧回路にお
いて、前記方向切換弁の下流側に設けた圧力補償弁と前
記方向切換弁の負荷ポートの入力側との間に減圧弁を設
け、この減圧弁の減圧信号回路を前記負荷ポートの入力
側に接続し、この減圧信号に対向する信号回路を、前記
負荷検出回路に前記方向切換弁の操作量に応じて作動す
る減圧機構を介して接続したものである。
【0006】請求項2においては、請求項1のものに、
前記減圧弁が設けられる方向切換弁を、パイロット操作
型とし、前記減圧機構を、前記信号回路に設けると共
に、前記方向切換弁のパイロット操作信号に応じて作動
させるものである。
【0007】請求項3においては、請求項1のものに、
前記減圧機構は、前記方向切換弁内に設けられた絞り部
と、前記負荷検出回路内に設けられた連通位置と遮断位
置を備えた切換弁とにより構成し、前記絞り部と前記切
換弁との中間の圧力を前記信号回路としたものである。
【0008】請求項4においては、請求項1のものに、
前記減圧機構は、前記減圧弁が設けられた方向切換弁の
中立位置と切換位置との間に設けた中間切換位置に設け
てあり、方向切換弁が中間切換位置に操作されたとき、
前記減圧弁からアクチュエータへ接続する負荷ポートを
直列に接続する2つの絞りを介して排出側に接続し、こ
の2つの絞りの絞り量を方向切換弁の操作量に応じて可
変とすると共に、前記2つの絞りの中間に前記信号回路
を接続したものである。
【0009】
【作用】このように本発明の油圧回路によれば、請求項
1においては、方向切換弁の下流側に設けた圧力補償弁
と方向切換弁の負荷ポートの入力側との間に減圧弁を設
け、この減圧弁の減圧信号回路を前記負荷ポートの入力
側に接続し、この減圧信号に対向する信号回路を、負荷
ポートの入力側に方向切換弁の操作量に応じて作動する
減圧機構を介して接続したので、アクチュエータへの負
荷圧力を制御することが可能となる。
【0010】請求項2においては、減圧弁が設けられる
方向切換弁を、パイロット操作型とし、減圧機構を、信
号回路に設けると共に、方向切換弁のパイロット操作信
号に応じて作動されるので、遠隔操作によりアクチュエ
ータへの負荷圧力を制御することができるとともに、こ
の負荷圧力を方向切換弁のパイロット操作信号を変更す
ることにより微小制御することが可能となる。
【0011】請求項3においては、減圧機構は、方向切
換弁内に設けられた絞り部と、負荷検出回路内に設けら
れた連通位置と遮断位置を備えた切換弁とにより構成
し、絞り部と切換弁との中間の圧力を信号回路としたの
で、簡単な構成で、アクチュエータへの負荷圧力を制御
することが可能となる。
【0012】請求項4においては、減圧機構は、減圧弁
が設けられた方向切換弁の中立位置と切換位置との間に
設けた中間切換位置に設けてあり、方向切換弁が中間切
換位置に操作されたとき、減圧弁からアクチュエータへ
接続する負荷ポートを直列に接続する2つの絞りを介し
て排出側に接続し、この2つの絞りの絞り量を方向切換
弁の操作量に応じて可変とすると共に、2つの絞りの中
間に前記信号回路を接続したので、アクチュエータへの
負荷圧力を方向切換弁の操作量に比例させることができ
る。
【0013】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の実施例1である油圧回路について、図面
を参照して説明する。
【0014】図1は本実施例1の油圧回路の構成を示す
模式図、図2は本実施例1の油圧回路における方向切換
弁の構成を示す要部拡大模倣式図である。
【0015】図1及び図2において、1は油圧回路であ
って、アクチュエータとなるシリンダ2と旋回モータ3
とからなる作動系統Aと、圧力補償弁4、5、方向切換
弁6、7、高圧選択回路8、減圧弁9及び減圧機構10
とからなる弁系統Bと、可変容量型の油圧ポンプ11、
レギュレータ12とからなる駆動系統Cとで構成されて
いる。
【0016】油圧ポンプ11は、タンク17から作動流
体(油)を吸引して吐出管路13に吐出する可変吐出量
型油圧ポンプであって、その吐出容量(吐出圧力Pd)
は、レギュレータ12の作動に応じて制御されている。
この吐出管路13は2本の分岐管路14、15に分岐し
ており、各分岐管路14、15には、方向切換弁6、7
が並列に設けられ、その下流側には圧力補償弁4、5を
介してシリンダ2と旋回モータ3とがそれぞれ接続され
ている。また、旋回モータ3側の圧力補償弁5と方向切
換弁7の第1負荷ポート16との間には、減圧弁9が設
けられている。
【0017】また、方向切換弁7は、図2に示すよう
に、中立位置D(タンク17と負荷検出回路18Aとを
連通する位置)と、第1切換位置E(分岐管路15と圧
力補償弁5とを絞り19を介して連通し、第1負荷ポー
ト16の入口側16aと、第2負荷ポート20の出口側
20b及び旋回モータ3側の負荷検出回路18Aとを連
通するとともに、第1負荷ポート16の出口側16bと
タンク17とを連通する位置)、中立位置Dと第1切換
位置Eとの間に設けられた第1中間切換位置F(分岐管
路15と圧力補償弁5とを絞り19を介して連通し、第
1負荷ポート16の入口側16aと、チュック弁を介し
て第2負荷ポート20の出口側20b及び旋回モータ3
側の負荷検出回路18Aとを連通するとともに、第1負
荷ポート16の出口側16bとタンク17とを連通する
位置)、第2切換位置G(分岐管路15と圧力補償弁5
とを絞り19を介して連通し、第1負荷ポート16の入
口側16aと、第1負荷ポート16の出口側16b及び
旋回モータ3側の負荷検出回路18Aとを連通するとと
もに、第2負荷ポート20の出口側20bとタンク17
とを連通する位置)、中立位置Dと第2切換位置Gとの
間に設けられた第2中間切換位置H(分岐管路15と圧
力補償弁5とを絞り19を介して連通し、第1負荷ポー
ト16の入口側16aと、チェック弁を介して第1負荷
ポート16の出口側16b及び旋回モータ3側の負荷検
出回路18Aとを連通するとともに、第2負荷ポート2
0の出口側20bとタンク17とを連通する位置)とを
有し、操作部25の操作レバー26の操作量に応じてパ
イロット管路27A、27Bを介して導入される操作信
号により、各々の位置D〜Hのそれぞれに切換られるパ
イロット操作型の切換弁である。なお、方向切換弁6
も、方向切換弁7と同様に、図示しない操作部の操作レ
バーの操作量に応じて導入される操作信号により、各々
の位置D〜Hに切換えられるパイロット操作型の切換弁
である。そして、方向切換弁7の第1負荷ポート16及
び第2負荷ポート20の出口側16b、20bは、それ
ぞれ管路28、29を介して旋回モータ3の各作動室
(図示しない)に接続されており、この管路28、29
中にはブレーキ弁30が設けられている。また、方向切
換弁6も、方向切換弁7と同様にして、管路31、32
を介してシリンダ2の各作動室に接続されている。
【0018】そして、各負荷検出回路18A、18B
は、それぞれ高圧選択回路8に接続されている。この高
圧選択回路8は、チェック弁33、34(負荷検出回路
18A、18Bから高圧選択回路8への作動流体の流れ
を許容し、その逆の流れを阻止するもの)を介して各負
荷検出回路18A、18Bに接続されており、各負荷検
出回路18A、18Bから供給されるシリンダ2の負荷
圧力PS及び後述説明する減圧機構10により減圧され
た圧力PPのうち、最高負荷圧力PLSを選択して、高
圧力管路35を介して油圧ポンプ11のレギュレータ1
2に供給するとともに、この高圧力管路35から分岐す
る管路36により各圧力補償弁4、5にも供給する。こ
れにより、油圧ポンプ11が、最高負荷圧力PSLに応
じてその吐出容量(吐出圧力Pd)を可変し、また、圧
力補償弁4、5が、閉弁する方向に最高負荷圧力(PS
L)が負荷される。
【0019】また、旋回モータ3側の負荷検出回路18
Aは、減圧機構10を構成する切換弁40に接続されて
いるとともに、方向切換弁7の第1中間切換位置F、及
び第2中間切換位置Hにおける、第1負荷ポート16の
入口側16aと旋回モータ3側の負荷検出回路18Aと
を連通する管路41中に設けられた減圧機構10を構成
する絞り部42に接続可能とされている。また、負荷検
出回路18Aの切換弁40と方向制御弁7との間から分
岐する信号回路50が、減圧弁9に接続されている。こ
の減圧弁9は、圧力補償弁5を方向切換弁7の負圧ポー
ト16の入口側16aとを連通する連通位置Jと、圧力
補償弁5と負荷ポート16の入口側16aとを遮断する
遮断位置Lとを有し、信号回路50で導入される切換弁
10で減圧されたPPとばね9aのばね力により連通位
置Jにされるとともに、方向切換弁7の負荷ポート16
に接続された減圧信号回路51導入される自己圧力PJ
により遮断位置Lにされるものである。
【0020】そして、減圧機構10の切換弁40は、弁
ばね40aのばね力により負荷検出回路18Aとをタン
ク17とを連通する連通位置Mと、負荷検出回路18A
をタンク17から遮断する遮断位置Nとを有し、パイロ
ット管路52を介して操作部25の操作レバー26の操
作量に応じて導入される操作信号により、この操作信号
と弁ばね40aのばね力のが釣り合う所定開度にされ
る。これにより、減圧機構10は、方向切換弁7内に設
けられた絞り部42で負荷検出回路18Aに導入される
圧力を減圧する減圧作用とともに、切換弁40を操作部
25の操作レバー26の操作量に応じた開弁度でタンク
17に連通して、負荷検出回路18Aに導入された圧力
をタンク17に逃がして、更に減圧する減圧作用とによ
り、負荷検出回路18A−信号回路50から減圧弁9に
導入される圧力PGを制御する。また、パイロット管路
52は、操作部25に接続されたパイロット管路27A
と27B間を接続する接続管路55中に設けられたシャ
トル弁56に接続されている。
【0021】本実施例1における油圧回路1は、以上の
ように構成されるが、次に本実施例1における油圧回路
1の作動について説明する。尚、油圧回路1の操作部2
5の操作はされていないものとし、また、各方向切換弁
6、7は中立位置Dに、減圧弁9は連通位置Jに、減圧
機構10の切換弁40は連通位置Mにそれぞれ位置して
いるものとする。
【0022】(1)まず、油圧ポンプ11を作動させる
と、吐出圧力Pdの作動流体が吐出管路13−分岐管路
14、15を通して、それぞれの方向切換弁6、7に導
入される。
【0023】(2)そして、これ以降の作動について
は、説明の便宜上、図2に基づいて、旋回モータ3側の
圧力補償弁5及び方向切換弁7について説明する。旋回
モータ3を作動させるべく、操作部25の操作レバー2
6を操作して、方向切換弁7を中立位置Dから第1中間
切換位置Fに切り換えると、方向切換弁7に導入された
吐出圧力Pdがこの絞り19−圧力補償弁4を通って、
この圧力補償弁4で方向切換弁6の絞り19の前後の差
圧ΔPを一定値に圧力補償されつつ減圧弁9に導入され
る。そして、減圧弁9−方向切換弁7から管路29を通
して負荷圧力PMが、旋回モータ3の上記一方の作動室
に供給されるとともに、方向切換弁7の管路41から減
圧機構10の絞り部42を介して負荷検出回路18Aに
導入されるが、この絞り部42を通過する際に、その減
圧作用により減圧された圧力が導入される。
【0024】これにより、旋回モータ3が負荷圧力PM
に基づいて作動するとともに、高圧選択回路8で選択さ
れた高圧負荷圧力PLSを高圧力管路35と管路36を
介してレギュレータ12と、圧力補償弁5とに導入され
て、油圧ポンプ12がこの高圧負荷圧力PLSに応じて
吐出圧力Pdを可変し、圧力補償弁5が高圧負荷圧力P
LSに応じて方向切換弁7の絞り19の前後の差圧ΔP
を一定値に圧力補償する。
【0025】(3)また、操作部25の操作レバー26
が操作されると、この操作量に応じたパイロット操作信
号(例えば、操作量に応じたパイロット圧力)が、接続
管路55−シャトル弁56−パイロット管路52を通し
て減圧機構10の切換弁40に導入される。これによ
り、減圧機構10の切換弁40が、パイロット管路52
で導入される操作信号とこの弁ばね40aのばね力が釣
り合う開度にされて、負荷検出回路18Aをタンク17
と連通状態にする。そして、上記(2)に記載した如
く、負荷検出回路18Aに導入された圧力の一部が切換
弁40によりタンク17に逃がされることによる減圧作
用により、更に減圧して、負荷圧力PMを所定圧力PG
に制御し、信号回路50からその圧力PGを減圧弁9に
導入する。
【0026】(4)そして、減圧弁9は、信号回路50
から導入された圧力PG及びばね9aのばね力kと、減
圧信号回路52から導入される自己圧力PJとが、PG
+k=PJとなる開度となる。これにより、圧力補償弁
5に供給される圧力Pが、減圧弁9を通過する際に、こ
の減圧弁9の減圧作用により所定圧力PMに制御され
て、方向切換弁7−管路29を通して旋回モータ3の一
方の作動室に供給されて、この所定圧力PHにより旋回
モータ3が作動する。
【0027】尚、本実施例1における油圧回路1におい
ては、操作部25の操作レバー26の操作により方向切
換弁7を第1中間切換位置Fに切り換えて、旋回モータ
3への負荷圧力PMを制御する場合について説明した
が、これに限定されるものでなく、操作部25の操作レ
バー26の操作により方向切換弁7を第2中間切換位置
Hに切り換えても、同様に、旋回モータ3への負荷圧力
PMの制御を行うことができる。
【0028】このように本実施例1の油圧回路によれ
ば、操作部25の操作レバー26の操作量に応じたパイ
ロット操作信号により減圧機構10で、負荷検出回路1
8Aから信号回路50に導入された旋回モータ5の負荷
圧力PMを所定圧力PGに制御して減圧弁9に導入する
ことにより、この減圧弁9は、この所定圧力PG及びば
ね9aのばね力kと、減圧信号回路52で導入される自
己圧力PJとが、PG+k=PJとなる減圧制御ができ
るので、圧力補償弁5から供給される圧力Pをこの減圧
弁9を通過する際に、この減圧作用により旋回モータ5
に供給される負荷圧力PMを制御することが可能とな
り、建設機械による掘削作業時における溝の条件に関係
なく、この溝を崩すことのない押し付け力に制御するこ
とができる。
【0029】また、減圧弁9が設けられる方向切換弁7
を、パイロット操作型とし、減圧機構10を、操作部2
5の操作レバー26のパイロット操作信号に応じた開度
にされるので、遠隔操作により旋回モータ3への負荷圧
力PMを制御することができるとともに、この負荷圧力
PMを操作部25の操作レバー26のパイロット操作信
号を変更することにより微小制御することが可能となる
ので、建設機械による掘削作業時における溝の条件に関
係なく、この溝を崩すことのない押し付け力をもって押
し付けることができるので、建設機械による掘削作業時
における溝が崩れる等を防止することができる。
【0030】実施例2 以下、本発明の実施例2である油圧回路について、図面
を参照して説明する。
【0031】図3は本実施例2における油圧回路の構成
を示す模式図、図4は本実施例2の油圧回路における方
向切換弁の構成を示す要部拡大模式図である。尚、本実
施例2における図3及び図4において、上記実施例1の
図1及び図2と同一の符号は同一の構成を有するので、
その詳細な説明は省略する。
【0032】図3及び図4において、本実施例2におけ
る油圧回路は、上記実施例1の変形例であって、上記実
施例1のように信号回路50中に減圧機構110を設け
る代わりに、旋回ポンプ3側の方向切換弁7中に減圧機
構110を設けたものである。
【0033】減圧機構110は、図4に示すように、方
向切換弁7における第1中間切換位置Fと第2中間切換
位置Hにそれぞれ設けられている。この減圧機構110
は、操作部25の操作レバー26が操作されて第1中間
切換位置F又は第2中間切換位置Hに切換られた場合
に、減圧弁9から旋回モータ5に連通する通路111
(第1中間切換位置Fでは第1負荷ポート16の入口側
16aと第2負荷ポート20の出口側20bとを連通す
る通路、第2中間切換位置Hでは第1負荷ポート16の
入口側16aと出口側16bとを連通する通路)と、旋
回モータ5から排出側となるタンク17に連通する通路
112(第1中間切換位置Fでは第1負荷ポート16の
出口側16bとタンク17とを連通する通路、第2中間
切換位置Hでは第2負荷ポート20の出口側20aとタ
ンク17とを連通する通路)とを連通する連絡通路11
3を設け、この連絡通路113中に直列に2つの絞り1
14、115が設けられている。そして、この2つの絞
り114、115は、操作部25の操作レバー26の操
作量に応じて可変可能とされているとともに、この2つ
の絞り114、115の間には、負荷検出回路18Aを
介して信号回路50が接続されている。
【0034】本実施例2における油圧回路1は、以上の
ように構成されるが、次に本実施例2における油圧回路
1の作動について説明する。尚、油圧回路1の操作部2
5の操作はされていないものとし、また、各方向切換弁
6、7は中立位置Dに、減圧弁9は連通位置Jにそれぞ
れ位置しているものとする。
【0035】(A)まず、油圧ポンプ11を作動させる
と、吐出圧力Pdの作動流体が吐出管路13−分岐管路
14、15を通して、それぞれの方向切換弁6、7に導
入される。
【0036】(B)そして、これ以降の作動について
は、説明の便宜上、図4に基づいて、旋回モータ3側の
圧力補償弁5及び方向切換弁7について説明する。旋回
モータ3を作動させるべく、操作部25の操作レバー2
6を操作して、方向切換弁7を中立位置Dから第1中間
切換位置Fに切り換えると、方向切換弁7に導入された
作動流体がこの絞り19−圧力補償弁4を通って、この
圧力補償弁4で方向切換弁7の絞り19の前後の差圧Δ
Pを一定値に圧力補償されつつ減圧弁9に導入される。
そして、減圧弁9−方向切換弁7の通路111から管路
29を通して負荷圧力PMが、旋回モータ3の上記一方
の作動室に供給される。これにより、旋回モータ3が負
荷圧力PMに基づいて作動する。
【0037】(C)また、操作部25の操作レバー26
が操作されると、この操作量に応じて方向切換弁7の2
つの絞り114、115の開弁面積が変わる。これによ
り、方向切換弁7の第1負荷ポート16の入口側16a
から第1中間位置Fの通路111に供給され、連絡通路
113に一部が流れ込む旋回モータ3の負荷圧力PM
が、絞り114を通過する際に、この絞り114の減圧
作用により所定圧力PGに制御されて、負荷検出回路1
8Aを介して高圧選択回路8及び信号回路50に導入さ
れるとともに、更に、一部が絞り115を通って、この
絞り115を通過する際に、再度、この絞り115の減
圧作用により制御されて通路112を介してタンク17
に排出される。
【0038】(D)そして、信号回路50に導入された
圧力PGは減圧弁9に作用し、この減圧弁9は、信号回
路50から導入された圧力PG及びばね9aのばね力k
と、減圧信号回路51から導入される自己圧力PJと
が、PG+k=PJとなる開度で連通位置Jとされる。
これにより、圧力補償弁5から供給される旋回モータ5
の負荷圧力PMが、減圧弁9を通過する際に、この減圧
弁9の減圧作用により所定圧力PHに制御されて、方向
切換弁7の通路111−管路29を通して旋回モータ3
の一方の作動室に供給されて、この所定圧力PHにより
旋回モータ3を作動させる。また、高圧選択回路8は、
これに導入されたシリンダ2の負荷圧力PSと所定圧力
PGに基づいて、高圧負荷圧力PLSを高圧力管路35
と管路36を介してレギュレータ11と圧力補償弁4、
5に導入して、油圧ポンプ11の吐出圧力Pdの可変と
圧力補償弁4、5の圧力補償に供じられる。
【0039】尚、本実施例2における油圧回路1におい
ては、操作部25の操作レバー26の操作により方向切
換弁6、7を第1中間切換位置Fに切り換えて、旋回モ
ータ3への負荷圧力PMを制御する場合について説明し
たが、これに限定されるものでなく、操作部25の操作
レバー26の操作により方向切換弁6、7を第2中間切
換位置Hに切り換えても、同様に、旋回モータ3への負
荷圧力PMの制御を行うことができる。
【0040】このように本実施例2の油圧回路によれ
ば、上記実施例1と同様な効果を得ることができる。す
なわち、方向切換弁7が第1又は第2中間切換位置F、
Hに操作されたとき、この操作量に応じて可変する2つ
の絞り114、115により信号回路50に導入される
圧力を所定圧力PGに制御して減圧弁9に導入すること
により、この減圧弁9を、この所定圧力PG及びばね5
1のばね力kと、減圧信号回路52で導入される自己圧
力PJとが、PG+k=PJとなる開度に制御できるの
で、圧力補償弁5から供給される負荷圧力PMをこの減
圧弁9の通過の際に、この減圧作用により旋回モータ5
への負荷圧力PMの制御が操作部25の操作レバー26
の操作量に比例させることができので、建設機械による
掘削作業時における溝の条件に関係なく、この溝を崩す
ことのない押し付け力をもって押し付けることができ、
建設機械による掘削作業時における溝が崩れる等を防止
することができる。
【0041】
【発明の効果】このように本発明の油圧回路によれば、
方向切換弁の下流側に設けた圧力補償弁と方向切換弁の
負荷ポートの入力側との間に減圧弁を設け、この減圧弁
の減圧信号回路を前記負荷ポートの入力側に接続し、こ
の減圧信号に対向する信号回路を、負荷ポートの入力側
に方向切換弁の操作量に応じて作動する減圧機構を介し
て接続したので、アクチュエータへの負荷圧力を制御す
ることができ、アクチュエータ作動による旋回の押し付
け力を制御することができるので、建設機械による掘削
作業時における溝の条件に関係なく、この溝を崩すこと
のない押し付け力をもって押し付けることができるの
で、建設機械による掘削作業時における溝が崩れる等を
防止することができる。
【0042】また、減圧弁が設けられる方向切換弁を、
パイロット操作型とし、減圧機構を、信号回路に設ける
と共に、方向切換弁のパイロット操作信号に応じて作動
されるので、遠隔操作によりアクチュエータへの負荷圧
力を制御することができるとともに、この負荷圧力を方
向切換弁のパイロット操作信号を変更することにより微
小制御することができ、アクチュエータ作動による旋回
の押し付け力を、より確実に微小制御することができる
ので、建設機械による掘削作業時における溝の条件に関
係なく、この溝を崩すことなく行うことが可能となり、
建設機械による掘削作業時における溝が崩れる等を防止
することができる。
【0043】また、減圧機構は、方向切換弁内に設けら
れた絞り部と、負荷検出回路内に設けられた連通位置と
遮断位置を備えた切換弁とにより構成し、絞り部と切換
弁との中間の圧力を信号回路としたので、簡単な構成
で、アクチュエータへの負荷圧力を制御することがで
き、アクチュエータ作動による旋回の押し付け力を制御
することができるので、建設機械による掘削作業時にお
ける溝の条件に関係なく、この溝を崩すことのない押し
付け力をもって押し付けることができるので、建設機械
による掘削作業時における溝が崩れる等を防止すること
ができる。
【0044】更に、減圧機構は、減圧弁が設けられた方
向切換弁の中立位置と切換位置との間に設けた中間切換
位置に設けてあり、方向切換弁が中間切換位置に操作さ
れたとき、減圧弁からアクチュエータへ接続する負荷ポ
ートを直列に接続する2つの絞りを介して排出側に接続
し、この2つの絞りの絞り量を方向切換弁の操作量に応
じて可変とすると共に、2つの絞りの中間に前記信号回
路を接続したので、アクチュエータへの負荷圧力制御が
方向切換弁の操作量に比例させることができ、確実に減
圧機能を使用可能とし、アクチュエータ作動による旋回
の押し付け力を制御することができるので、建設機械に
よる掘削作業時における溝の条件に関係なく、この溝を
崩すことなく行うことが可能となり、建設機械による掘
削作業時における溝が崩れる等を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における油圧回路の構成を示
す模式図である。
【図2】本発明の実施例1の油圧回路における方向切換
弁の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の実施例2における油圧回路の構成を示
す模式図である。
【図4】本発明の実施例2の油圧回路における方向切換
弁の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 油圧回路 2 シリンダ(アクチュエータ) 3 旋回モータ(アクチュエータ) 4、5 圧力補償弁 6、7 方向切換弁 8 高圧選択回路 9 減圧弁 10 減圧機構 12 油圧ポンプ 16 第1負荷ポート 16a 入口側 50 信号回路 51 減圧信号回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変吐出量型油圧ポンプの吐出側に、ア
    クチュエータを負荷検出回路を介してそれぞれ接続した
    複数の方向切換弁を並列に接続し、この方向切換弁の下
    流側に圧力補償弁を設けると共に、前記各々の負荷検出
    回路は、前記各アクチュエータに作用する最高負荷圧力
    を選択する高圧選択回路を接続しており、前記高圧選択
    回路は、前記圧力補償弁の各々に接続し、前記各々の圧
    力補償弁が前記複数のアクチュエータの高圧負荷圧力を
    選択する高圧選択回路の高圧負荷圧力に基づいて前記方
    向切換弁の操作時に形成する絞りの前後の差圧を一定値
    に保つ油圧回路において、 前記方向切換弁の下流側に設けた圧力補償弁と前記方向
    切換弁の負荷ポートの入力側との間に減圧弁を設け、 この減圧弁の減圧信号回路を前記負荷ポートの入力側に
    接続し、この減圧信号回路に対向する信号回路を、前記
    負荷検出回路に前記方向切換弁の操作量に応じて作動す
    る減圧機構を介して接続したことを特徴とする油圧回
    路。
  2. 【請求項2】 前記減圧弁が設けられる方向切換弁を、
    パイロット操作型とし、 前記減圧機構を、前記信号回路に設けると共に、前記方
    向切換弁のパイロット操作信号に応じて作動させること
    を特徴とする請求項1記載の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記減圧機構は、前記方向切換弁内に設
    けられた絞り部と、前記負荷検出回路内に設けられた連
    通位置と遮断位置を備えた切換弁とにより構成し、前記
    絞り部と前記切換弁との中間の圧力を前記信号回路とし
    たことを特徴とする請求項1記載の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記減圧機構は、前記減圧弁が設けられ
    た方向切換弁の中立位置と切換位置との間に設けた中間
    切換位置に設けてあり、 方向切換弁が中間切換位置に操作されたとき、前記減圧
    弁からアクチュエータへ接続する負荷ポートを直列に接
    続する2つの絞りを介して排出側に接続し、この2つの
    絞りの絞り量を方向切換弁の操作量に応じて可変とする
    と共に、前記2つの絞りの中間に前記信号回路を接続し
    たことを特徴とする請求項1記載の油圧回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100832003B1 (ko) * 2002-07-16 2008-05-23 가부시키카이샤 나브코 건설기계의 유압회로
CN102747949A (zh) * 2012-07-19 2012-10-24 山河智能装备股份有限公司 一种潜孔钻机快速推进液压控制回路
CN102996069A (zh) * 2012-11-26 2013-03-27 天津市九方煤矿机械制造有限公司 一种锚杆钻机液压油路系统
CN103075101A (zh) * 2013-01-18 2013-05-01 中煤科工集团西安研究院 矿用多逻辑保护回路及多联动功能钻机液压系统

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